説明される特徴は全般に、レガシークライアントデバイスのためのピアツーピア(P2P)グループ所有者(GO)マルチチャネル同時(MCC)動作および関連する不在期間の指示のための、改善されたシステム、方法、装置、およびコンピュータプログラム製品に関する。P2P GOは、データをクライアントデバイスから受信してデータをクライアントデバイスに送信することなどによって、P2P GOとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスと通信してもよく、クライアントデバイスは、P2P対応クライアントデバイスとP2Pプロトコルをサポートしないレガシーワイヤレスクライアントデバイスの一方または両方を含む。P2P GOはまた、P2P GOをクライアントデバイスからの送信を受信するのに利用不可能にする追加の動作を実行するように構成されてもよく、こうしてP2P GOが利用不可能となる時間は、本明細書では不在期間と呼ばれる。そのような不在期間の一例は、P2P GOが従来のAPへデータを送信して従来のAPからデータを受信するときであることがあり、ここでP2P GOは従来のAPに対するSTAとして働き、これはマルチチャネル同時(MCC)動作と呼ばれることがある。不在期間の別の例は、P2P GO動作のための最良のチャネルを決定するために、または追加のクライアントデバイスを探すために、P2P GOがチャネルのスキャンを実行するときであってもよい。
以下でより詳細に説明されるように、P2P GOは、クライアントデバイスが示される不在期間の間にデータをP2P GOへ送信することを試みないようにP2P GOのクライアントデバイスに不在期間情報を提供するために、これらの不在期間を特定してもよい。P2Pプロトコルをサポートするデバイスについて、P2P GOは、P2Pプロトコルシグナリングに基づいて、不在期間を示すP2P不在通知(NoA)を送信してもよい。しかしながら、レガシーワイヤレスクライアントデバイスは、P2P NoAを復号または理解することが可能ではないことがある。したがって、P2P GOは従来は、上で説明されたような他の機能を実行するために不在期間をとることができず、または、レガシークライアントデバイスへ不在期間を適切に通信することなく不在期間をとることにより生じることがある性能の低下を被る危険を冒して不在期間をとる。したがって、以下でより詳細に説明されるように、P2P GOは、レガシーワイヤレスクライアントデバイスがP2P GOとワイヤレスに結合されるとき、レガシーワイヤレスビーコンフレームにおいて、不在期間を示す新しい「ミュート」情報要素(IE)を送信してもよい。
動作において、P2P GOは、どのタイプのクライアントデバイスがP2P GOとワイヤレスに結合されるかに基づいて、どのタイプのクライアントデバイスがP2P GOとワイヤレスに結合されるかを判定してもよく、P2P NoAまたはミュートIEの一方または両方を送信してもよい。P2P NoAとミュートIEの両方が送信される事例では、任意のP2Pクライアントデバイスが、P2PプロトコルごとにP2P NoAを受信して復号することがあるが、ミュートIEを復号しないことがある。しかしながら、非P2Pのレガシーワイヤレスクライアントデバイスは、P2P NoAを無視することがあり、代わりにミュートIEを受信して復号することがある。ミュートIEは、不在期間が開始する開始時間、各不在期間の時間長、単一のビーコン間隔の中の不在期間の数などの、いつP2P GOが利用不可能になるかについての情報を提供してもよいという点で、P2P NoAに類似し得る。いくつかの実施形態では、レガシークライアントデバイスは、告知される不在期間の間、低電力モードに入ることがあり、どのような場合でも、不在期間の間はP2P GOとの通信を試みないことがある。結果として、低電力モードであることと、比較的高い電力レベルでの再送信がより少ないこととの両方が原因で、レガシーワイヤレスクライアントデバイスにおいて電力が節約されることがある。また、レガシークライアントデバイスからP2P GOへの送信の性能は、やはり、データの再送信がより少ないことと、そうでなければ起こり得る送信速度の抑制がより小さいことにより、改善されることがある。
以下の説明は、例を提供し、特許請求の範囲に記載の範囲、適用性、または例を限定するものではない。説明される要素の機能および構成において、本開示の範囲から逸脱することなく変更が加えられてもよい。様々な例は、必要に応じて、様々な手順または構成要素を省略し、置換し、または追加してもよい。たとえば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で実行されてもよく、様々なステップが追加され、省略されまたは組み合わされてもよい。また、いくつかの例に関して上で説明される特徴は、他の例においては組み合わされることがある。
まず図1を参照すると、ブロック図100は、たとえばIEEE802.11規格群の少なくとも1つを実装するネットワークなどの、WLANネットワーク125の例を示す。WLANネットワーク125は、アクセスポイント(AP)105と、移動局、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、他のハンドヘルドデバイス、ネットブック、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、ラップトップ、ディスプレイデバイス(たとえば、TV、コンピュータモニタなど)、プリンタなどの、ワイヤレスクライアントデバイス110、110-a-1とを含んでもよい。1つだけのAP105が図示されているが、WLANネットワーク125は代替的に、複数のAP105を有してもよい。AP105とワイヤレスに結合されるクライアントデバイス110、110-a-1の各々は、局(STA)、移動局(MS)、モバイルデバイス、アクセス端末(AT)、ユーザ機器(UE)、加入者局(SS)、または加入者ユニットと呼ばれることもあり、通信リンク115を介してAP105に接続し(associate)それと通信してもよい。各AP105は、その中にあるワイヤレスクライアントデバイス110、110-a-1がAP105と通常は通信することができるような、地理的カバレッジエリアを有する。ワイヤレスクライアントデバイス110、110-a-1は、地理的カバレッジエリア全体に分散していることがある。各ワイヤレスクライアントデバイス110、110-a-1は固定式または移動式であることがある。
図1には示されていないが、ワイヤレスクライアントデバイス110は、2つ以上のAP105によってカバーされることが可能であるので、異なる時間において1つまたは複数のAP105に接続することができる。単一のAP105および関連する局のセットは、基本サービスセット(BSS:basic service set)と呼ばれることがある。拡張サービスセット(ESS:extended service set)は接続されたBSSのセットである。拡張サービスセット中のAP105を接続するために、配信システム(DS:distribution system)(図示せず)が使用されてもよい。AP105の地理的カバレッジエリアは、カバレッジエリアの一部分のみを構成するセクタ(図示せず)に分割されることがある。WLANネットワーク125は、異なる技術に対する様々なサイズのカバレッジエリアおよび重複するカバレッジエリアを伴う、異なるタイプ(たとえば、メトロポリタンエリア、ホームネットワークなど)のAP105を含むことがある。図示されていないが、他のワイヤレスデバイスもAP105と通信することができる。
ワイヤレスクライアントデバイス110は通信リンク115を使用してAP105を通じて互いに通信することがあるが、各ワイヤレスクライアントデバイス110は、直接のワイヤレスリンク135を介して、WLANネットワーク125の中または外にある他のワイヤレスクライアントデバイス110、110-a-1、110-a-2、110-a-3と直接通信することもある。直接のWLANワイヤレスリンク135の例は、WLAN P2P(Wi-Fi Directとしても知られているWi-Fi P2Pなど)接続、Wi-Fi Tunneled Direct Link Setup(TDLS)リンクを使用することによって確立される接続、および他のP2Pグループ接続を含むことがある。クライアントデバイス110は、これらの例では、WLAN無線、ならびに、IEEE802.11および、限定はされないが802.11b、802.11g、802.11a、802.11n、802.11ac、802.11ad、802.11ahなどを含むIEEE802.11の様々なバージョンからの物理層とMAC層とを含むベースバンドプロトコルに従って、通信してもよい。他の実装形態では、他のピアツーピア接続またはアドホックネットワークが実装されることがある。
図1はまた、その地理的カバレッジエリアが上で説明された第1のWLANネットワーク125の地理的カバレッジエリアと部分的または完全に重複する、第2のWLANネットワーク130の例を示す。図1において、第1のWLANネットワーク125のワイヤレスクライアントデバイス110-a-1の1つは、第1のWLANネットワーク125のAP105に対する局(STA)として働くが、第1のWLANネットワーク125に含まれることも含まれないこともある他のワイヤレスクライアントデバイス110-a-2、110-a-3に対するP2Pグループ所有者(GO)としても働く。STA/P2P GOデバイス110-a-1は、STA/P2P GOデバイス110-a-1とワイヤレスに結合されるワイヤレスクライアントデバイス110-a-2、110-a-3とともに、P2Pネットワーク130とも呼ばれることがある第2のWLANネットワーク130を形成する。任意の数の任意のタイプのクライアントデバイスがP2P GOデバイス110-a-1とワイヤレスに結合されてもよいが、図1は、ともにP2P GOデバイス110-a-1とワイヤレスに結合される、単一のP2P対応クライアントデバイス110-a-2およびP2Pプロトコルをサポートしない単一のレガシークライアントデバイス110-a-3を示す。
P2P GOデバイス110-a-1は、それにワイヤレスに結合されるクライアントデバイス110-a-2、110-a-3にAP様の機能(ソフトアクセスポイントまたはソフトウェアアクセスポイントと呼ばれることがある)を提供してもよい。たとえば、P2P GOデバイス110-a-1は、デバイス110-a-1、110-a-2との間でデータを受信して送信することを含めて、デバイス110-a-1、110-a-2のいくつかが直接のワイヤレスリンク135を介して互いに直接通信することを可能にすることがある。P2P GOデバイス110-a-1は、P2P GOデバイス110-a-1のクライアントデバイス110-a-2、110-a-3のために、インターネットまたは他の外部ネットワークへのアクセス権を提供してもよい。P2P GOデバイス110-a-1はまた、P2P GOデバイス110-a-1のクライアントデバイス110-a-2、110-a-3への外部ネットワークアクセスを提供するために、または、P2P GOデバイス110-a-1自体が外部ネットワークにアクセスするために、マルチチャネル同時(MCC)動作モードの間に第1のWLANネットワーク125中のAP105と通信してもよい。
