JP6285566B2 - 信号処理装置、信号処理方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

信号処理装置、信号処理方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、信号処理装置、信号処理方法およびコンピュータプログラムに関し、特に、センサからの出力信号に基づいて推定値を求める信号処理装置、信号処理方法およびコンピュータプログラムに関する。
例えば、半導体を用いたガスセンサ、湿度センサおよび温度センサの中には、測定を開始してから、出力信号の値(例えば電圧値)が収束するまでに比較的長い時間を要するものがある。すなわち、センサからの出力信号に基づいて測定対象のある属性を求める場合、出力信号の値が収束するまで、その属性を求められない。
なお、本明細書において、「出力信号の値が収束する」とは、十分な時間が経過したときのある時刻の出力信号の値と、ある時刻よりも前の時刻の出力信号の値との差が、所定時間の間、所定の範囲内の値となることをいい、収束した出力信号の値を「収束値」という。また、測定開始から出力信号の値が収束するまでの時間を「応答時間」といい、応答時間が経過するまでの期間を「過渡応答期間」という。
センサからの出力信号に基づいて、測定対象のある属性をいち早く求めるためには、過渡応答期間における出力信号の値に基づいて、その属性に対応する収束値を推定すればよい。このような収束値を推定する方法は、種々検討されている。例えば、特許文献1には、放射線検出器について、過渡応答期間の初期または中期の線量率または計数率に基づいて、収束値(最終応答値)を予測する方法を開示している。
国際公開第2006/090634号
しかしながら、センサ(各種検出器を含む)の応答特性は、立上りと立下りとで異なる場合が多い。ここで、立上りとは、センサの出力信号の値が増大する場合をいい、立下りとは、センサの出力信号の値が減少する場合をいい、立上り応答時間をTr、立下り応答時間をTdで表すことにする。
特許文献1に記載の予測方法は、立上り応答および立下り応答のそれぞれについて同じ時定数(T)を用いており、センサの応答時間が立上り応答と立下り応答とで異なる場合、立上り応答および立下り応答の両方について、収束値を精度よく求めることが困難になる。
また、立上り応答と立下り応答とにそれぞれ独立な応答時間を用いると、それぞれの収束値を精度よく求めることができるものの、収束値が得られる時間が、立上り応答と立下り応答とで異なることになる。そうすると、それぞれの収束値を用いた次の処理に進むタイミングが、立上り応答時と立下り応答時とでは異なることになり、次の処理が複雑になるという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、立上り応答時間と立下り応答時間とが異なるセンサからの出力信号に基づく予測値を用いた処理を簡便に行うことができる、信号処理装置、信号処理方法およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明の実施形態による信号処理装置は、センサから出力信号Va(T)を受け取る入力インターフェイスと、前記出力信号Va(T)の値が、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1に対応する第1の収束値Vc1から、測定対象のある属性を表すパラメータの前記第1の値P1と異なる第2の値P2に対応する第2の収束値Vc2となる応答時間をTrとし、前記出力信号Va(T)の値が、前記第2の収束値Vc2から前記第1の収束値Vc1となる応答時間をTdとするとき、前記応答時間TrまたはTdが経過する前の過渡応答期間においては、時刻T1に得られた前記出力信号の値Va_T1に応じて、前記時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう前記出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成する予測部とを有し、前記予測部は、前記予測値が前記第2の収束値Vc2に対応する値となる応答時間をTrEとし、前記予測値が前記第1の収束値Vc1に対応する値となる応答時間をTdEとするとき、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような前記予測値を生成する。
ある実施形態において、前記予測部は、前記出力信号Va(T)の値が、前記応答時間TrまたはTdより長い時間にわたって前記第1の収束値Vc1をとるとき、前記第1の収束値Vc1に近い予測値を生成し、前記応答時間TrまたはTdより長い時間にわたって前記第2の収束値Vc2をとるとき、前記第2の収束値Vc2に近い予測値を生成する。
ある実施形態において、前記予測部は、前記出力信号Va(T)の立上りまたは立下りのそれぞれに対応する予測部を有する。
ある実施形態において、前記予測部は、前記出力信号Va(T)の立上りまたは立下りのそれぞれに対応するパラメータを格納するメモリを有する。
ある実施形態において、前記信号処理装置は、前記予測値を表示する表示装置をさらに有していてもよい。
ある実施形態において、前記予測部によって生成された前記予測値に基づいて、情報を生成する情報生成部をさらに有する。
ある実施形態において、前記信号処理装置は、前記情報を表示する表示装置をさらに有していてもよい。
ある実施形態において、前記信号処理装置は、ネットワークによって互いに接続されたクライアント端末とサーバ機器とを有し、前記クライアント端末は、少なくとも前記入力インターフェイスと通信部とを有する。
ある実施形態において、前記信号処理装置は、前記センサをさらに有していてもよい。
本発明の実施形態による信号処理方法は、センサから出力信号Va(T)を受け取る工程と、前記出力信号Va(T)の値が、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1に対応する第1の収束値Vc1から、測定対象のある属性を表すパラメータの前記第1の値P1と異なる第2の値P2に対応する第2の収束値Vc2となる応答時間をTrとし、前記出力信号Va(T)の値が、前記第2の収束値Vc2から前記第1の収束値Vc1となる応答時間をTdとするとき、前記応答時間TrまたはTdが経過する前の過渡応答期間においては、時刻T1に得られた前記出力信号の値Va_T1に応じて、前記時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう前記出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成する工程であって、前記予測値が前記第2の収束値Vc2に対応する値となる応答時間をTrEとし、前記予測値が前記第1の収束値Vc1に対応する値となる応答時間をTdEとするとき、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような前記予測値を生成する工程とを包含する。
