JP6293853B1 - 弁付ステント - Google Patents

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【課題】ステント内に異物が入り難い弁付ステントを提供すること。【解決手段】弁付ステント10は、本体12の全周に、体内で靡く程度の柔軟性を有する複数の靡き部材22が設けられているため、従来の筒状の弁体に比べ、弁体である靡き部材22が撓み易く、且つ、靡き部材22の軸方向寸法が本体12の内径D以上であるため、一部の靡き部材22が本体12の内側に向けて撓んだ場合に本体12の開口部を覆い易いので、本体12内に異物が入り込むのを防止し易い。【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡を通じて体腔内に挿入され、胆管等の管状器官に留置されるステントに関し、より具体的には、異物の混入を防ぐための弁を具えたチューブステントに関する。
チューブステントは、内視鏡を通じて、例えば、胆管や尿管、血管等の管状器官に留置され、当該管状器官を流れる胆汁や尿、血液等の流れを確保し、或いは、動脈瘤など、管状器官が瘤状に膨張した箇所に留置され、当該瘤が破裂するのを防止する目的などに使用されている。そして、チューブステントには、管状器官を流れる流体が逆流しないように、或いは、異物がチューブステント内部を通過しないように弁を具えたものがあり、その例として、次に挙げるものがある。
特開2006−263436号公報 特開平3−198844号公報 特開2015−126786号公報
特許文献1には、食道に留置される弁付ステントであって、ステント本体の一端に筒状のフレキシブルチューブを具え、そのフレキシブルチューブが弾性心材を具えることにより、フレキシブルチューブの裏返しを防止したものが開示されている。
特許文献2には、食道や大腸、直腸に留置されるステントであって、ステント本体の一端に、足ひれ状の複数の弁体からなる逆流防止弁を具え、食物等がステント本体内部を通過する際に、弁体が開口動作をするように構成されているステントが開示されている。
特許文献3には、メッシュ状の金属製円筒の内側と外側にカバーが被覆されたステントにおいて、本体の一端に内側カバーを利用したチャック状の弁体、具体的には、先端が閉じており、軸方向にスリットが設けられている弁体であって、その先端がステント本体の先端と略同じ位置となるように構成されている弁付ステントが開示されている。
特許文献1が開示している弁付ステントは、胆管留置用のステントとしても使用できるとされているが、弁体が筒状であり、さらに、弾性心材を具えるので、食物残渣等の比較的軽い、小さな異物が弁体に当たったときに、弁体が撓まず、ステント内に異物が入り込み、通過してしまう可能性がある。
一方、特許文献2が開示している弁付ステントの場合、食道や大腸、直腸に留置されるのが前提で、その弁体は、通常時に閉口しており、食物等が通過する際に開口するものであるから、このステントを胆管等に留置した場合、胆汁が通過しようとする際に弁体が開かず、詰まってしまう恐れがある。
また、特許文献3が開示している弁付ステントの場合、弁体の先端がステント本体の先端と略同じ位置となるように構成されているので、各弁体片の一部が撓んでいる状態だと弁体に隙間が生じ、ステント内に異物が入り込み、通過してしまう可能性がある。
そこで、本発明は、前述した問題点に鑑み、ステント内に異物が入り難い弁付ステントを提供することをその目的とする。
本発明は、筒状の本体の端部に弁体を具えた、胆管又は尿管に留置される弁付ステントにおいて、
前記弁体は、前記本体の全周に設けられ、該本体の軸方向に延びる、体内で靡く程度の柔軟性を有する複数の靡き部材であり、
前記靡き部材の軸方向寸法が前記本体の内径以上であることを特徴とする弁付ステントによって前記課題を解決した。
本発明によれば、靡き部材が弁付ステントの本体の全周に複数設けられているため、筒状の弁体に比べ、弁体である靡き部材が撓み易い。また、靡き部材の軸方向寸法が本体の内径以上であるため、一部の靡き部材が本体の内側に向けて撓んだ場合に本体の開口部を覆い易い。よって、本体内に異物が入り込むのを防止し易い。また、靡き部材は、体内で靡く程度の柔軟性を有するものであるため、胆汁等の液体のみであっても、弁体によって遮られることなく、ステント内を通過することができる。
また、隣り合う靡き部材の一部が重なり合っている構成とすれば、靡き部材同士の間に隙間が生じないので、本体内部に異物が入り込むのをさらに防止することができる。靡き部材が本体の径方向に対して複数の層を形成する構成としても同様の効果を奏することができる。
また、靡き部材の先端が本体の軸心に集中している構成とすれば、弁体の開口部を小さくし、靡き部材同士の間の隙間を小さくすることができるので、本体内部に異物が入り込むのをさらに防止することができる。
本発明の第1実施形態の正面図。 本発明の第2実施形態の正面図。 本発明の第3実施形態の要部拡大斜視図。 本発明の第4実施形態の正面図。 図4の右側面図。 本発明の第5実施形態の正面図。
以下、本発明の実施形態を図1〜6を参照して説明する。但し、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の第1実施形態の弁付ステント10を示している。弁付ステント10は、チューブステントであり、一端部14と他端部16を有する筒状の本体12を具えている。本体12の内径Dは、一端部14から他端部16まで同一である。また、本体12は、一端部14側に、こぶ状体用孔17が設けられ、フラップ18と弁体20が取付けられている。フラップ18は、弁付ステント10が留置される管状器官に本体12が挿入され過ぎないようにするため、任意に設けられるものである。
