JP6290634B2 - 包装袋 - Google Patents

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補強部材を備えた包装袋に関する。
従来、包装袋の中折れの防止や自立性の向上等を目的として、樹脂シートからなる袋本体を補強部材で補強した包装袋が知られている。例えば、特許文献1には、袋本体の側縁部を柱状の補強部材で覆ってなる包装袋が開示されている。特許文献1の包装袋において、補強部材は射出成型によって袋本体の側縁部に形成される。具体的には、補強部材を形成するためのキャビティ内に袋本体の側縁部を挿入した状態として、同キャビティ内に熱可塑性樹脂を射出する。これにより、袋本体の側縁部に対して、断面コ字状をなす柱状の補強部材が形成される。
特開2003−191964号公報
ところで、上記包装袋において、補強部材は、袋本体の側縁部に単純に嵌め合わされたような状態とされている。そのため、補強部材に対して、側縁部から外方側(左右方向)へ引っ張る力が作用すると、補強部材が側縁部から外れてしまうことがあった。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、袋本体の側縁部から補強部材が外れることを抑制できる包装袋を提供することにある。
上記の目的を達成するために請求項1に記載の包装袋は、樹脂シートにより袋状に形成された袋本体と、前記袋本体の側縁部を補強する柱状の補強部材とを備える包装袋であって、前記補強部材は、前記袋本体の側縁部の一面側を覆う第1壁部と、同他面側を覆う第2壁部と、前記第1壁部及び前記第2壁部を接続するとともに前記袋本体の側縁部の縁を覆う第3壁部とを備え、前記袋本体の側縁部には、貫通孔及び縁側に幅狭部分を有する切欠の少なくとも一方からなる挿通部が設けられ、前記補強部材の前記第1壁部には、前記挿通部に挿通される規制柱が設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、補強部材に対して、袋本体の側縁部から外方側へ引っ張る力が作用した場合には、規制柱が、側縁部における挿通部の周縁に引っ掛かる。これにより、側縁部に対する補強部材の相対移動が規制されて、側縁部から補強部材が外れることが抑制される。
上記包装袋において、前記規制柱は、その基端が前記第1壁部に接続されるとともに、先端が前記第2壁部に接続されていることが好ましい。
両端が第1壁部及び第2壁部に接続されることにより、規制柱の強度が高められる。補強部材の位置ずれが規制される際には、規制柱に負荷が集中するが、上記のように、規制柱の強度を高めることによって、規制柱に折れや曲がり等が生じることを抑制できる。
上記包装袋において、前記袋本体は、折り目が上方を向くように二つ折りにされた底面シートと、前記底面シートを挟み込むように対向配置された一対の側面シートとを接着することにより袋状に形成され、前記袋本体の側縁部は、前記側面シートの側縁に沿って、前記側面シート同士、及び前記側面シートと前記底面シートとを接着してなる接着部分であり、前記袋本体の側縁部における、前記側面シートと前記底面シートとが接着された部分に、前記挿通部が設けられていることが好ましい。
側縁部において、側面シートと底面シートとが接着された部位には、底面シートを展開させた際に、内側に引っ張られる力が作用する。また、上記部位は、底面シートが二つ折りの状態で挟まれていることから、2枚の側面シートと合わせて4枚のシートが重ねられた状態とされて、他の部分よりも厚い部位となっている。こうした点から、側縁部における他の部位と比較して、上記部位は補強部材から外れやすい傾向がある。そのため、上記部位に挿通部を設けて、同部位における補強部材の位置ずれを規制することによって、側縁部から補強部材が外れることをより効果的に抑制できる。
本発明の包装袋によれば、袋本体の側縁部から補強部材が外れることを抑制できる。
(a)は包装袋の正面図、(b)は包装袋の分解図。 (a)は図1の部分拡大図、(b)は2−2線断面図。 (a)は図1の部分拡大図、(b)は3−3線断面図。 (a),(b)は変更例の挿通部を示す図。 (a),(b)は変更例の規制柱を示す図。
以下、本発明を具体化した一実施形態の包装袋を図面に基づいて説明する。
包装袋は、樹脂シートにより袋状に形成される袋本体10と、袋本体10の側縁部に取り付けられる一対の補強部材20とを備えている。
