JP6270640B2 - 冗長化電源装置 - Google Patents

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Description

この発明は冗長化電源装置に関し、特に、複数の電源ユニットを備えた冗長化電源装置に関する。
従来より、ネットワークサーバーや無線基地局などの高い信頼性が必要とされる重要負荷には、冗長化電源装置が使用されている。冗長化電源装置は、負荷に対して並列接続された複数の電源ユニットを備えている。複数の電源ユニットのうちのいずれか1つの電源ユニットから負荷に電力が供給され、電力を供給している電源ユニットが故障した場合は、他の1つの電源ユニットから負荷に電力が供給される。したがって、1つの電源ユニットが故障した場合でも、負荷の運転を継続することができる(たとえば特許文献1参照)。
特開平11−202951号公報
しかし、従来の冗長化電源装置では、1つの電源ユニットに負荷電流が集中するので、その電源ユニットの発熱量が大きくなり、装置の信頼性が低下するという問題があった。電源ユニットの発熱量が大きくなると、温度変化によって半田接合部や電子部品の寿命が短くなったり、部品特性が大きく変化して動作が不安定になってしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、信頼性の高い冗長化電源装置を提供することである。
この発明に係る冗長化電源装置は、互いに異なる複数の電圧を負荷に供給する冗長化電源装置であって、それぞれ複数の電圧を負荷に出力するための複数の出力端子と、各々が複数の電圧のうちのいずれかの電圧を選択的に生成し、生成した電圧を当該電圧が対応する出力端子に出力する複数の電源ユニットとを備え、複数の電圧が複数の電源ユニットから分散して出力されるように、各電源ユニットは他の電源ユニットと異なる電圧を出力する。
この発明に係る冗長化電源装置では、負荷で必要とされる複数の電圧が複数の電源ユニットから分散して出力される。したがって、1つの電源ユニットに負荷電流が集中することを防止することができ、信頼性の向上を図ることができる。
この発明の実施の形態1による冗長化電源装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した冗長化電源装置の動作を示すブロック図である。 図1に示した冗長化電源装置の他の動作を示すブロック図である。 図2に示した電圧発生回路G1が故障した場合を説明するためのブロック図である。 図4で説明した場合における冗長化電源装置の動作を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2による冗長化電源装置の構成を示すブロック図である。 図6に示した冗長化電源装置の動作を示すブロック図である。 図6に示した冗長化電源装置の他の動作を示すブロック図である。 図7に示した電圧発生回路G1が故障した場合を説明するためのブロック図である。 図9で説明した場合における冗長化電源装置の動作を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による冗長化電源装置の構成を示すブロック図である。 図11に示した冗長化電源装置の動作を示すブロック図である。 図12に示した電圧発生回路G11が故障した場合を説明するためのブロック図である。 図13で説明した場合における冗長化電源装置の動作を示すブロック図である。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による冗長化電源装置1の構成を示すブロック図である。図1において、この冗長化電源装置1は、外部電源3(たとえば交流電源)から供給される電源電圧(たとえば交流電源電圧)によって駆動され、互いに異なる複数(たとえば2つ)の直流電圧V1,V2を生成して負荷4に供給するものである。
冗長化電源装置1は、電源ユニットU1,U2、電圧検出回路VD1,VD2、制御回路2、および出力端子T1,T2を備える。電源ユニットU1は電圧発生回路G1,G2を含み、電源ユニットU2は電圧発生回路G3,G4を含む。
