JP6293047B2 - 電動弁 - Google Patents

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Description

本発明は、弁体を直動させて弁口を開閉する電動弁に関する。
従来、この種の電動弁として、弁体を閉弁側にバネで付勢し、モータで弁体を開弁側に移動する構造のものが知られている。そのような電動弁のなかには、弁体に貫通孔を形成して閉弁状態でその貫通孔をシャフトにて閉塞し、開弁する際にシャフトを後退させて貫通孔を開放してから、シャフトに備えたフランジを弁体の一部に当接させて弁体も後退させ、弁口を開くものもある(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−024282号公報(段落[0016],[0017],及び図1)
しかしながら、従来の電動弁の構造では、流体圧力に打ち勝って弁体を駆動する必要があるので、弁口の口径が大きいと、その分、大きな駆動力が必要になる。また、弁体に貫通孔が形成されている電動弁では、貫通孔の開放により弁体にかかる流体圧力が下がるものの、貫通孔の口径が小さいと流体圧力は僅かしか下がらず、逆に貫通孔の口径が大きいと、貫通孔を閉塞する第2の弁体としてのシャフトにかかる流体圧力が大きくなり、結局は、大きな駆動力が必要になる。このため、従来の電動弁では、弁口の口径の大型化に伴い、消費電力が増加することが問題になっていた。また、弁口の口径が大きくなくても、現状より消費電力を抑えたいという要望もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より消費電力を抑えることが可能な電動弁の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、ース部材(11)と、前記ベース部材(11)に形成され、第1弁口(24)を挟んで対向する第1部屋(21)と第2部屋(22)と、前記ベース部材(11)に形成され、前記第2部屋(22)に対して第2弁口(25)を挟んで前記第1部屋(21)とは反対側から対向する第3部屋(23)と、前記第1部屋(21)のうち前記第1弁口(24)との対向面に形成された支持凹部(13K)と、前記支持凹部(13K)に直動可能に嵌合した第1弁体(14)と、前記第1弁体(14)に設けられ、前記第1弁口(24)の開口縁の弁座(24Z)に接離する環状当接部(14B)と、前記第1弁体(14)のうち前記環状当接部(14B)の内側部分を貫通して前記支持凹部(13K)の内外を連通する第1弁体貫通孔(14C)と、前記第1弁体貫通孔(14C)を除き、前記支持凹部(13K)の内部を密閉するシール部材(13E)と、前記第2弁口(25)を貫通し、前記第2部屋側から前記第1弁体(14)に対して前進して当接する一方、後退して前記第1弁体(14)から離間する直動シャフト(17)と、前記直動シャフト(17)を前進及び後退させる駆動源(50,60)と、前記環状当接部(14B)が前記弁座(24Z)に当接するように前記第1弁体(14)を付勢する弾性部材(15)と、前記直動シャフト(17)の軸方向の中間部を縮径してなる第2弁体(18)と、前記第1部屋(21)に連通した第1流路(31)と、前記第2部屋(22)に連通し、前記環状当接部(14B)が前記弁座(24Z)に当接した閉弁状態で前記第1流路(31)から遮断される第2流路(32)と、前記第3部屋(23)に連通した第3流路(33)と、を有し、前記第2流路(32)は、前記第1流路(31)及び第3流路(33)より上流に配置され、前記直動シャフト(17)が前記第1弁体(14)に接触している間は、前記直動シャフト(17)と前記第2弁口(25)との間の隙間が一定に維持されると共に、前記直動シャフト(17)が前記第1弁体(14)から離間していくときに前記直動シャフト(17)と前記第2弁口(25)との隙間が拡がるように前記第2弁体(18)が配置されている電動弁(10,10W)である。
請求項2の発明は、ベース部材(11)と、前記ベース部材(11)に形成され、第1弁口(24)を挟んで対向する第1部屋(21)と第2部屋(22)と、前記ベース部材(11)に形成され、前記第2部屋(22)に対して第2弁口(25)を挟んで前記第1部屋(21)とは反対側から対向する第3部屋(23)と、前記第1部屋(21)のうち前記第1弁口(24)との対向面に形成された支持凹部(13K)と、前記支持凹部(13K)に直動可能に嵌合した第1弁体(14)と、前記第1弁体(14)に設けられ、前記第1弁口(24)の開口縁の弁座(24Z)に接離する環状当接部(14B)と、前記第1弁体(14)のうち前記環状当接部(14B)の内側部分を貫通して前記支持凹部(13K)の内外を連通する第1弁体貫通孔(14C)と、前記第1弁体貫通孔(14C)を除き、前記支持凹部(13K)の内部を密閉するシール部材(13E)と、前記第2弁口(25)を貫通し、前記第2部屋側から前記第1弁体(14)に対して前進して当接する一方、後退して前記第1弁体(14)から離間する直動シャフト(17)と、前記直動シャフト(17)を前進及び後退させる駆動源(50,60)と、前記環状当接部