JP6282561B2 - キャビネット、表示装置、およびテレビジョン受像機 - Google Patents

キャビネット、表示装置、およびテレビジョン受像機 Download PDF

Info

Publication number
JP6282561B2
JP6282561B2 JP2014178556A JP2014178556A JP6282561B2 JP 6282561 B2 JP6282561 B2 JP 6282561B2 JP 2014178556 A JP2014178556 A JP 2014178556A JP 2014178556 A JP2014178556 A JP 2014178556A JP 6282561 B2 JP6282561 B2 JP 6282561B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide plate
light guide
cabinet
back plate
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014178556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016054358A (ja
Inventor
勝裕 久保
勝裕 久保
浩 甲斐
浩 甲斐
中村 真一
真一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2014178556A priority Critical patent/JP6282561B2/ja
Publication of JP2016054358A publication Critical patent/JP2016054358A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6282561B2 publication Critical patent/JP6282561B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

本発明は、光源からの光が入射される導光板を少なくとも収納するキャビネット、表示装置、およびテレビジョン受像機に関する。
液晶表示装置において導光板等を収納するキャビネットは、従来、側面部および背面部が一体化されてなる箱型のバックライトシャーシである。液晶表示装置の薄型化および狭額縁化に伴い、該側面部は極めて薄くなっている。
特許文献1には、上記箱型のバックライトシャーシとしてのシャーシを有する面光源装置が開示されている。
特開2009−245885号公報(2009年10月22日公開)
しかしながら、従来の技術では、バックライトシャーシを製造する際の曲げ加工等の工程により、バックライトシャーシの歪みが生じ、当該歪みが導光板や表示パネルに影響を及ぼすことによって、表示ムラが生じるといった問題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、薄型の表示装置に適用可能であり、かつ、製造工程で生じた歪みによる表示ムラを抑制することのできるキャビネットを実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るキャビネットは、光源からの光が入射される導光板を少なくとも収納するキャビネットであって、側面部および背面部を有し、該背面部によって囲まれるように開口部が形成されているフレームと、上記開口部を覆うように上記背面部に対して正面側から配置された背面プレートであって、上記導光板の背面側を覆っている背面プレートとを備えており、上記背面プレートは、上記背面部に対して摺動可能であり、かつ上記フレームに対して固定されていないことを特徴としている。
本発明の一態様によれば、薄型の表示装置に適用可能であり、かつ、製造工程で生じた歪みによる表示ムラを抑制することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るキャビネット、およびその周囲の構成を示す断面図であり、光源側の端部とは別の端部を含む断面を示している。 本発明の実施の形態に係るキャビネット、およびその周囲の構成を示す断面図であり、光源側の端部を含む断面を示している。 図3の(a)および(b)は、背面プレートがフレームの背面部に対して摺動可能であることを説明する断面図である。 比較例に係るキャビネット、およびその周囲の構成を示す断面図であり、光源側の端部を含む断面を示している。 比較例に係るキャビネット、およびその周囲の構成を示す断面図であり、光源側の端部とは別の端部を含む断面を示している。 図6の(a)は図1および図2に示すキャビネットを備えた液晶表示装置の構成を示す図であり、図6の(b)は図1および図2に示すキャビネットを備えたスマートフォンの構成を示す図である。
本発明を実施するための形態について以下に説明する。
〔比較例〕
図4は、比較例に係るキャビネット、およびその周囲の構成を示す断面図であり、光源側の端部を含む断面を示している。
