JP6285967B2 - ガス噴射セクションを調整する装置 - Google Patents

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Description

本発明は、反応による、またはガスを噴射することによる推進の原理を用いて、ミサイル、ロンチャ、または実際の衛星などの航空宇宙機を駆動するための推力を伝達するための、スラスタまたはロケットエンジンの一般的分野に関する。本発明は、より正確に、しかし包括的には、固体推進剤スラスタに装着された固定分散部ノズルに関する。
固体推進剤スラスタは主に、粉体ブロック(推進剤)を包含するシェル、点火装置、および固定分散部を有するノズルによって構成される。粉体ブロックは、燃焼室として機能するスラスタの軸上にあるチャネルによって穿孔される。点火装置はシェルの一端において粉体に点火し、推進剤の燃焼はスラスタの前から後ろに向かって伝播する。粉体は所定の速度で燃焼し、これにより、ノズルを介して放出される燃焼ガスを生成する。
ノズルのスロートセクションは、期待される推力を発生しながら燃焼室内で所望の圧力を維持するように、粉体ブロックの燃焼を制御することができるようにする。こうして、単一の排出速度で推力を伝達するスラスタのため、ノズルのスロートセクションは不変であり、所望のレベルの推力に応じて予め決定される。
それでもなお、単一の不変スロートセクションに頼ることは、2つの運転速度(通常は高排出速度および低排出速度)を有するスラスタには適していない。
このような不都合を緩和するために、可変性のスロートセクションを有するノズルを提供することが知られている。実際には、並進的に移動可能な針が、ノズルの中に受容される。燃焼ガスの流れの中の針の位置は、ノズル内を通過するガス用の流れセクションを決定するのに役立ち、これによってガス噴射セクションを、スラスタの運転速度に合わせて調整する。
それでもなお、可動針に結合された位置決めシステムは、運転するための外部エネルギー源を必要とする能動的システムであり、これにより、噴射セクションを調整するための装置をより複雑化し、装置の故障または誤作動の危険性を増加させる。このため、様々な運転段階(後排出速度および低排出速度)の間に推力係数を最適化するために、スラスタ内における高レベルの圧力での運転の段階の間に(高排出速度での運転に対応)ノズルの主要噴射セクションに燃焼ガスを通し、その後スラスタ内における低レベルの圧力での運転の段階の間に(低排出速度での運転に対応)、ノズル内に位置する二次噴射セクションにガスを通すように、外部エネルギー源を使用することなくノズル内の噴射セクションの調整を提供する必要性が存在する。
この目的は、ガス噴射セクションを調整するための調整装置によって達成されるが、装置はノズルのスロートより上流で前記ノズルの内部に配置されるようになっており、調整装置は、ノズルスロートを部分的に閉鎖するためのシャッタ部材と、シャッタ部材用の制御ガイドと、主ピストンと、プライマピストンと、を有し、
シャッタ部材用の制御ガイドは、部分シャッタ要素がノズルスロートから一定距離に保持される後退位置と、部分シャッタ要素がノズルスロートと接触する閉鎖位置との間で移動可能であり、
プライマピストンは、主ピストンが移動しないように係止する静止位置と、主ピストンの運動を解放する準備位置との間で移動可能であって、前記プライマピストンは、調整装置内の圧力が第一所定値に到達したときに静止位置から準備位置に移動し、
主ピストンは、シャッタ部材の制御ガイドの運動が後退位置に係止される第一位置と、シャッタ部材の制御ガイドの運動が解放される第二位置との間で移動可能であって、主ピストンは、プライマピストンがその準備位置にあるとき、および調整装置内の圧力が第一所定値未満の第二所定値に到達したときに、第一位置から第二位置に移動する。
ガス噴射セクションを調整するための調整装置は、ノズルの2つの運転モード、すなわち部分シャッタ部材がノズルのスロートから軸方向に後退している高排出速度の第一運転モードと、部分シャッタ部材がスロートに対して軸方向にと右折している低排出速度の第二運転モードと、を定義できるようにする。第一運転モードにおいて、ノズルを離れる燃焼ガスの流れセクションが最大となる。第二運転モードでは、燃焼ガスの流れセクションは、わずかに部分シャッタ部材内に配置された通路にまで減少する。このため、本発明の調整装置は、その中の圧力の異なるレベルに対応するスラスタの運転の異なる段階への推力係数を最適化することができるようにする。
加えて、ノズルスロートに対する部分シャッタ要素の作動および位置決めは、完全に受動的に、すなわちいかなる外部エネルギー源も用いることなく、ガス噴射セクションを調整するための調整装置を準備および起動するために使用されるノズル内の噴射ガスの圧力のみで、実行される。
