JP6268978B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関し、詳しくは、表示素子からの表示光を透明部材に投射して虚像を表示する表示装置に関する。
この種の表示装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1に係る表示装置では、表示素子からの表示光を反射部で反射させて、透明部材に投射する。この反射部は回転移動可能となっており、反射部の回転に応じて虚像の表示位置の高さが調節される。
特開2005−181640号公報
特許文献1に係る表示装置の構成では、予め想定された平均的な視点の高さのユーザの場合は問題ないが、これよりも視点が高いユーザにとっては虚像の表示位置が下側にずれてしまい、逆に視点が低いユーザにとっては虚像の表示位置が上側にずれてしまう。このような事が起きると、例えば、AR(Augmented Reality)を用いて前方風景に重ねて情報を表示したい場合に、虚像の表示位置が所望の位置とずれてしまう。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、視点の高さが異なるユーザに、同等の位置に虚像を表示することが可能な表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る表示装置は、
像を表す表示光を透明部材に向けて出射し、前記透明部材で反射した表示光により前記像の虚像を表示する表示装置であって、
前記像を表す表示光を出射する表示手段と、
前記表示手段から出射された表示光が入射し、入射した表示光を透過させて出射する光学素子であって、入射した表示光を透過させて出射する際に入射光の光軸に対する出射光の光軸の角度を変化させることで前記透明部材に向けて表示光を出射する光学素子と、を備え、
前記光学素子は平行移動可能であり、前記光学素子の平行移動に応じて、前記光学素子から出射されて前記透明部材で反射する表示光の光路が変化する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、視点の高さが異なるユーザに、同等の位置に虚像を表示することが可能である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の表示態様を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の概略構成図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る表示装置の有用性を説明するための図であり、(b)は、従来例に係る表示装置で生じていた問題を説明するための図である。 表示素子に対する入射光と出射光との関係を説明するための図である。 (a)及び(b)は、表示素子の変形例を示す図である。
本発明の一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態に係る表示装置1は、車両2のダッシュボードに配設されるヘッドアップディスプレイ装置として構成され、所定の画像を表す表示光Lをフロントガラス3(ウインドシールド)に向けて出射する。フロントガラス3で反射した表示光Lにより、フロントガラス3の前方に画像の虚像Vが表示される。このようにして、ヘッドアップディスプレイ装置として構成された表示装置1は、車両2の前方の景色に重ねて、虚像Vをユーザ4(主に、車両2の運転者)に視認させる。虚像Vとして視認される画像は、例えば、車両2に関する情報(エンジン回転数、ナビゲーション情報等)を報知する。
表示装置1は、図2に示すように、表示器10と、反射部20と、光路調整部30と、筐体40とを備える。なお、以下では、表示装置1の構成の理解を容易にするため、虚像Vを視認するユーザ4から見ての上下方向を各部材の上下方向として適宜、説明する。
表示器10は、例えば液晶表示器であり、液晶表示パネル11と、発光ダイオード12と、プリント配線板13と、拡散板14と、ケース体15とを有する。
液晶表示パネル11は、例えば、TFT(Thin Film Transistor)型の液晶セルに偏光膜を貼着したものである。発光ダイオード12は、液晶表示パネル11を背面側から照明するバックライトとして機能する。発光ダイオード12は、液晶表示パネル11の背面側に位置するプリント配線板13に実装されている。拡散板14は、微細な凹凸からなる拡散面を有する透光性の板材であり、発光ダイオード12と液晶表示パネル11との間に位置する。拡散板14は、発光ダイオード12が出射した光を拡散して、液晶表示パネル11に到達させる。ケース体15は、液晶表示パネル11、プリント配線板13、及び拡散板14を保持する。
液晶表示パネル11と発光ダイオード12とは、図示しない制御部によって駆動される。この制御部は、車両2のECU(Electronic Control Unit)等の外部装置(図示せず)から、車両2に関する情報を取得し、取得した情報に応じて液晶表示パネル11に画像を表示させる。具体的には、制御部は表示させたい画像に応じて、液晶表示パネル11が有する各画素を透過/不透過状態に切り替える。そして、発光ダイオード12に透過照明されることにより、液晶表示パネル11は、画像を表示する。液晶表示パネル11に表示された画像を表す光(表示光L)は、反射部20に向かう。