図5は、比較例に係るキャビネット、およびその周囲の構成を示す断面図であり、光源側の端部とは別の端部を含む断面を示している。
図4および図5は、液晶表示装置の一部であり、液晶パネル1、光学シート群2、導光板3、反射シート4、キャビネット5、ベゼル6、ポロン7、Pシャーシ8、光源9、ネジ10、および装飾用シート11を図示するものである。
液晶パネル1、光学シート群2、および導光板3は、正面側から背面側へと、この順序に配置されている。
なお、本願明細書において「正面側」とは、液晶表示装置の正面に近い側を意味している。また、本願明細書において「背面側」とは、液晶表示装置の背面に近い側を意味している。さらに、本願明細書において「側面側」とは、液晶表示装置の側面に近い側を意味している。
光源9は、例えば複数のLEDが搭載された基板であり、光を出射する。
光源9から出射された光は、導光板3のエッジ(側面)に入射される。光源9からの光が導光板3のエッジに入射されると、導光板3は、正面側の面および背面側の面から、面状の光を出射する。
導光板3における正面側の面から出射された面状の光は、光学シート群2に入射される。導光板3からの光が光学シート群2に入射されると、光学シート群2は、入射された光の輝度ムラを抑制すると共に、この光を集光して液晶パネル1に対して出射する。
反射シート4は、導光板3に対して背面側に設けられている。導光板3における背面側の面から出射された面状の光は、反射シート4によって反射され、導光板3に戻る。こうして、光の利用効率の向上を図っている。反射シート4は、キャビネット5と導光板3との間に配置されている。
キャビネット5は、背面側に位置する背面部5bと、側面側に位置する側面部5sとを有する、単体の箱形部材である。キャビネット5は、例えばプレスによって成形されており、表面に所望の塗装が施されていてもよい。
ベゼル6は、側面部5sおよび液晶パネル1の縁を覆うように設けられている。ベゼル6は、例えばプレスによって成形されており、表面に所望の塗装が施されていてもよい。
ポロン7は、ベゼル6と、液晶パネル1の縁との間に介在している。ポロン7は、ある程度のクッション性および摩擦力を有する部材である。ポロン7は、ベゼル6に接着されていると共に液晶パネル1に(接着されることなく)当接している。
Pシャーシ8は、側面部5sと光源9との間に配置されており、液晶パネル1、光学シート群2、導光板3、および光源9を囲むように設けられている。Pシャーシ8は、光学シート群2の周囲から光が漏れることを防ぐ遮光部材である。Pシャーシ8は、液晶パネル1を支持する部材であって、ベゼル6およびポロン7と共に液晶パネル1を把持している。
ネジ10は、キャビネット5に対してベゼル6を固定している。
装飾用シート11は、ベゼル6を装飾するシートである。
ところで、液晶表示装置の薄型化に伴い、キャビネット5の背面部5bに変形(ねじれ、曲がり、反り等)が生じるという問題が顕在化してきている。
この変形の理由としては、背面部5b自身の変形が挙げられる。すなわち、金属、樹脂等の被加工材料を箱形に加工してキャビネット5を作成する場合、この被加工材料に対する曲げ加工に起因して、完成したキャビネット5に残留歪みが生じる虞がある。この残留歪みが、背面部5bの変形の主要因となっている。
また、キャビネット5の素材と導光板3の素材とが異なる場合、キャビネット5の熱膨張率と導光板3の熱膨張率との違いに起因して、膨張した導光板3とキャビネット5との間で押圧することによって、導光板3および/または背面部5bが変形する虞も考えられる。
背面部5bが変形すると、背面部5bに対して正面側にある、導光板3、光学シート群2、および液晶パネル1等を、キャビネット5が圧迫することにより、液晶表示装置の表示品位が低下する虞がある。
また、従来、キャビネット5は鉄製であるのが一般的であったが、近年、背面部5bの素材として、アルミニウム、樹脂等を適用するという要望もある。このため、背面部5bの素材と側面部5sの素材とを異なるものとした上で、さらに背面部5bの変形を抑制する技術が求められている。
〔実施の形態〕
図1は、本実施の形態に係るキャビネット、およびその周囲の構成を示す断面図であり、光源側の端部とは別の端部を含む断面を示している。
図2は、本実施の形態に係るキャビネット、およびその周囲の構成を示す断面図であり、光源側の端部を含む断面を示している。
図1および図2は、液晶表示装置の一部であり、液晶パネル101、光学シート群102、導光板103、反射シート104、背面プレート105p、フレーム105f、ベゼル106、ポロン107、スペーサ108xおよび108y、光源109、ネジ110、装飾用シート111、緩衝材112、ソース基板支持材113、ソース基板114、フレキシブル基材115、およびソースドライバ116を図示するものである。
液晶パネル101、光学シート群102、および導光板103は、正面側から背面側へと、この順序に配置されている。
光源109は、例えば複数のLEDが搭載された基板であり、光を出射する。
