JP6302339B2 - 十字軸継手 - Google Patents

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    • F16D3/385Bearing cup; Bearing construction; Bearing seal; Mounting of bearing on the intermediate member

Description

本発明は、十字軸継手に関する。
前部に原動機、変速装置を搭載し、後部に終減速装置を搭載する車両では、前後方向に延びる推進軸を備え、この推進軸により変速装置で減速された原動機の動力を終減速装置に伝達している。
また、変速装置と終減速装置との間隔が一定でないこと、変速装置の出力軸と終減速装置の入力軸との回転軸が同一直線上にないことから、推進軸の両端には、自在継手が設けられている。
なお、自在継手としては、例えば、取付角度がずれても回転二次振動の発生し難い等速継手が知られているが、等速継手は高コストである。このため、カルダン方式と称される十字軸継手が一般的に使用されている。
十字軸継手は、4つの軸部を有する十字軸と、貫通孔が形成され、その貫通孔に十字軸の軸部が収容される一対のヨークと、軸部とヨークとの間に介装されるニードルローラーベアリングと、を備えている。
また、ニードルローラーベアリングは、十字軸の軸部が挿入する有底円筒状のベアリングカップと、ベアリングカップと軸部との間に介在する複数のニードルローラーと、を備える。なお、ベアリングカップの底面には、軸部の端面が当接(摺接)している。
そして、ベアリングカップ内にグリースが充填され、軸部の回動やニードルローラーの転動が潤滑になっている。
また、下記特許文献1の十字軸継手によれば、上述した構成のほかに、十字軸の軸部に外嵌されるシール部材を備え、ベアリングカップからグリースが漏出し難く、かつ、泥水等がベアリングカップ内に浸入し難くなっている。
特開2013−145040号公報
ところで、十字軸継手の組み立ては、最初にシール部材を十字軸の軸部に外嵌し、その外嵌後に十字軸の軸部を一対のヨークの貫通孔に挿入する。
つぎに、ニードルローラーベアリングをヨークの外側から貫通孔に挿入し、ニードルローラーベアリングを軸部に外嵌させる。そして、ヨークからニードルローラーベアリングが抜け落ちないように加締めし、ニードルローラーベアリングをヨークに固定させる。
つぎに、推進軸を回転させて推進軸のバランスを調整し、その調整後に十字軸継手の塗装を行い、十字軸継手の組み立て作業を終える。
ここで、ニードルローラーベアリングを軸部に外嵌させる際、ベアリングカップ内に挿入された軸部がベアリングカップ内の空気を押圧し、ベアリングカップ内のグリースがベアリングカップ外に押し出される場合がある。
また、ベアリングカップ外に押し出されたグリースの量が多いと、ベアリングカップに当接(摺接)するシール部材を押し分けてシール部材の外に漏出し、シール部材から溢れ出すおそれがある。
そして、シール部材から溢れ出したグリースは、推進軸のバランス調整時の推進軸の回転により飛散し、ヨークに付着する。この結果、塗装において脱脂作業を行うものの脱脂が不十分となり、塗装されない個所が発生する。
また、グリースがシール部材から溢れ出すと、潤滑に供されるグリースが不足してしまい、ニードルローラーベアリングの耐久性を損なう。
本発明は、このような課題を解決するために創作されたものであり、シール部材から溢れ出すグリースの量を低減させることができる推進軸用の十字軸継手を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る十字軸継手は、4つの軸部を有する十字軸と、
前記軸部に挿通されるシール部材と、前記軸部に外嵌されるニードルローラーベアリングと、を備え、前記十字軸は、前記軸部の基部に連続し、前記軸部よりも外径が大きいボス部を有し、前記シール部材は、前記ボス部の端面に着座し、前記軸部との間に隙間を有する環状の本体部と、環状を呈し、前記ボス部に外嵌される外嵌部と、を有し、前記本体部と前記ボス部の端面との間は全周に亘って封止され、前記外嵌部と前記ボス部の外周面との間は全周に亘って封止されていることを特徴とする。
