JP6300073B2 - 照明システム - Google Patents

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Description

本発明は、照明システムに関し、特に、半導体発光素子を備える照明システムに関する。
近年、LED(Light Emitting Diode)をはじめとする半導体発光素子を用いた照明システムが普及しつつある。ここで、半導体発光素子を用いた照明システムは、省エネルギ化および長寿命化などの観点から優れている。
図13に示すように、半導体発光素子を用いた照明システム91についても、従来の蛍光ランプを用いた照明システムの代わりとして天井面などの造営面に取り付けられることがほとんどである。このため、天井面における部屋の略中央に照明システム91が取り付けられる。また、照明システム91へのON/OFF信号の入力手段についても、既存の壁スイッチ92が用いられることが多い。
ところで、部屋内部における特定の領域(例えば、デスク93の面上における領域E)を選択的に照明したい場合には、例えば、別の照明システム94と、これへのON/OFF信号の入力手段としての壁スイッチ95とを増設する必要が生じる。
このように、従来においては、屋内の領域毎の照明を行おうとする場合には、複数の照明システム91,94を設けることが必要であった。
特開2007−59353号公報 特開2013−196886号公報
しかしながら、図13に示すような従来の構成では、照明しようとする領域毎に照明システムを設ける必要が生じる。そして、そのためには給電用の配線をその都度設ける必要が生じる。よって、従来技術の構成では、照明できる領域が、室内空間の設計段階で予め想定された領域に実質的に限定されてしまうことになる。また、照明しようとする領域が複数になると、その分だけ照明システムの数を増加させなければならず、設置コストの増加を招いてしまう。
本発明は、上記のような問題の解決を図るべくなされたものであって、設置コストの大幅な増加を招くことなく、状況に応じて選択された領域の照明を行うことができる照明システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る照明システムは、一の筐体と、発光部と、回路部とを備える。
発光部は、一の筐体に取り付けられ、半導体発光素子を有する。回路部は、発光部への電力供給路中に配設されている。
本態様に係る照明システムにおいて、回路部は、ユーザからの指示信号を受け付け、当該指示信号に基づき、次の2つの発光モードを含む複数の発光モードを選択的に実行する。
(第1発光モード)発光部に対して、第1領域に対して光を照射させる発光モード
(第2発光モード)発光部に対して、第2領域に対して光を照射させる発光モード
ここで、第1発光モードで照射対象となる第1領域と、第2発光モードで照射対象となる第2領域とは、互いの中心位置が異なっている。
また、本発明の別態様に係る照明システムは、上記構成において、発光部のそれぞれが半導体発光素子を有し構成された第1発光要素と第2発光要素とを備える。そして、回路部は、ユーザからの指示信号に基づき、第1発光要素と第2発光要素とに対する電力供給路を切り替える切替機能部を備える。
本態様に係る照明システムでは、切替機能部の動作により、次のように光照射がなされる。
(第1発光モード)第1発光要素への電力供給路が閉状態、第2発光要素への電力供給路が開状態となることで、第1領域に対する光照射がなされ、第2領域に対する光照射はなされない。
(第2発光モード)第1発光要素への電力供給路が開状態、第2発光要素への電力供給路が閉状態となることで、第2領域に対する光照射がなされ、第1領域に対する光照射はなされない。
また、本発明の別態様に係る照明システムは、上記構成において、一の筐体が造営面に対する取り付け構造を備える。そして、一の筐体に対する第1発光要素と第2発光要素との取り付け位置が、造営面に沿った方向において異なっている。
また、本発明の別態様に係る照明システムは、上記構成において、一の筐体における第1発光要素の取り付け領域である第1取付領域と、一の筐体における第2発光要素の取り付け領域である第2取付領域とが、造営面における一の筐体の取り付け面に対して、異なった角度を有する。