本発明の実施形態によるプログラムは、センサから出力信号Va(T)を受け取る工程と、前記出力信号Va(T)の値が、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1に対応する第1の収束値Vc1から、測定対象のある属性を表すパラメータの前記第1の値P1と異なる第2の値P2に対応する第2の収束値Vc2となる応答時間をTrとし、前記出力信号Va(T)の値が、前記第2の収束値Vc2から前記第1の収束値Vc1となる応答時間をTdとするとき、前記応答時間TrまたはTdが経過する前の過渡応答期間においては、時刻T1に得られた前記出力信号の値Va_T1に応じて、前記時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう前記出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成する工程であって、前記予測値が前記第2の収束値Vc2に対応する値となる応答時間をTrEとし、前記予測値が前記第1の収束値Vc1に対応する値となる応答時間をTdEとするとき、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような前記予測値を生成する工程とをコンピュータに実行させる。
本発明の実施形態によると、立上り応答時間と立下り応答時間とが異なるセンサからの出力信号に基づく予測値を用いた処理を簡便に行うことができる、信号処理装置、信号処理方法およびコンピュータプログラムを提供できる。
(a)〜(c)は、本発明の実施形態による信号処理装置または信号処理方法によって生成される予測値と、センサの出力信号との関係を説明するための図であり、(a)は測定対象の属性の時間変化を模式的に示す図であり、(b)はセンサの出力信号の時間変化を模式的に示す図であり、(c)は実施形態による信号処理装置または信号処理方法によって生成される予測値の時間変化を模式的に示す図である。 本発明の実施形態1による信号処理装置100の構成を模式的に示す図である。 実施形態1の信号処理方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態2による信号処理装置200の構成を模式的に示す図である。 実施形態2の信号処理方法を説明するフローチャートである。 予測回路20として用いられる予測回路20Aの構成を模式的に示す図である。 予測回路20として用いられる予測回路20Bの構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態3による信号処理装置100Aの構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態4による信号処理装置200Aの構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態5による信号処理装置200Bの構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態6による信号処理装置200Cの構成を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して、信号処理装置、信号処理方法およびコンピュータプログラムを説明する。
本発明の実施形態による信号処理装置は、センサから出力信号Va(T)を受け取る入力インターフェイスと、出力信号Va(T)の値が、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1に対応する第1の収束値Vc1から、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1と異なる第2の値P2に対応する第2の収束値Vc2となる応答時間をTrとし、出力信号Va(T)の値が、第2の収束値Vc2から第1の収束値Vc1となる応答時間をTdとするとき、応答時間TrまたはTdが経過する前の過渡応答期間においては、時刻T1に得られた出力信号の値Va_T1に応じて、時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成する予測回路(予測部)とを有し、予測回路は、予測値が第2の収束値Vc2に対応する値となる応答時間をTrEとし、予測値が第1の収束値Vc1に対応する値となる応答時間をTdEとするとき、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような予測値を生成する。測定対象の属性とは、例えば、湿度、温度、ガス濃度などであり、属性を表すパラメータは、それぞれ、相対湿度(RH)60%、温度25℃、濃度0.1ppmなどである。
本発明の実施形態による信号処理方法は、センサから出力信号Va(T)を受け取る工程と、出力信号Va(T)の値が、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1に対応する第1の収束値Vc1から、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1と異なる第2の値P2に対応する第2の収束値Vc2となる応答時間をTrとし、出力信号Va(T)の値が、第2の収束値Vc2から第1の収束値Vc1となる応答時間をTdとするとき、応答時間TrまたはTdが経過する前の過渡応答期間においては、時刻T1に得られた出力信号の値Va_T1に応じて、時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成する工程であって、予測値が第2の収束値Vc2に対応する値となる応答時間をTrEとし、予測値が第1の収束値Vc1に対応する値となる応答時間をTdEとするとき、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような予測値を生成する工程とを包含する。本発明の実施形態による信号処理方法は、例えば、上記の信号処理装置によって実行され得る。
