JP6290854B2 - 改良された光学式走査プローブ - Google Patents

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Description

本発明は、改良された非接触の光学式走査プローブに関する。
走査プローブは、物体の3D表面形状上で1秒あたり何千もの点を測定するための非接触の光学式プローブである。走査プローブには大きく3つのタイプ、すなわち点、ストライプ、および領域のタイプが存在する。ほとんどのストライプ走査プローブは、光学三角測量の原理を使用する。
物体の表面を走査するために、ストライプ走査プローブは、絵筆が表面を塗るのに使用されるやり方に類した方法で物体の表面上を移動する必要がある。ストライプ走査プローブの移動は、手動でまたは自動化装置によって達成され得る。
物体の表面の精密なデータを得るために、ローカライザを使用して、表面データがストライプ走査プローブによって取り込まれたときにストライプ走査プローブの位置および向きを登録することができる。ローカライザは、通常は機械式または遠隔のものである。ローカライザはまた、プローブを支持し/移動させると共にその位置および向きを提供するという二重機能を有することもできる。機械式ローカライザは、3軸デカルト座標測定機(CMM)、手動CMMアーム、ロボットCMMアーム、および基部端部に対するプローブ端部の位置および向きを精密に登録することができる連続的な機械的リンク機構の組み合わせの基本的にはすべてのタイプを含み、ストライプ走査プローブは、プローブ端部に剛体的に取り付けられる。遠隔ローカライザは、光学式トラッカ、光学式CMM、磁気トラッカ、およびGPSシステムを含む。遠隔ローカライザは、しばしば、ストライプ走査プローブと遠隔ローカライザ装置との間に1つまたは複数の見通し線を必要とする。
手動CMMアームは、困難なアクセスを伴う領域にアクセスすることができる柔軟性を有する。手動CMMアームは、多くの用途において許容可能なレベルの精度であるが、自動式ではなく、これらは、特に半熟練の作業者が必要とされるため、作動に費用がかかり、作業者はまた、人為的エラーを起こしやすい。例として、米国特許第3,994,798号明細書、米国特許第5,402,582号明細書、米国特許第5,829,148号明細書、および米国特許第6,366,831号明細書は、手動CMMアームに関する背景情報を開示している。手動CMMアーム上のストライプ走査プローブは、Cramptonによって米国特許第6,611,617号明細書において開示された。
ストライプ走査プローブは、通常、手動CMMアームの側部上にずらして装着され、またはそのプローブ端部上に装着される。ストライプ走査プローブは、たいてい、許容可能な程度の精度で機械的に反復可能である装着システムを用いて手動CMMアームからすばやく取り外し可能である。
ロボットCMMアームおよびストライプ走査プローブとのその使用は、Cramptonによって、米国特許第7,395,606号明細書および米国特許第7,591,078号明細書において開示された。ロボットCMMアームは、ストライプ走査プローブを支持し自動的に移動させるという、手動CMMアームを上回る利点を有する。手動CMMアームおよびロボットCMMアームのいずれも、関節のデカルトCMMを上回る利点を有する。
米国特許第6,141,105号明細書は、自動焦点機能を備えたズームユニットを使用する3次元測定装置を開示している。米国特許出願第2009/0080036号明細書は、画像をセンサ要素上に焦点合わせするためのレンズシステムを使用するスキャナシステムを開示している。米国特許出願第2007/0097381号明細書は、交換可能なレンズを使用する3次元計測撮像システムを開示している。
市場では、走査プローブのユーザ要求は、以下の1つまたは複数を含む。
精度:ユーザは、自らのストライプ走査プローブよりいっそう高い精度およびデータ品質を求めている。
機械的安定性:ユーザは、機械的に安定したストライプ走査プローブを求めている。
長期にわたる信頼性:走査プローブ内の光学システムは、定期的に再較正される必要はない。
速度:表面が走査されるとき、これらはサンプリングされる。表面再構成または測定の品質および自動化は、走査される生の点の数および密度に関連付けられる。市場の電流センサの走査速度は、通常、1秒間あたり3000から20000点である。1秒間あたり200000点を超える速度は、データ取り込み時間および以後の処理作業における手動介入の両方を低減することにより、ストライプ走査プローブの生産性を増大させることになる。
コンパクト性:内蔵式処理を有し、電子装置および関連ケーブルの余分なボックスを有さないストライプ走査プローブを提供することが望ましい。重量:重量が軽いストライプ走査プローブを提供することが望ましい。
コスト:市場は、競争がますます激しくなってきており、したがってストライプ走査プローブの製造コストの低減が、望ましい。
米国特許第3,994,798号明細書 米国特許第5,402,582号明細書 米国特許第5,829,148号明細書 米国特許第6,366,831号明細書 米国特許第6,611,617号明細書 米国特許第7,395,606号明細書 米国特許第7,591,078号明細書 米国特許第6,141,105号明細書 米国特許出願公開第2009/0080036号明細書 米国特許出願公開第2007/0097381号明細書
本発明は、物体(400)に光を照射し、反射した光を検出することによる物体(400)の寸法取得のための走査プローブ(100)であって、
−撮像センサ(122)と、反射した光を検出するためのセンサレンズ組立体(124)とを備える検出ユニット(120)と、
−光を生成するための光源(142)と、光を焦点合わせするための光源光学系(145)、および物体を照射するための光平面(149)を生成するための光平面生成光学系(143)とを備える、光投影ユニット(141)と、
−光平面の位置または向きを検出ユニットに対して調整するための、光投影ユニット(141)内に含まれる調整機構(155)と、を備える、走査プローブ(100)に関する。
物体側のセンサレンズ組立体(124)の開口数は、0.08より大きくてもよい。センサレンズ組立体(124)は、互いとの、および撮像センサ(122)との調整不能な位置合わせで配置された1つまたは複数のレンズを備えることができる。検出ユニット(120)および光投影ユニット(141)は、剛体の基部プレート(150)に取り付けられてもよいし、検出ユニット(120)は、剛体の基部プレート(150)に剛体的に取り付けられてもよい。センサレンズ組立体の中央軸(126)および光投影ユニット(141)によって投影された光平面(149)は、好ましくは15から45度の間の鋭角を形成することができる。センサレンズ組立体(124)は、少なくとも2つのレンズ要素を備えることができ、その少なくとも1つは、光学システムの中央軸に対して傾斜され、その少なくとも1つは、光学システムの中央軸と位置合わせされる。光源光学系(145)および光平面生成光学系(143)は、光源光学系組立体(144)内に含まれてもよく、センサレンズ組立体の中央軸(126)および光源光学系組立体の中央軸(148)は、平行ではなく、好ましくは鋭角で交わることができる。光源(142)、光源光学系(145)および光平面生成光学系(143)は、サブユニット(140)として配置されてもよく、この場合、サブユニット(140)の位置および/または向きは、調整機構(155)によって検出ユニット(120)に対して調整可能および固定可能である。検出ユニット(120)に対するサブユニット(140)の向きは、サブユニット(140)のピボットによって、検出ユニット(120)に対して、好ましくは光学三角平面(147)に対して垂直な軸周りで調整可能になることができ、この光学三角平面(147)は、光源光学系組立体(144)の中央軸(148)およびセンサレンズ組立体(124)の中央軸(126)によって画定される。光投影ユニット(141)は、光を偏向させるための光偏向ユニット、LDU(170)をさらに備えることができ、前記LDU(170)は、光平面(149)の位置および/または向きを検出ユニット(120)に対して調整および固定するように構成される。LDU(170)は、光平面生成光学系(143)の前に設けられてもよく、それによって焦点合わせされた光を偏向させ、または光平面生成光学系(143)の後に設けられてもよく、それによって光平面を偏向させる。LDU(170)は、光を偏向させるための光偏向要素、LDE(172)と、光偏向要素(172)の位置および向きを基部プレート(150)に対して調整するように構成されたLDE調整機構(174)であって、好ましくは1、2、または3本の回転軸周りの調整と、1、2、または3つの並進(translation)方向に沿った調整とをもたらす、LDE調整機構(174)とを備えることができる。
さらに、本発明は、撮像センサ(122)およびセンサレンズ組立体(124)を備える検出ユニット(120)と、光を生成するための光源(142)と、光を焦点合わせするための光源光学系(145)、および光平面(149)を生成するための光平面生成光学系(143)とを備える、光投影ユニット(141)とを備える、走査プローブ(100)の組み立てのための方法であって、
−センサレンズ組立体(124)の撮像平面が光平面(149)と一致するように、調整機構(155)によって、光平面(149)の位置および/または向きを検出ユニット(120)に対して調整することと、
−光平面(149)の位置および向きを固定すること、とを含む方法に関する。
本発明は、さらに、撮像センサ(122)およびセンサレンズ組立体(124)を備える検出ユニット(120)を備え、サブユニット(140)を備える、走査プローブ(100)の組み立てのための方法であって、
−センサレンズ組立体(124)の撮像平面が光平面(149)と一致するように、調整機構(155)によって、光源(142)と、光源(142)の光から光平面(149)を生成する光源光学系組立体(144)とを備えるサブユニット(140)の位置および/または向きを、検出ユニット(120)に対して調整することと、
−サブユニット(140)の位置および/または向きを固定すること、とを含む方法に関する。
本発明は、さらに、走査プローブ(100)の組み立てのための方法であって、走査プローブ(100)が、
−撮像センサ(122)およびセンサレンズ組立体(124)を備える検出ユニット(120)と、
−光投影ユニット(141)であって、
−光を生成するための光源(142)と、光を焦点合わせするための光源光学系(145)と、光平面(149)を生成するための光平面生成光学系(143)と、
−光平面(149)の位置および/または向きを検出ユニット(120)に対して調整および固定するように構成された、光偏向ユニット、LDUであって、光を偏向させるための光偏向要素、LDE(172)と、LDE(172)の位置および/または向きを基部プレート(150)に対して調整するように構成されたLDE調整機構(174)とを備え、それによって光平面を偏向させる、光偏向ユニットとを備え、方法が、
−センサレンズ組立体の撮像平面が光平面と一致するように、LDE(172)の位置および/または向きを調整することと、
−光偏向要素(172)の位置および/または向きを固定すること、とを含む方法に関する。
調整は、少なくとも光源光学系(145)を備えるサブユニット(140)に結合する調整用具を用いて実施され得る。
本発明の実施形態が、次に、添付の図を参照して例としてのみ説明される。
