JP6269734B2 - 動画データ編集装置、動画データ編集方法、再生装置、及びプログラム - Google Patents

動画データ編集装置、動画データ編集方法、再生装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、動画データ編集装置、動画データ編集方法、再生装置、再生方法及びプログラムに関する。
特許文献1及2にLong GOP(group of pictures)方式で圧縮された動画データを編集する技術が開示されている。当該方式では、GOP単位で動画データを圧縮する。なお、各GOPには、Iフレーム、Bフレーム及びPフレームが含まれ得る。以下、当該方式で圧縮された動画データを、圧縮動画データという。なお、「動画データを編集する」とは、動画データの一部を除去することを意味する(以下同様)。
特許文献1に記載の画像符号化装置は、圧縮動画データを1又は複数の編集点で編集する編集指示を受付けると、圧縮動画データを復号し、次いで、編集点で特定される所定のデータを除去した編集後のデータを生成した後、編集後のデータを再度圧縮する。なお、編集後のデータを再圧縮する処理においては、編集後のデータにおける編集点の前及び/又は後に所定の画像からなる挿入画像を挿入し、編集後のデータに含まれるフレームいずれもが編集前のデータにおけるフレーム種別(Iフレーム、Bフレーム、Pフレーム)と同一となるように再圧縮する。
特許文献2に記載の動画像編集装置は、圧縮動画データを復号後、所定のデータを除去した編集後のデータを生成し、編集後のデータを再度圧縮する。なお、編集処理においてGOPの途中を編集点とし、当該点に位置するフレーム(Bフレーム又はPフレーム)より前の動画データを除去(編集)した場合、編集後のデータを再圧縮する処理においては、編集後に残った当該GOP内のフレームをIフレームとして再圧縮する。
特開2007−104182号公報 特開平8−205076号公報
編集後の圧縮動画データと、編集前の圧縮動画データとの間において、対応するフレームのデータの同一性が要求される場合がある。
特許文献1に記載の技術の場合、編集後の圧縮動画データのうち、挿入画像が追加されたGOPに含まれるフレームの動画データの少なくとも一部は、圧縮により、編集前の動画データとの同一性が損なわれる。また、特許文献2に記載の技術の場合、編集点を含むGOPに含まれる編集後の圧縮動画データ、すなわち、編集前はBフレーム又はPフレームとして圧縮されていたが、編集後はIフレームとして圧縮されているフレームの動画データは、圧縮により、編集前の動画データとの同一性が損なわれる。
本発明は、フレーム間圧縮技術またはフレーム間予測技術、特にLong GOP方式で圧縮された圧縮動画データを編集する技術であって、編集後の圧縮動画データと、編集前の圧縮動画データとの間において、対応するフレームのデータの同一性が確保される編集技術を提供することを課題とする。
本発明によれば、
フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得手段と、
前記編集対象動画データの本編開始位置情報と、本編の開始位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出開始位置を決定する切出開始位置決定手段と、
を有し、
前記切出開始位置決定手段は、前記希望切出開始位置がIフレームである場合に前記希望切出開始位置を切出開始位置として決定し、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを前記切出開始位置として決定する動画データ編集装置が提供される。
また、本発明によれば、
フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得手段と、
前記編集対象動画データの本編開始位置情報と、本編の開始位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている第1の位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出開始位置を決定する切出開始位置決定手段と、
前記編集対象動画データの本編終了位置情報と、本編の終了位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている第2の位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出終了位置を決定する切出終了位置決定手段と、
を有し、
前記切出開始位置決定手段は、前記希望切出開始位置がIフレームである場合に前記希望切出開始位置を切出開始位置として決定し、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを前記切出開始位置として決定し、
前記切出終了位置決定手段は、前記希望切出終了位置がIフレームである場合に前記希望切出終了位置を切出終了位置として決定し、前記希望切出終了位置がIフレームでない場合に前記希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームを前記切出終了位置として決定する動画データ編集装置が提供される。
また、本発明によれば、
上記動画データ編集装置で生成された前記編集後動画データを取得する編集後動画データ取得手段と、
前記第1の情報を取得する第1の情報取得手段と、
前記第1の情報及び前記編集後動画データを利用して、前記希望切出開始位置からの再生を実行する再生手段と、
を有する再生装置が提供される。
また、本発明によれば、
上記動画データ編集装置で生成された前記編集後動画データを取得する編集後動画データ取得手段と、
前記第1の情報及び前記第2の情報を取得する第1及び第2の情報取得手段と、
前記第1の情報と、前記第2の情報と、前記編集後動画データとを利用して、前記希望切出開始位置から前記希望切出終了位置までの再生を実行する再生手段と、
を有する再生装置が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータが、
フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得工程と、
前記編集対象動画データの本編開始位置情報と、本編の開始位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出開始位置を決定する切出開始位置決定工程と、
を実行し、
前記切出開始位置決定工程では、前記希望切出開始位置がIフレームである場合に前記希望切出開始位置を切出開始位置として決定し、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを前記切出開始位置として決定する動画データ編集方法が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得手段、
前記編集対象動画データの本編開始位置情報と、本編の開始位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出開始位置を決定する切出開始位置決定手段、
として機能させ、
前記切出開始位置決定手段は、前記希望切出開始位置がIフレームである場合に前記希望切出開始位置を切出開始位置として決定し、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを前記切出開始位置として決定するプログラムが提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータが、
フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得工程と、
前記編集対象動画データの本編開始位置情報と、本編の開始位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている第1の位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出開始位置を決定する切出開始位置決定工程と、
前記編集対象動画データの本編終了位置情報と、本編の終了位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている第2の位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出終了位置を決定する切出終了位置決定工程と、
を実行し、
前記切出開始位置決定工程では、前記希望切出開始位置がIフレームである場合に前記希望切出開始位置を切出開始位置として決定し、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを前記切出開始位置として決定し、
前記切出終了位置決定工程では、前記希望切出終了位置がIフレームである場合に前記希望切出終了位置を切出終了位置として決定し、前記希望切出終了位置がIフレームでない場合に前記希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームを前記切出終了位置として決定する動画データ編集方法が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得手段、
前記編集対象動画データの本編開始位置情報と、本編の開始位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている第1の位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出開始位置を決定する切出開始位置決定手段、
前記編集対象動画データの本編終了位置情報と、本編の終了位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている第2の位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出終了位置を決定する切出終了位置決定手段、
として機能させ、
前記切出開始位置決定手段は、前記希望切出開始位置がIフレームである場合に前記希望切出開始位置を切出開始位置として決定し、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを前記切出開始位置として決定し、