また、本発明の実施形態によるコンピュータプログラムは、上記信号処理方法をコンピュータに実行させることができる。コンピュータは、ネットワークを介して接続された複数のコンピュータであってもよい。言い換えると、上記信号処理装置は、コンピュータであってよく、ネットワークを介して接続された複数のコンピュータ(例えば、サーバ機器およびクライアント端末を含む)であってもよい。本発明の実施形態によるプログラムは、例えば、コンピュータのメモリに実装され得る。
センサの応答特性が、例えば、1次遅れ現象として近似され得るとき、応答時間Tr、Tdに代えて、各収束値の相対63%値に到達するまでの時間(「63%応答時間」ということがある。)Tr63、Td63を用いることができる。ここで、収束値の相対63%値とは、変化量の全体を100%としたとき、変化量が63%となる出力信号Va(T)の値をいうことにする。例えば、センサの出力が第1の収束値Vc1から第2の収束値Vc2へ変化する場合、第2の収束値Vc2の相対63%値は、Vc1+(Vc2−Vc1)×0.63であり、センサの出力が第2の収束値Vc2から第1の収束値Vc1へ変化する場合、第1の収束値Vc1の相対63%値は、Vc2+(Vc1−Vc2)×0.63である(なお、×は、乗算を示す。以下、同じ。)。第1の収束値Vc1の相対63%値を「Vc63」と表し、第2の収束値Vc2の相対63%値を「Vc63」と表す。また、予測値が第1の収束値Vc1から、第2の収束値Vc2の相対63%値Vc63となるまでの応答時間を「TrE63」と表し、予測値が第2の収束値Vc2から、第1の収束値Vc1の相対63%値Vc63となるまでの応答時間を「TdE63」と表す。
このように、センサの応答特性が、例えば、1次遅れ現象として近似され得るときには、本発明の実施形態による信号処理装置が有する予測回路は、TrE63<Tr63、TdE63<Td63、|1−Td63/Tr63|>|1−TdE63/TrE63|となるような予測値を生成するように構成されてもよい。また、上記と同様にして、63%応答時間に代えて、90%応答時間を用いて、TrE90<Tr90、TdE90<Td90、|1−Td90/Tr90|>|1−TdE90/TrE90|となるような予測値を生成するように、予測回路を構成することもできる。もちろん、これらの予測回路も、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような予測値を生成することができる。
また、第1の収束値Vc1と第2の収束値Vc2とは、測定対象のある属性を表すパラメータの異なる値に対応する異なる値であり、第1の収束値Vc1と第2の収束値Vc2との大きさの関係は制限されない。すなわち、第1の収束値Vc1<第2の収束値Vc2であってもよいし、第1の収束値Vc1>第2の収束値Vc2であってもよい。なお、以下では、第1の収束値Vc1<第2の収束値Vc2の場合を主に例示し、センサの測定対象のパラメータが第1の値P1から第2の値P2に変化した場合に、センサの出力信号の値が第1の値P1に対応する第1の収束値Vc1から、第2の収束値Vc2になるまでの応答時間Trを立上り応答時間と呼ぶ。また、逆に、センサの測定対象のパラメータが第2の値P2から第1の値P1に変化した場合に、センサの出力信号の値が第2の値P2に対応する第2の収束値Vc2から、第1の収束値Vc1になるまでの応答時間Tdを立下り応答時間と呼ぶ。もちろん、TrとTdは、この例に限定されるものではない。
例えば、センサが湿度センサの場合、センサが、屋外(第1の湿度:パラメータの第1の値P1)から屋内(第2の湿度:パラメータの第2の値P2)に移動し、再び、屋外(第1の湿度:パラメータの第1の値P1)へ移動する場合を考える。
この場合、センサの測定対象の属性(湿度)の値は、図1(a)に示す様に、P1からP2へと変化し、P2からP1へと変化する。P1からP2への変化およびP2からP1への変化はステップ的である。
このときのセンサの出力信号の値は、例えば、図1(b)に示す様な、ステップ応答特性を示す。ここで例示するように、ステップ応答特性が、1次遅れのステップ応答特性を示すとき、応答時間に代えて63%応答時間を用いることができる。
なお、P1に対応するセンサの出力信号Va(T)の収束値はVc1であり、P2に対応するセンサの出力信号Va(T)の収束値はVc2である(Vc1<Vc2)。このとき、P1からP2への変化に対応するステップ応答の1次遅れの時定数(立上り)を「tr」とすると、Va(T)=Vc1+(Vc2−Vc1)×(1−e-T/tr)で表される。また、P2からP1への変化に対応するステップ応答の1次遅れの時定数(立下り)を「td」とすると、Va(T)=Vc1+(Vc2−Vc1)×e-T/tdで表される。時定数trは、Tr63とほぼ等しく、時定数tdは、Td63とほぼ等しい。
図1(c)に示す様に、本発明の実施形態による信号処理装置が有する予測回路は、応答時間TrまたはTdが経過する前の過渡応答期間においては、時刻T1に得られた出力信号の値Va_T1に応じて、時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成する。予測回路は、予測値が第2の収束値Vc2に対応する値VcE2となる応答時間をTrEとし、予測値が第1の収束値Vc1に対応する値VcE1となる応答時間をTdEとするとき、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような予測値VcE2、VcE1を生成する。すなわち、予測回路は、センサの応答時間の比(Td/Tr)よりも、予測値に基づく応答時間の比(TdE/TrE)の方が、1に近くなるような予測値を生成する。
したがって、センサの出力信号Va(T)の応答時間が、立上りと立下りとで異なっている場合(Tr≠Td、ここでは、典型例として、Td>Trの場合を例示している。)において、2つの予測値(VcE2、VcE1)を生成する時間(TrE、TdE)は、それぞれ、センサの応答時間(Tr、Td)よりも短く、かつ、|TdE−TrE|は、|Td−Tr|よりも小さい。したがって、センサの応答時間よりも短い時間で、予測値(および、対応するパラメータ)を得ることができるとともに、その予測値(および、対応するパラメータ)が得られる時間は、測定対象の属性のパラメータの値の変化が、センサの出力信号の立上り応答を生じさせるのか、立下り応答を生じさせるのかによって生じる差が小さい。もちろん、|1−TdE/TrE|が0に近いことが好ましく、0であることが最も好ましい。なお、ここでは、Td>Trを例示したが、Tr>Tdの場合も同様である。以下、このような関係を満足するように予測値を生成する方法の具体例を説明する。
