JP6293019B2 - 導電体センサおよび導電体の検出方法 - Google Patents

導電体センサおよび導電体の検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、第1の導電体とその背後にある第2の導電体のそれぞれの位置を検出する導電体センサおよび導電体の検出方法に関するものである。
コイルで磁界を励磁し、金属膜等の導電性膜に磁界を放射すると、導電性膜に渦電流が生じる。このとき、コイルと導電性膜との距離を変化させると、コイルのQ値およびインピーダンス等の電気特性が変化する。したがって、以上のような原理を利用すれば、導電性膜の位置を検出することが可能である。
しかし、導電性膜の背後に導電体が配置されている場合、コイルから磁界を放射すると、導電性膜と導電体の両方に渦電流が生じる。そのため、導電性膜と導電体のいずれの位置も正確に検出できないという問題があった。
そこで、発明者は、導電性膜とその背後にある導電体のそれぞれの位置を検出可能な導電体センサを提案した(特許文献1)。この導電体センサは、周波数が異なる第1、第2の磁界を放射する2つのコイルと、導電体および導電体の手前に配置された導電性膜に第1の磁界を照射した場合の、コイルの電気特性と、導電体および導電性膜の位置との第1の関係と、導電体および導電性膜に第2の磁界を照射した場合の、コイルの電気特性と、導電体および導電性膜の位置との第2の関係とを保存する関係記憶装置と、導電体および導電性膜に第1の磁界を照射した場合のコイルの電気特性および第1の関係に基づき、導電体および導電性膜の位置の第3の関係を算出し、導電体および導電性膜に第2の磁界を照射した場合のコイルの電気特性および第2の関係に基づき、導電体および導電性膜の位置の第4の関係を算出する関係算出部と、第3の関係および第4の関係に共通する、導電体および導電性膜の位置の組み合わせを特定する特定部とを備えている。
特開2013−015354号公報
しかし、特許文献1に開示された従来の導電体センサでは、互いに離間して配置された2つのコイルを必要とするため、導電体および導電性膜の一箇所の点を測定することができないという第1の問題点があった。従来の導電体センサでは、第1のコイルによって測定した点の導電体および導電性膜の位置と、第2のコイルによって測定した点の導電体および導電性膜の位置とを合成した結果を、最終的な測定結果として出力する。したがって、従来の導電体センサでは、導電体と導電性膜のうち少なくとも一方の位置が場所によって変動していると、測定結果に誤差を生じることになる。
また、従来の導電体センサでは、第1のコイルによる測定と第2のコイルによる測定を同時に行うと、第1のコイルから放射する第1の磁界が第2のコイルによる測定に影響を与え、第2のコイルから放射する第2の磁界が第1のコイルによる測定に影響を与えるので、第1のコイルによる測定と第2のコイルによる測定を同時に行うことができない場合があるという第2の問題点があった。したがって、従来の導電体センサでは、リアルタイムに測定できない場合があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、2つの導電体のそれぞれの位置をリアルタイムかつ高精度に測定することができる導電体センサおよび導電体の検出方法を提供することを目的とする。
本発明の導電体センサは、特定の周波数の磁界を測定対象の第1の導電体および第1の導電体の背後にある第2の導電体に放射する磁界放射器と、この磁界放射器から前記第1、第2の導電体に磁界を放射したときに、前記磁界放射器を構成するコイルのインピーダンスの実部と虚部を測定するインピーダンス測定手段と、コイルのインピーダンスの実部と、第1の導電体の位置および第2の導電体の位置との第1の関係、並びにコイルのインピーダンスの虚部と、第1の導電体の位置および第2の導電体の位置との第2の関係を予め記憶する記憶手段と、前記インピーダンス測定手段が測定したインピーダンスの実部の測定結果と前記記憶手段に記憶された第1の関係とから、第1の導電体の位置と第2の導電体の位置との第3の関係を導出すると共に、前記インピーダンス測定手段が測定したインピーダンスの虚部の測定結果と前記記憶手段に記憶された第2の関係とから、第1の導電体の位置と第2の導電体の位置との第4の関係を導出する関係導出手段と、前記第3の関係と前記第4の関係とから、前記測定対象の第1の導電体の位置と第2の導電体の位置を求める特定手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の導電体センサの1構成例において、前記第1、第2の導電体の位置は、前記コイルとの距離で表されるものである。
