JP6301614B2 - 通信制御装置及び通信制御方法 - Google Patents

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本発明は、通信の制御を行う通信制御装置及び通信制御方法に関する。
従来、災害時等のネットワーク輻輳時において、通信規制が行われている。例えば3G(3Gネットワーク)では、無線通信区間で、回線交換サービス用のCSドメインとパケット交換サービス用のPSドメインとで独立して通信規制を行うことが可能となっている。このような技術を開示する文献として、下記特許文献1が知られている。下記特許文献1には、CDMA2000では呼種毎に通信を規制することが可能であることが記載されており、例えば音声通話は可能であるが電子メールは通信規制の対象とする等の呼種毎の規制を行うことが記載されている(特許文献1の段落0010,0011等参照)。
このように、3Gでは、音声通信が短時間に集中することで輻輳が発生した場合には、PSドメインについては規制せず、CSドメインのみを規制することで、パケット通信を可能としつつ音声通信を規制することができる。また、パケット通信が短時間に集中することで輻輳が発生した場合には、CSドメインについては規制せず、PSドメインのみを規制することで、音声通信を可能としつつパケット通信を規制することができる。
一方、LTE(LongTerm Evolution)は、従来のCSドメインの機能を用いておらず、全ての通信サービスをパケット通信によって提供する。LTEにおいて、音声通話をパケット通信として提供する技術として、VoLTE(Voice over LTE)が知られている。
特開2006−186686号公報
ところで、上述したとおり、LTEでは、3Gのようにドメイン毎の規制を行うことができないので、音声サービスとデータサービスとを独立して規制することができない。すなわち、LTEでは、パケット通信全体の規制を行うことしかできない。したがって、LTEでは、VoLTEによる音声通信を行う移動端末(VoLTE端末)に対して、音声サービスのみの規制、又は、データサービスのみの規制を行うことができない。このため、LTEでは、一方のサービスのみを規制したい場合であっても、両方のサービスを規制しなければならず、ユーザの利便性が損なわれるという問題がある。
ところで、SSAC(Service Specific Access Control)と呼ばれるVoLTEによる音声サービスを単独で規制する機能に対応した移動端末に対しては、音声サービスのみを規制することができる。しかしながら、全ての移動端末がSSACに対応しているわけではなく、SSACに対応していない移動端末については音声サービスのみを規制することができない。また、LTEでは、移動端末がSSACに対応しているか否かにかかわらず、データサービスのみを規制することはできない。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、パケット交換サービスによる音声通信機能を利用する移動端末に対して、サービス種別毎に規制を行うことを可能とする通信制御装置及び通信制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る通信制御装置は、パケット交換サービスを提供可能で回線交換サービスを提供不能な第1の無線ネットワークと、パケット交換サービス及び回線交換サービスを提供可能な第2の無線ネットワークとを含む通信ネットワークにおいて、第1の無線ネットワークに属する通信制御装置であって、通信ネットワーク上で音声通信又はパケット通信による輻輳が発生していることを示す輻輳情報を記憶する輻輳情報記憶手段と、輻輳情報記憶手段に輻輳情報が記憶されている場合に、所定のタイミングで、第1の無線ネットワーク及び第2の無線ネットワークの両方に接続可能な移動端末であって、第1の無線ネットワークにおけるパケット交換サービスによる音声通信と第2の無線ネットワークにおける回線交換サービスによる音声通信とを切り替えて利用可能な移動端末に対して、パケット交換サービスによる音声通信を利用できないことを示す利用不可情報であって、パケット交換サービスの通信規制を行うための報知情報とは異なる該利用不可情報を通知する利用不可情報通知手段と、を備える。
本発明に係る通信制御方法は、パケット交換サービスを提供可能で回線交換サービスを提供不能な第1の無線ネットワークと、パケット交換サービス及び回線交換サービスを提供可能な第2の無線ネットワークとを含む通信ネットワークにおいて、第1の無線ネットワークに属する通信制御装置であって、通信ネットワーク上で音声通信又はパケット通信による輻輳が発生していることを示す輻輳情報を記憶する輻輳情報記憶手段を備える通信制御装置により実行される通信制御方法であって、輻輳情報記憶手段に輻輳情報が記憶されている場合に、所定のタイミングで、第1の無線ネットワーク及び第2の無線ネットワークの両方に接続可能な移動端末であって、第1の無線ネットワークにおけるパケット交換サービスによる音声通信と第2の無線ネットワークにおける回線交換サービスによる音声通信とを切り替えて利用可能な移動端末に対して、パケット交換サービスによる音声通信を利用できないことを示す利用不可情報であって、パケット交換サービスの通信規制を行うための報知情報とは異なる該利用不可情報を通知する利用不可情報通知ステップを含む。
このような形態では、通信制御装置は、通信ネットワーク上で音声輻輳(音声通信による輻輳)又はパケット輻輳(パケット通信による輻輳)が発生している場合に、第1の無線ネットワーク(例えばLTE等)及び第2の無線ネットワーク(例えば3G等)に接続可能な移動端末に対して、第1の無線ネットワークにおけるパケット交換サービスによる音声通信(例えばVoLTE等)を利用できないことを示す利用不可情報を通知する。これにより、当該利用不可情報を受信した移動端末は、音声通信を行う際には、第2の無線ネットワークの回線交換サービスの利用を試みることとなる。
ここで、通信ネットワークにおいて音声輻輳が発生しておりパケット輻輳が発生していない場合には、通常、第2の無線ネットワークにおける回線交換サービスは規制されるが、第1の無線ネットワークにおけるパケット交換サービスは規制されない。したがって、移動端末の音声通信は、第2の無線ネットワークにおける回線交換サービスの通信規制によって規制される一方、移動端末のパケット通信は、引き続き第1の無線ネットワークにおけるパケット交換サービスによって実現されることとなる。
また、通信ネットワークにおいてパケット輻輳が発生しており音声輻輳が発生していない場合には、通常、第2の無線ネットワークにおける回線交換サービスは規制されず、第1の無線ネットワークにおけるパケット交換サービスは規制される。したがって、移動端末の音声通信は、第2の無線ネットワークにおける回線交換サービスによって実現される一方、移動端末のパケット通信は、第1の無線ネットワークにおけるパケット交換サービスの通信規制によって規制されることとなる。
したがって、上記通信制御装置又は上記通信制御方法によれば、パケット交換サービスによる音声通信機能を利用する移動端末に対して、サービス種別毎に規制を行うことが可能となる。
上記通信制御装置では、利用不可情報通知手段は、上記移動端末から位置登録信号を受信する位置登録受信手段と、位置登録受信手段により位置登録信号が受信されたときに、輻輳情報記憶手段を参照し、輻輳情報記憶手段に輻輳情報が記憶されている場合に、利用不可情報を位置登録信号に対する応答信号に付加して、上記移動端末に送信する位置登録応答手段と、を有してもよい。
