JP6290806B2 - 評価システム、評価方法及び評価プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、経済状況を評価するための評価システム、評価方法及び評価プログラムに関する。
今日、インターネット等を利用して、経済指標が提供されている。この経済指標は、多様な用途で用いられている(例えば、特許文献1を参照)。この文献に記載された予測システムは、過去の損失額と過去の気象、経済指標データに基づいて相関関係を求め、複数の要因を表す指標と損失額との相関関係を求める。
また、駐車場を利用する車両の経済的価値を指標として駐車場の評価や案内を行なう技術も検討されている(例えば、特許文献2を参照)。この文献に記載された駐車場評価システムは、駐車場を利用する車両の車種を判別し、車両の経済的価値に基づいて予め定められた車両区分毎に判別された車種を集計する。そして、この集計結果に基づいて、駐車場の評価を行う。
一方、衛星などの画像を用いて、交通状況を観測するシステムも検討されている(例えば、特許文献3を参照)。この文献に記載された交通量推計システムは、調査対象の現道を含むある1時点での単一の画像を、衛星画像、航空写真又はマップとして入手する。この画像の現道上の車両の瞬間存在台数を計測し、現道の延長から交通密度を算出する。交通密度と走行速度から画像処理結果交通量を算出し、現道の現地状況結果から得られるパターンコードに対応するピーク補正係数から変換ピーク時間交通量を算出する。更に、変換ピーク時間交通量と現道のパターンコードに対応する時間変動係数から日交通量を算出する。
特開2004−272674号公報 特開2009−217601号公報 特開2013−171491号公報
経済状況を評価する場合、評価対象の地域や時期を任意に指定できることが望ましい。しかしながら、経済情報を入手する場合には、通常、時間がかかり、リアルタイムに近い状況での評価が困難である。また、一般に、個人のアクティビティをマクロに評価することは困難である。特許文献2の技術により、駐車状況から、個別の駐車場の評価は可能である。しかしながら、より広範囲な地域での経済状況を評価することは困難である。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、効率的に経済状況を評価するための評価システム、評価方法及び評価プログラムを提供することにある。
(1)上記課題を解決する評価システムは、地域毎のリモートセンシング画像を記憶した画像記憶部と、経済指標を算出する制御部とを備える。そして、前記制御部が、前記画像記憶部から、評価対象地域のリモートセンシング画像を取得し、前記リモートセンシング画像において駐車場画像を抽出し、前記駐車場画像に基づいて駐車状況を算出し、前記駐車状況に対応する経済指標を出力する。これにより、個人のアクティビティに基づいて、評価対象地域の経済状況を表す指標を算出することができる。例えば、駐車率の割合(駐車状況)から利用者数を予測し、この利用者数に応じた指標(景気動向指数や消費者物価指数、株価等)を評価することができる。
(2)上記評価システムにおいては、駐車場の所在地と駐車場属性とを記憶した駐車場マスタ記憶部を更に備える。そして、前記制御部が、前記駐車場マスタ記憶部に記録された所在地を用いて駐車場画像を特定し、前記駐車場画像に含まれる駐車場の駐車場属性を特定し、前記駐車場属性に基づいて重み付けを行なった経済指標を出力することが好ましい。これにより、駐車場を保有する施設の属性に基づいて、経済状況を評価することができる。
(3)上記評価システムにおいては、前記制御部が、前記駐車場画像が撮影された時刻を特定し、前記時刻に基づいて調整した駐車状況を算出することが好ましい。これにより、個人のアクティビティが時刻によって異なる場合にも、撮影時刻を考慮して、経済状況を評価することができる。
(4)上記評価システムにおいては、前記制御部が、駐車場画像が撮影された暦日を特定し、前記暦日に基づいて調整した駐車状況を算出することが好ましい。これにより、個人のアクティビティが暦日によって異なる場合にも、撮影された暦日を考慮して、経済状況を評価することができる。
本発明によれば、効率的に経済状況を評価することができる。
本実施形態の評価システムの説明図。 本実施形態の記憶部に記録されたデータの説明図であって、(a)は画像記憶部、(b)は駐車場マスタ記憶部、(c)は駐車基準値記憶部、(d)は指標情報記憶部の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の駐車場領域の説明図であって、(a)は地図上の駐車場領域、(b)は空き領域の高解像度画像、(c)は空き領域と使用領域が混在する高解像度画像、(d)はレーダ画像の説明図。
