JP6275927B2 - モータを制御するシステムおよび方法 - Google Patents

モータを制御するシステムおよび方法 Download PDF

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Description

本開示の技術は、全般的には、電動モータに関し、さらに詳細には、電動モータを制御するためのシステムおよび方法に関する。
電動モータは、ロボット工学、産業用機械、玩具、追跡システム、電気自動車、車両サブシステム(例えばパワーステアリング・サブシステム)などの様々な技術分野で広く用いられている。目標位置への到達、目標速度での回転、または目標トルクの提供が達成されるよう電動モータを制御することは、長年にわたり困難な課題であった。電動モータの制御システムおよび制御方法は、位置、速度、またはトルクのうちのいずれか1つ、または位置、速度、およびトルクの任意の組み合わせを制御し得る。
「Motor Drive Control Apparatus」を発明の名称とするShibataらに付与された米国特許第5,410,234号は、コイルが星形で接続されたモータの位置を制御するためのモータ制御システムを対象とする。Shibataに付与されたシステムでは、位置コマンドからモータの現在位置を減算することにより、位置誤差量が判定される。スピードコマンドが、位置誤差にしたがってスピードコマンド計算区域で生成される。さらにモータの現在スピードはスピード検出区域で判定される。スピード誤差はスピードコマンドから現在スピードを減算することにより判定される。トルクコマンドは、スピード計算区域においてスピード誤差に対して比例積分制御計算(proportional plus integral control calculation)を用いて判定される。位相電流コマンド計算区域は、相巻線のうちの2つに対する電流のコマンド値を判定する(コイルが星形で接続されている場合、第3位相における電流は、他の2つの位相における電流の合計であるため)。また電流検出器は、2つの位相に対するフィードバック電流を判定し、フィードバック電流と電流コマンドとの間の差異は電流誤差を生成する。電流誤差に対して比例積分制御計算が施され、第3コイルの電流が判定され、PWM制御区域は、各コイルに対して加えられるべき電圧を判定する。次に、これらの電圧は増幅され、コイルに提供される。Shibataが対象としたシステムは、少なくとも1つの電流フィードフォワードを含む。この電流フィードフォワードは、電流コマンド値に、およびモータのインピーダンスモデルにしたがって、位相のそれぞれの電圧に加えられる電圧を生成する。Shibaraが対象としたシステムは、さらに、トルクフィードフォワードを、および位置フィードフォワードを含む。
本開示の技術の目的は、電動モータを制御するための新規の方法およびシステムを提供することである。本開示の技術によれば、電動モータを制御するためのシステムが提供される。電動モータは少なくとも3つのコイルを、およびロータを含む。このシステムは、動作プロファイル生成器を、位置制御器を、位置フィードフォワードを、および第1加算器を含む。このシステムは、さらに、速度制御器を、速度フィードフォワードを、第2加算器を、および整流子を含む。このシステムは、少なくとも3つの電流制御ループも含み、これらの電流制御ループの各電流制御ループは、モータの少なくとも3つのコイルの各コイルに関連する。各電流制御ループは、電流制御器を、および各コイルに対するHブリッジを、含む。
動作プロファイル生成器はモータ動作プロファイルを生成し、モータ動作プロファイルにしたがって位置コマンドを生成する。位置制御器は、動作プロファイル生成器に連結されており、ロータの現在位置と位置コマンドとの間の位置誤差を最小化するための速度コマンドを判定する。位置フィードフォワードは、動作プロファイル生成器に連結されており、位置コマンドに到達するために要求される速度の予測にしたがって順方向速度を判定する。第1加算器は、位置制御器に、および位置フィードフォワードに連結されており、速度コマンドに、および順方向速度にしたがって修正済み速度を生成する。速度制御器は、第1加算器に連結されており、ロータの瞬時速度と修正済み速度との間の速度誤差を最小化するための電流コマンドを判定する。速度フィードフォワードは、第1加算器に連結されており、修正済み速度に到達するために要求される電流の予測にしたがって順方向電流を判定する。第2加算器は、速度制御器に、および速度フィードフォワードに連結されており、電流コマンドに、および順方向電流にしたがって修正済み電流を生成する。整流子は、第2加算器に連結されており、各電流制御ループに対する、それぞれの修正済みコイル電流を判定する。整流子は、さらに、ロータの位置にしたがって、修正済みコイル電流を電流制御ループ間で分割する。各電流制御ループにおいて、電流制御器は、整流子に連結されており、少なくとも3つの電流制御ループの各電流制御ループを流れる瞬時電流とそれぞれの修正済みコイル電流との間の電流誤差を最小化するための、電動モータのそれぞれのコイルに対するそれぞれの電圧コマンドを判定する。Hブリッジは、電流制御器に連結されており、電動モータのそれぞれのコイルに電圧コマンドを提供する。
本開示の技術の他の実施形態によれば、少なくとも3つのコイルを、およびロータを含む電動モータを制御するためのシステムが提供される。このシステムは、動作プロファイル生成器を、位置制御器を、位置フィードフォワードを、および第1加算器を含む。このシステムは、さらに、速度制御器を、速度フィードフォワードを、第2加算器を、および電流制御器を含む。このシステムは、整流子を、および少なくとも3つのHブリッジを含む。動作プロファイル生成器はロータ動作プロファイルを生成し、ロータ動作プロファイルにしたがって位置コマンドを生成する。位置制御器は、動作プロファイル生成器に連結されており、ロータの現在位置と位置コマンドとの間の位置誤差を最小化するための速度コマンドを判定する。位置フィードフォワードは、動作プロファイル生成器に連結されており、位置コマンドに到達するために要求される速度の予測にしたがって順方向速度を判定する。第1加算器は、位置制御器におよび位置フィードフォワードに連結されており、位置コマンドに、および順方向速度にしたがって修正済み速度を生成する。速度制御器は、第1加算器に連結されており、ロータの瞬時速度と修正済み速度との間の速度誤差を最小化するための電流コマンドを判定する。速度フィードフォワードは、第1加算器に連結されており、修正済み速度に到達するために要求される電流の予測にしたがって順方向電流を判定する。第2加算器は、速度制御器に、および速度フィードフォワードに連結されており、電流コマンドに、および順方向電流にしたがって修正済み電流を生成する。電流制御器は、整流子に連結されており、それぞれのコイルを流れる瞬時電流と修正済み電流との間の電流誤差を最小化するための、それぞれの電圧コマンドを判定する。整流子は、第2電流制御器に連結されており、各コイルに対するそれぞれの電圧を判定し、それらの電圧を少なくとも3つのコイル間で分割する。各hブリッジは、それぞれのコイルにおよび整流子に連結されており、電動モータのそれぞれのコイルに電圧コマンドを提供する。
本開示の技術は、以下の添付の図面と併せて以下の詳細な説明から、より完全に理解および評価されるであろう。