P2P GOデバイス110-a-1は、第1のMCCチャネルを使用して第1のWLANネットワーク125のAP105と通信し、第2のP2Pチャネルを使用してP2P GOデバイス110-a-1のクライアントデバイス110-a-2、110-a-3と通信してもよい。第1のMCCチャネルの周波数帯域および第2のP2Pチャネルの周波数帯域は、いくつかの実施形態では重複しないことがあるが、他の実施形態では、第1および第2のチャネルの周波数帯域は、部分的にまたは完全に重複することがある。第1および第2のチャネルの周波数帯域が重複するかどうかにかかわらず、P2P GOは、何らかの動作に対して、いくつかの他の動作の間は利用不可能であることがある(たとえば、アンテナ、トランシーバ、プロセッサなどが現在アクティブな動作によって使用されていることがあるので)。たとえば、P2P動作の間にP2P GOデバイス110-a-1のクライアントデバイス110-a-2、110-a-3のためのソフトAPとして働いている間、P2P GOデバイス110-a-1は、第1のWLANネットワークのAP105と通信するのに利用可能ではないことがある。同様に、MCC動作モードで第1のWLANネットワーク125のAP105と通信している間、P2P GOデバイス110-a-1は、P2P GOデバイス110-a-1のクライアントデバイス110-a-2、110-a-3と通信するのに利用可能ではないことがある。別の例として、チャネルスキャン動作を実行している間、P2P GOデバイス110-a-1は、P2P GOデバイス110-a-1のクライアントデバイス110-a-2、110-a-3と通信するのに、または、第1のWLANネットワーク125のAP105と通信するのに利用可能ではないことがある。
いくつかの実施形態では、P2P GOデバイス110-a-1は、連続する時間期間において様々な動作の間で切り替えてもよい。たとえば、P2P GOデバイスは、第1の時間期間の間P2P動作モードで動作してもよく、第2の時間期間の間MCC動作モードで動作してもよく、次いで、第3の時間期間の間P2P動作モードで動作し、第4の時間期間の間MCC動作モードで動作することなどによって、繰り返してもよい。他の動作モードも考えられる。異なる動作モードの間で切り替えることは、事前に決められていてもよく、または、たとえば第1のWLANネットワーク125および第2のWLANネットワーク130におけるトラフィック量に応じて動的に変化してもよい。異なる動作モードの間で切り替えることがどのようにスケジューリングされるかにかかわらず、P2P GOデバイス110-a-1は、P2P GOデバイス110-a-1があるタイプの動作に対して利用不可能であるとき、P2P GOデバイス110-a-1のクライアントデバイス110-a-2、110-a-3に、かつ場合によってはAP105に、計画された不在を知らせる必要がある場合がある。
したがって、本明細書において説明されるように、P2P GOデバイス110-a-1は、たとえばP2P GOデバイス110-a-1とワイヤレスに結合されるクライアントデバイス110-a-2、110-a-3からの送信を受信するのにP2P GOデバイス110-a-1が利用不可能になるであろう不在期間を特定してもよい。単一の不在期間が特定されてもよく、または、(50msの時間枠ごとなどの)繰返しのパターンで再発することもしないこともあるいくつかの不在期間が特定されてもよい。P2P GOデバイス110-a-1は次いで、P2Pプロトコルをサポートする1つまたは複数のP2Pクライアントデバイス(たとえば、図1の110-a-2)がP2P GOデバイス110-a-1とワイヤレスに結合される場合、特定された不在期間を示すP2P不在通知(NoA)を送信してもよい。同様に、P2P GOデバイス110-a-1は、P2Pプロトコルをサポートしない1つまたは複数のレガシークライアントデバイス(たとえば、図1の110-a-3)がP2P GOデバイス110-a-1とワイヤレスに結合される場合、不在期間を示す情報要素(IE)を含むレガシーワイヤレスビーコンを送信してもよい。いくつかの実施形態では、P2P対応クライアントデバイス110-a-2は、レガシーワイヤレスビーコンにおいて不在期間を示すIEを受信しないことがあり、または復号しないことがあり、レガシークライアントデバイス110-a-3は、P2P GOデバイス110-a-1によって送信されるP2P NoAを受信しないことがある、または復号しないことがある。
いくつかの実施形態では、不在期間を示すP2P NoAおよびIEのいずれかまたは両方が、ビーコンフレームにおいてP2P GOデバイス110-a-1によって送信されることがあり、他の実施形態では、追加で、または代替的に、プローブ応答フレームにおいてP2P GOデバイス110-a-1によって送信されることがある。図4を参照して以下でより詳細に説明されるように、不在期間を示し、レガシーワイヤレスビーコンにおいて送信されるIEは、ミュートIEと呼ばれることがあり、P2P GOデバイス110-a-1によって特定される不在期間についての様々なタイプの情報を含むことがある。たとえば、ミュートIEは、P2P NoAと同様に、(不在期間の、またはあるタイミングパターンの)開始時間、不在期間の時間長を含むことがあり、複数の繰り返す不在期間を伴う実施形態では、連続する不在期間の間の間隔を含むことがある。ミュートIEおよびP2P NoAは、レガシークライアントデバイス110-a-3およびP2Pクライアントデバイス110-a-2に関してそれぞれ、特定された不在期間の間にそれぞれのクライアントデバイス110-a-3、110-a-2がワイヤレス通信チャネルにアクセスするのを禁止するように機能することがあり、追加で、または代替的に、特定された不在期間の間、それぞれのクライアントデバイス110-a-3、110-a-2の低電力モードを引き起こすことがある。
図2をここで参照すると、フローブロック図200は、様々な例による、STA/P2P GOデバイス110-b-1、従来のアクセスポイント(AP)105-a、P2P GOデバイス110-b-1とワイヤレスに結合されるP2Pクライアントデバイス110-b-2、およびP2P GOデバイス110-b-1とワイヤレスに結合されるレガシークライアントデバイス110-b-3との間のワイヤレス通信のための、いくつかの呼フロー202、232、262を示す。AP105-aおよびSTA/P2P GOデバイス110-b-1は、第1のWLANネットワーク(図1の第1のWLANネットワーク125など)に接続されることがあり、それぞれ、図1のAP105およびSTA/P2P GOデバイス110-a-1の態様の例であることがある。同様に、STA/P2P GOデバイス110-b-1およびSTA/P2P GOデバイス110-b-1のクライアントデバイス110-b-2、110-b-3は、第2のP2P WLANネットワーク(図1の第2のWLANネットワーク130など)に接続されることがあり、それぞれ、図1のSTA/P2P GOデバイス110-a-1およびクライアントデバイス110-a-2、110-a-3の態様の例であることがある。図2に示されるように、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、AP105-aに対するSTA機能と、P2P GOデバイス110-b-1のクライアントデバイス110-b-2、110-b-3に対するP2P GO機能との両方を有するものと見なされることがある。
図2に示される第1の呼フロー202において、P2Pプロトコルをサポートする少なくとも1つのP2Pクライアントデバイス110-b-2は、STA/P2P GOデバイス110-b-1とワイヤレスに結合されるが、レガシークライアントデバイス110-b-3は、STA/P2P GOデバイス110-b-1とワイヤレスに結合されない。この構成では、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、P2Pクライアントデバイス110-b-2に対するP2P GOの役割を実行する際に、205においてビーコンをP2Pクライアントデバイス110-b-2に送信してもよく、このビーコンは、様々なタイミング情報ならびに他の制御パラメータおよび構成パラメータを含む標準的なWLANビーコンであってもよい。205において、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、(たとえば、MCC動作モードでAP105-aと通信することによって)P2Pクライアントデバイス110-b-2に対して利用不可能であることを考慮しないので、205において送信されるビーコンは、今後の不在期間を示すものを何ら含まないことがある。210において、P2Pクライアントデバイス110-b-2は、205において送信されたビーコン中のパラメータに基づいて、STA/P2P GOデバイス110-b-1とのP2Pワイヤレス通信リンク(たとえば、図1の135)を開始する。
何らかのより後の時点において、STA/P2P GOデバイス110-b-1は215において、AP105-aとのSTA接続(たとえば、MCC動作のための)を準備することを開始する。それに従って、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、STA接続に対応する不在期間を特定し、220においてビーコンフレーム中のP2P NoAをP2Pクライアントデバイス110-b-2に送信し、P2P NoAは特定された不在期間を示す。次いで、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、MCC動作モードでAP105-aと通信するために、225においてSTAチャネルに切り替えることができる。MCC動作モードに対応するP2P NoAにおいて示される不在期間の間、P2Pクライアントデバイス110-b-2は、P2Pチャネルを使用するSTA/P2P GOデバイス110-b-1にデータを送信しないことによって、230においてP2P NoAを受け入れる。P2Pクライアントデバイス110-b-2はまた、たとえば電力を節約するために、P2P NoAにおいて示される不在期間に基づいて、230において低電力モードに入ってもよい。図2には示されていないが、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、STA/P2P GOデバイス110-b-1がAP105-aとのSTA/MCC接続を考慮する限り、WLANビーコンフレームにおいてP2P NoAを送信し続けてもよい。MCC動作モードにおけるSTAとしてのAP 105-aとの通信がもはや必要ではない場合、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、今後のビーコンにP2P NoAを含めるのを止めてもよく、P2Pクライアントデバイスは、いずれの不在期間も受け入れる必要なく動作を続けてもよい。
図2に示される第2の呼フロー232において、P2Pプロトコルをサポートしない少なくとも1つのレガシークライアントデバイス110-b-3は、STA/P2P GOデバイス110-b-1とワイヤレスに結合されるが、P2Pクライアントデバイス110-b-2は、STA/P2P GOデバイス110-b-1とワイヤレスに結合されない。この構成では、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、レガシークライアントデバイス110-b-3に対するソフトAPの役割を実行する際に、235においてビーコンをレガシークライアントデバイス110-b-3に送信してもよく、このビーコンは、様々なタイミング情報ならびに他の制御パラメータおよび構成パラメータを含む標準的なWLANビーコンであってもよい。235において、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、(たとえば、MCC動作モードでAP105-aと通信することによって)レガシークライアントデバイス110-b-3に対して利用不可能であることを考慮しないので、235において送信されるビーコンは、今後の不在期間を示すものを何ら含まないことがある。240において、レガシークライアントデバイス110-b-3は、235において送信されたビーコン中のパラメータに基づいて、STA/P2P GOデバイス110-b-1とのレガシーワイヤレス通信リンク(たとえば、図1の135)を直接開始し、レガシークライアントデバイス110-b-3がP2P GOデバイス110-b-1に対する局(STA)として働き、今度はP2P GOデバイス110-b-1がレガシークライアントデバイス110-b-3に対するソフトAPとして働く。
何らかのより後の時点において、STA/P2P GOデバイス110-b-1は245において、AP105-aとのSTA接続(たとえば、MCC動作のための)を準備することを開始する。STA/P2P GOデバイス110-b-1はそれに従って、AP105-aへのSTA/P2P GOデバイスのSTA接続に対応する不在期間を特定し、250において、ビーコンフレームにおいて不在期間を示す情報要素(本明細書では「ミュートIE」と呼ばれることがある)をレガシークライアントデバイス110-b-3に送信する。次いで、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、MCC動作モードでAP105-aと通信するために、255においてSTAチャネルに切り替えることができる。MCC動作モードに対応するミュートIEにおいて示される不在期間の間、レガシークライアントデバイス110-b-3は、そうされなければSTA/P2P GOデバイス110-b-1およびレガシークライアントデバイス110-b-3をワイヤレスに結合するP2Pチャネルを使用するSTA/P2P GOデバイス110-b-1にデータを送信しないことによって、260においてミュートIEを受け入れる。レガシークライアントデバイス110-b-3はまた、たとえば電力を節約するために、ミュートIEにおいて示される不在期間に部分的に基づいて、260において低電力モードに入ってもよい。図2には示されていないが、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、STA/P2P GOデバイス110-b-1がAP105-aとのSTA/MCC接続を考慮する限り、WLANビーコンフレームにおいてミュートIEを送信し続けてもよい。MCC動作モードにおけるSTAとしてのAP 105-aとの通信がもはや必要ではない場合、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、今後のビーコンにミュートIEを含めるのを止めてもよく、レガシークライアントデバイスは、いずれの不在期間も受け入れる必要なく動作を続けてもよい。
図2に示される第3の呼フロー262において、P2Pプロトコルをサポートする少なくとも1つのP2Pクライアントデバイス110-b-2は、STA/P2P GOデバイス110-b-1とワイヤレスに結合され、P2Pプロトコルをサポートしない少なくとも1つのレガシークライアントデバイス110-b-3もまた、STA/P2P GOデバイス110-b-1とワイヤレスに結合される。この構成では、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、レガシークライアントデバイス110-b-3に対するソフトAPの役割およびP2Pクライアントデバイス110-b-2に対するP2P GOの役割を実行する際に、265においてビーコンをP2Pクライアントデバイス110-b-2およびレガシークライアントデバイス110-b-3に送信してもよく、このビーコンは、様々なタイミング情報ならびに他の制御パラメータおよび構成パラメータを含む標準的なWLANビーコンであってもよい。265において、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、(たとえば、MCC動作モードでAP105-aと通信することによって)P2Pクライアントデバイス110-b-2またはレガシークライアントデバイス110-b-3に対して利用不可能であることを考慮しないので、265において送信されるビーコンは、今後の不在期間を示すものを何ら含まないことがある。270において、P2Pクライアントデバイス110-b-2は、265において送信されたビーコン中のパラメータに部分的に基づいて、STA/P2P GOデバイス110-b-1とのP2Pワイヤレス通信リンクを開始する。同様に、275において、レガシークライアントデバイス110-b-3はまた、265において送信されたビーコン中のパラメータに部分的に基づいて、STA/P2P GOデバイス110-b-1とのレガシーワイヤレス通信リンク(たとえば、図1の135)を直接開始する。
何らかのより後の時点において、STA/P2P GOデバイス110-b-1は280において、AP105-aとのSTA接続(たとえば、MCC動作のための)を準備することを開始する。STA/P2P GOデバイス110-b-1はそれに従って、STA接続に対応する不在期間を特定し、285においてビーコンフレームをP2Pクライアントデバイス110-b-2およびレガシークライアントデバイス110-b-3に送信し、ビーコンフレームは特定された不在期間を示すP2P NoAと不在期間を示すミュートIDとの両方を含む。次いで、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、MCC動作モードでAP105-aと通信するために、290においてSTAチャネルに切り替えることができる。MCC動作モードに対応するP2P NoAおよびミュートIEにおいて示される不在期間の間、P2Pクライアントデバイス110-b-2とレガシークライアントデバイス110-b-3の両方が、STA/P2P GOデバイス110-b-1にデータを送信しないことによって、295において不在期間を受け入れる。P2Pクライアントデバイス110-b-2およびレガシークライアントデバイス110-b-3は各々、たとえば電力を節約するために、P2P NoA/ミュートIEにおいて示される不在期間に基づいて、295において低電力モードに入ってもよい。図2には示されていないが、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、STA/P2P GOデバイス110-b-1がAP105-aとのSTA/MCC接続を考慮する限り、WLANビーコンフレームにおいてP2P NoAおよびミュートIEを送信し続けてもよい。MCC動作モードにおけるSTAとしてのAP 105-aとの通信がもはや必要ではない場合、STA/P2P GOデバイス110-b-1は、今後のビーコンにP2P NoAおよびミュートIEを含めるのを止めてもよく、P2Pクライアントデバイスおよびレガシークライアントデバイスは、いずれの不在期間も受け入れる必要なく動作を続けてもよい。
図2は、STA/P2P GOデバイス110-b-1によるAP105-aとのSTA接続を示すが、STA/P2P GOデバイス110-b-1がSTA/P2P GOデバイス110-b-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3に対して利用不可能であることがある、チャネルスキャン動作などの他の動作も(上で説明されたように)考慮される。また、図2はWLANビーコンにおけるP2P NoAまたはミュートIEの送信を示すが、上で言及されたように、P2P NoAまたはミュートIEが追加で、または代替的にプローブ応答フレームにおいて送信されることがあることも、理解されるだろう。
図3は、様々な例による、STA/P2P GOデバイス110-c-1、従来のAP(図3には示されない)、P2P GOデバイス110-c-1とワイヤレスに結合されるP2Pクライアントデバイス110-c-2、およびP2P GOデバイス110-c-1とワイヤレスに結合されるレガシークライアントデバイス110-c-3との間のワイヤレス通信のための、タイミングブロック図300を示す。APおよびSTA/P2P GOデバイス110-c-1は、第1のWLANネットワーク(図1の第1のWLANネットワーク125など)に接続されることがあり、図1および図2のそれぞれのデバイスの態様の例であることがある。同様に、STA/P2P GOデバイス110-c-1およびSTA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3は、第2のP2P WLANネットワーク(図1の第2のWLANネットワーク130など)に接続されることがあり、図1および図2のそれぞれのデバイスの態様の例であることがある。図3に示されるように、STA/P2P GOデバイス110-c-1は、APに対するSTA機能と、STA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3に対するP2P GO機能およびソフトAP機能との両方を有するものと見なされることがある。
