JP6493400B2 - サービスチェーン管理装置、サービスチェーン管理システム、サービスチェーン管理方法、及び、プログラム - Google Patents

サービスチェーン管理装置、サービスチェーン管理システム、サービスチェーン管理方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、サービスチェーン管理装置、サービスチェーン管理システム、サービスチェーン管理方法、及び、プログラム記録媒体に関する。
IT(Information Technology)サービス提供者は、携帯電話やコンピュータ等の端末向けに、ネットワークを経由したITサービス(例:Webサーバや動画配信、業務システム等)を提供する。この場合、ITサービスで利用されるネットワークには、不要なトラフィックの排除やIP(Internet Protocol)アドレス変換といったネットワーク機能が必要となる。たとえば、ネットワークを利用するITサービス提供者は、LB(ロードバランサ:Load Balancer)やFW(ファイアウォール:Firewall)、NAT(Network Address Translation)等の、ネットワーク機能を提供するノードを連結させたサービスチェーンを利用する。
ITサービスの利用トラフィック量は、利用者数や時間帯といった複数の要因により、常に変動する。既存のネットワーク制御技術では、各種ノードは専用機器であり、スループット性能の制御は困難である。そのため、サービスチェーン側のスループット性能に合わせてサービスチェーンに流入するトラフィック量を調整する必要があった。
これに対し、NFV(Network Function Virtualization)やSDN(Software Defined Networking)といったネットワーク機能仮想化技術が開発されている。この仮想化技術では、LBやFWといったノード毎に、ノード内の仮想インスタンスの並列数を増加(スケールアウト)または減少(スケールイン)させる制御が可能である。このような制御により、スループット性能を適切に制御することが可能である。このとき、ノードのスケールアウト・スケールイン制御は、ノードインスタンスの生成・削除、ネットワーク設定の変更、ノードインスタンス内の設定変更といった処理を行うため、10分から15分程度の遅延を発生させる。
このようなサービスチェーンを管理するためのシステムの一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のネットワークシステムは、LBやFWといった中継処理装置とサーバ装置、制御機能を提供するコントローラ装置から構成されている。このような構成を有するネットワークシステムは、中継処理装置のスケールアウト・スケールインによるスループット性能の調整を、コントローラ装置経由の手動操作によって行う。
また、特許文献2に記載の仮想サーバ制御システムは、パブリッククラウド等の対象システムにおける仮想サーバ等のスケール制御に関し、特に、対象システムのサーバ負荷や起動時間を考慮した、静的なスケール制御を行う。
国際公開第2011/049135号 国際公開第2013/024601号
上記の各特許文献に記載されたシステムでは、動的に変化するトラフィック量に合わせて、サービスチェーンのスループット性能を制御することが困難である。その理由は、各種ノードのスケールアウト・スケールイン制御に遅延が生じるため、制御実行時のスループット性能が、制御完了時点のトラフィック量に対して不足または余剰になるからである。
本発明の目的は、動的に変化するトラフィック量に合わせたサービスチェーンのスループット性能の制御を実現する場合における前述の課題を解決できるサービスチェーン管理システムを提供することにある。
本発明の一態様に係るサービスチェーン管理装置は、サービスチェーンを構成するノードのインスタンスの数を示すスケール数と前記ノードが処理可能なサービス量との関係を定式化する第1の式を生成する第1の式生成手段と、前記スケール数の増減と前記ノードにおける処理の遅延時間との関係を定式化する第2の式を生成する第2の式生成手段と、前記サービスチェーンにおけるトラフィック量の測定値を用いて一定時間後の前記トラフィック量を予測するトラフィック予測手段と、前記ノードに対して、前記第1の式に基づいて、前記一定時間後のトラフィック量を処理可能な前記サービス量から一定時間後に必要な前記スケール数の増減を算出し、前記第2の式に基づいて、前記スケール数の増減から前記遅延時間を算出し、前記遅延時間を基に前記スケール数の増減のタイミングを設定した制御スケジュールを生成する制御スケジュール生成手段と、を包含する。
本発明の一態様に係るサービスチェーン管理方法は、サービスチェーンを構成するノードのインスタンスの数を示すスケール数と前記ノードが処理可能なサービス量との関係を定式化する第1の式を生成し、前記スケール数の増減と前記ノードにおける処理の遅延時間との関係を定式化する第2の式を生成し、前記サービスチェーンにおけるトラフィック量の測定値を用いて一定時間後の前記トラフィック量を予測し、前記ノードに対して、前記第1の式に基づいて、前記一定時間後のトラフィック量を処理可能な前記サービス量から一定時間後に必要な前記スケール数の増減を算出し、前記第2の式に基づいて、前記スケール数の増減から前記遅延時間を算出し、前記遅延時間を基に前記スケール数の増減のタイミングを設定した制御スケジュールを生成する。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、サービスチェーンを構成するノードのインスタンスの数を示すスケール数と前記ノードが処理可能なサービス量との関係を定式化する第1の式を生成する処理と、前記スケール数の増減と前記ノードにおける処理の遅延時間との関係を定式化する第2の式を生成する処理と、前記サービスチェーンにおけるトラフィック量の測定値を用いて一定時間後の前記トラフィック量を予測する処理と、前記ノードに対して、前記第1の式に基づいて、前記一定時間後のトラフィック量を処理可能な前記サービス量から一定時間後に必要な前記スケール数の増減を算出し、前記第2の式に基づいて、前記スケール数の増減から前記遅延時間を算出し、前記遅延時間を基に前記スケール数の増減のタイミングを設定した制御スケジュールを生成する処理と、を実行させる。