図1(b)に示すように、袋本体10は、折り目が上方を向くように二つ折りにされた横長の略長方形状の底面シート11と、その底面シート11を挟み込むように対向配置された一対の縦長の長方形状の側面シート12とから構成されている。そして、二つ折りにされた底面シート11全体を挟んで一対の側面シート12を重ね合わせた状態として、側面シート12の左右両側及び下側の各縁部がそれぞれ接着されて、上方に開口を有する袋状に形成されている。
底面シート11及び側面シート12としては、その内面側にシール層が形成されるとともに、その外面側に非シール層が形成された多層構造のシート材が用いられている。上記シール層は、熱溶着性の樹脂材(例えば、ポリエチレン、未延伸ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体)から形成される層である。また、上記非シール層は、熱溶着性を有さない素材(例えば、紙)や、上記シール層を形成する樹脂材よりも熱溶着性の低い樹脂材(例えば、延伸ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、セロハン、ポリスチレン)から形成される層である。なお、非シール層の形態はシート(フィルム)であってもよいし、不織布であってもよい。
図1(a)に示すように、袋本体10の左右の両側縁においては、側面シート12の内面同士、及び側面シート12の内面と底面シート11の外面とが、両側縁に沿って略一定幅で熱溶着されることにより、側縁溶着部13がそれぞれ形成されている。これら側縁溶着部13は袋本体10の側縁部を構成する。
また、袋本体10の下縁においては、側面シート12の内面と底面シート11の外面とが、上下方向において円弧状に凹んだ曲線と側面シート12の左縁、右縁及び下縁とによって囲まれた領域にて熱溶着されることにより、下縁溶着部14が形成されている。なお、上記「底面シート11の外面」は、二つ折りにされた状態における外面を意味する。
図1(a)に示すように、袋本体10の両側縁溶着部13には、樹脂材により形成される補強部材20がそれぞれ取り付けられている。補強部材20は、袋本体10の側縁溶着部13に沿って延びる柱状に形成されるとともに、側縁溶着部13の縁を外側から覆う横断面コ字状(溝状)に形成されている。具体的には、図2(b)及び図3(b)に示すように、補強部材20は、側縁溶着部13の一面側を覆う第1壁部21と、側縁溶着部13の他面側を覆う第2壁部22と、側縁溶着部13の縁を覆う第3壁部23とによって、横断面コ字状に形成されている。
図1(a)及び図2(a)に示すように、側縁溶着部13において、補強部材20の上側端部によって覆われた部分には、側縁溶着部13を厚み方向に貫通する円形孔状の第1挿通部15が設けられている。第1挿通部15には、補強部材20において、第1壁部21と第2壁部との間に設けられる第1規制柱24が挿通されている。図2(b)に示すように、第1規制柱24は、その一端が第1壁部21の内面に接続されるとともに、他端が第2壁部22の内面に接続されて、第1壁部21及び第2壁部22と一体に形成されている。
また、図1(a)及び図3(a)に示すように、側縁溶着部13における、側面シート12と底面シート11とが溶着された部位において、補強部材20の下側端部によって覆われた部分には、袋本体10を厚み方向に貫通する円形孔状の第2挿通部16が設けられている。側縁溶着部13において、側面シート12と底面シート11とが溶着された部位は、底面シート11が二つ折りの状態で挟まれていることから、2枚の側面シート12と合わせて4枚のシートが重ねられた状態とされている。したがって、第2挿通部16は4枚のシート全てを貫通するように形成されている。
図3(b)に示すように、第2挿通部16には、補強部材20において、第1壁部21と第2壁部との間に設けられる第2規制柱25が挿通されている。第2規制柱25は、その一端が第1壁部21の内面に接続されるとともに、他端が第2壁部22の内面に接続されて、第1壁部21及び第2壁部22と一体に形成されている。
なお、第1規制柱24及び第2規制柱25は、例えば、以下のようにして形成することができる。すなわち、先ず袋本体10を作成するとともに、その側縁溶着部13に第1挿通部15及び第2挿通部16を形成する。そして、補強部材20を射出形成するためのキャビティ内に袋本体10の側縁溶着部13を挿入した状態として、キャビティ内に樹脂材を射出する。これにより、補強部材20を構成する各壁部と共に第1規制柱24及び第2規制柱25が一体に形成される。
次に、本実施形態の作用について記載する。
本実施形態の包装袋においては、補強部材20の第1壁部21及び第2壁部22に一体に設けられた第1規制柱24及び第2規制柱25が、袋本体10の側縁溶着部13に形成された第1挿通部15及び第2挿通部16に挿通されている。そのため、補強部材20に対して、袋本体10の側縁溶着部13から外方側(左右方向)へ引っ張る力が作用した場合には、第1規制柱24及び第2規制柱25が、側縁溶着部13における第1挿通部15及び第2挿通部16の周縁に引っ掛かる。これにより、側縁溶着部13に対する補強部材20の位置ずれ(相対移動)が規制されて、側縁溶着部13から補強部材20が外れることが抑制される。
次に、本実施形態の効果について記載する。
(1)包装袋は、樹脂シートにより袋状に形成された袋本体10と、袋本体10の側縁溶着部13を補強する柱状の補強部材20とを備えている。補強部材20は、袋本体10の側縁溶着部13の一面側を覆う第1壁部21と、同他面側を覆う第2壁部22と、第1壁部21及び第2壁部22を接続するとともに側縁溶着部13の縁を覆う第3壁部23とを備えている。袋本体10の側縁溶着部13には、第1挿通部15及び第2挿通部16が設けられ、補強部材20の第1壁部21には、第1挿通部15及び第2挿通部16に挿通される第1規制柱24及び第2規制柱25が設けられている。
上記構成によれば、側縁溶着部13に対する補強部材20の位置ずれが規制されて、側縁溶着部13から補強部材20が外れることが抑制される。
(2)第1規制柱24及び第2規制柱25は、その基端が第1壁部21に接続されるとともに、先端が第2壁部22に接続されている。
上記構成によれば、両端が第1壁部21及び第2壁部22に接続されることによって、第1規制柱24及び第2規制柱25の強度が高められる。側縁溶着部13に対する補強部材20の位置ずれが規制される際には、第1規制柱24及び第2規制柱25に負荷が集中することになる。上記のように、第1規制柱24及び第2規制柱25の強度を高めることにより、第1規制柱24及び第2規制柱25に折れや曲がり等が生じることを抑制できる。
(3)第1挿通部15及び第2挿通部16は、袋本体10の側縁溶着部13を貫通する貫通孔として形成されている。
上記構成によれば、側面シート12の面に沿った方向において、360度、あらゆる方向への補強部材20の位置ずれを規制することができる。したがって、袋本体10の側縁溶着部13に対して、補強部材20が適切に取り付けられた状態を保持しやすくなる。
(4)第1挿通部15及び第2挿通部16は、補強部材20の端部に設けられている。
側縁溶着部13から補強部材20が外れる際には、先ず、補強部材20の端部が外れて、その端部から徐々に補強部材20の中央部分が外れていく傾向がある。そのため、第1挿通部15及び第2挿通部16を端部に設けて、補強部材20の端部における位置ずれを規制することによって、側縁溶着部13から補強部材20が外れることをより効果的に抑制できる。
(5)袋本体10は、折り目が上方を向くように二つ折りにされた底面シート11と、底面シート11を挟み込むように対向配置された一対の側面シート12とを接着することにより袋状に形成されている。そして、側面シート12の側縁に沿って、側面シート12同士、及び側面シート12と底面シート11とを溶着してなる溶着部分として、側縁溶着部13が形成されている。この側縁溶着部13における、側面シート12と底面シート11とが溶着された部分に第2挿通部16が設けられている。
側縁溶着部13において、側面シート12と底面シート11とが溶着された部位には、底面シート11を展開させた際に、内側に引っ張られる力が作用する。また、上記部位は、底面シート11が二つ折りの状態で挟まれていることから、2枚の側面シート12と合わせて4枚のシートが重ねられた状態とされて、他の部分よりも厚い部位となっている。こうした点から、側縁溶着部13における他の部位と比較して、上記部位は補強部材20から外れやすい(抜けやすい)傾向がある。そのため、上記部位に第2挿通部16を設けて、同部位における補強部材20の位置ずれを規制することによって、側縁溶着部13から補強部材20が外れることをより効果的に抑制できる。
(6)袋本体10を構成する底面シート11及び側面シート12として、内面側に熱溶着性の樹脂材からなるシール層が形成されるとともに、その外面側に熱溶着性の乏しい樹脂材からなる非シール層が形成された多層構造の樹脂シートを用いている。
