JP6292592B2 - 端末装置、情報処理装置、開封方法及び開封プログラム - Google Patents

端末装置、情報処理装置、開封方法及び開封プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、開封方法及び開封プログラムに関する。
従来、パーソナルコンピュータ(Personal Computer)や携帯端末装置等の情報処理装置を用いて、電子メールを送受信することが行われている。近年では、送信者によって電子メールに開封日時が設定される技術が提案されている。かかる技術では、受信者は、電子メールに設定されている開封日時に電子メールを開封することが可能となる。これにより、送信者は、所望の日時に電子メールを受信者に閲覧させることが可能になるとも考えられる。
特開2003−36235号公報 特開2007−249372号公報
しかしながら、上記の従来技術では、送信者が電子メールの開封日時を指定できるだけであって、電子メールに更なる付加価値を付与することが困難であった。例えば、上記の従来技術では、開封日時が設定された電子メールを送受信するだけであって、電子メールを開封したいという期待感を受信者に持たせるような付加価値を付与することが困難であった。
本願の開示する技術は、上記に鑑みてなされたものであって、期待感を受信者に持たせるような付加価値を付与することができる情報処理装置、開封方法及び開封プログラムを提供することを目的とする。
実施形態に係る情報処理装置は、開封可能な条件である開封条件が設定されている音声データ又は画像データを受信する受信部と、前記受信部によって受信された音声データ又は画像データに設定されている開封条件を満たすまで現に必要な条件である達成条件を算出する算出部と、前記算出部によって算出された達成条件が所定の第1閾値以上変動するたびに、変動後の達成条件を出力する出力部と、前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封条件を満たしているか否かを判定する判定部と、前記判定部によって開封条件を満たしていると判定された場合に、前記音声データを再生するか、又は、前記画像データを表示する表示部とを備えることを特徴とする。
実施形態に係る情報処理装置、開封方法及び開封プログラムは、期待感を受信者に持たせるような付加価値を付与することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係るメールシステムの構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る端末装置による開封処理の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る送信メール記憶部の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る受信メール記憶部の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る端末装置による開封処理手順を示すフロー図である。 図7は、第2の実施形態に係るメールシステムによる電子メールの送受信処理の一例を示す図である。 図8は、第2の実施形態に係るメールシステムによる電子メールの送受信処理の一例を示す図である。 図9は、第2の実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図10は、第2の実施形態に係る端末装置による開封処理手順を示すフロー図である。 図11は、第3の実施形態に係るメールシステムによる電子メールの送受信処理の一例を示す図である。 図12は、第3の実施形態に係るメールシステムによる電子メールの送受信処理の一例を示す図である。 図13は、第3の実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図14は、第3の実施形態に係る受信メール記憶部の一例を示す図である。 図15は、第3の実施形態に係る端末装置による開封処理手順を示すフロー図である。 図16は、第3の実施形態に係る端末装置による転送処理手順を示すフロー図である。 図17は、第4の実施形態に係るメールシステムによる電子メールの送受信処理の一例を示す図である。 図18は、第4の実施形態に係るメールシステムによる電子メールの送受信処理の一例を示す図である。 図19は、第4の実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図20は、第4の実施形態に係る端末装置による開封処理手順を示すフロー図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、開封方法及び開封プログラムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、開封方法及び開封プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(第1の実施形態)
[第1の実施形態に係るメールシステムの構成]
図1は、第1の実施形態に係るメールシステムの構成例を示す図である。図1に例示するように、第1の実施形態に係るメールシステム1には、メールサーバ10と、端末装置1001〜100nとが含まれる。メールサーバ10と端末装置1001〜100nとは、ネットワーク20を介して通信可能に接続される。
メールサーバ10は、端末装置1001〜100nや他のメールサーバとの間で電子メールを送受信する。例えば、メールサーバ10は、MTA(Mail Transfer Agent)やMDA(Mail Delivery Agent)等に該当する。そして、メールサーバ10は、例えば、POP(Post Office Protocol)やSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やIMAP(Internet Message Access Protocol)等のプロトコルに従って、電子メールの送受信処理を行う。なお、図1の例では、1台のメールサーバ10を示したが、メールシステム1には、複数台のメールサーバが含まれてもよい。
端末装置1001〜100nは、電子メールの送受信処理を行うことができる情報処理装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等である。
以下、端末装置1001から端末装置1002に対して電子メールが送信される例について説明する。端末装置1001は、ユーザによる操作に従って、電子メールが開封可能となる条件である開封条件が設定された電子メールをメールサーバ10経由で端末装置1002に送信する。
端末装置1002は、開封条件が設定されている電子メールを受信した場合に、かかる開封条件を満たすまで現に必要な条件である達成条件を算出する。そして、端末装置1002は、達成条件が所定の第1閾値以上変動するたびに、変動後の達成条件を液晶ディスプレイ等の表示部に出力する。また、端末装置1002は、開封条件を満たした場合に、かかる電子メールの内容を表示部に表示する。
第1の実施形態では、端末装置1001が、開封条件として、電子メールが開封可能となる日時である開封可能日時を設定する例について説明する。また、第1の実施形態では、端末装置1002が、達成条件として電子メールが開封可能になるまでの残り時間を算出し、算出した残り時間をカウントダウン形式により出力する例について説明する。
[第1の実施形態に係る開封処理の一例]
図2は、第1の実施形態に係る端末装置1002による開封処理の一例を示す図である。図2では、端末装置1002が携帯電話機等である例を示す。図2に示した例において、端末装置1002は、「2012年7月1日10時0分0秒」の時点で、開封可能日時「2012年8月1日10時0分0秒」が設定された電子メールM11を端末装置1001から受信したものとする(ステップS11)。なお、電子メールM11の近傍に図示した破線の矩形は、電子メールM11に設定されている開封条件を示す。
端末装置1002が電子メールM11を受信した時点では、現在日時が開封可能日時に達していない。このため、端末装置1002は、電子メールM11を開封する旨の操作が行われた場合であっても、電子メールM11の内容を表示しない。図2の例では、端末装置1002は、電子メールM11の送信者名「送信者1」を表示するものの、本文については表示しない。なお、この例に限られず、端末装置1002は、送信者名及び本文の双方を表示しなくてもよい。
続いて、端末装置1002は、達成条件として、現在日時から開封可能日時までの残り時間を算出する。そして、端末装置1002は、かかる残り時間が所定の変動時間閾値(上記の第1閾値に対応)以上変動し、かつ、変動後の残り時間が所定の時間閾値以下である場合に、残り時間の出力を開始する(ステップS12)。
ここでは、変動時間閾値が「1秒」であり、時間閾値が「5秒」であるものとする。すなわち、端末装置1002は、図2に示すように、残り時間が「6秒」から「5秒」に減少した「2012年8月1日9時59分55秒」の時点で、残り時間が変動時間閾値「1秒」以上変動し、かつ、変動後の残り時間「5秒」が時間閾値「5秒」以下になるので、変動後の残り時間として「5!」といった情報を出力する。その後、端末装置1002は、残り時間が「1秒」減少するたびに、「4!」、「3!」、・・、「0!」といったように、残り時間をカウントダウン形式により出力する。そして、端末装置1002は、現在日時が開封可能日時「2012年8月1日10時0分0秒」になった時点で、電子メールM11の本文を自動的に表示する(ステップS13)。
このように、端末装置1002は、電子メールが開封可能になるまでの残り時間をカウントダウン形式により出力する。これにより、第1の実施形態に係るメールシステム1は、受信者に電子メールを閲覧したいという期待感を持たせることができる。
例えば、端末装置1001のユーザU1が、端末装置1002のユーザU2に対して、誕生日を祝福するための電子メールを送信するものとする。このとき、ユーザU1は、ユーザU2の誕生日(例えば、2012年8月1日0時0分0秒)を開封可能日時に設定することで、誕生日になった瞬間に電子メールをユーザU2に閲覧させることができる。さらに、端末装置1002は、開封可能になるまでの残り時間をカウントダウン形式により表示するので、ユーザU2に期待感を持たせることができる。
なお、上記例では、端末装置1001から端末装置1002に電子メールが送信される例を示した。しかし、端末装置1001〜100nは、上述した電子メールの送信処理及び開封処理の双方を行うことができる。以下では、端末装置1001〜100nを区別する必要がない場合には、これらを総称して「端末装置100」と表記する場合がある。
[第1の実施形態に係る端末装置の構成]
図3は、第1の実施形態に係る端末装置100の構成例を示す図である。図3に例示するように、端末装置100は、IF(interface)部110と、操作部120と、表示部130と、送信メール記憶部141と、受信メール記憶部142と、メール制御部150とを有する。
IF部110は、ネットワーク20を介してメールサーバ10との間で、電子メール等の各種データを送受信する。例えば、IF部110は、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。
操作部120は、ユーザから各種操作を受け付ける入力デバイスである。例えば、操作部120は、キーボードやマウス等によって実現される。なお、端末装置100が携帯電話機やPDAである場合、操作部120は、カーソルキーやテンキー等によって実現される。
表示部130は、各種情報を表示するための表示デバイスである。例えば、表示部130は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置100にタッチパネルが採用されている場合には、操作部120及び表示部130は一体化される。
送信メール記憶部141は、端末装置100によって送信される電子メールを記憶する。受信メール記憶部142は、端末装置100によって受信された電子メールを記憶する。送信メール記憶部141及び受信メール記憶部142は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。
図4は、第1の実施形態に係る送信メール記憶部141の一例を示す図である。図4に示した例では、送信メール記憶部141は、「送信メールID」、「宛先」、「件名」、「本文」、「添付ファイル」、「開封条件」といった項目を有する。
「送信メールID」は、端末装置100によって送信される電子メールを識別するための情報を示す。「宛先」は、電子メールの宛先(例えば、メールアドレス)を示す。「件名」は、電子メールの件名(Subject)を示す。「本文」は、電子メールのメール本文を示す。「添付ファイル」は、電子メールに添付されるファイルを示す。「開封条件」は、電子メールに設定される開封可能日時を示す。なお、「開封条件」には、年月日時分秒によって表される日時が記憶される。