また、本発明の別態様に係る照明システムは、上記構成において、回路部は、ユーザからの指示信号を受け付け、当該指示信号に基づき、発光部に対して第1領域および第2領域の両領域に対して光を照射させる第3発光モードも実行する。
また、本発明の別態様に係る照明システムは、上記構成において、一の筐体は、造営面に対する取り付け構造を備え、発光部の光出射側がレンズ部材で覆われている。そして、レンズ部材は、造営面に沿った方向において、発光部からの光の一部の進行方向を第1領域に向けて屈折させる第1レンズ領域と、発光部からの光の他の一部の進行方向を第2領域に向けて屈折させる第2レンズ領域と、を備える。
また、本発明の別態様に係る照明システムは、上記構成において、回路部は、壁スイッチを介して、ユーザからの指示信号を受け付ける。
また、本発明の別態様に係る照明システムは、上記構成において、第1領域および第2領域が部屋の床面または側壁面にある。言い換えると、第1発光モードおよび第2発光モードは、ともに間接照明でのモードではなく、主照明でのモードである。
上記態様に係る照明システムでは、一の筐体に発光部が取り付けられ、第1発光モードで第1領域に対して光を照射し、第2発光モードで第2領域に対して光を照射する。
従って、上記態様に係る照明システムでは、設置コストの大幅な増加を招くことなく、状況に応じて選択された領域の照明を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る照明システム1の概略構成を示す模式ブロック図である。 照明システム1の構成を示す模式側面図である。 図2における矢印Aの方向から見た図であって、発光部10におけるLEDモジュールA101〜LEDモジュールD104の配置形態を示す模式平面図である。 制御回路153が有するテーブルを示す図である。 制御回路153が実行する処理を示すフローチャートである。 (a)は、照明システム1がモード1で点灯している状態を示す模式図であり、(b)は、モード2で点灯している状態を示す模式図である。 (a)は、照明システム1がモード3で点灯している状態を示す模式図であり、(b)は、照明システム1が消灯している状態を示す模式図である。 (a)は、本発明の実施の形態2に係る照明システム5が設けられた室内の状態を示す模式図であり、(b)は、照明システム5に対するユーザの指示入力のためのコントローラ6の概略構成を示す模式画像図である。 変形例1に係る発光部70の一部構成を示す模式平面図である。 (a)〜(f)は、発光部70を備える照明システムのモード毎の点灯状態を示す模式図である。 (a)〜(f)は、発光部70を備える照明システムのモード毎の点灯状態を示す模式図である。 変形例2に係る発光部80の一部構成を示す模式断面図である。 従来技術に係る照明システム91が設けられた室内の状態を示す模式図である。
以下では、本発明を実施するための最良の形態について、数例を示して説明する。なお、以下の説明で用いる形態は、本発明の構成および作用・効果を分かり易く説明するために用いる例であって、本発明は、その本質的な特徴部分以外において、何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[実施の形態1]
1.概略構成
本発明の実施の形態1に係る照明システム1の概略構成について、図1を用い説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る照明システム1は、発光部10と回路部15とから構成されており、回路部15に対して、商用電源3が接続されている。なお、商用電源3と回路部15との間の電力供給路には、壁スイッチ2が介挿されている。
発光部10には、4つのLEDモジュールA101,LEDモジュールB102,LEDモジュールC103,LEDモジュールD104を有する。各LEDモジュール101〜104は、半導体発光素子としての複数のLED素子を有する。
回路部15は、整流回路151、フィルタ回路152、制御回路153、およびスイッチング制御回路A154、スイッチング制御回路B155、スイッチング制御回路C156、スイッチング制御回路D157を有する。スイッチング制御回路154〜157は、各LEDモジュール101〜104に対応して設けられている。
