JP6285761B2 - 液圧装置及びバルブ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液圧ポンプからの作動液によって液圧シリンダを駆動する液圧装置及びこれに使用されて好適なバルブ装置に関する。
従来から、比較的小型で大きな駆動力を得られる装置として液圧装置が知られている。そのうち、シングルロッド型の液圧シリンダを駆動する液圧装置においては、一般に、液圧シリンダのロッドの体積に応じた作動液の過不足を補うための構成が必要となる。このような構成を有する液圧装置としては、例えば特許文献1に記載の液圧装置がある。
特許文献1に記載の液圧装置は、シングルロッド型の液圧シリンダと、両方向に回転可能な液圧ポンプと、液圧ポンプを駆動する電動モータと、液圧タンクとを有する。前記液圧ポンプの一方のポートは、ロッド側流路を介して前記液圧シリンダのロッド側ポートに接続され、前記液圧ポンプの他方のポートは、ヘッド側流路を介して前記液圧シリンダのヘッド側ポートに接続されている。また、前記ロッド側流路は、ロッド側パイロットチェック弁又はロッド側電磁弁を介して前記液圧タンクに接続されており、前記ヘッド側流路は、ヘッド側パイロットチェック弁又はヘッド側電磁弁を介して前記液圧タンクに接続されている。
そして、前記液圧ポンプが前記一方のポートから作動液を吸入して前記他方のポートから吐出する場合には、前記ロッド側パイロットチェック弁又は前記ロッド側電磁弁を開いて前記ロッド側流路と前記液圧タンクとを連通させ、前記液圧ポンプが前記他方のポートから作動液を吸入して前記一方のポートから吐出する場合には、前記ヘッド側パイロットチェック弁又は前記ヘッド側電磁弁を開いて前記ヘッド側流路と前記液圧タンクとを連通させるようにしている。
特開平10−78003号公報
しかし、前記パイロットチェック弁を用いる構成では、パイロット圧を導入するためのパイロット流路を設ける必要があり、流路構成が複雑化する。また、前記電磁弁を用いる構成では、前記電動モータ(又は前記液圧ポンプ)の回転数などに応じて前記電磁弁の開閉を制御する必要があり、制御が複雑化する。
そこで、本発明は、流路構成や制御の複雑化を抑制しつつ、シングルロッド型の液圧シリンダを適切に且つ応答よく駆動することのできる液圧装置及びそのバルブ装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面によると、液圧装置は、シングルロッド型の液圧シリンダと、正逆両方向に回転可能に構成され、一方のポートがロッド側流路を介して前記液圧シリンダのロッド側液圧室に接続されると共に他方のポートがヘッド側流路を介して前記液圧シリンダのヘッド側液圧室に接続された液圧ポンプと、作動液を貯留するリザーブタンクと、前記ロッド側流路から分岐したロッド側分岐流路、前記ヘッド側流路から分岐したヘッド側分岐流路、及び前記リザーブタンクから延びるリザーブ流路が接続され、前記液圧ポンプの作動時に、前記ロッド側流路及び前記ヘッド側流路のいずれかを選択的に前記リザーブタンクに連通させるバルブ装置と、前記液圧ポンプ及び前記バルブ装置を制御する制御部と、を含む。前記バルブ装置は、弁体部と、第1ソレノイドと、第2ソレノイドとを有する。前記弁体部は、前記ヘッド側流路から自身を介して前記ロッド側流路に向かって流れる作動液の圧力によって、前記ヘッド側流路と前記リザーブタンクとの連通を遮断すると共に前記ロッド側流路と前記リザーブタンクとを連通させる第1位置に移動する一方、前記ロッド側流路から自身を介して前記ヘッド側流路に向かって流れる作動液の圧力によって、前記ロッド側流路と前記リザーブタンクとの連通を遮断すると共に前記ヘッド側流路と前記リザーブ流路とを連通させる第2位置に移動する。前第1ソレノイドは、通電によって作動して第1プッシュロッドの移動によって前記弁体部を前記第2位置に向かって駆動し、前記第2ソレノイドは、通電によって作動して第2プッシュロッドの移動によって前記弁体部を前記第1位置に向かって駆動する。そして、前記制御部は、前記液圧ポンプに前記一方のポートから作動液を吸入して前記他方のポートから吐出する第1運転を行わせるとき、当該第1運転の開始から第1所定時間だけ前記第2ソレノイドに通電を行い、前記液圧ポンプに前記他方のポートから作動液を吸入して前記一方のポートから吐出する第2運転を行わせるとき、当該第2運転の開始から第2所定時間だけ前記第1ソレノイドに通電を行う