ローカライザ(CMMアーム)上に装着された走査プローブと、走査プローブによって寸法的に取得される物体とを含む、本発明のシステムの概略図である。 ハウジング内に設けられた走査プローブの概略図であり、この場合調整機構はLDUサブユニットを傾け、回転させる。 走査プローブの概略図であり、光源光学系組立体の中央(光学)軸およびセンサレンズ組立体の中央(光学)軸(いずれの軸も示される)によって形成された平面である、光学三角平面が示されており、光平面および投影された光路が示されている。 光学三角平面に対して垂直に見た走査プローブの概略図であり、光源光学系組立体の軸周りのLDUサブユニットの並進および回転が、示されている。 光学三角平面に対して垂直に見た走査プローブの概略図であり、光学三角平面に対して垂直な軸周りのLDUサブユニットの回転が、示されている。 ハウジング内に設けられた走査プローブの概略図であり、この場合光偏向要素を傾け、回転させる調整機構が、光偏向ユニット内に含まれ、また、光平面生成ユニットが、光源光学系と光偏向ユニットとの間に設けられる。 光偏向要素が鏡である、光偏向ユニットの概略図である。 光偏向要素がプリズムである、光偏向ユニットの概略図である。 ハウジング内に設けられた走査プローブの概略図であり、この場合光偏向要素を傾け、回転させる調整機構が、光偏向ユニット内に含まれ、また、光平面生成ユニットが、光偏向ユニットの後に設けられる。 走査プローブの光投影ユニット構成要素の概略図であり、ここでは光偏向ユニットの調整機構は、開始位置にある。 走査プローブの光投影ユニット構成要素の概略図であり、ここでは光偏向ユニットの調整機構は、光偏向要素を並進させるように示される。 走査プローブの光投影ユニット構成要素の概略図であり、ここでは光偏向ユニットの調整機構は、光偏向要素を偏揺れさせるように示される。 走査プローブの光投影ユニット構成要素の概略図であり、ここでは光偏向ユニットの調整機構は、光偏向要素を傾けるように示される。 走査プローブの組み立てのステップを示すフロー図である。 本発明による走査プローブ内に設けられることが可能な構成要素の概略図である。
本発明のシステムおよび方法が説明される前に、本発明は、説明する特定のシステムおよび方法またはその組み合わせが、当然ながら多様になることができるため、そのようなシステム、および方法ならびに組み合わせに限定されるものではないと理解されるべきである。また、本発明の範囲は、付属の特許請求の範囲によってのみ限定されるため、本明細書において使用する専門用語は、限定的であるようには意図されないことも理解されるべきである。
本明細書では、単数「1つ(a)」、「1つ(an)」および「その(the)」は、内容が別途明確に指示しない限り、単数および複数の両方の参照対象を含む。
本明細書での用語「備えている(comprising)」、「備える(comprises)」、および「からなる(comprised of)」は、「含んでいる(including)」、「含む(includes)」、または「収容している(containing)」、「収容する(contains)」と同義語であり、包括的でありまたは無制限であり、さらなる列挙されない部材、要素、または方法ステップを除外するものではない。本明細書での用語「備えている(comprising)」、「備える(comprises)」、および「からなる(comprised of)」は、「から構成している(consisting of)」、「構成する(consists)」および「から構成する(consists of)」の用語を含むことが理解されよう。
終点による数字範囲の列挙は、列挙した終点だけでなく、それぞれの範囲内に組み込まれたすべての数および分数も含む。
パラメータ、量、時間的範囲などのような測定可能な値を参照するときに本明細書で使用する用語「約」または「およそ」は、変動が、開示した本発明において実施するのに適切である限り、特定された値の+/−10%以下、好ましくは+/−5%以下、より好ましくは+/−1%以下、さらにより好ましくは+/−0.1%以下を包含することを意味する。修飾語句「約」または「およそ」が指す値は、詳細にはそれ自体でもあり、好ましくは開示されることを理解されたい。
部材のグループの1つまたは複数、または少なくとも1つの部材(複数可)などの用語「1つまたは複数」または「少なくとも1つ」は、さらなる例示によってそれ自体が明確であるが、この用語は、とりわけ、前記部材の任意の1つまたは前記部材の任意の2つ以上、たとえば前記部材の任意のもの≧3、≧4、≧5、≧6、または≧7などから前記部材すべてに至る参照を包含する。
本明細書で引用するすべての参照文献は、参照によって全体的に本明細書に組み込まれる。特に、本明細において詳細に参照されるすべての参照文献の教示が、参照によって組み込まれる。
別途定義されない限り、技術的および科学的用語を含む本発明を開示する上で使用するすべての用語は、本発明が属する当技術分野の当業者によって共通して理解される意味を有する。さらなる指針を用いることにより、用語定義が、本発明の教示をより良く理解するために含まれる。
以下の章では、本発明のさまざまな態様が、より詳細に定義される。そのように定義する各々の態様は、その反対が明確に示されない限り、任意の他の態様または複数の態様と組み合わせられてもよい。特に、好ましい、または有利であると示される任意の特徴が、好ましいまたは有利であると示される任意の他の特徴または複数の特徴と組み合わされてもよい。
この明細書を通して、「1つの実施形態」または「一実施形態」の参照は、その実施形態に関連して説明する特定の特徴、構造、または特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態内に含まれることを意味する。したがって、本明細書を通してさまざまな箇所における慣用句「1つの実施形態では」または「一実施形態では」の出現は、必ずしも同じ実施形態をすべて参照するものではないが、参照してもよい。さらに、特定の特徴、構造、または特性は、1つまたは複数の実施形態において、本開示から当業者に明らかであるような任意の適切な方法で組み合わせられ得る。さらに、本明細書において説明する実施形態は、他の実施形態に含まれる他の特徴を含むものもあれば含まないものもあるが、異なる実施形態の特徴の組み合わせは、本発明の範囲内にあることが意味され、当業者によって理解されるように、異なる実施形態を形成する。たとえば、付属の特許請求の範囲では、特許請求された実施形態の任意のものを、任意の組み合わせで使用することができる。
本発明の説明では、本明細書の一部を形成し、本発明を実施することができる特定の実施形態の例示としてのみ示される、添付の図が参照される。個々の要素に付けられた角括弧内または太字の参照番号は、その要素を例として例示するに過ぎず、それによって個々の要素を限定することは意図されない。他の実施形態が利用されてもよく、構造的または論理的な変更が、本発明の範囲から逸脱することなく加えられてもよいと理解されるべきである。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味として解釈されるものではなく、本発明の範囲は、付属の特許請求の範囲によって定義される。
本発明の目的は、特に改良されたパフォーマンスおよび機械的安定性を有する、改良された走査プローブを提供することである。
光学式走査プローブの改良されたパフォーマンスおよび精度は、物体の表面から反射した光を伝送し、プローブ内の撮像デバイス(たとえばCMOSまたはCCD)上に焦点合わせするための光学システムの開口数を増大させることによって達成され得る。走査プローブの精度およびパフォーマンスにおけるさらなる改良は、物体の表面から反射した光の、プローブの撮像デバイス上への入射角度を低減することによって達成され得る。
反射した光の、プローブの撮像デバイス上への入射角度を低減すると同時に走査プローブの光学システムの精度およびパフォーマンスを改良するには、より大きくかつより複雑な複合レンズが必要とされる。しかし、そのような光学システムに関連するサイズ、複雑性、および重量の追加は、プローブ使用中に機械的不安定性を導き、それによってパフォーマンスおよび精度の劣化を招く。本発明は、当技術分野における問題を克服して、少なくとも改良された安定性を有する走査プローブを提供することを目的とする。
本発明は、物体の寸法取得に適した走査プローブに関する。本明細書では、用語「寸法取得」はまた、寸法の探索、測定またはプロファイル測定も示す。これは、好ましくは、デジタル式ストライプ走査プローブである。このプローブは、たとえば明度を(たとえばDSPプロセッサまたはFPGAプロセッサまたはマイクロコントローラを用いて)フレームごとに算出し、かつ/またはセンサによって記録されたデータをデジタルデータに変換するための処理特徴を含むという意味では「デジタル」である。走査プローブは、通常、走査システムの一部である。
図1は、走査プローブ100を備える走査システム1のレイアウトの例である。走査システム1は、ローカライザ200上に装着された走査プローブ100を備える。ローカライザ200は、ケーブル302を用いて、または無線通信によってコンピュータ300と通信する。ローカライザ200および物体400は、走査中、相対運動が生じないように固体表面450上に装着される。これは、走査プローブ100を用いて構築することができる1つのそのような走査システム1の一例であるが、ストライプ走査プローブを備えた走査システムの他のタイプが、その代わりに使用されてもよいことが当業者によって理解されるであろう。
図2は、本発明による走査プローブ100の一例の概略断面図であり、この場合、物体400は、走査プローブ100の右に置かれる。走査プローブ100は、好ましくは、ストライプ走査プローブである。走査プローブ100は、好ましくは、デジタル式ストライプ走査プローブである。走査プローブ100は、撮像センサ122およびセンサレンズ組立体124を備える検出ユニット120を備える。これは、さらに、光源142および光源光学系組立体144を備える光投影ユニット141を備える。より詳細には、光投影ユニット141は、光を生成するための光源142と、光を焦点合わせするための光源光学系145と、光平面(ストライプとしても知られる)を生成するための光平面生成光学系143とを備える。レーザ走査プローブの場合、光投影ユニット141は、レーザ源142および光源光学系組立体144を備える。検出ユニットは、剛体の基部プレート(シャーシ)150に剛体的に取り付けられる。
さらに、光投影ユニット141は、以後の使用前に、光平面149(図3)の位置および/または向きを検出ユニットに対して調整および固定するように構成された調整機構155を備える。好ましくは、検出ユニットに対する光平面149(図3)の位置および/または向きは、1回目の使用の前だけに調整および固定され、通常その後は、走査プローブの耐用年数にわたって調整されないままである。図2では、調整機構155、160が、光源142を傾けかつ/または回転させるために光源142に取り付けられる。光源142は、基部プレート150に移動可能に取り付けられる。調整機構155、160は、基部プレート150、故に検出ユニット120に対する光源142の移動を可能にする。調整機構155は、以後の使用の間、通常は走査プローブの耐用年数にわたって光源142の位置および向きを固定するように構成される。
調整機構155は、光源142自体および/または光源光学系組立体144が、光の位置および向きを固定するように機械的に合わされているかどうか(調整機構160)、または光が、光の位置および向きを固定するように機械的に合わされている光偏向ユニット170によって偏向されるかどうかに応じて、異なる実施形態を含む。調整機構155は、したがって、光源142を傾けおよび/または回転させるものに限定されない。調整機構155は、たとえば、光平面149(図3)の角度および/または向きを偏向によって変更する、図6、7、および8Aから8Dに示すような(たとえば、鏡などの調整可能な光偏向要素172と、調整機構174とを収容する)光偏向ユニット170に組み込まれたもの174を含む、任意のものでもよい。