光源109から出射された光は、導光板103のエッジ(側面)に入射される。光源109からの光が導光板103のエッジに入射されると、導光板103は、正面側の面および背面側の面から、面状の光を出射する。
導光板103における正面側の面から出射された面状の光は、光学シート群102に入射される。導光板103からの光が光学シート群102に入射されると、光学シート群102は、入射された光の輝度ムラを抑制すると共に、この光を集光して液晶パネル101に対して出射する。
図1および図2に示す液晶パネル101、光学シート群102、導光板103、および光源109は、それぞれ、図4および図5に示す液晶パネル1、光学シート群2、導光板3、および光源9と同様の機能を有する部材であり、かつ同様の構成を適用可能である。
反射シート104は、導光板103に対して背面側に設けられている。導光板103における背面側の面から出射された面状の光は、反射シート104によって反射され、導光板103に戻る。こうして、光の利用効率の向上を図っている。反射シート104としては、反射シート4(図4および図5参照)と同じものを用いることができる。反射シート104は、背面プレート105pと導光板103との間に配置されている。
背面プレート105pとフレーム105fとの組み合わせが、キャビネット5(図4および図5参照)に対応する。以下、説明を簡潔にするために、背面プレート105pとフレーム105fとの組み合わせを「キャビネット105」と称する。つまり、キャビネット105は、導光板103等を収納するものである。図4および図5に示す背面部5bに対応するものが背面プレート105pであり、図4および図5に示す背面部5bの一部および側面部5sに対応するものがフレーム105fである。
そして、背面プレート105pとフレーム105fとは、一体化されておらず、別体として設けられている。
フレーム105fは、側面部105fsおよび背面部105fbを有する、断面視L字形の部材である。
ここで、実際の液晶表示装置において、フレーム105fは、液晶パネル101、光学シート群102、導光板103、および光源109等を囲むように設けられている。このため、正面側から見たときに、背面部105fbは中空の配置となっている。この中空の部分、換言すれば、背面部105fbによって囲まれる孔部分を、開口部117としている。
フレーム105fは、例えばプレス、アルミ押出によって成形されており、表面に所望の塗装が施されていてもよい。アルミ押出とは、アルミニウムの塊を加熱し、金型を通し、金型から押し出して製造を行う加工技術である。
背面プレート105pは、開口部117を覆うように背面部105fbに対して正面側から配置されている。背面プレート105pは、導光板103の背面側を覆っている。
ここで、背面プレート105pは、背面部105fbに対して摺動可能である。さらに、背面プレート105pは、フレーム105fに対して固定されていない。
背面プレート105pは例えば、鉄、アルミニウム、樹脂、またはシートからなる平板である。該シートの具体例としては、ポリカーボネートのシート、PET(Polyethylene Terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)シート等が挙げられる。
ベゼル106は、フレーム105fおよび液晶パネル101の縁を覆うように設けられている。ベゼル106は、ベゼル6(図4および図5参照)と同じものを用いることができる。
ポロン107は、ベゼル106と、液晶パネル101の縁との間に介在している。ポロン107は、ベゼル106に接着されていると共に液晶パネル101に(接着されることなく)当接している。ポロン107は、ポロン7(図4および図5参照)と同じものを用いることができる。
スペーサ108xは、液晶パネル101と導光板103との間、かつ、液晶パネル101と側面部105fsとの間に介在している。スペーサ108xは、光学シート群102の周囲から光が漏れることを防ぐ遮光部材である。また、スペーサ108xは、液晶パネル101を支持する部材であって、ベゼル106およびポロン107と共に液晶パネル101を把持している。
スペーサ(第2の緩衝部材)108yは、導光板103と側面部105fsとの間に介在している。
具体的に、スペーサ108yは、導光板103のエッジと、側面部105fsの内側との間にあり、導光板103のエッジ及び側面部105fsの内側に当接する。
好ましくは、図1および図2に示すように、スペーサ108yは、背面プレート105pの側面に当接可能な位置に配置されている。これにより、導光板103のエッジが、側面部105fsの内側に直接当接することがない。このため、キャビネット105に衝撃が加わった場合であっても、導光板103の破損が抑制される。またこれにより、背面プレート105pの側面が、側面部105fsの内側に直接当接することがない。このため、キャビネット105に衝撃が加わった場合であっても、背面プレート105pにおける歪みの発生を抑制することができる。
ネジ110は、フレーム105fに対してベゼル106を固定している。
装飾用シート111は、ベゼル106を装飾するシートである。