図3は、2つの異なるワイヤレスアクセスチャネル305、310と、デバイス110-c-1、110-c-2、110-c-3のいずれが4つの連続する時間期間315、320、325、330の間に2つのチャネル305、310においてアクティブであるかとを示す。第1のチャネル305は、STA/P2P GOデバイス110-c-1と従来のAP(図3には示されていないが、たとえば、図1または図2に示されるAP105、105-aの1つであってもよい)との間のMCC通信のためのものである場合がある。第2のチャネル310は、図3に示されるデバイス110-c-1、110-c-2、110-c-3との間の直接のP2Pワイヤレスリンクのためのものである場合がある。いくつかの実施形態では、第1のチャネル305または第2のチャネル310のいずれかまたは両方が、2.4GHzの無線帯域中にあることがあり、第1のチャネル305および第2のチャネル310の周波数帯域は、全体または一部が、重複していることもしていないこともある。
図3はまた、2つの異なるビーコン335、340を示す。上で説明されたように、1つのビーコン335が、STA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3へと第2のチャネル310を使用してSTA/P2P GOデバイス110-c-1によって送信され、不在通知(NoA)またはミュートIEの一方または両方を含んでもよい。STA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3へSTA/P2P GOデバイス110-c-1によって送信されるこの第1のビーコン335は、STA/P2P GOデバイス110-c-1がSTA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3と通信するが従来のAPとは通信しないアクティブ期間の間に送信されてもよい。他のビーコン340は、従来のAPによって送信され、第1のチャネル305を使用してSTA/P2P GOデバイス110-c-1によって受信される。この他のビーコン340は、STA/P2P GOデバイス110-c-1が従来のAPと通信する期間の間に従来のAPによって送信されてもよいが、STA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3と通信しない。
ここで特定の時間期間315、320、325、330を見ると、図3に示されるタイミング図300がより詳細に説明される。第1の時間期間315の間に、STA/P2P GOデバイス110-c-1は、STA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3と通信する(たとえば、それらからデータを受信し、それらへデータを送信する)ことがあり、クライアントデバイス110-c-2、110-c-3は、少なくとも1つのP2Pクライアントデバイス110-c-2、少なくとも1つのレガシークライアントデバイス110-c-3、または両方を含んでもよい。STA/P2P GOデバイス110-c-1は、直接のWLAN通信リンクを使用してクライアントデバイス110-c-2、110-c-3と通信することがあるので、従来のAPを介してSTA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3と通信しないことがある。したがって、図3に示されるように、STA/P2P GOデバイス110-c-1は、第1の時間期間315の間に第2のチャネル310上で利用可能であり、クライアントデバイス110-c-2、110-c-3の一方または両方が、第2のチャネル310を使用してSTA/P2P GOデバイス110-c-1とアクティブに通信することがある。STA/P2P GOデバイス110-c-1はSTA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3に対してAP様のP2P GO機能を提供するので、STA/P2P GOデバイス110-c-1は、第1の時間期間315の間に、ビーコン335をSTA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3に送信することがある。ビーコン335は、タイミング情報を含む、いくつかの異なる構成または制御の特性を含んでもよい。たとえば、上で説明されたように、ビーコン335は、少なくとも1つのP2Pクライアントデバイス110-c-2がSTA/P2P GOデバイス110-c-1とワイヤレスに結合される場合、1つまたは複数の今後の不在期間(たとえば、第2の時間期間320、第4の時間期間330、または両方)を示すP2P NoAを含んでもよい。同様に、ビーコン335は、少なくとも1つのレガシークライアントデバイス110-c-3がSTA/P2P GOデバイス110-c-1とワイヤレスに結合される場合、1つまたは複数の今後の不在期間(たとえば、第2の時間期間320、第4の時間期間330、または両方)を示すミュートIEを含んでもよい。図3にも示されるように、STA/P2P GOデバイス110-c-1は、第1の時間期間315の間、第1のチャネル305および従来のAPに関して非アクティブである。
第2の時間期間320の間、STA/P2P GOデバイス110-c-1は、第1のチャネル305を使用して従来のAPとアクティブに通信する(たとえば、それからデータを受信し、またはそれにデータを送信する)ことがあり、STA/P2P GOデバイス110-c-1は従来のAPに対する局(STA)として働く。しかしながら、この時間の間、STA/P2P GOデバイス110-c-1は、STA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3と通信するのに利用不可能であることがある。したがって、図3にも示されるように、STA/P2P GOデバイス110-c-1は、第2の時間期間320の間、STA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3および第2のチャネル310に関して利用不可能であり、または不在であり、クライアントデバイス110-c-2、110-c-3は、第1の時間期間315の間、ビーコン335において受信されるそれぞれのNoAまたはミュートIEによって引き起こされる低電力モードにある場合がある。また、STA/P2P GOデバイス110-c-1が従来のAPに対するSTAとして働くので、STA/P2P GOデバイス110-c-1は、第2の時間期間320の間、従来のAPからビーコン340を受信することがある。ビーコン340は、タイミング情報を含む、いくつかの異なる構成または制御の特性を含んでもよい。
図3の第3の時間期間325は、STA/P2P GOデバイス110-c-1が第2のチャネル310を使用するSTA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3と通信するのに利用可能であるが、第1のチャネル305を使用する従来のAPに関して非アクティブであるという点で、第1の時間期間315と実質的に同様である場合がある。図3の第4の時間期間330は、STA/P2P GOデバイス110-c-1が第1のチャネル305を使用する従来のAPとアクティブに通信するのに利用可能であるが、STA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3に関して利用不可能であり、または不在であるという点で、第2の時間期間320と実質的に同様である場合がある。この方式で、図3は、(第2の時間期間320および第4の時間期間330の間の)MCC動作モードと(第1の時間期間315および第3の時間期間325の間の)P2P動作モードとを切り替える、STA/P2P GOデバイス110-c-1の繰返しパターンを示す。
図4は、本開示の様々な態様による、1つまたは複数の不在期間を示す、本明細書においてミュートIE405と呼ばれることがある情報要素(IE)405のブロック図を示す。ミュートIE405は、P2P GOデバイス(たとえば、図1のデバイス110-a-1、図2のデバイス110-b-1、図3のデバイス110-c-1など)がレガシークライアントデバイス(たとえば、図1のデバイス110-a-3、図2の110-b-3、図3の110-c-3など)と通信するのに利用不可能になるであろう今後の不在期間をレガシークライアントデバイスに知らせるために、レガシーワイヤレスビーコン(たとえば、図2のビーコン235、265、図3のビーコン335など)において、レガシークライアントデバイスへP2P GOデバイスによって送信されてもよい。
図4に示されるように、ミュートIE405は、ヘッダ410、時間長パラメータ415、間隔パラメータ420、および開始時間パラメータ425を含んでもよい。ヘッダ410は、ミュートIE405を受信するデバイスが、ミュートIEに含まれる情報を復号して考慮する必要があるかどうかを決定できるように、(別のタイプのIEと比較して)ミュートIEであるものとしてIEを特定してもよい。いくつかの実施形態では、ヘッダ410は、ミュートIE405の長さも示してもよい。時間長パラメータ415は単一の不在期間の時間長を示すことがあるが、間隔パラメータ420は(もしあれば)単一のビーコン間隔中の連続する不在期間の間の間隔を示すことがあり、開始時間パラメータ425はミュートIEが送信されたビーコンに後続する第1の不在期間の開始時間を示すことがある。いくつかの実施形態では、ミュートIE405およびその様々なフィールド410、415、420、425は、P2P NoAと同様の不在期間タイミング情報を含むことがあり、これらの実施形態では、P2P GOは、異なるシグナリング機構を使用して異なるデバイスに同様の不在期間情報を通信することが可能であることがあり、このことは、P2P GOデバイスとSTA/P2P GOデバイス110-c-1のクライアントデバイス110-c-2、110-c-3との間の不一致を減らし、全体的な協調を改善することがある。
