JP6275908B1 - 電線引出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】寸法が様々な電線巻設体に対して、一台の装置でもって対応(使用)できる電線引出装置を提供する。【解決手段】円環状ターン輪2上に設置して用いられ、3本〜8本のアーム4を有する放射状本体5と、この本体5に対して起立自在に設けられる保持杆8とを、備え、この保持杆8は、アーム4に対してラジアル方向無段階に位置決めされる。【選択図】図3
Description
本発明は、電線引出装置に関する。
一般住宅や事務所等の建物内の電気配線工事に於て、種々の電線が使用され、電線巻設体(ドーナツ状電線巻回体)についても、内径・外径が大小様々なものが使用される。
上記工事の現場で、電線巻設体(ドーナツ状電線巻回体)から、電線を引き出すために、ターンテーブルと一体化されて、上面に、起伏自在な門型線材から成る一対の枠部材に、電線巻設体を外嵌状にセットして、電線を引出す装置が公知である(特許文献1参照)。
あるいは、直方体型の筐体(収納箱)内に、電線巻設体を収納し、上面蓋板の中央の引出窓部から、電線を引き出す装置が公知である(特許文献2参照)。
上記工事の現場で、電線巻設体(ドーナツ状電線巻回体)から、電線を引き出すために、ターンテーブルと一体化されて、上面に、起伏自在な門型線材から成る一対の枠部材に、電線巻設体を外嵌状にセットして、電線を引出す装置が公知である(特許文献1参照)。
あるいは、直方体型の筐体(収納箱)内に、電線巻設体を収納し、上面蓋板の中央の引出窓部から、電線を引き出す装置が公知である(特許文献2参照)。
従来公知の上述の電線引出装置は、外径・内径・高さの各寸法が予め決まっている電線巻設体について使用するのであるならば、軽量で、コンパクトで使い易く、問題がない。
しかしながら、電気配線工事の現場では、既述の如く、電線巻設体の内径・外径の寸法が種々雑多であり、引用文献1,2のような従来の電線引出装置では、使用が困難な場合があった。
しかしながら、電気配線工事の現場では、既述の如く、電線巻設体の内径・外径の寸法が種々雑多であり、引用文献1,2のような従来の電線引出装置では、使用が困難な場合があった。
そこで、本発明は、円環状ターン輪の上に設置され鉛直状軸心廻り回転自在であって、載置された電線巻設体から電線を引出し自在な電線引出装置に於て;3本〜8本のアームを一体放射状に有すると共に上記電線巻設体が載置される放射状本体と;該放射状本体の上記アームから鉛直状に起立して、上記電線巻設体の孔内周面に対応して該電線巻設体のラジアル方向位置決めをする保持杆と;を具備し;上記アームの横断面形状は、底辺部と、左右鉛直辺部と、該鉛直辺部の上端に連設された係止用内鍔部とを、有し;さらに、上記保持杆は、その基端に係止片部を一体に有し、水平姿勢から鉛直姿勢に起立させてゆくと、該係止片部は上記アームの上記係止用内鍔部を上方へ弾性変形させつつ係止して、上記保持杆は上記アームに対してラジアル方向無段階位置決め自在に構成したものである。
また、上記アームは、上記円環状ターン輪の外周縁に係止可能な位置決め突片が下方向に突設されている。
また、上記放射状本体は、平面視に於ける中心位置に、有底状の短円筒部が一体に設けられ、電線巻設体の孔内周面の内径の小さ目のものに対して、又は、電線巻設体を取付けた電線ドラムの貫孔の小さ目のものに対して、ラジアル方向位置ずれを防ぐためのパイプ材を、上記短円筒部に上方から差込可能とした。
また、上記放射状本体は、平面視に於ける中心位置に、有底状の短円筒部が一体に設けられ、電線巻設体の孔内周面の内径の小さ目のものに対して、又は、電線巻設体を取付けた電線ドラムの貫孔の小さ目のものに対して、ラジアル方向位置ずれを防ぐためのパイプ材を、上記短円筒部に上方から差込可能とした。
本発明に係る電線引出装置によれば、内径・外径・高さ寸法が、大小様々な電線巻設体に対応可能となる。
即ち、内径・外径・高さ寸法が、相違した(ドーナツ状の)電線巻設体を、常に安定した正常な姿勢をもって保持しつつ、回転し、電線が、スムーズかつ確実に引き出しでき、電気配線工事を能率良く行い得る。
