JP6287226B2 - 見積もり装置、見積もりシステム、見積もり方法、及び、プログラム - Google Patents

見積もり装置、見積もりシステム、見積もり方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、見積もり装置、見積もりシステム、見積もり方法、及び、プログラム、特に、プログラムの実行環境を仮想サーバ装置に変更する場合の処理時間等の見積もりに関する。
コンピュータシステムの稼動に必要な基盤を、ネットワーク経由でサービス(IaaS: Infrastructure as a Service)として提供する事業者(IaaSプロバイダー)が増えている。IaaS環境のインスタンスの料金体系はIaaSプロバイダーによって異なる。インスタンスとは、IaaSプロバイダーが定める、ある決められたリソース量のまとまりである。また、IaaS環境のインスタンスがどの程度の性能を出せるかは、IaaSプロバイダーによって異なる。その上、ユーザプログラムの資源(計算、記録、通信)の使用傾向は個々に異なる。
このため、各インスタンスの性能、コストパフォーマンスを把握するのが難しい。特に、ユーザプログラムを、使用者自身が保有・運用しているコンピュータシステム(オンプレミス)からインスタンスに移行する場合には、事前にインスタンスでの性能とコストを見積もる方法が必要とされる。これに関連して、以下の技術が公開されている。
特許文献1は、性能測定プログラムを含む仮想サーバイメージを、IaaSサイトに送信して実行する情報処理装置を開示する。該情報処理装置は、実行した仮想サーバから性能情報を受信して、その性能情報から仮想サーバが処理を実行した時の処理速度または処理時間を算出する。
特許文献2も、性能測定プログラムを含む仮想サーバイメージを、IaaSサイトに送信して実行する情報処理装置を開示する。該情報処理装置も、実行した仮想サーバから性能情報を受信して、その性能情報から仮想サーバが処理を実行した時の処理速度または処理時間を算出する。さらに、該情報処理装置は、課金情報記憶部を備えており、実行した仮想サーバから性能情報を受信して、その性能情報、及び、課金情報から仮想サーバが処理を実行した時のコスト情報を算出する。
特許文献3の装置は、マルチテナント環境における時間性能の予測を行う。この装置は、特性計測用ソフトウェアを特定の同時並行数にて対象コンピュータに同時並行に実行させ、待ち行列モデルに基づいて、同時並行数を変数とする平均処理時間の関数を算出する。ここで平均処理時間とは、プロセッサやI/Oデバイスの平均処理時間である。ついで、この装置は、実行対象ソフトウェアを同じ対象コンピュータ上で、同時並行数=1で実行し、前述の関数の補正係数を算出し、当該関数と補正係数から、実行対象ソフトウェアの所定同時並行数のときの平均処理時間を推定する。
特許文献4は、歩留まり情報、単価情報等に基づいて、工程ごとのコスト計算を行う減価解析装置を開示する。
特許文献5は、災害に対処するために必要とするリソース量を算出するシステムを開示する。
国際公開第2013/027332号 国際公開第2013/027331号 特開2012-128771号公報 特開2005-292885号公報 特開2001-325686号公報
特許文献1及び2の装置は、パフォーマンスの測定対象となる処理の内容によって異なる性能測定プログラムを含む仮想サーバを、IaaSサイトに送信しなくてはならないという課題がある。即ち、パフォーマンスの測定対象となる処理が複数ある場合は、当該処理に対応する性能測定プログラムを、すべて、IaaSサイト上で実行させる必要があるという課題がある。
特許文献3の装置は、特性計測用ソフトウェアおよび実行対象ソフトウェアを同じ対象コンピュータ上で実行させる。即ち、実行対象ソフトウェアが複数ある時、そのすべてを、対象コンピュータ上で実行させる必要があるという課題がある。特許文献4及び5の装置は、上記課題の解決に関係しない。