いくつかの実施形態では、ミュートIE405は、P2Pクライアントデバイス(たとえば、図1のデバイス110-a-2、図2の110-b-2、図3の110-c-2など)によって復号されないことがある。たとえば、ミュートIE405は、P2Pクライアントデバイスによって使用されるものとは異なるリソース(たとえば、時間または周波数)を使用してミュートIEが送信されるので、P2Pクライアントデバイスによって復号不可能であることがある。別の例として、ミュートIEのヘッダ410は、P2Pクライアントデバイスが特定のタイプのIEを復号する必要がないことをP2Pクライアントデバイスに示すことがあり、もしくは、特定のタイプのIEを復号しないようにクライアントデバイスに指示することがあり、または、ヘッダ410は、P2Pクライアントデバイスと関連付けられる既知のIEタイプのIEインデックスに含まれないことがある。しかしながら、P2Pクライアントデバイスは、P2P GOデバイスから受信されるP2P NoAにおいて示される不在情報を受信し、復号し、考慮するように構成されてもよい。一方で、レガシーワイヤレスクライアント(たとえば、図1のデバイス110-a-3、図2の110-b-3、図3の110-c-3など)が、ミュートIEにおいて示される不在情報を考慮するためにミュートIE405を受信して復号することがあるが、P2P GOデバイスから受信されるP2P NoAを復号または理解することが可能ではないことがある。このようにして、P2Pクライアントデバイスは、P2P NoAを復号して考慮するだけであることがあるが、非P2Pレガシークライアントデバイスは、ミュートIEを復号して考慮するだけであることがあり、これは、P2Pデバイスと非P2Pのレガシーデバイスの両方において電力の節約をもたらすことがある。また、P2Pクライアントデバイスと非P2Pのレガシークライアントデバイスの各々が、P2P NoAとミュートIEのいずれかからのタイミング情報を考慮する(たとえば、実装する)だけであることがあるので、P2Pデバイスと非P2Pのレガシーデバイスは、P2P NoAまたはミュートIEのどちらに従うべきかについて混乱しないことがあり、これは、P2Pデバイスまたは非P2PのレガシーデバイスがP2P NoAとミュートIEの両方を復号した場合に起こることがある。
図5は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス110-dのブロック図500を示す。デバイス110-dは、図1〜図4を参照して上で説明されたデバイス110、110-a-1、110-a-2、110-a-3、110-b-1、110-b-2、110-b-3、110-c-1、110-c-2、110-c-3の態様の例であってもよい。デバイス110-dは、レシーバ505、WLANマネージャ510、およびトランスミッタ515を含んでもよい。デバイス110-dはまた、プロセッサ(図示せず)であるか、またはそれを含んでもよい。これらの構成要素の各々は、互いと通信していることがある。デバイス110-dは、レシーバ505、WLANマネージャ510、およびトランスミッタ520を通じて、本明細書において説明される機能を実行するように構成されてもよい。
デバイス110-dの構成要素は、適用可能な機能の一部またはすべてをハードウェアで実行するように適合された、特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個別にまたは集合的に実装されてもよい。代替的に、機能は、集積回路上の他の処理ユニット(またはコア)によって実行されてもよい。他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされることがある他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用されてもよい。各構成要素の機能はまた、全体的または部分的に、汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ内で具体化された命令を用いて実装されてもよい。
レシーバ505は、パケット、ユーザデータ、または、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネルなど)と関連付けられる制御情報などの情報を受信してもよい。レシーバ505は、デバイス110-eが、P2P GOとワイヤレスに結合されるP2Pクライアントデバイスである、または、P2P GOとワイヤレスに結合されるレガシークライアントデバイスである、デバイス110-eの実施形態にあるときに、P2P NoAまたはミュートIEを受信するように構成されてもよい。情報は、WLANマネージャ510に、およびデバイス110-dの他の構成要素に渡されてもよい。
WLANマネージャ510は、従来のAP-STA WLANネットワーク、P2P WLANネットワーク、または両方である場合があるWLANネットワークへのデバイス110-dの参加を管理するように構成されてもよい。デバイス110-eがP2P GOである実施形態では、WLANマネージャ510は、P2P GOがP2P GOとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスからの送信を受信するのに利用不可能である不在期間を特定し、P2P GOデバイスとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスがP2PプロトコルをサポートするP2Pクライアントデバイスを含む場合に、不在期間を示すP2P不在通知(NoA)を送信し、P2P GOデバイスとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスがP2Pプロトコルをサポートしないレガシークライアントデバイスを含む場合に、不在期間を示す情報要素(IE)(ミュートIEと呼ばれることがある)を含むレガシーワイヤレスビーコンを送信するように構成されてもよい。デバイス110-eがP2P GOとワイヤレスに結合されるP2Pクライアントデバイスである実施形態では、WLANマネージャ510は、P2P GOがP2Pクライアントデバイスからの送信を受信するのに利用不可能である不在期間を示すP2P NoAを受信して復号するように構成されることがあり、レガシークライアントデバイスに宛てられるあらゆるミュートIEを復号しないようにさらに構成されることがある。デバイス110-eがP2P GOとワイヤレスに結合されるレガシークライアントデバイスである実施形態では、WLANマネージャ510は、P2P GOがレガシークライアントデバイスからの送信を受信するのに利用不可能である不在期間を示すミュートIEを受信して復号するように構成されることがあり、P2Pクライアントデバイスに宛てられるあらゆるNoAを復号しないようにさらに構成されることがある。
トランスミッタ515は、ユーザデータ、制御データなどを含む、デバイス110-dの他の構成要素から受信された信号を送信してもよい。トランスミッタ515は、たとえば、デバイス110-dがP2P GOデバイスであるとき、本明細書において説明されるように、ミュートIEまたはP2P NoAをクライアントデバイスに送信するように構成されてもよい。いくつかの例では、トランスミッタ515は、トランシーバにおいてレシーバ505と併置されてもよい。いくつかの実施形態では、トランスミッタ515およびレシーバ505は、2.4GHzの無線帯域を使用して通信する(たとえば、データを受信および送信する)ように構成されてもよいが、他の実施形態では、異なる周波数帯域も企図される。
図6は、様々な例による、ワイヤレス通信において使用されるデバイス110-eのブロック図600を示す。デバイス110-eは、P2P GOデバイスであってもよく、図5を参照して上で説明されたデバイス110-dの態様の例であってもよい。デバイス110-eはまた、図1〜図4を参照して上で説明されたP2P GOデバイス110-a-1、110-b-1、110-c-1の例でもあってもよい。デバイス110-eは、図5に示されるデバイス110-dの対応する構成要素の例であってもよい、レシーバ505-a、WLANマネージャ510-a、およびトランスミッタ515-aを含んでもよい。図6に示されるデバイス110-eはまた、プロセッサ(図示せず)を含んでもよい。これらの構成要素の各々は、互いと通信していることがある。WLANマネージャ510-aは、P2P GOコントローラ605、ネットワークモニタ625、および不在期間指示生成器630を含んでもよい。P2P GOコントローラ605はさらに、APコーディネータ610、P2Pクライアントデバイスコーディネータ615、およびレガシークライアントデバイスコーディネータ620を含んでもよい。レシーバ505-aおよびトランスミッタ515-aは、それぞれ図5のレシーバ505およびトランスミッタ515の機能を実行してもよい。
上で言及されたように、WLANマネージャ510-aは、P2P GOデバイス110-eがP2P GOデバイス110-eとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスからの送信を受信するのに利用不可能である不在期間を特定し、P2P GOデバイス110-eとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスがP2PプロトコルをサポートするP2Pクライアントデバイスを含む場合に、不在期間を示すP2P不在通知(NoA)を送信し、P2P GOデバイス110-eとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスがP2Pプロトコルをサポートしないレガシークライアントデバイスを含む場合に、不在期間を示す情報要素(IE)(ミュートIEと呼ばれることがある)を含むレガシーワイヤレスビーコンを送信するように構成されてもよい。このようにして(すなわち、P2P NoA、ミュートIE、または両方を送信することによって)、P2P GOデバイス110-eのWLANマネージャ510-aは、P2P GOデバイス110-eとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスが、P2P NoAまたはミュートIEまたは両方に少なくとも部分的に基づいて、特定された不在期間の間に(たとえば、データをP2P GOデバイス110-eに送信するために)ワイヤレス通信チャネルにアクセスするのを禁止してもよい。同様に、このようにして(すなわち、P2P NoA、ミュートIE、または両方を送信することによって)、P2P GOデバイス110-eのWLANマネージャ510-aは、P2P NoAまたはミュートIEまたは両方に少なくとも部分的に基づいて、特定された不在期間の間にレガシークライアントデバイスおよびP2Pクライアントデバイスの低電力動作モードを引き起こしてもよい。
P2P GOコントローラ605は、P2P GOデバイス110-eとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスからの送信をP2P GOデバイス110-eが受信するのに利用不可能である不在期間を、クライアントデバイスがP2Pクライアントデバイスであるかレガシークライアントデバイスであるかにかかわらず特定するように構成されてもよい。
