JP6277141B2 - 分岐を有する長距離光ファイバの試験方法、及び装置 - Google Patents
分岐を有する長距離光ファイバの試験方法、及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6277141B2 JP6277141B2 JP2015018486A JP2015018486A JP6277141B2 JP 6277141 B2 JP6277141 B2 JP 6277141B2 JP 2015018486 A JP2015018486 A JP 2015018486A JP 2015018486 A JP2015018486 A JP 2015018486A JP 6277141 B2 JP6277141 B2 JP 6277141B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scattered light
- rayleigh scattered
- optical fiber
- amplitude data
- power spectrum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Description
図1は、この発明の一実施形態に係る試験装置の機能構成を示す模式図であり、図2は、同実施形態におけるモニタ装置の機能構成を示すブロック図である。試験装置1は、光ファイバ10−0〜10−N、分岐部20、全反射フィルタ30、及びモニタ装置40を備えている。すなわち、試験装置1は、分岐部20からN(Nは複数)本に分岐された個々の光ファイバ10−1〜10−Nの遠端に、試験光を全反射する全反射フィルタ30を備え、上記分岐部20から個々の光ファイバ10−1〜10−Nの遠端に備えられた全反射フィルタ30までの距離が各々異なる光ファイバ10−1〜10−Nを試験するための装置である。なお、以下の説明において、「複数本」は、「N本」と読み替えてもよく、「複数本に分岐された」は、「N本に分岐された」、又は「N分岐された」と読み替えてもよい。ここで、Nは、2以上の任意の整数である。
Claims (8)
- 分岐部からN(Nは複数)本に分岐された個々の光ファイバの遠端に試験光を全反射する全反射フィルタを備え、前記分岐部から個々の光ファイバの遠端に備えられた全反射フィルタまでの距離が各々異なる光ファイバの試験方法であって、
参照振幅データ測定時に、参照振幅データとして、N本の光ファイバからのトータルのレイリー散乱光の複素振幅ftotal(z)を、前記分岐部からの距離zの関数として測定する第1の測定ステップと、
前記測定された参照振幅データを保管するデータ保管ステップと、
特定の光ファイバに損失変動が生じる故障時に、故障時振幅データとして、N本の光ファイバからのトータルのレイリー散乱光の複素振幅s(z)を、前記距離zの関数として測定する第2の測定ステップと、
前記保管された参照振幅データと、前記測定された故障時振幅データとに基づき、光ファイバの所定の区間za<z<zbにおける、前記参照振幅データ測定時のレイリー散乱光パワースペクトルと、前記故障時のレイリー散乱光パワースペクトルとをそれぞれ算出する第1の算出ステップと、
前記算出された参照振幅データ測定時のレイリー散乱光パワースペクトルと、相関値が最大値を取るように周波数方向にシフトされた前記故障時のレイリー散乱光パワースペクトルとの相互相関を計算することにより、k番目の光ファイバの区間za<z<zbに生じた損失変動を算出する第2の算出ステップとを有し、
前記第1の測定ステップは、前記試験光を前記全反射フィルタによって反射することにより折り返されたレイリー散乱光を観測し、前記分岐部から前記全反射フィルタまでの距離の最大値をLmaxとした時に、見かけ上、前記分岐部から2Lmaxまでの距離にわたる参照振幅データを測定することを特徴とする試験方法。 - 前記第1の算出ステップは、前記k番目の光ファイバの全反射フィルタまでの距離をLkとした時に、前記参照振幅データ測定時のレイリー散乱光パワースペクトルを区間2Lk−zb<z<2Lk−zaの前記参照振幅データから算出し、前記故障時のレイリー散乱光パワースペクトルを区間za<z<zbの前記故障時振幅データから算出することを特徴とする、請求項1に記載の試験方法。
- 前記所定の区間の長さzb−zaは、前記測定された各レイリー散乱光複素振幅の空間分解能よりも十分長いことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の試験方法。
- 前記相関値が最大値を取るようにシフトされた周波数のシフト量は、前記k番目の光ファイバの温度及び歪みの変化量と対応することを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の試験方法。
- 分岐部からN(Nは複数)本に分岐された個々の光ファイバの遠端に試験光を全反射する全反射フィルタを備え、前記分岐部から個々の光ファイバの遠端に備えられた全反射フィルタまでの距離が各々異なる光ファイバの試験装置であって、
参照振幅データ測定時に、参照振幅データとして、N本の光ファイバからのトータルのレイリー散乱光の複素振幅ftotal(z)を、前記分岐部からの距離zの関数として測定する第1の測定手段と、
前記測定された参照振幅データを保管するデータ保管手段と、
特定の光ファイバに損失変動が生じる故障時に、故障時振幅データとして、N本の光ファイバからのトータルのレイリー散乱光の複素振幅s(z)を、前記距離zの関数として測定する第2の測定手段と、
前記保管された参照振幅データと、前記測定された故障時振幅データとに基づき、光ファイバの所定の区間za<z<zbにおける、前記参照振幅データ測定時のレイリー散乱光パワースペクトルと、前記故障時のレイリー散乱光パワースペクトルとをそれぞれ算出する第1の算出手段と、
前記算出された参照振幅データ測定時のレイリー散乱光パワースペクトルと、相関値が最大値を取るように周波数方向にシフトされた前記故障時のレイリー散乱光パワースペクトルとの相互相関を計算することにより、k番目の光ファイバの区間za<z<zbに生じた損失変動を算出する第2の算出手段とを有し、
前記第1の測定手段は、前記試験光を前記全反射フィルタによって反射することにより折り返されたレイリー散乱光を観測し、前記分岐部から前記全反射フィルタまでの距離の最大値をLmaxとした時に、見かけ上、前記分岐部から2Lmaxまでの距離にわたる参照振幅データを測定することを特徴とする試験装置。 - 前記第1の算出手段は、前記k番目の光ファイバの全反射フィルタまでの距離をLkとした時に、前記参照振幅データ測定時のレイリー散乱光パワースペクトルを区間2Lk−zb<z<2Lk−zaの前記参照振幅データから算出し、前記故障時のレイリー散乱光パワースペクトルを区間za<z<zbの前記故障時振幅データから算出することを特徴とする、請求項5に記載の試験装置。
- 前記所定の区間の長さzb−zaは、前記測定された各レイリー散乱光複素振幅の空間分解能よりも十分長いことを特徴とする、請求項5又は請求項6に記載の試験装置。
- 前記相関値が最大値を取るようにシフトされた周波数のシフト量は、前記k番目の光ファイバの温度及び歪みの変化量と対応することを特徴とする、請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015018486A JP6277141B2 (ja) | 2015-02-02 | 2015-02-02 | 分岐を有する長距離光ファイバの試験方法、及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015018486A JP6277141B2 (ja) | 2015-02-02 | 2015-02-02 | 分岐を有する長距離光ファイバの試験方法、及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016142618A JP2016142618A (ja) | 2016-08-08 |
