JP6291450B2 - 清掃具 - Google Patents

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Description

本発明は、清掃対象を清掃するための清掃具に関する。
特開2011−041828号公報には、シート状の清掃体と当該清掃体を保持する清掃体ホルダからなる清掃用具が記載されている。清掃体は、複数のシートと繊維集合体が積層されて形成されている。また、清掃体ホルダは、二股状の一対の保持板を有している。当該保持板は長尺状の平板であり、2つの保持板は同一平面上に配置されている。そして、保持板が清掃体の保持空間に挿入されることによって、清掃体が清掃体ホルダに保持される。
特開2011−041828号公報
特開2011−041828号公報に記載された清掃用具は、清掃体ホルダの保持板が平板であり、同一平面上に配置されているため、清掃体はシート状のまま清掃体ホルダに保持される。清掃体は繊維集合体を有しているが、清掃時に清掃体がシート状(平面状)に保持されたままでは、繊維集合体による掃き出し機能を効率的に利用することができない。そこで、本発明は、上記に鑑み、清掃時において清掃シートを効率的に利用することができる清掃具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る清掃具の好ましい形態によれば、清掃シートと、前記清掃シートを保持する保持具からなり、前記清掃シートは、前記保持具が挿入される挿入部を有する清掃具であって、前記清掃具は、前記保持具が前記清掃シートの挿入部に挿入される方向である挿入方向と平行な方向である保持具長手方向と、前記保持具長手方向と交差する方向である保持具長手交差方向と、前記保持具長手方向と前記保持具長手交差方向の双方と交差する方向である保持具厚さ方向とに延在し、前記保持具は、前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持する保持部と、前記保持部に連接されてユーザに把持される把持部とを有し、前記保持部は、前記把持部に連接した連接部と、前記連接部と反対側の先端部と、前記連接部から前記先端部に向かって延在した延在部を有し、前記延在部は、前記連接部で互いに連結されている第1長尺状部材と第2長尺状部材で構成され、前記第1長尺状部材と前記第2長尺状部材は、それぞれ弾性変形可能な2つの弾性部材を有し、前記第1長尺状部材における2つの前記弾性部材と、前記第2長尺状部材における2つの前記弾性部材は、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに近接するように配置される第1弾性部材と、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに離間するように配置される第2弾性部材とを構成し、前記第2弾性部材は、前記第1弾性部材に比して剛性が高く形成され、前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記第1長尺状部材と前記第2長尺状部材の2つの前記弾性部材は、前記連接部と前記先端部の中間領域において、前記保持具厚さ方向に離間して配置され、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記連接部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成である。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、前記第2弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さは、前記第1弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さよりも長い。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記先端部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成である。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、前記連接部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長い。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、前記中間部分の領域は、前記連接部と前記先端部から等距離に位置する中間部分を含む領域である。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、2つの前記弾性部材は、弾性変形によって、前記中間部分の領域における前記保持具厚さ方向の距離と前記保持具厚さ方向に交差する方向の距離が可変である。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、2つの前記弾性部材は、前記保持具厚さ方向において、外力の作用により弾性変形したときの最小厚さに対する、外力が作用しない状態における最大厚さの比率が250%以上である。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、前記挿入部は、前記保持部が挿入される開口部と、前記開口部に連通する内部空間が形成され前記延在部と係合する係合部とを有し、前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記挿入方向に直交する方向における、前記開口部が形成する開口の断面積よりも前記係合部の前記内部空間の断面積が大きい構成である。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、前記係合部は、前記清掃シートの厚さ方向に関して、前記開口部よりも、変位量が大きい構成である。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、前記清掃シートは、清掃対象を清掃するために当該清掃シートに当接する当接シートと、前記保持具を保持するための保持シートを積層して形成されており、前記保持シートは、前記当接シートに部分的に接合されて、前記挿入部を形成しており、前記開口部は、前記清掃シートに平行な方向において、所定距離だけ離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されており、前記係合部は、前記清掃シートに平行な方向において、前記所定距離よりも長い距離離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されている構成である。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、前記当接シートと前記保持シートとは、接合部により接合されている。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、前記延在部の側面に形成された凸部を有し、前記凸部は、前記挿入方向側に設けられた挿入側領域と、前記挿入方向と反対を向く方向である引抜方向側に設けられた引抜側領域と、前記挿入側領域と前記引抜側領域との間に設けられた中間領域とを有し、前記凸部には、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最初に当接する点である挿入開始点と、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最後に当接する点である挿入終了点と、前記挿入開始点と前記挿入終了点を結ぶことにより形成される第1の仮想直線と、前記挿入開始点を通過する前記挿入方向と平行な直線である第2の仮想直線と、前記第1の仮想直線と前記第2の仮想直線とにより形成される第1の角度と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最初に当接する点である引抜開始点と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最後に当接する点である引抜終了点と、前記引抜開始点と前記引抜終了点を結ぶことにより形成される第3の仮想直線と、前記引抜開始点を通過する前記引抜方向と平行な直線である第4の仮想直線と、前記第3の仮想直線と前記第4の仮想直線とにより形成される第2の角度と、が形成され、前記第1の角度は、前記第2の角度よりも小さく形成されている。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、前記第1長尺状部材と前記第2長尺状部材とにおける前記第2弾性部材は、それぞれ前記凸部を有しており、前記凸部は、2つの前記第2弾性部材同士が互いに離間する方向に向かって延びる凸部離間領域と、前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合する方向へ延びる凸部近接領域とを有し、前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合することにより前記先端部が構成される。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、前記第1長尺部材の前記先端部と前記第2長尺部材の前記先端部とは、前記保持具長手交差方向において互いに重なる領域を有する。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、前記第2弾性部材は、前記保持具厚さ方向において前記第1弾性部材と離間する方向へ屈曲するための屈曲開始領域を有し、前記屈曲開始領域は、前記凸部が設けられている前記第2弾性部材における領域に形成されている。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、2つの前記弾性部材は、外力の作用により前記保持具厚さ方向の距離を縮める方向に移動した状態において、2つの前記弾性部材における前記保持具厚さ方向上のそれぞれの頂部を接続する弾性部材連続仮想線が、前記保持具長手交差方向と平行とされる。
本発明に係る清掃具の更なる形態によれば、前記先端部の、前記挿入方向と反対を向く方向である引抜方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部の前記挿入方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長い。
本発明によれば、清掃時において清掃シートを効率的に利用することができる清掃具を提供することができる。