前記発明によれば、外嵌部がボス部に外嵌されることで、シール部材は十字軸に固定される。また、本体部がボス部の端面に着座していることから、シール部材は、ニードルローラーベアリングから離間するように移動せず、ニードルローラーベアリングが確実にシール(封止)される。
そして、ニードルローラーベアリングから漏出するグリースは、本体部と軸部と間の隙間に浸入するため、シール部材から溢れ出すグリースの量が低減する。
このため、推進軸のバランスを調整するために推進軸を回転させたとしても、グリースがヨークに付着し難く、塗装されない個所が発生し難い。また、潤滑に供されるグリースの量が低減するという事態も抑制され、ニードルローラーベアリングの耐久性が損なわれ難い。
また、シール部材に埋設されている芯金は、前記外嵌部に延在していることが好ましい。
前記構成によれば、外嵌部の弾性力が向上するため、外嵌部がボス部を締め付ける力も向上し、十字軸に対するシール部材の固定力が高まる。
本発明によれば、シール部材から溢れ出すグリースの量を低減させることができる十字軸継手を提供することができる。
本実施形態に係る推進軸の平面図である。 本実施形態に係る継手の拡大平面図である。 本実施形態に係る十字軸及びシールの正面図であり、図2のA−A線の断面に対応している。 本実施形態に係る十字軸及びシールの拡大正面図である。 本実施形態に係る芯金の一部の拡大斜視図である。 図4のB―B線矢視断面図である。 第1の変形例に係るシール部材の断面図である。 第2の変形例に係る芯金の断面図である。 第3の変形例に係る芯金の断面図である。 第4の変形例に係る芯金の断面図である。 第5の変形例に係る芯金の断面図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、推進軸(プロペラシャフト)200は、FFベースの四輪駆動の車両に搭載され、車両前部に搭載された変速装置(不図示)から出力される動力を、車両後部に搭載された終減速装置(不図示)に伝達させる動力伝達軸である。
また、変速装置の出力軸及び終減速装置の入力軸には、コンパニオンフランジ310、320が連結されており、推進軸200は、そのコンパニオンフランジ310、320の間に配置されて、水平状態で前後方向に延びている。
なお、コンパニオンフランジ310(又はコンパニオンフランジ320)は、図2に示すように、変速装置の出力軸(又は終減速装置の入力軸)に連結する円筒部311と、円筒部311の後端部(又は前端部)に設けられたリング状のフランジ部312と、を備える。
図1に示すように、推進軸200は、2ピース構造であり、前側の第1軸211と、後側の第2軸212と、第1軸211及び第2軸212を連結する等速ジョイント220と、推進軸200の前後方向中間に配置されて推進軸200を車体に対し回転自在で支持する中間軸受ユニット230と、第1軸211の前方に配置された第1十字軸継手1と、第2軸212の後方に配置された第2十字軸継手2と、を備える。
なお、第1十字軸継手1と第2十字軸継手2とは、同様の構成であり、特許請求の範囲に記載される「十字軸継手」に相当する構成である。
等速ジョイント220は、例えば、トリポート型、ダブルオフセット型、レブロ型、バーフィールド型で構成されている。なお、推進軸200は、等速ジョイント220の代わりに十字軸継手で、第1軸211と第2軸212を連結してもよい。
第1十字軸継手1は、変速装置の出力軸に連結されたコンパニオンフランジ310と、第1軸211と、を連結するジョイントである。
第2十字軸継手2は、第2軸212と、終減速装置の入力軸に連結されたコンパニオンフランジ320と、を連結するジョイントである。
以下、第1十字軸継手1の構成を説明し、第2十字軸継手2の説明については省略する。
