JP6299592B2 - 照合装置及び照合装置の制御方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、入力パターンを照合する照合装置等の技術分野に関する。
近年、例えば公共の場所や空港等の施設における安全や、情報処理システム等にログインする際の情報セキュリティ確保などのために、人物を例えば生体情報を用いて確認するパターン照合が行われている。
ここで生体情報とは、例えば顔、指紋などの身体的な特徴である。また、パターンとは、例えば顔や指紋などの画像データである。
つまり、パターン照合は、例えば顔画像や、指紋画像をパターンとして入力し、予め登録されている画像と同一のパターンであるか否かを判定する。
係るパターンを照合する技術は、入力された2つのパターンにおける特徴がどれだけ類似しているかを表す類似度を計算し、その類似度を予め定めた閾値と比較することにより照合判定を行なうのが一般的である。
このような手法の構成例を図8に示す。図8は、一般的な照合装置200における機能を表すブロック図である。
図8に示す一般的な照合装置200は、入力された2つのパターンに関する特徴を抽出する特徴抽出部201及び特徴抽出部202と、特徴抽出部201、202において抽出された特徴間における類似度を計算する類似度計算部203及び、計算された類似度を基に、2つの入力パターンを照合する照合判定部204とからなる。
図8に示す一般的な照合装置200は、入力パターンx206と、入力パターンy207とが入力されると、特徴抽出部201、202においてそれぞれの特徴を抽出する。
そして、一般的な照合装置200は、類似度計算部203において、入力パターンx206と、入力パターンy207とから抽出されたそれぞれの特徴における類似度を計算し、計算された類似度に基づいて、照合判定部204において、入力パターン間における類似度合いを判定することによって照合結果205を出力する。
このような一般的な照合装置においては、入力されたパターンにおける特徴から類似度をどのように計算するかの手法が、照合性能(即ち、照合する際の精度や時間やコスト)に大きく影響する。
近年、一般的に用いられている手法の1つに、入力パターンから抽出した特徴ベクトル間の距離に基づいて入力パターン間の類似度を算出する手法がある。係る手法においては、算出された類似度が例えば所定の閾値より高ければ(即ち、特徴ベクトル間の距離が短ければ)同一のパターンと判定し、類似度が所定の閾値より低ければ(即ち、特徴ベクトル間の距離が長ければ)異なるパターンと判定する。
尚、特徴ベクトルとは、入力パターンにおける特徴をその特徴量に応じて数量化して並べた数値の組(セット)を表す。また、特徴ベクトル間の距離とは、特徴空間における数値の組同士の距離を表す。
係るパターン照合を困難にする問題の1つとして、入力パターン間での撮影条件の変化がある。例えば顔照合を行う際に、基準パターンが本人の場合には、似た顔画像であるために類似度が高くなり、基準パターンが他人の場合には異なる顔画像であるため類似度が低くなるのが理想的である。
しかし、実際には、パターンを入力する際に、入力する顔画像間において、顔の姿勢や、照明などの撮影条件(撮影環境)が異なると、基準パターンが本人であっても、見た目の異なる(つまり、特徴ベクトルが異なる)画像となるために類似度が低くなってしまい、本人を他人と誤判定してしまう問題がある。
上述の問題は、入力パターン間の類似度をそのまま照合判定に用いることに起因している。そこで、入力パターン間の類似度に加えて、入力パターン間以外の複数の類似度を用いる手法が提案されている。このような手法として広く知られているものがZero_Normalization(以下、「Z−norm」と略称する)である。この手法の構成例を図6に示す。
図6は、Z−norm手法を用いた一般的な照合装置300における機能を表すブロック図である。
図6に示すZ−norm手法を用いた一般的な照合装置300は、入力パターンx307と、照合パターン記憶部301と、特徴抽出部302と、類似度計算部303と、複数類似度統合部304及び照合判定部305とからなる。
係る一般的な照合装置300における照合パターン記憶部301は、複数の照合パターン(つまり、上述した基準パターンに対応。以下、本一般例に関連する説明において同様)を記憶する。また、特徴抽出部302は、入力パターンx307及び、照合パターン記憶部301から取り出した幾つかの照合パターンにおける特徴を抽出する。
また、係る一般的な照合装置300における類似度計算部303は、抽出された特徴における類似度を計算する。また、複数類似度統合部304は、計算された類似度を比較する。また、照合判定部305は、比較した結果の類似度合いを判定することにより照合する。
そして、図6に示すZ−norm手法を用いた一般的な照合装置300は、照合したい入力パターンx307が入力されると、照合パターン記憶部301に記憶された複数の照合パターンから幾つかを取り出し、入力パターンx307と共に特徴抽出部302においてそれぞれの特徴を抽出する。
そして、係る一般的な照合装置300は、類似度計算部303において、ある入力パターンの特徴に対する照合パターンの特徴における類似度をそれぞれ計算し、複数類似度統合部304において入力パターンに対する照合パターンにおける類似度を、取り出した幾つかに亘って比較し、照合判定部305において、類似度合いを判定することによって照合結果306を出力する。
Z−norm手法は、データベース(図6における照合パターン記憶部301に対応する)に登録されている照合する際の基準となる照合パターンと、照合したい入力パターンとの類似度の分布を正規分布に正規化することによって、類似度の補正を行う。
これにより、例えば入力パターンにおける撮影条件の差異によって本人の顔画像同士の類似度が低くなってしまう場合でも、他人との類似度の分布も同様に全体的に低くなるため、Z−normを用いることによる補正によって類似度が底上げされ、誤照合が起こりにくくなる。
特許文献1乃至特許文献3では、Z−normと同様の入力パターン間の類似度を、他の登録されている複数パターンとの類似度を用いて補正するという手法が用いられている。
一方、特許文献4では、複数の3次元モデルを予め用意し、それぞれのモデルについて、入力パターンに近い姿勢や照明条件における画像(以下、本一般例に関連する説明において「比較パターン」と称する)を生成し、入力パターンと比較パターンとの類似度を特徴量として利用することにより照合を行う。
係る手法は、入力パターン間の類似度は全く用いないので、入力パターンを撮影する際の撮影条件に依存しない。しかし、係る手法は、比較パターンを生成するために入力パターンの撮影条件を推定する必要があるという問題がある。
図7に、この手法における構成例を示す。図7は、比較パターン生成部を用いた一般的な照合装置400における機能を表すブロック図である。
図7に示す比較パターン生成部を用いた一般的な照合装置400は、入力パターンx410及び入力パターンy411と、モデル記憶部401と、比較パターン生成部402及び比較パターン生成部403と、特徴抽出部404及び特徴抽出部405と、類似度計算部406及び類似度計算部407と、照合判定部408とから成る。
図7に示す比較パターン生成部を用いた一般的な照合装置400におけるモデル記憶部401は、生成される比較パターンの元となるモデルを記憶する。また、比較パターン生成部402及び比較パターン生成部403は、モデルを元に比較パターンを推定することにより比較パターンを生成する。また、特徴抽出部404及び特徴抽出部405は、入力パターン及び、比較パターンに関する特徴をそれぞれ抽出する。
そして、係る一般的な照合装置400における類似度計算部406及び類似度計算部407は、特徴抽出部404、405において抽出された特徴における類似度をそれぞれ計算する。また、照合判定部408は、類似度計算部406及び類似度計算部407において計算された類似度の類似度合いを比較する。
そして、図7に示す比較パターン生成部を用いた一般的な照合装置400は、入力パターンx410、入力パターンy411が入力されると、モデル記憶部401に記憶された比較パターンの元であるモデルを基にして比較パターン生成部402、403において比較パターンを生成する。
そして、比較パターン生成部402、403において生成された比較パターンを、入力パターンx410及び入力パターンy411と共に、特徴抽出部404、405に入力し、それぞれの特徴を抽出する。
そして、比較パターン生成部を用いた一般的な照合装置400は、類似度計算部406、407において、2つの入力パターンに対する比較パターンとの類似度をそれぞれ計算し、計算された類似度に基づいて、照合判定部408において、類似度合いを判定することによって照合結果409を出力する。
特許第4775515号公報 特開2008−59533号公報 特開2004−78686号公報 特許第4560832号号公報
上述した一般的な照合装置においては、次のような問題点がある。
第1の問題点は、入力された入力パターン間で撮影条件が異なるため、本人であっても類似度が低くなったり、他人であっても類似度が高くなったりする点である。
その理由は、照合する際に入力パターン間の類似度を用いているためである。特許文献1乃至特許文献3は、照合する対象である入力パターン及び照合パターンにおける様々な特徴を用いて、入力パターンに対する照合パターンにおける類似度を計算している。
そのため、入力パターン間の類似度も照合判定に用いられるため、上記の問題は軽減されてはいるが、本質的な問題の解決にはならない。
第2の問題点は、例えば特許文献4のように、入力パターンとの類似度を測るために、本人の比較パターンを生成する場合、必ずしも正しい比較パターンが生成できるわけではなく、照合判定に有効な類似度が計算できない場合がある点である。
その理由は、比較パターンの生成において、入力パターンの姿勢及び照明条件を推定する必要があり、この推定に誤りがある場合には、正しい比較パターンが生成されず、その後の処理である類似度の算出にまで誤差が伝播するためである。
そこで、本発明の主たる目的は、特定条件で記録した基準パターンとの間の類似度に基づいて入力パターン同士の異同を判定する際の誤判定を抑制する照合装置等を提供することにある。
前述の目的を達成するために、本発明に係る照合装置は、以下の構成を備えることを特徴とする。
即ち、本発明に係る照合装置は、
照合の対象である入力パターンに関する特徴を示す入力情報が成す組と、その照合の基準となる基準パターンに関する特徴を示す複数種類の基準情報とを用いて、前記入力情報が成す組と前記複数種類の基準情報との間における類似度を計算する類似度計算部を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の見地として、本発明に係る照合装置の制御方法は、
照合の対象である入力パターンに関する特徴を示す入力情報が成す組と、その照合の基準となる基準パターンに関する特徴を示す複数種類の基準情報とを用いて、前記入力情報が成す組と前記複数種類の基準情報との間における類似度を類似度計算機能において計算する。
また、同目的は、上述した他の見地である照合装置の制御方法を、コンピュータによって実現するコンピュータ・プログラム、およびそのコンピュータ・プログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な不揮発性の記憶媒体によっても達成される。
尚、同目的は、上述した照合装置における各処理部が、例えば通信ネットワーク等を介してそれぞれ通信可能に存在する際に、それらを統合するシステムとして照合処理を行う照合処理システムによっても達成される。
本発明に係る照合装置等によれば、特定条件で記録した基準パターンとの間の類似度に基づいて入力パターン同士の異同を判定する際の誤判定を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る照合装置の機能を概念的に表すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る照合装置の機能を概念的に表すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る照合装置の制御方法を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る照合装置において、照合する2つの入力画像における照合状況を模式的に表した例の図である。 本発明の第3の実施形態に係る照合装置の制御方法をコンピュータ・プログラムを用いて実現する際の処理を概念的に表すブロック図である。 Z−norm手法を用いた一般的な照合装置における機能を表すブロック図である。 比較パターン生成部を用いた一般的な照合装置における機能を表すブロック図である。 一般的な照合装置における機能を表すブロック図である。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る照合装置1の構成と動作について、図1を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る照合装置1の機能を概念的に表すブロック図である。
図1を参照すると、本照合装置1は、類似度計算部6から成る。そして本照合装置1は、照合する対象である入力パターンに関する特徴が抽出された入力情報が成す組である入力情報x10及び入力情報y11と、その照合の基準となる基準パターンに関する特徴が抽出された基準情報12とを用いて、入力情報が成す組と複数種類の基準情報12との間における類似度を表す類似度S7を類似度計算部6においてそれぞれ計算する。
ここで、本照合装置1において、特徴記憶部2に記憶される複数の基準情報12は、例えば、係る照合に際して基準となり得る特定の条件(環境。本実施形態に関連する説明において以下同様)に基づく個々の基準パターンに関する特徴が抽出された情報である。
また、パターンに関する特徴とは、そのパターンが有する固有の特徴を現す例えば特徴量や特徴ベクトルである。
尚、特徴記憶部2に記憶される複数の基準情報12は、場合によっては、入力情報x10及び入力情報y11の少なくとも一方と一致することもあり得る。また、特徴記憶部2に記憶される基準情報12は、場合によっては同じパターンが記憶されることもあり得る。
また、本実施形態において、類似度S7は、入力情報が成す組と、特徴記憶部2から取り出した複数の基準情報12のうちの個々の基準情報12との間に関して、例えば統計的に求めた計算値に基づいてそれぞれ算出された、入力情報x10及び入力情報y11と、同一の基準情報12とがそれぞれどれだけ似ているかという尺度を表す情報(つまり、類似度合いを表す情報)、と解釈することができる。(一例として、類似度S7は、特徴が抽出された入力情報x10及びy11と、基準情報12との間の特徴を表す空間におけるそれぞれの論理的な距離を表す情報を挙げることができる。)
また、特徴記憶部2に記憶された複数の基準情報12を一度に取り出す際の単位数は、例えば、基準情報12を一度に複数個取り出したうちからさらに1つずつを取り出して順番に類似度S7を計算する際に、係る手法において取り扱うことが可能な類似度S7の数によって決めればよい。
また、上述した複数の基準情報12の特徴記憶部2からの取り出し方としては、例えば、一度に当該複数個(所定の個数)を取り出し、それら取り出した複数個の基準情報12の中から、さらに1つずつランダムに取り出してもよい。しかし、特徴記憶部2から基準情報12を取り出す際の個数や取り出し方は、上述したような方法には限定されない。
また、特徴記憶部2に記憶された複数の基準情報12を一度に取り出す繰り返しの回数は、求める照合精度と、特徴記憶部2に記憶された複数の基準情報12の個数(つまり、上限数)と、入力情報が成す組である入力情報x10及び入力情報y11とを照合する処理時間との兼ね合いにおいて適宜に決めることが可能である。
また、類似度計算部6は、計算された複数の類似度S7を出力すると共に、例えば類似度計算部6に含まれる不図示の提示部を用いて外部装置若しくはユーザに類似度S7を提示することが可能である。
これにより、例えば外部装置やユーザは、取り出された複数の基準情報12のうちのどれに入力情報x10とy11とがそれぞれ、どの程度類似しているかを知ることができる。
即ち、本実施形態に係る照合装置1によれば、計算により得られた類似度S7に基づいて入力情報x10とy11とが同一か否かを推定することが可能となる。
その理由は、入力情報x10とy11とをそれぞれ、共通の基準情報12との間で計算することにより得られる類似度の数値(情報)から大小関係を判別することができるからである。
また、入力情報x10とy11とが、それぞれ異なる条件で取得された情報であったとしても、特定の条件で記憶(取得)された同じ基準情報12を基準にして入力情報x10とy11との間でそれぞれ比較するため、得られた類似度S7同士の相対的な差に基づいて類似度の大小を判断することができる。つまり、類似度S7は、入力情報x10とy11が取得された際の取得条件には左右されない。
さらに、類似度S7は、取り出された複数個の基準情報12の個数分に亘って類似度S7を調べ、且つ、これを複数(所定)回繰り返すことにより類似度S7及び、類似度S7間の大小関係がある数値に定まる。
これにより、例えば外部装置やユーザは、異なる条件で取得された入力情報x10とy11とが類似しているか否かを判断することができる。
その理由は、上述したように、特定の条件で記憶(取得)された同じ基準情報12を基準にして類似度S7を比較しているからである。
尚、入力パターンと基準パターンとは、一例として人や物体を表す画像である。
即ち、本実施形態に係る照合装置1によれば、特定条件で記録した基準パターンとの間の類似度に基づいて入力パターン同士の異同を判定する際の誤判定を抑制することができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態に係る照合装置100の構成について、図2を参照しながら詳細に説明する。図2は、本発明の第2の実施形態に係る照合装置100の機能を概念的に表すブロック図である。
本実施形態に係る照合装置100は、入力パターンx110及び入力パターンy111と、パターン記憶部101と、基準パターン112と、特徴抽出部102及び103と、類似度計算部104及び105と、類似判定部106及び107と、照合判定部108とから成る。
第1の実施形態では、図1に示す入力パターンに関する特徴が抽出された2つの入力特徴情報x10、y11と、基準パターンに関する特徴が抽出されると共に特徴記憶部2に複数記憶された基準特徴情報12とを用いて説明した。
本実施形態では、図2に示す2つの入力パターン即ち、入力パターンx110及び入力パターンy111と、パターン記憶部101から取り出した基準パターン112を用いる点が異なる。
また、第1の実施形態で示した類似度計算部6は、本実施形態においては、類似度計算部104及び105に対応する。そのため、類似度計算部104及び105を総称する際には類似度計算部6と称する場合がある。
以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態及と同様な構成については、重複する説明を省略する。
図2を参照すると、本実施形態に係る照合装置100は、2つの異なる入力パターン即ち、入力パターンx110と、入力パターンy111とを有する。
ここで、パターンとは、例えば人物や物体を表す画像であり、即ち、入力パターンや、基準パターンは、それぞれ照合対象である入力画像や、照合の基準となる基準画像である。
また、照合装置100は、特定の撮影条件において撮影された基準パターン112が複数記憶されると共に、一度に所定数の基準パターンを取り出すことが可能なパターン記憶部101を有する。
そして、照合装置100は、入力パターンx110とパターン記憶部101から取り出された基準パターン112それぞれにおける特徴を抽出する特徴抽出部102と、同じく入力パターンy111とパターン記憶部101から取り出された基準パターン112それぞれにおける特徴を抽出する特徴抽出部103とを備える。
尚、入力パターンx110及び入力パターンy111を総称する際は、2つの入力パターンと称する場合がある。
また、パターン記憶部101から一度に取り出される複数の基準パターン112は、2つの入力パターンそれぞれに対して同じ(つまり、共通の)パターンが取り出されるものとする。また、パターン記憶部101から取り出される基準パターン112は、複数の基準パターン112の中からランダムに所定数ずつを一度に取り出すものとする。
基準パターン112を一度に取り出す際の所定数とは、例えば2つ乃至複数である。つまり所定数は、例えば特徴抽出部102、103や、後述する類似度計算部104、105において、特徴抽出処理や、類似度計算処理を行う際に、一度に取り出した所定数の基準パターンのうちから基準パターン112を1つずつ変えながら処理する際の単位となる数である。
ここで、入力パターンの例としては、例えば顔照合であれば、カメラなどからの監視画像から検出した顔画像である入力パターンx110と、例えば重要人物リストにある顔画像である入力パターンy111とが入力となる。尚、2つの入力パターンは、x側とy側とで例えば同じ人物であったとしても撮影条件が異なれば異なる入力パターンとなる。
そして、特定の撮影条件において撮影された基準パターン112は、上述した2つの入力パターンとはパターン及び撮影条件が異なる。また、パターン記憶部101に記憶された複数の基準パターン112には同じパターンが含まれない。
しかし、基準パターン112は、場合によっては2つの入力パターンの何れかと同じであっても構わない。また、パターン記憶部101に記憶される基準パターン112は、場合によっては、同じ基準パターンが記憶されていても構わない。
また、本実施形態に係る照合装置100は、2つの入力パターンが入力されると、特徴抽出部102、103において抽出された2つの入力パターンにおける2つの入力特徴情報(不図示、以下同様)及び所定数の基準パターン112から抽出された基準特徴情報(不図示、以下同様)との特徴間における類似度S7をそれぞれ計算する類似度計算部104、105を有する。
尚、上述した2つの入力パターンが入力されるのに応じて処理を行う例に限らず、特徴抽出部102及び103が2つの入力パターンや基準パターン112を取りに行くようにしても構わない。
また、本実施形態に係る照合装置100は、類似度計算部104、105において計算されたそれぞれの類似度S7に基づいて2つの入力特徴情報が、所定数の基準特徴情報のうちの何れの基準特徴情報にどの程度類似しているかを類似度S7における例えば大小関係を表す類似度合い、即ち相関関係R9を判定する類似判定部106、107を備える。
尚、類似判定部106及び107を総称する際には類似判定部8と称する場合がある。
ここで、抽出された特徴とは、特徴を表す特徴ベクトル(つまり、入力パターンにおける特徴をその特徴(特徴量)に応じて数量化して並べた数値の組)である。
また、計算された類似度とは、統計的に求めた特徴ベクトル間において入力特徴情報と基準特徴情報とがどれだけ似ているかという類似度合いを表した数値である。
尚、本実施形態に係る照合装置100は、例えばある回数目の取り出しで照合中の類似度計算部104、105において計算されたそれぞれの類似度S7を類似度計算部6に含まれる不図示の提示部を用いて外部装置やユーザなどに提示するようにしてもよい。
そして、類似判定部106、107は、類似度計算部104、105において計算された類似度S7に基づいて2つの入力特徴情報が取り出された所定数の基準特徴情報のうちの何れの基準特徴情報に、どの程度類似しているかという相関関係を類似度S7における例えば大小関係を比較することにより判定する。
そして、本実施形態に係る照合装置100は、類似判定部106、107からの判定結果を、それぞれ入力パターンx110側と入力パターンy111側とから照合判定部108に入力する。
尚、本実施形態に係る照合装置100は、例えばある回数目の取り出しで照合中の類似判定部106、107において判定された類似度S7における相関関係R9を、類似判定部8に含まれる不図示の提示部を用いて外部装置やユーザなどに提示するようにしてもよい。
そして、照合判定部108は、x側とy側とからの2つの相関関係R9が、基準パターン112を取り出した所定数のうちの幾つの数で一致するかの率を所定の閾値を用いて調べた結果を照合結果109として出力する。
本実施形態に係る照合装置100は、再びパターン記憶部101から所定数の基準パターンを一度に取り出し、2つの入力パターンを照合する作業を繰り返す。その繰り返し回数は、求める照合精度と、パターン記憶部101に記憶されている基準パターン112の個数(つまり、上限数)と、2つの入力パターンを照合する処理時間との兼ね合いにおいて適宜に決めることが可能である。
また、照合判定部108に含まれる提示部113は、最終的な照合結果109をユーザに対して後述するような例えばディスプレー等に表示するなどにより提示することが可能である。
また、照合判定部108に含まれる提示部113は、例えばある回数目の取り出しにおける照合中の類似度計算部6における類似度S7や、類似判定部8における相関関係R9を含んで提示するようにしてもよい。
その際に、ユーザに対して喚起するように、ディスプレー等などに表示された照合結果9の表示内容を変化させるか、若しくはブザーなどの音(不図示)を鳴動させるか、若しくは音声合成あるいは録音した音声メッセージ等の音声を生じさせるか、若しくはランプなどの光(不図示)を点灯あるいは明滅させるか、若しくはユーザが体感しうる振動(不図示)を生じさせるか、若しくは後述するような通信可能な通信ネットワーク(不図示)を介して他の情報処理装置に通知するかの何れか、若しくはこれらの組み合わせにより報知することも可能である。
続いて、図2を参照して第2の実施形態における動作についてさらに詳細に説明する。まず、入力パターンx110と入力パターンy111とがそれぞれ特徴抽出部102、103に入力される。若しくは、特徴抽出部102、103は、2つの入力パターンを取りに行くようにしてもよい。
それに応じて、パターン記憶部101から取り出された基準パターン112は、特徴抽出部102、103にそれぞれ同じパターンが所定数ずつ出力される。若しくは、特徴抽出部102、103は、パターン記憶部101から基準パターン112を取りに行くようにしてもよい。
そして、特徴抽出部102、103は、入力された2つの入力パターン及び基準パターンに関するそれぞれの特徴を抽出する。
その際に、特徴抽出部102、103に入力された所定数の基準パターンは、所定数のうちから1つずつ選ばれ、選ばれた特徴パターンの順に特徴が抽出される。
そして、特徴抽出部102、103は、抽出した特徴、即ち2つの入力特徴情報及び基準特徴情報を、類似度計算部104、105にそれぞれ出力する。
そして、類似度計算部104、105は、特徴抽出部102、103で抽出された入力特徴情報及び基準特徴情報における特徴間の類似度S7を計算し、類似判定部106、107に出力する。
その際に、類似度計算部104、105は、入力パターンに対して、パターン記憶部101から取り出した所定数の基準パターンのうちから基準パターン112を1つずつ取り出した際の順番に基づいて基準特徴情報を1つずつ変えながら、所定数分に亘って対応する1つの入力特徴情報との間における類似度S7を計算する。この操作をx側とy側とでそれぞれ行なう。
そして、類似判定部106、107は、類似度計算部104、105からの出力である特徴間の類似度S7を基にして類似度S7における例えば大小関係を表す相関関係R9を、例えば類似度S7が、類似度計算部104、105から類似判定部106、107に入力された順番に応じてその判定結果を照合判定部108へ出力する。
その際に、類似判定部106、107は、類似度計算部104、105から出力された順番で類似度を1つずつ変えながら、取り出した所定数分に亘って類似度合いを判定する。この操作をx側とy側とでそれぞれ行なう。
尚、上述した類似判定部106、107における判定では、例えば、類似度S7を表す数値における大小関係に基づいて、基準特徴情報を一つずつ変えた際の順番に関連付けて並べてもよいし、最も大きい類似度S7を有する基準パターンの類似度S7を、基準特徴情報を一つずつ変えた際の順番に関連付けて出力するようにしてもよい。
しかし、類似判定部106、107の判定における判定の方法や、基準パターンにおける取り出し順との関連付け等の出力形式を限定しているわけではない。
そして、照合判定部108は、類似判定部106、107が出力した、相関関係R9における判定結果を基にして、一度に取り出した所定数の基準パターン112のうちの幾つが入力パターンx110側と入力パターンy111側とで、一致するかの数の割合を、上述した取り出しに伴う処理を適宜の回数繰り返した後に、予め設定した所定の閾値を用いて判定し、照合結果109を得る。
その際に、照合判定部108に含まれる提示部113によって、照合結果109をユーザに対して後述するようなディスプレー等を用いて提示するようにしてもよい。
つまり、所定数を取り出した基準パターンのうちのどれと、どれだけ一致しているかは、取り出した所定数の基準パターン112の中から、入力パターンと比較する基準パターンを一つずつ変えながら、類似判定結果(つまり、類似度S7の例えば大小関係である相関関係R9の大きさを閾値で判定した結果)が、入力パターンにおけるx側とy側とで一致する回数(個数)を調べ、例えばその一致の回数(個数)が所定の閾値より大きければ入力パターンx110側と入力パターンy111側とは同一であることが判り、同一であることの照合結果109を得る。
その際に、所定の閾値として設定される設定値としては、基準パターン112を取り出す際の個数である所定数の例えば過半数である。しかし、所定の閾値をこの値に限定しているわけではない。
また、上述した取り出しに伴う処理を適宜の回数繰り返すとは、基準パターン112を所定数取り出して、特徴を抽出し、類似度S7を計算し、相関関係R9を判定し、入力パターンのx側とy側とで相関関係R9に基づいて照合する作業を、求める照合精度と、パターン記憶部101における基準パターン112の上限数と、照合する処理時間との兼ね合いにおいて定まる回数繰り返すことである。
図2を用いて上述した本実施形態における構成及び動作に関して、さらに図3を参照してその制御方法を詳しく説明する。
図3は、本実施形態における照合装置100の制御方法を表すフローチャートである。
まず、パターン記憶部101は、基準パターン112を記憶する(ステップS1)。
尚、基準パターン112は、特定の撮影条件を有する別の場所において予め複数撮影してパターン記憶部101に格納するようにしてもよい。
その際は、ステップS1のみを実行するようにすればよい。
次に、パターン記憶部101は、基準パターン112を所定数取り出す(ステップS2)。
尚、基準パターン112をパターン記憶部101から取り出す際の数は、例えば予め決めた2つ乃至複数である。また、基準パターン112をパターン記憶部101から取り出す際の取り出し方は、上述した所定数分を一度にランダムに取り出せばよい。若しくは、一度に取り出した所定数分の基準パターンを例えば1つずつランダムに変えながら特徴抽出部102、103へ出力するようにしてもよい。
次に、特徴抽出部102、103は、入力パターンx110と入力パターンy111及び基準パターン112に関する各々の特徴を抽出する(ステップS3)。
尚、2つの入力パターンは、任意の撮影条件において撮影されたパターンを特徴抽出部102、103へ入力する。
また、基準パターン112は、x側とy側とで入力パターンがそれぞれ1つ入力されると、同じパターンが同時に特徴抽出部102、103へ順次出力される。
また、特徴抽出部102、103における2つの入力パターン及び基準パターンから特徴を抽出する手法は、例えば統計的に求めた計算値を基にして類似度S7を計ることができるような特徴ベクトルを抽出できる特徴抽出手法であればどのような手法を用いてもよい。
次に、類似度計算部104、105は、当該入力パターンx110と、入力パターンy111から抽出されたそれぞれの特徴と、当該基準パターン112から抽出された特徴との間の類似度S7を計算する(ステップS4)。
次に、類似判定部106、107は、類似度計算部6において求めた類似度S7に基づいて相関関係R9を判定する(ステップS5)。
尚、類似判定部106、107における、2つの入力パターンと基準パターンとがどれだけ類似しているかの判定は、類似度S7における大小関係を表す相関関係R9を計ることができればどのような手法を用いてもよい。一例として、2つの入力パターン及び基準パターンから抽出された特徴である特徴ベクトルにおける距離に基づいて大小関係を判定してもよい。
また、本照合装置100は、例えばある取り出し回数目における類似度S7や相関関係R9を、ユーザに対して後述するようなディスプレー等を用いて提示するようにしてもよい。
この場合、例えば類似度計算部6や類似判定部8において提示部(不図示)を含み、その提示部において類似度S7や相関関係R9を出力すればよい。あるいは、類似判定部8において類似度S7と相関関係R9とをまとめて出力するようにしてもよい。
次に、類似判定部106、107は、2つの入力パターンと、取り出した全ての基準パターン112との間における相関関係R9を判定したか否か(ステップS6)を調べる。
そして、取り出した基準パターン112が無くなるまでステップS3〜ステップS6を繰り返す(ステップ6にてNO)。
そして、取り出した全ての基準パターン112について相関関係R9の判定を行なったら(ステップ6にてYES)、照合判定部108は、類似判定結果、即ち個々の相関関係R9が、入力パターンにおけるx側とy側とで、所定数の基準パターンのうちで一致する回数を調べ、その一致した回数を所定の閾値と比較することにより判定し、その結果を照合結果109として出力する(ステップS7)。
ここで、どれだけ一致しているか、即ち2つの入力パターンと、基準パターンの類似度S7における相関関係R9を判定する方法は、基準パターン112をパターン記憶部101から取り出した所定数分に亘って基準パターンを一つずつ変えながら、2つの入力パターンx側とy側とで所定数分のうちの幾つの相関関係R9が一致しているかの率を判定するようにすればよい。
その際には、例えば取り出した所定数の基準パターン112における例えば過半数を所定の閾値として用いて判定するようにしてもよい。
ここで、一例として顔照合であれば、例えば監視カメラからのある顔画像である入力パターンx110と、重要人物リストからのある顔画像である入力パターンy111と、パターン記憶部101から取り出した基準パターン112とでそれぞれ特徴を抽出する。
そして、類似度計算部104、105は、それらの特徴に基づいてx側、y側それぞれで、画像同士における類似度S7を計算し、類似判定部106、107は、計算された類似度における大小関係、即ち相関関係R9をx側、y側それぞれで判定する。
そして、特徴抽出部102及び103、類似度計算部104及び105、類似判定部106及び107は、基準パターン112をパターン記憶部101から取り出した所定数分に亘って上述した処理を繰り返し、照合判定部108は、監視画像側と、重要人物側とが、基準パターンである基準画像との間において、基準パターンをパターン記憶部101から取り出した所定数のうちの幾つの相関関係R9が一致しているかを判定することにより照合する。
係る判定は、例えばパターン記憶部101から取り出した基準パターンの所定数における例えば過半数においてそれぞれの相関関係R9が一致していれば、監視画像におけるある顔画像と、重要人物リストからのある顔画像とが同一人物であると判定される。
また、上述した照合結果109は、例えば照合判定部108に含まれる提示部113を用いて、外部装置やユーザに対して後述するディスプレー等に提示するようにしてもよい。また、照合判定部108は、ある取り出し回数目で照合中の類似度S7や相関関係R9を併せて提示するようにしてもよい。さらに、照合判定部108は、上述したような方法で外部装置やユーザに対して喚起するような通知を行なうようにしてもよい。
一例として、類似度計算部6や類似判定部8に含まれる提示部(不図示)や、照合判定部108に含まれる提示部113からの出力を、図4に示すように外部装置やユーザに対してまとめて提示するようにしてもよい。
図4は、照合する2つの入力画像における照合状況を模式的に表した例の図である。図4に示すように、入力画像xとyに対しては、例えば3つの基準画像a、b、cとの間で例えば、ある取り出し回数目における類似度S7、相関関係R9が計算若しくは判定され、表示される。
そして、本照合装置100は、求める照合精度と、パターン記憶部101に記憶された基準パターン112の上限数や照合処理時間との兼ね合いによって決まる取り出し回数を繰り返した後に得られる最終的な類似度S7、相関関係R9が示す数値に応じて照合結果として例えば「他人」、あるいは、「本人」と表示される。
ここで、図4において、ある取り出し回数における類似度S7は、数値でなくてもよく、例えば棒グラフや円グラフのような図でも構わない。
また、図4において、ある取り出し回数における相関関係R9は、複数の基準画像における類似度S7の大小関係や、類似度S7が最も大きい基準画像をその基準画像を取り出した順番を表す番号と共に提示(表示)するようにしてもよい。
また、図4において、決められた取り出し回数を繰り返した後に得られる照合結果表示は、ユーザが目視しやすいように大きく目立つ色によって表示してもよく、また点滅やアニメーションによってユーザが喚起されやすい表示にしてもよい。
上述したように、パターン記憶部101から取り出された所定数の基準パターン112それぞれと、入力パターンにおける撮影(取得)条件の違いは一定であるので、所定数の基準パターンの間で比較した結果には入力パターンにおける撮影(取得)条件は影響しない。
本実施形態は、第1の実施形態を基本としている。そのため、本実施形態は、第1の実施形態が有する効果を同様に有する。
即ち、本実施形態に係る照合装置100によれば、特定条件で記録した基準パターンとの間の類似度に基づいて入力パターン同士の異同を判定する際の誤判定を抑制することができる。また、計算によって得られた類似度を提示することができる。
尚、一例として上述した顔照合の他にも、画像を照合する、例えば指紋あるいは物体等における照合においても、これらの特徴を抽出することにより、上述したのと同様に照合することが可能である。
(第2の実施形態における第1の変形例)
次に、上述した第1及び第2の実施形態を基本とする第2の実施形態における第1の変形例について図2を用いて説明する。
本実施形態における第1の変形例では、類似判定部106、107は、類似度計算部104、105で計算された入力パターンx110及び入力パターンy111から抽出された特徴と、基準パターン112から抽出された特徴との特徴間の類似度S7の大小関係を判定して出力する際に、その大小関係に基づいて類似度S7の順位付け(即ち、「ランキング」、以下同様)を出力する点が相違する。
従って、以下の説明においては、本実施形態における第1の変形例に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1及び第2の実施形態及と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
本実施形態における第1の変形例では、例えば、一度に取り出す基準パターン112の数がM個のとき、1回の比較においてどの基準パターン112に類似しているかを示す情報(即ち、類似度S7)が出力される。
つまり、ランキングを出力する際に、類似度S7の数値が高い順に並べた場合の順位(即ち、相関関係R9)を表す長さMのベクトルを出力する。その際、基準パターン112を取り出した際の順番と関連付けて出力するようにしてもよい。
そして、照合判定部108は、類似判定結果のランキングが、x側とy側とでどれだけ一致しているかに基づいて照合判定を行う。
具体的には、照合判定は、基準パターン112の数が例えば3個のとき、類似度S7の数値を大きい順に並べたランキングのうち、順位の一番目のみが一致した場合と、三つ共一致した場合があると仮定して、その際に例えば閾値を3分の2以上としている場合には、三つ共一致した場合に入力パターンx110と入力パターンy111とが同一であると判定することが可能である。
また、照合判定の結果である照合結果109は、例えば照合判定部108に含まれる提示部113を用いて、外部装置やユーザに対して後述するディスプレー等に提示するようにしてもよい。また、その際に、上述したような方法で外部装置やユーザに対して喚起するような通知を行なうようにしてもよい。
具体的には、類似度計算部6や類似判定部8に含まれる提示部(不図示)や、照合判定部108に含まれる提示部113からの出力を、図4に示すように外部装置やユーザに対してまとめて提示するようにしてもよい。
図4は、照合する2つの入力画像における照合状況を模式的に表した例の図であり、第2の実施形態において説明しているので、第1の変形例での説明は省略する。
本実施形態は、第1及び第2の実施形態を基本としている。そのため、本実施形態は、第1及び第2の実施形態が有する効果を同様に有する。
即ち、本実施形態における第1の変形例に係る照合装置100によれば、特定条件で記録した基準パターンとの間の類似度に基づいて入力パターン同士の異同を判定する際の誤判定を抑制することができる。
(第2の実施形態における第2の変形例)
次に、上述した第1及び第2の実施形態を基本とする第2の実施形態における第2の変形例について図2を用いて説明する。
本実施形態における第2の変形例においては、例えば、顔照合の例で、パターンとして顔画像を用いて、より具体的に、抽出された特徴間における類似度S7の計算及び、計算された類似度S7間における類似判定処理(つまり、相関関係R9を算出する処理)の一例を数式を用いて説明する。
従って、以下の説明においては、本実施形態における第2の変形例に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1及び第2の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
第2の実施形態で説明したように、特徴抽出部102、103は、入力パターンx110及び入力パターンy111と、パターン記憶部101から取り出した所定数の基準パターン112とから特徴をそれぞれ抽出する。
特徴抽出部102、103には、今日では一般的な画像処理における特徴抽出技術である、例えばSobelフィルタや、Gaborフィルタなどで知られるフィルタ応答結果を並べた特徴ベクトルを用いることが可能である。しかし、特徴抽出の手法は、抽出した特徴を基に類似度S7を計算することができればどのような手法を用いてもよく、上述した手法に限定しているわけではない。
類似度計算部104、105は、入力パターンx110及び入力パターンy111と、パターン記憶部101から取り出した所定数の基準パターン112との間の類似度S7をx側とy側とでそれぞれ計算する。
本実施形態における第2の変形例では説明を判りやすくするため、1度に取り出す基準パターンは、2つとし、パターン記憶部101からランダムに選んで取り出すこととする。
ここで、入力パターンx110と入力パターンy111における特徴ベクトルをそれぞれx、yとし、パターン記憶部101から取り出した2つの基準パターン112から抽出された特徴ベクトルをそれぞれai、biとする。
また、類似度sとして今日では一般的な、ある標本に対する既知の標本群における重心からの統計的な距離関係を明らかにするマハラノビス距離を基に、その2乗の逆数を用いると、例えばxとaiにおける類似度s(x、ai)は、後述する行列Pを用いて以下の[数1]のように表すことができる。
Figure 0006299592
つまり、2つの入力パターンが類似するほどマハラノビス距離は小さくなり、上記で定義した類似度sは大きくなる。
尚、上付き文字Tは転置を表す。また、予め用意した行列Pとは、半正定値行列(つまり、ある行列Aを用いてP=(Aの転置)×Aと表せる行列)である。また、特徴ベクトルに基づいて類似度sを求めることができればどのような手法を用いてもよく、上述した手法に限定しているわけではない。
そして、類似度計算部104では、s(x、ai)及びs(x、bi)を、同様に類似度計算部105ではs(y、ai)及びs(y、bi)をそれぞれ計算すると共に、計算された類似度sを類似判定部106、107へそれぞれ出力する。
そして、類似判定部106、107は、上述した類似度計算部104、105において計算された類似度sが、どの基準パターン112により類似しているかを、類似度における大小関係である相関関係R9を判定する。
具体的には、例えば類似判定部106では、入力パターンx110と、基準パターンai、biとの間における、類似度s(x、ai)と、類似度s(x、bi)とを比較し、類似度がより大きい方の基準パターンに類似していると判定し、その判定結果として、例えば大きい方の類似度sを基準パターンと関連付けて出力するか、あるいは大きい順に類似度sを表す順位を基準パターンと関連付けて出力する。ただし、類似判定部106、107からの判定結果の出力方法は上述した方法に限定しているわけではない。
ここで、類似判定結果をri(つまり、相関関係rと称することもできる)とすると以下のような[数2]に表すことができる。
Figure 0006299592
そして、パターン記憶部101から取り出された基準パターン(ai、bi)は、特定の撮影条件において撮影された基準パターンであるため、これらの基準パターン(ai、bi)と入力パターンx110との撮影条件の違いは一定である。
したがって、類似判定結果ri(x)、即ちs(x、ai)と、s(x、bi)における類似度の大小関係は、入力パターンにおける撮影条件には依存しない。
そして、基準パターン(ai、bi)を変えながら上記の操作をN回行うことにより、類似判定結果{ri(x)}(i=1、・・・、N)を得る。尚、Nは、パターン記憶部101において記憶された基準パターンを所定数取り出した際の組み合わせ数である。
同様に類似判定部107においても入力パターンy111に関して同様の操作を行い、類似判定結果{ri(y)}(i=1、・・・、N)を得る。
照合判定部108は、類似判定結果{ri(x)}と{ri(y)}とがどれだけ一致しているかに基づいて、入力パターンxとyとの照合判定を行う。
類似判定結果がどれだけ一致しているかについては、後述する所定の閾値θを設ける。
つまり、取り出した基準パターン112の所定数に対してそのうちの幾つが一致したかを判定する閾値である。例えば、パターン記憶部101から基準パターンを取り出した所定数のうちの例えば過半数を設定することができる。しかし、所定の閾値を、取り出した所定数の基準パターンにおけるそのうちの過半数に限定しているわけではない。
そして、例えば類似判定結果が一致する割合を用いて照合判定を行うとすると、照合判定結果zは以下のような[数3]に表すことができる。
Figure 0006299592
ただし、[数3]における1(ri(x)=ri(y))は、(ri(x)=ri(y))が真である場合に1を、偽である場合に0を出力する関数であり、θは所定の閾値である。
照合判定結果z(x、y)は、閾値θに基づいて、入力パターンx110と、入力パターンy111とが同一であると判定した場合には1を、異なると判定した場合には0を出力する。即ち、本実施形態における第2の変形例に係る照合装置100では、類似判定結果riを所定の閾値θに基づいて仕分けることにより、2つの入力パターンにおける異同を判定し、照合することができる。
その際に、照合判定部108に含まれる提示部113は、類似度sや、相関関係rや、照合結果109を図4に示すような照合状況を後述するディスプレー等を用いて外部装置やユーザに対して提示してもよい。
図4は、照合する2つの入力画像における照合状況を模式的に表した例の図であり、第2の実施形態において説明しているので、第2の変形例での説明は省略する。
また、本実施形態における第2の変形例に係る照合装置100においては、パターン記憶部101から所定数を取り出した特定の撮影条件において撮影された基準パターン(ai、bi)それぞれと、入力パターンにおける撮影条件の違いは一定であるので、所定数の基準パターン(ai、bi)の間で比較した結果には入力パターンにおける撮影条件は影響しない。
つまり、類似判定結果ri(x)、即ちs(x、ai)とs(x、bi)における類似度の大小関係は、入力パターンにおける撮影条件に依存しない。これは、ri(y)についても同様である。
本実施形態は、第1及び第2の実施形態を基本としている。そのため、本実施形態は、第1及び第2の実施形態が有する効果を同様に有する。
即ち、本実施形態における第2の変形例に係る照合装置100によれば、特定条件で記録した基準パターンとの間の類似度に基づいて入力パターン同士の異同を判定する際の誤判定を抑制することができる。
(第2の実施形態における第3の変形例)
次に、上述した第1及び第2の実施形態を基本とする第2の実施形態における第3の変形例について図2を用いて説明する。
本実施形態においては、第2の実施形態における第1の変形例で求めた、類似判定部106、107における類似度sに基づく基準パターン112のランキングを、類似判定結果として照合判定する場合の一例を数式を用いて具体的に述べる。
従って、以下の説明においては、本実施形態における第3の変形例に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1及び第2の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
本実施形態における第3の変形例に係る照合装置100は、説明の都合上、パターン記憶部101から1度に取り出す基準パターンを3つとし、それぞれai、bi、ciとする。
類似度計算部104、105では、第2の実施形態で説明したのと同様に、2つの入力パターンx110及び入力パターンy111と、3つの基準パターンai、bi、ciとの間における類似度sを計算する。これらの類似度sに基づいて、類似判定部106、107では、類似度の大小関係を比較することによって、取り出した基準パターンにおけるランキングを生成する。
例えば、入力パターンx110と、基準パターンai,bi、ciとの間における類似度sとして、[数4]が得られたとする。
Figure 0006299592
ここで、類似度sが高い順番は、2番目の基準パターンが1位、3番目の基準パターンが2位、1番目の基準パターンが3位であるから、生成されるランキングri(x)は、これらの順位を並べると、[数5]となる。
Figure 0006299592
つまり、一度に取り出した基準パターンから1つずつ比較する順番と、類似度sが高い順番(つまり、類似度合い)とを関連付けた類似判定結果を照合判定部108へ出力する。
そして、照合判定部108は、類似判定結果{ri(x)}と{ri(y)}がどれだけ一致しているかに基づいて、所定の閾値θを用いて入力パターンxと入力パターンyとの照合判定を行う。
ランキング同士の一致度として、例えばスピアマンの順位相関係数を用いるとすると、照合判定結果zは以下のように表すことができる。
Figure 0006299592
ただし、[数6]において、Mはランキングの長さ(即ち、本実施形態においてはM=3)であり、θは所定の閾値である。
本実施形態の第3の変形例に係る照合装置100は、全ての基準パターン(ai、bi、ci)を変えながら照合判定部108において上述した相関関係r(つまり、類似度sのランキング)を所定の閾値を用いて判定することにより、基準パターンに最も類似する入力パターンを求めることができる。
例えば、θ=0.6として、{ri(x)}と{ri(y)}におけるそれぞれ3個の順位のうち、例えば上位2個が一致したとすれば、2つの入力パターンは一致していると言える。
その際に、照合判定部108に含まれる提示部113は、類似度sや、相関関係rや、照合結果109を図4に示すような照合状況を後述するディスプレー等を用いて外部装置やユーザに対して提示してもよい。
図4は、照合する2つの入力画像における照合状況を模式的に表した例の図であり、第2の実施形態において説明しているので、第3の変形例での説明は省略する。
尚、照合判定する際に、2つの入力パターンにおける一致度合いを求める手法は、上述した手法に限定しているわけではない。
また、本実施形態における第3の変形例に係る照合装置100においては、パターン記憶部101から所定数を取り出した特定の撮影条件において撮影された基準パターン(ai、bi、ci)それぞれと、入力パターンにおける撮影条件の違いは一定であるので、所定数の基準パターン(ai、bi、ci)の間で比較した結果には入力パターンにおける撮影条件は影響しない。
つまり、類似判定結果ri(x)、即ちs(x、ai)と、s(x、bi)及びs(x、ci)における類似度の大小関係は、入力パターンにおける撮影条件に依存しない。これは、ri(y)についても同様である。
本実施形態は、第1及び第2の実施形態を基本としている。そのため、本実施形態は、第1及び第2の実施形態が有する効果を同様に有する。
即ち、本実施形態における第3の変形例に係る照合装置100によれば、特定条件で記録した基準パターンとの間の類似度に基づいて入力パターン同士の異同を判定する際の誤判定を抑制することができる。
<第3の実施形態>
次に、上述した第1及び第2の実施形態を基本とする第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態は、図2に示す機能を表すブロック図と、図3に示す制御を表すフローチャートを汎用の情報処理装置を用いて実現する点が相違する。
従って、以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1及び第2の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
第3の実施形態について図5を用いて説明する。図5は、情報処理装置700における制御方法をコンピュータ・プログラムを用いて実現する際のハードウェア構成を概念的に表すブロック図である。
本情報処理装置700は、Central_Proccessing_Unit(以下、「CPU」と略称する)701と、メモリ702と、照合処理プログラム703と、パターン記憶部708と、ストレージ709と、記録媒体リーダライタ714と、入出力コントローラ711及びディスプレー715とを含む。
また、本情報処理装置700は、データバス712と、通信インタフェース713とを含む。また、本情報処理装置700は、記録媒体リーダライタ714を介してデータを受け渡すことができる、コンピュータ読取り可能な記録媒体710を挿抜可能である。
本実施形態において、情報処理装置700は、図2に示すブロック図における各機能と、図3に示すフローチャートにおける各処理とを、図5に示す情報処理装置700が有するCPU701と、そのCPU701において動作するソフトウェアであるOperating_System(以下、「OS」と略称する)並びに、メモリ702に展開したコンピュータ・プログラムである照合処理プログラム703とが協働することにより実現する。
図5に示す情報処理装置700は、プログラムを制御するCPU701と、CPU701において協働して動作するOSと、さらにこれらと協働して動作するプログラムを展開するメモリ702とを有する。
また、情報処理装置700は、予め、特定の撮影条件で撮影した複数の基準パターンを記憶させるパターン記憶部708を備える。尚、パターン記憶部708は、読書き可能な不揮発性記憶媒体であるストレージ709に格納するようにしてもよい。
また、パターン記憶部708は、高速なメモリを用いて基準パターン112を複数記憶させるようにしてもよい。また、照合処理プログラム703と共に、より高速に動作させるために、メモリ702に格納させるようにしてもよい。
さらに情報処理装置700は、照合処理プログラム703や、パターン記憶部708に対して外部からプログラムやパターンなどのファイルやデータを読み書きする記録媒体リーダライタ714と、CPU701と協働するOSによる制御によって情報処理装置700が備える各種入出力データの入出力を制御する入出力コントローラ711と、外部装置(不図示。以下同様)とデータ交換を行なうデータバス712と、同じく外部装置とデータ通信を行なう通信インタフェース713とを有する。
さらに情報処理装置700における照合処理プログラム703は、処理機能として、特徴抽出処理704と、類似度計算処理705と、類似判定処理706及び照合判定処理707とを有する。
照合処理プログラム703における特徴抽出処理704と、類似度計算処理705と、類似判定処理706及び照合判定処理707における各処理は、第1及び第2の実施形態における各部に対応しており、これらの動作を説明しているので、本実施形態における具体的な説明は省略する。
尚、類似度計算処理705と、類似判定処理706及び照合判定処理707における例えば、ある取り出し回数目における類似度S7、相関関係R9(つまり、照合状況)及び最終的な照合結果109とは、例えば図4に示すような照合状況の表示をディスプレー715に表示させてユーザに提示することが可能である。
また、パターン記憶部708は、予め、特定の撮影環境を有する場所において、複数の基準パターンを記憶するための動作だけを行う機能を分離した照合装置を用いてもよい。その場合、残りの処理機能を実現する照合装置は、別の場所に設置すると共に、例えば通信ネットワークを介してこれらを連携させるようにすればよい。
また、本実施形態に係る情報処理装置700は、上述した照合装置(図2)における各ブロック及びその制御を表すフローチャート(図3)に示す機能(処理)を実現可能な、コンピュータ・プログラム(即ち、照合処理プログラム703)として供給する。
そして、そのコンピュータ・プログラムを本情報処理装置700による照合処理方法として用意した上記CPU701及び協働するOS並びに、照合処理プログラム703をメモリ702に読み出して実行することによって、第1及び第2の実施形態で説明した照合装置(1、100)の動作が達成される。
また、当該情報処理装置700へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等のディスクメディア及び、ユニバーサルシリアルバス(Universal_Serial_Bus;以下「USB」と略称する)メモリなどのメモリメディア等の各種記録媒体710を介して当該情報処理装置700内へ、記録媒体リーダライタ714を用いることによってインストールする方法や、データバス712を介して外部装置からインストールする方法あるいは、通信インタフェース713を用いてインターネット等の有線や無線などの通信回線を介して外部装置よりダウンロードする方法等のように、現在では一般的な手順を採用することができる。
そして、このような場合において、本実施形態は、係るコンピュータ・プログラムを構成するコード、或いは係るコードが記録されたところの、コンピュータ読み取り可能な記録媒体によって構成されると捉えることができる。
また、係る汎用の情報処理装置700を用いた照合装置は、専用の装置として実現してもよい。
本実施形態は、第1及び第2の実施形態を基本としている。そのため、本実施形態は、第1及び第2の実施形態が有する効果を同様に有する。
即ち、本実施形態に係る情報処理装置700によれば、特定条件で記録した基準パターンとの間の類似度に基づいて入力パターン同士の異同を判定する際の誤判定を抑制することができる。
<第4の実施形態>
次に、上述した第1乃至第3の実施形態を基本とする第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態は、図2に示す第2の実施形態におけるパターン記憶部101への複数の基準パターン112を記憶することと、2つの入力パターンを入力することと、特徴抽出部102、103における特徴抽出と、類似度計算部104、105における類似度計算と、類似判定部106、107における類似判定、及び照合判定部108における照合判定とが、それぞれ別々の情報処理装置によって実現され、別々の場所で照合を行うことが可能な点が相違する。
従って、以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1乃至第3の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
即ち、図5を用いて説明した第3の実施形態に係る情報処理装置700における制御方法において、汎用の情報処理装置である情報処理装置700における各処理を個々に実現し、通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続することにより、別々の場所で上述した各種処理を実行することによりこれら全体で照合処理を行うことができる照合処理システムを構築し運用することが可能となる。
各処理とは、より具体的には、特徴抽出処理704と、類似度計算処理705と、類似判定処理706と、照合判定処理707及びパターン記憶部708における基準パターン記憶処理などである。
一例として、特定の撮影条件を有する場所において予め複数の基準パターン112の撮像を行い、例えば図示していない第1の情報処理装置におけるパターン記憶部708に記憶しておく。照合処理を行う際には、当該基準パターン112を記憶した第1の情報処理装置から、データバス712や通信ネットワーク713を介して、以降の類似度計算や類似判定や照合判定などの照合を行う例えば図示していない第2の情報処理装置に送信することが可能である。
当該第1の情報処理装置は、図3に示す照合装置の制御方法を表すフローチャートにおけるステップS1の処理即ち、パターン記憶部708が基準パターンを記憶する処理を行うためだけの照合装置として特定の撮影場所に配置すればよい。
また、例えば顔照合の場合であれば、カメラが設置された場所近辺において入力パターンx110を監視画像として取り込み、以降、上述した照合判定処理を行うことができる。
その際には、当該照合判定処理を行う情報処理装置を、例えばカメラが設置された場所近辺に照合装置として設置することが可能である。
尚、例えばカメラからの監視画像(入力パターンx)や、特定人物画像(入力パターンy)は、例えばデータバス712から取り込むようにすることが可能である。
また、パターン記憶部708に記憶したパターンデータや、照合処理プログラム703や、照合処理プログラム703において処理されるデータを安全に処理するために、安全が確保される別の場所において照合を行うようにしてもよい。
さらに、ディスプレー715に、図4に示すような照合状況を表示させることにより遠隔の場所から照合状況を把握することも可能である。
上述したように、パターン入力や、照合処理を行う場所などの都合に応じて個々の処理機能を分離して汎用の情報処理装置によって実現する情報処理装置700は、通信ネットワークを通して相互に通信可能に接続することによって、設置場所を分散させることが可能である。そしてこれによって照合処理システムと見做すことができる。
情報処理装置700における各処理機能の動作は、第1乃至第3の実施形態において説明しているので、本実施形態における具体的な説明は省略する。
本実施形態は、第1乃至第3の実施形態を基本としている。そのため、本実施形態は、第1乃至第3の実施形態が有する効果を同様に有する。
即ち、本実施形態に係る情報処理装置700によれば、特定条件で記録した基準パターンとの間の類似度に基づいて入力パターン同士の異同を判定する際の誤判定を抑制することができる。
尚、上述した各実施形態およびその変形例の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。しかしながら、上述した各実施形態及びその実施例により例示的に説明した本発明は、以下には限らない。即ち、
(付記1)
照合の対象である入力パターンに関する特徴を示す入力情報が成す組と、その照合の基準となる基準パターンに関する特徴を示す複数種類の基準情報とを用いて、前記入力情報が成す組と前記複数種類の基準情報との間における類似度を計算する類似度計算部を備えることを特徴とする照合装置。
(付記2)
前記類似度計算部は、前記計算された複数の類似度をユーザに提示することを特徴とする付記1に記載の照合装置。
(付記3)
前記計算された複数の前記類似度相互間の相関関係を求める類似判定部をさらに有することを特徴とする付記1に記載の照合装置。
(付記4)
前記類似度は、前記入力情報が成す組と、複数種類の前記基準情報との間で統計的に求めた計算値に基づいて算出された類似度合いを表す複数の情報を用いることを特徴とする付記1に記載の照合装置。
(付記5)
前記類似度は、前記入力情報が成す組における該入力情報に対して、複数の前記基準情報のうちの同一の前記基準情報との間におけるそれぞれの類似度を、複数の前記基準情報に亘って変えながら求め、求めた当該類似度を当該入力情報と当該基準情報とに関連付けることを特徴とする付記1に記載の照合装置。
(付記6)
前記相関関係は、前記類似度相互間の関係を、前記類似度における大小関係に基づいて、複数の前記基準情報に亘って変えた際の順番に関連付けて並べるか、若しくは前記類似度における最も大きい情報に、複数の前記基準情報に亘って変えた際の順番に関連付けることを特徴とする付記3に記載の照合装置。
(付記7)
前記求めた相関関係に基づいて、前記入力情報である入力特徴情報が成す組同士の異同を判定すると共に、その判定における照合結果をユーザに提示する照合判定部を更に有することを特徴とする付記3に記載の照合装置。
(付記8)
前記照合判定部は、前記相関関係が、前記複数の基準情報である複数の基準特徴情報のうちの幾つが前記入力特徴情報が成す組み同士において一致するかの率を所定の閾値に基づいて判定する際に、前記複数個の基準特徴情報のうちの過半数以上を閾値とすることを特徴とする付記7に記載の照合装置。
(付記9)
前記照合対象である前記入力パターンと、前記その照合の基準となる基準パターンは、画像であることを特徴とする付記1乃至付記8の何れか1つに記載の照合装置。
(付記10)
前記照合判定部は、前記照合結果をユーザに提示する際の提示部をさらに含み、前記入力パターンである入力画像が成す組と、前記複数の基準パターンである複数の基準画像との間の前記類似度における前記相関関係が、前記所定の閾値を超えて同一画像であると判定された際に、同一画像である旨の照合結果を提示部により提示することを特徴とする付記8に記載の照合装置。
(付記11)
