JP6292505B2 - 無線通信方法、無線通信システム、通信装置 - Google Patents

無線通信方法、無線通信システム、通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、一般に無線通信方法、無線通信システム、通信装置、より詳細には周期性を有するノイズ環境下で用いられる無線通信方法、無線通信システム、通信装置に関するものである。
従来、電波信号等の無線信号を用いて通信装置間で通信を行う場合、周辺の電気機器が発するノイズが、無線通信に悪影響を及ぼしていた。このノイズには、例えば電子レンジが発するノイズのように周期性を有するノイズがある。
そして、この周期性を有するノイズによる悪影響を抑制するために、特許文献1,2に記載の従来技術では、ノイズの周期を検出して、ノイズが発生する期間においてはデータの送信を控えることが提案されている。
特開2004−64613号公報 特開2008−85719号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載の従来技術は、いずれもノイズ発生期間を避けてデータを送信する構成であり、送信効率が低下するという問題があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、周期性を有するノイズによる悪影響を抑制し、且つ送信効率を向上させることができる無線通信方法、無線通信システム、通信装置を提供することにある。
本発明の無線通信方法は、第1の通信装置と第2の通信装置とが無線信号を用いて通信を行う無線通信方法であって、前記第1の通信装置は、周期性を有するノイズを検出した場合に、前記ノイズが発生しない第1の期間および前記ノイズが発生する第2の期間を推定し、前記第1の期間に対応する第1のサブフレームと前記第2の期間に対応する第2のサブフレームとを備える第1の通信フレームを生成し、前記第2の通信装置へ伝達する情報を含む複数の送信データを前記第1の通信フレームを用いて前記第2の通信装置へ送信し、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのそれぞれに優先順位を付与して、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのうち前記優先順位が高い前記送信データを優先して前記第1のサブフレームに格納し、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのうち前記第1のサブフレームに格納できなかった前記送信データを前記第2のサブフレームに格納することを特徴とする。
この発明において、前記第1の通信装置は、前記第1の期間に対応する第3のサブフレームと前記第2の期間に対応して連続配置された複数の第4のサブフレームとを備えた第2の通信フレームを生成して、連続配置された複数の前記第4のサブフレームを互いに異なる変調レートで変調した前記第2の通信フレームを前記第2の通信装置へ送信し、前記第2の通信フレームを受信した前記第2の通信装置は、変調レートが異なる複数の前記第4のサブフレームのそれぞれの受信に成功したか否かを示す第1の受信成否情報を前記第1の通信装置へ送信し、前記第1の受信成否情報を受信した前記第1の通信装置は、前記第1の通信フレームを生成する場合、前記第2のサブフレームの変調レートを、前記第2の通信装置が受信に成功したいずれかの前記第4のサブフレームの変調レートに設定することが好ましい。
本発明の無線通信方法は、第1の通信装置と第2の通信装置とが無線信号を用いて通信を行う無線通信方法であって、前記第1の通信装置は、周期性を有するノイズを検出した場合に、前記ノイズが発生しない第1の期間および前記ノイズが発生する第2の期間を推定し、前記第1の期間に対応する第1のサブフレームと前記第2の期間に対応する第2のサブフレームとを備える第1の通信フレームを生成し、前記第2の通信装置へ伝達する情報を含む複数の送信データを前記第1の通信フレームを用いて前記第2の通信装置へ送信し、前記第1の期間に対応する第3のサブフレームと前記第2の期間に対応して連続配置された複数の第4のサブフレームとを備えた第2の通信フレームを生成して、連続配置された複数の前記第4のサブフレームを互いに異なる変調レートで変調した前記第2の通信フレームを前記第2の通信装置へ送信し、前記第2の通信フレームを受信した前記第2の通信装置は、変調レートが異なる複数の前記第4のサブフレームのそれぞれの受信に成功したか否かを示す第1の受信成否情報を前記第1の通信装置へ送信し、前記第1の受信成否情報を受信した前記第1の通信装置は、前記第1の通信フレームを生成する場合、前記第2のサブフレームの変調レートを、前記第2の通信装置が受信に成功したいずれかの前記第4のサブフレームの変調レートに設定することを特徴とする。
この発明において、前記第1の通信装置は、複数の第5のサブフレームを連続配置した第3の通信フレームを前記第2の通信装置へ送信し、前記第3の通信フレームを受信した前記第2の通信装置は、前記第5のサブフレーム毎に受信に成功したか否かを示す第2の受信成否情報を前記第1の通信装置へ送信し、前記第2の受信成否情報を受信した前記第1の通信装置は、前記第5のサブフレーム毎の受信の成否に基づいて、前記ノイズを検出することが好ましい。
この発明において、前記第1の通信装置は、前記第1の期間の時間長さに基づいて導出した複数のフレーム長のそれぞれに設定した第6のサブフレームを生成して、前記第6のサブフレームのそれぞれを前記第1の期間に対応させて配置した第4の通信フレームを前記第2の通信装置へ送信し、前記第4の通信フレームを受信した前記第2の通信装置は、前記第6のサブフレーム毎に受信に成功したか否かを示す第3の受信成否情報を前記第1の通信装置へ送信し、前記第3の受信成否情報を受信した前記第1の通信装置は、前記第1の通信フレームを生成する場合、前記第1のサブフレームのフレーム長を、前記第2の通信装置が受信に成功したいずれかの前記第6のサブフレームのフレーム長に設定することが好ましい。