反射部20は、例えば、ポリカーボネート等の樹脂にアルミニウム等の金属を蒸着して反射面を形成した反射鏡からなる。反射面は凹面となっており、これにより虚像Vは、液晶表示パネル11に表示された画像よりも拡大されたものとなる。反射部20は、表示器10よりも車両2の後方側に位置し、表示器10からの表示光Lの光路を折り返すようにして反射させる。反射部20の反射面で反射した表示光Lは、光路調整部30に向かう。
光路調整部30は、光学素子31と、保持部材32と、ステッピングモータ33とを有し、反射部20と後述する透光性カバー41との間に位置する。
光学素子31は、例えばホログラフィック光学素子(HOE:Holographic Optical Element)からなり、入射する光に対して所定の角度で方向を変化させて出射する。ホログラフィック光学素子は、薄いシート状でありながら比較的深い角度で光の進行方向を変えることができるため、光路調整部30をコンパクトに構成することができる。
保持部材32は、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等の樹脂からなり、筐体40に固定されて筐体に対して不動である不動部32aと、不動部32aに対して可動する可動部32bとを有する。可動部32bは、ステッピングモータ33の回転動力により、不動部32aに対して上下方向に移動する。つまり、可動部32bは、筐体40に対して上下方向に平行移動可能となっている。可動部32bは、上側から見て窓枠状となっており、光学素子31の外縁を囲むようにして、光学素子31を保持する。これにより、光学素子31は筐体40に対して上下方向に平行移動可能となっている。
ステッピングモータ33は、前述の制御部(図示せず)の制御のもとで回転軸を回転させる。回転軸にはギヤ33aが取り付けられており、ギヤ33aと締結するギヤ機構(図示せず)を介して、保持部材32の可動部32bはステッピングモータ33の動力により上下方向に移動する。
このように構成される光路調整部30により、光学素子31は、上下方向に移動可能となっている。例えば、表示装置1では、ステッピングモータ33が図示しない操作部(押しボタン、スイッチ等)からのユーザ操作に応じて回転軸を回転させるようになっており、これにより、ユーザ操作で光学素子31の上下位置が調整可能となっている。
筐体40は、表示器10、反射部20、及び光路調整部30の各々を、上述した機能を充足する位置に固定し、収納する。筐体40の上部には、反射部20で反射して光学素子31を透過した表示光Lを通過させる開口部からなる出射口40aが設けられている。また、筐体40には、出射口40aを覆う透光性カバー41が設けられている。透光性カバー41は、アクリル等の透光性樹脂からなり、光学素子31を透過して上側に向かう表示光Lを透過させる。表示器10から出射された表示光Lは、透光性カバー41を透過して、出射口40aから表示装置1の外部に出射され、フロントガラス3へ向かう。なお、透光性カバー41は、到達した外光を極力、ユーザ4の方向へ反射させないように湾曲形状に形成されている。
ここで、表示装置1が虚像Vを表示する機構を簡潔に述べる。
表示器10から出射された表示光Lは、反射部20で反射し、光学素子31へ向かう。光学素子31を透過した表示光Lの出射方向は、光学素子31の機能により、入射方向(図2における左上方向)に対して変化される(出射方向は図2における右上方向)。光学素子31を透過した表示光Lは、出射口40aから出射され、フロントガラス3へ向かう。フロントガラス3で反射した表示光Lにより、フロントガラス3の前方に虚像Vが表示される。このようにして、表示装置1は、ユーザ4に画像の虚像Vを視認させる。
ここからは、図2、図3(a)、及び図4を参照して、光学素子31の平行移動に応じて虚像Vの表示位置がどのように変化するかを説明する。なお、以下では、図2及び図3(a)において実線で表した表示光Lの光路になる場合の光学素子31の位置を基準位置として説明する。
操作部からのユーザ4の操作により、保持部材32の可動部32bが下方に平行移動し、光学素子31が基準位置よりも下方に位置すると、図2、図3(a)に示すように、反射部20と光学素子31との間の光路が短くなる。すると、光学素子31が基準位置よりも下方に位置したときの表示光L1(以下、「下方位置の表示光L1」と呼ぶ)は、基準位置の表示光Lよりも短い距離で光路が光学素子31によって変更されるため、図3(a)に示すように、基準位置の表示光Lよりもフロントガラス3の上方で反射する。これにより、フロントガラス3で反射した下方位置の表示光L1は、基準位置の表示光Lよりも上方の光路でユーザ4に到達する。このようにして、予め想定された平均的な視点位置よりも視点が高いユーザ4にとっても、虚像Vが平均的な視点のユーザと同等の表示位置で視認される。