(14B)が前記弁座(24Z)に当接するように前記第1弁体(14)を付勢する弾性部材(15)と、前記直動シャフト(17)の軸方向の中間部を縮径してなる第2弁体(18)と、前記第1部屋(21)に連通した第1流路(31)と、前記第2部屋(22)に連通し、前記環状当接部(14B)が前記弁座(24Z)に当接した閉弁状態で前記第1流路(31)から遮断される第2流路(32)と、前記第1流路(31)と前記第3部屋(23)とを常時連絡した連絡流路(53)と、を有し、前記第1流路(31)は、前記第2流路(32)より上流に配置され、前記直動シャフト(17)が前記第1弁体(14)に接触している間は、前記直動シャフト(17)と前記第2弁口(25)との間の隙間が一定に維持されると共に、前記直動シャフト(17)が前記第1弁体(14)から離間していくときに前記直動シャフト(17)と前記第2弁口(25)との隙間が拡がるように前記第2弁体(18)が配置されている電動弁(10V,10X)である。
請求項3の発明は、前記第2部屋(22)を、前記第1部屋(21)側のメイン第2部屋(22A)と、前記第3部屋(23)側のサブ第2部屋(22B)とに区画して、それらメイン第2部屋(22A)とサブ第2部屋(22B)との間の流体の移動を規制する部屋区画壁(12H)を備え、前記第2流路(32)は、前記メイン第2部屋(22A)に連通しているメイン第2流路(32A)と、前記サブ第2部屋(22B)に連通しているサブ第2流路(32B)とからなる請求項2に記載の電動弁(10V,10X)である。
請求項4の発明は、前記第1弁口(24)の内径と前記支持凹部(13K)の内径とが略同一である請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の電動弁(10,10V,10W,10X,10Y,10Z,100V)である。
請求項の発明は、前記第1弁体(14)には、前記第2弁体(18)側に向かってテーパー状に縮径した前記環状当接部としての第1テーパー面(14B)が形成され、前記第2弁体(18)には、前記第1弁体(14)側に向かってテーパー状に縮径し、前記直動シャフト(17)が前記第1弁体(14)から離間していくときに前記第2弁口(25)から徐々に離間していく第2テーパー面(18A)が形成され、前記直動シャフト(17)を位置制御可能な前記駆動源(50)としてのモータ(50)を備えた請求項乃至の何れか1の請求項に記載の電動弁(10,10V)である。
本発明の電動弁(10,10V,10W,10X,10Y,10Z,100V)では、第1弁体(14)が支持凹部(13K)に直動可能に支持され、その第1弁体(14)のうち第1弁口(24)の弁座(24Z)に当接する環状当接部(14B)より内側に第1弁体貫通孔(14C)が形成されている。そして、第1弁体貫通孔(14C)を除き支持凹部(13K)の内部が密閉されているので、第1弁体(14)が第1弁口(24)を閉弁した状態になると、第1弁体(14)が位置する第1部屋(21)とは第1弁口(24)を挟んで反対側の第2部屋(22)の内圧と支持凹部(13K)の内圧とが同じになる。これにより、第2部屋(22)の内圧により第1弁体(14)が第1部屋(21)側に押される負荷の少なくとも一部と、支持凹部(13K)の内圧により第1弁体(14)が第2部屋(22)側に押される負荷とが相殺される。即ち、本発明によれば、第1弁口(24)の口径を大きくしても、閉弁状態で第1弁体(14)にかかる流体圧力による負荷が抑えられ、従来より電動弁の消費電力を抑えることが可能になる。ここで、第1弁口(24)の内径と支持凹部(13K)の内径とが異なっていてもよいが、請求項の構成のように、第1弁口(24)の内径と支持凹部(13K)の内径とを略同一にすれば、閉弁状態で第1弁体(14)が流体圧力によって受ける負荷が略0になり、従来より大幅に電動弁の消費電力を抑えることが可能になる。
求項の構成によれば、直動シャフト(17)が前進すると、第1弁体(14)が直動シャフト(17)に押圧されて第1弁口(24)が開き、第2流路(32)から第1流路(31)へと流体が流れる。一方、直動シャフト(17)が後退すると、弾性部材(15)によって第1弁体(14)が直動シャフト(17)側に押し戻されて第1弁口(24)が閉塞されると共に、直動シャフト(17)の中間部の第2弁体(18)と第2弁口(25)との間が開いて、第2流路(32)から第3流路(33)へと流体が流れる。即ち、第1弁口(24)及び第2弁口(25)の異なる2つの弁口を使用して大流量と小流量とに分けて弁口の開閉を行うことができる。