本発明によれば、サービスチェーンのスループット性能の動的最適化を実現することができる。
図1は、ネットワーク機能を提供するノードを連結させたサービスチェーンの一例を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る、サービスチェーン管理システムの構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施形態におけるサービスチェーン管理システムを、コンピュータ装置である情報処理装置で実現したハードウェア回路を示すブロック図である。 図4は、稼働率の式を導出する動作を示す流れ図である。 図5は、制御遅延式を導出する動作を示す流れ図である。 図6は、トラフィック量予測式を導出する動作を示す流れ図である。 図7は、予測トラフィック量を算出する動作を示す流れ図である。 図8は、制御スケジュールを導出する動作を示す流れ図である。 図9は、トラフィック量記憶装置及びそこに格納されるデータの一例を示す図である。 図10は、第3の式記憶部及びそこに格納されるデータの一例を示す図である。 図11は、予測トラフィック記憶部及びそこに格納されるデータの一例を示す図である。 図12は、制御遅延記憶装置及びそこに格納されるデータの一例を示す図である。 図13は、第2の式記憶部及びそこに格納されるデータの一例を示す図である。 図14は、第1の式記憶部及びそこに格納されるデータの一例を示す図である。 図15は、サービス時間記憶装置及びそこに格納されるデータの一例を示す図である。 図16は、サービスチェーン構成記憶装置及びそこに格納されるデータの一例を示す図である。 図17は、制御スケジュール記憶装置及びそこに格納されるデータの一例を示す図である。 図18は、本発明の第2の実施形態に係る、サービスチェーン管理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図1は、ネットワーク機能を提供するノードを連結させたサービスチェーンの一例を示す図である。
図1は、右端に示すITシステム、VPN(Virtual Private Network)システム、通話システム、及び、動画配信システム等の各種のサービスを左端の顧客(モバイルアクセス:Mobile Access)に提供するために構成されたサービスチェーンの一例を示す。
ITシステムは、NAT、FW(ファイアウォール)、Web Proxy(ウェブプロキシ)、LB(ロードバランサ)の各ノードで構成されるサービスチェーンに接続する。VPNシステムは、Router ACL(Access Control List)のノードで構成されるサービスチェーンに接続する。通話システムは、SBC(Session Border Controller)のノードで構成されるサービスチェーンに接続する。動画配信システムは、FW、Video Optimizerの各ノードで構成されるサービスチェーンに接続する。
なお、各サービスチェーンは、APN(Access Point Name)、ゲートウェイ装置(P−GW:Packet Data Network−Gateway)を介して、ユーザ(Mobile Access)に接続される。
次に本発明を実施するための第一の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る、サービスチェーン管理システム400の構成の一例を示すブロック図である。
図2を参照すると、サービスチェーン管理システム400は、サービスチェーン管理装置100、測定装置200、制御装置201、サービス時間記憶装置202、制御遅延記憶装置203、トラフィック量記憶装置204、サービスチェーン構成記憶装置205、及び、制御スケジュール記憶装置206を備えている。
また、サービスチェーン実行装置300は、図1に示すような複数のサービスチェーンが稼働する環境を提供する。
なお、図2は、サービスチェーンの例として、上段のFW、LB、Proxy、NATによる構成、及び、下段のFW、DPI(Deep Packet Inspection)による構成を記載している。
サービスチェーン管理装置100は、第1の式生成部101、第1の式記憶部102、第2の式生成部103、第2の式記憶部104、第3の式生成部105、第3の式記憶部106、トラフィック予測部107、予測トラフィック記憶部108、及び、制御スケジュール生成部109を備える。
第1の式生成部101は、サービスチェーンを構成するノードのインスタンスの数を示すスケール数とノードが処理可能なサービス量との関係を定式化する稼働率の式(第1の式)を生成する。
第1の式記憶部102は、第1の式生成部101で生成された式を格納する。第1の式記憶部102に格納されるデータについては、図14を参照して後述する。
第2の式生成部103は、スケール数の増減とノードにおける処理の遅延時間との関係を定式化する制御遅延式(第2の式)を生成する。
第2の式記憶部104は、第2の式生成部103で生成された制御遅延式を格納する。第2の式記憶部104に格納されるデータについては、図13を参照して後述する。