JP6277141B2 true JP6277141B2 (ja) | 2018-02-07 |
Family
ID=56570285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015018486A Active JP6277141B2 (ja) | 2015-02-02 | 2015-02-02 | 分岐を有する長距離光ファイバの試験方法、及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6277141B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6616204B2 (ja) * | 2016-02-03 | 2019-12-04 | 日本電信電話株式会社 | 光ファイバの後方レイリー散乱光波形解析方法及び光ファイバの後方レイリー散乱光波形解析装置 |
JP7343043B2 (ja) | 2020-03-26 | 2023-09-12 | 日本電気株式会社 | 特定システム、特定装置および特定方法 |
US20230288191A1 (en) | 2020-06-22 | 2023-09-14 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Strain change measuring device and strain change measuring method |
CN114838745B (zh) * | 2022-05-19 | 2023-02-28 | 大连理工大学 | 一种单数据通道多光路并行传感方法及系统 |
CN117351626B (zh) * | 2023-09-29 | 2024-09-13 | 南京派光智慧感知信息技术有限公司 | 一种安防感应检测系统及方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4469318B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2010-05-26 | 日本電信電話株式会社 | 分岐を有する光ファイバの試験方法及び装置 |
CN101908926A (zh) * | 2006-02-03 | 2010-12-08 | 株式会社藤仓 | 光线路监视装置和光线路监视方法 |
JP5359326B2 (ja) * | 2009-02-02 | 2013-12-04 | 住友電気工業株式会社 | 光線路監視装置および光線路監視システム |
JP2010139253A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-06-24 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光線路監視システムおよびシステムに含まれる監視装置 |
-
2015
- 2015-02-02 JP JP2015018486A patent/JP6277141B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016142618A (ja) | 2016-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6277141B2 (ja) | 分岐を有する長距離光ファイバの試験方法、及び装置 | |
JP6236369B2 (ja) | 光ファイバの温度・歪み分布測定方法および装置 | |
JP2018146371A (ja) | 温度・歪センシング装置及び温度・歪センシング方法 | |
CN104048684B (zh) | 基于编码脉冲光信号的otdr装置和方法 | |
Niklès | Fibre optic distributed scattering sensing system: Perspectives and challenges for high performance applications | |
JP6647420B2 (ja) | ブリルアン散乱測定方法およびブリルアン散乱測定装置 | |
JP2009506342A (ja) | Potdrトレースを用いるファイバpmd評価方法 | |
JP2017110953A (ja) | 伝搬モード間群遅延差測定方法及び伝搬モード間群遅延差測定システム | |
CN107271147B (zh) | 一种光纤陀螺用保偏光纤环分布偏振串扰数据处理方法 | |
JP7464133B2 (ja) | 振動分布測定装置及びその方法 | |
EP2323286B1 (en) | Method of operating an optical transmission system, optical transmitter, and optical receiver | |
Burdin et al. | Polarization optical time domain reflectometer with linear extension of pulse width | |
JP6706192B2 (ja) | 空間チャネル間伝搬遅延時間差測定方法及び空間チャネル間伝搬遅延時間差測定装置 | |
WO2021245826A1 (ja) | 光ファイバ試験方法および光ファイバ試験装置 | |
Taranov et al. | On the minimum uncertainty of attenuation coefficient measurement in a single-mode optical fiber achievable using Rayleigh OTDR | |
Ohno et al. | Nondestructive characterization of differential mode delay in few-mode fiber link using Rayleigh backscattering spectral shifts | |
Liu et al. | A novel optical fiber reflectometry technique with high spatial resolution and long distance | |
JP6751371B2 (ja) | 空間モード分散測定方法及び空間モード分散測定装置 | |
RU2400783C1 (ru) | Способ идентификации многомодового оптического волокна с повышенной дифференциальной модовой задержкой | |
JP4469318B2 (ja) | 分岐を有する光ファイバの試験方法及び装置 | |
JPWO2020158033A1 (ja) | 光パルス試験装置、及び光パルス試験方法 | |
JP7459966B2 (ja) | 周波数変調量測定装置及び方法 | |
JP6616204B2 (ja) | 光ファイバの後方レイリー散乱光波形解析方法及び光ファイバの後方レイリー散乱光波形解析装置 | |
Gorlov et al. | An analysis of the mandelstam—Brillouin scatter spectrum for distributed irregularities detection in optic fibers | |
RU2672794C1 (ru) | Способ и устройство для распределенного контроля физических воздействий |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171228 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180115 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6277141 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |