JP6293537B2 - 検査システム、及び異常検出方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、被検査物を検査する検査システムと、被検査物を検査する検査システムの異常を検出する異常検出方法に関する。
例えば、製造工程内の検査工程などでは、各種センサを用いて品質検査を行っている。一例として、振動を検出する装置においては、加速度センサなどを用い、検出した振動に基づいて品質の検査を実施している。
この種の検査装置は、製品が発生する振動を検出する例えば加速度センサ等の振動検出部と、振動検出部の検出結果に基づいて異常の有無を判断する判断部と、振動検出部の検出結果を判断部に伝達する伝達配線を有している。
製品に異常がある場合、例えば回転する部品を有する製品は、異常があると動作時に異常な振動を発生する。判断装置は、振動検出部が異常な振動を検出すると、つまり通常動作時には生じない振動を検出すると、製品に異常があると判断する。
一方、振動検出部が故障している場合、製品が異常な振動を発生しても、振動検出部は、その振動を検出することができない。または、伝達配線が例えば断線している等故障している場合は、振動検出部の検出結果を判断部に伝達することができない。このように、製品が異常な振動を発生していても、この異常な振動が判断部に伝達されない場合、判断部は、製品に異常がないと判断する。
特開平6−300667号公報 特開平7−83952号公報 特開2004−245633号公報
本発明が解決しようとする課題は、検出精度を高めることができる検査システムを提供することである。また、本発明が解決しようとする課題は、検査システムの検出精度を高めることができる異常検出方法を提供することである。
本実施形態によれば、検査システムは、設置面及び固定装置を有し、前記設置面に載置された被検査物を前記固定装置で前記設置面に固定することにより前記被検査物が設置される設置部と、前記被検査物の振動に対応する信号を出力する振動検出部と、前記振動検出部の出力結果に基づいて前記被検査物の異常の有無を判断し、かつ、前記設置面に前記被検査物を載置したときの振動に対応する前記振動検出部の出力結果または前記固定装置が動作したときの振動に対応する前記振動検出部の出力結果をフーリエ変換して前記設置部の構成要素の各々の固有振動数の振動パワーを示す振動情報を形成し、前記振動情報に基づいて検査システム自体の異常の有無を判断する判断部と、前記振動検出部の出力信号を前記判断部に伝達する伝達部とを備える。
第1の実施形態に係る検査装置を示す斜視図。 同検査装置の動作を示すフローチャート。 同フローチャートのステップST10を具体的に示すフローチャート。 同検査装置の制御装置が第2の挟持部に対して解除位置から挟持位置に移動するよう制御信号を送信した後に、振動検出センサが出力した信号を示すグラフ。 振動情報を示すグラフ。 同振動情報と第1の許容範囲および第2の許容範囲を比較している様子を示すグラフ。 同振動検出センサまたは同検査装置の伝達配線に異常がある場合の振動情報を示すグラフ。 第2の実施形態に係る検査装置を示す斜視図。 同検査装置の動作のフローチャートのステップST10を示すフローチャート。
一実施形態に係る検査装置と異常検出方法を、図1〜7を用いて説明する。図1は、本実施形態の検査装置10を示す斜視図である。本実施形態の異常検出方法は、一例として、検査装置10の異常を検出する方法である。検査装置10は、被検査物の一例である製品5の動作時に製品が発生する振動を検出し、検出結果に基づいて、製品の異常の有無を判断可能に形成されている。
図1に示すように、検査装置10は、製品5が設置され、かつ、製品5の動作時の振動を測定可能に形成される振動測定器(設置部)20と、製品5を振動測定器20の近傍まで搬送可能に形成される搬送装置30と、製品5を搬送装置30から振動測定器20に移動可能に形成されるロボットアーム40と、点灯可能に形成されるランプを有する報知装置50と、振動測定器20からの信号に基づいて各種判断可能に形成され、かつ、搬送装置30とロボットアーム40と報知装置50の動作を制御可能に形成される制御装置(判断部)60と、振動測定器20の異常時の状態を示す情報を記憶している記憶部70を有している。
振動測定器20は、製品5を載置可能に形成される振動検出台21と、振動検出台21に設けられて振動検出台21に製品5を固定可能に形成されるチャック装置22と、振動検出台21の振動に対応する信号を出力可能に形成される振動検出センサ(振動検出部)23と、振動検出センサ23の出力信号を制御装置60に伝達する伝達配線(伝達部)24を有している。
振動検出台21は、製品5が設置される設置面28を有するステージ25と、ステージ25を支持する複数の脚部26と、脚部26とステージ25の間に設けられる除振ゴム27を有している。ステージ25は、製品5が載置される設置面28を有している。脚部26は、ステージ25の下面に例えばボルト29によって連結されて固定されている。ボルト29は、脚部26をステージ25に固定する固定手段の一例である。