以下、本発明を具体化した評価システムの一実施形態を図1〜図4に従って説明する。本実施形態では、衛星等で撮影した画像(リモートセンシング画像)を用いて、経済状態を評価する場合を想定する。
図1に示すように、本実施形態では、ネットワークを介して接続されたユーザ端末10、リモートセンシング画像提供サーバ15、評価システム20を用いる。
ユーザ端末10は、本サービスを利用するユーザが利用するコンピュータ端末である。ユーザ端末10は、制御部、出力部、入力部を備える。制御部は、各種アプリケーションを実行する。本実施形態では、制御部は、評価システム20にアクセスするためのブラウザとして機能する。出力部は、ディスプレイにより構成され、各種情報の出力を行なう。入力部は、キーボードやポインティングデバイスにより構成され、利用者によって入力された指示を取得する。
リモートセンシング画像提供サーバ15は、人工衛星STLにおいて撮影した地上画像を提供するコンピュータシステムである。リモートセンシング画像提供サーバ15は、人工衛星STLから、衛星軌道上で地上を撮影したリモートセンシング画像を取得する。リモートセンシング画像提供サーバ15は、このリモートセンシング画像を、撮影した場所の緯度・経度情報、撮影時刻情報に関連付けて蓄積する。そして、インターネットを介して、蓄積したリモートセンシング画像、緯度・経度情報、撮影時刻情報を提供する。本実施形態では、リモートセンシング画像として、高解像度画像とレーダ画像とを用いる。高解像度画像は、可視光により撮影した高解像度の画像である。ただし、高解像度画像においては、雲等の障害物がある場合には、地上の状況を撮影することができない。一方、レーダ画像においては、高解像度画像よりも地物の判読は困難であるが、雲がある場合にも地上の状況を撮影することができる。
評価システム20は、リモートセンシング画像を用いて、経済状況を評価するコンピュータシステムである。この評価システム20は、制御部21、画像記憶部22、駐車場マスタ記憶部23、駐車基準値記憶部24、指標情報記憶部25を備えている。
制御部21は、制御手段(CPU、RAM、ROM等)を備え、後述する処理(評価管理段階、駐車場抽出段階、駐車量評価段階、経済評価段階の各処理)を行なう。そのための評価プログラムを実行することにより、制御部21は、評価管理部211、駐車場抽出部212、駐車量評価部213、経済評価部214として機能する。
評価管理部211は、リモートセンシング画像提供サーバ15から、リモートセンシング画像を取得する処理を実行する。そして、評価管理部211は、取得したリモートセンシング画像を、画像記憶部22に記録する。更に、評価管理部211は、ユーザ端末10から、経済指標を算出する時期や地域に関するデータを取得し、算出した経済指標をユーザ端末10に出力する。
駐車場抽出部212は、画像記憶部22に記録されたリモートセンシング画像において、駐車場を特定する処理を実行する。
駐車量評価部213は、駐車場に駐車されている自動車の駐車量(駐車割合)を評価する処理を実行する。
経済評価部214は、駐車場における駐車状況に基づいて、経済状況を評価する処理を実行する。この経済評価部214は、駐車場の駐車状況に応じて特定した経済評価値を仮記憶するメモリを備えている。
図2(a)に示すように、画像記憶部22には、人工衛星STLによって撮影された画像管理データ220が記録される。この画像管理データ220は、リモートセンシング画像提供サーバ15から画像を取得した場合に記録される。この画像管理データ220には、撮影時刻、撮影範囲、画像種別、センシング画像に関するデータが記録される。
撮影時刻データ領域には、リモートセンシング画像が撮影された年月日及び時刻に関する情報が記録される。
撮影範囲データ領域には、リモートセンシング画像の撮影対象の範囲(緯度、経度範囲)に関するデータが記録される。
画像種別データ領域には、リモートセンシング画像の種別(高解像度画像、レーダ画像)を特定するための識別子が記録される。
センシング画像データ領域には、人工衛星STLによって撮影されたリモートセンシング画像が記録される。