例えば、特開2005−216202号公報は、時系列データの未来値を出力する手法を開示している。具体的には、第1の時系列データと、第1の時系列データよりもタイミング的に後の第2の時系列データとが関連付けられる。あるタイミングにおける時系列データが予測対象とされて、特定された学習パターンに対応する第1の時系列データに関連付けられた第2の時系列データが未来値として決定される。本発明の実施形態のように、立上りと立下りとの間で応答時間が異なる場合、立上りと、立下りとのそれぞれに対応する学習パターンを使用すれば、立上りと、立下りとのそれぞれの応答時間を短縮したデータを出力することができる。
センサの出力信号の応答特性が1次遅れのステップ応答特性であるとき、63%応答時間を用いて、TrE63<Tr63、TdE63<Td63、|1−Td63/Tr63|>|1−TdE63/TrE63|となるような予測値VcE263、VcE163を生成するように予測回路を構成してもよいし、63%応答時間に代えて、90%応答時間を用いて、TrE90<Tr90、TdE90<Td90、|1−Td90/Tr90|>|1−TdE90/TrE90|となるような予測値VcE290、VcE190を生成するように予測回路を構成してもよい。
なお、実施形態の信号処理装置が有する予測回路は、測定対象の属性の値が時間変化しないとき、それぞれの属性を表すパラメータに対応する予測値を生成する。例えば、属性のパラメータが第1の値P1で一定であると、第1の値P1に対応する第1の予測値を生成し、属性のパラメータが第2の値P2で一定であると、第2の値P2に対応する第2の予測値を生成する。第1の予測値は上記収束値Vc1に近い値を有し、第2の予測値は上記収束値Vc2に近い値を有する。
本発明の実施形態による信号処理装置を用いると、立上り応答時間と立下り応答時間とが異なるセンサからの出力信号に基づく予測値を用いた処理を簡便に行うことができる。
なお、予測回路が時刻T1に得られた出力信号の値Va_T1に応じて、時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成するための構成は、種々の構成があり得る。例えば、ある決まった演算式を用いるものでもよいし、ニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズム、PID制御等を用いてもよい。予測回路の具体例は後に説明する。
ここで、PID制御を用いた予測の具体例を説明する。例えば、特開2001−41824号公報は、制御パラメータP、IおよびDを有するPIDコントローラにより、センサの応答時間を短縮する方法を開示している。その制御パラメータP、IおよびDのそれぞれは、時定数の関数として用いられる。本発明の実施形態のように、立上りと立下りとの間で応答時間が異なる場合、立上りと、立下りとのそれぞれに対応する制御パラメータを利用すれば、立上りと、立下りとのそれぞれの応答時間を短縮することができる。
以下、湿度センサからの出力信号に基づいて、湿度を示すパラメータPを求めるために用いられる信号処理装置を例示し、本発明の実施形態による信号処理装置およびそれによって実行される信号処理方法を説明する。また、本発明の実施形態によるコンピュータプログラムは、上記信号処理方法をコンピュータに実行させることができる。なお、本発明の実施形態は、例示する実施形態に限定されない。
(実施形態1)
図2に、本発明の実施形態1による信号処理装置100の構成を模式的に示す。なお、以下の図面において同様の機能を有する構成要素に共通の参照符号を付し、説明を省略することがある。
信号処理装置100は、センサ80から出力信号Va(T)を受け取る入力インターフェイス10と、出力信号Va(T)の値が、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1(第1の湿度)に対応する第1の収束値Vc1から、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1と異なる第2の値P2(第2の湿度)に対応する第2の収束値Vc2となる応答時間をTrとし、出力信号Va(T)の値が、第2の収束値Vc2から第1の収束値Vc1となる応答時間をTdとするとき、応答時間TrまたはTdが経過する前の過渡応答期間においては、時刻T1に得られた出力信号の値Va_T1に応じて、時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成する予測回路20とを有する。ここで、予測回路20は、予測値が第2の収束値Vc2に対応する値となる応答時間をTrEとし、予測値が第1の収束値Vc1に対応する値となる応答時間をTdEとするとき、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような予測値を生成する。信号処理装置100は、さらに、任意に設けられる出力装置60を有している。出力装置60は、例えば、表示装置であり、予測回路20から出力された予測値を表示する。なお、予測回路20は、予測値をそのまま出力するのではなく、パラメータの値に変換して、パラメータ値を出力してもよい。例えば、センサからの出力およびその予測値が電圧値である場合、電圧値を出力するのではなく、湿度の値として出力してもよい。このような変換は、演算によって行ってもよいし、ルックアップテーブルを用いてもよい。また、このような変換は、予測回路20内で行ってもよいし、出力装置60内で行ってもよい。
なお、信号処理装置100は、センサ80と独立した装置として例示しているが、信号処理装置100がセンサ80を備えてもよい。以下の実施形態による信号処理装置についても同様にセンサを備えてもよい。
実施形態1の信号処理装置100は、図3に示すフローチャートに示す信号処理方法を実行することができる。
まず、センサ80から出力信号Va(T)を入力インターフェイス10によって取得する(S1)。
入力インターフェイス10は、出力信号Va(T)を予測回路20に出力する(S2)。
予測回路20は、上述した予測値を生成する(S3)。