第3の式生成部105は、トラフィック量の測定値を用いてトラフィック量の変動を表すトラフィック予測式(第3の式)を導出する。
第3の式記憶部106は、第3の式生成部105で導出されたトラフィック予測式を格納する。第3の式記憶部106に格納されるデータについては、図10を参照して後述する。
トラフィック予測部107は、サービスチェーンにおけるトラフィック量の測定値と第3の式記憶部106に格納されたトラフィック予測式とを用いて一定時間後のトラフィック量を予測する。
予測トラフィック記憶部108は、トラフィック予測部107で予測されたトラフィック量(以下、予測トラフィック量とも言う)を格納する。予測トラフィック記憶部108に格納されるデータについては、図11を参照して後述する。
なお、第1の式記憶部102、第2の式記憶部104、第3の式記憶部106、及び、予測トラフィック記憶部108は、それぞれ、個別の記憶装置でも、1つあるいは2つの記憶装置で構成されてもよく、図2に示す構成に限定されない。
制御スケジュール生成部109は、稼働率の式と将来のトラフィック量の変動(予測トラフィック量)とノードの制御遅延(制御遅延式)に基づいて、サービスチェーンを構成するノードのスケール数の変更と制御開始のタイミングを含む制御スケジュールを決定する。
測定装置200は、サービス時間記憶装置202、制御遅延記憶装置203、及び、トラフィック量記憶装置204に、それぞれ接続する。測定装置200は、サービスチェーン実行装置300に対して各種測定を実施して各種測定データを発生する。測定装置200は、測定データをその種別ごとに対応する記憶装置に格納する。測定データは、サービスチェーンに対するサービス時間、データ量、各種ノード毎に、スケール数を変更した際の処理遅延時間とその変更前後のスケール数の値、サービスチェーンに流入するトラフィック量を含む。なお、サービス時間記憶装置202、制御遅延記憶装置203、及び、トラフィック量記憶装置204は、測定装置200の中に構成されてもよいし、内部バスまたはネットワークを介して測定装置200に接続されていてもよい。
サービス時間記憶装置202は、サービス時間のログとデータ量のログを格納する。サービス時間記憶装置202に格納されるデータについては、図15を参照して後述する。制御遅延記憶装置203は、各種ノード毎に、スケール数を変更した際の処理遅延時間と変更前後のスケール数の値を格納する。制御遅延記憶装置203に格納されるデータについては、図12を参照して後述する。トラフィック量記憶装置204は、サービスチェーンに流入するトラフィック量のログを格納する。トラフィック量記憶装置204に格納されるデータについては、図9を参照して後述する。サービスチェーン構成記憶装置205は、サービスチェーン構成情報を格納する。サービスチェーン構成記憶装置205に格納されるデータについては、図16を参照して後述する。制御スケジュール記憶装置206は、各ノードの制御スケジュールを格納する。制御スケジュール記憶装置206に格納されるデータについては、図17を参照して後述する。
制御装置201は、制御スケジュール記憶装置206に格納されるデータ(後述される図17に示す制御スケジュール情報)に基づいて、サービスチェーン実行装置300に対する処理の制御を実行する。
なお、第1の式生成部101、第2の式生成部103、第3の式生成部105、及び、トラフィック予測部107は、それぞれサービス時間記憶装置202、制御遅延記憶装置203、及び、トラフィック量記憶装置204から必要な情報を読み取るように構成されてもよい。
以上説明したサービスチェーン管理システム400において、第1の式生成部101、第2の式生成部103、第3の式生成部105、トラフィック予測部107、制御スケジュール生成部109、測定装置200、及び、制御装置201は、それぞれ論理回路等のハードウェアで構成されてもよい。
また、第1の式記憶部102、第2の式記憶部104、第3の式記憶部106、予測トラフィック記憶部108、サービス時間記憶装置202、制御遅延記憶装置203、トラフィック量記憶装置204、サービスチェーン構成記憶装置205、及び、制御スケジュール記憶装置206は、ディスク装置、半導体メモリ、等の記憶装置で構成されてもよい。
サービスチェーン管理システム400は、プロセッサ及び記憶装置を含むコンピュータ装置によって構成されてもよい。この場合、第1の式生成部101、第2の式生成部103、第3の式生成部105、トラフィック予測部107、制御スケジュール生成部109、測定装置200、及び、制御装置201は、コンピュータであるサービスチェーン管理システム400のプロセッサが、図示されない不揮発性メモリに格納されたプログラムを読み取り、それを実行することで機能するよう実現されてもよい。
図3は、本発明の第1の実施形態におけるサービスチェーン管理システム400を、コンピュータ装置である情報処理装置500で実現したハードウェア回路を示すブロック図である。なお、サービスチェーン実行装置300の各ノードは、コンピュータ装置で構成されてもよい。
図3に示されるように、情報処理装置500は、CPU(Central Processing Unit)501、メモリ502、プログラムを格納するハードディスク等の記憶装置503、およびネットワーク接続用のI/F(Interface)504(インターフェース504)を含む。また、情報処理装置500は、バス505を介して入力装置506および出力装置507に接続されている。I/F504は、図2の測定装置200、制御装置201の一部に対応する。
