JP6303128B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータ制御によるモータ駆動装置に関する。
従来、この種のモータ駆動装置は、インバータ回路の高圧側スイッチング素子駆動部はダイオードと抵抗およびコンデンサにより構成したブートストラップ電源を用い、モータの起動時には、インバータ回路の低圧側スイッチング素子をオン/オフして、ブートストラップ電源のコンデンサを安定した電位に充電するようにしている。(例えば特許文献1参照)
図4は、特許文献1に記載された従来のモータ駆動装置を示すものであり、3相モータを駆動するモータ駆動装置の1相分(U相)であり、インバータと駆動回路およびブートストラップ回路との接続関係を示している。
図4は、3相モータを駆動するインバータの1相分を示している。3相モータを駆動するインバータ102は、スイッチング素子とダイオードを逆並列接続した回路を6個用いて3相フルブリッジ構成している。
駆動回路104および105はそれぞれ、高圧側スイッチング素子102a、低圧側スイッチング素子102bを入力信号UpおよびUnの状態に応じてオン/オフ制御を行う。
U相ブートストラップ回路106は15V程度の直流電源106aと、ダイオード106b、抵抗106c、コンデンサ106dの直列接続により構成され、コンデンサ106dの負電位側は駆動回路104の負電位側に接続され、スイッチング素子102aのエミッタ端子に共通接続される。コンデンサ106dの正側端子は、駆動回路104の電源側端子に接続される。
モータを起動する直前に、スイッチング素子102bをオンオフデューティ50%で断続通電することで、スイッチング素子102bのオン期間中、直流電源106aよりダイオード106b、抵抗106cを介してコンデンサ106dを初期充電する。これにより高圧側駆動回路104の電源が確保され、高圧側スイッチング素子は駆動可能な状態となる。
つぎに、モータを回転起動にあたり、高圧側スイッチング素子102aをPWM制御する。ブートストラップ回路106の充電動作は、高圧側スイッチング素子102aがオフしたとき、モータ5のインダクタンスの蓄積エネルギーが、低圧側ダイオード102hを介して回生電流として流れ、そのとき、ブートストラップコンデンサの負側端子はインバータ回路102のGNDレベル近くとなり、充電されることとなる。
よって、低圧側スイッチング素子102bがオンした場合と、高圧側スイッチング素子102aがオ/ンオフした時に充電されるので、ブートストラップ電位は安定した電位を持つ。
特開2000−23484号公報
しかしながら上記従来の構成では、ブートストラップ回路のダイオードには高速オン/オフが可能、かつ短時間でコンデンサに充電電荷を注入可能な比較的大きな電流定格を有する高速ダイオードと、コンデンサの充電電流をダイオード定格以下に抑えるための電流制限抵抗が必要である。さらにブートストラップ回路は3相分必要であり、異電位となる各相間は安全規制に応じた絶縁距離を保つ必要があり回路面積が大きくなってしまう。そこで近年ではブートストラップ回路ダイオードを高速スイッチング可能なMOSFETに置き換え、MOSFETのゲート駆動を低圧側スイッチング素子駆動信号と同期したチャージポンプ電源の充電により行う構成として、ブートストラップ回路とインバータのスイッチング素子の駆動部とを1チップの集積回路化した素子により、回路部品点数の削減と小型化が提案されている。しかし従来の構成では、起動直後の低速駆動領域では、低圧側スイッチング素子は連続通電となり、MOSFETゲート駆動のチャージポンプ電源の電位が低下し、これによりブートストラップ電源のスイッチ部がオフ、そしてモータの起動不良が発生してしまうという課題があった。
