JP6290665B2 - 組電池 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、絶縁チューブ等が損傷しても円筒型電池同士の電気的な接触を避けることができる組電池を提供することを目的としている。
前記第1の絶縁板の切欠溝に前記第2の絶縁板を装着して前記絶縁部材を組み立て、前記第1及び第2の絶縁板で区画される領域に前記複数の円筒型電池を配置し、その状態で周囲を前記絶縁チューブで被覆してパック電池に形成されるようにしても良い。この構成によれば、従来のパック電池と同様の構成を維持しながら、絶縁チューブ等が損傷しても円筒型電池同士の電気的な接触を避けることが可能になる。
図1は本発明の組電池の実施形態に係るパック電池を上方から見た図であり、図2は側方から見た図である。
パック電池10は、単電池を構成する複数の円筒型電池11を多列に並べ、絶縁性を有する熱収縮チューブ12(絶縁チューブ)で覆った組電池である。この熱収縮チューブ12は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂で形成されている。本構成では、円筒型電池11に密閉型のニッケルカドミウム蓄電池を用いている。なお、図中、符号12Tは固定テープである。
この円筒型電池11は、シート状の正・負極板をマット状の合成樹脂製のセパレータを介して巻き込んだ内部構造を有し、その周囲を覆う電池ケース11Aが鋼製の筒部材で形成されている。電池ケース11Aの上下は封止され、上下端に、対となる端子部(プラス端子13B(図2)、マイナス端子(図示されず))が設けられ、隣接する極性の異なる端子部同士が接続片14(図2では図示されず)によって電気的に接続される。
この種の円筒型電池においては、円筒型電池の並べ方や個数は仕様に応じて変更される。この円筒型電池が搭載される搭載機器は、例えば、火災報知器や非常放送設備などの防災設備である。この円筒型電池には、アルカリ蓄電池として、上記ニッケルカドミウム蓄電池以外にニッケル水素蓄電池が用いられるが、これ以外にリチウムイオン蓄電池、その他の蓄電池を用いても良い。
図3(A)は絶縁部材21を上方から見た図であり、図3(B)は絶縁部材21を側方から見た図である。
絶縁部材21は、パック電池10の長手方向(横方向)に延びる単一の長手方向絶縁板23(第1の絶縁板)と、パック電池10の短手方向(縦方向)に延びる複数(9枚)の短手方向絶縁板25(第2の絶縁板)とを備えている。
これら絶縁板23,25は、別体の部品であり、いずれも電気絶縁性や長期耐久性や落下時の衝撃で破損しない耐衝撃性を有する素材で形成される。本実施形態の絶縁板23,25は、木材繊維または木綿繊維、或いは、ポリ塩化ビニル等の樹脂材料で形成されているが、特にこれらに限定されない。
長手方向絶縁板23は、長手方向に並ぶ円筒型電池11間に介挿される長方形状(矩形状)の平板であり、長手方向に間隔を空けて、上面から下方に延びる複数の切欠溝23Aを有している。
この長手方向絶縁板23の全長LAは、長手方向に並ぶ全ての円筒型電池11間に渡って延びる長さであって、パック電池10の長手方向の長さL1(図1)よりも短い長さに形成されている(LA<L1)。また、長手方向絶縁板23の高さHAは、円筒型電池11の高さH1(電池ケース11Aの高さ)よりも若干低い高さに形成されている(HA<H1)。また、切欠溝23Aの間隔は、円筒型電池11の配列間隔に設定されている。このように、長手方向絶縁板23は、長方形の平板に切欠溝23Aを形成した簡易形状であるため、打ち抜きなどのコスト低減に有効な製作方法を適用して製作することができる。
短手方向絶縁板25は、短手方向に並ぶ円筒型電池11間に介挿される略正方形(矩形状)の平板であり、左右中央に、下面から上方に延びる単一の切欠溝25Aを有している。
この短手方向絶縁板25の全長LBは、短手方向に並ぶ全て(2個)の円筒型電池11間に渡って延びる長さであって、パック電池10の短手方向の長さW1(図1)よりも短い長さに形成されている(LB<W1)。また、短手方向絶縁板25の高さHBは、円筒型電池11の高さH1(図2)よりも若干低い高さに形成されており、本実施形態では、長手方向絶縁板23の高さHAと同一である。
このように短手方向絶縁板25は、略正方形の平板に切欠溝25Aを形成した簡易形状であるため、打ち抜きなどの簡易な工程によって容易に製作することができる。
この場合、短手方向絶縁板25の切欠溝25Aが、長手方向絶縁板23における切欠溝23Aよりも下方の領域を両側から覆うように嵌る。これによって、短手方向絶縁板25が、長手方向絶縁板23に直交した状態に保持される。このようにして、長手方向絶縁板23に短手方向絶縁板25を差し込むだけで、絶縁部材21を組み立てることができる。