本発明の実施形態に係る清掃用具の全体構成を示す斜視図である。 清掃ホルダの平面図である。 清掃ホルダの側面図である。 清掃体の各構成要素を示す分解斜視図である。 清掃面側から見た清掃体の平面図である。 保持面側から見た清掃体の平面図である。 図6のVII-VII線における断面図である。 清掃ホルダを清掃体に係合させた状態を示す図である。 図8のIX-IX線における断面図である。 本発明の第1変形例における図6相当の平面図である。 本発明の第2変形例における図6相当の平面図である。 本発明の第3変形例における平面図である。 本発明の第3変形例における説明図である。 本発明の第3変形例における説明図である。 本発明の第3変形例における説明図である。 本発明の第3変形例における説明図である。 本発明の第3変形例における説明図である。 本発明の第3変形例における説明図である。 本発明の第3変形例における説明図である。 本発明の第3変形例における説明図である。 本発明の第3変形例における説明図である。 本発明の第4変形例における平面図である。 本発明の第4変形例における説明図である。 本発明の第5変形例における説明図である。 本発明の第5変形例における説明図である。 本発明の第6変形例における説明図である。 本発明の第6変形例における説明図である。 本発明の第7変形例における説明図である。 図28における清掃具の側面図である。 図28のXI−XI線における断面図である。 本発明の第7変形例の作用を示す説明図である。 保持部材の作用を示す説明図である。 保持部材の構成を示す説明図である。 保持部材の他の構成を示す説明図である。 保持部材の他の構成を示す説明図である。 本発明の第8変形例を示す説明図である。 図36のXIII−XIII線における断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図9を参照しつつ詳細に説明する。まず、本発明における「清掃具」の一実施の形態である清掃用具100の構成につき説明する。この清掃用具100を用いて清掃される清掃対象としては、一戸建て、マンション、ビル、工場、車両等の室内、室外、屋外における被清掃面(床面、壁面、窓、天井面、外壁面、家具面、衣類、カーテン、寝具、照明、家電品等)や、人体の各構成部位における被清掃面等が挙げられる。これら各種の被清掃面は、平面として構成されてもよいし、或いは曲面、凹凸面、段差面として構成されてもよい。
図1に示すように、清掃用具100は、清掃体ホルダ110と清掃体140で構成されている。清掃体ホルダ110は、清掃体140に着脱可能であり、清掃体140を保持するように構成されている。この清掃用具100、清掃体ホルダ110、清掃体140がそれぞれ、本発明における「清掃具」、「保持具」、「清掃シート」に対応する実施構成例である。
(清掃体ホルダの構成)
図2、図3に示すように、清掃体ホルダ110は、ハンドル部120および清掃体保持部130を主体として構成されている。ハンドル部120は、長尺状に形成されており、清掃時にユーザに保持される部材である。ハンドル部120は、ハンドル121と接合部122を有している。接合部122は、清掃体保持部130の基部132に接合されている。そして、ハンドル121は、接合部122から延在する長尺状に形成されている。このハンドル部120が、本発明における「把持部」に対応する実施構成例である。なお、説明の便宜上、図2の上方および下方を清掃体ホルダ110の右側および左側と称す。また、図3の上方および下方を清掃体ホルダ110の上側および下側と称す。
清掃体保持部130は、樹脂材料にて成型されており、清掃シート140を保持するための部材である。清掃体保持部130は、長尺状に形成された2つの保持部材131、凸部137,138および押え板139等を主体として構成されている。
具体的には、清掃体保持部220は、ポリプロピレン(PP)が使用されている。なお、清掃体保持部220は可撓性を有する樹脂材料を適宜選択することができる。例えば、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、ポリエステル系の熱可塑性エラストマーを使用できる。
この清掃体保持部130が、本発明における「保持部」に対応する実施構成例である。この凸部137,138が、本発明における「凸部」に対応する実施構成例である。
保持部材131は、基部132からハンドル121が延在する方向と反対の方向に向かって延在して形成されている。すなわち、保持部材131は、基部132と先端部133を有し、基部132から先端部133に向かって延在した中間部134が形成されている。2つの保持部材131の先端部133はそれぞれ自由端となっている。この保持部材131が、本発明における「長尺状部材」に対応する実施構成例である。また、基部132、先端部133、中間部134がそれぞれ、本発明における「連接部」、「先端部」、「延在部」に対応する実施構成例である。
中間部134は、第1弾性部材135と第2弾性部材136で構成されている。ずなわち、第1弾性部材135と第2弾性部材136は、基部132側と先端部133側で互いに連結されている。そして、基部132と先端部133の中間部分の領域においては、第1弾性部材135と第2弾性部材136が互いに離間するように構成されている。図3に示すように、第1弾性部材135は、基部132と先端部133の中間部分の領域において、基部132と先端部133より清掃体ホルダ110の下方(図3の下方)に突出している。一方、第2弾性部材136は、当該領域において、基部132と先端部133より清掃体ホルダ110の上方(図3の上方)に突出している。
また、図2に示すように、一方の保持部材131の第1弾性部材135と、他方の保持部材131の第1弾性部材135は、基部132と先端部133の中間部分の領域において、互いに近接するように配置されている。また、一方の保持部材131の第2弾性部材136と、他方の保持部材131の第2弾性部材136は、当該領域において、互いに離間するように配置されている。
以上のように構成された中間部134は、1つの保持部材131を構成する第1弾性部材135と第2弾性部材136が、基部132と先端部133の中間部分の領域において、清掃体ホルダ110の上下方向および左右方向において最も離間するように配置されている。これらの離間距離は、図2における清掃体ホルダ110の左右方向離間距離Wおよび、図3における清掃ホルダ110の上下方向離間距離Dで示される。第1弾性部材135、第2弾性部材136は、樹脂材料で成型されているため、弾性変形によって、清掃体ホルダ110の上下方向および左右方向に撓むように構成されている。なお、清掃体ホルダ110の上下方向における上下方向離間距離D、すなわち、清掃体ホルダ110の初期状態における上下方向離間距離Dは、第1弾性部材135と第2弾性部材136を弾性変形によって上下方向に近接させた状態における第1弾性部材135と第2弾性部材136の距離に対する比率が250%以上であることが好ましい。この第1弾性部材135、第2弾性部材136が、本発明における「2つの弾性部材」に対応する実施構成例である。
図2に示すように、第2弾性部材136の側面には、凸部137,138が形成されている。すなわち、第2弾性部材136の先端部133側には、凸部137が形成されており、第2弾性部材136の基部132側には、凸部138が形成されている。これらの凸部137,138は、平面視で半円状に形成されている。
押え板139は、基部132から突出して形成されている。押え板139は、一対の保持部材131の間に、保持部材131と平行に延在するように形成されている。押え板139は、下方に向けて凸形状となるように湾曲して形成される板状部材として構成され、更に下面に係止突部(図示省略)を備えている。
(清掃体の構成)
次に図4〜図7を参照しつつ、清掃体140について説明する。清掃体140は、拭き清掃において清掃対象である被清掃面上の汚れを掻き取る汚れ掻き取り機能を有するシート状の清掃体である。図5、図6に示すように、清掃体140は、平面視で長方形状に形成されている。清掃体140の長辺方向は、繊維集合体を構成する複数の繊維が延在する延在方向が交差する方向と概ね合致する。
図4に示すように、清掃体140は、清掃体本体150と保持シート160を主体として構成されている。この清掃体140は、一回使用を目安とした使い捨てタイプのものや、清掃対象の被清掃面から除去したごみや埃を保持しつつ複数回の使用を目安として交換を行う使い捨てタイプのものであってもよいし、或いは洗濯などを行ったうえで繰り返し使用することが可能なタイプのものであってもよい。この清掃体本体150、保持シート160がそれぞれ、本発明における「当接シート」、「保持シート」に対応する実施構成例である。
清掃体本体150は、いずれもシート状の基材シート151、繊維集合体152、清掃対象側シート153が積層されて接合されている。これら基材シート151、繊維集合体152、清掃対象側シート153は、平面視が同様の長方形とされ、いずれも清掃体140の長辺方向に長尺状に延在している。繊維集合体152及び清掃対象側シート153は、汚れ掻き取り機能を有する刷毛状部位を構成しており、いわゆる「刷毛部」とも称呼される。
図4に示すように、基材シート151および清掃対象側シート153は、長方形状の不織布で形成されたシートである。基材シート151は、清掃体140の短辺方向に複数のジグザグ状の短冊片151aが並列状に延在している。また、清掃対象側シート153は、清掃体140の短辺方向に複数のジグザグ状の短冊片153aが並列状に延在している。短冊片153aは、短冊片151aよりも幅が狭く構成されており、曲げ剛性が低くなっている。
図4に示すように、繊維集合体152は、繊維による単一の繊維構造体や、繊維が長さ方向および/または径方向にそろった繊維構造体(撚糸、紡績糸、複数の長繊維が部分的に接続された糸材など)、ないし当該繊維構造体の集合体とされ、熱可塑性繊維を一部に含み融着(「溶着」ともいう)が可能な繊維集合体として構成されている。繊維集合体152を形成する繊維は、糸、織物などの構成単位であり、太さに比して十分な長さを持つ、細くてたわみやすい形態のものである。典型的には長い連続状の繊維が長繊維(フィラメント)とされ、短い繊維が短繊維(ステープル)とされる。
この繊維集合体152の繊維は、基端側が中央溶着線170、溶着接合部171,172,173にて接合されるとともに、当該溶着接合部を固定端とし当該固定端と対向する側(先端側)を自由端として、清掃体140(或いは繊維集合体152)の短辺方向に長尺状に延在する構成とされる。この繊維集合体152は、複数の繊維が束状に形成された「繊維束」とも称呼される。
この溶着接合部171,172,173が本発明における「接合部」に対応する実施構成例である。