本発明の無線通信システムは、第1の通信装置と第2の通信装置とが無線信号を用いて通信を行う無線通信システムであって、前記第1の通信装置は、周期性を有するノイズを検出した場合に、前記ノイズが発生しない第1の期間および前記ノイズが発生する第2の期間を推定し、前記第1の期間に対応する第1のサブフレームと前記第2の期間に対応する第2のサブフレームとを備える第1の通信フレームを生成し、前記第2の通信装置へ伝達する情報を含む複数の送信データを前記第1の通信フレームを用いて前記第2の通信装置へ送信し、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのそれぞれに優先順位を付与して、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのうち前記優先順位が高い前記送信データを優先して前記第1のサブフレームに格納し、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのうち前記第1のサブフレームに格納できなかった前記送信データを前記第2のサブフレームに格納することを特徴とする。
本発明の無線通信システムは、第1の通信装置と第2の通信装置とが無線信号を用いて通信を行う無線通信システムであって、前記第1の通信装置は、周期性を有するノイズを検出した場合に、前記ノイズが発生しない第1の期間および前記ノイズが発生する第2の期間を推定し、前記第1の期間に対応する第1のサブフレームと前記第2の期間に対応する第2のサブフレームとを備える第1の通信フレームを生成し、前記第2の通信装置へ伝達する情報を含む複数の送信データを前記第1の通信フレームを用いて前記第2の通信装置へ送信し、前記第1の期間に対応する第3のサブフレームと前記第2の期間に対応して連続配置された複数の第4のサブフレームとを備えた第2の通信フレームを生成して、連続配置された複数の前記第4のサブフレームを互いに異なる変調レートで変調した前記第2の通信フレームを前記第2の通信装置へ送信し、前記第2の通信フレームを受信した前記第2の通信装置は、変調レートが異なる複数の前記第4のサブフレームのそれぞれの受信に成功したか否かを示す第1の受信成否情報を前記第1の通信装置へ送信し、前記第1の受信成否情報を受信した前記第1の通信装置は、前記第1の通信フレームを生成する場合、前記第2のサブフレームの変調レートを、前記第2の通信装置が受信に成功したいずれかの前記第4のサブフレームの変調レートに設定することを特徴とする。
本発明の通信装置は、周期性を有するノイズを検出するノイズ検出部と、前記ノイズが発生しない第1の期間、前記ノイズが発生する第2の期間を推定する期間推定部と、前記第1の期間に対応する第1のサブフレームと前記第2の期間に対応する第2のサブフレームとを備える第1の通信フレームを生成するフレーム生成部と、前記第1の通信フレームを用いた無線信号を送信する送信部とを備え、前記フレーム生成部は、送信先へ伝達する情報を含む複数の送信データを生成し、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのそれぞれに優先順位を付与して、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのうち前記優先順位が高い前記送信データを優先して前記第1のサブフレームに格納し、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのうち前記第1のサブフレームに格納できなかった前記送信データを前記第2のサブフレームに格納することを特徴とする。
以上説明したように、本発明の無線通信方法、無線通信システム、通信装置では、優先順位が高い送信データは電子レンジ等による周期性ノイズを避けて送信されるので、システムの運用上必要性が高いデータは、送信成功率が高くなる。また、優先順位が低いデータは、周期性ノイズの発生期間に送信されることがあるが、送信が失敗したとしても、システム運用に与える影響は少ない。すなわち、電子レンジ等による周期性ノイズが発生している状況下においても、効率的にデータ送信を行うことができる。而して、本発明の無線通信方法、無線通信システム、通信装置は、周期性を有するノイズによる悪影響を抑制し、且つ送信効率を向上させることができるという効果がある。
実施形態の通信システムを示す構成図である。 実施形態の通信装置の構成を示すブロック図である。 実施形態の通信フレームの基本構成を示すフォーマット図である。 実施形態の周期性ノイズの検出処理を示すフローチャートである。 実施形態の第1の通信フレームの送信処理を示す説明図である。 実施形態の変調度設定の通信処理を示すシーケンス図である。 実施形態の第2の通信フレームの送信処理を示す説明図である。 (a)はACK要求フレーム、(b)〜(d)はACK応答フレームの構成を示すフォーマット図である。 実施形態の周期性ノイズ検出時の通信処理を示すシーケンス図である。 実施形態の第3の通信フレームの送信処理を示す説明図である。 実施形態の第1のサブフレームのフレーム長を最大化する際の通信処理を示すシーケンス図である。 実施形態の第4の通信フレームの送信処理を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
本実施形態の無線通信システムは、図1に示すように、互いに無線通信を行う複数の通信装置1で構成される。通信装置1は、図2に示すように、送信部11、受信部12、ノイズ検出部13、期間推定部14、フレーム生成部15、データ分解部16、上位層通信部17、上位層制御部18を備える。
送信部11は、フレーム生成部15が生成する通信フレームで構成された信号をデジタル変調する。そして、送信部11は、デジタル変調した信号を、図示しないミキサによって中間周波数からRF(Radio Frequency)周波数に変換し、この変換した信号を図示しないアンテナを介して送信する。送信部11から送信される無線信号(電波信号)の周波数は、2.4GHz帯であり、所謂「ISMバンド」(Industry ScienceMedical band)と呼ばれる周波数帯である。変調方式としては、位相変調(PSK)、周波数変調(FSK)、直交振幅変調(QAM)等のデジタル変調方式が切替可能に用いられる。