例えば、図4では、送信メールID「S001」によって識別される電子メールには、開封可能日時「2012年7月1日10時0分0秒」が設定されている例を示している。なお、図4の送信メールID「S003」に示すように、端末装置100によって送信される電子メールには、開封可能日時が設定されなくてもよい。
図5は、第1の実施形態に係る受信メール記憶部142の一例を示す図である。図5に示した例では、受信メール記憶部142は、「受信メールID」、「送信者」、「件名」、「本文」、「添付ファイル」、「開封条件」といった項目を有する。
「受信メールID」は、端末装置100によって受信された電子メールを識別するための情報を示す。「送信者」は、電子メールを送信した送信者を示す。「件名」、「本文」、「添付ファイル」及び「開封条件」は、図4に示した情報と同様である。図4に示した例と同様に、端末装置100が受信する電子メールには、開封可能日時が設定されなくてもよい。
なお、図4及び図5では図示することを省略したが、送信メール記憶部141及び受信メール記憶部142は、図4及び図5に示した項目以外の情報についても記憶する。例えば、送信メール記憶部141は、電子メールの送信日時やメールヘッダ等を記憶する。また、受信メール記憶部142は、電子メールの受信日時やメールヘッダ等を記憶する。
図3の説明に戻って、メール制御部150は、電子メールに関する各種処理を制御する。例えば、メール制御部150は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、図示しない記憶装置に記憶されているプログラム(開封プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。なお、ここでいうプログラムとは、例えば、電子メールの作成や送受信処理を行う「メーラー(mailer)」と呼ばれるソフトウェア等に該当する。
このようなメール制御部150は、図3に例示するように、送信部151と、受信部152と、算出部153と、出力部154と、判定部155と、メール表示部156とを有する。
送信部151は、電信メールの作成処理及び送信処理を行う。具体的には、送信部151は、ユーザが操作部120を用いて電子メールを作成する旨の操作を行った場合に、電子メールを作成するための電子メール作成画面を表示部130に表示する。このとき、送信部151は、電子メールの「宛先」、「件名」、「本文」及び「添付ファイル」等を入力するための入力欄に加えて、「開封可能日時」を入力するための入力欄を表示する。そして、送信部151は、電子メール作成画面に入力された各種情報を送信メール記憶部141に格納する。また、送信部151は、電子メール作成画面に入力された各種情報に基づいて、開封可能日時が設定された電子メールを作成し、作成した電子メールをIF部110経由でメールサーバ10に送信する。
ここで、送信部151は、開封可能日時を電子メールのいかなるフィールドに設定してもよい。例えば、送信部151は、開封条件を設定するための新たなメールヘッダ項目(例えば、「X−Open−Condition」等)を設け、かかるメールヘッダに開封可能日時を設定してもよい。また、例えば、送信部151は、電子メールの件名や本文等に開封可能日時を設定してもよい。
受信部152は、電子メールの受信処理を行う。具体的には、受信部152は、メールサーバ10から送信された電子メールをIF部110経由で受信し、受信した電子メールの各種情報を受信メール記憶部142に格納する。このとき、受信部152は、受信した電子メールに対して新たな受信メールIDを発行する。そして、受信部152は、かかる受信メールIDに対応付けて、電子メールの送信者、件名、本文、添付ファイル、開封可能日時(開封条件)等を受信メール記憶部142に格納する。
算出部153は、受信部152によって受信された電子メールの達成条件として、かかる電子メールが開封可能になるまでの残り時間を算出する。具体的には、算出部153は、受信メール記憶部142から、現在日時よりも未来の開封可能日時を取得し、取得した開封可能日時から現在日時を減算することにより残り時間を算出する。算出部153は、このような算出処理を定期的(例えば、1秒毎)に行う。
なお、算出部153は、算出処理を定期的に行わなくてもよい。例えば、受信部152は、開封可能日時が設定されている電子メールを受信した場合に、かかる開封可能日時よりも「時間閾値+変動時間閾値+α(例えば、数秒)」だけ過去の日時を記憶しておく。そして、受信部152は、記憶しておいた日時になった場合に、前述において受信した電子メールに対応する残り時間を算出するよう算出部153に指示する。この場合、算出部153は、受信部152から指示を受け付けた後に、指示された電子メールに対応する残り時間を定期的(例えば、1秒毎)に算出する。
出力部154は、算出部153によって算出された残り時間を表示部130に出力する。具体的には、出力部154は、算出部153によって算出された残り時間の変動量が変動時間閾値以上であるか否かを判定する。例えば、出力部154は、算出部153によって最初に算出された残り時間を基準の残り時間として保持しておく。そして、出力部154は、基準の残り時間と、算出部153によって新たに算出された残り時間との変動量が変動時間閾値以上であるか否かを判定する。このとき、出力部154は、残り時間の変動量が変動時間閾値以上である場合には、変動後の残り時間を新たな基準の残り時間として保持する。このようにして、出力部154は、基準の残り時間を更新しながら、残り時間の変動量が変動時間閾値以上であるか否かを判定する。
そして、出力部154は、残り時間の変動量が変動時間閾値以上である場合には、変動後の残り時間が時間閾値以下であるか否かを判定する。そして、出力部154は、変動後の残り時間が時間閾値以下である場合に、変動後の残り時間を表示部130に出力する。このように、出力部154は、残り時間が時間閾値以下である場合には、残り時間が変動時間閾値以上変動するたびに、変動後の残り時間を表示部130に出力する。
なお、出力部154は、メーラーが起動している場合のみ残り時間を出力してもよい。このとき、出力部154は、上記条件を満たした電子メールと異なる他の電子メールが開封されている場合であっても、開封中の電子メールに重畳させて残り時間を出力してもよいし、上記条件を満たした電子メールに重畳させて残り時間を出力してもよい。または、154は、メーラーが起動していない場合であっても、残り時間を自動的に出力してもよい。このとき、出力部154は、メーラーを起動させた後に、上記条件を満たした電子メールに重畳させて残り時間を出力してもよい。
なお、第1の実施形態に係る算出部153は、残り時間が時間閾値以下となった後には残り時間を算出する処理を行わなくてもよい。この場合、出力部154は、算出部153によって算出された残り時間が時間閾値以下となった場合に、残り時間を表示部130に出力するとともに、端末装置100に内蔵されているタイマーを起動させる。その後、出力部154は、かかるタイマーが変動時間閾値(例えば、1秒)だけ経過するたびに、残り時間をカウントダウン形式により出力する。
判定部155は、受信部152によって受信された電子メールに設定されている開封条件(すなわち、開封可能日時)を満たしているか否かを判定する。具体的には、判定部155は、算出部153によって算出された残り時間が「0」となった場合に、開封条件を満たしていると判定し、残り時間が「0」でない場合に、開封条件を満たしていないと判定する。
なお、判定部155は、受信メール記憶部142を定期的(例えば、1秒毎)に参照することにより、開封条件を満たしているか否かを判定してもよい。この場合、判定部155は、受信メール記憶部142に記憶されている開封可能日時が現在日時よりも過去である場合に、開封条件を満たしていると判定し、開封可能日時が現在日時よりも未来である場合に、開封条件を満たしていないと判定する。
メール表示部156は、判定部155によって開封条件を満たしていると判定された電子メールの内容を表示部130に表示制御する。具体的には、メール表示部156は、判定部155によって開封条件を満たしていると判定された時点で、受信メール記憶部142に記憶されている「送信者」、「件名」、「本文」等を含む電子メールを自動的に表示部130に表示制御する。なお、メール表示部156は、電子メールの開封操作が行われた場合にも、開封対象の電子メールが開封条件を満たしていれば、かかる電子メールの内容を表示する。
[第1の実施形態に係る開封処理手順]
図6は、第1の実施形態に係る端末装置100による開封処理手順を示すフロー図である。図6に示した例では、端末装置100の受信部152によって電子メールが受信済みであるものとする。また、図6に示した処理手順は、受信メール記憶部142に記憶されている電子メール毎に行われる。
図6に示すように、端末装置100の算出部153は、受信メール記憶部142を参照することにより、受信部152によって受信された電子メールに開封可能日時が設定されているか否かを判定する(ステップS101)。そして、算出部153は、開封可能日時が設定されている場合には(ステップS101肯定)、かかる開封可能日時を用いて、電子メールが開封可能になるまでの残り時間を算出する(ステップS102)。算出部153は、ステップS102における処理を定期的(例えば、1秒毎)に行う。
続いて、出力部154は、算出部153によって算出された残り時間の変動量が変動時間閾値以上であるか否かを判定する(ステップS103)。そして、出力部154は、残り時間の変動量が変動時間閾値以上でない場合には(ステップS103否定)、残り時間の変動量が変動時間閾値以上になるまで待機する。
一方、出力部154は、残り時間の変動量が変動時間閾値以上である場合には(ステップS103肯定)、変動後の残り時間が時間閾値以下であるか否かを判定する(ステップS104)。そして、出力部154は、残り時間が時間閾値以下でない場合には(ステップS104否定)、ステップS103の処理に戻る。一方、出力部154は、残り時間が時間閾値以下である場合には(ステップS104肯定)、変動後の残り時間を表示部130に出力する(ステップS105)。
続いて、判定部155は、電子メールに設定されている開封可能日時に現在日時が達したか否かを判定する(ステップS106)。そして、端末装置100は、判定部155によって現在日時が開封可能日時に達していないと判定された場合には(ステップS106否定)、ステップS103の処理に戻る。すなわち、出力部154は、現在日時が開封可能日時に達するまで、残り時間が変動時間閾値以上変動するたびに(ステップS103肯定)、変動後の残り時間を出力する(ステップS105)。
一方、メール表示部156は、判定部155によって現在日時が開封可能日時に達したと判定された場合に(ステップS106肯定)、電子メールの内容を表示部130に表示制御する(ステップS107)。
[第1の実施形態の効果]
上述してきたように、第1の実施形態に係る端末装置100(情報処理装置の一例に相当)は、受信部152と、算出部153と、出力部154と、判定部155と、メール表示部156とを有する。受信部152は、開封可能な条件である開封可能日時(開封条件の一例に相当)が設定されている電子メールを受信する。算出部153は、受信部152によって受信された電子メールに設定されている開封可能日時を満たすまで現に必要な条件である残り時間(達成条件の一例に相当)を算出する。出力部154は、算出部153によって算出された残り時間が変動時間閾値(第1閾値の一例に相当)以上変動するたびに、変動後の残り時間を出力する。判定部155は、電子メールに設定されている開封条件を満たしているか否かを判定する。メール表示部156は、判定部155によって開封条件を満たしていると判定された場合に、電子メールの内容を表示する。
このように、第1の実施形態に係る端末装置100は、電子メールが開封可能になるまでの残り時間を出力するので、受信者に電子メールを閲覧したいという期待感を持たせることができ、この結果、電子メールに付加価値を付与することができる。
また、出力部154は、算出部153によって算出された残り時間が時間閾値(第2閾値の一例に相当)以下である場合に、かかる残り時間を出力する。これにより、第1の実施形態に係る端末装置100は、電子メールが開封可能になる時刻が迫ってきた場合に、残り時間を出力することができる。
[変形例(1)]
なお、第1の実施形態に係る端末装置100による処理は上記例に限られない。例えば、上記第1の実施形態では、端末装置100が1個の開封可能日時を電子メールに設定する例を示したが、端末装置100は、複数の開封可能日時を1個の電子メールに設定してもよい。かかる場合に、端末装置100は、ユーザに対して、開封可能日時毎に、電子メールの内容(件名、本文、添付ファイル等)を入力させる。そして、端末装置100は、複数の開封可能日時が設定されている電子メールを受信した場合には、現在日時が開封可能日時に達するたびに、かかる開封可能日時に対応する電子メールの内容を自動的に表示する。