図2に示すように、第1十字軸継手1は、フランジヨーク10と、スタブヨーク20と、胴体部31(図3参照)及び4つの軸部33(図3参照)を有する十字軸30と、各軸部33に外嵌されるニードルローラーベアリング40と、各軸部33に挿通されるシール部材50と、を備える。
フランジヨーク10は、ボルト101及びナット102によりコンパニオンフランジ310のフランジ部312に締結されたリング状のフランジ部11と、フランジ部11から後方に延出して上下方向に二又に分かれるU字形のヨーク12と、を備える。
なお、図3に示すように、ヨーク12において、上下方向に二又に分かれている部位を一対のアーム部13、13と称する。
一対のアーム部13、13のそれぞれには、上下方向に貫通して十字軸30が装着される貫通孔13aが形成されている。
図2に示すように、スタブヨーク20は、第1軸211の前端に固定された円筒状の円筒部21と、円筒部21から前方に延出して左右方向に二又に分かれるU字形のヨーク22と、を備える。
なお、図3に示すように、ヨーク22において、左右方向に二又に分かれている部位を一対のアーム部23、23と称する。
一対のアーム部23、23のそれぞれには、左右方向に貫通して十字軸30が装着される貫通孔23aが形成されている。
図3に示すように、十字軸30は、フランジヨーク10とスタブヨーク20とを連結させるための部材であり、前後方向から視て十字形に形成されている。
図3、図4に示すように、十字軸30は、推進軸200の回転軸線上に配置される略立方体状の胴体部31と、胴体部31から四方(上下方向及び左右方向)に突出する4つのボス部32と、各ボス部32から推進軸200の径方向外側に延びて先端が貫通孔13a、23a内に収容される四本の軸部33と、を備える。
なお、図3、図4に図示される十字軸30には、ボス部32の領域を明確にするため、胴体部31とボス部32との境界に境界線L1を引き、ボス部32と軸部33との境界に境界線L2を引いた。
軸部33は、推進軸200の径方向に延在する円柱体であり、軸部33の外径は、貫通孔13a、23aの内径よりも小さい。
ボス部32は、軸部33の基部に連続し、軸部33と同心円状の円柱体である。
図4に示すように、ボス部32の外径は、軸部33の外径よりも大きく、ボス部32の外周面33aが軸部33の外周面33aよりも径方向外側に位置している。
ボス部32の端面32bは、リング状を呈し、シール部材50が着座するための着座面を構成している。
図3に示すように、ニードルローラーベアリング40は、軸部33と、フランジヨーク10のアーム部13(又はスタブヨーク20のアーム部23)との間に介装され、軸部33とアーム部13(又はアーム部23)とを相対的に揺動(回動)自在にする軸受である。
ニードルローラーベアリング40は、軸部33の先端に被せられた有底円筒状のベアリングカップ41と、ベアリングカップ41の内周面に沿って配置された複数のニードルローラー42と、を備える。
ベアリングカップ41は、軸部33の外周を周回する円筒状の周壁部43と、周壁部43の一端側(軸部33が延びる軸線方向の先端側)の開口を閉塞する円盤状の底壁部44と、周壁部43の他端側(軸部33が延びる軸線方向の基端側)端縁から軸部33に向かって延出する内向鍔部45と、を備える。
底壁部44には、軸部33の端面が当接(摺接)しており、十字軸30がニードルローラーベアリング40を支持するフランジヨーク10(又はスタブヨーク20)に対し、位置ずれしないように規制されている。
内向鍔部45は、ニードルローラー42の脱落を防止するための部位である。図4に示すように、内向鍔部45の内径は、軸部33の外径よりも大きく、内向鍔部45と軸部33との間には、環状の隙間S1が形成されている。
ニードルローラー42は、細長円柱体であって、周壁部43と軸部33との間に介在している。そして、軸部33とアーム部13とが相対的に回動すると、ニードルローラー42が転動するようになっている。
ベアリングカップ41内には、グリースが充填され、底壁部44に当接する軸部33の回転や、周壁部43及び軸部33に当接するニードルローラー42の転動する部位を潤滑している。