照明システム1に対するユーザの指示信号は、壁スイッチ2を介して入力される。
回路部15に入力された交流電力は、整流回路151、フィルタ回路152を通り、ユーザの指示信号に基づき制御回路153が選択する、スイッチング制御回路154〜157に一部あるいは全部に対して選択的に出力される。そして、LEDモジュール101〜104の中からユーザにより選択されたLEDモジュール101〜104に直流電力が供給される。
なお、本実施の形態では、壁スイッチ2の操作によりユーザの指示を受け付ける構成としている。具体的には、壁スイッチ2へのON/OFF連続操作による電圧変化を制御回路153が検出し、これに基づいて、スイッチング制御回路154〜157の一部あるいは全部へと選択的に電力供給する。これより、選択されたLEDモジュール101〜104が発光することになる。
2.形態
照明システム1の形態について、図2および図3を用い説明する。
図2に示すように、照明システム1は、一の筐体11に対して発光部10および回路部15が取り付けられている。筐体11は、Z軸方向上側の断面サイズが小さく、Z軸方向下側の断面サイズが大きい筒形状を有する。発光部10は、筐体11のZ軸方向下側の内部空間11bに収納されている。回路部15は、筐体11のZ軸方向上側の内部空間11aに収納されている。
筐体11のZ軸方向上側の開口部分は、背面パネル13で覆われ、Z軸方向下側の開口部分は、前面カバー12で覆われている。前面カバー12は、透光性および光拡散性を有する。
なお、照明システム1には、筐体11内における発光部10のZ軸方向下側に配されたレンズ部材14も有する。レンズ部材14は、発光部10から出射された光の配光角度を大きくするために設けられている。
上述のように、発光部10は、4つのLEDモジュール101〜104を備える。図3に示すように、発光部10において、LEDモジュール101〜104は、板状の基台100の上にマトリクス状に配置されている。詳しく説明すると、基台100上のX軸方向左側には、LEDモジュールA101とLEDモジュールB102とが、互いにY軸方向に二段に並ぶように配置されている。また、基台100上のX軸方向右側には、LEDモジュールC103とLEDモジュールD104とが、同様に、互いにY軸方向に二段に並ぶように配置されている。
なお、基台100は、発光時におけるLEDモジュール101〜104から放出される熱の対策として、例えば、アルミニウム合金などの金属材料を用い形成されている。
ここで、図3では図示していないが、レンズ部材14は、発光部10におけるX軸方向左側の領域10aに対応する部分は、紙面手前(Z軸方向)およびX軸方向左側に傾きを有する角度となるように、光を屈折させるよう構成されている。
一方、レンズ部材14において、発光部10におけるX軸方向右側の領域10bに対応する部分は、紙面手前(Z軸方向)およびX軸方向右側に傾きを有する角度となるように、光を屈折させるよう構成されている。
各LEDモジュール101〜104は、モジュール基板1010〜1040に対し、複数のLED素子1011〜1041が実装された構成を有する。各LEDモジュール101〜104においては、複数のLED素子1011〜1041が直列接続されており、各終端が給電ランド1012a,1012b,1022a,1022b,1032a,1032b,1042a,1042bを介して回路部15(図示を省略。)に接続されている。
なお、詳細な図示を省略しているが、LED素子1011〜1041は、各々が素子本体と、その光出射側を被覆する封止層とから構成されている。そして、封止層には、素子本体から出射された光の一部について、その波長変換する部材(例えば、蛍光体)を含む。
図3に示すように、基台100には、各LEDモジュール101〜104と回路部15との接続リードを通すための孔100aが開けられている。
3.発光駆動
制御回路153が実行する制御処理と照明システム1の発光駆動について、図4〜図7を用い説明する。
図4に示すように、回路部15における制御回路153には、モード1と、モード2と、モード3の各条件に関するテーブルが記憶されている。モード1は、LEDモジュールA101〜LEDモジュールD104の全てを点灯させる全灯モードである。
モード2は、LEDモジュールA101およびLEDモジュールB102を点灯させるモードである。モード3は、LEDモジュールC103およびLEDモジュールD104を点灯させるモードである。