緩衝材(第1の緩衝部材)112は、導光板103及び反射シート104の外縁部と背面プレート105pとの間にあり、反射シート104及び背面プレート105pに当接している厚肉の部材である。緩衝材112は、スペーサ108xと共に導光板103及び反射シート104を把持していると共に、背面部105fbと共に背面プレート105pを把持している。
これにより、背面プレート105pに衝撃が加わった場合にも、この衝撃は緩衝材112によって吸収される。従って、衝撃に強いキャビネット105を実現することができる。
またこれにより、導光板103の熱膨張率と背面プレート105pの熱膨張率とが異なる場合であっても、導光板103と背面プレート105pと間の応力の発生が抑制される。このため、導光板103の熱膨張率と背面プレート105pの熱膨張率とに起因した歪みの発生が抑制される。
ソース基板支持材113は、ソース基板114を側面部105fsの側面側に接着されている。ソース基板114は、ソースドライバ116を制御している。フレキシブル基材115は、ソース基板114に接続されており、ソースドライバ116が搭載されている、フィルム状の基材である。ソースドライバ116は、液晶表示装置のソースライン(図示しない)を駆動する。
図3の(a)および(b)は、背面プレート105pが背面部105fbに対して摺動可能であることを説明する断面図である。
背面プレート105pは、摺動により、背面部105fbに対して正面側にて、側面部105fsに対して概ね垂直な方向に、自在に動くことができる。その一例が、図3の(a)に示す背面プレート105pとスペーサ108yとの間隔が間隔118である状態、および、図3の(b)に示す同間隔が間隔119(間隔118<間隔119)である状態である。なお、背面プレート105pの摺動時、図3の(a)および(b)では、緩衝材112は、背面プレート105pに追従して移動している。
上記の構成によれば、背面プレート105pとフレーム105fとは別体にて形成されているので、背面プレート105pは、フレーム105fを曲げ加工によって形成する際に生じ得る歪みによる影響を受けることがない。このため、上記液晶表示装置をはじめとする薄型の表示装置に適用した場合であっても、製造工程で生じた歪みに起因した表示品位の低下を抑制することができる。
また、キャビネット105を表示装置に適用した場合、光源109からの熱によって各部材の温度が変化し得る。背面プレート105pは、背面部105fbに対して摺動可能であり、かつフレーム105fに対して固定されていない。このため、背面プレート105pの熱膨張率とフレーム105fの熱膨張率とが互いに異なる場合であっても、熱膨張に起因した歪みの発生が抑制される。
こうして、キャビネット105により、背面部の変形を抑制することが可能となる。
ここで、フレーム105fと、背面プレート105pとが互いに異なる素材によって形成されていてもよい。
これにより、設計上の自由度が増す。一例として、キャビネット105を小型の表示装置に適用する場合には、背面プレート105pには大きな強度が必要とされない。従って、例えば、背面プレート105pを樹脂によって形成し、フレーム105fを鉄またはアルミニウムによって形成することによって、キャビネット105全体として軽量化を図りつつ、強度を担保することができる。
なお、このように、フレーム105fと、背面プレート105pとを互いに異なる素材によって形成した場合であっても、背面プレート105pは、背面部105fbに対して摺動可能であり、かつフレーム105fに対して固定されていないので、熱膨張に起因した歪みの発生が抑制される。
また、導光板103と反射シート104とが互いに接着し、かつ、背面プレート105pと反射シート104とが互いに接着されていてもよい。これにより、背面プレート105p、導光板103、および反射シート104が一体的に設けられているので、キャビネット105の強度を高めることができる。
キャビネット105は、液晶表示装置をはじめとする各種表示装置に適用可能である。また、キャビネット105を備えた表示装置は、テレビジョン受像機に適用可能である。一例として、図6の(a)にはキャビネット105を備えたテレビジョン受像機200の構成を示す図を、図6の(b)にはキャビネット105を備えたスマートフォン300の構成を示す図を、それぞれ示している。
ところで、導光板103の素材は、一般的にアクリルであるが、アクリルの替わりにガラスを用いてもよい。ガラス製の導光板103は、アクリル製の導光板103に比べて剛性が高い。このため、ガラス製の導光板103を用いることで、キャビネット105を背面側から補強する補強板等の、外付けの補強部材(図示しない)を簡素化することが可能となる。
なお、図1および図2に示す形態では、反射シート104が導光板103に貼り付けられているが、反射シート104は、背面プレート105pに貼り付けられていてもよいし、いずれの箇所にも貼り付けられていなくても(固定されていなくても)よい。
〔実施の形態2〕
また、背面プレート105pと導光板103とが同じ素材である場合について説明する。