求項の構成によれば、直動シャフト(17)が前進すると、第1弁体(14)が直動シャフト(17)に押圧されて第1弁口(24)が開き、第1流路(31)から第2流路(32)へと流体が流れる。一方、直動シャフト(17)が後退すると、弾性部材(15)によって第1弁体(14)が直動シャフト(17)側に押し戻されて第1弁口(24)が閉塞されると共に、直動シャフト(17)の中間部の第2弁体(18)と第2弁口(25)との間が開き、第1流路(31)から連絡流路(53)、第3部屋(23)、さらには、第2部屋(22)を経て第2流路(32)へと流体が流れる。即ち、第1弁口(24)及び第2弁口(25)の異なる2つの弁口を使用して大流量と小流量とに分けて弁口の開閉を行うことができる。この場合、請求項のように、第2部屋(22)をメイン第2部屋(22A)とサブ第2部屋(22B)とに区画し、第2流路(32)をメイン第2部屋(22A)に連通するメイン第2流路(32A)とサブ第2部屋(22B)に連通するサブ第2流路(32B)とに分け、直動シャフト(17)が前進して第1弁口(24)を開くことで第1流路(31)からメイン第2流路(32A)に流体を流し、直動シャフト(17)を後退させて第2弁口(25)を開くことで第1流路(31)からサブ第2流路(32B)に流体を流してもよい。
求項の電動弁(10,10V)によれば、モータ(50)で直動シャフト(17)の位置を制御して第1弁口(24)及び第2弁口(25)の開度をそれぞれ徐々に変更し、流量を細かく制御することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る電動弁の側断面図 電動弁の第1弁口と第2弁口とが閉じた状態の側断面図 電動弁の第1弁口が閉じ、第2弁口が開いた状態の側断面図 直動シャフトの位置と流量との関係を示したグラフ 第2実施形態の電動弁の側断面図 電動弁の第1弁口と第2弁口とが閉じた状態の側断面図 電動弁の第1弁口が閉じ、第2弁口が開いた状態の側断面図 第3実施形態の電動弁の側断面図 第4実施形態の電動弁の側断面図 第5実施形態の電動弁の側断面図 第6実施形態の電動弁の側断面図 第7実施形態の電動弁の一部側断面図 直動シャフトの位置と流量との関係を示したグラフ
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の電動弁10は、ベース部材11の内部に第1と第2の弁口24,25を有し、それらの弁開度を第1と第2の弁体14,18にて変更して第2流路32から第1又は第3の流路31,33に流れる流体の流量を制御するものである。
ベース部材11は、例えば直方体状のベース本体11Hが有するセンター孔12に下端詰栓13と駆動源ベース16とを組み付けてなる。センター孔12は、ベース本体11Hを上下に貫通し、下端側から順番に並んだ下端螺子孔部12A、下側大径孔部12B、中央小径孔部12C、上側中径孔部12D、上側大径孔部12E及び上端螺子孔部12Fに分かれていて、中央小径孔部12Cの内径が最も小さく、そこから上側及び下側に向かって内径が段階的に大きくなっている。そして、センター孔12の下端側に下端詰栓13が組み付けられる一方、上端側に駆動源ベース16が組み付けられている。
下端詰栓13は、上端開放、下端有底の筒形構造をなし、その下端部の外周面が段付き状に拡径され、そこに雄螺子部13Nが形成されている。そして、雄螺子部13Nがセンター孔12の下端螺子孔部12Aに締め付けられると共に、雄螺子部13Nの上端側の段差面が、センター孔12における下端螺子孔部12Aと下側大径孔部12Bとの段差面に押し当てられて位置決めされている。また、下端詰栓13の上端面は下側大径孔部12Bにおける軸方向の中間に位置し、下側大径孔部12Bの内側部分のうち下端詰栓13より上側が本発明に係る第1部屋21になっている。さらに、中央小径孔部12Cの内側は、本発明に係る第2部屋22になっていて、第1部屋21内に臨んだ第2部屋22の開口が、本発明に係る第1弁口24をなし、第1弁口24における開口縁のエッジ部分が本発明に係る弁座24Zになっている。
下端詰栓13は、その筒形構造部分における上下方向の中間位置で上側の上端スリーブ13Bと下側の詰栓本体13Aとに分割されている。詰栓本体13Aに残された筒形構造部分は、上端部が段付き状に縮径された小径軸部13Fになっている。これに対し、上端スリーブ13Bは、筒体の下端部の内径を拡径して大径孔部13Gとした構造をなし、その大径孔部13Gが詰栓本体13Aの小径軸部13Fの外側に嵌合されている。また、上端スリーブ13Bの上端部の内周面と小径軸部13Fの内周面とが面一になると共に、上端スリーブ13Bの外周面と、詰栓本体13Aにおける前述の雄螺子部13N及び後述のOリング溝13Cを除いた部分の外周面とが面一になっている。
詰栓本体13Aの外周面のうち雄螺子部13Nと上端スリーブ13Bとの間には、Oリング溝13Cが形成され、そこに装着されたOリング13Dが下側大径孔部12Bの内周面に密着している。また、上端スリーブ13Bと小径軸部13Fとの間には、シート状のシール部材13Eが挟持され、下端詰栓13の筒形構造部分の内周面から突出している(図には表れず)。
一方、駆動源ベース16は、後述する駆動源ユニット40の構成部品にもなっていて、下方に向かって段階的に外径が小さくなった円柱構造をなしている。そして、駆動源ベース16の上端側の大径部分に雄螺子部16Nが形成され、雄螺子部16Nがセンター孔12の上端螺子孔部12Fに締め付けられると共に、下端面をセンター孔12における上側中径孔部12Dと中央小径孔部12Cとの段差面に押し当てて位置決めされている。