図5に示すように、ユーザが壁スイッチ2をONにすると、照明システム1はモード1(全灯モード)での発光駆動を開始する(ステップS1)。図6(a)に示すように、モード1での発光駆動時においては、発光部10の領域10a,10bから光が出射され、ユーザHが座っている領域と、表示装置4が配されている領域とを含む、部屋全体の照明がなされる。
図5に戻って、制御回路153は、ユーザによる壁スイッチ2のON/OFF連続操作が行われない状態(ステップS2;No)であって、OFF操作が行われない状態(ステップS3;No)では、モード1での駆動を維持させる。
モード1での発光駆動時に、ユーザによる壁スイッチ2のON/OFF連続操作が行われた場合(ステップS2;Yes)には、制御回路153は、スイッチング制御回路A154およびスイッチング制御回路B155への電力供給だけを選択的に行い、モード2での発光駆動を実行させる(ステップS4)。図6(b)に示すように、モード2での発光駆動時においては、発光部10の領域10aだけから光が出射され、領域10bからは光が出射されない状態となる。このとき、例えば、ユーザHが表示装置4のある領域Bの周辺に居り、照明システム1は当該領域Bだけを選択的に照明する。そして、照明の必要がない部屋内におけるX軸方向右側部分への光出射は停止する。
図5に戻って、制御回路153は、ユーザによる壁スイッチ2のON/OFF連続操作が行われない状態(ステップS5;No)であって、OFF操作が行われない状態(ステップS6;No)では、モード2での駆動を維持させる。
モード2での発光駆動時に、ユーザによる壁スイッチ2のON/OFF連続操作が行われた場合(ステップS5;Yes)には、制御回路153は、スイッチング制御回路C156およびスイッチング制御回路D157への電力供給だけを選択的に行い、モード3での発光駆動を実行させる(ステップS7)。図7(a)に示すように、モード3での発光駆動時においては、発光部10の領域10bだけから光が出射され、領域10aからは光が出射されない状態となる。このとき、例えば、ユーザHが椅子に腰かけ、シアターモードで表示装置4の画面の画像を見ているような状況において、照明システム1はユーザHが居る領域Cだけを選択的に照明する。そして、表示装置4の設置しているX軸方向左側部分への光出射は停止する。
なお、図6(b)および図7(a)に示すように、モード3での光照射の対象となる床面における領域Cは、その中心位置CLCが、モード2での光照射の対象となる床面における領域Bの中心位置CLBに対してX軸方向にずれている。言い換えると、領域Cの中心位置CLCが領域Bの中心位置CLBと異なっている。
図5に戻って、制御回路153は、ユーザによる壁スイッチ2のON/OFF連続操作が行われない状態(ステップS8;No)であって、OFF操作が行われない状態(ステップS9;No)では、モード3での駆動を維持させる。
モード3での発光駆動時に、ユーザによる壁スイッチ2のON/OFF連続操作が行われた場合(ステップS8;Yes)には、制御回路153は、モード1での発光駆動を実行させる(ステップS1)。
なお、モード1,2,3の何れの発光駆動時においても、ユーザによるOFF操作を受け付けた場合(ステップS3,S6,S9;Yes)には、発光駆動が停止され、図7(b)に示すように消灯される(エンド)。
4.効果
本実施の形態に係る照明システム1では、一の筐体11に発光部10が取り付けられ、モード2で領域Bに対して光を照射し、モード3で領域C(中心位置CLCが領域Bと異なる。)に対して光を照射する。よって、照明システム1では、設置コストの大幅な増加を招くことなく、状況に応じて選択された領域の照明を行うことができる。
また、本実施の形態に係る照明システム1では、ユーザの指示入力を既存の壁スイッチ2を用いることとしているので、設置コストの増加を更に抑えることができる。
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2に係る照明システム5、およびそのコントローラ6の構成について、図8を用い説明する。