除振ゴム27は、設置面6と脚部26の間に設けられている。設置面6は、振動測定器20が設置される面である。除振ゴム27は、設置面6と脚部26に接触している。除振ゴム27は、設置面6から振動検出台21に向かう振動を吸収し、当該振動が振動検出台21に伝達されることを防止可能に形成されている。
チャック装置22は、ステージ25に固定される第1の挟持部22aと、第1の挟持部22aに対して移動可能に設置面28に支持される第2の挟持部22bを有している。第2の挟持部22bは、挟持位置と解除位置の間で移動可能に形成されている。挟持位置は、第2の挟持部22bが第1の挟持部22aの間で被検査物を挟持可能な位置である。解除位置は、挟持位置に対して第1の挟持部22aから離れた位置であり、第1の挟持部22aとの間での被検査物の挟持を解除する位置である。
振動検出センサ23は、設置面28上に設けられている。振動検出センサ23は、一例として、加速度センサであり、振動検出台21の振動を検出し、当該振動に対応する信号を出力可能に形成されている。
伝達配線24は、振動検出センサ23の出力信号を、制御装置60に伝達可能に形成されている。搬送装置30は、製品5が載置される無端形状の搬送ベルト31と、搬送ベルト31をその周方向に回転可能に形成される駆動装置32を有している。駆動装置32は、例えば電動モータである。
ロボットアーム40は、搬送ベルト31上の製品5を把持し、把持した製品5を振動検出台21の設置面28上に設定される、製品設置位置に移動可能に形成されている。
報知装置50は、振動検出センサ23または伝達配線24に異常がある場合に点灯可能に形成される第1のランプ51と、脚部26に異常がある場合に点灯可能に形成される第2のランプ52と、第2の挟持部22bに異常がある場合に点灯可能に形成される第3のランプ53を有している。
制御装置60は、搬送装置30の駆動装置32と、チャック装置22の第2の挟持部22bと、ロボットアーム40を駆動可能に形成されている。また、制御装置60は、設置面28に設置された製品5の動作に起因する振動検出センサ23の出力結果に基づいて、製品5の異常の有無を判断可能に形成されている。
また、制御装置60は、振動検出センサ23の出力結果に基づいて、振動検出センサ23または伝達配線24の異常の有無を判断可能に形成されている。具体的には、制御装置60は、振動検出センサ23の出力信号を、フーリエ変換することによって、振動測定器20の構成要素の固有周波数の振動パワーを示す振動情報を作成可能に形成されている。
振動情報は、振動測定器20の各構成要素の固有振動数において、振動パワーがピークとなる。この固有振動数は、振動測定器20として構成されている状態での、各構成要素の固有振動数であり、分解された状態での各構成要素の固有振動数ではない。
なお、後で説明される図5に示す振動情報は、振動測定器20の構成要素の一例である、脚部26の固有振動数と第2の挟持部22bを代表して、これらの固有振動数において、振動パワーがピークとなるように示されている。
制御装置60は、振動情報が示す振動パワーと、後述される閾値を比較し、比較結果に基づいて、振動検出センサ23または伝達配線24の異常の有無を判断する。
また、制御装置60は、脚部26と、第2の挟持部22bの異常の有無を判断可能に形成されている。
脚部26の異常の有無の判断について、具体的に説明する。脚部26が最も良好な状態を、脚部26の基準正常状態とする。脚部26の基準正常状態は、脚部26自体に異常がなく、かつ、脚部26が最も良好な状態でステージ25に固定されている状態である。
基準正常状態での脚部26の固有振動数aは、実験などによって事前に得ることができる。なお、固有振動数aは、脚部26がステージ25に組み付けられている状態での固有振動数である。
制御装置60は、基準正常状態での固有振動数aに対して設定される第1の許容範囲Cと、振動情報から得られる脚部26の実際の固有振動数を比較し、この比較結果に基づいて、脚部26の異常の有無を判断可能に形成されている。
第1の許容範囲Cは、周波数a1以上であって、かつ、周波数a2以下の範囲である。脚部26の固有振動数が第1の許容範囲C内にあることは、脚部26の状態が振動測定器20の性能に支障をきたさない状態であることを示す。言い換えると、脚部26自体が振動測定器20の性能に支障をきたさない程度に正常であり、かつ、ステージ25に対する脚部26の固定が、振動測定器20の性能に支障をきたさない程度に正常であることを示す。第1の許容範囲Cは、実験によって得ることができる。
第2の挟持部22bの異常の有無の判断について、具体的に説明する。第2の挟持部22bが最も良好な状態を、第2の挟持部22bの基準正常状態とする。第2の挟持部22bの基準正常状態は、第2の挟持部22b自体に異常がなく、かつ、第2の挟持部22bが最も良好な状態でステージ25に支持されている状態である。基準正常状態での第2の挟持部22bの固有振動数bは、実験などによって事前に得ることができる。