上記通信制御装置によれば、利用不可情報を通知する必要がある移動端末に対して、当該移動端末からの位置登録信号に対する応答タイミングで、確実かつ効率よく利用不可情報を通知することができる。
上記通信制御装置では、上記移動端末からパケット交換サービスの要求を受け付けるサービス要求受付手段と、サービス要求受付手段によりパケット交換サービスの要求が受け付けられたときに、輻輳情報記憶手段を参照し、輻輳情報記憶手段に輻輳情報が記憶されている場合に、位置登録の実行を上記移動端末に強制するための位置登録要求情報を上記移動端末に送信するサービス要求応答手段と、を更に備えてもよい。
上記通信制御装置によれば、通信ネットワーク上で輻輳が発生している場合に、移動端末からのパケット交換サービスの要求に対する応答の際に、位置登録の実行を強制するための位置登録要求情報を送信する。これにより、位置登録要求情報を受信した移動端末は、通信制御装置に対して位置登録信号を送信することとなり、当該位置登録信号を受信した通信制御装置は、当該移動端末に対して利用不可情報を送信することができる。したがって、利用不可情報を通知する必要がある移動端末に対して、当該移動端末が自発的に位置登録を実行するタイミングを待つことなく、移動端末からのパケット交換サービスの要求を契機として、利用不可情報を通知することができる。
上記通信制御装置では、サービス要求応答手段は、パケット交換サービスの要求に対して位置登録要求情報を上記移動端末に送信する割合を示す情報を予め保持し、当該割合に基づいて位置登録要求情報を上記移動端末に送信するか否かを決定してもよい。
上記通信制御装置によれば、パケット交換サービスの要求を行った移動端末のうち一定の割合の移動端末のみに対して位置登録要求情報を送信することができる。これにより、通信制御装置における位置登録の処理負荷を調節及び軽減することができる。例えば、移動端末からパケット交換サービスの要求が一斉にされた場合に、全ての移動端末に対して位置登録要求情報を送信してしまうと、その後、位置登録要求情報を受信した移動端末の位置登録処理が短期間に集中するおそれがある。上記通信制御装置によれば、このように位置登録処理が短期間に集中してしまうことを防止することができる。
上記通信制御装置では、利用不可情報通知手段は、位置登録信号から上記移動端末を識別するための識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、識別情報のそれぞれに対応する移動端末が第1の無線ネットワークにおいて音声通信を単独で規制可能な音声規制対応端末であるかを示す音声規制可否情報を記憶する音声規制可否情報記憶手段と、を更に備え、位置登録応答手段は、輻輳情報記憶手段に音声通信による輻輳が発生していることを示す輻輳情報が記憶されていると判定した場合に音声規制可否情報記憶手段を参照し、識別情報抽出手段により抽出された識別情報に対応する移動端末が音声規制対応端末であると判定した場合には、当該移動端末に利用不可情報を送信しないようにしてもよい。
音声輻輳が発生している場合、第1の無線ネットワークにおいて音声通信を単独で規制可能な移動端末(音声規制対応端末)については、第1の無線ネットワークにおいて音声通信の規制を適切に行えばよい。つまり、音声規制対応端末については、利用不可情報を通知する必要はない。したがって、上記通信制御装置によれば、利用不可情報を通知する必要のない移動端末に利用不可情報を送信してしまうといった不要な処理を回避することができる。
上記通信制御装置では、利用不可情報通知手段は、位置登録信号から上記移動端末を識別するための識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、識別情報に対応する移動端末が第1の無線ネットワークにおいて音声通信以外のパケット通信を単独で規制することが可能なパケット規制対応端末であるかを示すパケット規制可否情報を記憶するパケット規制可否情報記憶手段と、を更に備え、位置登録応答手段は、輻輳情報記憶手段にパケット通信による輻輳が発生していることを示す輻輳情報が記憶されていると判定した場合にパケット規制可否情報記憶手段を参照し、識別情報抽出手段により抽出された識別情報に対応する移動端末がパケット規制対応端末であると判定した場合には、当該移動端末に利用不可情報を送信しないようにしてもよい。
パケット輻輳が発生している場合、第1の無線ネットワークにおいて音声通信以外のパケット通信を単独で規制可能な移動端末(パケット規制対応端末)については、第1の無線ネットワークにおいてパケット通信の規制を適切に行えばよい。つまり、パケット規制対応端末については、利用不可情報を通知する必要はない。したがって、上記通信制御装置によれば、利用不可情報を通知する必要のない移動端末に利用不可情報を送信してしまうといった不要な処理を回避することができる。
本発明によれば、パケット交換サービスによる音声通信機能を利用する移動端末に対して、サービス種別毎に規制を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る通信システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る通信システムにおけるMME(通信制御装置)及びUE(移動端末)の機能構成を示すブロック図である。 MMEのハードウェア構成を示すブロック図である。 音声輻輳時における通信システムの通信制御について模式的に示した図である。 パケット輻輳時における通信システムの通信制御について模式的に示した図である。 音声輻輳時における通信システムの処理の流れを示すシーケンス図である。 図6に示す再アタッチ判定処理を示すフローチャートである。 図6に示す処理対象判定処理を示すフローチャートである。 パケット輻輳時における通信システムの処理の流れを示すシーケンス図である。 図9に示す再アタッチ判定処理を示すフローチャートである。 図9に示す処理対象判定処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示されるように、本実施形態に係る通信システム1は、パケット交換サービスを提供可能で回線交換サービスを提供不能なLTE(Long Term Evolution)ネットワーク(第1の無線ネットワーク)N1と、パケット交換サービス及び回線交換サービスを提供可能な3Gネットワーク(第2の無線ネットワーク)N2と、LTEネットワークN1及び3GネットワークN2の両方に接続可能なUE(移動端末)10と、を含んで構成されている。
UE10は、音声通信方式として、LTEネットワークN1において提供されるパケット交換サービスによる音声通信(VoLTE:Voice over LTE)と、3Gネットワークにおける回線交換サービスによる音声通信とを切り替えて利用可能な移動端末(以下「VoLTE端末」という。)である。通常の状態において、UE10は、VoLTE(第1の音声通信方式)により音声通信を行うように設定されている。ただし、UE10は、VoLTEを利用できないことを示すVoLTE非サポート信号(利用不可情報)を受信すると、3GネットワークN2における回線交換サービスによる音声通信方式(第2の音声通信方式。以下「3G音声通信」という。)を用いて音声通信を行うように設定される。具体的には、UE10は、音声発着信時において、CSFB(Circuit Switched FallBack:回線交換フォールバック)によってLTEから3Gに切り替え、3G音声通信を利用する。
通信システム1は、LTEネットワークN1及び3GネットワークN2を含む通信ネットワークにおいて、輻輳が発生した場合に、VoLTE端末に対するサービス種別毎(音声通信のみ・パケット通信のみ)の規制を実現するための構成を備えている。輻輳には、通信ネットワーク上で短期間に音声通信が集中することによる輻輳(音声輻輳)と、通信ネットワーク上で短期間にパケット通信が集中することによる輻輳(パケット輻輳)の両方が含まれる。
図1に示されるように、LTEネットワークN1は、eNodeB20、MME(Mobility Management Entity)30、S−GW(Serving-Gateway)41、P−GW(Packet Data Network-Gateway)42、IMS(IPMultimedia Subsystem)51、及び、IMS51以外のPDN(Packet DataNetwork)52を含んで構成されている。いずれの機能要素も、一以上のCPUを含む一以上の物理的な筐体(サーバ機器等)によって構成される。eNodeB20は、LTEネットワークN1において基地局及び無線制御装置の機能を備える機能要素である。MME30は、LTEの無線アクセスを収容するコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)においてモビリティ制御を行う機能要素である。モビリティ制御とは、移動端末が移動しても、発着信及び通信を継続して提供可能とするための制御である。S−GW41は、LTEを収容する在圏パケット交換機であり、P−GW42との間でユーザデータの送受信を行う機能要素である。P−GW42は、外部ネットワークに対するゲートウェイであり、UE10へのIPアドレス払い出し等を行う機能要素である。IMS51は、UE10にVoLTEの機能を提供するための音声セッション制御等を行う機能要素である。PDN52は、IMS51以外のPDN全般を指し、例えばメール・SMS等の送受信等のパケット通信を実現する機能要素である。
また、3GネットワークN2は、無線基地局であるNodeB60、無線制御装置であるRNC(Radio Network Controller)、回線交換局であるMSC(MobileSwitching Center)80、及びパケット交換局であるSGSN(ServingGPRS SupportNode)90を含んで構成されている。いずれの機能要素も、一以上のCPUを含む一以上の物理的な筐体(サーバ機器等)によって構成される。
図2は、通信システム1におけるUE(移動端末)10及びMME(通信制御装置)30の機能構成を示すブロック図である。図2に示されるように、UE10は、機能的な構成要素として、通信制御部11、通信部12、及び音声通信方式設定部13を備えている。MME30は、機能的な構成要素として、位置登録受信部31、識別情報抽出部32、位置登録応答部33、輻輳情報記憶部34、音声規制可否情報記憶部35、パケット規制可否情報記憶部36、サービス要求受付部37、及びサービス要求応答部38を備えている。
図3は、MME30のハードウェア構成を示すブロック図である。MME30は、図3に示されるように、一以上のCPU301と、主記憶装置であるRAM302及びROM303と、入力装置304と、出力装置305と、無線通信を行うための通信モジュール306と、ハードディスクドライブ及び半導体メモリ等の補助記憶装置307とを含むコンピュータシステムとして構成されている。MME30は、上述のとおり、物理的には一以上のサーバ機器等から構成される。
MME30の各機能は、例えば、図3に示されるCPU301、RAM302等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU301の制御のもとで入力装置304及び出力装置305を動作させると共に通信モジュール306を動作させ、RAM302及び補助記憶装置307におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
UE10のハードウェア構成についても、図3に示したMME30のハードウェア構成と同様である。例えば、UE10は、ハードウェア構成として、CPUと、RAMと、ROMと、タッチパネル、テンキー、ディスプレイ等の入出力装置と、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである無線通信モジュールと、SDカード等の補助記憶装置とを含んでいる。
以下、図2に示されるUE10及びMME30の各機能要素について説明する。まず、UE10の各機能要素について説明する。通信制御部11は、UE10における通信処理全般を制御する制御手段であり、通信部12及び音声通信方式設定部13の動作を制御する。具体的には、通信制御部11は、UE10からの音声発信要求又はUE10への音声着信要求があった際に、音声通信方式設定部13により設定された音声通信方式(VoLTE又は3G音声通信)に基づいて、音声発着信を処理するように通信部12を制御する。
通信部12は、後述する無線通信モジュールにより外部の通信先との通信を行う通信手段である。通信部12は、MME30(位置登録受信部31、位置登録応答部33、サービス要求受付部37、及びサービス要求応答部38)との間で各種信号をやり取りする。具体的には、通信部12は、UE20の位置をLTEネットワークN1に通知する位置登録を行うために、MME30に位置登録信号を送信する。また、通信部12は、メールサービス等のパケット交換サービスを要求するサービス要求信号をMME30に送信する。また、通信部12は、これらの送信信号に対する応答信号をMME30から受信する。通信部12は、VoLTE非サポート信号を受信すると、音声通信方式設定部13にVoLTE非サポート信号を受信したことを通知する。
音声通信方式設定部13は、VoLTEと3G音声通信のいずれか一方を、UE10が利用する音声通信方式として設定する音声通信方式設定手段である。音声通信方式設定部13は、通信部12からVoLTE非サポート信号を受信したことが通知されると、3G音声通信をUE10が利用する音声通信方式として設定する。具体的には、音声通信方式設定部13は、音声発着信時にCSFBを実行するように設定することで、3G音声通信をUE10が利用する音声通信方式として設定する。
続いて、MME30の各機能要素について説明する。位置登録受信部31は、UE10(通信部12)から位置登録信号を受信する位置登録受信手段である。
識別情報抽出部32は、位置登録受信部31により受信された位置登録信号からUE10を一意に識別するための識別情報を抽出する識別情報抽出手段である。識別情報とは、例えばIMEISV(International Mobile Equipment Identity and Software Version number)等である。
位置登録応答部33は、UE10からの位置登録信号に対して応答する位置登録応答手段である。位置登録応答部33は、位置登録受信部31によって位置登録信号が受信されると、所定の条件を満たすか否かを判定し、所定の条件を満たす場合に、位置登録信号に対する応答信号にVoLTE非サポート情報を付加した上で、当該応答信号をUE10に送信する。
位置登録応答部33の処理を具体的に説明する前に、まず、輻輳情報記憶部34、音声規制可否情報記憶部35、及びパケット規制可否情報記憶部36について説明する。
輻輳情報記憶部34は、通信ネットワーク上で音声輻輳又はパケット輻輳が発生していることを示す輻輳情報を記憶する輻輳情報記憶手段である。輻輳情報記憶部34には、通信ネットワークにおいて音声輻輳又はパケット輻輳が発生した際に、例えばネットワーク管理者等によって輻輳情報が入力される。輻輳情報には、発生している輻輳の種類(音声輻輳又はパケット輻輳)以外に、輻輳の度合いを示す情報あるいは輻輳の度合い等に応じた通信規制割合を示す情報等が含まれてもよい。通信規制割合を示す情報とは、UE10からのサービス要求があった際に、どの程度の割合でサービス提供を拒絶するかを示す情報である。例えば通信規制割合70%とは、10回のサービス要求のうち7回のサービス要求を拒絶することを示している。