予測回路20は、予測値を出力装置60に出力し、出力装置60は予測値を外部に出力(例えば、表示)する(S4)。このとき、予測値に代えて、予測値に対応するパラメータを出力するようにしてもよい。
次に、測定を終了するか否かを判断する(S5)。例えば、予測値が収束しているか否かを判断する。予測値が収束していないと判断した場合は、上記の工程S1に戻り、収束していると判断した場合は、測定を終了する。測定終了後は、収束値に対応する予測値を連続的に表示するようにしてもよい。あるいは、応答時間を経過した後は、予測値ではなく、出力信号Va(T)の値を表示してもよい。もちろん、これらをパラメータの値に変換したものを表示してもよい。
(実施形態2)
図4に、本発明の実施形態2による信号処理装置200の構成を模式的に示す。信号処理装置200は、先の信号処理装置100と異なり、情報生成回路50をさらに有している。
信号処理装置200は、不図示のセンサから出力信号Va(T)を受け取る入力インターフェイス10と、予測回路20とを有する。予測回路20は、実施形態1による信号処理装置100が有する予測回路20と同様に動作する。予測回路20は、生成した予測値を情報生成回路50に出力する。
情報生成回路50は、入力された予測値に基づいて、情報を生成する。ここで、「情報」とは、予測値に応じて変化する情報であり、「2次情報」ということがある。例えば、予測値が湿度を特定する値である場合、情報は、快適指数や、熱中症またはインフルエンザに対する注意情報などである。湿度の値に応じて変化する情報は、湿度の値だけでなく、温度(気温)にも同時に依存するものであってもよい。センサ80として、温度センサを用いることもできるので、温度センサの出力信号についても実施形態2の信号処理装置200を適用してもよい。
情報生成回路50は、生成した情報を出力装置60に出力する。出力装置60は、例えば、表示装置であり、情報生成回路50から出力された情報を表示する。出力装置60は、情報をさらに加工して表示してもよい。
実施形態2の信号処理装置200は、図5に示すフローチャートに示す信号処理方法を実行することができる。
まず、センサ80から出力信号Va(T)を入力インターフェイス10によって取得する(S11)。
入力インターフェイス10は、出力信号Va(T)を予測回路20に出力する(S12)。
予測回路20は、上述した予測値を生成し、予測値を情報生成回路50に出力する(S13)。
情報生成回路50は、予測値に基づいて、情報を生成し、出力装置60に出力する(S14)。
出力装置60は、情報を外部に出力(例えば、表示)する(S15)。このとき、情報をさらに加工して出力するようにしてもよい。
次に、測定を終了するか否かを判断する(S16)。例えば、予測値が収束しているか否かを判断する。予測値が収束していないと判断した場合は、上記の工程S11に戻り、収束していると判断した場合は、測定を終了する。測定終了後は、収束値に対応する情報を連続的に表示するようにしてもよい。
図6および図7を参照して、上述の信号処理装置100および200が有する予測回路20の具体例を説明する。
図6に示す予測回路20は、例えばプロセッサまたは半導体集積回路によって実現され得る。半導体集積回路とは、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびFPGA(Field Programmable Gate Array)などである。メモリに、予測回路20内の各構成要素の機能を発揮するコンピュータプログラムが実装されており、半導体集積回路内のプロセッサが逐次コンピュータプログラムを実行することにより、各構成要素の機能を実現するようにしてもよい。
図6に示す予測回路20Aは、立上り/立下り判断回路22と、立上り予測回路22aおよび立下り予測回路22bとを有している。立上り/立下り判断回路22は、センサの出力信号Va(T)を受け取り、出力信号Va(T)の時間変化が、立上りか立下りのいずれであるかを判断し、その判断結果に応じて、出力信号Va(T)を立上り予測回路22aまたは立下り予測回路22bに出力する。立上り予測回路22aおよび立下り予測回路22bは、それぞれの応答特性に応じて、予測値を生成する。
予測回路20Aは、出力信号Va(T)の立上りまたは立下りに応じて、予測値を生成することができるので、立上り応答時間Trと立下り応答時間Tdとが異なっても、それぞれについて独立に高い精度で予測値TrEおよびTdEを生成することができる。また、予測回路20Aは、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような予測値TrEおよびTdEを生成することができる。
図7に示す予測回路20Bは、立上り/立下り判断回路22と、メモリ24と、立上り・立下り予測回路22cとを有している。
立上り/立下り判断回路22は、センサの出力信号Va(T)を受け取り、出力信号Va(T)の時間変化が、立上りか立下りのいずれであるかを判断する。メモリ24は、例えば、応答が立上りの場合に予測に用いるパラメータと、立下りの場合に予測に用いるパラメータとを格納している。立上り/立下り判断回路22の判断結果に応じて、メモリ24から、それぞれの応答に応じたパラメータが立上り・立下り予測回路22cに供給される。
予測回路20Bも、予測回路20Aと同様に、出力信号Va(T)の立上りまたは立下りに応じて、予測値を生成することができるので、立上り応答時間Trと立下り応答時間Tdとが異なっても、それぞれについて独立に高い精度で予測値TrEおよびTdEを生成することができる。また、予測回路20Aは、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような予測値TrEおよびTdEを生成することができる。
実施形態1および2の信号処理装置100および200は、コンピュータプログラムによって、上述の信号処理方法を実行するように制御されたコンピュータであってもよい。コンピュータは例えばスマートフォンのような携帯端末機器であってよい。携帯端末機器は、センサを備えてもよい。また、コンピュータは、タブレット、スマートウォッチ(腕時計の方式で腕に装着でき、時計の他に演算処理や通信といった機能を持つデバイス)、ウェアラブルデバイスのような端末であってもよく、端末は、センサを備えてもよい。
以下の実施形態3〜6による信号処理装置は、ネットワークを介して接続されたサーバ機器およびクライアント端末を含む。クライアント端末は、例えば、通信回路を有するコンピュータであり、例えば、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、ウェアラブルデバイスであってもよい。さらに、クライアント端末は、センサを備えてもよい。