電圧発生回路G1は、外部電源3から交流電源電圧を受ける入力端子Aと、出力端子T1に接続された出力端子Bと、制御回路2からの制御信号φ1を受ける制御端子Cとを含む。電圧発生回路G1は、制御端子Cに与えられた制御信号φ1が活性化レベルの「H」レベルにされた場合に活性化され、入力端子Aに与えられた交流電源電圧を直流電圧V1に変換して出力端子T1に出力する順変換回路である。電圧発生回路G1は、制御端子Cに与えられた制御信号φ1が非活性化レベルの「L」レベルにされた場合は非活性化され、出力端子Bをハイインピーダンス状態にする。
電圧発生回路G2は、外部電源3から交流電源電圧を受ける入力端子Aと、出力端子T2に接続された出力端子Bと、制御回路2からの制御信号φ2を受ける制御端子Cとを含む。電圧発生回路G2は、制御端子Cに与えられた制御信号φ2が活性化レベルの「H」レベルにされた場合に活性化され、入力端子Aに与えられた交流電源電圧を直流電圧V1に変換して出力端子T2に出力する順変換回路である。電圧発生回路G2は、制御端子Cに与えられた制御信号φ1が非活性化レベルの「L」レベルにされた場合は非活性化され、出力端子Bをハイインピーダンス状態にする。
電圧発生回路G3は、外部電源3から交流電源電圧を受ける入力端子Aと、出力端子T1に接続された出力端子Bと、制御回路2からの制御信号φ3を受ける制御端子Cとを含む。電圧発生回路G3は、制御端子Cに与えられた制御信号φ3が活性化レベルの「H」レベルにされた場合に活性化され、入力端子Aに与えられた交流電源電圧を直流電圧V1に変換して出力端子T1に出力する順変換回路である。電圧発生回路G3は、制御端子Cに与えられた制御信号φ3が非活性化レベルの「L」レベルにされた場合は非活性化され、出力端子Bをハイインピーダンス状態にする。
電圧発生回路G4は、外部電源3から交流電源電圧を受ける入力端子Aと、出力端子T2に接続された出力端子Bと、制御回路2からの制御信号φ4を受ける制御端子Cとを含む。電圧発生回路G4は、制御端子Cに与えられた制御信号φ4が活性化レベルの「H」レベルにされた場合に活性化され、入力端子Aに与えられた交流電源電圧を直流電圧V2に変換して出力端子T2に出力する順変換回路である。電圧発生回路G4は、制御端子Cに与えられた制御信号φ4が非活性化レベルの「L」レベルにされた場合は非活性化され、出力端子Bをハイインピーダンス状態にする。
電圧検出回路VD1は、出力端子T1の直流電圧V1を検出し、その検出値が正常か否かを判別し、その判別結果である故障情報を制御回路2に与える。電圧検出回路VD2は、出力端子T2の直流電圧V2を検出し、その検出値が正常か否かを判別し、その判別結果である故障情報を制御回路2に与える。
制御回路2は、電圧検出回路VD1,VD2からの故障情報に基づいて制御信号φ1〜φ4を生成し、電圧発生回路G1〜G4の各々を活性化または非活性化させる。負荷4は、冗長化電源装置1の出力端子T1,T2から出力される直流電圧V1,V2によって駆動される。負荷4は、高い信頼性が必要とされる重要負荷である。
次に、この冗長化電源装置1の動作について説明する。まず制御回路2は、2つの直流電圧V1,V2が2つの電源ユニットU1,U2から分散して出力されるように、電圧発生回路G1〜G4の各々を制御する。すなわち、制御回路2は、図2に示すように、制御信号φ1,φ4を活性化レベルの「H」レベルにして電圧発生回路G1,G4を活性化させるとともに、制御信号φ2,φ3を非活性化レベルの「L」レベルにして電圧発生回路G2,G3を非活性化させ、電圧発生回路G1,G4から直流電圧V1,V2を負荷4に供給させる。
あるいは、制御回路2は、図3に示すように、制御信号φ2,φ3を活性化レベルの「H」レベルにして電圧発生回路G2,G3を活性化させるとともに、制御信号φ1,φ4を非活性化レベルの「L」レベルにして電圧発生回路G1,G4を非活性化させ、電圧発生回路G2,G3から直流電圧V2,V1を負荷4に供給させる。
活性化された電圧発生回路Gが外部電源3から供給された交流電源電圧を直流電圧V1またはV2に変換する際、その電圧発生回路Gにおいて電力損失が発生する。この電力損出は、熱となり電圧発生回路Gおよびその周囲の温度を上昇させる。