音声規制可否情報記憶部35は、各識別情報に対応する移動端末がSSAC対応端末(音声規制対応端末)であるか否かを示すSSAC対応情報(音声規制可否情報)を記憶する音声規制可否情報記憶手段である。ここで、SSAC対応端末とは、LTEネットワークN1においてVoLTEによる音声通信以外のパケット通信を規制することなくVoLTEによる音声通信のみを単独で規制可能な機能(SSAC:Service Specific Access Control)を備える移動端末のことである。
パケット規制可否情報記憶部36は、各識別情報に対応する移動端末がパケット規制対応端末であるか否かを示すパケット規制可否情報を記憶するパケット規制可否情報記憶手段である。ここで、パケット規制対応端末とは、LTEネットワークN1においてVoLTEによる音声通信を規制することなくVoLTE以外のパケット通信のみを単独で規制可能な機能を備える移動端末のことである。
続いて、位置登録応答部33の処理について説明する。位置登録応答部33は、輻輳情報記憶部34を参照し、音声輻輳が発生していることを示す輻輳情報が記憶されている(すなわち音声輻輳が発生している)と判定した場合には、音声規制可否情報記憶部35を参照する。そして、位置登録応答部33は、識別情報抽出部32により抽出された識別情報に対応する移動端末(すなわちUE10)がSSAC対応端末であると判定した場合には、応答信号にVoLTE非サポート情報を付加しない。一方、位置登録応答部33は、UE10がSSAC対応端末でないと判定した場合には、応答信号にVoLTE非サポート情報を付加する。
また、位置登録応答部33は、輻輳情報記憶部34を参照し、パケット輻輳が発生していることを示す輻輳情報が記憶されている(すなわちパケット輻輳が発生している)と判定した場合には、パケット規制可否情報記憶部36を参照する。そして、位置登録応答部33は、識別情報抽出部32により抽出された識別情報に対応する移動端末(すなわちUE10)がパケット規制対応端末であると判定した場合には、応答信号にVoLTE非サポート情報を付加しない。一方、位置登録応答部33は、UE10がパケット規制対応端末でないと判定した場合には、応答信号にVoLTE非サポート情報を付加する。
音声輻輳が発生している場合、LTEネットワークN1において音声通信を単独で規制可能なSSAC対応端末については、LTEネットワークN1において、SSACの機能を用いることで音声通信の規制を適切に行えばよい。つまり、SSAC対応端末については、VoLTE非サポート情報を通知する必要はない。したがって、MME30は、上記判定処理により、VoLTE非サポート情報を通知する必要のないUE10にVoLTE非サポート情報を送信してしまうといった不要な処理を回避することができる。
また、パケット輻輳が発生している場合、LTEネットワークN1において音声通信以外のパケット通信を単独で規制可能なパケット規制対応端末については、LTEネットワークN1において、パケット規制対応端末に実装されたパケット規制を行うための所定の機能を用いることでパケット通信の規制を適切に行えばよい。つまり、パケット規制対応端末については、VoLTE非サポート情報を通知する必要はない。したがって、MME30は、上記判定処理により、VoLTE非サポート情報を通知する必要のないUE10にVoLTE非サポート情報を送信してしまうといった不要な処理を回避することができる。
ただし、位置登録応答部33は、音声輻輳が発生していると判定した場合には、UE10がSSAC対応端末であるか否かによらず、応答信号にVoLTE非サポート情報を付加してもよい。また、位置登録応答部33は、パケット輻輳が発生していると判定した場合には、UE10がパケット規制対応端末であるか否かによらず、応答信号にVoLTE非サポート情報を付加してもよい。つまり、位置登録応答部33は、単純に輻輳(音声輻輳又はパケット輻輳)が発生しているか否かによって、位置登録信号に対する応答信号にVoLTE非サポート信号を付加するかどうかを決めてもよい。この場合には、MME30は、識別情報抽出部32、音声規制可否情報記憶部35、及びパケット規制可否情報記憶部36を備えなくともよい。
サービス要求受付部37は、UE10からパケット交換サービスの要求(サービス要求)を受け付けるサービス要求受付手段である。ここでいうパケット交換サービスとは、LTEネットワークN1において、IMS51及びPDN52により提供されるパケット交換サービスである。すなわち、VoLTEによる音声通信サービス、メール・SMSの送受信サービス等である。
サービス要求応答部38は、サービス要求受付部37により受け付けられたサービス要求に対して応答するサービス要求応答手段である。サービス要求受付部37がサービス要求を受け付けると、サービス要求応答部38は、輻輳情報記憶部34を参照し、輻輳情報記憶部34に輻輳情報が記憶されているか否かを判定する。サービス要求応答部38は、輻輳情報記憶部34に輻輳情報が記憶されていると判定した場合には、サービス要求を一旦拒絶した上で、位置登録の実行をUE10に強制するための位置登録要求情報をUE10に送信する。つまり、サービス要求応答部38は、輻輳発生時にUE10からサービス要求がされると、UE10に対して再アタッチ(再位置登録)を促す。位置登録要求情報を受信したUE10は、MME30(位置登録受信部31)に対して位置登録信号を送信することで再アタッチを行うこととなる。そして、MME30(位置登録応答部33)は、当該UE10に対して、必要に応じてVoLTE非サポート情報を付加した応答信号を送信することとなる。なお、上述したとおり、SSAC対応端末又はパケット規制対応端末に対しては、VoLTE非サポート情報を通知する必要はない。したがって、サービス要求応答部38は、音声規制可否情報記憶部35又はパケット規制可否情報記憶部36を参照し、UE10がSSAC対応端末又はパケット規制対応端末であると判定した場合には、当該UE10に対して再アタッチを促す上記処理を行わないようにしてもよい。これにより、SSAC対応端末又はパケット規制対応端末に対して不要な処理(再アタッチ)を要求してしまうことを防止することができる。
ここで、サービス要求応答部38は、UE10からのサービス要求に対して位置登録要求情報をUE10に送信する割合を示す情報を予め保持し、当該割合に基づいて位置登録要求情報をUE10に送信するか否かを決定してもよい。これにより、サービス要求応答部38は、サービス要求を行ったUE10のうち予め定めた一定の割合のUE10のみに対して位置登録要求情報を送信することができ、MME30における位置登録の処理負荷を調節及び軽減することができる。例えば、複数のUE10から一斉にサービス要求がされた場合に、全てのUE10に対して位置登録要求情報を送信してしまうと、その後、位置登録要求情報を受信したUE10の位置登録処理が短期間に集中するおそれがある。上述のようにサービス要求応答部38が予め保持している割合を示す情報に基づいて位置登録要求情報を送信して再アタッチを促すか否かを決定することで、位置登録処理が短期間に集中してしまうことを防止できる。