前記切出終了位置決定手段は、前記希望切出終了位置がIフレームである場合に前記希望切出終了位置を切出終了位置として決定し、前記希望切出終了位置がIフレームでない場合に前記希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームを前記切出終了位置として決定するプログラムが提供される。
本発明によれば、フレーム間圧縮技術またはフレーム間予測技術、特にLong GOP方式で圧縮された圧縮動画データを編集する技術であって、編集後の圧縮動画データと、編集前の圧縮動画データとの間において、対応するフレームのデータの同一性が確保される編集技術が実現される。
本実施形態の概念を説明するための図である。 本実施形態の動画データ編集装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の動画データ編集方法の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の概念を説明するための図である。 本実施形態の動画データ編集方法の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の概念を説明するための図である。 本実施形態の動画データ編集方法の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の編集対象動画データの構成の一例を示す図である。 本実施形態の編集対象動画データの構成の一例を示す図である。 本実施形態の再生装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の再生装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の動画データ編集装置を適用したシステムの一例を示す図である。 本実施形態の編集対象動画データの構成の一例を示す図である。 本実施形態の動画データ編集装置を適用したシステムの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
なお、本実施形態の装置は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされたプログラム(あらかじめ装置を出荷する段階からメモリ内に格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムも含む)、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェイスを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
また、本実施形態の説明において利用する機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。これらの図においては、各装置は1つの機器により実現されるよう記載されているが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に分かれた構成であっても、論理的に分かれた構成であっても構わない。
<第1の実施形態>
まず、図1を用いて本実施形態の動画データ編集装置の概要について説明する。本実施形態の動画データ編集装置は、圧縮された編集対象動画データを編集する。本実施の形態では、圧縮方式としてフレーム間圧縮技術またはフレーム間予測技術を用いるものの一形態であるLong GOP方式の場合を説明する。図1には、編集対象動画データに含まれる複数のフレームが模式的に示されている。複数のフレームは、再生時に出力される順に時間軸に沿って一列に並んでいる。なお、ここでの「再生」とは、通常想定されている順に画像を出力していく通常の再生を意味し、いわゆる逆方向再生などのような再生ではない(以下同様)。図中、各フレームに、Iフレーム(Intra-coded Frame)、Bフレーム(Bi-directional Predicted Frame)、Pフレーム(Predicted Frame)の種別を示している
Iフレームとは、フレーム間予測を用いずに符号されるフレームである。Bフレームとは、前方向予測、後方向予測、両方向予測(フレーム間予測)の中のいずれかを用いて符号化されるフレームである。Pフレームとは、前方向予測(フレーム間予測)を用いて符号化されるフレームである。
動画データ編集装置は、ユーザから、希望切出開始位置を指定する入力を受付ける。例えば、編集対象動画データの冒頭からの経過時間により希望切出開始位置を指定する入力を受付けてもよいし、または、当該編集対象動画データに含まれる所定のフレームを希望切出開始位置として指定する入力を受付けてもよい。図1の場合、図中左端から3番目のフレーム(Bフレーム)が希望切出開始位置として指定されている。
動画データ編集装置は、希望切出開始位置を指定する入力を受付けると、その位置に対応するフレームがIフレームであるか否かを判別する。動画データ編集装置は、該フレームがIフレームでない場合(図1の場合、Bフレーム)、そのフレームよりも時間的に前に位置するIフレームを切出開始位置として決定する。なお、第1のフレームよりも時間的に前に位置するフレームとは、動画データを再生した場合に、第1のフレームよりも先に出力されるフレームを意味する(以下同様)。図1の場合、希望切出開始位置として指定されているBフレーム(図中左端から3番目のフレーム)より2つ前に位置するIフレームが、切出開始位置として決定されている。
その後、動画データ編集装置は、例えば編集対象動画データを復号後、切出開始位置よりも時間的に前に位置する動画データ(フレーム)を除去する(切出開始位置のIフレームは除去しない)。次いで、動画データ編集装置は、編集対象動画データと同様の方式で圧縮して、編集後動画データを生成する。
また、動画データ編集装置は、切出開始位置から希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報(例:切出開始位置及び希望切出開始位置の間の差分フレーム数)を生成し、編集後動画データに対応付ける。
このような編集手段の場合、編集後の動画データの冒頭フレームはIフレームとなる。このような編集後の動画データが編集対象動画データと同様の方式で圧縮されると、各フレームの組成(Iフレーム、Bフレーム、Pフレーム)が編集前の組成と同じになるように圧縮される。また、編集前に含まれていなかった動画データが編集後に新たに含まれることもない。さらに、このような編集手段の場合、編集後の動画データは、編集対象動画データファイルから、解凍・圧縮を経ずに直接切り出すことができる。このため、編集後の圧縮動画データと、編集前の圧縮動画データとの間において、対応するフレームのデータの同一性が確保される。
また、本実施形態によれば、第1の情報を利用して、ユーザが指定した希望切出開始位置を特定することができる。このため、例えば、希望切出開始位置からの再生等が実現できる。
以下、本実施形態の動画データ編集装置の構成について詳細に説明する。
図2に、動画データ編集装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、動画データ編集装置10は、データ取得部11と、入力受付部12と、切出位置決定部13と、除去部14と、希望切出位置特定情報生成部15と、を有する。以下、各部について説明する。
データ取得部11は、ユーザにより入力されたLong GOP方式で圧縮された編集対象動画データ(圧縮動画データ)を取得する。なお、データ取得部11は、編集対象動画データを含む動画ファイルを取得してもよい。当該動画ファイルには、編集対象動画データのほか、フレームレートや、圧縮に関する情報(1つのGOPに含まれるフレーム数等)等が含まれていてもよい。
入力受付部12は、編集対象動画データの希望切出開始位置を指定する入力を受付ける。入力受付部12は、例えば、当該編集対象動画データの冒頭からの経過時間により希望切出開始位置を指定する入力を受付けてもよいし、または、当該編集対象動画データに含まれる所定のフレームを希望切出開始位置として指定する入力を受付けてもよい。前者の場合、入力受付部12は、例えば数値(冒頭からの経過時間)の入力を受付けてもよい。後者の場合、入力受付部12は、例えば編集対象動画データを復号し、ディスプレイに画像を出力する。そして、所定のフレームの画像がディスプレイに表示されている状態で受付ける決定入力を、そのフレームを希望切出開始位置とする入力として受付けてもよい。
切出位置決定部13は、希望切出開始位置がIフレームでない場合、希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを切出開始位置として決定する。
このような処理を実行するため、切出位置決定部13は、まず、入力受付部12が受付けた入力内容に基づいて希望切出開始位置に対応するフレームを特定し、次いで、特定したフレームがIフレームであるか否か判別する。当該処理を実現する手段は特段制限されず、あらゆる従来技術を採用することができる。以下一例を説明する。
希望切出開始位置に対応するフレームを特定する手段の例を説明する。例えば、入力受付部12が希望切出開始位置を指定する情報として編集対象動画データの冒頭からの経過時間の入力を受付けた場合、切出位置決定部13は、予め定められているフレームレートに基づいて、希望切出開始位置に対応するフレームを特定することができる。また、入力受付部12が希望切出開始位置を指定する情報として所定のフレームを指定する入力を受付けた場合、切出位置決定部13は、そのフレームを認識することで、希望切出開始位置に対応するフレームを特定することができる。
フレーム種別を判別する手段の例を説明する。例えば、特開2010−28435号公報に記載されている各フレームのフレーム種別を記載したテーブルを利用した各フレームのフレーム種別の判別手段が利用されてもよい。または、特開2007−82156号公報、及び、特開2009−273010号公報記載されているIフレーム、Bフレーム、Pフレーム各々の情報量の差を利用したフレーム種別の判別手段が利用されてもよい。
希望切出開始位置に対応するフレームがIフレームであるか否か判別した判別結果が「否」である場合、切出位置決定部13は、希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを切出開始位置として決定する。
時間的に前に位置するIフレームが複数ある場合、どのIフレームが切出開始位置とされてもよい。複数のIフレームの中で時間的距離が希望切出開始位置に最も近いIフレーム(希望切出開始位置に対応するフレームとの間の差分フレーム数が最も小さいIフレーム)が切出開始位置として決定されてもよい。このようにすれば、編集後動画データの情報量を小さくすることができる。
