JP6270112B2 - 撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、オートブラケット撮影が可能な撮像装置、撮像方法及びプログラムに関する。
一般に、デジタルスチルカメラなどの撮像装置に備えられているオートブラケット撮影機能は、撮影条件を示す撮影パラメータ(例えば、発光、フラッシュ、露出、ホワイトバランスなど)の基準値及びその基準値を変更した値に基づいて複数回の高速撮影を連続して行うようにしているが、それに先立って、ユーザは、オートブラケット撮影(以下、ブラケット撮影)のパラメータの振り幅(パラメータの値をどれだけ変えて連続撮影するかどうか)を設定した上でブラケット撮影を指示するようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−134045号公報
しかしながら、上述した特許文献の技術のように、ユーザが撮影パラメータの振り幅を設定する必要のあるものは、それ相応のカメラ知識が必要となり、知識が不十分な一般のユーザにとっては、ブラケット撮影機能を十分に使いこなすことが困難なものとなる。特に、撮影対象をどういう観点(例えば、明るさ、色味、ピント位置など)で撮影するかに応じてブラケット撮影用のパラメータの振り幅を設定する場合、明るさ、色味、ピント位置などを意向どおりに的確に設定するようになるには、それ相応のカメラ知識を必要としていた。
本発明の課題は、カメラ知識が不十分の一般ユーザであっても撮影状況に合った適切なブラケット撮影を容易に実行できるようにすることである。
上述した課題を解決するために本発明の撮像装置は、
どのような被写体をどのように撮影するかに応じて設定されている各種の撮影シーンの個々に対応付けて、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件としてその変化の基準となる基準値と、前記基準値が変更可能か否かを示す情報とを含む情報を記憶する記憶手段と、
前記各種の撮影シーン名称と組にして、該撮影シーンに対応する前記基準値が変更可能か否かを示す情報を選択可能に表示する表示手段と、
前記表示された撮影シーンをユーザが選択する選択手段と、
前記各種の撮影シーンの中から撮影シーンが選択された際に、前記記憶手段を参照することよってその撮影シーンに対応付けられている前記撮影パラメータに関する変化条件を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された撮影パラメータに関する変化条件に含まれる基準値を基準としてパラメータの値を所定量ずつ変更しながら複数回の撮影を連続するブラケット撮影を行う撮影手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置である。
上述した課題を解決するために本発明の撮像方法は、
どのような被写体をどのように撮影するかに応じて設定されている各種の撮影シーンの個々に対応付けて、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件としてその変化の基準となる基準値と、前記基準値が変更可能か否かを示す情報とを含む情報が記憶されている状態において、
前記各種の撮影シーン名称と組にして、該撮影シーンに対応する前記基準値が変更可能か否かを示す情報を選択可能に表示する表示処理と、
前記表示された撮影シーンをユーザが選択する選択処理と、
前記各種の撮影シーンの中から任意に撮影シーンが選択された際に、その撮影シーンに対応付けられている前記撮影パラメータに関する変化条件を取得する処理と、
前記取得された撮影パラメータに関する変化条件に含まれる基準値を基準としてパラメータの値を所定量ずつ変更しながら複数回の撮影を連続するブラケット撮影を行う処理と、を含むことを特徴とする撮像方法である。
上述した課題を解決するために本発明のプログラムは、
コンピュータに対して、
どのような被写体をどのように撮影するかに応じて設定されている各種の撮影シーンの個々に対応付けて、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件としてその変化の基準となる基準値と、前記基準値が変更可能か否かを示す情報とを含む情報を記憶する機能と、
前記各種の撮影シーン名称と組にして、該撮影シーンに対応する前記基準値が変更可能か否かを示す情報を選択可能に表示する表示機能と、
前記表示された撮影シーンをユーザが選択する選択機能と、
前記各種の撮影シーンの中から任意に撮影シーンが選択された際に、その撮影シーンに対応付けられている前記撮影パラメータに関する変化条件を取得する機能と、
前記取得された撮影パラメータに関する変化条件に含まれる基準値を基準としてパラメータの値を所定量ずつ変更しながら複数回の撮影を連続するブラケット撮影を行う機能と、
を実現させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、カメラ知識が不十分の一般ユーザであっても撮影状況に合った適切なブラケット撮影を容易に実行することができ、その撮影機能の更なる活用を期待することが可能となる。
複数のデータを個別に表示するデータ表示装置として適用したデジタルカメラの基本的な構成要素を示したブロック図。 ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件(撮影パラメータ、基準値、振り幅、撮影枚数)を選択するための選択画面を示した図。 ブラケット撮影によって得られた複数の画像(一連の画像)を示した図。 (1)、(2)は、ブラケット撮影された一連の画像を2種類の撮影パラメータに応じて仮想的に二次元配列した場合の配列状態を示した図。 (1)、(2)は、撮影画像の再生モードにおいて、所望する画像を選択して個別表示させる場合の送り操作を説明するための図。 ブラケット撮影された一連の画像のうち表示中の画像を中心として、その上下左右の方向に画像送りを行った場合の表示状態を示した図。 シーン別ブラケットAテーブル3dを説明するための図。 シーン別ブラケットBテーブル3eを説明するための図。 電源投入に応じて実行開始されるデータ表示装置(デジタルカメラ)の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。 図9の動作に続くフローチャート。 図10の動作に続くフローチャート。 図11の動作に続くフローチャート。 ブラケット撮影に先だってシーンを選択するための選択画面(メニュー画面)を例示した図。 ブラケット撮影された一連の画像を一覧表示するサムネイル一覧画面を例示した図。 (1)、(2)は、実施形態の変形例として、送り枚数を方向別に数値表示する場合を例示した図。 (1)、(2)は、実施形態の変形例において、パラメータ名の指標表示に、他の情報を組合せた場合の変形例を説明するための図。 (1)、(2)は、実施形態の変形例を示し、パラメータが4種類の場合を例示した図。
以下、図1〜図14を参照して本発明の実施形態を説明する。
本実施形態は、複数のデータを個別に表示するデータ表示装置としてデジタルカメラ(撮像装置)に適用した場合を示し、図1は、このデジタルカメラの基本的な構成要素を示したブロック図である。
デジタルカメラは、静止画像のほかに動画像の撮影も可能なデジタルコンパクトカメラであり、撮像機能、計時機能などの基本的な機能のほかに、撮像機能の一つとして、ブラケット撮影機能を備えている。このブラケット撮影機能は、1回のシャッタ操作で、撮影パラメータに対応してそのパラメータの種類毎にそのパラメータ値を変更しながら同一の被写体を複数回連続して撮影することによって複数の画像(一連の画像)を得るようにした機能である。
制御部1は、電源部(二次電池)2からの電力供給によって動作し、記憶部3内の各種のプログラムに応じてこのデジタルカメラの全体動作を制御するもので、この制御部1には図示しないCPU(中央演算処理装置)やメモリなどが設けられている。記憶部3は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、後述する図9〜図12に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているプログラムメモリ3aと、このデジタルカメラが動作するために必要となる各種の情報(例えば、フラグなど)を一時的に記憶するワークメモリ3bと、撮影画像保存用の画像メモリ(例えば、フラッシュメモリ)3cと、後述するシーン別ブラケットAテーブル3d、シーン別ブラケットBテーブル3eなどを有している。なお、記憶部3は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しないが、通信機能を介してネットワークに接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。