図2(b)に示すように、駐車場マスタ記憶部23には、駐車場に関する駐車場マスタレコード230が記録される。この駐車場マスタレコード230は、評価処理の実行前に予め登録される。駐車場マスタレコード230には、駐車場コード、駐車場名、所在地、駐車場属性、駐車可能台数に関するデータが記録される。
駐車場コードデータ領域には、各駐車場を特定するための識別子に関するデータが記録されている。
駐車場名データ領域には、この駐車場の名称に関するデータが記録されている。
所在地データ領域には、この駐車場の位置に関するデータが記録されている。本実施形態では、駐車場が設けられた緯度、経度が記録されている。
駐車場属性データ領域には、この駐車場が設けられている施設を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、レクリエーション施設、ショッピングセンタ、空港、公共機関等を特定するためのフラグが記録されている。
駐車可能台数データ領域には、この駐車場で上空から撮影可能な領域において、駐車可能車種毎に満車時の駐車台数に関するデータが記録されている。例えば、平地の駐車場においては、全領域で駐車可能な車種が対象となる。一方、立体駐車場においては、屋上階において駐車可能な車種が対象となる。
図2(c)に示すように、駐車基準値記憶部24には、駐車量の評価に用いる駐車基準値管理テーブル240が記録される。この駐車基準値管理テーブル240は、評価処理の実行前に予め登録される。駐車基準値管理テーブル240には、駐車場属性に対して、時間帯毎の駐車基準値に関するデータが記録される。
駐車場属性データ領域には、駐車場が設けられている施設を特定するための識別子に関するデータが記録される。
時間帯データ領域には、後述する駐車基準値を特定するためのパラメータ(時間範囲)に関するデータが記録される。例えば、24時間を1時間単位で分割した時間帯を記録する。
駐車基準値データ領域には、この駐車場属性の駐車場において、各時間帯(パラメータ)における駐車割合を正規化するための値に関するデータが記録されている。本実施形態では、駐車基準値として、駐車割合の統計値を用いる。
図2(d)に示すように、指標情報記憶部25には、駐車場における駐車状況に基づいて、経済状況を評価する指標を算出するための経済指標算出テーブル250が記録されている。この経済指標算出テーブル250は、評価処理の実行前に予め登録される。経済指標算出テーブル250には、駐車場属性に対して、駐車状況毎の経済評価値に関するデータが記録される。
駐車場属性データ領域には、駐車場が設けられている施設を特定するための識別子に関するデータが記録される。
駐車状況データ領域には、後述する経済評価値を特定するためのパラメータ(駐車状況)に関するデータが記録される。
経済評価値データ領域には、駐車状況に基づいて予測される経済状況を表わす指標に関するデータが記録されている。この経済評価値は、駐車場属性に基づいて重み付けられている。経済評価値としては、例えば、景気動向指数や消費者物価指数、株価を用いることができる。
次に、この評価システム20における処理を、図3、図4を用いて説明する。
(評価処理)
図3を用いて、評価処理を説明する。
まず、評価システム20の制御部21は、評価対象の取得処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部21の評価管理部211は、ユーザ端末10のディスプレイに、評価対象設定画面を出力する。この評価対象設定画面には、評価対象時期、評価対象地域を入力するための設定欄が設けられている。そして、評価管理部211は、ユーザ端末10の評価対象設定画面に入力された評価対象時期、評価対象地域を取得する。
次に、評価システム20の制御部21は、画像の取得処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21の評価管理部211は、画像記憶部22から、評価対象時期、評価対象地域に、それぞれ対応する撮影時刻、撮影範囲が記録されている画像管理データ220のリモートセンシング画像を取得する。本実施形態では、高解像度画像とレーダ画像とを取得する。
次に、評価システム20の制御部21は、駐車場画像の抽出処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21の駐車場抽出部212は、駐車場マスタ記憶部23の駐車場マスタレコード230に記録されている所在地(緯度、経度)と、リモートセンシング画像の緯度、経度とをマッチングさせ、リモートセンシング画像に含まれる駐車場画像を抽出する。
評価対象地域に複数の駐車場が存在する場合、以下の処理を、抽出した駐車場画像毎に繰り返す。