このようなIフレームを特定する手段は特段制限されず、あらゆる従来技術を採用することができる。例えば、希望切出開始位置に対応するフレームから時間軸(再生した場合の時間軸)を逆方向に遡りながら各フレームの種別を判別していくことでIフレームが特定されてもよい。または、特開2010−28435号公報に記載されているテーブルを利用してIフレームが特定されてもよい。
除去部14は、切出開始位置よりも時間的に前に位置する動画データを編集対象動画データから除去して、編集後動画データを生成する。すなわち、除去部14は、切出開始位置に対応するIフレームよりも時間的に前に位置するフレームのデータを編集対象動画データから除去して、編集後動画データを生成する。なお、除去部14は、切出開始位置に対応するIフレームは除去しない。例えば、除去部14は、編集対象動画データを復号し、当該状態で、所定の動画データを除去する。かかる場合、除去部14は、所定の動画データを除去後の動画データを、編集対象動画データと同様の手法で圧縮して、編集後動画データを得る。その他、除去部14は、編集対象動画データを復号することなく、切出開始位置に対応するIフレームよりも時間的に前に位置するフレームのデータを編集対象動画データから除去して、編集後動画データを生成してもよい。すなわち、編集後動画データは、編集対象動画データファイルから、解凍・圧縮を経ずに直接切り出された動画データであってもよい。いずれにしても、編集後動画データは圧縮動画データである。
希望切出位置特定情報生成部15は、切出開始位置から希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報を生成し、編集後動画データに対応付ける。第1の情報は、切出開始位置から希望切出開始位置を特定できるものであれば特段制限されない。例えば、第1の情報は、切出開始位置に対応するIフレームと希望切出開始位置に対応するフレームとの間の差分フレーム数であってもよいし、動画を再生した際におけるこれらのフレーム間の時間差であってもよい。このような第1の情報を生成する手段は特段制限されない。例えば、切出位置決定部13が切出開始位置を決定する際に、希望切出開始位置に対応するフレームから切出開始位置となるIフレームまで遡ったフレーム数をカウントして第1の情報が生成されてもよいし、特開2010−28435号公報に記載されているテーブルを利用して第1の情報が生成されてもよい。
希望切出位置特定情報生成部15は、生成した第1の情報を、例えば、編集後動画データを含む動画ファイルに記憶してもよい。
次に、図3のフローチャートを用いて、本実施形態の動画データ編集方法の処理の流れの一例を説明する。
まず、データ取得部11が、ユーザにより入力されたLong GOP方式で圧縮された編集対象動画データを取得する(S10)。
その後、入力受付部12が、編集対象動画データの希望切出開始位置を指定するユーザ入力を受付ける(S11)。
次いで、切出位置決定部13が、S11で入力受付部12が受付けた入力内容に基づいて希望切出開始位置に対応するフレームを特定し、次いで、特定したフレームがIフレームであるか否か判別する。そして、切出位置決定部13は、希望切出開始位置がIフレームでない場合、希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを切出開始位置として決定する(S12)。
次に、除去部14が、S12で決定された切出開始位置よりも時間的に前に位置する動画データをS10で取得した編集対象動画データから除去した編集後動画データ(圧縮動画データ)を生成する(S13)。
次に、希望切出位置特定情報生成部15が、切出開始位置から希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報を生成し(S14)、生成した第1の情報を編集後動画データに対応付ける(S15)。
なお、S13で生成された編集後動画データは、所定の記憶装置に記憶されたり、外部機器に出力される。
本実施形態の動画データ編集装置は、GOP単位で動画データ(フレーム)を除去する。かかる場合、編集後の編集対象動画データの冒頭フレームは必ずIフレームとなる。このため、編集対象動画データを復号後に一部データを除去する処理(編集処理)を行った場合に、編集処理後の動画データを編集対象動画データと同様の方式で圧縮しても、各フレームの種別(Iフレーム、Bフレーム、Pフレーム)が編集前の種別と同じになるように圧縮される。このため、編集後動画データ(圧縮動画データ)と、編集対象動画データ(圧縮動画データ)との間において、対応するフレームのデータの同一性が確保される。また、GOP単位で動画データ(フレーム)を除去するため、編集対象動画データを復号することなく、一部データを除去することもできる。かかる場合も同様に、編集後動画データ(圧縮動画データ)と、編集対象動画データ(圧縮動画データ)との間において、対応するフレームのデータの同一性が確保される。
また、本実施形態によれば、編集後動画データに、切出開始位置から希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報が対応付けられる。このため、第1の情報を利用して、ユーザが指定した希望切出開始位置を特定することができる。結果、例えば、希望切出開始位置からの再生等が実現できる。
<第2の実施形態>
本実施形態の動画データ編集装置は、希望切出開始位置がIフレームである場合の処理を特定している点で、第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と異なる構成のみを説明し、第1の実施形態と共通する構成の説明は省略する。
切出位置決定部13は、希望切出開始位置がIフレームである場合、当該Iフレームを切出開始位置として決定する。
希望切出位置特定情報生成部15は、第1の情報として、切出開始位置が希望切出開始位置であることを示す情報を生成する。例えば、希望切出位置特定情報生成部15は、切出開始位置に対応するIフレームと希望切出開始位置に対応するフレームとの間の差分フレーム数が「0(ゼロ)」であることを示す情報を生成しても良い。又は、希望切出位置特定情報生成部15は、動画を再生した際におけるこれらのフレーム間の時間差が「0(ゼロ)」であることを示す情報を生成してもよい。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
<第3の実施形態>
まず、図4を用いて本実施形態の動画データ編集装置の概要について説明する。本実施形態の動画データ編集装置は、Long GOP方式で圧縮された編集対象動画データを編集する。図4には、編集対象動画データに含まれる複数のフレームが模式的に示されている。複数のフレームは、再生時に出力される順に時間軸に沿って一列に並んでいる。図中、各フレームに、Iフレーム、Bフレーム、Pフレームの種別を示している。
動画データ編集装置は、ユーザから、希望切出終了位置を指定する入力を受付ける。例えば、編集対象動画データの冒頭からの経過時間により希望切出終了位置を指定する入力を受付けてもよい。または、動画データ編集装置は、当該編集対象動画データに含まれる所定のフレームを希望切出終了位置として指定する入力を受付けてもよい。図4の場合、図中右端から3番目のフレーム(Bフレーム)が希望切出終了位置として指定されている。
動画データ編集装置は、希望切出終了位置を指定する入力を受付けると、その位置に対応するフレームがIフレームであるか否かを判別する。動画データ編集装置は、該フレームがIフレームでない場合(図4の場合、Bフレーム)、そのフレームよりも時間的に後に位置するIフレームを切出終了位置として決定する。なお、第1のフレームよりも時間的に後に位置するフレームとは、動画データを再生した場合に、第1のフレームよりも後に出力されるフレームを意味する(以下同様)。図4の場合、希望切出終了位置として指定されているBフレーム(図中右端から3番目のフレーム)より2つ後に位置するIフレームが、切出終了位置として決定されている。
その後、動画データ編集装置は、例えば編集対象動画データを復号後、切出終了位置よりも時間的に後に位置する動画データ(フレーム)を除去(切出終了位置のIフレームは除去しない)する。次いで、動画データ編集装置は、編集対象動画データと同様の方式で圧縮して、編集後動画データを生成する。
また、動画データ編集装置は、切出終了位置から希望切出終了位置を特定する情報である第2の情報(例:切出終了位置及び希望切出終了位置の間の差分フレーム数)を生成し、編集後動画データに対応付ける。
このような編集手段の場合、編集後の動画データの末尾フレームはIフレームとなる。このような編集後の動画データが編集対象動画データと同様の方式で圧縮されると、各フレームの種別(Iフレーム、Bフレーム、Pフレーム)が編集前の種別と同じになるように圧縮される。このため、編集後の圧縮動画データと、編集前の圧縮動画データとの間において、対応するフレームのデータの同一性が確保される。
また、本実施形態によれば、第2の情報を利用して、ユーザが指定した希望切出終了位置を特定することができる。このため、例えば、希望切出終了位置までの再生等が実現できる。
以下、本実施形態の動画データ編集装置の構成について詳細に説明する。
本実施形態の動画データ編集装置10の機能ブロック図の一例は、第1の実施形態と同様、図2で示される。図示するように、動画データ編集装置10は、データ取得部11と、入力受付部12と、切出位置決定部13と、除去部14と、希望切出位置特定情報生成部15と、を有する。以下、各部について説明する。なお、データ取得部11の構成は第1の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
入力受付部12は、編集対象動画データの希望切出終了位置を指定する入力を受付ける。入力受付部12は、例えば、当該編集対象動画データの冒頭からの経過時間により希望切出終了位置を指定する入力を受付けてもよいし、または、当該編集対象動画データに含まれる所定のフレームを希望切出終了位置として指定する入力を受付けてもよい。前者の場合、入力受付部12は、例えば数値(冒頭からの経過時間)の入力を受付けてもよい。後者の場合、入力受付部12は、例えば編集対象動画データを復号し、ディスプレイに画像を出力する。そして、所定のフレームの画像がディスプレイに表示されている状態で受付ける決定入力を、そのフレームを希望切出終了位置とする入力として受付けてもよい。