APコーディネータ610は、図1〜図3を参照して上で説明されたように、P2P GOデバイス110-eと従来のAPとの間の通信を調整するように構成されてもよい。たとえば、APコーディネータ610は、P2P GOデバイス110-eに、特定された不在期間の間にマルチチャネル同時(MCC)動作モードで従来のAPと(レシーバ505-aおよびトランスミッタ515-aを介して)通信させるように構成されてもよい。P2P GOデバイス110-eとAPとの間で通信するために使用される周波数帯域は、P2P GOデバイス110-eとそれに結合される任意のクライアントデバイスとの間で通信するために使用される周波数帯域と少なくとも部分的に重複することがある。
P2Pクライアントデバイスコーディネータ615は、P2Pプロトコルをサポートする少なくとも1つのP2PクライアントデバイスがP2P GOデバイス110-eとワイヤレスに結合される場合、P2P GOデバイス110-eによる送信のためにP2P不在通知(NoA)を提供するように構成されることがあり、P2P NoAはP2P GOコントローラ605によって特定される不在期間を示す。レガシークライアントデバイスコーディネータ620は、P2Pプロトコルをサポートしない少なくとも1つのレガシークライアントデバイスがP2P GOデバイス110-eとワイヤレスに結合される場合、P2P GOデバイス110-eによる送信のために本明細書において説明されるミュートIEなどの情報要素(IE)を含むレガシーワイヤレスビーコンを提供するように構成されることがあり、このIEはP2P GOコントローラ605によって特定される不在期間を示す。
ネットワークモニタ625は、P2P GOデバイス110-eと関連付けられる1つまたは複数のWLANネットワークを監視するように構成されてもよい。たとえば、一実施形態では、ネットワークモニタ625は、P2P GOコントローラ605によって特定された不在期間の間にチャネルのスキャンを実行するように構成されてもよい。別の実施形態では、ネットワークモニタ625は、本明細書において説明されるようなミュートIEを含んでもよいプローブ応答フレームを(監視されるネットワーク条件または要求に応答して)送信してもよい。
不在期間指示生成器630は、P2P GOコントローラ605によって特定される不在期間の1つまたはいくつかの異なる指示を生成するように構成されてもよい。不在期間指示生成器630は、上で説明されたように、どのタイプのクライアントデバイスがP2P GOデバイス110-eとワイヤレスに結合されるかに少なくとも部分的に基づいて、特定のタイプの不在期間指示を生成してもよい。たとえば、不在期間指示生成器630は、1つまたは複数のP2P対応クライアントデバイスがP2P GOデバイス110-eと結合されるときにP2P NoAを生成することがあり、P2P対応ではない1つまたは複数のレガシークライアントデバイスがP2P GOデバイス110-eと結合されるときにミュートIEを生成することがある。図4を参照して上で説明されたように、不在期間指示生成器630によって生成されるミュートIEは、たとえば、ヘッダ、特定される不在期間の開始時間、特定される不在期間の時間長、および(もしあれば)連続する不在期間の間の間隔を含んでもよい。
図6をさらに参照すると、いくつかの実施形態では、トランスミッタ515-aは、P2P GOデバイス110-eから1つまたは複数のクライアントデバイスへ、WLANビーコンフレームにおいてP2P NoA、ミュートIE、またはP2P NoAとミュートIEの両方を送信するように構成されてもよい。さらに、トランスミッタ515-aは、P2P GOデバイス110-eがP2P対応クライアントデバイス、レガシーのP2P非対応クライアントデバイス、または両方と通信するのに利用可能であるアクティブ期間の間、P2P NoA、ミュートIE、またはP2P NoAとミュートIEの両方を送信するように構成されてもよい。
図7は、様々な例による、ワイヤレス通信において使用されるデバイス110-fのブロック図700を示す。デバイス110-fは、P2Pクライアントデバイスであってもよく、図5を参照して上で説明されたデバイス110-dの態様の例であってもよい。デバイス110-fはまた、図1〜図4を参照して上で説明されたP2Pクライアントデバイス110-a-2、110-b-2、110-c-2の例でもあってもよい。デバイス115-fは、図5に示されるデバイス110-dの対応する構成要素の例であり得る、レシーバ505-b、WLANマネージャ510-b、およびトランスミッタ515-bを含んでもよい。図7に示されるデバイス110-fはまた、プロセッサ(図示せず)を含んでもよい。これらの構成要素の各々は、互いと通信していることがある。WLANマネージャ510-bは、P2Pクライアントデコーダ705、P2Pクライアントコントローラ710、およびP2Pクライアント低電力マネージャ715を含んでもよい。レシーバ505-bおよびトランスミッタ515-bは、それぞれ図5のレシーバ505およびトランスミッタ515の機能を実行してもよい。
上で言及されたように、WLANマネージャ510-bは、P2P GOがP2Pクライアントデバイス110-fからの送信を受信するのに利用不可能である不在期間を示すP2P NoAを受信して復号するように構成されることがあり、レガシークライアントデバイスに宛てられるあらゆるミュートIEを復号しないようにさらに構成されることがある。
P2Pクライアントデコーダ705は、動作の間にP2P GOによって送信されるP2P NoAを受信して復号するように構成されることがあり、P2P NoAは、P2P GOがP2Pクライアントデバイス110-fからの送信を受信するのに利用不可能である不在期間を示す。しかしながら、P2Pクライアントデコーダ705は、レガシークライアントデバイスに対して不在期間を示す、P2P GOによってやはり送信されることがあるミュートIEを受信するように構成されないことがあり、またはそれを復号するように構成されないことがある。このようにして、P2Pクライアントデコーダ705は、P2P GOと関連付けられる今後の不在期間の単一の指示を復号するだけであるように構成されてもよい。
P2Pクライアントコントローラ710は、受信されたP2P NoAに基づいてP2Pクライアントデコーダ705によって特定される不在期間の間にP2Pクライアントデバイス110-fがワイヤレス通信チャネルにアクセスするのを防ぐことを含む、P2P GOとのP2Pクライアントデバイス110-fの対話を制御するように構成されてもよい。P2Pクライアントコントローラ710は、P2Pクライアントデバイス110-fが不在期間の間にワイヤレス通信チャネルにアクセスするのを防ぐことがあり、それは、P2Pクライアントコントローラ710が、特定された不在期間の間にチャネルにアクセスするのを禁止するものとして、P2P NoAを解釈することがあるからである。
P2Pクライアント低電力マネージャ715は、P2P NoAにおいて特定される不在期間の間、P2Pクライアントデバイス110-fに低電力モード(節電モード、休眠モード、スリープモードなどとも呼ばれることがある)へ入らせるように構成されてもよい。
図8は、様々な例による、ワイヤレス通信において使用されるデバイス110-gのブロック図800を示す。デバイス110-gは、レガシークライアントデバイスであることがあり、図5を参照して上で説明されたデバイス110-dの態様の例であってもよい。デバイス110-gはまた、図1〜図4を参照して上で説明されたレガシークライアントデバイス110-a-3、110-b-3、110-c-3の例でもあってもよい。デバイス115-gは、図5に示されるデバイス110-dの対応する構成要素の例であり得る、レシーバ505-c、WLANマネージャ510-c、およびトランスミッタ515-cを含んでもよい。図8に示されるデバイス110-gはまた、プロセッサ(図示せず)を含んでもよい。これらの構成要素の各々は、互いと通信していることがある。WLANマネージャ510-cは、レガシーWLANクライアントデコーダ805、レガシーWLANクライアントコントローラ810、およびレガシーWLANクライアント低電力マネージャ815を含んでもよい。レシーバ505-cおよびトランスミッタ515-cは、それぞれ図5のレシーバ505およびトランスミッタ515の機能を実行してもよい。
上で言及されたように、WLANマネージャ510-cは、P2P GOデバイスがレガシークライアントデバイス110-gからの送信を受信するのに利用不可能である不在期間を示すミュートIEを受信して復号するように構成されることがあり、P2Pクライアントデバイスに宛てられるあらゆるNoAを復号しないようにさらに構成されることがある。
上で説明されたように、レガシーWLANクライアントデコーダ805は、動作の間にP2P GOによって送信されるミュートIEを受信して復号するように構成されることがあり、ミュートIEは、P2P GOがレガシークライアントデバイス110-gからの送信を受信するのに利用不可能となるであろう不在期間を示す。しかしながら、レガシーWLANクライアントデコーダ805は、P2P対応クライアントデバイスに対して不在期間を示す、P2P GOによってやはり送信されることがあるP2P NoAを、受信するように構成されないことがあり、または、それを復号するように構成されないことがある。このようにして、レガシーWLANクライアントデコーダ805は、P2P GOと関連付けられる今後の不在期間の単一の指示を復号するだけであるように構成されてもよい。
レガシーWLANクライアントコントローラ810は、受信されたミュートIEに基づいてレガシーWLANクライアントデコーダ805によって特定される不在期間の間にレガシークライアントデバイス110-gがワイヤレス通信チャネルにアクセスするのを防ぐことを含む、P2P GOとのレガシークライアントデバイス110-gの対話を制御するように構成されてもよい。レガシーWLANクライアントコントローラ810は、P2Pクライアントデバイス110-gが不在期間の間にワイヤレス通信チャネルにアクセスするのを防ぐことがあり、それは、レガシーWLANクライアントコントローラ810が、特定された不在期間の間にチャネルにアクセスするのを禁止するものとして、ミュートIEを解釈することがあるからである。
レガシーWLANクライアント低電力マネージャ815は、ミュートIEにおいて特定される不在期間の間、レガシークライアントデバイス110-gに低電力モード(節電モード、休眠モード、スリープモードなどとも呼ばれることがある)へ入らせるように構成されてもよい。
