JP6296655B2 - 二酸化炭素吸収剤用包装体及び二酸化炭素吸収剤ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、二酸化炭素吸収剤用包装体及び二酸化炭素吸収剤ユニットに関する。
通常、麻酔用循環式呼吸回路では、患者の呼気に含まれる二酸化炭素を吸収し、残った酸素と麻酔ガスを再利用(再び吸気として供給)可能とするため、二酸化炭素吸収剤を収容したキャニスタを回路上に設ける。
従来、この種のキャニスタにおいて二酸化炭素吸収剤を収容する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、二酸化炭素吸収化合物をガスカバーに収容したユニットを、循環システム型の麻酔システム内に設けた容器に収容した装置が開示される。ガスカバーは、セルロース繊維や綿ガーゼ、紙などからなる。この装置では、使用済みのユニットを容器から外し、新しいユニットに交換することができる。
しかし、特許文献1のユニットは、二酸化炭素吸収化合物をガスカバーで単に覆って容器に入れた構成である。このため、ガスカバーの外周と容器の内周の間に隙間や皺が生じてしまい、このような隙間や皺から循環ガスが素通りしてしまう問題がある。
特表平11−513271号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、循環ガスの素通りを防ぎ、循環ガスを二酸化炭素吸収剤に良好に接触させる二酸化炭素吸収剤用包装体及び二酸化炭素吸収剤ユニットを提供することにある。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明は、循環式呼吸回路に設けられたキャニスタに装填される二酸化炭素吸収剤用包装体であって、底部を有する筒状に形成され、粒状の二酸化炭素吸収剤を収容可能でかつ上部の開口部が閉塞可能なネットと、ネットの底部と二酸化炭素吸収剤の間に介在され、円筒状のキャニスタ本体の流路に設けられた円板状の通気部に載置される底板と、を備え、底板は、循環ガスが通過可能な通気構造を有するとともに通気部の形状に対応した円板状に形成され、ネットは、キャニスタ本体に装填された状態において、ネットの外周部を流路の内周面に沿った円筒状に変形させる伸縮性を有することを特徴とする。
(2)本発明は、上記(1)の構成において、ネットが、ポリアミド糸、ポリウレタン糸、ポリエステル糸又はこれらの複合糸によって構成されることを特徴とする。
(3)本発明は、上記(1)又は(2)の構成において、底板の外径が流路の内径よりも小さく設定され、底板の外径と流路の内径との差が2mm以上40mm以下であることを特徴とする。
(4)本発明は、上記(1)ないし(3)のいずれか1つの構成において、通気構造が、複数の貫通穴によって構成されることを特徴とする。
(5)本発明は、上記(1)ないし(3)のいずれか1つの構成において、通気構造が、網目状の部材で構成されることを特徴とする。
(6)本発明は、上記(1)ないし(5)のいずれか1つの構成において、開口部が、平面視においてネットの中心部で閉塞され、ネットの閉塞された部分は、作業者が二酸化炭素吸収剤に触れることなく把持可能に構成されることを特徴とする。
(7)本発明は、上記(6)の構成において、開口部が、ネットの上部を結ぶことで閉塞されることを特徴とする。
(8)本発明は、上記(6)の構成において、ネットの上部を挟んで開口部を閉塞する閉塞手段を備えることを特徴とする。
(9)本発明は、上記(6)の構成において、ネットが熱溶着可能な材料で構成され、開口部が、熱溶着によって閉塞されることを特徴とする。
(10)本発明は、上記(1)ないし(9)のいずれか1つの構成において、ネットの閉塞された部分と、ネットに収容された二酸化炭素吸収剤との間に隙間を形成するスペーサを備えることを特徴とする。
(11)本発明は、上記(10)の構成において、スペーサによって、10mm以上40mm以下の隙間が形成されることを特徴とする。
(12)本発明は、上記(10)又は(11)の構成において、スペーサが上方に向けて縮径する円錐台状に形成されることを特徴とする。
(13)本発明は、循環式呼吸回路に設けられたキャニスタに装填される二酸化炭素吸収剤ユニットであって、上記(1)ないし(12)のいずれか1つの二酸化炭素吸収剤用包装体と、二酸化炭素吸収剤用包装体に収容される粒状の二酸化炭素吸収剤と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、循環ガスの素通りを防ぎ、循環ガスを二酸化炭素吸収剤に良好に接触させる二酸化炭素吸収剤用包装体及び二酸化炭素吸収剤ユニットを提供することができる。