制御装置60は、基準正常状態での固有振動数bに対して設定される第2の許容範囲Dと、振動情報から得られる第2の挟持部22bの実際の固有振動数とを比較し、この比較結果に基づいて、第2の挟持部22bの異常の有無を判断可能に形成されている。
第2の許容範囲Dは、周波数b1以上であって、かつ、周波数b2以下の範囲である。第2の挟持部22bの固有振動数が第2の許容範囲D内にあることは、第2の挟持部22bの状態が振動測定器20の性能に支障をきたさない状態であることを示す。言い換えると、第2の挟持部22b自体が振動測定器20の性能に支障をきたさない程度に正常であり、かつ、ステージ25に対する第2の挟持部22bの支持が、振動測定器20の性能に支障をきたさない程度に正常であることを示す。第2の許容範囲Dは、実験によって得ることができる。
記憶部70は、振動検出センサ23または伝達配線24の異常を判断する際に用いられる閾値Tの情報と、基準正常状態である脚部26の固有振動数aの情報と、基準正常状態である第2の挟持部22bの固有振動数bの情報と、第1の許容範囲Cの情報と、第2の許容範囲Dの情報を有している。
次ぎに、検査装置10の動作を説明する。図2は、検査装置10の動作を示すフローチャートである。図2に示すように、例えば作業者によって動作を開始するスイッチが操作れると、まず、ステップST10に進む。ステップST10では、検査装置10の異常の有無が判断される。ステップST10については、後で具体的に説明する。振動測定器10に異常がないと判断されると、次にステップST30に進むステップST30では、検査装置10は、製品5の動作時の振動検出センサ23の出力結果に基づいて、製品5の異常の有無を判断する。
ステップST30にて製品5の検査が行われると、次にステップST40に進む。ステップST40では、制御装置60は、全ての製品5について検査が終了したか否かを判断する。全ての製品5に対して検査が終了している場合は、検査装置10の動作が停止される。まだ未検査の製品5がある場合は、ステップST10に戻る。
次に、ステップST10について、具体的に説明する。まず、振動測定器20が最も良好である状態での、ステップST10の動作について説明する。振動測定器20が最も良好な状態であるため、脚部26は、基準正常状態であり、第2の挟持部22bは、基準正常状態である。なお、ステップST10において、制御装置60は、各種比較を行う際に、記憶部70に記憶されている情報を適宜用いる。
図3は、ステップST10を具体的に示すフローチャートである。図3に示すように、作業者によって動作開始のスイッチが操作されると、搬送装置30とロボットアーム40は、動作可能な状態になる。また、振動検出センサ23は動作可能な状態となる。このため、振動検出センサ23は、振動検出台21が振動すると、この振動に対応する信号を出力する。次に、ステップST11に進む。
ステップST11では、製品5が振動検出台21の設置面28上の設置位置に設置される。設置位置は、設置面28において製品5が設置される位置であり、予め設定されている。設置位置に製品5が載置された状態で第2の挟持部22bが挟持位置に移動することによって、製品5は、挟持部22a,22b間に挟持される。
ステップST11では、具体的に、制御装置60は、搬送装置30の駆動装置32を制御して、搬送ベルト31を回転し、搬送ベルト31上に載置された製品5を、振動検出台21の近傍まで搬送する。製品5が振動検出台21の近傍まで搬送されると、制御装置60は、搬送装置30の駆動装置32の動作を停止する。次に、制御装置60は、ロボットアーム40を駆動して、搬送ベルト31上の製品5を振動検出台21の設置面28上の設置位置に移動する。
なお、設置面28の設置位置上に製品5が載置されたときの衝撃によって振動検出台21が振動する。振動検出センサ23は、この振動検出台21の振動に対応する信号を出力する。出力された信号は、伝達配線24によって制御装置60に送信される。
製品5が設置面28上の設置位置上に移動されると、制御装置60は、第2の挟持部22bを、解除位置から挟持位置に移動する。第2の挟持部22bが挟持位置に移動することによって、製品5は、設置面28上の設置位置に、挟持部22a,22bに挟持されることによって、固定される。
振動検出台21は、挟持部22a,22b間に製品5が挟持されたときの衝撃によって振動する。振動検出センサ23は、このときの振動検出台21の振動に対応する信号を出力する。この信号は、伝達配線24によって、制御装置60に送信される。
制御装置60は、第2の挟持部22bに対して、解除位置から挟持位置に移動するよう制御信号を送信した後に、振動検出センサ23から送信された信号を、挟持部22a,22b間に製品5が挟持されたときの衝撃に起因する振動検出台21の振動に対応する信号として特定する。次に、ステップST12に進む。
ステップST12では、制御装置60は、挟持部22a,22b間に製品5が挟持された時の衝撃に伴う振動検出台21の振動に対応する信号を受信すると、つまり、第2の挟持部22bに対して解除位置から挟持位置に移動するよう制御信号を送信した後に振動検出センサ23から信号を受信すると、この信号をフーリエ変換して、振動情報Iを作成する。
図4は、制御装置60が第2の挟持部22bに対して解除位置から挟持位置に移動するよう制御信号を送信した後に、振動検出センサ23が出力した信号を示すグラフである。図4の横軸は、時間を示す。横軸は、図中右側に進むにつれて、時間が経過したことを示す。縦軸は、振動波形を示す。
図5は、振動情報Iを示すグラフである。図5中、横軸は、周波数を示す。横軸は、図中右側に進むにつれて、周波数が高くなることを示す。図5中、縦軸は、振動パワーを示す。縦軸は、図中上側に進むにつれて、振動パワーが高くなることを示す。図5は、脚部26が基準正常状態であり、かつ、第2の挟持部22bが基準正常状態の振動情報Iを示している。
図5に示すように、振動情報Iは、図4に示す信号が含む各周波数成分の振動パワーを示している。制御装置60から第2の挟持部22bに対して解除位置から挟持位置に移動するよう制御信号を送信した後の状態では、製品5は動作していない。このため、信号は、製品5が挟持部22a,22bに挟持されたときの衝撃に伴う、振動検出台21と製品5の一体物の振動に対応する信号である。
上述のように、振動情報Iは、振動測定器20を構成する各要素の固有振動数の振動パワーが高くなる性質を有している。本実施形態では、振動情報Iは、第2の挟持部22bと脚部26を代表してしめしており、それゆえ、基準正常状態にある脚部26の固有振動数aと、基準正常状態にある第2の挟持部22bの固有振動数bにおいて、振動パワーがピークになっている。振動情報Iが作成されると、次にステップST13に進む。
ステップST13では、制御装置60は、ステップST12で作成された振動情報Iが示す振動パワーと、記憶部70に記憶される閾値Tを比較する。次に、ステップST14に進む。
ステップST14では、制御装置60は、ステップST13での比較結果が、振動パワーが閾値T以上であるか否かを判定する。本実施形態では、図5に示す振動情報Iの示す振動パワーは、周波数a,bにおいて、共に、ピークとなる。また、振動パワーは、周波数a,bを挟む範囲において、閾値Tより大きい。このため、制御装置60は、周波数a,bの近傍において、振動パワーが閾値Tより高いと判断する。振動パワーが閾値T以上である場合は、ステップST15に進む。
ステップST15では、制御装置60は、振動検出センサ23と伝達配線24に異常がないと判断する。つまり、振動検出センサ23の出力をフーリエ変換して得られる振動情報Iの振動パワーが閾値T以上であることによって、振動検出センサ23が振動を正確に検出し、かつ、振動検出センサ23が出力した信号が伝達配線24によって制御装置60に正確に送信されたことを示す。次に、ステップST16に進む。
ステップST16では、制御装置60は、脚部26の固固有振動数と第1の許容範囲Cを比較し、かつ、第2の挟持部22bの固有振動数と第2の許容範囲Dを比較する。図6は、図5に示す振動情報I、つまり第2の挟持部22bが基準正常状態であり、かつ、脚部26が基準正常状態である振動情報Iと、許容範囲C,Dを比較している様子を示すグラフである。
なお、上述のように、脚部26の状態によって、脚部26の固有振動数は、変化する。しかしながら、脚部26に万が一異常がある場合であっても、脚部26の固有振動数は、基準正常状態での固有振動数aに対して大きくずれることはない。これは、品質の基準をクリアした脚部26を用いているためである。
このため、制御装置60は、振動数a、または、振動数aの近傍をピークとする山の当該ピークを、脚部26の実際の固有振動数として特定する。振動情報Iでは、振動パワーが示す山Y1のピークが振動数aである。このため、制御装置60は、振動情報Iが示す山Y1のピークである振動数aが、脚部26の固有振動数であると特定する。なお、この説明では、脚部26は、基準正常状態にあるので、脚部26の固有振動数は、aである。図6に示すように、固有振動数aは、第1の許容範囲C内に収まっている。
同様に、第2の挟持部22bの状態によって、第2の挟持部22bの固有振動数は、変化する。しかしながら、第2の挟持部22bに万が一異常がある場合であっても、第2の挟持部22bの固有振動数は、基準正常状態での固有振動数bに対して大きくずれることはない。これは、品質の基準をクリアした第2の挟持部22bを用いているためである。
このため、制御装置60は、振動数b、または、振動数bの近傍をピークとする山の当該ピークを、第2の挟持部22bの実際の固有振動数として特定する。振動情報Iでは、振動パワーが示す山Y2のピークが振動数bである。このため、制御装置60は、振動情報Iが示す山Y2のピークである振動数bが、第2の挟持部22bの固有振動数であると特定する。なお、この説明では、第2の挟持部22bは、基準正常状態にあるので、第2の挟持部22bの固有振動数は、bである。図6に示すように、固有振動数bは、第2の許容範囲D内に収まっている。次に、ステップST17に進む。