CPU501は、オペレーティングシステムを動作させて情報処理装置500の全体を制御する。また、CPU501は、例えばドライブ装置などに装着された記録媒体508からプログラムやデータを読み出し、メモリ502に格納してもよい。また、CPU501は、第1の実施形態における、第1の式生成部101、第2の式生成部103、第3の式生成部105、トラフィック予測部107、制御スケジュール生成部109、測定装置200、及び、制御装置201の一部として機能し、プログラムに基づいて各種の処理を実行する。CPU501は、複数のCPUによって構成されてもよい。
記憶装置503は、例えば、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、外付けハードディスク、または半導体メモリ等である。記録媒体508は、不揮発性記憶装置であり、そこにCPU501が実行するプログラムを記録する。記録媒体508は、記憶装置503の一部であってもよい。また、プログラムは、通信網に接続されている図示しない外部コンピュータからI/F504を介してダウンロードされてもよい。
入力装置506は、例えばマウスやキーボード、内蔵のキーボタンなどで実現され、入力操作に用いられる。入力装置506は、マウスやキーボード、内蔵のキーボタンに限らず、例えばタッチパネルでもよい。出力装置507は、例えばディスプレイで実現され、出力を確認するために用いられる。
以上のように、図2に示す第1の実施形態におけるサービスチェーン管理システム400に対応する情報処理装置は、図3に示されるハードウェア構成によって実現される。
ただし、情報処理装置500は、図3の構成に限定されない。例えば、入力装置506、出力装置507は、インターフェース504を介して外付けされるものでもよい。
また、情報処理装置500は、物理的に結合した一つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した二つ以上の装置を有線または無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
次に、本実施形態の全体の動作について説明する。
[稼働率の式導出]
図4は、稼働率の式を導出する動作を示す流れ図である。
第1の式生成部101は、ノード毎に(ステップA1)サービス時間記憶装置202よりサービス時間のログとデータ量のログ(ログ集合)を読み出す(ステップA2)。図15はサービス時間記憶装置202及びそこに格納される情報の一例を示す図である。図15において、各行は、サービスが発生したノードに対応する情報を示す。また、各ノードに対応する情報は、サービスを示す識別情報(ID:Identifier)、ノード識別情報(node ID)、ノードのタイプ、サービスの開始時間、サービスの終了時間、及び、対応するノードにおけるログの情報のデータ量(単位:Mbps)を含む。なお、図15において、ログの情報については、省略されているが、IDごとにログが関連付けられている。情報の内容については、後述の実施例で説明する。
第1の式生成部101は、各ログを入力データとして各種ノード毎に平均サービス時間を算出し(ステップA3)、その平均サービス時間で平均データ量を割った値をサービス量として第1の式記憶部102に格納する(ステップA3)。
図14は第1の式記憶部102及びそこに格納される情報の一例を示す図である。図14において、各行は、対象のノードに対応する状態情報を示す。また、各ノードに対応する状態情報は、状態の識別のためのID及び対象ノードのタイプ毎に、稼働率の式、稼働率ρの値、及び、サービス量μの値を含む。
ここで、ノードの振る舞いを定式化した稼働率の式としては、例えば、複数窓口の待ち行列モデル(M/M/S)における稼働率の式(1)が適している。
Figure 0006493400
ただし、λはノードに到着するトラフィック量(例:Mbps)、μはノードインスタンス単体が処理可能なサービス量(単位:Mbps)を示し、Sはノードインスタンスの数を示すスケール数である。
トラフィック量λに対応するために必要なスケール数Sは、式(1)においてρ、λ、及び、μを入力することで求められる。
[制御遅延式導出]
図5は、制御遅延式を導出する動作を示す流れ図である。
第2の式生成部103は、制御遅延記憶装置203より、各種ノード毎に(ステップB1)スケール数を変更した際の処理遅延時間と変更前後のスケール数の値(ログ集合)を読み取る(ステップB2)。図12は制御遅延記憶装置203及びそこに格納される情報の一例を示す図である。図12において、各行は、対象のノードに対応する遅延状態情報を示す。また、各ノードに対応する遅延状態情報は、遅延状態の識別のためのID及び対象ノードのタイプ毎に、制御前のスケール数と制御後のスケール数、及び、スケール数を変更した際の処理の遅延時間を含む。
次に、第2の式生成部103は、読み取ったデータをスケールアウト時とスケールイン時の情報に分け(ステップB3)、分けられたデータのそれぞれの処理遅延時間を目的変数及びスケール数を説明変数とし、スケール増減数の関係を回帰分析等の解析手段により定式化する(ステップB4)。これは、スケールアウト時とスケールイン時では、処理遅延時間が異なるためである。この後、第2の式生成部103は、この式を制御遅延式として、第2の式記憶部104に格納する。
図13は第2の式記憶部104及びそこに格納される情報の一例を示す図である。図13において、各行は、対象のノードに対応する遅延予測情報を示す。また、各ノードに対応する遅延予測情報は、遅延予測の識別のためのID及び対象ノードのタイプ毎に、スケールアウト時とスケールイン時の制御遅延式(推定式)を含む。
[トラフィック予測式導出]
図6は、トラフィック予測式を導出する動作を示す流れ図である。
