JP6291450B2 - 清掃具 - Google Patents
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Description
図2、図3に示すように、清掃体ホルダ110は、ハンドル部120および清掃体保持部130を主体として構成されている。ハンドル部120は、長尺状に形成されており、清掃時にユーザに保持される部材である。ハンドル部120は、ハンドル121と接合部122を有している。接合部122は、清掃体保持部130の基部132に接合されている。そして、ハンドル121は、接合部122から延在する長尺状に形成されている。このハンドル部120が、本発明における「把持部」に対応する実施構成例である。なお、説明の便宜上、図2の上方および下方を清掃体ホルダ110の右側および左側と称す。また、図3の上方および下方を清掃体ホルダ110の上側および下側と称す。
具体的には、清掃体保持部220は、ポリプロピレン(PP)が使用されている。なお、清掃体保持部220は可撓性を有する樹脂材料を適宜選択することができる。例えば、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、ポリエステル系の熱可塑性エラストマーを使用できる。
この清掃体保持部130が、本発明における「保持部」に対応する実施構成例である。この凸部137,138が、本発明における「凸部」に対応する実施構成例である。
次に図4〜図7を参照しつつ、清掃体140について説明する。清掃体140は、拭き清掃において清掃対象である被清掃面上の汚れを掻き取る汚れ掻き取り機能を有するシート状の清掃体である。図5、図6に示すように、清掃体140は、平面視で長方形状に形成されている。清掃体140の長辺方向は、繊維集合体を構成する複数の繊維が延在する延在方向が交差する方向と概ね合致する。
この溶着接合部171,172,173が本発明における「接合部」に対応する実施構成例である。
次に図8、図9を参照しつつ、清掃体ホルダ110と清掃体140の係合について説明する。図8に示すように、保持部材131はそれぞれ、保持空間180に挿入が可能とされている。保持部材131が保持空間180に挿入されることで、清掃体140が清掃体ホルダ110に保持される。
例えば、第1変形例においては、図10に示すように、溶着接合部271,273が形成されている。溶着接合部271は、清掃体140の長辺方向に平行な直線L1上に形成されている。一方、溶着接合部273は、清掃体140の長辺方向に平行な直線L2上に形成されている。直線L1は、直線L2に対して、中央溶着線170に近接している。そして、溶着接合部273と中央溶着線170によって、保持空間180の中間領域182を形成している。
また、第2変形例においては、図11に示すように、溶着接合線371が形成されている。溶着接合線371は、清掃体140の長辺方向における、保持シート160の一方の端部から他方の端部まで連なった直線状に形成されている。保持シート160の中央領域における、清掃体140の短辺方向の溶着接合線371と中央溶着線170の距離が、保持シート160の端部領域における、清掃体140の短辺方向の溶着接合線371と中央溶着線170の距離よりも広く設定されている。これにより、保持シート160の中央領域において、溶着接合線371と中央溶着線170の間に保持空間180の中間領域182が形成されている。
次に、図12〜図21に基づき、第3変形例を説明する。第2弾性部材136は、凸部237と、凸部238とを有する。凸部237は、第2弾性部材136の先端部133側に設けられる。凸部238は、第2弾性部材136の基部132側に設けられる。
引抜方向Y2は、清掃体140の保持空間180に挿入されている清掃体ホルダ110の保持部材131を引き抜く方向である。この引抜方向Y2は、挿入方向Y1と反対を向く方向である。この引抜方向Y2が、本発明における「引抜方向」に対応する実施構成例である。
図13は、清掃体ホルダ110を挿入方向Y1に移動させて、清掃体ホルダ110の保持部材131を、清掃体140の保持空間180に挿入する状態を示す。
この場合、凸部237の挿入側領域237Aが、清掃体140の接合部471に当接する。この挿入側領域237Aが接合部471に最初に当接する点を、挿入開始点237A1とする。この挿入開始点237A1が、本発明における「挿入開始点」に対応する実施構成例である。
この第1の仮想直線L1、第2の仮想直線L2、第1の角度A1が、本発明における「第1の仮想直線」、「第2の仮想直線」、「第1の角度」に対応する実施構成例である。
この場合、凸部237の引抜側領域237Cが、清掃体140の接合部471に当接する。この引抜側領域237Cが接合部471に最初に当接する点を、引抜開始点237C1とする。この引抜開始点237C1が、本発明における「引抜開始点」に対応する実施構成例である。
この第3の仮想直線L3、第4の仮想直線L4、第2の角度A2が、本発明における「第3の仮想直線」、「第4の仮想直線」、「第2の角度」に対応する実施構成例である。
凸部237をこのように構成することによって、清掃体ホルダ110を清掃体140に装着する際には、スムーズに作業を行うことができる。一方、清掃用具100を使用する際には、清掃体ホルダ110と清掃体140とが分離しにくくなる。