操作部4は、押しボタン式の各種のキーを備え、撮影モードと再生モードとを切替えるモード変更キーK1、撮影開始などを指示する2段押し込み式(半押し、全押し)のシャッタキーK2のほか、上下左右キー(4方向キー)を備えた十字キーK3、決定キー(SET)K4、その他、露出補正ダイヤル、ズームリング、フォーカスリングなどの撮影条件を設定する操作子などを備えていてもよい。制御部1は、この操作部4から操作キーに対応して出力される入力操作信号に応じて、対応する処理を行うようにしている。表示部5は、高精細液晶ディスプレイあるいは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイであり、撮影画像(ライブビュー画像)を表示するモニタ画面(ライブビュー画面)となったり、撮影済み画像を再生する再生画面となったりする。なお、表示部5は、表示パネルの上にタッチパネルを備えたタッチスクリーンを構成するものであってもよい。
撮像部6は、図示省略したが、ズームレンズ、絞り・シャッタ、フォーカスレンズ(合焦レンズ)などのレンズユニット、撮像素子(CCDあるいはCMOS)、各種のセンサ、アナログ処理部、デジタル処理部を有する構成で、光電変換された画像信号(アナログ値の信号)は、色分離やRGBの色成分毎のゲイン調整などが行われた後、デジタル値のデータに変換される。このデジタル変換された画像データは、色補間処理(デモザイク処理)が施されて表示部5にフルカラー表示される。そして、撮像部6は、制御部1からの制御信号に応じてズームレンズ、絞り・シャッタ、フォーカスレンズを駆動することによりズーム調整、焦点調整、露出調整、撮影開始/終了を制御したり、光学ズーム処理、フォーカス処理、絞り調整処理、ホワイトバランス調整処理などを実行したりする。
図2は、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件として、その撮影パラメータの種類、基準値、振り幅、撮影枚数を任意に選択するためのパラメータ選択画面を示した図である。
図示の例は、ブラケット撮影機能用として2種類の撮影パラメータが選択された場合を示し、各種の撮影パラメータを一覧表示するパラメータ選択画面の中からユーザ操作によって所望する2種類の撮影パラメータが選択された場合を示している。ユーザは、撮影パラメータを選択した後、その撮影パラメータ毎にその基準値(例えば、オートフォーカス(AF)機能などで決定された自動決定値又は予め設定されている固定値)の前後の値を変更する変更幅(振り幅)を選択する操作を行ったり、ブラケット撮影時に連続撮影する枚数を選択する操作を行ったりする。なお、撮影パラメータは、3種類以上の撮影パラメータを選択するようにしてもよい。
図示の例では、パラメータ選択画面に撮影パラメータの選択候補として“露出(EV)”、“絞り”、“シャッタ速度”、“ホワイトバランス”、“彩度”、“コントラスト”の各項目を一覧表示するようにしたが、これに限らず、例えば、シャープネス、ISO感度、フラッシュなどの撮影パラメータを含めて一覧表示するようにしてもよい。図中、斜線を付した項目は、ユーザ操作により選択された項目(以下、同様)を示し、2種類の撮影パラメータとして“露出(EV)”、“彩度”が選択された場合を示している。
また、図示の例は、撮影パラメータの振り幅を選択するための選択画面として、露出パラメータの振り幅を選択する画面と、彩度パラメータの振り幅を選択する画面を示し、露出パラメータの画面に一覧表示されている“±1EV”、“±2EV”、“±3EV”の各項目の中から任意の振り幅として“±2EV”が選択された場合を例示している。彩度パラメータの画面に一覧表示されている“±20%”、“±50%”、“±70%”の各項目の中から任意の振り幅として“±20%”が選択された場合を例示している。また、撮影枚数を選択するための選択画面には、撮影枚数の選択候補として“3枚”、“5枚”、“7枚”の各項目が一覧表示され、その中から任意の撮影枚数“3枚”が選択された場合を例示している。なお、選択候補の中から所望する項目を選択するときには、図示の例では、十字キーK3の上下キーを操作し、その選択候補を確定するときには、決定キー(SET)K4を操作するようにしている。
図3は、2種類の撮影パラメータに応じてブラケット撮影された複数の画像(一連の画像)を示した図で、2種類の撮影パラメータとして「露出」及び「彩度」が設定され、その露出の振り幅として「±1EV」、その撮影枚数として「3枚」が設定され、また、彩度の振り幅として「±20%」、その撮影枚数として「3枚」が設定されている状態において、ブラケット撮影によって得られた一連の画像である。この場合、1回のシャッタ操作で「露出」、「彩度」の撮影パラメータ値がそれぞれ異なる複数枚(各3枚)分の連続撮影によって合計9枚の一連の画像が得られる。図中、P1〜P9は、ブラケット撮影時に順次撮影された各画像で、露出パラメータAE、+2EV、−2EVと彩度パラメータ±0、+20%、−20%の組合せにより合計9枚の画像(一連の画像)を示している。
1枚目の画像P1は“露出=AE、彩度=±0”の条件で撮影された画像を示し、2枚目の画像P2は“露出=+2EV、彩度=±0”の条件で撮影された画像を示している。同様に、3枚目の画像P3は“露出=−2EV、彩度=±0”の条件、4枚目の画像P4は“露出=AE、彩度=+20%”の条件で撮影された画像を示している。更に、5枚目の画像P5は“露出=+2EV、彩度=+20%”の条件、…、9枚目の画像P9は、“露出=−2EV、彩度=−20%”の条件で撮影された画像を示している。そして、一連の画像にはその画像の個々を識別するための情報として、ブラケット撮影された一連の画像であることを示すグループフラグ“GF”、ブラケット撮影された一連の画像が同一のグループに属することを識別するグループID“Gid”、ブラケット撮影用のパラメータID“Pid”が付加されている。なお、グループフラグ“GF”、パラメータID“Pid”の詳細については、後で詳述するものとする。
図4は、ブラケット撮影された一連の画像を仮想的に二次元配列(二軸配列)した場合の配列状態を示し、図4(1)は、2種類の撮影パラメータ「露出」及び「彩度」が設定され、かつ、撮影枚数「3枚」が設定されている状態でブラケット撮影した場合の一連の画像(9枚の画像)を、その2種類の撮影パラメータに応じて配列した状態を示している。この場合、図2(2)で示した1枚目の画像P1“露出=AE、彩度=±0”を中心として、その右には2枚目の画像P2“露出=+2EV、彩度=±0”が配列され、左には3枚目の画像P3“露出=−2EV、彩度=±0”が配列され、上には4枚目の画像P4“露出=AE、彩度=+20%”が配列され、下には5枚目の画像P5“露出=AE、彩度=−20%”、…、が配列されている。
ここで、図中、パラメータ“Pid”は、ブラケット撮影用のパラメータIDを示し、XY座標系(二次元座標系:二軸座標系)において、第1の撮影パラメータをX軸方向、第2の撮影パラメータをY軸方向とすると、各画像の配列位置は、(X,Y)で表され、“Pid=0,0”は、配列の中心位置に配列される画像を示している。そして、この“Pid=0,0”の画像のプラス側に1ステップ振った画像の配列位置を、“+1”で表し、マイナス側に1ステップ振った画像の配列位置を“−1”で表している。したがって、図2(2)で示した1枚目の画像P1の配列位置は、“Pid=0,0”となり、2枚目の画像P2の配列位置は、“Pid=+1,0”となり、3枚目の画像P3の配列位置は、“Pid=−1,0”、4枚目の画像P4の配列位置は、“Pid=0,+1”、5枚目の画像P5の配列位置は、“Pid=0,−1”、…、となる。
図4(2)は、撮影枚数として「5枚」が設定されている場合にブラケット撮影された一連の画像(25枚の画像)を2種類の撮影パラメータに応じて5×5の2次元配列した状態を示した図である。この場合、各画像の配列位置は“Pid=0,0”を中心として、配列の右上位置が“Pid=+2,+2”となり、右下位置が“Pid=+2,−2”となり、左上位置が“Pid=−2,+2”となり、左下位置が“Pid=−2,−2”となる。このような各画像の配列位置(X,Y)は、その画像ファイルのヘッダー情報(画像に関する各種の情報)として、“撮影日時”、“タイトル”などと共に付加される。
図5は、撮影画像の再生モードにおいて、所望する画像を選択して個別表示させる場合の送り操作を説明するための図である。
図5(1)は、通常撮影(1枚撮影)された画像と、ブラケット撮影された一連の画像とが撮影順に混在して記録保存されている状態において、各画像を個別に選択して表示させる送り操作を説明するための図である。図中、グループフラグ“GF”は、その画像ファイルにヘッダー情報として付加されているので、制御部1は、このグループフラグ“GF”に基づいて1枚撮影された画像であるか、ブラケット撮影された画像であるかを判別する。なお、“GF=NO”は、1枚撮影された画像であることを示し、“GF=YES”は、ブラケット撮影された画像であることを示している。