(実施形態3)
図8に、本発明の実施形態3による信号処理装置100Aの構成を模式的に示す。
信号処理装置100Aは、クライアント端末100ACおよびサーバ機器100ASを有する。クライアント端末100ACは、入力インターフェイス10および出力装置60に加え、通信回路30をさらに有し、サーバ機器100ASとネットワーク(例えばインターネット)を介して接続され得る。サーバ機器100ASは、予測回路20を有し、クライアント端末100ACは、通信回路30を介して、出力信号Va(T)および予測値をサーバ機器100ASの予測回路20とやり取りする。信号処理装置100Aは、実施形態1の信号処理装置100と同様に動作することができる。
(実施形態4〜6)
実施形態4〜6による信号処理装置200A〜200Cは、実施形態2の信号処理装置200と同様に動作することができる。
図9に、本発明の実施形態4による信号処理装置200Aの構成を模式的に示す。
信号処理装置200Aは、クライアント端末200ACおよびサーバ機器200ASを有する。クライアント端末200ACは、入力インターフェイス10および出力装置60に加え、通信回路30をさらに有し、サーバ機器200ASとネットワーク(例えばインターネット)を介して接続され得る。サーバ機器200ASは、予測回路20および情報生成回路50とを有し、クライアント端末200ACは、通信回路30を介して、出力信号Va(T)および情報をサーバ機器200ASの予測回路20および情報生成回路50との間でやり取りする。
図10に、本発明の実施形態5による信号処理装置200Bの構成を模式的に示す。
信号処理装置200Bは、クライアント端末200BCおよびサーバ機器200BSを有する。クライアント端末200BCは、入力インターフェイス10、予測回路20および出力装置60に加え、通信回路30をさらに有し、サーバ機器200BSとネットワーク(例えばインターネット)を介して接続され得る。サーバ機器200BSは、情報生成回路50を有し、クライアント端末200BCは、通信回路30を介して、予測値および情報をサーバ機器200BSの情報生成回路50との間でやり取りする。
図11に、本発明の実施形態6による信号処理装置200Cの構成を模式的に示す。
信号処理装置200Cは、クライアント端末200CCおよびサーバ機器200CSを有する。クライアント端末200CCは、入力インターフェイス10、情報生成回路50および出力装置60に加え、通信回路30をさらに有し、サーバ機器200CSとネットワーク(例えばインターネット)を介して接続され得る。サーバ機器200CSは、予測回路20を有し、クライアント端末200CCは、通信回路30を介して、出力信号Va(T)および予測値をサーバ機器200CSの予測回路20との間でやり取りする。
上記の実施形態によれば、予測回路や情報生成回路で行う演算の負荷、処理時間に応じて、クライアント端末、サーバ機器に演算を割り振ることができるため、通信のための処理時間を含めて、全体の処理時間を最適化することができる。これにより、ユーザが情報の出力を待つ時間を短縮させることができる。
なお、上記の実施形態1から6の信号処理装置とセンサ80とをネットワークを介して接続することもできる。
上記の実施形態では、測定対象の属性が湿度の場合を例示したが、これに限らず、温度、気圧、ガス濃度などを測定対象の属性にすることもできる。測定対象の属性がこのような環境情報である場合、ユーザが屋内から屋外へ移動したり、センサーが付いたクライアント端末をカバンやポケットから取り出したりして、測定対象の属性の値が急に変化するような場合において、本発明の実施形態による信号処理装置を用いると、電源を入れてすぐに測定を行っても、測定値の変化が立上り応答、立下り応答のいずれであっても、応答時間が経過するのを待つことなく、変化後の湿度、温度、気圧などの環境情報をいち早く知ることができる。
また、本発明の実施形態による信号処理装置は、例えば、食材の匂い(すなわち、食材の周辺の空気中の化学物質の濃度)を測定対象の属性として、食材の熟度(または食べごろ)などを属性を表すパラメータとすることができる。
このとき、食材の匂いの測定値の変化が立上り応答、立下り応答のいずれであっても、ユーザは応答時間が経過するのを待つことなく、いち早く熟度または食べ頃を知ることができる。したがって、例えば、スーパーマーケットなどで本発明の実施形態による信号処理装置を用いて、食べ頃の食材を選択し、購入することができる。
また、農場や選果場においては、本発明の実施形態による信号処理装置を用いて、熟度または食べ頃を推定することによって、収穫や出荷する日時の決定や、出荷場所(近いか遠いかなど)の選定、賞味期限や品質保持期間の決定を行うことができる。
また、本発明の実施形態による信号処理装置は、オーブンレンジなどの調理機器に内蔵されていてもよい。この場合、食材から出る水蒸気などを検出するセンサの出力信号を用いて、食材の調理具合を推定することもできる。
これにより、測定値の変化が立上り応答、立下り応答のいずれであっても、応答時間が経過するまで待つことなく、過渡応答期間に食材の調理具合を知ることができるので、温め過ぎや焼き過ぎといった、調理の失敗を防ぐことができ、適切な調理時間を逃すことがなくなる。
また、本発明の実施形態による信号処理装置は、エアコンや除湿機、加湿機、空気清浄機などの空調機器に内蔵されてもよい。この場合、周囲環境の温度、湿度、臭い、汚れなどを検出するセンサの出力信号を用いて、周囲環境の状況を推定することができる。
これにより、測定値の変化が立上り応答、立下り応答のいずれであっても、応答時間が経過するまで待つことなく、過渡応答期間に、周囲環境の温度、湿度、臭い、汚れを知ることができるので、空調や空気清浄などの制御をいち早く開始することができ、その結果、ユーザに快適な環境をいち早く提供することができる。
また、測定対象の属性は、人体や動物の体温、発汗量などの生体情報であってもよい。この場合においても、測定値の変化が立上り応答、立下り応答のいずれに対しても、応答時間が経過するのを待つことなく、変化後の体温、発汗量などの生体情報をいち早く知ることができる。
本明細書は、以下の項目に記載の信号処理装置、信号処理方法およびコンピュータプログラムを開示している。
〔項目1〕
センサから出力信号Va(T)を受け取る入力インターフェイスと、