固定された位置はそのままであり、以後の使用は、通常、走査プローブ100の耐用年数にわたる。基部プレート150に対する、故に検出ユニット120に対するLPUサブユニット140または光離脱要素(light-defecting element)172の位置および/または向きの1度の調整により、固定後、長期にわたって安定性がもたらされ、コストおよびパフォーマンス基準を満たすには非現実的になり得る調整可能なセンサレンズ組立体124の必要性が取り除かれる。当業者は、本明細書において説明する調整機構が、たとえば、取得中、検出ユニットから受け入れた情報に応答して光平面149の位置および/または向きを能動的に調整しないことを理解するであろう。換言すれば、調整機構は、非能動性機構である。調整は、走査プローブ100の以後の作動に入る前に実施される。基部プレート150は、アルミニウムなどの剛体物質から作製される。これは、好ましくは、本質的に平面な形態を有する。
通常、走査プローブ100は、筺体102を備える。筺体102は、剛体の基部プレート150上に装着される。1つまたは複数のウインドウ104が、投影されたストライプまたは光平面の光路146を筺体102から出すために筺体102上に設けられてもよい。1つまたは複数のウインドウは、物体(図示せず)上のストライプを見るために筺体102内に設けられ得る。処理ユニット152が、撮像筺体102の内側に装着される。
装着プレート110が、走査プローブ100をローカライザ200上に装着するために、基部プレート150上に設けられており、通常はこれに剛体的に取り付けられる。コネクタ106が、ケーブルをデジタル式ストライプ走査プローブ100に接続するために設けられ、あるいは、電気接続は、デジタル式ストライプ走査プローブ100が、装着プレート110を介してローカライザ200上に装着されるときにコネクタ106において自動的に行われてもよい。
本発明による走査プローブ100の別の図が、図3に提供される。これは、基部プレート150に対して角度を付けて設置された検出ユニット120と、基部プレート150に対して本質的に垂直なLPUサブユニット140とを示している。走査プローブ100は、物体を光の線149’として照明する光平面149として知られている光の三角平面を投影する。センサレンズ組立体の光学(中央)軸126が、示される。光源光学系組立体144の光学(中央)軸148もまた、示される。1つの態様によれば、センサレンズ組立体の光学(中央)軸126および光源光学系組立体144の光学(中央)軸148は、交わる。これらが交わるとき、好ましくは鋭角αで交わる。
三角形が、センサレンズ組立体の光学(中央)軸126、および光学三角平面147である光平面149によって形成される。より詳細には、三角形は、一方側ではセンサレンズ組立体の光学(中央)軸126によって、他方側では光学(中央)軸126と交わる投射された光平面またはレーザ線によって、および別の側では撮像センサ122と光源142との間の直線によって形成される。三角形は、センサレンズ組立体およびLPUサブユニット140の反対側に角度αを形成する。好ましくは、αは鋭角である。好ましくは、αは、15度、20度、25度、30度、35度、40度、45度、50度、もしくは55度以下であり、または任意の2つの値間、好ましくは15度から45度の間の範囲内の値である。
検出ユニット120は、撮像センサ122およびセンサレンズ組立体124を備える。センサレンズ組立体124は、物体から反射した光を撮像センサ122上に投影する。
撮像センサ122は、感光性画素の1次元(1D)または2次元(2D)アレイを備えることができる。前者は、線形走査画像装置に適し、後者は、領域画像装置に適する。撮像センサ122は、感光性画素の2次元(2D)アレイをいずれも有する、CMOSまたはCCDセンサでもよい。撮像センサ122は、基部プレート150に剛体的に取り付けられる。撮像センサ122の位置は、基部プレートに対して調整可能ではない。たとえば、走査プローブ100の組み立て中、撮像センサ122は、調整ねじではなく固定ねじを用いて、または接着剤を用いることによって基部プレート150に取り付けられる。
センサレンズ組立体124は、測定物体400の表面の形状によって変形されたレーザ線の画像を、撮像センサ122上に投影(そして焦点合わせ)する。センサレンズ組立体124は、所望の光学的特性を達成するために積み重ねられた配置にあるいくつかの光学的要素の組み合わせを備える。光学的要素としては、屈折レンズ、鏡、プリズムなどを含む。これらは、ガラス、またはポリマー物質で形成されていてもよい。センサレンズ組立体124の光学特性(たとえば焦点距離、開口数、被写界深度などの1つまたは複数)は、光学式プローブの最終パフォーマンスの決定的要因である。
センサレンズ組立体124は、1つまたは複数のレンズを備え、このレンズは、好ましくは、互いとの固定された調整不能の位置合わせで配置され、好ましくは、撮像センサ122との固定された調整不能の位置合わせで配置される。これは、レンズを、たとえば、アルミニウムから作製された円筒状ハウジング内で、1つまたは複数のリングを使用してレンズを分離し、これらを円筒状ハウジングに対して適所に剛体的に保持して積み重ねることによって達成され得る。
本質的には、センサレンズ組立体124は、好ましくはいかなる調整特徴も有さずに、基部プレート150に剛体的に取り付けられる。これは、好ましくは、走査プローブ100の組み立て中、センサレンズ組立体124を調整ねじではなく固定ねじを用いて、および/または接着剤を用いることによって基部プレート150に取り付けることによって達成される。本発明の1つの態様によれば、センサレンズ組立体124は、調整ねじを用いることなく基部プレート150に取り付けられる。
センサレンズ組立体124を基部プレート150に剛体的に取り付けることにより、走査プローブ100全体の重量が、低減され得る。センサレンズ組立体124に対する調整特徴は、高パフォーマンスの重量があるレンズを支持するために材料および構造の追加を必要とする。調整特徴は、機械的不安定性の源であり、これは、走査プローブ100が運搬されるとき、または正常使用時でも重力影響によって明らかになり得る。この機械的不安定性は、測定誤差を引き起こし、修理および以後の再調整が必要になることがある。さらに、大きいレンズを支持するように設計された調整特徴は、走査プローブ100の重量を増大させる。走査プローブ100の重量は、たとえば、最大積載量を有するローカライザと併用されるとき、またはプローブが手で支持されるときに重要である。調整可能な高パフォーマンスレンズは、その重量により実現可能ではない。本発明は、走査プローブを、より大きい高パフォーマンスレンズを備えて、調整特徴による重量の増加を伴わずに設けることを可能にするが、その理由は、センサレンズ組立体124は、固定された構成要素を有し、調整特徴を有さず、また基部プレート150に直接的に固定されるためである。その代わりに調整は、レーザユニットに移され、このレーザユニットは、より軽量であり、走査プローブ100の重量に大きく関係しない、軽量の光調整機構(以下を参照)を必要とする。
センサレンズ組立体124の基部プレート150への剛体の固定された取り付けはまた、LPUサブユニット140の位置および向きが工場設定された後、LPUサブユニット140に対するセンサレンズ組立体124の位置を剛体的に固定する。
さらに、センサレンズ組立体124は、撮像センサ122との固定された調整不能の位置合わせにある。したがって、効果的には、検出ユニット120は、基部プレート150への剛体の固定された取り付け状態にあり、基部プレート150もまた、LPUサブユニット140の位置および向きが工場設定された後、検出ユニット120の位置をLPUサブユニット140に剛体的に固定する。
撮像センサ122、センサレンズ組立体124および検出ユニット120の基部プレート150への、剛体的に固定された取り付けは、こうして最適な長期にわたる機械的安定性をもたらす。
最適な光学的パフォーマンスのために、センサレンズ組立体124の物体焦点面は、LPUサブユニット140によって投影されるレーザ平面と一致する。三角測量概念により、レーザ平面およびセンサレンズ組立体124の光学軸は、通常15から45度である小さい相対角度(図3ではα)をなす。その結果、レーザ線からの画像は、光学軸に対して垂直でない画像焦点面内に投影される。焦点合わせされた画像および最適なプローブパフォーマンスを得るために、撮像センサ122は、センサレンズ組立体124の焦点面と一致するように配置されなければならない。これは、シャインプルーフの原理としても知られている。
光学的配置および増大した開口数により、画像装置角度(シャインプルーフ角度)もまた増大する(20度から30度の間)。この結果、さらなる光学的欠陥が生み出され、これは、プローブパフォーマンスに劣化影響を与える。
したがって、センサレンズ組立体124は、撮像センサ領域のほとんどまたはすべてにわたって高パフォーマンスの鮮やかな撮像を保ちながら、光学軸に対する焦点面(画像装置側)の角度を低減するように構成される。
センサレンズ組立体124は、好ましくは、45度、好ましくは40度、35度、30度、25度、または20度以下のシャインプルーフ角度をもたらし、これは、撮像センサ前のプリズムを用いて、および/または1つまたは複数のレンズ要素を撮像センサ平面に対してシフトさせることにより、および/または1つまたは複数のレンズ要素を撮像センサ平面に対して回転させシフトさせることによって達成され得る。
センサレンズ組立体124は、好ましくは、高い開口数(NA)を有する。好ましくは、NAは、最大限許容されるものであり、これは、走査プローブ100の最大重量およびサイズ要件などの要因によって決まる。好ましくは物体側の開口数は、0.08、0.10、0.12、0.13、0.14、0.15、0.16、0.17、0.18、0.19以上、または上述した値の任意の2つの間の範囲内の値、好ましくは約0.17になり得る。これは、12mm、16mm、20mm、22mm、24mm、26mm、28mm、もしくは30mm以上、または上述した値の任意の2つの間の範囲内の値、好ましくは約24mmのレンズ入口直径を表す。そのような大きいレンズは、スペックルの低減をもたらす。
センサレンズ組立体124には、光学的構成要素の数を最小限にするためにレンズの正面に施与された1つまたは複数の干渉フィルタコーテイングが設けられ得る。
本発明の1つの態様によれば、センサレンズ組立体124は、少なくとも2つのレンズ要素(たとえば、2、3、4,5、6、7、8つ、またはそれ以上のレンズ要素)を備え、その少なくとも1つは、光学システムの対称軸126(中央軸)に対して傾斜され、その少なくとも1つは、光学システムの対称軸126(中央軸)と位置合わせされる(またはこれに対して垂直である)。本発明の1つの態様によれば、レンズ要素の少なくとも1つは、反射レンズである。本発明の1つの態様によれば、レンズ要素の少なくとも1つは、プリズムである。本発明の1つの態様によれば、レンズ要素の少なくとも1つは、シフトされる。
光投影ユニット、LPU141は、光を生成するための光源142と、光を焦点合わせするための光源光学系145と、光平面149を生成するための光平面生成光学系143とを備える。これはまた、光平面149の位置および/または向きを調整するための調整機構155(160または170)も備える。