図1において、例えば、導光板103がアクリルであった場合に、背面プレート105pをアクリルとする。導光板103と背面プレート105pとが同一の素材であれば熱膨張率も同一となるので、導光板103と背面プレート105pとの間でずれ等は生じない。導光板103と背面プレート105pとを固定する。この固定は、導光板103および背面プレート105pの周囲を固定する。緩衝材112の位置に同様の大きさのスペーサを配置し、このスペーサを介して導光板103と背面プレート105pとを固定する。両者の熱膨張率が同じであるので、温度変化による反りまたは歪みは生じない。
固定は、両面テープ、接着剤等で行う。反射シート104は、スペーサと背面プレート105pとの間に挟んでもよいし、反射シート104を挟むことで導光板103と背面プレート105pとの間の固定強度が下がる場合は、スペーサ部分の反射シート104を切除してもよい。スペーサを介して導光板103と背面プレート105pとが固着することによって、両者は一体化し、製品全体の強度を上げることが出来る。
また、製品の強度を上げるために、導光板103をガラスとした場合に、背面プレート105pをガラスとすることもできる。導光板103と背面プレート105pとをスペーサ等で固定することで、両者は一体化し、製品の強度をさらに上げることができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るキャビネットは、光源からの光が入射される導光板を少なくとも収納するキャビネットであって、側面部および背面部を有し、該背面部によって囲まれるように開口部が形成されているフレームと、上記開口部を覆うように上記背面部に対して正面側から配置された背面プレートであって、上記導光板の背面側を覆っている背面プレートとを備えており、上記背面プレートは、上記背面部に対して摺動可能であり、かつ上記フレームに対して固定されていない。
上記の構成によれば、上記背面プレートと上記フレームとは別体にて形成されているので、上記背面プレートは、上記フレームを曲げ加工によって形成する際に生じ得る歪みによる影響を受けることがない。このため、上記の構成によれば、薄型の表示装置に適用した場合であっても、製造工程で生じた歪みに起因し、液晶パネルに加わる偏った応力により発生する表示ムラを抑制することができる。
また、上記キャビネットを表示装置に適用した場合、光源からの熱によって上記各部材の温度が変化し得る。上記の構成では、上記背面プレートは、上記背面部に対して摺動可能であり、かつ上記フレームに対して固定されていないので、上記背面プレートの熱膨張率と上記フレームの熱膨張率とが互いに異なる場合であっても、熱膨張に起因した歪みの発生が抑制される。
本発明の態様2に係るキャビネットは、上記態様1において、上記フレームと、上記背面プレートとが互いに異なる素材によって形成されている。
上記の構成では、上記フレームと、上記背面プレートとが互いに異なる素材によって形成されており、設計上の自由度が増す。一例として、上記キャビネットを小型の表示装置に適用する場合には、背面プレートには大きな強度が必要とされないため、背面プレートを樹脂によって形成し、上記フレームを鉄やアルミによって形成することによって、キャビネット全体として軽量化を図りつつ、強度を担保することができる。
なお、このように、上記フレームと、上記背面プレートとが互いに異なる素材によって形成した場合であっても、上記背面プレートは、上記背面部に対して摺動可能であり、かつ上記フレームに対して固定されていないので、熱膨張に起因した歪みの発生が抑制される。
本発明の態様3に係るキャビネットは、上記態様1または2において、上記背面プレートと上記導光板との間に配置された反射シートを更に備え、上記導光板および上記反射シートの外縁部と上記背面プレートとの間に、上記反射シート及び上記背面プレートに当接する第1の緩衝部材(緩衝材112)を更に備えている。
上記の構成によれば、上記導光板および上記反射シートの外縁部と上記背面プレートとの間に第1の緩衝部材を備えているので、背面プレートに衝撃が加わった場合にも、当該衝撃は上記第1の緩衝部材によって吸収される。従って、上記の構成によれば、衝撃に強いキャビネットを実現することができる。
また、上記の構成によれば、上記反射シートと上記背面プレートとが、上記第1の緩衝部材を介して接しているので、上記導光板の熱膨張率と上記背面プレートの熱膨張率とが異なる場合であっても、上記導光板と上記背面プレートと間の応力の発生が抑制される。このため、上記の構成によれば、上記導光板の熱膨張率と上記背面プレートの熱膨張率とに起因した歪みの発生が抑制される。
本発明の態様4に係るキャビネットは、上記態様1または2において、上記背面プレートと上記導光板との間に配置された反射シートを更に備え、上記背面プレートと上記反射シートとが互いに接着されており、上記導光板と上記反射シートとが互いに接着されている。
上記の構成によれば、上記背面プレート、上記導光板、及び上記反射シートが一体的に設けられているので、上記キャビネットの強度を高めることができる。
本発明の態様5に係るキャビネットは、上記態様1から4のいずれかにおいて、上記導光板と、上記背面プレートとが互いに同じ素材によって形成されている。
