JP6285327B2 - ホログラムデータ生成装置、ホログラムデータ生成方法及びホログラムデータ生成プログラム - Google Patents

ホログラムデータ生成装置、ホログラムデータ生成方法及びホログラムデータ生成プログラム Download PDF

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本発明は、ホログラフィによって立体像を表示するホログラムを生成するためのホログラムデータ生成装置、ホログラムデータ生成方法及びホログラムデータ生成プログラムに関するものである。
ホログラフィによって立体像を表示するホログラムの生成において、コンピュータ上での計算によってホログラムデータを生成する計算機ホログラム方式が知られている。この計算では、物体を点光源の集まりとみなして各点光源の光波がホログラム面へ伝搬した時の光波を計算し、それらの結果を足し合わせたものをホログラム面上での物体の光波として扱う点光源法が一般的であった。
ここで、ある光波が別の位置へ伝搬した時の光波の計算(伝搬計算)では、フーリエ変換やこれを応用した計算方法が用いられる。上記点光源法においては、物体を構成する点光源の数に応じて伝搬計算に伴うフーリエ変換の回数が増えるため、複雑な物体に対しては計算時間が増大することになる。
これに対し、CG(Computer Graphics)等でしばしば用いられるポリゴンをベースとしたポリゴン法が提案されている。これは、物体を構成する各ポリゴンの光波を生成し、物体平面を介してホログラム面への伝搬計算を行うものであるが、ポリゴンの数に応じて伝搬計算に伴うフーリエ変換の回数が決まるので、複雑な物体に対しては点光源法と比較して計算時間が短縮できる。
一方、ホログラフィによる立体像の表示においては、共役像と呼ばれる本来の再生像とは異なるもう1つの立体像が観察される場合がある。この共役像を除去する方法として、特許文献1に記載のハーフゾーンプレート処理や非特許文献1に記載の空間周波数フィルタリング法が知られている。これらの方法は、物体から伝搬する光波の計算において、一部の伝搬領域に広がる光波の計算を行わないこと、すなわち空間周波数成分に帯域制限を施すものである。
特開2003−15508号公報
坂本雄児:空間周波数フィルタリング法による計算機合成ホログラムの共役像除去、映像情報メディア学会誌、59、pp588-591(2005)
上記した共役像除去のための帯域制限においては、物体上の点がホログラムの前方にあるか後方にあるかによって、光波の帯域制限範囲を変える必要がある。例えば、ホログラムの前方で下側空間の光波を制限した場合、ホログラムの後方では上側空間の光波を制限する必要がある。
点光源法による計算においては、物体は点光源の集まりとみなすため、物体の光波の帯域制限は、ホログラムに対する物体を構成する各点の位置に応じて、光波の帯域制限範囲を変更すれば良い。
一方、ポリゴン法による計算において、光波の帯域制限処理をどのように導入するかについては余り考慮されていない。ここで、ホログラムと物体の位置関係について図4で説明する。(a)は、観察者1102に対してホログラム1101の前方に物体1100が存在する場合、(b)は、観察者1102に対してホログラム1101の後方に物体1100が存在する場合、及び(c)は、ホログラム1101と物体1100が重なっている場合である。
(a),(b)の場合は、物体1100を構成する全てのポリゴンは、ホログラムの前方、または後方に存在している。しかし、(c)の場合は、物体1100を構成するポリゴンは、ホログラムの前方にあるポリゴンと、ホログラムの後方にあるポリゴンと、ホログラムと重なるポリゴンとの3通りが存在する可能性がある。よって、各ポリゴンの位置に応じて光波の帯域制限範囲を変更せねばならず、処理は複雑になる。
このため、ポリゴン法によって生成した計算機ホログラムにおいては、ホログラムの再生像がホログラムに重なる場合や、複数の物体がホログラムの前方と後方に存在しているような場合に、共役像によって再生像の観察が妨げられることがあった。
本発明の目的は、上記課題を鑑み、ポリゴン法による計算機ホログラムの計算において、空間周波数の帯域制限を適切に適用して物体の光波の生成を可能とするホログラムデータ生成装置、ホログラムデータ生成方法及びホログラムデータ生成プログラムを提供することである。
本発明は、計算により物体のホログラムデータを生成するホログラムデータ生成装置において、前記物体を構成するポリゴンの情報を格納する物体ポリゴンデータ記憶手段と、前記物体の光波を生成する物体光波生成手段と、前記物体の光波をホログラムの位置まで伝搬する物体光波伝搬手段と、前記伝搬された光波と参照光の光波によって生じる干渉縞を計算する干渉縞計算手段と、前記計算した干渉縞をホログラムデータに変換する干渉縞コード化手段と、を備え、前記物体光波生成手段は、前記物体を構成する各ポリゴンの光波を生成するポリゴン光波生成手段と、前記各ポリゴンの光波を加算して物体の光波を得るポリゴン光波加算手段と、前記物体ポリゴンデータ記憶手段を参照し、前記ポリゴンの前記ホログラムに対する位置を判定するポリゴン位置判定手段と、前記伝搬する物体の光波に対し空間周波数の帯域制限を行う空間周波数帯域制限手段と、を有し、前記ポリゴン光波生成手段は、前記ポリゴン位置判定手段によって得られた前記ポリゴンの前記ホログラムに対する位置に応じて、前記空間周波数帯域制限手段により前記ポリゴン毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変えることを特徴とする。
また本発明は、計算により物体のホログラムデータを生成するホログラムデータ生成方法において、前記物体を構成する各ポリゴンの光波を生成するステップと、前記各ポリゴンの光波を加算して物体の光波を得るステップと、前記物体の光波をホログラムの位置まで伝搬するステップと、前記伝搬された光波と参照光の光波によって生じる干渉縞を計算するステップと、前記計算した干渉縞をホログラムデータに変換する干渉縞コード化ステップと、前記ポリゴンの前記ホログラムに対する位置を判定するステップと、前記伝搬する物体の光波に対し空間周波数の帯域制限を行うステップと、を備え、前記ポリゴンの前記ホログラムに対する位置に応じて、前記ポリゴン毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変えることを特徴とする。