本発明の実施形態に係る循環式呼吸回路の模式図である。 本発明の実施形態に係るキャニスタの斜視図である。 図2のA−A線でキャニスタ本体を切断して見た二酸化炭素吸収剤ユニットの側面図である。 図3に示されるネットの一部を拡大した図である。 (a)は図3に示される底板の平面図、(b)は第1変形例の底板の平面図、(c)は第2変形例の底板の平面図である。 図3のB矢視図である。 比較例の説明図であって図6に対応して描いた図であり、(a)はネットの外周部に形成される隙間を示す図、(b)はネットの外周部に形成される皺を示す図である。 他の比較例の説明図であり、図3に対応して描いた図である。 本発明の実施形態に係る二酸化炭素吸収剤ユニットの他の例を示す図であり、図3に対応して描いた図である。 図9に示されるスペーサの斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(循環式呼吸回路10の構成)
まず、循環式呼吸回路10の構成を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、この循環式呼吸回路10は、手術の麻酔に用いられる呼吸回路であり、吸気弁11、患者接続端12aを備える人工鼻12、呼気弁13、排気部15及びキャニスタ20を有する。人工鼻12は、必要に応じて使用される。吸気弁11は、人工鼻12(患者側)への麻酔ガス(吸気)の流れは許容するものの、その逆の流れは規制するように作動する。呼気弁13は、人工鼻12(患者側)からの呼気の一部をキャニスタ20へ導く流れ及び残りの一部を余剰ガスとして排気部15に導く流れは許容するものの、その逆の流れは規制するように作動する。そして、キャニスタ20は、患者の呼気から二酸化炭素を吸収除去し、その他の循環ガスを吸気の一部として循環使用する役割を果たす。循環式呼吸回路10では、新たに追加された新鮮ガス16に相当する量の呼気が、余剰ガスとして排気部15から回路外へ排気され、残った呼気がキャニスタ20を通過して再利用される。
(キャニスタ20の構成)
次に、キャニスタ20の構成を図2〜図4に基づいて説明する。
図2に示すように、キャニスタ20は、円筒状で透明なキャニスタ本体30と、キャニスタ本体30に装填される二酸化炭素吸収剤ユニット40とを備える。
キャニスタ本体30の上下両端は開口しており、キャニスタ本体30の内周面31は流路32を形成する。流路32の下端開口部33には、円板状の通気部35が設けられる。この通気部35は、例えば、循環ガスの通過に際し過大な通気抵抗を生じない穴開き構造(パンチング)や網目構造(メッシュ)である。通気部35の構成材料は、金属など各種の材料から任意に選択可能である。キャニスタ本体30では、循環ガスが下端開口部33を介して下方から流入し、流路32を通って上端開口部36から上方に流出する。なお、キャニスタ本体30を構成する材料は、例えば、ポリサルフォン(PSF)やポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、アクリル、ポリ塩化ビニル(PVC)などの合成樹脂を用いることができる。
(二酸化炭素吸収剤ユニット40の構成)
図3に示すように、二酸化炭素吸収剤ユニット40は、二酸化炭素吸収剤用包装体41と、この二酸化炭素吸収剤用包装体41に収容される粒状の二酸化炭素吸収剤42と、を備える。二酸化炭素吸収剤用包装体41は、ネット43と、ネット43の底部43aと二酸化炭素吸収剤42の間に介在される底板45と、を備える。
二酸化炭素吸収剤42は、流路32を上方に向けて流れる循環ガスと接触し、循環ガスに含まれる二酸化炭素(CO)を吸収する。二酸化炭素吸収剤42には、複数の添加剤を含む消石灰(水酸化カルシウム(Ca(OH)))を数mm〜1cm前後の粒状に成形した医療用二酸化炭素収集剤などを使用することができる。
ネット43は、底部43aを有する筒状に形成される。ネット43は、二酸化炭素吸収剤42を収容可能でかつ上部の開口部が閉塞可能であり、所定量の粒状の二酸化炭素吸収剤42が充填された後、上部の開口部が閉塞される。より具体的には、開口部は、平面視においてネット43の中心部で閉塞され、ネット43の閉塞された部分43b(以下、「閉塞部43b」と称する)は、作業者が二酸化炭素吸収剤42に触れることなく把持可能に構成される。例えば、開口部は、ネット43の上部を結ぶことで閉塞することができる。なお、開口部は、この他、図示しない閉塞手段(例えば、紐、バンド、クランプなど)でネット43の上部を挟んで閉塞する、あるいは、ネット43を熱溶着可能な材料で構成し、ヒートシーラーなどを用いて熱溶着によって閉塞することもできる。
そして、ネット43は、キャニスタ本体30に装填された状態において、その外周部43cを流路32の内周面31に沿った円筒状に変形させる伸縮性を有する。ネット43は、ストッキングや水切り用のネットに広く利用される材料、例えば、ポリアミド(PA)糸、ポリウレタン(PU)糸、ポリエステル(PET)糸又はこれらの複合糸によって構成することができる。また、ネット43の編み方は任意であるが、例えば、各種のループ編み(例えば、図4に示すループ編み)を基本とした編み方で製造されたネット43を好適に用いることができる。
図3に示すように、底板45は、キャニスタ本体30の通気部35にネット43の底部43aを介して載置される。また、底板45は、循環ガスが通過可能な通気構造45a(図5参照)を有するとともに通気部35の形状に対応した円板状に形成される。底板45を構成する材料には、水、揮発性麻酔ガス、強アルカリに耐性のある樹脂素材であれば任意であるが、例えば、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)などの汎用樹脂を用いることができる。
底板45の外径dは、流路32の内径Dよりも小さく設定されており、底板45の外径dと流路32の内径Dとの差は、2mm以上40mm以下の範囲から好適に選択することができる。
(底板45の通気構造45a)
ここで、底板45の通気構造45aの構成例及びその変形例を図5に基づいて説明する。
例えば、図5(a)に示すように、複数の多角形状の貫通穴45bを有する穴開き構造によって通気構造45aを構成することができる。貫通穴45bの大きさは、二酸化炭素吸収剤42がネット43で覆われているため、二酸化炭素吸収剤42の粒径よりも大きく設定することができる。すなわち、貫通穴45bは、底板45に求められる剛性が確保される範囲において、循環ガスを良好に通過させるように十分に大きく設定することができる。
(通気構造45aの第1・第2変形例)
また、図5(b)に示すように、複数の円形の貫通穴45cを有する穴開き構造によって通気構造45aを構成することができる(第1変形例)。さらに、図5(c)に示すように、網目状の部材45dによって通気構造45aを構成することもできる(第2変形例)。
(実施形態の効果)
以上、説明した実施形態の効果について述べる。
本実施形態によれば、円板状の底板45がキャニスタ本体30の通気部35に載置されることで、ネット43の底部43aの形状が円板状に保持される。また、図6に示すように、ネット43の伸縮性により、ネット43の外周部43cが流路32の内周面31に沿った円筒状に形成されるため、ネット43の少なくとも下半部の外周部43cと流路32の内周面31との間には隙間が生じない。なお、ネット43及び二酸化炭素吸収剤42の上部は、キャニスタ本体30を軽く動かす程度の簡単な操作で平坦に形成することできる。
仮に、図7(a)に示すように、底板を設けず、セルロース繊維や綿ガーゼ、紙からなるネット101を使用した場合、ネット101の伸縮性が不十分であるため、ネット101の外周部102が流路32の内周面31に沿わず、円弧状の隙間103が生じてしまう。あるいは、図7(b)に示すように、ネット101の外周部102に皺105が生じる。この場合、循環ガスが隙間103や皺105を通じて素通りしてしまう。このような隙間103や皺105による問題は、伸縮性を有するネット43を用いることにより解消することができる。しかし、図8に示すように、伸縮性を有するネット43を単に用いるだけでは、流路32の内周面31とネット43の外周部43cとを十分に接触させることは難しい。このため、二酸化炭素を含む循環ガスを二酸化炭素吸収剤42に十分に接触させることができない。
この点、本実施形態によれば、ネット43の少なくとも下半部の外周部43cと流路32の内周面31との間に隙間が生じず(図6参照)、しかも、流路32の内周面31とネット43の外周部43cとをキャニスタ本体30の筒軸方向において十分に接触させることができる(図3参照)。これにより、ネット43の外周部43cにおける循環ガスの素通りをなくし、かつ、二酸化炭素を含む循環ガスを二酸化炭素吸収剤42に十分に接触させることができる。
(二酸化炭素吸収剤ユニットの他の例)
次に、二酸化炭素吸収剤ユニットの他の例を図9、図10に基づいて説明する。なお、前述した二酸化炭素吸収剤ユニット40(図3参照)と共通する要素には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
前述した二酸化炭素吸収剤ユニット40(図3参照)においては、ネット43の上部と二酸化炭素吸収剤42とが近接する構成を示したが、循環ガスの流れを考慮し、ネット43の上部と二酸化炭素吸収剤42との間に隙間を形成することもできる。
例えば、図9に示すように、二酸化炭素吸収剤ユニット50では、スペーサ60を備える二酸化炭素吸収剤用包装体70を採用する。スペーサ60は、ネット43の閉塞部43bと、ネット43に収容された二酸化炭素吸収剤42の上面との間に介在して隙間61を形成する。
図10に示すように、スペーサ60には、例えば、上方に向けて縮径する円錐台状のものを用いることができる。この例では、通気構造45aを有する下部円板62と、この下部円板62よりも小径に形成され下部円板62の上方に離間して配置される上部円板63と、これら下部円板62及び上部円板63の外周同士を連結する複数の棒状の連結部65によってスペーサ60を構成する。スペーサ60によって形成される隙間61の大きさC(図9参照)は任意に設定可能であるが、10mm以上40mm以下の範囲から好適に選択することができる。スペーサ60を構成する材料には、水、揮発性麻酔ガス、強アルカリに耐性のある樹脂素材であれば任意であるが、例えば、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)などの汎用樹脂を用いることができる。
この二酸化炭素吸収剤ユニット50によれば、隙間61を形成することにより、閉塞部43b及びその周辺においてもネット43に皺が形成されにくくなる。その結果、二酸化炭素吸収剤ユニット50の中心部側において、循環ガスの流れ(図9、矢印(1))が、前述した二酸化炭素吸収剤ユニット40における循環ガスの流れ(図3、矢印(2))に比べ、閉塞部43bによる影響を受けにくくなり上向きに略真っ直ぐになる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 循環式呼吸回路
20 キャニスタ
30 キャニスタ本体
31 内周面
32 流路
33 下端開口部
35 通気部
36 上端開口部
40 二酸化炭素吸収剤ユニット
41 二酸化炭素吸収剤用包装体
42 二酸化炭素吸収剤
43 ネット
43a 底部
43b 閉塞部(ネットの閉塞された部分)
43c 外周部
45 底板
45a 通気構造
45b 貫通穴
45c 貫通穴
45d 網目状の部材
50 二酸化炭素吸収剤ユニット
60 スペーサ
61 隙間
70 二酸化炭素吸収剤用包装体
C 隙間の大きさ
d 底板の外径
D 流路の内径

Claims (13)

  1. 循環式呼吸回路に設けられたキャニスタに装填される二酸化炭素吸収剤用包装体であって、
    底部を有する筒状に形成され、粒状の二酸化炭素吸収剤を収容可能でかつ上部の開口部が閉塞可能なネットと、
    前記ネットの底部と前記二酸化炭素吸収剤の間に介在され、円筒状のキャニスタ本体の流路に設けられた円板状の通気部に載置される底板と、を備え、
    前記底板は、循環ガスが通過可能な通気構造を有するとともに前記通気部の形状に対応した円板状に形成され、
    前記ネットは、前記キャニスタ本体に装填された状態において、前記ネットの外周部を前記流路の内周面に沿った円筒状に変形させる伸縮性を有することを特徴とする二酸化炭素吸収剤用包装体。
  2. 前記ネットが、ポリアミド糸、ポリウレタン糸、ポリエステル糸又はこれらの複合糸によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の二酸化炭素吸収剤用包装体。
  3. 前記底板の外径が前記流路の内径よりも小さく設定され、
    前記底板の外径と前記流路の内径との差が2mm以上40mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の二酸化炭素吸収剤用包装体。
  4. 前記通気構造が、複数の貫通穴によって構成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の二酸化炭素吸収剤用包装体。
  5. 前記通気構造が、網目状の部材で構成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の二酸化炭素吸収剤用包装体。
  6. 前記開口部が、平面視において前記ネットの中心部で閉塞され、
    前記ネットの閉塞された部分は、作業者が前記二酸化炭素吸収剤に触れることなく把持可能に構成されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の二酸化炭素吸収剤用包装体。
  7. 前記開口部が、前記ネットの上部を結ぶことで閉塞されることを特徴とする請求項6に記載の二酸化炭素吸収剤用包装体。
  8. 前記ネットの上部を挟んで前記開口部を閉塞する閉塞手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の二酸化炭素吸収剤用包装体。
  9. 前記ネットが熱溶着可能な材料で構成され、
    前記開口部が、熱溶着によって閉塞されることを特徴とする請求項6に記載の二酸化炭素吸収剤用包装体。
  10. 前記ネットの閉塞された部分と、前記ネットに収容された前記二酸化炭素吸収剤との間に隙間を形成するスペーサを備えることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の二酸化炭素吸収剤用包装体。
  11. 前記スペーサによって、10mm以上40mm以下の前記隙間が形成されることを特徴とする請求項10に記載の二酸化炭素吸収剤用包装体。
  12. 前記スペーサが上方に向けて縮径する円錐台状に形成されることを特徴とする請求項10又は11に記載の二酸化炭素吸収剤用包装体。
  13. 循環式呼吸回路に設けられるキャニスタに装填される二酸化炭素吸収剤ユニットであって、
    請求項1ないし12のいずれか1項に記載の二酸化炭素吸収剤用包装体と、
    前記二酸化炭素吸収剤用包装体に収容される粒状の二酸化炭素吸収剤と、を備えることを特徴とする二酸化炭素吸収剤ユニット。
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