LPU141は、物体表面を照射するために光ビームまたは光平面を生成するための光源142を備える。光源142は、レーザ源、レーザダイオード、スーパールミネセントダイオード、発光ダイオード(LED)、もしくは白色光源、またはその組み合わせでもよい。好ましくは、光源142は、レーザ源である。より好ましくは、光源142は、レーザダイオードである。光源142は、可視、赤外線などの電磁波スペクトルの任意の部分における光を発することができる。これは、好ましくは、660nmで、光を発する。
LPU141はまた、光源142によって生成された光を物体400上に投影するための光源光学系145も備える。より詳細には、光源光学系145は光を焦点合わせする。光源光学系145は、平行光学系、平行レンズ、平行光学系組立体、平行レンズ組立体、回折光学系、反射光学系、もしくはプリズム、またはこれらの1つまたは複数の組み合わせを備えることができる。光源光学系145は、好ましくは光源142に隣接して配置される。
LPU141はまた、光平面149、またはより詳細には、ストライプ149’を物体の表面上に生成するための光平面生成光学系143も備える。光平面生成光学系143は、ストライプ生成光学系、円筒状レンズ、回転式もしくは振動式鏡、パウエルレンズ、もしくは回折光学系、またはこれらの1つまたは複数の組み合わせを備えることができる。これが回転式もしくは振動式鏡を備えるとき、前記鏡は、平面を生成する光点を描く。
光平面149(図3を参照)は、通常、三角形である。LPU141が、単一の光平面149または交差しても平行でもまたはその両方でもよい複数の光平面(たとえば、2、3、4個またはそれ以上)を投影することは、本発明の範囲内である。この結果、1本のストライプ、または交差しても平行でもまたはその両方でもよい複数のストライプ(たとえば、2、3、4本またはそれ以上)が物体の表面上に生じる。複数の光平面(たとえば2、3、4つまたはそれ以上)は、複数の光源142を用いて、または単一の光源142から複数の光平面を生成するように構成された光平面生成光学系143を用いて達成され得る。好ましくは、走査プローブ100は、単一の光平面149、またはより詳細にはストライプ149’を投影する光源142と、1つの検出器ユニット120とを備えて設けられる。
通常、光平面生成光学系143は、光源光学系145に隣接して設けられる。通常、光平面生成光学系143は、光源光学系145の後に設けられ、すなわち光源142から遠くにある。
光源光学系145および光平面生成光学系143は、光源光学系組立体144を形成するように組み合わせられ得る。光源がレーザ源であり、光源光学系が平行光学系であるとき、光源光学系組立体は、レーザレンズ組立体である。
1つの態様によれば、光源142、光源光学系145、および任意選択で光平面生成光学系143は、本明細書においてはLPUサブユニット140(または光源、光源光学系、および平面生成ユニットがレーザ源に特化されるときはレーザユニット140)として知られるような実体になるように組み立てられ得る。LPUサブユニット140は、光源142と、光源光学系145と、任意選択で光平面生成光学系143とを備える。一実施形態では、光源光学系145および光平面生成光学系143は、共通の光学系要素または複数の共通の光学系要素を備える。本発明の1つの態様によれば、光源142、光源光学系145、および光平面生成光学系143は、LPUサブユニット140内で互いに固定された位置関係で保持される。LPUサブユニット140は、好ましくは、光偏向ユニット、LDU170(以下参照)が不在のときに光平面生成光学系143を備え、または光偏向ユニット、LDU170(以下、後続を参照)が存在するとき、LDU170は、光平面生成光学系143の後に位置する。
好ましくは、光源142はレーザ源であり、より好ましくはレーザダイオードである。好ましくは、レーザ源は、平行レンズまたは平行レンズ組立体と組み合わされて光を焦点合わせする。好ましくは、レーザ源および平行レンズまたは平行レンズ組立体は、円筒状レンズと組み合わされて光の平面149を生成する。好ましい実施形態では、LPUサブユニット140は、レーザ源142から平行にされた平坦なビームで光を投影する。通常、レーザ光学系組立体144は、平行光学系145およびストライプまたは線生成光学系143(たとえば円筒状レンズ、パウエルレンズ、DOE、など)を備え、これは、いかなる可動部分も有さない固定状態のLPUサブユニット140である。通常、ストライプ生成光学系143は、平行光学系145の後に設けられ、すなわちレーザ源142から遠くにある。平行光学系(コリメータ)は通常、最適な光学的パフォーマンスに合わせて設計された、いくつかのレンズ要素の組み合わせである。ストライプ生成光学系143は、回転式または振動式鏡に置き換えられて、レーザ線を生成する平行にされたレーザ点を描くことができる。
1つの態様によれば、検出ユニット120に対するLPUサブユニット140の位置および/または向きは、走査プローブ100の以後の作動における使用前に調整可能および固定可能になり得る。したがって、LPUサブユニット140は、その組み立て中、好ましくは光源142によって基部プレート150に移動可能に取り付けられる。調整機構155、160は、組み立て中、基部プレート150に対する(故に検出ユニット120に対する)LPUサブユニット140の移動を可能にする。調整機構155、160は、調整し、または調整を可能にし、次いで以後の使用の間、LPUサブユニット140の位置および向きを固定するように構成される。
1つの態様によれば、調整機構160は、調整し、または調整を可能にし、次いで以後の使用の間、レーザユニット140の位置および向きを固定するように構成される。固定された位置はそのままであり、以後の使用は、通常、レーザスキャナ100の耐用年数にわたる。基部プレート150に対する、故に検出ユニット120に対するレーザユニット140の位置および/または向きの1度の調整により、ひとたび固定されると、長期にわたって安定性がもたらされ、コストおよびパフォーマンス基準を満たすには非現実的になり得る調整可能なセンサレンズ組立体124の必要性が取り除かれる。当業者は、本明細書において説明する調整機構が、たとえば、取得中、検出ユニットから受け入れた情報に応答してレーザユニットを能動的に調整しないことを理解するであろう。換言すれば、調整機構は、非能動性機構である。調整は、スキャナプローブ100の以後の作動に入る前に実施される。
また、調整機構が、複数の別個の調整要素を備えることができ、その各々が、LPUサブユニット140の位置および/または向きの異なる態様の調整を可能にすることもまた理解される。たとえば、1つの調整要素は、基部プレート150、故に検出ユニット120に対するLPUサブユニット140の並進を可能にすることができる。たとえば、1つの調整要素は、基部プレート150、故に検出ユニット120に対するLPUサブユニット140の回転を可能にすることができる。
1つの調整要素は、光源142に対する、光源光学系および/または光平面生成光学系143の中央(光学)軸148に沿った回転を可能にすることができる。特に、光平面生成光学系143が光源142に対して回転することを可能にすることができる。したがって、レーザレンズ組立体144などの光源光学系組立体は、LPUサブユニット140によって投影された平面の角度が、調整され得るように構成され得る。この調整はまた、以後の使用の前に固定されるものでもある。
調整機構160は、LPUサブユニット140、および任意選択で光平面生成光学系143を、以後の使用前に検出ユニット120対して固定された位置および向きで保持する。位置および向きは、通常、走査プローブ100の通常の寿命の間、たとえば固定ねじを締め付けることによってまたは接着剤を用いることによって保持される。通常の寿命は、走査プローブ100の耐用年数を指す。耐用年数は、修理不能な故障を有さない通常の作動期間、使用される構成要素の品質、これが使用される環境、および使用頻度を含むいくつかの要因に応じて、たとえば、5年から50年の間である。耐用年数は、保全作業によっておよび任意の必要な修理によって延長させることができる。使用前、および光学式走査プローブの組み立て中、調整機構は、所望の精密なパフォーマンスを達成するために、検出ユニット120に対して位置および向きを変更するために利用される。調整が行われた後、位置および向きは、長期にわたる機械的安定性、および機械的または熱的励起中(たとえば運搬および通常の使用中)の不変性のために固定される。
調整は、好ましくは、以下の動きの1つまたは複数を含む:
i)基部プレート150、故に検出ユニット120に対する1つまたは複数の(たとえば1、2本の)軸周りのLPUサブユニット140の枢動(pivoting)166(図5)、
ii)基部プレート150、故に検出ユニット120に対するLPUサブユニット140の並進(translation)162(図4)、
iii)LPUサブユニット140の中央(光学)軸148周りのLPUサブユニット140の回転、
iv)光源142に対する、光源光学系組立体144の中央(光学)軸148に沿ったストライプ生成光学系143の回転164(図4)。
調整i)、ii)およびiv)が好ましい。調整は、個々にまたは同時に実施され得る。
動き(i−iv)はまた、組み合わせられてもよい。たとえば、図4および図5の調整機構160は、枢動166および並進162が同時に発生することを可能にする。これはまた、2つ以上のねじを2つ以上の対応するウインドウ内に配置することを可能にすることによって達成されてもよく、この場合、ウインドウの寸法およびねじのそれぞれの位置が、可能にされる枢動166および/または並進162の範囲を画定する。一実施形態では、ねじは締め付け可能であり、それによってウインドウに関するねじの位置を固定する。
好ましくは、基部プレート150に対するLPUサブユニット140の枢動166(上記i)は、光学三角平面147に対して垂直な軸周りである。枢動軸に沿った点167が、図5に示される。
好ましくは、基部プレート150に対するLPUサブユニット140の並進162(上記ii)は、LPUサブユニット140と検出ユニット120の間の距離を調整する方向にある。これは、レーザ平面149に対して垂直な軸に沿うものになり得る。
好ましくは、基部プレート150に対するLPUサブユニット140の回転(上記iii)は、光源光学系組立体144の中央(光学)軸148周りである。好ましくは、光平面生成光学系143の回転は、光源光学系組立体144の中央(光学)軸148周りである(上記iv)。
LPUサブユニット140に対する他の調整が、走査プローブ100を最適化するためになされ得ることが理解されよう。たとえば、コリメータレンズ(たとえば光源がレーザ源のときのコリメータレンズ)の焦点が、調整され、次いで固定され得る。詳細には、光源142(たとえばレーザ源)と光源光学系145(たとえば平行光学系)の間の距離が調整され、次いで、固定ねじを締め付けることによって、または接着剤を用いることによって固定され得る。あるいは、または加えて、光源142(たとえばレーザ源)は、光源光学系145(たとえば平行光学系)に対して変位可能になることができ、詳細には、光源142は、光源光学系145の光学軸に対して垂直な、光源光学系145との摺動関係状態にあることができる。ここでも、この調整が行われ、次いで固定され得る。