前記従来の課題を解決するために、本発明のモータ駆動装置は、固定子と、永久磁石を有する回転子とから成るブラシレスDCモータと、2個のスイッチング素子を直列に接続し、前記直列接続した1対のスイッチング素子を3対並列に接続した両端に直流電圧を入力して交流電圧を出力するインバータと、インバータの高圧側に接続した高圧側スイッチング素子を駆動するためのコンデンサとスイッチ部で構成したブートストラップ電源と、前記ブートストラップ電源のスイッチ部を駆動するチャージポンプ電源を有し、前記チャージポンプ電源のコンデンサは、前記インバータの低圧側に接続した低圧側スイッチング素子のオフ時に充電され、前記ブラシレスDCモータの起動時に任意の固定子巻線を通電して、回転子磁極位置を所定の位置に固定する際に、前記インバータのオンしている低圧側に接続した低圧側スイッチング素子を任意の頻度でオフして、前記低圧側に接続した低圧側スイッチング素子のオン時間が所定の時間より長くならないようにして前記チャージポンプ電源のコンデンサを充電するようにしたものである。
これにより、モータ起動直後等の低速駆動時もブートストラップ電源のスイッチ素子を駆動するチャージポンプ電源は安定して一定以上の電位を確保できるため、ブートストラップ電源のスイッチ素子を確実かつ安定的にオンすることができるようになる。従ってインバータの高圧側スイッチング素子の駆動回路電源を安定して一定以上の電位を確保でき、高圧側スイッチング素子を確実にオン/オフ制御が可能となる。
本発明のモータ駆動装置は、確実かつ安定したモータの起動を実現できるとともに、回路の小型化と低コスト化、および部品点数を削減することが出来る。
本発明の実施の形態1におけるモータ駆動装置のブロック図 本発明の実施の形態1におけるモータ起動時のタイミングチャート 本発明の本実施の形態1における位置決め時のタイミングチャート 従来のモータ駆動装置の1相分の回路図
第1の発明は、固定子と、永久磁石を有する回転子とから成るブラシレスDCモータと、2個のスイッチング素子を直列に接続し、前記直列接続した1対のスイッチング素子を3対並列に接続した両端に直流電圧を入力して交流電圧を出力するインバータと、インバータの高圧側に接続した高圧側スイッチング素子を駆動するためのコンデンサとスイッチ部で構成したブートストラップ電源と、前記ブートストラップ電源のスイッチ部を駆動するチャージポンプ電源を有し、前記チャージポンプ電源のコンデンサは、前記インバータの低圧側に接続した低圧側スイッチング素子のオフ時に充電され、前記ブラシレスDCモータの起動時に任意の固定子巻線を通電して、回転子磁極位置を所定の位置に固定する際に、前記インバータのオンしている低圧側に接続した低圧側スイッチング素子を任意の頻度でオフして、前記低圧側に接続した低圧側スイッチング素子のオン時間が所定の時間より長くならないようにして前記チャージポンプ電源のコンデンサを充電するようにしたものである。これによりチャージポンプ電源コンデンサには定期的に電荷がチャージされ、チャージポンプ電源電圧は所定の電圧を安定的に保持できる。従ってブートストラップ電源のスイッチング部は確実にオンできるために、インバータの高圧側スイッチング素子を確実に駆動できるようになる。即ち、これによりブラシレスモータを安定して駆動することができる。
また、同一通電巻線を比較的長時間通電する必要がある回転子の位置決め時においても、チャージポンプ電源のコンデンサには常に電荷がチャージされ、チャージポンプ電源は所定の電圧を保持できる。従ってブートストラップ電源のスイッチ部は確実にオンできるために、インバータの高圧側スイッチング素子を確実に駆動できるようになる。即ちブラシレスモータを安定して起動することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるものでは無い。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態におけるモータ駆動装置のブロック図である。
図1において、ブラシレスDCモータ(以降モータと記す)1は、3相巻線を有する固定子と永久磁石を有する回転子により構成されている。
インバータ2は6個のスイッチング素子を直列接続した回路を3回路並列に接続して3相フルブリッジに構成している。尚、各スイッチング素子には逆並列にダイオード(2hから2l)が接続されている。