なお、繊維集合体152は、三つの繊維層が積層して形成されているが、繊維層の数は必要に応じて1または複数とすることができる。この繊維集合体152は、所定の平面や曲面による面構造を有するとともに、ある程度の厚みを有する立体形状として、或いは薄肉シート形状として構成されるのが好ましい。繊維集合体152は、典型的にはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、レーヨンなどを材質とし、実用上はトウを開繊することによって得られる長繊維(フィラメント)の集合体が用いられることが好ましい。特には、芯部分がポリプロピレン(PP)或いはポリエチレンテレフタレート(PET)であり、この芯部分の外面を覆う鞘部分がポリエチレン(PE)の複合繊維を用いて繊維集合体が構成されるのが好ましい。また、この繊維集合体152を形成する長繊維の繊度は、1〜50dtexのものが好ましく、更には2〜10dtexのものが好ましい。また、各繊維集合体は概ね同様の繊度の繊維から構成されてもよいし、或いは各繊維集合体が異なる繊度の繊維を含む構成であってもよい。
また、清掃時の掃き出し機能を向上させるためには、剛性の高い繊維、すなわち繊度が高い繊維を含む繊維集合体を用いるのが好ましい。また、繊維集合体は、捲縮繊維を有する構成されるのが好ましい。ここでいう捲縮繊維は、所定の巻き縮み処理が付与された繊維として構成され、繊維同士が絡み易い構造とされる。このような捲縮繊維を用いると、繊維集合体が清掃体ホルダ装着前の状態よりも嵩高となり、更に捲縮部分にごみを取り込み易い構造とされる。本構造は、特にトウ繊維から形成された捲縮繊維を用いることによって実現され得る。
図6に示すように、保持シート160は、清掃体140の長辺方向において、基材シート151よりも長辺方向が短い長方形状の不織布で形成されたシートである。保持シート160は、清掃体140の短辺方向に複数のジグザグ状の短冊片160aが並列状に延在している。
基材シート151、清掃対象側シート153および保持シート160を構成する不織布は、いずれも典型的には熱溶融性繊維(熱可塑性繊維)からなるシート状の不織布が使用されている。すなわち、これら基材シート151、清掃対象側シート153および保持シート160は、「不織布シート」とも称呼される。なお、清掃時の掃き出し機能を向上させるためには、剛性の高い不織布を用いるのが好ましい。また、各シートの短冊片をジクザグ状とすることによって、ごみを引っ掛けて捕捉し易い清掃機能の高い構造が実現される。なお、短冊片の形状に関しては、ジクザグ状、直線状、曲線状などのうちの単一種類或いは複数種類の形状を適宜用いることができる。
図6に示すように、清掃体本体150と保持シート160は、清掃体140の中央部分を清掃体140の長辺方向に延在する中央溶着線170と、中央溶着線170の両側に位置する複数の円形の溶着接合部171,172,173にて溶着接合されている。すなわち、図7に示すように、清掃体本体150を構成する基材シート151、繊維集合体152、清掃対象側シート153の各シートと、保持シート160が、中央溶着線170において溶着接合されている。また、清掃体本体150のうちの基材シート151と繊維集合体152の一部と、保持シート160が、溶着接合部171,172,173において溶着接合されている。
以上の通り各シートが溶着接合されることによって、中央溶着線170と溶着接合部171,172,173との間には、清掃体140の長辺方向に延在する一対の保持空間180が形成されている。また、保持空間180における清掃体140の長辺方向の両端には、開口181それぞれが形成されている。
複数の溶着接合部171,172,173は、清掃体140の長辺方向において、曲線状に列を形成するように配置されている。すなわち、開口181側の溶着接合部171は、清掃体140の短辺方向において、中央溶着線170に近接して配置されている。一方、溶着接合部172は、清掃体140の長辺方向における両端の開口181の間の中間領域182に配置され、溶着接合部171に比べて、中央溶着線170から離間して配置されている。溶着接合部173は、中央溶着線170からさらに離間して配置されている。これにより、保持空間180は、清掃体140の短辺方向における、開口181の断面積よりも中間領域182の断面積が大きい構成となっている。換言すると、保持空間180は、清掃体140の厚さ方向において、開口部181よりも中間領域182の変位量が大きい構成となっている。この保持空間180が、本発明における「挿入部」に対応する実施構成例である。また、開口181、中間領域182が、本発明における「開口部」、「係合部」に対応する実施構成例である。
(清掃体ホルダと清掃体の係合)
次に図8、図9を参照しつつ、清掃体ホルダ110と清掃体140の係合について説明する。図8に示すように、保持部材131はそれぞれ、保持空間180に挿入が可能とされている。保持部材131が保持空間180に挿入されることで、清掃体140が清掃体ホルダ110に保持される。
保持空間180の開口181の幅は、第1保持部材135と第2保持部材136の左右方向離間距離Wまたは上下方向離間距離Dのうちの大きい方よりも、小さく形成されている。そのため、保持部材131を保持空間180に挿入する過程において、第1弾性部材135と第2保持部材136は、開口181を通過する際に、互いに近接するように弾性変形する。
第1弾性部材135と第2弾性部材136が開口181を通過した後は、復元力により、第1弾性部材135と第2弾性部材136は、基部132と先端部133の中間領域において、互いに離れる方向に変形する。すなわち、初期状態に戻るように変形する。これにより、図9に示すように、保持空間180が、第1弾性部材135と第2弾性部材136によって上下方向に拡張される。
保持空間180への保持部材131の挿入が完了すると、凸部137,138が溶着接合部172の間に保持される。また、図9に示すように、第1弾性部材135と第2弾性部材136の復元力によって、第1弾性部材135は、保持シート160を上方に押し上げ、第2弾性部材136は、基材シート151を下方に押し下げる。これにより、図8に示すように、保持空間180内において、保持部材131が中間領域182に係合される。このとき、押え板139が清掃体140を上方から押えつけるとともに、押え板139の下面に設けられた係止突部(図示省略)が清掃体140の抜け止めとして作用する。これにより、清掃体140が清掃体保持部131によって確実に保持される。なお、保持部材130は、清掃体140の両端に形成されたいずれの開口181から保持空間180に挿入させてもよい。
以上の本実施形態によれば、清掃体140が清掃体ホルダ110に保持された状態において、清掃体保持部130が清掃体140を上下方向に拡張させて保持する。すなわち、保持部材131が弾性変形可能な第1弾性部材135と第2弾性部材136で形成されており、第1弾性部材135と第2弾性部材136の復元力によって、清掃体140を厚さ方向に拡張している。そのため、図9に示すように、清掃体140の嵩が高められた状態(点線で示された状態)で保持される。
特に、繊維集合体152の嵩が高められた状態となる。繊維集合体152の嵩が高められた状態は、ボリューム感の高い状態として規定することができ、「嵩高状態」、「ボリュームアップ状態」、「空間充満度の高い状態」或いは「バルキー度の高い状態」ということもできる。したがって、繊維集合体152の嵩を高めることによって清掃効果向上を図ることが可能となる。また、繊維集合体152の嵩が高められることによって、被清掃面に対する密着の度合いが高まり、繊維集合体152の汚れが際立ち易く(黒くなり易く)なり、使用者はゴミが確実に捕捉されているという実感が得られることとなり満足度が高まる。
また、本実施形態によれば、第1弾性部材135と第2弾性部材136は、清掃体ホルダ110の上下方向に離間しているだけでなく、清掃体ホルダ110の左右方向にも離間している。すなわち、第1弾性部材135と第2弾性部材136は、清掃体140の厚さ方向に離間して配置され、清掃体140を嵩高に保持するだけでなく、清掃体140の厚さ方向に交差する方向に離間して配置され、平面視における清掃体140の面積を確保している。換言すると、清掃体140は、平面視における面積が小さくなることを抑制しつつ、嵩高に保持される。したがって、清掃体140を広範な範囲で嵩高に保持することができ、清掃効率を向上することができる。
特に、清掃体保持部130は二股状に、2つの保持部材131で形成されているため、清掃体ホルダ110が、清掃体140を嵩高に保持する状態において、清掃体140の平面視における面積が小さくなることをさらに抑制することができる。
また、本実施形態によれば、第1弾性部材135と第2弾性部材136は、基部132と先端部133から等距離に位置する中間部分において、清掃体ホルダ110の上下方向および左右方向において最も離間している。そのため、清掃体ホルダ110によって保持された清掃体140の中心において、清掃体140を最も嵩高にすることができる。これにより、清掃体140を効率的に嵩高に保持することができる。
また、本実施形態によれば、清掃体140が清掃体ホルダ110に保持された状態において、第1弾性部材135と第2弾性部材136の復元力によって、保持空間180内で、保持部材131が中間領域182に係合される。すなわち、第1弾性部材135と第2弾性部材136の復元力によって、清掃中に清掃体140が清掃体ホルダ110から抜けることを抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、清掃対象側シート153の短冊片153aの幅を基材シート151の短冊片151aよりも小さい構成としているため、繊維集合体152の繊維が清掃対象側シート153の短冊片153aに絡み付き易い構造を実現することが可能となる。すなわち、清掃体140における清掃対象に対向する面の短冊片153aと繊維が絡むことにより、清掃体140の清掃対象に対向する側をよりボリュームアップすることになる。したがって、塵や埃を捕捉する清掃機能が向上する。一方、基材シート151の短冊片151aや保持シート160の短冊片160aは、清掃対象側シート153の短冊片153aよりも繊維集合体152の繊維に絡みづらくなっている。そのため、短冊片151aと短冊片160aは、繊維集合体152の動きとは独立して埃掃き出し機能を発揮することができる。
なお、本実施形態では、溶着接合部171,172,173は、中央溶着線170に対して対称に配置されているだけでなく、中央溶着線170の中心を通り、中央溶着線170に垂直な直線に対しても対称に配置されていることが好ましい。このような構成によれば、いずれの開口181からでも保持部材131を保持空間180に挿入させることができる。