また本発明は、計算により物体のホログラムデータを生成するホログラムデータ生成プログラムにおいて、コンピュータを、前記物体を構成するポリゴンの情報を格納する物体ポリゴンデータ記憶手段と、前記物体の光波を生成する物体光波生成手段と、前記物体の光波をホログラムの位置まで伝搬する物体光波伝搬手段と、前記伝搬された光波と参照光の光波によって生じる干渉縞を計算する干渉縞計算手段と、前記計算した干渉縞をホログラムデータに変換する干渉縞コード化手段と、として機能させ、前記物体光波生成手段は、前記物体を構成する各ポリゴンの光波を生成するポリゴン光波生成手段と、前記各ポリゴンの光波を加算して物体の光波を得るポリゴン光波加算手段と、前記物体ポリゴンデータ記憶手段を参照し、前記ポリゴンの前記ホログラムに対する位置を判定するポリゴン位置判定手段と、前記伝搬する物体の光波に対し空間周波数の帯域制限を行う空間周波数帯域制限手段と、を含むものとして機能させ、前記ポリゴン光波生成手段は、前記ポリゴン位置判定手段によって得られた前記ポリゴンの前記ホログラムに対する位置に応じて、前記空間周波数帯域制限手段により前記ポリゴン毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変えることを特徴とする。
本発明によれば、計算機ホログラムのデータ生成において、ポリゴン法により計算の高速化を図るとともに、ホログラムの再生像を観察する際に共役像の発生を防止する効果がある。
ポリゴン法によるホログラムデータ生成の概要を説明する図。 実施例1おけるホログラムデータ生成装置の構成例を示すブロック図。 実施例1における物体光波生成手段10の構成例を示すブロック図。 ポリゴン位置判定手段14による位置判定動作を説明する図。 空間周波数帯域制限手段15による帯域制限動作を説明する図。 物体光波生成手段10における物体光波の生成処理を示すフローチャート。 実施例2における物体光波生成手段20の構成例を示すブロック図。 ポリゴン分類手段21によるポリゴン分類動作を説明する図。 物体光波生成手段20における物体光波の生成処理を示すフローチャート。 図9のステップS202におけるポリゴン分類処理を示すフローチャート。 図9のステップS205における分割物体毎の光波の生成処理を示すフローチャート。 実施例3における物体光波生成手段40の構成例を示すブロック図。 ポリゴン分割手段41によるポリゴンの分割を説明する図。 物体光波生成手段40における物体光波の生成処理を示すフローチャート。 図14のステップS302におけるポリゴン分割処理を示すフローチャート。 図14のステップS303におけるポリゴン分類処理を示すフローチャート。
初めに、図1を用いて、ポリゴン法による物体のホログラムデータ生成について概要を説明する。(a)は、ポリゴンよって構成された物体の例である。4面体形状の物体1000は、三角形ABC、三角形ACD、三角形ADB及び三角形BCDの4つのポリゴンから構成される。この例ではポリゴンはすべて三角形であるが、必ずしも三角形ポリゴンのみで物体が構成されている必要はない。
(b)は、物体からホログラムを作成する方法を示す。物体1000のほか、ホログラム1001及び参照光源1004が配置されている。ここでは、参照光源1004は点光源であるが、参照光を平行光とすることも可能である。物体平面1005は、物体1000の光波の計算において、物体1000を構成する各ポリゴンの光波を足し合わせるために設けた、ホログラム1001と平行で物体1000に重なる仮想的な平面である。また以下においては、ホログラム1001を含む平面をホログラム面と呼ぶ。
物体1000のホログラムを作成するために、物体1000のホログラム面上での光波を得る必要があるが、これは以下の手順により計算する。
(1)物体1000を構成する各ポリゴンの光波を生成する。次に、各ポリゴンの光波を回転変換によってホログラム1001と平行な面の光波とする。さらに、この光波について物体平面1005への伝搬計算を行うことにより、物体平面1003上の各ポリゴンの光波を得る。
(2)物体平面1005上で、上記の計算で得られた各ポリゴンの光波を足し合わせることにより、物体平面1005上における物体の光波を得る。
(3)物体平面1005上における物体の光波について、ホログラム1001面への伝搬計算を行うことにより、ホログラム面上での物体の光波を得る。
(4)上記の手順で計算したホログラム面上での物体の光波と、参照光源1004によって発生した光波がホログラム面へ伝搬した光波とによって生じる干渉縞を計算する。
(5)得られた干渉縞を、画像情報として記録媒体に記録するためにコード化する。このコード化には量子化や符号化が含まれる。これにより、ホログラム1001のホログラムデータが得られる。
このようにポリゴン法においては、物体を構成するポリゴンの数に応じて伝搬計算に伴うフーリエ変換の回数が決まるため、点光源法と比較して、複雑な物体に対して高速に計算を行うことが可能である。本発明では、ポリゴン法による計算機ホログラムの計算において、共役像を除去するために空間周波数の帯域制限を適切に適用して物体の光波を生成するものであるが、その実施例を図面を参照して説明する。
図2は、実施例1おけるホログラムデータ生成装置の構成例を示すブロック図である。ホログラムデータ生成装置1は、物体を構成するポリゴンの情報を用いて、該物体のホログラムデータを生成する。その際、ポリゴン毎に光波の帯域制限を実施することで、ホログラムを再生する際の共役像を除去するようにしている。各部の構成を説明する。
物体ポリゴンデータ記憶手段2は、ホログラムとして記録したい物体を構成するポリゴンの情報を格納する。
物体光波生成手段3は、物体ポリゴンデータ記憶手段2に格納されているポリゴンの情報を読み出して物体の光波を生成する。物体光波伝搬手段4は、物体光波生成手段3で生成された物体の光波がホログラムまで伝搬した場合のホログラム面上の光波を計算する。
干渉縞計算手段5は、物体光波伝搬手段4で得られたホログラム面上の光波と、図示しない参照光波生成手段で生成した参照光がホログラムまで伝搬した場合のホログラム面上の光波によって生じる干渉縞を計算する。干渉縞コード化手段6は、干渉縞計算手段5で得られた干渉縞データをホログラムデータに変換してホログラム記憶手段7に格納する。
なお、物体光波生成手段3で生成された物体の光波、物体光波伝搬手段4で得られたホログラム面上の光波、干渉縞計算手段5で得られた干渉縞データについては、図示しない記憶手段に格納する構成としても良い。また、物体光波生成手段3、物体光波伝搬手段4、干渉縞計算手段5及び干渉縞コード化手段6における計算の途中のデータについては、図示しない一時的な記憶手段に格納する構成としても良い。
これらの構成は、一般的なコンピュータを用いて、物体光波生成手段3、物体光波生成手段4、干渉縞計算手段5及び干渉縞コード化手段6を、それぞれの機能を持ったプログラムとして機能させることで実現できる。もちろん、各手段をハードウェアで構成することも可能である。