また、本発明の導電体センサの1構成例において、前記第1の導電体の位置は、前記第1の導電体と前記第2の導電体との距離で表されるものであり、前記第2の導電体の位置は、前記第2の導電体と前記コイルとの距離で表されるものである。
また、本発明の導電体センサの1構成例において、前記関係導出手段は、前記第3の関係を近似した関数と前記第4の関係を近似した関数を求め、前記特定手段は、前記第3の関係を近似した関数と前記第4の関係を近似した関数との交点を計算し、この交点における第1の導電体の位置と第2の導電体の位置を特定することを特徴とするものである。
また、本発明の導電体の検出方法は、特定の周波数の磁界を磁界放射器から測定対象の第1の導電体および第1の導電体の背後にある第2の導電体に放射する磁界放射ステップと、前記第1、第2の導電体に磁界を放射したときに、前記磁界放射器を構成するコイルのインピーダンスの実部と虚部を測定するインピーダンス測定ステップと、コイルのインピーダンスの実部と、第1の導電体の位置および第2の導電体の位置との第1の関係、並びにコイルのインピーダンスの虚部と、第1の導電体の位置および第2の導電体の位置との第2の関係を予め記憶する記憶手段を参照し、前記インピーダンス測定ステップで測定したインピーダンスの実部の測定結果と前記記憶手段に記憶された第1の関係とから、第1の導電体の位置と第2の導電体の位置との第3の関係を導出すると共に、前記インピーダンス測定ステップで測定したインピーダンスの虚部の測定結果と前記記憶手段に記憶された第2の関係とから、第1の導電体の位置と第2の導電体の位置との第4の関係を導出する関係導出ステップと、前記第3の関係と前記第4の関係とから、前記測定対象の第1の導電体の位置と第2の導電体の位置を求める特定ステップとを含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、1つのコイルで測定を行うことができるので、第1、第2の導電体の一箇所の点について第1の導電体と第2の導電体のそれぞれの位置を測定することができる。また、本発明では、1つの周波数の磁界を用いて1回測定を行えばよい。したがって、本発明では、第1の導電体と第2の導電体のそれぞれの位置をリアルタイムかつ高精度に測定することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る導電体センサの構成を示すブロック図である。 コイルのインピーダンスの実部と、導電体とコイルとの距離および導電性膜と導電体との距離の関係の1例を示す図、並びにコイルのインピーダンスの虚部と、導電体とコイルとの距離および導電性膜と導電体との距離の関係の1例を示す図である。 コイルのインピーダンスの実部の測定結果から導出した導電体とコイルとの距離と、導電性膜と導電体との距離の関係の1例を示す図、およびコイルのインピーダンスの虚部の測定結果から導出した導電体とコイルとの距離と、導電性膜と導電体との距離の関係の1例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る特定部の処理を説明する図である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る導電体センサの構成を示すブロック図である。本実施の形態の導電体センサは、特定の周波数の磁界を測定対象の導電性膜20(第1の導電体)とその背後にある導電体21(第2の導電体)とに放射する磁界放射器1と、磁界放射器1から導電性膜20および導電体21に磁界を放射したときに、磁界放射器1を構成するLC共振回路10のコイル12のインピーダンスの実部と虚部を測定するインピーダンス測定部2と、コイル12のインピーダンスの実部と、導電体21とコイル12との距離SDおよび導電性膜20と導電体21との距離Fの第1の関係、並びにコイル12のインピーダンスの虚部と、導電体21とコイル12との距離SDおよび導電性膜20と導電体21との距離Fの第2の関係を予め記憶する記憶部3と、コイル12のインピーダンスの実部の測定結果と記憶部3に記憶された第1の関係から、距離SDと距離Fとの第3の関係を導出すると共に、コイル12のインピーダンスの虚部の測定結果と記憶部3に記憶された第2の関係から、距離SDと距離Fとの第4の関係を導出する関係導出部4と、第3の関係と第4の関係から、導電体21とコイル12との距離SDおよび導電性膜20と導電体21との距離Fを求める特定部5と、特定部5が求めた測定結果を出力する測定結果出力部6とを備えている。