切出位置決定部13は、希望切出終了位置がIフレームでない場合、希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームを切出終了位置として決定する。
このような処理を実行するため、切出位置決定部13は、まず、入力受付部12が受付けた入力内容に基づいて希望切出終了位置に対応するフレームを特定し、次いで、特定したフレームがIフレームであるか否か判別する。これらの処理を実現する手段は、第1の実施形態で説明した通りであるので、ここでの説明は省略する。
希望切出終了位置に対応するフレームがIフレームであるか否か判別した判別結果が「否」である場合、切出位置決定部13は、希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームを切出終了位置として決定する。
時間的に後に位置するIフレームが複数ある場合、どのIフレームが切出終了位置とされてもよい。複数のIフレームの中で時間的距離が希望切出終了位置に最も近いIフレーム(希望切出終了位置に対応するフレームとの間の差分フレーム数が最も小さいIフレーム)が切出終了位置として決定されてもよい。このようにすれば、編集後動画データの情報量を小さくすることができる。
このようなIフレームを特定する手段は特段制限されず、あらゆる従来技術を採用することができる。例えば、希望切出終了位置に対応するフレームから順に時間軸(再生した場合の時間軸)に沿って各フレームの種別を判別していくことIフレームが特定されても良い。または、特開2010−28435号公報に記載されているテーブルを利用してIフレームが特定されてもよい。
除去部14は、切出終了位置よりも時間的に後に位置する動画データを編集対象動画データから除去して、編集後動画データを生成する。すなわち、除去部14は、切出終了位置に対応するIフレームよりも時間的に後に位置するフレームのデータを編集対象動画データから除去して、編集後動画データを生成する。なお、除去部14は、切出終了位置に対応するIフレームは除去しない。例えば、除去部14は、編集対象動画データを復号し、当該状態で、所定の動画データを除去する。かかる場合、除去部14は、所定の動画データを除去後の動画データを、編集対象動画データと同様の手法で圧縮して、編集後動画データを得る。すなわち、編集後動画データは圧縮動画データである。
希望切出位置特定情報生成部15は、切出終了位置から希望切出終了位置を特定する情報である第2の情報を生成し、編集後動画データに対応付ける。第2の情報は、切出終了位置から希望切出終了位置を特定できるものであれば特段制限されない。例えば、第2の情報は、切出終了位置に対応するIフレームと希望切出終了位置に対応するフレームとの間の差分フレーム数であってもよいし、動画を再生した際におけるこれらのフレーム間の時間差であってもよい。このような第2の情報を生成する手段は特段制限されない。例えば、切出位置決定部13が切出終了位置を決定する際に、希望切出終了位置に対応するフレームから切出終了位置となるIフレームまでに通過したフレーム数をカウントしておくことで第2の情報が生成されてもよい。あるいは、特開2010−28435号公報に記載されているテーブルを利用して第2の情報が生成されてもよい。
希望切出位置特定情報生成部15は、生成した第2の情報を、例えば、編集後動画データを含む動画ファイルに記憶してもよい。
次に、図5のフローチャートを用いて、本実施形態の動画データ編集方法の処理の流れの一例を説明する。
まず、データ取得部11が、ユーザにより入力されたLong GOP方式で圧縮された編集対象動画データを取得する(S20)。
その後、入力受付部12が、編集対象動画データの希望切出終了位置を指定するユーザ入力を受付ける(S21)。
次いで、切出位置決定部13が、S21で入力受付部12が受付けた入力内容に基づいて希望切出終了位置に対応するフレームを特定し、次いで、特定したフレームがIフレームであるか否か判別する。そして、切出位置決定部13は、希望切出終了位置がIフレームでない場合、希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームを切出終了位置として決定する(S22)。
次に、除去部14が、S22で決定された切出終了位置よりも時間的に後に位置する動画データをS20で取得した編集対象動画データから除去した編集後動画データ(圧縮動画データ)を生成する(S23)。
次に、希望切出位置特定情報生成部15が、切出終了位置から希望切出終了位置を特定する情報である第2の情報を生成し(S24)、生成した第2の情報を編集後動画データに対応付ける(S25)。
なお、S23で生成された編集後動画データは、所定の記憶装置に記憶されたり、外部機器に出力される。
本実施形態の動画データ編集装置は、GOP単位で動画データ(フレーム)を除去する。このため、編集後の編集対象動画データの末尾フレームは必ずIフレームとなる。このような動画データを編集対象動画データと同様の方式で圧縮すると、各フレームの種別(Iフレーム、Bフレーム、Pフレーム)が編集前の種別と同じになるように圧縮される。このため、編集後動画データ(圧縮動画データ)と、編集対象動画データ(圧縮動画データ)との間において、対応するフレームのデータの同一性が確保される。
また、本実施形態によれば、編集後動画データに、切出終了位置から希望切出終了位置を特定する情報である第2の情報が対応付けられる。このため、第2の情報を利用して、ユーザが指定した希望切出終了位置を特定することができる。結果、例えば、希望切出終了位置までの再生等が実現できる。
<第4の実施形態>
本実施形態の動画データ編集装置は、希望切出終了位置がIフレームである場合の処理を特定している点で、第3の実施形態と異なる。以下、第3の実施形態と異なる構成のみを説明し、第3の実施形態と共通する構成の説明は省略する。
切出位置決定部13は、希望切出終了位置がIフレームである場合、当該Iフレームを切出終了位置として決定する。
希望切出位置特定情報生成部15は、第2の情報として、切出終了位置が希望切出終了位置であることを示す情報を生成する。例えば、希望切出位置特定情報生成部15は、切出終了位置に対応するIフレームと希望切出終了位置に対応するフレームとの間の差分フレーム数が「0(ゼロ)」であることを示す情報、又は、動画を再生した際におけるこれらのフレーム間の時間差が「0(ゼロ)」であることを示す情報を生成してもよい。
本実施形態によれば、第3の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
<第5の実施形態>
まず、図6を用いて本実施形態の動画データ編集装置の概要について説明する。本実施形態の動画データ編集装置は、Long GOP方式で圧縮された編集対象動画データを編集する。図6には、編集対象動画データに含まれる複数のフレームが模式的に示されている。複数のフレームは、再生時に出力される順に時間軸に沿って一列に並んでいる。図中、各フレームに、Iフレーム、Bフレーム、Pフレームの種別を示している。
動画データ編集装置は、ユーザから、希望切出開始位置、及び、希望切出開始位置を指定する入力を受付ける。例えば、動画データ編集装置は、編集対象動画データの冒頭からの経過時間により、希望切出開始位置及び希望切出終了位置各々を指定する入力を受付けてもよい。または、動画データ編集装置は、希望切出開始位置及び希望切出終了位置各々ごとに、当該編集対象動画データに含まれる所定のフレームを指定する入力を受付けてもよい。図6の場合、図中左端から3番目のフレーム(Bフレーム)が希望切出開始位置として指定され、図中右端から3番目のフレーム(Bフレーム)が希望切出終了位置として指定されている。
動画データ編集装置は、希望切出開始位置、及び、希望切出終了位置を指定する入力を受付けると、その位置に対応するフレームがIフレームであるか否かを判別する。動画データ編集装置は、該フレームがIフレームでない場合(図6の場合、いずれもBフレーム)、第1乃至第4の実施形態で説明した処理と同様にして、Iフレームを切出開始位置及び切出終了位置として決定する。図6の場合、希望切出開始位置として指定されているBフレーム(図中左端から3番目のフレーム)より2つ前に位置するIフレームが、切出開始位置として決定されている。また、希望切出終了位置として指定されているBフレーム(図中左端から3番目のフレーム)より2つ後に位置するIフレームが、切出終了位置として決定されている。
その後、動画データ編集装置は、例えば編集対象動画データを復号後、切出開始位置よりも時間的に前に位置する動画データ(フレーム)、及び、切出終了位置よりも時間的に後に位置する動画データ(フレーム)を除去(切出開始位置のIフレーム及び切出終了位置のIフレームは除去しない)する。次いで、動画データ編集装置は、編集対象動画データと同様の方式で圧縮して、編集後動画データを生成する。
また、動画データ編集装置は、切出開始位置から希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報(例:切出開始位置及び希望切出開始位置の間の差分フレーム数)、及び、切出終了位置から希望切出終了位置を特定する情報である第2の情報(例:切出終了位置及び希望切出終了位置の間の差分フレーム数)を生成し、編集後動画データに対応付ける。
このような本実施形態の動画データ編集装置によれば、第1乃至第4の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
なお、本実施形態の動画データ編集装置の構成は、第1乃至第4の実施形態で説明した構成を任意に組み合わせることで実現することができる。よって、ここでの説明は省略する。
次に、図7のフローチャートを用いて、本実施形態の動画データ編集方法の処理の流れの一例を説明する。
まず、データ取得部11が、ユーザにより入力されたLong GOP方式で圧縮された編集対象動画データを取得する(S30)。
その後、入力受付部12が、編集対象動画データの希望切出開始位置及び希望切出終了位置各々を指定するユーザ入力を受付ける(S31、S32)。
次いで、切出位置決定部13が、S31及びS32で入力受付部12が受付けた入力内容に基づいて希望切出開始位置に対応するフレーム、及び、希望切出終了位置に対応するフレーム各々を特定し、次いで、特定したフレームがIフレームであるか否か判別する。
そして、希望切出開始位置がIフレームでない場合、切出位置決定部13は、希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを切出開始位置として決定する(S33)。一方、希望切出開始位置がIフレームである場合、切出位置決定部13は、希望切出開始位置を切出開始位置として決定する。
また、希望切出終了位置がIフレームでない場合、切出位置決定部13は、希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームを切出終了位置として決定する(S34)。一方、希望切出終了位置がIフレームである場合、切出位置決定部13は、希望切出終了位置を切出終了位置として決定する。
次に、除去部14が、切出開始位置よりも時間的に前に位置する動画データ、及び、切出終了位置よりも時間的に後に位置する動画データをS30で取得した編集対象動画データから除去した編集後動画データ(圧縮動画データ)を生成する(S35)。
次に、希望切出位置特定情報生成部15が、切出開始位置から希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報、及び、切出終了位置から希望切出終了位置を特定する情報である第2の情報を生成する(S36、S37)。希望切出位置特定情報生成部15は、生成した第1の情報及び第2の情報を編集後動画データに対応付ける(S38)。
なお、S13で生成された編集後動画データは、所定の記憶装置に記憶されたり、外部機器に出力される。
本実施形態によれば、第1乃至第4の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
<第6の実施形態>
本実施形態の動画データ編集装置は、希望切出開始位置を指定する入力、及び、希望切出開始位置に対応するフレームを特定する手段が第1、第2及び第5の実施形態と異なる。その他の構成は、第1、第2及び第5の実施形態と同様である。以下、相違点を説明する。
本実施形態の動画データ編集装置が取得する編集対象画像データは、付属情報、及び、コンテンツ本編がこの順に表示される動画データである(図8参照)。そして、動画データ編集装置は、当該動画データを含む動画ファイルを取得する。動画ファイルには、コンテンツ本編の開始位置を特定する本編開始位置情報(例:冒頭からの経過時間等)が含まれている。
本実施形態の入力受付部12は、希望切出開始位置を指定する入力として、コンテンツ本編の開始位置を基準にした相対的な位置情報である第1の位置情報(例:本編の開始位置から時間軸(再生した場合の時間軸)を逆方向に遡るフレーム数、又は、時間等)の入力を受付ける。
切出位置決定部13は、入力受付部12が受付けた入力内容に基づいて希望切出開始位置に対応するフレームを特定する。例えば、切出位置決定部13は、本編開始位置情報を利用して本編の開始位置に対応するフレームを特定した後、第1の位置情報を利用して、当該フレームから時間軸(再生した場合の時間軸)を逆方向に所定量遡った位置にあるフレームを希望切出開始位置に対応するフレームとして特定する。その他、特開2010−28435号公報に記載されているテーブルを利用して希望切出開始位置に対応するフレームが特定されてもよい。
本実施形態によれば、第1、第2及び第5の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
また、第1の位置情報を予め動画データ編集装置に記憶しておけば、ユーザによる希望切出開始位置を指定する入力を待つことなく、編集対象動画データの編集を実行することができる。このため、コンピュータによる処理を効率化できるほか、ユーザの作業数を減らす等の効果を実現することができる。
<第7の実施形態>
本実施形態の動画データ編集装置は、希望切出終了位置を指定する入力、及び、希望切出終了位置に対応するフレームを特定する手段が第3、第4及び第5の実施形態と異なる。その他の構成は、第3、第4及び第5の実施形態と同様である。以下、相違点を説明する。
本実施形態の動画データ編集装置が取得する編集対象画像データは、第1の付属情報、コンテンツ本編、及び、第2の付属情報がこの順に表示される動画データである(図9参照)。そして、動画データ編集装置は、当該動画データを含む動画ファイルを取得する。動画ファイルには、コンテンツ本編の開始位置を特定する本編開始位置情報(例:冒頭からの経過時間等)、及び、コンテンツ本編の終了位置を特定する本編終了位置情報(例:冒頭からの経過時間等)が含まれている。
本実施形態の入力受付部12は、希望切出終了位置を指定する入力として、コンテンツ本編の終了位置を基準にした相対的な位置情報である第2の位置情報(例:本編の終了位置から時間軸(再生した場合の時間軸)の方向に進むフレーム数、又は、時間等)の入力を受付ける。
切出位置決定部13は、入力受付部12が受付けた入力内容に基づいて希望切出終了位置に対応するフレームを特定する。例えば、切出位置決定部13は、本編終了位置情報を利用して本編の終了位置に対応するフレームを特定した後、第2の位置情報を利用して、当該フレームから時間軸(再生した場合の時間軸)の方向に所定量進んだ位置にあるフレームを希望切出終了位置に対応するフレームとして特定する。その他、特開2010−28435号公報に記載されているテーブルを利用して希望切出終了位置に対応するフレームが特定されてもよい。
本実施形態によれば、第3、第4及び第5の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
また、第2の位置情報は予め動画データ編集装置に記憶されていてもよい。このようにしておけば、ユーザによる希望切出終了位置を指定する入力を待つことなく、編集対象動画データの編集が実行可能である。このため、コンピュータによる処理を効率化できるほか、ユーザの作業数を減らす等の効果を実現することができる。
なお、本実施形態において、第7の実施形態と同様の手段により、入力受付部12が第1の位置情報の入力を受付け、切出位置決定部13が第1の位置情報を利用して希望切出開始位置に対応するフレームを特定してもよい。
<第8の実施形態>
本実施形態の再生装置は、上述のような動画データ編集装置で編集された編集後動画データを再生する機能を有する。具体的には、編集後動画データに対応付けられた第1の情報を利用して、希望切出開始位置に対応するフレームからの再生を実行する機能を有する。
図10に本実施形態の再生装置20の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、再生装置20は、編集後動画データ取得部21と、第1の情報取得部22と、再生部23とを有する。
編集後動画データ取得部21は、上述した動画データ編集装置で生成された編集後動画データを取得する。なお、編集後動画データ取得部21は、切出開始位置から希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報を生成し、編集後動画データに対応付ける動画データ編集装置で生成された編集後動画データを取得する。編集後動画データ取得部21が取得する編集後動画データは圧縮されている。
第1の情報取得部22は、第1の情報を取得する。第1の情報は、例えば、編集後動画データを含む動画ファイルに記憶されている。
再生部23は、編集後動画データを復号し、第1の情報及び編集後動画データを利用して、希望切出開始位置からの再生を実行する。すなわち、再生部23は、切出開始位置から希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報と、切出開始位置(Iフレーム)が冒頭のフレームとなっている編集後動画データとを利用して、希望切出開始位置(フレーム)を特定する。そして、再生部23は、希望切出開始位置(フレーム)から編集後動画データを再生する。
本実施形態によれば、編集前の編集対象動画データに含まれていた対応部分の動画データとの同一性が確保されるように編集された編集後動画データを、編集時にユーザが指定した希望切出開始位置から再生することができる。
<第9の実施形態>
本実施形態の再生装置は、上述のような動画データ編集装置で編集された編集後動画データを再生する機能を有する。具体的には、編集後動画データに対応付けられた第1の情報及び第2の情報を利用して、希望切出開始位置に対応するフレームから希望切出終了位置に対応するフレームまでの再生を実行する機能を有する。
図11に本実施形態の再生装置30の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、再生装置30は、編集後動画データ取得部31と、第1及び第2の情報取得部32と、再生部33とを有する。
編集後動画データ取得部31は、上述した動画データ編集装置で生成された編集後動画データを取得する。なお、編集後動画データ取得部31は、切出開始位置から希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報、及び、切出終了位置から希望切出終了位置を特定する情報である第2の情報を生成し、編集後動画データに対応付ける動画データ編集装置で生成された編集後動画データを取得する。編集後動画データ取得部31が取得する編集後動画データは圧縮されている。
第1及び第2の情報取得部32は、第1の情報及び第2の情報を取得する。第1の情報及び第2の情報は、例えば、編集後動画データを含む動画ファイルに記憶されている。
再生部33は、編集後動画データを復号し、第1の情報、第2の情報及び編集後動画データを利用して、希望切出開始位置から希望切出終了位置までの再生を実行する。すなわち、再生部33は、切出開始位置から希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報と、冒頭のフレームが切出開始位置(Iフレーム)となっている編集後動画データとを利用して、希望切出開始位置(フレーム)を特定する。また、再生部33は、切出終了位置から希望切出終了位置を特定する情報である第2の情報と、末尾のフレームが切出終了位置(Iフレーム)となっている編集後動画データとを利用して、希望切出終了位置(フレーム)を特定する。そして、再生部33は、希望切出開始位置(フレーム)から希望切出終了位置(フレーム)まで、編集後動画データを再生する。
本実施形態によれば、編集前の編集対象動画データに含まれていた対応部分の動画データとの同一性が確保されるように編集された編集後動画データを、編集時にユーザが指定した希望切出開始位置から希望切出終了位置まで再生することができる。
<第10の実施形態>
本実施形態では、上述した動画データ編集装置10の適用例を説明する。