本開示の技術の一実施形態にしたがって構築および動作されるモータ制御システムの一実施形態の概略図である。 本開示の技術の他の実施形態にしたがって構築および動作されるモータ制御システムの一実施形態の概略図である。 モータのコイルが本開示の技術にしたがって独立的に制御されている場合の、およびモータのコイルが当該技術分野で周知の星形で接続されている場合の、180度の機械的回転におけるモータの速度を示すグラフの概略図である。 本開示の技術のさらなる実施形態にしたがって構築および動作される、特定の速度または速度プロファイルでモータを駆動するためのモータ制御システムの概略図である。 本開示の技術のさらなる実施形態にしたがって構築および動作される、特定の速度または速度プロファイルでモータを駆動するためのモータ制御システムの概略図である。 本開示の技術のさらなる実施形態にしたがって構築および動作される、特定の速度または速度プロファイルでモータを駆動するためのモータ制御システムの概略図である。 本開示の技術のさらなる実施形態にしたがって構築および動作される、特定の速度または速度プロファイルでモータを駆動するためのモータ制御システムの概略図である。 本開示の技術のさらなる実施形態にしたがって構築および操作される、特定の速度または速度プロファイルでモータを駆動するためのモータ制御システムの概略図である。 本開示の技術の他の実施形態にしたがって構築および動作される、モータコイル制御回路、および係るモータコイル制御回路の動作モードの概略図である。 本開示の技術の他の実施形態にしたがって構築および動作される、モータコイル制御回路、および係るモータコイル制御回路の動作モードの概略図である。 本開示の技術の他の実施形態にしたがって構築および動作される、モータコイル制御回路、および係るモータコイル制御回路の動作モードの概略図である。 本開示の技術の他の実施形態にしたがって構築および動作される、モータコイル制御回路、および係るモータコイル制御回路の動作モードの概略図である。
本開示の技術は、モータ内の各コイルが独立的に制御され(すなわち、これらのコイルはコイル間の接続がない)、且つ位置フィードフォワードをおよび速度フィードフォワードを含むモータ制御のシステムおよび方法を提供することにより、先行技術の短所を克服する。さらに電流制御ループは電流フィードフォワードを含み得る。一実施形態によれば、モータ制御システムは、各コイルに対して、各コイルに関連付けられた、それぞれの異なる電流制御ループを含む。モータ制御システムは、特に、ロータが目標位置に比較的正確に且つ短時間で到達すべき用途(例えば追跡システム)で用いられ得る。
ここで図1を参照すると、図1は、本開示の技術の一実施形態にしたがって構築および動作される、全体が参照番号100で示されるモータ制御システムの概略図である。システム100は、少なくとも3つのコイル104を、104を、および104を含むモータ102を制御する。システム100は、動作プロファイル生成器106を、位置制御器108を、位置フィードフォワード(図1では「FF」と略称される)110を、速度制御器112を、速度フィードフォワード114を、および整流子116を含む。システム100は、さらに、加算器132、134、136、および138を含む。システム100は、電流制御器118を、電流フィードフォワード120を、パルス幅変調器(PWM)122を、Hブリッジ124を、電流センサ126を、および加算器140ならびに142を含み、これらの全部は、コイル104に関連付けられている。加えて、システム100は、電流制御器118を、電流フィードフォワード120を、パルス幅変調器(PWM)122を、Hブリッジ124を、電流センサ126を、および加算器140ならびに142を含み、これらの全部はコイル104に関連付けられている。さらにシステム100は、電流制御器118を、電流フィードフォワード120を、パルス幅変調器(PWM)122を、Hブリッジ124を、電流センサ126を、および加算器140ならびに142を含み、これらの全部はコイル104に関連付けられている。システム100は、シャフトエンコーダ128および微分判定器(図1では「d/dt」と略称される)130も含む。微分判定器130は、以下でさらに説明されるように、シャフトエンコーダ128の出力に応じて、省略されてもよく、または積分器と置換されてもよい。PWM122、122、および122は省略可能であり、電流制御器118、118、ならびに118、および電流フィードフォワード120、120、ならびに120は、PWM電圧信号を提供することが注目される。電流フィードフォワード120、120、および120も省略可能であることもさらに注目される。また加算器132および加算器134の各加算器は、位置制御器108内に配置され得る。同様に、加算器136および加算器138の各加算器は、速度制御器112内に配置され得る。また、加算器140、140、ならびに140の各加算器、および加算器142、142、ならびに142の各加算器は、電流制御器118、118、および118内に配置され得る。また、動作プロファイル生成器106、位置制御器108、位置フィードフォワード110、速度制御器112、速度フィードフォワード114、整流子116、電流制御器118、118、ならびに118、電流フィードフォワード120、120、ならびに120、PWM122、122、ならびに122、および加算器134、134、138、140、140、140、142、142、ならびに142は、すべて、デジタル制御器、単一のデジタル信号プロセッサ(DSP)、個別部品、またはこれらの任意の組み合わせを用いて実装され得る。
加算器132は動作プロファイル生成器106に、位置制御器108に、およびシャフトエンコーダ128に連結されている。動作プロファイル生成器106は、さらに、位置フィードフォワード110に、およびシャフトエンコーダ126に連結されている。加算器134は位置制御器108に、位置フィードフォワード110に、加算器136に、および速度フィードフォワード114に連結されている。加算器136は、さらに、速度制御器112に、および微分判定器130に連結されている。加算器138は速度制御器112に、速度フィードフォワード114に、および整流子116に連結されている。整流子116は、さらに、電流フィードフォワード120、120、ならびに120の各電流フィードフォワードに、加算器140、140、ならびに140の各加算器に、およびシャフトエンコーダ126に連結されている。
加算器140は電流制御器118に、および電流センサ126に連結されている。電流センサ126は、さらに、コイル104に連結されている。加算器142は電流制御器118に、電流フィードフォワード120に、およびPWM122に連結されている。Hブリッジ124はコイル104に、およびPWM122に連結されている。加算器140、電流制御器118、電流フィードフォワード120、電流センサ126、電流制御器118、加算器142、PWM122、Hブリッジ124の全部は、コイル104に関連付けられたそれぞれの電流制御ループを画成する。
加算器140は電流制御器118に、および電流センサ126に連結されている。電流センサ126は、さらに、コイル104に連結されている。加算器142は電流制御器118に、電流フィードフォワード120に、およびPWM122に連結されている。Hブリッジ124はコイル104に、およびPWM122に連結されている。加算器140、電流制御器118、電流フィードフォワード120、電流センサ126、電流制御器118、加算器142、PWM122、Hブリッジ124の全部は、コイル104に関連付けられたそれぞれの電流制御ループを画成する。
加算器140は電流制御器118に、および電流センサ126に連結されている。電流センサ126は、さらに、コイル104に連結されている。加算器142は電流制御器118に、電流フィードフォワード120に、およびPWM122に連結されている。Hブリッジ124はコイル104に、およびPWM122に連結されている。加算器140、電流制御器118、電流フィードフォワード120、電流センサ126、電流制御器118、加算器142、PWM122、Hブリッジ124の全部は、コイル104に関連付けられたそれぞれの電流制御ループを画成する。