まず、第3の式生成部105は、一定時間毎に(ステップC1)、トラフィック量記憶装置204からサービスチェーンに流入するトラフィック量のログ(ログ集合)を読み取る(ステップC2)。図9はトラフィック量記憶装置204及びそこに格納されるログの一例を示す図である。図9において、各行は、対象のサービスチェーンのトラフィック情報を示す。トラフィック量記憶装置204は、そのトラフィック情報として、各サービスチェーンに流入するトラフィック量、発生時刻のログ(タイムスタンプ)、分散及びログのIDを、チェーンID毎に格納する。
次に、第3の式生成部105は、トラフィック量のログに対し、自己回帰移動平均(ARMA:Autoregressive Moving Average Model)等の時系列データを予測可能な解析手法により、トラフィック予測式を導出し、第3の式記憶部106に格納する(ステップC3)。
図10は第3の式記憶部106及びそこに格納される情報の一例を示す図である。図10において、各行は、対象のサービスチェーンに対応するトラフィック予測式情報を示す。第3の式記憶部106は、トラフィック予測式情報として、データ識別のためのIDおよびチェーンID毎に、一定時間毎に格納されたトラフィック予測式を格納する。
なお、トラフィック量は急な変動をすることがあるため、変動を吸収するために、ARMA等の移動平均を用いた時系列解析手法が適している。ARMAは以下の式(2)に示すような定式化が可能で、時点tのトラフィック量(Mbps)は、単位時間(例:1分)p回分過去までのトラフィック量と、単位時間q回分過去までのトラフィック量の分散εの値から推定することができる。
Figure 0006493400
ただし、xは時点tのトラフィック量、εは時点tの分散、φ及びθは係数である。iは、自然数で、pまたはqまでの値である。xt−iは、時点tから単位時間i回分過去の時点のトラフィック量を示し、εt−iは、時点tから単位時間i回分過去の時点のトラフィック量の分散を示す。
ここで、上記のステップを一定時間(単位時間)毎に繰り返す理由は、トラフィック予測式を更新し、予測精度を高めるためである。なお、後述の予測スケジュール生成の繰り返しループが回る前に、トラフィック予測式の更新が完了することが望ましい。
[予測トラフィック量生成]
図7は、予測トラフィック量を算出する動作を示す流れ図である。
トラフィック予測部107は、単位時間を1ステップとしてループを回し(ステップD1)、第3の式記憶部106(図10)から最新のトラフィック予測式を読み出す(ステップD2)。次に、トラフィック予測部107は、トラフィック予測式に記述された回数の分の過去のトラフィック量をトラフィック量記憶装置204(図9)から取り出し、単位時間1つ分先のトラフィック量を予測する(ステップD3)。
この計算を単位時間のステップごとに繰り返すことにより、トラフィック予測部107は、今後の制御スケジュール終了時点までの予測トラフィック量を算出する。さらに、トラフィック予測部107は、予測トラフィック量が極大・極小となる転換点にて、極大・極小を示す「maximal」、「minimal」フラグ情報を付与して予測トラフィック記憶部108に格納する(ステップD4)。
図11は、予測トラフィック記憶部108及びそこに格納されるデータの一例を示す図である。図11において、各行は、トラフィック量の予測値の情報を示す。また、予測トラフィック記憶部108は、ID(単位時間)毎に、現在時刻(タイムスタンプ)、各時間に対応する現在時刻から一定時間(たとえば、1時間)分先までの予測トラフィック量、及び、上記の「maximal」、「minimal」のフラグ情報を含む転換点を格納する。なお、図中のn/aは、フラグ情報が無い状態を示す。
[制御スケジュール生成]
図8は、制御スケジュールを導出する動作を示す流れ図である。
制御スケジュール生成部109は、オペレータによって指定されたサービスチェーン構成情報をサービスチェーン構成記憶装置205から取り出し、第1の式記憶部102(図14)から稼働率の式、稼働率、及び、サービス量の各情報を取り出し、第2の式記憶部104(図13)から制御遅延式を取り出し、予測トラフィック量の情報を予測トラフィック記憶部108(図11)から取り出す(ステップE1)。
図16は、サービスチェーン構成記憶装置205及びそこに格納されるデータの一例を示す図である。図16において、上図は、サービスチェーン実行装置300で稼働している各サービスチェーンの構成を示すサービスチェーン情報である。また、図16の下図は、上図のサービスチェーン情報で示されるサービスチェーンを構成する各ノードの情報を示す。各ノードの情報は、ノードIDと、ノードのタイプと、モデルと、ノードのスケール数を含む。スケール数は、前述したように、サービスチェーンを構成するノードのインスタンスの数を示す。
制御スケジュール生成部109は、1時間等の一定時間間隔で制御スケジュールを生成する。制御スケジュール生成部109は、以下の制御スケジュール生成過程を一定時間毎に繰り返し、かつノード毎に並列で制御スケジュールの生成を実行する(ステップE2)。
まず、制御スケジュール生成部109は、予測トラフィック記憶部108の情報(図11)を読み出し、予測トラフィック量より、次の転換点(予測トラフィック量が極大・極小となる点)を選択する(ステップE3)。次に、制御スケジュール生成部109は、その転換点の手前で、第1の式記憶部102から読み取った現在のノードのサービス量(式(1)(図14)におけるλ、すなわち、μ×S×ρの値)を超えるトラフィック量が有るかを判定する(ステップE4)。そして、制御スケジュール生成部109は、そのようなトラフィック量が有る場合には、その時刻を制御完了時刻とし(ステップE5)、そのようなトラフィック量が無い場合には、転換点の時刻を制御完了時刻とする(ステップE6)。