次に、図22〜図23に基づき、第4変形例を説明する。第4変形例に係る清掃体ホルダ210の清掃体保持部230は、第1弾性部材235と第2弾性部材236とにより構成される。第2弾性部材236は、先端部233側の凸部337と、基部232側の凸部338とを有する。先端部233側の凸部337は、第2弾性部材236の先端部233側を外側方向に変形させることにより形成されている。
さらに、このような構造の凸部337については、特に凸部337の挿入側領域337Aがどこから開始するのかが問題となる。
図23は、清掃体ホルダ210を挿入方向Y1に移動させて、清掃体ホルダ210の保持部材231を、清掃体140の保持空間180に挿入する状態を示す。
この場合、凸部337が、清掃体140の接合部471に当接する。この挿入側領域337Aが接合部471に最初に当接する点を、挿入開始点337A1とする。また、この挿入開始点337A1から中間部337Bに亘る部分を、凸部337の挿入側領域337Aとする。
これにより、凸部337のような構造であっても、上述した第3変形例と同様に、挿入開始点337A1と、挿入終了点とを確定することが可能となる。よって、凸部337においても、第1の角度を決定することができる。
次に、図24〜図25に基づき、第5変形例を説明する。図24〜図25においては、便宜上、第2弾性部材336と、先端部側の凸部437の構造のみを説明する。
凸部437は、挿入側領域437Aと、引抜側領域437Cが直線により構成されている。よって、中間領域437Bは点状となる。
このような構造の凸部437の場合、挿入終了点437A2と、引抜終了点437C2とが、中間領域437Bにて一致することとなる。一方、挿入終了点437A2と、引抜終了点437C2が凸部437における同一の部分であっても、「第1の角度」および「第2の角度」を求めることに何ら問題はないものである。
次に、図26〜図27に基づき、第6変形例を説明する。図26〜図27においては、便宜上、第2弾性部材436と、先端部側の凸部537の構造のみを説明する。
凸部537は、挿入側領域537Aに凹部537AAを有する。
凸部537の場合は凹部537AAが存在しているため、挿入領域537Aと接合部471の当接状態は、上述した第3変形例〜第5変形例に係る凸部とは異なるものである。
すなわち、凸部537の挿入領域537Aが挿入開始点(図示せず)から挿入終了点537A1に至るまでに、接合部471が凹部537AAを経由する。
一方、仮にこのように挿入領域537Aに凹部537AAを有する構成であっても、あくまで挿入終了点537A2は、挿入側領域537Aが接合部471に最後に当接する点である。このことは、引抜側領域537Cが凹部を有する場合であっても同様である。
よって、凸部537が凹部537AAを有する構造であっても、「第1の角度」および「第2の角度」を求めることに何ら問題はないものである。
この際、例えば清掃体における接合部の形状や、複数存在する接合部の配置形態や、さらには清掃体ホルダの中間部の構成次第においては、長手方向に連続するそれぞれの接合部に対し、第1の角度A1や第2の角度A2が異なった角度となる可能性がある。
このように、複数の第1の角度A1を有する場合は、最も小さい角度を本発明に係る「第1の角度」とする。
さらに、複数の第2の角度A2を有する場合は、最も大きい角度を本発明に係る「第2の角度」とする。
次に、図28〜図35に基づき、第7変形例を説明する。清掃体ホルダ610は、挿入方向Y1と平行な方向である清掃体ホルダ長手方向610Yと、清掃体ホルダ長手方向610Yと交差する方向である清掃体ホルダ長手交差方向610Xと、清掃体ホルダ長手方向610Yと清掃体ホルダ長手交差方向610Xの双方と交差する清掃体ホルダ厚さ方向610Zとに延在する。この清掃体ホルダ長手方向610Yが、本発明に係る「保持具長手方向」の一例である。この清掃体ホルダ長手交差方向610Xが、本発明に係る「保持具長手交差方向」の一例である。この清掃体ホルダ厚さ方向610Zが、本発明に係る「保持具厚さ方向」の一例である。
第2弾性部材636における先端部633側の凸部637は、2つの第2弾性部材636同士が互いに離間する方向に向かって延びる凸部離間領域637Aと、第2弾性部材636と第1弾性部材635とが接合する方向へ延びる凸部近接領域637Bとを有する。この凸部離間領域637Aが、本発明に係る「凸部離間領域」の一例である。この凸部近接領域637Bが、本発明に係る「凸部近接領域」の一例である。
なお、先端部633は、第2弾性部材636と第1弾性部材635とが接合する領域に形成される。
屈曲開始領域636Aは、第2弾性部材636において、凸部637、638が設けられている領域に形成される。
なお、第7変形例においては、屈曲開始領域636Aが、凸部637と、凸部638との双方に設けられている構成とされている。一方、屈曲開始領域636Aは、凸部637もしくは凸部638のいずれか一方に形成することもできる。
第1長さD1は、第2長さD2よりも長く形成されている。これによって、ユーザが清掃体140と清掃体ホルダ610とを装着する場合、先端部633を円滑に保持空間180に挿入することができる。さらに、清掃体140と清掃体ホルダ610とが装着されている状態においては、係止基部領域632Aが、保持空間180を形成する構成(基材シート151および保持シート160)とより多く接触することができる。よって、清掃体140と清掃体ホルダ610とが離脱しにくい構成となる。