本発明の装置の第一の態様において、これはプライマピストンをその静止位置で保持するための戻しバネを含み、戻しバネは、調整装置内の圧力が第一所定値に到達したときに前記バネが圧縮するように決定されたバネ定数を有する。
本発明の装置の第二の態様において、これは主ピストンに対して圧縮状態で保持される推力バネを含み、前記推力バネは、調整装置内の圧力が第二所定値に到達したときに、前記主ピストンに印加される圧力よりも高い推力を主ピストンに印加する。
本発明のモジュールの第三の態様において、これはプライマピストンの外壁の周りに配置された1つ以上のボールを含み、前記ボールは、プライマピストンがその静止位置にある間に、主ピストンおよび前記主ピストンを包囲する静止ジャケットの両方の中に延在する筐体内に保持されており、プライマピストンは、前記プライマピストンが主ピストンの運動を解放するようにその準備位置にあるときに部分的にボールを受容するのに適している、1つ以上の空洞を含む。
本発明のモジュールの第四の態様において、これは主ピストンの外壁の周りに配置された1つ以上のボールを含み、前記ボールは、主ピストンが第一位置にあるときに、主ピストンを包囲する静止ジャケットおよびシャッタ部材の制御ガイドの両方の中に延在する筐体内に保持されており、主ピストンは、前記主ピストンがシャッタ部材の制御ガイドの運動を解放するようにその第二位置にあるときにボールを部分的に受容するのに適している、1つ以上の空洞を含む。
本発明のモジュールの第五の態様において、主ピストンは、プライマピストンが準備位置にあるとき、および調整装置内の圧力が第一所定値よりも低い第二所定値に到達したときに、その閉鎖位置に向かってシャッタ部材の制御ガイドを押すのに適している。
本発明のモジュールの第六の態様において、シャッタ部材の制御ガイドは、摺動接続によって主ピストンのジャケットに実装されている。
本発明のモジュールの第七の態様において、シャッタ部材の制御ガイドは、二条ネジ接続を介して主ピストンのジャケットに実装されている。
本発明はまた、ノズルスロートおよび分散部を有する可変スロートセクションのノズルも提供し、ノズルはさらに、ガス噴射セクションを調整するための本発明の調整装置を有し、前記調整装置は、前記ノズルスロートより上流のノズル内に配置されていることを特徴とする。
本発明はまた、上記で定義された可変スロートセクションのノズルを含む、ロケットエンジンまたはスラスタも提供する。
本発明のその他の特徴および利点は、いかなる限定的性格も有していない実施形態を示す、添付図面を参照してなされる以下の説明より、明らかとなる。
ガス噴射セクションを調整するための本発明の実施形態による装置を装着した、スラスタ・ロケット・エンジンの概略長手方向断面図である。 ガス噴射セクションを調整するための本発明の実施形態による装置を装着した、スラスタ・ロケット・エンジンの概略長手方向断面図である。 ガス噴射セクションを調整するための本発明の実施形態による装置を装着した、スラスタ・ロケット・エンジンの概略長手方向断面図である。 ガス噴射セクションを調整するための本発明の実施形態による装置を装着した、スラスタ・ロケット・エンジンの概略長手方向断面図である。 ガス噴射セクションを調整するための本発明の別の実施形態による装置の概略長手方向断面図である。 ガス噴射セクションを調整するための本発明の別の実施形態による装置の概略長手方向断面図である。 ガス噴射セクションを調整するための本発明の別の実施形態による装置の概略長手方向断面図である。 ガス噴射セクションを調整するための本発明の別の実施形態による装置の概略長手方向断面図である。
図1Aは、その上流端に固体推進剤のブロック(図示せず)を収容する燃焼室11を包囲する回転体の形状のシェル10を有する、ロケットエンジンの後部の概略長手方向断面図である。燃焼室11は、図1Aに部分的にのみ示される分散部14に続く主要噴射セクションを形成するノズルスロート13を有するノズル12より上流で、シェルの後端壁を通じて開放している。熱的保護および封止を提供するために、シェル10の内壁に、内部被膜15が形成されてもよい。
本発明によれば、ガス噴射セクションを調整するための調整装置100は、ノズルスロート13より上流のシェル10の内部に配置されている。ここに記載されている例において、調整装置100は、シェル10の内壁に締結された2つのアーム101によって所定位置に保持されている。アーム101は、互いに180°で配置されており、調整装置の周りに存在する外周空間の残部は、燃焼室11からのガスをノズルスロート13に向かって自由に流すようになったままである。調整装置100は、シェル10の内部で軸方向に延在し、ホルダアーム101に固定されている、ケーシング102を有する。