動作プロファイル生成器106は、(例えばユーザから、または運動制御システムから)目標ロータ位置を、およびシャフトエンコーダ128から現在ロータ位置を、受け取り、ロータ動作プロファイルを生成する。このロータ動作プロファイルは、現在ロータ位置から目標位置までのロータの位置を時間の関数として記述する。動作プロファイル生成器106は、ロータの運動が開始する前に、ロータ動作プロファイルを決定する。代替的に、各時間ステップに対して、動作プロファイル生成器106は、次の時間ステップにおいてロータが到達すべき位置を決定する。動作プロファイル生成器106は、現在位置と目標位置との間の差異に、モータの加速ならびに減速に関する情報に、およびモータの最大スピードにしたがって、ロータ動作プロファイルを決定する。各時間ステップに対して、動作プロファイル生成器106は、位置コマンド、P(すなわち、ロータ動作プロファイルにしたがってロータが現在時間ステップにおいて到達すべき位置)を、加算器132に、および位置フィードフォワード110に提供する。加算器132はシャフトエンコーダ128からロータの現在位置を受け取り、位置コマンドからロータの現在位置を減算して位置誤差Pを生成し、その位置誤差を位置制御器108に提供する。位置制御器108は、位置誤差を最小化するための速度コマンド、V、を決定する。位置フィードフォワード110は、位置コマンドPに到達するために要求される速度の予測(例えば、位置コマンドの係数倍された時間微分)にしたがって順方向速度、すなわちV、を決定する。換言すると、開ループ制御システムが用いられている場合、位置フィードフォワード110は要求される速度を提供する。加算器134は、順方向速度と速度コマンドとを加算し、修正済み速度信号Vを生成する。加算器134はその修正済み速度を、加算器136に、および速度フィードフォワード114に提供する。
加算器136は微分判定器130からロータの瞬時速度を受け取り、この瞬時速度を修正済み速度から減算して速度誤差Vを生成する。加算器136は速度誤差を速度制御器108に提供する。速度制御器108は、速度誤差を最小化するための電流コマンド、I、を判定する。速度フィードフォワード114は、修正済み速度Vに到達するために要求される電流の予測にしたがって、順方向電流、I、を判定する。換言すると、開ループ制御システムが用いられている場合、速度フィードフォワード114は要求される電流を提供する。速度フィードフォワード114は、Vに到達するために要求される加速度(すなわち、Vの時間微分)に、モータ負荷慣性に、およびモータトルク定数にしたがって、順方向電流、I、を判定する。加算器138は順方向電流と電流コマンドとを加算して、修正済み電流信号Iを生成する。加算器238は修正済み電流を整流子116に提供する。整流子116は、コイル104、104、および104の各コイルに関連付けられたそれぞれの電流制御ループに対する、それぞれの修正済みコイル電流Im1、1m1、Im3を判定する。整流子116は、シャフトエンコーダ128から受け取られたロータ位置(すなわち、シャフトエンコーダ128はロータの位置を判定する)にしたがって、修正済みコイル電流Im1、Im2、およびIm3を、コイル104、104、および104のそれぞれの電流制御ループ間で分割する。整流子116は、修正済み電流Im1を加算器140に、修正済み電流Im2を加算器140に、および修正済み電流Im3を加算器140に、提供する。
加算器140、140、および140の各加算器は、それぞれのコイル104、104、および104を流れるそれぞれの瞬時電流を、それぞれの電流センサ126、126、および126から受け取り、この瞬時電流をそれぞれの修正済み電流Im1、Im2、およびIm3から減算して、それぞれの電流誤差Ie1、Ie2、およびIe3を生成する。電流制御器118、118、および118の各電流制御器は、電流誤差を最小化するためのそれぞれの電圧コマンドUc1、Uc2、およびUc3を判定する。電流フィードフォワード120、120、および120の各電流フィードフォワードは、それぞれの修正済み電流Im1、Im2、およびIm3に到達するために要求される電圧の予測にしたがって、順方向電圧Uf1、Uf2、およびUf3を判定する。電流フィードフォワード120、120、および120の各電流フィードフォワードは、それぞれの修正済み電流Im1、Im2、およびIm3に、モータ電気的パラメータ(例えば抵抗インダクタンスおよび逆起電力−BEMF定数)に、および要求されるモータの電気的速度(すなわち、機械的速度をモータの磁極の個数で除算した値)にしたがって、順方向電圧Uf1、Uf2、およびUf3を判定する。加算器142、142、および142は、それぞれの順方向電圧Uf1、Uf2、およびUf3とそれぞれのコマンド電圧Uc1、Uc2、およびUc3とを加算し、それぞれの修正済み電圧Um1、Um2、およびUm3を生成する。加算器142、142、および142の各加算器は、それぞれの修正済み電圧Um、Um2、およびUm3を、PWM122、122、および122の各PWMに提供する。PWM122、122、および122の各PWMは、Hブリッジ124、124、および124の各Hブリッジを動作させる修正済み電圧Um1、Um2、およびUm3の各修正済み電圧に対応するパルス幅変調信号を判定する。Hブリッジ124、124、および124の各Hブリッジは、各Hブリッジのそれぞれの修正済み電圧Um1、Um2、およびUm3を、モータの要求される動作モード(例えば、時計方向の回転、反時計方向の回転、または静止)に基づいて、要求される極性においてコイル104、104、および104の各コイルに提供する。前述のように、PWM122、122、および122は省略可能であり、電流制御器118、118、ならびに118、および電流フィードフォワード120、120、ならびに120は、PWM電圧信号を生成する。
上述の位置制御器108、速度制御器112、および電流制御器118、118、ならびに118の各制御器は、比例−積分−微分(PID)制御器などのポリノミアル制御器として実装され得る。一般に、位置制御器108、速度制御器112、および電流制御器118、118、ならびに118の各制御器の制御器パラメータは、要求されるモータ性能に合致するよう決定される(例えば、システムシミュレーション方法を、または試行錯誤による方法を、用いることにより)。例えばPID制御器が用いられる場合は、最初、積分係数および微分係数がゼロに保持され、振動が発生するまで比例定数は、増加され(すなわち、実際のシステムにおいて、またはシステムシミュレーションにおいて)、次に、(例えば振動値の70%〜80%の値に)減少される。積分係数は、定常状態誤差を低減させるものであり、比例定数と同様に判定される。微分係数は、システム要件(例えば、整定時間、および許容される行き過ぎ量)に基づいて判定される。電流センサ126、126、および126の各電流センサは、直接電流センサ(例えばシャントセンサ)であってもよく、または間接電流センサ(例えばホール効果センサ)であってもよい。シャフトエンコーダ128は、ロータ上に直接的に配置された、または、ロータを間接的に読み取る、機械式エンコーダとして、光学式エンコーダとして、磁気式エンコーダ(例えばホール効果エンコーダ)として、慣性エンコーダ(例えば慣性測定ユニット−IMU)として、または容量式エンコーダとして実装され得る。
ここで図2を参照すると、図2は、本開示の技術の他の実施形態にしたがって構築および動作されるモータ制御システム(全体が参照番号200で示される)の概略図である。システム200は、少なくとも3つのコイル204、204、および204を含むモータ202を制御する。システム200は、動作プロファイル生成器206を、位置制御器208を、位置フィードフォワード(図2では「FF」と略称される)210を、速度制御器212を、速度フィードフォワード214を、電流制御器216を、および電流フィードフォワード218を含む。システム200は、さらに、整流子120を、コイル204、204、ならびに204の各コイルのそれぞれの少なくとも3つのPWM生成器222、222、ならびに222を、コイル204、204、ならびに204の各コイルのそれぞれの少なくとも3つのHブリッジ224、224、ならびに224を、電流センサ226を、シャフトエンコーダ228を、および微分判定器(図2では「d/dt」と略称される)230を含む。システム200は、加算器232、234、236、238、240、および242も含む。PWM222、222、および122が省略可能であることが注目される。電流フィードフォワード218も省略可能であることが、さらに、注目される。また加算器232および加算器234の各加算器は、位置制御器108内に配置され得る。同様に、加算器236および加算器238の各加算器は、速度制御器112内に配置され得る。また加算器240および加算器142の各加算器は、電流制御器116内に配置され得る。