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施形態を応用した次の各変形例を実施することもできる。
(第1変形例)
例えば、第1変形例においては、図10に示すように、溶着接合部271,273が形成されている。溶着接合部271は、清掃体140の長辺方向に平行な直線L1上に形成されている。一方、溶着接合部273は、清掃体140の長辺方向に平行な直線L2上に形成されている。直線L1は、直線L2に対して、中央溶着線170に近接している。そして、溶着接合部273と中央溶着線170によって、保持空間180の中間領域182を形成している。
第1変形例においても、上記本実施形態と同様の効果を奏する。さらに、溶着接合部271,273が直線に沿って配置されているため、上記本実施形態のように、溶着接合部171,172,173を曲線に沿って配置する場合に比べて、溶着接合部271,273を容易に形成することができる。
(第2変形例)
また、第2変形例においては、図11に示すように、溶着接合線371が形成されている。溶着接合線371は、清掃体140の長辺方向における、保持シート160の一方の端部から他方の端部まで連なった直線状に形成されている。保持シート160の中央領域における、清掃体140の短辺方向の溶着接合線371と中央溶着線170の距離が、保持シート160の端部領域における、清掃体140の短辺方向の溶着接合線371と中央溶着線170の距離よりも広く設定されている。これにより、保持シート160の中央領域において、溶着接合線371と中央溶着線170の間に保持空間180の中間領域182が形成されている。
第2変形例においても、上記本実施形態と同様の効果を奏する。さらに、溶着接合線371が直線状に形成されているため、上記本実施形態のように、溶着接合部171,172,173を曲線に沿って配置する場合に比べて、溶着接合線371を容易に形成することができる。また、溶着接合線371として構成することで、保持シート160と基材シート151の接合面積が増えるため、接合強度を高めることができる。
(第3変形例)
次に、図12〜図21に基づき、第3変形例を説明する。第2弾性部材136は、凸部237と、凸部238とを有する。凸部237は、第2弾性部材136の先端部133側に設けられる。凸部238は、第2弾性部材136の基部132側に設けられる。
挿入方向Y1は、清掃体ホルダ110の保持部材131を、清掃体140の保持空間180に挿入する方向である。この挿入方向Y1が、本発明における「挿入方向」に対応する実施構成例である。
引抜方向Y2は、清掃体140の保持空間180に挿入されている清掃体ホルダ110の保持部材131を引き抜く方向である。この引抜方向Y2は、挿入方向Y1と反対を向く方向である。この引抜方向Y2が、本発明における「引抜方向」に対応する実施構成例である。
凸部237は、挿入方向Y1側に設けられた挿入側領域237Aと、引抜方向Y2側に設けられた引抜側領域237Cとを有する。さらに、凸部237は、挿入側領域237Aと引抜側領域237Cとの間に設けられた中間領域237Bを有する。この挿入側領域237A、中間領域237B,引抜側領域237Cが、本発明における「挿入側領域」、「中間領域」、「引抜側領域」に対応する実施構成例である。
次に、凸部237の構造を説明する。なお、便宜上、先端側133の凸部237の構造のみ説明するが、基部132側の凸部238が凸部237と同様の構成を有することができるのはもちろんである。
図13は、清掃体ホルダ110を挿入方向Y1に移動させて、清掃体ホルダ110の保持部材131を、清掃体140の保持空間180に挿入する状態を示す。
この場合、凸部237の挿入側領域237Aが、清掃体140の接合部471に当接する。この挿入側領域237Aが接合部471に最初に当接する点を、挿入開始点237A1とする。この挿入開始点237A1が、本発明における「挿入開始点」に対応する実施構成例である。
次に、図14に示すように、挿入側領域237Aが接合部471に最後に当接する点まで、清掃体ホルダ110を挿入方向Y1へさらに移動させる。この、挿入側領域237Aが接合部471に最後に当接する点を挿入終了点237A2とする。この挿入終了点237A2が、本発明における「挿入終了点」に対応する実施構成例である。
次に、図15に示すように、清掃体ホルダ110を挿入方向Y1へさらに移動させる。すると、接合部471は、挿入終了点237A2を通過して中間領域237Bに当接する。そしてさらに清掃体ホルダ110を挿入方向Y1に移動することにより、清掃体ホルダ110と清掃体140の装着は完了する。
ここで、図16に示すように、挿入開始点237A1と、挿入終了点237A2とを結んだ直線を、第1の仮想直線L1とする。そして、挿入開始点237A1を通過する挿入方向Y1と平行な直線を第2の仮想直線L2とする。そして、第1の仮想直線L1と第2の仮想直線L2とにより形成される角度を第1の角度A1とする。
この第1の仮想直線L1、第2の仮想直線L2、第1の角度A1が、本発明における「第1の仮想直線」、「第2の仮想直線」、「第1の角度」に対応する実施構成例である。
図17は、清掃体ホルダ110と清掃体140が装着されている状態から、清掃体ホルダ110を引抜方向Y2に移動させる状態を示す。
この場合、凸部237の引抜側領域237Cが、清掃体140の接合部471に当接する。この引抜側領域237Cが接合部471に最初に当接する点を、引抜開始点237C1とする。この引抜開始点237C1が、本発明における「引抜開始点」に対応する実施構成例である。
次に、図18に示すように、引抜側領域237Cが接合部471に最後に当接する点まで、清掃体ホルダ110を引抜方向Y2へさらに移動させる。この、引抜側領域237Cが接合部471に最後に当接する点を引抜終了点237C2とする。この引抜終了点237C2が、本発明における「引抜終了点」に対応する実施構成例である。
次に、図19に示すように、清掃体ホルダ110を引抜方向Y2へさらに移動させる。すると、接合部471は、引抜終了点237C2を通過して中間領域237Bに当接する。そしてさらに清掃体ホルダ110を引抜方向Y2に移動することにより、清掃体ホルダ110は清掃体140から取り外される。
ここで、図20に示すように、引抜開始点237C1と、引抜終了点237C2とを結んだ直線を、第3の仮想直線L3とする。そして、引抜開始点237C1を通過する引抜方向Y2と平行な直線を第4の仮想直線L4とする。そして、第3の仮想直線L3と第4の仮想直線L4とにより形成される角度を第2の角度A2とする。
この第3の仮想直線L3、第4の仮想直線L4、第2の角度A2が、本発明における「第3の仮想直線」、「第4の仮想直線」、「第2の角度」に対応する実施構成例である。
ここで、図21に示すように、第1の角度A1は、第2の角度A2よりも小さく構成されている。これが、本発明における「前記第1の角度は、前記第2の角度よりも小さく形成されている」の実施構成例である。
凸部237をこのように構成することによって、清掃体ホルダ110を清掃体140に装着する際には、スムーズに作業を行うことができる。一方、清掃用具100を使用する際には、清掃体ホルダ110と清掃体140とが分離しにくくなる。
(第4変形例)
次に、図22〜図23に基づき、第4変形例を説明する。第4変形例に係る清掃体ホルダ210の清掃体保持部230は、第1弾性部材235と第2弾性部材236とにより構成される。第2弾性部材236は、先端部233側の凸部337と、基部232側の凸部338とを有する。先端部233側の凸部337は、第2弾性部材236の先端部233側を外側方向に変形させることにより形成されている。
すなわち、第4変形例に係る清掃体ホルダ210の先端部233側の凸部337は、第3変形例に係る清掃体ホルダ110の先端部133側の凸部237に比して、第2弾性部材236と凸部337との境界が明確ではないものである。
さらに、このような構造の凸部337については、特に凸部337の挿入側領域337Aがどこから開始するのかが問題となる。
よって、このような構造の凸部337に関する「第1の角度」の求め方を、図23に基づき説明する。
図23は、清掃体ホルダ210を挿入方向Y1に移動させて、清掃体ホルダ210の保持部材231を、清掃体140の保持空間180に挿入する状態を示す。
この場合、凸部337が、清掃体140の接合部471に当接する。この挿入側領域337Aが接合部471に最初に当接する点を、挿入開始点337A1とする。また、この挿入開始点337A1から中間部337Bに亘る部分を、凸部337の挿入側領域337Aとする。
これにより、凸部337のような構造であっても、上述した第3変形例と同様に、挿入開始点337A1と、挿入終了点とを確定することが可能となる。よって、凸部337においても、第1の角度を決定することができる。
(第5変形例)
次に、図24〜図25に基づき、第5変形例を説明する。図24〜図25においては、便宜上、第2弾性部材336と、先端部側の凸部437の構造のみを説明する。
凸部437は、挿入側領域437Aと、引抜側領域437Cが直線により構成されている。よって、中間領域437Bは点状となる。
図25は、清掃体ホルダを挿入方向Y1に移動させて、清掃体ホルダの保持部材を清掃体140の保持空間180に挿入する状態と、清掃体ホルダを引抜方向Y2に移動させて、清掃体ホルダの保持部材を清掃体140の保持空間180から引抜く状態との双方を示す説明図である。
このような構造の凸部437の場合、挿入終了点437A2と、引抜終了点437C2とが、中間領域437Bにて一致することとなる。一方、挿入終了点437A2と、引抜終了点437C2が凸部437における同一の部分であっても、「第1の角度」および「第2の角度」を求めることに何ら問題はないものである。
(第6変形例)
次に、図26〜図27に基づき、第6変形例を説明する。図26〜図27においては、便宜上、第2弾性部材436と、先端部側の凸部537の構造のみを説明する。
凸部537は、挿入側領域537Aに凹部537AAを有する。
図27は、清掃体ホルダを挿入方向Y1に移動させて、清掃体ホルダの保持部材を清掃体140の保持空間180に挿入する状態を示す説明図である。
凸部537の場合は凹部537AAが存在しているため、挿入領域537Aと接合部471の当接状態は、上述した第3変形例〜第5変形例に係る凸部とは異なるものである。
すなわち、凸部537の挿入領域537Aが挿入開始点(図示せず)から挿入終了点537A1に至るまでに、接合部471が凹部537AAを経由する。
一方、仮にこのように挿入領域537Aに凹部537AAを有する構成であっても、あくまで挿入終了点537A2は、挿入側領域537Aが接合部471に最後に当接する点である。このことは、引抜側領域537Cが凹部を有する場合であっても同様である。