ガス噴射セクションを調整するための調整装置100は、この例において、針111用の軸方向制御ガイド112とともに、シート形成ノズルスロート13に対して軸方向に当接するのに適している針111によって形成されている、シャッタシステム110を有する。ここに記載されている例において、軸方向制御ガイド112は、針111の上流端に接続された円筒形要素によって形成されている。やはりここに記載されている例において、針111は、その下流端に軸方向溝1111を含む、全体的に膨張した、または球状の形状を有する、軸対称部品の形状である。このため、針111がノズルスロート13に対して軸方向当接しているとき、ノズルスロートより上流の燃焼室からのガスは、軸方向溝1111を通過し、その後分散部14によって噴射されるが、溝1111は二次噴射セクションを形成する(図1D)。針111がその後退位置にあるとき(図1A)、燃焼ガスは、主要噴射セクションを通過し、すなわちノズルスロート13に対して直角に流れて、分散部14によって直接噴射される。
調整装置100はジャケット121内に収容された主ピストン120を有し、主ピストン120は、第一にジャケット121の端壁と、そして第二に底部1200と頂部1201との間の接合部に形成されたショルダ1203と接触している、推力バネ122が周りに配置されているロッドの形状の、中空底部1200および頂部1201を有する。主ピストンの底部1200とジャケット1201との間の封止は、主ピストン120の底部1200内に形成された筐体1200a内に受容されるガスケット126によって提供される。
調整装置100はまた、プライマピストン130用のジャケットを形成する主ピストン120の中空底部1200内に受容される、プライマピストン130も有する。プライマピストンは、第一に中空底部1200と、そして第二に底部1300と頂部1301との間に形成されたショルダ1303と接触して戻しバネ131が周りに配置された、ロッドの形状の底部1300および頂部1301を有する。
第一ボール123は、ジャケット121を通じて延在する筐体124の中、および針111の軸方向制御ガイド112の一部の中の、主ピストンの周りに配置される。主ピストン120は、以下に詳細に記載されるように、主ピストンの運動の間にボール123を受容するための空洞125を有する。
第二ボール132は、主ピストン120の底部1200内に延在する筐体133の中、およびジャケット121の一部の中の、プライマピストン130の周りに配置される。プライマピストンは、以下に詳細に記載されるように、主ピストンの運動の間にボール132を部分的に受容するための空洞134を有する。
プライマピストン130には、底部1200に形成された溝126内に受容されることになる、プレストレストリング135も設けられている。
以下、ロケットエンジンの様々な使用段階の間にガス噴射セクションを調整するための調整装置100の運転の説明が続く。
ロケットエンジンが保管されている間、調整装置は図1Aに示される構成にあり、この構成において、主ピストンは筐体133内の第二ボール132の存在によって静止状態で保持されており、ボール132はこの構成において主ピストン120をジャケット121に固定している。
高排出相、またはガス噴射セクションを調整するための調整装置を準備する段階と称される、図1Bに示されるような飛行の第一段階の間、燃焼室11からの噴射ガスのストリームFは、針111の周りを通ることによって、調整装置100の周りを流れ、ノズル12によって形成される主要噴射セクションを通過する。ストリームFの流れの断片f’は取り出されて、軸方向制御ガイド112を通じて形成されたオリフィス1120を介して、調整装置の内部空間105内にもたらされる。内部空間105に侵入する流れ断片f’は、プライマピストン130の後面130aを加圧する。内部空間105内の圧力、すなわちプライマピストン130の後面に印加された圧力が、摩擦とともにプライマピストン130上に戻しバネ131によって反対方向に印加される力よりも大きくなると、ボール132が空洞134内に部分的に貫入し、それによってジャケット121に対して移動できるように主ピストン120を解放して、プライマピストンは、調整装置の前方に向かって軸方向に移動する。戻しバネ131のバネ定数は、調整装置の圧力が、それを超えると調整装置100を準備することが望ましい、ストリームFの流量値に相当する第一所定値に到達したときにバネが圧縮するように、決定される。
プライマピストン130は、プライマピストンの前方移動の間に溝126内に挿入されるリング135によって、前位置に保持される。主ピストン120は、主ピストンのガスケット126に対して作用するストリームFの流れの断片f’によって印加される圧力によって、前方向に加圧されたままである。主ピストンに結合された推力バネ122はこれに対して圧縮された状態で保持され、前記推力バネは、調整装置内の圧力がそれ自体第一の所定圧力値未満である第二所定値よりも大きい間、主ピストンのガスケット126に印加される圧力よりも低い主バネに対する推力を印加する。
調整装置100は、調整装置内の圧力が、それを超えるとガス噴射セクションを調整することが望ましいストリームFの流量の値に相当する第二所定値よりも大きい限り、この構成のままとなる。
後にロケットエンジンが運転の低排出段階に入って、調整装置内の圧力が第二所定値に、すなわちそれを超えるとバネ122からの推力が主ピストンのガスケット126に印加される圧力よりも大きくなる値に到達するように、調整装置内の圧力が運転の高排出段階の最後に低下するとき、主ピストン120は調整装置の後方に向かって並進的に移動し、これによってボール123が完全に空洞125の中に貫入できるようにし、こうして図1Cに示されるように、ジャケット121に対する針111の軸方向制御ガイド112の運動を解放する。
一旦軸方向制御ガイドがこのようにして解放されてしまうと、主ピストンは、針111の前部に当接する位置を取り、これを後方に押す。するとシャッタシステム110は、図1Dに示されるように、ノズルスロート13に対して当接して針を位置決めするように、針111上のストリームFの流れによって、および主ピストン120の推力によって印加される空気力学的な力の複合効果の下で、後方に向かって並進的に移動する。この構成において、針は部分的にノズルスロートによって画定された通路を塞ぎ、低排出速度ストリームFは、軸方向溝1111によって形成された二次噴射セクションのみを通過する。
変形実施例において、主ピストンの推力バネは、主ピストン上で推力を発生するのに適した火工装置に置き換えられてもよい。このような状況下で、燃焼ガスによって開始され、低排出段階に入る瞬間に主ピストンの運動を起動するように較正された、火工遅延が使用される。
図2Aは、上述のように、ロケットエンジン(図2Aには示さず)の後部またはノズル内に配置するための、本発明の別の実施形態におけるガス噴射セクションを調整するための調整装置200の概略長手方向断面図である。ガス噴射セクションを調整するための調整装置200は、この例において、シート形成ノズルスロート23に当接しおよび分散部24につなげるための部分シャッタ部材211によって形成されたシャッタシステム210と、部分シャッタ部材211の上流端に接続された円筒形要素によって形成された部分シャッタ部材211用の軸方向制御ガイド212と、を有する。部分シャッタ部材211は、第一に部品2110の外壁に、そして第二に部品2110の下流部分に形成された二次分散部2112に開放している内部チャネル2111を含む、全体的に膨張した、または球状の形状を有する軸対称部品2110によって、形成されている。このため、部分シャッタ部材211がノズルスロート23に対して軸方向に当接しているとき、ノズルスロートより上流の燃焼室からのガスは、内部チャネル2111を通り、その後二次分散部2112によって噴射される(図2C)。部分シャッタ部材がその後退位置にあるとき(図2A)、燃焼ガスは、ノズルスロート23によって形成された主要噴射セクション、および分散部24を通る。部品2110はまた、内部チャネル2111を調整装置200の中の内部空間205に接続する、内部チャネル2113も有する。
調整装置200は、ジャケット221内に収容された主ピストン220を有し、主ピストン220は、その周りに配置された戻しバネ222を有するロッドの形状の、中空底部2200および頂部2201を有し、このバネは、第一にジャケット221の末端と、そして第二にショルダ2203と、接触している。主ピストン220とジャケット221との間の封止は、主ピストン220の底部2200内に形成された筐体2200a内に配置されたガスケット226によって、提供される。
調整装置200はまた、プライマピストン230用のジャケットを構成する、主ピストン220の中空底部2200内に収容されたプライマピストン230も有する。プライマピストンは、その周りに配置された戻しバネ231を有するロッドの形状の、底部2300および頂部2301を有し、このバネは、第一に中空底部2200と、および第二に底部2300と頂部2301との間の接合部に配置されたショルダ2303と、接触している。
第一ボール223は、ジャケット221を通じて延在する筐体224の中、および部分シャッタ部材211の軸方向制御ガイド212の一部の中の、主ピストンの周りに配置される。主ピストン220は、以下に詳細に記載されるように、主ピストンの運動の間に部分的にボール223を受容するための空洞225を有する。
第二ボール232は、主ピストン220の底部2200内に延在する筐体233の中、およびジャケット221の一部の中の、プライマピストン230の周りに配置される。プライマピストンは、以下に詳細に記載されるように、主ピストンの運動の間にボール232を部分的に受容するための空洞234を有する。