ブラシレスDCモータ1は、永久磁石を有する回転子1aと3相巻線を有する固定子により構成され、3相巻線の各端はインバータ2のスイッチング素子の直列接続の接続点に結線されている。
ドライブ回路3は前記インバータ2のスイッチング素子の駆動回路であり、高圧側に接続した高圧側スイッチング素子2aはHin信号に応じて高圧側素子駆動部4により駆動され、グランド側に接続した低圧側スイッチング素子2bはLin信号に応じて低圧側素子駆動部5により駆動される。
ブートストラップ電源6はダイオード6a、スイッチ部6b、およびコンデンサ6cにより構成された、高圧側素子駆動部4の電源であり、スイッチ部6bの駆動電圧となる。なお、スイッチ部6bは実際には半導体素子スイッチ素子であり、MOSFETを用いている。
スイッチ駆動部は、ダイオード7a、コンデンサ7bと、駆動部7cによりチャージポンプ電源7として構成され、スイッチ部6bに電圧を供給することで、スイッチ部6bをオン/オフする。駆動部7cは、低圧側スイッチング素子2bの駆動信号Linを入力しているため、低圧側スイッチング素子と同期して駆動する。
またブートストラップ回路には、ダイオード6aとスイッチ部6bの直列回路部に、高速ダイオードを使用するのが一般的であるが、本発明では高速スイッチングが可能なMOSFETを用い、コンデンサの充電電荷のVCC側への逆流を阻止する向きにダイオード6bを直列に挿入している。
またスイッチ部6bをMOSFETとすることで、高圧側駆動部4、低圧側駆動部5、ダイオード6a、MOSFET6b、チャージポンプ電源7を1チップの集積回路として構成でき、ドライブ回路3の部品点数の削減、小型化および低コスト化を可能としている。
ここで、ブートストラップ電源6の動作について説明する。
図1においてブートストラップ電源のコンデンサ6cは、スイッチ部6bがオンしたときVCCと接続され、VCC電位とコンデンサ6c電位との電位差がダイオード6aの順方向電圧より大きい時、充電される。
また、コンデンサ6cの充電には2つの経路があり、低圧側スイッチング素子2bの通電時(第1の充電モード)と、高圧側スイッチング素子2aの通電直後(オンからオフへの移行)の低圧側ダイオード2hへの還流時(第2の充電モード)である。
まず、第1の充電モードではスイッチング素子2bが導通した時、接続点A(図1に図示)の電位はGND近くまで低下することになり、電源VCCからダイオード6a、スイッチ部6bを介してコンデンサ6cは充電される。
次に第2の充電モードでは、高圧側スイッチング素子2aが通電されている状態からオフ状態に変移した際、モータ巻線1bに蓄えられたエネルギーがダイオード2hを介して還流モードで放出される。従って、接続点Aの電位はGNDレベルより低下することになり、コンデンサ6cは電源VCCから充電される。
スイッチ駆動部であるチャージポンプ電源7の動作について説明する。Lin端子にロー信号が入力されている間、低圧側素子駆動部5はロー信号を出力し、低圧側スイッチング素子2bはオフ状態にある。同時に駆動部の駆動素子7cにもロー信号が入力され、ロー信号を出力する。これによりコンデンサ7bの駆動素子7c接続側端子はGND近くの電位となり、ダイオード7aを介してVCCから充電される。これにより、スイッチ部6bの駆動電圧はVCCからダイオード7aのオン電圧を引いた電圧となる。この電圧とブートストラップコンデンサ6cとの電位差が所定の電位差以上の時スイッチ部6bはオンする。即ち、コンデンサ6cの電圧が一定レベルより低い時スイッチ部6bはオンする。
次にLin端子がローからハイ信号に変化した時、駆動素子7c出力はVCCとなり、コンデンサ7b電位は、VCC電圧の2倍からダイオード7aの順方向電圧を引いた電位に上昇する。このとき、ブートストラップ電源6のコンデンサ6cの電位がVCC近辺の時、スイッチ部6bはオンする。
図2はブラシレスDCモータ1の起動時の各スイッチング素子の駆動信号を示している。図2において斜線部がスイッチング素子がオンするタイミングとして示している。
起動時の制御について図2を用いて説明する。ブラシレスDCモータ1が停止状態にあるとき、Lin(図2においてのUn、Vn、Wn)にはロー信号が入力(区間A)されており、駆動素子7cはGNDレベルに近い出力状態にあり、コンデンサ7bはVCC電圧近くに充電されている。