図示の例は、十字キーK3を画像送りキーとして使用した場合で、その右キーの操作で順方向に画像送り行った場合を示している。この例では、1枚撮影の画像が表示されている状態で、十字キーK3の右キーが1回操作されると、ブラケット撮影された画像(最初は、後述する代表画像)に切替え表示され、更に、右キーが1回操作されると、次の1枚撮影の切替え表示されることを示している。このように本実施形態では、ブラケット撮影された複数枚の撮影画像と、1枚撮影された画像とが混在して記憶保存されている状態において、1枚撮影の画像を送る操作と同様の1回のキー操作で、ブラケット撮影された複数枚の撮影画像を単位としてグループ送りするようにしている。
なお、ブラケット撮影の代表画像とは、その配列位置が“Pid=0,0”の中心画像であるが、ユーザ操作で代表画像を任意に選択して設定しておいてもよい。この代表画像の表示中にはその代表画像上に所定のマーク“SET”が合成表示される。すなわち、ブラケット撮影された一連の画像のうち、代表画像以外の他の画像に切替え可能とするためには決定キー(SET)K4を操作すべきことを案内するマーク“SET”が代表画像上に合成表示される。
図5(2)は、ブラケット撮影の各画像を撮影パラメータ別に個別に表示させるためのパラメータ別送り操作を説明する図である。
図5(2)は、2種類の撮影パラメータとして「露出」及び「彩度」が設定され、かつ、撮影枚数として「3枚」が設定されている状態において、ブラケット撮影された一連の画像(9枚の画像)のうち、その代表画像“Pid=0,0”の画像(露出=AE、彩度=±0)が表示されている状態を示している。ここで、十字キーK3によるパラメータ別送り操作(上下左右キー操作)が行われると、表示中の画像(最初は代表画像)の配列位置を起点とし、その起点からパラメータ別送り操作の方向に画像送りを行うようにしている。すなわち、十字キーK3によるパラメータ別操作が行われた際に、表示中の画像を撮影したときの2種類の撮影パラメータのうちその操作に対応した種類のパラメータ値で撮影された画像を表示対象として特定して切替え表示するようにしている。
このように本実施形態では、表示中の画像(最初は代表画像)の配列位置を起点とし、その起点から画像送りを行うようにしている。この場合、表示中の画像を起点としてその画像送りの方向に何枚の画像が配列されているかを明示するために方向別に、その配列状態に関する情報を識別可能に表示するようにしている。すなわち、表示中の画像の配列位置を起点とし、その起点から画像送りが可能となる画像数を明示するための指標として、その画像送りが可能な複数の方向(画像の配列方向)に対応して、ブラケット撮影された一連の画像の配列状態に関する情報を識別可能に表示するようにしている。
一連の画像の配列状態に関する情報(画像送りが可能な画像数を明示する指標)とは、表示中の画像の背後に識別可能に表示される情報であり、送り方向別に画像送りが可能な画像をその一端部(一端部)が表示中の画像からはみ出るようにその表示位置をずらしながら画像送りが可能な画像数分重ね合わせて表示した状態を指標とするもので、この方向別の重ね合わせ数が、画像送りが可能な画像数となる。このように方向別に画像送りが可能な画像を明示するための指標を識別可能に表示(重ね合わせはみ出し表示)するようにしている。例えば、図示の例では、上下左右の方向に画像送りが可能な画像数は“1”であるため、表示中の画像の背後において、その4辺には、1枚分の画像がはみ出し表示されるので、その方向に画像送りが可能な画像数は“1”であることが明示される。
ブラケット撮影の代表画像として“Pid=0,0”の画像(露出=AE、彩度=±0)が表示されている状態において、十字キーK3の上下左右キーのいずれかが操作されると、制御部1は、そのキー操作の方向に配列されている次の画像を表示対象として特定して切替え表示(個別表示)させる。なお、図中、欄外に付した“露出+”は、右キーが露出パラメータの順方向への送りキーとなり、“露出−”は、左キーが露出パラメータの逆方向への送りキーとなり、“彩度+”は、上キーが彩度パラメータの順方向への送りキーとなり、“彩度−”は、下キーが彩度パラメータの逆方向への送りキーとなることを示している。
すなわち、例えば、右キーが1回操作されたときには、露出パラメータのプラス側方向に画像送りを行って1ステップ振った画像(“Pid=+1,0”の画像)に切替え表示させ、左キーが1回操作されたときには、露出パラメータのマイナス側方向に画像送りを行って1ステップ振った画像(“Pid=−1,0”の画像)に切替え表示させる。また、上キーが1回操作されたときには、彩度パラメータのプラス側方向に画像送りを行って1ステップ振った画像(“Pid=0,+1”の画像)に切替え表示させ、下キーが1回操作されたときには、彩度パラメータマイナス側方向に画像送りを行って1ステップ振った画像(“Pid=0,−1”の画像)に切替え表示させる。なお、図5(2)に示す表示状態において、再び決定キー(SET)K4が操作されると、図5(1)の表示状態に戻って、1枚撮影の画像を表示可能な状態となる。
また、図5(2)に示すように、表示対象の画像が個別に表示されている画面上には、その表示中の画像(最初は代表画像)が二次元配列内のどの位置に配列されているかを案内する配列イメージMTがその画面の一部(図示の例では右下隅部)に配置表示されている。図示の例では、3×3のマス目状(マトリックス状)の配列イメージMTを示したもので、その中心位置のマス目が表示中の画像の配列位置を示し、この位置のマス目が識別表示(斜線表示)される。この識別表示(斜線表示)は、表示中の画像が切替えられる毎にその配列位置に相当するマス目に変更され、表示中の画像の配列位置を明示するイメージ表示する。なお、配列イメージMTの表示位置は、個別表示の画像上に限らず、任意である。また、配列イメージMTの表示有無を切替え可能としてもよい。
図6は、“Pid=0,0”の画像(代表画像)を中心として、その上下左右の方向に1ステップ分画像送りを行った場合の表示状態を示した図である。
代表画像が表示されている状態で1回の右キー操作で右方向に画像送りが行われたときには、“Pid=+1,0”の画像に切替え表示されるが、その際、この表示中の画像の更に上方向には“Pid=+1,+1”の画像が存在し、下方向には“Pid=+1,−1”の画像が存在し、左方向には“Pid=−1,0”の画像及び“Pid=0,0”の画像が存在しているため、その方向別に画像送りが可能な画像数を明示するための指標を識別表示(はみ出し重ね合わせ表示)するようにしている。
また、同様に、代表画像が表示されている状態で1回の左キー操作で左方向に画像送りが行われたときには、“Pid=−1,0”の画像に切替え表示されるが、この表示中の画像の更に上方向には“Pid=−1,+1”の画像、下方向には“Pid=−1,−1”の画像、右方向には“Pid=0,0”の画像及び“Pid=+1,0”の画像が存在しているため、その方向別に画像送りが可能な画像数を明示するための指標が表示される。その他、“Pid=0,−1”の画像に切替え表示されている状態、又は“Pid=0,+1”の画像に切替え表示されている状態においても方向別に画像送りが可能な画像数を明示するための指標が表示される。
図7は、シーン別ブラケットAテーブル3d、図8は、シーン別ブラケットBテーブル3eを説明するための図である。
シーン別ブラケットAテーブル3d及びシーン別ブラケットBテーブル3eは、どのような被写体をどのように撮影するかに応じて設定されている各種の撮影シーンの中からユーザ操作によって任意に選択された撮影シーンに応じてブラケット撮影を行う場合に参照されるテーブルであり、各種の撮影シーンの個々に対応付けて、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件(撮影パラメータの種類、基準値、振り幅、撮影枚数)を記憶する構成となっている。
シーン別ブラケットAテーブル3dは、図7に示すように、「シーン」、「パラメータ」、「パラメータの基準値(固定)」、「パラメータの振り幅(固定)」、「枚数」の各項目を有し、その内容はユーザ操作によって変更することができない固定テーブルであることを示している。「シーン」は、撮影シーンを示す名称を記憶する項目で、例えば、“花びらをピント位置に注意して撮影(固定)”、“食べ物をピント位置に注意して撮影(固定)”、…、“屋内で色味と明るさに注意して撮影(固定)”が記憶されている。ここで、「シーン」内の“(固定)”とは、後述する「パラメータの基準値(固定)」、「パラメータの振り幅(固定)」、「枚数」の内容を変更することができない固定的な内容であることを意味している。