駆動源ベース16の外周面のうち雄螺子部16Nより下側には、大径軸部16A、小径軸部16B及びテーパー軸部16Cが順番に備えられている。そして、大径軸部16Aと小径軸部16Bとの段差面が、センター孔12の上側大径孔部12Eの中間位置に配置されて、小径軸部16Bの周囲に環状空間26が形成されている。なお、テーパー軸部16Cは、センター孔12の上側大径孔部12Eと上側中径孔部12Dとの段差角部に突き合わされ、テーパー軸部16Cと上側中径孔部12Dとの間にOリング16Dが設けられている。
駆動源ベース16の中心には貫通孔16Hが形成され、その貫通孔16Hの下端部が段付き状に絞られて本発明に係る第2弁口25になっている。また、第2弁口25の内面は均一径をなして所定長(後述する第1弁体14のストローク分)だけ延びている。さらに、貫通孔16Hの上端寄り位置にはシャフト支持スリーブ16Fが嵌合されている。そして、貫通孔16Hのうちシャフト支持スリーブ16Fと第2弁口25との間が、本発明に係る第3部屋23になっている。また、駆動源ベース16の下端寄り位置には、貫通孔16Hと直交するように連通路16Gが形成されて、第3部屋23と環状空間26とを連絡している。
ベース部材11には、第1部屋21に一端部が連通した第1流路31と、第2部屋22に一端部が連通した第2流路32と、第3部屋23に一端部が連通した第3流路33とが形成され、それら第1〜第3の各流路31,32,33の他端部がベース部材11の外側面に開口している。そして、第1流路31と第2流路32との間に第1弁口24が位置し、その第1弁口24を開閉するための第1弁体14が第1部屋21に収容されている。
第1弁体14は、下端開放、上端有底の筒形構造をなして、第1弁体14の軸方向の中間部より下側が、下端詰栓13の筒形構造部分の内側に直動可能に嵌合されている。ここで、下端詰栓13の筒形構造部分の内側は、本発明に係る支持凹部13Kになっていて、支持凹部13Kの内径は第1弁口24の内径(即ち、中央小径孔部12Cの内径)と略同一になっている。また、第1弁体14の内側には本発明に係る「弾性部材」としての圧縮コイルバネ15が収容され、その下端部が第1弁体14より下方に突出して支持凹部13K内の底面に当接している。そして、圧縮コイルバネ15の弾発力によって第1弁体14が第1弁口24側に付勢されている。
第1弁体14の外側面の上端部からは鍔部14Aが側方に突出していて、鍔部14Aの上面側は、テーパー面14B(本発明の「第1テーパー面」及び「環状当接部」に相当する)になっている。テーパー面14Bは、上方に向かって縮径していて、そのテーパー面14Bの上端部の外径は第1弁口24の内径より小さく、下端部の外径は第1弁口24の内径より大きくなっている。そして、テーパー面14Bが第1弁口24の開口縁のエッジ部分である弁座24Zに当接する。
第1弁体14の上端部には、テーパー面14Bより内側部分を上下方向に貫通する複数の第1弁体貫通孔14Cが設けられている。また、第1弁体14の外周面と支持凹部13Kの内周面とは、前述のシール部材13Eによって密閉されている。これにより、支持凹部13K内は第1弁体貫通孔14Cを介してのみ外部に連通し、第1弁体14が第1弁口24を閉じた閉弁状態になると、支持凹部13K内と第2部屋22内の内圧が同じになる。
第1弁体14は、第2部屋22側から直動シャフト17に押圧されて開弁側に移動する。直動シャフト17は、駆動源ベース16と同様に駆動源ユニット40の構成部品であり、その駆動源ユニット40は以下のように構成されている。即ち、駆動源ユニット40には、駆動源ベース16に固定された筒形ケース41が備えられている。筒形ケース41は、薄肉の円筒管41Aの上端部を上蓋部材41Bで閉塞してなり、上蓋部材41Bが貫通孔16Hの上端部を拡径してなるケース嵌合部16Lに嵌合されかつ溶接されている。なお、この筒形ケース41により、駆動源ベース16の貫通孔16Hのうちシャフト支持スリーブ16Fより上側部分が密閉されている。
筒形ケース41の外側にはリング状の界磁巻線ユニット46が嵌合される一方、筒形ケース41の内側には、ロータ49が回転可能に収容されて、これら界磁巻線ユニット46とロータ49とを主要部としたステッピングモータ50(本発明の「駆動源」に相当する)が構成されている。なお、界磁巻線ユニット46は、コネクタを介してコントローラに接続可能になっている。
ロータ49を回転可能に支持するために、筒形ケース41の下端部が内側に直角曲げされて台座部41Fが形成され、その台座部41Fに固定されて上方に起立した筒形ブラケット42の内側に支持スリーブ43が固定されている。これに対し、ロータ49は、上端有底、下端開放の筒形界磁部45の上部中心にロッド部44を貫通状態に固定した構造をなしている。そして、ロッド部44のうち筒形界磁部45内に位置している部分の上端部が、支持スリーブ43内の上端部に直動可能かつ回転可能に支持され、ロッド部44の下端部に形成された雄螺子部44Bが、支持スリーブ43の下端部に形成された雌螺子部43Nに螺合している。また、筒形界磁部45は、支持スリーブ43を外側から覆った状態で筒形ケース41の内面に隣接している。そして、界磁巻線ユニット46と筒形界磁部45との間の磁力によってロータ49が回転駆動されながら上下動する。