本発明は、上記課題を解決することを目的とする。
本発明の一実施形態にかかる見積もり装置は、第1のサーバ装置が実行する仮想サーバ装置の性能測定を行う性能計測手段と、
ユーザプログラムを第2のサーバ装置上で実行して、当該ユーザプログラムのプロファイルデータを測定するプロファイリング手段と、
前記性能測定の結果、及び、前記プロファイルデータから、前記ユーザプログラムを前記仮想サーバ装置で実行した場合の見積もり処理時間を算出する処理時間見積もり手段と、を備える。
本発明の一実施形態にかかる見積もり方法は、第1のサーバ装置が実行する仮想サーバ装置の性能測定を行い、
ユーザプログラムを第2のサーバ装置上で実行して、当該ユーザプログラムのプロファイルデータを測定し、
前記性能測定の結果、及び、前記プロファイルデータから、前記ユーザプログラムを前記仮想サーバ装置で実行した場合の見積もり処理時間を算出する。
本発明の一実施形態にかかるプログラムは、コンピュータに、
第1のサーバ装置が実行する仮想サーバ装置の性能測定を行う性能計測処理と、
ユーザプログラムを第2のサーバ装置上で実行して、当該ユーザプログラムのプロファイルデータを測定するプロファイリング処理と、
前記性能測定の結果、及び、前記プロファイルデータから、前記ユーザプログラムを前記仮想サーバ装置で実行した場合の見積もり処理時間を算出する処理時間見積もり処理と、を実行させる。
本発明は、あるサーバ装置で実行していたプログラムを、他の環境、例えば、IaaS環境へ移行するに際して、事前に性能を把握することを容易にする。
図1は、第1の実施の形態にかかる見積もりシステム300の構成図である。 図2は、コスト記憶部112が格納するデータの構造を示す図である。 図3は、見積もり装置100の動作フローチャートである。 図4は、処理時間見積もり値及びコスト見積もり値の例を示す図である。 図5は、ユーザプログラムごとのコストとすべてのユーザプログラムの合計の例を示す図である。 図6は、コスト見積もり部130が行う表示の例を示す図である。 図7は、第2の実施の形態にかかる見積もりシステム300の構成図である。
<第1の実施の形態>
図1は、本実施の形態にかかる見積もりシステム300の構成図である。見積もりシステム300は、ネットワーク10を介して接続された、見積もり装置100、IaaSサーバ装置200及び、オンプレミスサーバ装置500を包含する。オンプレミスサーバ装置500、及び、IaaSサーバ装置200は複数存在しても良い。図1は、2台のIaaSサーバ装置200(IaaSサーバ装置1とIaaSサーバ装置2)を示している。
見積もり装置100は、性能計測部102、プロファイリング部110、処理時間見積もり部120、コスト見積もり部130、及び、コスト記憶部112を備える。
性能計測部102、プロファイリング部110、処理時間見積もり部120、及び、コスト見積もり部130は、論理回路で構成される。それらは、メモリに格納されて、見積もり装置100が備えるプロセッサで実行されるプログラムによって実現されても良い。コスト記憶部112は、例えば、IC(Integrated Circuit)メモリ、または、ディスク装置である。
性能計測部102は、IaaSサーバ装置200が実行する仮想サーバ210へ、ネットワーク10を介して、性能計測プログラムを送信する。さらに、性能計測部102は、IaaSサーバ装置200内の仮想サーバ210から性能計測結果を受信し、処理時間見積もり部120に出力する。
プロファイリング部110は、ユーザプログラムのプロファイリングを実行し、プロファイリング結果を処理時間見積もり部120に出力する。処理時間見積もり部120は、プロファイリング部110および性能計測部102からの入力を用いて、IaaSサーバ装置200での処理時間見積もりを算出し、コスト見積もり部130に出力する。
コスト見積もり部130は、処理時間見積もり部120およびコスト記憶部112からの入力を用いてIaaSサーバ装置200でのコスト見積もりを行う。コスト見積もり部130は、さらに、コスト見積もり部130およびコスト記憶部112からの入力を用いてIaaSサーバ装置200のコストとオンプレミスサーバ装置500のコストを比較する。
IaaSサーバ装置200は、仮想サーバ210を実行する。IaaSサーバ装置200は、複数の仮想サーバ210を実行しても良い。複数の仮想サーバ210は、各々異なるユーザのユーザプログラムを実行しても良い。以降、各仮想サーバ210を、インスタンスと呼ぶことがある。
図1のIaaSサーバ装置1は、二つの仮想サーバ210(インスタンスA及びインスタンスB)を実行する。IaaSサーバ装置2は、二つの仮想サーバ210(インスタンスC及びインスタンスD)を実行する。
仮想サーバ210がユーザプログラムを実行するときの性能は、仮想サーバ210に与えられたリソース量、種類(例えば、プロセッサプライオリティ、物理メモリ量、ディスクの量と種類、通信回線の量と種類)によって変動することがある。即ち、同じIaaSサーバ装置200内の仮想サーバ210であっても、その性能は同じとは限らない。
また、仮想サーバ210がユーザプログラムを実行するときの性能は、同じIaaSサーバ装置200内の他の仮想サーバ210やプログラムが、IaaSサーバ装置200に与える負荷によって変動することがある。そして、この性能は、時間帯によって規則的に変動することがある。
オンプレミスサーバ装置500は、例えば、ユーザが保有・運用しているサーバ装置である。ユーザは、例えば、ユーザプログラムをオンプレミスサーバ装置500で実行して、所定の時間帯に業務に使用している。見積もり装置100は、ユーザプログラムを、オンプレミスサーバ装置500からIaaSサーバ装置200に移行した場合の性能やコストの見積もりを行う。
なお、見積もり装置100とオンプレミスサーバ装置500は、同一の装置であっても良い。
図2は、コスト記憶部112が格納するデータの構造を示す図である。コスト記憶部112は、仮想サーバコスト情報400と軽減コスト情報401を格納する。この情報は、見積もり装置100の管理者により、あらかじめ登録されている。
仮想サーバコスト情報400は、各IaaSサーバ装置200の各インスタンスのコストを格納する。インスタンスのコストは、例えば、処理時間当たりの使用料、データ保存量当りの使用料、及び、データ転送量当たりの使用料である。例えば、IaaSプロバイダーは、各インスタンスにリソースを割り当て、そのリソースに応じた仮想サーバコスト情報400を決定する。
軽減コスト情報401は、オンプレミスサーバ装置500、それに関連するストレージ、ネットワーク機器の運用保守費、電気代、空調費、スペース費などの費用の合計である。この費用は、ユーザプログラムが、IaaSサーバ装置200へ移行した場合に不要となる費用である。軽減コスト情報401は、例えば、単位時間当たりのコスト(円/時間)である。
図3は、見積もり装置100の動作フローチャートである。
性能計測部102は、見積もり装置100のキーボード(図示されず)など経由して、ユーザから、移行対象となるIaaSサーバ装置200の指定を取得する(S101)。同様に、性能計測部102は、ユーザから、移行対象となるインスタンス(仮想サーバ210)の指定を取得する(S102)。
次いで性能計測部102は、指定されたIaaSサーバ装置200の仮想サーバ210へ、3種類の性能計測プログラムを送信する(S103)。3種類とはそれぞれ、演算処理、通信処理、I/O処理を測定する性能計測プログラムである。
IaaSサーバ装置200の仮想サーバ210は、送信された性能計測プログラムを実行する(S210)。演算処理を測定する性能計測プログラムは、1命令の平均実行時間を測定する。通信処理を測定する性能計測プログラムは、通信速度(例えば、バイト/秒)を測定する。I/O処理を測定する性能計測プログラムではストレージのI/O速度(例えば、バイト/秒)を測定する。
性能計測部102は、これらの性能計測プログラムを、オンプレミスサーバ装置500がユーザプログラムを実行していた時間帯に実行するように制御する。他ユーザの負荷状況が反映された正確な測定結果を得るためである。特に決まった時間帯がない場合には、性能計測部102は、時間帯を変更して複数回実行し、もっとも測定結果が悪いものを採用する。
性能測定プログラムは、性能測定結果を性能計測部102へ送信する(S211)。
性能計測部102は、ユーザから、測定対象となるIaaSサーバ装置200、または、インスタンスを複数指定された場合、指定されたすべてのインスタンスについて、性能測定プログラムを送信して、測定結果を受信する(S104,S105からS103へ戻るループ)。
性能計測部102は、受信した性能測定結果を、各IaaSサーバ装置200の各インスタンスに関連付けて、見積もり装置100のメモリ(図示されず)に記憶する(S106)。
プロファイリング部110は、見積もり装置100のキーボード(図示されず)など経由して、ユーザから、移行対象となるユーザプログラムの指定を取得する(S107)。
プロファイリング部110は、オンプレミスサーバ装置500に、プロファイリングプログラムを送信する。オンプレミスサーバ装置500は、受信したプロファイリングプログラムのコントロール下、ユーザプログラムを実行し、実行時間、実行命令数、ストレージのI/Oバイト数、ネットワークのデータ転送バイト数、及び、ストレージのデータ保存量を測定し、プロファイルデータとしてプロファイリング部110に送信する。
実行時間は、ユーザプログラム開始から終了までの時間の測定値である。実行命令数は、プロセッサに搭載されているハードウェアカウンタから取得した値である。ストレージ使用量は、ユーザプログラム実行中の最大占有量の測定値である。ストレージのI/Oバイト数は、ユーザプログラム開始から終了までのストレージに対する読み取り量と書き込み量の和の測定値である。ネットワークの転送バイト数は、ユーザプログラム開始から終了までのネットワーク送受信量の測定値である。
なお、見積もり装置100がオンプレミスサーバ装置500である場合、プロファイリング部110が、ユーザプログラムの実行、プロファイルデータの測定を行っても良い。
処理時間見積もり部120は、記憶している性能測定結果と、プロファイリング部110が出力したプロファイルデータとから、IaaSサーバ装置200でユーザプログラムを実行した際の処理時間見積もり値を算出する(S109)。
処理時間見積もり部120は、「実行命令数×1命令平均実行時間+ストレージのI/Oバイト数÷ストレージのI/O速度+ネットワークの転送バイト数÷通信速度」によって処理時間見積もり値を算出する。
例えば、実行命令数が1000億、1命令平均実行時間が1μs、ストレージのI/Oバイト数が100000MB、ストレージのI/O速度が20MB/s、ネットワークの転送バイト数が10000MB、および、通信速度が100Mbpsである場合、処理時間見積もり値は、1000億×1μs+100000MB÷20MB/s+10000MB÷100Mbps=約29時間となる。
処理時間見積もり部120は、ユーザから、見積もり対象となるユーザプログラムを複数指定された場合、指定されたすべてのプログラムについて、プロファイルデータを取得する(S110からS108へ戻るループ)。
なお、IaaSサーバ装置200の性能測定とユーザプログラムのプロファイルデータの取得は、図3が示す順番で行っても良いし、逆でもよいし、並行して行っても良い。
コスト見積もり部130は、コスト記憶部112から、仮想サーバコスト情報400(図2)を読み出す(S111)。
コスト見積もり部130は、プロファイルデータ、処理時間見積もり値、および、仮想サーバコスト情報400から、ユーザプログラムをIaaSサーバ装置200で実行した際のコスト見積もり値を算出する(S112)。コスト見積もり値は、見積もり使用料とも呼ばれる。コスト見積もり値は、ユーザプログラムとIaaSサーバ装置200のインスタンス(仮想サーバ210)の組み合わせごとに算出される。
コスト見積もり部130は、「処理時間見積もり値×処理時間当たりの使用料金+ストレージ使用量×データ保存量当たりの使用料金+ネットワークの転送バイト数×データ転送量当たりの使用料金」によってコスト見積もり値を算出する。
例えば、IaaSサーバ装置200の処理時間見積もり値が29時間、処理時間当りの使用料金が100円/時間、ストレージ使用量が100GB、データ保存量当りの使用料金が10円/GB、ネットワークの転送バイト数が10GB、および、ネットワークのデータ転送量当りの使用料金が50円/GBであるとする場合、コスト見積もり値は、29時間×100円/時間+100GB×10円/GB+10GB×50円/GB=4400円となる。
図4は、処理時間見積もり部120及びコスト見積もり部130が算出した、処理時間見積もり値及びコスト見積もり値(表中では処理時間及びコストと表記)の例を示す。本図が示すように、IaaSサーバ装置200のインスタンスごとに、各ユーザプログラムの処理時間とコストが算出される。
本図は、図1のIaaSサーバ装置1のインスタンスAとB、及び、IaaSサーバ装置2のインスタンスCとDの各々と、ユーザプログラムA、B、及び、Cの組み合わせごとに算出された、処理時間見積もり値とコスト見積もり値を例示する。
次いで、コスト見積もり部130は、IaaSサーバ装置200のインスタンスごとにユーザプログラムのコスト(円/時間)を算出する。コスト見積もり部130は、コストを、ユーザプログラムごとに算出し、その後、すべてのユーザプログラムの合計も算出する。
図5は、コスト見積もり部130が算出した、ユーザプログラムごとのコストとすべてのユーザプログラムの合計の例を示す。本図は、図4と同じ、IaaSサーバ装置200、インスタンス、ユーザプログラムについての例を示す。
コスト見積もり部130は、コスト記憶部112から、軽減コスト情報401を読み出す(S113)。
コスト見積もり部130は、各インスタンスのコストと軽減コスト情報401を比較する。コスト見積もり部130は、軽減コスト情報401よりもコストが低いインスタンスを、見積もり装置100のディスプレイ装置(図示されず)に表示する。コスト見積もり部130は、軽減コスト情報401よりもコストが低いインスタンスと高いインスタンスを色分け表示しても良い。さらに、表示されるインスタンスは、コストの低い順にランキング表示しても良い。
図6は、コスト見積もり部130が行う表示の例である。本図においては、軽減コスト情報401(440)よりもコストが低いインスタンスである、インスタンスB、C、及び、Dだけが、軽減コスト情報401と共に示されている。本図においては、軽減コスト情報401(440)よりもコストが高いインスタンスである、インスタンスA(図5の456)は示されていない。
コスト見積もり部130は、オンプレミスサーバ装置500での、ユーザプログラムの実行頻度についても考慮する。例えば、オンプレミスサーバ装置500でユーザプログラムAが月1度の実行、ユーザプログラムBが週1度の実行、ユーザプログラムCが1日1度の実行の場合には、ユーザプログラムAにあわせて、1ヶ月のコストを算出し、オンプレミスサーバ装置50軽減コスト情報401についても1ヶ月のコストと比較する。
本実施形態の見積もり装置100の第1の効果は、あるサーバ装置で実行していたプログラムを、他の環境、例えば、IaaS環境へ移行するに際して、事前に性能を把握することが容易であることにある。その理由は、プロファイリング部110が、プログラムのプロファイルデータをIaaS環境以外で取得できるからである。したがって、ユーザは、移行プログラムが複数ある場合でも、IaaS環境での性能測定は1回で済ませることができる。