ここでは、評価システム20の制御部21は、駐車車両を識別できるかどうかについての判定処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21の駐車場抽出部212は、抽出した駐車場画像(高解像度画像)において、駐車されている自動車を識別できるかどうかを確認する。雲等の障害物がなく、高解像度画像において自動車を特定できる場合には、駐車車両を識別可能と判定する。
駐車車両を識別可能と判定した場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、評価システム20の制御部21は、駐車台数の算出処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、制御部21の駐車量評価部213は、抽出した駐車場画像(高解像度画像)において、自動車が駐車されていない空き領域と、自動車が駐車されている使用領域とを特定する。次に、駐車量評価部213は、使用領域に駐車されている個々の自動車の画像をカウントすることにより駐車台数を算出する。
図4(a)は、地図500上で駐車場が設けられた駐車場領域501,502,503を示す。
図4(b)は、図4(a)に示した駐車場領域503の駐車場画像(高解像度画像)において、自動車は駐車されていない空き領域の画像である。この画像においては、駐車ラインが表示されている。
図4(c)は、駐車場領域503の一部の領域に自動車が駐車されている使用領域の画像である。駐車ラインが見えない領域において、各自動車を識別することができる。
一方、駐車車両を識別できないと判定した場合(ステップS1−4において「NO」の場合)、評価システム20の制御部21は、駐車面積の算出処理を実行する(ステップS1−6)。具体的には、制御部21の駐車量評価部213は、抽出した駐車場画像(レーダ画像)において、自動車が駐車されていない空き領域と、自動車が駐車されている使用領域とを特定する。そして、駐車量評価部213は、空き領域、使用領域のそれぞれの面積を算出する。
図4(d)は、図4(a)に示した駐車場領域501の駐車場画像(レーダ画像)を示す。これらの画像においては、各自動車を識別することは困難であるが、空き領域(黒く反射した領域)と使用領域(白く反射した領域)とを識別することができる。
次に、評価システム20の制御部21は、駐車割合の算出処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、制御部21の駐車量評価部213は、ステップS1−5において駐車台数を算出した場合には、この駐車場の駐車場マスタレコード230に記録された駐車可能台数を取得する。そして、駐車量評価部213は、駐車台数を駐車可能台数で除算することにより、駐車割合を算出する。一方、ステップS1−6において空き領域、使用領域のそれぞれ面積を算出した場合には、駐車量評価部213は、使用領域の面積を、使用領域及び空き領域の合計面積で除算することにより、駐車割合を算出する。
次に、評価システム20の制御部21は、時間帯に応じた駐車基準値の取得処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、制御部21の駐車量評価部213は、駐車場マスタ記憶部23に記録された駐車場マスタレコード230を用いて、駐車場画像に含まれる駐車場の駐車場属性を特定する。次に、駐車量評価部213は、駐車基準値記憶部24において、駐車場属性の駐車基準値管理テーブル240を特定する。そして、駐車量評価部213は、特定した駐車基準値管理テーブル240を用いて、画像管理データ220の撮影時刻の時間帯の駐車基準値を取得する。
次に、評価システム20の制御部21は、駐車状況に対応する経済指標の算出処理を実行する(ステップS1−9)。具体的には、制御部21の経済評価部214は、算出した駐車割合を駐車基準値で除算することにより、駐車状況を算出する。次に、経済評価部214は、指標情報記憶部25において、この駐車場の駐車場属性の経済指標算出テーブル250を特定する。そして、経済評価部214は、経済指標算出テーブル250から、駐車状況に対応する経済評価値を取得する。そして、経済評価部214は、取得した経済評価値をメモリに仮記憶する。
以上の処理を、評価対象地域に存在するすべての駐車場の駐車場画像について繰り返す。