なお、ロッド部44のうち筒形界磁部45より上側部分には、線材を螺旋状に巻き付けた螺旋ガイド46Gが備えられ、その螺旋ガイド46Gに係合しているストッパリング47のアーム部47Aが、筒形ケース41の上蓋部材41Bから垂下されたストッパシャフト48に当接している。そして、ロータ49が回転すると、ストッパリング47が螺旋ガイド46Gに対して相対回転して上下動し、螺旋ガイド46Gの上端部又は下端部まで移動したときに回動不能となってロータ49の回転を規制する。
また、ロッド部44の下端部は下端開放の筒部44Cになっていて、その筒部44C内に圧縮コイルバネ51が収容され、その下方に直動シャフト17の上端部が直動可能に収容されている。また、直動シャフト17の上端に備えたフランジ17Fが、筒部44Cの下端部に嵌合固定されたブッシュ44Tに上方から当接して筒部44C内に抜け止めされている。そして、直動シャフト17がロータ49と共に上下動する。
直動シャフト17は、フランジ17Fから第2弁口25の近傍位置まで均一外径をなし、第2弁口25の近傍位置でテーパー状に縮径され、そこからさらに先端まで均一外径をなしている。そして、その直動シャフト17のテーパー状に縮径した部分が本発明に係る第2弁体18になっている。また、直動シャフト17のうち第2弁体18より基端側のシャフト基端部19Aは、シャフト支持スリーブ16Fに直動可能に支持されている。また、シャフト基端部19Aの外径は、第2弁口25の内径より僅かに小さいが、図1には、シャフト基端部19Aと第2弁口25との間の隙間が強調して示されている。
直動シャフト17の先端は平坦面になっていて、第1弁体14の上面中央に対向している。これに対し、第1弁体14の上面中央からは中央突部14Dが突出し、その先端面は外縁部が上方に迫り上がり、外縁部以外の全体が平坦面になっている。そして、直動シャフト17が下方に前進すると、図1に示すように、直動シャフト17の先端面が中央突部14Dの先端の平坦部分に面当接して第1弁体14を下方に押し下げ、直動シャフト17が上方に後退すると、図3に示すように第1弁体14から離間する。
第1弁体14に直動シャフト17の先端面が当接しかつ第1弁体14によって第1弁口24が閉弁されている状態では、図2に示すように、第2弁体18におけるシャフト基端部19Aとの境界部分(以下、「第2弁体18の上端境界部」という)が第2弁口25内の上端に位置する。また、直動シャフト17が第1弁体14をその可動範囲の最も下端となる位置まで押し下げた状態では、図1に示すように、第2弁体18の上端境界部が、第2弁口25内の下端寄り位置に位置する。そして、図3に示すように、直動シャフト17が第1弁体14から離間すると、第2弁体18の上端境界部が、第2弁口25の上方にずれて第2弁体18のテーパー面18A(本発明の「第2テーパー面」に相当する)の途中部分に第2弁口25の上面側の開口縁のエッジ部が対向し、直動シャフト17が上方に移動するに従って第2弁口25と第2弁体18との隙間が徐々に大きくなる。
即ち、直動シャフト17が第1弁体14に接触しているだけの状態では、第1弁口24と第2弁口25とが共に閉弁状態となり、そこから直動シャフト17が前進して第1弁体14を押し下げるに従い第1弁口24の開度が大きくなり、その間、第2弁口25は第2弁体18によって閉弁状態に維持される一方、直動シャフト17が第1弁体14に接触しているだけの状態から直動シャフト17が後退していくと第2弁口25の開度が大きくなっていき、その間、第1弁口24は第1弁体14によって閉弁状態に維持される。
本実施形態の電動弁10の構造に関する説明は以上である。次に、この電動弁10の作用効果について説明する。本実施形態の電動弁10は、流体回路の途中に取り付けられ、第2流路32が第1流路31及び第3流路33より上流側に配置される。そして、直動シャフト17の直動位置をステッピングモータ50にて制御することで第2流路32から第1流路31又は第3流路33に流れる流体の流量が制御される。
ここで、図4には、直動シャフト17を最も前進(図1において降下)させた位置を原点として、そこから徐々に直動シャフト17を後退させたときに、直動シャフト17の直動位置と第2流路32を通過する流量との関係が示されている。直動シャフト17を最も前進させたときには、第1弁口24の開度が最大になり、第1弁口24を通して第2流路32から第1流路31に流れる流量が最大になる。そこから直動シャフト17を後退させていくと第1弁口24の開度が徐々に小さくなり、それに伴って、第2流路32から第1流路31に流れる流量が減少していき、やがて第1弁口24の開度及び流量が共に0になる。そして、さらに直動シャフト17を後退させると、今度は第2弁口25の開度が徐々に大きくなって第2流路32から第3流路33に流れる流量が増加していく。本実施形態の電動弁10では、このように第1弁口24と第2弁口25との2つの異なる弁口で流量を制御することができる。また、図4に示すように、第1弁口24を通して流体が流れるときと、第2弁口25を通して流体が流れるときとでは、直動シャフト17の移動距離に対して第2流路32を流れる流量の変化量が異なるので、このことを利用した流量制御が可能になる。