加算器232は動作プロファイル生成器206に、位置制御器208に、およびシャフトエンコーダ228に連結されている。動作プロファイル生成器206は、さらに、位置フィードフォワード210に、およびシャフトエンコーダ228に連結されている。加算器234は位置制御器208に、位置フィードフォワード210に、加算器236に、および速度フィードフォワード214に連結されている。加算器236は、さらに、微分判定器230に、および速度制御器212に連結されている。加算器238は速度制御器212に、速度フィードフォワード214に、加算器240に、および電流フィードフォワード218に連結されている。加算器240は、さらに、電流制御器226に、および電流センサ226に連結されている。加算器242は電流制御器216に、電流フィードフォワード218に、および整流子220に連結されている。PWM生成器222、222、および222の各PWM生成器は、整流子220に、およびHブリッジ224、224、ならびに224の各Hブリッジに連結されている。コイル204、204、および204の各コイルの2つの端子は、Hブリッジ224、224、および224の各Hブリッジに連結されている。コイル204、204、および204の各コイルは、さらに、電流センサ226に連結されている。シャフトエンコーダ228は、微分判定器230に、モータ202のロータに、および整流子220に連結されている。微分判定器230が、さらに以下で説明されるように、シャフトエンコーダ228の出力に応じて、省略されてもよく、または積分器と置換されてもよいことが注目される。コイル204、204、および204の各コイルが、それぞれのコイルに連結されたHブリッジ224、224、および224の各Hブリッジにより独立的に制御されていることも注目される。また、動作プロファイル生成器206、位置制御器208、位置フィードフォワード210、速度制御器212、速度フィードフォワード214、整流子220、電流制御器218、電流フィードフォワード220、PWM222、222、ならびに222、および加算器232、234、236、238、240、ならびに242は、すべて、デジタル制御器、DSP、個別部品のうちの1つ、またはこれらの任意の組み合わせを用いて実装され得る。
動作プロファイル生成器206は、(例えばユーザから、または運動制御システムから)目標ロータ位置を、および、シャフトエンコーダ228から現在ロータ位置(すなわちシャフトエンコーダはロータの位置を判定する)を、受け取り、ロータ動作プロファイルを生成する。このロータ動作プロファイルは、現在ロータ位置から目標位置までのロータの位置を時間の関数として記述する。動作プロファイル生成器206は、現在位置と目標位置との間の差異に、モータの加速ならびに減速に関する情報に、およびモータの最大スピードにしたがって、モータ動作プロファイルを決定する。各時間ステップに対して、動作プロファイル生成器206は、位置コマンド、P(すなわち、現在の時間ステップにおいてロータが到達すべき位置)を、加算器232におよび位置フィードフォワード210に提供する。加算器232はシャフトエンコーダ228からロータの現在位置を受け取り、位置コマンドからロータの現在位置を減算して位置誤差Pを生成する。位置制御器208は、位置誤差を最小化するための速度コマンド、V、を決定する。位置フィードフォワード210は、位置コマンドPに到達するために要求される速度の予測(例えば、位置コマンドの係数倍された時間微分)にしたがって順方向速度信号、すなわちV、を決定する。換言すると、開ループ制御システムが用いられている場合、位置フィードフォワード210は要求される速度を提供する。加算器234は、順方向速度と速度コマンドとを加算し、修正済み速度信号Vを生成する。加算器234はその修正済み速度を、加算器236に、および速度フィードフォワード214に提供する。
加算器236は微分判定器230からロータの瞬時速度を受け取り、この瞬時速度を修正済み速度から減算して速度誤差Vを生成する。速度制御器208は、速度誤差を最小化するための電流コマンド、I、を判定する。速度フィードフォワード214は、修正済み速度Vに到達するために要求される電流の予測にしたがって、順方向電流、I、を判定する。換言すると、上述のように、開ループ制御システムが用いられている場合(すなわち図1の速度フィードフォワード114と同様)、速度フィードフォワード214は要求される電流を提供する。加算器238は順方向電流と電流コマンドとを加算して、修正済み電流信号Iを生成する。加算器238はその修正済み電流を、加算器240に、および電流フィードフォワード218に提供する。
加算器240はコイル内の瞬時電流を電流センサ226から受け取り、この瞬時電流を修正済み電流から減算して電流誤差Iを生成する。電流制御器216は、電流誤差を最小化するための電圧コマンド、U、を判定する。電流フィードフォワード218は、修正済み電流に到達するために要求される電圧の予測にしたがって、順方向電圧、U、を判定する。電流フィードフォワード218は、修正済み電流、Iに、モータの電気的パラメータ(例えば抵抗インダクタンスおよびキャパシタンス)に、および要求されるモータの電気的速度にしたがって、それぞれの順方向電圧Uを判定する。加算器242は順方向電圧とコマンド電圧とを加算して、修正済み電圧Uを生成する。加算器242は修正済み電圧を整流子220に提供する。
整流子220はコイル204、204、および204の各コイルに対する3つの電圧U、U、およびUを判定し、シャフトエンコーダ228から受け取られたロータ位置にしたがって、コイル204、204、および204の各コイルのそれぞれの電圧U、U、およびUを分割する。整流子220は、電圧U、U、およびUの各電圧を、それぞれのパルス幅変調器(図2ではPWMと略称される)222、222、および222に提供する。PWM222、222、および222の各PWMは、Hブリッジ224、224、および224の各Hブリッジを動作させる電圧U、U、およびUの各電圧に対応するパルス幅変調信号を判定する。Hブリッジ224、224、および224の各Hブリッジは、電圧U、U、およびUの各電圧を、モータの要求される動作モードに基づいて、要求される極性においてコイル204、204、および204の各コイルのそれぞれに提供する。前述のように、PWM222、222、および222は省略可能であり、電流制御器216、電流フィードフォワード218、および整流子220は、PWM電圧信号を生成する。
位置制御器208、速度制御器212、および電流制御器216の各制御器は、比例−積分−微分(PID)制御器などのポリノミアル制御器として実装され得る(すなわち、図1の位置制御器108、速度制御器112、および電流制御器116と同様)。電流制御器216は、直接直交(Direct−Quadrature)空間における電流制御(すなわち、DQ制御とも呼ばれる)を実装し得る。係る場合、電流センサ226は3つのパラメータ(すなわち、lはベクトルである)、すなわちl、l、およびlを生成する。同様に、速度制御器212および速度フィードフォワード214のそれぞれも、3つのパラメータ(すなわちIおよびIもパラメータのベクトルである)を生成する。さらに、モータをl、l、およびl空間で制御するとき、モータの速度を供給電圧に対してモータの理論無負荷速度を越えるよう増加させるために、弱め界磁が用いられ得る。弱め界磁は、目標lを負の値へと安定させることにより、達成され、それによりモータにより生成された逆起電力(これはすなわち制動力として作用する)が低減される。シャフトエンコーダ128(図1)と同様に、シャフトエンコーダ228は、機械式エンコーダとして、光学式エンコーダとして、磁気式エンコーダとして、または容量式エンコーダとして、具体化され得る。代替的に、シャフトエンコーダ228は上述のように逆起電力の測定値を用い得る。