例えば、端末装置100は、開封可能日時「2012年8月1日10時0分0秒」に対応付けて本文「あなたはクビです」が設定されているとともに、開封可能日時「2012年8月1日10時1分0秒」に対応付けて本文「ドッキリです」が設定されている電子メールを受信したものとする。かかる場合に、端末装置100は、上記のカウントダウンによる出力を行った後に、「2012年8月1日10時0分0秒」の時点で「あなたはクビです」といった電子メールを自動的に表示する。そして、端末装置100は、再度カウントダウンによる出力を行った後に、「2012年8月1日10時1分0秒」の時点で「ドッキリです」といった電子メールを自動的に表示する。
また、端末装置100は、複数の開封可能日時に、同一の電子メールの内容を設定してもよい。かかる場合に、端末装置100は、現在日時が開封可能日時に達するたびに、同一の電子メールの内容を自動的に表示する。
また、端末装置100は、開封可能日時毎に、電子メールの項目である送信者、件名、本文、添付ファイル等を設定してもよい。そして、端末装置100は、現在日時が開封可能日時に達した時点で、かかる開封可能日時に対応する電子メールの項目を表示してもよい。
例えば、端末装置100は、開封可能日時「2012年8月1日10時0分0秒」に対応付けて送信者「懸賞サイト」が設定され、開封可能日時「2012年8月1日10時1分0秒」に対応付けて件名「グッドニュース」が設定され、開封可能日時「2012年8月1日10時2分0秒」に対応付けて本文「当選しました」が設定されている電子メールを受信したものとする。かかる場合に、端末装置100は、「2012年8月1日10時0分0秒」の時点で送信者「懸賞サイト」を自動的に表示し、「2012年8月1日10時1分0秒」の時点で件名「グッドニュース」を表示し、さらに、開封可能日時「2012年8月1日10時2分0秒」の時点で本文「当選しました」を表示する。なお、端末装置100は、それぞれの開封可能日時に達するまで、カウントダウンによる出力を行う。
このように、端末装置100は、複数の開封可能日時を設定することにより、遊び感覚が取り入れられた電子メールを送受信することができ、電子メールを受信したユーザの期待感をより向上させることができる。
[変形例(2)]
また、端末装置100は、開封可能日時として、日時の範囲を設定してもよい。この場合、端末装置100は、開封可能日時に設定された日時の範囲のみに電子メールを表示する。例えば、端末装置100は、開封可能日時として「2012年8月1日10時0分0秒」〜「2012年8月10日10時0分0秒」が設定されている電子メールを受信したものとする。かかる場合に、端末装置100は、上述してきたように、「2012年8月1日10時0分0秒」の時点で電子メールの内容を自動的に表示する。その後に、端末装置100は、かかる電子メールの開封操作が行われた場合に、現在日時が「2012年8月1日10時0分0秒」〜「2012年8月10日10時0分0秒」である場合には、かかる電子メールの内容を表示する。
[変形例(3)]
また、端末装置100は、残り時間の変動量が変動時間閾値以上である場合に、変動後の残り時間を表示するのではなく、変動後の残り時間から変動時間閾値を減算した時間を表示してもよい。例えば、図2に例示した端末装置1002は、「9時59分55秒」の時点で残り時間「5!」を出力する。この例の場合、端末装置1002は、「10時0分0秒」の時点で「0!」を出力し、その直後に電子メールの内容を表示することになる。ここで、端末装置1002は、「9時59分55秒」の時点で、残り時間「5!」を出力するのではなく、残り時間「5」から変動時間閾値「1」を減算した「4!」を出力してもよい。これにより、端末装置100は、「9時59分59秒」の時点で「0!」を出力した後に、「10時0分0秒」の時点で電子メールの内容を表示することができる。
[変形例(4)]
また、上記第1の実施形態では、端末装置100が、残り時間の変動量が変動時間閾値以上であり、かつ、変動後の残り時間が時間閾値以下であるか否かを判定する例について説明した。しかし、端末装置100は、残り時間の変動量が変動時間閾値以上であるか否かを判定することなく、残り時間が時間閾値以下になった時点で、かかる残り時間を出力してもよい。その後、端末装置100は、残り時間が時間閾値以下であるか否かを判定することなく、残り時間が変動時間閾値以上変動するたびに、変動後の残り時間を出力してもよい。
[変形例(5)]
また、端末装置100は、残り時間が時間閾値以下であるか否かを判定する処理を行わなくてもよい。具体的には、端末装置100は、残り時間が時間閾値以下であるか否かにかかわらず、残り時間が変動時間閾値以上変動するたびに、変動後の残り時間を出力してもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、開封条件として目標受信数が電子メールに設定される例について説明する。第2の実施形態に係る端末装置は、電子メールの受信数が目標受信数に達した場合に、かかる電子メールを表示することが可能となる。
[第2の実施形態に係る送受信処理の一例]
図7及び図8は、第2の実施形態に係るメールシステムによる電子メールの送受信処理の一例を示す図である。図7に例示するように、第2の実施形態に係るメールシステム2には、端末装置2001〜200nが含まれる。なお、図7では図示することを省略したが、メールシステム2には、電子メールが流通するメールサーバ10及びネットワーク20が含まれる。以下、矢印等で端末装置間が直接接続されたメールシステムを図示する場合があるが、かかるメールシステムにもメールサーバ10やネットワーク20が含まれる。
図7に示した例では、端末装置2001〜200mのユーザが協同することにより、端末装置2001〜200mの各々が個別に電子メール(以下、「個別メール」と表記する場合がある)を端末装置200nに送信する。そして、端末装置200nは、端末装置2001〜200mから受信した個別メールを結合することで、寄せ書きのように多数のユーザによって本文が記載された電子メールを表示する。
具体的には、まず、端末装置2001は、個別メールを端末装置200nに送信することを案内するための電子メール(以下、「案内メール」と表記する場合がある)M21を端末装置2002〜200mに送信する。このとき、端末装置2001は、個別メールの宛先となる端末装置200nのメールアドレスと、個別メールの目標受信数とを案内メールM21に設定する。ここでは、目標受信数には「10通」が設定されるものとする。
ここで、案内メールM21に設定される「個別メールの宛先」は、案内メールM21の宛先ではなく、案内メールM21を受信する端末装置(図7の例では、端末装置2002〜200m)に対して、個別メールの宛先を通知するための情報に該当する。また、「目標受信数」は、「個別メールの宛先」に設定された端末装置(図7の例では、端末装置200n)が個別メールを開封することができる開封条件に該当する。すなわち、「目標受信数」は、「個別メールの宛先」に設定された端末装置に対して有効となる。
案内メールM21を受信した端末装置2002のユーザは、案内メールM21に返信する形式で個別メールM22を作成し、作成した個別メールM22を端末装置200nに送信する。同様に、端末装置200mのユーザは、案内メールM21に返信する形式で作成した個別メールM23を端末装置200nに送信する。なお、後述するが、案内メールM21に返信する形式で作成された個別メールM22及びM23には、案内メールM21に設定されていた個別メールの宛先と目標受信数「10」とが設定される。
このようにして、端末装置200nは、いくつかの端末装置2002〜200mから個別メールを受信する。そして、端末装置200nは、図8に示すように、個別メールを受信するたびに、現時点における個別メールの受信数を計数する(ステップS21〜S23)。また、端末装置200nは、個別メールを受信するたびに、達成条件として、個別メールの受信数と目標受信数との差異を算出する(ステップS21〜S23)。すなわち、端末装置200nは、個別メールを開封するために要する残りの個別メール数である「不足受信数」を達成条件として算出する。
そして、端末装置200nは、不足受信数が所定の変動数閾値(ここでは「1通」とする)以上変動し、かつ、変動後の不足受信数が所定の不足数閾値(ここでは「5通」とする)以下である場合に、変動後の不足受信数を出力する。すなわち、端末装置200nは、図8に示すように、不足受信数が「6通」から「5通」に減少した時点で、「あと5通!」といった情報を出力する。その後、端末装置200nは、個別メールを受信することで不足受信数が「1通」減少するたびに、「あと4通!」、「あと3通!」、・・といった情報を出力する。そして、端末装置200nは、個別メールの受信数が目標受信数「10」に達した場合に、受信済みの各個別メールの本文を結合した電子メールM24を表示する(ステップS24)。
このように、端末装置200nは、個別メールの受信数が目標受信数に達するまで、不足受信数を出力する。これにより、第2の実施形態に係るメールシステム2は、受信者に個別メールを閲覧したいという期待感を持たせることができる。また、端末装置200nは、複数の個別メールを結合した電子メールを表示する。これにより、第2の実施形態に係るメールシステム2は、寄せ書きのように本文が記載された電子メールを表示するという付加価値を付与することができる。
例えば、端末装置2001〜200nの各ユーザが会社の同僚であるものとする。また、端末装置200nのユーザは、会社を退職するものとする。上述したメールシステム2であれば、このようケースにおいて、端末装置200nに寄せ書きのような電子メールを送信することができる。
なお、端末装置2001〜200nは、上述した案内メールの送信処理や、個別メールの送信や、個別メールの開封処理の全てを行うことができる。以下では、端末装置2001〜200nを区別する必要がない場合には、これらを総称して「端末装置200」と表記する場合がある。
[第2の実施形態に係る端末装置の構成]
図9は、第2の実施形態に係る端末装置200の構成例を示す図である。図9に例示するように、端末装置200は、送信メール記憶部241と、受信メール記憶部242と、メール制御部250とを有する。送信メール記憶部241及び受信メール記憶部242は、開封条件として、個別メールの宛先及び目標受信数を記憶する。
メール制御部250は、図9に例示するように、送信部251と、受信部252と、算出部253と、出力部254と、判定部255と、メール表示部256とを有する。
送信部251は、案内メールや個別メールの作成処理及び送信処理を行う。具体的には、送信部251は、案内メールを作成する旨の操作が行われた場合に、案内メールを作成するための案内メール作成画面を表示部130に表示する。このとき、送信部251は、案内メールの「宛先」、「件名」、「本文」及び「添付ファイル」等を入力するための入力欄に加えて、個別メールの宛先及び目標受信数を入力するための入力欄を表示する。そして、送信部251は、案内メール作成画面に入力された各種情報に基づいて、個別メールの宛先及び目標受信数が設定された案内メールを送信する。
ここで、送信部251は、案内メール作成画面に入力された個別メールの宛先をメールヘッダ「Reply−To」に設定する。これにより、送信部251は、案内メールに返信する形式で作成される個別メールの宛先「To」に、案内メールの「Reply−To」に設定されている宛先を設定することができる。また、送信部251は、新たなメールヘッダ項目(例えば、「X−Individual−To」等)に個別メールの宛先を設定する。また、送信部251は、新たなメールヘッダ項目(例えば、「X−Open−Condition」等)に目標受信数を設定する。なお、送信部251は、案内メールの件名や本文等に個別メールの宛先や目標受信数を設定してもよい。
また、送信部251は、上記の案内メールに返信する形式で個別メールを作成する旨の操作が行われた場合に、個別メールを作成するための個別メール作成画面を表示部130に表示する。このとき、送信部251は、個別メールの「宛先」、「件名」、「本文」及び「添付ファイル」等を入力するための入力欄を表示する。そして、送信部251は、個別メール作成画面に入力された各種情報に基づいて作成した個別メールをメールサーバ10に送信する。
ここで、送信部251は、案内メールに設定されている個別メールの宛先及び目標受信数を個別メールに設定する。例えば、送信部251は、案内メールのメールヘッダ「X−Individual−To」に設定されている個別メールの宛先を、個別メールのメールヘッダ「X−Individual−To」に設定する。また、例えば、送信部251は、案内メールのメールヘッダ「X−Open−Condition」に設定されている目標受信数を、個別メールのメールヘッダ「X−Open−Condition」に設定する。なお、送信部251は、案内メールと同様に、個別メールの件名や本文等に個別メールの宛先や目標受信数を設定してもよい。
受信部252は、メールサーバ10から送信された電子メールを受信し、受信した電子メールの各種情報を受信メール記憶部242に格納する。
算出部253は、受信部252によって受信された個別メールの達成条件として、個別メールを開封にするために必要となる不足受信数を算出する。このとき、算出部253は、各個別メールが属するグループ毎に、不足受信数を算出する。
具体的には、算出部253は、受信メール記憶部242から目標受信数が設定されている個別メールを取得する。ここで、案内メールにも目標受信数が設定されているが、算出部253は、メールヘッダの設定値等に基づいて、受信メール記憶部242から個別メールのみを取得する。例えば、算出部253は、電子メールのメールヘッダ「X−Individual−To」に設定されているメールアドレスと、宛先「To」に設定されているメールアドレスとが異なる場合には、かかる電子メールが案内メールであると判定し、かかる案内メールを取得しない。一方、算出部253は、双方のメールアドレスが一致する場合には、かかる電子メールが個別メールであると判定し、かかる個別メールを取得する。
算出部253は、このようにして取得した個別メールのメールヘッダ「References」を参照することにより、各電子メールをグループに分類する。例えば、算出部253は、メールヘッダ「References」に同一の「Message−ID」が含まれる電子メール群を同一グループに分類する。
図7に示した例を用いて説明すると、個別メールM22及びM23は、案内メールM21に返信する形式で作成される。したがって、個別メールM22及びM23のメールヘッダ「References」には、案内メールM21の「Message−ID」が設定される。これにより、算出部253は、メールヘッダ「References」に案内メールM21の「Message−ID」が設定されている個別メールM22及びM23を同一グループに分類することができる。このように、個別メールのメールヘッダ「References」に設定される案内メールの「Message−ID」は、各個別メールが属するグループを識別するためのグループIDとしての役割を担う。
そして、算出部253は、グループ毎に、かかるグループに属する個別メールの数と、かかる個別メールに設定されている目標受信数との差異を不足受信数として算出する。なお、同一グループに属する個別メールは、同一の案内メールに返信する形式で作成されるので、各個別メールには同一の目標受信数(案内メールに設定されていた目標受信数)が設定される。このため、算出部253は、同一グループに属する複数の個別メールのうち、1つの個別メールに設定されている目標受信数を用いて不足受信数を算出することができる。算出部253は、このような不足受信数の算出処理を個別メールが受信されるたびに行ってもよいし、定期的(例えば、1分毎)に行ってもよい。
出力部254は、算出部253によって算出された不足受信数を表示部130に出力する。具体的には、出力部254は、算出部253によって算出された不足受信数の変動量が変動数閾値以上であるか否かを判定する。そして、出力部254は、不足受信数の変動量が変動数閾値以上である場合に、変動後の不足受信数が不足数閾値以下であるか否かを判定する。そして、出力部254は、不足受信数が不足数閾値以下である場合に、変動後の不足受信数を表示部130に出力する。このように、出力部254は、不足受信数が不足数閾値以下である場合には、不足受信数が変動数閾値以上変動するたびに、変動後の不足受信数を表示部130に出力する。出力部254は、個別メールのグループ毎に、このような出力処理を行う。
判定部255は、算出部253によって算出された不足受信数に基づいて、開封条件(すなわち、目標受信数)を満たしているか否かをグループ毎に判定する。具体的には、算出部253によって算出された不足受信数が「0」となった場合に、開封条件を満たしていると判定し、不足受信数が「0」でない場合に、開封条件を満たしていないと判定する。なお、判定部255は、受信メール記憶部242に記憶されている目標受信数を定期的(例えば、1分毎)に参照することにより、開封条件を満たしているか否かを判定してもよい。
メール表示部256は、判定部255によって開封条件を満たしていると判定されたグループに属する電子メールの内容を表示部130に表示制御する。具体的には、メール表示部256は、判定部255によって開封条件を満たしていると判定された時点で、目標受信数を満たしているグループに属する電子メールの「送信者」、「件名」、「本文」等を受信メール記憶部242から取得する。そして、メール表示部256は、受信メール記憶部242から取得した「送信者」、「件名」、「本文」のそれぞれを結合した電子メールを自動的に表示部130に表示制御する。このとき、メール表示部256は、図8に示した電子メールM24のように、個別メールの「送信者」及び「本文」の対応関係が把握できるように、本文を形成してもよい。
[第2の実施形態に係る開封処理手順]
図10は、第2の実施形態に係る端末装置200による開封処理手順を示すフロー図である。図10に示した処理手順は、端末装置200によって電子メールが受信されるたびに行われる。
図10に示すように、端末装置200の受信部252は、電子メールを受信した場合に(ステップS201肯定)、かかる電子メールの各種情報を受信メール記憶部242に格納する(ステップS202)。
続いて、算出部253は、受信部252によって受信された電子メールに目標受信数が設定されているか否かを判定する(ステップS203)。このとき、算出部253は、目標受信数が設定されている場合には(ステップS203肯定)、受信した電子メールが個別メールであると判定する。そして、算出部253は、受信した個別メールに設定されている目標受信数と、かかる個別メールと同一グループに属する受信済みの個別メールの数とを用いて、個別メールを開封するために要する不足受信数を算出する(ステップS204)。
続いて、出力部254は、算出部253によって算出された不足受信数の変動量が変動数閾値以上であるか否かを判定する(ステップS205)。そして、出力部254は、不足受信数の変動量が変動数閾値以上でない場合には(ステップS205否定)、ステップS201の処理に戻る。
一方、出力部254は、不足受信数の変動量が変動数閾値以上である場合には(ステップS205肯定)、変動後の不足受信数が不足数閾値以下であるか否かを判定する(ステップS206)。そして、出力部254は、不足受信数が不足数閾値以下でない場合には(ステップS206否定)、ステップS201の処理に戻る。一方、出力部254は、不足受信数が不足数閾値以下である場合に(ステップS206肯定)、変動後の不足受信数を表示部130に出力する(ステップS207)。
なお、変動数閾値が「1通」である場合には、出力部254は、ステップS205における判定処理を行わずに、ステップS206の処理に進んでよい。これは、不足受信数は「1」ずつ減少するので、変動数閾値が「1通」である場合には、ステップS205における条件を必ず満たすからである。
続いて、判定部255は、個別メールの受信数がステップS201において受信した電子メールに設定されている目標受信数に達したか否かを判定する(ステップS208)。そして、端末装置200は、判定部255によって受信数が目標受信数に達していないと判定された場合には(ステップS208否定)、ステップS201の処理に戻る。すなわち、出力部254は、個別メールの受信数が目標受信数に達するまで、個別メールを受信するたびに(ステップS201肯定)、不足受信数を出力する(ステップS207)。
一方、メール表示部256は、判定部255によって受信数が目標受信数に達したと判定された場合に(ステップS208肯定)、ステップS201において受信した個別メールと同一グループに属する個別メールの内容を結合して表示部130に表示制御する(ステップS209)。
[第2の実施形態の効果]
上述してきたように、第2の実施形態に係る端末装置200(情報処理装置の一例に相当)において、受信部252は、複数の個別メール(電子メールの一例に相当)が属するグループを識別するためのグループIDが設定されているとともに、同一グループに属する個別メールの目標受信数(開封条件の一例に相当)が設定されている個別メールを受信する。また、算出部253は、受信部252によって受信された同一グループに属する個別メールの数と、かかる個別メールに設定されている目標受信数との差異である不足受信数(達成条件の一例に相当)を算出する。また、出力部254は、算出部253によって算出された不足受信数が変動数閾値(第1閾値の一例に相当)以上変動するたびに、変動後の不足受信数を出力する。このとき、出力部254は、不足受信数が不足数閾値(第2閾値の一例に相当)以下である場合に、かかる不足受信数を出力する。
このように、第2の実施形態に係る端末装置200は、目標受信数以上の個別メールを受信するまで不足受信数を出力するので、受信者に個別メールを閲覧したいという期待感を持たせることができ、この結果、電子メールに付加価値を付与することができる。
また、メール表示部256は、受信部252によって受信された複数の個別メールが目標受信数に達した場合に、かかる複数の個別メールの内容を結合して表示する。これにより、端末装置200は、寄せ書きのように本文が記載された電子メールを表示することができる。
[変形例(1)]
なお、第2の実施形態に係る端末装置200による処理は上記例に限られない。例えば、端末装置200は、案内メールに返信期限を設定してもよい。この場合、端末装置200は、かかる返信期限内でなければ、個別メールを作成しない。例えば、図7に示した例において、端末装置2001は、本文「2012年8月1日までにメールを送ってください」と、返信期限「2012年8月1日23時59分59秒」とが設定された案内メールを端末装置2002〜200mに送信する。そして、端末装置2002〜200mは、「2012年8月2日」以降に、個別メールを作成する旨の操作が行われた場合には、「返信期限が切れています」といった警告を表示する。これにより、端末装置2001のユーザは、所望の日時までに個別メールを送信するよう促すことができるので、所望の日時までに電子メールM24を端末装置200nのユーザに閲覧させる可能性を高めることができる。
[変形例(2)]
また、上記第2の実施形態では、図8に示した例のように、端末装置200が個別メールの本文を結合する例を示した。しかし、端末装置200は、個別メールに音声データや動画データ等が添付されている場合には、音声データや動画データを結合してもよい。例えば、端末装置200は、目標受信数以上の個別メールを受信した場合に、各個別メールに添付されている音声データ(又は動画データ)を結合することにより1個の音声データ(又は動画データ)を生成し、生成した音声データ(又は動画データ)を自動的に再生する。なお、端末装置200は、音声データや動画データを結合せずに、各音声データ(又は各動画データ)を連続して再生してもよい。
[変形例(3)]
また、上記第2の実施形態では、端末装置200が、個別メールのメールヘッダ「References」に基づいて各個別メールをグループ分けする例を示した。しかし、端末装置200は、個別メールが属するグループを識別するためのグループIDを個別メールに明示的に設定してもよい。例えば、端末装置200は、案内メールの「Message−ID」を、個別メールの新たなメールヘッダ(例えば、「X−Group−ID」等)に設定してもよい。また、例えば、端末装置200は、案内メールの新たなメールヘッダ(例えば、「X−Group−ID」等)に、ユーザに入力させたグループIDを設定してもよい。この場合、端末装置200は、案内メールの「X−Group−ID」等に設定されているグループIDを、個別メールのメールヘッダ(例えば、「X−Group−ID」等)に設定する。
[変形例(4)]
また、上記第2の実施形態では、端末装置200が、案内メールに返信する形式で個別メールを作成する例を示した。しかし、端末装置200は、案内メールを用いずに個別メールを作成してもよい。例えば、図7に示した例において、端末装置2001〜200mのユーザが共通のグループIDを認識しているものとする。そして、端末装置2001〜200mは、個別メールを作成する旨の操作が行われた場合に、グループIDを入力するための入力欄を表示する。そして、端末装置2001〜200mは、ユーザに入力されたグループIDが設定された個別メールを送信する。これにより、端末装置200は、案内メールを送受信することなく、個別メールを送信することができる。
[変形例(5)]
また、端末装置200は、複数の目標受信数を案内メール及び個別メールに設定してもよい。このとき、端末装置200は、目標受信数毎に、電子メールの項目である送信者、件名、本文、添付ファイル等が設定された案内メール及び個別メールを送受信する。
例えば、端末装置200は、目標受信数「5」に対応付けて件名「祝辞」が設定され、目標受信数「10」に対応付けて本文が設定されている個別メールを受信したものとする。かかる場合に、端末装置200は、このような個別メールを5通受信した時点で件名「祝辞」を自動的に表示する。その後、端末装置200は、このような個別メールを10通受信した時点で、各個別メールの本文を結合して表示する。
[変形例(6)]
また、第1の実施形態における変形例(4)と同様に、端末装置200は、不足受信数の変動量が変動数閾値以上であるか否かを判定することなく、不足受信数が不足数閾値以下になった時点で、かかる不足受信数を表示してもよい。その後、端末装置200は、不足受信数が不足数閾値以下であるか否かを判定することなく、不足受信数が変動数閾値以上変動するたびに、変動後の不足受信数を表示してもよい。
[変形例(7)]
また、第1の実施形態における変形例(5)と同様に、端末装置200は、不足受信数が不足数閾値以下であるか否かを判定する処理を行わなくてもよい。
[変形例(8)]
また、第2の実施形態に係る端末装置200は、算出部253及び出力部254を有しなくてもよい。具体的には、端末装置200は、不足受信数を出力する処理を行わなくてもよい。すなわち、端末装置200は、「あとN通!」といった情報を出力することなく、目標受信数以上の個別メールを受信した時点で、各個別メールを結合した電子メールを開封可能な状態にしてもよい。この場合、端末装置200のユーザは、個別メールを順次受信していることを認識せず、目標受信数以上の個別メールを受信した時点で1通の電子メールが届いたことを認識することになる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、開封条件として目標転送回数が電子メールに設定される例について説明する。第3の実施形態に係る端末装置は、電子メールの転送数が目標転送回数に達した場合に、かかる電子メールを表示することが可能となる。
[第3の実施形態に係る送受信処理の一例]
図11及び図12は、第3の実施形態に係るメールシステムによる電子メールの送受信処理の一例を示す図である。図11に例示するように、第3の実施形態に係るメールシステム3には、端末装置3001〜300nが含まれる。
図11に示した例において、端末装置3001は、開封条件として目標転送回数が設定された電子メールM31を端末装置3002に送信する。かかる電子メールM31には、開封条件を満たすか否かにかかわらず開封可能な第1本文B1と、開封条件を満たした場合に開封可能となる第2本文B2とが含まれる。また、ここでは、電子メールM31に目標転送回数「10回」が設定されるものとする。
端末装置3002は、電子メールM31を受信した場合に、かかる電子メールM31を他の端末装置3003〜300nに対して、目標転送回数「10回」以上転送することにより、電子メールM31の第2本文B2を開封することが可能となる。この点について図12を用いて説明する。
図12に示すように、端末装置3002は、電子メールM31を受信した時点では、電子メールM31の第1本文B1を表示するが、第2本文B2については表示しない(ステップS31)。そして、端末装置3002は、電子メールM31を転送するたびに、電子メールM31の転送回数を計数する(ステップS32及びS33)。また、端末装置3002は、電子メールM31を転送するたびに、達成条件として、転送回数と目標転送回数との差異を算出する(ステップS32及びS33)。すなわち、端末装置3002は、電子メールM31の本文B2を開封するために要する電子メールM31の残りの転送回数である「不足転送回数」を達成条件として算出する。
そして、端末装置3002は、かかる不足転送回数が所定の変動回数閾値(ここでは「1回」とする)以上変動し、かつ、変動後の不足転送回数が所定の不足回数閾値(ここでは「5回」とする)以下である場合に、変動後の不足転送回数を出力する。すなわち、端末装置3002は、図12に示すように、不足転送回数が「6回」から「5回」に減少した時点で、「あと5回!」といった情報を出力する。その後、端末装置3002は、電子メールM31を転送することで不足転送回数が「1回」減少するたびに、「あと4回!」、「あと3回!」、・・といった情報を出力する。そして、端末装置3002は、電子メールM31の転送回数が目標転送回数「10回」に達した場合に、電子メールM31の第2本文B2を表示する(ステップS34)。
このように、第3の実施形態に係る端末装置3001は、電子メールに目標転送回数を設定することにより、かかる電子メールを多数のユーザ宛に転送させることができる。例えば、図12に示した電子メールM31のように、第1本文B1に商品紹介が記載され、第2本文B2に商品のクーポンとなる情報等が記載されている場合、かかる電子メールM31を受信したユーザは、クーポン券を得るために、多数のユーザに電子メールM31を転送することが考えられる。これにより、端末装置3001のユーザは、商品を紹介するための電子メールM31を多数ユーザに配信することが可能になり、端末装置3002のユーザは、クーポン券を得ることが可能となる。すなわち、第3の実施形態に係るメールシステム3は、宣伝等の目的で用いる電子メールの配信効率を高めることができる。
なお、端末装置3001〜300nは、上述した電子メールの送信処理及び開封処理を行うことができる。以下では、端末装置3001〜300nを区別する必要がない場合には、これらを総称して「端末装置300」と表記する場合がある。
[第3の実施形態に係る端末装置の構成]
図13は、第3の実施形態に係る端末装置300の構成例を示す図である。図13に例示するように、端末装置300は、送信メール記憶部341と、受信メール記憶部342と、メール制御部350とを有する。
送信メール記憶部341及び受信メール記憶部342は、開封条件として、目標転送回数を記憶する。ここで、図14に、第3の実施形態に係る受信メール記憶部342の一例を示す。図14に示すように、受信メール記憶部342は、「第1本文」、「第2本文」、「転送回数」といった項目を有する。「第1本文」は、電子メールの本文のうち、開封条件(すなわち、目標転送回数)を満たすか否かにかかわらず開封可能な領域を示す。「第2本文」は、電子メールの本文のうち、開封条件(すなわち、目標転送回数)を満たした場合に開封可能となる領域を示す。「転送回数」は、電子メールが転送された回数を示す。
例えば、図14では、受信メールID「R001」の電子メールが「5回」転送されたことを示している。なお、ここでは図示することを省略したが、送信メール記憶部341は、図14に示した例と同様に、「第1本文」、「第2本文」といった項目を有する。
メール制御部350は、図13に例示するように、送信部351と、受信部352と、算出部353と、出力部354と、判定部355と、メール表示部356とを有する。
送信部351は、電子メールを作成する旨の操作が行われた場合に、電子メール作成画面を表示部130に表示する。このとき、送信部351は、目標転送回数、第1本文、第2本文を入力するための入力欄を表示する。なお、第2本文については、目標転送回数が入力された場合のみ入力可能とする。そして、送信部351は、電子メール作成画面に入力された各種情報に基づいて作成した電子メールを送信する。
また、送信部351は、受信メール記憶部342に記憶されている受信済みの電子メールのうち、目標転送回数が設定されている電子メールが転送された場合に、かかる電子メールに対応する「転送回数」をインクリメントする。
受信部352は、メールサーバ10から受信した電子メールの各種情報を受信メール記憶部342に格納する。
算出部353、出力部354、判定部355及びメール表示部356については、図15及び図16を用いて説明する。
[第3の実施形態に係る開封処理手順]
図15は、第3の実施形態に係る端末装置300による開封処理手順を示すフロー図である。図15に示すように、端末装置300のメール表示部356は、電子メールの開封操作が行われた場合に(ステップS301肯定)、開封対象の電子メールに目標転送回数が設定されているか否かを判定する(ステップS302)。そして、メール表示部356は、目標転送回数が設定されている場合には(ステップS302肯定)、受信メール記憶部342を参照して、かかる電子メールの転送回数が目標転送回数に達しているか否かを判定する(ステップS303)。
そして、メール表示部356は、転送回数が目標転送回数に達している場合には(ステップS303肯定)、かかる電子メールの第1本文及び第2本文を表示部130に表示する(ステップS304)。一方、メール表示部356は、転送回数が目標転送回数に達していない場合には(ステップS303否定)、かかる電子メールの第2本文を表示せずに、第1本文のみを表示部130に表示する(ステップS305)。
また、メール表示部356は、開封対象の電子メールに目標転送回数が設定されていない場合には(ステップS302否定)、かかる電子メールの内容を表示部130に表示する(ステップS306)。なお、目標転送回数が設定されていない電子メールの場合、第1本文のみが設定されているので、メール表示部356は、第1本文のみを表示することとなる。
[第3の実施形態に係る転送処理手順]
図16は、第3の実施形態に係る端末装置300による転送処理手順を示すフロー図である。図16に示した処理手順は、端末装置300によって電子メールが転送されるたびに行われる。
図16に示すように、端末装置300の送信部351は、電子メールの転送操作が行われた場合に(ステップS401肯定)、かかる電子メールを転送する(ステップS402)。続いて、送信部351は、転送した受信メール記憶部342内の電子メールに目標転送回数が設定されているか否かを判定する(ステップS403)。そして、送信部351は、目標転送回数が設定されている場合には(ステップS403肯定)、受信メール記憶部342の転送回数に「1」を加算する(ステップS404)。
続いて、算出部353は、送信部351によって転送された電子メールに設定されている目標転送回数とかかる電子メールの転送回数との差異を求めることにより、かかる電子メールを開封するために要する不足転送回数を算出する(ステップS405)。
続いて、出力部354は、算出部353によって算出された不足転送回数の変動量が変動回数閾値以上であるか否かを判定する(ステップS406)。そして、出力部354は、不足転送回数の変動量が変動回数閾値以上である場合には(ステップS406肯定)、変動後の不足転送回数が不足回数閾値以下であるか否かを判定する(ステップS407)。そして、出力部354は、不足転送回数が不足回数閾値以下である場合には(ステップS407肯定)、変動後の不足転送回数を表示部130に出力する(ステップS408)。
なお、変動回数閾値が「1回」である場合には、出力部354は、ステップS406における判定処理を行わずに、ステップS407の処理に進んでよい。これは、不足転送回数は「1」ずつ減少するので、変動回数閾値が「1回」である場合には、ステップS406における条件を必ず満たすからである。
続いて、判定部355は、送信部351によって転送された電子メールの転送回数が目標転送回数に達したか否かを判定する(ステップS409)。そして、メール表示部356は、判定部355によって転送回数が目標転送回数に達したと判定された場合に(ステップS409肯定)、送信部351によって転送された電子メールの第1本文及び第2本文の双方を表示部130に表示制御する(ステップS410)。
なお、端末装置300は、電子メールに目標転送回数が設定されていない場合や(ステップS403否定)、不足転送回数の変動量が変動回数閾値以上でない場合や(ステップS406否定)、不足転送回数が不足回数閾値以下でない場合や(ステップS407否定)、転送回数が目標転送回数に達していない場合には(ステップS409否定)、処理を終了する。
[第3の実施形態の効果]
上述してきたように、第3の実施形態に係る端末装置300(情報処理装置の一例に相当)において、受信部352は、電子メールを転送する回数である目標転送回数(開封条件の一例に相当)が設定されている電子メールを受信する。算出部353は、電子メールが転送された回数と、かかる電子メールに設定されている目標転送回数との差異である不足転送回数(達成条件の一例に相当)を算出する。出力部354は、算出部353によって算出された不足転送回数が変動回数閾値(第1閾値の一例に相当)以上変動するたびに、変動後の不足転送回数を出力する。このとき、出力部354は、不足転送回数が不足回数閾値(第2閾値の一例に相当)以下である場合に、かかる不足転送回数を出力する。
これにより、第3の実施形態に係る端末装置300は、電子メールを多数のユーザ宛に転送させることができる。例えば、端末装置300は、宣伝等の目的で用いる電子メールの配信効率を高めることができ、この結果、電子メールに付加価値を付与することができる。なお、第3の実施形態に係る端末装置300は、図11に示した例のように、クーポン券付きの電子メールを送受信することもできるが、ファンサイトに関する電子メールを送受信することもできる。例えば、端末装置300は、所定の芸能人(アイドル)に関する電子メールであって、かかる電子メールの転送回数が目標転送回数に達した場合に、かかる芸能人に関する特別な情報が開封可能となる電子メールを送受信してもよい。
また、受信部352は、目標転送回数を満たすか否かにかかわらず開封可能な第1本文(第1領域の一例に相当)と、目標転送回数を満たした場合に開封可能となる第2本文(第2領域の一例に相当)とを含む電子メールを受信する。また、メール表示部356は、目標転送回数が満たされた場合に、電子メールの第2本文を表示する。
このように、第3の実施形態に係る端末装置300を用いた場合、送信者は、第1本文を無条件で表示することにより、第2本文を閲覧したくなるような電子メールを容易に作成することが可能となる。