第2の効果は、コスト見積もり精度が向上することである。その理由は、コスト見積もり部130が、ストレージとネットワークにかかるコストも含めて、コストの見積もりを行うからである。
第3の効果は、他ユーザの負荷状況が反映された正確な性能計測結果を得ることができる点である。その理由は、性能計測部102が、IaaSサーバ装置200での性能計測を、ユーザプログラムがオンプレミスサーバ装置500で実行されるのと同じ時間帯で実行するからである。これにより、IaaSサーバ装置200の処理時間見積もり精度が向上し、コスト見積もり精度も向上することになる。
第4の効果は、IaaSサーバ装置200のコスト見積もり値と、オンプレミスサーバ装置50軽減コスト情報401との比較することが可能となり、IaaSサーバ装置200への移行良否の判断が容易となる点である。その理由は、コスト見積もり部130が、両者の比較を行い、比較結果が分かるような表示を行うからである。
<第1の実施の形態の変形>
プロファイリング部110は、ユーザプログラムに入力を与えることが可能である場合、複数の入力を与えてプロファイルデータを測定する。プロファイリング部110は、複数の測定結果から、将来の入力に対する予測を算出する。
例えば、ユーザプログラムへの入力が入力1、入力2、入力3と時系列に増加するとき、入力1で処理時間が5時間、入力2で処理時間が10時間、入力3で処理時間が15時間という測定結果から、プロファイリング部110は、将来の入力4での処理時間の予測を算出する。
こうすることで、コスト見積もり部130は、将来の予測を用いて、将来のIaaSサーバ装置200のコストを見積もることが可能となる。
<第2の実施の形態>
図7は、本実施の形態にかかる見積もり装置100の構成を示す図である。
見積もり装置100は、性能計測部102、プロファイリング部110、及び、処理時間見積もり部120を備える。
性能計測部102は、第1のサーバ装置、例えば、IaaSサーバ装置200が実行する仮想サーバ装置の性能測定を行う。プロファイリング部110は、ユーザプログラムを第2のサーバ装置、例えば、オンプレミスサーバ装置500上で実行して、当該ユーザプログラムのプロファイルデータを測定する。処理時間見積もり部120は、性能測定の結果、及び、プロファイルデータから、ユーザプログラムを仮想サーバ装置で実行した場合の見積もり処理時間を算出する。
本実施形態の見積もり装置100の第1の効果は、あるサーバ装置で実行していたプログラムを、他の環境、例えば、IaaS環境へ移行するに際して、事前に性能を把握することが容易であることにある。その理由は、プロファイリング部110が、プログラムのプロファイルデータをIaaS環境以外で取得できるからである。したがって、ユーザは、移行プログラムが複数ある場合でも、IaaS環境での性能測定は1回で済ませることができる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10 ネットワーク
100 見積もり装置
102 性能計測部
110 プロファイリング部
112 コスト記憶部
120 処理時間見積もり部
130 コスト見積もり部
200 IaaSサーバ装置
210 仮想サーバ
300 見積もりシステム
400 仮想サーバコスト情報
401 軽減コスト情報
500 オンプレミスサーバ装置

Claims (6)

  1. 第1のサーバ装置が実行する仮想サーバ装置の性能測定を行う性能計測手段と、
    ユーザプログラムを第2のサーバ装置上で実行して、前記ユーザプログラムが使用するプロセッサの量、ネットワークの量、及び、ストレージの量を包含する前記ユーザプログラムのプロファイルデータを測定するプロファイリング手段と、
    前記性能測定の結果、及び、前記プロファイルデータから、前記ユーザプログラムを前記仮想サーバ装置で実行した場合の見積もり処理時間を算出する処理時間見積もり手段と
    前記仮想サーバ装置の処理時間、ストレージ使用量、及び、ネットワーク使用量に関する仮想サーバコスト情報を格納するコスト記憶手段と、