ここで図3を参照すると、図3は、モータのコイルが本開示の技術にしたがって独立的に制御される場合の、およびモータのコイルが当該技術分野で周知の星形で接続されている場合の、180度の機械的なポイント・トゥ・ポイントの遷移におけるモータの速度を示す、全体が参照番号300で示される例示的なグラフの概略図である。「ポイント・トゥ・ポイント」という用語は、ここでは、モータが、その回転を開始する位置から、モータが完全停止する位置まで、を指す。グラフ表現302は、コイルが本開示の技術にしたがって接続された状態のモータの測定速度を表す。グラフ表現304は、コイルが星形で接続された状態のモータの測定速度を表す。グラフ300では、横軸は、ミリ秒(図3では「ms」と略称される)を単位として測定された時間軸を表し、縦軸はシャフトエンコーダの毎秒1000カウントを単位として測定されたモータ速度を表す。
図3で説明する事例では、コイルが本開示の技術にしたがって独立的に制御された状態のモータの加速は、コイルが星形で接続された状態のモータの加速のおよそ2倍である。トルクは加速度に比例するため、これは、コイルが本開示の技術にしたがって独立的に制御される状態のモータにより生成されるトルクが、コイルが星形で接続された状態のモータにより生成されるトルクのおよそ2倍であることを意味する。
また、コイルが本開示の技術にしたがって独立的に制御される状態のモータにより到達される最大速度は、コイルが星形で接続された状態のモータにより到達される速度よりも高い。また代表的なグラフ300から明らかなように、グラフ表現304は台形の形状を示している。これは、コイルが星形で接続されているモータの速度が、モータの速度上限に到達している(すなわち、電流制御ループが飽和状態にあり、コイルに印加される電圧を増加させることが不可能である)ことを暗示するものである。グラフ表現304は三角形の形状を示している。これは、この事例では、本開示の技術にしたがって独立的に制御されたコイルを有するモータが、モータの速度上限にまだ到達していないことを暗示している。
さらに、コイルが本開示の技術にしたがって独立的に制御されるモータにおいてロータが180度のポイント・トゥ・ポイント回転を完了するために要求される期間は、同一のモータであるがコイルが星形で接続された状態のモータにおけるよりも、50ミリ秒以上短い。
以下は、図3で説明した事例にしたがって、上述の差異を例示する表である。
Figure 0006275927
図1および図2との関連で上記で説明した本開示の技術に係るモータ制御システムは、シャフトエンコーダ(すなわち図1のシャフトエンコーダ128、および図2のシャフトエンコーダ228)を用いる。上述のように、シャフトエンコーダは、ロータ上に直接的に配置された、または、ロータを間接的に読み取る(すなわち、シャフトエンコーダはロータと関連付けられている)、機械式エンコーダとして、光学式エンコーダとして、磁気式エンコーダ(例えばホール効果エンコーダ)として、慣性エンコーダとして、または容量式エンコーダとして実装され得る。例えば制御されるモータがコンベアベルトを駆動するとき、IMUはコンベアベルト上に配置され得る(すなわち、シャフトエンコーダはロータを間接的に読み取る)。シャフトの回転速度とコンベアベルトの線速度との間の関係が既知(すなわち、駆動ホイールの半径およびギア比から既知)であるため、コンベアベルトの測定速度にしたがってシャフトの線速度が判定され得、それによりシャフトの位置も判定され得る。特に、慣性エンコーダが用いられる場合、それぞれ図1および図2で示される微分判定器130および230は、慣性エンコーダの出力に応じて、省略されてもよく、所望により積分器(速度および位置を判定するための積分器)で置換されてもよい。
図1および図2との関連での上記の説明は、1つの位置から他の位置へとモータを駆動することに関するものであった。その一方で本開示の技術に係るモータ制御システムは、特定の速度でまたは速度プロファイルでモータを駆動するためにも用いられ得る。ここで図4A〜図4Eを参照すると、これらの図面は本開示の技術のさらなる実施形態にしたがって構築および動作される、特定の速度でまたは速度プロファイルでモータを駆動するための、全体が参照番号350で示されるモータ制御システムの概略図である。図4Aでは、システム350の簡単な構成が示されている。図4Bでは、電流制御ループを有するシステム350が示されている。図4Cでは、各コイルに関連付けられた電流制御ループを有するシステム350が示されている。図4Dおよび図4Eでは、速度制御ループを有するシステム350が示されている。
図4Aを参照すると、システム350は、少なくとも3つのコイル354、354、および354を含むモータ352を制御する。システム350は、整流子356を、シャフトエンコーダ358を、少なくとも3つのPWM生成器360、360、ならびに360を、各コイル354、354、ならびに354の各コイルのそれぞれを、各コイル354、354、ならびに354の各コイルのそれぞれの少なくとも3つのHブリッジ362、362、362を含む。PWM生成器360、360、360の各PWM生成器は、整流子356に、およびHブリッジ362、362、362の各Hブリッジのそれぞれに連結されている。コイル354、354、354の各コイルの2つの端子は、Hブリッジ362、362、362の各Hブリッジのそれぞれに連結されている。シャフトエンコーダ358はモータ352のロータに、および整流子356に連結されている。
整流子356は、モータのロータが回転すべき目標速度を受け取る。目標速度は、例えば制御電圧、U、として、整流子356に提供され得る。目標速度に基づいて、整流子356は、コイル354、354、および354の各コイルに対する3つの電圧U、U、およびUを判定し、シャフトエンコーダ358から受け取られたロータ位置にしたがって、コイル354、354、および354の各コイルのそれぞれの電圧U、U、およびUを分割する。整流子356は、電圧U、U、およびUの各電圧を、PWM生成器360、360、および360の各PWM生成器に提供する。PWM生成器360、360、および360の各PWM生成器は、Hブリッジ362、362、および362の各Hブリッジを動作させる電圧U、U、およびUの各電圧のそれぞれに対応するパルス幅変調信号を判定する。Hブリッジ362、362、および362の各Hブリッジは、それぞれのパルス幅変調信号を、要求される極性においてコイル354、354、および354の各コイルのそれぞれに提供する。
システム350は電流制御ループをさらに含み得る。図4Bを参照すると、システム350は、電流センサ364を、電流制御器366を、電流フィードフォワード368を、および加算器370ならびに372を含む。加算器370および372が電流制御器366内に配置され得ることも注目される。電流センサ364は、直接電流センサ(例えばシャントセンサ)であってもよく、または間接電流センサ(例えばホール効果センサ)であってもよい。電流センサ364は、コイル354、354、および354の各コイルに、および加算器370に連結されている。電流制御器366の入力は加算器370に連結され、電流制御器366の出力は加算器372に連結されている。加算器372は、さらに、整流子356の入力に、および電流フィードフォワード368の出力に連結されている。
目標速度は、加算器370に、および電流フィードフォワード368に提供される。目標速度は、例えば制御電流、I、として提供され得る。さらに電流センサ364は、コイル354、354、および354の各コイルにおける瞬時電流を判定し、この判定された電流を加算器370に提供する。加算器390は電流センサ364からコイルにおける瞬時電流を受け取り、この瞬時電流を制御電流から減算して電流誤差Iを生成する。電流制御器366は、電流誤差を最小化するための電圧コマンド、U、を判定する。電流フィードフォワード368は、制御電流に到達するために要求される電圧の予測にしたがって、順方向電圧、U、を判定する。電流フィードフォワード368は、制御電流、Iに、モータの電気的パラメータ(例えば抵抗インダクタンスおよびキャパシタンス)に、および要求されるモータの電気的速度にしたがって、それぞれの順方向電圧Uを判定する。加算器372は順方向電圧とコマンド電圧とを加算して、修正済み電圧Uを生成する。加算器392は修正済み電圧を整流子356に提供する。