即ち、内径・外径・高さ寸法が、相違した(ドーナツ状の)電線巻設体を、常に安定した正常な姿勢をもって保持しつつ、回転し、電線が、スムーズかつ確実に引き出しでき、電気配線工事を能率良く行い得る。
以下、図示の実施の形態に基づき本発明を詳説する。
図1に於て、10は、電線10Cがドーナツ状(束状)に巻かれた電線巻設体であり、Zは、この電線巻設体10が載置された本発明に係る電線引出装置であって、この電線引出装置Zは、円環状ターン輪2の上に設置して使用される。
図1に於て、10は、電線10Cがドーナツ状(束状)に巻かれた電線巻設体であり、Zは、この電線巻設体10が載置された本発明に係る電線引出装置であって、この電線引出装置Zは、円環状ターン輪2の上に設置して使用される。
この円環状ターン輪2は、図3に示すように、多数の鋼球(ボール)21と、これを上下から包囲状として、上方リング22・下方リング23によって組立てられている(図3参照)。
また、この円環状ターン輪2は、ターンテーブル等とも一般に呼ばれることもあり、床面等の載置面に、水平状に設置され、本発明に係る電線引出装置Zは、円環状ターン輪2の上に設置されて、鉛直状軸心L2 廻りに回転自在である。
また、この円環状ターン輪2は、ターンテーブル等とも一般に呼ばれることもあり、床面等の載置面に、水平状に設置され、本発明に係る電線引出装置Zは、円環状ターン輪2の上に設置されて、鉛直状軸心L2 廻りに回転自在である。
図1〜図6に示す実施の形態に於て、3本〜8本のアーム4を一体放射状に有する放射状本体5を備え、この放射状本体5の上にドーナツ状(束状)の電線巻設体10が載置される。なお、放射状本体5のアーム4の本数は、図例では3本を示す。好ましくは、4本〜6本である。3本未満では、電線巻設体10を安定姿勢で保持することができない。また、8本を越せば、不必要に重量が大きくなる。
8は、本体5のアーム4から鉛直状に起立して、電線巻設体10の孔内周面10Aに対応して、電線巻設体10のラジアル方向位置決めをする保持杆である。具体例では、この保持杆8は基端以外は、角パイプ状である。
8は、本体5のアーム4から鉛直状に起立して、電線巻設体10の孔内周面10Aに対応して、電線巻設体10のラジアル方向位置決めをする保持杆である。具体例では、この保持杆8は基端以外は、角パイプ状である。
そして、図4に示したように、アーム4の横断面形状は、底辺部41と、左右鉛直辺部42,42と、該鉛直辺部42,42の上端に連設された係止用内鍔部43とを、一体に有する角型である。
なお、図4(A),図5,図6に示した実施例では、内鍔部43は、内方下傾状として、設けられている。これを、図4(B)に示したように、内方水平状として内鍔部43を形成することも可能である。
なお、図4(A),図5,図6に示した実施例では、内鍔部43は、内方下傾状として、設けられている。これを、図4(B)に示したように、内方水平状として内鍔部43を形成することも可能である。
さらに、保持杆8は、その基端9に係止片部11を一体に有する。図5と図6に示すように、アーム4に対して、そのラジアル外方端開口部から、保持杆8をその基端9から水平状に保ちつつ挿入してゆく(図5(A)の矢印Q参照)。次に、アーム4の所望の位置で挿入を止めて、図5(B)の矢印M方向に保持杆8を起立させる。つまり、保持杆8の先端が、ラジアル内方向かつ上方に向かって、起立(揺動)させてゆく。
このような起立(揺動)に伴って、図5(B)と図6(B)に示すように、係止片部11は、アーム4の係止用内鍔部43,43に対して押上力F11を付与する。これによって内鍔部43,43は上方へ弾性変形する(図6(B)の矢印M43参照)。
このような起立(揺動)に伴って、図5(B)と図6(B)に示すように、係止片部11は、アーム4の係止用内鍔部43,43に対して押上力F11を付与する。これによって内鍔部43,43は上方へ弾性変形する(図6(B)の矢印M43参照)。