よって、凸部537が凹部537AAを有する構造であっても、「第1の角度」および「第2の角度」を求めることに何ら問題はないものである。
なお、図12〜図27に基づく第3変形例〜第6変形例においては、先端部側の凸部における構成を中心に説明を行った。一方、上述した先端部側の凸部における構成を、基部側の凸部にも適宜実施可能なことはもちろんである。
なお、図12〜図27に基づく第3変形例〜第6変形例においては、便宜上、清掃体ホルダの凸部と当接する清掃体の接合部として、「接合部471」のみを説明した。一方、第1の角度A1と第2の角度A2を求める場合、様々な形状の接合部や、様々な配置の接合部の集合に対しても適宜応用することができるのはもちろんである。
この際、例えば清掃体における接合部の形状や、複数存在する接合部の配置形態や、さらには清掃体ホルダの中間部の構成次第においては、長手方向に連続するそれぞれの接合部に対し、第1の角度A1や第2の角度A2が異なった角度となる可能性がある。
このように、複数の第1の角度A1を有する場合は、最も小さい角度を本発明に係る「第1の角度」とする。
さらに、複数の第2の角度A2を有する場合は、最も大きい角度を本発明に係る「第2の角度」とする。
(第7変形例)
次に、図28〜図35に基づき、第7変形例を説明する。清掃体ホルダ610は、挿入方向Y1と平行な方向である清掃体ホルダ長手方向610Yと、清掃体ホルダ長手方向610Yと交差する方向である清掃体ホルダ長手交差方向610Xと、清掃体ホルダ長手方向610Yと清掃体ホルダ長手交差方向610Xの双方と交差する清掃体ホルダ厚さ方向610Zとに延在する。この清掃体ホルダ長手方向610Yが、本発明に係る「保持具長手方向」の一例である。この清掃体ホルダ長手交差方向610Xが、本発明に係る「保持具長手交差方向」の一例である。この清掃体ホルダ厚さ方向610Zが、本発明に係る「保持具厚さ方向」の一例である。
2つの保持部材は、それぞれ第1保持部材6311と第2保持部材6312を構成する。この第1保持部材6311が本発明に係る「第1長尺部材」の一例である。この第2保持部材6312が本発明に係る「第2長尺部材」の一例である。第1保持部材6311と第2保持部材6312とはそれぞれ2つの弾性部材を有する。第1保持部材6311における2つの弾性部材と、第2保持部材6312における2つの弾性部材の内、基部632と先端部633の中間部分の領域において互いに近接するように配置される弾性部材は、第1弾性部材635とされる。また、第1保持部材6311における2つの弾性部材と、第2保持部材6312における2つの弾性部材の内、基部632と先端部633の中間部分の領域において互いに離間するように配置される弾性部材は、第2弾性部材636とされる。
第2弾性部材636は凸部を有する。すなわち、第2弾性部材636における基部632側には凸部638が設けられる。第2弾性部材636における先端部633側には凸部637が設けられる。
第2弾性部材636における先端部633側の凸部637は、2つの第2弾性部材636同士が互いに離間する方向に向かって延びる凸部離間領域637Aと、第2弾性部材636と第1弾性部材635とが接合する方向へ延びる凸部近接領域637Bとを有する。この凸部離間領域637Aが、本発明に係る「凸部離間領域」の一例である。この凸部近接領域637Bが、本発明に係る「凸部近接領域」の一例である。
なお、先端部633は、第2弾性部材636と第1弾性部材635とが接合する領域に形成される。
第7変形例に係る清掃用具(図示せず)においては、先端部633の近傍に凸部637が位置する。よって、ユーザが清掃体140を保持部材631に装着する作業は、先端部633の近傍に位置する凸部637が、溶着接合部171、172、173に当接ししつつ進行する。よって、保持部材631が、保持空間180内でぐらつくことがなく、安定した装着作業を行うことが可能となる。
なお、第1保持部材6311の先端部633と、第2保持部材6312の先端部633とは、互いに向かい合う方向に構成されている。したがって、ユーザが清掃体140を保持部材631に装着する作業は、2つの先端部633同士が、中央溶着線170を挟みつつ進行する。よって、保持部材631が、保持空間180内でぐらつくことがなく、安定した装着作業を行うことが可能となる。さらに、清掃体140と保持部材631とを装着した状態において、2つの先端部633が中央溶着線を挟持する構成とすることもできる。この場合は、2つの先端部633が中央溶着線を挟持することで、清掃体140と保持部材631とが離脱しにくくなる。
図29は、図28における清掃体ホルダ610の側面図である。第2弾性部材636は、清掃体ホルダ厚さ方向610Zにおいて第1弾性部材635と離間する方向へ屈曲する。なお、第2弾性部材636は、上側へ屈曲するということもできる。この、第2弾性部材636の屈曲が開始される領域は、屈曲開始領域636Aとされる。この屈曲開始領域636Aが、本発明に係る「屈曲開始領域」の一例である。
屈曲開始領域636Aは、第2弾性部材636において、凸部637、638が設けられている領域に形成される。
屈曲開始領域636Aは、ユーザによる清掃作業中等において、ユーザから掛けられる負荷により圧力を受けやすい。一方、屈曲開始領域636Aは、凸部637、638が形成されている第2弾性部材636の領域に形成されている。すなわち、凸部637、638が形成されている領域は、清掃体ホルダ長手交差方向610Xにおいて最も長い長さを有する領域となる。よって、屈曲開始領域636Aは、強固な構成となる。したがって、第7変形例に係る清掃体ホルダ610は、破損しにくい構成となる。
なお、第7変形例においては、屈曲開始領域636Aが、凸部637と、凸部638との双方に設けられている構成とされている。一方、屈曲開始領域636Aは、凸部637もしくは凸部638のいずれか一方に形成することもできる。
基部632は、ユーザが清掃体140と清掃体ホルダ610とを装着した状態において、保持空間180内に配置される領域を有する。この領域を、係止基部領域632Aとする。係止基部領域632Aにおける、清掃体ホルダ厚さ方向610Zの最も長い長さを第1長さD1とする。一方、先端部633における、清掃体ホルダ厚さ方向610Zの最も長い長さを第2長さD2とする。
第1長さD1は、第2長さD2よりも長く形成されている。これによって、ユーザが清掃体140と清掃体ホルダ610とを装着する場合、先端部633を円滑に保持空間180に挿入することができる。さらに、清掃体140と清掃体ホルダ610とが装着されている状態においては、係止基部領域632Aが、保持空間180を形成する構成(基材シート151および保持シート160)とより多く接触することができる。よって、清掃体140と清掃体ホルダ610とが離脱しにくい構成となる。
第1長さD1を第2長さD2よりも長く形成することにより、保持部材631において、引抜方向Y2における清掃体ホルダ厚さ方向610Zの長さは、挿入方向Y1における清掃体ホルダ厚さ方向610Zの長さよりも長く形成される。
すなわち、保持部材631における清掃体ホルダ厚さ方向610Zの長さは、引抜方向Y2側から挿入方向Y1側へ向かうに従い、暫時短くなる構成とされる。換言すると、保持部材631は、引抜方向Y2側の領域よりも、挿入方向Y1側の領域の方が薄いものである。これにより、保持部材631は、先端部633側を基部632よりも柔軟とすることができる。この構成により、ユーザは、先端部633側の清掃体140を容易に清掃対象に沿わせることが可能となる。一方、基部632側に対する強度を確保することが可能となる。
先端部633において、引抜方向Y2側の領域における清掃体ホルダ厚さ方向610Zの最も長い長さを第3長さD3とする。先端部633において、挿入方向Y1側の領域における清掃体ホルダ厚さ方向610Zの最も長い長さを第4長さD4とする。
第3長さD3は、第4長さD4よりも長く形成されている。すなわち、先端部633はテーパ形状を有している。これによって、ユーザが清掃体140と清掃体ホルダ610とを装着する場合、先端部633を円滑に保持空間180に挿入することができる。
図30は、図28におけるXI−XI線断面図である。第2弾性部材636において、清掃体ホルダ長手交差方向610Xにおける最も長い長さを長さD5とする。なお、この長さD5を定義する場合においては、第2弾性部材636における凸部637、638が形成されている領域を考慮しないものである。
また、第1弾性部材635において、清掃体ホルダ長手交差方向610Xにおける最も長い長さを長さD6とする。
長さD5は、長さD6よりも長く形成されている。この結果、第1弾性部材635は、第2弾性部材636と比して剛性が低くなる。
すなわち、図31に示すように、ユーザが清掃体140を清掃体ホルダ610に装着する場合において、第2弾性部材636よりも第1弾性部材635の方が大きく撓むものである。すなわち、第2弾性部材636は、第1弾性部材635よりも撓み変化量が少ないものである。ユーザが清掃体140を清掃体ホルダ610に装着する場合、清掃体140は、自重により略弧状に垂れ下がる。一方、ユーザと最も近い弾性部材である第2弾性部材636も弧状を形成している。したがって、清掃体140を清掃体ホルダ610に装着する場合、弧状の清掃体140を弧状の第2弾性部材636に対して装着することとなる。よって、ユーザはスムーズに清掃体140と清掃体ホルダ610の装着作業を進めることができる。また、第2弾性部材636により、清掃体140を破損するリスクを低減することができる。
図32は、第1弾性部材635と、第2弾性部材636とが、外力の作用により清掃体ホルダ厚さ方向610Zの距離を縮める方向に移動した状態を示す。これは、例えば、ユーザが、清掃用具で狭い隙間を清掃した場合に生じる状況である。このような状態において、第1弾性部材635と第2弾性部材636とを連続する仮想線を、弾性部材連続仮想線L5と規定する。この弾性部材連続仮想線L5が、本発明に係る「弾性部材連続仮想線」の一例である。この状況において、弾性部材連続仮想線L5と、清掃体ホルダ長手交差方向610Xとは平行とされることができる。よって、ユーザは、狭い隙間を円滑に清掃できるものである。
なお、外力の作用により、弾性部材連続仮想線L5と、清掃体ホルダ長手交差方向610Xとを平行にするための構成につき説明する。まず、第1弾性部材635と第2弾性部材636とを扁平な形状とすることがあげられる。すなわち、第1弾性部材635と第2弾性部材636の断面形状において、清掃体ホルダ長手交差方向610Xの長さが、清掃体ホルダ厚さ方向610Zの長さよりも長い形状であることを示す。
また、第1弾性部材635において、屈曲が開始される領域の剛性を、当該屈曲が開始される領域以外の領域の剛性より低くすることがあげられる。これは、屈曲が開始される領域における清掃体ホルダ厚さ方向610Zの長さを、他の領域と比して短くすることにより達成することができる。
また、第2弾性部材636の屈曲開始領域636Aの剛性を、屈曲開始領域636A以外の領域の剛性より低くすることがあげられる。これは、屈曲開始領域636Aにおける清掃体ホルダ厚さ方向610Zに長さを、他の領域と比して短くすることにより達成することができる。
また、第1弾性部材635が屈曲により形成する弧および第2弾性部材636が屈曲により形成する弧が、真円における弧であることがあげられる。
なお、弾性部材連続仮想線L5は、第1弾性部材635における清掃体ホルダ厚さ方向610上における面の最も突出した部分と、第2弾性部材635における清掃体ホルダ厚さ方向610上における面の最も突出した部分とを連続するものである。
図33〜図35に基づき、この「最も突出した部分」につき説明する。なお、図33〜図35においては、第1弾性部材635と第2弾性部材636の双方を含む概念として、保持部材631が示されている。図33〜図35は、保持部材631の断面図である。
図33に示す保持部材631は、清掃体ホルダ厚み方向610Z上の面が平坦である。よって、図33に示す保持部材631は、「最も突出した部分」を有さない。このような場合は、第1弾性部材635と第2弾性部材636における清掃体ホルダ厚み方向610Z上のそれぞれの面を連続した仮想線が、弾性部材連続仮想線L5を形成する。
図34に示す保持部材631は、清掃体ホルダ厚み方向610Z上の面が湾曲している。また、図35に示す保持部材631は、楕円形状とされている。図34および図35に示す保持部材631にあっては、第1弾性部材635と第2弾性部材636における清掃体ホルダ厚み方向610Z上のそれぞれの頂部を連続した仮想線が、弾性部材連続仮想線L5を形成する。
なお、弾性部材連続仮想線L5を形成する領域は、第1弾性部材635と第2弾性部材636とにおける一部の領域でよい。
(第8変形例)
次に、図36〜図37に基づき、第8変形例を説明する。図36は、清掃体ホルダ710の要部を示す平面図である。図37は、図36におけるXIII−XIII線の断面図である。
第8変形例に係る清掃体ホルダ710は、第7変形例に係る清掃体ホルダ610に比して、保持部材の構成が異なる。すなわち、第8変形例に係る保持部材720は、第1保持部材7311の先端部733と、第2保持部材7312の先端部733とが、清掃体ホルダ長手交差方向710Xにおいて互いに重なる領域を有している。換言すると、第1保持部材7311の先端部733と、第2保持部材7312の先端部733とが、清掃体ホルダ厚さ710Zにおいて互いに積層される領域を有している。
したがって、ユーザが清掃体140を保持部材731に装着する作業は、2つの先端部733同士が、中央溶着線170を確実に挟みつつ進行する。よって、保持部材731が、保持空間180内でぐらつくことがなく、安定した装着作業を行うことが可能となる。さらに、清掃体140と保持部材731とを装着した状態において、2つの先端部733が中央溶着線を確実に挟持する。よって、2つの先端部733が中央溶着線を挟持することで、清掃体140と保持部材731とが離脱しにくくなる。
本発明は上記した実施形態や第1変形例〜第8変形例の構成に限らず、さらに他の構成とすることもできる。例えば、清掃体ホルダは、二股状に、2つの保持部材を有していたが、二股状に形成することなく、1つの保持部材のみを有していてもよい。
また、上記した実施形態および第1変形例〜第8変形例を適宜組み合わせることも可能である。
(実施の形態ないし実施例本発明の各構成要素の対応について)
清掃具100は、本発明に係る「清掃具」の一例である。清掃体140は、本発明に係る「清掃シート」の一例である。保持体ホルダ110、210、610、710は、本発明に係る「保持具」の一例である。保持空間180は、本発明に係る「挿入部」の一例である。清掃体保持部130、630、730は、本発明に係る「保持部」の一例である。ハンドル部120、620、720は、本発明に係る「把持部」の一例である。基部132、632、732は、本発明に係る「連接部」の一例である。先端部133、233、633、733は、本発明に係る「先端部」の一例である。中間部134、234、634、734は、本発明に係る「延在部」の一例である。開口181は、本発明に係る「開口部」の一例である。中間領域182は、本発明に係る「係合部」の一例である。清掃体本体150は、本発明に係る「当接シート」の一例である。保持シート160は、本発明に係る「保持シート」の一例である。溶着接合部171、172、173、271、273、371、471は、本発明に係る「接合部」の一例である。挿入方向Y1は、本発明に係る「挿入方向」の一例である。引抜方向Y2は、本発明に係る「引抜方向」の一例である。凸部137、138、237、238、337、338、437、537、637、638、737、738は、本発明に係る「凸部」の一例である。挿入側領域237A、337A、437A、537Aは、本発明に係る「挿入側領域」の一例である。引抜側領域237C、337C、437C、537Cは、本発明に係る「引抜側領域」の一例である。中間領域237B、337B、437B、537Bは、本発明に係る「中間領域」の一例である。挿入開始点237A1、337A1は、本発明に係る「挿入開始点」の一例である。挿入終了点237A2、437A2、537A2は、本発明に係る「挿入終了点」の一例である。第1の仮想直線L1は、本発明に係る「第1の仮想直線」の一例である。第2の仮想直線L2は、本発明に係る「第2の仮想直線」の一例である。第1の角度A1は、本発明に係る「第1の角度」の一例である。引抜開始点237C1は、本発明に係る「引抜開始点」の一例である。引抜終了点237C2、437C2、537C2は、本発明に係る「引抜終了点」の一例である。第3の仮想直線L3は、本発明に係る「第3の仮想直線」の一例である。第4の仮想直線L4は、本発明に係る「第4の仮想直線」の一例である。第2の角度A2は、本発明に係る「第2の角度」の一例である。保持部材131、631、731は、本発明に係る「長尺状部材」の一例である。基部132、632、732は、本発明に係る「連接部」の一例である。第1弾性部材135、235、635、735および第2弾性部材136、236、336、436、636、736は、本発明に係る「2つの弾性部材」の一例である。清掃体ホルダ長手方向610Yは、本発明に係る「保持具長手方向」の一例である。清掃体ホルダ長手交差方向610Xは、本発明に係る「保持具長手交差方向」の一例である。清掃体ホルダ厚さ方向610Zは、本発明に係る「保持具厚さ方向」の一例である。第1保持部材6311は、本発明に係る「第1長尺部材」の一例である。第2保持部材6312は、本発明に係る「第2長尺部材」の一例である。凸部離間領域637Aは、本発明に係る「凸部離間領域」の一例である。凸部近接領域637Bは、本発明に係る「凸部近接領域」の一例である。屈曲開始領域636Aは、本発明に係る「屈曲開始領域」の一例である。弾性部材連続仮想線L5は、本発明に係る「弾性部材連続仮想線」の一例である。
以上の発明の趣旨に鑑み、本発明に係る清掃具は、下記の態様が構成可能である。
(態様1)
清掃シートと、
前記清掃シートを保持する保持具からなる清掃具であって、
前記清掃シートは、前記保持具が挿入される挿入部を有し、
前記保持具は、前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持する保持部と、前記保持部に連接されてユーザに把持される把持部とを有し、
前記保持部は、前記把持部に連接した連接部と、前記連接部と反対側の先端部と、前記連接部から前記先端部に向かって延在した延在部を有しており、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記連接部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、保持具が清掃シートの挿入部に挿入されて、清掃シートを保持した状態において、清掃シートの、延在部に対応する部分の厚さが、連接部に対応する部分の厚さよりも厚く構成されている。すなわち、シート状の清掃シートが保持具によって保持されることで、延在部が配置される清掃シートの中央領域における清掃シートの厚さが、他の領域に比べて厚くなる。言い換えると、清掃シートが嵩高に保持されることとなる。そのため、シート状の清掃シートが立体的に保持され、清掃シートによる清掃時の掃出し効率が向上し、清掃シートを効率的に利用することができる。
(態様2)
態様1に記載の清掃具であって、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記先端部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。
(態様3)
態様1または2に記載の清掃具であって、
前記挿入部は、前記保持部が挿入される開口部と、前記開口部に連通する内部空間が形成され前記延在部と係合する係合部とを有し、
前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、当該挿入方向に直交する方向における、前記開口部が形成する開口の断面積よりも前記係合部の前記内部空間の断面積が大きい構成であることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、清掃シートに形成される挿入部に関して、開口部よりも係合部の断面積が大きいため、係合部が配置される清掃シート中央領域において、清掃シートを嵩高にすることができる。
(態様4)
態様3に記載の清掃具であって、
前記係合部は、前記清掃シートの厚さ方向に関して、前記開口部よりも、変位量が大きい構成であることを特徴とする清掃具。
「変位量」とは、係合部が変形することにより変位する態様と、変形を伴うことなく変位する(剛体移動する)態様を好適に包含する。
本態様によれば、清掃シートの厚さ方向における係合部の変位量または変形量が大きくなるように構成されているため、保持具が挿入部に挿入されて清掃シートを保持した状態において、開口部よりも係合部の断面積が大きくすることができる。これにより、保持具が清掃シートを嵩高に保持することができる。
(態様5)
態様3または4に記載の清掃具であって、
前記清掃シートは、清掃対象を清掃するために当該清掃対象に当接する当接シートと、前記保持具を保持するための保持シートを積層して形成されており、
前記保持シートは、前記当接シートに部分的に接合されて、前記挿入部を形成しており、
前記開口部は、前記清掃シートに平行な方向において、所定距離だけ離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されており、