ステップST17では、脚部26の固有振動数が第1の許容範囲C内にあり、かつ、第2の挟持部22bの固有振動数が第2の許容範囲D内に有るか否かを判断する。この説明では、脚部26の固有振動数aは第1の許容範囲C内にあり、かつ、第2の挟持部22bの固有振動数bは、第2の許容範囲D内にあるため、制御装置は、脚部26の固有振動数aが第1の許容範囲C内に有り、かつ、第2の挟持部22bが第2の許容範囲D内に有ると判断する。次に、ステップST18に進む。
ステップST18では、制御装置60は、脚部26と第2の挟持部22bに異常がないと判断する。次に、ステップST30に進む。
この説明では、脚部26が基準正常状態であり、かつ、第2の挟持部22bが基準正常状態である場合について、説明した。例えば、脚部26が基準正常状態ではない場合であっても、つまり、脚部26の固有振動数がaからずれている場合であっても、脚部26の固有振動数が第1の許容範囲C内であれば、制御装置60は、脚部26が正常であると判断する。
同様に、第2の挟持部22bが基準正常状態ではない場合であっても、つまり、第2の挟持部22bの固有振動数がbからずれている場合であっても、第2の挟持部22bの固有振動数が第2の許容範囲D内であれば、制御装置60は、第2の挟持部22bが正常であると判断する。
次に、振動検出センサ23または伝達配線24に異常がある場合の動作について、説明する。
ステップST14において、振動情報の振動パワーが閾値T未満であると、ステップST19に進む。ステップST19では、制御装置60は、振動検出センサ23または伝達配線24に異常があると判断する。つまり、振動パワーが閾値T未満であることは、振動検出センサ23が振動に対する信号を正確に出力できない状態、または、伝達配線24が、振動検出センサ23の出力を正確に制御装置60に伝達できない状態である。
図7は、振動検出センサ23が振動検出台21の揺れに対応する信号を正確に出力していない場合、または、振動検出センサ23の出力を伝達配線24が正確に制御装置60に送信していない場合に制御装置60が作成した振動情報Iを示すグラフである。図7の横軸と縦軸は、図5と同じである。図7に示すように、振動検出センサ23または伝達配線24に異常がある場合、振動情報Iが示す振動パワーは、全体的に小さい。
振動検出センサ23に異常がある状態、または、伝達配線24に異常がある状態としては、例えば、振動検出センサ23自体に異常がある状態、ステージ25に対する振動検出センサ23の固定に異常がある状態、伝達配線24が断線している状態の少なくとも1つの状態を有している。次に、ステップST20に進む。
ステップST20では、制御装置60は、振動検出センサ23または伝達配線24に異常があることを報知する第1のランプ51を点灯するべく、報知装置50に信号を送信する。第1のランプ51が点灯されることによって、作業員は、振動検出センサ23または伝達配線24に異常があることを認識することができる。
次に、制御装置60は、検査装置10の動作を停止する。なお、検査装置10の動作を停止する場合、第1のランプ51を所定時間点灯した後に検査装置10の動作を自動的に停止してもよいし、または、作業員が検査装置10の動作を停止するべくスイッチなどを操作することによって、検査装置10の動作が停止されてもよい。この場合、第1のランプ51は、作業員が検査装置10の動作を停止するべくスイッチなどを操作するまで点灯してもよい。検査装置10の動作が停止されることによって、ステップST30の動作は行われない。
次に、脚部26、または、第2の挟持部22bに異常がある場合について説明する。制御装置60は、ステップST17において、製品5がステージ25上に載置されてかつ挟持部22a,22b間に挟持された状態での脚部26の固有振動数が、第1の許容範囲C未満、または、第1の許容範囲Cより大きいと判断すると、ステップST22に進む。ステップST22では、制御装置60は、脚部26に異常があると判断する。次に、ステップST20に進む。
ステップST20では、制御装置60は、脚部26に異常があることを示す第2のランプ52を点灯するべく、報知装置50に第2のランプ52を点灯する信号を送信する。次に、ステップST21に進む。
同様に、制御装置60は、製品5が設置面28上に載置されてかつ挟持部22a,22b間に挟持された状態での第2の挟持部22bの固有振動数が、第2の許容範囲D未満、または、第2の許容範囲Dよりも大きいと判断すると、ステップST22に進む。
ステップST22では、制御装置60は、第2の挟持部22bに異常があると判断する。次に、ステップST20に進む。
ステップST20では、制御装置60は、第2の挟持部22bの異常があることを示す第3のランプ53を点灯するべく、第3のランプ53を点灯する信号を報知装置50に送信する。次に、ステップST21に進む。
なお、脚部26と第2の挟持部22bに異常がある場合は、制御装置60は、ステップST20において、ランプ52,53を点灯するべく、ランプ52,53を点灯する信号を報知装置50に送信する。