「パラメータ」、「パラメータの基準値(固定)」、「パラメータの振り幅(固定)」、「枚数」は、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件を示した項目である。「パラメータ」は、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータの種類を示すパラメータ名を記憶するもので、一つの撮影シーンに対応付けて複数種のパラメータ名が記憶可能となっている。例えば、撮影シーン対応の「パラメータ」の項目には、“花びらをピント位置に注意して撮影(固定)”に対応して1種類の撮影パラメータ“フォーカス”が記憶され、…、“風景を色味に注意して撮影(固定)”、“屋内で色味と明るさに注意して撮影(固定)”に対応して2種類の撮影パラメータ“ホワイトバランス”、“露出(EV)”が記憶されている。
「パラメータの基準値(固定)」は、ブラケット撮影のパラメータ基準値として、オートフォーカス(AF)、オート露出(AE)機能、オートホワイトバランス(AWB)機能などで決定された自動決定値を使用するのか、予め設定されている固定値(例えば、製品出荷時までに設定された値)を使用するのかを示す情報を記憶する項目で、図中、AF値、AE値、AWB値は、自動決定値を使用すべきことを示し、“中間位置”、“中間値”、“フィルタ無”、“4000K”は、固定値を使用すべきことを示し、その内容は変更することができない固定的な内容となっている。制御部1は、ユーザ操作によって選択された撮影シーンに応じて、シーン別ブラケットAテーブル3dを参照し、自動決定値又は固定値を撮影パラメータの基準値として取得するようにしている。
「パラメータの振り幅(固定)」は、撮影パラメータの基準値の前後を変更する変更幅(振り幅)を固定値として記憶する項目である。例えば、「シーン」が“花びらをピント位置に注意して撮影(固定)”、「パラメータ」が“フォーカス”、「パラメータの基準値(固定)」が“AF値”の場合には、「パラメータの振り幅(固定)」として“±5cm”が記憶され、基準値“AF値”を基準にその前後に5cm変更すべきことを示している。また、「シーン」が“屋内で色味と明るさに注意して撮影(固定)”の場合には、2種類の「パラメータ」として“ホワイトバランス”、“EV”が記憶され、それに対応して「パラメータの基準値(固定)」が“4000K”、“AE値”、「パラメータの振り幅(固定)」として“色温度=±1000K”、“±1EV”が記憶され、基準値“4000K”を基準にその前後に1000K変更し、かつ、基準値“AE値”を基準にその前後に1EV変更すべきことを示している。「枚数」は、撮影パラメータに関する変化条件として、撮影パラメータを変更しながら複数回の撮影を連続して行う撮影枚数を記憶する項目で、例えば、“3枚”、“5枚”などが記憶されている。
シーン別ブラケットBテーブル3eは、図8に示すように「シーン」、「パラメータ」、「パラメータの基準値(固定/可変)」、「パラメータの振り幅(可変)」、「枚数」の各項目を有し、ユーザ操作によってその内容を任意に変更することができる可変テーブルであることを示している。「シーン」は、撮影シーンを示す名称を記憶する項目で、このシーン内の“(可変)”とは、後述する「パラメータの基準値(固定/可変)」、「パラメータの振り幅(可変)」、「枚数」の内容をユーザ操作により任意に変更可能であることを意味している。
「パラメータ」、「パラメータの基準値(固定/可変)」、「パラメータの振り幅(可変)」、「枚数」は、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件を示している。「パラメータ」は、一つの撮影シーンに対応付けて“彩度”、“コントラスト”などのように2種類の撮影パラメータが記憶可能である。「パラメータの基準値(固定/可変)」は、自動決定値を使用するのか、予め設定されている固定値又は任意に指定された指定値を使用するのかを示す項目で、図中、AF値、AE値、AWB値は、自動決定値を示し、中間位置、中間値は、固定値を示し、“3000K/4000K/5000K”は、複数の候補値を示し、その中からユーザ操作で任意に指定された値が指定値(例えば、4000K)となる。
「パラメータの振り幅(可変)」は、撮影パラメータの基準値を基準にその前後を変更する変更幅(振り幅)を記憶する項目で、複数の候補値の中からユーザ操作で任意に指定された値が振り幅となる。例えば、「シーン」が“花びらをピント位置に注意して撮影(固定)”で、「パラメータ」が“フォーカス”の場合には、その「パラメータの振り幅(可変)」の複数の候補値“±5cm/±20cm/±50cm”の中からユーザ操作により任意の振り幅(例えば、±20cm)を指定値として選択可能としている。
このようにシーン別ブラケットAテーブル3d、シーン別ブラケットBテーブル3eは、撮影シーンに応じてブラケット撮影を行う際に使用されるもので、各種の撮影シーンの中から任意のシーンがユーザ操作によって選択されると、制御部1は、その撮影シーンに対応する撮影パラメータに関する変化条件を該当するテーブル(シーン別ブラケットAテーブル3d又はシーン別ブラケットBテーブル3e)を参照することによって取得し、撮影条件として設定してブラケット撮影を行うようにしている。
このように実施形態において撮像装置(デジタルカメラ)は、どのような被写体をどのように撮影するかに応じて設定されている各種の撮影シーンの個々に対応付けて、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件としてその変化の基準となる基準値を含む情報を記憶する記憶手段(制御部1、プログラムメモリ3a、シーン別ブラケットAテーブル3d、シーン別ブラケットBテーブル3e)と、前記各種の撮影シーンの中から任意に撮影シーンがユーザ操作によって選択された際に、前記記憶手段を参照することよってその撮影シーンに対応付けられている前記撮影パラメータに関する変化条件を取得する取得手段(制御部1、プログラムメモリ3a)と、前記取得手段によって取得された撮影パラメータに関する変化条件に含まれる基準値を基準としてパラメータの値を所定量ずつ変更しながら複数回の撮影を連続するブラケット撮影を行う撮影手段(制御部1、プログラムメモリ3a、撮像部6)と、を備える構成となっている。
次に、本実施形態におけるデータ表示装置(デジタルカメラ)の動作概念を図9〜図12に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図9〜図12は、電源投入に応じて実行開始されるデータ表示装置(デジタルカメラ)の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。
先ず、制御部1は、電源投入操作に応じてメモリなどをクリアする初期化処理(図9のステップS1)を実行した後、ブラケット撮影の設定モードであるかを調べたり(ステップS2)、静止画撮影モードであるかを調べたり(図10のステップS15)、静止画再生モードであるかを調べたりする(図11のステップS28)。ここで、動画撮影モードなど、その他の動作モードであれば(図11のステップS28でNO)、その他のモードに応じた処理、例えば、ブラケット撮影を除く他の撮影時の撮影条件を設定する処理、動画を撮影する処理などを行い(ステップS29)、図9のステップS2に移行する。
いま、ブラケット撮影の設定モードに切替えられている場合において(図9のステップS2でYES)、その設定の種別として、シーン別ブラケットBテーブル3eへの設定がユーザ操作によって指示されたかを調べ(ステップS3)、シーン別設定が指示された場合には(ステップS3でYES)、各種の撮影シーンの一覧画面の中からユーザ操作によって任意のシーンが選択されると(ステップS4)、その選択シーンに対応して、ブラケット撮影用のパラメータの変化に関する変化条件をシーン別ブラケットBテーブル3eに設定する処理に移る(ステップS5〜A8)。
すなわち、撮影パラメータの種類を一覧表示する画面の中から2種類までの撮影パラメータを選択する操作が行われ(ステップS5)、その後、この選択パラメータ毎にその基準値及び振り幅を選択する操作が行われると共に(ステップS6)、撮影枚数を選択する操作が行われると(ステップS7)、制御部1は、各選択シーンに対応してその変化条件(選択されたパラメータの種類、基準値、振り幅、撮影枚数)をシーン別ブラケットBテーブル3eに設定する処理を行う(ステップS8)。ここで、「パラメータの基準値(固定/可変)」への設定の場合に、自動決定値/固定値/指定値の中から任意の項目を選択するが、指定値を選択したときには、更に複数の候補値の中からユーザ操作で任意の値を選択する。また、撮影枚数は、撮影パラメータ毎に設定してもよく、又はシーン毎に設定してもよい。