区間Bはブートストラップ回路のコンデンサ6dの初期充電区間であり、ブラシレスDCモータ1の駆動指令が発生した時、3相全ての低圧側スイッチング素子の駆動信号Lin(Un、Vn、Wn)にはハイ信号が入力される。これにより低圧側スイッチング素子2b、2d、2fがオンする。この時、チャージポンプ電源7の駆動素子2cからはハイ信号が出力されコンデンサ電位はVccの2倍からダイオード7aの電圧降下分低下した電位となり、ブートストラップ電源6のスイッチ部6bはオンする。このとき低圧側スイッチング素子はオン状態にあるため、ブートストラップ回路のコンデンサ6dのスイッチング素子との結線側端子はGNDレベルに近い電位となっている。従って、ブートストラップ回路のコンデンサには、VCCから電荷が注入され充電されることで、高圧側素子駆動部4の電源電圧が確保され高圧側スイッチング素子の駆動可能な状態となる。
区間Cは区間Dで高圧側スイッチング素子の通電するにあたり、同一相上下のスイッチング素子(図2においてはW相高圧側素子2eとW相低圧側素子2f)が同時通電状態にならない様に設けているデッドタイム区間であるが、ハーフブリッジ構成のゲートドライバ等により上下同時通電を論理的に禁止している素子等を用いる場合は不要である。
区間DはブラシレスDCモータ1の、固定子巻線の任意の相を通電することで、回転子の回転位置を所定の位置に固定する『位置決め制御』区間であり、高圧側スイッチング素子2eと低圧側スイッチング素子Unがオン状態にある。
この様にして回転子の磁極位置を所定の位置に決めることにより、区間Eではあらかじめ定めたスイッチング素子の駆動(即ち通電を開始する巻線)パターンを切換えていくことで安定してモータを起動する。
ブラシレスDCモータ1の巻線への通電が電気角150度以下の矩形波駆動では、上下どちらか一方のスイッチング素子を任意の周波数で任意のオン/オフ時比率でスイッチングすることで、ブラシレスDCモータ1への印加電圧を調整(PWM制御)する。
高圧側スイッチング素子のオン中は、ブートストラップ電源6のコンデンサ6cの充電電荷の消費でコンデンサ電圧の低下が伴う。従って高圧側スイッチング素子の連続通電時間が長い場合、大容量のコンデンサ容量が必要(部品の大型化、コストアップ)となるため、本発明の実施の形態では高圧側スイッチング素子(2a、2c、2e)をPWM制御によりオン/オフする方式を用いている。
しかし低圧側スイッチング素子のオン時間が長くなれば、チャージポンプ電源7のコンデンサの非充電期間が長くなり、内部漏れ電流等による影響で電圧が低下していく。
従って、本実施の形態では、特に低圧側スイッチング素子のオン時間(即ちチャージポンプ電源7のコンデンサ7bの非充電期間)が長い、『固定子の位置決め制御区間』および『起動後の低速駆動区間』では、高圧側通電相のスイッチング素子とともに、低圧側通電相のスイッチング素子も所定の間隔でオン/オフするようにして、チャージポンプ電源ンおコンデンサ7bの充電期間を設けている。
図3は本実施の形態1における位置決め時の通電相(W相巻線からU相巻線に電流を流す)の当該スイッチング素子のタイミングチャートであり、WpがW相高圧側スイッチング素子、UnがU相低圧側スイッチング素子の駆動信号を示している。
図3において、時間TはPWM周期であり、区間D1はW相高圧側スイッチング素子のオン区間、区間D2はU相低圧側スイッチング素子のオフ区間である。
図3において区間D2は図1におけるLin信号がLとなるため、チャージポンプ電源7の駆動素子7cの出力信号もL信号が出力される。これによりコンデンサ7bはVCCから充電されるため、位置決め制御中でも安定した電圧を確保できる。従ってブートストラップ電源のスイッチ素子の駆動電源は安定した電圧を確保でき、ブートストラップ電源
のスイッチング素子を確実にオン/オフすることができる。よって位置決め制御における高圧側スイッチング素子の確実なオン状態を確保出来ることで、起動時の位置決め制御において確実に固定子を所定の位置に固定することができる。即ち、これによりモータの安定した起動性能を確保できる。