この場合、補強部材20を射出成型により成形した際に、袋本体10の側縁溶着部13は、補強部材20に対して溶着されない、或いは溶着されたとしても弱い溶着状態となる。そのため、側縁溶着部13から補強部材20が外れやすくなる。上述した、第1挿通部15及び第2挿通部16や第1規制柱24及び第2規制柱25の構成は、こうした側縁溶着部13から補強部材20が外れやすい構成に適用した場合に、特に効果的である。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。また、次の変更例を互いに組み合わせ、その組み合わせ構成のように上記実施形態を変更することも可能である。以下では、第1挿通部15及び第2挿通部16をまとめて挿通部と記載するとともに、第1規制柱24及び第2規制柱25をまとめて規制柱と記載する。
・ 上記実施形態では、一方側の側縁溶着部13に対して2つの挿通部を設けるとともに、一方側の補強部材20に対して2つの規制柱を設けていたが、挿通部及び規制柱の数は特に限定されるものではない。例えば、挿通部を側縁溶着部13の縁に沿って延びる長穴形状とすれば、挿通部及び規制柱を1つのみ設けた構成であっても十分に上記(1)の効果が得られる。また、挿通部及び規制柱の形成位置についても、規制柱の両端部に対応する位置に限らず、適宜変更することができる。
・ 貫通孔として形成される挿通部の外周形状は特に限定されるものではない。例えば、三角形や四角形等の多角形状であってもよいし、十字型や星形等の周縁に凹凸のある形状であってもよい。
・ 図4に示すように、挿通部は、縁側に幅狭部分を有する切欠であってもよい。ここでは、第2挿通部16を切欠として形成した例について説明する。
図4(a)に示す例では、第2挿通部16として、側縁溶着部13の左右の縁から内側に向かって台形状の切欠を設けている。この切欠は、上縁を先端側から基端側(縁側)に向かって下方に傾斜させるとともに、下縁を先端側から基端側(縁側)に向かって上方に傾斜させることによって、その基端側(縁側)に幅狭部分16aを設けている。
図4(b)に示す例では、同じく、第2挿通部16として、側縁溶着部13の左右の縁から内側に向かって横向きT字状の切欠を設けている。この切欠は、上縁及び下縁の基端側(縁側)を部分的に凹ませることによって、その基端側(縁側)に幅狭部分16aを設けている。
挿通部を、縁側に幅狭部分16aを有する切欠とした場合においても、補強部材20に対して、袋本体10の側縁溶着部13から外方側へ引っ張る力が作用した際に、挿通部に挿通された規制柱が挿通部の周縁(特に幅狭部分16a)に引っ掛かることになる。そのため、上記実施形態と同様に、側縁溶着部13に対する補強部材20の位置ずれが規制されて、側縁溶着部13から補強部材20が外れることを抑制できる。また、第1挿通部15を貫通孔とし、第2挿通部16を切欠とするように、貫通孔からなる挿通部と切欠からなる挿通部とを組み合わせてもよい。
・ 図5に示すように、規制柱は、その端部が第2壁部22に接続されない構成としてもよい。ここでは、第1規制柱24を変更した例について説明する。
図5(a)に示す例では、第1壁部21を第2壁部22よりも内側に延出させて、その延出させた部分に第1規制柱24を設けている。そして、第1規制柱24の先端は、側縁溶着部13を突出させた状態としている。このように構成した場合にも、上記(1)の効果を得ることができる。図5(b)に示す例では、図5(a)に示す例において側縁溶着部13から突出された第1規制柱24の先端に返し部分24aを設けている。この場合には、側縁溶着部13の挿通部(第1挿通部15)からの第1規制柱24の抜けを抑制することができる。
・ 上記実施形態では、側縁溶着部13の縁に沿って、側縁溶着部13の略全体に補強部材20が取り付けられていたが、側縁溶着部13に対して、部分的に補強部材20が取り付けられていてもよい。また、一の側縁溶着部13に対して、上下に分割された複数の補強部材20が取り付けられていてもよい。
・ 袋本体10の上部に口具が取り付けられていてもよい。例えば、袋本体10の上部において、口具の外側面と側面シート12の内面とを熱溶着するとともに、側面シート12の内面同士を一定幅で熱溶着して、上縁溶着部を設ける構成とする。
・ 上記実施形態では、袋本体10の側縁溶着部13及び下縁溶着部14は、側面シート12同士、又は側面シート12と底面シート11とを熱溶着することにより接着されていたが、その接着方法は特に限定されるものではない。例えば、接着剤等を用いて各シートを接着させた構成であってもよい。