上記の構成によれば、導光板と背面プレートとが同一の素材であれば熱膨張率も同一となるので、導光板と背面プレートとの間でずれ等は生じない。
本発明の態様6に係るキャビネットは、上記態様1から5のいずれかにおいて、上記導光板の側面と、上記フレームの側面部の内側との間に、上記導光板の側面及び上記フレームの側面部の内側に当接する第2の緩衝部材(スペーサ108y)を更に備え、上記第2の緩衝部材は、上記背面プレートの側面に当接可能な位置に配置されている。
上記の構成によれば、上記導光板の側面及び上記フレームの側面部の内側に当接する第2の緩衝部材を備えているので、上記導光板の側面が、上記フレームの側面部の内側に直接当接することがない。このため、上記の構成によれば、上記キャビネットに衝撃が加わった場合であっても、上記導光板の破損が抑制される。
また、上記の構成によれば、上記第2の緩衝部材は、上記背面プレートの側面に当接可能な位置に配置されているので、上記背面プレートの側面が、上記フレームの側面部の内側に直接当接することがない。このため、上記の構成によれば、上記キャビネットに衝撃が加わった場合であっても、上記背面プレートにおける歪みの発生を抑制することができる。
本発明の態様7に係る表示装置は、上記態様1から6のいずれかのキャビネットを備えている。
本発明の態様8に係るテレビジョン受像機は、上記態様7の表示装置を備えている。
上記の構成によれば、表示装置およびテレビジョン受像機においても、上記の各態様に係るキャビネットと同様の効果が得られる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、光源からの光が入射される導光板を少なくとも収納するキャビネット、表示装置、およびテレビジョン受像機に利用可能である。
103 導光板
104 反射シート
105 キャビネット
105f フレーム
105fb 背面部
105fs 側面部
105p 背面プレート
108x スペーサ
108y スペーサ(第2の緩衝部材)
109 光源
112 緩衝材(第1の緩衝部材)
117 開口部
200 テレビジョン受像機
300 スマートフォン

Claims (8)

  1. 光源からの光が入射される導光板を少なくとも収納するキャビネットであって、
    側面部および背面部を有し、該背面部によって囲まれるように開口部が形成されているフレームと、
    上記開口部を覆うように上記背面部に対して正面側から配置された背面プレートであって、上記導光板の背面側を覆っている背面プレートと
    を備えており、
    上記背面プレートは、上記背面部に対して摺動可能であり、かつ上記フレームに対して固定されていないことを特徴とするキャビネット。
  2. 上記フレームと、上記背面プレートとが互いに異なる素材によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャビネット。
  3. 上記背面プレートと上記導光板との間に配置された反射シートを更に備え、
    上記導光板および上記反射シートの外縁部と上記背面プレートとの間に、上記反射シート及び上記背面プレートに当接する第1の緩衝部材を更に備えている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のキャビネット。
  4. 上記背面プレートと上記導光板との間に配置された反射シートを更に備え、
    上記背面プレートと上記反射シートとが互いに接着されており、
    上記導光板と上記反射シートとが互いに接着されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のキャビネット。
  5. 上記導光板と、上記背面プレートとが互いに同じ素材によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のキャビネット。
  6. 上記導光板の側面と、上記フレームの側面部の内側との間に、上記導光板の側面及び上記フレームの側面部の内側に当接する第2の緩衝部材を更に備え、
    上記第2の緩衝部材は、上記背面プレートの側面に当接可能な位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のキャビネット。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載のキャビネットを備えていることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項7に記載の表示装置を備えていることを特徴とするテレビジョン受像機。