[変形例(1)]
なお、第3の実施形態に係る端末装置300による処理は上記例に限られない。例えば、端末装置300は、電子メールの転送先の数を転送回数として計数してもよい。具体的には、端末装置300は、同一の宛先に電子メールを複数回転送した場合であっても、転送回数を1回だけ加算する。これにより、端末装置300は、複数人に電子メールを転送させることができる。
[変形例(2)]
また、第2の実施形態における変形例(5)と同様に、端末装置300は、複数の目標転送回数を電子メールに設定してもよい。例えば、端末装置300は、目標転送回数毎に、電子メールの項目である送信者、件名、本文、添付ファイル等が設定された電子メールを送受信する。
[変形例(3)]
また、第1の実施形態における変形例(4)と同様に、端末装置300は、不足転送回数の変動量が変動回数閾値以上であるか否かを判定することなく、不足転送回数が不足回数閾値以下になった時点で、かかる不足転送回数を表示してもよい。その後、端末装置300は、不足転送回数が不足回数閾値以下であるか否かを判定することなく、不足転送回数が変動回数閾値以上変動するたびに、変動後の不足転送回数を表示してもよい。
[変形例(4)]
また、第1の実施形態における変形例(5)と同様に、端末装置300は、不足転送回数が不足回数閾値以下であるか否かを判定する処理を行わず、不足転送回数が変動回数閾値以上変動するたびに不足転送回数を表示してもよい。
[変形例(5)]
また、第2の実施形態における変形例(8)と同様に、端末装置300は、算出部353及び出力部354を有しなくてもよい。具体的には、端末装置300は、不足転送回数を表示する処理を行わなくてもよい。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、開封条件として開封位置が電子メールに設定される例について説明する。第4の実施形態に係る端末装置は、電子メールに設定されている開封位置の近傍に所在する場合に、かかる電子メールを表示することが可能となる。
[第4の実施形態に係る送受信処理の一例]
図17及び図18は、第4の実施形態に係るメールシステムによる電子メールの送受信処理の一例を示す図である。図17に例示するように、第4の実施形態に係るメールシステム4には、端末装置4001及び4002が含まれる。なお、端末装置4002は、携帯電話機等の移動体端末であるものとする。
端末装置4001は、開封条件として開封位置が設定された電子メールM41を端末装置4002に送信する。ここでは、図18に示した店舗30の所在位置が開封位置として設定されているものとする。図18に示した例において、端末装置4002は、店舗30を中心とする半径300[m(メートル)]のエリアA1の外で、電子メールM41を受信したものとする。かかる場合に、端末装置4002は、店舗30の近傍(例えば、店舗30から半径10m以内)に所在しないので、図17に示した例のように、電子メールM41の本文を表示しない。
続いて、端末装置4002は、電子メールM41の達成条件として、端末装置4002の所在位置と、開封位置(すなわち、店舗30の位置)との距離を定期的に算出する。すなわち、端末装置4002は、電子メールM41を開封するために要する開封位置までの残り距離を達成条件として算出する。
そして、端末装置4002は、開封位置までの残り距離が所定の変動距離閾値(ここでは「100m」とする)以上変動し、かつ、変動後の残り距離が所定の距離閾値(ここでは「300m」とする)以下である場合に、開封位置までの残り距離を出力する。すなわち、端末装置4002は、図18に示すように、店舗30からの距離が300m以内のエリアA1内に移動した時点で(ステップS41)、「あと300m!」といった情報を出力する。続いて、端末装置4002は、店舗30を中心とする半径200[m]のエリアA2に移動した時点で(ステップS42)、「あと200m!」といった情報を出力する。また、端末装置4002は、店舗30を中心とする半径100[m]のエリアA3に移動した時点で(ステップS43)、「あと100m!」といった情報を出力する。そして、端末装置4002は、店舗30の近傍(例えば、半径10m内)に所在した場合に、電子メールM41の本文を表示する。
なお、図18に示した例において、端末装置4002は、ステップS43の後にエリアA2へ移動した場合には、「あと200m!」といった情報を再度出力する。ただし、端末装置4002は、エリアA1外へ移動した場合には、残り距離が距離閾値「300m」以下とならないので、残り距離を出力しない。
また、図18に示した例において、端末装置4002は、開封位置である店舗30に所定距離よりも近づいた場合には、店舗30の所在地を案内する情報を表示してもよい。例えば、端末装置4002は、「あと200m!」といった情報を表示するとともに、店舗30の所在地を示す地図や店舗30の方向を示す情報等を表示してもよい。
このように、第4の実施形態に係る端末装置4002は、店舗30に近づくことにより、例えば店舗30を紹介する電子メールの内容を表示する。これにより、端末装置4001は、ユーザに店舗30の情報を効果的に紹介することができる。また、例えば、端末装置4002のユーザは、開封位置が設定されている複数の電子メールを受信しておくことで、外出した際に、外出先の近傍にある店舗等の情報を自動的に得ることができる。すなわち、第4の実施形態に係るメールシステム4は、ユーザに店舗等の情報を効果的に紹介することができる。
なお、端末装置4001及び4002は、上述した電子メールの送信処理及び開封処理を行うことができる。以下では、端末装置4001及び4002を区別する必要がない場合には、これらを総称して「端末装置400」と表記する場合がある。
[第4の実施形態に係る端末装置の構成]
図19は、第4の実施形態に係る端末装置400の構成例を示す図である。図19に例示するように、端末装置400は、送信メール記憶部441と、受信メール記憶部442と、メール制御部450と、位置取得部460とを有する。送信メール記憶部441及び受信メール記憶部442は、開封条件として、開封位置を記憶する。
位置取得部460は、GPS(Global Positioning System)受信部であり、端末装置400の現在位置を取得する。具体的には、位置取得部460は、GPS衛星から送出される電波を受信し、受信した電波に基づいて端末装置400の位置情報(例えば、緯度及び経度)を取得する。
メール制御部450は、図19に例示するように、送信部451と、受信部452と、算出部453と、出力部454と、判定部455と、メール表示部456とを有する。
送信部451は、電子メールを作成する旨の操作が行われた場合に、電子メールを作成するための電子メール作成画面を表示部130に表示する。このとき、送信部451は、開封位置を入力するための入力欄を表示する。例えば、送信部451は、開封位置の住所等を入力させる。また、例えば、送信部451は、地図を表示するなどして、地図上の所定位置を選択させることで開封位置を入力させてもよい。そして、送信部451は、電子メール作成画面に入力された各種情報に基づいて、開封位置が設定された電子メールを送信する。
受信部452は、メールサーバ10から受信した電子メールの各種情報を受信メール記憶部442に格納する。
算出部453、出力部454、判定部455及びメール表示部456については、図20を用いて説明する。
[第4の実施形態に係る開封処理手順]
図20は、第4の実施形態に係る端末装置400による開封処理手順を示すフロー図である。図20に示した例は、端末装置400の受信部452によって電子メールが受信済みであるものとする。また、図20に示した処理手順は、端末装置400が所定距離だけ移動するたびに行われてもよいし、定期的に行われてもよい。
図20に示すように、端末装置400の算出部453は、受信メール記憶部442を参照することにより、受信部452によって受信された電子メールに開封位置が設定されているか否かを判定する(ステップS501)。そして、算出部453は、開封位置が設定されている場合には(ステップS501肯定)、端末装置400の現在位置から開封位置までの残り距離を算出する(ステップS502)。
続いて、出力部454は、算出部453によって算出された残り距離の変動量が変動距離閾値以上であるか否かを判定する(ステップS503)。そして、出力部454は、残り距離が変動距離閾値以上変動しない間は(ステップS503否定)、待機する。
一方、出力部454は、残り距離の変動量が変動距離閾値以上である場合に(ステップS503肯定)、変動後の残り距離が距離閾値以下であるか否かを判定する(ステップS504)。そして、出力部454は、変動後の残り距離が距離閾値以下である場合に(ステップS504肯定)、変動後の残り距離を表示部130に出力する(ステップS505)。
続いて、判定部455は、現在位置が開封位置の近傍であるか否かを判定する(ステップS506)。そして、メール表示部456は、判定部455によって現在位置が開封位置の近傍であると判定された場合に(ステップS506肯定)、電子メールの内容を表示部130に表示制御する(ステップS507)。
[第4の実施形態の効果]
上述してきたように、第4の実施形態に係る端末装置400(情報処理装置の一例に相当)において、位置取得部460は、現在位置を取得する。また、受信部452は、電子メールが開封可能な位置を示す開封位置(開封条件の一例に相当)が設定されている電子メールを受信する。また、算出部453は、位置取得部460によって取得された現在位置から電子メールに設定されている開封位置までの残り距離(達成条件の一例に相当)を算出する。出力部454は、算出部453によって算出された残り距離が変動距離閾値(第1閾値の一例に相当)以上変動するたびに、変動後の残り距離を出力する。このとき、出力部454は、残り距離が距離閾値(第2閾値の一例に相当)以下である場合に、かかる残り距離を出力する。
このように、第4の実施形態に係る端末装置400は、開封位置に近づいたユーザに電子メールを閲覧したいという期待感を持たせることができ、この結果、電子メールに付加価値を付与することができる。
[変形例(1)]
なお、第4の実施形態に係る端末装置400による処理は上記例に限られない。例えば、端末装置400は、現在位置から開封位置までの残り距離に応じて、変動距離閾値を可変にしてもよい。例えば、端末装置400は、残り距離が100[m]〜1[km]である場合には、変動距離閾値を「100m」とし、残り距離が100[m]以内である場合には、変動距離閾値を「10m」としてもよい。この場合、端末装置400は、例えば、「あと200m!」といった情報を表示した後に、「あと100m!」といった情報を表示するが、その後には、「あと90m!」、「あと80m!」、・・といった情報を表示する。
[変形例(2)]
また、端末装置400は、開封位置に加えて、第1の実施形態において説明した開封可能日時を電子メールに設定してもよい。端末装置400は、開封位置及び開封可能日時の双方が設定された電子メールを受信した場合、開封位置及び開封可能日時について個別に判定処理を行う。具体的には、端末装置400は、残り距離の変動量が変動距離閾値以上であり、かつ、変動後の残り距離が距離閾値以下である場合に、残り距離を出力する。また、端末装置400は、残り時間の変動量が変動時間閾値以上であり、かつ、変動後の残り時間が時間閾値以下である場合に、変動後の残り時間を出力する。
上記例のような開封位置及び開封可能日時が設定された電子メールは、記念の場所を通知する場合などに利用することができる。例えば、ユーザU1が「2011年8月1日」に東京タワーでユーザU2に対してプロポーズし、その後にユーザU1及びU2が結婚したものとする。この後に、夫であるユーザU1は、サプライズイベントを行うために、開封位置「東京タワー」、開封可能日時「2012年8月1日」、本文「ここでプロポーズしてから1年になります。」が設定された電子メールを妻であるユーザU2に送信する。かかる場合に、ユーザU2の端末装置400は、開封可能日時に近づくたびに「あと1ヶ月!」や「あと10日!」といった情報を出力する。さらに、ユーザU2の端末装置400は、定期的に「あと30km!」や「あと3km!」といった情報を出力する。これにより、ユーザU2は、「2012年8月1日」までに東京タワーに行くことを促される。そして、ユーザU2は、「2012年8月1日」に東京タワーに行くことで、「ここでプロポーズしてから1年になります。」といった本文が記載された電子メールを閲覧することができる。これにより、夫であるユーザU1は、記念日かつ記念の場所で、かかる記念日かつ記念の場所に関連する電子メールを妻に閲覧させることができる。このように、端末装置400は、開封位置及び開封可能日時が設定された電子メールを送受信することで、電子メールに更なる付加価値を付与することができる。
[変形例(3)]
また、第1の実施形態における変形例(5)と同様に、端末装置400は、残り距離が距離閾値以下であるか否かを判定する処理を行わなくてもよい。
[変形例(4)]
また、第2の実施形態における変形例(8)と同様に、端末装置400は、算出部453及び出力部454を有しなくてもよい。具体的には、端末装置400は、残り距離を表示する処理を行わなくてもよい。
(第5の実施形態)
上述した各実施形態に係る端末装置は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、第5の実施形態では、上記の端末装置の他の実施形態について説明する。
[開封条件]
電子メールに設定される開封条件は、上記実施形態において説明したものに限られない。例えば、電子メールに設定される開封条件は、ウェブサイト等を提供するサーバ装置によって提供される各種情報であってもよい。具体的には、ネットワーク20には、ニュースサイト、株価サイト、ショッピングサイト等を提供するサーバ装置が接続される場合がある。電子メールには、ニュースサイトから得られる情報や、株価サイトから得られる株価や、ショッピングサイトから得られる商品価格等が開封条件として設定されてもよい。このような開封条件が設定された電子メールを受信した端末装置は、サーバ装置から得られる各種情報が開封条件と一致した場合に、電子メールを表示する。
いくつか例を挙げて説明する。例えば、サーバ装置が、プロ野球の勝敗結果を提供するものとする。そして、電子メールには、「チームAの勝利」といった開封条件が設定されているものとする。かかる電子メールを受信した端末装置は、サーバ装置から、プロ野球の勝敗結果を定期的に取得し、取得した勝敗結果が「チームAの勝利」を示す場合には、かかる電子メールを表示する。また、この例に限られず、電子メールには、開封条件「チームAの勝利」に対応付けて本文「おめでとう」が設定されるとともに、開封条件「チームBの勝利」に対応付けて本文「残念でした」が設定されてもよい。この場合、端末装置は、サーバ装置から取得した勝敗結果が「チームAの勝利」を示す場合には、本文「おめでとう」を表示し、勝敗結果が「チームBの勝利」を示す場合には、本文「残念でした」を表示する。
また、例えば、サーバ装置が、株価を提供するものとする。そして、電子メールには、「会社Xの株価1000円以上」といった開封条件が設定されているものとする。かかる電子メールを受信した端末装置は、サーバ装置から、会社Xの株価を定期的に取得し、取得した株価が「1000円」以上である場合には、かかる電子メールを表示する。
また、例えば、サーバ装置が、天気予報を提供するものとする。そして、電子メールには、「天気が晴れ」といった開封条件が設定されているものとする。かかる電子メールを受信した端末装置は、サーバ装置から、天気予報を定期的に取得し、取得した天気予報が「晴れ」を示す場合には、かかる電子メールを表示する。これにより、送信者は、晴れの日だけに表示される電子メールを予め送信しておくことができる。
また、例えば、サーバ装置が、訃報を提供するものとする。そして、電子メールには、「送信者Yの訃報」といった開封条件が設定されているものとする。かかる電子メールを受信した端末装置は、サーバ装置から、訃報情報を定期的に取得し、取得した訃報情報が「送信者Yの訃報」を示す場合には、かかる電子メールを表示する。これにより、送信者は、自身が亡くなった場合に開封される遺書のような電子メールを予め送付しておくことができる。
このように、端末装置は、ネットワーク20に接続される各種サーバ装置から取得可能な情報を開封条件として設定することにより、ニュースや株価等に変化があった時点で所望の電子メールを受信者に閲覧させることができる。
[達成条件の出力]
また、上記実施形態では、残り時間等の達成条件を表示部130に表示制御する例について説明した。しかし、上述してきた端末装置(端末装置100等)は、達成条件を表示するのではなく、音声等によって出力してもよい。
[各実施形態の組み合わせ]
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。例えば、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせることができる。具体的には、図7に示した例において、案内メールには、開封可能日時がさらに設定され、各個別メールには、案内メールに設定されていた開封可能日時が設定される。そして、端末装置200nは、目標受信数以上の個別メールを受信し、かつ、現在日時が開封可能日時になった場合に、各個別メールを結合して表示する。
また、例えば、第1の実施形態と第3の実施形態とを組み合わせることもできる。この場合、端末装置300は、電子メールの転送回数が目標転送回数以上となり、かつ、現在日時が開封可能日時になった場合に、かかる電子メールの第2本文を表示する。また、第1の実施形態と第4の実施形態とを組み合わせることもできる。この場合、端末装置400は、開封位置の近傍に所在し、かつ、現在日時が開封可能日時になった場合に、電子メールを表示する。
また、例えば、第1〜第4の実施形態を組み合わせることもできる。この場合、端末装置は、目標受信数以上の個別メールを受信し、かつ、個別メールの転送回数が目標転送回数以上となり、かつ、開封位置の近傍に所在し、かつ、現在日時が開封可能日時になった場合に、各個別メールの第2本文を結合して表示する。
また、上記では、第3の実施形態において、電子メールに第1本文及び第2本文が含まれる例を示した。しかし、第1、第2及び第4の実施形態においても、開封条件を満たすか否かにかかわらず開封可能な第1本文と、開封条件を満たした場合に開封可能となる第2本文とが設定されている電子メールが送受信されてもよい。
また、この例に限られず、電子メールには、開封条件を満たすか否かにかかわらず開封可能な項目(送信者名、件名、本文、添付ファイル等)と、開封条件を満たした場合に開封可能となる項目(送信者名、件名、本文、添付ファイル等)とが設定されてもよい。例えば、電子メールに開封条件に対応付けて「本文」及び「添付ファイル」が設定されているものとする。このような電子メールを受信した端末装置は、かかる電子メールを受信した時点で、「送信者名」及び「件名」を表示するが、「本文」及び「添付ファイル」については表示しない。そして、端末装置は、開封条件を満たした場合に、「送信者名」及び「件名」に加えて、「本文」及び「添付ファイル」を表示する。
[装置構成]
また、上記実施形態では、端末装置間で電子メールが送受信される例を示したが、この例に限られない。例えば、ウェブメール機能を提供するウェブサーバである情報処理装置が、図3、図9、図13、図19等に示した各端末装置(端末装置100等)と同様の構成を有し、電子メールを送受信してもよい。この場合、端末装置は、ウェブサーバにアクセスすることにより、達成条件や電子メールの内容をブラウザ等に表示する。また、ウェブサーバがSNS(Social Networking Service)を提供する場合には、端末装置を利用するユーザは、上述してきた開封条件が設定されているメッセージの交換をSNSで行うことができる。この場合、ウェブサーバは、上述してきた端末装置による処理と同様に、メッセージに設定されている開封条件を満たすまで必要な達成条件が所定値以上変動するたびに、変動後の達成条件を出力する。そして、ウェブサーバは、メッセージに設定されている開封条件を満たした場合に、かかるメッセージの内容を表示する。
また、上記実施形態では、端末装置が、開封条件が設定された電子メールを送信するとともに、かかる電子メールを開封する処理を行う例について説明した。しかし、上述してきた端末装置は、開封条件が設定された電子メールを開封送信する処理だけを行ってもよいし、開封条件が設定された電子メールを開封する処理だけを行ってもよい。
また、端末装置は、電子メールを開封送信する処理だけを行う場合には、通信機能を有しない電子媒体によって実現されてもよい。例えば、端末装置は、液晶ディスプレイ等を備えるタブレット端末等であり、上述してきた達成条件の出力や、電子メールの内容表示を行う。この例の場合、送信者は、メールサーバ10を介して電子メールを送信するのではなく、かかるタブレット端末自体を郵送によって送信する。
[システム構成]
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、図2、図4、図5、図7、図8、図11、図12、図14、図17、図18等に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図3に示した算出部153と判定部155とは統合されてもよいし、出力部154とメール表示部156とは統合されてもよい。この点については、図9、図13、図19に示した各処理部についても同様である。
1 メールシステム
100 端末装置
141 送信メール記憶部
142 受信メール記憶部
150 メール制御部
151 送信部
152 受信部
153 算出部
154 出力部
155 判定部
156 メール表示部

Claims (15)

  1. ユーザによって利用される端末装置であって、
    前記ユーザとは異なる他のユーザによって利用される他の端末装置から送信される音声データ又は画像データであって、開封可能な条件である開封条件が前記他のユーザによって設定され音声データ又は画像データを受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された音声データ又は画像データに設定されている開封条件を満たすまで現に必要な条件である達成条件を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された達成条件が所定の第1閾値以上変動するたびに、変動後の達成条件を出力する出力部と、
    前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封条件を満たしているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって開封条件を満たしていると判定された場合に、前記音声データを再生するか、又は、前記画像データを表示する表示部と
    を備えたことを特徴とする端末装置
  2. 前記受信部は、
    前記開封条件として開封可能日時が設定された音声データ又は画像データを受信し、
    前記算出部は、
    前記達成条件として現在日時から前記開封可能日時までの残り時間を算出し、
    前記出力部は、
    前記算出部によって算出された残り時間をカウントダウン形式により出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置
  3. 前記受信部は、
    複数の音声データ又は複数の画像データが属するグループを識別するためのグループ識別子が設定されているとともに、同一グループに属する音声データ又は画像データの目標受信数が前記開封条件として設定されている音声データ又は画像データを受信し、
    前記算出部は、
    前記達成条件として、前記受信部によって受信された同一グループに属する音声データ又は画像データの数と、当該音声データ又は当該画像データに設定されている目標受信数との差異を算出し、
    前記出力部は、
    前記算出部によって算出された差異を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の端末装置
  4. 前記受信部は、
    前記開封条件として前記音声データ又は前記画像データを転送する回数である目標転送回数が設定されている当該音声データ又は当該画像データを受信し、
    前記算出部は、
    前記達成条件として、前記音声データ又は前記画像データが転送された回数と、前記音声データ又は前記画像データに設定されている目標転送回数との差異を算出し、
    前記出力部は、
    前記算出部によって算出された差異を出力する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の端末装置
  5. 前記端末装置が所在する現在位置を取得する位置取得部をさらに備え、
    前記受信部は、
    前記開封条件として前記音声データ又は前記画像データが開封可能な位置を示す開封位置が設定されている当該音声データ又は当該画像データを受信し、
    前記算出部は、
    前記達成条件として、前記位置取得部によって取得された現在位置から前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封位置までの距離を算出し、
    前記出力部は、
    前記算出部によって算出された距離を出力する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の端末装置
  6. ユーザによって利用される端末装置が実行する開封方法であって、
    前記ユーザとは異なる他のユーザによって利用される他の端末装置から送信される音声データ又は画像データであって、開封可能な条件である開封条件が前記他のユーザによって設定され音声データ又は画像データを受信する受信工程と、
    前記受信工程によって受信された音声データ又は画像データに設定されている開封条件を満たすまで現に必要な条件である達成条件を算出する算出工程と、
    前記算出工程によって算出された達成条件が所定の第1閾値以上変動するたびに、変動後の達成条件を出力する出力工程と、