図4Bで示した構成に対して代替的に、システム350は、各コイルのそれぞれの電流制御ループをさらに含み得る。図4Cを参照すると、システム350は、各コイル354、354、および354に対する電流制御ループを含む。したがってシステム350は、電流センサ366、366、ならびに366を、電流制御器365、365、ならびに365を、電流フィードフォワード367、367、ならびに367を、加算器369、369、ならびに369を、および加算器371、371、ならびに371をさらに含む。
整流子360はさらに、電流フィードフォワード367、367、ならびに367の各電流フィードフォワードに、加算器369、369、ならびに369の各加算器に、およびシャフトエンコーダ358に連結されている。
加算器369は電流制御器365に、および電流センサ363に連結されている。電流センサ363は、さらに、コイル354に連結されている。加算器371は電流制御器365に、電流フィードフォワード367に、およびPWM358に連結されている。加算器369、電流制御器365、電流フィードフォワード367、電流センサ363、電流制御器365、加算器371、PWM358、およびHブリッジ356の全部は、コイル354に関連付けられたそれぞれの電流制御ループを画成する。
加算器369は電流制御器365に、および電流センサ363に連結されている。電流センサ363は、さらに、コイル354に連結されている。加算器371は電流制御器365に、電流フィードフォワード367に、およびPWM358に連結されている。加算器369、電流制御器365、電流フィードフォワード367、電流センサ363、電流制御器365、加算器371、PWM358、Hブリッジ356の全部は、コイル354に関連付けられたそれぞれの電流制御ループを画成する。
加算器369は電流制御器365に、および電流センサ363に連結されている。電流センサ363は、さらに、コイル354に連結されている。加算器371は電流制御器365に、電流フィードフォワード367に、およびPWM358に連結されている。加算器369、電流制御器365、電流フィードフォワード367、電流センサ363、電流制御器365、加算器371、PWM358、およびHブリッジ356の全部は、コイル354に関連付けられたそれぞれの電流制御ループを画成する。
目標速度は、例えば制御電流として、整流子356に提供される。整流子156は、コイル354、354、および354の各コイルに関連付けられたそれぞれの電流制御ループに対する、それぞれの修正済みコイル電流Im1、1m1、Im3を判定する。整流子356は、シャフトエンコーダ356から受け取られたロータ位置にしたがって、修正済みコイル電流Im1、Im2、およびIm3を、コイル354、354、および354のそれぞれの電流制御ループ間で分割する。整流子356は、修正済み電流Im1を加算器369および電流フィードフォワード367に、修正済み電流Im2を加算器369および電流フィードフォワード367に、修正済み電流Im3を加算器369および電流フィードフォワード367に、提供する。
加算器369、369、および369の各加算器は、それぞれのコイル154、154、および154を流れるそれぞれの瞬時電流を、それぞれの電流センサ363、363、および363から受け取り、この瞬時電流をそれぞれの修正済み電流Im1、Im2、およびIm3から減算して、それぞれの電流誤差Ie1、Ie2、およびIe3を生成する。電流制御器365、365、および365の各電流制御器は、電流誤差を最小化するためのそれぞれの電圧コマンドUc1、Uc2、およびUc3を判定する。電流フィードフォワード367、367、および367の各電流フィードフォワードは、それぞれの修正済み電流Im1、Im2、およびIm3に到達するために要求される電圧の予測にしたがって、順方向電圧Uf1、Uf2、およびUf3を判定する。電流フィードフォワード367、367、および367の各電流フィードフォワードは、それぞれの修正済み電流Im1、Im2、およびIm3に、モータ電気的パラメータ(例えば抵抗インダクタンスおよび逆起電力−BEMF定数)に、および要求されるモータの電気的速度(すなわち、機械的速度をモータの磁極の個数で除算した値)にしたがって、順方向電圧Uf1、Uf2、およびUf3を判定する。加算器371、371、および371は、それぞれの順方向電圧Uf1、Uf2、およびUf3とそれぞれのコマンド電圧Uc1、Uc2、およびUc3とを加算し、それぞれの修正済み電圧Um1、Um2、およびUm3を生成する。加算器371、371、および371の各加算器は、それぞれの修正済み電圧Um、Um2、およびUm3を、PWM160、360、および360の各PWMに提供する。
システム350は、速度制御ループをさらに含み得る。図4Dおよび図4Eを参照すると、システム350は、速度制御器374を、速度フィードフォワード376を、微分判定器378を、および加算器380ならびに382を、さらに含む。加算器380および382は、速度制御器374内に配置され得る。シャフトエンコーダ358は、ロータ上に直接的に配置された、または、ロータを間接的に読み取る、機械式エンコーダとして、光学式エンコーダとして、磁気式エンコーダ(例えばホール効果エンコーダ)として、慣性エンコーダ(例えばIMU)として、または容量式エンコーダとして実装され得る。一般に、微分判定器378は、シャフトエンコーダ358の出力に応じて、省略されてもよく、または積分器と置換されてもよい。
微分判定器378は、シャフトエンコーダ358の出力に、および加算器380に連結されている。速度制御器の入力は加算器380に連結され、速度制御器の出力は加算器382に連結されている。加算器382は、さらに、速度フィードフォワード376の出力に連結されている。
目標速度は、加算器380に、および電流フィードフォワード368に提供される。目標速度、V、は、例えば制御電流もしくは制御電圧として、またはデジタル数値として、提供され得る。さらに、微分判定器378は、モータのロータの瞬時速度を判定し、この瞬時速度を加算器380に提供する。加算器380は目標速度から瞬時速度を減算して、速度誤差Vを生成する。速度制御器374は、速度誤差を最小化するための電流コマンド、I、を判定する。速度フィードフォワード376は、目標速度Vに到達するために要求される電流の予測にしたがって、順方向電流、I、を判定する。換言すると、上述のように、開ループ制御システムが用いられている場合(すなわち図1の速度フィードフォワード114と同様)、速度フィードフォワード376は、要求される電流を提供する。加算器382は順方向電流、I、と電流コマンド、I、とを加算して、修正済み電流信号、I、を生成し、修正済み電流信号Iは、加算器370に、および電流フィードフォワード368に、提供される。
図1および図2との関連で上述したように、速度制御器374および電流制御器366の各制御器は、比例−積分−微分(PID)制御器などのポリノミアル制御器として実装され得る。電流制御器366は、前述と同様に直接直交空間における電流制御(すなわち、DQ制御とも呼ばれる)を実装し得る。さらに、前述のように、シャフトエンコーダ358は、機械式エンコーダとして、光学式エンコーダとして、磁気式エンコーダとして、慣性エンコーダとして、または容量式エンコーダとして具体化され得る。代替的に、シャフトエンコーダ358は逆起電力の測定値を用い得る。また目標速度は、ロータ動作プロファイルを生成する動作プロファイル生成器により判定され得る。このロータ動作プロファイルは、現在ロータ速度から目標速度までのロータの速度を時間の関数として記述する。動作プロファイル生成器は、現在速度と目標速度との間の差異に、モータの加速ならびに減速に関する情報に、およびモータの最大スピードにしたがって、モータ動作プロファイルを決定する。また、速度制御器374、速度フィードフォワード376、整流子356、電流制御器366、電流フィードフォワード368、PWM360、360、ならびに360、および加算器370、372、380、ならびに382は、すべて、デジタル制御器、DSP、個別部品のうちの1つ、またはこれらの任意の組み合わせを用いて実装され得る。