ところで、大流量が流れ得る第1弁口24が第1弁体14によって閉じられた状態から第1弁体14を開弁側に移動する際には、従来では、大きな駆動力が必要であったが、本実施形態の電動弁10では、小さな駆動力で第1弁体14を開弁側に移動することができる。即ち、本実施形態の電動弁10では、第1弁体14が支持凹部13Kに直動可能に支持され、その第1弁体14のうち第1弁口24の弁座24Zに当接するテーパー面14Bより内側に第1弁体貫通孔14Cが形成されている。そして、第1弁体貫通孔14Cを除き支持凹部13Kの内部が密閉されているので、第1弁体14が第1弁口24を閉弁した状態になると、第1弁体14が位置する第1部屋21とは第1弁口24を挟んで反対側の第2部屋22の内圧と支持凹部13Kの内圧とが同じになる。しかも、第1弁口24の内径と支持凹部13Kの内径とが略同一になっているので、第1弁口24が閉弁状態で第1弁体14が第2部屋22側から流体圧力によって押される力と支持凹部13K側から流体圧力によって押される力とが同じになって相殺される。また、第1部屋21内の流体圧力も、第1弁体14の縁部14Aに対して上下両方からかかる流体圧力が相殺し合う。これにより、第1弁体14が、直動方向で流体圧力によって受ける負荷は0になる。つまり、本実施形態の電動弁10では、第1弁口24の口径を大きくしても、閉弁状態で第1弁体14にかかる流体圧力による負荷を小さく抑えることができ、従来より電動弁の消費電力を抑えることが可能になる。
[第2実施形態]
本実施形態の電動弁10Vは、図5〜図7に示されている。以下、第1実施形態の電動弁10と異なる構成に関してのみ説明する。この電動弁10Vでは、前記第1実施形態の第2部屋22が、ベース部材11に設けられた部屋区画壁12Hによって第1部屋21側のメイン第2部屋22Aと、第3部屋23側のサブ第2部屋22Bとに区画されている。そして、第1実施形態の第2流路32が、メイン第2部屋22Aに連通しているメイン第2流路32Aと、サブ第2部屋22Bに連通しているサブ第2流路32Bとに分かれている。また、部屋区画壁12Hに貫通孔12Gが形成され、そこに直動シャフト17における第2弁体18より先端側の小径部分が貫通している。そして、部屋区画壁12H及び直動シャフト17によりメイン第2部屋22Aとサブ第2部屋22Bとの間で流体の移動が規制されている。さらに、ベース部材11には、第1流路31と第3部屋23との間を連絡する連絡流路53が設けられている。そして、この電動弁10Vでは、第1流路31がメイン第2流路32A及びサブ第2部屋22Bより上流側に接続される。
この構成により、本実施形態の電動弁10Vでは、直動シャフト17が前進して第1弁体14が押圧され、第1弁口24が開くと、図5に示すように、第1流路31から第1部屋21、第1弁口24、メイン第2部屋22Aを経てメイン第2流路32Aへと流体が流れる。そして、図6に示すように、直動シャフト17が後退して第1弁体14が第1弁口24を閉弁し、その第1弁体14に直動シャフト17が接触した状態になると、流体が流れなくなり、そこから更に直動シャフト17が後退して第1弁体14から離間すると、図7に示すように、直動シャフト17の第2弁体18と第2弁口25との間が開き、第1流路31から連絡流路53、環状空間26、第3部屋23、第2弁口25、さらには、サブ第2部屋22Bを経てサブ第2流路32Bへと流体が流れる。この構成によっても第1実施形態の電動弁10と同様の作用効果を奏する。
[第3実施形態]
本実施形態の電動弁10Wは、図8に示されており、前記第1実施形態の電動弁10のステッピングモータ50に代えて、ソレノイド60を備えた構造になっている。ソレノイド60は、筒形ケース55の上端部にその筒形ケース55と同じ外径の円柱状のヨーク57を連結した芯部材60Aを備えて、その芯部材60Aの筒形ケース55が前記第1実施形態の筒形ケース41の代わりに駆動源ベース16に固定されている。そして、その芯部材60Aの外側にコイル56が嵌合されると共に、筒形ケース55内にプランジャ58が直動可能に収容され、さらにそのプランジャ58とヨーク57との間に圧縮コイルバネ59が備えられている。そして、プランジャ58に前記した第1実施形態の直動シャフト17が固定され、コイル56を励磁するとプランジャ58がヨーク57側に移動して直動シャフト17が後退し、コイル56を消磁すると圧縮コイルバネ59の弾発力によってプランジャ58が下方に移動して直動シャフト17が前進する。この構成によっても第1実施形態の電動弁10と同様の作用効果を奏する。
[第4実施形態]
本実施形態の電動弁10Xは、図9に示されており、前記第2実施形態の電動弁10Vのステッピングモータ50に代えて、前記第3実施形態のソレノイド60を備えた構造になっている。この構成によっても第2実施形態の電動弁10Vと同様の作用効果を奏する。
[第5実施形態]
本実施形態の電動弁10Yは、図10に示されており、前記第1実施形態の電動弁10から第3部屋23、第2弁口25、第3流路33を排除した構造になっている。このような構造でも、従来の電動弁に比べて消費電力を抑えることが可能になる。また、第1流路31と第2流路32の何れを上流側に配置しても使用することができる。なお、第1弁体14が収容されている第1部屋21側を上流側に配置する方が好ましい。