次に、制御スケジュール生成部109は、図14に示す稼働率の式から、転換点のトラフィック量を処理できるスケール数(制御後)を算出する(ステップE7)。そして、制御スケジュール生成部109は、第2の式記憶部104にアクセスし、制御後のスケール数と制御前のスケール数の差分(スケール数の増減分x)、及び、制御遅延式(推定式)に基づいて、制御遅延時間を算出する。また、制御スケジュール生成部109は、制御完了時刻から制御遅延時間を引き、制御開始時刻とする(ステップE8)。このとき、制御開始時刻が現在時刻より前(過去)の場合は(ステップE9)、制御スケジュール生成部109は、制御開始時刻を現在時刻に置き換える(ステップE10)。
そして、制御スケジュール生成部109は、制御スケジュール、すなわち、制御開始時刻とスケール数を制御スケジュール記憶装置206に格納する(ステップE11)。
図17は、制御スケジュール記憶装置206及びそこに格納されるデータの一例を示す図である。図17において、各行は、制御スケジュールを識別するID及び制御対象のノード毎に、制御開始時刻、制御後のスケール数を格納する。
その後、制御スケジュール生成部109は、次の転換点が無い場合はループを終了し(ステップE12)、有る場合は再度ループを回す。
全ノードに対する処理完了後に、制御スケジュール生成部109は、制御スケジュール記憶装置206(図17)の制御スケジュールの情報を時刻の順(昇順)にソートする(ステップE13)。
この後、制御装置201は、制御スケジュール記憶装置206より制御スケジュールを取り出し、そのスケジュールに沿ってサービスチェーン実行装置300のスケールアウト・スケールインの制御を行う。
本実施形態では、トラフィック予測部107が一定時間後までのトラフィック量の変動を予測し、制御スケジュール生成部109がトラフィック量の変動とノードの制御遅延も考慮した上で、スケール数の変更と制御開始タイミングを導出するというように構成されている。そのため、本実施形態は、サービスチェーンのスループット性能の動的最適化を実現できる。
[具体例]
次に、具体的な例を用いて、本実施形態の動作について詳細に説明する。
[サービスチェーン構成の定義]
サービスチェーンを管理する管理オペレータは、図2のサービスチェーン実行装置300で稼働しているサービスチェーン(例:FW→LB→Proxy→NAT)の構成情報を、図16に示すようにサービスチェーン構成記憶装置205に格納し、サービスチェーンを自動制御の対象とする。
[稼働率の式導出]
サービスチェーンを構成するノードのスループット性能は、待ち行列モデル(M/M/S)における稼働率の式(前述の式(1))で表現される。なお、この式は、第1の式記憶部102(図14)に格納されている。
Figure 0006493400
ここで、λは到着するトラフィック量(例:Mbps)、μはノードインスタンス単体が処理可能なサービス量(例:Mbps)、Sはノードインスタンスの数を示すスケール数を示す。スケール数Sはサービスチェーン構成記憶装置205に定義されている(図16)。稼働率ρは、各ノードにおける処理の混雑度(0〜1)を示し、1に近くなるほど待ち時間が長くなるが、ここでは0.7と指定することで待ち時間を抑制している(図14)。
また、サービス量μは、第1の式生成部101により算出される。第1の式生成部101は、サービス時間記憶装置202より図15に示すような各ノードにおけるサービス開始時間と終了時間を取得する。そして、第1の式生成部101は、サービスの終了時間と開始時間の差をサービス時間とし、サービス時間の平均とデータ量の平均から処理能力を示すサービス量μ(Mbps)を算出し、第1の式記憶部102(図14)のサービス量の列の値として格納する。
[制御遅延式導出]
ノードのスケール数増加時または減少時の処理遅延時間は、線形に近似できるとする。制御遅延記憶装置203は、図12に示すように制御前のスケール数と制御後のスケール数、及び、ノードインスタンス生成・ネットワーク設定・ノードインスタンス設定変更が完了するまでの遅延時間を格納する。
制御遅延記憶装置203は、例えば対象ノードがFWの場合は、FWのデータのうちスケール数が増加するデータ集合を取り出して回帰分析を行うことにより、以下の式(3)に示す定式化を行うことができる。
Figure 0006493400
ただし、xはスケール数の増減分、yは遅延時間を示す。
なお、スケールアウト時とスケールイン時では処理遅延時間が異なるため、定式化は、別々に行う必要がある。
第2の式生成部103は、この式をFWのスケールアウト時の制御遅延式(推定式)として、図13に示すように第2の式記憶部104に格納する。
[トラフィック予測式導出]
チェーンに流入するトラフィック量の予測には、自己回帰移動平均ARMAを用いる。
第3の式生成部105は、トラフィック量記憶装置204より、図9に示すような、トラフィック量の過去のログを取り出す。このログは、単位時間毎に記録されている。
ARMAでは、過去への遡りの範囲を[1≦p≦6、1≦q≦6]とし、pとqの組み合わせを変えたトラフィック予測式を生成し、赤池情報量基準(AIC:Akaike’s Information Criterion)が最小となる式が最適な式として選択される。例えば、「2014/03/09:08:00」時点でのトラフィック予測式において、AICが最小となるpとqの組み合わせは、p=2、q=3となり、これによって前述の式(2)の各係数が決定される。その結果、第3の式生成部105は、以下の式(4)を生成する。そして、第3の式生成部105は、図10に示すように第3の式記憶部106に、トラフィック予測式を格納する。
Figure 0006493400
このトラフィック予測式は、一定間隔で生成される。間隔は、例えば、1時間とする。
[予測トラフィック量生成]