周囲温度が高くなるに従って、半田接合部や電子部品等の寿命は短くなる。一般的に周囲温度が10℃上昇すると、電解コンデンサなどの寿命は1/2になる。半田接合部の周囲温度に変化が生じた場合、電子部品とプリント基板の熱膨張係数の差から生じる応力が半田接合部に繰返し加わるため、最終的に半田接合部が疲労して破壊される。このとき、半田接合部の周囲温度が高くなると、熱膨張係数の差から生じる応力も大きくなり、疲労破壊に至るまでの時間が短くなる。すなわち、半田接合部の寿命は短くなる。さらに、電子部品の電気特性は周囲温度に変化し、周囲温度が高くなると特性は悪くなる。
ここで、電圧発生回路G1,G3の各々が直流電圧V1を生成する時の電力損失により、放出される発熱量をW1とし、電圧発生回路G2,G4の各々が直流電圧V2を生成する時の電力損失により、放出される発熱量をW2とする。
仮に、1つの電源ユニットU1の電圧発生回路G1,G2から直流電圧V1,V2を出力するか、1つの電源ユニットU2の電圧発生回路G3,G4から直流電圧V1,V2を出力するものとする。
この場合、1つの電源ユニットUのみで電力損失が発生し、その電源ユニットUの発熱量がW1+W2となり、その電源ユニットUの半田接合部や電子部品の寿命は短くなる。1つの電源ユニットUの2つの電圧発生回路Gが活性化されて発熱量がW1+W2となった場合における電源ユニットUの周囲温度と外気温度との温度差が、1つの電源ユニットUの1つの電圧発生回路Gのみが活性化されて発熱量がW1またはW2となった場合における電源ユニットUの周囲温度と外気温度との温度差の2倍になったと仮定すると、半田接合部の寿命は約1/10となる。
さらに、温度特性による特性の変化が大きくなるため、出力電力や出力電圧が不安定となる。たとえばダイオードでは、アノードからカソードに電流を流した時の順方向電圧の最大値は、周囲温度が0℃である時は0.9Vであるが、周囲温度が50℃である時は0.6Vとなり、周囲温度が100℃である時は0.4Vとない、温度が高くなるに従って電気特性が変化する。すなわち、1つの電源ユニットUの2つの電圧発生回路Gが同時発熱した環境下における電気部品の特性と理想特性との差は、1つの電源ユニットUの1つの電圧発生回路Gのみが発熱した環境下における電気部品の特性と理想特性との差よりも大きくなる。
さらに、電気回路が稼働するとノイズが発生し、そのノイズはその電気回路自身のみならず他の装置の誤作動を引き起こす原因となる。たとえば1つの電源ユニットU1のみから2つの直流電圧V1,V2を出力した場合、電圧発生回路G1から直流電圧V1を出力する時に発生するノイズと、電圧発生回路G2から直流電圧V2を出力する時に発生するノイズの両方が集中的に発生する。このため、ノイズ対策部品として、ノイズフィルタやフェライト部品を多用する必要が生じる。
これに対して本実施の形態1の冗長化電源装置1では、2つの直流電圧V1,V2を2つの電源ユニットU1,U2から分散して出力する。したがって、電源ユニットU1,U2の各々における発熱量はW1またはW2となり、1つの電源ユニットUに負担が集中しない。このため、各電源ユニットU内の局所的な発熱を抑えることが可能となる。これによって、実装部品や半田付け部の長寿命化を図ることができ、信頼性の高い冗長化電源装置を得ることができる。
また、冗長化電源装置1内における実装部品の温度特性に左右され難く、安定した直流電圧V1,V2を負荷4に供給することができる。
さらに、電圧発生回路G1またはG3から直流電圧V1を出力する時に発生するノイズと、電圧発生回路G2またはG4から直流電圧V2を出力する時に発生するノイズを2つの電源ユニットU1,U2に分散することができる。このため、ノイズを低減することができ、出力ケーブルや半導体デバイスのリードに挿入するフェライト部品を大幅に削減することができる。
次に、電圧発生回路Gが故障した場合における冗長化電源装置1の動作について説明する。まず図2で示したように、電源ユニットU1の電圧発生回路G1から直流電圧V1を出力し、電源ユニットU2の電圧発生回路G4から直流電圧V2を出力しているものとする。すなわち電圧発生回路G1,G4が活性化され、電圧発生回路G2,G3が非活性化されている。
ここで、図4に示すように、電源ユニットU1の電圧発生回路G1がたとえば故障して直流電圧V1が不安定になったものとする。この場合、直流電圧V1が不安定になったことが電圧検出回路VD1によって検出され、直流電圧V1が異常であることを示す故障情報が電圧検出回路VD1から制御回路2に伝達される。制御回路2は、電圧検出回路VD1からの故障情報に基づいて、出力端子T1に直流電圧V1を出力している電圧発生回路G1が異常であると判別する。