なお、サービス要求応答部38は、上記割合を示す情報として、輻輳情報に含まれる輻輳の度合いを示す情報及び通信規制割合を示す情報等を用いてもよい。つまり、サービス要求応答部38は、輻輳の度合いを示す情報及び通信規制割合を示す情報等に基づいて、UE10に再アタッチさせる割合を決定してもよい。例えば、輻輳の度合いが大きい場合あるいは通信規制割合が大きい場合等には、UE10に対していち早くVoLTE非サポート情報を通知することが好ましいと考えられる。このような場合には、サービス要求応答部38は、輻輳の度合いを示す情報及び通信規制割合を示す情報等に基づいて、位置登録要求情報をUE10に送信する割合を高くすればよい。
本実施形態では、位置登録受信部31、識別情報抽出部32、位置登録応答部33、音声規制可否情報記憶部35、及びパケット規制可否情報記憶部36が、利用不可情報通知手段を構成している。ここで、利用不可情報通知手段とは、輻輳情報記憶部34に輻輳情報が記憶されている場合に、所定のタイミングで、VoLTE端末であるUE10に対して、VoLTE非サポート情報(利用不可情報)を通知する手段である。
次に、図4を用いて、通信システム1によって実現される音声輻輳時の通信制御について説明する。図4は、通信システム1における音声輻輳時の通信制御について模式的に示した図である。このように、音声輻輳が発生している場合には、LTEネットワークN1におけるIMS51による音声通信(VoLTE)及び3GネットワークN2におけるMSC80による音声通信(3G音声通信)を規制することが必要とされる。その一方で、輻輳が発生していないパケット通信については、通信規制は必要とされない。通信システム1によれば、通常時には音声通信及びデータ通信(音声通信以外のパケット通信)の両方についてLTEネットワークN1にアクセスするUE10に対して、音声通信のみの規制を行うことが可能となる。以下、このことについて詳しく説明する。なお、ここでは説明を簡単にするために、位置登録応答部33は、単純に輻輳(音声輻輳又はパケット輻輳)が発生しているか否かによって、位置登録信号に対する応答信号にVoLTE非サポート信号を付加するか否かを決定するものとする。
災害等の発生等を原因とて音声発信が短期間に集中する音声輻輳が発生すると、ネットワーク管理者等により輻輳情報記憶部34に音声輻輳が発生したことを示す輻輳情報が入力される。この音声輻輳状態において、UE10からMME30に対して位置登録信号が送信されると、位置登録応答部33は、輻輳情報記憶部34に輻輳情報が記憶されていることを確認し、応答信号にVoLTE非サポート情報を付加して応答する(図4の(1)参照)。
VoLTE非サポート情報が付加された応答信号を通信部12により受信したUE10は、音声通信方式設定部13によって、UE10が音声発着信時にCSFBを実行するように設定する(図4の(2)参照)。UE10が利用する音声通信方式として3G音声通信が設定されたUE10は、音声発着信時にCSFBの機能により無線アクセス先をLTEネットワークN1から3GネットワークN2に切り替える(図4の(3)参照)。しかし、音声輻輳発生時には、MSC80による音声通信は規制されるので、UE10はMSC80による音声通信を利用できない(あるいは規制割合に応じて利用しにくくなる)状態となる。具体的には、規制割合等の規制に関する情報を含む輻輳情報が管理者等によりRNC70に入力され、音声通信を規制するための報知情報が、RNC70からNodeB60を介してUE10に送信される。UE10は、このようにして受信した報知情報によって音声通信が規制された状態となる(図4の(4)参照)。一方、UE10は、輻輳が発生していないパケット通信については、引き続きLTEネットワークN1のPDN52にアクセスすることにより行うことができる(図4の(5)参照)。
以上述べたように、通信ネットワークにおいて音声輻輳が発生しておりパケット輻輳が発生していない場合には、通常、3GネットワークN2におけるMSC80により提供される回線交換サービスは規制されるが、LTEネットワークN1におけるPDN52により提供されるパケット交換サービスは規制されない。したがって、UE10の音声通信は、3GネットワークN2における音声通信規制によって規制される。一方、UE10のパケット通信は、引き続きLTEネットワークN1におけるPDN52により提供されるパケット交換サービスによって実現される。したがって、UE10に対するサービス種別毎の規制が実現される。
次に、図5を用いて、通信システム1によって実現されるパケット輻輳時の通信制御について説明する。図5は、通信システム1におけるパケット輻輳時の通信制御について模式的に示した図である。このように、パケット輻輳が発生している場合には、LTEネットワークN1におけるIMS51及びPDN52によるパケット通信及び3GネットワークN2におけるSGSN90によるパケット通信を規制することが必要とされる。その一方で、輻輳が発生していない音声通信については、通信規制は必要とされない。通信システム1によれば、通常時には音声通信及びデータ通信(音声通信以外のパケット通信)の両方についてLTEネットワークN1にアクセスするUE10に対して、パケット通信のみの規制を行うことが可能となる。以下、このことについて詳しく説明する。なお、ここでは説明を簡単にするために、位置登録応答部33は、単純に輻輳(音声輻輳又はパケット輻輳)が発生しているか否かによって、位置登録信号に対する応答信号にVoLTE非サポート信号を付加するか否かを決定するものとする。
災害等の発生等を原因とてパケットの送受信が短期間に集中するパケット輻輳が発生すると、ネットワーク管理者等により輻輳情報記憶部34にパケット輻輳が発生したことを示す輻輳情報が入力される。このパケット輻輳状態において、UE10からMME30に対して位置登録信号が送信されると、位置登録応答部33は、輻輳情報記憶部34に輻輳情報が記憶されていることを確認し、応答信号にVoLTE非サポート情報を付加して応答する(図5の(1)参照)。
VoLTE非サポート情報が付加された応答信号を通信部12により受信したUE10は、音声通信方式設定部13によって、UE10が音声発着信時にCSFBを実行するように設定する(図5の(2)参照)。UE10が利用する音声通信方式として3G音声通信が設定されたUE10は、音声発着信時にCSFBの機能により無線アクセス先をLTEネットワークN1から3GネットワークN2に切り替える(図5の(3)参照)。ここで、パケット輻輳発生時には、SGSN90によるパケット通信は規制されるため、パケット交換規制に関する報知情報が、RNC70からNodeB60を介してUE10に送信される。しかし、音声通信については規制されないため、UE10は、NodeB60及びRNC70を介してMSC80にアクセスすることで音声通信を行うことができる(図5の(4)参照)。
一方、パケット輻輳発生時には、LTEネットワークN1におけるIMS51及びPDN52によるパケット通信は規制されるので、UE10はPDN52によるパケット通信(データ通信)を利用できない(あるいは規制割合に応じて利用しにくくなる)状態となる。具体的には、規制割合等の規制に関する情報を含む輻輳情報が管理者等によりeNodeB20に入力され、パケット通信を規制するための報知情報が、eNodeB20からUE10に送信される。UE10は、このようにして受信した報知情報によってパケット通信が規制された状態となる(図5の(5)参照)。
以上述べたように、通信ネットワークにおいてパケット輻輳が発生しており音声輻輳が発生していない場合には、通常、3GネットワークN2におけるMSC80により提供される回線交換サービスは規制されないが、LTEネットワークN1におけるIMS51及びPDN52により提供されるパケット交換サービスは規制される。したがって、UE10の音声通信は、3GネットワークN2におけるMSC80により提供される回線交換サービスによって実現される。一方、UE10のパケット通信は、LTEネットワークN1におけるパケット交換規制によって規制される。したがって、UE10に対するサービス種別毎の規制が実現される。