図12に本実施形態の全体像を示す。本実施形態では、製作会社A200A、製作会社B200B等の制作会社が制作したCM(Commercial Message)の動画データを、センタシステム100を介して、放送局A300A、放送局B300B等の放送局に搬入するシステムにおいて、動画データ編集装置10を利用する。なお、制作会社は、Long GOP方式で圧縮された圧縮動画データを放送局に納入する。
近年、CMの動画データを管理する手法がテープからファイルベースに移行しつつある。ファイルベースのデータを放送局に搬入する手段としては、インターネット等のネットワークを利用した手段や、可搬型の記憶装置を介した手段などが考えられる。このようなシステムによれば、様々なメリットが得られる。
例えば、テープ媒体でCMの動画データを放送局に搬入した場合、各放送局は、当該データを所定のデータ形式(XDCAM、P2、GFPAK等)に変換後、保存、放送することとなる。データ形式の変換によりデータの同一性は損なわれるので、各放送局は放送前に変換後のデータを入念に品質チェックすることとなる。ある制作会社が製作したあるCMの動画データが複数の放送局に搬入される場合があるが、かかる場合、複数の放送局各々がこの1つのCMの動画データの変換及び品質チェックを行うこととなり、非効率的である。
これに対し、ファイルベースのデータでCMの動画データを放送局に搬入した場合、各放送局は、データ形式を変換する必要がないので、搬入時のデータと放送時のデータの同一性を確保することが可能となる。このため、制作会社が放送局に搬入する前に入念に品質チェックを行い、問題がないものを放送局に搬入するようにすれば、複数の放送局各々における品質チェックを軽減することができる。このように、ファイルベースでの管理は、テープ媒体での管理に比べて、システム全体での効率化が図れる。
しかし、ファイルベースのデータでCMの動画データを放送局に搬入した場合であっても、搬入された動画データをそのまま保存し、それを利用して放送するのでなく、動画データを編集後、編集後のデータを利用して放送する場合があり得る。
CMを搬入する際、動画データは、図13に示すような構成とすることが望まれる。すなわち、制作会社は、図13に示すような構成の動画データを製作し、搬入することが望まれる。図13に示す動画データは、CM本編(コンテンツ本編)の前後に付属情報(黒信号、カラーバー、クレジット、ファーストカット、ラストカット等)が付された構成となっている。このうち、実際に放送されるのはCM本編のみである。このため、CMの動画データが搬入された放送局は、CM本編の前後に位置する付属情報の一部を除去する編集を行った後、編集後の動画データを保存しておくことができる。このようにすれば、保存するデータの容量を小さくできて好ましい。
しかし、編集後の圧縮動画データと、編集前の圧縮動画データとの間において、対応するフレームのデータの同一性が損なわれてしまうと、各放送局は編集後のデータを入念に品質チェックする必要が出てくる。
そこで、本実施形態の各放送局は、上述した本実施形態の動画データ編集装置10を利用して、搬入されたCMの動画データを編集する。
すなわち、図12に示すように、製作会社A200A、製作会社B200B等の制作会社が制作したCMの動画データは、センタシステム100の入送稿サーバ103に搬入される。そして、センタシステム100の入送稿サーバ103から、放送局A300Aの入稿サーバ301A、及び、放送局B300Bの入稿サーバ301B等に、CMの動画データが搬入される。
放送局A300Aの入稿サーバ301A、及び、放送局B300Bの入稿サーバ301Bに搬入されたCMの動画データは、編集対象動画データとして、動画データ編集装置10のデータ取得部11に取得される。その後、動画データ編集装置10内で上述したような所定の処理が行われた後、第1の情報及び/又は第2の情報が対応付けられた編集後動画データが送稿サーバ302A、302Bに送信され、当該サーバで保存される。
上記実施形態で説明した通り、本実施形態の動画データ編集装置10によれば、編集後の圧縮動画データと、編集前の圧縮動画データとの間において、対応するフレームのデータの同一性が確保される。
なお、図示しないが、各放送局は本実施形態の再生装置20を備え、放送時、当該再生装置20を利用して編集後動画データを再生することができる。上記実施形態で説明した通り、本実施形態の再生装置20によれば、編集対象動画データを編集する際にユーザが指定した位置から再生する処理、及び/又は、ユーザが指定した位置まで再生する処理を実現することができる。
なお、本実施形態の変形例として、図14に示すような構成とすることができる。図14に示す構成では、センタシステム100が動画データ編集装置10を備えている。センタシステム100は、制作会社からセンタ入稿サーバ101に搬入されたCMの動画データを動画データ編集装置10で編集する。そして、編集後のCMの動画データ(編集後動画データ)を、センタ送稿サーバ102を介して各放送局に搬入する。なお、図示しないが、各放送局は本実施形態の再生装置20を備え、放送時、当該再生装置20を利用して編集後のCMの動画データ(編集後動画データ)を再生することができる。
<付記>
以下、参考形態の例を付記する。
1. フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得手段と、
前記編集対象動画データの希望切出開始位置、及び/又は、希望切出終了位置を指定する入力を受付ける入力受付手段と、
前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを切出開始位置として決定する処理、及び/又は、前記希望切出終了位置がIフレームでない場合に前記希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームを切出終了位置として決定する処理を行う切出位置決定手段と、
前記切出開始位置よりも時間的に前に位置する動画データ、及び/又は、前記切出開始位置よりも時間的に後に位置する動画データを前記編集対象動画データから除去して、編集後動画データを生成する除去手段と、
前記切出開始位置から前記希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報、及び/又は、前記切出終了位置から前記希望切出終了位置を特定する情報である第2の情報を生成し、前記編集後動画データに対応付ける希望切出位置特定情報生成手段と、
を有する動画データ編集装置。
2. 1に記載の動画データ編集装置において、
前記希望切出位置特定情報生成手段は、前記第1の情報、及び/又は、前記第2の情報を、前記編集後動画データを含む動画ファイルに記憶する動画データ編集装置。
3. 1又は2に記載の動画データ編集装置において、
前記切出位置決定手段は、前記希望切出開始位置がIフレームである場合、当該Iフレームを切出開始位置として決定する動画データ編集装置。
4. 1から3のいずれかに記載の動画データ編集装置において、
前記切出位置決定手段は、前記希望切出終了位置がIフレームである場合、当該Iフレームを切出終了位置として決定する動画データ編集装置。
5. 1から4のいずれかに記載の動画データ編集装置において、
前記編集対象動画データは、付属情報、及び、コンテンツ本編がこの順に表示される動画データであり、
前記編集対象動画データを含む動画ファイルには、前記コンテンツ本編の開始位置を特定する本編開始位置情報が含まれており、
前記入力受付手段は、前記希望切出開始位置を指定する入力として、前記コンテンツ本編の前記開始位置を基準にした相対的な位置情報である第1の位置情報の入力を受付け、
前記切出位置決定手段は、前記本編開始位置情報及び前記第1の位置情報を利用して前記希望切出開始位置を特定した後、特定した前記希望切出開始位置に基づいて前記切出開始位置を決定する動画データ編集装置。
6. 1から5のいずれかに記載の動画データ編集装置において、
前記編集対象動画データは、第1の付属情報、コンテンツ本編、及び、第2の付属情報がこの順に表示される動画データであり、
前記編集対象動画データを含む動画ファイルには、前記コンテンツ本編の終了位置を特定する本編終了位置情報が含まれており、
前記入力受付手段は、前記希望切出終了位置を指定する入力として、前記コンテンツ本編の前記終了位置を基準にした相対的な位置情報である第2の位置情報の入力を受付け、
前記切出位置決定手段は、前記本編終了位置情報及び前記第2の位置情報を利用して前記希望切出終了位置を特定した後、特定した前記希望切出終了位置に基づいて前記切出終了位置を決定する動画データ編集装置。
7. 1から6のいずれかに記載の動画データ編集装置において、
前記切出位置決定手段は、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合、前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームの中の時間的距離が前記希望切出開始位置に最も近いIフレームを前記切出開始位置として決定する動画データ編集装置。
8. 1から7のいずれかに記載の動画データ編集装置において、
前記切出位置決定手段は、前記希望切出終了位置がIフレームでない場合、前記希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームの中の時間的距離が前記希望切出終了位置に最も近いIフレームを前記切出終了位置として決定する動画データ編集装置。
9. 1から8のいずれかに記載の動画データ編集装置において、
前記編集対象動画データは、付属情報及びCM本編がこの順に表示される動画データである動画データ編集装置。
10. 1から9のいずれかに記載の動画データ編集装置で生成された前記編集後動画データを取得する編集後動画データ取得手段と、
前記第1の情報を取得する第1の情報取得手段と、
前記第1の情報及び前記編集後動画データを利用して、前記希望切出開始位置からの再生を実行する再生手段と、
を有する再生装置。
11. 1から9のいずれかに記載の動画データ編集装置で生成された前記編集後動画データを取得する編集後動画データ取得手段と、
前記第1の情報及び前記第2の情報を取得する第1及び第2の情報取得手段と、
前記第1の情報、前記第2の情報及び前記編集後動画データを利用して、前記希望切出開始位置から前記希望切出終了位置までの再生を実行する再生手段と、
を有する再生装置。
12. コンピュータを、
フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得手段、