次に、評価システム20の制御部21は、経済指標の出力処理を実行する(ステップS1−10)。具体的には、制御部21の経済評価部214は、メモリに仮記憶された経済評価値の統計値を算出する。そして、評価管理部211は、経済評価部214が算出した統計値(経済指標)を、ユーザ端末10のディスプレイに出力する。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、評価システム20の制御部21は、画像の取得処理(ステップS1−2)、駐車場画像の抽出処理(ステップS1−3)、駐車割合の算出処理(ステップS1−7)を実行する。そして、評価システム20の制御部21は、駐車状況に対応する経済指標の算出処理を実行する(ステップS1−9)。これにより、駐車場における駐車状況に基づいてマクロに経済指標を算出することができる。リモートセンシング画像により、広い地域の画像を取得することができ、この画像に基づいて個人のアクティビティをマクロに評価することができる。また、特定の施設(例えば、レクリエーション施設、ショッピングセンタ)の駐車場の駐車状況を算出した場合には、この施設を保有する企業の状況(例えば、株価)の評価に用いることができる。
(2)本実施形態では、評価システム20の制御部21は、駐車車両を識別できるかどうかについての判定処理を実行する(ステップS1−4)。駐車車両を識別可能と判定した場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、評価システム20の制御部21は、駐車台数の算出処理を実行する(ステップS1−5)。一方、駐車車両を識別できないと判定した場合(ステップS1−4において「NO」の場合)、評価システム20の制御部21は、駐車面積の算出処理を実行する(ステップS1−6)。これにより、雲等の障害物がない場合には、高解像度画像を用いて、具体的な駐車台数に基づいて駐車割合を算出することができる。一方、障害物がある場合にも、面積に基づいて、駐車割合を算出することができる。
(3)本実施形態では、評価システム20の制御部21は、時間帯に応じた駐車基準値の取得処理を実行する(ステップS1−8)。これにより、一定の時刻のリモートセンシング画像を入手できない場合にも、駐車基準値により駐車割合を正規化して、駐車状況を評価することができる。
(4)本実施形態では、駐車場マスタ記憶部23の駐車場マスタレコード230は、駐車場属性に関するデータが記録される。また、指標情報記憶部25の経済指標算出テーブル250には、駐車場属性に対して、駐車状況毎の経済評価値に関するデータが記録される。これにより、駐車場が設けられた施設の特徴を考慮して、経済に与える影響を評価することができる。
(5)本実施形態では、評価システム20の制御部21は、評価対象の取得処理を実行する(ステップS1−1)。これにより、評価対象の時期や地域を特定して、経済指標を算出することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、駐車場マスタ記憶部23には、駐車場に関する駐車場マスタレコード230が記録される。この駐車場マスタレコード230に、駐車可能台数に関するデータが記録される。ここで、駐車場マスタレコード230に、駐車可能車種毎に駐車可能台数に関するデータを記録してもよい。駐車可能車種には、自動車やバス等の複数の車種を用いる。更に、指標情報記憶部25には、車種毎に経済指標算出テーブル250を登録しておく。そして、評価システム20の制御部21は、車種毎に駐車状況を算出する。
・上記実施形態では、評価システム20の制御部21は、駐車割合の算出処理を実行する(ステップS1−7)。そして、評価システム20の制御部21は、駐車状況に対応する経済指標の算出処理を実行する(ステップS1−9)。ここで、駐車状況として、駐車割合とともに、自動車の色を用いて評価するようにしてもよい。この場合には、指標情報記憶部25には、配色に応じて経済指標を算出するための情報を登録しておく。経済評価部214は、リモートセンシング画像において駐車されている自動車の色の統計値を算出する。そして、経済評価部214は、指標情報記憶部25を用いて、色の統計値に応じた経済指標を算出する。
・上記実施形態では、リモートセンシング画像として、高解像度画像とレーダ画像とを用いる。リモートセンシング画像は、これらに限定されるものではない。いずれか一方のみを利用するようにしてもよい。また、遠隔地から駐車場を撮影できる画像であればよく、例えば、航空機によって撮影された航空写真を用いることも可能である。
