JP6298335B2 - 内燃機関 - Google Patents

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本発明は、熱音響機関を具備する内燃機関に関する。
従来の内燃機関として、例えば特許文献1に記載されているように、熱音響現象を利用して冷却を行う熱音響機関を備えたものが知られている。この特許文献1に記載された内燃機関では、排気ガスを熱源としてループ管内に温度勾配を形成することにより、ループ管内で自励振動を起こして音響を発生させ、これにより、EGRガスを冷却することが図られている。
特開2012−67656号公報
ここで、近年の内燃機関としては、例えば益々の燃費向上や排気ガス性能向上の要求が高まる中、排気ガスを利用して冷却できるものが要求される場合がある。この点、上記従来の内燃機関では、前述のように、熱音響機関によって排気ガスを熱源として冷却することが図られているものの、未だ改善の余地がある。
そこで、本発明の内燃機関は、排気ガスを利用して冷却を行うことができる内燃機関を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る内燃機関は、熱音響現象を利用して冷却を行う熱音響機関を具備する内燃機関であって、熱音響機関は、一端側から排気ガスのパルス波が入力されると共に、他端側が閉塞された共鳴管と、共鳴管内に配設されたスタックと、スタックにおける一方側に設けられ、吸熱して吸気ガス及びEGRガスの少なくとも一方を冷却する冷却用熱交換器と、スタックにおける一方側と反対の他方側に設けられ、共鳴管外へ熱を放熱する放熱用熱交換器と、を備えたことを特徴とする。
この内燃機関では、排気ガスのパルス波を入力波として熱音響機関を作動させ、吸気ガス及びEGRガスの少なくとも一方を冷却することができる。すなわち、排気ガスを利用して冷却を行うことができ、その結果、燃費向上や排気ガス性能向上に寄与することが可能となる。
また、共鳴管は、一端側を塞ぐように設けられたパルス伝達膜を有し、共鳴管内には、高圧ガスが充填されていることが好ましい。これにより、冷却能力(冷却出力)を高めることができると共に、共鳴管内に排気ガスが流入しないように構成できることから、当該共鳴管内にすすが滞留するのを抑制することが可能となる。
また、内燃機関は、複数の気筒のそれぞれに対応して複数の熱音響機関を具備しており、共鳴管は、一の気筒における排気ガスのパルス波が入力され、冷却用熱交換器は、当該一の気筒の吸気ガスを冷却することが好ましい。この場合、一の気筒における排気ガスのパルス波が、他の気筒における排気ガスのパルス波と合わさることなく直接的に共鳴管に入力される。よって、熱音響機関に入力される波動エネルギを高めることができ、冷却能力を高めることが可能となる。
また、共鳴管は、複数の気筒における排気ガスのパルス波が入力され、冷却用熱交換器は、当該複数の気筒の吸気ガスを冷却することが好ましい。この場合、複数の気筒に対して一の熱音響機関が対応することになり、構成を簡易化することが可能となる。
また、冷却用熱交換器は、EGRクーラで冷却される前のEGRガスを冷却することが好ましい。この場合、熱音響機関を利用してEGRガスを好適に冷却することができる。
また、上記作用効果を好適に奏する構成として、具体的には、共鳴管の管長は、内燃機関が基準回転数のときに共鳴管内において伝播する音波が共鳴する所定長とされている構成が挙げられる。
本発明によれば、排気ガスを利用して冷却を行うことが可能となる。
第1実施形態に係る内燃機関を示す概略平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図に対応する概略模式図である。 図1の内燃機関における熱音響機関を説明するための図である。 第2実施形態に係る内燃機関を示す概略平面図である。 図4のV−V線に沿う断面図に対応する概略模式図である。 第3実施形態に係る内燃機関を示す概略平面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図に対応する概略模式図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は第1実施形態に係る内燃機関を示す概略平面図であり、図2は図1のII−II線に沿う断面図に対応する概略模式図であり、図3は図1の内燃機関における熱音響機関を説明するための図である。図1,2に示すように、本実施形態の内燃機関100は、例えば車両に搭載されるものであり、1又は複数の気筒2(図示する例では、4気筒)を有する4サイクルディーゼルエンジンとされている。適用される車両としては、限定されるものではなく、例えばトラック、バスもしくは重機等の大型車両や中型車両、普通乗用車、小型車両又は軽車両等が挙げられる。
なお、内燃機関100は、ディーゼルエンジンに限定されず、ガソリンエンジンであってもよいし、4サイクルエンジンに限定されず、2サイクルエンジンであってもよい。また、内燃機関100は、ターボチャージャを備えた過給機付きエンジンであってもよいし、自然吸気エンジンであってもよい。
この内燃機関100は、熱音響現象を利用して冷却を行う熱音響機関10を備えている。熱音響機関10は、複数の気筒2のそれぞれに対応して複数(図示する例では、4つ)設けられており、共鳴管11と、スタック12と、出力熱交換器(冷却用熱交換器)13と、常温熱交換器(放熱用熱交換器)14と、を含んで構成されている。
共鳴管11は、その一端側から排気ガスのパルス波が入力されると共に、他端側が閉塞されたループ管であり、その管内にて音波を共鳴するようにして伝播させる。本実施形態の共鳴管11は、具体的には、次のように構成されている。すなわち、共鳴管11の一端側は、一の気筒2における排気ガスのパルス波のみが入力されるように構成され、ここでは、一の気筒2の排気ガス流路2eにおいて他の気筒2の排気ガスが合流する前(例えば、エキゾーストマニホールド3の排気ガス集合部の上流側)に接続されて連通されている。
そして、排気ガス流路2eに接続された共鳴管11は、吸気側へ向けてシリンダヘッド4上を通って曲がるように延びた後、一の気筒2における吸気ガス流路2iのみ(例えば、インテークマニホールド5の吸気ガス分岐部の下流側)と交差するように延びた後、その管端である他端が閉じられて閉塞されている。
この共鳴管11において排気ガス流路2eに連通する入口側である一端側には、当該一端側を塞ぐようにパルス伝達膜15が設けられている。パルス伝達膜15は、共鳴管11の管内を封止すると共に、排気ガスのパルス波を共鳴管11の管内に伝達する。
パルス伝達膜15は、耐熱性を有しており、ここでは、排気ガスの温度(500℃〜600℃)に対する耐熱性を有している。さらに、パルス伝達膜15は、耐圧性を有しており、ここでは、排気ガスの圧力に対する耐圧性を有している。パルス伝達膜15としては、例えば、ステンレス鋼(SUS)等の金属で形成された薄膜であるダイヤフラムが用いられている。このパルス伝達膜15で封止された共鳴管11内には、作動流体としての高圧ガス16が封入されて充填されている。高圧ガス16としては、例えば、ヘリウムガスやアルゴンガス等が挙げられる。
また、共鳴管11の管長は、内燃機関100が基準回転数のときに伝播する音波が共鳴する所定長とされている。ここでの所定長は、内燃機関100にて使用頻度が高いエンジン回転数(1000rpm等)のときに、共鳴管11内で音波が共鳴して共鳴管11の他端に音波の節が生じるように設定されている。
スタック12は、共鳴管11内において他端側に配設された蓄熱器である。スタック12としては、メッシュ構造が複数積層されたメッシュ積層体、ハニカム構造体、又は、複数の小貫通孔を有する柱状体等が用いられ、例えばセラミックや金属で形成されている。このスタック12では、共鳴管11内にて音波が伝播されると、共鳴管11の一端側である一方側が音波の疎部に対応して低温化すると共に、共鳴管11の他端側である他方側が音波の密部に対応して高温化する(詳しくは後述)。
出力熱交換器13は、一の気筒2に流入する吸気ガスを冷却するものであり、共鳴管11においてスタック12よりも一端側で且つ吸気ガス流路2iとの交差部分に設けられている。この出力熱交換器13は、スタック12の一方側に熱的に接続されていると共に、その冷却側が一の気筒2における吸気ガス流路2iに熱交換可能に露出している。これにより、出力熱交換器13は、一の気筒2に流入する吸気ガスの熱をスタック12へ移動(吸熱)させ、当該吸気ガスを冷却する。
常温熱交換器14は、共鳴管11外へ熱を放熱するものであり、共鳴管11においてスタック12よりも他端側に設けられている。この常温熱交換器14は、空冷型とされており、スタック12の他方側に熱的に接続されていると共に、その放熱側が外部雰囲気に露出されている。これにより、常温熱交換器14は、スタック12の熱を外部雰囲気へと移動させ、当該熱を共鳴管11外へと放熱する。
このように構成された内燃機関100では、熱音響機関10において、次のように排気ガスのバルス波(音)が熱へエネルギ変換されて吸気ガスが冷却される。すなわち、気筒2から放出されるエンジン回転数と同期したパルス状の排気ガスの圧力変動(排気脈動)が、パルス波としてパルス伝達膜15を介して共鳴管11の一端側から入力される。これにより、高圧ガス16が封入された共鳴管11内では、排気ガスのパルス波の入力により波動が生じ、音波が伝播し共鳴する。
図3に示すように、共鳴管11内を伝播する音波は、振動を伴う疎密波であって、疎部から密部へは断熱圧縮する一方、密部から疎部へは断熱膨張する。よって、この音波がスタック12を通過すると、高圧となる密部ではスタック12が熱くなり高温化する一方、低圧となる疎部ではスタック12が冷たくなり低温化し、スタック12に温度勾配(温度差)が形成される。
従って、本実施形態のスタック12においては、高温化された他方側から熱が常温熱交換器14を介して外部へ放熱され、これにより、一方側が外気温度以下まで低温化されると共に、この一方側に吸気ガスの熱が出力熱交換器13を介して吸熱される。その結果、吸気ガスの熱が熱音響機関10によって外部へ汲み出されるように輸送され、吸気ガスが冷却されることとなる。
以上、内燃機関100では、排気ガスのパルス波を入力波として熱音響機関10を作動させ、吸気ガスを冷却することができる。すなわち、排気ガスを利用して冷却を行うことができ、その結果、燃費向上、排気ガス性能向上及び耐久性に寄与することが可能となる。
また、内燃機関100では、上述したように、共鳴管11の一端側にパルス伝達膜15が設けられ、共鳴管11内には、高圧ガス16が充填されている。これにより、冷却能力(冷却出力)を高めることができる。これと共に、共鳴管11内に排気ガスが流入しないように構成できるため、共鳴管11内にすすが滞留するのを抑制でき、ひいては、共鳴管11の劣化を抑制可能となる。さらに、共鳴管11内に排気ガスを流入させる場合に比べ、共鳴管11内で乱流が形成されるのを抑制でき、音波(波動)を好適に生じさせることができる。
また、内燃機関100は、上述したように、複数の気筒2のそれぞれに対応して複数の熱音響機関10を具備しており、各共鳴管11は、一の気筒2における排気ガスのパルス波が入力され、各出力熱交換器13は、当該一の気筒2の吸気ガスを冷却する。つまり、各気筒2の排気ガスのパルス波のそれぞれを、各気筒2の吸気ガスのそれぞれに利用して冷却することができる。
これにより、一の気筒2における排気ガスのパルス波が、他の気筒2における排気ガスのパルス波と合わさることなく直接的に共鳴管11に入力されることから、入力される波動エネルギを高めることができ、冷却能力を高めることが可能となる。また、複数の気筒2の何れかにおいて欠火等の異常燃焼が発生したとしても、各気筒2の冷却能力は各気筒2が排出する排気ガスの圧力脈動に依存するため、正常に燃焼している他の気筒2に悪影響が及ぶのを抑制することができる。さらにまた、複数の気筒2の何れかを気筒休止とする場合でも、効率を低下させることなく冷却能力を得ることができる。
また、上述したように、共鳴管11の管長は、エンジン回転数が基準回転数のときに共鳴管11内にて伝播する音波が共鳴する所定長とされている。よって、内燃機関100では、共鳴管11で音波を好適に生じさせることが可能となる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る内燃機関について説明する。なお、本実施形態の説明では、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図4は第2実施形態に係る内燃機関を示す概略平面図であり、図5は図4のV−V線に沿う断面図に対応する概略模式図である。図4,5に示すように、本実施形態の内燃機関200が上記内燃機関100と異なる点は、複数の気筒2に対して一の熱音響機関10が対応するように設けられている点である。熱音響機関10は、共鳴管11(図2参照)に代えて共鳴管21を備えると共に、出力熱交換器13(図2参照)に代えて出力熱交換器23を備えている。
共鳴管21の一端側は、複数の気筒2における排気ガスのパルス波が入力されるように構成され、ここでは、エキゾーストマニホールド3の排気ガス集合部に接続されて連通されている。そして、共鳴管21は、インテークマニホールド5の吸気ガス入口部と交差するように延びた後、他端が閉じられて閉塞されている。
出力熱交換器23は、複数の気筒2に流入する吸気ガスを冷却するものである。出力熱交換器23は、共鳴管11においてインテークマニホールド5の吸気ガス入口部との交差部分に設けられており、その冷却側が当該インテークマニホールド5の吸気ガス入口部に熱交換可能に露出している。これにより、出力熱交換器23は、複数の気筒2に流入する吸気ガスの熱をスタック12へ移動させ、当該吸気ガスを冷却する。
以上、本実施形態の内燃機関200においても、排気ガスのパルス波を入力波として熱音響機関10を作動させ、吸気ガスを冷却することができ、その結果、燃費向上、排気ガス性能向上及び耐久性に寄与することが可能となる。
また、内燃機関200の熱音響機関10では、上述したように、複数の気筒2における排気ガスのパルス波を入力させ、複数の気筒2の吸気ガスをまとめて冷却することができ、これにより、構成を簡易化することが可能となる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る内燃機関について説明する。なお、本実施形態の説明では、上記第2実施形態と異なる点について主に説明する。
図6は第3実施形態に係る内燃機関を示す概略平面図であり、図7は図6のVII−VII線に沿う断面図に対応する概略模式図である。図6,7に示すように、本実施形態の内燃機関300が上記内燃機関200と異なる点は、排気ガスの少なくとも一部を吸気側へEGRガスとして還流させるEGRシステム60を備えており、熱音響機関10がEGRガスを冷却するように設けられている点である。
EGRシステム60は、EGR配管61及びEGRクーラ62を少なくとも有している。EGR配管61は、EGRガスが流通する配管であり、エキゾーストマニホールド3に接続されていると共に、インテークマニホールド5よりも上流側の吸気管7に接続されている。EGRクーラ62は、EGRガスを冷却するものであり、EGR配管61に設けられている。なお、このEGRシステム60は、上記内燃機関100,200に具備されていても勿論よい。
本実施形態の熱音響機関10は、共鳴管21(図5参照)に代えて共鳴管31を備えると共に、出力熱交換器23(図5参照)に代えて出力熱交換器33を備えている。共鳴管31は、EGR配管61におけるEGRクーラ62の上流側と交差するように延びた後、他端が閉じられて閉塞されている。出力熱交換器33は、EGRガスを冷却するものであり、共鳴管11においてEGR配管61のEGRクーラ62の上流側との交差部分に設けられ、その冷却側が当該EGR配管61のEGRクーラ62の上流側に熱交換可能に露出している。これにより、出力熱交換器33は、EGRガスの熱をスタック12へ移動させてEGRガスを冷却する。
以上、本実施形態の内燃機関300では、排気ガスのパルス波を入力波として熱音響機関10を作動させ、EGRガスを冷却することができる。その結果、EGRクーラ62を小型化することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
例えば、上記実施形態では、共鳴管11,21,31にパルス伝達膜15が設けられ、高圧ガス16が充填されているが、これに限定されるものではない。共鳴管11,21,31内に高圧ガス16を充填しなくてもよいし、また、パルス伝達膜15を設けずに共鳴管11,21,31内を排気ガス又は外気で満たした構造としてもよい。パルス伝達膜15を設けない場合、例えば、共鳴管11,21,31に対して排気ガスが流入することによって排気ガスのパルス波が入力され、これにより、共鳴管11,21,31内では、当該排気ガス自体で波動が生じる。
また、上記第1及び第2実施形態では、排気ガスを冷却したが、これに加えて、上記第3実施形態と同様にEGRガスを冷却してもよい。また、上記第3実施形態では、EGRガスを冷却したが、これに加えて、上記第1又は第2実施形態と同様に吸気ガスを冷却してもよい。
10…熱音響機関、11,21,31…共鳴管、12…スタック、13,23,33…出力熱交換器(冷却用熱交換器)、14…常温熱交換器(放熱用熱交換器)、15…パルス伝達膜、16…高圧ガス、62…EGRクーラ、100,200,300…内燃機関。

Claims (7)

  1. 熱音響現象を利用して冷却を行う熱音響機関を具備する内燃機関であって、
    前記熱音響機関は、
    一端側から排気ガスのパルス波が入力されると共に、他端側が閉塞された共鳴管と、
    前記共鳴管内に配設されたスタックと、
    前記スタックにおける一方側に設けられ、吸熱して吸気ガス及びEGRガスの少なくとも一方を冷却する冷却用熱交換器と、
    前記スタックにおける前記一方側と反対の他方側に設けられ、前記共鳴管外へ熱を放熱する放熱用熱交換器と、を備え
    前記内燃機関は、複数の気筒のそれぞれに対応して複数の前記熱音響機関を具備しており、
    前記共鳴管は、一の気筒における排気ガス流路において他の気筒の排気ガスが合流する前に接続されており、当該一の気筒における排気ガスのパルス波が入力されることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記共鳴管は、前記一端側を塞ぐように設けられたパルス伝達膜を有し、
    前記共鳴管内には、高圧ガスが充填されていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関。
  3. 前記冷却用熱交換器は、一の気筒の吸気ガスを冷却することを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関。
  4. 前記冷却用熱交換器は、複数の気筒の吸気ガスを冷却することを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関。
  5. 前記冷却用熱交換器は、EGRクーラで冷却される前の前記EGRガスを冷却することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項記載の内燃機関。
  6. 前記共鳴管の管長は、前記内燃機関が基準回転数のときに前記共鳴管内において伝播する音波が共鳴する所定長とされていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項記載の内燃機関。
  7. 前記放熱用熱交換器は、吸気ガスを冷却し、
    複数の前記共鳴管のそれぞれは、複数の前記気筒それぞれの前記排気ガス流路におけるエキゾーストマニホールドの排気ガス集合部よりも上流側から、吸気側へ向けてシリンダヘッド上を通って曲がるように延びた後、インテークマニホールドの吸気ガス分岐部の下流側であって複数の前記気筒それぞれの吸気ガス流路と交差するように延びている、ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項記載の内燃機関。
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