制御回路2は、異常であると判別した電圧発生回路G1を選択対象から除外し、電源ユニットU1,U2から直流電圧V1,V2が分散して出力されるように、電圧発生回路G2,G3を選択し、選択した電圧発生回路G2,G3を活性化させる。すなわち、制御回路2は、図5に示すように、電圧発生回路G1,G4を非活性化させるとともに電圧発生回路G2,G3を活性化させ、電圧発生回路G2,G3からそれぞれ直流電圧V2,V1を出力させる。これにより、負荷4の運転が継続される。
さらに、電源ユニットU1の電圧発生回路G1だけでなく電圧発生回路G2も異常である場合は、制御回路2は、電源ユニットU2の電圧発生回路G3,G4から直流電圧V1,V2を出力させる。すなわち、特定の電源ユニットUの複数の電圧発生回路Gが全て故障した場合には、故障していない他の1つの電源ユニットUの複数の電圧発生回路Gから負荷4が要求する全ての直流電圧Vを出力する場合もある。
以上のように、本実施の形態1によれば、特定の電源ユニットUの電圧発生回路Gが故障した場合でも、スムーズに電圧発生回路Gを切り替えて復旧できるので、信頼性の高い冗長化電源装置1を提供することができる。
なお、本実施の形態1では、負荷4が要求する出力電圧の数と、電源ユニットUの数と、1つの電源ユニットU内の電圧発生回路Gの数とがともに2の場合について説明したが、それらの数が3以上である場合でも同様の効果が得られる。
また、本実施の形態1では、外部電源3が交流電源であり、電圧発生回路G1〜G4の各々が交流電源電圧を直流電圧に変換する順変換回路置である場合について説明したが、これに限るものではない。外部電源3が直流電源であり、電圧発生回路G1〜G4の各々が直流電源電圧を直流電圧に変換する直流−直流変換回路であっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施の形態1では、電圧検出回路VD1,VD2が出力端子T1,T2の直流電圧V1,V2を検出し、検出した直流電圧V1,V2が正常か否かを判別したが、これに限るものではなく、電圧検出回路VD1,VD2が出力端子T1,T2の直流電圧V1,V2を検出し、制御回路2が電圧発生回路VD1,VD2の検出結果に基づいて直流電圧V1,V2が正常か否かを判別しても構わない。
[実施の形態2]
図6は、この発明の実施の形態2による冗長化電源装置11の構成を示すブロック図である。図6において、この冗長化電源装置11は、外部電源3(たとえば交流電源)から供給される電源電圧(たとえば交流電源電圧)によって駆動され、互いに異なる複数(たとえば2つ)の直流電圧V1,V2を生成して負荷4に供給するものである。
冗長化電源装置11は、電源ユニットU11,U12、電圧検出回路VD1,VD2、および出力端子T1,T2を備える。電源ユニットU11は電圧発生回路G1,G2および制御回路C1を含み、電源ユニットU12は電圧発生回路G3,G4および制御回路C2を含む。電圧発生回路G1〜G4は、実施の形態1で説明した通りである。
電圧検出回路VD1は、出力端子T1の直流電圧V1を検出し、その検出値が正常か否かを判別し、その判別結果である故障情報を制御回路C1に与える。電圧検出回路VD2は、出力端子T2の直流電圧V2を検出し、その検出値が正常か否かを判別し、その判別結果である故障情報を制御回路C2に与える。
制御回路C1,C2は、通信回線12で互いに接続されており、1つの総合制御回路を構成している。制御回路C1は、電圧検出回路VD1から与えられた故障情報を受け、その故障情報を通信回線12を介して制御回路C2に送信し、その故障情報を制御回路C2と共有する。制御回路C2は、電圧検出回路VD2から与えられた故障情報を受け、その故障情報を通信回線12を介して制御回路C1に送信し、その故障情報を制御回路C1と共有する。
制御回路C1は、制御回路C2と共有している故障情報などに基づいて制御信号φ1,φ2を生成し、電圧発生回路G1,G2の各々を活性化または非活性化させる。制御回路C2は、制御回路C1と共有している故障情報などに基づいて制御信号φ3,φ4を生成し、電圧発生回路G3,G4の各々を活性化または非活性化させる。負荷4は、冗長化電源装置11の出力端子T1,T2から出力される直流電圧V1,V2によって駆動される。負荷4は、高い信頼性が必要とされる重要負荷である。