図8(a)に示すように、本実施の形態に係る照明システム5についても、部屋の天井(造営面)に取り付けられている。照明システム5においても、その発光部が領域50aと領域50bとを有し構成されている。発光部の構成については、上記実施の形態1に係る発光部10と同様であり、各領域50a,50bの構成についても同様である。
ここで、本実施の形態においては、照明システム5に対しては、コントローラ6を介して、ユーザからの指示が入力されるようになっている。コントローラ6は、例えば、赤外線を用いた信号伝達を実行できるものである。なお、ネットワークを介した信号伝達を行う場合には、例えば、携帯電話機(モバイルフォン)などのモバイル機器をコントローラの代わりに用いることなども可能である。
図8(b)に示すように、コントローラ6は、筐体であるコントローラ本体部61を有する。コントローラ本体部61の一方端の部分には、赤外線を出射する送信部62が設けられている。また、コントローラ本体部61の一方の主面には、タッチパネル部63が設けられている。
タッチパネル部63には、部屋内における光照射エリアを選択するための領域63aと、明るさを選択するための領域63bと、ON/OFFに係る領域63cとが設けられている。エリアを選択するための領域63aには、例えば、発光部の領域50a,50bを両方点灯させる「エリア1&2」、領域50aだけを点灯させる「エリア1」、領域50bだけを点灯させる「エリア2」の3つの選択肢が提示されている。
明るさを選択するための領域63bには、5段階の明るさを選択できるようになっている。領域63cには、「点灯」と「消灯」とが示されている。
なお、図示を省略しているが、ユーザは、コントローラ6に対して、自己がよく使うモードの組み合わせについて記憶させておくこと等もできる。例えば、シアターモードでの表示装置の鑑賞などを考慮して、「エリア2」と「明るさ3」との組み合わせを予め記憶させておくこと等ができる。また、仕事等の場合を考慮して、「エリア1&2」と「明るさ5」との組み合わせを予め記憶させておくこと等もできる。
以上のような構成を有する照明システム5およびコントローラ6では、空間照明に関するユーザの細かな要望を満足させることができる。そして、上記実施の形態1と同様に、一の筐体に取り付けられた発光部により、状況に応じて選択された領域の照明を行うことができる。これより、システム構築のためのコスト増加を抑制することができる。
[変形例1]
変形例1に係る発光部70の構成、および発光駆動に係るモードについて、図9〜図11を用い説明する。なお、上記実施の形態1,2の各システムと共通の部分については、図示および説明を省略する。
図9に示すように、本変形例に係る発光部70は、平面視において略円形の外観形状を有する。発光部70は、基台700の一方の主面に対して取り付けられた8つのLEDモジュール701〜708を備える。
各LEDモジュール701〜708は、上記実施の形態1に係るLEDモジュール101〜104と同様に、複数のLED素子を有する(図示を省略)。
なお、図示を省略しているが、本変形例に係る発光部70に接続される回路部においては、その制御回路が、ユーザからの指示信号に基づいてLEDモジュール701〜708を選択的に発光駆動する。次に、発光駆動の形態について、説明する。
《モード1》 図10(a)に示すように、発光部70を備える照明システムでのモード1は、LEDモジュール701〜708の全てを発光駆動する、所謂、全点灯モードである。これより、床面および側壁面を含む部屋内の全ての箇所に光を照射できる。
《モード2》 図10(b)に示すように、モード2では、LEDモジュール701〜704だけが発光駆動し、LEDモジュール705〜708は消灯している。このようにモード2で発光駆動した場合には、照明システムが設けられた空間のうち、その中央領域から矢印D1の側の領域に向けて光を照射できる。
《モード3》 図10(c)に示すように、モード3では、LEDモジュール705〜708だけが発光駆動し、LEDモジュール701〜704は消灯している。モード3で発光駆動した場合には、照明システムが設けられた空間のうち、その中央領域から矢印D2の側の領域に向けて光を照射できる。
《モード4》 図10(d)に示すように、モード4では、LEDモジュール702,703とLEDモジュール706,707とが発光駆動し、LEDモジュール701,708とLEDモジュール704,705とが消灯している。モード4で発光駆動した場合には、矢印D1および矢印D2の側の領域に向けて光を照射でき、Y軸方向の上下に対しては光照射が行われない。
《モード5》 図10(e)に示すように、モード5では、LEDモジュール702,703だけが発光駆動し、残りのLEDモジュール701,704〜708は消灯している。モード5で発光駆動した場合には、図10(b)に示すモード2での発光駆動に比べて、Y軸方向の広がりの少ない光照射を実行することができる。
《モード6》 図10(f)に示すように、モード6では、LEDモジュール706,707だけが発光駆動し、残りのLEDモジュール701〜705,708は消灯している。モード6で発光駆動した場合には、図10(c)に示すモード3での発光駆動に比べて、Y軸方向の広がりの少ない光照射を実行することができる。
《モード7》 図11(a)に示すように、モード7では、LEDモジュール701,708とLEDモジュール704,705とが発光駆動し、LEDモジュール702,703とLEDモジュール706,707とが消灯している。モード7で発光駆動した場合には、矢印D3および矢印D4の側の領域に向けて光を照射でき、X軸方向の左右に対しては光照射が行われない。
《モード8》 図11(b)に示すように、モード8では、LEDモジュール701,708が発光駆動し、残りのLEDモジュール702〜707が消灯している。モード8で発光駆動した場合には、矢印D3の側の領域だけに向けて光を照射でき、残りの領域に対しては光照射が行われない。
《モード9》 図11(c)に示すように、モード9では、LEDモジュール704,705が発光駆動し、残りのLEDモジュール701〜703,706〜708が消灯している。モード9で発光駆動した場合には、矢印D4の側の領域だけに向けて光を照射でき、残りの領域に対しては光照射が行われない。
《モード10》 図11(d)に示すように、モード10では、LEDモジュール702とLEDモジュール706とが発光駆動し、残りのLEDモジュール701,703〜705,707,708が消灯している。モード10で発光駆動した場合には、矢印D5および矢印D6の側の領域に向けて光を照射でき、残りの領域に対しては光照射が行われない。
なお、モード10で発光駆動した場合には、図10(d)に示すモード4で発光駆動した場合に比べて、小さな領域に対して光照射することができる。
《モード11》 図11(e)に示すように、モード11では、LEDモジュール704とLEDモジュール708とが発光駆動し、残りのLEDモジュール701〜703,705〜707が消灯している。モード11で発光駆動した場合には、矢印D7および矢印D8の側の領域に向けて光を照射でき、残りの領域に対しては光照射が行われない。
《モード12》 図11(f)に示すように、モード12では、LEDモジュール702だけが発光駆動し、残りのLEDモジュール701,703〜707が消灯している。モード12で発光駆動した場合には、矢印D5の側の領域に絞って光を照射することができる。
以上のような発光モードを実行できる照明システムでは、ユーザの行動やニーズに合わせて発光モードを適宜選択することができる。よって、一の筐体を備える照明システムにより、異なった領域の照明を行うことができる。また、本変形例のような構成を採用すれば、更に詳細に光照射領域を選択することができるようになり、ユーザおよび周囲の環境等に適した照明を実行することが可能となる。
なお、上記では、一例として12のモードを備える照明システムとしたが、これに限定を受けるものではない。LEDモジュール701〜708のそれぞれに対して、ユーザの指示信号に応じて選択的に発光駆動できるシステムとすることもできる。
また、ユーザは、発光駆動させるLEDモジュール701〜708と、その全光束などの組み合わせについて、予め一または複数のモードを「お気に入りモード」として回路部に記憶させておくこともできる。このような構成とすれば、ユーザは、度々、詳細なモード設定を行う必要がなく、予め記憶させた複数の「お気に入りモード」の中から選択すればよい。
勿論、スマートフォンなどの情報端末に「お気に入り設定」を行い、照明システムを起動する際に、その情報端末から照明システムの回路部に対して発光駆動のモードに関する情報を送信することとしてもよい。