・ 袋本体10を構成する樹脂シート(底面シート11及び側面シート12)として、両面にシール層が形成された樹脂シートを用いてもよい。また、接着剤等を用いて各シートを接着させた構成とする場合には、両面に非シール層が形成された樹脂シートを用いることもできる。
・ 補強部材20を形成する樹脂材は特に限定されるものでなく、包装袋の補強部材として従来用いられている公知の樹脂材を用いることができる。
ただし、公知の樹脂材のなかでも、側面シート12を構成する樹脂シートの外面側に形成される層との親和性が低く、補強部材20を成形する際に、袋本体10を構成する樹脂シートと溶着されない、或いは溶着されたとしても弱い溶着状態となるような樹脂材であることが特に好ましい。この場合には、側面シート12と補強部材20との間の直接的な結合力が小さくなる。そのため、上記(1)の効果、即ち第1挿通部15及び第2挿通部16や第1規制柱24及び第2規制柱25の構成による、側縁溶着部13から補強部材20が外れることを抑制する効果がより顕著なものとなる。
なお、樹脂シートの外面側に形成される層が、紙等の樹脂以外の素材である場合には、補強部材20を形成する樹脂材の種類にかかわらず、上記の例に該当する。また、樹脂シートの外面側に形成される層が、樹脂材である場合には、その樹脂材とは異なる樹脂材により補強部材20を形成した場合に、上記の例に該当する。具体的には、樹脂シートの外面側に形成される層が、延伸ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、セロハン、ポリスチレン等の樹脂材により形成されている場合、補強部材20を形成する樹脂材であって、同層との親和性が低い樹脂材としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイドが挙げられる。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)前記補強部材は、前記袋本体の側縁部に対して射出成型により一体に成形されてなる前記包装袋。
(ロ)前記袋本体は、樹脂シート同士が熱溶着されることによって袋状に形成され、前記袋本体を構成する樹脂シートとして、内側の面よりも外側の面の熱溶着性が低い樹脂シートが用いられていることを前記包装袋。
10…袋本体、11…底面シート、12…側面シート、13…側縁溶着部、14…下縁溶着部、15…第1挿通部、16…第2挿通部、16a…幅狭部分、20…補強部材、21…第1壁部、22…第2壁部、23…第3壁部、24…第1規制柱、25…第2規制柱。

Claims (3)

  1. 樹脂シートにより袋状に形成された袋本体と、前記袋本体の側縁部に対して一体に射出成形されてなり、前記袋本体の側縁部を補強する柱状の補強部材とを備える包装袋であって、
    前記補強部材は、前記袋本体の側縁部の一面側を覆う第1壁部と、同他面側を覆う第2壁部と、前記第1壁部及び前記第2壁部を接続するとともに前記袋本体の側縁部の縁を覆う第3壁部とを備え、
    前記袋本体の側縁部には、貫通孔及び縁側に幅狭部分を有する切欠の少なくとも一方からなる挿通部が設けられ、
    前記補強部材の前記第1壁部には、前記挿通部に挿通される規制柱が設けられ
    前記規制柱は、前記第1壁部及び前記第2壁部と一体に形成されていることを特徴とする包装袋。
  2. 前記挿通部は、前記袋本体の側縁部の縁側に幅狭部分を有する切欠であり、
    前記規制柱は、前記第3壁部と一体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記袋本体は、折り目が上方を向くように二つ折りにされた底面シートと、前記底面シートを挟み込むように対向配置された一対の側面シートとを接着することにより袋状に形成され、
    前記袋本体の側縁部は、前記側面シートの側縁に沿って、前記側面シート同士、及び前記側面シートと前記底面シートとを接着してなる接着部分であり、
    前記袋本体の側縁部における、前記側面シートと前記底面シートとが接着された部分に、前記挿通部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
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