前記編集対象動画データの希望切出開始位置、及び/又は、希望切出終了位置を指定する入力を受付ける入力受付手段、
前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを切出開始位置として決定する処理、及び/又は、前記希望切出終了位置がIフレームでない場合に前記希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームを切出終了位置として決定する処理を行う切出位置決定手段、
前記切出開始位置よりも時間的に前に位置する動画データ、及び/又は、前記切出開始位置よりも時間的に後に位置する動画データを前記編集対象動画データから除去して、編集後動画データを生成する除去手段、
前記切出開始位置から前記希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報、及び/又は、前記切出終了位置から前記希望切出終了位置を特定する情報である第2の情報を生成し、前記編集後動画データに対応付ける希望切出位置特定情報生成手段、
として機能させるためのプログラム。
12−2. 12に記載のプログラムにおいて、
前記希望切出位置特定情報生成手段に、前記第1の情報、及び/又は、前記第2の情報を、前記編集後動画データを含む動画ファイルに記憶させるプログラム。
12−3. 12又は12−2に記載のプログラムにおいて、
前記切出位置決定手段に、前記希望切出開始位置がIフレームである場合、当該Iフレームを切出開始位置として決定させるプログラム。
12−4. 12から12−3のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記切出位置決定手段に、前記希望切出終了位置がIフレームである場合、当該Iフレームを切出終了位置として決定させるプログラム。
12−5. 12から12−4のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記編集対象動画データは、付属情報、及び、コンテンツ本編がこの順に表示される動画データであり、
前記編集対象動画データを含む動画ファイルには、前記コンテンツ本編の開始位置を特定する本編開始位置情報が含まれており、
前記入力受付手段に、前記希望切出開始位置を指定する入力として、前記コンテンツ本編の前記開始位置を基準にした相対的な位置情報である第1の位置情報の入力を受付けさせ、
前記切出位置決定手段に、前記本編開始位置情報及び前記第1の位置情報を利用して前記希望切出開始位置を特定させた後、特定した前記希望切出開始位置に基づいて前記切出開始位置を決定させるプログラム。
12−6. 12から12−5のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記編集対象動画データは、第1の付属情報、コンテンツ本編、及び、第2の付属情報がこの順に表示される動画データであり、
前記編集対象動画データを含む動画ファイルには、前記コンテンツ本編の終了位置を特定する本編終了位置情報が含まれており、
前記入力受付手段に、前記希望切出終了位置を指定する入力として、前記コンテンツ本編の前記終了位置を基準にした相対的な位置情報である第2の位置情報の入力を受付けさせ、
前記切出位置決定手段に、前記本編終了位置情報及び前記第2の位置情報を利用して前記希望切出終了位置を特定させた後、特定した前記希望切出終了位置に基づいて前記切出終了位置を決定させるプログラム。
12−7. 12から12−6のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記切出位置決定手段に、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合、前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームの中の時間的距離が前記希望切出開始位置に最も近いIフレームを前記切出開始位置として決定させるプログラム。
12−8. 12から12−7のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記切出位置決定手段に、前記希望切出終了位置がIフレームでない場合、前記希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームの中の時間的距離が前記希望切出終了位置に最も近いIフレームを前記切出終了位置として決定させるプログラム。
12−9. 12から12−8のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記編集対象動画データは、付属情報及びCM本編がこの順に表示される動画データであるプログラム。
13. コンピュータが、
フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得工程、
前記編集対象動画データの希望切出開始位置、及び/又は、希望切出終了位置を指定する入力を受付ける入力受付工程と、
前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを切出開始位置として決定する処理、及び/又は、前記希望切出終了位置がIフレームでない場合に前記希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームを切出終了位置として決定する処理を行う切出位置決定工程と、
前記切出開始位置よりも時間的に前に位置する動画データ、及び/又は、前記切出開始位置よりも時間的に後に位置する動画データを前記編集対象動画データから除去して、編集後動画データを生成する除去工程と、
前記切出開始位置から前記希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報、及び/又は、前記切出終了位置から前記希望切出終了位置を特定する情報である第2の情報を生成し、前記編集後動画データに対応付ける希望切出位置特定情報生成工程と、
を実行する動画データ編集方法。
13−2. 13に記載の動画データ編集方法において、
前記希望切出位置特定情報生成工程では、前記第1の情報、及び/又は、前記第2の情報を、前記編集後動画データを含む動画ファイルに記憶する動画データ編集方法。
13−3. 13又は13−2に記載の動画データ編集方法において、
前記切出位置決定工程では、前記希望切出開始位置がIフレームである場合、当該Iフレームを切出開始位置として決定する動画データ編集方法。
13−4. 13から13−3のいずれかに記載の動画データ編集方法において、
前記切出位置決定工程では、前記希望切出終了位置がIフレームである場合、当該Iフレームを切出終了位置として決定する動画データ編集方法。
13−5. 13から13−4のいずれかに記載の動画データ編集方法において、
前記編集対象動画データは、付属情報、及び、コンテンツ本編がこの順に表示される動画データであり、
前記編集対象動画データを含む動画ファイルには、前記コンテンツ本編の開始位置を特定する本編開始位置情報が含まれており、
前記入力受付工程では、前記希望切出開始位置を指定する入力として、前記コンテンツ本編の前記開始位置を基準にした相対的な位置情報である第1の位置情報の入力を受付け、
前記切出位置決定工程では、前記本編開始位置情報及び前記第1の位置情報を利用して前記希望切出開始位置を特定した後、特定した前記希望切出開始位置に基づいて前記切出開始位置を決定する動画データ編集方法。
13−6. 13から13−5のいずれかに記載の動画データ編集方法において、
前記編集対象動画データは、第1の付属情報、コンテンツ本編、及び、第2の付属情報がこの順に表示される動画データであり、
前記編集対象動画データを含む動画ファイルには、前記コンテンツ本編の終了位置を特定する本編終了位置情報が含まれており、
前記入力受付工程では、前記希望切出終了位置を指定する入力として、前記コンテンツ本編の前記終了位置を基準にした相対的な位置情報である第2の位置情報の入力を受付け、
前記切出位置決定工程では、前記本編終了位置情報及び前記第2の位置情報を利用して前記希望切出終了位置を特定した後、特定した前記希望切出終了位置に基づいて前記切出終了位置を決定する動画データ編集方法。
13−7. 13から13−6のいずれかに記載の動画データ編集方法において、
前記切出位置決定工程では、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合、前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームの中の時間的距離が前記希望切出開始位置に最も近いIフレームを前記切出開始位置として決定する動画データ編集方法。
13−8. 13から13−7のいずれかに記載の動画データ編集方法において、
前記切出位置決定工程では、前記希望切出終了位置がIフレームでない場合、前記希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームの中の時間的距離が前記希望切出終了位置に最も近いIフレームを前記切出終了位置として決定する動画データ編集方法。
13−9. 13から13−8のいずれかに記載の動画データ編集方法において、
前記編集対象動画データは、付属情報及びCM本編がこの順に表示される動画データである動画データ編集方法。
14. コンピュータを、1から9のいずれかに記載の動画データ編集装置で生成された前記編集後動画データを取得する編集後動画データ取得手段、
前記第1の情報を取得する第1の情報取得手段、
前記第1の情報及び前記編集後動画データを利用して、前記希望切出開始位置からの再生を実行する再生手段、
として機能させるためのプログラム。
15. コンピュータが、1から9のいずれかに記載の動画データ編集装置で生成された前記編集後動画データを取得する編集後動画データ取得工程と、
前記第1の情報を取得する第1の情報取得工程と、
前記第1の情報及び前記編集後動画データを利用して、前記希望切出開始位置からの再生を実行する再生工程と、
を実行する再生方法。
16. コンピュータを、1から9のいずれかに記載の動画データ編集装置で生成された前記編集後動画データを取得する編集後動画データ取得手段、
前記第1の情報及び前記第2の情報を取得する第1及び第2の情報取得手段、
前記第1の情報、前記第2の情報及び前記編集後動画データを利用して、前記希望切出開始位置から前記希望切出終了位置までの再生を実行する再生手段、
として機能させるためのプログラム。
17. コンピュータが、1から9のいずれかに記載の動画データ編集装置で生成された前記編集後動画データを取得する編集後動画データ取得工程と、
前記第1の情報及び前記第2の情報を取得する第1及び第2の情報取得工程と、
前記第1の情報、前記第2の情報及び前記編集後動画データを利用して、前記希望切出開始位置から前記希望切出終了位置までの再生を実行する再生工程と、
を実行する再生方法。
10 動画データ編集装置
11 データ取得部
12 入力受付部
13 切出位置決定部
14 除去部
15 希望切出位置特定情報生成部
20 再生装置
21 編集後動画データ取得部
22 第1の情報取得部
23 再生部
30 再生装置
31 編集後動画データ取得部
32 第1及び第2の情報取得部
33 再生部
100 センタシステム
101 センタ入稿サーバ
102 センタ送稿サーバ
103 入送稿サーバ
200A 制作会社A
200B 制作会社B
300A 放送局A
300B 放送局B
301A 入稿サーバ
302A 送稿サーバ
301B 入稿サーバ
302B 送稿サーバ

Claims (14)

  1. フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得手段と
    前記編集対象動画データの本編開始位置情報と、本編の開始位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出開始位置を決定する切出開始位置決定手段と、
    を有し、
    前記切出開始位置決定手段は、前記希望切出開始位置がIフレームである場合に前記希望切出開始位置を切出開始位置として決定し、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを前記切出開始位置として決定する動画データ編集装置。
  2. フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得手段と、
    前記編集対象動画データの本編開始位置情報と、本編の開始位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている第1の位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出開始位置を決定する切出開始位置決定手段と、
    前記編集対象動画データの本編終了位置情報と、本編の終了位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている第2の位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出終了位置を決定する切出終了位置決定手段と、
    を有し、
    前記切出開始位置決定手段は、前記希望切出開始位置がIフレームである場合に前記希望切出開始位置を切出開始位置として決定し、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを前記切出開始位置として決定し、
    前記切出終了位置決定手段は、前記希望切出終了位置がIフレームである場合に前記希望切出終了位置を切出終了位置として決定し、前記希望切出終了位置がIフレームでない場合に前記希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームを前記切出終了位置として決定する動画データ編集装置。
  3. 前記切出開始位置よりも時間的に前に位置する動画データを前記編集対象動画データから除去して、編集後動画データを生成する除去手段をさらに有する請求項1に記載の動画データ編集装置。
  4. 前記切出開始位置よりも時間的に前に位置する動画データ、及び、前記切出終了位置よりも時間的に後に位置する動画データを前記編集対象動画データから除去して、編集後動画データを生成する除去手段をさらに有する請求項2に記載の動画データ編集装置。
  5. 前記切出開始位置から前記希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報を生成し、前記編集後動画データに対応付ける希望切出位置特定情報生成手段をさらに有する請求項3に記載の動画データ編集装置。
  6. 前記切出開始位置から前記希望切出開始位置を特定する情報である第1の情報、及び、前記切出終了位置から前記希望切出終了位置を特定する情報である第2の情報を生成し、前記編集後動画データに対応付ける希望切出位置特定情報生成手段をさらに有する請求項4に記載の動画データ編集装置。
  7. 前記希望切出位置特定情報生成手段は、前記第1の情報を、前記編集後動画データを含む動画ファイルに記憶する請求項5に記載の動画データ編集装置。
  8. 前記希望切出位置特定情報生成手段は、前記第1の情報、及び、前記第2の情報を、前記編集後動画データを含む動画ファイルに記憶する請求項6に記載の動画データ編集装置。
  9. 請求項5又は請求項7に記載の動画データ編集装置で生成された前記編集後動画データを取得する編集後動画データ取得手段と、
    前記第1の情報を取得する第1の情報取得手段と、
    前記第1の情報及び前記編集後動画データを利用して、前記希望切出開始位置からの再生を実行する再生手段と、
    を有する再生装置。
  10. 請求項6又は請求項8に記載の動画データ編集装置で生成された前記編集後動画データを取得する編集後動画データ取得手段と、
    前記第1の情報及び前記第2の情報を取得する第1及び第2の情報取得手段と、
    前記第1の情報と、前記第2の情報と、前記編集後動画データとを利用して、前記希望切出開始位置から前記希望切出終了位置までの再生を実行する再生手段と、
    を有する再生装置。
  11. コンピュータが、
    フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得工程と、
    前記編集対象動画データの本編開始位置情報と、本編の開始位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出開始位置を決定する切出開始位置決定工程と、
    を実行し、
    前記切出開始位置決定工程では、前記希望切出開始位置がIフレームである場合に前記希望切出開始位置を切出開始位置として決定し、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを前記切出開始位置として決定する動画データ編集方法。
  12. コンピュータを、
    フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得手段、
    前記編集対象動画データの本編開始位置情報と、本編の開始位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出開始位置を決定する切出開始位置決定手段、
    として機能させ、
    前記切出開始位置決定手段は、前記希望切出開始位置がIフレームである場合に前記希望切出開始位置を切出開始位置として決定し、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを前記切出開始位置として決定するプログラム。
  13. コンピュータが、
    フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得工程と、
    前記編集対象動画データの本編開始位置情報と、本編の開始位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている第1の位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出開始位置を決定する切出開始位置決定工程と、
    前記編集対象動画データの本編終了位置情報と、本編の終了位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている第2の位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出終了位置を決定する切出終了位置決定工程と、
    を実行し、
    前記切出開始位置決定工程では、前記希望切出開始位置がIフレームである場合に前記希望切出開始位置を切出開始位置として決定し、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを前記切出開始位置として決定し、
    前記切出終了位置決定工程では、前記希望切出終了位置がIフレームである場合に前記希望切出終了位置を切出終了位置として決定し、前記希望切出終了位置がIフレームでない場合に前記希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームを前記切出終了位置として決定する動画データ編集方法。
  14. コンピュータを、
    フレーム間の差分情報を利用して圧縮された編集対象動画データを取得するデータ取得手段、
    前記編集対象動画データの本編開始位置情報と、本編の開始位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている第1の位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出開始位置を決定する切出開始位置決定手段、
    前記編集対象動画データの本編終了位置情報と、本編の終了位置を基準とした相対的な位置情報であってあらかじめ記憶されている第2の位置情報とに基づいて前記編集対象動画データの希望切出終了位置を決定する切出終了位置決定手段、
    として機能させ、
    前記切出開始位置決定手段は、前記希望切出開始位置がIフレームである場合に前記希望切出開始位置を切出開始位置として決定し、前記希望切出開始位置がIフレームでない場合に前記希望切出開始位置よりも時間的に前に位置するIフレームを前記切出開始位置として決定し、
    前記切出終了位置決定手段は、前記希望切出終了位置がIフレームである場合に前記希望切出終了位置を切出終了位置として決定し、前記希望切出終了位置がIフレームでない場合に前記希望切出終了位置よりも時間的に後に位置するIフレームを前記切出終了位置として決定するプログラム。
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