ここに物体光波生成手段3は、物体の光波を生成する際に帯域制限を施して、ホログラムを再生する際に共役像が観察されないようにしている。以下、帯域制限された物体光波の生成について説明する。
図3は、実施例1における物体光波生成手段10の構成例を示すブロック図である。物体光波生成手段10(3)では、ポリゴン毎に光波の帯域制限を行った物体の光波計算を実施する。
ポリゴン光波生成手段11は、物体ポリゴンデータ記憶手段2から物体を構成するポリゴンの情報を一つずつ読み出してポリゴンの光波を生成する。その際、ポリゴン位置判定手段14により、ポリゴンを構成する各頂点の位置からポリゴンのホログラムに対する位置を取得する。そして、ポリゴンのホログラムに対する位置に応じて、空間周波数帯域制限手段15によりポリゴンの光波に対して空間周波数の帯域制限処理を行う。
ここで空間周波数帯域制限手段15による帯域制限処理では、ポリゴンの光波をフーリエ変換して空間周波数成分を求め、帯域制限を実施する空間周波数範囲のフーリエ成分を0に置き換える。そして、逆フーリエ変換を行うことで再びポリゴンの光波に戻す。その結果、ポリゴン毎に光波の帯域制限を施した光波が得られる。
ポリゴン光波伝搬手段12は、ポリゴン光波生成手段11で得られたポリゴンの帯域制限された光波について、物体平面への伝搬計算を行う。ポリゴン光波加算手段13は、ポリゴン光波伝搬手段12で得られた物体平面に伝搬したポリゴンの光波を、物体を構成するすべてのポリゴンについて加算することにより、物体の光波を得る。物体光波は物体光波伝搬手段4へ出力する。
図4は、ポリゴン位置判定手段14による位置判定動作を説明する図である。ポリゴン位置判定手段14は、物体1100を構成する各ポリゴン1100pのホログラム(またはホログラム面)1101に対する位置を判定する。その際、ポリゴンを構成する各頂点の位置からポリゴンのホログラムに対する位置を取得する。例えば、ポリゴン1100pについて言えば、(a)の場合は観察者1102に対してホログラム1101の前方位置に、(b)の場合はホログラム1101の後方位置に、(c)の場合はホログラム1101と重なった位置に存在すると判定する。
ポリゴンのホログラムに対する位置判定では、ポリゴン面の代表点を設定して判定するのがよい。例えば、ポリゴンの各頂点の座標からポリゴンの重心位置を計算し、これを代表点としてホログラムに対する位置を判定する。代表点を用いることで、上記(a)〜(c)を容易に判定できる。代表点は重心位置の代わりに、任意の1つの頂点の座標を用いてもよい。
図5は、空間周波数帯域制限手段15による帯域制限動作を説明する図である。再生時の共役像を除去するための帯域制限処理として、ハーフゾーンプレート処理や空間周波数フィルタリング法を用いるが、ここではハーフゾーンプレート処理について説明する。
ハーフゾーンプレート処理は、ポリゴン1100pの光波がホログラム1101へ伝搬した場合の光波の計算において、ポリゴン1100pを通りホログラム1101に垂直な平面1103の片側のみに広がる光波を計算し、その反対側に広がる光波については計算しない(帯域制限する)。いずれの側の光波を計算するか(あるいは帯域制限するか)は、ポリゴン1100pのホログラム1101に対する位置と観察者の位置に応じて決定する。
具体例として(a)はポリゴン1100pがホログラム1101の前方位置に存在する場合であり、平面1103の下側に広がる光波を制限している。(b)はポリゴン1100pが後方位置に存在する場合であり、平面1103の上側に広がる光波を制限している。なお、ポリゴン1100pがホログラム1101に重なる場合は、後述するように、重なり位置に応じて(a)の前方位置または(b)の後方位置に準じた帯域制限を行う。
なお、帯域制限処理として空間周波数フィルタリング法を用いる場合も同様である。空間周波数フィルタリング法では、ポリゴン1100pを通り参照光の進行方向に平行な平面を境界として、片側のみに広がる光波を計算する。
帯域制限処理を一般的に表現すれば、ポリゴンの光波をフーリエ変換した結果である空間周波数成分に対して、帯域制限を実施する範囲の空間周波数成分を0にし、逆フーリエ変換を行うことによって実施する。本実施例の場合、帯域制限を実施する空間周波数範囲は、ポリゴン位置がホログラム前方か、ホログラム後方かで異なる範囲とする。具体的な制限範囲は、ハーフゾーンプレート処理や空間周波数フィルタリング法によって決定することができるが、これらに限定されるものではなく、他の帯域制限処理を適用することも可能である。
以下の説明では、ハーフゾーンプレート処理を例として、ポリゴンが前方位置に存在する場合には下側領域に広がる光波を帯域制限し、ポリゴンが前方位置に存在する場合には上側領域に広がる光波を帯域制限するものとする。
図6は、物体光波生成手段10における物体光波の生成処理を示すフローチャートである。
最初に、ポリゴン光波加算手段13において物体を構成する各ポリゴンの光波の加算に用いるフレームバッファを初期化する(ステップS101)。そして、物体を構成する各ポリゴンについて、光波生成が未処理のポリゴンが存在するか否かを判定し(ステップS102)、未処理のポリゴンが存在しなければ処理を終了する。
ポリゴン光波生成手段11は、物体を構成する各ポリゴンについて、ポリゴンの光波を生成する(ステップS103)。ここで、ポリゴンはホログラムに対して一般には平行ではないため、生成したポリゴンの光波をホログラムと平行な面に回転変換しておくのが良い。
次に、ポリゴン位置判定手段14によりポリゴンのホログラムに対する位置を判定する(ステップS104)。図4(a)のように、ポリゴン1100pがホログラム1101の前方にある場合は、空間周波数帯域制限手段15によって、ステップS103で生成されたポリゴンの光波に対して、図5(a)のように平面1103の下側に対し帯域制限処理を行う(ステップS105)。一方図4(b)のように、ポリゴン1100pがホログラム1101の後方にある場合は、ポリゴンの光波に対して図5(b)のように平面1103の上側に対し帯域制限を行う(ステップS106)。
なお、図4(c)のように、ポリゴン1100pがホログラム1101と重なる場合は、重なり位置に応じて(a)の前方の場合、または(b)の後方の場合に振り分けて、平面1103の下側または上側の帯域制限を行う(ステップS107)。例えば、ポリゴン位置判定手段14により、ポリゴンのホログラム面に対する前方部分と後方部分の面積を比較し、面積の大きい側にポリゴンが位置するものとして帯域制限を行う。これにより、ポリゴンの帯域制限された光波を得る。