弁付ステント10の弁体20は、本体12の全周に亘って設けられ、本体12の軸方向に延びる、複数の靡き部材22から構成されている。靡き部材22は、体内で靡く程度の柔軟性を有するものであり、例えば、図示しているような薄いシート状とすることができ、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリアミド(ナイロン)、PTFEなどのフッ素系樹脂やシリコン等、人体に害のない素材で内臓器官に傷を付けない様に構成する。本構成により、筒状の弁体に比べて撓み易くすることができる。靡き部材22同士の間の隙間は、異物の進入を防ぐために小さい方が望ましい。
また、靡き部材22は、弁付ステント10の軸方向の寸法Lが、本体12の内径Dよりも大きくなるように構成される。これにより、一部の靡き部材22が本体12の内側に向けて撓んだ場合に本体12の弁体20が取付けられている側(弁付ステント10では一端部14側)の開口部を覆い易い。よって、本体12内に異物が入り込むのを防止し易い。靡き部材22の具体的な軸方向寸法Lは、弁付ステント10の用途、すなわち、留置箇所によって異なる。なお、靡き部材22のそれぞれの寸法を揃える必要はない。
弁付ステント10の本体12は、一端部14側に、こぶ状体用孔17を有している。こぶ状体用孔17は、特許第4913251号に開示されているような、ステントデリバリーシステムを適用する際に用いられる。ステントデリバリーシステムについての図示を伴う詳細な説明は省略するが、こぶ状体用孔17は、ステント10の本体12の内径D以下の径を有し(図1ではステント10を誇張している。)、要は、弁付ステント10を留置箇所まで押すためのプッシャ―カテーテル(図示省略)に設けられる糸状体のこぶ状体を本体12の内側から遊嵌させるために使用されるものである。ここで、こぶ状体用孔17は、本体12の径方向に設けられる貫通孔であるため、異物の進入経路となり得る。しかし、図示しているように、こぶ状体用孔17を弁体20で覆う構成とすれば、異物の本体12内部への進入を防ぐことができる。
図2は、本発明の第2実施形態の弁付ステント10aを示している。弁付ステント10aの構造は弁付ステント10と略同じであるが、弁体の構成が異なる。すなわち、本発明の弁体としては、弁体20aのように、靡き部材22と本体12の間に筒状部24を具えていてもよい。要するに、靡き部材22が体内で靡く程度に柔軟性を有するものであって、靡き部材22の軸方向寸法Lが本体12の内径Dよりも大きくされていればよいのである。
図3は、本発明の第3実施形態の弁付ステント10bを示している。弁付ステント10bの基本的な構成は、弁付ステント10と同様であるため、要部のみを示す。弁付ステント10bの弁体20bのように、隣り合うシート状の靡き部材22の一部を重ね合わせた構成とするのがよい。本構成により、靡き部材22同士の間に隙間が生じ難いので、本体12内部に異物が入り込むのをさらに防止することができるからである。
また、図4に示す弁付ステント10cの弁体20cのように、靡き部材22aの先端(本体12に対する遠位端)を本体12の軸心に集中させてもよい(図5も参照)。本構成によれば、弁付ステント10に比べ、弁体の開口部を小さくすることができ、また、靡き部材同士の間の隙間を小さくすることができるので、本体12内部に異物が入り込むのをさらに防止することができる。
また、図6に示す弁付ステント10dの弁体20dのように、本体12の内径D以上の軸方向寸法Lを有する、細い、糸状の靡き部材22aとすることによって、体内で靡く程度の柔軟性を具えた構成としてもよい。糸状の靡き部材22aは、靡き易く、シート状の靡き部材(図1〜3参照)に比べて柔らかいので、内臓器官を傷付け難い。なお、弁付ステント10と同様のこぶ状体用孔17を具えた構成とすることもでき、また、弁付ステント10cのように、糸状の靡き部材22aの先端を本体12の軸心に集中させることにより、異物の本体12内部への進入を一層防止することもできる。
以上に説明したシート状又は糸状の靡き部材22〜22bは、本体12の径方向に対して複数の層を形成するように構成することもできる。これにより、靡き部材22〜22b同士の間に隙間が生じないので、本体内部に異物が入り込むのを防止し易くすることができる。
本発明は、管状器官であって胆管又は尿管に留置される周知のチューブステントに適用することができるものであるが、上記に説明した、ストレートタイプの本体を具えるチューブステントの他、Y字形やピッグテイル形のチューブステントにも適用可能である。また、弁体を一端部と他端部の両方に具えることもできる。また、本体と靡き部材を一体形成してもよい。
以上に説明したように、本発明によれば、ステント内に異物が入り難い弁付ステントを提供することができる。
10〜10d 弁付ステント
12 本体
20〜20d 弁体
22〜22b 靡き部材
D 本体の内径
L 靡き部材の軸方向寸法

Claims (4)

  1. 筒状の本体の端部に弁体を具えた、胆管又は尿管に留置される弁付ステントにおいて、
    前記弁体は、前記本体の全周に設けられ、該本体の軸方向に延びる、体内で靡く程度の柔軟性を有する複数の靡き部材であり、
    前記靡き部材の軸方向寸法が前記本体の内径以上であることを特徴とする、
    弁付ステント。
  2. 隣り合う前記靡き部材の一部が重なり合っている、請求項1の弁付ステント。
  3. 前記靡き部材が前記本体の径方向に対して複数の層を形成している、請求項1又は2の弁付ステント。
  4. 前記靡き部材の先端が前記本体の軸心に集中している、請求項1から3のいずれかの弁付ステント。
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