続いて、図6〜図8を用いて、音声輻輳時における通信システム1の処理の流れを説明する。
通信ネットワーク上に音声輻輳が発生すると、音声輻輳の情報が、それぞれのネットワーク管理者等によって、MME30(輻輳情報記憶部34)及びRNC70に入力される(ステップS1,S2)。そして、3GネットワークN2(MSC80)による音声通信を規制するための報知情報が、RNC70からNodeB60を介してUE10に送信される(ステップS3,S4)。
続いて、UE10からサービス要求信号(Service Request)がMME30(サービス要求受付部37)に送信されると(ステップS5)、サービス要求応答部38により再アタッチ判定処理(ステップS6)が実行される。
図7を用いて再アタッチ判定処理について説明する。サービス要求受付部37がサービス要求を受け付けると、サービス要求応答部38は、輻輳情報記憶部34を参照し、音声輻輳を示す輻輳情報が記憶されているか否か(音声輻輳状態か否か)を判定する(ステップS31)。ここで、音声輻輳状態であると判定された場合(ステップS31:YES)には、サービス要求応答部38は、輻輳情報に含まれる情報(輻輳の度合いを示す情報、通信規制割合を示す情報等)を参照し、再アタッチさせる割合(再アタッチ割合)を算出する(ステップS32)。続いて、サービス要求応答部38は、再アタッチ割合に基づく乱数処理により、UE10からのサービス要求信号を再アタッチ対象とするか否かを判定する(ステップS33)。UE10からのサービス要求信号を再アタッチ対象とすると判定された場合(ステップS33:YES)には、サービス要求応答部38は、再アタッチを強制するための位置登録要求情報をUE10に送信する(ステップS34)。一方、ステップS31で音声輻輳状態であると判定されなかった場合(ステップS31:NO)、又は、ステップS33でUE10からのサービス要求信号を再アタッチ対象とすると判定されなかった場合(ステップS33:NO)には、サービス要求応答部38は、UE10からのサービス要求信号に対して正常応答を返す(ステップS35)。
なお、上述したとおり、SSAC対応端末に対しては、VoLTE非サポート情報を通知する必要はない。したがって、ステップS31において、サービス要求応答部38は、音声規制可否情報記憶部35を参照し、UE10がSSAC対応端末であると判定した場合には、ステップS31の判定結果を「NO」としてもよい。これにより、SSAC対応端末に対して不要な処理(再アタッチ)を要求してしまうことを防止することができる。
引き続いて、図6に戻って、再アタッチ判定処理において位置登録要求情報がUE10に送信される場合について説明する。この場合、UE10からのサービス要求を拒否することを示すサービス拒否信号(Service Reject)に付加されて位置登録要求情報がUE10に送信される(ステップS7)。
位置登録要求情報を受信したUE10は、通信部12により、位置登録信号(Tracking Area Update Request/Attach Request)をMME30(位置登録受信部31)に送信する(ステップS8)。なお、位置登録信号は、UE10から所定のタイミングで自発的にMME30(位置登録受信部31)に送信される場合もある。位置登録信号が位置登録受信部31により受信されると、処理対象判定処理(ステップS9)が実行される。
図8を用いて処理対象判定処理について説明する。位置登録受信部31が位置登録信号を受信すると、位置登録応答部33は、輻輳情報記憶部34を参照し、音声輻輳を示す輻輳情報が記憶されているか否か(音声輻輳状態か否か)を判定する(ステップS41)。ここで、音声輻輳状態であると判定された場合(ステップS41:YES)には、識別情報抽出部32により、位置登録信号からUE10の識別情報(IMISV)が抽出される(ステップS42)。続いて、位置登録応答部33は、音声規制可否情報記憶部35を参照し、識別情報抽出部32により抽出された識別情報に対応する移動端末(すなわちUE10)がSSAC対応端末であるか否かを判定する(ステップS43)。UE10がSSAC対応端末でないと判定された場合(ステップS43:NO)には、位置登録応答部33は、VoLTE非サポート情報をUE10に送信する(ステップS44)。一方、ステップS41で音声輻輳状態であると判定されなかった場合(ステップS41:NO)、又は、ステップS43でUE10がSSAC対応端末であると判定された場合(ステップS43:YES)には、位置登録応答部33は、UE10からの位置登録信号に対して正常応答を返す(ステップS45)。
引き続いて、図6に戻って、処理対象判定処理においてVoLTE非サポート情報がUE10に送信される場合について説明する。この場合、VoLTE非サポート情報が付加された応答信号(Tracking Area Update Request/Attach Request(IMS voice over PSsession in S1 mode not supported))がUE10に送信される(ステップS10、利用不可情報通知ステップ)。
VoLTE非サポート情報を受信したUE10は、音声通信方式設定部13によって、UE10が音声発着信時にCSFBを実行するように設定を切り替える(ステップS11)。その後、UE10に音声発着信等の音声通信契機が発生すると(ステップS12)、ステップS13〜ステップS20の信号処理及び無線ベアラ設定/解放等の処理がされる。なお、ステップS13〜ステップS20の処理は従来周知のCSFBを実行するための処理であるため、詳細な説明は省略する。
まず、UE10がExtendedService RequestをMME30に送信すると(ステップS13)、MME30からInitialContext Setup RequestがeNodeB20に送信される(ステップS14)。続いて、eNodeB20は、UE10とeNodeB20との間に無線ベアラを設定する(ステップS15)。続いて、eNodeB20とMME30との間で所定の信号(Initial Context Setup Response、UE ContextRelease Request、UE Context Release Command)の送受信がされる(ステップS16〜S18)。続いて、eNodeB20は、UE10とeNodeB20との間の無線ベアラを解放すると共に、UE10に対して3GネットワークN2に遷移するように指示する(ステップS19)。その後、eNodeB20からMME30に対して、一連の処理の完了を示す情報(UE Context Release Complete)が送信される(ステップS20)。また、eNodeB20から3GネットワークN2に遷移するように指示されたUE20は、アクセス先をLTEネットワークN1から3GネットワークN2に切り替える(ステップS21)。なお、その後の処理については、図6において図示していないが、3GネットワークN2における音声通信は、ステップS4においてNodeB60から通知された報知情報によって規制されるため、UE10の音声通信は規制される。
続いて、図9〜図11を用いて、パケット輻輳時における通信システムの処理の流れを説明する。
通信ネットワーク上にパケット輻輳が発生すると、パケット輻輳の情報が、それぞれのネットワーク管理者等によって、eNodeB20及びMME30(輻輳情報記憶部34)に入力される(ステップS51,S52)。そして、LTEネットワークN1(IMS51及びPDN52)によるパケット通信を規制するための報知情報が、eNodeB20からUE10に送信される(ステップS53)。
続いて、UE10からサービス要求信号(Service Request)がMME30(サービス要求受付部37)に送信されると(ステップS54)、サービス要求応答部38により再アタッチ判定処理(ステップS55)が実行される。
図10を用いて再アタッチ判定処理について説明する。サービス要求受付部37がサービス要求を受け付けると、サービス要求応答部38は、輻輳情報記憶部34を参照し、パケット輻輳を示す輻輳情報が記憶されているか否か(パケット輻輳状態か否か)を判定する(ステップS71)。ここで、パケット輻輳状態であると判定された場合(ステップS71:YES)には、サービス要求応答部38は、輻輳情報に含まれる情報(輻輳の度合いを示す情報、通信規制割合を示す情報等)を参照し、再アタッチさせる割合(再アタッチ割合)を算出する(ステップS72)。続いて、サービス要求応答部38は、再アタッチ割合に基づく乱数処理により、UE10からのサービス要求信号を再アタッチ対象とするか否かを判定する(ステップS73)。UE10からのサービス要求信号を再アタッチ対象とすると判定された場合(ステップS73:YES)には、サービス要求応答部38は、再アタッチを強制するための位置登録要求情報をUE10に送信する(ステップS74)。一方、ステップS71でパケット輻輳状態であると判定されなかった場合(ステップS71:NO)、又は、ステップS73でUE10からのサービス要求信号を再アタッチ対象とすると判定されなかった場合(ステップS73:NO)には、サービス要求応答部38は、UE10からのサービス要求信号に対して正常応答を返す(ステップS75)。
なお、上述したとおり、パケット規制対応端末に対しては、VoLTE非サポート情報を通知する必要はない。したがって、ステップS71において、サービス要求応答部38は、パケット規制可否情報記憶部36を参照し、UE10がパケット規制対応端末であると判定した場合には、ステップS71の判定結果を「NO」としてもよい。これにより、パケット規制対応端末に対して不要な処理(再アタッチ)を要求してしまうことを防止することができる。
引き続いて、図9に戻って、再アタッチ判定処理において位置登録要求情報がUE10に送信される場合について説明する。この場合、UE10からのサービス要求を拒否することを示すサービス拒否信号(Service Reject)に付加されて位置登録要求情報がUE10に送信される(ステップS56)。
位置登録要求情報を受信したUE10は、通信部12により、位置登録信号(Tracking Area Update Request/Attach Request)をMME30(位置登録受信部31)に送信する(ステップS57)。なお、位置登録信号は、UE10から所定のタイミングで自発的にMME30(位置登録受信部31)に送信される場合もある。位置登録信号が位置登録受信部31により受信されると、処理対象判定処理(ステップS58)が実行される。
図11を用いて処理対象判定処理について説明する。位置登録受信部31が位置登録信号を受信すると、位置登録応答部33は、輻輳情報記憶部34を参照し、パケット輻輳を示す輻輳情報が記憶されているか否か(パケット輻輳状態か否か)を判定する(ステップS81)。ここで、パケット輻輳状態であると判定された場合(ステップS81:YES)には、識別情報抽出部32により、位置登録信号からUE10の識別情報(IMISV)が抽出される(ステップS82)。続いて、位置登録応答部33は、パケット規制可否情報記憶部36を参照し、識別情報抽出部32により抽出された識別情報に対応する移動端末(すなわちUE10)がパケット規制対応端末であるか否かを判定する(ステップS83)。UE10がパケット規制対応端末でないと判定された場合(ステップS83:NO)には、位置登録応答部33は、VoLTE非サポート情報をUE10に送信する(ステップS84)。一方、ステップS81でパケット輻輳状態であると判定されなかった場合(ステップS81:NO)、又は、ステップS83でUE10がパケット規制対応端末であると判定された場合(ステップS83:YES)には、位置登録応答部33は、UE10からの位置登録信号に対して正常応答を返す(ステップS85)。
引き続いて、図9に戻って、処理対象判定処理においてVoLTE非サポート情報がUE10に送信される場合について説明する。この場合、VoLTE非サポート情報が付加された応答信号(Tracking Area Update Request/Attach Request(IMS voice over PSsession in S1 mode not supported))がUE10に送信される(ステップS59、利用不可情報通知ステップ)。
VoLTE非サポート情報を受信したUE10は、音声通信方式設定部13によって、UE10が音声発着信時にCSFBを実行するように設定を切り替える(ステップS60)。その後、UE10に音声発着信等の音声通信契機が発生すると(ステップS61)、UE10は、ステップS53において通知されたLTEネットワークN1におけるパケット規制を検知し、3GネットワークN2に自律的に遷移する(ステップS62)。続いて、UE10は、3GネットワークN2におけるMSC80に対して回線交換サービスを要求する要求信号(CM Service Request)を送信する(ステップS63)。なお、その後の処理については図9において図示していないが、3GネットワークN2における音声通信は規制されていないため、UE10は、3GネットワークN2により提供される回線交換サービスを用いることにより、音声通信を行うことができる。
以上述べたMME30によれば、上述のとおり、VoLTE端末(UE10)に対して、サービス種別毎(音声通信のみ・パケット通信のみ)に規制を行うことが可能となる。
また、MME30では、位置登録応答部33は、UE10からの位置登録信号に対する応答タイミングで、UE10に対してVoLTE非サポート情報を通知する。これにより、VoLTE非サポート情報を通知する必要があるUE10に対して、確実且つ効率よくVoLTE非サポート情報を通知することができる。
また、MME30では、サービス要求応答部38は、通信ネットワーク上で輻輳が発生している場合に、UE10からのパケット交換サービスの要求に対する応答の際に、UE10に位置登録の実行を強制するための位置登録要求情報を送信する。これにより、位置登録要求情報を受信したUE10は、MME30(位置登録受信部31)に対して位置登録信号を送信することとなる。そして、MME30(位置登録応答部33)は、UE10に対して必要に応じてVoLTE非サポート情報を送信することができる。したがって、MME30によれば、VoLTE非サポート情報を通知する必要があるUE10に対して、当該UE10が自発的に位置登録を実行するタイミングを待つことなく、UE10からのパケット交換サービスの要求を契機として、VoLTE非サポート情報を通知することができる。
また、以上述べたUE10によれば、通信部12がMME30からのVoLTE非サポート情報を受信し、音声通信方式設定部13が当該VoLTE非サポート情報に基づいて、UE10が利用する音声通信方式をVoLTEから3G音声通信に切り替えることができる。すなわち、UE10が音声発着信時にCSFBを実行するように設定することができる。これによりすなわち、MME30からの信号制御によって、サービス種別毎の規制が容易に実現される。