測定対象の導電性膜20および導電体21のそれぞれは、金属または非金属の導電体からなる。導電性膜20および導電体21の材料は同じでもよいし異なっていてもよい。導電性膜20の厚さT1、導電体21の厚さT2は既知の値であるものとする。本実施の形態では、磁界放射器1から放射された磁界が導電性膜20を透過して導電体21に達する必要があるため、磁界の放射に応じて導電性膜20に流れる電流の角周波数によって決まる表皮深さよりも、導電性膜20の厚さT1が十分に薄い必要がある。例えば板状の導電体21は、この表皮深さより厚くてもよいし薄くてもよい。導電性膜20の厚さT1と導電体21の厚さT2とは同じでもよいし異なっていてもよい。
磁界放射器1は、導電性膜20と対向し、導電性膜20とその背後にある導電体21に対して磁界を放射可能な位置に配置される。例えば導電性膜20が電池の電極などに用いられる帯状の金属箔で、導電体21が金属箔の搬送用の金属製ローラであるとすれば、この帯状の金属箔を製造する製造現場において、搬送装置によって図1の左右方向に移動中の金属箔とその背後にある金属製ローラのそれぞれの位置をリアルタイムで測定するために本実施の形態の導電体センサが設置される。
磁界放射器1は、LC共振回路10と、電源11とから構成される。LC共振回路10は、コイル12と、コイル12に接続された図示しないキャパシタとを有する。このようなLC共振回路10に電源11から電力を供給すると、LC共振回路10が固有の共振周波数で共振する現象が生じ、コイル12から導電性膜20および導電体21に向かって交流磁界が放射され、導電性膜20および導電体21に渦電流が発生する。渦電流による電気エネルギの損失は、コイル12のインピーダンスを変化させる。このインピーダンスの変化は、導電体21とコイル12との距離SDおよび導電性膜20と導電体21との距離Fに依存する。磁界放射器1から導電性膜20および導電体21に放射する磁界の周波数は、導電性膜20および導電体21の測定にとって都合の良い周波数に設定すればよい。本実施の形態では、磁界の周波数を800kHzとしている。
インピーダンス測定部2は、磁界放射器1から導電性膜20および導電体21に磁界を放射したときに、コイル12のインピーダンスの実部Rと虚部Xを測定する。なお、本実施の形態では、実際にはコイル12のインピーダンスの虚部Xを測定した後に、この虚部Xの測定結果を所望のパラメータ、具体的には自己インダクタンス成分Lに変換している。このようなインピーダンス測定は周知の技術である。
記憶部3は、コイル12のインピーダンスの実部と、導電体21とコイル12との距離SDおよび導電性膜20と導電体21との距離Fの関係(第1の関係)、並びにコイル12のインピーダンスの虚部と、導電体21とコイル12との距離SDおよび導電性膜20と導電体21との距離Fの関係(第2の関係)を予め記憶している。
図2(A)に第1の関係の1例を示し、図2(B)に第2の関係の1例を示す。図2(A)の関係は、測定対象として想定される導電性膜20と同じ材料で同じ厚さの実験用導電性膜と、測定対象として想定される導電体21と同じ材料で同じ厚さの実験用導電体とを用意し、図1と同様に実験用導電性膜の背後に実験用導電体を配置して、実験用導電体とコイル12との距離SD[mm]および実験用導電性膜と実験用導電体との距離F[μm]を変化させながら磁界放射器1から実験用導電性膜および実験用導電体に周波数800kHzの磁界を放射し、コイル12のインピーダンスの実部R[Ω]を距離SD毎および距離F毎に測定することにより得られたものである。図2(A)の例では、実験用導電性膜と実験用導電体との距離Fが25μm、50μm、75μm、100μmの4種類の組み合わせについてインピーダンスの実部Rを測定している。
図2(B)の関係は、図2(A)の場合と同じ実験用導電性膜および実験用導電体を用いて、実験用導電体とコイル12との距離SD[mm]および実験用導電性膜と実験用導電体との距離F[μm]を変化させながら磁界放射器1から実験用導電性膜および実験用導電体に周波数800kHzの磁界を放射し、コイル12のインピーダンスの虚部(誘導リアクタンス)の自己インダクタンス成分L[μH]を距離SD毎および距離F毎に測定することにより得られたものである。上記のとおり、図2(B)の縦軸は虚部Xそのものではなく、虚部Xの自己インダクタンス成分Lとなっている。以上のような図2(A)、図2(B)の関係を示すデータが記憶部3に予め登録されている。