ポリゴン光波伝搬手段12は、ステップS105〜ステップS107で得られたポリゴンの帯域制限された光波を物体平面へ伝搬する(ステップS108)。ポリゴン光波加算手段13は、ステップS408で伝搬されたポリゴンの帯域制限された光波をフレームバッファに加算する(ステップS109)。その後ステップS102に戻り、次のポリゴンに対し上記処理を繰り返す。このようにしてフレームバッファには、物体全体の光波が格納される。なお、このようにして得られた物体の光波は物体平面に位置しているため、物体光波伝搬手段4によってホログラム面までの伝搬計算を行い、干渉縞を生成する。
以上の動作によって、物体光波生成手段10はポリゴン法を取り入れて物体の光波を生成するので、点光源法と比較して処理時間が大幅に低減できる。その際、ポリゴンとホログラムとの位置関係に応じて、生成した物体の光波について、ポリゴン毎に帯域制限を実施するので、ホログラムを再生する際に観察される共役像を除去することができる。また、ポリゴンとホログラムの位置が重なる場合には、重なり位置に応じて適切に帯域制限を実施するので、発生する共役像を最小限に抑えることができる。
実施例2では、複数のポリゴンをまとめてポリゴン群(分割物体)として扱い、分割物体毎に光波の帯域制限を実施するようにした。
図7は、実施例2における物体光波生成手段20の構成例を示すブロック図である。物体光波生成手段20(3)は、ホログラム面の前方にあるポリゴン群(分割物体)、及びホログラム面の後方にあるポリゴン群(分割物体)については、分割物体毎に光波の帯域制限を行う。また、ホログラムと重なるポリゴン群(分割物体)についてはポリゴン毎に光波の帯域制限を行う。これらを合わせて、物体の光波計算を実施する。
ポリゴン分類手段21は、物体を構成する各ポリゴンについて、ホログラム面の前方にありホログラムと重ならないポリゴン群Pa、ホログラム面の後方にありホログラムと重ならないポリゴン群Pb、及びホログラムと重なるポリゴン群Pcに分類する。
分割物体光波生成手段22は、ポリゴン分類手段21で得られた分類に従って、前記ポリゴン群Paからなる分割物体A、前記ポリゴン群Pbからなる分割物体B、及び前記ポリゴン群Pcからなる分割物体Cからの、帯域制限された光波を生成する。この分割物体光波生成手段22は、分割物体を構成する各ポリゴンの情報を一つずつ読み出してポリゴンの光波を生成するポリゴン光波生成手段28、ポリゴンの光波について分割物体の物体平面(以下、分割物体平面)への伝搬計算を行うポリゴン光波伝搬手段29、及び、分割物体平面に伝搬したポリゴンの光波を、分割物体を構成する全てのポリゴンについて加算することにより分割物体の光波を得るポリゴン光波加算手段30により構成される。
分割物体光波伝搬手段23は、分割物体光波生成手段22で生成された分割物体A,B,Cの光波について、物体平面への伝搬計算を行う。分割物体光波加算手段24は、分割物体光波伝搬手段23により物体平面に伝搬された分割物体A,B,Cの各光波を加算することによって、物体の光波を得る。
ポリゴン位置判定手段25は、ポリゴンを構成する各頂点の位置からポリゴンのホログラムに対する位置を判定する。分割物体位置判定手段26は、分割物体平面の位置から分割物体のホログラムに対する位置を判定する。空間周波数帯域制限手段27は、ポリゴンまたは分割物体の光波に対して空間周波数の帯域制限を行う。
図8は、ポリゴン分類手段21によるポリゴン分類動作を説明する図である。物体1200を構成するポリゴンは、観察者1202から見てホログラム1201の前方にありホログラムと重ならないポリゴン群Pa、ホログラムの後方にありホログラムと重ならないポリゴン群Pb、及びホログラムと重なるポリゴン群Pcに分類される。そして、ポリゴン群Paは分割物体A、ポリゴン群Pbは分割物体B、ポリゴン群Pcは分割物体Cととして扱う。
図9は、物体光波生成手段20における物体光波の生成処理を示すフローチャートである。
最初に、分割物体光波加算手段24において物体を構成する各分割物体の光波の加算に用いる物体光波用フレームバッファを初期化する(ステップS201)。
次にポリゴン分類手段21は、物体を構成する各ポリゴンの分類処理を行う(ステップS202)。ここでは各ポリゴンを、ホログラムの前方にあるポリゴン群、ホログラムの後方にあるポリゴン群、及びホログラムと重なるポリゴン群に分類し、それらから分割物体を構成する。ステップS202のポリゴン分類処理については、図10を用いて後述する。
次に、ステップS202で分類された各ポリゴン群(分割物体)について、光波生成が未処理の分割物体が存在するか否かを判定し(ステップS203)、未処理の分割物体が存在しなければ処理を終了する。
分割物体位置判定手段26は、各分割物体についてホログラムに対する位置を判定する(ステップS204)。なお、この判定は、分割物体を構成するポリゴン群がいずれの分類(Pa,Pb,Pc)に属するかによっても判定できる。分割物体がホログラムの前方(a)または後方(b)に位置し、ホログラムと重ならない場合は、分割物体光波生成手段22は、分割物体毎の光波の生成処理を行う(ステップS205)。一方、分割物体がホログラムと重なる場合(c)は、分割物体光波生成手段22は、ポリゴン毎の光波の生成処理を行う(ステップS206)。これらにより、分割物体の帯域制限された光波を得る。
ここで、ステップS205のホログラムと重ならない分割物体の光波の生成処理においては、分割物体の位置に応じて分割物体毎に光波の帯域制限を行う。ステップS205の処理は、図11を用いて後述する。一方、ステップS206のホログラムと重なる分割物体の光波の生成においては、実施例1(図6)で説明したポリゴン毎の光波の生成処理と同様に行う。すなわち、各ポリゴンの位置に応じて光波の帯域制限を行う。これによって、ホログラムと重なる分割物体についても帯域制限された光波を得ることができる。(但し、図6における物体は図9においては分割物体に相当する)。
分割物体光波伝搬手段23は、ステップS205またはステップS206で生成された分割物体の光波を物体平面へ伝搬する(ステップS207)。分割物体光波加算手段24は、ステップS207で伝搬された分割物体の光波を物体光波用フレームバッファに加算する(ステップS208)。その後ステップS203に戻り、次の分割物体に対し上記処理を繰り返す。このようにして物体光波用フレームバッファには、物体全体の光波が格納される。ただし、得られた物体の光波は物体平面に位置しているため、その後物体光波伝搬手段4によってホログラム面までの伝搬計算を行い、干渉縞を生成する。
図10は、図9のステップS202におけるポリゴン分類処理を示すフローチャートである。
ポリゴン分類手段21は、未処理のポリゴンが存在するか否かを判定し(ステップS211)、未処理のポリゴンが存在しなければ処理を終了する。
ポリゴン位置判定手段25は、物体を構成する各ポリゴンについてホログラムに対する位置を判定する(ステップS212)。ここでは、物体ポリゴンデータ記憶手段2を参照し、ポリゴンの各頂点の座標から、該ポリゴンがホログラムの前方に位置するか、ホログラムの後方に位置するか、あるいはホログラムに重なるかを判定する。
ポリゴンがホログラムの前方にある場合(a)は、該ポリゴンをホログラムの前方のポリゴン群Paとして分類し(ステップS213)、該ポリゴン群Paから分割物体Aを構成する(ステップS216)。ポリゴンがホログラムの後方にある場合(b)は、該ポリゴンをホログラムの後方のポリゴン群Pbとして分類し(ステップS214)、該ポリゴン群Pbから分割物体Bを構成する(ステップS217)。該ポリゴンがホログラムと重なる場合(c)は、該ポリゴンをホログラムと重なるポリゴン群Pcとして分類し(ステップS215)、該ポリゴン群Pcから分割物体Cを構成する(ステップS218)。その後ステップS211に戻り、次のポリゴンに対し上記処理を繰り返す。
以上の処理によって、物体を構成する各ポリゴンを、ホログラムの前方にあるポリゴン群Pa、ホログラムの後方にあるポリゴン群Pb、及びホログラムと重なるポリゴン群Pcに分類し、分類された各ポリゴン群からそれぞれ分割物体A,B,Cを構成する。そして、各分割物体に対し、該分割物体と重なりホログラムと平行な平面である分割物体平面を設定する。
図11は、図9のステップS205における分割物体毎の光波の生成処理を示すフローチャートである。すなわち分割物体光波生成手段22は、各ポリゴンの光波を加算した後、ホログラムと重ならない分割物体A,Bについては、分割物体毎に光波の帯域制限を行う。
最初に、ポリゴン光波加算手段30において分割物体を構成する各ポリゴンの光波の加算に用いる分割物体光波用フレームバッファを初期化する(ステップS221)。
分割物体光波生成手段22は、対象とする分割物体を構成する各ポリゴンについて、光波の計算が未処理のポリゴンが存在するか否かを判定する(ステップS222)。未処理のポリゴンが存在すればステップS223へ進み、未処理のポリゴンが存在しなければステップS226に進む。
ステップS223では、ポリゴン光波生成手段28は、分割物体を構成する各ポリゴンについての光波を生成する。ここで、一般にはポリゴンはホログラムに対して平行ではないため、生成したポリゴンの光波は回転変換を用いてホログラムと平行な面としておくのが良い。
次に、ポリゴン光波伝搬手段29は、ステップS223で生成されたポリゴンの光波を分割物体平面へ伝搬する(ステップS224)。ポリゴン光波加算手段30は、ステップS224で伝搬されたポリゴンの光波を分割物体光波用フレームバッファに加算する(ステップS225)。その後ステップS222に戻り、次のポリゴンについての光波計算処理を繰り返す。その結果、分割物体光波用フレームバッファには、対象とする分割物体の光波が格納される。
一方、ステップS222で未処理のポリゴンが無い場合(各ポリゴンの光波の加算が終了した場合)、分割物体位置判定手段26は、対象とする分割物体のホログラムに対する位置を判定する(ステップS226)。
分割物体がホログラムの前方にある場合(a)は、空間周波数帯域制限手段27により、前記分割物体光波用フレームバッファに格納されている分割物体光波に対して下側領域の帯域制限処理(図5(a)参照)を行う(ステップS227)。分割物体がホログラムの後方にある場合(b)は、分割物体光波に対して上側領域の帯域制限処理(図5(b)参照)を行う(ステップS228)。
この帯域制限処理を一般的に表現すれば、分割物体の光波をフーリエ変換した結果である空間周波数成分に対して、帯域制限を実施する範囲の空間周波数成分を0にし、逆フーリエ変換を行うことによって実施する。本実施例の場合、帯域制限を実施する空間周波数範囲は、分割物体位置がホログラム前方か、ホログラム後方かで異なる範囲とする。
以上の処理によって、物体光波生成手段20は物体の光波を生成することができる。実施例2では、ホログラム面の前方、あるいは後方にありホログラムと重ならないポリゴン群を分割物体として扱い、分割物体毎に光波の帯域制限を実施している。よって、ポリゴン毎に帯域制限を行う実施例1と比較し、物体光波の生成処理に要する時間を短縮することができる。
実施例3では、ホログラムと重なるポリゴンをホログラム面の前後に分割して、ホログラムに重ならないポリゴン群(分割物体)のみとし、分割物体毎に光波の帯域制限を実施するようにした。
図12は、実施例3における物体光波生成手段40の構成例を示すブロック図である。
物体光波生成手段40(3)は、ホログラムと重なるポリゴンをホログラム面の前後に分割してホログラムと重ならないポリゴンのみとし、ホログラム面の前方にあるポリゴン群からなる分割物体と、ホログラム面の後方にあるポリゴン群からなる分割物体とに分け、分割物体毎に光波の帯域制限を行うことで物体の光波計算を実施する。
ポリゴン分割手段41は、物体を構成する各ポリゴンについて、ホログラムと重なるポリゴンをホログラム面に対して前後に分割する。ポリゴン分類手段42は、ポリゴン分割手段41によりポリゴン分割後の物体を構成する各ポリゴンについて、ホログラム面の前方にあるポリゴン群Pa、及びホログラムの後方にあるポリゴン群Pbに分類する。
分割物体光波生成手段43は、ポリゴン分類手段42で得られた分類に従って、前記ポリゴン群Paからなる分割物体A、及び前記ポリゴン群Pbからなる分割物体Bからの帯域制限された光波を生成する。この分割物体光波生成手段43は、分割物体を構成する各ポリゴンの情報を一つずつ読み出してポリゴンの光波を生成するポリゴン光波生成手段49、ポリゴンの光波について分割物体の物体平面(以下、分割物体平面)への伝搬計算を行うポリゴン光波伝搬手段50、及び、分割物体平面に伝搬したポリゴンの光波を、分割物体を構成するすべてのポリゴンについて加算することにより分割物体の光波を得るポリゴン光波加算手段51によって構成される。
分割物体光波伝搬手段44は、分割物体光波生成手段43で生成された分割物体A,Bの光波について、物体平面への伝搬計算を行う。分割物体光波加算手段45は、分割物体光波伝搬手段44により物体平面に伝搬された分割物体A,Bの各光波を加算することによって、物体の光波を得る。
ポリゴン位置判定手段46は、ポリゴンを構成する各頂点の位置からポリゴンのホログラムに対する位置を判定する。分割物体位置判定手段47は、分割物体平面の位置から分割物体のホログラムに対する位置を判定する。空間周波数帯域制限手段48は、分割物体の光波に対する帯域制限を行う。