図9を見ると、ワイヤレス通信システムにおいて使用するためのP2P GOデバイス110-h-1を示す図900が示されている。P2P GOデバイス110-h-1は、様々な他の構成を有することがあり、パーソナルコンピュータ(たとえば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、スマートフォンなどの携帯電話、PDA、デジタルビデオレコーダ(DVR)、インターネットアプライアンス、ゲームコンソール、電子リーダなどに含まれるか、またはその一部であることがある。P2P GOデバイス110-h-1は、モバイル動作を容易にするために、小型バッテリーなどの内部電源(図示せず)を有してもよい。P2P GOデバイス110-h-1は、図1〜図4および図6を参照して上で説明されたP2P GOデバイス110-a-1、110-b-1、110-c-1、110-eの態様の例であることがあり、図5を参照して上で説明されたデバイス110-dの態様の例であることもある。
P2P GOデバイス110-h-1は、プロセッサ910、メモリ920、トランシーバ940、アンテナ950、P2P GOコントローラ605-a、および不在期間指示生成器630-aを含んでもよい。P2P GOコントローラ605-aおよび不在期間指示生成器630-aは、図6に示されるP2P GOデバイスの中のそれぞれの構成要素の態様の例であってもよい。これらの構成要素の各々は、少なくとも1つのバス905上で、互いに、直接または間接的に通信していることがある。
メモリ920は、RAMまたはROMを含んでもよい。メモリ920は、実行されると、プロセッサ910に、本明細書において説明される様々な機能を実行させるように構成される命令を含むコンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード925を記憶してもよい。代替的に、ソフトウェアコード925は、プロセッサ910によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)デバイスに本明細書において説明される機能を実行させるように構成されてもよい。
プロセッサ910は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含んでもよい。プロセッサ910は、トランシーバ940を介して受信される情報、または、アンテナ950を通じた送信のためにトランシーバ940に送信されるべき情報を処理してもよい。プロセッサ910は、本明細書において説明される様々な動作を、単独で、またはP2P GOデバイス110-h-1の他の構成要素とともに扱ってもよい。
トランシーバ940は、従来のAP105-b、P2Pクライアントデバイス110-h-2、およびレガシークライアントデバイス110-h-3と双方向に通信するように構成されることがあり、これらは、上で説明された、それぞれのAP105、105-a、P2Pクライアントデバイス110-a-2、110-b-2、110-c-2、110-f、およびレガシークライアントデバイス110-a-3、110-b-3、110-c-3、110-gの例であってもよい。いくつかの実施形態では、トランシーバ940は、少なくとも1つのトランスミッタおよび少なくとも1つの別個のレシーバとして実装されてもよい。トランシーバ940は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ950に提供し、アンテナ950から受信されたパケットを復調するように構成されるモデムを含んでもよい。いくつかの実施形態ではP2P GOデバイス110-h-1は単一のアンテナを含むことがあるが、P2P GOデバイス110-h-1が代替的に複数のアンテナ950を含んでもよい態様がある場合がある。
P2P GOデバイス110-h-1の構成要素は、図1〜図8に関して上で論じられた態様を実装するように構成されることがあり、それらの態様は簡潔のためにここでは繰り返されないことがある。その上、P2P GOデバイス110-h-1の構成要素は、図10〜図13に関して下で論じられる態様を実装するように構成されることがあり、それらの態様も簡潔のためにここでは繰り返されないことがある。
図10は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1000の例を示すフローチャートである。明快のために、方法1000は、上で説明されたP2P GOデバイス110-a-1、110-b-1、110-c-1、110-e、110-h-1の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、P2P GOデバイスは、コードのセットを実行して、その機能要素を制御し、以下で説明される機能を実行してもよい。追加で、または代替的に、P2P GOデバイスは、汎用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能を実行してもよい。
ブロック1005において、方法1000は、P2P GOがP2P GOとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスからの送信を受信するのに利用不可能である不在期間を特定するステップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ブロック1005における動作は、図6を参照して上で説明されたP2P GOコントローラ605を使用して実行されてもよい。
ブロック1010において、方法1000は、P2P GOとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスがP2Pプロトコルをサポートする少なくとも1つのP2Pクライアントデバイスを含む場合、P2P GOデバイスによって、ブロック1005において特定される不在期間を示すP2P NoAを送信するステップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ブロック1005における動作は、図6を参照して上で説明されたように、不在期間指示生成器630およびトランスミッタ515-aとともにP2Pクライアントデバイスコーディネータ615を使用して実行されてもよい。
ブロック1015において、方法1000は、P2P GOデバイスとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスがP2Pプロトコルをサポートしない少なくとも1つのレガシークライアントデバイスを含む場合、P2P GOデバイスによって、ブロック1005において特定される不在期間を示すIE(本明細書において説明されるミュートIEなど)を含むレガシーワイヤレスビーコンを送信するステップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ブロック1015における動作は、図6を参照して上で説明されたように、不在期間指示生成器630およびトランスミッタ515-aとともにレガシークライアントデバイスコーディネータ620を使用して実行されてもよい。
このようにして、方法1000はワイヤレス通信を提供することがある。方法1000は一実装形態にすぎないこと、および、方法1000の動作は他の実装形態が可能であるように並べ替えられるか、またはそうでなければ修正されてもよいことに留意されたい。
図11は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1100の例を示すフローチャートである。明快のために、方法1100は、上で説明されたP2Pクライアントデバイス110-a-2、110-b-2、110-c-2、110-f、110-h-2の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、P2Pクライアントデバイスは、コードのセットを実行して、その機能要素を制御し、以下で説明される機能を実行してもよい。追加で、または代替的に、P2Pクライアントデバイスは、汎用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能を実行してもよい。
ブロック1105において、方法1100は、P2Pクライアントデバイスとワイヤレスに結合されるP2P GOが、P2P GOとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスからの送信を受信するのに利用不可能になるであろう不在期間を示す、P2P NoAを受信するステップを含んでもよい。ブロック1110において、方法1100は、不在期間を示すP2P NoAを復号するステップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ブロック1105および1110における動作は、図7を参照して上で説明されたP2Pクライアントデコーダ705を使用して実行されてもよい。
ブロック1115において、方法1100は、P2P NoAにおいて特定される不在期間の間、低電力モードに入るステップを含むことがあり、これによって、P2Pクライアントデバイスが、特定された不在期間の間に、P2PクライアントデバイスとP2P GOとの間のワイヤレス通信チャネルにアクセスするのを防ぐ。いくつかの実施形態では、ブロック1115における動作は、図7を参照して上で説明されたP2Pクライアント低電力マネージャ715を使用して実行されてもよい。
このようにして、方法1100はワイヤレス通信を提供することがある。方法1100は、単に1つの実装形態であり、方法1100の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられるか、またはそうでなければ修正されてもよい。
図12は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1200の例を示すフローチャートである。明快のために、方法1200は、上で説明されたレガシークライアントデバイス110-a-3、110-b-3、110-c-3、110-g、110-h-3の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、レガシークライアントデバイスは、コードのセットを実行して、その機能要素を制御し、以下で説明される機能を実行してもよい。追加で、または代替的に、レガシークライアントデバイスは、汎用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能を実行してもよい。
ブロック1205において、方法1200は、レガシークライアントデバイスと結合されるP2P GOが、P2P GOとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスからの送信を受信するのに利用不可能になるであろう不在期間を示すIE(本明細書において説明されるミュートIEなど)を含むレガシーワイヤレスビーコンを受信するステップを含んでもよい。ブロック1210において、方法1200は、不在期間を示すIEを復号するステップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ブロック1205および1210における動作は、図8を参照して上で説明されたレガシーWLANクライアントデコーダ805を使用して実行されてもよい。
ブロック1215において、方法1200は、IEにおいて特定される不在期間の間、低電力モードに入るステップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ブロック1215における動作は、図8を参照して上で説明されたレガシーWLANクライアント低電力マネージャを使用して実行されてもよい。
このようにして、方法1200はワイヤレス通信を提供することがある。方法1200は、単に1つの実装形態であり、方法1200の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられるか、またはそうでなければ修正されてもよい。
図13は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1300の例を示すフローチャートである。明快のために、方法1300は、上で説明されたP2P GOデバイス110-a-1、110-b-1、110-c-1、110-e、110-h-1の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、P2P GOデバイスは、コードのセットを実行して、その機能要素を制御し、以下で説明される機能を実行してもよい。追加で、または代替的に、P2P GOデバイスは、汎用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能を実行してもよい。
図13に示される方法1300は、図10に示される方法1000と類似していることがあるが、P2P GOデバイスのマルチチャネル同時(MCC)動作モードに対して特有である場合がある。図13に示される方法1300のブロック1305において、方法1300は、マルチチャネル同時(MCC)動作モードにおいてP2P GOデバイスが動作しているかどうかを判定するステップを含んでもよい。ブロック1305においてnoである場合、ブロック1310において、P2P GOデバイスとワイヤレスに結合されるクライアントデバイスに不在期間を示す必要はないことがある。しかしながら、ブロック1305においてyesである場合、方法1300はブロック1315に進んでもよく、ブロック1315は、レガシークライアントデバイスがP2P GOデバイスとワイヤレスに結合されるかどうかを判定するステップを含んでもよい。ブロック1315においてnoである場合、本方法はブロック1320に進んでもよく、ブロック1320は、P2PクライアントデバイスがP2P GOデバイスとワイヤレスに結合されるかどうかを判定するステップを含んでもよい。ブロック1320においてnoである場合、ブロック1310において、クライアントデバイスに不在期間を示す必要はないことがある。ブロック1320においてyesである場合、本方法はブロック1325に進んでもよく、ブロック1325は、P2P NoAを送信することによって、MCC動作モードと関連付けられる不在期間を示すステップを含んでもよい。ブロック1315に戻り、ブロック1315においてyesである場合、本方法はブロック1330に進んでもよく、ブロック1330は、P2PクライアントデバイスもP2P GOデバイスと結合されるかどうかを判定するステップを含んでもよい。ブロック1330においてnoである場合、本方法はブロック1335に進んでもよく、ブロック1335は、不在期間を示すIE(本明細書において説明されるミュートIEなど)を含むレガシーワイヤレスビーコンを送信することによって、MCC動作モードと関連付けられる不在期間を示すステップを含んでもよい。ブロック1330においてyesである場合、本方法はブロック1340に進んでもよく、ブロック1340は、不在期間を示すIE(ミュートIEなど)を含むレガシーワイヤレスビーコンとP2P NoAの両方を送信することによって、不在期間を示すステップを含んでもよい。このようにして、P2P GOデバイスは、どのタイプのクライアントデバイスがP2P GOデバイスとワイヤレスに結合されるかに応じて、ミュートIEを介して、P2P NoAを介して、または両方を介して、今後の不在期間に関する情報を出してもよい。さらに、P2P GOとワイヤレスに結合されるあらゆるP2PクライアントデバイスがP2P NoAだけを復号する(およびミュートIEを復号しない)ように構成されることがあるので、および、P2P GOとワイヤレスに結合されるあらゆるレガシークライアントデバイスがミュートIEだけを復号する(およびP2P NoAを復号しない)ように構成されることがあるので、P2P GOにワイヤレスに結合されるクライアントデバイスは、クライアントデバイスが特定された不在期間の複数の指示を復号した場合に起こる可能性があるものよりも、電力消費と混乱が少なくなることがある。
このようにして、方法1300はワイヤレス通信を提供することがある。方法1300は、単に1つの実装形態であり、方法1300の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられるか、またはそうでなければ修正されてもよい。
いくつかの例では、方法1000、1100、1200、1300の2つ以上からの態様が組み合わされてもよい。方法1000、1100、1200、1300は説明のための実装形態にすぎず、方法1000、1100、1200、1300の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられるか、またはそうでなければ修正されてもよい。
添付の図面に関して上に記載された詳細な説明は、例を説明しており、実装されてもよい、または特許請求の範囲内にある唯一の例を表すものではない。「例」および「例示的な」という用語は、この説明で使用されるとき、「例、事例、または例示として機能すること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利である」ことを意味しない。発明を実施するための形態は、説明された技法の理解をもたらす目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細を伴わずに実践されてもよい。いくつかの事例では、説明された例の概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および装置がブロック図の形で示されている。
様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して、情報および信号が表されてもよい。たとえば、上記の説明全体にわたって言及されることがあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されてもよい。
本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行されてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替的に、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装されてもよい。
本明細書において説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装されてもよい。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令もしくはコードとして送信されることがあり、またはコンピュータ可読媒体に記憶されることがある。他の例および実装形態は、本開示および添付の請求項の範囲の範囲および趣旨の中にある。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、上で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはそれらのいずれかの組合せを使用して実装されてもよい。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含め、様々な位置に物理的に位置してもよい。特許請求の範囲を含めて本明細書において使用される場合、「または」という用語は、2つ以上の項目の列挙において使用されるとき、列挙される項目のうちのいずれか1つが単独で利用されてもよいこと、または列挙される項目の2つ以上からなる任意の組合せが利用されてもよいことを意味する。たとえば、構成が、構成要素A、B、またはCを含むものとして説明される場合、その構成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはA、B、およびCの組合せを含んでもよい。また、特許請求の範囲内を含めて、本明細書において使用される場合、項目の列挙(たとえば、「の少なくとも1つ」または「の1つまたは複数」などの句が後置された項目の列挙)内で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCの少なくとも1つ」という列挙がAまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような、選言的列挙を示す。
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、コンピュータプログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされることが可能である任意の入手可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされることが可能である、任意の他の媒体を備えることができる。さらに、任意の接続が、適正にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用するとき、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、一方、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
本開示の前述の説明は、当業者が本開示を作製または使用することを可能にするために提供される。本開示への様々な修正は、当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用されてもよい。したがって、本開示は、本明細書において説明される例および設計に限定されるものではなく、本明細書において開示される原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。