フレーム生成部15は、データを含む通信フレームを生成する。図3は、通信フレーム9の基本構成を示しており、通信フレーム9は、先頭のプリアンブル91に続いて、複数のサブフレーム92を連結している。プリアンブル91は、同期ビットであり、例えば0と1を交互に続けて並べたビット同期用のビットパターンで構成される。サブフレーム92は、ヘッダ92a、データ本体92bを有する。ヘッダ92aは、サブフレーム92毎の変調方式、データ長等の情報が格納される。データ本体92bは、送信先の通信装置1へ伝達する情報を含む送信データ、送信先の通信装置1へ伝達する情報を含まないダミーデータのいずれかを格納する。送信データは、送信元の通信装置1が送信先の通信装置1に読み取って欲しいデータである。ダミーデータは、送信先の通信装置1が読み取れなくてもシステムとして支障のないデータである。
また、通信フレーム9を構成する各サブフレーム92には、先頭側から順に「1」「2」「3」...のフレーム番号が付与されている(図3参照)。
この通信フレーム9は、複数のサブフレーム92が連結されており、IEEE802.11nのフレームアグリゲーション(フレーム集約)技術を用いて形成されることが好ましい。この場合、プリアンブル91は、PLCP(Physical Layer ConvergenceProtocol)プリアンブルであり、サブフレーム92は、PSDU(PLCP Service Data Unit:PLCPのサービス・データ単位)であり、ヘッダ92aは、PLCPヘッダである。
受信部12は、アンテナで2.4GHz帯の無線信号を受信して、ミキサによって中間周波数に変換した後に、信号を復調(デジタル復調)する。
データ分解部16は、受信部12によって復調された通信フレーム9から、サブフレーム92の各データ本体92bに格納されたデータを抽出する。
上位層通信部17は、フレーム生成部15およびデータ分解部16と、上位層制御部18との間で各データを中継するインターフェース機能を有する。
上位層制御部18は、データの送受信を制御し、受信したデータを用いるアプリケーション等で構成されており、このアプリケーションが実行されることよってデータの送受信が行われる。
そして、複数台の通信装置1が非同期で無線通信を行う多重アクセスの通信方式として、CSMA/CA[Carrier Sense MultipleAccess / Collision Avoidance]方式を用いる。
CSMA/CAでは、送信元となる通信装置1は送信すべきデータが発生すると、キャリアセンスによって通信チャネルの空き状態を調べる。通信装置1は、キャリアセンスした際、通信チャネルが使用状態(ビジー状態)であれば、通信チャネルが空き状態(アイドル状態)になるまで待つ。そして、通信装置1は、通信チャネルが空き状態になってからDIFS(Distributed InterFrame Space)の時間空き状態が続いた後、バックオフ時間の計時動作に入る。そして、通信装置1は、バックオフ時間の経過後、データを含む無線信号を送信する。通信装置1は、バックオフ時間中に通信チャネルが使用状態になるとバックオフ時間の計時動作を一旦停止し、通信チャネルの空き状態を再び検出してDIFSの時間空き状態が続いた後に、バックオフ時間の計時動作を再開する。
送信先となる通信装置1は、無線信号を正しく受け取り次第、SIFS(Short Inter FrameSpace)の間隔の後、ACK信号(ACKnowlegement frame)を送信元の通信装置1に返信する。
ノイズ検出部13は、受信部12が復調した信号から、周期性の空間伝播ノイズ(周期性ノイズ)を定期的に検出する。この周期性ノイズは、電子レンジ等の干渉源2(図1参照)から発せられる。
期間推定部14は、ノイズ検出部13が検出した周期性ノイズの発生周期に基づいて、ノイズが発生しない期間であるノイズ休止期間T1(第1の期間)、ノイズが発生する期間であるノイズ発生期間T2(第2の期間)を推定する(図5参照)。
周期性ノイズの検出処理を図4のフローチャートに示す。ノイズ検出部13は、受信部12における受信信号強度が閾値を上回っている場合に、受信信号有りと判定する(S1)。ノイズ検出部13は、受信信号有りと判定した場合、次に受信部12がプリアンブル91を検出して通信の同期をとることができたか否かを判定する(S2)。ノイズ検出部13は、受信信号を検出するまでステップS1の処理を繰り返す。
そして、受信部12がプリアンブル91を検出して通信の同期をとることができた場合、データ分解部16および上位層通信部17によるデータ受信処理を行う(S3)。データ分解部16は、受信部12によって復調された通信フレーム9から、サブフレーム92の各データ本体92bに格納されたデータを抽出し、上位層通信部17は、各データを上位層制御部18へ引き渡す。
受信部12がプリアンブル91を検出しなかった場合、ノイズ検出部13は、受信信号がノイズであると認識して、このノイズに周期性があるか否かを判定する(S4)。ノイズ検出部13がノイズに周期性があると判定した場合、期間推定部14は、この周期性ノイズの発生周期に基づいて、ノイズ休止期間T1およびノイズ発生期間T2を推定する(S5)。
また、ノイズ検出部13は、商用電源の電圧波形を用いて、商用電源による周期性ノイズを検出したり、上述のキャリアセンス機能を用いて周期性ノイズを検出してもよい。
そして、送信元となる通信装置1を通信装置1A、送信先となる通信装置1を通信装置1Bとした場合、通信装置1Aは、周期性ノイズが発生している状況で以下の送信処理を行う。
まず、通信装置1Aは、通信装置1Bから無線送信要求を受信した場合、または定期的にデータ送信処理を開始する。データ送信処理が開始されると、通信装置1Aのフレーム生成部15は、情報量が大きい1つのデータを分割した複数の送信データ、または情報量が小さいデータによる複数の送信データを生成する。そして、フレーム生成部15は、同一の通信フレーム9で送信する複数の送信データのそれぞれに優先順位を付与する。フレーム生成部15は、送信先にて正常に受信することが望まれる重要な送信データに対して高い優先順位を付与し、重要でない送信データに対して低い優先順位を付与する。この優先順位の付与方法は、全ての送信データに対して1から順に互いに異なる優先順位を付与する方法、全ての送信データに「高」「中」「低」のいずれかの優先順位を付与する方法等がある。
次に、フレーム生成部15は、先頭のプリアンブル91に続いて、サブフレーム921(第1のサブフレーム)、サブフレーム922(第2のサブフレーム)を交互に連結して、図5に示す通信フレーム9を生成する。サブフレーム921は、データ本体92bに送信データを格納し、サブフレーム922は、データ本体92bにダミーデータを格納する。なお、図5に示す通信フレーム9は、第1の通信フレームであり、以降、通信フレーム9Aと称す。