図13は、ポリゴン分割手段41によるポリゴンの分割を説明する図である。物体1300を構成するポリゴンの中で、ホログラム1301と重なるポリゴン1300pについて、ホログラム(ホログラム面)に対して前後に分割する。その結果ポリゴン1300pは、観察者1302から見てホログラムの前方側のポリゴン1300paと、ホログラムの後方側のポリゴン1300pbとに分割する。ホログラム1301と重なる他のポリゴンについても同様に分割する。
ポリゴン分割後の物体1300を構成する各ポリゴンは、ポリゴン分類手段42により、ホログラムの前方にあるポリゴン群Pa、及びホログラムの後方にあるポリゴン群Pbのいずれかに分類され、それぞれ分割物体A、分割物体Bとして扱う。この場合、当然ながら、ホログラムと重なるポリゴン群(分割物体)は存在しない。
図14は、物体光波生成手段40における物体光波の生成処理を示すフローチャートである。
最初に、分割物体光波加算手段45において物体を構成する各分割物体の光波の加算に用いる物体光波用フレームバッファを初期化する(ステップS301)。
次にポリゴン分割手段41は、物体を構成する各ポリゴンについて、ホログラムと重なるポリゴンをホログラムに対して前後に分割する(ステップS302)。ステップS302のポリゴン分割処理については、図15を用いて後述する。
続いてポリゴン分類手段42は、物体を構成する各ポリゴンの分類処理を行う(ステップS303)。ここでは、各ポリゴンを、ホログラムの前方にあるポリゴン群、及びホログラムの後方にあるポリゴン群に分類する。ステップS303のポリゴン分類処理については、図16を用いて後述する。
次に、物体光波生成手段40は、ステップS303で分類された各ポリゴン群(分割物体)について、未処理の分割物体が存在するか否かを判定し(ステップS304)、未処理の分割物体が存在しなければ処理を終了する。
分割物体光波生成手段43は、各分割物体について、分割物体毎の光波生成処理を行う(ステップS305)。その際、いずれの分割物体もホログラムと重ならないので、実施例2の図11に示す処理と同様になる。これにより、分割物体の帯域制限された光波を得ることができる。
分割物体光波伝搬手段44は、ステップS305で生成された分割物体の光波を物体平面へ伝搬する(ステップS306)。分割物体光波加算手段45は、ステップS306で伝搬された分割物体の光波を物体光波用フレームバッファに加算する(ステップS307)。その後ステップS304に戻り、次の分割物体に対し上記処理を繰り返す。このようにして物体光波用フレームバッファには、物体全体の光波が格納される。ただし、得られた物体の光波は物体平面に位置しているため、その後物体光波伝搬手段4によってホログラム面までの伝搬計算を行い、干渉縞を生成する。
図15は、図14のステップS302におけるポリゴン分割処理を示すフローチャートである。
ポリゴン分割手段41は、未処理のポリゴンが存在するか否かを判定し(ステップS311)、未処理のポリゴンが存在しなければ処理を終了する。
ポリゴン位置判定手段46は、物体を構成する各ポリゴンについてホログラムと重なるかどうかを判定する(ステップS312)。このとき、ポリゴンの各頂点の座標から、ポリゴンがホログラムと重なるかどうかを判定できる。ポリゴンがホログラムと重ならない場合は、ステップS311に戻り、次のポリゴンの処理を行う。
ポリゴンがホログラムと重なる場合、ポリゴン分割手段41は、該ポリゴンをホログラム(ホログラム面)に対して前後に分割する(ステップS313)。分割されたポリゴンについては、新たな頂点の座標を付与し、物体ポリゴンデータ記憶手段2にデータを格納する(ステップS314)。そしてステップS311に戻り、次のポリゴンの処理を行う。
以上の処理によって、物体を構成する全てのポリゴンはホログラムと重ならず、ホログラムの前方または後方に位置することになる。
図16は、図14のステップS303におけるポリゴン分類処理を示すフローチャートである。
ポリゴン分類手段42は、未処理のポリゴンが存在するか否かを判定し(ステップS321)、未処理のポリゴンが存在しなければ処理を終了する。
ポリゴン位置判定手段46は、物体を構成する各ポリゴンについてホログラムに対する位置を判定する(ステップS322)。この判定では、いずれのポリゴンもホログラムと重なることはないため、物体ポリゴンデータ記憶手段2を参照し、ポリゴンの任意の一つの頂点の座標からポリゴンのホログラムに対する位置を判定すれば良い。
ポリゴンがホログラム面の前方にある場合(a)は、該ポリゴンをホログラムの前方のポリゴン群Paとして分類し(ステップS323)、該ポリゴン群Paから分割物体Aを構成する(ステップS325)。ポリゴンがホログラムの後方にある場合(b)は、該ポリゴンをホログラムの後方のポリゴン群Pbとして分類し(ステップS324)、該ポリゴン群Pbから分割物体Bを構成する(ステップS326)。その後ステップS321に戻り、次のポリゴンに対し上記処理を繰り返す。
以上の処理によって、物体を構成する各ポリゴンを、ホログラムの前方にあるポリゴン群Pa、ホログラムの後方にあるポリゴン群Pbに分類し、分類された各ポリゴン群からそれぞれ分割物体A,Bを構成する。そして各分割物体に対し、分割物体の光波を伝搬させる該分割物体と重なりホログラムと平行な平面である分割物体平面を設定する。
以上の各処理によって、物体光波生成手段40は物体の光波を生成することができる。実施例3では、ポリゴン群から構成するいずれの分割物体もホログラムと重なることがないため、光波の帯域制限処理は全て分割物体毎に実施できる。よって、実施例2と比較しさらに処理速度が向上するとともに、帯域制限の精度が向上し、ホログラムを再生する際に観察される共役像をほぼ完全に除去することができる。
以上、各実施例について説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲で実施することができる。
例えば、各実施例においては物体光波生成手段3による単一の物体の光波の生成の詳細について説明したが、複数の物体の光波を生成することにより、複数の物体によるホログラムデータを生成することも可能である。また、ポリゴン法の計算における隠面消去方法として知られている、シルエット法やスイッチバック法などを適宜用いることも可能である。
また、ホログラムデータ生成装置1は、一般的なコンピュータを、物体光波生成手段3、物体光波生成手段4、干渉縞計算手段5及び干渉縞コード化手段6等の各機能を持ったプログラムを実行させることでも実現できる。
1:ホログラムデータ生成装置、
2:物体ポリゴンデータ記憶手段、
3,10,20,40:物体光波生成手段、
4:物体光波伝搬手段、
5:干渉縞計算手段、
6:干渉縞コード化手段、
