JP6299265B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体型光源とレンズとを備えるレンズ直射型の車両用前照灯に関するものである。特に、この発明は、レンズ分光現象による色帯の出現を抑制する車両用前照灯に関するものである。
この種の車両用前照灯は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3)。以下、従来の車両用前照灯について説明する。
特許文献1の車両用前照灯は、光源からの光を反射器で反射させて、その反射光の一部がマスクで隠されて、残りの反射光がレンズを通過してロービームとして照射されるものである。特許文献1の車両用前照灯は、レンズの表面に光学的散乱効果を有する領域を設けることにより、レンズ分光現象による色帯の出現を抑制するものである。
また、特許文献2の車両用前照灯は、光源からの光をリフレクタで反射させて、その反射光の一部がシェードで遮断されて、残りの反射光が投影レンズを通してカットラインを有する配光パターンとして照射されるものである。特許文献2の車両用前照灯は、投影レンズを、上部の大屈折率の第1投影レンズ部と下部の小屈折率の第2投影レンズ部とから構成することにより、レンズ分光現象による色帯の出現を抑制するものである。
さらに、特許文献3の車両用前照灯は、半導体光源からの光をリフレクタで反射させて、その反射光の一部がシェードで遮断されて、残りの反射光が投影レンズを通してカットオフラインを有する配光パターンとして照射されるものである。特許文献3の車両用前照灯は、投影レンズに光分散部を設けることにより、レンズ分光現象による色帯の出現を抑制するものである。
特開2005−302718号公報 特開2009−181845号公報 特開2009−199938号公報
かかる車両用前照灯においては、レンズ分光現象による色帯の出現を抑制することが重要である。
この発明が解決しようとする課題は、レンズ分光現象による色帯の出現を抑制することが重要であるという点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、半導体型光源と、左右方向に長い形状のレンズと、を備え、半導体型光源の発光中心が、レンズの基準焦点もしくはその近傍に配置されていて、レンズが、基準光軸を含む上下方向及び左右方向の中央部と、中央部に対して上下方向にそれぞれ形成されている周囲部と、から構成されていて、中央部の入射面もしくは出射面のうち少なくともいずれか一方の一部分には、中央部で形成される配光パターンを拡散させて中央部で形成される配光パターン中に周囲部で形成される配光パターンを包含させる光拡散手段が、設けられており周囲部が、中央部に隣接して形成されている内側部と、中央部から内側部を挟んで形成されている外側部とに分割されていて、周囲部の内側部で形成される配光パターンは、周囲部の外側部で形成される配光パターンを包含する配光パターンである、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、中央部および周囲部が、レンズのうち、集光配光パターンを形成する部分であり、 中央部で形成される集光配光パターンが、主に白色光で形成されている、ことを特徴とする。
この発明は、周囲部が、中央部に隣接して形成されている内側部と、中央部から内側部を挟んで形成されている外側部とに分割されていて、周囲部の内側部で形成される配光パターンが、周囲部の外側部で形成される配光パターンと同一もしくはほぼ同一大きさの配光パターン、あるいは、周囲部の外側部で形成される配光パターンを包含する大きさの配光パターンである、ことを特徴とする。
この発明(請求項にかかる発明)は、中央部の光拡散手段が、微小光拡散素子群であり、周囲部の入射面もしくは出射面のうち少なくともいずれか一方の一部分にも、微小光拡散素子群が設けられていて、中央部の微小光拡散素子群の凹凸量が、周囲部の微小光拡散素子群の凹凸量よりも大きい、ことを特徴とする。