このようにして、図6(A)の水平姿勢から、図6(B)の矢印M43方向への内鍔部43,43の弾性変形を経て、図6(C)の鉛直姿勢では、内鍔部43,43の弾性変形M43によって、内鍔部43,43から弾発的反力F43が付与され、保持杆8は鉛直姿勢を維持する。しかも、保持杆8を鉛直姿勢に立設(起立)させ得るアーム4のラジアル方向位置は、任意に(自由に)決め得る。つまり、無段階に位置決め自在である。なお、図5(B)(C)及び図6(B)(C)に示すように、起立途中及び鉛直姿勢にあっては、常に、保持杆8の下端部8Eは、アーム4の底辺部41に圧接する。
しかも、図1からも判る如く、電線巻設体10の孔内周面10Aは、保持杆8を、その上端をラジアル内方向へ倒さんとする力を与えるので、図5(C)の状態からは保持杆8はラジアル内方向へは倒れることがない。しかも、保持杆8の基端9は、底辺部41と係止用内鍔部43により、下方と上方から強く圧接状態(引掛り状態)となって、保持杆8はラジアル内方向へ不意に位置ずれ(移動)せず、そのラジアル内方位置を、維持できる。
しかも、図1からも判る如く、電線巻設体10の孔内周面10Aは、保持杆8を、その上端をラジアル内方向へ倒さんとする力を与えるので、図5(C)の状態からは保持杆8はラジアル内方向へは倒れることがない。しかも、保持杆8の基端9は、底辺部41と係止用内鍔部43により、下方と上方から強く圧接状態(引掛り状態)となって、保持杆8はラジアル内方向へ不意に位置ずれ(移動)せず、そのラジアル内方位置を、維持できる。
次に、図7〜図11に示す他の実施形態について説明すると、同一符号は図1〜図6に於て説明した構成と同様であるが、相違する点について以下説明する。
即ち、保持杆8を、水平姿勢のままで、アーム4の外端開口部45から差込んで、該保持杆8をもって、上記アーム4の長さを延長するアーム延長部材50に、兼用する。
即ち、保持杆8を、水平姿勢のままで、アーム4の外端開口部45から差込んで、該保持杆8をもって、上記アーム4の長さを延長するアーム延長部材50に、兼用する。
ところで、保持杆8の基端9には前述の係止片部11が一体に付設されており、図7に於て、アーム延長部材50(保持杆8)の先端寄りに下方向の荷重(外力)が作用して、図8の矢印M8 方向のモーメントが加わった際、アーム4の内鍔部43,43に係止して、上方へ飛び出すことを防止する係止片12が、保持杆8の端面8Gに溶接等で固着されている。
また、水平姿勢の保持杆8に於て、基端寄りからラジアル方向の中間にわたって、図8と図10に示すように、左右の内鍔部43,43の上面に(スライド可能に)乗り上げて、保持杆8のラジアル方向の中間から先端にわたって、下方傾斜状となるのを阻止する幅広帯板13が付設されている。
また、水平姿勢の保持杆8に於て、基端寄りからラジアル方向の中間にわたって、図8と図10に示すように、左右の内鍔部43,43の上面に(スライド可能に)乗り上げて、保持杆8のラジアル方向の中間から先端にわたって、下方傾斜状となるのを阻止する幅広帯板13が付設されている。
そして、図3に示すように、アーム4は、円環状ターン輪2の上面に、載置・分離自在として、載置され、ボルト等の連結具を使用していないので、円環状ターン輪2の軸心L2 と、放射状本体5の軸心とが位置ずれを生じたり、場合によっては、電線10Cを強く引出すときに、放射状本体5と電線巻設体10が、円環状ターン輪2に対して水平に滑って、脱落する虞もある。しかしながら、本発明では、図3に示す如く、円環状ターン輪2の外周縁2Gに係止可能な(倒立L字型の)位置決め突片6が下方向に突設されている。
なお、図3では、各アーム4に2個以上の位置決め突片6,6を配設して、種々相違する汎用の円環状ターン輪2に対応できるようにしている。
なお、図3では、各アーム4に2個以上の位置決め突片6,6を配設して、種々相違する汎用の円環状ターン輪2に対応できるようにしている。
次に、図1,図2,図7に示すように、放射状本体5は、平面視に於ける中心位置に、有底状の短円筒部15が溶接等で一体に設けられている。