また、以上述べた通信システム1によれば、MME30が輻輳の発生をトリガとして、適切なタイミング(例えば位置登録の応答契機)で、UE10にVoLTE非サポート情報を通知することができる。また、MME30からVoLTE非サポート情報を受信したUE10は、自身の音声通信方式をVoLTEから3G音声通信に適切に切り替えることができる。これにより、サービス種別毎の規制が容易に実現される。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な変形が可能である。
例えば、本実施形態では、UE10からのサービス要求を受け付けた際に、再アタッチ判定処理を実行し、所定の条件を満たした場合にUE10に再アタッチを促す処理を実行するものとした。しかし、再アタッチ判定処理は省略可能である。その場合には、MME30は、サービス要求受付部37及びサービス要求応答部38を備えなくともよい。
また、本実施形態では、UE10からの位置登録の契機にVoLTE非サポート情報をUE10に通知するものとして説明したが、VoLTE非サポート情報を上記以外の契機に送信する構成としてもよい。
また、本実施形態では、第1の無線ネットワークがLTEネットワークN1であり、第2の無線ネットワークが3GネットワークN2であり、通信制御装置が、MME30であり、移動端末がVoLTE端末(UE10)である場合について説明した。しかし、本発明に係る通信制御装置、移動端末、通信システムを適用可能な対象は、上述の具体的な構成に限定されないことは言うまでもない。
1…通信システム、10…UE(移動端末)、11…通信制御部、12…通信部、13…音声通信方式設定部、30…MME(通信制御装置)、31…位置登録受信部、32…識別情報抽出部、33…位置登録応答部、34…輻輳情報記憶部、35…音声規制可否情報記憶部、36…パケット規制可否情報記憶部、37…サービス要求受付部、38…サービス要求応答部、N1…LTEネットワーク(第1の無線ネットワーク)、N2…3Gネットワーク(第2の無線ネットワーク)。

Claims (6)

  1. パケット交換サービスを提供可能で回線交換サービスを提供不能な第1の無線ネットワークと、パケット交換サービス及び回線交換サービスを提供可能な第2の無線ネットワークとを含む通信ネットワークにおいて、前記第1の無線ネットワークに属する通信制御装置であって、
    前記通信ネットワーク上で音声通信又はパケット通信による輻輳が発生していることを示す輻輳情報を記憶する輻輳情報記憶手段と、
    前記輻輳情報記憶手段に前記輻輳情報が記憶されている場合に、所定のタイミングで、前記第1の無線ネットワーク及び前記第2の無線ネットワークの両方に接続可能な移動端末であって、前記第1の無線ネットワークにおけるパケット交換サービスによる音声通信と前記第2の無線ネットワークにおける回線交換サービスによる音声通信とを切り替えて利用可能な移動端末に対して、前記パケット交換サービスによる音声通信を利用できないことを示す利用不可情報であって、前記パケット交換サービスの通信規制を行うための報知情報とは異なる該利用不可情報を通知する利用不可情報通知手段と、
    を備え
    前記利用不可情報通知手段は、
    前記移動端末から位置登録信号を受信する位置登録受信手段と、
    前記位置登録受信手段により前記位置登録信号が受信されたときに、前記輻輳情報記憶手段を参照し、前記輻輳情報記憶手段に前記輻輳情報が記憶されている場合に、前記利用不可情報を前記位置登録信号に対する応答信号に付加して、前記移動端末に送信する位置登録応答手段と、を有する、
    通信制御装置。
  2. 前記移動端末からパケット交換サービスの要求を受け付けるサービス要求受付手段と、
    前記サービス要求受付手段によりパケット交換サービスの要求が受け付けられたときに、前記輻輳情報記憶手段を参照し、前記輻輳情報記憶手段に前記輻輳情報が記憶されている場合に、位置登録の実行を前記移動端末に強制するための位置登録要求情報を前記移動端末に送信するサービス要求応答手段と、を更に備える、
    請求項記載の通信制御装置。
  3. 前記サービス要求応答手段は、前記パケット交換サービスの要求に対して前記位置登録要求情報を前記移動端末に送信する割合を示す情報を予め保持し、当該割合に基づいて前記位置登録要求情報を前記移動端末に送信するか否かを決定する、
    請求項記載の通信制御装置。
  4. 前記利用不可情報通知手段は、
    前記位置登録信号から前記移動端末を識別するための識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、
    前記識別情報のそれぞれに対応する移動端末が前記第1の無線ネットワークにおいて音声通信を単独で規制可能な音声規制対応端末であるかを示す音声規制可否情報を記憶する音声規制可否情報記憶手段と、を更に備え、
    前記位置登録応答手段は、前記輻輳情報記憶手段に音声通信による輻輳が発生していることを示す輻輳情報が記憶されていると判定した場合に前記音声規制可否情報記憶手段を参照し、前記識別情報抽出手段により抽出された識別情報に対応する移動端末が前記音声規制対応端末であると判定した場合には、当該移動端末に前記利用不可情報を送信しない、
    請求項1〜3のいずれか一項記載の通信制御装置。
  5. 前記利用不可情報通知手段は、
    前記位置登録信号から前記移動端末を識別するための識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、
    前記識別情報に対応する移動端末が前記第1の無線ネットワークにおいて音声通信以外のパケット通信を単独で規制可能なパケット規制対応端末であるかを示すパケット規制可否情報を記憶するパケット規制可否情報記憶手段と、を更に備え、
    前記位置登録応答手段は、前記輻輳情報記憶手段にパケット通信による輻輳が発生していることを示す輻輳情報が記憶されていると判定した場合に前記パケット規制可否情報記憶手段を参照し、前記識別情報抽出手段により抽出された識別情報に対応する移動端末が前記パケット規制対応端末であると判定した場合には、当該移動端末に前記利用不可情報を送信しない、
    請求項1〜4のいずれか一項記載の通信制御装置。
  6. パケット交換サービスを提供可能で回線交換サービスを提供不能な第1の無線ネットワークと、パケット交換サービス及び回線交換サービスを提供可能な第2の無線ネットワークとを含む通信ネットワークにおいて、
    前記第1の無線ネットワークに属する通信制御装置であって、前記通信ネットワーク上で音声通信又はパケット通信による輻輳が発生していることを示す輻輳情報を記憶する輻輳情報記憶手段を備える通信制御装置により実行される通信制御方法であって、
    前記輻輳情報記憶手段に前記輻輳情報が記憶されている場合に、所定のタイミングで、前記第1の無線ネットワーク及び前記第2の無線ネットワークの両方に接続可能な移動端末であって、前記第1の無線ネットワークにおけるパケット交換サービスによる音声通信と前記第2の無線ネットワークにおける回線交換サービスによる音声通信とを切り替えて利用可能な移動端末に対して、前記パケット交換サービスによる音声通信を利用できないことを示す利用不可情報であって、前記パケット交換サービスの通信規制を行うための報知情報とは異なる該利用不可情報を通知する利用不可情報通知ステップを含み、
    前記利用不可情報通知ステップにおいて、
    前記移動端末から位置登録信号を受信し、
    前記位置登録信号が受信されたときに、前記輻輳情報記憶手段を参照し、前記輻輳情報記憶手段に前記輻輳情報が記憶されている場合に、前記利用不可情報を前記位置登録信号に対する応答信号に付加して、前記移動端末に送信する、
    通信制御方法。
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