このように構成される検査装置10では、製品5を設置面28に設置する時に生じる振動を利用して、振動測定器20の異常の有無を判断するので、振動測定器20を振動させるための装置を別途に設ける必要がない。言い換えると、既存の振動測定器20の構成を変更することなく振動検出センサ23または伝達配線24の異常の有無を判断することができるので、コストの高騰化を抑えて、検査装置10の検出精度に対する信頼性を高めることができる。
また、振動情報Iの振動パワーと閾値Tの比較結果に基づいて、コストの高騰化を抑えて、振動検出センサ23または伝達配線24の異常の有無を判断することができる。
また、脚部26の固有振動数と第1の許容範囲Cを比較することによって、コストの高騰化を抑えて、脚部26の異常の有無を判断することができる。同様に、第2の挟持部22bの固有振動数と第2の許容範囲Dを比較することによって、コストの高騰化を抑えて第2の挟持部22bの異常の有無を判断できる。
また、制御装置60が、振動情報の作成、振動検出センサ23または伝達配線24の異常の有無の判断、脚部26の異常の有無の判断、第2の挟持部22bの異常の有無の判断を行う。このため、各種判断を行う判断部を1つにまとめることができるので、検査装置10のコストの高騰化を防止できるとともに、検査装置10をコンパクトにすることができる。
次に、第2の実施形態に係る異常検出方法を、図8,9を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態では、報知装置50と、制御装置60と、記憶部70が第1の実施形態に対して異なる。他は、第1の実施形態と同じである。上記異なる点について、具体的に説明する。
図8は、本実施形態の検査装置10を示す斜視図である。図8に示すように、報知装置50は、ランプ52,53に代えて、異常の種類を表示する表示部54を有している。
記憶部70は、閾値Tの情報と、第1の許容範囲Cの情報と、第2の許容範囲Dの情報に加えて、これら許容範囲に対する各構成要素の固有振動数のずれに応じた異常の種類の情報を有している。この、許容範囲に対する固有振動数のずれと異常の種類の関係について、具体的に説明する。
本実施形態では、製品5が設置面28上に載置されてかつ挟持部22a,22b間に挟持された状態での脚部26の固有振動数が、第1の許容範囲C未満であると、脚部26に外力が加わっていることによって脚部26に異常があることを示す。
また、製品5が設置面28上に載置されてかつ挟持部22a,22b間に挟持された状態での脚部26の固有振動数が、第1の許容範囲Cよりも大きいと、ステージ25に対する脚部26の固定に異常があることを示す。
第1の許容範囲Cに対する固有振動数のずれと、異常の種類の関係性は、実験によって得ることができる。なお、ここで説明した、第1の許容範囲Cに対する脚部26の固有振動数のずれの関係は、一例である。
同様に、製品5が設置面28上に載置されてかつ挟持部22a,22b間に挟持された状態での第2の挟持部22bの固有振動数が、第2の許容範囲D未満であると、第2の挟持部22bに外力が加わっていることによって第2の挟持部22bが異常を有することを示す。また、製品5が設置面28上に載置されてかつ挟持部22a,22b間に挟持された状態での脚部26の固有振動数が、第2の許容範囲Dよりも大きいと、ステージ25に対する第2の挟持部22bの固定に異常があることを示す。
第2の許容範囲Dに対する固有振動数のずれと、異常の種類の関係性は、実験によって得ることができる。なお、ここで説明した、第2の許容範囲Dに対する第2の挟持部22bの固有振動数のずれの関係は、一例である。
図9は、本実施形態の制御装置60の動作を示すフローチャートである。図9に示すように、本実施形態では、制御装置60は、ステップST22とステップST20の間に、ステップST23の動作を行う。他の動作は、第1の実施形態と同じである。
ステップST23では、制御装置60は、脚部26に異常がある場合は、第1の許容範囲Cに対する脚部26の固有振動数のずれに対応する異常の種類を、記憶部70に記憶される情報に基づいて、判断する。また、制御装置60は、第2の挟持部22bに異常がある場合は、第2の許容範囲Dに対する第2の挟持部22bの固有振動数のずれに対応する異常の種類を、記憶部70に記憶される情報に基づいて、判断する。そして、制御装置60は、表示部54によって異常の種類を表示すべく、報知装置50に信号を送信する。次に、ステップST21に進む。
このように構成される検査装置では、第1の実施形態の効果に加えて、第1の許容範囲Cに対する脚部26の固有振動数のずれに基づいて、コストの高騰化を抑えて、脚部26の異常の種類を判断することができる。同様に、第2の許容範囲Dに対する第2の挟持部22bの固有振動数のずれに基づいて、コストの高騰化を抑えて、第2の挟持部22bの異常の種類を判断することができる。