この発明(請求項にかかる発明)は、周囲部が、中央部に対して上側部分と下側部分とに構成されていて、周囲部の上側部分で形成される配光パターンもしくは周囲部の下側部分で形成される配光パターンのうち少なくともいずれか一方の配光パターンを、他方の配光パターンに対して、上もしくは下のうち少なくともいずれか一方にずらす、ことを特徴とする。
この発明の車両用前照灯は、レンズの中央部に設けた光拡散手段により、レンズの中央部で形成される配光パターンがレンズの周囲部で形成される配光パターンを包含することができる。しかも、レンズの中央部で形成される配光パターンは、レンズの色収差の影響が無いもしくは少ないので、主に白色光で形成されている。このために、レンズの色収差の影響を受けて分光色の色帯を伴うレンズの周囲部で形成される配光パターンは、レンズの中央部で形成される白色光の配光パターン中に包含することができる。これにより、レンズ分光現象による色帯の出現を抑制することができる。
図1は、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態を示すレンズと半導体型光源の背面図である。 図2は、レンズと半導体型光源を示す垂直断面図(図1におけるII−II線断面図)である。 図3は、レンズと半導体型光源を示す水平断面図(図1におけるIII−III線断面図)である。 図4は、レンズの中央部の出射面および周囲部の出射面の一部を示す一部拡大垂直断面図である。 図5は、レンズの全体部分で形成されるハイビーム配光パターンを示す説明図である。 図6は、レンズのうち集光配光パターンを形成する部分で形成されるハイビーム配光パターンのうちの集光配光パターンを示す説明図である。 図7は、集光配光パターンの概略を示す説明図である。 図8は、レンズの中央部で形成される集光配光パターンを示す説明図である。 図9は、レンズの周囲部の内側部で形成される集光配光パターンを示す説明図である。 図10は、レンズの周囲部の外側部で形成される集光配光パターンを示す説明図である。
以下、この発明にかかる車両用前照灯の実施形態(実施例)を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。図5〜図10において、符号「VU−VD」は、スクリーンの上下の垂直線を示す。符号「HL−HR」は、スクリーンの左右の水平線を示す。また、図5、図6、図8〜図10は、コンピュータシミュレーションにより作図されたスクリーン上の配光パターンを簡略化して示す等光度曲線の説明図である。この等光度曲線の説明図において、中央の等光度曲線は、高光度を示し、外側の等光度曲線は、低光度を示す。さらに、図7は、コンピュータシミュレーションにより作図されたスクリーン上の配光パターンを簡略化して示す説明図である。この明細書、特許請求の範囲において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用前照灯を車両に搭載した際の前、後、上、下、左、右である。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる車両用前照灯の構成について説明する。図1〜図3中、符号1は、この実施形態にかかる車両用前照灯(たとえば、ヘッドランプなど)である。前記車両用前照灯1は、車両の前部の左右両端部に搭載されている。
(車両用前照灯1の説明)
前記車両用前照灯1は、図1〜図3に示すように、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、半導体型光源2と、レンズ3と、ヒートシンク部材(図示せず)と、を備えるものである。
(ランプユニット2、3の説明)
前記半導体型光源2および前記レンズ3および前記ヒートシンク部材は、ランプユニットを構成する。前記ランプハウジングおよび前記ランプレンズは、灯室(図示せず)を画成する。前記ランプユニット2、3は、前記灯室内に配置されていて、かつ、上下方向用光軸調整機構(図示せず)および左右方向用光軸調整機構(図示せず)を介して前記ランプハウジングに取り付けられている。
(半導体型光源2の説明)
前記半導体型光源2は、図1〜図3に示すように、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記半導体型光源2は、1個もしくは複数個の発光チップ(図示せず)と、前記発光チップを封止樹脂部材で封止した発光部(パッケージ、LEDパッケージ)20と、前記発光部20を実装した基板(図示せず)と、から構成されている。前記発光チップが複数個の場合は、X軸方向(水平方向)に配列されている。
前記基板は、前記ヒートシンク部材に固定されている。この結果、前記半導体型光源2は、前記ヒートシンク部材に保持(固定)されている。前記半導体型光源2は、電源(バッテリー)に電気的に接続されている。前記半導体型光源2の前記発光部20の発光面は、前側に水平方向に向いている。前記発光部20の前記発光面の中心(発光中心)Oは、前記レンズ3の基準焦点Fもしくはその近傍に位置し、かつ、前記レンズ3の基準光軸(基準軸)Z上もしくはその近傍に位置する。
図1〜図3において、X、Y、Zは、直交座標(X−Y−Z直交座標系)を構成する。前記X軸は、前記発光部20の前記発光中心Oを通る左右方向の水平軸であって、この実施形態において、右側が+方向であり、左側が−方向である。また、前記Y軸は、前記発光部20の前記発光中心Oを通る上下方向の鉛直軸であって、この実施形態において、上側が+方向であり、下側が−方向である。さらに、前記Z軸は、前記発光部20の前記発光中心Oを通る法線(垂線)、すなわち、前記X軸および前記Y軸と直交する前後方向の軸であって、この実施形態において、前側が+方向であり、後側が−方向である。
(レンズ3の説明)
前記レンズ3は、図1〜図4に示すように、レンズ部32と、前記レンズ部32の周縁部のフランジ部33と、から構成されている。前記レンズ部32は、前記半導体型光源2からの光が前記レンズ3中に入射する入射面30と、前記レンズ3中に入射した光が出射する出射面31と、から構成されている。前記レンズ3の背面視(正面視)の形状は、横が長く縦が短い長円形状もしくは楕円形状をなす。
前記入射面30は、複合2次曲面から構成されている。前記入射面30の垂直断面形状は、図2に示すように、前記半導体型光源2側に凸となる凸曲面(凸曲線)をなす。一方、前記入射面30の中間部分の水平断面形状は、図3に示すように、前記半導体型光源2に対して凹となる凹曲面(凹曲線)をなす。また、前記入射面30の左右両側部分の水平断面形状は、図3に示すように、凹曲面の前記中間部分から曲率の変曲点を介して折り返されている形状をなす。たとえば、前記半導体型光源2側に凸となる凸曲面(凸曲線)もしくは前記X軸方向に平行な平面(直線)をなす。
前記入射面30における前記中間部分と前記左右両側部分との境界は、前記Y軸と平行な左右2本の垂直線(図1参照)であって、前記Z軸に対して左右θ4の角度(この例では、約±39°)の位置(図3参照)である。前記入射面30における前記中間部分は、図5に示すハイビーム配光パターンHPのうち、図6、図7に示す集光配光パターン(スポット配光パターン)SPを形成する部分である。なお、前記入射面30における前記左右両側部分は、図5に示す前記ハイビーム配光パターンHPのうち、拡散配光パターン(図6、図7に示す前記集光配光パターンSPを包含する拡散配光パターン)を形成する部分である。
前記出射面31は、前記半導体型光源2と反対側に突出した凸形状をなし、自由曲面から構成されている。すなわち、前記出射面31の垂直断面形状および水平断面形状は、前記半導体型光源2と反対側に凸となる凸曲面(凸曲線)をなす。
前記フランジ部33は、前記レンズ部32の前記入射面30の全周縁および前記出射面31の左右周縁から連続してかつ前記出射面31の上下縁から段部を介して一体に設けられている。前記フランジ部33は、前記X軸および前記Y軸と平行もしくはほぼ平行に設けられている。
前記フランジ部33は、前記ヒートシンク部材に直接もしくはホルダ部材(図示せず)を介して取り付けられている。すなわち、前記レンズ3は、前記フランジ部33の前記入射面30側の当接面を前記ヒートシンク部材に直接もしくは前記ホルダ部材に当接させて位置決めさせた状態で、取り付けられている。前記レンズ3は、前記半導体型光源2からの直接入射した光を、図5に示す前記ハイビーム配光パターンHPとして、車両の前方に照射する。
(入射面30の中間部分の説明)
前記レンズ3の前記入射面30の中間部分は、図6、図7に示す前記集光配光パターンSPを形成する部分であって、図1に示すように、前記基準光軸Zを含む中央部3Cと、前記中央部3Cの周囲の少なくとも一部に形成されている周囲部3IU、3ID、3OU、3ODと、から構成されている。
前記周囲部は、前記中央部3C側の内側部3IU、3IDと外側の外側部3OU、3ODとに2個分割されている。前記周囲部は、前記中央部3Cに対して上側部分3IU、3OUと下側部分3ID、3ODとに構成されている。
前記入射面30における前記中央部3Cと前記周囲部3IU、3ID、3OU、3ODとの境界は、前記X軸と平行な中央の上下2本の水平線(図1参照)であって、前記Z軸に対して上下θ1の角度(この例では、約±19°)の位置(図2参照)である。前記入射面30における前記中央部3Cは、図6、図7に示す前記集光配光パターンSPのうち、図8に示す第1集光配光パターンSP1を形成する部分である。
前記入射面30における前記中央部3Cは、レンズ光学における近軸領域(ガウス領域)を全部もしくは一部を含む領域であって、レンズの色収差の影響が無いもしくは少ない領域である。この結果、前記入射面30における前記中央部3Cで形成される図8に示す前記第1集光配光パターンSP1は、主に白色光で形成されている。
前記入射面30における前記周囲部の前記内側部3IU、3IDと前記外側部3OU、3ODとの境界は、前記X軸と平行な中央の上下2本の水平線(図1参照)であって、前記Z軸に対して上下θ2の角度(この例では、約±35°)の位置(図2参照)である。前記入射面30における前記内側部3IU、3IDは、図6、図7に示す前記集光配光パターンSPのうち、図9に示す第2集光配光パターンSP2を形成する部分である。一方、前記入射面30における前記外側部3OU、3ODは、図6、図7に示す前記集光配光パターンSPのうち、図10に示す第3集光配光パターンSP3を形成する部分である。なお、前記入射面30における前記外側部3OU、3ODの外側の境界、すなわち、前記レンズ部32と前記フランジ部33との境界は、前記Z軸に対して上下θ3の角度(この例では、約±50°)の位置(図2参照)である。
前記入射面30における前記周囲部3IU、3ID、3OU、3ODは、レンズ光学における近軸領域(ガウス領域)を一部を含みもしくは全然含まない領域であって、レンズの色収差の影響を受ける領域である。この結果、前記入射面30における前記内側部3IU、3IDで形成される図9に示す前記第2集光配光パターンSP2において、レンズ分光現象による色帯が出現する。たとえば、前記上側部分3IU、3OUにより形成される図9に示す前記第2集光配光パターンSP2、図10に示す前記第3集光配光パターンSP3において、上周辺部には赤帯(図示せず)が、下周辺部には青帯(図示せず)が、それぞれ出現する。一方、前記下側部分3ID、3ODにより形成される図9に示す前記第2集光配光パターンSP2、図10に示す前記第3集光配光パターンSP3において、上周辺部には青帯(図示せず)が、下周辺部には赤帯(図示せず)が、それぞれ出現する。
前記入射面30における前記中央部3Cと対応する前記出射面31(図4中の前記Z軸とほぼ平行な上下2本の一点鎖線の間の部分の二点鎖線で示されている前記出射面31)には、光拡散手段34が設けられている。前記光拡散手段34は、図4に示すように、この例では、前記X軸と平行もしくはほぼ平行な軸を中心軸としかつ前記半導体型光源2と反対側に凸となる曲率連続で繋がった凸曲面(円筒曲面、シリンドリカル曲面、自由曲面)を有する、いわゆる、横かま形状により構成されている。
前記光拡散手段34は、前記基準光軸Zもしくはその近傍において、1個の曲率の変曲点を有する。これにより、前記光拡散手段34は、曲率半径が長いすなわち滑らかな2個の凸曲面から構成することができる。このために、前記入射面30における前記周囲部3IU、3ID、3OU、3ODと対応する前記出射面31(図4中の前記Z軸とほぼ平行な上下2本の一点鎖線の外側の部分の実線で示されている前記出射面31)と、ほぼ同一の凸曲面から構成されているように見える。この結果、前記光拡散手段34と前記出射面31とは、一つの滑らかな凸曲面から構成されているように見え、見栄え上好ましい。