調整装置200は、軸方向制御ガイド212がジャケット221上にネジ留めされるという点において、上述の調整装置と異なっている。より正確には、ジャケット221は二条ネジ山2210を有し、その一方で軸方向制御ガイド212は対応する二条ネジ立て2120を有する。調整装置200が図2Aおよび図2Bに示される構成である限り、軸方向制御ガイドのネジを外すことはボール223によって防止される。対照的に、調整装置200が図2Cに示される構成であるとき、すなわちボール223が空洞225内に貫入しているとき、軸方向制御ガイドはジャケット221に対して自由にネジを外すことができ、これは並進的に後方に移動する。二条ネジ山による取り付けシステムの使用は、シャッタシステム210の並進的な後方移動の間、大きい力(通常は数キロニュートン(kN))がかかることを可能にする。
以下、ロケットエンジンの使用の様々な段階の間にガス噴射セクションを調整するための調整装置200の運転の説明が続く。
ロケットエンジンが保管されている間、調整装置は図2Aに示される構成にあり、この構成において、主ピストンは筐体233内の第二ボール232の存在によって静止状態で保持されており、ボール232はこの構成において主ピストン220をジャケット221に固定している。
高排出段階、またはガス噴射セクションを調整するための調整装置を準備する段階と称される、図2Bに示されるような飛行の第一段階の間、燃焼室(図2Bには示さず)から来る噴射ガスのストリームFは、部分シャッタ部材211の周りを通ることによって、調整装置200の周りを流れ、主要噴射セクションを通過する。ストリームFの流れの断片f’は、部分シャッタ部材の軸対称部品2110内の内部チャネル2111によって取り出されて、内部チャネル2113を介して調整装置の内部空間205内にもたらされる。内部空間205に侵入する流れ断片f’は、プライマピストン230の後面230aを加圧する。空間205内の圧力、すなわちプライマピストン230の後面に印加された圧力が、摩擦とともにプライマピストン230上に戻しバネ231によって反対方向に印加される力よりも大きくなると、ボール232が空洞234内に部分的に貫入し、それによってジャケット221に対して移動できるように主ピストン220を解放して、プライマピストンは調整装置の前方に向かって軸方向に移動する。戻しバネ231のバネ定数は、調整装置の圧力が、それを超えると調整装置200を準備することが望ましいストリームFの流量に相当する第一所定値に到達したときにバネが圧縮するように、決定される。
主ピストン220は、主ピストンのガスケット226に対するストリームFの流れの断片f’によって印加される圧力によって、前方に加圧されたままである。主ピストンに結合された推力バネ222はこれに対して圧縮された状態で保持され、前記推力バネは、調整装置内の圧力がそれ自体第一の所定圧力値未満である第二所定値よりも大きい間、主ピストンのガスケット226に印加される圧力よりも低い主バネに対する推力を印加する。
調整装置200は、調整装置内の圧力が、それを超えるとガス噴射セクションを調整することが望ましいストリームFの流量の値に相当する第二所定値よりも大きい限り、この構成のままとなる。
ロケットエンジンが運転の低排出段階に入って、調整装置内の圧力が第二所定値に、すなわちそれを超えるとバネ222からの推力が主ピストンのガスケット226に印加される圧力よりも大きくなる値に到達するように、調整装置内の圧力が運転の高排出段階の最後に低下するとき、主ピストン220は調整装置の後方に向かって並進的に移動し、ボール223が空洞225の中に貫入できるようにし、こうして図2Cに示されるように、ジャケット221に対して移動するように部分シャッタ部材211の軸方向制御ガイド212を解放する。
一旦軸方向制御ガイドがこのようにして解放されてしまうと、これはネジを外し、その後図2Dに示されるように、ノズルスロート23に対して当接して部分シャッタ部材を位置決めするように、部分シャッタ部材221上のストリームFの流れによって印加される空気力学的な力の効果の下で、後方に向かって並進的に移動する。この構成において、部分シャッタ実施形態はノズルスロートによって画定された通路を塞ぎ、低排出ストリームFは、内部チャネル2111および二次分散部2112によって形成された二次噴射セクションのみを通過する。
ガス噴射セクションを調整するための本発明の調整装置は、固体推進(固体推進剤)、液体推進(液体推進剤)、またはハイブリッド推進(固体および液体推進剤)を有するロケットエンジンまたはランチャにおいて使用されてもよい。

Claims (10)

  1. ガス噴射セクションを調整するための調整装置(100)であって、装置はノズルのスロート(13)より上流で前記ノズル(12)の内部に配置されるようになっており、調整装置は、ノズルスロート(13)を部分的に閉鎖するためのシャッタ部材(111)と、シャッタ部材(111)用の制御ガイド(112)と、主ピストン(120)と、プライマピストン(130)と、を有し、