本発明の他の側面によると、シングルロッド型の液圧シリンダと、正逆両方向に回転可能に構成され、一方のポートがロッド側流路を介して前記液圧シリンダのロッド側液圧室に接続されると共に他方のポートがヘッド側流路を介して前記液圧シリンダのヘッド側液圧室に接続された液圧ポンプと、作動液を貯留するリザーブタンクと、を含む液圧装置に用いられるバルブ装置は、前記ロッド側流路から分岐したロッド側分岐流路が接続される第1ポート、前記ヘッド側流路から分岐したヘッド側分岐流路が接続される第2ポート、前記第1ポートと前記第2ポートとを連通させる連通部、及び前記連通部に接続されると共にリザーブ流路が接続される第3ポートを有したハウジングと、弁体部と、第1ソレノイドと、第2ソレノイドとを有する。前記弁体部は、前記連通部に配置され、前記第2ポートから前記第1ポートへと流れる流体の圧力によって、前記第2ポートの前記第3ポートとの連通を遮断すると共に前記第1ポートと前記第3ポートとを連通させる第1位置に移動する一方、前記第1ポートから前記第2ポートへと流れる流体の圧力によって、前記第1ポートと前記第3ポートとの連通を遮断すると共に前記第2ポートと前記第3ポートとを連通させる第2位置に移動する。前第1ソレノイドは、通電によって作動して第1プッシュロッドの移動によって前記弁体部を前記第2位置に向かって駆動し、前記第2ソレノイドは、通電によって作動して第2プッシュロッドの移動によって前記弁体部を前記第1位置に向かって駆動する。そして、前記液圧ポンプが前記一方のポートから作動液を吸入して前記他方のポートから吐出する第1運転を行うとき、当該第1運転の開始から第1所定時間だけ前記第2ソレノイドが通電されるように構成され、前記液圧ポンプが前記他方のポートから作動液を吸入して前記一方のポートから吐出する第2運転を行うとき、当該第2運転の開始から第2所定時間だけ前記第1ソレノイドが通電されるように構成されている。
前記液圧装置によれば、パイロット流路などの流路の追加や複雑な制御を必要とすることなく、前記液圧ポンプの作動時に、その回転方向に応じて、速やか且つ確実に前記ロッド側流路及び前記ヘッド側流路のいずれかを選択的に前記リザーブタンクに連通させることが可能となる。このため、流路構成や制御の複雑化を抑制しつつ、シングルロッド型の液圧シリンダを適切に且つ応答よく駆動することができる。
また、前記バルブ装置によれば、前記第1ポートと前記第2ポートとの間における流体の流れ方向に応じて、第1ポート及び第2ポートのいずれかを選択的に第3ポートに連通させる構成としつつ、例えば流体の通過流量が少なく弁体部に充分な圧力が作用しない場合であっても、速やか且つ確実に第1ポート及び第2ポートのいずれかを選択的に第3ポートに連通させることが可能となる。
本発明の一実施形態による液圧装置の概略構成を示す図である。 前記液圧装置に組み込まれたバルブ装置の部分断面正面図である。 図2のA−A断面図である。 前記バルブ装置の側面図である。 前記バルブ装置の弁体部を構成する連動部材を示す図である。 前記液圧装置の停止時の状態の一例を示す図である。 前記液圧装置における液圧シリンダのピストンを矢印Y1方向に移動させる場合を示す図である。 前記液圧装置における液圧シリンダのピストンを矢印Y2方向に移動させる場合を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による液圧装置1の概略構成を示している。この液圧装置1は、例えばプレス装置における型締めを行うために使用される。図1に示すように、液圧装置1は、液圧シリンダ2と、液圧ポンプ3と、液圧シリンダ2の作動液を貯留するリザーブタンク4と、液圧装置1全体の動作を制御する制御部5と、を含む。
液圧シリンダ2は、シングルロッド型の液圧シリンダであり、ロッド21の一端に連結されたピストン22によって区画されるロッド側液圧室23とヘッド側液圧室24とを有する。ロッド21は、ロッド側液圧室23を通って外部まで延びており、ロッド21の他端には、前記プレス装置の金型などの重量物50が連結されている。液圧シリンダ2は、液圧ポンプ3によって供給される作動液によって駆動される。具体的には、液圧シリンダ2のピストン22(及びロッド21)が矢印Y1方向又は矢印Y2方向に移動し、これにより、重量物50を駆動する。
液圧ポンプ3は、二つのポート31,32を有する。液圧ポンプ3の一方のポート31は、ロッド側流路11を介して液圧シリンダ2のロッド側液圧室23に接続されており、液圧ポート3の他方のポート32は、ヘッド側流路12を介して液圧シリンダ2のヘッド側液圧室24に接続されている。液圧ポンプ3は、正逆両方向に回転可能であり、電動サーボモータ6によって駆動されて作動液を吸入して吐出する。電動サーボモータ6は、制御部5によってその回転方向(正転/逆転)や回転数などが制御される。
すなわち、液圧ポンプ3は、制御部5による電動サーボモータ6の制御によって、前記一方のポート31から作動液を吸入して前記他方のポート32から吐出する第1運転と、前記他方のポート32から作動液を吸入して前記一方のポート31から吐出する第2運転とを切り替えて(選択的に)実行可能に構成されている。
そして、液圧ポンプ3が前記第1運転を行うと、液圧シリンダ2のロッド側液圧室23からヘッド側液圧室24に作動液が移送され、ピストン22が矢印Y1方向に移動する。一方、液圧ポンプ3が前記第2運転を行うと、液圧シリンダ2のヘッド側液圧室24からロッド側液圧室23に作動液が移送され、ピストン22が矢印Y2方向に移動する。ここで、液圧ポンプ3は、正逆両方向に回転可能であればよく、特に制限されないが、例えばギヤポンプやベーンポンプを採用することができる。