7:ホログラム記憶手段、
11,28,49:ポリゴン光波生成手段、
12,29,50:ポリゴン光波伝搬手段、
13,30,51:ポリゴン光波加算手段、
14,25,46:ポリゴン位置判定手段、
15,27,48:空間周波数帯域制限手段、
21,42:ポリゴン分類手段、
22,43:分割物体光波生成手段、
23,44:分割物体光波伝搬手段、
24,45:分割物体光波加算手段、
26,47:分割物体位置判定手段、
41:ポリゴン分割手段、
1000,1100,1200,1300:物体、
1001,1101,1201,1301:ホログラム、
1004:参照光源、
1005:物体平面、
1100p,1300p:ポリゴン。

Claims (9)

  1. 計算により物体のホログラムデータを生成するホログラムデータ生成装置において、
    前記物体を構成するポリゴンの情報を格納する物体ポリゴンデータ記憶手段と、
    前記物体の光波を生成する物体光波生成手段と、
    前記物体の光波をホログラムの位置まで伝搬する物体光波伝搬手段と、
    前記伝搬された光波と参照光の光波によって生じる干渉縞を計算する干渉縞計算手段と、
    前記計算した干渉縞をホログラムデータに変換する干渉縞コード化手段と、を備え、
    前記物体光波生成手段は、
    前記物体を構成する各ポリゴンの光波を生成するポリゴン光波生成手段と、
    前記各ポリゴンの光波を加算して物体の光波を得るポリゴン光波加算手段と、
    前記物体ポリゴンデータ記憶手段を参照し、前記ポリゴンの前記ホログラムに対する位置を判定するポリゴン位置判定手段と、
    前記伝搬する物体の光波に対し空間周波数の帯域制限を行う空間周波数帯域制限手段と、を有し、
    前記ポリゴン光波生成手段は、前記ポリゴン位置判定手段によって得られた前記ポリゴンの前記ホログラムに対する位置に応じて、前記空間周波数帯域制限手段により前記ポリゴン毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変えるものであって、
    前記ポリゴン光波生成手段は、前記ポリゴン位置判定手段による判定の結果、前記ポリゴンの位置が前記ホログラムに重なる場合には、該ポリゴンの該ホログラムに対する前方部分と後方部分の面積を比較し、面積の大きい側に該ポリゴンが位置するものとして前記空間周波数帯域制限手段により空間周波数帯域制限を行うことを特徴とするホログラムデータ生成装置。
  2. 請求項1に記載のホログラムデータ生成装置において、
    前記物体光波生成手段は、
    前記ポリゴン位置判定手段により、前記物体を構成するポリゴンを、前記ホログラムの前方にあり該ホログラムと重ならないポリゴン群Pa、前記ホログラムの後方にあり該ホログラムと重ならないポリゴン群Pb、及び、前記ホログラムと重なるポリゴン群Pcに分類するポリゴン分類手段と、
    前記ポリゴン分類手段によって分類された各ポリゴン群Pa,Pb,Pcからなる分割物体A,B,Cの光波を生成する分割物体光波生成手段と、
    前記各分割物体の光波を加算して物体の光波を得る分割物体光波加算手段と、
    前記分割物体の前記ホログラムに対する位置を判定する分割物体位置判定手段と、を有し、
    前記分割物体光波生成手段は、
    前記ポリゴン光波生成手段により前記分割物体を構成する各ポリゴンの光波を生成し、
    前記分割物体位置判定手段によって得られた前記分割物体の前記ホログラムに対する位置に応じて、前記空間周波数帯域制限手段による空間周波数帯域制限を行うものであって、
    前記分割物体が前記ホログラムと重ならないポリゴン群Pa,Pbからなる分割物体A,Bの場合には、該分割物体毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変え、
    前記分割物体が前記ホログラムと重なるポリゴン群Pcからなる分割物体Cの場合には、該分割物体を構成するポリゴン毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変えることを特徴とするホログラムデータ生成装置。
  3. 請求項2に記載のホログラムデータ生成装置において、
    前記物体光波生成手段は、さらに、前記ポリゴン位置判定手段により前記物体を構成するポリゴンが前記ホログラムと重なると判定した場合に、該ポリゴンをホログラム面の前後に分割するポリゴン分割手段を有し、
    前記物体ポリゴンデータ記憶手段には、前記ポリゴン分割手段にて分割されたポリゴンのデータが格納され、
    前記ポリゴン分類手段は、前記物体を構成するポリゴンを、前記ホログラムの前方にあり該ホログラムと重ならないポリゴン群Pa、及び前記ホログラムの後方にあり該ホログラムと重ならないポリゴン群Pbのいずれかに分類し、
    前記分割物体光波生成手段は、前記ポリゴン分類手段によって分類された各ポリゴン群Pa,Pbからなる分割物体A,Bの光波を生成し、前記空間周波数帯域制限手段により、前記分割物体A,Bの前記ホログラムに対する位置に応じて、該分割物体毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変えることを特徴とするホログラムデータ生成装置。
  4. 計算により物体のホログラムデータを生成するホログラムデータ生成方法において、
    前記物体を構成する各ポリゴンの光波を生成するステップと、
    前記各ポリゴンの光波を加算して物体の光波を得るステップと、
    前記物体の光波をホログラムの位置まで伝搬するステップと、
    前記伝搬された光波と参照光の光波によって生じる干渉縞を計算するステップと、
    前記計算した干渉縞をホログラムデータに変換する干渉縞コード化ステップと、
    前記ポリゴンの前記ホログラムに対する位置を判定するステップと、
    前記伝搬する物体の光波に対し空間周波数の帯域制限を行うステップと、を備え、
    前記ポリゴンの前記ホログラムに対する位置に応じて、前記ポリゴン毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変えるものであって、
    前記ポリゴンの位置が前記ホログラムに重なる場合には、該ポリゴンの該ホログラムに対する前方部分と後方部分の面積を比較し、面積の大きい側に該ポリゴンが位置するものとして空間周波数帯域制限を行うことを特徴とするホログラムデータ生成方法。
  5. 請求項4に記載のホログラムデータ生成方法において、