この短円筒部15の有底状とは、完全に閉じる円底板の他に、貫孔を有する円底板を用いる場合も好ましい。
この短円筒部15に(図1,図2,図3等に示した)パイプ材16を上方から差込可能であって、図1に例示したように、電線巻設体10の孔内周面10Aが大きい内径のものでは、保持杆8を適用することで、省略できるが、電線巻設体10の孔内周面10Aの内径が小さ目のものに対しては、上記パイプ材16が、ラジアル方向位置ずれを防ぐ役目をなす。
起立姿勢の保持杆8を使用して電線巻設体10の位置決めを行う(位置ずれを阻止する)場合には、このパイプ材16を取去っても良い。
この短円筒部15の有底状とは、完全に閉じる円底板の他に、貫孔を有する円底板を用いる場合も好ましい。
この短円筒部15に(図1,図2,図3等に示した)パイプ材16を上方から差込可能であって、図1に例示したように、電線巻設体10の孔内周面10Aが大きい内径のものでは、保持杆8を適用することで、省略できるが、電線巻設体10の孔内周面10Aの内径が小さ目のものに対しては、上記パイプ材16が、ラジアル方向位置ずれを防ぐ役目をなす。
起立姿勢の保持杆8を使用して電線巻設体10の位置決めを行う(位置ずれを阻止する)場合には、このパイプ材16を取去っても良い。
本発明は、以上詳述したように、円環状ターン輪2の上に設置され鉛直状軸心L2 廻り回転自在であって、載置された電線巻設体10から電線10Cを引出し自在な電線引出装置に於て;3本〜8本のアーム4を一体放射状に有すると共に上記電線巻設体10が載置される放射状本体5と;該放射状本体5の上記アーム4から鉛直状に起立して、上記電線巻設体10の孔内周面10Aに対応して該電線巻設体10のラジアル方向位置決めをする保持杆8と;を具備し;上記アーム4の横断面形状は、底辺部41と、左右鉛直辺部42,42と、該鉛直辺部42,42の上端に連設された係止用内鍔部43とを、有し;さらに、上記保持杆8は、その基端9に係止片部11を一体に有し、水平姿勢から鉛直姿勢に起立させてゆくと、該係止片部11は上記アーム4の上記係止用内鍔部43を上方へ弾性変形させつつ係止して、上記保持杆8は上記アーム4に対してラジアル方向無段階位置決め自在に構成したので、放射状本体5はアーム4を一体放射状に有し、強度も大きく軽量化を図り得ると共に耐久性も優れる。特に、保持杆8がアーム4に対してラジアル方向無段階位置決め自在であることで、電線巻設体10の外径・内径・高さが大小種々のものに対して、柔軟に対応できて至便である。しかも、全体が軽量かつコンパクトとなる。
また、円環状ターン輪2の上面に、この電線引出装置Zを設置するので、設置・分離自在であって、持運びも容易である。
そして、内鍔部43,43を弾性変形させつつ、基端9の係止片部11が、起立姿勢に切換わる。
そして、保持杆8の基端9は、水平から起立姿勢へ切換わる際に、アーム4の内鍔部43,43を弾性変形させつつ係止状態となるので、一旦起立姿勢となった保持杆8は、がたつかずに安定して、その姿勢及びラジアル方向位置を維持する。
また、保持杆8の起立すべきアーム4のラジアル方向位置を、迅速・簡単に変更・調整できるので、孔内周面10Aの内径寸法が大小相違する(各種電線を各々巻いた)電線巻設体10について、本発明に係る一個の引出装置をもって、次々と連続して、室内配線工事を実施可能となる。
そして、内鍔部43,43を弾性変形させつつ、基端9の係止片部11が、起立姿勢に切換わる。
そして、保持杆8の基端9は、水平から起立姿勢へ切換わる際に、アーム4の内鍔部43,43を弾性変形させつつ係止状態となるので、一旦起立姿勢となった保持杆8は、がたつかずに安定して、その姿勢及びラジアル方向位置を維持する。
また、保持杆8の起立すべきアーム4のラジアル方向位置を、迅速・簡単に変更・調整できるので、孔内周面10Aの内径寸法が大小相違する(各種電線を各々巻いた)電線巻設体10について、本発明に係る一個の引出装置をもって、次々と連続して、室内配線工事を実施可能となる。