    シャッタ部材(111)用の制御ガイド(112)は、部分シャッタ要素(111)がノズルスロート(13)から一定距離に保持される後退位置と、部分シャッタ要素(111)がノズルスロート(13)と接触する閉鎖位置との間で移動可能であり、
    プライマピストン(130)は、主ピストン(120)が移動しないように係止する静止位置と、主ピストン(120)の運動を解放する準備位置との間で移動可能であって、前記プライマピストンは、調整装置内の圧力が第一所定値に到達したときに静止位置から準備位置に移動し、
    主ピストン(120)は、シャッタ部材(111)の制御ガイド(112)の運動が後退位置に係止される第一位置と、シャッタ部材(111)の制御ガイド(112)の運動が解放される第二位置との間で移動可能であって、主ピストン(120)は、プライマピストン(130)が準備位置にあるとき、および調整装置内の圧力が第一所定値未満の第二所定値に到達したときに、第一位置から第二位置に移動する、調整装置。
  2. 装置はプライマピストン(130)を静止位置で保持するための戻しバネ(131)を含み、戻しバネ(131)は、調整装置内の圧力が第一所定値に到達したときに前記バネが圧縮するように決定されたバネ定数を有することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 装置は主ピストン(120)に対して圧縮状態で保持される推力バネ(122)を含み、前記推力バネは、調整装置内の圧力が第二所定値に到達したときに、前記主ピストンに印加される圧力よりも高い推力を主ピストンに印加することを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 装置はプライマピストン(130)の外壁の周りに配置された1つ以上のボール(132)を含み、前記ボールは、プライマピストン(130)が静止位置にある間に、主ピストン(120)および前記主ピストンを包囲する静止ジャケット(121)の両方の中に延在するホーシング(133)内に保持されていること、ならびにプライマピストン(130)は、前記プライマピストンが主ピストン(120)の運動を解放するように準備位置にあるときに部分的にボール(132)を受容するのに適している1つ以上の空洞(134)を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 装置は主ピストン(120)の外壁の周りに配置された1つ以上のボール(123)を含み、前記ボールは、主ピストン(120)が第一位置にあるときに、主ピストン(120)を包囲する静止ジャケット(121)およびシャッタ部材(111)の制御ガイド(112)の両方の中に延在する筐体(124)内の保持されていること、ならびに主ピストン(120)は、前記主ピストンがシャッタ部材(111)の制御ガイド(112)の運動を解放するように第二位置にあるときにボール(123)を部分的に受容するのに適している1つ以上の空洞(125)を含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 主ピストン(120)が、プライマピストン(130)が準備位置にあるとき、および調整装置内の圧力が第一所定値よりも低い第二所定値に到達したときに、その閉鎖位置に向かってシャッタ部材(111)の制御ガイド(112)を押すのに適していることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. シャッタ部材(111)の制御ガイド(112)が、摺動接続によって主ピストン(120)のジャケット(121)に実装されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
  8. シャッタ部材(211)の制御ガイド(212)が、二条ネジ接続を介して主ピストン(220)のジャケット(221)に実装されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
  9. ノズルスロート(13)および分散部(14)を有する可変スロートセクションのノズルであって、ノズルはさらに、ガス噴射セクションを調整するための請求項1から8のいずれか一項に記載の調整装置(100)を有し、前記調整装置は、前記ノズルスロートより上流のノズル内に配置されていることを特徴とする、可変スロートセクションのノズル。
  10. 請求項9に記載の可変スロートセクションのノズルを含む、ロケットエンジン。
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