この通信フレーム9Aのフレーム長は、ノイズ検出部13が検出した周期性ノイズの周期より長く形成される。サブフレーム921のフレーム長は、ノイズ休止期間T1の時間長さに等しく、サブフレーム922のフレーム長は、ノイズ発生期間T2の時間長さに等しい。但し、通信フレーム9Aの先頭に連続して設けられるプリアンブル91とフレーム番号「1」のサブフレーム921との組は、各フレーム長の和がノイズ休止期間T1の時間長さに等しくなる。
フレーム生成部15は、同一の通信フレーム9Aで送信する複数の送信データのそれぞれを優先順位が高い順に、サブフレーム921(のデータ本体92b)に格納する。フレーム生成部15は、全ての送信データをサブフレーム921に格納できれば、サブフレーム922(のデータ本体92b)にダミーデータを格納しておく。
しかしながら、送信する情報量が大きい場合、または送信データの数が多い場合等では、優先順位が低い送信データを格納するサブフレーム921がなくなるという状況が発生し得る。この場合、フレーム生成部15は、サブフレーム921に格納されなかった優先順位が低い送信データを、サブフレーム922に格納する。


そして、通信装置1Aの送信部11は、サブフレーム921を周期性ノイズのノイズ休止期間T1に対応させ、サブフレーム922を周期性ノイズのノイズ発生期間T2に対応させて、通信フレーム9Aを通信装置1Bへ送信する。すなわち、優先順位が高い送信データを格納されたサブフレーム921は、周期性ノイズが発生していないノイズ休止期間T1に送信される。一方、優先順位が低い送信データまたはダミーデータを格納されたサブフレーム922は、周期性ノイズが発生しているノイズ発生期間T2に送信される。
上述のように、IEEE802.11n等のフレームアグリゲーション技術を用いて、周期性ノイズが発生している無線空間であっても、ノイズ休止期間T1のみならず、ノイズ発生期間T2についても無線伝送の可能性を追求するものである。
したがって、優先順位が高い送信データは電子レンジ等による周期性ノイズを避けて送信されるので、システムの運用上必要性が高いデータは、送信成功率が高くなる。また、優先順位が低いデータは、周期性ノイズの発生期間に送信されることがあるが、送信が失敗したとしても、システム運用に与える影響は少ない。すなわち、電子レンジ等による周期性ノイズが発生している状況下においても、効率的にデータ送信を行うことができる。而して、本実施形態の無線通信方法、無線通信システム、通信装置1は、周期性を有するノイズによる悪影響を抑制し、且つ送信効率を向上させることができる。
また、IEEE802.11n等のフレームアグリゲーション技術を用いることによって、ノイズ休止期間T1毎に送信開始時の一連の処理を行うことなく、効率的に送信を行うことができる。例えば、CSMA/CAの場合、ノイズ休止期間T1毎に、キャリアセンス、バックオフ、MACヘッダ、PLCPヘッダ、データ、ACKメッセージ、DIFS、SIFSなどの一連の処理を行うことなく、効率的に送信を行うことができる。
また、ノイズ発生期間T2に送信されるサブフレーム922の通信成功率を向上させるために、送信部11はサブフレーム922送信時の変調度を適切に設定することが好ましい。以下、サブフレーム922の変調度設定について図6のシーケンス図を用いて説明する。
通信装置1Aのフレーム生成部15は、周期性ノイズの発生時において、図7に示すテスト用の通信フレーム9B(第2の通信フレーム)を定期的に生成する。通信フレーム9Bは、先頭のプリアンブル91に続いて、データ本体92bに送信データを格納したサブフレーム923(第3のサブフレーム)、データ本体92bにダミーデータを格納したサブフレーム924(第4のサブフレーム)を備える。複数のサブフレーム924が連結されてサブフレーム群を構成しており、このサブフレーム924の群とサブフレーム923とが交互に連結している。サブフレーム923のフレーム長は、ノイズ休止期間T1の時間長さに等しく、連結された複数のサブフレーム924の各フレーム長の和は、ノイズ発生期間T2の時間長さに等しい。但し、通信フレーム9Bの先頭に連続して設けられるプリアンブル91とフレーム番号「1」のサブフレーム923との組は、各フレーム長の和がノイズ休止期間T1の時間長さに等しくなる。
そして、通信装置1Aの送信部11は、サブフレーム923を周期性ノイズのノイズ休止期間T1に対応させ、サブフレーム924の群を周期性ノイズのノイズ発生期間T2に対応させて、通信フレーム9Bを通信装置1Bへ送信する。すなわち、サブフレーム923は、周期性ノイズが発生していないノイズ休止期間T1に送信され、サブフレーム924の群は、周期性ノイズが発生しているノイズ発生期間T2に送信される。
ここで、サブフレーム924に付与されたフレーム番号は、「2」「3」「4」「5」である。そして、この通信フレーム9Bの送信時において、送信部11は、群を構成するサブフレーム924のそれぞれを互いに異なる変調レートで変調する。ここでは、フレーム番号「2」「3」「4」「5」の順に、変調レートを高くしている。
さらに、通信装置1Aのフレーム生成部15は、図8(a)に示すACK要求フレームX1を生成して、送信部11がACK要求フレームX1を送信する。ACK要求フレームX1は、ACK要求のコマンドが格納されるコマンド部X11と、フレーム番号の開始番号が格納されるフレーム番号部X12とで構成される。
通信フレーム9Bを受信した通信装置1Bでは、ACK要求フレームX1の受信をトリガとして、フレーム生成部15が図8(b)に示すACK応答フレームX2を生成して、送信部11がACK応答フレームX2を送信する。このACK応答フレームX2は、通信フレーム9Bを構成するサブフレームのうち、開始番号以降のサブフレームについて、各サブフレームのそれぞれの受信に成功したか否かを通知する信号である。
ACK応答フレームX2は、ACK応答のメッセージが格納されるメッセージ部X21と、開始番号が格納されるフレーム番号部X22と、サブフレーム毎の受信結果が格納される成否情報部X23とで構成される。このACK応答フレームX2は、通信フレーム9Bを構成する開始番号以降のサブフレームについて、各サブフレームの受信成否情報(第1の受信成否情報)を成否情報部X23に格納している。成否情報部X23は、受信に成功したサブフレームに対応して「1」を設定され、受信に失敗したサブフレームに対応して「0」を設定される。
