JP6290031B2 - 磁気抵抗センサ - Google Patents
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Description
また、上記のように非特許文献2にはグラファイト層間化合物の磁気抵抗率が数%であることが開示されているが、グラファイトを用いた磁気抵抗センサの実用化を実現するためには感度の向上は必須である。
そこで、本発明は、材料価格や供給が安定しており、温度依存性が少なく製造容易なグラファイトシートを感磁部に用いた磁界センサであって、感度が高い磁気抵抗センサを提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係るグラファイト層は、芳香族高分子を成膜してフィルムにし、このフィルムを炭素化した後、温度3000℃以上で熱処理することによって得られるものであることが好ましい。これにより、高品質のグラファイト層を形成することが出来るため、磁気抵抗センサの感度を向上させることが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る磁気抵抗センサの斜視図である。図1において磁気抵抗素子5(磁気抵抗センサ1)は、基材30の上に感磁部10と2つの電流電極20を有している。感磁部10は磁場を検知する部分で、グラファイトシートを、例えばパターンニング加工することにより得られるグラファイト層15であり、感磁部10の電流方向の長さはL、幅はWで表される。磁気抵抗素子5が磁場Bを検知したときの電気抵抗値をR、磁場Bがない(磁場がゼロである)ときの電気抵抗値をR0とすると、磁気抵抗率は、100×ΔR/R0=100×(R−R0)/R0で表され、磁気抵抗率が大きいほど磁気抵抗センサとしての感度が高いといえる。
<高分子原料>
最初に本発明のグラファイトシート作製に用いられる高分子フィルム原料について記述する。本発明のグラファイトシート作製に好ましく用いられる高分子原料は芳香族高分子である事が好ましく、芳香族高分子が、ポリアミド、ポリイミド、ポリキノキサリン、ポリオキサジアゾール、ポリベンズイミダゾール、ポリベンズオキサゾール、ポリベンズチアゾール、ポリキナゾリンジオン、ポリベンゾオキサジノン、ポリキナゾロン、ベンズイミダゾベンゾフェナントロリンラダーポリマー、およびこれらの誘導体から選択される少なくとも一種であることが好ましい。これらのフィルムは公知の製造方法で製造すればよい。
本発明のグラファイトシートは、例えば芳香族高分子を成膜して厚さが50μm〜30nmまたは厚さが6μm〜30nmの範囲のフィルムにし、このフィルムを炭素化した後、温度3000℃以上で熱処理することで得られてもよい。
以下、本発明の高分子原料として特に好ましい、芳香族ポリイミドフィルムの作製方法について詳述する。芳香族ポリイミドフィルムの合成に用いられ得る酸二無水物は、ピロメリット酸無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、1,1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、1,1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、オキシジフタル酸二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、p−フェニレンビス(トリメリット酸
モノエステル酸無水物)、エチレンビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)、ビスフェノールAビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)、およびそれらの類似物を含み、それらを単独でまたは任意の割合の混合物で用いることができる。特に、直線的で剛直な構造を有した高分子構造を持つほどポリイミドフィルムの配向性が高くなること、さらには入手性の観点から、ピロメリット酸無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物が好ましい。
前記原料溶液中の酸二無水物とジアミンとは、実質的には等モル量にすることが好ましく、モル比は例えば、1.5〜1〜1:1.5、好ましくは1.2:1〜1:1.2、より好ましくは1.1:1〜1:1.1である。
本発明において、前記芳香族高分子の成膜時に添加されるフィラーの量は、芳香族高分子フィルム全体の0.1質量%以下である事が好ましく、実質的にフィラーを含まない事が最も好ましい。
次に、芳香族ポリイミドに代表される高分子フィルムの炭素化・グラファイト化の手法について述べる。本発明では出発物質である高分子フィルムを不活性ガス中で予備加熱し、炭素化を行う。不活性ガスは、窒素、アルゴンあるいはアルゴンと窒素の混合ガスが好ましく用いられる。予備加熱は通常1000℃程度の温度で行う。通常ポリイミドフィルムは500〜600℃付近で熱分解し、1000℃付近で炭素化する。予備処理の段階では出発高分子フィルムの配向性が失われない様に、フィルムの破壊が起きない程度の面方向の圧力を加える事が有効である。
加圧下でグラファイト化反応を行う理由としては(1)加圧下での処理により厚さが不均一となるのを防止する、(2)表面が荒れるのを防止する、(3)熱処理炉のヒーターの長寿命化を実現する、の3点を挙げる事が出来る。例えば、0.09MPa以下の圧力下、3000℃以上の温度で熱処理すると、シートから炭素が昇華しやすくなりシート表面が毛羽立ち、グラファイトが不均一に薄くなる場合がある。本発明の様に極めて薄いグラファイトシートを作製する場合には、シート全体で均一に厚さが減少する事が重要であり、厚さを均一にするためにも3000℃以上の温度での熱処理を加圧下で行う事が重要である。
上記の製造方法により得られたグラファイトシートを基材に固定し、グラファイト層とする。基材の種類は特に限定されないが、絶縁性を有していることが好ましい。基材としては、例えば、耐熱性ポリイミド基板、PEN基板、あるいはガラスエポキシ基板等の有機高分子フィルム、ガラス基板、セラミック基板、金属基板等の無機基板、またはこれらの組み合わせを好ましく用いることができる。
また、本発明に係る磁気抵抗センサには、ゲート電極が設けられることも好ましい。ゲート電極を用いれば、印加されるゲート電圧を変化させることにより、磁気抵抗センサの感度や電気抵抗を可変にすることができる。図3は、本発明の実施の形態2に係る磁気抵抗センサにゲート電極が設けられた場合の断面図である。基材30の上部に第1の絶縁膜40が設けられ、さらにその上部に第1の絶縁膜40と同じ大きさになるようにグラファイト層15(感磁部10)が設けられる。第1の絶縁膜40とグラファイト層15の左右端部を覆うように2つの電流電極20が設けられ、さらに保護層として機能する第2の絶縁層41が電流電極20とグラファイト層15を覆う。第2の絶縁層の上部にはゲート電極25が設けられており、このゲート電極に印加される電圧を変更すれば、グラファイト層15のキャリア密度を制御することができ、磁気抵抗率の大きさを調整することが可能である。
本発明の磁気抵抗センサは磁気抵抗率が高く感度が高いため、単体で磁気抵抗素子として使用してもよいが、さらにセンサ感度を向上させるために、複数の磁気抵抗素子を組み合わせることも好ましい。図4は、本発明の実施の形態3に係る磁気抵抗センサの構成を示す模式図であり、図4(a)は同様の特性を有する2つの磁気抵抗素子5a,5bを直列接続した場合、図4(b)は同様の特性を有する4つの磁気抵抗素子5a,5b,5c,5dをブリッジ型に配置した場合を示している。図4(a)および(b)において、Vcは制御電圧であり、Voutは出力電圧である。図4(a)において、磁気抵抗素子5aに印加される磁場B1(図示しない)が磁気抵抗素子5bに印加される磁場B2(図示しない)よりも大きいとき、磁気抵抗素子5aの電気抵抗R1は、磁気抵抗素子5bの電気抵抗R2よりも大きくなるため、出力電圧Voutは、中点電圧と比べて大きくなる。ここで、中点電圧とは2つの磁気抵抗素子に均一な磁場を印加したときの出力電圧Voutで、Vc/2の値を示す。複数の磁気抵抗素子を組み合わせた場合、中点電圧に対する出力電圧の大きさを測定することで磁場の大きさを得ることができる。また、2つの磁気抵抗素子を組み合わせることにより磁気抵抗の温度補償を行うことができる。
実施の形態1〜3では、磁気抵抗センサのグラファイト層が平面状である例について説明したが、磁気抵抗センサのグラファイト層を非平面状とすることも好ましい。グラファイト層に対して垂直に入射する磁場に対しては、ローレンツ力によるキャリアの移動距離が長くなるために磁気抵抗率を大きくすることができる。一方、グラファイト層に対して水平に入射する磁場に対しては、ローレンツ力によるキャリアの移動距離はグラファイト層の厚さに制限されるために長くとることができない。また、磁場からみたグラファイト層の厚さは、グラファイト層の水平方向となるため、磁場はグラファイト層に入射しにくくなる。
<膜厚>
原料である有機高分子シート、グラファイトシートの厚さは、フィルム(シート)の測定場所によって±5%程度の誤差があった。そのため得られたシートの10点平均の厚さを本発明における試料の厚さとした。
室温下で、磁場をかけない状態でグラファイト層の電気抵抗値R0を測定し、また、室温下で、グラファイト層に垂直な方向に磁場0.4Tをかけて電気抵抗値Rを測定し、100×(R−R0)/R0の値を算出することによって行った。電気抵抗値Rおよび電気抵抗値R0は、2つの電流電極間で測定されるグラファイト層のa−b面方向の電圧値/電流値により求められる。
グラファイトシートの電気伝導度の測定はファン・デル・ポー法によって行った。この方法は薄膜状の試料の電気伝導度を測定するのに最も適した方法である。この測定法の詳細は(第四版)実験化学講座9 電気・磁気(社団法人日本化学会編、丸善株式会社発行(平成3年6月5日発行))のP170に記載されている。この手法の特徴は、任意の形状の薄膜試料端部の任意の4点に電極をとり測定を行うことが出来る事であり、試料の厚さが均一であれば正確な測定が行える点である。本発明においては正方形に切断した試料を用い、それぞれの4つの角(稜)に銀ペースト電極を取り付けて行った。測定は(株)東洋テクニカ製、比抵抗/DC&ACホール測定システム、ResiTest 8300を用いて行った。
ピロメリット酸無水物と4,4’−ジアミノジフェニルエーテルをモル比で1/1の割合で合成したポリアミド酸の18質量%のDMF溶液100gに無水酢酸20gとイソキノリン10gからなる硬化剤を混合、攪拌し、遠心分離による脱泡の後、アルミ箔上に流延塗布し、さらにワイヤバーを用いて厚さ調整を行った。この様な方法で50μmから1μmの範囲の厚さの異なるフィルムを調製した。1μm〜20nmの範囲の均一な厚さの高分子フィルムはこの様な方法では作製が困難であるため、スピンコーターを用いて、アミド酸溶液の濃度、回転数を変えることで厚さの異なる何種類かのフィルムを作製した。なお、本発明の実施例において特に記載のない場合には、製膜時にフィラー成分を一切添加しないで成膜しており、実質的にフィラー成分は0.1質量%以下である。
製造例1で作製した厚さの異なる8種類のポリイミドフィルム(高分子試料A、面積10×10cm2)を、電気炉を用いて窒素ガス中、10℃/分の速度で1000℃まで昇温し、1000℃で1時間保って予備処理した。次に得られた炭素化シートを円筒状のグラファイトヒーターの内部にセットし、20℃/分の昇温速度で3000℃の処理温度(最高処理温度)まで昇温した。この温度で30分間(処理時間)保持し、その後40℃/分の速度で降温し、グラファイトシートを作製した。処理はアルゴン雰囲気で0.10MPa(1.0kg/cm2)の加圧下で行った。得られたグラファイトシートの面積は厚さの違いによって収縮、膨張の比率が異なるために一定ではなかったが、いずれも6.5×6.5cm2〜9.5×9.5cm2の範囲にあった。
実施例4、および実施例7で用いた高分子試料Aを用い、最高処理温度3100℃、3200℃、または3300℃とした以外は実施例1と同じ処理を行い、得られたグラファイトシートに関し、高分子試料、最高処理温度(℃)、グラファイトシートの厚さ(μm)、磁場0.4Tにおけるa−b面方向の磁気抵抗率(%)、電気伝導度(S/cm)、キャリア移動度(cm2/V・sec)の結果を表1に示す。最高処理温度を3000℃から3100℃、3200℃、3300℃と高くするにつれて、電気伝導度、キャリア移動度、磁気抵抗率特性は向上した。電気伝導度が23500S/cm以上で、キャリア移動度が10100cm2/V・sec以上の試料(実施例11、13、14)では30%以上の大きな磁気抵抗率を得る事ができた。
高分子試料B、および高分子試料Cを用いた以外は実施例1と同じ方法で厚さの異なる幾つかの試料の炭素化・グラファイト化を行った。得られたグラファイトシートに関し、高分子試料、最高処理温度(℃)、グラファイトシートの厚さ(μm)、磁場0.4Tにおけるa−b面方向の磁気抵抗率(%)、電気伝導度(S/cm)、キャリア移動度(cm2/V・sec)の結果を表1に示す。この結果から明らかであるように、高分子試料B、および高分子試料Cの場合でも、高分子試料Aと同様に20%以上の磁気抵抗率を実現できる事が分かった。
実施例4で用いたのと同じ厚さのポリイミドフィルム(高分子試料A)を原料として用い、電気炉を用いて窒素ガス中、10℃/分の速度で1000℃まで昇温し、1000℃で1時間保って予備処理した。次に得られた炭素化シートを円筒状のグラファイトヒーターの内部にセットし、20℃/分の昇温速度で、それぞれ2800℃、または2900℃(最高処理温度)まで昇温した。この温度でそれぞれ30分間、または120分間(2時間)保持し、その後40℃/分の速度で降温し、グラファイトシートを作製した。処理はアルゴン雰囲気で0.05MPa(0.5kg/cm2)の加圧下でおこなった。得られたグラファイトシートに関し、使用された高分子試料、最高処理温度(℃)、最高処理温度の時間(分)、グラファイトシートの厚さ(μm)、磁場0.4Tにおけるa−b面方向の磁気抵抗率(%)、キャリア移動度(cm2/V・sec)の結果を表2に示す。この結果から明らかであるように最高処理温度が2800℃、2900℃の場合には、キャリア移動度は6100〜7400cm2/V・secとなり、磁気抵抗率も7〜18%の間であった。
厚さ50μmのポリイミドフィルム(高分子試料A)を用い、最高処理温度3100℃30分、3200℃30分、3200℃120分としたこと以外は、実施例1と同じ条件で炭素化・グラファイト化を行った。得られたグラファイトシートの厚さはそれぞれ3100℃、30分間処理では30μm(比較例5)、3200℃、30分間処理では30μm(比較例6)、3200℃、120分間処理では29μm(比較例7)であった。得られた結果を表2に示す。この結果から明らかな様に厚みが29μm以上のグラファイトシートで磁気抵抗率を20%以上の大きさにする事は極めて困難である事が分かった。
5,5a,5b,5c,5d:磁気抵抗素子
10:感磁部、15:グラファイト層
20:電流電極、21、バーバーポール電極、22:短絡電極、23、接続電極、25:ゲート電極
30:基材
40:第1の絶縁膜、41:第2の絶縁膜
Vout:出力電圧、Vc:制御電圧
Claims (7)
- 基材と、該基材の少なくとも一方主面側に形成されているグラファイト層と、該グラファイト層に接続されている少なくとも2つの電流電極を有する磁気抵抗センサであって、
前記グラファイト層は、磁場0.4Tにおけるa−b面方向の磁気抵抗率が20%以上であることを特徴とする磁気抵抗センサ。 - 前記グラファイト層は、芳香族高分子を成膜してフィルムにし、このフィルムを炭素化した後、温度3000℃以上で熱処理することによって得られるものである請求項1に記載の磁気抵抗センサ。
- 前記グラファイト層の電気伝導度が20000S/cm以上である請求項1または2に記載の磁気抵抗センサ。
- 前記グラファイト層のキャリア移動度が8000cm2/V・sec以上である請求項1〜3のいずれかに記載の磁気抵抗センサ。
- 前記グラファイト層の厚さが10nm以上、20μm以下である請求項1〜4のいずれかに記載の磁気抵抗センサ。
- 前記基材と前記グラファイト層の間に第1の絶縁層が形成されている請求項1〜5のいずれかに記載の磁気抵抗センサ。
- 前記グラファイト層上に第2の絶縁層が形成されている請求項6に記載の磁気抵抗センサ。
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