なお、ニードルローラーベアリング40の取り付けは、アーム部13、23の外側から貫通孔13a、23aに挿入し、ニードルローラーベアリング40を軸部33に外嵌させる。その外嵌後に、アーム部13、23からニードルローラーベアリング40が抜け落ちないように加締めして、アーム部13、23にニードルローラーベアリング40が固定される。
また、ニードルローラーベアリング40を軸部33に外嵌した場合、ベアリングカップ41内の空気ではなくグリースが、隙間S1を介してベアリングカップ41外に漏出する場合がある。
シール部材50は、隙間S1と外部との連通を防止するゴム製の部品である。図4に示すように、シール部材50の一部には、金属製の芯金51が埋設され、シール部材50の弾性力が高められている。なお、シール部材50は、芯金51にゴムを加硫溶着させることで形成される。
図4、図5に示すように、芯金51は、軸部33の径方向に延びるリング部53と、リング部53の内周端から軸部33の先端側に延出する内周環状部54と、リング部53の外周端から軸部33の先端側に延出する複数の先端側壁部55と、リング部53の外周端から胴体部31側に延出する複数のボス部側壁部56と、を備える。
リング部53及び内周環状部54とは、環状を呈し、軸部33の外周を周回している。
また、先端側壁部55とボス部側壁部56とは、軸部33の軸線方向から見て円弧状を呈し、リング部53の周方向に交互に配置されている。
図4に示すように、シール部材50は、複数のボス部側壁部56に溶着する外嵌部57と、リング部53、内周環状部54、及び先端側壁部55に溶着する環状の本体部58と、本体部58の端面から斜め外向きにゴムが延在して変形しつつ内向鍔部45に摺接する第1リップ59と、第1リップ59の外側で斜め外向きにゴムが延在し周壁部43と内向鍔部45とがなす角部に変形しつつ摺接する第2リップ60と、を備える。
外嵌部57は、シール部材50を十字軸30に固定するための部位である。
外嵌部57は、複数のボス部側壁部56に溶着するとともに複数のボス部側壁部56間に亘って延在し、環状を呈している。
外嵌部57の内径は、十字軸30のボス部32の外径よりも若干小さい。
外嵌部57は、弾性変形しつつボス部32に外嵌され、シール部材50が十字軸30に固定されている。
また、外嵌部57に複数のボス部側壁部56が内在し、外嵌部57がボス部32を強く締め付けるため、ボス部32に対するシール部材50の固定力が高くなっている。
本体部58は、外嵌部57よりも径方向内側に肉厚に形成され、シール部材50が軸部33に挿通された場合に、本体部58がボス部32の端面32bに着座するようになっている。このため、シール部材50は、ニードルローラーベアリング40に対して離間するように移動することが規制され、第1リップ59及び第2リップ60によるニードルローラーベアリング40のシール(封止)が確実となる。
本体部58の内径は、軸部33の外径よりも大きい。このため、図6に示すように、本体部58の内周面58aと軸部33の外周面33aとの間に、環状の隙間S2が形成されている。
図4に示すように、隙間S2は、ニードルローラーベアリング40の内向鍔部45と軸部33との隙間S1に連通するとともに、第1リップ59及び第2リップ60により外部から塞がれている。このため、隙間S1を介してベアリングカップ41外に漏出したグリースは、隙間S2に流入するようになっている。
なお、本体部58の内周側は、内向鍔部45に変形しながら摺接する第1リップ59から反力を受ける。そして、その反力が大きいと、本体部58の内周側が変形し、本体部58の内周面58aが軸部33の外周面33aに当接し、隙間S2が形成されないおそれ、又は隙間S1と隙間S2とが連通しないおそれがある。
しかしながら、本実施形態の本体部58は、内周面58a近傍に内周環状部54が埋設され、本体部58の内周側が変形し難くなっている。
このため、第1リップ59から受ける反力が大きくても、本体部58と軸部33との間には確実に隙間S2が形成されるとともに、隙間S1と隙間S2とが確実に連通するようになっている。