そして、上述のように選択した2種類の撮影パラメータと、画像の送り方向(画像の配列方向)とを任意に対応付けるために、XY座標系(二次元座標系)において、選択した2種類までの撮影パラメータの一方を第1のパラメータとすると共に、この第1のパラメータの配列位置を“X”として選択し、また、他方を第2のパラメータとすると共に、この第2のパラメータの配列位置を“Y”として選択する処理(ステップS9)を行った後、上述のステップS2に戻る。なお、選択した撮影パラメータが1種類の場合は、第1のパラメータとして“X”に設定される。
また、ブラケット撮影の設定モードにおいて(ステップS2でYES)、シーン別設定が指定されなければ(ステップS3でNO)、ブラケット撮影用のパラメータの変化に関する変化条件を順次設定する処理に移る(ステップS10〜S14)。すなわち、図2に示すパラメータ選択画面を表示した状態において(ステップS10)、その画面の中から2種類の撮影パラメータを選択する操作(ステップS11)が行われた後、その選択パラメータ毎にその基準値及び振り幅を選択する操作が行われると共に(ステップS12)、撮影枚数を選択する操作が行われると(ステップS13)、選択されたパラメータの種類、基準値、振り幅、撮影枚数に応じてその撮影条件を撮像部6などに設定する処理を行う(ステップS14)。なお、撮影枚数は、撮影パラメータ毎に設定してもよい。そして、2種類の撮影パラメータの一方を第1のパラメータとすると共に、この第1のパラメータの配列位置を“X”として選択し、他方を第2のパラメータとすると共に、この第2のパラメータの配列位置を“Y”として選択する処理(ステップS9)を行った後、上述のステップS2に戻る。この場合も、選択した撮影パラメータが1種類の場合は、第1のパラメータとして“X”に設定される。
一方、静止画撮影モードに切替えられているときには(図10のステップS15でYES)、ブラケット撮影機能がオン(ON)されている状態であるかを調べ(ステップS16)、その機能がオンされていれば(ステップS16でYES)、所定の操作によりシーン別のブラケット撮影が指定されているかを調べる(ステップS17)。いま、シーン別のブラケット撮影が指定されているときには(ステップS17でYES)、ブラケット撮影用のシーン別のサンプル画像を一覧表示するシーン選択画面(メニュー画面)を表示する処理に移る(ステップS18)。
図13は、ブラケット撮影に先だって表示されるシーン選択画面(メニュー画面)を例示した図である。このシーン選択画面は、各種の撮影シーンの中からユーザが任意の撮影シーンを選択するための画面であり、この画面には各種の撮影シーンに対して、そのシーンに対応するブラケット撮影用のパラメータで撮影を行ったものとした場合のサンプル画像が一覧表示される。なお、図中、“(固定)”は、シーン別ブラケットAテーブル3dの内容に応じて生成したサンプル画像であることを示し、“(可変)”は、シーン別ブラケットBテーブル3eの内容に応じて生成したサンプル画像であることを示している。このようにシーン選択画面内に表示された各サンプル画像は、同一のサイズのサムネイル画像で、マトリックス配列される。なお、図示の例では、シーン別ブラケットAテーブル3dの内容とシーン別ブラケットBテーブル3eの内容とを混在して一覧表示したが、それらを分けて一覧表示するようにしてもよい。 なお、シーン選択画面には、サンプル画像に加えてそのシーン名称を組にして一覧表示するようにしてもよい。
このブラケット撮影用のシーン選択画面の中から任意の撮影シーンが選択されると(ステップS19)、この選択シーン対応の撮影パラメータに関する変化条件を、シーン別ブラケットAテーブル3d又はシーン別ブラケットBテーブル3eから読み出し(ステップS20)、ワークメモリ3bに一時記憶しておく(ステップS21)。この状態において、シャッタキーK2が操作されると(ステップS22でYES)、ブラケット撮影を開始し、ワークメモリ3b内の撮影パラメータに関する変化条件に応じてシーン対応の撮影パラメータ値を変更しながら撮影枚数分の連続撮影を行う(ステップS23)。
これによって連続撮影(ブラケット撮影)した各撮影画像に圧縮処理したり、その各画像ファイルのヘッダー情報にブラケット撮影を識別する情報として、ブラケット撮影された一連の画像であることを示すグループフラグ“GF”、ブラケット撮影された一連の画像が同一のグループに属することを識別するグループID“Gid”、ブラケット撮影用のパラメータID“Pid”をそれぞれ付加したりする(ステップS24)。この場合、グループフラグとして“GF=YES”を付加し、グループIDとして、例えば、“Gid=”1を付加する。その後、図9のステップS2に戻る。
また、静止画撮影モードにおいて(ステップS15でYES)、ブラケット撮影機能がオフ(OFF)されている状態において(ステップS16でNO)、シャッタキーK2が操作されると(ステップS25でYES)、設定されている撮影条件に応じて1枚の画像撮影を行う(ステップS26)。そして、1枚撮影した撮影画像に圧縮処理したり、その画像ファイルのヘッダー情報に1枚撮影を識別する情報として、グループフラグ“GF”を付加したりする(ステップS27)。この場合、グループフラグとして“GF=NO”を付加する。その後、図9のステップS2に戻る。
他方、静止画再生モードに切替えられている場合において(図11のステップS28でYES)、再生対象を指定するために日付やタイトルなどがユーザ操作で入力されると、その入力情報に対応する画像フォルダを再生対象として選択すると共に(ステップS30)、その画像フォルダ内から再生対象として先頭の画像ファイルを選択取得する(ステップS31)。そして、再生対象として選択取得した画像のグループフラグGFは“NO”であるか、つまり、1枚撮影の画像であるかを調べる(ステップS32)。ここで、図5(1)で示した最初の画像は、そのグループフラグが“GF=NO”、つまり、1枚撮影の画像であるから(ステップS32でYES)、その画像を通常に個別表示(1枚表示)する処理に移る(ステップS33)。
そして、送りキーとしての十字キーK3が操作されたかを調べたり(ステップS34)、再生モードを解除する再生終了の操作が行われたかを調べたりする(ステップS35)。いま、再生モードを解除する終了操作が行われたときには(ステップS35でYES)、図9のステップS2に戻るが、撮影順の画像送りを指示するために十字キーK3が操作されたときには(ステップS34でYES)、その操作キーの種類に基づいてその送り方向(例えば、左右方向)を判別し(ステップS36)、その判別した方向に画像があるかを調べる(ステップS37)。
ここで、判別した方向に画像がなければ(ステップS37でNO)、今回の送り操作を無視するために上述のステップS34に戻るが、判別した方向に画像があれば(ステップS37でYES)、その送り方向にある画像を再生対象として選択取得する(ステップS38)。この場合、十字キーK3の右キーが操作されたときには、表示中の画像に対して順方向にある次の画像を再生対象として取得し、左キーが操作されたときには、表示中の画像に対して逆方向にある次の画像を再生対象として選択取得する。そして、上述のステップS32に戻り、再生対象として選択取得した画像は、1枚撮影の画像であるかを調べ、1枚撮影の画像であることを判別する毎に(ステップS32でYES)、以下、上述の動作(ステップS33〜S38)を繰り返す。
いま、図5(1)で示した2番目の画像が再生対象として選択されたものとすると、その画像のグループフラグは“GF=YES”、つまり、ブラケット撮影の画像が再生対象として指定された場合であるから(ステップS32でNO)、図12のステップS39に移り、そのブラケット撮影された各画像(一連の画像)を仮想的に2次元配列(X,Y配列)する処理を行う。この場合、一連の画像を仮想的に2次元配列する処理を行うことにより、例えば、各画像(一連の画像)は、図4(1)に示すような3×3のマトリックス状の配列状態又は図4(2)に示すような5×5のマトリックス状の配列状態となる。
そして、この2次元配列の中心の“Pid=0,0”の位置に配列されている画像を代表画像として取得して個別表示する(ステップS40)。更に、その代表画像の背後に上述した指標表示、つまり、送り方向別に送り画像数(画像送りが可能な画像数)を指標表示(はみ出し重ね合わせ表示)する(ステップS41)。そして、この代表画像上に決定キー(SET)K4を操作すべきことを示すマーク“SET”を案内表示する(ステップS42)。これによって、図5(1)に示すような表示状態となる。
この状態において、決定キー(SET)K4が操作されたかを調べ(ステップS43)、決定キー(SET)K4が操作されなければ(ステップS43でNO)、図11のステップS34に戻るが、決定キー(SET)K4が操作されたときには(ステップS43でYES)、案内表示のマーク“SET”を消去すると共に(ステップS44)、表示中の画像(この場合には代表画像)が二次元配列内のどの位置に配列されているかを案内する配列イメージMTを画面の一部(例えば、右下隅部)に配置表示する(ステップS45)。これによって図5(2)に示すような表示状態となる。