[変形例2]
変形例2に係る発光部80の構成について、図12を用い説明する。なお、以下においても、上記実施の形態1,2の各システムと共通の部分については図示および説明を省略する。
図12に示すように、本変形例に係る発光部80は、逆台形状の断面形状を有する基台800と、基台800のZ軸方向下側の主面に取り付けられたLEDモジュール801〜804とを有し構成されている。
基台800は、Z軸方向上側の主面が天井への取り付け面であり、略平面となり、取り付け時において天井に沿う。
一方、基台800のZ軸方向下側の主面は、取り付け時において天井に沿う第1取付領域800aと、第1取付領域800aに対して傾いた斜面である第2取付領域800b、800cとを有してなる。
第1取付領域800aに対しては、LEDモジュールA801とLEDモジュールB802とが取り付けられている。第2取付領域800bには、LEDモジュールC803が取り付けられ、第2取付領域800cには、LEDモジュールD804が取り付けられている。
このような構成の発光部を備える照明システムでは、LEDモジュール803,804が天井に対して角度を以って取り付けられていることになるので、より広範な領域の照明を実行することができる。例えば、LEDモジュール803を発光駆動する場合には、上記実施の形態1の照明システム1と比べて、X軸方向左側のより広い領域に光照射することができる。LEDモジュール804を発光駆動する場合には、X軸方向右側のより広い領域に光照射することができる。
本変形例に係る照明システムでは、ユーザの指示に基づいて、部屋の隅々まで照明することが可能であって、高い利便性も備える。
なお、本変形例に係る発光部80の光出射側にレンズ部材を配置しておけば、さらに光の拡散効果を得ることや、逆に集光することなどもできる。また、LEDモジュール801,802を覆うレンズ部分については、直進性をそのまま維持し、LEDモジュール803,804を覆うレンズ部分については、高い光拡散性を有することとすること等もできる。
[その他の事項]
上記実施の形態1に係る照明システム1では、発光部10の平面形状を矩形とし、変形例1に係る発光部70は、平面形状を円形としたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、平面視で楕円形状や長円形状、あるいは5角以上の多角形とすること等も可能である。
また、上記実施の形態1に係る照明システム1では、発光部10のサイズを天井サイズよりも小さいものとしたが、発光部10のサイズについては、これに限定されるものではない。例えば、天井と同じサイズの発光部を備える照明システムとすることもできる。
上記実施の形態1,2および変形例1,2では、各LEDモジュール101〜104,701〜708,801〜804が出射する光の波長については特に言及はしなかったが、種々の波長域の光を出射するモジュールを採用することができる。また、一の発光部に備えられる複数のLEDモジュールが、互いに異なる波長域の光を出射することとすることも可能である。
本発明では、時刻に合わせて光照射領域を適宜選択するシステムとすることもできる。具体例としては、夕方などでは全灯モードを実行し、深夜などでは椅子やテーブルのある領域だけを照らすモードを実行するようにすることもできる。
また、回路部にカレンダータイマを備え、季節によって適切となる時刻に該当領域を照らすようにすること等もできる。例えば、季節が夏の場合においては、夜の遅い時間まで全灯モードを実行し、季節が冬の場合には、夜の速い時間から一部領域だけを照らすモードを実行すること等もできる。
また、上記実施の形態2では、赤外線を信号伝達のために用いたが、信号伝達方法はこれに限られるものではない。例えば、無線方式や、ネットワークを介した方法とすることもできる。
また、上記実施の形態1,2および変形例1,2では、半導体発光素子の一例としてLED素子を採用したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、無機EL素子や有機EL素子、さらには半導体レーザや発光トランジスタなどを採用すること等も可能である。
また、上記実施の形態1,2および変形例1,2では、部屋の床面および側壁面に対して光を照射するための構成を示したが、これに天井に光を照射する間接照明部を付け加えることもできる。