[第6実施形態]
本実施形態の電動弁10Zは、図11に示されている。この電動弁10Zでは、駆動源ベース16の下端部を、前記第1実施形態の下端詰栓13と同様の筒形構造にして、駆動源ベース16の下端部に本発明に係る支持凹部13Kを形成し、そこに前記第1実施形態と同様に第1弁体14Xが直動可能に収容されている。そして、第1弁体14Xの中心部に形成された貫通孔14Yに直動シャフト17Zの下端部が通されて下端フランジ17Xにて抜け止めされている。このような構造でも、第5実施形態と同様に、従来の電動弁に比べて消費電力を抑えることが可能になる。
[第7実施形態]
本実施形態の電動弁100Vは、図12に示されている。この電動弁100Vの直動シャフト17Vは、シャフト支持スリーブ16Fに支持された部分より先端側から第2弁口25の近傍付近までがシャフト基端部19Aより外径の小さいシャフト中間部19Bになっている。そして、第2弁口25の近傍付近でテーパー状に拡径した第2弁体18Vをなし、そこからさらに先端までが均一外径をなしている。なお、本実施形態では、第1弁体14の中央突部14D全体が平坦面になっている。
第1弁体14に直動シャフト17Vの先端面が当接しかつ第1弁体14によって第1弁口24が閉弁されている状態では、図12に示すように、第2弁体18Vにおけるシャフト中間部19Bとの境界部分(以下、「第2弁体18Vの上端境界部」という)が第2弁口25内の下端に位置する。そして、直動シャフト17Vが第1弁体14から離間すると、第2弁体18Vの上端境界部が第2弁口25内にずれて、第2弁体18Vのテーパー面の途中に第2弁口25の下面側の開口縁のエッジが対向し、直動シャフト17Vが上方に移動するに従って第2弁口25と第2弁体18Vとの隙間が徐々に小さくなる。
ここで、図4と同様に、本実施形態における直動シャフト17Vの位置と第2流路32を通過する流量との関係を図13に示す。本実施形態の電動弁100Vでは、直動シャフト17Vを最も前進させたときから直動シャフト17Vを後退させて第2弁体18Vの上端境界部が第2弁体25内の下端に位置するときまでの間は、第2弁口25の開度及び流量が一定に保たれた状態で、第1弁口24の開度が徐々に小さくなって第2流路32から第1流路31に流れる流量が減少していく。そして、さらに直動シャフト17Vを後退させると、第2弁口25の開度が徐々に小さくなって第2流路32から第3流路33に流れる流量が減少していく。このように、本実施形態の電動弁100Vにおいても、直動シャフト17Vの移動距離に対して第2流路32を流れる流量を変化させることができ、このことを利用した流量制御が可能になる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1〜第7の実施形態では、第1弁口24の内径と支持凹部13Kの内径とが略同一であったが、それらが異なっていてもよい。
(2)前記第1実施形態の第1流路31と第3流路33とを1つに纏めた構造にしてもよいし、それと同様に、第2実施形態のメイン第2部屋22Aとサブ第2部屋22B、及び、メイン第2流路32Aとサブ第2流路32Bを1つに纏めた構造にしてもよい。
10〜10Z,100V 電動弁
11 ベース部材
12H 部屋区画壁
13E シール部材
13K 支持凹部
14,14X 第1弁体
14B テーパー面(環状当接部,第1テーパー面)
14C 第1弁体貫通孔
15 圧縮コイルバネ(弾性部材)
17,17V,17Z 直動シャフト
18,18V 第2弁体
18A テーパー面(第2テーパー面)
19A シャフト基端部
19B シャフト中間部
21 第1部屋
22 第2部屋
22A メイン第2部屋
22B サブ第2部屋
23 第3部屋
24 第1弁口
24Z 弁座
25 第2弁口
31 第1流路
32 第2流路
32A メイン第2流路
32B サブ第2流路
33 第3流路
50 ステッピングモータ(駆動源)
53 連絡流路
60 ソレノイド(駆動源)

Claims (5)

  1. ース部材(11)と、
    前記ベース部材(11)に形成され、第1弁口(24)を挟んで対向する第1部屋(21)と第2部屋(22)と
    前記ベース部材(11)に形成され、前記第2部屋(22)に対して第2弁口(25)を挟んで前記第1部屋(21)とは反対側から対向する第3部屋(23)と、
    前記第1部屋(21)のうち前記第1弁口(24)との対向面に形成された支持凹部(13K)と、
    前記支持凹部(13K)に直動可能に嵌合した第1弁体(14)と、
    前記第1弁体(14)に設けられ、前記第1弁口(24)の開口縁の弁座(24Z)に接離する環状当接部(14B)と、
    前記第1弁体(14)のうち前記環状当接部(14B)の内側部分を貫通して前記支持凹部(13K)の内外を連通する第1弁体貫通孔(14C)と、
    前記第1弁体貫通孔(14C)を除き、前記支持凹部(13K)の内部を密閉するシール部材(13E)と、
    前記第2弁口(25)を貫通し、前記第2部屋側から前記第1弁体(14)に対して前進して当接する一方、後退して前記第1弁体(14)から離間する直動シャフト(17)と、