前記出力信号Va(T)の値が、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1に対応する第1の収束値Vc1から、測定対象のある属性を表すパラメータの前記第1の値P1と異なる第2の値P2に対応する第2の収束値Vc2となる応答時間をTrとし、前記出力信号Va(T)の値が、前記第2の収束値Vc2から前記第1の収束値Vc1となる応答時間をTdとするとき、前記応答時間TrまたはTdが経過する前の過渡応答期間においては、時刻T1に得られた前記出力信号の値Va_T1に応じて、前記時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう前記出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成する予測部とを有し、
前記予測部は、前記予測値が前記第2の収束値Vc2に対応する値となる応答時間をTrEとし、前記予測値が前記第1の収束値Vc1に対応する値となる応答時間をTdEとするとき、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような前記予測値を生成する、信号処理装置。
項目1に記載の信号処理装置によると、立上り応答時間Trと立下り応答時間Tdとが異なるセンサからの出力信号に基づく予測値を用いた処理を簡便に行うことができる。
〔項目2〕
前記予測部は、前記出力信号Va(T)の値が、前記応答時間TrまたはTdより長い時間にわたって前記第1の収束値Vc1をとるとき、前記第1の収束値Vc1に近い予測値を生成し、前記応答時間TrまたはTdより長い時間にわたって前記第2の収束値Vc2をとるとき、前記第2の収束値Vc2に近い予測値を生成する、項目1に記載の信号処理装置。
項目2に記載の信号処理装置によると、測定対象の属性の値が時間変化しないとき、それぞれの属性を表すパラメータに対応する予測値を生成することができる。
〔項目3〕
前記予測部は、前記出力信号Va(T)の立上りまたは立下りのそれぞれに対応する予測部を有する、項目1または2に記載の信号処理装置。
項目3に記載の信号処理装置によると、立上り応答時間Trと立下り応答時間Tdとが異なっても、それぞれについて独立に高い精度で予測値を生成できる。
〔項目4〕
前記予測部は、前記出力信号Va(T)の立上りまたは立下りのそれぞれに対応するパラメータを格納するメモリを有する、項目1または2に記載の信号処理装置。
項目4に記載の信号処理装置によると、立上り応答時間Trと立下り応答時間Tdとが異なっても、それぞれについて独立に高い精度で予測値を生成できる。
〔項目5〕
前記予測値を表示する表示装置をさらに有する、項目1から4のいずれかに記載の信号処理装置。
項目5に記載の信号処理装置によると、例えばユーザに対して予測値を表示することができる。
〔項目6〕
前記予測部によって生成された前記予測値に基づいて、情報を生成する情報生成部をさらに有する、項目1から5のいずれかに記載の信号処理装置。
項目6に記載の信号処理装置によると、予測値に基づく2次情報を生成できる。
〔項目7〕
前記情報を表示する表示装置をさらに有する、項目6に記載の信号処理装置。
項目7に記載の信号処理装置によると、例えばユーザに対して予測値に基づく2次情報を提供できる。
〔項目8〕
ネットワークによって互いに接続されたクライアント端末とサーバ機器とを有し、
前記クライアント端末は、少なくとも前記入力インターフェイスと通信部とを有する、項目1から7のいずれかに記載の信号処理装置。
項目8に記載の信号処理装置によると、信号処理装置のバリエーションを提供できる。また、予測や情報生成の演算の負荷に応じて、演算をサーバ機器とクライアント端末に振り分けることができる。
〔項目9〕
前記センサをさらに有する、項目1から8のいずれかに記載の信号処理装置。
項目9に記載の信号処理装置によると、信号処理装置のバリエーションを提供できる。また、装置にセンサを内蔵させることにより、全体の構成を小型化できる。
〔項目10〕
センサから出力信号Va(T)を受け取る工程と、
前記出力信号Va(T)の値が、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1に対応する第1の収束値Vc1から、測定対象のある属性を表すパラメータの前記第1の値P1と異なる第2の値P2に対応する第2の収束値Vc2となる応答時間をTrとし、前記出力信号Va(T)の値が、前記第2の収束値Vc2から前記第1の収束値Vc1となる応答時間をTdとするとき、前記応答時間TrまたはTdが経過する前の過渡応答期間においては、時刻T1に得られた前記出力信号の値Va_T1に応じて、前記時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう前記出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成する工程であって、前記予測値が前記第2の収束値Vc2に対応する値となる応答時間をTrEとし、前記予測値が前記第1の収束値Vc1に対応する値となる応答時間をTdEとするとき、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような前記予測値を生成する工程とを包含する、信号処理方法。
項目10に記載の信号処理方法によると、立上り応答時間Trと立下り応答時間Tdとが異なるセンサからの出力信号に基づく予測値を用いた処理を簡便に行うことができる。
〔項目11〕
センサから出力信号Va(T)を受け取る工程と、
前記出力信号Va(T)の値が、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1に対応する第1の収束値Vc1から、測定対象のある属性を表すパラメータの前記第1の値P1と異なる第2の値P2に対応する第2の収束値Vc2となる応答時間をTrとし、前記出力信号Va(T)の値が、前記第2の収束値Vc2から前記第1の収束値Vc1となる応答時間をTdとするとき、前記応答時間TrまたはTdが経過する前の過渡応答期間においては、時刻T1に得られた前記出力信号の値Va_T1に応じて、前記時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう前記出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成する工程であって、前記予測値が前記第2の収束値Vc2に対応する値となる応答時間をTrEとし、前記予測値が前記第1の収束値Vc1に対応する値となる応答時間をTdEとするとき、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような前記予測値を生成する工程とをコンピュータに実行させるプログラム。
項目11に記載のプログラムによると、コンピュータを用いて、立上り応答時間Trと立下り応答時間Tdとが異なるセンサからの出力信号に基づく予測値を用いた処理を簡便に行うことができる。
本発明は、センサからの出力信号に基づいて予測値を求める信号処理装置、信号処理方法およびコンピュータプログラムに用いることができる。
10 入力インターフェイス
20、20A、20B 予測回路(予測部)
22 立上り/立下り判断回路
22a 立上り予測回路
22b 立下り予測回路
22c 立上り・立下り予測回路
24 メモリ
30 通信回路
50 情報生成回路
60 出力装置
80 センサ
100、100A、200、200A、200B、200C 信号処理装置
100AC、200AC、200BC、200CC クライアント端末
100AS、200AS、200BS、200CS サーバ機器

Claims (10)

  1. センサから出力信号Va(T)を受け取る入力インターフェイスと、
    前記出力信号Va(T)の値が、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1に対応する第1の収束値Vc1から、測定対象のある属性を表すパラメータの前記第1の値P1と異なる第2の値P2に対応する第2の収束値Vc2となる応答時間をTrとし、前記出力信号Va(T)の値が、前記第2の収束値Vc2から前記第1の収束値Vc1となる応答時間をTdとするとき、前記応答時間TrまたはTdが経過する前の過渡応答期間においては、時刻T1に得られた前記出力信号の値Va_T1に応じて、前記時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう前記出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成する予測部とを有し、
    前記予測部は、前記予測値が前記第2の収束値Vc2に対応する値となる応答時間をTrEとし、前記予測値が前記第1の収束値Vc1に対応する値となる応答時間をTdEとするとき、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような前記予測値を生成する、信号処理装置。
  2. 前記予測部は、前記出力信号Va(T)の値が、前記応答時間TrまたはTdより長い時間にわたって前記第1の収束値Vc1をとるとき、前記第1の収束値Vc1に近い予測値を生成し、前記応答時間TrまたはTdより長い時間にわたって前記第2の収束値Vc2をとるとき、前記第2の収束値Vc2に近い予測値を生成する、請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記予測部は、前記出力信号Va(T)の立上りまたは立下りのそれぞれに対応する予測部を有する、請求項1または2に記載の信号処理装置。
  4. 前記予測部は、前記出力信号Va(T)の立上りまたは立下りのそれぞれに対応するパラメータを格納するメモリを有する、請求項1または2に記載の信号処理装置。
  5. 前記予測部によって生成された前記予測値に基づいて、情報を生成する情報生成部をさらに有する、請求項1から4のいずれかに記載の信号処理装置。
  6. 前記情報を表示する表示装置をさらに有する、請求項5に記載の信号処理装置。
  7. ネットワークによって互いに接続されたクライアント端末とサーバ機器とを有し、
    前記クライアント端末は、少なくとも前記入力インターフェイスと通信部とを有する、請求項1から6のいずれかに記載の信号処理装置。
  8. 前記センサをさらに有する、請求項1から7のいずれかに記載の信号処理装置。
  9. センサから出力信号Va(T)を受け取る工程と、
    前記出力信号Va(T)の値が、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1に対応する第1の収束値Vc1から、測定対象のある属性を表すパラメータの前記第1の値P1と異なる第2の値P2に対応する第2の収束値Vc2となる応答時間をTrとし、前記出力信号Va(T)の値が、前記第2の収束値Vc2から前記第1の収束値Vc1となる応答時間をTdとするとき、前記応答時間TrまたはTdが経過する前の過渡応答期間においては、時刻T1に得られた前記出力信号の値Va_T1に応じて、前記時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう前記出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成する工程であって、前記予測値が前記第2の収束値Vc2に対応する値となる応答時間をTrEとし、前記予測値が前記第1の収束値Vc1に対応する値となる応答時間をTdEとするとき、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような前記予測値を生成する工程とを包含する、信号処理方法。
  10. センサから出力信号Va(T)を受け取る工程と、
    前記出力信号Va(T)の値が、測定対象のある属性を表すパラメータの第1の値P1に対応する第1の収束値Vc1から、測定対象のある属性を表すパラメータの前記第1の値P1と異なる第2の値P2に対応する第2の収束値Vc2となる応答時間をTrとし、前記出力信号Va(T)の値が、前記第2の収束値Vc2から前記第1の収束値Vc1となる応答時間をTdとするとき、前記応答時間TrまたはTdが経過する前の過渡応答期間においては、時刻T1に得られた前記出力信号の値Va_T1に応じて、前記時刻T1より後の時刻T2に得られるであろう前記出力信号の値に対応する予測値Vb_T2を生成する工程であって、前記予測値が前記第2の収束値Vc2に対応する値となる応答時間をTrEとし、前記予測値が前記第1の収束値Vc1に対応する値となる応答時間をTdEとするとき、TrE<Tr、TdE<Td、|1−Td/Tr|>|1−TdE/TrE|となるような前記予測値を生成する工程とをコンピュータに実行させるプログラム。
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