一方、操作部からのユーザ4の操作により、保持部材32の可動部32bが上方に平行移動し、光学素子31が基準位置よりも上方に位置すると、図2、図3(a)に示すように、反射部20と光学素子31との間の光路が長くなる。すると、光学素子31が基準位置よりも上方に位置したときの表示光L2(以下、「上方位置の表示光L2」と呼ぶ)は、基準位置の表示光Lよりも長い距離で光路が光学素子31によって変更されるため、図3(a)に示すように、基準位置の表示光Lよりもフロントガラス3の下方で反射する。これにより、フロントガラス3で反射した上方位置の表示光L2は、基準位置の表示光Lよりも下方の光路でユーザ4に到達する。このようにして、予め想定された平均的な視点位置よりも視点が低いユーザ4にとっても、虚像Vが平均的な視点のユーザと同等の表示位置で視認される。
このように表示装置1では、光学素子31の上下位置に応じて、光学素子31を透過後の表示光の光軸位置が変化する。この光軸位置の変化量は光学素子31の平行移動量に比例するが、光学素子31に入射する表示光の光軸に対する出射光(光学素子31が出射する表示光)の光軸の角度を大きくするほど、光学素子31の平行移動量は少なくて済む。つまり、光学素子31を通過する前後での光軸の変化量を大きくするほど、筐体40内における光路調整部30の占有スペースを小さくすることが可能である。
光路調整部30の占有スペースが大きくなることを極力抑制する観点からは、光学素子31を通過する前後の光軸の変化量に対しての光学素子31の移動量の比率を、概ね2倍以下とすることが好ましい。ここで、図4に示すように、光学素子31に入射する表示光Lの光軸(入射光の光軸)AX1と光学素子31から出射される表示光Lの光軸(出射光の光軸)AX2とのなす角をθ、光学素子31の平行移動変化量(移動距離)をΔh、光学素子31を通過する前後での光軸の変化量(Δhに対応した光軸の変化量)をΔdとおく。すると、tanθ=Δd/Δhの関係が成り立つ。光学素子31を通過する前後の光軸の変化量に対しての光学素子31の移動量の比率が2倍となるときは、tanθ=1/2であり、このときのθは約26.6度となる。これにより、光学素子31を通過する前後の光軸の変化量に対しての光学素子31の移動量の比率を、概ね2倍以下とするには、少なくともθが25度以上であることが好ましいことがわかる。よって、光路調整部30の占有スペースを極力抑える観点からは、表示光の通過前後でθが25度以上となる光学素子31を選定することが好ましい。
次に、図3(a)、(b)を参照して、従来例との対比により、本実施形態に係る表示装置1の有用性を説明する。図3(a)に示す実施例が表示装置1である。また、図3(b)に、従来例に係る表示装置1Pを示した。また、以下の説明の理解を容易にするため、従来例に係る表示装置1Pにおいて、本実施形態に係る表示装置1が備える各部と機能が同様なものには、表示装置1の各部と同じ符号を付した。
従来例に係る表示装置1Pは、前述した特許文献1に係る表示装置と同様に、反射部20を回転移動させることにより、ユーザ4の視点高さに合わせた虚像Vの表示を可能とするものである。従来例に係る表示装置1Pでは、反射部20を時計回りに回転させると、フロントガラス3において、基準位置の表示光Lよりも上方の位置で表示光(表示光L1)が反射する。これにより、予め想定された平均的な視点位置よりも視点が高いユーザ4にも、虚像Vが良好に見えるように調整可能となっている。反対に、反射部20を反時計回りに回転させると、フロントガラス3において、基準位置の表示光Lよりも下方の位置で表示光(表示光L2)が反射する。これにより、予め想定された平均的な視点位置よりも視点が低いユーザ4にも、虚像Vが良好に見えるように調整可能となっている。
しかし、このように、反射部20を回転移動させると、反射部20を時計回り、反時計回りに回転させたいずれの場合であっても、フロントガラス3で反射した表示光を前方に延長した光路は、表示器10からの表示光が反射部20の反射面に入射する位置(図3(b)に示す基準点O1)に対応した位置(図3(b)に示す対応点O2)を通ることになる(なお、対応点O2に併せて、反射部20の射影を図3(b)に符号20vで示した)。
つまり、フロントガラス3で反射した表示光の前方への延長光路は、対応点O2に束縛されることになり、視点が高いユーザ4に合わせた表示光L1は対応点O2を通過して虚像として視認されるため、表示位置が下方にずれ(図3(b)の虚像V1参照)、視点が低いユーザ4に合わせた表示光L2も対応点O2を通過した虚像として視認されるため。表示位置が上方にずれてしまう(図3(b)の虚像V2参照)。この問題は、設定した虚像Vの表示位置がフロントガラス3から遠くなればなるほど顕著になる。
一方、本実施形態に係る表示装置1では、前述のように光学素子31を上下方向に平行移動させことで、表示光の光路を変更する。
このように、光学素子31を平行移動させる場合、理論上は、フロントガラス3で反射した表示光を前方に延長した光路は、フロントガラス3に入射する表示光の光路を逆に辿っていった位置(図3(a)に示す基準点O1)に対応した位置(図3(a)に示す対応点O2)で虚像Vを結ぶ(なお、対応点O2に併せて、光学素子31の射影を図3(a)に符号31vで示した)。