    前記ポリゴンの位置判定ステップにより、前記物体を構成するポリゴンを、前記ホログラムの前方にあり該ホログラムと重ならないポリゴン群Pa、前記ホログラムの後方にあり該ホログラムと重ならないポリゴン群Pb、及び、前記ホログラムと重なるポリゴン群Pcに分類するステップと、
    前記分類された各ポリゴン群Pa,Pb,Pcからなる分割物体A,B,Cの光波を、該分割物体を構成する各ポリゴンの光波から生成するステップと、
    前記各分割物体の光波を加算して物体の光波を得るステップと、
    前記分割物体の前記ホログラムに対する位置を判定するステップと、を有し、
    前記分割物体が前記ホログラムと重ならないポリゴン群Pa,Pbからなる分割物体A,Bの場合には、該分割物体の位置に応じて、該分割物体毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変え、
    前記分割物体が前記ホログラムと重なるポリゴン群Pcからなる分割物体Cの場合には、該分割物体を構成するポリゴン毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変えることを特徴とするホログラムデータ生成方法。
  6. 請求項5に記載のホログラムデータ生成方法において、
    前記物体を構成するポリゴンが前記ホログラムと重なる場合に、該ポリゴンをホログラム面の前後に分割するステップを有し、
    前記物体を構成するポリゴンを、前記ホログラムの前方にあり該ホログラムと重ならないポリゴン群Pa、及び前記ホログラムの後方にあり該ホログラムと重ならないポリゴン群Pbのいずれかに分類し、
    該分類された各ポリゴン群Pa,Pbからなる分割物体A,Bの光波を生成し、
    前記分割物体A,Bの前記ホログラムに対する位置に応じて、該分割物体毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変えることを特徴とするホログラムデータ生成方法。
  7. 計算により物体のホログラムデータを生成するホログラムデータ生成プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記物体を構成するポリゴンの情報を格納する物体ポリゴンデータ記憶手段と、
    前記物体の光波を生成する物体光波生成手段と、
    前記物体の光波をホログラムの位置まで伝搬する物体光波伝搬手段と、
    前記伝搬された光波と参照光の光波によって生じる干渉縞を計算する干渉縞計算手段と、
    前記計算した干渉縞をホログラムデータに変換する干渉縞コード化手段と、として機能させ、
    前記物体光波生成手段は、
    前記物体を構成する各ポリゴンの光波を生成するポリゴン光波生成手段と、
    前記各ポリゴンの光波を加算して物体の光波を得るポリゴン光波加算手段と、
    前記物体ポリゴンデータ記憶手段を参照し、前記ポリゴンの前記ホログラムに対する位置を判定するポリゴン位置判定手段と、
    前記伝搬する物体の光波に対し空間周波数の帯域制限を行う空間周波数帯域制限手段と、を含むものとして機能させ、
    前記ポリゴン光波生成手段は、前記ポリゴン位置判定手段によって得られた前記ポリゴンの前記ホログラムに対する位置に応じて、前記空間周波数帯域制限手段により前記ポリゴン毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変えるものであって、
    前記ポリゴン光波生成手段は、前記ポリゴン位置判定手段による判定の結果、前記ポリゴンの位置が前記ホログラムに重なる場合には、該ポリゴンの該ホログラムに対する前方部分と後方部分の面積を比較し、面積の大きい側に該ポリゴンが位置するものとして前記空間周波数帯域制限手段により空間周波数帯域制限を行うことを特徴とするホログラムデータ生成プログラム。
  8. 請求項7に記載のホログラムデータ生成プログラムにおいて、
    前記物体光波生成手段は、
    前記ポリゴン位置判定手段により、前記物体を構成するポリゴンを、前記ホログラムの前方にあり該ホログラムと重ならないポリゴン群Pa、前記ホログラムの後方にあり該ホログラムと重ならないポリゴン群Pb、及び、前記ホログラムと重なるポリゴン群Pcに分類するポリゴン分類手段と、
    前記ポリゴン分類手段によって分類された各ポリゴン群Pa,Pb,Pcからなる分割物体A,B,Cの光波を生成する分割物体光波生成手段と、
    前記各分割物体の光波を加算して物体の光波を得る分割物体光波加算手段と、
    前記分割物体の前記ホログラムに対する位置を判定する分割物体位置判定手段と、を含むものとして機能させ、
    前記分割物体光波生成手段は、
    前記ポリゴン光波生成手段により前記分割物体を構成する各ポリゴンの光波を生成し、
    前記分割物体位置判定手段によって得られた前記分割物体の前記ホログラムに対する位置に応じて、前記空間周波数帯域制限手段による空間周波数帯域制限を行うものであって、
    前記分割物体が前記ホログラムと重ならないポリゴン群Pa,Pbからなる分割物体A,Bの場合には、該分割物体毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変え、
    前記分割物体が前記ホログラムと重なるポリゴン群Pcからなる分割物体Cの場合には、該分割物体を構成するポリゴン毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変えることを特徴とするホログラムデータ生成プログラム。
  9. 請求項8に記載のホログラムデータ生成プログラムにおいて、
    前記物体光波生成手段は、さらに、前記ポリゴン位置判定手段により前記物体を構成するポリゴンが前記ホログラムと重なると判定した場合に、該ポリゴンをホログラム面の前後に分割するポリゴン分割手段を含むものとして機能させ、
    前記物体ポリゴンデータ記憶手段には、前記ポリゴン分割手段にて分割されたポリゴンのデータが格納され、
    前記ポリゴン分類手段は、前記物体を構成するポリゴンを、前記ホログラムの前方にあり該ホログラムと重ならないポリゴン群Pa、及び前記ホログラムの後方にあり該ホログラムと重ならないポリゴン群Pbのいずれかに分類し、
    前記分割物体光波生成手段は、前記ポリゴン分類手段によって分類された各ポリゴン群Pa,Pbからなる分割物体A,Bの光波を生成し、前記空間周波数帯域制限手段により、前記分割物体A,Bの前記ホログラムに対する位置に応じて、該分割物体毎に光波の空間周波数帯域制限の範囲を変えることを特徴とするホログラムデータ生成プログラム。
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