以上、実施形態に係る推進軸200によれば、ベアリングカップ41外に漏出したグリースが隙間S2に流入するため、シール部材50から外部に溢れ出すグリースの量を低減させることができる。
このため、推進軸200のバランスを調整するために推進軸200を回転させたとしても、十字軸継手(第1十字軸継手1、第2十字軸継手2)にグリースが付着し難く、十字軸継手(第1十字軸継手1、第2十字軸継手2)の塗装を確実に行うことができる。
また、潤滑に供されるグリースの量の低減が抑制され、ニードルローラーベアリング40の耐久性を維持することができる。
なお、本発明に係る十字軸継手は、実施形態で説明した例に限定されない。
実施形態に係るシール部材50は、本体部58の内周面58aの全周が軸部33の外周面33aから離間し、隙間S2が環状になっているが、本発明はこれに限定されない。
たとえば、図7に示すように、シール部材50Aは、本体部58の内周面の一部から内周側に突出し、軸部33の外周面33aに当接する複数の突出部61を備えてもよい。
このような変形例に係るシール部材50Aであっても、本体部58と軸部33との間には、断面視円弧状の隙間S2が周方向に複数形成され、この複数の隙間S2にグリースを収容することができる。
なお、上記した変形例に関し、突出部61の内径を軸部33の外径よりも若干小さめに形成し、突出部61を介して本体部58が軸部33に外嵌するようにしてもよい。
また、実施形態のシール部材50の芯金51は、ボス部側壁部56を備え、外嵌部57の弾性力が高められているが、本発明は、ボス部側壁部56を備えていない芯金51であってもよい。
また、実施形態のシール部材50では、リング部53と、内周環状部54と、複数の先端側壁部55と、複数のボス部側壁部56とが一体に形成された芯金51を用いているが、本発明はこれに限定されない。
たとえば、図8に示すように、芯金51Aは、断面視クランク状で軸部33の外周を周回するクランク部材70と、クランク部材70の外周側壁部70aに溶接により一体となった円筒状の円筒部材71とにより構成されてもよい。
または、図9に示すように、芯金51Bは、断面視U字状で軸部33の外周を周回するU字部材72と、U字部材72の外周壁部72aに溶接により一体となった円筒部材73と、により構成されてもよい。
または、図10に示すように、芯金51Cは、円筒状の金属板74の一端側を内周側に折り返すとともにその折り返した部位を断面視U字状に形成してなるものであってもよい。
さらに、図11に示すように芯金51Dは、円筒状の金属板75の他端側お内周側に折り返すとともにその折り返した部位を断面視クランク状に形成してなるものであってもよい。
1 第1十字軸継手(十字軸継手)
2 第2十字軸継手(十字軸継手)
30 十字軸
31 胴体部
32 ボス部
33 軸部
40 ニードルローラーベアリング
50、50A シール部材
51、51A、51B、51C、51D 芯金
56 ボス部側壁部
57 外嵌部
58 本体部
61 突出部
S1 隙間
S2 隙間

Claims (2)

  1. 4つの軸部を有する十字軸と、
    前記軸部に挿通されるシール部材と、
    前記軸部に外嵌されるニードルローラーベアリングと、を備え、
    前記十字軸は、前記軸部の基部に連続し、前記軸部よりも外径が大きいボス部を有し、
    前記シール部材は、
    前記ボス部の端面に着座し、前記軸部との間に隙間を有する環状の本体部と、
    環状を呈し、前記ボス部に外嵌される外嵌部と、を有し、
    前記本体部と前記ボス部の端面との間は全周に亘って封止され、
    前記外嵌部と前記ボス部の外周面との間は全周に亘って封止されている
    ことを特徴とする十字軸継手。
  2. 前記シール部材に埋設されている芯金は、前記外嵌部に延在していることを特徴とする請求項1に記載の十字軸継手。
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