トラフィック予測部107は、図10の第3の式記憶部106から最新のトラフィック量予測式を取り出す。トラフィック予測部107は、例えば、トラフィック量予測式のpの値が2、qの値が3の場合、大きい方を用いて、図9に示すトラフィック量記憶装置204から、現在時刻を含む過去3回分のトラフィック情報を読み出し、予測式より単位時間分1つ先のトラフィック量を推定する。
そして、トラフィック予測部107は、この計算を60回繰り返すことにより、現在時刻から1時間分先までのトラフィック量を推定し、図11に示すように予測トラフィック記憶部108に格納する。さらに、トラフィック予測部107は、その1時間分のデータにおいて予測トラフィック量が極大・極小となる転換点にて、極大・極小を示す「maximal」、「minimal」のフラグ情報を付与する。
[制御スケジュール生成]
制御スケジュール生成部109は、1時間毎にサービスチェーン構成記憶装置205から図16に示すサービスチェーン構成情報を取り出し、第1の式記憶部102から図14に示す稼働率の式、稼働率、及び、サービス量の情報を取り出し、第2の式記憶部104から図13に示す制御遅延式を取り出し、予測トラフィック記憶部108から図11に示すように1時間分先までの予測トラフィック量の情報を取り出す。そして、制御スケジュール生成部109は、ノード毎に並列処理で制御スケジュールを生成する。
例えば、ノード1のFWの場合、制御スケジュール開始時点(現在時刻)のスケール数は、「S=2」である(図16)。また、稼働率の式は、下記に示す式(5)となっている(図14)。
Figure 0006493400
すなわち、この時のトラフィック量λは、「70.3(Mbps)」となる。
図11の予測トラフィックは、「2014/03/09:11:18:00」の時点で最初の転換点(極大)となるが、その前の「2014/03/09:11:12:00」の時点で「72(Mbps)」のトラフィック量である。すなわち、制御スケジュール生成部109は、開始時点のスケール数「2」では処理能力が不足することがわかる。
したがって、「2014/03/09:11:12:00」を最初の制御完了時刻とし、制御スケジュール生成部109は、この時点までにスケール数増加を終了させる必要がある。
また、転換点「2014/03/09:11:18:00」でのトラフィック量「138(Mbps)」を処理可能なスケール数は、稼働率の式より「S=4」となる。この場合、トラフィック量λは、「140.6(Mbps)」となる。
ここで、FWのスケールアウト時の制御遅延式は、前述の式(3)になる(図13)。
Figure 0006493400
スケール数の増分「x=2」とすると、式(3)は、655(秒)の制御遅延を推定する。そのため、制御スケジュール生成部109は、制御完了時刻「2014/03/09:11:12:00」から655秒前の「2014/03/09:11:01:05」を制御開始時刻とし、制御後のスケール数を「S=4」としたFWの制御スケジュールを作成し、図17に示すように制御スケジュール記憶装置206に格納する。
このような処理を繰り返すことにより、制御スケジュール生成部109は、制御スケジュールを作成する。そして、全ノードの処理完了後、制御スケジュール生成部109は、制御スケジュール記憶装置206内の制御スケジュールを時刻の順(昇順)にソートする。
制御スケジュール生成部109は、この制御スケジュール生成処理を1時間毎に繰り返す。これにより、サービスチェーン管理システム400は、サービスチェーン実行装置300のネットワークのトラフィック量の変動に対応した自動制御が可能となる。
制御装置201は、制御スケジュール記憶装置206より図17に示す制御スケジュールを1時間分取り出し、そのスケジュールに沿ってスケールアウト・スケールインの制御を行う。
本実施形態に係るサービスチェーン管理システム400は、以下に記載するような効果を奏する。
サービスチェーン管理システム400は、サービスチェーンのスループット性能の動的最適化を実現できる。
その理由は、将来のトラフィック量の変動を予測し、さらにノードの制御遅延も考慮した上で、スケール数の変更と制御開始タイミングを導出するためである。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図18は、本発明の第2の実施形態に係る、サービスチェーン管理装置600の構成の一例を示すブロック図である。
サービスチェーン管理装置600は、第1の式生成部601、第2の式生成部602、トラフィック予測部603、及び、制御スケジュール生成部604を包含する。
第1の式生成部601は、サービスチェーンを構成するノードのインスタンスの数を示すスケール数とノードが処理可能なサービス量との関係を定式化する式(第1の式)を生成する。
第2の式生成部602は、スケール数の増減とノードにおける処理の遅延時間との関係を定式化する式(第2の式)を生成する。
トラフィック予測部603は、サービスチェーンにおけるトラフィック量の測定値を用いて一定時間後のトラフィック量を予測する。
制御スケジュール生成部604は、ノードに対して、第1の式に基づいて、一定時間後のトラフィック量を処理可能なサービス量から一定時間後に必要なスケール数の増減を算出し、第2の式に基づいて、スケール数の増減から遅延時間を算出し、遅延時間を基にスケール数の増減のタイミングを設定した制御スケジュールを生成する。
本実施形態に係るサービスチェーン管理装置600は、以下に記載するような効果を奏する。
サービスチェーン管理装置600は、サービスチェーンのスループット性能の動的最適化を実現できる。