こうした幾何学上のパラメータの微調節を達成するために、外部の調整用具が使用され得る。調整のために、基部プレート150およびLPUサブユニット140の両方は、調整用具に機械的に連結され得る。用具は、ジグを備えることができる。光源142(たとえばレーザ源)および撮像センサ122は、電子装置盤に接続され、それによってその機能を作動させることができる。光学的測定に基づいて、並進および回転は、必要とされるパフォーマンスが達成されるまで調整される。調整は、好ましくは、センサレンズ組立体の焦点面(物体側)をレーザ平面に位置合わせさせる。特に、焦点、位置、向き、平坦性および強度プロファイルの調節は、固定ねじを緩め、調整要素を操作し、ねじを再度締め付けることによって手動で実施され得る。これは、単一の調整でも反復的なプロセスでもよい。
調整要素の操作は、調整要素と作動可能に結合するように構成された調整工具によって支援され得る。本発明の1つの実施形態によれば、LPUサブユニット140または調整機構160は、調整を実施するのを支援する調整工具を受け入れるための1つまたは複数のカップリング161を備える。カップリングは、たとえば、ねじ山(雄型または雌型)、切欠部、穴、突起部、ロッドまたはフックの形態をとることができる。カップリングは、プローブ筺体の外側にアクセスするように構成され得る(たとえば、これは、ロッド形状を有することができる)。特に、調整工具は、縦長の部材を備えることができ、その一方の端部(効果端部)は、LPUサブユニット140または調整機構160上のカップリングに取り付けるように構成され、その他方の端部(ユーザ端部)は、効果端部に伝送するための力を受け入れる。縦長部材は、レバーとして作用して大きい動きをユーザ端部から効果端部まで伝送し、ここでこの動きは規模が低減される。ユーザ端部は、支持用具上のつまみねじの配置に作動可能に取り付けられてもよく、つまみねじの回転は、レバーの位置を調整し、それによって効果端部による、故にLPUサブユニット140、または調整機構160による動きを非常に細かく制御することを可能にする。用具は、必要とされる動きに応じて、さまざまな方向に配置された複数のそのようなつまみねじを備えることができる。したがって、LPUサブユニット140の位置および向きが、設定され得る。
調整が行われ、ソフトウエアツールによって確認された後、LPUサブユニット140またはレーザレンズ組立体144の幾何学的位置は、ねじおよび/または接着剤を用いて係止される。調整は、調節されるいくつかの光学特性に基づく。調節が実施された後、走査プローブは、較正される。較正は、好ましくは、調整の残りの不完全性ならびにソフトウエアによる補償に関する他の調整不能の不完全性を考慮に入れる。較正中、光学的配置の残りの不完全性は、より精密な基準計器を用いて特定される。測定された不完全性は、補償値に転換されて、以後の使用中、システムパフォーマンスを改良する。
調整機構は任意のものでよく、たとえば、これは、LPUサブユニット140を並進させるねじ山付きロッドと、最終位置を係止するねじ山付きナットとを備えることができ、またはこれは、LPUサブユニット140の並進または枢動を可能にする溝付きガイドと、最終位置を係止するために溝に係合するねじとを備えることができ、またはこれは、接着剤を用いて適所に係止することができる動きを容易にする(枢動式または回転)継手を備えることができる。
適切な接着剤としては、シアノアクリレート、エポキシ、およびホットメルトなどの結合接着剤等が挙げられる。ボルト、ナットまたはねじの位置は、ねじ山係止接着剤を用いて走査プローブ100の耐用年数にわたって固定され得る。
走査プローブ100を測定システムに一体化するタイプにより、走査プローブ100、故に機械的構造の最大重量およびサイズに対する制限が存在し得る。軽量の機械的構造が好ましく、これは簡単なシステムを必要とする。調整機構が、微調整、固定後の長期にわたる安定性、および低重量制限を組み合わせることを当業者は理解するであろう。
図4および図5は、走査プローブ100の主な特徴、すなわち検出ユニット120、LPUサブユニット140および基部プレート150に取り付けられた装着プレート110を示している。LPUサブユニット140は、調整機構155、160を用いて基部プレート150に取り付けられる。
図4は、LPUサブユニット140に対する並進的調整162を示している。これは、ボルトを受け入れるための開口(たとえば正方形または円形の開口部、溝、線形溝)を収容する、基部プレート150に取り付けられた第1の支持体と、この同じボルトを受け入れるための穴を収容する、LPUサブユニット140に取り付けられた第2の支持体とを用いて達成され得る。第1および第2の支持体は、調整機構の一部を形成する。ボルトのシャフトは、開口および穴の両方を通過するが、ヘッドまたは受け入れナットは通過しない。第1の支持体は、第2の支持体に対して摺動することができ、その動きは、スロットによって並進に制限される。適所になった後、ボルトは、ナットに締め付けられ、接着剤がねじ山に施与され、LPUサブユニット140は、基部プレート150に対して適所に係止され得る。図4が、溝ではなく正方形の開口を使用し、そのため第2の支持体に対する第1の支持体の2次元の並進を可能にすることに注目されたい。
図4はまた、LPUサブユニット140に対する回転式調整164も示しており、これは、光源光学系組立体144、たとえばレーザレンズ組立体の光学(中央)軸148に沿ったものである。そのような回転式調整は、光源光学系組立体144内の、光平面生成光学系143のハウジングと光源光学系145の間の回転継手を使用することによって達成され得る。光平面生成光学系143は、そのため、光源142に対して回転することができる。最適な位置になった後、光平面生成光学系143は、たとえば接着物質を用いて、光源142に対して適所に係止され得る。
図5は、基部プレート150に対する枢動の動きである、LPUサブユニット140に対する別の回転式調整166を示している。これは、LPUサブユニット140を、上記で説明した第1および第2の支持体を用いて基部プレートに対して装着することによって達成されてもよく、この場合第1の支持体は、正方形の開口を備えて設けられる。あるいは、これは、LPUサブユニット140を、単一軸周りの回転をもたらすジンバルなどの枢動式支持体を用いて基部プレートに対して装着することによって達成されてもよい。2つの軸に沿った枢動が必要とされる場合、ユニバーサル継手が使用され得る。LPUサブユニット140は、基部プレート150に対して枢動され得る。適所になった後、LPUサブユニット140は、たとえば接着物質を用いて、基部プレート150に対して適所に係止され得る。
先に述べたように、調整機構155は、光平面149の角度および/または向きを偏向によって変更するために、図6および7に示すような光偏向ユニット、LDU170(たとえば、調整可能な鏡)を備えることができる。LDU170は、好ましくは、光を偏向させるように構成された光偏向要素、LDE172と、以後の使用前に、LDE172の位置および向きを基部プレート150に対して調整するように構成されたLDE調整機構174である調整機構155とを備える。LDE調整機構174は、1、2、または3本の回転軸周りの調整と、1、2、または3つの並進方向に沿った調整とをもたらす。LDU170が使用される場合、LPUサブユニット140は、好ましくは、基部プレート150に剛体的に取り付けられる。
本発明の1つの態様によれば、さらに、光投影ユニット141は、光源142によって発せられた光を偏向させるための光偏向ユニット、LDU170を備える。LDU170は、光源142によって発せられた光を偏向させることによって光平面149の位置および/または向きを変更するように構成される。より具体的には、LDU170は、以後の使用前に、光平面149の位置および/または向きを検出ユニットに対して調整および固定するように構成される。LDU170は、光を偏向させるように構成された光偏向要素、LDE172と、以後の使用前に、LDE172の位置および/または向きを調整および固定するように構成されたLDE調整機構174とを備える。
LDU170は、光平面生成光学系の後に設けられてもよく、それによって、たとえば図6に示すように光平面149を偏向させる。
LDU170は、光平面生成光学系143の前に設けられてもよく、それによって、たとえば図7に示すように焦点合わせされた光を偏向させる。
LDU170は、光を偏向させるように構成されたLDE172を備える。LDE172は、連続的なビームブレーカでもよく、または離散的なビームブレーカでもよい。LDE172は、鏡、プリズム、半透明鏡、レンズおよび回折光学系の組み合わせ、またはこれらの組み合わせであってもよい。図6Aは、鏡172’であるLDE172を示している。図6Bは、プリズム172”であるLDE172を示している。
検出ユニット120に対するLDE172の位置および/または向きは、走査プローブ100の以後の作動における使用前に調整可能および固定可能になり得る。LDE172は、したがって、光投影ユニット141の組み立て中、基部プレート150に移動可能に取り付けられる。LDE調整機構174は、組み立て中、基部プレート150に対する(故に検出ユニット120に対する)LDE172の移動を可能にする。LDE調整機構174は、調整し、または調整を可能にして、それ以後の使用の間、LDE172の位置および向きを固定するように構成される。好ましくは、LDE調整機構174は、一方の端部が基部プレート150に取り付けられ、他方の端部がLDE172に取り付けられる。
また、LDE調整機構174が、複数の別個のLDE調整要素を備えることができ、その各々が、LDE172の位置および/または向きの異なる態様の調整を可能にすることもまた理解される。たとえば、1つのLDE調整要素は、LDE172を基部プレート150、故に検出ユニット120に対して並進させるように構成され得る。たとえば、1つのLDE調整要素は、LDE172を基部プレート150、故に検出ユニット120に対して回転させるように構成され得る。1つの調整要素は、LDE172を偏揺れ回転させるように構成され得る。これらの調整はまた、以後の使用の前に固定されるものでもある。
LDE調整機構174は、以後の使用前に検出ユニット120に対する固定された位置および向きでLDE172を保持する。位置および向きは、通常、走査プローブ100の通常の寿命の間保持される。使用前、および光学式走査プローブの組み立て中、LDE調整機構174は、所望の精密なパフォーマンスを達成するために、位置および向きを検出ユニット120に対して変更するために利用される。調整が行われた後、位置および向きは、長期にわたる機械的安定性、および機械的または熱的励起中(たとえば運搬および通常の使用中)の不変性のために固定される。
調整は、好ましくは、以下の動きの1つまたは複数を含む:
i)基部プレート150、故に検出ユニット120に対する、1つまたは複数の(たとえば1、2本の)軸周りのLDE172の枢動166、
ii)基部プレート150、故に検出ユニット120に対するLDE172の並進162、
iii)基部プレート150、故に検出ユニット120に対する、好ましくは角度付けされたLDE172の中央軸周りのLDE172の偏揺れ回転164(図8C)、
iv)基部プレート150、故に検出ユニット120に対する光平面生成光学系143のその入来するビームの回転164。
調整i)、ii)およびiv)が好ましい。調整は、個々にまたは同時に実施され得る。
好ましくは、基部プレート150に対するLDE172の枢動166(上記i)は、光学三角平面に対して垂直な軸周りである。好ましくは、基部プレート150に対するLDE172の並進162(上記ii)は、LDE172と検出ユニット120との間の距離を調整する方向にある。これは、レーザ平面149に対して垂直な軸に沿うものになり得る。