なお、図3においてU相低圧側スイッチング素子のオン/オフ周期をW相高圧側のPWM周期と一致させているが、チャージポンプ電源のコンデンサ7bの電荷が放電される時間として任意に設定して構わない。
以上の様に本発明の実施の形態においては、固定子と、永久磁石を有する回転子とから成るブラシレスDCモータと、2個のスイッチング素子を直列に接続し、前記直列接続した1対のスイッチング素子を3対並列に接続した両端に直流電圧を入力して交流電圧を出力するインバータと、インバータの高圧側に接続された各スイッチング素子を駆動するためのコンデンサとスイッチ素子で構成したブートストラップ電源と、前記ブートストラップ電源のスイッチを駆動するチャージポンプ電源を有し、前記チャージポンプ電源のコンデンサは、前記インバータの低圧側に接続されたスイッチング素子のオフ時に充電され、前記低圧側に接続したスイッチング素子のオン時間が所定の時間より長くならないようにしたものである。
これにより、ブートストラップ電源のスイッチ素子を駆動するチャージポンプ電源は安定して一定以上の電位を確保できるため、ブートストラップ電源のスイッチ素子を確実かつ安定的にオンすることができるようになる。よってインバータの高圧側スイッチング素子の駆動回路電源を安定して一定以上の電位を確保できるため、高圧側スイッチング素子を確実にオン/オフ制御が可能となる。従って、ブートストラップ回路ダイオードとして高速スイッチング可能なMOSFETを用い、MOSFETのゲート駆動を低圧側スイッチング素子駆動信号と同期したチャージポンプ電源の充電により行う構成として、ブートストラップ回路とインバータのスイッチング素子の駆動部とを1チップの集積回路化した素子を使用することが可能となり、回路の部品点数の削減、小型化、低コスト化を図ることができる。
また、ブラシレスDCモータ起動時に、任意の固定子巻線を通電して回転子の回転位置を固定する際に、インバータのオンしている低圧側スイッチング素子を任意の頻度でオフして、チャージポンプ電源のコンデンサを充電するようにしている。これにより同一通電巻線を比較的長時間通電する必要がある回転子の位置決め時においても、チャージポンプ電源のコンデンサには常に電荷がチャージされ、チャージポンプ電源は所定の電圧を保持できる。従ってブートストラップ電源のスイッチング素子は確実にオンできるために、インバータの高圧側スイッチング素子を確実に駆動できるようになる。即ち、これによりブラシレスモータを安定して起動することができる。
以上の様に本発明によるモータ駆動装置は、回路部品点数の削減、小型・低コスト化を図った上で、モータを安定して起動できるため、3相ブラシレスDCモータをインバータ制御により駆動する機器すべての用途に適用できる。
1 ブラシレスDCモータ
2 インバータ
6 ブートストラップ電源
7 チャージポンプ電源

Claims (1)

  1. 固定子と、永久磁石を有する回転子とから成るブラシレスDCモータと、2個のスイッチング素子を直列に接続し、前記直列接続した1対のスイッチング素子を3対並列に接続した両端に直流電圧を入力して交流電圧を出力するインバータと、インバータの高圧側に接続した高圧側スイッチング素子を駆動するためのコンデンサとスイッチ部で構成したブートストラップ電源と、前記ブートストラップ電源のスイッチ部を駆動するチャージポンプ電源を有し、前記チャージポンプ電源のコンデンサは、前記インバータの低圧側に接続した低圧側スイッチング素子のオフ時に充電され、前記ブラシレスDCモータの起動時に任意の固定子巻線を通電して、回転子磁極位置を所定の位置に固定する際に、前記インバータのオンしている低圧側に接続した低圧側スイッチング素子を任意の頻度でオフして、前記低圧側に接続した低圧側スイッチング素子のオン時間が所定の時間より長くならないようにして前記チャージポンプ電源のコンデンサを充電するモータ駆動装置。
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