次に、この冗長化電源装置11の動作について説明する。まず制御回路C1,C2は、2つの直流電圧V1,V2が2つの電源ユニットU1,U2から分散して出力されるように、電圧発生回路G1〜G4の各々を制御する。すなわち、制御回路C1,C2は、図7に示すように、制御信号φ1,φ4を活性化レベルの「H」レベルにして電圧発生回路G1,G4を活性化させるとともに、制御信号φ2,φ3を非活性化レベルの「L」レベルにして電圧発生回路G2,G3を非活性化させ、電圧発生回路G1,G4から直流電圧V1,V2を負荷4に供給させる。
あるいは、制御回路C1,C2は、図8に示すように、制御信号φ2,φ3を活性化レベルの「H」レベルにして電圧発生回路G2,G3を活性化させるとともに、制御信号φ1,φ4を非活性化レベルの「L」レベルにして電圧発生回路G1,G4を非活性化させ、電圧発生回路G2,G3から直流電圧V2,V1を負荷4に供給させる。
次に、電圧発生回路Gが故障した場合における冗長化電源装置11の動作について説明する。まず図7で示したように、電源ユニットU1の電圧発生回路G1から直流電圧V1を出力し、電源ユニットU2の電圧発生回路G4から直流電圧V2を出力しているものとする。すなわち電圧発生回路G1,G4が活性化され、電圧発生回路G2,G3が非活性化されている。
ここで、図9に示すように、電源ユニットU1の電圧発生回路G1がたとえば故障して直流電圧V1が不安定になったものとする。この場合、直流電圧V1が異常であることが電圧検出回路VD1によって検知され、直流電圧V1が異常であることを示す故障情報が電圧検出回路VD1から制御回路C1に与えられ、さらにその故障情報が制御回路C1から通信回線12を介して制御回路C2に伝達される。制御回路C1,C2は、共有する故障情報に基づいて、出力端子T1に直流電圧V1を出力している電圧発生回路G1が異常であると判別する。
制御回路C1,C2は、異常であると判別した電圧発生回路G1を選択対象から除外し、電源ユニットU1,U2から直流電圧V1,V2が分散して出力されるように、電圧発生回路G2,G3を選択し、選択した電圧発生回路G2,G3を活性化させる。すなわち、制御回路C1,C2は、図10に示すように、電圧発生回路G1,G4を非活性化させるとともに電圧発生回路G2,G3を活性化させ、電圧発生回路G2,G3からそれぞれ直流電圧V2,V1を出力させる。これにより、負荷4の運転が継続される。
さらに、電源ユニットU1の電圧発生回路G1だけでなく電圧発生回路G2も故障した場合は、制御回路C1,C2は、電源ユニットU2の電圧発生回路G3,G4から直流電圧V1,V2を出力させる。すなわち、特定の電源ユニットUの複数の電圧発生回路Gが全て故障した場合には、故障していない他の1つの電源ユニットUの複数の電圧発生回路Gから負荷4が要求する全ての直流電圧Vを出力する場合もある。
この実施の形態2でも、実施の形態1と同じ効果が得られる。
また、本実施の形態2では、電圧検出回路VD1,VD2が出力端子T1,T2の直流電圧V1,V2を検出し、直流電圧V1,V2が正常か否かを判別したが、これに限るものではなく、電圧検出回路VD1,VD2が出力端子T1,T2の直流電圧V1,V2を検出し、制御回路C1,C2が電圧発生回路VD1,VD2の検出結果に基づいて直流電圧V1,V2が正常か否かを判別しても構わない。
[実施の形態3]
図11は、この発明の実施の形態3による冗長化電源装置21の構成を示すブロック図である。図11において、この冗長化電源装置21は、外部電源3(たとえば交流電源)から供給される電源電圧(たとえば交流電源電圧)によって駆動され、互いに異なる複数(たとえば2つ)の直流電圧V1,V2を生成して負荷4に供給するものである。
冗長化電源装置21は、電源ユニットU21,U22、ダイオードD1〜D4、および出力端子T1,T2を備える。電源ユニットU21は電圧発生回路G11,G12を含み、電源ユニットU22は電圧発生回路G13,G14を含む。
電圧発生回路G11は、外部電源3から交流電源電圧を受ける入力端子Aと、出力端子Bとを含む。電圧発生回路G11は、入力端子Aに与えられた交流電源電圧を直流電圧V1に変換して出力端子Bに出力する順変換回路である。電圧発生回路G11の出力電圧V1は、調整可能になっている。たとえば、電圧発生回路G11に含まれる2次側の抵抗値を調整すると、出力電圧V1を調整することができる。
電圧発生回路G12は、外部電源3から交流電源電圧を受ける入力端子Aと、出力端子Bとを含む。電圧発生回路G12は、入力端子Aに与えられた交流電源電圧を直流電圧V2に変換して出力端子Bに出力する順変換回路である。電圧発生回路G12の出力電圧V2は、調整可能になっている。たとえば、電圧発生回路G12に含まれる2次側の抵抗値を調整すると、出力電圧V2を調整することができる。
電圧発生回路G13は、外部電源3から交流電源電圧を受ける入力端子Aと、出力端子Bとを含む。電圧発生回路G13は、入力端子Aに与えられた交流電源電圧を直流電圧V1に変換して出力端子Bに出力する順変換回路である。電圧発生回路G13の出力電圧V1は、調整可能になっている。たとえば、電圧発生回路G13に含まれる2次側の抵抗値を調整すると、出力電圧V1を調整することができる。
電圧発生回路G14は、外部電源3から交流電源電圧を受ける入力端子Aと、出力端子Bとを含む。電圧発生回路G14は、入力端子Aに与えられた交流電源電圧を直流電圧V2に変換して出力端子Bに出力する順変換回路である。電圧発生回路G14の出力電圧V2は、調整可能になっている。たとえば、電圧発生回路G14に含まれる2次側の抵抗値を調整すると、出力電圧V2を調整することができる。
ダイオードD1,D3のアノードはそれぞれ電圧発生回路G11,G13の出力端子Bに接続され、それらのカソードはともに出力端子T1に接続されている。ダイオードD1,D3は、電圧発生回路G11,G13の出力電圧のうちの高い方の電圧を出力端子T1に出力するダイオードOR回路を構成する。
ダイオードD2,D4のアノードはそれぞれ電圧発生回路G12,G14の出力端子Bに接続され、それらのカソードはともに出力端子T2に接続されている。ダイオードD2,D4は、電圧発生回路G12,G14の出力電圧のうちの高い方の電圧を出力端子T2に出力するダイオードOR回路を構成する。負荷4は、冗長化電源装置21の出力端子T1,T2から出力される直流電圧V1,V2によって駆動される。負荷4は、高い信頼性が必要とされる重要負荷である。
次に、この冗長化電源装置21の動作について説明する。まず図12に示すように、電圧発生回路G11の出力電圧をV1よりも高いV1Aに調整するとともに、電圧発生回路G14の出力電圧をV2よりも高いV2Aに調整する。V1A,V2Aは、負荷4の耐圧を超えない電圧であり、それぞれV1,V2よりも微小電圧ΔVだけ高い電圧である。これにより、ダイオードD1,D4がオンするとともにダイオードD2,D3がオフし、電圧発生回路G11,G14の出力電圧V1A,V2Aが負荷4に供給される。
このように本実施の形態3では、2つの電源ユニットU21,U22から2つの直流電圧V1A,V2Aが分散して出力されるので、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
次に、電圧発生回路Gが故障した場合の動作について説明する。図12で示したように、電圧発生回路G11,G14の出力電圧V1A,V2Aが負荷4に供給されているものとする。ここで、故障等の原因で電源ユニットU21の電圧発生回路G12から電圧V1Aが出力されなくなった場合、図13に示すように電圧発生回路G11から負荷4に電流が流れなくなる。この場合、図14に示すようにダイオードD1がオフするとともにダイオードD3がオンし、電圧発生回路G13,G14から負荷4に直流電圧V1,V2Aが出力され、負荷4の運転が継続される。
この実施の形態3でも、実施の形態1と同じ効果が得られる。
なお、本実施の形態3では、負荷4が要求する出力電圧の数と、電源ユニットUの数と、1つの電源ユニットU内の電圧発生回路Gの数とがともに2の場合について説明したが、それらの数が3以上である場合でも同様の効果が得られる。
また、本実施の形態3では、外部電源3が交流電源であり、電圧発生回路G11〜G14の各々が交流電源電圧を直流電圧に変換する順変換回路置である場合について説明したが、これに限るものではない。外部電源3が直流電源であり、電圧発生回路G11〜G14の各々が直流電源電圧を直流電圧に変換する直流−直流変換回路であっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,11,21 冗長化電源装置、2,C1,C2 制御回路、3 外部電源、4 負荷、U1,U2,U11,U12,U21,U22 電源ユニット、VD1,VD2 電圧検出回路、G1〜G4,G11〜G14 電圧発生回路、A 入力端子、B,T1,T2 出力端子、C 制御端子、D1〜D4 ダイオード。

Claims (8)

  1. 互いに異なる複数の電圧を負荷に供給する冗長化電源装置であって、
    それぞれ前記複数の電圧を前記負荷に出力するための複数の出力端子と、
    各々が前記複数の電圧のうちのいずれかの電圧を選択的に生成し、生成した電圧を当該電圧が対応する出力端子に出力する複数の電源ユニットとを備え、
    前記複数の電圧が前記複数の電源ユニットから分散して出力されるように、各電源ユニットは他の電源ユニットと異なる電圧を出力する、冗長化電源装置。
  2. 各電源ユニットは、それぞれ前記複数の電圧に対応して設けられた複数の電圧発生回路を含み、
    各電源ユニットにおいて他の電源ユニットと異なる電圧発生回路が選択され、選択された各電圧発生回路は、外部電源電圧に基づいて対応する電圧を生成し、生成した電圧を対応する出力端子に出力する、請求項1に記載の冗長化電源装置。
  3. 各電源ユニットの前記複数の電圧発生回路のうちの異常な電圧発生回路は選択されず、正常な電圧発生回路が選択される、請求項2に記載の冗長化電源装置。
  4. さらに、それぞれ前記複数の出力端子に対応して設けられ、各々が対応の出力端子の電圧を検出し、検出した電圧が正常か否かを判別する複数の電圧検出回路と、
    前記複数の電圧検出回路の判別結果に基づいて、異常な電圧発生回路を選択対象から除外し、各電源ユニットにおいて他の電源ユニットと異なる正常な電圧発生回路を選択する制御回路とを備える、請求項3に記載の冗長化電源装置。
  5. 各電圧発生回路は、制御端子を含み、前記制御端子に活性化レベルの信号が与えられた場合は活性化されて対応の電圧を出力し、前記制御端子に非活性化レベルの信号が与えられた場合は非活性化されて対応の電圧の出力を停止し、
    前記制御回路は、選択した各電圧発生回路の制御端子に前記活性化レベルの信号を与え、選択していない各電圧発生回路の制御端子に前記非活性化レベルの信号を与える、請求項4に記載の冗長化電源装置。
  6. さらに、それぞれ前記複数の出力端子に対応して設けられ、各々が対応の出力端子の電圧を検出し、検出した電圧が正常か否かを判別する複数の電圧検出回路と、
    それぞれ前記複数の電圧検出回路に対応して設けられ、通信回線によって互いに結合された複数の制御回路とを備え、
    各制御回路は対応の電圧検出回路の判別結果を前記通信回線を介して他の制御回路に伝達し、前記複数の制御回路は前記複数の電圧検出回路の判別結果を共有して1つの総合制御回路を構成し、
    前記総合制御回路は、前記複数の電圧検出回路の判別結果に基づいて、異常な電圧発生回路を選択対象から除外し、各電源ユニットにおいて他の電源ユニットと異なる正常な電圧発生回路を選択する、請求項3に記載の冗長化電源装置。
  7. 各電圧発生回路は、制御端子を含み、前記制御端子に活性化レベルの信号が与えられた場合は活性化されて対応の電圧を出力し、前記制御端子に非活性化レベルの信号が与えられた場合は非活性化されて対応の電圧の出力を停止し、
    前記総合制御回路は、選択した各電圧発生回路の制御端子に前記活性化レベルの信号を与え、選択していない各電圧発生回路の制御端子に前記非活性化レベルの信号を与える、請求項6に記載の冗長化電源装置。
  8. 各電源ユニットは、それぞれ前記複数の電圧に対応して設けられた複数の電圧発生回路を含み、各電圧発生回路の出力電圧は調整可能になっていて、
    さらに、各電圧発生回路に対応して設けられ、アノードが対応の電圧発生回路の出力電圧を受け、カソードが対応する出力端子に接続されたダイオードを備え、
    各電源ユニットにおいて他の電源ユニットと異なる電圧発生回路が選択され、選択された各電圧発生回路の出力電圧は当該電圧発生回路が対応する電圧よりも高い電圧に調整され、選択されない各電圧発生回路の出力電圧は当該電圧発生回路が対応する電圧に調整される、請求項1に記載の冗長化電源装置。
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