JP2014178556A 2014-09-02 2014-09-02 キャビネット、表示装置、およびテレビジョン受像機 Expired - Fee Related JP6282561B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014178556A JP6282561B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 キャビネット、表示装置、およびテレビジョン受像機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014178556A JP6282561B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 キャビネット、表示装置、およびテレビジョン受像機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018009879A Division JP2018085345A (ja) 2018-01-24 2018-01-24 キャビネット、表示装置、およびテレビジョン受像機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016054358A JP2016054358A (ja) 2016-04-14
JP6282561B2 true JP6282561B2 (ja) 2018-02-21

Family

ID=55745444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014178556A Expired - Fee Related JP6282561B2 (ja) 2014-09-02 2014-09-02 キャビネット、表示装置、およびテレビジョン受像機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6282561B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6587565B2 (ja) 2016-03-17 2019-10-09 日本碍子株式会社 ハニカム構造体

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245885A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Sanken Electric Co Ltd 面光源装置
JP2010251027A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Victor Co Of Japan Ltd バックライト装置
TWI406058B (zh) * 2010-12-20 2013-08-21 Au Optronics Corp 背光模組

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016054358A (ja) 2016-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9826654B2 (en) Display
US8531624B2 (en) LCD device
KR102339541B1 (ko) 디스플레이 장치
TWI381223B (zh) 背光模組及其背板
TWI492202B (zh) 顯示裝置及拼接式顯示器
JP4800822B2 (ja) 液晶表示装置
JP5468692B1 (ja) 液晶表示装置
US20130300973A1 (en) Display module
TWI660220B (zh) 背光模組及顯示裝置
TWI483044B (zh) 供支撐導光板用之支撐件,以及使用此支撐件製成之背光模組、顯示模組及顯示裝置
WO2015076181A1 (ja) バックライト装置及び表示装置
WO2015098565A1 (ja) 表示装置
WO2015119194A1 (ja) 表示装置
JP5356801B2 (ja) 液晶表示装置
JP6453896B2 (ja) 表示装置
US20160270244A1 (en) Display apparatus
US11231546B2 (en) Liquid crystal display device and bracket
US10139544B2 (en) Light guide plate, back plate, edge-lit type backlight module and display device
WO2015050238A1 (ja) 液晶表示装置
JP6282561B2 (ja) キャビネット、表示装置、およびテレビジョン受像機
WO2014069572A1 (ja) 液晶表示装置
JP2018085345A (ja) キャビネット、表示装置、およびテレビジョン受像機
WO2017138364A1 (ja) 液晶表示装置
WO2013005554A1 (ja) 光学シート、バックライト装置及び液晶表示装置
JP2013156474A (ja) 薄型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6282561

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees