JP6270015B2 - 薬液注入装置 - Google Patents
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Description
近年、前記した重力による点滴に代わって、加圧手段によって薬剤を注入する輸液器具が開発されている(特許文献1)。
この種の輸液器具として、単に薬剤を加圧する機能だけを備えた輸液ポンプ(一般にインヒュージョンポンプと称される)と、薬液貯留機能を備えた薬液注入器具が知られている。
前者の輸液ポンプは、薬液や血液を貯留する貯留容器等と、患者との間を繋ぐポンプであり、貯留容器内の薬液等を加圧して患者に輸液する装置である。輸液ポンプは、機構上、単なる加圧装置であると言える。
これに対して後者の薬液注入器具は、貯留容器と加圧機構とが一体化されたものであると言える。即ち後者の薬液注入器具は、外郭容器の中に弾性を有する薬液袋が内蔵されたものである。薬液袋は、ゴム風船の様な構造をしており、常に収縮力が働いている。
薬液注入器具を使用する際には、予め注射器等の注入器で薬液を薬液袋に注入しておく。また患者には、予め留置針を装着しておく。
そして薬液注入器具を患者の近くに置き、輸液チューブで、薬液注入器具の薬液袋と留置針を接続する。
薬液注入器具内の薬液は、薬液袋の収縮力によって押し出され、輸液チューブを経由して患者の体内に微量づつ注入される。
しかしながら、この作業は、相当に力を要する作業である。即ち薬液注入器具の薬液袋は、ゴム風船の様な構造であり、常に収縮力が働いている。そのため薬液を薬液注入器具に導入する際には、薬液袋の収縮力に抗した力でプランジャを押す必要があり、相当に力を要する。
そのため薬剤注入を補助するための装置の開発が望まれていた。
そのため前述した薬液注入器具に薬液に注入する作業を、安全キャビネット内で行わなければならない場合もある。周知の通り、安全キャビネットは、換気機能を備えたガラス張りの作業棚であり、作業者は、安全キャビネットの外に立って小さな窓から手を差し入れて作業を行う。そのため、作業者は力を入れ難く、プランジャを十分に押し込み難い。
その結果、いずれも何らかの欠点を有するものであった。
またシリンジを水平に保持すると、薬液注入器具に薬液が溜まった際、薬液注入器具の重量によって薬液注入器具の接続部に曲げ応力が掛かり、接続部が傷つく恐れがあった。
また請求項4に記載の発明は、前記シリンジ保持部は、注入器の胴体部を保持する胴体保持部を有し、前記胴体保持部は前記フランジ支持部よりも下にあり、注入器の軸線が鉛直線に対して45度以内の角度に傾く様にシリンジの胴体部と接することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の薬液注入装置である。
そのためシリンジがフランジ支持部から離れにくく、シリンジの姿勢が安定する。
本体部は傾斜台部を有し、柱状部は正面壁の下側が迫り出した姿勢であり、前記傾斜台部は柱状部の正面壁にあり、柱状部から迫り出したものであることが望ましい。
本実施形態の薬液注入装置1は、薬液注入器具200に薬液に注入する作業を補助するものである。
本実施形態の薬液注入装置1は、図の様に縦型の装置であり、本体部2の正面側に、シリンジ保持部3と、プッシャ5と、器具配置空間6が設けられたものである。
本体部2は、柱状部10と、傾斜台部11と、台座部12によって構成されている。
即ち、柱状部10は、正面壁15が傾斜壁であり、他の4つの側面壁16,17,18は、直立壁である。より具体的には、柱状部の10は、正面壁15と、左右の側面壁16,17、背面壁18及び天面壁20を有している。
そして正面壁15だけが、垂直面に対して傾斜しており、他の4つの側面壁16,17,18は垂直姿勢に立設されている。
即ちシリンジ101には、各種の大きさや形状のものがある。また薬液注入器具200についても各種の形状や構造のものがある。そのためシリンジ101や薬液注入器具200によっては、相当に傾斜角度が大きくても(例えば45度を越える角度)本発明の作用効果を発揮することができる場合がある。
一般的な形状のシリンジ101を使用する場合に推奨される正面壁15の傾斜角度は45度以内であり、20度以内であることがさらに推奨される。
正面壁15の傾斜角度の下限についても特に限定するものではないが、3度以上であることが望ましい。また5度以上であることがさらに推奨される。
本実施形態においては、正面壁15は垂直面に対して10度傾斜している。
正面壁15の姿勢は、下面側に向かう程、前面側に迫り出した姿勢である。従って、図1の様に、柱状部10の底の断面形状は、正方形であり、上部に行く程、断面積が小さくなって行く。
前記した様に、正面壁15は、垂直面に対して10度程度傾斜しているから、傾斜台部11の正面板21は、垂直面に対して10度程度傾斜している。
傾斜台部11は、前記した様に柱状部10の正面壁15の上部側に設けられているから、正面壁15の下部側は、なにも無い空間となっている。即ち傾斜台部11は、柱状部10の正面壁15から前側に迫り出したものであるから、傾斜台部11の下部と、正面壁15の前面部分との間は器具配置空間6となっている。
本実施形態では、傾斜台部11の形状が直方体であるから、傾斜台部11の下面は段状となっている。
台座部12の正面側は、図1の様に大きく切り欠かれた切り欠き部23が設けられている。
切り欠き部23の形状は、柱状部10の幅に相当する弦の円弧である。従って柱状部10の下部の正面側に形成された器具配置空間6は、切り欠き部23によってさらに下部側に拡大されている。
なお台座部12を金属で製作してもよい。
シリンジ保持部3は、図1の様に正面板21の下側の約2分の1の領域にあり、薬液注入装置1の全体から見ると、中央領域の高さにある。
本実施形態では、シリンジ保持部3は、注入器100のフランジ部103を支持するフランジ支持部30と、注入器100の胴体部102を保持する胴体保持部29を有している。
本実施形態では、フランジ支持部30の内周面がシリンジ101の胴体部102の周囲を囲む包囲部38として機能する。またフランジ支持部30の上面がフランジ部当接部37として機能する。
フランジ支持部30は、前記した様に、左側面壁31と右側面壁33とが間隔をおいて対峙しているから、平面視して中央部分に大きな開口35がある。なお開口35の大きさは、使用が予定されている注入器100の外径よりも大きい。使用が予定される注入器100が複数ある場合は、最も大きな注入器100の外径よりも大きい。
また当該開口35の正面側には壁面が存在しない。そのため前記した開口35は、前面側に開放口36がある。
従って、フランジ支持部30は、上から観察すると「U」字状であり、前面側が開放されている。
また可動部材40a,40bは、外力を加えると、バネ43a,43bに抗して左側面壁31及び右側面壁33側に移動し、開放口36の間口が広がる。
本実施形態では、可動部材40a,40bについても、シリンジ101の胴体部102の周囲を囲む包囲部38として機能する。
なお存在検知センサー50として反射式の光学センサーを採用してもよい。光学センサーによる存在検知センサー50は、何らかのものが接近すると、ON信号を発する。
接触部材45,46は、同一の形状構造であり、正面にゆるやかな円弧面47を有する枕体である。即ち接触部材45,46は、幅Wが狭く、高さHの低い壁であり、正面側の壁面が円弧状となっている。
前記したフランジ支持部30の奥側壁32の内壁の中心点と、接触部材45,46の円弧面47の中心は、直線上に並ぶ。またこの仮想直線51は、傾斜台部11の正面板21に対して平行である。
プッシャ5は、立方体状の部材であり、傾斜台部11の正面板21に設けられたスリット48を介して内部機構と係合している。
即ち薬液注入装置1の本体部2内には、図3に概略的に示すように、ギャードモータ55と、ボールネジ56が内蔵されている。そしてギャードモータ55とボールネジ56とは歯車列57で結合されており、ギャードモータ55の回転力によってボールネジ56が回転する。そしてボールネジ56に設けられたボールナット58に、前記したプッシャ5が接続されている。
従って、ギャードモータ55が駆動すると、プッシャ5が傾斜台部11の正面板21に沿って直線移動する。
まず前段階として、薬液注入器具200と、注入器100を用意する。