この場合、反射部20を回転移動させる場合とは異なり、フロントガラス3と虚像Vとの間に対応点O2が位置せず、対応点O2そのものが虚像Vの結像位置となる。つまり、視点が高いユーザ4に合わせた表示光L1の光路によっても、視点が低いユーザ4に合わせた表示光L2の光路によっても、同等の位置に虚像Vが結ばれる。したがって、本実施形態に係る表示装置1によれば、視点の高さが異なるユーザ4に、同等の位置に虚像Vを表示することが可能である。この表示装置1によれば、ユーザ4の視点の高さが異なっても、光学素子31の位置を平行移動により調節するだけで、装置提供者が所望する位置でユーザ4に虚像を視認してもらうことができるため、AR(Augmented Reality)を用いて前方風景に重ねて情報を表示したい場合などに特に有用である。
これらの効果は以下の構成によって実現できる。
表示装置1は、像を表す表示光Lをフロントガラス3(透明部材の一例)に向けて出射し、フロントガラス3で反射した表示光Lにより像の虚像Vを表示する表示装置1であって、像を表す表示光Lを出射する表示器10(表示手段の一例)と、表示器10から出射された表示光Lが入射し、入射した表示光Lを透過させて出射する光学素子31であって、入射光の光軸AX1に対する出射光の光軸AX2の角度を変化させることでフロントガラス3に向けて表示光Lを出射する光学素子31と、を備え、光学素子31は平行移動可能であり、光学素子31の平行移動に応じて、光学素子31から出射されてフロントガラス3で反射する表示光Lの光路が変化する。
また、表示装置1は、表示器10が出射した表示光Lを光学素子31に向けて反射させる反射部20をさらに備え、光学素子31には、表示器10から出射されて反射部20で反射した表示光Lが入射する。
また、表示装置1は車両2に搭載され、表示器10は、表示器10よりも車両2の後方側に位置する反射部20に向けて表示光Lを出射し、反射部20で反射した表示光Lは、光学素子31を透過して、フロントガラス3に向けて出射される。
なお、本発明は、以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。以下に変形の一例を示す。
(変形例)
以上では、光学素子31がホログラフィック光学素子からなる例を説明したが、これに限られない。光学素子は、図5(a)に示すようなくさび状のプリズムからなる光学素子31aや、図5(b)に示すような平行線状にカットを入れたフレネルレンズからなる光学素子31bであってもよい。
以上では、光学素子31が表示装置1の上下方向に平行移動する例を示したが、光学素子31が斜め方向に平行移動するように表示装置1を構成することも可能である。
また、表示器10からの表示光Lを反射部20を介さずに光学素子31に直接入射させる構成も可能であるし、表示光Lが光学素子31を透過した後に、拡大鏡からなる反射部20で表示光Lを反射させ、虚像Vを拡大させる作用を付与する構成も可能である。
以上の説明では、表示装置1が搭載される乗り物の例を車両2としたが、これに限られない。表示装置1をその他の乗り物(船舶、航空機等)に設置することもできる。さらには、乗り物に設置するものに限られない。
以上では、表示装置1が車両2のダッシュボード内に配設される例を示したが、表示装置1は、例えば、車両のダッシュボード上に設置される据え置き型(後付け型)のものであってもよい。また、表示光Lを投射する透明部材はフロントガラス3に限られず、表示装置1に専用の透明部材(いわゆるコンバイナ)であってもよい。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
1 …表示装置
1P…従来例に係る表示装置
2 …車両
3 …フロントガラス
4 …ユーザ
10 …表示器
20 …反射部
30 …光路調整部
31 …光学素子
32 …保持部材
32a…不動部
32b…可動部
33 …ステッピングモータ
40 …筐体
40a…出射口
41 …透光性カバー
L …表示光
V …虚像

Claims (3)

  1. 像を表す表示光を透明部材に向けて出射し、前記透明部材で反射した表示光により前記像の虚像を表示する表示装置であって、
    前記像を表す表示光を出射する表示手段と、
    前記表示手段から出射された表示光が入射し、入射した表示光を透過させて出射する光学素子であって、入射した表示光を透過させて出射する際に入射光の光軸に対する出射光の光軸の角度を変化させることで前記透明部材に向けて表示光を出射する光学素子と、を備え、
    前記光学素子は平行移動可能であり、前記光学素子の平行移動に応じて、前記光学素子から出射されて前記透明部材で反射する表示光の光路が変化する、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示手段が出射した表示光を前記光学素子に向けて反射させる反射部をさらに備え、
    前記光学素子には、前記表示手段から出射されて前記反射部で反射した表示光が入射する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示装置は車両に搭載され、前記透明部材は前記車両のフロントガラスであり、
    前記表示手段は、前記表示手段よりも前記車両の後方側に位置する前記反射部に向けて表示光を出射し、
    前記反射部で反射した表示光は、前記光学素子を透過して、前記フロントガラスに向けて出射される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
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