    前記プロファイルデータ、前記見積もり処理時間、及び、前記仮想サーバコスト情報から、処理時間、ストレージ使用量、及び、ネットワーク使用量に基づく前記仮想サーバ装置の見積もり使用料を算出するコスト見積もり手段と、を備える見積もり装置。
  2. 前記性能計測手段は、前記仮想サーバ装置の命令実行時間、ストレージのI/O速度、通信速度を測定し、
    前記プロファイリング手段は、前記ユーザプログラムの実行命令数、ストレージのI/Oデータ量、ネットワークのデータ転送量、及び、ストレージのデータ保存量を測定し、
    前記コスト記憶手段は、処理時間当たりの使用料、データ保存量当たりの使用料、データ転送量当たりの使用料を記憶し、
    前記処理時間見積もり手段は、a)前記見積もり処理時間=前記実行命令数x前記命令実行時間+前記ストレージI/Oデータ量÷前記ストレージのI/O速度+前記データ転送量÷前記通信速度、b)前記仮想サーバ装置の見積もり使用料=前記処理時間当たりの使用料x前記見積もり処理時間+前記データ保存量当たりの使用料x前記データ保存量+前記データ転送量当たりの使用料x前記データ転送量、として算出する、請求項の見積もり装置。
  3. 前記コスト記憶手段は、前記ユーザプログラムを前記第2のサーバ装置から前記仮想サーバ装置に移行した時に軽減される軽減コストを格納し、
    前記性能計測手段は、前記ユーザプログラムが前記第2のサーバ装置で実行されている時間帯で、前記仮想サーバ装置の性能測定を行い、
    前記コスト見積もり手段は、前記仮想サーバ装置の見積もり使用料と前記軽減コストを比較し、比較結果を表示する、請求項または2の見積もり装置。
  4. 前記第1のサーバ装置と、
    前記第2のサーバ装置と、
    前記第1のサーバ装置および前記第2のサーバ装置に接続された、請求項1乃至の何れかの見積もり装置と、を包含する見積もりシステム。
  5. 第1のサーバ装置が実行する仮想サーバ装置の性能測定を行い、
    ユーザプログラムを第2のサーバ装置上で実行して、前記ユーザプログラムが使用するプロセッサの量、ネットワークの量、及び、ストレージの量を包含する前記ユーザプログラムのプロファイルデータを測定し、
    前記性能測定の結果、及び、前記プロファイルデータから、前記ユーザプログラムを前記仮想サーバ装置で実行した場合の見積もり処理時間を算出し、
    前記仮想サーバ装置の処理時間、ストレージ使用量、及び、ネットワーク使用量に関する仮想サーバコスト情報を記憶し、
    前記プロファイルデータ、前記見積もり処理時間、及び、前記仮想サーバコスト情報から、処理時間、ストレージ使用量、及び、ネットワーク使用量に基づく前記仮想サーバ装置の見積もり使用料を算出する、見積もり方法。
  6. コンピュータに、
    第1のサーバ装置が実行する仮想サーバ装置の性能測定を行う性能計測処理と、
    ユーザプログラムを第2のサーバ装置上で実行して、前記ユーザプログラムが使用するプロセッサの量、ネットワークの量、及び、ストレージの量を包含する前記ユーザプログラムのプロファイルデータを測定するプロファイリング処理と、
    前記性能測定の結果、及び、前記プロファイルデータから、前記ユーザプログラムを前記仮想サーバ装置で実行した場合の見積もり処理時間を算出する処理時間見積もり処理と
    前記仮想サーバ装置の処理時間、ストレージ使用量、及び、ネットワーク使用量に関する仮想サーバコスト情報を記憶するコスト記憶処理と、
    前記プロファイルデータ、前記見積もり処理時間、及び、前記仮想サーバコスト情報から、処理時間、ストレージ使用量、及び、ネットワーク使用量に基づく前記仮想サーバ装置の見積もり使用料を算出するコスト見積もり処理と、を実行させるプログラム。
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