例えば、開始番号が「1」であり、受信成否情報が「111001」であるとする。この場合、受信成否情報「111001」は、フレーム番号「1」のサブフレーム923、フレーム番号「2」〜「5」のサブフレーム924、フレーム番号「6」のサブフレーム923の各受信の成否結果を示している。すなわち、通信装置1Bは、フレーム番号「2」「3」のサブフレーム924は受信に成功し、フレーム番号「4」「5」のサブフレーム924は受信に失敗している。
そして、ACK応答フレームX2を受信した通信装置1Aでは、通信フレーム9Bのサブフレーム924のうち、通信に成功したいずれかのサブフレーム924の変調レートを選択する。以降、通信装置1Aの送信部11は、通信フレーム9Aを送信する場合、サブフレーム922の変調レートを、上述の選択した変調レートに設定する。例えば、通信装置1Aは、通信に成功したフレーム番号「2」「3」のサブフレーム924の変調レートのうち、高いほうの変調レート(フレーム番号「3」のサブフレーム924の変調レート)を選択する。
したがって、通信装置1は、ノイズ発生期間T2でも通信可能な変調レートを把握することで、送信先が受信可能な変調レートでサブフレーム922を変調して、通信フレーム9Aを送信することができる。すなわち、ノイズ発生期間T2における通信成功率を向上させることができる。
上述のノイズ検出部13は、受信部12が復調した信号から周期性ノイズを検出しており、これは送信元の周辺における周期性ノイズの発生を検出している。しかしながら、ノイズ検出部13は、送信先において発生している周期性ノイズを検出してもよい。
次に、送信先において発生している周期性ノイズの検出処理の一例について図9のシーケンス図を用いて説明する。
通信装置1Aのフレーム生成部15は、図10に示すテスト用の通信フレーム9C(第3の通信フレーム)を定期的に生成する。通信フレーム9Cは、先頭のプリアンブル91に続いて、データ本体92bにダミーデータを格納したサブフレーム925(第5のサブフレーム)を連結して構成される。通信フレーム9Cのフレーム長は、発生すると予想される周期性ノイズの最大周期より長く形成される。
そして、通信装置1Aの送信部11は、通信フレーム9Cを通信装置1Bへ送信する。
さらに、通信装置1Aのフレーム生成部15は、図8(a)に示すACK要求フレームX1を生成して、送信部11がACK要求フレームX1を送信する。
通信フレーム9Cを受信した通信装置1Bでは、ACK要求フレームX1の受信をトリガとして、フレーム生成部15が図8(c)に示すACK応答フレームX3を生成して、送信部11がACK応答フレームX3を送信する。このACK応答フレームX3は、通信フレーム9Cを構成するサブフレームのうち、開始番号以降のサブフレームについて、各サブフレームのそれぞれの受信に成功したか否かを通知する信号である。
ACK応答フレームX3は、ACK応答のメッセージが格納されるメッセージ部X31と、開始番号が格納されるフレーム番号部X32と、サブフレーム毎の受信結果が格納される成否情報部X33とで構成される。このACK応答フレームX3は、通信フレーム9Cを構成する開始番号以降のサブフレームについて、各サブフレームの受信成否情報(第2の受信成否情報)を成否情報部X33に格納している。成否情報部X33は、受信に成功したサブフレームに対応して「1」を設定され、受信に失敗したサブフレームに対応して「0」を設定される。
例えば、開始番号が「1」であり、受信成否情報が「111001110011100」であるとする。この場合、受信成否情報「111001110011100」は、フレーム番号「1」〜「15」のサブフレーム925の各受信の成否結果を示している。すなわち、通信装置1Bは、フレーム番号「1」〜「3」、「6」〜「8」、「11」〜「13」のサブフレーム925は受信に成功し、フレーム番号「4」「5」「9」「10」「14」「15」のサブフレーム925は受信に失敗している。
そして、ACK応答フレームX3を受信した通信装置1Aのノイズ検出部13は、通信に成功したサブフレーム925および通信に失敗したサブフレーム925の発生に周期性があれば、通信装置1Bの周辺に周期性ノイズが発生していると判断する。そして、通信装置1Aの期間推定部14は、通信に成功したサブフレーム925の期間は周期性ノイズが発生していない期間であり、通信に失敗したサブフレーム925の期間は周期性ノイズが発生している期間であると認識する。期間推定部14は、周期性ノイズが発生していない期間をノイズ休止期間T1、周期性ノイズが発生している期間をノイズ発生期間T2と推定する。
したがって、通信装置1は、送信先で発生している周期性ノイズを検出できるので、送信先の周期性ノイズに応じた送信制御を行うことができ、通信成功率を向上させることができる。
さらに、通信装置1は、通信先となる他の全ての通信装置1との間で、上述の通信フレーム9Cを用いた周期性ノイズの検出処理を行ってもよい。この場合、通信装置1は、通信先となる全ての通信装置1の周辺で発生している周期性ノイズの状況を管理できる。
また、通信装置1は、自装置(送信元)側で発生している周期性ノイズ、送信先で発生している周期性ノイズの両方を考慮して、ノイズ休止期間T1、ノイズ発生期間T2を推定してもよい。この場合、通信装置1は、送信元および送信先の両方における周期性ノイズの発生状況を考慮した送信制御を行うことができ、通信成功率をさらに向上させることができる。
次に、サブフレーム921のフレーム長を最大化するための処理について図11のシーケンス図を用いて説明する。
通信装置1Aのフレーム生成部15は、図12に示すテスト用の通信フレーム9D(第4の通信フレーム)を定期的に生成する。通信フレーム9Dは、先頭のプリアンブル91に続いて、データ本体92bにダミーデータを格納したサブフレーム926(第6のサブフレーム)、データ本体92bにダミーデータを格納したサブフレーム927を交互に連結して構成される。
複数のサブフレーム926の各フレーム長は、期間推定部14が推定したノイズ休止期間T1の時間長さに基づいて導出されており、互いに異なる値に設定される。例えば、フレーム番号「3」「5」「7」のサブフレーム926の各フレーム長は、[T1−ΔT]、[T1]、[T1+ΔT]にそれぞれ設定される。すなわち、サブフレーム926の各フレーム長は、ノイズ休止期間T1の時間長さ、およびノイズ休止期間T1の時間長さの近傍に設定される。但し、通信フレーム9Dの先頭に連続して設けられるプリアンブル91とフレーム番号「1」のサブフレーム926との組は、各フレーム長の和がノイズ休止期間T1の時間長さに等しくなる。