・上記実施形態では、駐車基準値記憶部24には、駐車量の評価に用いる駐車基準値管理テーブル240が記録される。この駐車基準値管理テーブル240においては、各時間帯における駐車基準値が記録される。ここで、駐車基準値を決めるパラメータは時間帯に限定されるものではない。時間帯の他に、暦日(曜日、季節)をパラメータとして、駐車基準値を登録するようにしてもよい。この場合には、時間帯に応じた駐車基準値の取得処理(ステップS1−8)において、評価システム20の制御部21は、リモートセンシング画像の撮影時刻の曜日や季節を特定し、これに応じた駐車基準値を取得する。また、天気をパラメータとして、駐車基準値を登録するようにしてもよい。この場合には、評価システム20の制御部21は、インターネットにおいて天候情報を提供している天候情報提供サーバから、リモートセンシング画像の撮影時の撮影範囲の天候情報を特定し、これに応じた駐車基準値を取得する。
更に、駐車基準値は、駐車場コードに関連付けて、駐車場毎に記録するようにしてもよい。この場合には、各施設の稼働状況(定休日やセールス日等)に基づいて、駐車基準値を特定する。
・上記実施形態では、評価システム20の制御部21は、駐車場画像の抽出処理を実行する(ステップS1−3)。この場合、駐車場マスタ記憶部23に記録された駐車場マスタレコード230に記録されている所在地を用いる。駐車場の特定方法は、これに限定されるものではない。リモートセンシング画像において、駐車場画像のパターン(例えば、駐車ライン)を用いて特定するようにしてもよい。
10…ユーザ端末、15…リモートセンシング画像提供サーバ、20…評価システム、21…制御部、211…評価管理部、212…駐車場抽出部、213…駐車量評価部、214…経済評価部、22…画像記憶部、23…駐車場マスタ記憶部、24…駐車基準値記憶部、25…指標情報記憶部、STL…人工衛星。

Claims (6)

  1. 地域毎のリモートセンシング画像を記憶した画像記憶部と、
    経済指標を算出する制御部とを備えた評価システムであって、
    前記制御部が、
    前記画像記憶部から、評価対象地域のリモートセンシング画像を取得し、
    前記リモートセンシング画像において駐車場画像を抽出し、
    前記駐車場画像に基づいて駐車状況を算出し、
    前記駐車状況に対応する経済指標を出力することを特徴とする評価システム。
  2. 駐車場の所在地と駐車場属性とを記憶した駐車場マスタ記憶部を更に備え、
    前記制御部が、
    前記駐車場マスタ記憶部に記録された所在地を用いて駐車場画像を特定し、前記駐車場画像に含まれる駐車場の駐車場属性を特定し、
    前記駐車場属性に基づいて重み付けを行なった経済指標を出力することを特徴とする請求項1に記載の評価システム。
  3. 前記制御部が、
    前記駐車場画像が撮影された時刻を特定し、
    前記時刻に基づいて調整した駐車状況を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の評価システム。
  4. 前記制御部が、
    前記駐車場画像が撮影された暦日を特定し、
    前記暦日に基づいて調整した駐車状況を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の評価システム。
  5. 地域毎のリモートセンシング画像を記憶した画像記憶部と、
    経済指標を算出する制御部とを備えた評価システムを用いて、経済状況を評価する方法であって、
    前記制御部が、
    前記画像記憶部から、評価対象地域のリモートセンシング画像を取得し、
    前記リモートセンシング画像において駐車場画像を抽出し、
    前記駐車場画像に基づいて駐車状況を算出し、
    前記駐車状況に対応する経済指標を出力することを特徴とする評価方法。
  6. 地域毎のリモートセンシング画像を記憶した画像記憶部と、
    経済指標を算出する制御部とを備えた評価システムを用いて、経済状況を評価するためのプログラムであって、
    前記制御部を、
    前記画像記憶部から、評価対象地域のリモートセンシング画像を取得し、
    前記リモートセンシング画像において駐車場画像を抽出し、
    前記駐車場画像に基づいて駐車状況を算出し、
    前記駐車状況に対応する経済指標を出力する手段
    として機能させることを特徴とする評価プログラム。
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