その理由は、将来のトラフィック量の変動を予測し、さらにノードの制御遅延も考慮した上で、スケール数の変更と制御開始タイミングを導出するためである。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2014年6月19日に出願された日本出願特願2014-125989を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100 サービスチェーン管理装置
101 第1の式生成部
102 第1の式記憶部
103 第2の式生成部
104 第2の式記憶部
105 第3の式生成部
106 第3の式記憶部
107 トラフィック予測部
108 予測トラフィック記憶部
109 制御スケジュール生成部
200 測定装置
201 制御装置
202 サービス時間記憶装置
203 制御遅延記憶装置
204 トラフィック量記憶装置
205 サービスチェーン構成記憶装置
206 制御スケジュール記憶装置
300 サービスチェーン実行装置
400 サービスチェーン管理システム
500 情報処理装置
600 サービスチェーン管理装置
601 第1の式生成部
602 第2の式生成部
603 トラフィック予測部
604 制御スケジュール生成部

Claims (10)

  1. サービスチェーンを構成するノードのインスタンスの数を示すスケール数と前記ノードが処理可能なサービス量との関係を定式化する第1の式を生成する第1の式生成手段と、
    前記スケール数の増減と前記ノードにおける処理の遅延時間との関係を定式化する第2の式を生成する第2の式生成手段と、
    前記サービスチェーンにおけるトラフィック量の測定値を用いて一定時間後の前記トラフィック量を予測するトラフィック予測手段と、
    前記ノードに対して、前記第1の式に基づいて、前記一定時間後のトラフィック量を処理可能な前記サービス量から一定時間後に必要な前記スケール数の増減を算出し、前記第2の式に基づいて、前記スケール数の増減から前記遅延時間を算出し、前記遅延時間を基に前記スケール数の増減のタイミングを設定した制御スケジュールを生成する制御スケジュール生成手段と、を包含する、サービスチェーン管理装置。
  2. 前記トラフィック量の測定値を用いて時系列解析手法によりトラフィック量変動予測式を導出するトラフィック予測式生成手段を更に備え、
    前記トラフィック予測手段が、前記トラフィック量変動予測式に基づいて、前記トラフィック量を予測する、請求項1に記載のサービスチェーン管理装置。
  3. 前記制御スケジュール生成手段が、複数の前記ノードに対応する前記制御スケジュールを時刻の順にソートする、請求項1または2に記載のサービスチェーン管理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のサービスチェーン管理装置と、
    前記サービスチェーンを実行するサービスチェーン実行装置から、前記サービス量、前記スケール数の増減に対応する前記遅延時間、及び、前記トラフィック量を測定する測定装置と、
    前記制御スケジュールに基づいて、前記サービスチェーン実行装置に対して、対象の前記ノードの前記スケール数の増減の制御を行う制御装置と、を備えた、サービスチェーン管理システム。
  5. サービスチェーンを構成するノードのインスタンスの数を示すスケール数と前記ノードが処理可能なサービス量との関係を定式化する第1の式を生成し、
    前記スケール数の増減と前記ノードにおける処理の遅延時間との関係を定式化する第2の式を生成し、
    前記サービスチェーンにおけるトラフィック量の測定値を用いて一定時間後の前記トラフィック量を予測し、
    前記ノードに対して、前記第1の式に基づいて、前記一定時間後のトラフィック量を処理可能な前記サービス量から一定時間後に必要な前記スケール数の増減を算出し、前記第2の式に基づいて、前記スケール数の増減から前記遅延時間を算出し、前記遅延時間を基に前記スケール数の増減のタイミングを設定した制御スケジュールを生成する、サービスチェーン管理方法。
  6. 前記トラフィック量の測定値を用いて時系列解析手法によりトラフィック量変動予測式を導出し、
    前記トラフィック量変動予測式に基づいて、前記トラフィック量を予測する、請求項5に記載のサービスチェーン管理方法。
  7. 複数の前記ノードに対応する前記制御スケジュールを時刻の順にソートする、請求項5または6に記載のサービスチェーン管理方法。
  8. サービスチェーンを構成するノードのインスタンスの数を示すスケール数と前記ノードが処理可能なサービス量との関係を定式化する第1の式を生成する処理と、
    前記スケール数の増減と前記ノードにおける処理の遅延時間との関係を定式化する第2の式を生成する処理と、
    前記サービスチェーンにおけるトラフィック量の測定値を用いて一定時間後の前記トラフィック量を予測する処理と、
    前記ノードに対して、前記第1の式に基づいて、前記一定時間後のトラフィック量を処理可能な前記サービス量から一定時間後に必要な前記スケール数の増減を算出し、前記第2の式に基づいて、前記スケール数の増減から前記遅延時間を算出し、前記遅延時間を基に前記スケール数の増減のタイミングを設定した制御スケジュールを生成する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 前記トラフィック量の測定値を用いて時系列解析手法によりトラフィック量変動予測式を導出する処理と、
    前記トラフィック量変動予測式に基づいて、前記トラフィック量を予測する処理と、を前記コンピュータに実行させるための請求項8に記載のプログラム。
  10. 複数の前記ノードに対応する前記制御スケジュールを時刻の順にソートする処理、を前記コンピュータに実行させるための請求項8または9に記載のプログラム。
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