こうした幾何学上のパラメータの微調節を達成するために、外部の調整用具が使用され得る。調整のために、基部プレート150およびLDE172の両方は、調整用具に機械的に連結され得る。用具は、ジグを備えることができる。光源142(たとえばレーザ源)および撮像センサ122は、電子装置盤に接続され、それによってその機能を作動させることができる。光学的測定に基づいて、並進および回転は、必要とされるパフォーマンスが達成されるまで調整される。調整は、好ましくは、センサレンズ組立体の焦点面(物体側)をレーザ平面に位置合わせさせる。特に、焦点、位置、向き、平坦性および強度プロファイルの調節は、固定ねじを緩め、調整要素を操作し、ねじを再度締め付けることによって手動で実施され得る。これは、単一の調整でも反復的なプロセスでもよい。
調整要素の操作は、調整要素と作動可能に結合するように構成された調整工具によって支援され得る。本発明の1つの実施形態によれば、LDE172またはLDE調整機構174は、調整を実施するのを支援する調整工具を受け入れるための1つまたは複数のカップリングを備える。カップリングは、たとえば、ねじ山(雄型または雌型)、切欠部、穴、突起部、ロッドまたはフックの形態をとることができる。カップリングは、プローブ筺体の外側にアクセスするように構成され得る(たとえば、これは、ロッド形状を有することができる)。特に、調整工具は、縦長の部材を備えることができ、その一方の端部(効果端部)は、LDE172またはLDE調整機構174上のカップリングに取り付けるように構成され、その他方の端部(ユーザ端部)は、効果端部に伝送するための力を受け入れる。縦長部材は、レバーとして作用して大きい動きをユーザ端部から効果端部まで伝送し、ここでこの動きは規模が低減される。ユーザ端部は、支持用具上のつまみねじの配置に作動可能に取り付けられてもよく、つまみねじの回転は、レバーの位置を調整して、効果端部、故にLDE172またはLDE調整機構174による移動を非常に細かく制御することを可能にする。用具は、必要とされる動きに応じて、さまざまな方向に配置された複数のそのようなつまみねじを備えることができる。したがって、LDE172の位置および向きが、設定され得る。
調整が行われ、ソフトウエアツールによって確認された後、LDE172の幾何学的位置は、ねじおよび/または接着剤を用いて係止される。調整は、調節されるいくつかの光学特性に基づく。調節が実施された後、走査プローブは、較正される。較正は、好ましくは、調整の残りの不完全性ならびにソフトウエアによる補償に関する他の調整不能の不完全性を考慮に入れる。較正中、光学的配置の残りの不完全性は、より精密な基準計器を用いて特定される。測定された不完全性は、補償値に転換されて、以後の使用中、システムパフォーマンスを改良する。
LDE調整機構174は、任意のものでよく、たとえば、これは、LDE172を並進させるねじ山付きロッドと、最終位置を係止するねじ山付きナットとを備えることができ、またはこれは、LDE172の並進または枢動を可能にする溝付きガイドと、最終位置を係止するために溝に係合するねじとを備えることができ、またはこれは、接着剤を用いて適所に係止することができる移動を容易にする(枢動式または回転)継手を備えることができる。適切な接着剤としては、シアノアクリレート、エポキシ、およびホットメルトなどの結合接着剤が挙げられる。ボルト、ナットまたはねじの位置は、ねじ山係止接着剤を用いて走査プローブ100の耐用年数にわたって固定され得る。走査プローブ100を測定システムに一体化するタイプにより、走査プローブ100、故に機械的構造の最大重量およびサイズに対する制限が存在し得る。軽量の機械的構造が好ましく、これは簡単なシステムを必要とする。調整機構が、微調整、固定後の長期にわたる安定性、および低重量制限を組み合わせることを当業者は理解するであろう。
図6および7は、走査プローブ100の主な特徴、すなわち検出ユニット120、LPUサブユニット140および基部プレート150に取り付けられた装着プレート110を示している。LPUサブユニット140は、剛体の装着部材151を用いて基部プレート150に取り付けられ、LDU170のLDE172は、LDE調整機構174を用いて基部プレート150に取り付けられる。図8Aから8Dは、1つまたは複数の調整機構を示している。
図8Aは、開始位置にあるLDE調整機構174およびLDE172を示している。図8Bは、LDE172の並進調整を示し、LDU170の微小の点線の線画は、開始位置を表し、LDU170の実線は、並進調整後の位置を表す。並進調整は、ボルトを受け入れるための開口(たとえば正方形開口部、溝、線形溝)を収容する、基部プレート150に取り付けられた第1の支持体176と、この同じボルトを受け入れるための穴を収容する、LDE172に取り付けられた、第2の支持体178とによって達成され得る。第1および第2の支持体は、LDE調整機構174の一部を形成する。ボルトのシャフトは、開口および穴の両方を通過するが、ヘッドまたは受け入れナットは通過しない。第1の支持体は、第2の支持体に対して摺動することができ、その動きは、スロットによって並進に制限される。適所になった後、ボルトは、ナットに対して締め付けられ、接着剤がねじ山に施与され、LDE172は、基部プレート150に対して適所に係止され得る。開口が、溝ではなく正方形の開口でもよく、そのため第2の支持体に対する第1の支持体の二次元の並進を可能にすることが指摘される。
図8Cは、LDE172の偏揺れ回転164をもたらす、LDE172に対する回転式調整を示している。そのような回転式調整は、LDE172と基部プレート150間の回転継手を使用することによって達成され得る。LDE172は、このため、検出ユニット120に対して回転することができる。最適な位置になった後、LDE172は、たとえば接着物質を用いて、検出ユニット120に対して適所に係止され得る。
図8Dは、LDE172に対する別の回転式調整を示し、これは、基部プレート150に対する枢動(傾斜)166の動きである。LDU170の微小の点線の線画は、開始位置を表し、LDU170の実線は、回転式(枢動)調整後のその位置を表す。回転式調整は、LDE172を、上記で説明した第1の176および第2の178の支持体を用いて基部プレートに対して装着することによって達成されてもよく、この場合第1の支持体176は、2方向の動きを可能にする(正方形の)開口を備えて設けられる。あるいは、これは、LDE172を、単一軸周りの回転をもたらすジンバルなどの枢動式支持体を用いて基部プレートに対して装着することによって達成されてもよい。2つの軸に沿った枢動が必要とされる場合、ユニバーサル継手が使用され得る。LDE172は、基部プレート150に対して枢動され得る。適所になった後、LDE172は、たとえば接着物質を用いて、基部プレート150に対して適所に係止され得る。
LDE172またはLPUサブユニット140に対する他の調整が、走査プローブ100を最適化するためになされてもよいことが理解されよう。たとえば、コリメータレンズ(たとえば光源がレーザ源のときのコリメータレンズ)の焦点が、調整され、次いで固定され得る。詳細には、光源142(たとえばレーザ源)と光源光学系145(たとえば平行光学系)の間の距離が調整され、次いで、固定され得る。あるいは、または加えて、光源142(たとえばレーザ源)は、光源光学系145(たとえば平行光学系)に対して変位可能になることができ、詳細には、光源142は、光源光学系145の光学軸に対して垂直な、光源光学系145との摺動関係状態にあることができる。ここでも、この調整が行われ、次いで固定され得る。
本発明の態様によれば、LPUは、LPUサブユニット140を調整するための調整機構160、およびLDE172を調整するための調整機構174の、両方のタイプの調整機構155を備える。
走査プローブ100の最適なパフォーマンスのために、センサレンズ組立体124の物体焦点平面および光平面149は、一致する。走査プローブ100内に存在する機械的および光学的構成要素は、高い公差で製造され得るが、その組み立ては、必要とされる光学的パフォーマンスを得るために依然として調整または較正を必要とする。したがって、光学的構成要素の調整は、回避できない。当技術分野のシステムに関しては、調整は、センサレンズ組立体124の焦点面を調整することによって主に行われる。これは、ねじ山付きレンズホルダ内で回転するねじ山付きレンズを用いて、それによってレンズを前進または後退させて実現され得る。あるいは、これは、円筒状レンズホルダに対して摺動する、円筒状レンズハウジングを用いて達成され得る。しかし、これらのねじ山付きシステムは、機械的および熱的励起により、経時的にずれを被る。さらに、(たとえば、走査プローブのパフォーマンスに与えるスペックル効果の影響の低減を得るために)センサレンズ組立体のサイズおよび重量の増大により、被写界深度が低減され、それによって、焦点面およびレーザ平面を一致させ、この相対位置を長期にわたって維持することをより難しくする。
光学式走査プローブの改良されたパフォーマンスおよび精度は、物体の表面から反射した光を伝送し、プローブ内の撮像デバイス(たとえばCMOSまたはCCD)上に焦点合わせするための光学システムのサイズおよび複雑性を増大させることによって可能にされる。走査プローブ光学システムの精度およびパフォーマンスを改良するために、より大きくより複雑な、かつより重量のある複合レンズが、通常必要とされる。しかし、そのような改良された光学システムに関連するサイズ、複雑性、および重量の追加は、プローブ使用中に機械的不安定性を導き、それによって特に光学システムが、上記で述べたように調整可能な筺体内に装着されたときにパフォーマンスおよび精度の劣化を招く。
したがって、機械的不安定性は、センサレンズ組立体124を、基部プレートに剛体的に取り付けられた静的な調整不能の要素として保持し、光平面149の位置および/または向きを調整することによって低減される。最適な調整後、レーザユニットの位置は、これが、器具の寿命中、調整不能の要素であるように固定される。
本発明はまた、本明細書において説明した走査プローブ100の組み立てのための方法であって、
−投影された光平面149の位置および/または向きを検出ユニット120に対して調整するステップと、
−(使用前に)光平面149の位置および/または向きを固定するステップとを含む、方法も提供する。
本発明はまた、本明細書において説明した走査プローブ100の組み立てのための方法であって、
−LPUサブユニット140の位置および/または向きを検出ユニット120に対して調整するステップと、
−(使用前に)LPUサブユニット140の位置および/または向きを固定するステップとを含む、方法も提供する。
本発明はまた、本明細書において説明した走査プローブ100の組み立てのための方法であって、
−LDE172の位置および/または向きを検出ユニット120に対して調整するステップと、
−(使用前に)LDE172の位置および/または向きを固定するステップとを含む、方法も提供する。
本発明は、本明細書において説明した走査プローブの組み立てのための別の方法であって、
投影された光平面149の位置を基部プレート150に対して固定するステップと、
−光平面149の位置および/または向きを基部プレート150に対して(故に検出ユニット120に対して)調整して、撮像センサ上に投影された画像の焦点、位置、向き、平坦性、および強度プロファイルの1つまたは複数を最適化するステップと、
−光平面149の位置および/または向きを最適化された位置に固定するステップとを含む方法に関する。
本発明は、本明細書において説明した走査プローブのための組み立ての別の方法であって、
検出ユニット120の位置を基部プレート150に対して固定するステップと、