次に、関係導出部4は、インピーダンス測定部2が測定したコイル12のインピーダンスの実部の測定結果と、記憶部3に予め記憶された第1の関係(図2(A))とから、距離SDと距離Fとの関係(第3の関係)を導出する。また、関係導出部4は、インピーダンス測定部2が測定したコイル12のインピーダンスの虚部の測定結果と、記憶部3に予め記憶された第2の関係(図2(B))とから、距離SDと距離Fとの関係(第4の関係)を導出する。
図3(A)に第3の関係の1例を示し、図3(B)に第4の関係の1例を示す。図3(A)の関係は、図2(A)に示した第1の関係から、インピーダンス測定部2が測定したコイル12のインピーダンスの実部Rの測定結果(本実施の形態ではR=8Ω)に対応する距離SDの値を距離F毎(F=25μm、50μm、75μm、100μm)に取得することにより得られたものである。
図3(B)の関係は、図2(B)に示した第2の関係から、インピーダンス測定部2が測定したコイル12のインピーダンスの虚部Xの測定結果(本実施の形態では虚部Xの自己インダクタンス成分L=135μH)に対応する距離SDの値を距離F毎に取得することにより得られたものである。
なお、後述のように第3の関係を近似した関数と第4の関係を近似した関数との交点を計算する必要があるので、関係導出部4は、第3、第4の関係を導出した後に、第3の関係を近似した関数と第4の関係を近似した関数を求める必要がある。このような関数は例えば最小二乗法によって求めることができる。
特定部5は、関係導出部4が導出した第3、第4の関係から、導電体21とコイル12との距離SDおよび導電性膜20と導電体21との距離Fを求める。図4は特定部5の処理を説明する図である。距離SDと距離Fを求めるためには、図4に示すように第3の関係線(図4の40)と第4の関係線(図4の41)とを重ね合わせて、第3の関係線と第4の関係線との交点(図4の42)における距離SDと距離Fの値、すなわち第3、第4の関係に共通する値を特定すればよい。
具体的には、特定部5は、関係導出部4が第3の関係を近似した関数と第4の関係を近似した関数とを導出しているので、この第3の関係を近似した関数と第4の関係を近似した関数との交点を計算し、この交点における距離SDと距離Fの値を特定すればよい。この特定した値が、図1に示す導電体21とコイル12との距離SDおよび導電性膜20と導電体21との距離Fとなる。図4の例によると、距離SDは1.57mm、距離Fは60μmとなる。
測定結果出力部6は、特定部5が求めた測定結果を出力する。出力方法としては、例えば測定結果を表示したり、測定結果の情報を外部に送出したりする方法がある。
本実施の形態では、1つのコイル12で測定を行うことができるので、導電性膜20および導電体21の一箇所の点について距離SDと距離Fを測定することができる。また、本実施の形態では、1つの周波数の磁界を用いて1回測定を行えばよい。したがって、本実施の形態では、導電体21の位置(導電体21とコイル12との距離SD)と導電性膜20の位置(導電性膜20と導電体21との距離F)をリアルタイムかつ高精度に測定することができる。
なお、本実施の形態では、コイル12のインピーダンスの虚部X(リアクタンス)の自己インダクタンス成分Lを用いているが、虚部Xそのものを用いてもよい。この場合は、図2(B)の縦軸が虚部X[Ω]となる。周知のとおり、虚部Xと自己インダクタンスLとは、X=ωL(ωは角周波数)の関係にある。
また、本実施の形態では、導電性膜20の位置は、導電性膜20と導電体21との距離Fで説明したが、導電性膜20とコイル12との距離であってもよい。
本実施の形態で説明した導電体センサの記憶部3と関係導出部4と特定部5と測定結果出力部6とは、例えばCPU(Central Processing Unit)、記憶装置およびインタフェースを備えたコンピュータとこれらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って本実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、導電性膜とその背後にある導電体のそれぞれの位置を検出する技術に適用することができる。
1…磁界放射器、2…インピーダンス測定部、3…記憶部、4…関係導出部、5…特定部、6…測定結果出力部、10…LC共振回路、11…電源、12…コイル、20…導電性膜、21…導電体。

Claims (8)

  1. 特定の周波数の磁界を測定対象の第1の導電体および第1の導電体の背後にある第2の導電体に放射する磁界放射器と、
    この磁界放射器から前記第1、第2の導電体に磁界を放射したときに、前記磁界放射器を構成するコイルのインピーダンスの実部と虚部を測定するインピーダンス測定手段と、
    コイルのインピーダンスの実部と、第1の導電体の位置および第2の導電体の位置との第1の関係、並びにコイルのインピーダンスの虚部と、第1の導電体の位置および第2の導電体の位置との第2の関係を予め記憶する記憶手段と、
    前記インピーダンス測定手段が測定したインピーダンスの実部の測定結果と前記記憶手段に記憶された第1の関係とから、第1の導電体の位置と第2の導電体の位置との第3の関係を導出すると共に、前記インピーダンス測定手段が測定したインピーダンスの虚部の測定結果と前記記憶手段に記憶された第2の関係とから、第1の導電体の位置と第2の導電体の位置との第4の関係を導出する関係導出手段と、
    前記第3の関係と前記第4の関係とから、前記測定対象の第1の導電体の位置と第2の導電体の位置を求める特定手段とを備えることを特徴とする導電体センサ。
  2. 請求項1記載の導電体センサにおいて、
    前記第1、第2の導電体の位置は、前記コイルとの距離で表されるものであることを特徴とする導電体センサ。
  3. 請求項1記載の導電体センサにおいて、
    前記第1の導電体の位置は、前記第1の導電体と前記第2の導電体との距離で表されるものであり、
    前記第2の導電体の位置は、前記第2の導電体と前記コイルとの距離で表されるものであることを特徴とする導電体センサ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の導電体センサにおいて、
    前記関係導出手段は、前記第3の関係を近似した関数と前記第4の関係を近似した関数を求め、
    前記特定手段は、前記第3の関係を近似した関数と前記第4の関係を近似した関数との交点を計算し、この交点における第1の導電体の位置と第2の導電体の位置を特定することを特徴とする導電体センサ。
  5. 特定の周波数の磁界を磁界放射器から測定対象の第1の導電体および第1の導電体の背後にある第2の導電体に放射する磁界放射ステップと、
    前記第1、第2の導電体に磁界を放射したときに、前記磁界放射器を構成するコイルのインピーダンスの実部と虚部を測定するインピーダンス測定ステップと、
    コイルのインピーダンスの実部と、第1の導電体の位置および第2の導電体の位置との第1の関係、並びにコイルのインピーダンスの虚部と、第1の導電体の位置および第2の導電体の位置との第2の関係を予め記憶する記憶手段を参照し、前記インピーダンス測定ステップで測定したインピーダンスの実部の測定結果と前記記憶手段に記憶された第1の関係とから、第1の導電体の位置と第2の導電体の位置との第3の関係を導出すると共に、前記インピーダンス測定ステップで測定したインピーダンスの虚部の測定結果と前記記憶手段に記憶された第2の関係とから、第1の導電体の位置と第2の導電体の位置との第4の関係を導出する関係導出ステップと、
    前記第3の関係と前記第4の関係とから、前記測定対象の第1の導電体の位置と第2の導電体の位置を求める特定ステップとを含むことを特徴とする導電体の検出方法。
  6. 請求項5記載の導電体の検出方法において、
    前記第1、第2の導電体の位置は、前記コイルとの距離で表されるものであることを特徴とする導電体の検出方法。
  7. 請求項5記載の導電体の検出方法において、
    前記第1の導電体の位置は、前記第1の導電体と前記第2の導電体との距離で表されるものであり、
    前記第2の導電体の位置は、前記第2の導電体と前記コイルとの距離で表されるものであることを特徴とする導電体の検出方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の導電体の検出方法において、
    前記関係導出ステップは、前記第3の関係を近似した関数と前記第4の関係を近似した関数を求めるステップを含み、
    前記特定ステップは、前記第3の関係を近似した関数と前記第4の関係を近似した関数との交点を計算し、この交点における第1の導電体の位置と第2の導電体の位置を特定するステップを含むことを特徴とする導電体の検出方法。
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