Hブリッジ124、124、ならびに124、Hブリッジ224、224、ならびに224、およびHブリッジ362、362、ならびに362は、高速減衰モード、低速減衰モード、混合減衰モードの3つのモードのうちの1つのモードで動作され得る。減衰モードは、さらに説明されるように、モータの動作要件に依存する。ここで図5A〜図5Dを参照すると、これらの図面は、本開示の技術の他の実施形態にしたがって構築および動作された、全体が参照番号400で示されるモータコイル制御回路、および係るモータコイル制御回路の動作モードの概略図である。図5Aでは、全体が参照番号400で示されるコイル制御回路が示されている。
一般に3相電動モータでは、モータの各完全電気的回転に対して、各コイルは、ロータの位置に応じて、第1時間間隔の間、第1電圧(または電流)で駆動され(ここでは「順方向位相」と呼ぶ)、第2間隔の間、第1電圧に対して極性が逆転した状態の第2電圧(または電流)で駆動される(ここでは「逆位相」と呼ぶ)。図5B〜図5Cでは、順方向位相の間にコイル制御回路400に印加される電圧を表す、パルス幅変調信号の図420、430、および440が示されている。
図5Aを参照すると、位相制御回路400は、モータ位相コイル404を駆動するHブリッジ402を、および電流センサ408を含む。モータ位相コイル404は、インダクタ406、抵抗器408、および逆起電力(EMF)生成器410としてモデル化される。Hブリッジ402は、4つトランジスタTr1、Tr2、Tr3、ならびにTr4を、および4つのダイオードD1、D2、D3、ならびにD4を含む。以下の説明では、トランジスタTr1、Tr2、TR3、およびTr4はN型トランジスタであると仮定される。一方、本明細書での記載がP型トランジスタを有するHブリッジにも、N型およびP型の両方を有するトランジスタにも、当てはまることが注目される。トランジスタTr1のソースはTr2のドレインに連結され、それによりノードV1が形成される。トランジスタTr3のソースはTr4のドレインに連結され、それによりノードV2が形成される。トランジスタTr1およびTr2のドレインは、供給電圧、Vb、に連結される。電流センサ412はトランジスタTr2のソースに、およびアースに連結されている。トランジスタTr4のソースもアースに連結されている。モータ位相コイル404の一方の端子はノードV1に連結され、モータ位相コイル404の他方の端子はノードV2に連結されている。
一般に、コイルに電流を流すとき、エネルギーは磁界の形態で一時的にコイルに蓄積される。電流が停止されるかまたは次第に低減されるとき。この逆起電力は、インダクタの極性を逆転させ、電流を逆方向に流れさせる。したがって、コイルがモータを駆動するために用いられるとき、逆起電力はモータを減速させ、さらには次第に停止させることさえある。コイルに蓄積されたエネルギーを放散させることは、モータが駆動され得るスピードに影響を及ぼす。
図5Bを参照し、且つ継続して図5Aを参照すると、タイミング図420は、低速減衰モードが用いられている場合の、トランジスタTr1、Tr2、Tr3、およびTr4のゲートに印加されるパルス幅変調電圧信号を表す。tとtとの間で、高電圧がトランジスタTr1およびTr4のゲートに印加され、低電圧(すなわち、トランジスタの閾値電圧より低い)がTr2およびTr3のゲートに印加され、かくしてノードV1が供給電圧、Vb、に、およびノードV2がアースに、接続される。時間tにおいて、低電圧(すなわちトランジスタの閾値電圧より低い)がトランジスタTr1のゲートに印加され、高電圧がトランジスタTr2のゲートに印加される。トランジスタTr3のゲートは低電圧に維持され、トランジスタTr4のゲートは高電圧に維持される。かくしてノードV1およびV2の両方が、この時点でアースに接続される。したがって時間tにおいて、インダクタの両端の唯一の電圧は逆起電力である(すなわち、Vinductor=逆起電力)。インダクタの放電速度は、インダクタの両端の電圧に、および回路の抵抗に比例する。インダクタの両端の電圧は逆起電力のみであり、回路の抵抗が比較的低いため、インダクタ406は「低」速(すなわち、以下でさらに説明する高速減衰モードおよび混合減衰モードの放電速度と比較して)で放電する。その結果、インダクタ406は、コイルの逆位相が始まる時間までに完全に放電し得ない。したがって、流れる平均電流は増加し(すなわち、高速減衰モードおよび混合減衰モードにおける平均電流と比較して)、ロータは「低」スピードで回転する(すなわち、以下でさらに説明する高速減衰モードおよび混合減衰モードにおけるロータスピードと比較して)。トランジスタTr1に印加されるパルスのパルス幅、W、がトランジスタTr2に印加されるパルスのパルス幅、W、と等しい必要がないことが注目される。
図5Cを参照し、且つ継続して図5Aを参照すると、タイミング図420は、高速減衰モードが用いられている場合の、Tr1、Tr2、Tr3、およびTr4のゲートに印加されるパルス幅変調電圧信号を表す。tとtとの間で、高電圧がTr1およびTr4のゲートに印加され、低電圧(すなわち、トランジスタの閾値電圧より低い)がTr2およびTr3のゲートに印加され、それによりノードV1が供給電圧、Vb、に、およびノードV2がアースに、接続される。その結果、逆起電力がインダクタの両端に生じる。時間tにおいて、低電圧(すなわち、トランジスタの閾値電圧より低い)がTr1およびTr4のゲートに印加され、高電圧がトランジスタTr2およびTr3のゲートに印加される。それによりノードV1はアースに接続され、ノードV2は供給電圧に接続される。したがって時間tにおいて、逆起電力が供給電圧Vbに加えられる(すなわち、Vinductor=逆起電力+Vb)。上述のように、インダクタの放電速度は、インダクタの両端の電圧に、および回路の抵抗に比例する。インダクタの両端の唯一の電圧が、供給電圧Vbに加えられた逆起電力であるため、インダクタ406は「高」速(すなわち、上述の低速減衰モードと、以下でさらに説明する混合減衰モードと、における放電速度と比較して)で放電する。その結果、インダクタ406は、コイルの逆位相が始まる時間までに完全に放電し得る。したがって、インダクタを流れる平均電流は低く(すなわち、低速減衰モードおよび混合減衰モードにおける平均電流と比較して)、ロータは「低」スピードで回転する(すなわち、低速減衰モードおよび混合減衰モードにおけるロータスピードと比較して)。トランジスタTr1およびTr4に印加されるパルスのパルス幅、W、がトランジスタTr2およびTr4に印加されるパルスのパルス幅、W、と等しい必要がないことが注目される。
図5Dを参照し、且つ継続して図5Aを参照すると、タイミング図440は、混合減衰モードが用いられている場合の、トランジスタTr1、Tr2、Tr3、およびTr4のゲートに印加されるパルス幅変調電圧信号を表す。tとtとの間で、高電圧がトランジスタTr1およびTr4のゲートに印加され、低電圧(すなわち、トランジスタの閾値電圧より低い)がTr2およびTr3のゲートに印加され、かくしてノードV1が供給電圧、Vb、に、およびノードV2がアースに、接続される。時間tにおいて、低電圧(すなわち、トランジスタの閾値電圧より低い)がトランジスタTr1のゲートに印加される。トランジスタTr2およびTr3のゲートは低電圧に維持され、トランジスタTr4のゲートは高電圧に維持される。それによりノードV2は、この時点で、アースに接続され、ノードV1はダイオードD3を介してアースに接続される。したがって時間tにおいて、インダクタの両端の唯一の電圧は逆起電力およびダイオードD3の順方向電圧である(すなわち、Vinductor=逆起電力+VD3)。上述のように、インダクタの放電速度は、インダクタの両端の電圧に、および回路の抵抗に比例する。インダクタの両端の唯一の電圧が、逆起電力およびダイオードの順方向電圧であるため、インダクタ電圧は、ダイオードD3の順方向電圧だけ、より高くなり(すなわち、低速減衰におけるインダクタの両端の電圧と比較して)、インダクタ406は中間的速度(すなわち、高速減衰モードの放電速度よりも低速、および低速減衰モードの放電速度よりも高速)で放電する。その結果、インダクタ406は、コイルの逆位相が始まりインダクタを流れる平均電流が中間的レベル(すなわち、低速減衰モードおよび高速減衰モードの平均電流と比較して)になる時間までに部分的に放電し、ロータは中間的なスピード(すなわち、低速減衰モードおよび高速減衰モードのロータスピードと比較して)で回転する。「減衰」および「放電」という用語がここでは相互交換可能に使用され、両方の用語がインダクタのエネルギーの放散に関するものであることが注目される。