    前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封条件を満たしているか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程によって開封条件を満たしていると判定された場合に、前記音声データを再生するか、又は、前記画像データを表示する表示工程と
    を含んだことを特徴とする開封方法。
  7. ユーザによって利用される端末装置に実行させる開封プログラムであって、
    前記ユーザとは異なる他のユーザによって利用される他の端末装置から送信される音声データ又は画像データであって、開封可能な条件である開封条件が前記他のユーザによって設定され音声データ又は画像データを受信する受信手順と、
    前記受信手順によって受信された音声データ又は画像データに設定されている開封条件を満たすまで現に必要な条件である達成条件を算出する算出手順と、
    前記算出手順によって算出された達成条件が所定の第1閾値以上変動するたびに、変動後の達成条件を出力する出力手順と、
    前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封条件を満たしているか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順によって開封条件を満たしていると判定された場合に、前記音声データを再生するか、又は、前記画像データを表示する表示手順と
    前記端末装置に実行させることを特徴とする開封プログラム。
  8. 複数の音声データ又は複数の画像データが属するグループを識別するためのグループ識別子が設定されているとともに、同一グループに属する音声データ又は画像データの目標受信数が開封条件として設定されている音声データ又は画像データを複数の端末装置から受信する受信部と、
    前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封条件を満たしているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって開封条件を満たしていると判定された場合に、前記複数の端末装置から受信した前記音声データを再生するか、又は、前記複数の端末装置から受信した前記画像データを表示する表示部と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  9. 複数の音声データ又は複数の画像データが属するグループを識別するためのグループ識別子が設定されているとともに、同一グループに属する音声データ又は画像データの目標受信数が開封条件として設定されている音声データ又は画像データを複数の端末装置から受信する受信手順と、
    前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封条件を満たしているか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順によって開封条件を満たしていると判定された場合に、前記複数の端末装置から受信した前記音声データを再生するか、又は、前記複数の端末装置から受信した前記画像データを表示する表示手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする開封プログラム。
  10. 開封可能な条件である開封条件が設定されている音声データ又は画像データを受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された音声データ又は画像データに設定されている開封条件を満たすまで現に必要な条件である達成条件を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された達成条件が所定の第1閾値以上変動するたびに、変動後の達成条件を出力する出力部と、
    前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封条件を満たしているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって開封条件を満たしていると判定された場合に、前記音声データを再生するか、又は、前記画像データを表示する表示部と
    を備え、
    前記受信部は、
    複数の音声データ又は複数の画像データが属するグループを識別するためのグループ識別子が設定されているとともに、同一グループに属する音声データ又は画像データの目標受信数が前記開封条件として設定されている音声データ又は画像データを受信し、
    前記算出部は、
    前記達成条件として、前記受信部によって受信された同一グループに属する音声データ又は画像データの数と、当該音声データ又は当該画像データに設定されている目標受信数との差異を算出し、
    前記出力部は、
    前記算出部によって算出された差異を出力する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. 開封可能な条件である開封条件が設定されている音声データ又は画像データを受信する受信手順と、
    前記受信手順によって受信された音声データ又は画像データに設定されている開封条件を満たすまで現に必要な条件である達成条件を算出する算出手順と、
    前記算出手順によって算出された達成条件が所定の第1閾値以上変動するたびに、変動後の達成条件を出力する出力手順と、
    前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封条件を満たしているか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順によって開封条件を満たしていると判定された場合に、前記音声データを再生するか、又は、前記画像データを表示する表示手順と
    をコンピュータに実行させ、
    前記受信手順は、
    複数の音声データ又は複数の画像データが属するグループを識別するためのグループ識別子が設定されているとともに、同一グループに属する音声データ又は画像データの目標受信数が前記開封条件として設定されている音声データ又は画像データを受信し、
    前記算出手順は、
    前記達成条件として、前記受信手順によって受信された同一グループに属する音声データ又は画像データの数と、当該音声データ又は当該画像データに設定されている目標受信数との差異を算出し、
    前記出力手順は、
    前記算出手順によって算出された差異を出力する
    ことを特徴とする開封プログラム。
  12. 開封可能な条件である開封条件が設定されている音声データ又は画像データを受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された音声データ又は画像データに設定されている開封条件を満たすまで現に必要な条件である達成条件を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された達成条件が所定の第1閾値以上変動するたびに、変動後の達成条件を出力する出力部と、
    前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封条件を満たしているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって開封条件を満たしていると判定された場合に、前記音声データを再生するか、又は、前記画像データを表示する表示部と
    を備え、
    前記受信部は、
    前記開封条件として前記音声データ又は前記画像データを転送する回数である目標転送回数が設定されている当該音声データ又は当該画像データを受信し、
    前記算出部は、
    前記達成条件として、前記音声データ又は前記画像データが転送された回数と、前記音声データ又は前記画像データに設定されている目標転送回数との差異を算出し、
    前記出力部は、
    前記算出部によって算出された差異を出力する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  13. 開封可能な条件である開封条件が設定されている音声データ又は画像データを受信する受信手順と、
    前記受信手順によって受信された音声データ又は画像データに設定されている開封条件を満たすまで現に必要な条件である達成条件を算出する算出手順と、
    前記算出手順によって算出された達成条件が所定の第1閾値以上変動するたびに、変動後の達成条件を出力する出力手順と、
    前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封条件を満たしているか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順によって開封条件を満たしていると判定された場合に、前記音声データを再生するか、又は、前記画像データを表示する表示手順と
    をコンピュータに実行させ、
    前記受信手順は、
    前記開封条件として前記音声データ又は前記画像データを転送する回数である目標転送回数が設定されている当該音声データ又は当該画像データを受信し、
    前記算出手順は、
    前記達成条件として、前記音声データ又は前記画像データが転送された回数と、前記音声データ又は前記画像データに設定されている目標転送回数との差異を算出し、
    前記出力手順は、
    前記算出手順によって算出された差異を出力する
    ことを特徴とする開封プログラム。
  14. 情報処理装置であって、
    開封可能な条件である開封条件が設定されている音声データ又は画像データを受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された音声データ又は画像データに設定されている開封条件を満たすまで現に必要な条件である達成条件を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された達成条件が所定の第1閾値以上変動するたびに、変動後の達成条件を出力する出力部と、
    前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封条件を満たしているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって開封条件を満たしていると判定された場合に、前記音声データを再生するか、又は、前記画像データを表示する表示部と、
    前記情報処理装置が所在する現在位置を取得する位置取得部と
    を備え、
    前記受信部は、
    前記開封条件として前記音声データ又は前記画像データが開封可能な位置を示す開封位置が設定されている当該音声データ又は当該画像データを受信し、
    前記算出部は、
    前記達成条件として、前記位置取得部によって取得された現在位置から前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封位置までの距離を算出し、
    前記出力部は、
    前記算出部によって算出された距離を出力する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  15. 情報処理装置に実行させる開封プログラムであって、
    開封可能な条件である開封条件が設定されている音声データ又は画像データを受信する受信手順と、
    前記受信手順によって受信された音声データ又は画像データに設定されている開封条件を満たすまで現に必要な条件である達成条件を算出する算出手順と、
    前記算出手順によって算出された達成条件が所定の第1閾値以上変動するたびに、変動後の達成条件を出力する出力手順と、
    前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封条件を満たしているか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順によって開封条件を満たしていると判定された場合に、前記音声データを再生するか、又は、前記画像データを表示する表示手順と、
    前記情報処理装置が所在する現在位置を取得する位置取得手順と
    を前記情報処理装置に実行させ、
    前記受信手順は、
    前記開封条件として前記音声データ又は前記画像データが開封可能な位置を示す開封位置が設定されている当該音声データ又は当該画像データを受信し、
    前記算出手順は、
    前記達成条件として、前記位置取得手順によって取得された現在位置から前記音声データ又は前記画像データに設定されている開封位置までの距離を算出し、
    前記出力手順は、
    前記算出手順によって算出された距離を出力する
    ことを特徴とする開封プログラム。
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