前記係合部は、前記清掃シートに平行な方向において、前記所定距離よりも長い距離離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されている構成であることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、当接シートと保持シートの接合部分の離間距離を変えて開口部および係合部を形成している。これにより、開口部と係合部のそれぞれの断面積を変えることができる。すなわち、係合部の断面積を開口部の断面積よりも大きくする構成を容易に形成することができる。
(態様6)
態様5に記載の清掃具であって、
前記当接シートと前記保持シートとは、接合部により接合されていることを特徴とする清掃具。
(態様7)
態様6に記載の清掃具であって、
前記挿入方向と反対を向く方向である引抜方向と、
前記延在部の側面に形成された凸部と、を有し、
該凸部は、前記挿入方向側に設けられた挿入側領域と、前記引抜方向側に設けられた引抜側領域と、前記挿入側領域と前記引抜側領域との間に設けられた中間領域とを有し、
該凸部には、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最初に当接する点である挿入開始点と、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最後に当接する点である挿入終了点と、前記挿入開始点と前記挿入終了点を結ぶことにより形成される第1の仮想直線と、前記挿入開始点を通過する前記挿入方向と平行な直線である第2の仮想直線と、前記第1の仮想直線と前記第2の仮想直線とにより形成される第1の角度と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最初に当接する点である引抜開始点と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最後に当接する点である引抜終了点と、前記引抜開始点と前記引抜終了点を結ぶことにより形成される第3の仮想直線と、前記引抜開始点を通過する前記引抜方向と平行な直線である第4の仮想直線と、前記第3の仮想直線と前記第4の仮想直線とにより形成される第2の角度と、が形成され、
前記第1の角度は、前記第2の角度よりも小さく形成されていることを特徴とする清掃具。
(態様8)
態様1〜7に記載の清掃具であって、
前記延在部は、2つの長尺状部材で構成されており、
2つの前記長尺状部材は、前記連接部で互いに連結されていることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、延在部は2つの長尺状部材で構成されているため、保持部を二股状に形成することができる。これにより、保持部の長軸回りに清掃シートが回転することを防止でき、保持具が清掃シートを確実に保持することができる。
(態様9)
態様8に記載の清掃具であって、
前記長尺状部材は、弾性変形可能な2つの弾性部材で構成されており、
2つの前記弾性部材は、前記連接部側と前記先端部側で互いに連結されており、前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記連接部と前記先端部の中間領域において、前記厚さ方向に離間して配置されていることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、長尺状部材は、弾性変形可能な弾性部材で構成されているため、延在部を挿入部に挿入させる際に弾性部材が撓むことで、延在部(長尺状部材)を挿入部に挿入させやすくなる。また、延在部が挿入部に挿入された後は、弾性部材の復元力によって、弾性部材は、清掃シートの厚さ方向に離間して配置される。そのため、保持具が挿入部に挿入されて清掃シートを保持した状態で、延在部を清掃シートの厚さ方向に厚く形成することができる。これにより、保持具が清掃シート嵩高に保持することができる。また、延在部の中間領域において、2つの弾性部材が清掃シートの厚さ方向に離間していることで、特に、清掃シートの中央領域を嵩高に保持することができる。
(態様10)
態様9に記載の清掃具であって、
前記中間領域は、前記連接部と前記先端部から等距離に位置する中間部分を含む領域であることを特徴とする清掃具。
(態様11)
態様9または10に記載の清掃具であって、
2つの前記弾性部材は、弾性変形によって、前記中間領域における前記厚さ方向の距離と前記厚さ方向に交差する方向の距離が可変であることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、弾性部材は、弾性変形によって、清掃シートの厚さ方向だけでなく、当該厚さ方向に交差する清掃シートの面方向にも距離が可変であるため、保持具によって清掃シートの外形、すなわち清掃シートの面方向の大きさを保持しつつ、清掃シートを嵩高に保持することができる。
(態様12)
態様11に記載の清掃具であって、
2つの前記弾性部材は、前記厚さ方向において、外力の作用による弾性変形したときの最小厚さに対する、外力が作用しない状態における最大厚さの比率が250%以上であることを特徴とする清掃具。
(態様13)
態様1〜12に記載の清掃具であって、
前記保持具は、前記挿入方向と平行な方向である保持具長手方向と、当該保持具長手方向と交差する方向である保持具長手交差方向と、前記保持具長手方向と前記保持具長手交差方向の双方と交差する保持具厚さ方向とに延在することを特徴とする清掃具。
(態様14)
態様1〜13に記載の清掃具であって、
前記2つの弾性部材は、外力の作用により前記保持具厚さ方向の距離を縮める方向に移動した状態において、前記2つの弾性部材を連続する弾性部材連続仮想線が、前記保持具長手交差方向と平行とされることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、例えば清掃具を隙間に挿入した場合等において、ユーザは円滑な清掃作業を行うことができる。
(態様15)
態様1〜14に記載の清掃具であって、
前記連結部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。
本形態によれば、保持具を円滑に清掃シートに挿入することができる。また、清掃作業中においては、連結部の強度を確保することができるため、清掃具の破損を防止できる。
(態様16)
態様1〜15に記載の清掃具であって、
2つの前記長尺部材は、それぞれ第1長尺部材と第2長尺部材を構成し、
前記第1長尺部材と前記第2長尺部材とはそれぞれ2つの前記弾性部材を有し、
前記第1長尺部材における2つの前記弾性部材と、前記第2長尺部材における2つの前記弾性部材は、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに近接するように配置される第1弾性部材と、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに離間するように配置される第2弾性部材とをそれぞれ構成することを特徴とする清掃具。
(態様17)
態様16に記載の清掃具であって、前記第2弾性部材は、前記第1弾性部材と比して剛性が高いことを特徴とする清掃具。
(態様18)
態様16または17に記載の清掃具であって、
前記第2弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さは、前記第1弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。
(態様19)
態様1〜18に記載の清掃具であって、
前記第1長尺部材と前記第2長尺部材とにおける前記第2弾性部材は、それぞれ前記凸部を有しており、
前記凸部は、2つの前記第2弾性部材同士が互いに離間する方向に向かって延びる凸部離間領域と、前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合する方向へ延びる凸部近接領域とを有し、
前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合することにより前記先端部が構成されることを特徴とする清掃具。
本態様態によれば、先端部の近傍に凸部を形成することができるため、保持具を清掃シートに円滑に挿入することが可能となる。
(態様20)
態様19に記載の清掃具であって、
前記第1長尺部材の前記先端部と、前記第2長尺部材の前記先端部とは、互いに向かい合う方向に構成されることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、保持具を清掃シートに円滑に挿入することが可能となる。
(態様21)
態様19または20に記載の清掃具であって、
前記第1長尺部材の前記先端部と、前記第2長尺部材の前記先端部とは、前記保持具長手交差方向において互いに重なる領域を有することを特徴とする清掃具。
本態様によれば、保持具を清掃シートに挿入する作業の円滑性を向上させることができる。
(態様22)
態様1〜21に記載の清掃具であって、
前記先端部の前記引抜方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部の前記挿入方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。
本態様によれば、保持具を清掃シートに挿入する作業を容易化することができる。
(態様23)
態様1〜22に記載の清掃具であって、
前記第2弾性部材は、前記保持具厚さ方向において前記第1弾性部材と離間する方向へ屈曲するための屈曲開始領域を有し、
前記屈曲開始領域は、前記凸部が設けられている前記第2弾性部材における領域に形成されていることを特徴とする清掃具。
本態様によれば、屈曲開始領域における第2弾性部材の強度を確保することができるため、清掃具が破損し難い構成となる。
100 清掃用具(清掃具)
110,210,610,710 清掃体ホルダ(保持具)
610X、710X 清掃体ホルダ長手交差方向(保持具長手交差方向)
610Y、710Y 清掃体ホルダ長手方向(保持具長手方向)
610Z、710Z 清掃体ホルダ厚さ方向(保持具厚さ方向)
120,620,720 ハンドル部(把持部)
121 ハンドル
122 接合部
130,230,630,730 清掃体保持部(保持部)
131,631,731 保持部材(長尺状部材)
6311,7311 第1保持部材(第1長尺部材)
6312,7312 第2保持部材(第2長尺部材)
132,632,732 基部(連接部)
632A 係止基部領域
133,233,633,733 先端部(先端部)
134,234,634,734 中間部(延在部)
135,235,635,735 第1弾性部材(弾性部材)
136,236,336,436,636,736 第2弾性部材(弾性部材)
636A 屈曲開始領域
137,138,237,238,337,338,437,537,637,638,737,738 凸部
237A,337A,437A,537A 挿入側領域
537AA 凹部
237B,337B,437B,537B 中間領域
237C,337C,437C,537C 引抜側領域
237A1,337A1 挿入開始点
237A2,437A2,537A2 挿入終了点
237C1 引抜開始点
237C2,437C2,537C2 引抜終了点
637A 凸部離間領域
637B 凸部近接領域
139 押え板
140 清掃体(清掃シート)
150 清掃体本体(当接シート)
151 基材シート
151a 短冊片
152 繊維集合体
153 清掃対象側シート
153a 短冊片
160 保持シート(保持シート)
160a 短冊片
170 中央溶着線
171,172,173,271,273,371,471 溶着接合部
180 保持空間(挿入部)
181 開口部
182 中間領域
A1 第1の角度
A2 第2の角度
D 上下方向離間距離
D1 第1長さ
D2 第2長さ
D3 第3長さ
D4 第4長さ
D5 第5長さ
D6 第6長さ
W 左右方向離間距離
Y1 挿入方向
Y2 引抜方向
L1 第1の仮想直線
L2 第2の仮想直線
L3 第3の仮想直線
L4 第4の仮想直線
L5 弾性部材連続仮想線

Claims (17)

  1. 清掃シートと、前記清掃シートを保持する保持具からなり、前記清掃シートは、前記保持具が挿入される挿入部を有する清掃具であって、
    前記清掃具は、前記保持具が前記清掃シートの挿入部に挿入される方向である挿入方向と平行な方向である保持具長手方向と、前記保持具長手方向と交差する方向である保持具長手交差方向と、前記保持具長手方向と前記保持具長手交差方向の双方と交差する方向である保持具厚さ方向とに延在し、
    前記保持具は、前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持する保持部と、前記保持部に連接されてユーザに把持される把持部とを有し、
    前記保持部は、前記把持部に連接した連接部と、前記連接部と反対側の先端部と、前記連接部から前記先端部に向かって延在した延在部を有し、
    前記延在部は、前記連接部で互いに連結されている第1長尺状部材と第2長尺状部材で構成され、
    前記第1長尺状部材と前記第2長尺状部材は、それぞれ弾性変形可能な2つの弾性部材を有し、
    前記第1長尺状部材における2つの前記弾性部材と、前記第2長尺状部材における2つの前記弾性部材は、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに近接するように配置される第1弾性部材と、前記連接部と前記先端部の中間部分の領域において互いに離間するように配置される第2弾性部材とを構成し、
    前記第2弾性部材は、前記第1弾性部材に比して剛性が高く形成され、
    前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記第1長尺状部材と前記第2長尺状部材の2つの前記弾性部材は、前記連接部と前記先端部の中間領域において、前記保持具厚さ方向に離間して配置され、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記連接部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。
  2. 請求項に記載の清掃具であって、
    前記第2弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さは、前記第1弾性部材の前記保持具長手交差方向における最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。
  3. 請求項1または2に記載の清掃具であって、
    前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記清掃シートの、前記延在部に対応する部分が、前記先端部に対応する部分より、前記清掃シートの厚さ方向に関して厚い構成であることを特徴とする清掃具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の清掃具であって、
    前記連接部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の清掃具であって、
    前記中間部分の領域は、前記連接部と前記先端部から等距離に位置する中間部分を含む領域であることを特徴とする清掃具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の清掃具であって、
    2つの前記弾性部材は、弾性変形によって、前記中間部分の領域における前記保持具厚さ方向の距離と前記保持具厚さ方向に交差する方向の距離が可変であることを特徴とする清掃具。
  7. 請求項に記載の清掃具であって、
    2つの前記弾性部材は、前記保持具厚さ方向において、外力の作用により弾性変形したときの最小厚さに対する、外力が作用しない状態における最大厚さの比率が250%以上であることを特徴とする清掃具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の清掃具であって、
    前記挿入部は、前記保持部が挿入される開口部と、前記開口部に連通する内部空間が形成され前記延在部と係合する係合部とを有し、
    前記保持具が前記挿入部に挿入されて前記清掃シートを保持した状態において、前記挿入方向に直交する方向における、前記開口部が形成する開口の断面積よりも前記係合部の前記内部空間の断面積が大きい構成であることを特徴とする清掃具。
  9. 請求項に記載の清掃具であって、
    前記係合部は、前記清掃シートの厚さ方向に関して、前記開口部よりも、変位量が大きい構成であることを特徴とする清掃具。
  10. 請求項またはに記載の清掃具であって、
    前記清掃シートは、清掃対象を清掃するために当該清掃シートに当接する当接シートと、前記保持具を保持するための保持シートを積層して形成されており、
    前記保持シートは、前記当接シートに部分的に接合されて、前記挿入部を形成しており、
    前記開口部は、前記清掃シートに平行な方向において、所定距離だけ離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されており、
    前記係合部は、前記清掃シートに平行な方向において、前記所定距離よりも長い距離離間した箇所で前記保持シートが前記当接シートに接合されて形成されている構成であることを特徴とする清掃具。
  11. 請求項10に記載の清掃具であって、
    前記当接シートと前記保持シートとは、接合部により接合されていることを特徴とする清掃具。
  12. 請求項11に記載の清掃具であって、
    前記延在部の側面に形成された凸部を有し、
    前記凸部は、前記挿入方向側に設けられた挿入側領域と、前記挿入方向と反対を向く方向である引抜方向側に設けられた引抜側領域と、前記挿入側領域と前記引抜側領域との間に設けられた中間領域とを有し、
    前記凸部には、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最初に当接する点である挿入開始点と、前記保持具を前記挿入部に挿入する状態において前記挿入側領域が前記接合部に最後に当接する点である挿入終了点と、前記挿入開始点と前記挿入終了点を結ぶことにより形成される第1の仮想直線と、前記挿入開始点を通過する前記挿入方向と平行な直線である第2の仮想直線と、前記第1の仮想直線と前記第2の仮想直線とにより形成される第1の角度と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最初に当接する点である引抜開始点と、前記保持具を前記挿入部から引抜く状態において前記引抜側領域が前記接合部に最後に当接する点である引抜終了点と、前記引抜開始点と前記引抜終了点を結ぶことにより形成される第3の仮想直線と、前記引抜開始点を通過する前記引抜方向と平行な直線である第4の仮想直線と、前記第3の仮想直線と前記第4の仮想直線とにより形成される第2の角度と、が形成され、
    前記第1の角度は、前記第2の角度よりも小さく形成されていることを特徴とする清掃具。
  13. 請求項12に記載の清掃具であって、
    前記第1長尺状部材と前記第2長尺状部材とにおける前記第2弾性部材は、それぞれ前記凸部を有しており、
    前記凸部は、2つの前記第2弾性部材同士が互いに離間する方向に向かって延びる凸部離間領域と、前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合する方向へ延びる凸部近接領域とを有し、
    前記第2弾性部材と前記第1弾性部材とが接合することにより前記先端部が構成されることを特徴とする清掃具。
  14. 請求項13に記載の清掃具であって、
    前記第1長尺部材の前記先端部と前記第2長尺部材の前記先端部とは、前記保持具長手交差方向において互いに重なる領域を有することを特徴とする清掃具。
  15. 請求項13または14に記載の清掃具であって、
    前記第2弾性部材は、前記保持具厚さ方向において前記第1弾性部材と離間する方向へ屈曲するための屈曲開始領域を有し、
    前記屈曲開始領域は、前記凸部が設けられている前記第2弾性部材における領域に形成されていることを特徴とする清掃具。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の清掃具であって、
    2つの前記弾性部材は、外力の作用により前記保持具厚さ方向の距離を縮める方向に移動した状態において、2つの前記弾性部材における前記保持具厚さ方向上のそれぞれの頂部を接続する弾性部材連続仮想線が、前記保持具長手交差方向と平行とされることを特徴とする清掃具。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載の清掃具であって、
    前記先端部の、前記挿入方向と反対を向く方向である引抜方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さは、前記先端部の前記挿入方向側の領域における前記保持具厚さ方向の最も長い長さよりも長いことを特徴とする清掃具。

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