すなわち、保持部材631における清掃体ホルダ厚さ方向610Zの長さは、引抜方向Y2側から挿入方向Y1側へ向かうに従い、暫時短くなる構成とされる。換言すると、保持部材631は、引抜方向Y2側の領域よりも、挿入方向Y1側の領域の方が薄いものである。これにより、保持部材631は、先端部633側を基部632よりも柔軟とすることができる。この構成により、ユーザは、先端部633側の清掃体140を容易に清掃対象に沿わせることが可能となる。一方、基部632側に対する強度を確保することが可能となる。
第3長さD3は、第4長さD4よりも長く形成されている。すなわち、先端部633はテーパ形状を有している。これによって、ユーザが清掃体140と清掃体ホルダ610とを装着する場合、先端部633を円滑に保持空間180に挿入することができる。
また、第1弾性部材635において、清掃体ホルダ長手交差方向610Xにおける最も長い長さを長さD6とする。
長さD5は、長さD6よりも長く形成されている。この結果、第1弾性部材635は、第2弾性部材636と比して剛性が低くなる。
また、第1弾性部材635において、屈曲が開始される領域の剛性を、当該屈曲が開始される領域以外の領域の剛性より低くすることがあげられる。これは、屈曲が開始される領域における清掃体ホルダ厚さ方向610Zの長さを、他の領域と比して短くすることにより達成することができる。
また、第2弾性部材636の屈曲開始領域636Aの剛性を、屈曲開始領域636A以外の領域の剛性より低くすることがあげられる。これは、屈曲開始領域636Aにおける清掃体ホルダ厚さ方向610Zに長さを、他の領域と比して短くすることにより達成することができる。
また、第1弾性部材635が屈曲により形成する弧および第2弾性部材636が屈曲により形成する弧が、真円における弧であることがあげられる。
図33〜図35に基づき、この「最も突出した部分」につき説明する。なお、図33〜図35においては、第1弾性部材635と第2弾性部材636の双方を含む概念として、保持部材631が示されている。図33〜図35は、保持部材631の断面図である。
図33に示す保持部材631は、清掃体ホルダ厚み方向610Z上の面が平坦である。よって、図33に示す保持部材631は、「最も突出した部分」を有さない。このような場合は、第1弾性部材635と第2弾性部材636における清掃体ホルダ厚み方向610Z上のそれぞれの面を連続した仮想線が、弾性部材連続仮想線L5を形成する。
図34に示す保持部材631は、清掃体ホルダ厚み方向610Z上の面が湾曲している。また、図35に示す保持部材631は、楕円形状とされている。図34および図35に示す保持部材631にあっては、第1弾性部材635と第2弾性部材636における清掃体ホルダ厚み方向610Z上のそれぞれの頂部を連続した仮想線が、弾性部材連続仮想線L5を形成する。
なお、弾性部材連続仮想線L5を形成する領域は、第1弾性部材635と第2弾性部材636とにおける一部の領域でよい。
次に、図36〜図37に基づき、第8変形例を説明する。図36は、清掃体ホルダ710の要部を示す平面図である。図37は、図36におけるXIII−XIII線の断面図である。
第8変形例に係る清掃体ホルダ710は、第7変形例に係る清掃体ホルダ610に比して、保持部材の構成が異なる。すなわち、第8変形例に係る保持部材720は、第1保持部材7311の先端部733と、第2保持部材7312の先端部733とが、清掃体ホルダ長手交差方向710Xにおいて互いに重なる領域を有している。換言すると、第1保持部材7311の先端部733と、第2保持部材7312の先端部733とが、清掃体ホルダ厚さ710Zにおいて互いに積層される領域を有している。
また、上記した実施形態および第1変形例〜第8変形例を適宜組み合わせることも可能である。
清掃具100は、本発明に係る「清掃具」の一例である。清掃体140は、本発明に係る「清掃シート」の一例である。保持体ホルダ110、210、610、710は、本発明に係る「保持具」の一例である。保持空間180は、本発明に係る「挿入部」の一例である。清掃体保持部130、630、730は、本発明に係る「保持部」の一例である。ハンドル部120、620、720は、本発明に係る「把持部」の一例である。基部132、632、732は、本発明に係る「連接部」の一例である。先端部133、233、633、733は、本発明に係る「先端部」の一例である。中間部134、234、634、734は、本発明に係る「延在部」の一例である。開口181は、本発明に係る「開口部」の一例である。中間領域182は、本発明に係る「係合部」の一例である。清掃体本体150は、本発明に係る「当接シート」の一例である。保持シート160は、本発明に係る「保持シート」の一例である。溶着接合部171、172、173、271、273、371、471は、本発明に係る「接合部」の一例である。挿入方向Y1は、本発明に係る「挿入方向」の一例である。引抜方向Y2は、本発明に係る「引抜方向」の一例である。凸部137、138、237、238、337、338、437、537、637、638、737、738は、本発明に係る「凸部」の一例である。挿入側領域237A、337A、437A、537Aは、本発明に係る「挿入側領域」の一例である。引抜側領域237C、337C、437C、537Cは、本発明に係る「引抜側領域」の一例である。中間領域237B、337B、437B、537Bは、本発明に係る「中間領域」の一例である。挿入開始点237A1、337A1は、本発明に係る「挿入開始点」の一例である。挿入終了点237A2、437A2、537A2は、本発明に係る「挿入終了点」の一例である。第1の仮想直線L1は、本発明に係る「第1の仮想直線」の一例である。第2の仮想直線L2は、本発明に係る「第2の仮想直線」の一例である。第1の角度A1は、本発明に係る「第1の角度」の一例である。引抜開始点237C1は、本発明に係る「引抜開始点」の一例である。引抜終了点237C2、437C2、537C2は、本発明に係る「引抜終了点」の一例である。第3の仮想直線L3は、本発明に係る「第3の仮想直線」の一例である。第4の仮想直線L4は、本発明に係る「第4の仮想直線」の一例である。第2の角度A2は、本発明に係る「第2の角度」の一例である。保持部材131、631、731は、本発明に係る「長尺状部材」の一例である。基部132、632、732は、本発明に係る「連接部」の一例である。第1弾性部材135、235、635、735および第2弾性部材136、236、336、436、636、736は、本発明に係る「2つの弾性部材」の一例である。清掃体ホルダ長手方向610Yは、本発明に係る「保持具長手方向」の一例である。清掃体ホルダ長手交差方向610Xは、本発明に係る「保持具長手交差方向」の一例である。清掃体ホルダ厚さ方向610Zは、本発明に係る「保持具厚さ方向」の一例である。第1保持部材6311は、本発明に係る「第1長尺部材」の一例である。第2保持部材6312は、本発明に係る「第2長尺部材」の一例である。凸部離間領域637Aは、本発明に係る「凸部離間領域」の一例である。凸部近接領域637Bは、本発明に係る「凸部近接領域」の一例である。屈曲開始領域636Aは、本発明に係る「屈曲開始領域」の一例である。弾性部材連続仮想線L5は、本発明に係る「弾性部材連続仮想線」の一例である。
(態様1)
清掃シートと、
前記清掃シートを保持する保持具からなる清掃具であって、
前記清掃シートは、前記保持具が挿入される挿入部を有し、
前記保持具は、前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持する保持部と、前記保持部に連接されてユーザに把持される把持部とを有し、
前記保持部は、前記把持部に連接した連接部と、前記連接部と反対側の先端部と、前記連接部から前記先端部に向かって延在した延在部を有しており、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記連接部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、保持具が清掃シートの挿入部に挿入されて、清掃シートを保持した状態において、清掃シートの、延在部に対応する部分の厚さが、連接部に対応する部分の厚さよりも厚く構成されている。すなわち、シート状の清掃シートが保持具によって保持されることで、延在部が配置される清掃シートの中央領域における清掃シートの厚さが、他の領域に比べて厚くなる。言い換えると、清掃シートが嵩高に保持されることとなる。そのため、シート状の清掃シートが立体的に保持され、清掃シートによる清掃時の掃出し効率が向上し、清掃シートを効率的に利用することができる。
態様1に記載の清掃具であって、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記先端部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。
態様1または2に記載の清掃具であって、
前記挿入部は、前記保持部が挿入される開口部と、前記開口部に連通する内部空間が形成され前記延在部と係合する係合部とを有し、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、当該挿入方向に直交する方向における、前記開口部が形成する開口の断面積よりも前記係合部の前記内部空間の断面積が大きい構成であることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、清掃シートに形成される挿入部に関して、開口部よりも係合部の断面積が大きいため、係合部が配置される清掃シート中央領域において、清掃シートを嵩高にすることができる。
態様3に記載の清掃具であって、
前記係合部は、前記清掃シートの厚さ方向に関して、前記開口部よりも、変位量が大きい構成であることを特徴とする清掃具。
「変位量」とは、係合部が変形することにより変位する態様と、変形を伴うことなく変位する(剛体移動する)態様を好適に包含する。
本態様によれば、清掃シートの厚さ方向における係合部の変位量または変形量が大きくなるように構成されているため、保持具が挿入部に挿入されて清掃シートを保持した状態において、開口部よりも係合部の断面積が大きくすることができる。これにより、保持具が清掃シートを嵩高に保持することができる。
態様3または4に記載の清掃具であって、
前記清掃シートは、清掃対象を清掃するために当該清掃対象に当接する当接シートと、前記保持具を保持するための保持シートを積層して形成されており、
前記保持シートは、前記当接シートに部分的に接合されて、前記挿入部を形成しており、
前記開口部は、前記清掃シートに平行な方向において、所定距離だけ離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されており、
前記係合部は、前記清掃シートに平行な方向において、前記所定距離よりも長い距離離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されている構成であることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、当接シートと保持シートの接合部分の離間距離を変えて開口部および係合部を形成している。これにより、開口部と係合部のそれぞれの断面積を変えることができる。すなわち、係合部の断面積を開口部の断面積よりも大きくする構成を容易に形成することができる。
態様5に記載の清掃具であって、
前記当接シートと前記保持シートとは、接合部により接合されていることを特徴とする清掃具。
態様6に記載の清掃具であって、
前記挿入方向と反対を向く方向である引抜方向と、
前記延在部の側面に形成された凸部と、を有し、
該凸部は、前記挿入方向側に設けられた挿入側領域と、前記引抜方向側に設けられた引抜側領域と、前記挿入側領域と前記引抜側領域との間に設けられた中間領域とを有し、
該凸部には、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最初に当接する点である挿入開始点と、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最後に当接する点である挿入終了点と、前記挿入開始点と前記挿入終了点を結ぶことにより形成される第1の仮想直線と、前記挿入開始点を通過する前記挿入方向と平行な直線である第2の仮想直線と、前記第1の仮想直線と前記第2の仮想直線とにより形成される第1の角度と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最初に当接する点である引抜開始点と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最後に当接する点である引抜終了点と、前記引抜開始点と前記引抜終了点を結ぶことにより形成される第3の仮想直線と、前記引抜開始点を通過する前記引抜方向と平行な直線である第4の仮想直線と、前記第3の仮想直線と前記第4の仮想直線とにより形成される第2の角度と、が形成され、
前記第1の角度は、前記第2の角度よりも小さく形成されていることを特徴とする清掃具。
態様1〜7に記載の清掃具であって、
前記延在部は、2つの長尺状部材で構成されており、
2つの前記長尺状部材は、前記連接部で互いに連結されていることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、延在部は2つの長尺状部材で構成されているため、保持部を二股状に形成することができる。これにより、保持部の長軸回りに清掃シートが回転することを防止でき、保持具が清掃シートを確実に保持することができる。
態様8に記載の清掃具であって、
前記長尺状部材は、弾性変形可能な2つの弾性部材で構成されており、
2つの前記弾性部材は、前記連接部側と前記先端部側で互いに連結されており、前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記連接部と前記先端部の中間領域において、前記厚さ方向に離間して配置されていることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、長尺状部材は、弾性変形可能な弾性部材で構成されているため、延在部を挿入部に挿入させる際に弾性部材が撓むことで、延在部(長尺状部材)を挿入部に挿入させやすくなる。また、延在部が挿入部に挿入された後は、弾性部材の復元力によって、弾性部材は、清掃シートの厚さ方向に離間して配置される。そのため、保持具が挿入部に挿入されて清掃シートを保持した状態で、延在部を清掃シートの厚さ方向に厚く形成することができる。これにより、保持具が清掃シート嵩高に保持することができる。また、延在部の中間領域において、2つの弾性部材が清掃シートの厚さ方向に離間していることで、特に、清掃シートの中央領域を嵩高に保持することができる。
態様9に記載の清掃具であって、
前記中間領域は、前記連接部と前記先端部から等距離に位置する中間部分を含む領域であることを特徴とする清掃具。
態様9または10に記載の清掃具であって、
2つの前記弾性部材は、弾性変形によって、前記中間領域における前記厚さ方向の距離と前記厚さ方向に交差する方向の距離が可変であることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、弾性部材は、弾性変形によって、清掃シートの厚さ方向だけでなく、当該厚さ方向に交差する清掃シートの面方向にも距離が可変であるため、保持具によって清掃シートの外形、すなわち清掃シートの面方向の大きさを保持しつつ、清掃シートを嵩高に保持することができる。
態様11に記載の清掃具であって、
2つの前記弾性部材は、前記厚さ方向において、外力の作用による弾性変形したときの最小厚さに対する、外力が作用しない状態における最大厚さの比率が250%以上であることを特徴とする清掃具。
態様1〜12に記載の清掃具であって、
前記保持具は、前記挿入方向と平行な方向である保持具長手方向と、当該保持具長手方向と交差する方向である保持具長手交差方向と、前記保持具長手方向と前記保持具長手交差方向の双方と交差する保持具厚さ方向とに延在することを特徴とする清掃具。
態様1〜13に記載の清掃具であって、
前記2つの弾性部材は、外力の作用により前記保持具厚さ方向の距離を縮める方向に移動した状態において、前記2つの弾性部材を連続する弾性部材連続仮想線が、前記保持具長手交差方向と平行とされることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、例えば清掃具を隙間に挿入した場合等において、ユーザは円滑な清掃作業を行うことができる。
態様1〜14に記載の清掃具であって、
前記連結部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。
本形態によれば、保持具を円滑に清掃シートに挿入することができる。また、清掃作業中においては、連結部の強度を確保することができるため、清掃具の破損を防止できる。
態様1〜15に記載の清掃具であって、
2つの前記長尺部材は、それぞれ第1長尺部材と第2長尺部材を構成し、
前記第1長尺部材と前記第2長尺部材とはそれぞれ2つの前記弾性部材を有し、
前記第1長尺部材における2つの前記弾性部材と、前記第2長尺部材における2つの前記弾性部材は、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに近接するように配置される第1弾性部材と、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに離間するように配置される第2弾性部材とをそれぞれ構成することを特徴とする清掃具。
態様16に記載の清掃具であって、前記第2弾性部材は、前記第1弾性部材と比して剛性が高いことを特徴とする清掃具。
態様16または17に記載の清掃具であって、
前記第2弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さは、前記第1弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。
態様1〜18に記載の清掃具であって、
前記第1長尺部材と前記第2長尺部材とにおける前記第2弾性部材は、それぞれ前記凸部を有しており、
前記凸部は、2つの前記第2弾性部材同士が互いに離間する方向に向かって延びる凸部離間領域と、前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合する方向へ延びる凸部近接領域とを有し、
前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合することにより前記先端部が構成されることを特徴とする清掃具。
(態様20)
態様19に記載の清掃具であって、
前記第1長尺部材の前記先端部と、前記第2長尺部材の前記先端部とは、互いに向かい合う方向に構成されることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、保持具を清掃シートに円滑に挿入することが可能となる。
態様19または20に記載の清掃具であって、
前記第1長尺部材の前記先端部と、前記第2長尺部材の前記先端部とは、前記保持具長手交差方向において互いに重なる領域を有することを特徴とする清掃具。
本態様によれば、保持具を清掃シートに挿入する作業の円滑性を向上させることができる。
態様1〜21に記載の清掃具であって、
前記先端部の前記引抜方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部の前記挿入方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。
本態様によれば、保持具を清掃シートに挿入する作業を容易化することができる。
態様1〜22に記載の清掃具であって、
前記第2弾性部材は、前記保持具厚さ方向において前記第1弾性部材と離間する方向へ屈曲するための屈曲開始領域を有し、
前記屈曲開始領域は、前記凸部が設けられている前記第2弾性部材における領域に形成されていることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、屈曲開始領域における第2弾性部材の強度を確保することができるため、清掃具が破損し難い構成となる。
110,210,610,710 清掃体ホルダ(保持具)
610X、710X 清掃体ホルダ長手交差方向(保持具長手交差方向)
610Y、710Y 清掃体ホルダ長手方向(保持具長手方向)
610Z、710Z 清掃体ホルダ厚さ方向(保持具厚さ方向)
120,620,720 ハンドル部(把持部)
121 ハンドル
122 接合部
130,230,630,730 清掃体保持部(保持部)
131,631,731 保持部材(長尺状部材)
6311,7311 第1保持部材(第1長尺部材)
6312,7312 第2保持部材(第2長尺部材)
132,632,732 基部(連接部)
632A 係止基部領域
133,233,633,733 先端部(先端部)
134,234,634,734 中間部(延在部)
135,235,635,735 第1弾性部材(弾性部材)
136,236,336,436,636,736 第2弾性部材(弾性部材)
636A 屈曲開始領域
137,138,237,238,337,338,437,537,637,638,737,738 凸部
237A,337A,437A,537A 挿入側領域
537AA 凹部
237B,337B,437B,537B 中間領域
237C,337C,437C,537C 引抜側領域
237A1,337A1 挿入開始点
237A2,437A2,537A2 挿入終了点
237C1 引抜開始点
237C2,437C2,537C2 引抜終了点
637A 凸部離間領域
637B 凸部近接領域
139 押え板
140 清掃体(清掃シート)
150 清掃体本体(当接シート)
151 基材シート
151a 短冊片
152 繊維集合体
153 清掃対象側シート
153a 短冊片
160 保持シート(保持シート)
160a 短冊片
170 中央溶着線
171,172,173,271,273,371,471 溶着接合部
180 保持空間(挿入部)
181 開口部
182 中間領域
A1 第1の角度
A2 第2の角度
D 上下方向離間距離
D1 第1長さ
D2 第2長さ
D3 第3長さ
D4 第4長さ
D5 第5長さ
D6 第6長さ
W 左右方向離間距離
Y1 挿入方向
Y2 引抜方向
L1 第1の仮想直線
L2 第2の仮想直線
L3 第3の仮想直線
L4 第4の仮想直線
L5 弾性部材連続仮想線
Claims (17)
- 清掃シートと、前記清掃シートを保持する保持具からなり、前記清掃シートは、前記保持具が挿入される挿入部を有する清掃具であって、
前記清掃具は、前記保持具が前記清掃シートの挿入部に挿入される方向である挿入方向と平行な方向である保持具長手方向と、前記保持具長手方向と交差する方向である保持具長手交差方向と、前記保持具長手方向と前記保持具長手交差方向の双方と交差する方向である保持具厚さ方向とに延在し、
前記保持具は、前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持する保持部と、前記保持部に連接されてユーザに把持される把持部とを有し、
前記保持部は、前記把持部に連接した連接部と、前記連接部と反対側の先端部と、前記連接部から前記先端部に向かって延在した延在部を有し、
前記延在部は、前記連接部で互いに連結されている第1長尺状部材と第2長尺状部材で構成され、
前記第1長尺状部材と前記第2長尺状部材は、それぞれ弾性変形可能な2つの弾性部材を有し、
前記第1長尺状部材における2つの前記弾性部材と、前記第2長尺状部材における2つの前記弾性部材は、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに近接するように配置される第1弾性部材と、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに離間するように配置される第2弾性部材とを構成し、
前記第2弾性部材は、前記第1弾性部材に比して剛性が高く形成され、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記第1長尺状部材と前記第2長尺状部材の2つの前記弾性部材は、前記連接部と前記先端部の中間領域において、前記保持具厚さ方向に離間して配置され、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記連接部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。 - 請求項1に記載の清掃具であって、
前記第2弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さは、前記第1弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。 - 請求項1または2に記載の清掃具であって、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記先端部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の清掃具であって、
前記連接部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の清掃具であって、
前記中間部分の領域は、前記連接部と前記先端部から等距離に位置する中間部分を含む領域であることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の清掃具であって、
2つの前記弾性部材は、弾性変形によって、前記中間部分の領域における前記保持具厚さ方向の距離と前記保持具厚さ方向に交差する方向の距離が可変であることを特徴とする清掃具。 - 請求項6に記載の清掃具であって、
2つの前記弾性部材は、前記保持具厚さ方向において、外力の作用により弾性変形したときの最小厚さに対する、外力が作用しない状態における最大厚さの比率が250%以上であることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の清掃具であって、
前記挿入部は、前記保持部が挿入される開口部と、前記開口部に連通する内部空間が形成され前記延在部と係合する係合部とを有し、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記挿入方向に直交する方向における、前記開口部が形成する開口の断面積よりも前記係合部の前記内部空間の断面積が大きい構成であることを特徴とする清掃具。 - 請求項8に記載の清掃具であって、
前記係合部は、前記清掃シートの厚さ方向に関して、前記開口部よりも、変位量が大きい構成であることを特徴とする清掃具。 - 請求項8または9に記載の清掃具であって、
前記清掃シートは、清掃対象を清掃するために当該清掃シートに当接する当接シートと、前記保持具を保持するための保持シートを積層して形成されており、
前記保持シートは、前記当接シートに部分的に接合されて、前記挿入部を形成しており、
前記開口部は、前記清掃シートに平行な方向において、所定距離だけ離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されており、
前記係合部は、前記清掃シートに平行な方向において、前記所定距離よりも長い距離離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されている構成であることを特徴とする清掃具。 - 請求項10に記載の清掃具であって、
前記当接シートと前記保持シートとは、接合部により接合されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項11に記載の清掃具であって、
前記延在部の側面に形成された凸部を有し、
前記凸部は、前記挿入方向側に設けられた挿入側領域と、前記挿入方向と反対を向く方向である引抜方向側に設けられた引抜側領域と、前記挿入側領域と前記引抜側領域との間に設けられた中間領域とを有し、
前記凸部には、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最初に当接する点である挿入開始点と、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最後に当接する点である挿入終了点と、前記挿入開始点と前記挿入終了点を結ぶことにより形成される第1の仮想直線と、前記挿入開始点を通過する前記挿入方向と平行な直線である第2の仮想直線と、前記第1の仮想直線と前記第2の仮想直線とにより形成される第1の角度と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最初に当接する点である引抜開始点と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最後に当接する点である引抜終了点と、前記引抜開始点と前記引抜終了点を結ぶことにより形成される第3の仮想直線と、前記引抜開始点を通過する前記引抜方向と平行な直線である第4の仮想直線と、前記第3の仮想直線と前記第4の仮想直線とにより形成される第2の角度と、が形成され、
前記第1の角度は、前記第2の角度よりも小さく形成されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項12に記載の清掃具であって、
前記第1長尺状部材と前記第2長尺状部材とにおける前記第2弾性部材は、それぞれ前記凸部を有しており、
前記凸部は、2つの前記第2弾性部材同士が互いに離間する方向に向かって延びる凸部離間領域と、前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合する方向へ延びる凸部近接領域とを有し、
前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合することにより前記先端部が構成されることを特徴とする清掃具。 - 請求項13に記載の清掃具であって、
前記第1長尺部材の前記先端部と前記第2長尺部材の前記先端部とは、前記保持具長手交差方向において互いに重なる領域を有することを特徴とする清掃具。 - 請求項13または14に記載の清掃具であって、
前記第2弾性部材は、前記保持具厚さ方向において前記第1弾性部材と離間する方向へ屈曲するための屈曲開始領域を有し、
前記屈曲開始領域は、前記凸部が設けられている前記第2弾性部材における領域に形成されていることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜15のいずれか1項に記載の清掃具であって、
2つの前記弾性部材は、外力の作用により前記保持具厚さ方向の距離を縮める方向に移動した状態において、2つの前記弾性部材における前記保持具厚さ方向上のそれぞれの頂部を接続する弾性部材連続仮想線が、前記保持具長手交差方向と平行とされることを特徴とする清掃具。 - 請求項1〜16のいずれか1項に記載の清掃具であって、
前記先端部の、前記挿入方向と反対を向く方向である引抜方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部の前記挿入方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。
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