(各集光配光パターンSP、SP1、SP2、SP3の説明)
前記入射面30における前記中央部3Cと対応する前記出射面31から出射する図8に示す前記第1集光配光パターンSP1は、前記光拡散手段34により、上下左右に拡散されている。この結果、前記第1集光配光パターンSP1は、図7に示すように、前記入射面30における前記内側部3IU、3IDと対応する前記出射面31から出射する図9に示す前記第2集光配光パターンSP2および前記入射面30における前記外側部3OU、3ODと対応する前記出射面31から出射する図10に示す前記第3集光配光パターンSP3を包含する。
一方、前記第2集光配光パターンSP2は、同じく図7に示すように、前記第3集光配光パターンSP3を包含する。なお、前記第2集光配光パターンSP2と前記第3集光配光パターンSP3とは、同一もしくはほぼ同一大きさとしても良い。
そして、前記第1集光配光パターンSP1と前記第2集光配光パターンSP2と前記第3集光配光パターンSP3とを合成(重畳)させることにより、前記集光配光パターンSPが得られる。
ここで、前記上側部分3IU、3OUにより形成される図9に示す前記第2集光配光パターンSP2、図10に示す前記第3集光配光パターンSP3、もしくは、前記下側部分3ID、3ODにより形成される図9に示す前記第2集光配光パターンSP2、図10に示す前記第3集光配光パターンSP3のうち少なくともいずれか一方の配光パターンを、他方の配光パターンに対して、上もしくは下のうち少なくともいずれか一方にずらす。たとえば、前記上側部分3IU、3OUにより形成される前記第2集光配光パターンSP2、前記第3集光配光パターンSP3を、前記下側部分3ID、3ODにより形成される前記第2集光配光パターンSP2、前記第3集光配光パターンSP3に対して、上にずらす。あるいは、前記下側部分3ID、3ODにより形成される前記第2集光配光パターンSP2、前記第3集光配光パターンSP3を、前記上側部分3IU、3OUにより形成される前記第2集光配光パターンSP2、前記第3集光配光パターンSP3に対して、下にずらす。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態にかかる車両用前照灯1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
半導体型光源2の発光部20を発光させる。すると、発光部20から放射される光は、直接、レンズ3の入射面30からレンズ3中に入射する。このとき、入射光は、入射面30において配光制御される。レンズ3中に入射した入射光は、レンズ3の出射面31から出射する。このとき、出射光は、出射面31において配光制御される。レンズ3からの出射光は、図5に示すように、ハイビーム配光パターンHPとして、車両の前方に照射される。
図5に示すハイビーム配光パターンHPは、レンズ3の入射面30における中間部分に対応する部分から出射する図6、図7に示す集光配光パターンSPと、レンズ3の入射面30における左右両側部分に対応する部分から出射する拡散配光パターンとを合成(重畳)して得られるものである。
集光配光パターンSPは、レンズ3の入射面30における中央部3Cに対応する前記出射面31から出射する図8に示す第1集光配光パターンSP1と、レンズ3の入射面30における内側部3IU、3IDに対応する出射面31から出射する図9に示す第2集光配光パターンSP2と、レンズ3の入射面30における外側部3OU、3ODに対応する出射面31から出射する図10に示す第3集光配光パターンSP3とを合成(重畳)して得られるものである。