次に、上記保持杆8を、水平姿勢のままで、上記アーム4の外端開口部45から差込んで、該保持杆8をもって上記アーム4の長さを延長するアーム延長部材50に、兼用可能としたので、引出装置の構成部品の点数が増加しないで済み、しかも、電線巻設体10の外径寸法が大きなものであっても、安定姿勢をもって確実に取付け(載置)できて、配線工事を能率良く行い得る。
また、上記アーム4は、上記円環状ターン輪2の外周縁2Gに係止可能な位置決め突片6が下方向に突設されているので、円環状ターン輪2の軸心L2 に対して、放射状本体5の軸心(中心点)が位置ずれせず、円滑に電線10Cを引き出すことができる。
また、上記放射状本体5は、平面視に於ける中心位置に、有底状の短円筒部15が一体に設けられ、電線巻設体10の孔内周面10Aの内径の小さ目のものに対して、又は、電線巻設体10を取付けた電線ドラムの貫孔の小さ目のものに対して、ラジアル方向位置ずれを防ぐためのパイプ材16を、上記短円筒部15に上方から差込可能としたので、起立状態の保持杆8によって、孔内周面10Aの内径寸法が中から大き目の電線巻設体10を上述の如く確実に保持して、電線10Cを能率良く引出すことができると共に、内径寸法の小さ目の電線巻設体10をも、確実に保持して、電線10Cを同様に引出しできて、一層、多種多様な電線巻設体10に対して使用可能となる。また、(一般に使用されている木製の)電線ドラムに電線を巻いたものに対しては、その電線ドラムの貫孔が数十mmと小さい場合には、その貫孔にパイプ材16を挿入状として保持でき、電線ドラムから、能率良く電線を引出し得る。
2 円環状ターン輪(ターンテーブル)
2G 外周縁
4 アーム
5 放射状本体
6 位置決め突片
8 保持杆
9 基端
10 電線巻設体
10A 孔内周面
10C 電線
11 係止片部
15 短円筒部
16 パイプ材
41 底辺部
42 鉛直辺部
43 係止用内鍔部
45 外端開口部
50 アーム延長部材
L2 鉛直状軸心
Z 電線引出装置
2G 外周縁
4 アーム
5 放射状本体
6 位置決め突片
8 保持杆
9 基端
10 電線巻設体
10A 孔内周面
10C 電線
11 係止片部
15 短円筒部
16 パイプ材
41 底辺部
42 鉛直辺部
43 係止用内鍔部
45 外端開口部
50 アーム延長部材
L2 鉛直状軸心
Z 電線引出装置
Claims (3)
- 円環状ターン輪(2)の上に設置され鉛直状軸心(L2 )廻り回転自在であって、載置された電線巻設体(10)から電線(10C)を引出し自在な電線引出装置に於て、
3本〜8本のアーム(4)を一体放射状に有すると共に上記電線巻設体(10)が載置される放射状本体(5)と、
該放射状本体(5)の上記アーム(4)から鉛直状に起立して、上記電線巻設体(10)の孔内周面(10A)に対応して該電線巻設体(10)のラジアル方向位置決めをする保持杆(8)と、
を具備し、
上記アーム(4)の横断面形状は、底辺部(41)と、左右鉛直辺部(42)(42)と、該鉛直辺部(42)(42)の上端に連設された係止用内鍔部(43)とを、有し、
さらに、上記保持杆(8)は、その基端(9)に係止片部(11)を一体に有し、水平姿勢から鉛直姿勢に起立させてゆくと、該係止片部(11)は上記アーム(4)の上記係止用内鍔部(43)を上方へ弾性変形させつつ係止して、上記保持杆(8)は上記アーム(4)に対してラジアル方向無段階位置決め自在に構成したことを特徴とする引出装置。 - 上記アーム(4)は、上記円環状ターン輪(2)の外周縁(2G)に係止可能な位置決め突片(6)が下方向に突設されている請求項1記載の引出装置。
- 上記放射状本体(5)は、平面視に於ける中心位置に、有底状の短円筒部(15)が一体に設けられ、電線巻設体(10)の孔内周面(10A)の内径の小さ目のものに対して、又は、電線巻設体(10)を取付けた電線ドラムの貫孔の小さ目のものに対して、ラジアル方向位置ずれを防ぐためのパイプ材(16)を、上記短円筒部(15)に上方から差込可能とした請求項1又は2記載の引出装置。
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