−LPUサブユニット140の位置および/または向きを基部プレート150に対して(故に検出ユニット120に対して)調整して、撮像センサ上に投影された画像の焦点、位置、向き、平坦性、および強度プロファイルの1つまたは複数を最適化するステップと、
−LPUサブユニット140の位置および/または向きを最適化された位置に固定するステップとを含む方法に関する。
本発明は、本明細書において説明した走査プローブの組み立てのための別の方法であって、
検出ユニット120の位置を基部プレート150に対して固定するステップと、
−LDE172の位置および/または向きを基部プレート150に対して(故に検出ユニット120に対して)調整して、撮像センサ上に投影された画像の焦点、位置、向き、平坦性、および強度プロファイルの1つまたは複数を最適化するステップと、
−LDE172の位置および/または向きを最適化された位置に固定するステップとを含む方法に関する。
さらに、方法は、光平面生成光学系143によって生成されたストライプの回転角度を調整することを含むこともできる。回転角度は、光源142に対する光源光学系組立体144の中央(光学)軸148周りでもよく、角度を最適化された位置に固定してもよい。回転角度は、光平面生成光学系143に入る光ビームの軸周りでもよい。回転角度は、光学三角平面147に垂直な軸周りでもよい。
ステップは、好ましくは製造者によって実施される。調整は、調整用具を用いて実施され得る。固定ステップの後、走査プローブが較正される。プローブは、器具の耐用年数にわたって較正されたものになる。
レーザ走査プローブである、走査プローブに対する機械的組み立て手順の例が、図9に示される。画像品質を改良するために、レーザ平面149は、好ましくは、センサレンズ組立体124の物体焦点面と精密に位置合わせされる。
そのような精密な位置合わせを得るために、機械的調整手順が実施される必要がある。第1のステップ510では、検出ユニット120が組み立てられる。検出ユニット120のセンサレンズ組立体124が、次いで、ステップ520において、たとえば基部プレート150に剛体的に取り付けられる。その後、レーザユニット140(またはLPUサブユニット140)が、ステップ530において組み立てられる。但し、ステップ540において、レーザユニット140は、基部プレート150に調整可能に固定され、すなわちこれは、レーザユニット140の位置および/または向きが依然として調整可能であるようにして固定される。
レーザユニット140の最終的な位置および向きは、レーザ平面149が、センサレンズ組立体124の焦点面と最適に位置合わせされるまで微調節され、これは光学的測定から導かれ得る。この微調節は、反復プロセス545を通じて実施可能であり、または1回のステップにおいて直接的に実施されてもよい。ステップ542におけるレーザユニット140の位置および/または向きの微調節は、選択された固定ねじ、可動部品を緩め、ねじを再度締め付けることによって手動で行われてもよく、その後レーザ平面149の焦点面との位置合わせが、ステップ544において確認される。微調節は、カップリング161(図2に示す)を通して実施されてもよく、この場合、カップリング161は、調整機構160を作動させる調整工具と結合するように構成される。カップリング161は、走査プローブ100の耐用年数の間、再調整を容易にするために筺体(図示せず)から突起することができる。たとえば、カップリング161は、本明細書の他所で述べたようなねじ山またはロッドでもよく、これは、工具と結合し、調整用具によって作動される。調整が、光学的測定によって、任意選択でソフトウエアツールの支援と共に最適化され確認された後、光源光学系組立体144の最終位置および向きが、ステップ550において係止される。好ましくは、ソフトウエアツールは、調整機構160の調整中、光学的パフォーマンスパラメータに関するフィードバックを与える。機械的組み立て手順が完了した後、従来の光学的較正ステップ560が実施されて、レーザユニット140の光学的パラメータを最適化することができる。
図10は、走査プローブ100内の電子装置の例示的な構成の図である。処理ユニット152は、4つのモジュールPCB、すなわちFPGAモジュール75、通信用のDSPまたはマイクロコントローラモジュール74、ペリフェラルインターコネクションモジュール73、および電力供給モジュール72を備える。4つのモジュールは、電力/データリンク80に相互接続される。撮像センサ122は、FPGAモジュール75に接続される。ペリフェラルインターコネクションモジュール73は、温度センサ35、ファン31、レンジファインダ・レーザ・スポット71、状態LED77、バイザ検出器42およびレーザ源142に接続する。通信用のDSPまたはマイクロコントローラモジュール74は、WiFiモジュール76とリンクする。バッテリ78が設けられ得る。プローブコネクタ106は、電力/データリンク80とリンクする。PSUモジュール72内の回路は、バッテリ78を充電するために設けられ得る。メモリ79が、FPGAモジュール75およびDSPまたはマイクロコントローラモジュール74上に設けられる。メモリ79は、静的および動的の両方になることができる。静的メモリ79は、プログラム、識別、較正、設定および保全を助けるための使用履歴などの他の情報を保存するために使用され得る。静的メモリ79内の設定は、信号を走査プローブ100に通信リンクを介して送信することによって変更され得る。少なくとも1つの精密な時計が、時刻刻印同期化の目的で設けられる。
走査プローブ100内の電子装置の他の実施形態が可能であることが当業者によって理解されるであろう。たとえば、処理ユニット152内のモジュールのいずれかまたはすべては、単一のモジュールになるように物理的に組み合わせられてパッケージング要件に適合させることができる。構成要素31、35、142、77、42、71、76のいずれのものも、処理ユニット152内のモジュールのいずれかに接続され、または組み込まれ得る。1つまたは複数のチップが、1つのチップになるように組み合わせられ得る。電力/データリンク80は、設計要件に適合させるためにさまざまな配置で構成され得る。バッテリ78は、永久的、充電可能、または取り換え可能でもよい。
図1の走査システムは、通常、4つの主要な接続/通信要件を有する:
−ローカライザ200またはコンピュータ300からプローブ100への電力供給/接地
−ローカライザ200とコンピュータ300の間のデータ通信
−プローブ100とローカライザ200の間の同期化
−プローブ100とコンピュータ300の間のデータ通信。
当業者は、ケーブルおよび無線の任意の効果的な組み合わせを用いて、これらの接続/通信要件を解決することができる。プローブ、コンピュータ、およびローカライザは、Ethernet(登録商標)またはWifi、USBまたはFirewireなどの共通のデータリンクを共有することができる。あるいはまたは加えて、データは、当技術分野でよく知られているシリアル・デジタル・インターフェース(SDI)を用いてプローブとコンピュータの間で転送され得る。走査プローブ100は、ローカライザ200へのケーブル取り付けを有さずに使用され得る。電力および接地のためのケーブルは、バッテリ78が使用されるとき、デジタル式ストライプ走査プローブ100の使用中、存在しなくてもよい。データ通信は、Wi−Fiなどの標準的な高帯域幅無線通信リンクによって行われ得る。精密な時計がローカライザ200およびデジタル式ストライプ走査プローブ100の両方内に存在する場合、無線同期化が、2つの時計を確認/調整するために定期的に使用され得る。これらの時計確認の合間では、ローカライザ200とデジタル式ストライプ走査プローブ100の両方は、それらのデータパケットの各々を時刻刻印することができ、このデータストリームは、下流側のソフトウエア内で統合され得る。
走査プローブ100は、走査プローブ100のハードウエアまたはファームウエアに必要とされるいかなる変更も有さずに2つ以上の方法で同期化され得る。ローカライザ200は、さまざまな方法で作動する。同期化の異なるタイプが、異なるローカライザ200に対して必要とされ得る。デジタル式ストライプ走査プローブ100と、ローカライザ200との同期化は、精度のために重要である。デジタル式ストライプ走査プローブ100は、同期化信号の異なるタイプを生成し受け入れるための手段を有することができ、この手段では、デジタル式ストライプ走査プローブ100は、マスター、またはローカライザ200のスレーブ、またはマスター時計のスレーブになることができる。同期化信号は、平易なトリガ信号と、符号化された信号とを含む。同期化信号は、実時間のもの、事前同期されたもの、または事後同期されたものになることができる。事前および事後の同期は、時刻刻印を利用することができる。同期化信号によって送信された符号は、準一意性の識別符号および/または時刻刻印情報になることができる。ほぼすべてのローカライザ−プローブ同期化要件をカバーするには、少数の同期化タイプで十分である。同期化の異なるタイプが、デジタル式ストライプ走査プローブ100内に設けられ得る。オペレータは、デジタル式ストライプ走査プローブ100内の設定を変更することによって、ローカライザと共に使用される同期化のタイプを設定する。実施形態は、本明細書において開示する同期化のタイプに限定されず、デジタル式ストライプ走査プローブ100およびローカライザ200の同期化のどのような形態も可能である。当業者は、使用される同期化のタイプの設定およびプロトコル/フォーマットを定義することができる。
上記で説明した実施形態では、LPU141および単一の検出器120が使用される。しかし、複数の検出器が、単一のLPUサブユニット140と併用されてもよい。あるいは、複数の検出器が、複数のLPUサブユニット140と共に使用されてもよく、たとえば、各々のLPUサブユニット140は、異なる向きで(たとえば平行におよび交差して)平面またはストライプを投影することができ、各々の検出器は、それぞれのストライプを検出することができる。
走査プローブは、構成要素にかかる内部応力を低減する他の特徴を備えることができ、たとえば、内部配線が拡張可能でもよく、たとえば、保護ケースが、基部プレートの周りに力が分散されるようにして取り付けられてもよい。
上記で説明した実施形態では、走査プローブは、物体を走査するために物体に対して移動させられ、ローカライザは、走査プローブの位置を決定するために使用される。
しかし、そうではなく、走査プローブが静止位置に維持され、物体が、固定プローブに対して知られている位置まで移動させられてもよい。たとえば、物体の位置は、上記で説明したローカライザの1つを用いて決定されてもよい。
《本発明の一部の特定の実施形態》
本発明の1つの実施形態は、物体に光を照射し、反射した光を検出することによる物体(400)の寸法取得のための走査プローブ(100)であって、
−撮像センサ(122)およびセンサレンズ組立体(124)を備える検出ユニット(120)と、
−レーザ源(142)と、ストライプ生成光学系(143)を備えるレーザレンズ組立体(144)とを備えるレーザユニット(140)とを備え、
この場合
−センサレンズ組立体(124)は、互いとの、および撮像センサ(122)との調整不能な位置合わせで配置された1つまたは複数のレンズを備え、
−検出ユニット(120)に対するレーザユニット(140)の位置および/または向きは、以後の使用前に調整可能および固定可能である、走査プローブ(100)である。
検出ユニット(120)に対するレーザユニット(140)の位置は、検出ユニット(120)に対するレーザユニット(140)の並進によって調整可能になり得る。
検出ユニット(120)に対するレーザユニット(140)の向きは、レーザユニット(140)のピボット軸によって、検出ユニット(120)に対して、好ましくは光学三角平面(147)に対して垂直な軸に沿って調整可能になることができ、この光学三角平面(147)は、レーザレンズ組立体(144)の中央軸(148)およびセンサレンズ組立体(124)の中央軸(126)によって画定される。レーザ源(142)に対するストライプ生成光学系(143)の向きは、以後の使用前に調整可能および固定可能になり得る。ストライプ生成光学系(143)の向きは、レーザレンズ組立体(144)の中央軸(148)に沿って、ストライプ生成光学系(143)をレーザ源(142)に対して回転させることによって調整可能になり得る。検出ユニット(120)およびレーザユニット(140)は、剛体の基部プレート(150)に取り付けられ得る。検出ユニット(120)は、剛体の基部プレート(150)に剛体的に取り付けられ得る。レーザユニット(140)は、以後の使用前に基部プレート(150)に対するレーザユニット(140)の位置および/または向きを調整するように構成された調整機構(160)を用いて、剛体の基部プレート(150)に取り付けられ得る。センサレンズ組立体(124)の中央軸(126)およびレーザユニット(140)によって投影された三角レーザ平面(149)は、好ましくは15から45度の間の鋭角を形成することができる。センサレンズ組立体(124)の中央軸(126)およびレーザレンズ組立体の中央軸(148)は、平行ではなく、好ましくは鋭角に交わることができる。センサレンズ組立体(124)は、少なくとも2つのレンズ要素を備えることができ、その少なくとも1つは、光学システムの中央軸に対して傾斜され、その少なくとも1つは、光学システムの中央軸に対して垂直である。レーザユニット(140)またはこれに取り付けられた支持体は、レーザユニット(140)の位置および/または向きを調整するための調整工具を受け入れるためのカップリング(161)を備えて設けられ得る。
本発明の別の実施形態は、請求項1から12のいずれかに定義された走査プローブ(100)の組み立てのための方法であって、
−レーザユニット(140)の位置および/または向きを検出ユニット(120)に対して調整することと、
−レーザユニット(140)の位置および/または向きを固定すること、とを含む方法に関する。
調整は、レーザユニット(140)に結合する調整用具を用いて実施され得る。

Claims (14)

  1. 物体(400)に光を照射し、反射した光を検出することによる前記物体(400)の寸法取得のための走査プローブ(100)であって、
    撮像センサ(122)、および、前記反射した光を検出するためのセンサレンズ組立体(124)を備える検出ユニット(120)と、
    光を生成するための光源(142)、ならびに、前記光を焦点合わせするための光源光学系(145)および前記物体を照射するための光平面(149)を生成するための光平面生成光学系(143)を備える光投影ユニット(141)と、
    前記光平面の位置または向きを前記検出ユニットに対して調整するための、前記光投影ユニット(141)内に含まれる調整機構(155)と、を備え、
    前記センサレンズ組立体(124)が、1つまたは複数のレンズを備え、前記センサレンズ組立体(124)内の前記レンズすべてが、互いとの固定された調整不能な位置合わせで配置され、
    前記検出ユニット(120)および前記光投影ユニット(141)が、剛体の基部プレート(150)に取り付けられ、前記センサレンズ組立体(124)が、前記剛体の基部プレート(150)に剛体的に取り付けられ、
    前記剛体の基部プレート(150)が、当該走査プローブ(100)を位置決めするローカライザに取り付けられることができる、走査プローブ(100)。
  2. 前記物体側の前記センサレンズ組立体(124)の開口数が、0.08より大きい、請求項1に記載のプローブ(100)。
  3. 前記センサレンズ組立体の中央軸(126)および前記光投影ユニット(141)によって投影された前記光平面(149)が鋭角を形成する、請求項1または2に記載のプローブ(100)。
  4. 前記センサレンズ組立体(124)が、少なくとも2つのレンズ要素を備え、その少なくとも1つは、前記センサレンズ組立体(124)の中央軸(126)に対して傾斜され、その少なくとも1つは、前記センサレンズ組立体(124)の中央軸(126)と位置合わせされる、請求項1からのいずれか1項に記載のプローブ(100)。
  5. 前記光源光学系(145)および光平面生成光学系(143)が、光源光学系組立体(144)内に含まれ、前記センサレンズ組立体の中央軸(126)および前記光源光学系組立体の中央軸(148)が、平行ではなく、好ましくは鋭角で交わる、請求項1から3のいずれか1項に記載のプローブ(100)。
  6. 前記光源(142)、前記光源光学系(145)および光平面生成光学系(143)が、サブユニット(140)として配置され、前記サブユニット(140)の位置および/または向きが、前記調整機構(155)によって前記検出ユニット(120)に対して調整可能および固定可能である、請求項1から5のいずれか1項に記載のプローブ(100)。
  7. 前記検出ユニット(120)に対する前記サブユニット(140)の向きが、前記サブユニット(140)のピボット軸によって、前記検出ユニット(120)に対して調整可能であり、光学三角平面(147)が、前記光源光学系(145)と前記光平面生成光学系(143)とを含む光源光学系組立体(144)の中央軸(148)および前記センサレンズ組立体(124)の中央軸(126)によって画定される、請求項6に記載のプローブ(100)。
  8. さらに、前記光投影ユニット(141)が、光を偏向させるための光偏向ユニット、LDU(170)を備え、前記LDU(170)が、前記光平面(149)の位置および/または向きを前記検出ユニット(120)に対して調整および固定するように構成される、請求項1から5のいずれか1項に記載のプローブ(100)。
  9. 前記LDU(170)が、前記光平面生成光学系(143)の前に設けられ、それによって前記焦点合わせされた光を偏向させ、または前記光平面生成光学系(143)の後に設けられ、それによって前記光平面を偏向させる、請求項8に記載のプローブ(100)。
  10. 前記LDU(170)が、前記光を偏向させるための光偏向要素、LDE(172)、ならびに、前記光偏向要素(172)の位置および/または向きを前記基部プレート(150)に対して調整するように構成されたLDE調整機構(174)を備え、好ましくは、前記LDE調整機構(174)は、1本、2本、または3本の回転軸の周りの調整、および、1つ、2つ、または3つの並進方向に沿った調整をもたらす、請求項8または9に記載のプローブ(100)。
  11. 撮像センサ(122)およびセンサレンズ組立体(124)を備える検出ユニット(120)と、光を生成するための光源(142)、ならびに、前記光を焦点合わせするための光源光学系(145)および光平面(149)を生成するための光平面生成光学系(143)を含む光源光学系組立体(144)を備える光投影ユニット(141)と、を備える走査プローブ(100)の組立方法であって、
    前記センサレンズ組立体(124)の撮像平面が前記光平面(149)と一致するように、調整機構(155)によって、前記光平面(149)の位置および/または向きを前記検出ユニット(120)に対して調整することと、
    前記光平面(149)の位置および向きを固定すること、とを含み、
    前記センサレンズ組立体(124)が、1つまたは複数のレンズを備え、前記センサレンズ組立体(124)内の前記レンズすべてが、互いとの固定された調整不能な位置合わせで配置され、
    前記検出ユニット(120)および前記光投影ユニット(141)が、剛体の基部プレート(150)に取り付けられ、前記センサレンズ組立体(124)が、前記剛体の基部プレート(150)に剛体的に取り付けられ、
    前記剛体の基部プレート(150)が、前記走査プローブ(100)を位置決めするローカライザに取り付けられることができる、組立方法。
  12. 撮像センサ(122)およびセンサレンズ組立体(124)を備える検出ユニット(120)を備え、サブユニット(140)を備える走査プローブ(100)の組立方法であって、
    前記センサレンズ組立体(124)の撮像平面が、物体を照射するための光平面(149)と一致するように、調整機構(155)によって、光源(142)と、前記光源(142)の光から光平面(149)を生成する光源光学系組立体(144)とを備える前記サブユニット(140)の位置および/または向きを前記検出ユニット(120)に対して調整することと、
    前記サブユニット(140)の位置および/または向きを固定すること、とを含み、
    前記センサレンズ組立体(124)が、1つまたは複数のレンズを備え、前記センサレンズ組立体(124)内の前記レンズすべてが、互いとの固定された調整不能な位置合わせで配置され、
    前記検出ユニット(120)および前記サブユニット(140)が、剛体の基部プレート(150)に取り付けられ、前記センサレンズ組立体(124)が、前記剛体の基部プレート(150)に剛体的に取り付けられ、
    前記剛体の基部プレート(150)が、前記走査プローブ(100)を位置決めするローカライザに取り付けられることができる、組立方法。
  13. 走査プローブ(100)の組立方法であって、前記走査プローブ(100)が、
    撮像センサ(122)およびセンサレンズ組立体(124)を備える検出ユニット(120)と、
    光投影ユニット(141)と、を備え、前記光投影ユニット(141)は、
    光を生成するための光源(142)、および、前記光を焦点合わせするための光源光学系(145)と光平面(149)を生成するための光平面生成光学系(143)とを含む光源光学系組立体(144)と、
    前記光平面(149)の位置および/または向きを前記検出ユニット(120)に対して調整および固定するように構成された、光偏向ユニット、LDUであって、光を偏向させるための光偏向要素、LDE(172)、および、前記LDE(172)の位置および/または向きを剛体の基部プレート(150)に対して調整するように構成されたLDE調整機構(174)を備え、それによって前記光平面を偏向させる、光偏向ユニットと、を備え、
    前記組立方法が、
    前記センサレンズ組立体の撮像平面が前記光平面と一致するように、前記LDE(172)の位置および/または向きを調整することと、
    前記光偏向要素(172)の位置および/または向きを固定すること、とを含み、
    前記センサレンズ組立体(124)が、1つまたは複数のレンズを備え、前記センサレンズ組立体(124)内の前記レンズすべてが、互いとの固定された調整不能な位置合わせで配置され、
    前記検出ユニット(120)および前記光投影ユニット(141)が、前記剛体の基部プレート(150)に取り付けられ、前記センサレンズ組立体(124)が、前記剛体の基部プレート(150)に剛体的に取り付けられ、
    前記剛体の基部プレート(150)が、前記走査プローブ(100)を位置決めするローカライザに取り付けられることができる、組立方法。
  14. 前記調整が、少なくとも前記光源光学系組立体(144)を備えるサブユニット(140)に結合する調整用具を用いて実施される、請求項11から13のいずれか1項に記載の組立方法。
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