上述のように、タイミング図420、430、および440は、順方向位相の間にコイル制御回路400に印加される電圧を表す。逆位相の間、トランジスタTr3は、トランジスタTr1の順方向位相PWM電圧信号と同様のPWM電圧信号を示すであろう。また逆位相の間、トランジスタTr2は、トランジスタTr4の順方向位相PWM電圧信号と同様のPWM電圧信号を示すであろう。さらに、トランジスタTr1の逆位相PWM電圧信号はトランジスタTr3の順方向位相PWM電圧信号と同様となり、トランジスタTr4の逆位相PWM電圧信号はトランジスタTr2の順方向PWM電圧信号と同様になるであろう。
本開示の技術が、上記で特定的に図示および説明された内容に必ずしも限定されないことは当業者により認識されるであろう。むしろ本開示の技術の範囲は、以下の請求項のみにより定められる。

Claims (10)

  1. 電動モータを制御するためのシステムであって、前記電動モータは少なくとも3つのコイルおよびロータを含み、前記システムは、
    ロータ動作プロファイルを生成するための、および前記ロータ動作プロファイルにしたがって位置コマンドを生成するための動作プロファイル生成器と、
    前記ロータの現在位置と前記位置コマンドとの間の位置誤差を最小化するための速度コマンドを判定するための、前記動作プロファイル生成器に連結された位置制御器と、
    前記位置コマンドに到達するために要求される速度の予測にしたがって順方向速度を判定するための、前記動作プロファイル生成器に連結された位置フィードフォワードと、
    前記速度コマンドおよび前記順方向速度にしたがって修正済み速度を生成するための、前記位置制御器に、および前記位置フィードフォワードに連結された第1加算器と、
    前記ロータの瞬時速度と前記修正済み速度との間の速度誤差を最小化するための電流コマンドを判定するための、前記第1加算器に連結された速度制御器と、
    前記修正済み速度に到達するために要求される電流の予測にしたがって順方向電流を判定するための、前記第1加算器に連結された速度フィードフォワードと、
    前記電流コマンドおよび前記順方向電流にしたがって修正済み電流を生成するための、前記速度制御器に、および前記速度フィードフォワードに連結された第2加算器と、
    少なくとも3つの電流制御ループのそれぞれ1つに対するそれぞれの修正済みコイル電流を判定するための、前記第2加算器に連結された整流子であって、前記整流子は、前記ロータの位置にしたがって前記修正済みコイル電流を前記少なくとも3つの電流制御ループ間で分割する、整流子と
    前記少なくとも3つの電流制御ループであって、前記少なくとも3つの電流制御ループのそれぞれは、前記少なくとも3つのコイルのそれぞれ1つに関連付けられ、各電流制御ループは、
    前記少なくとも3つのコイルのそれぞれ1つを流れる瞬時電流とそれぞれの修正済みコイル電流との間の電流誤差を最小化するための、そのそれぞれのコイルに対するそれぞれの電圧コマンドを判定するための、前記整流子に連結された電流制御器
    前記電圧コマンドをそのそれぞれのコイルに提供するための、前記電流制御器に連結されたhブリッジ
    を含む、電流制御ループと、
    を備える、システム。
  2. 前記電流制御ループのそれぞれは、
    れぞれの修正済み電流およびモータ電気的パラメータにしたがって、それぞれの順方向電圧を判定するための、前記整流子に連結された電流フィードフォワードと、
    そのそれぞれのコイルに対する修正済み電圧を生成するための、前記電流フィードフォワードおよび前記電流制御器に連結された第3加算器と、
    をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  3. それぞれの前記電流制御ループは、前記それぞれのコイルを流れる瞬時電流を判定するための、前記それぞれのコイルおよびそのそれぞれの電流制御器に連結された、それぞれの電流センサをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記ロータの現在位置を判定し、前記ロータの現在位置を前記動作プロファイル生成器、前記位置制御器、および前記整流子に提供するための、前記動作プロファイル生成器に、前記位置制御器に、および前記整流子に連結されたシャフトエンコーダをさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記ロータの瞬時速度を判定するための、前記シャフトエンコーダに、および前記速度制御器に連結された速度判定器をさらに含む、請求項4に記載のシステム。
  6. 動モータを制御するためのシステムであって、前記電動モータは少なくとも3つのコイルおよびロータを含み、前記システムは、
    ロータ動作プロファイルを生成するための、および前記ロータ動作プロファイルにしたがって位置コマンドを生成するための動作プロファイル生成器と、
    前記ロータの現在位置と前記位置コマンドとの間の位置誤差を最小化するための速度コマンドを判定するための、前記動作プロファイル生成器に連結された位置制御器と、
    前記位置コマンドに到達するために要求される速度の予測にしたがって順方向速度を判定するための、前記動作プロファイル生成器に連結された位置フィードフォワードと、
    前記位置コマンドおよび前記順方向速度にしたがって修正済み速度を生成するための、前記位置制御器に、および前記位置フィードフォワードに連結された第1加算器と、
    前記ロータの瞬時速度と前記修正済み速度との間の速度誤差を最小化するための電流コマンドを判定するための、前記第1加算器に連結された速度制御器と、
    前記修正済み速度に到達するために要求される電流の予測にしたがって順方向電流を判定するための、前記第1加算器に連結された速度フィードフォワードと、
    前記電流コマンドおよび前記順方向電流にしたがって修正済み電流を生成するための、前記速度制御器に、および前記速度フィードフォワードに連結された第2加算器と、
    れぞれのコイルを流れる瞬時電流と前記修正済み電流との間の電流誤差を最小化するためのそれぞれの電圧コマンドを判定するための、整流子に連結された電流制御器と、
    それぞれのコイルに対するそれぞれの電圧を判定し、前記少なくとも3つのコイル間で前記電圧を分割するための、前記電流制御器に連結された前記整流子と、
    前記電圧コマンドをそのそれぞれのコイルに提供するための、それぞれのコイルに、および前記整流子にそれぞれ連結された少なくとも3つのhブリッジと、
    備える、システム。
  7. れぞれの修正済み電流およびモータ電気的パラメータにしたがってそれぞれの順方向電圧を判定するための、前記整流子に連結された電流フィードフォワードと、
    修正済み電圧を生成するための、前記電流フィードフォワードに、および前記電流制御器に連結された第3加算器と、
    をさらに含む、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記システムは、前記コイルを流れる瞬時電流を判定するための、前記コイルのそれぞれに、および前記電流制御器に連結された電流センサをさらに含む、請求項6に記載のシステム。
  9. 前記ロータの現在位置を判定し、前記ロータの現在位置を、前記動作プロファイル生成器、前記位置制御器、および前記整流子に提供するための、前記動作プロファイル生成器に、前記位置制御器に、および前記整流子に連結されたシャフトエンコーダをさらに含む、請求項6に記載のシステム。
  10. 前記ロータの瞬時速度を判定するための、前記シャフトエンコーダに、および前記速度制御器に連結された速度判定器をさらに含む、請求項9に記載のシステム。
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