前記照合判定部は、前記入力パターンである入力画像が成す組と、前記複数の基準画像との間の前記類似度における前記相関関係が、前記所定の閾値を超えて同一画像であると判定された際に、同一画像である旨の照合結果を報知する前記表示された照合結果の表示を変化させるか、若しくは音を鳴動させるか、若しくは音声を発生させるか、若しくは光を点灯あるいは明滅させるか、若しくはユーザが体感しうる振動を生じさせるか、若しくは通信可能な通信ネットワークを介して他の情報処理装置に通知するか、の何れか若しくはこれらの組み合わせにより通知することを特徴とする付記10に記載の照合装置。
(付記12)
前記基準特徴情報は、複数の前記基準画像を予め特定の撮影条件において撮影すると共にその特徴を抽出し、特徴記憶部に記憶することを特徴とする付記9乃至付記11の何れか1つに記載の照合装置。
(付記13)
照合の対象である入力パターンに関する特徴を示す入力情報が成す組と、その照合の基準となる基準パターンに関する特徴を示す複数種類の基準情報とを用いて、前記入力情報が成す組と前記複数種類の基準情報との間における類似度を計算することを特徴とする照合装置の制御方法。
(付記14)
前記計算された複数の類似度をユーザに提示することを特徴とする付記13に記載の照合装置の制御方法。
(付記15)
前記計算された複数の前記類似度相互間の相関関係を類似判定機能により求めることを特徴とする付記13に記載の照合装置の制御方法。
(付記16)
前記入力情報が成す組における該入力情報に対して、複数の前記基準情報のうちの同一の前記基準情報との間におけるそれぞれの類似度を、複数の前記基準情報に亘って変えながら求め、求めた当該類似度を当該入力情報と当該基準情報とに関連付けることを特徴とする付記13に記載の照合装置の制御方法。
(付記17)
前記類似度相互間の関係を、前記類似度における大小関係に基づいて、複数の前記基準情報に亘って変えた際の順番に関連付けて並べるか、若しくは前記類似度における最も大きい情報に、複数の前記基準情報に亘って変えた際の順番に関連付けることを特徴とする付記13に記載の照合装置の制御方法。
(付記18)
照合の対象である入力パターンに関する特徴を示す入力情報が成す組と、その照合の基準となる基準パターンに関する特徴を示す複数種類の基準情報とを用いて、前記入力情報が成す組と前記複数種類の基準情報との間における類似度を計算することをコンピュータに実現させるコンピュータ・プログラム。
(付記19)
前記計算された複数の類似度をユーザに提示することをコンピュータに実現させる付記18に記載のコンピュータ・プログラム。
(付記20)
前記計算された複数の前記類似度相互間の相関関係を求めることをコンピュータに実現させる付記18に記載のコンピュータ・プログラム。
(付記21)
照合の対象である入力パターンに関する特徴を示す入力情報が成す組と、その照合の基準となる基準パターンに関する特徴を示す複数種類の基準情報とを用いて、前記入力情報が成す組と前記複数種類の基準情報との間における類似度を計算する情報処理装置において、前記基準パターンを記憶するパターン記憶機能と、入力パターン及び前記基準パターンに関する特徴を抽出する特徴抽出機能と、抽出された前記特徴間における類似度を計算する類似度計算機能と、計算された前記類似度間の相関関係を判定する類似判定機能と、判定された前記相関関係を照合する照合判定機能の何れかが、通信ネットワークを介して通信可能に接続されることを特徴とする照合システム装置。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2012年7月19日に出願された日本出願特願2012−160418を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、上述した各実施形態には限定されず、例えば、顔照合などの生体情報を照合したり、物体を認識してその物体を特定したりする照合装置等に適用可能である。
1 照合装置
2 特徴記憶部
6 類似度計算部
7 類似度S
8 類似判定部
9 相関関係R
10 入力情報x
11 入力情報y
12 基準情報
100 照合装置
101 パターン記憶部
102 特徴抽出部
103 特徴抽出部
104 類似度計算部
105 類似度計算部
106 類似判定部
107 類似判定部
108 照合判定部
109 照合結果
110 入力パターンx
111 入力パターンy
112 基準パターン
113 提示部
200 一般的な照合装置
201 特徴抽出部
202 特徴抽出部
203 類似度計算部
204 照合判定部
205 照合結果
206 入力パターンx
207 入力パターンy
300 一般的な照合装置
301 照合パターン記憶部
302 特徴抽出部
303 類似度計算部
304 複数類似度統合部
305 照合判定部
306 照合結果
307 入力パターンx
400 一般的な照合装置
401 モデル記憶部
402 比較パターン生成部
403 比較パターン生成部
404 特徴抽出部
405 特徴抽出部
406 類似度計算部
407 類似度計算部
408 照合判定部
409 照合結果
410 入力パターンx
411 入力パターンy
700 情報処理装置
701 CPU
702 メモリ
703 照合処理プログラム
704 特徴抽出処理
705 類似度計算処理
706 類似判定処理
707 照合判定処理
708 パターン記憶部
709 ストレージ
710 記録媒体
711 入出力コントローラ
712 データバス
713 通信インタフェース
714 記録媒体リーダライタ
715 ディスプレー

Claims (8)

  1. 照合の対象である入力パターンに関する特徴を示す入力情報が成す組と、その照合の基準となる特定の条件で得られた基準パターンに関する特徴を示す複数の基準情報と、を用い、
    前記入力情報が成す組の片方の前記入力情報と、前記複数の基準情報のそれぞれとの類似度を表す第1の類似度、および前記入力情報が成す組の他方の前記入力情報と、前記複数の基準情報のそれぞれとの類似度を表す第2の類似度を、計算する類似度計算部と、
    前記第1の類似度間の相関関係を表す第1の相関関係、および前記第2の類似度間の相関関係を表す第2の相関関係を、求める類似判定部と、
    前記第1の相関関係、および前記第2の相関関係に基づいて、前記入力情報が成す組の片方と他方との異同を判定し、その判定結果をユーザに提示する照合判定部と
    を備えることを特徴とする照合装置。
  2. 前記類似度計算部は、前記計算された複数の類似度をユーザに提示することを特徴とする請求項1に記載の照合装置。
  3. 前記第1および第2の類似度は、前記入力情報が成す組と、複数種類の前記基準情報との間で統計的に求めた計算値に基づいて算出された類似度合いを表す複数の情報を用いることを特徴とする請求項1に記載の照合装置。
  4. 前記第1および第2の類似度は、前記入力情報が成す組に含まれる該入力情報と、複数の前記基準情報のうちの一の前記基準情報と、の類似度を、複数の前記基準情報に対して算出し、前記算出した当該類似度を当該入力情報と当該基準情報とに関連付けることを特徴とする請求項1に記載の照合装置。
  5. 前記計算された複数の前記類似度相互間の各相関関係は、前記類似度の大小関係と、前記基準情報の前記類似度の算出に用いられた順番と、を関連付けて並べる、若しくは前記類似度における最も大きい情報と、前記基準情報の前記類似度の算出に用いられた順番と、を関連付けて並べることを特徴とする請求項1に記載の照合装置。
  6. 前記照合判定部は、前記照合結果をユーザに提示する際の提示部をさらに含み、前記入力パターンである入力画像が成す組と、前記複数の基準パターンである複数の基準画像との間の前記第1の類似度における前記第1の相関関係と、前記第2の類似度における前記第2の相関関係との間で、どれだけ一致しているかの割合、所定の閾値を超えて同一画像であると判定された際に、同一画像である旨の照合結果を提示部により提示することを特徴とする請求項1に記載の照合装置。
  7. 照合の対象である入力パターンに関する特徴を示す入力情報が成す組と、その照合の基準となる特定の条件で得られた基準パターンに関する特徴を示す複数の基準情報と、を用い、
    前記入力情報が成す組の片方の前記入力情報と、前記複数の基準情報のそれぞれとの類似度を表す第1の類似度、および前記入力情報が成す組の他方の前記入力情報と、前記複数の基準情報のそれぞれとの類似度を表す第2の類似度を、算し、
    前記第1の類似度間の相関関係を表す第1の相関関係、および前記第2の類似度間の相関関係を表す第2の相関関係を、求め、
    前記第1の相関関係、および前記第2の相関関係に基づいて、前記入力情報が成す組の片方と他方との異同を判定し、その判定結果をユーザに提示する
    ことを特徴とする照合装置の制御方法。
  8. 情報処理装置において、
    照合の対象である入力パターンに関する特徴を示す入力情報が成す組と、その照合の基準となる特定の条件で得られた基準パターンに関する特徴を示す複数の基準情報と、を用い、
    前記入力情報が成す組の片方の前記入力情報と、前記複数の基準情報のそれぞれとの類似度を表す第1の類似度、および前記入力情報が成す組の他方の前記入力情報と、前記複数の基準情報のそれぞれとの類似度を表す第2の類似度を、計算する処理と、
    前記第1の類似度間の相関関係を表す第1の相関関係、および前記第2の類似度間の相関関係を表す第2の相関関係を、求める処理と、
    前記第1の相関関係、および前記第2の相関関係に基づいて、前記入力情報が成す組の片方と他方との異同を判定し、その判定結果をユーザに提示する処理と
    をコンピュータに実現させるコンピュータ・プログラム。
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