ロッド側流路11及びヘッド側流路12は、それぞれバルブ装置7を介してリザーブタンク4に接続されている。具体的には、バルブ装置7には、ロッド側流路11から分岐したロッド側分岐流路13、ヘッド側流路12から分岐したヘッド側分岐流路14、及びリザーブタンク4から延びるリザーブ流路15が接続されている。バルブ装置7は、液圧ポンプ3の作動時に、その回転方向に応じて、ロッド側分岐流路13及びヘッド側分岐流路14のいずれかを選択的にリザーブ流路15に連通させるように構成されている。
ここで、本実施形態におけるバルブ装置7の構成について説明する。
図2〜図4は、バルブ装置7の構成を示している。図2はバルブ装置7の部分断面正面図であり、図3は図2のA−A断面図であり、図4はバルブ装置7の側面図である。バルブ装置7は、いわゆるシャトル弁としての機能を有しており、図2〜図4に示すように、ハウジング71と、弁体部72と、第1ソレノイド73と、第2ソレノイド74と、を備える。
本実施形態において、ハウジング71は、直方体状のハウジング本体部71Aと、ハウジング本体部71Aの一方の側面(図2における右側側面)に接合された第1蓋部71Bと、ハウジング本体部71Aの他方の側面(図2における左側側面)に接合された第2蓋部71Cとで構成されている。また、弁体部72は、第1弁部材721と、第2弁部材722と、第1弁部材721と第2弁部材722との間に配置された連動部材723とで構成されている(図3参照)。
ハウジング本体部71Aの前記一方の側面には、弁体部72の第1弁部材721を収容する第1収容穴711が形成され、同様に、ハウジング本体部71Aの前記他方の側面には、弁体部72の第2弁部材722を収容する第2収容穴712が形成されている。第1収容穴711と第2収容穴712とは、互いの底部が連通路713によって接続されている。そして、第1蓋部71Bは、第1収容穴711の開口部を閉塞し、第2蓋部71Cは、第2収容穴712の開口部を閉塞している。
また、ハウジング本体部71Aには、第1〜第3ポート714〜716が形成されている。第1ポート714は、一端がハウジング本体部71Aの正面において外部に開口すると共に他端が第1収容穴711に接続されている。第1第2ポート715は、一端がハウジング本体部71Aの正面において第1ポート714(の開口部)に所定の間隔をあけて外部に開口すると共に他端が第2収容穴712に接続されている。つまり、第1ポート714と第2ポート715は、第1収容穴711、連通路713、及び第2収容穴712を介して、互いに連通している。したがって、本実施形態においては、第1収容穴711、連通路713、及び第2収容穴712が本発明の「連通部」に相当する。
第3ポート716は、ハウジング本体部71Aの正面のほぼ中央にて外部に開口すると共に連通路713に接続されている。つまり、第3ポート716は、連通路713及び第1収容穴711を介して第1ポート714に連通し、また、連通路713及び第2収容穴712を介して第2ポート715に連通している。
そして、第1ポート714の前記一端(外部開口端)には、ロッド側流路11から分岐したロッド側分岐流路13が接続されており、第2ポート715の前記一端(外部開口端)には、ヘッド側流路12から分岐したヘッド側分岐流路14が接続されている。また、第3ポート716の前記一端(外部開口端)には、リザーブタンク4から延びるリザーブ流路15が接続されている。
第1弁部材721は、球形に形成されている。第1弁体部721は、第1収容穴711内に収容されて第1収容穴711と連通路713との連通、ひいては、第1ポート714と第3ポート716との連通を開閉する。第2弁部材722は、第1弁部材721と同様に球形に形成されている。第2弁部材722は、第2収容穴712内に収容されて第2収容穴712と連通路713との連通、ひいては、第2ポート715と第3ポート716との連通を開閉する。連動部材723は、連通路713内に配置されている。本実施形態において、連通部材723は、図5に示すように、断面十字状に形成されており、また、四つの板状部には、作動液を流通させるための貫通孔(長穴)723aが形成されている。
第1弁部材721は、第1蓋部71Bに取り付けられたばね部材75によって付勢されて連動部材723の一方の端部(図3における右端部)に当接している。同様に、第2弁部材722は、第2蓋部71Cに取り付けられたばね部材76によって付勢されて連動部材723の他方の端部(図3における左端部)に当接している。つまり、連動部材723は、第1弁部材721と第2弁部材722との間に両者に当接した状態で配置され、第1弁部材721及び第2弁部材722のそれぞれと連動するようになっている。
弁体部72は、その初期状態においては、図3に示す位置、すなわち、第1弁部材712が第1収容穴711と連通路713とを連通させると共に第2弁部材713が第2収容穴712と連通路713とを連通させる位置に保持されている。つまり、弁部材72は、第1ポート714及び第2ポート715の双方を第3ポート716に連通、換言すれば、ロッド側流路11及びヘッド側流路12の双方をリザーブタンク4に連通させている。
そして、ヘッド側流路12からヘッド側分岐流路14、バルブ装置7、及びロッド側分岐流路13を介してロッド側流路11に向かって作動液が流れると、すなわち、バルブ装置7において第2ポート715から第1ポート714へと作動液が流れると、弁体部72は、当該作動液の圧力を受けて矢印B方向に移動し、第2弁部材722が閉位置となって第2収容穴712と連通路713の連通を遮断する。このとき、第1弁部材721も矢印B方向に移動することになるが、第1収容穴711と連通路713とは連通した状態のままである。つまり、弁体部72は、第2ポート715(ヘッド側流路12)と第3ポート716(リザーブタンク4)との連通を遮断すると共に第1ポート714(ロッド側流路11)と第3ポート716(リザーブタンク4)とを連通させる位置(以下「第1位置」という)に移動する。
一方、ロッド側流路11からロッド側分岐流路13、バルブ装置7、及びヘッド側分岐流路14を介してヘッド側流路12に向かって作動液が流れると、すなわち、バルブ装置7において第1ポート714から第2ポート715へと作動液が流れると、弁体部72は、当該作動液の圧力を受けて矢印C方向に移動し、第1弁部材721が閉位置となって第1収容穴711と連通路713の連通を遮断する。このとき、第2弁部材721も矢印B方向に移動することになるが、第2収容穴712と連通路713とは連通した状態のままである。つまり、弁体部72は、第1ポート714(ロッド側流路11)と第3ポート716(リザーブタンク4)との連通を遮断すると共に第2ポート715(ヘッド側流路12)と第3ポート716(リザーブタンク4)とを連通させる位置(以下「第2位置」という)に移動する。
第1ソレノイド73は、第1弁部材721を駆動可能に設けられている。第1ソレノイド73は、励磁コイル(ソレノイドコイル)731と、プランジャ(可動鉄心)732と、プッシュロッド733と、を有し、支持部材77を介してハウジング71(具体的には第1蓋部71B)に取り付けられている。
励磁コイル731は、通電によって磁界を発生し、プランジャ732は、励磁コイル731の発生した磁界により進出駆動される。プッシュロッド733は、ばね部材78を介して支持部材77に軸方向の移動が可能に保持されており、一端がプランジャ732の先端に接合されている。プッシュロッド733は、支持部材77及び第1蓋部71Bを貫通して第1弁部材721に向かって延びており、その他端(先端)が第1弁部材721に対して所定の間隔をあけて、すなわち、第1弁部材721の手前に位置している。そして、励磁コイル731が通電されることによってプランジャ732が進出し、これに伴ってプッシュロッド733がばね部材78の付勢力に抗して矢印C方向に移動する。このようにして、第1ソレノイド73は、第1弁部材721を閉方向(矢印C方向)に駆動する。第1弁部材721が閉方向(矢印C方向)に駆動されると、連動部材723及び第2弁部材722も矢印C方向に移動し、これにより、弁体部72が前記第2位置に向かって移動することになる。その後、励磁コイル731への通電が停止されると、ばね部材78の付勢力によってプランジャ732及びプッシュロッド733は元の位置に戻る。なお、励磁コイル731への通電及びその停止、すなわち、第1ソレノイド73の動作は、制御部5によって制御される。
第2ソレノイド74は、第2弁部材722を駆動可能に設けられている。第2ソレノイド74は、第1ソレノイド73と同様の構成を有しており、ハウジング71を挟んで第1ソレノイド73に対向配置されている。すなわち、第2ソレノイド74は、通電により磁界を発生する励磁コイル741と、励磁コイル741の発生した磁界により進出駆動されるプランジャ(可動鉄心)742と、一端がプランジャ742の先端に接合されたプッシュロッド743と、を有しており、支持部材79を介してハウジング71(具体的には、第2蓋部71C)に取り付けられている。
プッシュロッド743は、ばね部材80を介して支持部材79に軸方向の移動が可能に保持されている。また、プッシュロッド743は、支持部材79及び第2蓋部71Cを貫通して第2弁部材722に向かって延びており、その他端(先端)が第2弁部材722に対して所定の間隔をあけて、すなわち、第2弁部材722の手前に位置している。そして、励磁コイル741が通電されることによってプランジャ742が進出し、これに伴ってプッシュロッド743がばね部材80の付勢力に抗して矢印B方向に移動する。このようにして、第2ソレノイド75は、第2弁部材722を閉方向(矢印B方向)に駆動する。第2弁部材722が閉方向(矢印B方向)に駆動されると、連動部材723及び第1弁部材721も矢印B方向に移動し、これにより、弁体部72が前記第1位置に向かって移動することになる。その後、励磁コイル741への通電が停止されると、ばね部材80の付勢力によってプランジャ742及びプッシュロッド743は元の位置に戻る。なお、励磁コイル741への通電及びその停止、すなわち、第2ソレノイド74の動作は、制御部5によって制御される。
次に、図6〜図8を参照して液圧装置1の動作を説明する。
図6は、液圧装置1(液圧ポンプ3)の停止時の状態の一例を示している。図6(a)は、液圧装置1の全体を示し、図6(b)は、バルブ装置7を示している。
ここでは、図6(a)に示すように、液圧シリンダ2のピストン22が液圧シリンダ2の軸方向の一方側(最下部)に位置しているものとする。また、液圧装置1(液圧ポンプ3)の停止時には、第1収容穴711内の作動液の圧力と第2収容穴712内の作動液の圧力とが等しくなっており、バルブ装置7は前記初期状態と同じ状態となる。すなわち、バルブ装置7は、第1ポート714(ロッド側流路11)及び第2ポート715(ヘッド側流路12)の双方を第3ポート716(リザーブタンク4)に連通させた状態となっている。
ここで、図では省略しているが、液圧シリンダ2のピストン22を前記最下部以外の位置に保持する場合においても、液圧ポンプ3が停止していれば、バルブ装置7は、通常、上記と同様に、ロッド側流路11及びヘッド側流路12の双方をリザーブタンク4に連通させた状態となる。但し、ピストン22を所定位置に保持するために液圧ポンプ3を作動させる必要がある場合などにおいては、そのときの圧力バランスに応じてロッド側流路11及びヘッド側流路12のいずれか一方をリザーブタンク4に連通させた状態にもなり得る。
図7は、液圧シリンダ2のピストン22(及びロッド21)を矢印Y1方向に移動させる(ここでは上昇させる)場合を示している。図6と同様に、図7(a)は、液圧装置1の全体を示し、図7(b)は、バルブ装置7を示している。
液圧シリンダ2のピストン22を矢印Y1方向に移動させる場合には、例えばオペレータがその旨の第1指令を液圧装置1の操作部(図示省略)を介して入力する。前記第1指令が入力されると、制御部5は、電動サーボモータ6によって液圧ポンプ3を第1方向に回転駆動する。すると、液圧ポンプ3は、前記第1運転を行って前記一方のポート31から作動液を吸入して前記他方のポート32から吐出する。これにより、液圧シリンダ2のロッド側液圧室23からヘッド側液圧室24への作動液の移送が開始される。
液圧ポンプ3が前記第1運転を行うと、ヘッド側流路12の圧力がロッド側流路11の圧力よりも高くなり、ヘッド側流路12からヘッド側分岐流路14、バルブ装置7、及びロッド側分岐流路13を介してロッド側流路11に向かって作動液が流れる。バルブ装置7においては、第2ポート715から第1ポート714へと作動液が流れる。すると、バルブ装置7において、弁体部72は、当該作動液の圧力を受けて前記第1位置へと矢印B方向に移動し、第2弁部722によって第2ポート715(ヘッド側流路12)と第3ポート716(リザーブタンク4)との連通が遮断される。一方、第1ポート715(ロッド側流路11)は第3ポート716(リザーブタンク4)に連通したままである。これにより、破線矢印に示すように、ロッド側液圧室23からヘッド側液圧室24に作動液を移送する際に生じる作動液の不足分が、液圧ポンプ3によってリザーブタンク4から吸い上げられてロッド側流路11に補給される。
ところで、例えばピストン22を矢印Y1方向への移動を比較的低速で行うような場合には、電動サーボモータ6(液圧ポンプ3)の回転速度が低くなり、ヘッド側流路12からのバルブ装置7を介してロッド側流路11へ向かって流れる作動液が減少する。このため、弁体部72に対して作動液の圧力が十分に作用せず、弁体部72を前記第1位置に移動させることができないか又は移動に時間がかかってしまう場合がある。このような状況は、液圧装置1全体としての応答性、具体的には、液圧シリンダ2の駆動の応答性の低下を招くため好ましくない。
一方、弁体部72は、一旦、前記第1位置に移動すれば、少なくとも液圧ポンプ3が前記第1運転を行っている間はその状態が維持される。
そこで、本実施形態においては、ピストン22を矢印Y1方向に移動させる場合、制御部5は、電動サーボモータ6によって液圧ポンプ3を前記第1方向に回転駆動すると共にバルブ装置7の第2ソレノイド74を第1所定時間だけ作動させる。つまり、制御部5は、液圧ポンプ3に前記第1運転を開始させると同時に第2ソレノイド74を作動させる。すると、第2ソレノイド74は、第2弁部材722を閉方向(矢印B方向)に駆動し、これにより、弁体部72を前記第1位置に向かって移動させる。前記第1所定時間は、特に制限されないが、数秒程度の短時間、好ましくは、1(s)以下のごく短時間(例えば、0.2(s))とすることができる。
このように、液圧シリンダ2のピストン22を矢印Y1方向に移動させる場合、液圧ポンプ3が前記第1運転を開始するときに第2ソレノイド74を作動させることにより、ピストン22の移動速度やバルブ装置7を通過する作動液の流量などにかかわらず、速やか且つ確実に弁体部72を前記第1位置に移動させて、第2ポート715と連通部713との連通を遮断、ひいては、ヘッド側流路12とリザーブタンク4との連通を遮断することができる。したがって、液圧シリンダ2のピストン22は矢印Y1方向への移動を速やかに開始することができ、液圧装置1全体としての応答性の低下が抑制される。
ここで、制御部5は、液圧ポンプ3が前記第1運転を開始するときに第2ソレノイド75を短時間だけ作動させればよいので、複雑な制御を必要とせず、また、消費電力も抑制される。さらに、自身を通過する作動液の圧力を受けて弁体部72が移動し、これにより、ロッド側流路11及びヘッド側流路12のいずれかを選択的にリザーブタンク4に連通させる、というバルブ装置7の本来の動作、換言すれば、シャトル弁としての機能を妨げることもない。
なお、液圧シリンダ2のピストン22を矢印Y1方向に移動させる場合には、停止状態にあるピストン22をY1方向に移動させる場合はもちろん、ピストン22を矢印Y2方向に移動させていた状態から矢印Y1方向に移動させる状態に切り替える場合、つまり、液圧ポンプ3を前記第2運転から前記第1運転に切り替える場合も含まれる。
図8は、液圧シリンダ2のピストン22を矢印Y2方向に移動させる(ここでは下降させる)場合を示している。図6、図7と同様、図8(a)は、液圧装置1の全体を示し、図8(b)は、バルブ装置7を示している。
液圧シリンダ2のピストン22を矢印Y2方向に移動させる場合には、例えばオペレータがその旨の第2指令を液圧装置1の前記操作部を介して入力する。前記第2指令が入力されると、制御部5は、電動サーボモータ6によって液圧ポンプ3を第1方向とは反対の第2方向に回転駆動する。すると、液圧ポンプ3は、前記第2運転を行って前記他方のポート32から作動液を吸入して前記一方のポート31から吐出する。これにより、液圧シリンダ2のヘッド側液圧室24からロッド側液圧室23への作動液の移送が開始される。
液圧ポンプ3が前記第2運転を行うと、ロッド側流路11の圧力がヘッド側流路12の圧力よりも高くなり、ロッド側流路11からロッド側分岐流路13、バルブ装置7、及びヘッド側分岐流路14を介してヘッド側流路12に向かって作動液が流れる。バルブ装置7においては、第1ポート714から第2ポート715へと作動液が流れる。すると、バルブ装置7において、弁体部72は、当該作動液の圧力を受けて前記第2位置へと矢印C方向に移動し、第1ポート714(ロッド側流路11)と第3ポート716(リザーブタンク4)との連通が遮断される。一方、第2ポート715(ヘッド側流路12)は第3ポート716(リザーブタンク4)に連通したままである。これにより、破線矢印に示すように、ヘッド側液圧室24からロッド側液圧室23に作動液を移送する際に生じる余分な作動液が、ヘッド側分岐流路14、バルブ装置7、及びリザーブ流路15を介してリザーブタンク4へと排出される(戻される)。
ここで、ピストン22を矢印Y2方向に移動させる場合においても、ピストン22を矢印Y1方向に移動させる場合と同様の理由により、弁体部72を前記第2位置に移動させることができないか又は移動に時間がかかってしまう場合がある。また、弁体部72は、一旦、前記第2位置に移動すれば、少なくとも液圧ポンプ3が前記第2運転を行っている間はその状態が維持される。
そこで、制御部5は、ピストン22を矢印Y2方向に移動させる場合には、電動サーボモータ6によって液圧ポンプ3を前記第2方向に回転駆動すると共に、バルブ装置7の第1ソレノイド73を第2所定時間だけ作動させる。つまり、制御部5は、液圧ポンプ3に前記第2運転を開始させると同時に第1ソレノイド73を作動させる。すると、第1ソレノイド73は、第1弁部材721を閉方向(図3における矢印C方向)に駆動し、これにより、弁体部72を前記第2位置に向かって移動させる。前記第2所定時間は、特に制限されないが、数秒程度の短時間、好ましくは、1(s)以下のごく短時間(例えば、0.2(s))とすることができる。なお、本実施形態においては、前記第1所定時間と前記第2所定時間を同じにしているが、前記第1所定時間と前記第2所定時間とを異ならせてもよい。
これにより、液圧シリンダ2のピストン22を矢印Y2方向に移動させる場合においても、ピストン22の移動速度やバルブ装置7を通過する作動液に流量などにかかわらず、速やか且つ確実に弁体部72を前記第2位置に移動させて、第1ポート714と連通部713との連通を遮断、ひいては、ロッド側流路11とリザーブタンク4との連通を遮断することができる。したがって、液圧シリンダ2のピストン22は矢印Y2方向への移動を速やかに開始することができ、液圧装置1全体としての応答性の低下が抑制される。
なお、複雑な制御を必要としない点、消費電力を抑制できる点、及びバルブ装置7の本来の動作(機能)を妨げない点については、上述した、液圧シリンダ2のピストン22を矢印Y1方向に移動させる場合と同様である。また、液圧シリンダ2のピストン22を矢印Y2方向に移動させる場合には、停止状態にあるピストン22をY2方向に移動させる場合はもちろん、ピストン22を矢印Y1方向に移動させていた状態から矢印Y2方向に移動させる状態に切り替える場合、つまり、液圧ポンプ3を前記第1運転から前記第2運転に切り替える場合も含まれる。
以上説明したように、本実施形態によるバルブ装置7は、弁体部72(第1弁部材721、第2弁部材722、連動部材723)と、ソレノイド(第1ソレノイド73、第2ソレノイド74)とを有する。弁体部72は、第2ポート715から第1ポート714へと流れる作動液(流体)の圧力によって、第2ポート715と第3ポート716との連通を遮断すると共に第1ポート714と第3ポート716とを連通させる第1位置に移動し、第1ポート714から第2ポート714へと流れる作動液(流体)の圧力によって、第1ポート714と第3ポート716との連通を遮断すると共に第2ポート715と第3ポート716とを連通させる第2位置に移動する。また、ソレノイドは、弁体部72を前記第1位置及び前記第2位置のいずれかに向かって選択的に移動させる。
これにより、第1ポート714と第2ポート715との間における作動液(流体)の流れ方向に応じて第1ポート714及び第2ポート715のいずれかを選択的に第3ポート716に連通させる構成としつつ、例えば作動液(流体)の通過流量が少なく、弁体部72に充分な圧力が作用しない場合であっても、速やか且つ確実に第1ポート714及び第2ポート715のいずれかを選択的に第3ポート716に連通させることができる。
また、本実施形態による液圧装置1によれば、バルブ装置7を用いることにより、パイロット流路などの流路の追加や複雑な制御を必要とすることなく、比較的簡単な構成及び制御によって、液圧装置1(液圧シリンダ2の駆動)の良好な応答性を実現できる。すなわち、液圧ポンプ3の回転方向に応じて、速やか且つ確実に、ロッド側流路11及びヘッド側流路12のいずれかを選択的にリザーブタンク4に連通させることができ、これにより、液圧シリンダ2のピストン22の移動開始や移動方向の切り替えを速やか且つ確実に行うことできる。
なお、本実施形態によるバルブ装置7の動作を確認したところ、弁体部72を移動させるために10〜15L/minの作動液流量が必要な構成において、0.3〜0.4L/minという少ない流量の場合であっても、液圧ポンプ3の運転開始と同時に第1ソレノイド74又は第2ソレノイド75をごく短時間作動させるだけで、速やか且つ確実に、第1ポート714及び第2ポート715のいずれかを選択的に第3ポート716に連通させることができた。また、本実施形態による液圧装置1を粉末成形プレス機に組み込んだところ、当該粉末成形プレス機の成形サイクルが3〜5%程度短縮することも確認された。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に制限されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて更なる変形や変更等が可能であることはもちろんである。
例えば、上述の実施形態において、制御部5は、液圧ポンプ3の運転開始と共に第1ソレノイド74又は第2ソレノイド75を所定の短時間だけ作動させている。しかし、これに限るものではない。上述の実施形態よりも細かな制御が必要にはなるが、液圧ポンプ3(電動サーボモータ6)の回転数などに応じて第1ソレノイド73及び/又は第2ソレノイド74の作動/非作動を決定したり、作動時間時間を可変設定したりしてもよい。この場合、液圧ポンプ3(電動サーボモータ6)の回転数が所定値以上である場合に第1ソレノイド73及び/又は第2ソレノイド74を非作動とし、液圧ポンプ3(電動サーボモータ6)の回転数が低いほど前記作動時間を長く設定するように構成することができる。
1…液圧装置、2…液圧シリンダ、3…液圧ポンプ、4…リザーブタンク、5…制御部、6…電動サーボモータ、7…バルブ装置、11…ロッド側流路、12…ヘッド側流路、13…ロッド側分岐流路、14…ヘッド側分岐流路、15…リザーブ流路、21…ロッド、22…ピストン、23…ロッド側液圧室、24…ヘッド側液圧室、31…液圧ポンプの一方のポート、32…液圧ポンプの他方のポート、71…バルブ装置のハウジング、72…弁体部、73…第1ソレノイド、74…第2ソレノイド、711…第1収容穴、712…第2収容穴、713…連通路、714…第1ポート、715…第2ポート、716…第3ポート、721…第1弁部材、722…第2弁部材、723…連動部材

Claims (6)

  1. シングルロッド型の液圧シリンダと、
    正逆両方向に回転可能に構成され、一方のポートがロッド側流路を介して前記液圧シリンダのロッド側液圧室に接続されると共に他方のポートがヘッド側流路を介して前記液圧シリンダのヘッド側液圧室に接続された液圧ポンプと、
    作動液を貯留するリザーブタンクと、
    前記ロッド側流路から分岐したロッド側分岐流路、前記ヘッド側流路から分岐したヘッド側分岐流路及び前記リザーブタンクから延びるリザーブ流路が接続され、前記液圧ポンプの作動時に、前記ロッド側流路及び前記ヘッド側流路のいずれかを選択的に前記リザーブタンクに連通させるバルブ装置と、
    前記液圧ポンプ及び前記バルブ装置を制御する制御部と、
    を含み、
    前記バルブ装置は、
    前記ヘッド側流路から自身を介して前記ロッド側流路に向かって流れる作動液の圧力によって、前記ヘッド側流路と前記リザーブタンクとの連通を遮断すると共に前記ロッド側流路と前記リザーブタンクとを連通させる第1位置に移動する一方、前記ロッド側流路から自身を介して前記ヘッド側流路に向かって流れる作動液の圧力によって、前記ロッド側流路と前記リザーブタンクとの連通を遮断すると共に前記ヘッド側流路と前記リザーブ流路とを連通させる第2位置に移動する弁体部と、
    通電によって作動して第1プッシュロッドの移動によって前記弁体部を前記第2位置に向かって駆動する第1ソレノイドと、
    通電によって作動して第2プッシュロッドの移動によって前記弁体部を前記第1位置に向かって駆動する第2ソレノイドと、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記液圧ポンプに前記一方のポートから作動液を吸入して前記他方のポートから吐出する第1運転を行わせるとき、当該第1運転の開始から第1所定時間だけ前記第2ソレノイドに通電を行い、
    前記液圧ポンプに前記他方のポートから作動液を吸入して前記一方のポートから吐出する第2運転を行わせるとき、当該第2運転の開始から第2所定時間だけ前記第1ソレノイドに通電を行う
    液圧装置。
  2. 前記第1所定時間及び前記第2所定時間が1秒以下の時間である、請求項1に記載の液圧装置。
  3. 前記弁体部は、
    前記ロッド側流路と前記リザーブタンクとの連通を開閉する第1弁部材と、
    前記ヘッド側流路と前記リザーブタンクとの連通を開閉する第2弁部材と、
    前記第1弁部材と前記第2弁部材との間に配置され、前記第1弁部材及び前記第2弁部材と連動する連動部材と、
    を有し、
    前記第1ソレノイドは、前記第1プッシュロッドの移動によって前記第1弁部材を閉方向に駆動することで前記弁体部を前記第2位置に向かって駆動し
    前記第2ソレノイドは、前記第2プッシュロッドの移動によって前記第2弁部材を閉方向に駆動することで前記弁体部を前記第1位置に向かって駆動する、
    請求項1又は2に記載の液圧装置。
  4. シングルロッド型の液圧シリンダと、正逆両方向に回転可能に構成され、一方のポートがロッド側流路を介して前記液圧シリンダのロッド側液圧室に接続されると共に他方のポートがヘッド側流路を介して前記液圧シリンダのヘッド側液圧室に接続された液圧ポンプと、作動液を貯留するリザーブタンクと、を含む液圧装置に用いられるバルブ装置であって、
    前記ロッド側流路から分岐したロッド側分岐流路が接続される第1ポート、前記ヘッド側流路から分岐したヘッド側分岐流路が接続される第2ポート、前記第1ポートと前記第2ポートとを連通させる連通部、及び前記連通部に接続されると共にリザーブ流路が接続される第3ポートを有したハウジングと、
    前記連通部に配置された弁体部であって、前記第2ポートから前記第1ポートへと流れる流体の圧力によって、前記第2ポートの前記第3ポートとの連通を遮断すると共に前記第1ポートと前記第3ポートとを連通させる第1位置に移動する一方、前記第1ポートから前記第2ポートへと流れる流体の圧力によって、前記第1ポートと前記第3ポートとの連通を遮断すると共に前記第2ポートと前記第3ポートとを連通させる第2位置に移動する弁体部と、
    通電によって作動して第1プッシュロッドの移動によって前記弁体部を前記第2位置に向かって駆動する第1ソレノイドと、
    通電によって作動して第2プッシュロッドの移動によって前記弁体部を前記第1位置に向かって駆動する第2ソレノイドと、
    を有し、
    前記液圧ポンプが前記一方のポートから作動液を吸入して前記他方のポートから吐出する第1運転を行うとき、当該第1運転の開始から第1所定時間だけ前記第2ソレノイドが通電されるように構成され、
    前記液圧ポンプが前記他方のポートから作動液を吸入して前記一方のポートから吐出する第2運転を行うとき、当該第2運転の開始から第2所定時間だけ前記第1ソレノイドが通電されるように構成されている、
    バルブ装置。
  5. 前記第1所定時間及び前記第2所定時間が1秒以下の時間である、請求項4に記載のバルブ装置。
  6. 前記弁体部は、
    前記第1ポートと前記第3ポートとの連通を開閉する第1弁部材と、
    前記第2ポートと前記第3ポートとの連通を開閉する第2弁部材と、
    前記第1弁部材と前記第2弁部材との間に配置され、前記第1弁部材及び前記第2弁部材と連動する連動部材と、
    を有し、
    前記第1ソレノイドは、前記第1プッシュロッドの移動によって前記第1弁部材を閉方向に駆動することで前記弁体部を前記第2位置に向かって駆動し
    前記第2ソレノイドは、前記第2プッシュロッドの移動によって前記第2弁部材を閉方向に駆動することで前記弁体部を前記第1位置に向かって移動する
    請求項4又は5に記載のバルブ装置。
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