そして、通信装置1Aの送信部11は、サブフレーム926を周期性ノイズのノイズ休止期間T1に対応させ、サブフレーム927を周期性ノイズのノイズ発生期間T2に対応させて、通信フレーム9Dを通信装置1Bへ送信する。
さらに、通信装置1Aのフレーム生成部15は、図8(a)に示すACK要求フレームX1を生成して、送信部11がACK要求フレームX1を送信する。
通信フレーム9Dを受信した通信装置1Bでは、ACK要求フレームX1の受信をトリガとして、フレーム生成部15が図8(d)に示すACK応答フレームX4を生成して、送信部11がACK応答フレームX4を送信する。このACK応答フレームX4は、通信フレーム9Dを構成するサブフレームのうち、開始番号以降のサブフレームについて、各サブフレームのそれぞれの受信に成功したか否かを通知する信号である。
ACK応答フレームX4は、ACK応答のメッセージが格納されるメッセージ部X41と、開始番号が格納されるフレーム番号部X42と、サブフレーム毎の受信結果が格納される成否情報部X43とで構成される。このACK応答フレームX4は、通信フレーム9Dを構成する開始番号以降のサブフレームについて、各サブフレームの受信成否情報(第3の受信成否情報)を成否情報部X43に格納している。成否情報部X43は、受信に成功したサブフレームに対応して「1」を設定され、受信に失敗したサブフレームに対応して「0」を設定される。
例えば、開始番号が「3」であり、受信成否情報が「11010」であるとする。この場合、受信成否情報「11010」は、フレーム番号「3」〜「7」の各サブフレームの各受信の成否結果を示している。すなわち、通信装置1Bは、フレーム番号「3」のサブフレーム926、フレーム番号「4」「6」のサブフレーム927は受信に成功し、フレーム番号「5」「7」のサブフレーム926は受信に失敗している。
そして、ACK応答フレームX4を受信した通信装置1Aでは、通信フレーム9Dのサブフレーム926のうち、通信に成功したサブフレーム926の最大フレーム長を選択する。この場合、フレーム番号「3」のサブフレーム926のフレーム長[T1−ΔT]が選択される。
以降、通信装置1Aの送信部11は、通信フレーム9Aを送信する場合、サブフレーム921のフレーム長を、上述の選択したフレーム長に設定する。なお、サブフレーム921のフレーム長は、通信に成功したいずれかのサブフレーム926のフレーム長に設定されればよい。
したがって、通信装置1は、周期性ノイズの影響を正確に把握し、通信フレーム9Aの送信時において、優先順位が高い送信データを格納するサブフレーム921のフレーム長をできるだけ長く設定できる。而して、通信装置1は、通信効率を向上させることができる。
本実施形態の無線通信方法は、通信装置1A(第1の通信装置)と通信装置1B(第2の通信装置)とが無線信号を用いて通信を行う無線通信方法である。通信装置1Aは、周期性を有するノイズを検出した場合に、ノイズが発生しないノイズ休止期間T1(第1の期間)およびノイズが発生するノイズ発生期間T2(第2の期間)を推定する。そして、通信装置1Aは、ノイズ休止期間T1に対応するサブフレーム921(第1のサブフレーム)とノイズ発生期間T2に対応するサブフレーム922(第2のサブフレーム)とを備える通信フレーム9A(第1の通信フレーム)を生成する。そして、通信装置1Aは、通信装置1Bへ伝達する情報を含む複数の送信データを通信フレーム9Aを用いて通信装置1Bへ送信する。
通信装置1Aは、同一の通信フレーム9Aで送信される複数の送信データのそれぞれに優先順位を付与する。通信装置1Aは、同一の通信フレーム9Aで送信される複数の送信データのうち優先順位が高い送信データを優先してサブフレーム921に格納する。通信装置1Aは、同一の通信フレーム9Aで送信される複数の送信データのうちサブフレーム921に格納できなかった送信データをサブフレーム922に格納する。
また、本実施形態の無線通信方法は、通信装置1A(第1の通信装置)と通信装置1B(第2の通信装置)とが無線信号を用いて通信を行う無線通信方法である。通信装置1Aは、周期性を有するノイズを検出した場合に、ノイズが発生しないノイズ休止期間T1(第1の期間)およびノイズが発生するノイズ発生期間T2(第2の期間)を推定する。そして、通信装置1Aは、ノイズ休止期間T1に対応するサブフレーム921(第1のサブフレーム)とノイズ発生期間T2に対応するサブフレーム922(第2のサブフレーム)とを備える通信フレーム9A(第1の通信フレーム)を生成する。そして、通信装置1Aは、通信装置1Bへ伝達する情報を含む複数の送信データを通信フレーム9Aを用いて通信装置1Bへ送信する。
通信装置1Aは、ノイズ休止期間T1に対応するサブフレーム923(第3のサブフレーム)とノイズ発生期間T2に対応して連続配置された複数のサブフレーム924(第4のサブフレーム)とを備えた通信フレーム9B(第2の通信フレーム)を生成する。そして、通信装置1Aは、連続配置された複数のサブフレーム924を互いに異なる変調レートで変調した通信フレーム9Bを通信装置1Bへ送信する。通信フレーム9Bを受信した通信装置1Bは、変調レートが異なる複数のサブフレーム924のそれぞれの受信に成功したか否かを示す第1の受信成否情報を通信装置1Aへ送信する。第1の受信成否情報を受信した通信装置1Aは、通信フレーム9Aを生成する場合、サブフレーム922の変調レートを、通信装置1Bが受信に成功したいずれかのサブフレーム924の変調レートに設定する。
本実施形態の無線通信システムは、通信装置1A(第1の通信装置)と通信装置1B(第2の通信装置)とが無線信号を用いて通信を行う無線通信システムである。通信装置1Aは、周期性を有するノイズを検出した場合に、ノイズが発生しないノイズ休止期間T1(第1の期間)およびノイズが発生するノイズ発生期間T2(第2の期間)を推定する。そして、通信装置1Aは、ノイズ休止期間T1に対応するサブフレーム921(第1のサブフレーム)とノイズ発生期間T2に対応するサブフレーム922(第2のサブフレーム)とを備える通信フレーム9A(第1の通信フレーム)を生成する。そして、通信装置1Aは、通信装置1Bへ伝達する情報を含む複数の送信データを通信フレーム9Aを用いて通信装置1Bへ送信する。
通信装置1Aは、同一の通信フレーム9Aで送信される複数の送信データのそれぞれに優先順位を付与する。通信装置1Aは、同一の通信フレーム9Aで送信される複数の送信データのうち優先順位が高い送信データを優先してサブフレーム921に格納する。通信装置1Aは、同一の通信フレーム9Aで送信される複数の送信データのうちサブフレーム921に格納できなかった送信データをサブフレーム922に格納する。
また、本実施形態の無線通信システムは、通信装置1A(第1の通信装置)と通信装置1B(第2の通信装置)とが無線信号を用いて通信を行う無線通信システムである。通信装置1Aは、周期性を有するノイズを検出した場合に、ノイズが発生しないノイズ休止期間T1(第1の期間)およびノイズが発生するノイズ発生期間T2(第2の期間)を推定する。そして、通信装置1Aは、ノイズ休止期間T1に対応するサブフレーム921(第1のサブフレーム)とノイズ発生期間T2に対応するサブフレーム922(第2のサブフレーム)とを備える通信フレーム9A(第1の通信フレーム)を生成する。そして、通信装置1Aは、通信装置1Bへ伝達する情報を含む複数の送信データを通信フレーム9Aを用いて通信装置1Bへ送信する。
通信装置1Aは、ノイズ休止期間T1に対応するサブフレーム923(第3のサブフレーム)とノイズ発生期間T2に対応して連続配置された複数のサブフレーム924(第4のサブフレーム)とを備えた通信フレーム9B(第2の通信フレーム)を生成する。そして、通信装置1Aは、連続配置された複数のサブフレーム924を互いに異なる変調レートで変調した通信フレーム9Bを通信装置1Bへ送信する。通信フレーム9Bを受信した通信装置1Bは、変調レートが異なる複数のサブフレーム924のそれぞれの受信に成功したか否かを示す第1の受信成否情報を通信装置1Aへ送信する。第1の受信成否情報を受信した通信装置1Aは、通信フレーム9Aを生成する場合、サブフレーム922の変調レートを、通信装置1Bが受信に成功したいずれかのサブフレーム924の変調レートに設定する。
また、本実施形態の通信装置1は、周期性を有するノイズを検出するノイズ検出部13と、ノイズが発生しないノイズ休止期間T1(第1の期間)、ノイズが発生するノイズ発生期間(第2の期間)を推定する期間推定部14とを備える。さらに、通信装置1は、ノイズ休止期間T1に対応するサブフレーム921(第1のサブフレーム)とノイズ発生期間T2に対応するサブフレーム922(第2のサブフレーム)とを備える通信フレーム9A(第1の通信フレーム)を生成するフレーム生成部15を備える。さらに、通信装置1は、通信フレーム9Aを用いた無線信号を送信する送信部11を備える。フレーム生成部15は、送信先へ伝達する情報を含む複数の送信データを生成し、同一の通信フレーム9Aで送信される複数の送信データのそれぞれに優先順位を付与する。そして、フレーム生成部15は、同一の通信フレーム9Aで送信される複数の送信データのうち優先順位が高い送信データを優先してサブフレーム921に格納する。そして、フレーム生成部15は、同一の通信フレーム9Aで送信される複数の送信データのうちサブフレーム921に格納できなかった送信データをサブフレーム922に格納する。
1 通信装置
11 送信部
12 受信部
13 ノイズ検出部
14 期間推定部
15 フレーム生成部
16 データ分解部
17 上位層通信部
18 上位層制御部
2 干渉源

Claims (8)

  1. 第1の通信装置と第2の通信装置とが無線信号を用いて通信を行う無線通信方法であって、
    前記第1の通信装置は、
    周期性を有するノイズを検出した場合に、前記ノイズが発生しない第1の期間および前記ノイズが発生する第2の期間を推定し、
    前記第1の期間に対応する第1のサブフレームと前記第2の期間に対応する第2のサブフレームとを備える第1の通信フレームを生成し、前記第2の通信装置へ伝達する情報を含む複数の送信データを前記第1の通信フレームを用いて前記第2の通信装置へ送信し、
    同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのそれぞれに優先順位を付与して、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのうち前記優先順位が高い前記送信データを優先して前記第1のサブフレームに格納し、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのうち前記第1のサブフレームに格納できなかった前記送信データを前記第2のサブフレームに格納する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  2. 前記第1の通信装置は、前記第1の期間に対応する第3のサブフレームと前記第2の期間に対応して連続配置された複数の第4のサブフレームとを備えた第2の通信フレームを生成して、連続配置された複数の前記第4のサブフレームを互いに異なる変調レートで変調した前記第2の通信フレームを前記第2の通信装置へ送信し、
    前記第2の通信フレームを受信した前記第2の通信装置は、変調レートが異なる複数の前記第4のサブフレームのそれぞれの受信に成功したか否かを示す第1の受信成否情報を前記第1の通信装置へ送信し、
    前記第1の受信成否情報を受信した前記第1の通信装置は、前記第1の通信フレームを生成する場合、前記第2のサブフレームの変調レートを、前記第2の通信装置が受信に成功したいずれかの前記第4のサブフレームの変調レートに設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信方法。
  3. 第1の通信装置と第2の通信装置とが無線信号を用いて通信を行う無線通信方法であって、
    前記第1の通信装置は、
    周期性を有するノイズを検出した場合に、前記ノイズが発生しない第1の期間および前記ノイズが発生する第2の期間を推定し、
    前記第1の期間に対応する第1のサブフレームと前記第2の期間に対応する第2のサブフレームとを備える第1の通信フレームを生成し、前記第2の通信装置へ伝達する情報を含む複数の送信データを前記第1の通信フレームを用いて前記第2の通信装置へ送信し、
    前記第1の期間に対応する第3のサブフレームと前記第2の期間に対応して連続配置された複数の第4のサブフレームとを備えた第2の通信フレームを生成して、連続配置された複数の前記第4のサブフレームを互いに異なる変調レートで変調した前記第2の通信フレームを前記第2の通信装置へ送信し、