薬液注入器具200は、公知のそれと同様の構造を有するものであり、図5の様な外郭容器201の中に弾性を有する薬液袋202が内蔵されたものである。また薬液注入器具200の接続部203は、内部の薬液袋202に繋がっている。
薬液注入器具200の一つにバクスター株式会社製の「インフューザーポンプ」がある。もちろん使用可能な薬液注入器具200は、「インフューザーポンプ」に限定されるものではない。
シリンジ101は、円筒状の容器であり、内部に薬液貯留空間105がある。また薬液貯留空間105の先端に薬液排出口107が設けられている。シリンジ101の後端側は開放されている。またシリンジ101の薬液貯留空間105の底には、複数の突起113が設けられている。この突起113は、シリンジ101の中に空気の逃げ空間を作るためのものである。
シリンジ101の外形形状は前記した様に円筒形であって断面形状が円形の胴体部102を有し、開放端側の近傍にフランジ部103が設けられている。フランジ部103は、プランジャ110を押す際に指を引っかける部位である。
即ち注入器100は、公知の注射器であり、本来は、人体の静脈に薬液を注入することを目的として作られている。
注入器100のシリンジ101には、前記した様に複数の突起113が設けられている。この突起113は、前記した様にシリンジ101の中に空気の逃げ空間を作るためのものである。
即ち人体の静脈に空気が入ることは好ましくないので、注射器(注入器100)には、プランジャ110がシリンジ101内の空気を押し出すことを防ぐための、空気の逃げ空間108(図8b)が作られる。上記した突起113は、空気の逃げ空間108を作るためのものであり、医師等が プランジャ110を押し先端が、シリンジ101の底近傍に至ったとき、突起113がシリンジ101の底に当接してそれ以上、プランジャ110が前進することを防止する。
続いて、シリンジ101の薬液排出口107を薬液注入器具200の接続部203に接続する。
実際の作業は、シリンジ101の胴体部102をフランジ支持部30の前面側の開放口36から、開口35内に押し込む。
ここで本実施形態の薬液注入装置1では、フランジ支持部30の開放口36の近傍に、可動部材40a,40bが設けられており、当該可動部材40a,40bは、いずれもバネ43a,43bによって、突出方向に付勢されている。しかしながら、前記した様に、可動部材40a,40bは、外力を加えると、バネ43a,43bに抗して左側面壁31及び右側面壁33側に移動し、開放口36の間口が広がる。
そのためシリンジ101の胴体部102をフランジ支持部30の前面側の開放口36から開口35内に押し込と、図4(b)の様に可動部材40a,40bが逃げ、開放口36が広がってシリンジ101の胴体がフランジ支持部30の開口35内に入る。
そしてフランジ支持部30の開放口36の近傍に設けられた可動部材40a,40bは、バネ43a,43bの付勢力によって、突出状態に復帰し、開放口36の間口を狭める。
この状態においては、フランジ支持部30の内周面と、可動部材40a,40bによって、シリンジ101の胴体部102の180度以上が包囲される。
即ち包囲部38として機能するフランジ支持部30の内周面と、可動部材40a,40bの一部によって、シリンジ101の胴体部102の周囲が囲まれる。
ここで、フランジ支持部30の奥側壁32の内壁の中心点と、接触部材45,46の円弧面47の中心は、直線上に並び、且つこの仮想直線51は、傾斜台部11の正面板21に対して平行であるから、シリンジ101は、鉛直線に対して傾斜した姿勢で接触部材45,46の円弧面47と接する。
その結果、注入器100は姿勢変更の自由度が低く、傾斜した姿勢で安定する。また可動部材40a,40bがバネ43a,43bよって元の位置に復帰しており、開放口36の間口が狭まり、注入器100の離脱が阻止される。
この状態で起動スッチをオンすると、存在検知センサー50が注入器100を検知してON信号を発信しているので、ギャードモータ55が駆動される。そして歯車列57で係合するボールネジ56が回転し、プッシャ5が傾斜台部11の正面板21に沿って下方向に直線移動する。
プランジャ110の先端がシリンジ101の底に至ると、プランジャ110の先端に設けられた突起113がシリンジ101の底面と当接し、プッシャ5が強制的に停止される。しかしながら、ギャードモータ55は通電状態が維持されているので、ギャードモータ55には過大な電流が流れる。
本実施形態の薬液注入装置1では、ギャードモータ55に過電流が流れたことが検知されると、その後、一定の時間に渡って通電を維持し、その後にギャードモータ55に対する通電を停止する。
また望ましい傾斜角度は、20度以内である。
また薬液注入器具200の軸線と、注入器100の軸線が略揃うので、薬液注入器具200の接続部分に曲げ応力がかからず、接続部200を損傷することがない。また本実施形態の薬液注入装置1は、注入器100を縦置き姿勢で保持するから、注入器100内の薬液を略完全に排出することができる。
また注入器100は、やや傾斜した姿勢で保持されるから、自重で、注入器100の多くの面がシリンジ保持部3にもたれ掛かり、注入器100の姿勢が安定する。
加えて、注入器100のシリンジ101は、フランジ支持部30の内周面と可動部材40a,40bによって180度以上に渡って包囲される。また接触部材45,46の円弧面47によってもシリンジ101の周面が保持される。
そのため注入器100は、シリンジ保持部3から垂直方向に移動する自由度のみを持ち、プッシャ5で押しても姿勢が変化し難く、外れにくい。
特に支点たるフランジ支持部30から遠い位置に下側の接触部材46があり、注入器100の下部側は接触部材46と接触している。
そのため注入器100のフランジ支持部30を支点とするモーメントが、接触部材45,46から受ける反力によって相殺され、注入器100の姿勢は崩れない。
また注入器100のフランジ部103またはその近傍が、傾斜台部11の正面壁15に直接当たる場合もあり、この場合は正面壁15から受ける反力によってもモーメントが相殺される。
なお支点たる接触部材46から離れた位置に上部側の接触部材45があり、接触部材45から受ける反力によってもモーメントが相殺され、注入器100の姿勢の保持に寄与する。
そのため本実施形態の薬液注入装置1は、より大きな薬液注入器具200を装着することができる。逆に言えば、同一の高さの薬液注入器具200を装着できる薬液注入装置1であっても、台座部12の前側に切り欠き部23を設けると、薬液注入装置1の全高を低くすることができる。本実施形態の薬液注入装置1は、特に、フランジ支持部30の高さを低くできることによる使い勝手の向上が特筆される。
即ち、薬液注入装置1は、安全キャビネット内に設置して操作される場合がある。ここで安全キャビネットは、一般に作業棚の下部近傍に手を差し入れる操作口がある。そのため高い位置は作業者の手が届きにくい。特にフランジ支持部30は、作業者の手で注入器100を係合させる部位であるから、この位置は低いほど操作性が高い。
この点からも本実施形態の薬液注入装置1は、使い勝手が良い。
2 本体部
3 シリンジ保持部
5 プッシャ
6 器具配置空間
29 胴体保持部
30 フランジ支持部
36 開放口
37 フランジ部当接部
38 包囲部
40a,40b 可動部材
43a,43b バネ
45,46 接触部材
50 存在検知センサー
100 注入器
101 シリンジ
102 胴体部
103 フランジ部
105 薬剤貯流空間
107 薬液排出口
110 プランジャ
200 薬液注入器具
Claims (10)
- 別途用意の注入器を使用して別途用意の薬液注入器具に薬液を注入する薬液注入装置であり、使用する前記注入器は、フランジ部と胴体部とを備え胴体部の内部に薬液貯留空間を備えると共に先端に薬液排出口を備えたシリンジと、先端側が前記シリンジの薬液貯留空間内に配され後端側が前記シリンジから露出するプランジャを備えたものであり、
薬液注入装置は、本体部を有し、本体部に柱状部と台座部があり、本体部は台座部を接地して単に置かれた状態においては柱状部が自立して倒れず、
薬液注入装置は、本体部にシリンジを保持するシリンジ保持部と、動力によってプランジャを押し込むプッシャを備え、
前記シリンジ保持部は、注入器のフランジ部を支持するフランジ支持部を有し、注入器はフランジ支持部にフランジ部を係合させて薬液排出口側を下に向けた姿勢でシリンジ保持部に装着され、注入器はその軸線が鉛直線に対して傾斜した姿勢で支持され、
前記シリンジ保持部は、注入器の胴体部を保持する胴体保持部を有し、前記胴体保持部は前記フランジ支持部よりも下にあり、注入器の軸線が鉛直線に対して傾く様にシリンジの胴体部と接し、
前記胴体保持部は前記柱状部よりも前面側の位置にあることを特徴とする薬液注入装置。 - 注入器と、薬液注入器具が装着された薬液注入装置であり、前記注入器は、フランジ部と胴体部とを備え胴体部の内部に薬液貯留空間を備えると共に先端に薬液排出口を備えたシリンジと、先端側が前記シリンジの薬液貯留空間内に配され後端側が前記シリンジから露出するプランジャを備え、
薬液注入装置は、本体部を有し、本体部に柱状部と台座部があり、本体部は台座部を接地して単に置かれた状態においては柱状部が自立して倒れず、
前記薬液注入装置は、本体部にシリンジを保持するシリンジ保持部と、動力によってプランジャを押し込むプッシャを備え、
前記シリンジ保持部は、注入器のフランジ部を支持するフランジ支持部を有し、注入器はフランジ支持部にフランジ部を係合させて薬液排出口側を下に向けた姿勢でシリンジ保持部に装着され、注入器はその軸線が鉛直線に対して傾斜した姿勢で支持され、
前記シリンジ保持部は、注入器の胴体部を保持する胴体保持部を有し、前記胴体保持部は前記フランジ支持部よりも下にあり、注入器の軸線が鉛直線に対して傾く様にシリンジの胴体部と接し、
前記胴体保持部は前記柱状部よりも前面側の位置にあることを特徴とする薬液注入装置。 - 前記胴体保持部が迫り出した位置にあることによって、胴体保持部よりも更に下であって、前記柱状部の前面側の位置に薬液注入器具が垂下される器具配置空間があることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬液注入装置。
- 前記胴体保持部は、注入器の軸線が鉛直線に対して45度以内の角度に傾く様にシリンジの胴体部と接することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の薬液注入装置。
- 胴体保持部は1又は2以上の接触部材を有し、当該接触部材が胴体部の側面と接触するものであり、最も下に設けられた接触部材よりも更に下の位置に薬液注入器具が垂下される器具配置空間があることを特徴とする請求項3又は4に記載の薬液注入装置。
- フランジ支持部は、フランジ部の下面側と当接するフランジ部当接部と、胴体部の周囲を囲む包囲部とを有し、前記包囲部には胴体部を出し入れするための開放口があり、当該開放口の近傍に可動部があり、当該可動部は開放口の開放間口が狭まる方向に付勢されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の薬液注入装置。
- プッシャを駆動するモータを有し、前記プッシャは前記モータから動力伝動を受けて直線的に移動してプランジャを押圧し、前記モータが過負荷状態となった後、一定の時間の経過を待ってモータが停止することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の薬液注入装置。
- シリンジの有無を検知する存在検知センサーを有し、当該存在検知センサーがシリンジ保持部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の薬液注入装置。
- 本体部は傾斜台部を有し、柱状部は正面壁の下側が迫り出した姿勢であり、前記傾斜台部は柱状部の正面壁にあり、柱状部から迫り出したものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の薬液注入装置。
- 下方側が迫り出す様に傾斜した傾斜面を有し、前記シリンジ保持部が前記傾斜面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の薬液注入装置。
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