なお、第1,2の実施形態では、設置面28に製品5を設置際の振動として、一例として、挟持部22a,22b間に製品が挟持されたときの振動を利用している。このように、設置面28上に製品5を固定する固定装置の動作に起因する振動を利用している。チャック装置は固定装置の一例である。他の例としては、例えば、設置面28上に製品5を載置したときの振動を利用してもよい。
本実施形態のように、固定装置の一例であるチャック装置22の第2の挟持部22bに駆動信号を送信した後の振動検出センサ23の信号を用いることによって、当該信号が、チャック装置22の動作に起因する振動であることを特定できる。つまり、振動検出センサ23が出力する信号内から、チャック装置22の動作時の信号を容易に特定することができる。
また、第1,2の実施形態では、一例として、振動測定器20の構成要素のうち、脚部26と第2の挟持部22bの異常の有無を判断している。脚部26と第2の挟持部22bは、振動測定器20の構成要素の一例である。振動測定欝を20において異常の有無を判断する構成要素は、任意に選択することができる。例えば、振動測定器20の性能に対して大きく影響する構成要素の異常を検出するようにしてもよい。
また、第2の実施形態では、許容範囲C,Dに対する脚部26と第2の挟持部22bの固有振動数のずれとして、許容範囲C,D未満と、許容範囲C,Dより大きい場合を用いて、これらに対応する異常の種類の情報が記憶部70に記憶されている。この、ずれと異常の種類の関係性は、一例であり、より細かい情報を実験などによって得て、その情報を記憶部70に記憶しても用いてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省力、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求範囲に記載された発明を付記する。
[1]
被検査物が設置される設置部と、
前記被検査物の振動に対応する信号を出力する振動検出部と、
前記検出部の出力結果に基づいて被検査物の異常の有無を判断し、かつ、前記設置部に対する前記被検査物の設置時の前記振動検出部の出力結果をフーリエ変換して前記設置部の構成要素の各々の固有振動数の振動パワーを示す振動情報を形成し、前記振動情報に基づいて前記検査装置の異常の有無を判断する判断部と、
前記検出部の出力信号を前記判断部に伝達する伝達部と
を具備することを特徴とする検査装置。
[2]
前記判断部は、前記振動情報の前記振動パワーと予め設定される閾値を比較し、前記振動情報の前記振動パワーが前記閾値以上であると、前記振動検出部と前記伝達部に異常がないと判断し、前記振動情報の前記振動パワーが前記閾値未満であると前記振動検出部または前記伝達部に異常があると判断する
ことを特徴とする[1]に記載の検査装置。
[3]
前記判断部は、前記設置部の前記構成要素において、各々の基準正常状態での固有振動数に対する前記振動情報が示す固有振動数のずれに基づいて、前記構成要素の各々の異常の有無を判断する
ことを特徴とする[1]に記載の検査装置。
[4]
前記判断部は、前記設置部の前記構成要素において、各々の基準正常状態での固有振動数に対する前記振動情報が示す固有振動数のずれが、前記構成要素の各々に対して予め設定される許容範囲内であれば正常であると判断し、前記許容範囲外でれば異常があると判断する
ことを特徴とする[3]に記載の検査装置。
[5]
前記判断部は、前記設置部の構成要素において、各々の基準正常状態での固有振動数に対する前記振動情報が示す固有振動数のずれ量に基づいて、異常の種類を判断する
ことを特徴とする[1]に記載の検査装置。
[6]
被検査物が設置される設置部と、前記被検査物の振動に対応する信号を出力する振動検出部と、前記検出部の出力結果に基づいて被検査物の異常の有無を判断する判断部と、前記検出部の出力信号を前記判断部に伝達する伝達部を具備する検査装置の異常を検出する異常検出方法であって、
前記設置部に対する前記被検査物の設置時の前記振動検出部の出力結果をフーリエ変換して、前記設置部の構成要素の各々の固有振動数の振動パワーを示す振動情報を形成し、
前記振動情報に基づいて、前記検査装置の異常の有無を判断する
ことを特徴とする異常検出方法。
[7]
前記振動情報の前記振動パワーと予め設定される閾値を比較し、
前記振動情報の前記振動パワーが前記閾値以上であると、前記振動検出部と前記伝達部に異常がないと判断し、前記振動情報の前記振動パワーが前記閾値未満であると前記振動検出部または前記伝達部に異常があると判断する
ことを特徴とする[6]に記載の異常検出方法。
[8]
前記設置部の前記構成要素において、各々の基準正常状態での固有振動数に対する前記振動情報が示す固有振動数のずれに基づいて、前記構成要素の各々の異常の有無を判断する
ことを特徴とする[6]に記載の異常検出方法。
[9]
前記設置部の前記構成要素において、各々の基準正常状態での固有振動数に対する前記振動情報が示す固有振動数のずれが、前記構成要素の各々に対して予め設定される許容範囲内であれば正常であると判断し、前記許容範囲外でれば異常があると判断する