第1集光配光パターンSP1は、光拡散手段34により、上下左右に拡散されている。これにより、主に白色光で形成されている第1集光配光パターンSP1は、図7に示すように、レンズの色収差の影響を受けて分光色の色帯を伴う第2集光配光パターンSP2および第3集光配光パターンSP3を包含する。また、第2集光配光パターンSP2は、同じく図7に示すように、第2集光配光パターンSP2よりもレンズの色収差の影響を受けて分光色の色帯を強く伴う第3集光配光パターンSP3を包含する。
また、上側部分3IU、3OUで形成される第2集光配光パターンSP2、第3集光配光パターンSP3、もしくは、下側部分3ID、3ODで形成される第2集光配光パターンSP2、第3集光配光パターンSP3のうち少なくともいずれか一方の配光パターンが、他方の配光パターンに対して、上もしくは下のうち少なくともいずれか一方にずれている。
このようにして、レンズ分光現象による色帯の出現を抑制することができる。この結果、理想のハイビーム配光パターンHPが車両の前方に照射されることとなる。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態にかかる車両用前照灯1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態にかかる車両用前照灯1は、レンズ3の中央部3Cに設けた光拡散手段34により、レンズ3の中央部3Cで形成される第1集光配光パターンSP1がレンズ3の周囲部3IU、3ID、3OU、3ODで形成される第2集光配光パターンSP2および第3集光配光パターンSP3を包含することができる。しかも、レンズ3の中央部3Cで形成される第1集光配光パターンSP1は、レンズの色収差の影響が無いもしくは少ないので、主に白色光で形成されている。このために、レンズの色収差の影響を受けて分光色の色帯を伴うレンズ3の周囲部3IU、3ID、3OU、3ODで形成される第2集光配光パターンSP2および第3集光配光パターンSP3は、レンズ3の中央部3Cで形成される白色光の第1集光配光パターンSP1中に包含することができる。これにより、レンズ分光現象による色帯の出現を抑制することができる。
この実施形態にかかる車両用前照灯1は、周囲部が、中央部3C側の内側部3IU、3IDと外側の外側部3OU、3ODとに2個分割されていて、内側部3IU、3IDで形成される第2集光配光パターンSP2が、外側部3OU、3ODで形成される第3集光配光パターンSP3を包含する。このために、第2集光配光パターンSP2よりもレンズの色収差の影響を受けて分光色の色帯を強く伴う第3集光配光パターンSP3が、第2集光配光パターンSP2中に包含される。これにより、レンズ分光現象による色帯の出現を確実に抑制することができる。
この実施形態にかかる車両用前照灯1は、上側部分3IU、3OUで形成される第2集光配光パターンSP2、第3集光配光パターンSP3、もしくは、下側部分3ID、3ODで形成される第2集光配光パターンSP2、第3集光配光パターンSP3のうち少なくともいずれか一方の配光パターンが、他方の配光パターンに対して、上もしくは下のうち少なくともいずれか一方にずれている。このために、上側部分3IU、3OUで形成される第2集光配光パターンSP2、第3集光配光パターンSP3の上周辺部の赤帯と、下側部分3ID、3ODで形成される第2集光配光パターンSP2、第3集光配光パターンSP3の上周辺部の青帯とが、ほぼ重なり合う。また、上側部分3IU、3OUで形成される第2集光配光パターンSP2、第3集光配光パターンSP3の下周辺部の青帯と、下側部分3ID、3ODで形成される第2集光配光パターンSP2、第3集光配光パターンSP3の下周辺部の赤帯とが、ほぼ重なり合う。これにより、混色(加法混合)の原理に基づいて、色を相互に打ち消し合って、レンズ分光現象による色帯の出現をさらに確実に抑制することができる。
この実施形態にかかる車両用前照灯1は、レンズ3の入射面30の中間部分の水平断面形状が半導体型光源2に対して凹となる凹曲面(凹曲線)をなすので、平面と比較して、半導体型光源2を中心とする立体角が大きい。この結果、半導体型光源2からの光を有効に利用することができる。
また、レンズ3の入射面30の垂直断面形状が半導体型光源2側に凸となる凸曲面(凸曲線)をなすので、レンズ3の入射面30の上下両端部の形状が半導体型光源2側に凸となる凸曲面(凸曲線)をなす。この結果、レンズ3の入射面30の上下両端部に対応する出射面31から出射する半導体型光源2の発光部20の出射像は、上下の色収差が少ないため、重畳されることにより、色消しの効果がある。
さらに、レンズ3の入射面30の左右両側部分の水平断面形状が凹曲面の中間部分から曲率の変曲点を介して折り返されている形状をなす。たとえば、半導体型光源2側に凸となる凸曲面(凸曲線)もしくはX軸方向に平行な平面(直線)をなす。この結果、レンズ3の入射面30の左右両端部に対応する出射面31から出射する半導体型光源2の発光部20の出射像は、上下の色収差が少ないため、重畳されることにより、色消しの効果がある。しかも、レンズ3の入射面30の左右両側部分の水平断面形状が凹曲面の中間部分から曲率の変曲点を介して折り返されていることにより、レンズ3の基準光軸Z方向の幅(肉厚)を小さくすることができる。また、レンズ3の最外側にあるフランジ部33を形成し易くなる。
このように、この実施形態にかかる車両用前照灯1は、半導体型光源2からの光を有効に利用することができ、しかも、レンズ3の上下両端部および左右両端部から出射する半導体型光源2の発光部20の出射像は、上下の色収差が少ないため、重畳されることにより、色消しの効果がある。
しかも、この実施形態にかかる車両用前照灯1は、レンズ3の入射面30の垂直断面形状および水平断面形状を前記の形状とすることにより、背面視(正面視)の形状が、横が長く縦が短い長円形状もしくは楕円形状をなすレンズ3に適している。特に、縦と横の比が1:1.4のアスペクト比の長方形形状をなすレンズに最適である。
(実施形態の変形例の説明)
以下、実施形態の変形例について説明する。前記の実施形態にかかる車両用前照灯1は、レンズ3の入射面30における中央部3Cと対応する出射面31に設けた光拡散手段34が横かまぼこ形状のプリズムから構成されている。これに対して、この実施形態の変形例にかかる車両用前照灯は、レンズ3の中央部3Cの入射面30および出射面31に光拡散手段として微小光拡散素子群(図示せず)を設ける。かつ、レンズ3の周囲部3IU、3ID、3OU、3ODの入射面30および出射面31にも光拡散手段として微小光拡散素子群(図示せず)を設ける。中央部3Cの微小光拡散素子群の凹凸量(この例では、約8μm)を、周囲部3IU、3ID、3OU、3ODの微小光拡散素子群の凹凸量(この例では、約4μm)よりも大きくする。たとえば、約2:1の大きさにするものである。なお、微小光拡散素子群は、マイクロメートルオーダーの凹面(水平方向、垂直方向、斜め方向、任意の方向の凹面)、もしくは、凸面(水平方向、垂直方向、斜め方向、任意の方向の凸面)、もしくは、凹凸面(全方位の凹凸面、たとえば、sin曲面の組み合わせ)、から構成されている。
これにより、この実施形態の変形例にかかる車両用前照灯は、前記の実施形態にかかる車両用前照灯1とほぼ同様の作用効果を達成することができるものである。すなわち、レンズ3の中央部3Cの微小光拡散素子群で形成される第1集光配光パターン中に、レンズ3の周囲部3IU、3ID、3OU、3ODの微小光拡散素子群で形成される第2集光配光パターンおよび第3集光配光パターンを包含することができる。この結果、レンズ分光現象による色帯の出現を抑制することができ、色むらを解消した集光配光パターンを形成することができる。
(実施形態以外の例の説明)
この実施形態においては、ハイビーム配光パターンHPを照射するものである。ところが、この発明においては、ハイビーム配光パターンHP以外の配光パターン、たとえば、ロービーム配光パターンやフォグランプ配光パターンなどを照射するものであっても良い。
また、この実施形態においては、レンズ3の中間部分(3C、3IU、3ID、3OU、3OD)で形成されるハイビーム配光パターンHPの集光配光パターンSP(SP1、SP2、SP3)について説明するものである。ところが、この発明においては、レンズ3の中間部分および左右両側部分すなわちレンズ3全体で、もしくは、レンズ3の基準光軸Zを含む一部の部分で、形成される任意の配光パターンにも適用することができる。
さらに、この実施形態においては、レンズ3の中央部3Cの出射面31に光拡散手段34を設けたものである。ところが、この発明においては、光拡散手段を、レンズ3の中央部3Cの入射面30に、あるいは、レンズ3の中央部3Cの入射面30および出射面31に、あるいは、レンズ3の中央部3Cの入射面30、出射面31の一部に、設けるものであっても良い。
さらにまた、この実施形態においては、レンズ3の上側部分3IU、3OUで形成される第2集光配光パターンSP2、第3集光配光パターンSP3、もしくは、レンズ3の下側部分3ID、3ODで形成される第2集光配光パターンSP2、第3集光配光パターンSP3のうち少なくともいずれか一方の配光パターンが、他方の配光パターンに対して、上もしくは下のうち少なくともいずれか一方にずれているものである。ところが、この発明においては、一方の配光パターンと他方の配光パターンとを上下にずらさなくても良い。
1 車両用前照灯
2 半導体型光源
20 発光部
3 レンズ
30 入射面
31 出射面
32 レンズ部
33 フランジ部
34 光拡散手段
3C 中央部
3IU 周囲部(内側部、上側部分)
3ID 周囲部(内側部、下側部分)
3OU 周囲部(外側部、上側部分)
3OD 周囲部(外側部、下側部分)
F レンズの基準焦点
HL−HR スクリーンの左右の水平線
HP ハイビーム配光パターン
O 発光中心
SP 集光配光パターン
SP1 第1集光配光パターン
SP2 第2集光配光パターン
SP3 第3集光配光パターン
VU−VD スクリーンの上下の垂直線
X X軸
Y Y軸
Z レンズの基準光軸(Z軸)

Claims (4)

  1. 半導体型光源と、左右方向に長い形状のレンズと、を備え、
    前記半導体型光源の発光中心は、前記レンズの基準焦点もしくはその近傍に配置されていて、
    前記レンズは、基準光軸を含む上下方向及び左右方向の中央部と、前記中央部に対して上下方向にそれぞれ形成されている周囲部と、から構成されていて、
    前記中央部の入射面もしくは出射面のうち少なくともいずれか一方の一部分には、前記中央部で形成される配光パターンを拡散させて前記中央部で形成される配光パターン中に前記周囲部で形成される配光パターンを包含させる光拡散手段が、設けられており
    前記周囲部は、前記中央部に隣接して形成されている内側部と、前記中央部から前記内側部を挟んで形成されている外側部とに分割されていて、
    前記周囲部の前記内側部で形成される配光パターンは、前記周囲部の前記外側部で形成される配光パターンを包含する配光パターンである、
    ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記中央部および前記周囲部は、前記レンズのうち、集光配光パターンを形成する部分であり、
    前記中央部で形成される前記集光配光パターンは、主に白色光で形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記中央部の前記光拡散手段は、微小光拡散素子群であり、
    前記周囲部の入射面もしくは出射面のうち少なくともいずれか一方の一部分にも、微小光拡散素子群が設けられていて、
    前記中央部の前記微小光拡散素子群の凹凸量は、前記周囲部の前記微小光拡散素子群の凹凸量よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記周囲部は、前記中央部に対して上側部分と下側部分とに構成されていて、
    前記周囲部の前記上側部分で形成される配光パターンもしくは前記周囲部の前記下側部分で形成される配光パターンのうち少なくともいずれか一方の配光パターンを、他方の配光パターンに対して、上もしくは下のうち少なくともいずれか一方にずらす、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用前照灯。
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