絶縁部材21を組み立てると、図3(A)に示すように、単一の長手方向絶縁板23と9枚の短手方向絶縁板25とによって、横10列、縦2列の領域が区画される。そして、この区画された領域に、円筒型電池11をそれぞれ配置し、その状態で周囲に固定テープ12Tを装着し、その周囲を熱収縮チューブ12で覆うことによって、パック電池10が製作される。
このパック電池10では、隣り合う円筒型電池11間に長手方向絶縁板23又は短手方向絶縁板25の少なくともいずれかが介挿されるので、熱収縮チューブ12等が損傷しても円筒型電池11同士の電気的な接触を避けることが可能である。
この隙間S1により、パック電池10が落下して床等に衝突したとしても、長手方向絶縁板23が床等に直接衝突せず、長手方向絶縁板23の損傷を避けることができる。これにより、円筒型電池11間の絶縁性を維持することができる。
この隙間S2により、パック電池10が落下して床等に衝突したとしても、短手方向絶縁板23の損傷を避け、円筒型電池11間の絶縁性を維持することができる。
さらに、本構成では、図2に示すように、これら円筒型電池11の上方と下方を覆う上下一対の絶縁性を有するシート31、32(絶縁シート)を備えている。これらシート31、32は、絶縁部材21に円筒型電池11を配列した後に配置され、その後に周囲が熱収縮チューブ12で覆われる。
このシート31、32は、ポリ塩化ビニル等の樹脂材料で形成される。これによって、上記シート31、32によって落下の衝撃が円筒型電池11に直接伝わらないようにすることができ、接続片14や円筒型電池11の損傷を抑えるとともに、円筒型電池11間の絶縁性をより維持し易くなる。
また、長手方向絶縁板23の切欠溝23Aに短手方向絶縁板25を装着して絶縁部材21を組み立て、両方の絶縁板23、25で区画される領域に複数の円筒型電池11を配置し、その状態で周囲を熱収縮チューブ12で被覆してパック電池10に形成されるので、従来のパック電池と同様の構成を維持しながら、単電池を被覆する熱収縮チューブ12等が損傷しても円筒型電池11同士の電気的な接触を避けることが可能になる。従って、従来と同様の設備を用いて、耐ショート性を向上したパック電池10を得ることができる。
しかも、絶縁部材21を組み立てて複数の円筒型電池11を配置した状態で、その上下に配置されるシート31、32(絶縁シート)を備え、これらシート31、32を配置した状態で、周囲を熱収縮チューブ12で被覆してパック電池10に形成されるので、これらシート31、32によって円筒型電池11等の損傷を抑えるとともに、円筒型電池11間の絶縁性をより維持し易くなる。また、落下しても、パック電池10全体の形状を維持し易くなる。
また、上記実施形態では、本発明をパック電池10に適用する場合を説明したが、パック電池10に限らず、複数の円筒型電池11を多列に配置した様々な組電池に本発明を適用しても良い。また、円筒型電池11に限らず、角型電池などの他の形状の電池を用いても良い。また、円筒型電池11を絶縁性の熱収縮チューブ12に限らず、紙製の筒部材等の他の絶縁チューブで被覆しても良い。
11 円筒型電池(単電池)
11A 電池ケース
12 熱収縮チューブ(絶縁チューブ)
21 絶縁部材
23 長手方向絶縁板(第1の絶縁板)
23A、25A 切欠溝
25 短手方向絶縁板(第2の絶縁板)
31、32 シート(絶縁シート)
S1、S2 隙間
Claims (4)
- 複数の円筒型電池を、縦方向及び横方向に多列に配置した状態で、その周囲を絶縁チューブで覆った組電池において、
隣り合う前記円筒型電池間に介挿される絶縁部材を備え、
前記絶縁部材は、横方向に並ぶ前記円筒型電池間に介挿される第1の絶縁板と、縦方向に並ぶ前記円筒型電池間に介挿される第2の絶縁板とを組合せた組立品で構成され、
前記第1及び第2の絶縁板は、前記複数の円筒型電池の周囲を前記絶縁チューブで被覆してパック電池に形成した際に、前記絶縁チューブと接触しない長さとし、当該組電池が落下しても各絶縁板が直接衝突しないよう前記絶縁チューブとの間に隙間を空けて配置されていることを特徴とする組電池。 - 前記第1の絶縁板は、長手方向に間隔を空けて前記第2の絶縁板のそれぞれが装着される切欠溝を有する平板形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の組電池。
- 前記第1の絶縁板の切欠溝に前記第2の絶縁板を装着して前記絶縁部材を組み立て、前記第1及び第2の絶縁板で区画される領域に前記複数の円筒型電池を配置し、その状態で周囲を前記絶縁チューブで被覆してパック電池に形成されることを特徴とする請求項2に記載の組電池。
- 前記絶縁部材を組み立てて前記複数の円筒型電池を配置した状態で、その上下に配置される絶縁シートを備え、前記絶縁シートを配置した状態で、周囲を前記絶縁チューブで被覆してパック電池に形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の組電池。
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