ここで、ブラケット撮影された各画像を一覧表示するサムネイル一覧画面への表示切替えがユーザ操作により指示されたかを調べたり(ステップS46)、送りキーとしての十字キーK3が操作されたかを調べたり(ステップS50)、再び決定キー(SET)K4が操作されたかを調べたりする(ステップS55)。いま、サムネイル一覧画面が指示されたときには(ステップS46でYES)、ブラケット撮影された各画像を一覧表示するサムネイル一覧画面に切替える(ステップS47)。図14は、図4(1)に示したように、2種類の撮影パラメータ「露出」及び「彩度」が設定され、かつ、撮影枚数「3枚」が設定されている状態でブラケット撮影された場合の一連の画像(9枚の画像)のサムネイル一覧画面を例示した図である。このサムネイル一覧画面の中からユーザ操作によって任意の画像が表示対象として選択されたときには(ステップS48でYES)、ステップS53に移行し、その選択画像の個別表示に切替える。また、ステップS48でNOの場合は、サムネイル一覧画面の解除が指示されたかを調べ(ステップS49)、その一覧画面の解除が指示されたときには(ステップ49でYES)、上述のステップS46に戻る。
一方、送りキーとしての十字キーK3が操作されたときには(ステップS50でYES)、その操作キーに応じて送り方向を判別する(ステップS51)。すなわち、上下左右キーのいずれが操作されたかに応じて上下左右方向のいずれの方向への送りが指示されたかを調べる。そして、上述のように2次元配列されている一連の画像の中で表示中の画像(例えば、代表画像)を起点として、その送り方向に次の画像が配列されているかを調べ(ステップS52)、次の画像が存在していなければ(ステップS52でNO)、今回の送り操作を無効とするために上述のステップS46に戻る。
また、指示された送り方向に次の画像があれば(ステップS52でYES)、その画像を取得して個別表示すると共に、表示中の画像が二次元配列内のどの位置に配列されているかを案内する配列イメージMTを画面の一部に配置表示する(ステップS53)。更に、その表示中の画像の背後に、送り方向別に送り画像数(画像送りが可能な画像数)を指標表示(はみ出し重ね合わせ表示)する(ステップS54)。その後、上述のステップS46に戻る。以下、送りキーとしての十字キーK3が操作される毎に(ステップS50でYES)、上述の動作(ステップS51〜S54)を繰り返す。
これにより、例えば、図6に示すように“Pid=0,0”の画像(代表画像)が表示されている状態において、上下左右の方向に画像送りが行われた場合には、その送り方向の次の画像が個別表示される。すなわち、代表画像から右方向への送り操作で“Pid=+1,0”の画像に切替え表示され、左方向への送り操作で“Pid=−1,0”の画像に切替え表示され、下方向への送り操作で“Pid=0,−1”の画像に切替え表示され、上方向への送り操作で“Pid=0,+1”の画像に切替え表示される。なお、逆方向への送り操作が行われたときには、“Pid=0,0”の位置にある元の代表画像の表示に戻る。
また、例えば、“Pid=+1,0”の画像が個別表示されている状態では、その左方向に2枚の画像が存在しているので、2回の画像送り操作で“Pid=0,0”の画像、“Pid=−1,0”の画像に切替え表示される。同様に、“Pid=0,−1”の画像が個別表示されている状態では、その上方向に2枚の画像が存在しているので、2回の画像送り操作で“Pid=0,0”の画像、“Pid=0,+1”の画像に切替え表示される。その後、再度の決定キー(SET)K4の操作で(ステップS57でYES)、図9のステップS2に戻る。
以上のように、実施形態において制御部1は、各種の撮影シーンの個々に対応付けて、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件としてその基準値を含む情報がシーン別ブラケットAテーブル3d、シーン別ブラケットBテーブル3eに記憶されている状態において、撮影シーンが選択された際に、シーン別ブラケットAテーブル3d、シーン別ブラケットBテーブル3eを参照することによって、その撮影シーンに対応付けられている撮影パラメータに関する変化条件を取得し、撮像部6は、この変化条件に含まれる基準値を基準としてパラメータの値を所定量ずつ変更しながら複数回の撮影を連続するブラケット撮影を行うようにしたので、カメラ知識が不十分の一般ユーザであっても撮影状況に合った適切なブラケット撮影を容易に実行することができる。すなわち、撮影シーンが選択されるだけで基準値も含めた撮影パラメータを適切に設定することができると共に、撮影時にその基準値などの設定操作が不要となり、操作性の更なる向上とブラケット撮影機能の更なる活用を期待することが可能となる。
シーン別ブラケットAテーブル3dは、所定機能によって自動測定された値を撮影パラメータの基準値とするか予め決められた固定値を撮影パラメータの基準値とするかを記憶し、制御部1は、ユーザ操作によって選択された撮影シーンに応じて、自動測定された値又は予め決められた固定値を撮影パラメータの基準値として取得するようにしたので、シーンを選択するだけでそのシーンに合った値を撮影パラメータの基準値として得ることができる。
ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件は、その撮影パラメータの種類であるので、撮影シーンを選択するだけで撮影パラメータの基準値と共にその種類を容易に設定することができる。
ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件は、その撮影パラメータの基準値に対して、少なくともその前又は後の値を変更する変更幅(振れ幅)であるので、撮影シーンを選択するだけで撮影パラメータの基準値と共にその撮影パラメータの変更幅(振れ幅)を容易に設定することができる。
ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件は、その撮影パラメータを変更しながら複数回の撮影を連続して行う撮影枚数であるので、撮影シーンを選択するだけで撮影パラメータの基準値と共にその撮影枚数を容易に設定することができる。
シーン別ブラケットBテーブル3eは、予め決められた固定値を撮影パラメータに関する変化条件とするか任意に指定された指定値を撮影パラメータに関する変化条件とするかを記憶し、制御部1は、ユーザ操作によって選択された撮影シーンに応じて、固定値又は指定値を撮影パラメータに関する変化条件として取得するようにしたので、ユーザの熟練度に応じて固定値、指定値を使い分けることができる。
複数の候補値の中から任意に指定された値を指定値として取得するようにしたので、特別な計算を行うことなく、所望する指定値を得ることができる。
ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件は、撮影パラメータの種類であり、撮影シーンの個々に複数種の撮影パラメータを対応付けるようにしたので、撮影シーンを選択するだけで複数種の撮影パラメータに関する変化条件を容易に設定することができる。
ブラケット撮影に先だって表示されるシーンの選択画面(メニュー画面)は、各種の撮影シーンに対応して、ブラケット撮影用のパラメータで撮影を行ったものとした場合のサンプル画像を一覧表示し、この選択画面(メニュー画面)の中から任意に撮影シーンがユーザ操作によって選択された際に、制御部1は、その撮影シーンに対応する撮影パラメータの変化に関する変化条件を取得するようにしたので、ユーザにあってはサンプル画像を目視確認しながら所望する撮影シーンを選択することができ、この選択シーン対応の撮影パラメータの変化に関する変化条件を得ることができる。
なお、上述した実施形態においては、表示中の画像の背後に、画像送りが可能な画像の一端部がはみ出るようにその表示位置をずらしながらその画像数分重ね合わせて表示(重ね合わせはみ出し表示)するようにしたが、方向別に画像送りが可能な画像数を明示するために、その画像数を数値によって表示するようにしてもよい。図15(1)、(2)は、画像送りが可能な画像数を数値表示した場合を例示した図である。ここで、表示中の画像の4方向(上下左右)に対応して、方向別に画像送りが可能な画像数を数値表示(指標表示)するようにしている。すなわち、図示のように画像の上下左右の各辺に矩形のラベルを接近配置し、そのラベル内に方向別に画像送りが可能な画像数を数値表示するようにしている。
図15(1)は、表示中の画像を起点として、その右方向に送ることができる画像数は“10枚”であることが数値表示され、また、左方向に送ることができる画像数は“2枚”、上方向に送ることができる画像数は“4枚”、下方向に送ることができる画像数は“8枚”であることが数値表示された場合である。この状態において、例えば、十字キーK3の左キーが1回操作されたものとすると、図15(2)に示すように、左方向に1枚分画像が送られ、左側の指標表示が“1枚”となり、右側の指標表示が“11枚”となる。このように複数の画像の配列状態に関する情報を指標表示する場合に、方向別に画像送りが可能な画像数を数値表示するようにすれば、例え、画像送りが可能な画像数が多くともその全てを明示することができる。