1,5.照明システム
2.壁スイッチ
3.商用電源
4.表示装置
6.コントローラ
10,70,80.発光部
11,700,800.筐体
12.前面カバー
13.背面パネル
14.レンズ部材
15.回路部
61.コントローラ本体部
62.送信部
63.タッチパネル部
100,700,800.基台
101,701,801.LEDモジュールA
102,702,802.LEDモジュールB
103,703,803.LEDモジュールC
104,704,804.LEDモジュールD
151.整流回路
152.フィルタ回路
153.制御回路
154.スイッチング制御回路A
155.スイッチング制御回路B
156.スイッチング制御回路C
157.スイッチング制御回路D
705.LEDモジュールE
706.LEDモジュールF
707.LEDモジュールG
708.LEDモジュールH
1010,1020,1030,1040.モジュール基板
1011,1021,1031,1041.LED素子
1012a,1012b,1022a,1022b,1032a,1032b,1042a,1042b.給電ランド

Claims (6)

  1. 一の筐体と、
    前記一の筐体に取り付けられ、半導体発光素子を有する発光部と、
    前記発光部への電力供給路中に配設された回路部と、
    を備え、
    前記回路部は、壁スイッチを介して、ユーザからの指示信号を受け付け、当該指示信号に基づき、
    前記発光部に対して、第1領域に対して光を照射させる第1発光モードと、
    前記発光部に対して、第2領域に対して光を照射させる第2発光モードと、
    前記発光部に対して、前記第1領域および前記第2領域の両領域に対して光を照射させる第3発光モードと、
    を含む複数の発光モードを選択的に実行するものであり、
    前記第1領域と前記第2領域とは、互いの中心位置が異なっており、
    前記回路部は、ユーザによる壁スイッチのON/OFFの連続操作におけるON操作の回数に基づき、前記複数の発光モードを選択的に実行するものであって、
    最初に壁スイッチがON操作されたときには、前記第3発光モードを選択する
    ことを特徴とする照明システム。
  2. 前記発光部は、それぞれが前記半導体発光素子を有し構成された第1発光要素と第2発光要素とを備え、
    前記回路部は、前記指示信号に基づき、前記第1発光要素と前記第2発光要素とに対する電力供給路を切り替える切替機能部を備え、
    前記第1発光モードでは、前記切替機能部の動作により、前記第1発光要素への電力供給路が閉状態、前記第2発光要素への電力供給路が開状態となることで、前記第1領域に対する光照射がなされ、
    前記第2発光モードでは、前記切替機能部の動作により、前記第1発光要素への電力供給路が開状態、前記第2発光要素への電力供給路が閉状態となることで、前記第2領域に対する光照射がなされる
    請求項1記載の照明システム。
  3. 前記一の筐体は、造営面に対する取り付け構造を備え、
    前記一の筐体に対する前記第1発光要素と前記第2発光要素との取り付け位置は、前記造営面に沿った方向において異なっている
    請求項2記載の照明システム。
  4. 前記一の筐体において、前記第1発光要素の取り付け領域である第1取付領域と、前記第2発光要素の取り付け領域である第2取付領域とは、前記造営面における前記筐体の取り付け面に対して、異なった角度を有する
    請求項3記載の照明システム。
  5. 前記一の筐体は、造営面に対する取り付け構造を備え、
    前記発光部の光出射側は、レンズ部材で覆われており、
    前記レンズ部材は、前記造営面に沿った方向において、前記発光部からの光の一部の進行方向を前記第1領域に向けて屈折させる第1レンズ領域と、前記発光部からの光の他の一部の進行方向を前記第2領域に向けて屈折させる第2レンズ領域と、を備える
    請求項1から請求項4の何れか記載の照明システム。
  6. 前記第1領域および前記第2領域は、部屋の床面または側壁面にある
    請求項1から請求項5の何れか記載の照明システム。
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