    前記直動シャフト(17)を前進及び後退させる駆動源(50,60)と、
    前記環状当接部(14B)が前記弁座(24Z)に当接するように前記第1弁体(14)を付勢する弾性部材(15)と、
    前記直動シャフト(17)の軸方向の中間部を縮径してなる第2弁体(18)と、
    前記第1部屋(21)に連通した第1流路(31)と、
    前記第2部屋(22)に連通し、前記環状当接部(14B)が前記弁座(24Z)に当接した閉弁状態で前記第1流路(31)から遮断される第2流路(32)と、
    前記第3部屋(23)に連通した第3流路(33)と、を有し、
    前記第2流路(32)は、前記第1流路(31)及び第3流路(33)より上流に配置され、
    前記直動シャフト(17)が前記第1弁体(14)に接触している間は、前記直動シャフト(17)と前記第2弁口(25)との間の隙間が一定に維持されると共に、前記直動シャフト(17)が前記第1弁体(14)から離間していくときに前記直動シャフト(17)と前記第2弁口(25)との隙間が拡がるように前記第2弁体(18)が配置されている電動弁(10,10W)。
  2. ベース部材(11)と、
    前記ベース部材(11)に形成され、第1弁口(24)を挟んで対向する第1部屋(21)と第2部屋(22)と、
    前記ベース部材(11)に形成され、前記第2部屋(22)に対して第2弁口(25)を挟んで前記第1部屋(21)とは反対側から対向する第3部屋(23)と、
    前記第1部屋(21)のうち前記第1弁口(24)との対向面に形成された支持凹部(13K)と、
    前記支持凹部(13K)に直動可能に嵌合した第1弁体(14)と、
    前記第1弁体(14)に設けられ、前記第1弁口(24)の開口縁の弁座(24Z)に接離する環状当接部(14B)と、
    前記第1弁体(14)のうち前記環状当接部(14B)の内側部分を貫通して前記支持凹部(13K)の内外を連通する第1弁体貫通孔(14C)と、
    前記第1弁体貫通孔(14C)を除き、前記支持凹部(13K)の内部を密閉するシール部材(13E)と、
    前記第2弁口(25)を貫通し、前記第2部屋側から前記第1弁体(14)に対して前進して当接する一方、後退して前記第1弁体(14)から離間する直動シャフト(17)と、
    前記直動シャフト(17)を前進及び後退させる駆動源(50,60)と、
    前記環状当接部(14B)が前記弁座(24Z)に当接するように前記第1弁体(14)を付勢する弾性部材(15)と、
    前記直動シャフト(17)の軸方向の中間部を縮径してなる第2弁体(18)と、
    前記第1部屋(21)に連通した第1流路(31)と、
    前記第2部屋(22)に連通し、前記環状当接部(14B)が前記弁座(24Z)に当接した閉弁状態で前記第1流路(31)から遮断される第2流路(32)と、
    前記第1流路(31)と前記第3部屋(23)とを常時連絡した連絡流路(53)と、を有し、
    前記第1流路(31)は、前記第2流路(32)より上流に配置され、
    前記直動シャフト(17)が前記第1弁体(14)に接触している間は、前記直動シャフト(17)と前記第2弁口(25)との間の隙間が一定に維持されると共に、前記直動シャフト(17)が前記第1弁体(14)から離間していくときに前記直動シャフト(17)と前記第2弁口(25)との隙間が拡がるように前記第2弁体(18)が配置されている電動弁(10V,10X)。
  3. 前記第2部屋(22)を、前記第1部屋(21)側のメイン第2部屋(22A)と、前記第3部屋(23)側のサブ第2部屋(22B)とに区画して、それらメイン第2部屋(22A)とサブ第2部屋(22B)との間の流体の移動を規制する部屋区画壁(12H)を備え、
    前記第2流路(32)は、前記メイン第2部屋(22A)に連通しているメイン第2流路(32A)と、前記サブ第2部屋(22B)に連通しているサブ第2流路(32B)とからなる請求項2に記載の電動弁(10V,10X)。
  4. 前記第1弁口(24)の内径と前記支持凹部(13K)の内径とが略同一である請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の電動弁(10,10V,10W,10X,10Y,10Z,100V)。
  5. 前記第1弁体(14)には、前記第2弁体(18)側に向かってテーパー状に縮径した前記環状当接部としての第1テーパー面(14B)が形成され、
    前記第2弁体(18)には、前記第1弁体(14)側に向かってテーパー状に縮径し、前記直動シャフト(17)が前記第1弁体(14)から離間していくときに前記第2弁口(25)から徐々に離間していく第2テーパー面(18A)が形成され、
    前記直動シャフト(17)を位置制御可能な前記駆動源(50)としてのモータ(50)を備えた請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の電動弁(10,10V)。
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