図16(1)は、指標表示としてパラメータ名を表示する場合の変形例を説明するための図で、パラメータ名に表示中の画像を起点として順方向への送りであることを示すプラスマーク“+”、逆方向への送りであることを示すマイナスマーク“−”を付加して表示した場合を示した図である。図中、“露出+”は、露出パラメータの順方向への送り、“露出−”は、露出パラメータの逆方向への送りを示した指標であり、“彩度+”は、彩度パラメータの順方向への送り、“彩度−”は、彩度パラメータの逆方向への送りを示した指標である。図16(2)は、図16(1)の送り方向を含むパラメータ名に、画像送りが可能な画像数を付加して表示した場合を示した図である。図示の例では、表示中の画像を起点として露出パラメータの画像送り数は10枚、ホワイトバランスパラメータの画像送り数は2枚、彩度パラメータの画像送り数は4枚、絞りパラメータの画像送り数は8枚であることを示している。
上述した実施形態においては、2種類の撮影パラメータを送り表示する例を示したが、更に多くの種類の撮影パラメータで送り操作することも可能である。
図17(1)は、4種類の撮影パラメータで4方向に送り表示する場合を例示した図である。すなわち、再生時に複数の画像の配列状態に関する情報を方向別に指標表示する場合に、複数の送り方向と複数種のパラメータとを1対1に対応させ、複数の送り方向に対応付けて、種類の異なるパラメータ名を表示するようにした場合を例示した図である。ここで、表示中の画像の4方向(上下左右)に対応して、その方向別に撮影パラメータ名を表示するようにしている。このように方向別にパラメータ名を表示することにより、例えば、表示中の画像に対して右方向への送りでパラメータ“露出”が変化する画像が表示されること、左方向への送りでパラメータ“WB(ホワイトバランス)”が変化する画像が表示され、上方向への送りでパラメータ“彩度”が変化する画像が表示され、下方向への送りでパラメータ“絞り”が変化する画像が表示されることを示している。
この場合、送りキーとしての十字キーK3が操作される毎に、制御部1は、その方向の画像数分の各画像をシームレスに順次切替え表示するようにしている。例えば、表示中の画像(露出=−2EV)に対して、右キーの1回目の操作で次の画像(露出=AE)を切替え表示し、2回目の操作で更に次の画像(露出=+2EV)を切替え表示し、3回目の操作で最初の画像(露出=−2EV)を切替え表示するようにしている。このように複数の画像の配列状態に関する情報を指標表示する場合に、送り方向に撮影パラメータを対応付けて表示するようにすれば、送り方向でパラメータを識別することができ、操作性の向上に役立つ。
図17(2)は、4種類の撮影パラメータで、送り方向が8方向の場合を例示した図である。すなわち、4種類の撮影パラメータを上下、左右、左斜め、右斜めの各方向に対応付けて送り方向を含む撮影パラメータ名を表示する場合を例示した図である。この場合、表示中の画像においてその左右方向のパラメータは“露出+”、“露出−”、右斜め方向のパラメータは“ホワイトバランス(WB+)”、“(WB−)”、上下方向のパラメータは“彩度+”、“彩度−”、左斜め方向のパラメータは“フォーカス+”、“フォーカス−”とした場合である。
この場合、上下左右のパラメータ“露出+”、“露出−”“彩度+”、“彩度−”の送りは、対応する上下左右キーを操作して行うが、各斜め方向へのパラメータ“WB+”、“WB−”、“フォーカス+”、“フォーカス−”の送りは、2つのキーを同時押しで行うようにしている。すなわち、パラメータの“WB+”の送りは、右キーと上キーの同時押し、“フォーカス−”の送りは、左キーと上キーの同時押し、“WB−”の送りは、左キーと下キーの同時押し、“フォーカス+”の送りは、右キーと下キーの同時押し操作によって行うようにしている。このように複数の画像の配列状態に関する情報を方向別に指標表示する場合に、8方向に対応付けて、複数種(8種類)の撮影パラメータ名を表示するようにすれば、撮影パラメータを多彩に変化させたブラケット撮影の画像を確認することができる。
上述した実施形態においては、撮像装置としてデジタルカメラに適用した場合を示したが、デジタルカメラに限らず、カメラ機能付きのパーソナルコンピュータ・PDA(個人向け携帯型情報通信機器)・タブレット端末・スマートフォンなどの携帯電話機・電子ゲーム・音楽プレイヤーなどにも同様に適用可能である。
また、上述した実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
どのような被写体をどのように撮影するかに応じて設定されている各種の撮影シーンの個々に対応付けて、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件としてその変化の基準となる基準値を含む情報を記憶する記憶手段と、
前記各種の撮影シーンの中から任意に撮影シーンが選択された際に、前記記憶手段を参照することよってその撮影シーンに対応付けられている前記撮影パラメータに関する変化条件を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された撮影パラメータに関する変化条件に含まれる基準値を基準としてパラメータの値を所定量ずつ変更しながら複数回の撮影を連続するブラケット撮影を行う撮影手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置である。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、
前記撮影シーンが第1の撮影シーンである場合は、前記基準値を予め決められた固定値とし、前記撮影シーンが第2の撮影シーンである場合は、前記基準値を所定機能によって自動決定された値を使用する、
ことを特徴とする撮像装置である。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の撮像装置において、
前記記憶手段は、所定機能によって自動決定された値を撮影パラメータの基準値とするか予め決められた固定値を撮影パラメータの基準値とするかを記憶し、
前記取得手段は、ユーザ操作によって選択された撮影シーンに応じて、前記自動決定された値又は予め決められた固定値を撮影パラメータの基準値として取得する、
ことを特徴とする撮像装置である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件は、撮影パラメータの種類である、
ことを特徴とする撮像装置である。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件は、その撮影パラメータの基準値に対して、少なくともその前又は後の値を変更する変更幅を含み、
前記撮影手段は、前記変化条件に含まれる変更幅で前記撮影パラメータの値を変更しながらブラケット撮影を行う、
ことを特徴とする撮像装置である。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件は、その撮影パラメータを変更しながら複数回の撮影を連続して行う撮影枚数を含み、
前記撮影手段は、前記変化条件に含まれる撮影枚数で前記撮影パラメータの値を変更しながらブラケット撮影を行う、 ことを特徴とする撮像装置である。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記記憶手段は、予め決められた固定値を撮影パラメータに関する変化条件とするか任意に指定された指定値を撮影パラメータに関する変化条件とするかを記憶し、
前記取得手段は、ユーザ操作によって選択された撮影シーンに応じて、前記固定値又は指定値を撮影パラメータに関する変化条件として取得する、
ことを特徴とする撮像装置である。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の撮像装置において、
前記取得手段は、複数の候補値の中から任意に指定された値を指定値として取得する、
ことを特徴とする撮像装置である。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記記憶手段は、一つの撮影シーンに対応付けて複数種の撮影パラメータに関する変化条件を更に記憶し、
前記取得手段は、任意に撮影シーンが選択された際に、その撮影シーンに対応する複数種の撮影パラメータに関する変化条件を前記記憶手段から読み出し、
前記撮影手段は、前記読出手段によって読み出された複数種の撮影パラメータに関する変化条件を設定してブラケット撮影を行う、
ことを特徴とする撮像装置である。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記各種の撮影シーンの中からユーザ操作によって任意の撮影シーンを選択する選択画面として、前記各種の撮影シーンに対してそのシーン名称と、その撮影シーン対応の前記撮影パラメータに基づいてブラケット撮影された場合のサンプル画像を組にして一覧表示する一覧表示手段を更に備え、
前記取得手段は、前記一覧表示手段によって表示された選択画面の中から任意に撮影シーンがユーザ操作によって選択された際に、その撮影シーンに対応する前記撮影パラメータの変化に関する変化条件を取得する、
ことを特徴とする撮像装置である。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、
どのような被写体をどのように撮影するかに応じて設定されている各種の撮影シーンの個々に対応付けて、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件としてその変化の基準となる基準値を含む情報が記憶されている状態において、前記各種の撮影シーンの中から任意に撮影シーンが選択された際に、その撮影シーンに対応付けられている前記撮影パラメータに関する変化条件を取得するステップと、
前記取得された撮影パラメータに関する変化条件に含まれる基準値を基準としてパラメータの値を所定量ずつ変更しながら複数回の撮影を連続するブラケット撮影を行うステップと、
を含むことを特徴とする撮像方法である。
(請求項12)
請求項12に記載の発明は、
コンピュータに対して、
どのような被写体をどのように撮影するかに応じて設定されている各種の撮影シーンの個々に対応付けて、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件としてその変化の基準となる基準値を含む情報を記憶する機能と、
前記各種の撮影シーンの中から任意に撮影シーンが選択された際に、その撮影シーンに対応付けられている前記撮影パラメータに関する変化条件を取得する機能と、
前記取得された撮影パラメータに関する変化条件に含まれる基準値を基準としてパラメータの値を所定量ずつ変更しながら複数回の撮影を連続するブラケット撮影を行う機能と、
を実現させるためのプログラムである。
1 制御部
3 記憶部
3a プログラムメモリ
3d シーン別ブラケット固定テーブル
3e シーン別ブラケット可変テーブル
4 操作部
5 表示部
6 撮像部
K3 十字キー
K4 決定キー(SET)

Claims (11)

  1. どのような被写体をどのように撮影するかに応じて設定されている各種の撮影シーンの個々に対応付けて、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件としてその変化の基準となる基準値と、前記基準値が変更可能か否かを示す情報とを含む情報を記憶する記憶手段と、
    前記各種の撮影シーン名称と組にして、該撮影シーンに対応する前記基準値が変更可能か否かを示す情報を選択可能に表示する表示手段と、
    前記表示された撮影シーンをユーザが選択する選択手段と、
    前記各種の撮影シーンの中から撮影シーンが選択された際に、前記記憶手段を参照することによってその撮影シーンに対応付けられている前記撮影パラメータに関する変化条件を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された撮影パラメータに関する変化条件に含まれる基準値を基準としてパラメータの値を所定量ずつ変更しながら複数回の撮影を連続するブラケット撮影を行う撮影手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮影シーンが第1の撮影シーンである場合は、前記基準値を予め決められた固定値とし、前記撮影シーンが第2の撮影シーンである場合は、前記基準値を所定機能によって自動決定された値を使用する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記記憶手段は、所定機能によって自動決定された値を撮影パラメータの基準値とするか、又は予め決められた固定値を撮影パラメータの基準値とするかを記憶し、
    前記取得手段は、選択された撮影シーンに応じて、前記自動決定された値、又は予め決められた固定値を撮影パラメータの基準値として取得する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件は、撮影パラメータの種類である、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件は、その撮影パラメータの基準値に対して、少なくともその前又は後の値を変更する変更幅を含み、
    前記撮影手段は、前記変化条件に含まれる変更幅で前記撮影パラメータの値を変更しながらブラケット撮影を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件は、その撮影パラメータを変更しながら複数回の撮影を連続して行う撮影枚数を含み、
    前記撮影手段は、前記変化条件に含まれる撮影枚数で前記撮影パラメータの値を変更しながらブラケット撮影を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記取得手段は、複数の候補値の中から任意に指定された値を基準値として取得する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記記憶手段は、一つの撮影シーンに対応付けて複数種の撮影パラメータに関する変化条件を更に記憶し、
    前記取得手段は、撮影シーンが選択された際に、その撮影シーンに対応する複数種の撮影パラメータに関する変化条件を前記記憶手段から読み出し、
    前記撮影手段は、前記記憶手段から読み出された複数種の撮影パラメータに関する変化条件を設定してブラケット撮影を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記表示手段は、前記各種の撮影シーンの中からユーザ操作によって任意の撮影シーンを選択する選択画面として、前記各種の撮影シーンに対してその撮影シーン名称と、その撮影シーン対応の前記撮影パラメータに基づいてブラケット撮影された場合のサンプル画像を組にして表示し、
    前記取得手段は、前記表示手段によって表示された選択画面の中から任意に撮影シーンがユーザ操作によって選択された際に、その撮影シーンに対応する前記撮影パラメータの変化に関する変化条件を取得する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. どのような被写体をどのように撮影するかに応じて設定されている各種の撮影シーンの個々に対応付けて、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件としてその変化の基準となる基準値と、前記基準値が変更可能か否かを示す情報とを含む情報が記憶されている状態において、
    前記各種の撮影シーン名称と組にして、該撮影シーンに対応する前記基準値が変更可能か否かを示す情報を選択可能に表示する表示処理と、
    前記表示された撮影シーンをユーザが選択する選択処理と、
    前記各種の撮影シーンの中から任意に撮影シーンが選択された際に、その撮影シーンに対応付けられている前記撮影パラメータに関する変化条件を取得する処理と、
    前記取得された撮影パラメータに関する変化条件に含まれる基準値を基準としてパラメータの値を所定量ずつ変更しながら複数回の撮影を連続するブラケット撮影を行う処理と、
    を含むことを特徴とする撮像方法。
  11. コンピュータに対して、
    どのような被写体をどのように撮影するかに応じて設定されている各種の撮影シーンの個々に対応付けて、ブラケット撮影機能用の撮影パラメータに関する変化条件としてその変化の基準となる基準値と、前記基準値が変更可能か否かを示す情報とを含む情報を記憶する機能と、
    前記各種の撮影シーン名称と組にして、該撮影シーンに対応する前記基準値が変更可能か否かを示す情報を選択可能に表示する表示機能と、
    前記表示された撮影シーンをユーザが選択する選択機能と、
    前記各種の撮影シーンの中から任意に撮影シーンが選択された際に、その撮影シーンに対応付けられている前記撮影パラメータに関する変化条件を取得する機能と、
    前記取得された撮影パラメータに関する変化条件に含まれる基準値を基準としてパラメータの値を所定量ずつ変更しながら複数回の撮影を連続するブラケット撮影を行う機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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