ことを特徴とする[8]に記載の異常検出方法。
[10]
前記設置部の構成要素において、各々の基準正常状態での固有振動数に対する前記振動情報が示す固有振動数のずれ量に基づいて、異常の種類を判断する
ことを特徴とする[6]に記載の異常検出方法。
5…製品(被検査物)、10…検査装置、20…振動測定器(設置部)、21…振動検出台、22…チャック装置、23…振動検出センサ(振動検出部)、24…伝達配線(伝達部)、30…搬送装置、60…制御装置、70…記憶部。

Claims (10)

  1. 設置面及び固定装置を有し、前記設置面に載置された被検査物を前記固定装置で前記設置面に固定することにより前記被検査物が設置される設置部と、
    前記被検査物の振動に対応する信号を出力する振動検出部と、
    前記振動検出部の出力結果に基づいて前記被検査物の異常の有無を判断し、かつ、前記設置面に前記被検査物を載置したときの振動に対応する前記振動検出部の出力結果または前記固定装置が動作したときの振動に対応する前記振動検出部の出力結果をフーリエ変換して前記設置部の構成要素の各々の固有振動数の振動パワーを示す振動情報を形成し、前記振動情報に基づいて検査システム自体の異常の有無を判断する判断部と、
    前記振動検出部の出力信号を前記判断部に伝達する伝達部と
    を具備することを特徴とする検査システム
  2. 前記判断部は、前記振動情報の前記振動パワーと予め設定される閾値を比較し、前記振動情報の前記振動パワーが前記閾値以上であると、前記振動検出部と前記伝達部に異常がないと判断し、前記振動情報の前記振動パワーが前記閾値未満であると前記振動検出部または前記伝達部に異常があると判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の検査システム
  3. 前記判断部は、前記設置部の前記構成要素において、各々の基準正常状態での固有振動数に対する前記振動情報が示す固有振動数のずれに基づいて、前記構成要素の各々の異常の有無を判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の検査システム
  4. 前記判断部は、前記設置部の前記構成要素において、各々の基準正常状態での固有振動数に対する前記振動情報が示す固有振動数のずれが、前記構成要素の各々に対して予め設定される許容範囲内であれば正常であると判断し、前記許容範囲外でれば異常があると判断する
    ことを特徴とする請求項3に記載の検査システム
  5. 前記判断部は、前記設置部の構成要素において、各々の基準正常状態での固有振動数に対する前記振動情報が示す固有振動数のずれ量に基づいて、異常の種類を判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の検査システム
  6. 設置面及び固定装置を有し、前記設置面に載置された被検査物を前記固定装置で前記設置面に固定することにより前記被検査物が設置される設置部と、前記被検査物の振動に対応する信号を出力する振動検出部と、前記振動検出部の出力結果に基づいて前記被検査物の異常の有無を判断する判断部と、前記振動検出部の出力信号を前記判断部に伝達する伝達部を具備する検査システムの異常を検出する異常検出方法であって、
    前記設置面に前記被検査物を載置したときの振動に対応する前記振動検出部の出力結果または前記固定装置が動作したときの振動に対応する前記振動検出部の出力結果をフーリエ変換して、前記設置部の構成要素の各々の固有振動数の振動パワーを示す振動情報を形成し、
    前記振動情報に基づいて、前記検査システムの異常の有無を判断する
    ことを特徴とする異常検出方法。
  7. 前記振動情報の前記振動パワーと予め設定される閾値を比較し、
    前記振動情報の前記振動パワーが前記閾値以上であると、前記振動検出部と前記伝達部に異常がないと判断し、前記振動情報の前記振動パワーが前記閾値未満であると前記振動検出部または前記伝達部に異常があると判断する
    ことを特徴とする請求項6に記載の異常検出方法。
  8. 前記設置部の前記構成要素において、各々の基準正常状態での固有振動数に対する前記振動情報が示す固有振動数のずれに基づいて、前記構成要素の各々の異常の有無を判断する
    ことを特徴とする請求項6に記載の異常検出方法。
  9. 前記設置部の前記構成要素において、各々の基準正常状態での固有振動数に対する前記振動情報が示す固有振動数のずれが、前記構成要素の各々に対して予め設定される許容範囲内であれば正常であると判断し、前記許容範囲外でれば異常があると判断する
    ことを特徴とする請求項8に記載の異常検出方法。
  10. 前記設置部の構成要素において、各々の基準正常状態での固有振動数に対する前記振動情報が示す固有振動数のずれ量に基づいて、異常の種類を判断する
    ことを特徴とする請求項6に記載の異常検出方法。
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