    前記第2の通信フレームを受信した前記第2の通信装置は、変調レートが異なる複数の前記第4のサブフレームのそれぞれの受信に成功したか否かを示す第1の受信成否情報を前記第1の通信装置へ送信し、
    前記第1の受信成否情報を受信した前記第1の通信装置は、前記第1の通信フレームを生成する場合、前記第2のサブフレームの変調レートを、前記第2の通信装置が受信に成功したいずれかの前記第4のサブフレームの変調レートに設定する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  4. 前記第1の通信装置は、複数の第5のサブフレームを連続配置した第3の通信フレームを前記第2の通信装置へ送信し、
    前記第3の通信フレームを受信した前記第2の通信装置は、前記第5のサブフレーム毎に受信に成功したか否かを示す第2の受信成否情報を前記第1の通信装置へ送信し、
    前記第2の受信成否情報を受信した前記第1の通信装置は、前記第5のサブフレーム毎の受信の成否に基づいて、前記ノイズを検出する
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の無線通信方法。
  5. 前記第1の通信装置は、前記第1の期間の時間長さに基づいて導出した複数のフレーム長のそれぞれに設定した第6のサブフレームを生成して、前記第6のサブフレームのそれぞれを前記第1の期間に対応させて配置した第4の通信フレームを前記第2の通信装置へ送信し、
    前記第4の通信フレームを受信した前記第2の通信装置は、前記第6のサブフレーム毎に受信に成功したか否かを示す第3の受信成否情報を前記第1の通信装置へ送信し、
    前記第3の受信成否情報を受信した前記第1の通信装置は、前記第1の通信フレームを生成する場合、前記第1のサブフレームのフレーム長を、前記第2の通信装置が受信に成功したいずれかの前記第6のサブフレームのフレーム長に設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の無線通信方法。
  6. 第1の通信装置と第2の通信装置とが無線信号を用いて通信を行う無線通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、
    周期性を有するノイズを検出した場合に、前記ノイズが発生しない第1の期間および前記ノイズが発生する第2の期間を推定し、
    前記第1の期間に対応する第1のサブフレームと前記第2の期間に対応する第2のサブフレームとを備える第1の通信フレームを生成し、前記第2の通信装置へ伝達する情報を含む複数の送信データを前記第1の通信フレームを用いて前記第2の通信装置へ送信し、
    同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのそれぞれに優先順位を付与して、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのうち前記優先順位が高い前記送信データを優先して前記第1のサブフレームに格納し、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのうち前記第1のサブフレームに格納できなかった前記送信データを前記第2のサブフレームに格納する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  7. 第1の通信装置と第2の通信装置とが無線信号を用いて通信を行う無線通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、
    周期性を有するノイズを検出した場合に、前記ノイズが発生しない第1の期間および前記ノイズが発生する第2の期間を推定し、
    前記第1の期間に対応する第1のサブフレームと前記第2の期間に対応する第2のサブフレームとを備える第1の通信フレームを生成し、前記第2の通信装置へ伝達する情報を含む複数の送信データを前記第1の通信フレームを用いて前記第2の通信装置へ送信し、
    前記第1の期間に対応する第3のサブフレームと前記第2の期間に対応して連続配置された複数の第4のサブフレームとを備えた第2の通信フレームを生成して、連続配置された複数の前記第4のサブフレームを互いに異なる変調レートで変調した前記第2の通信フレームを前記第2の通信装置へ送信し、
    前記第2の通信フレームを受信した前記第2の通信装置は、変調レートが異なる複数の前記第4のサブフレームのそれぞれの受信に成功したか否かを示す第1の受信成否情報を前記第1の通信装置へ送信し、
    前記第1の受信成否情報を受信した前記第1の通信装置は、前記第1の通信フレームを生成する場合、前記第2のサブフレームの変調レートを、前記第2の通信装置が受信に成功したいずれかの前記第4のサブフレームの変調レートに設定する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  8. 周期性を有するノイズを検出するノイズ検出部と、
    前記ノイズが発生しない第1の期間、前記ノイズが発生する第2の期間を推定する期間推定部と、
    前記第1の期間に対応する第1のサブフレームと前記第2の期間に対応する第2のサブフレームとを備える第1の通信フレームを生成するフレーム生成部と、
    前記第1の通信フレームを用いた無線信号を送信する送信部とを備え、
    前記フレーム生成部は、送信先へ伝達する情報を含む複数の送信データを生成し、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのそれぞれに優先順位を付与して、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのうち前記優先順位が高い前記送信データを優先して前記第1のサブフレームに格納し、同一の前記第1の通信フレームで送信される複数の前記送信データのうち前記第1のサブフレームに格納できなかった前記送信データを前記第2のサブフレームに格納する
    ことを特徴とする通信装置。
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