JP6268882B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、書籍、新聞、雑誌などを電子化した電子コンテンツについて貸出の管理を行う情報処理装置の技術分野に関する。
従来、電子図書館システムが普及している。電子図書館システムによりユーザに電子書籍を貸出するためには、サービス提供者が電子書籍の貸出ライセンスを予め購入しておく必要がある。貸出ライセンスを1冊分購入した場合、電子書籍1冊を同時に2人が貸し出すことはできない。つまり、先に貸し出したユーザが電子書籍を返却してからでなければ、次のユーザに貸し出すことができないという、紙の書籍と同じ形態となる。電子書籍はデジタルデータであるため、複数のユーザに同時に貸出することも可能だが、電子図書館が書籍を無制限に貸し出すことが許容されてしまうと、紙の書籍の売上低下につながってしまう。また、電子書籍の返却待ちの渋滞を解消するために、サービス提供者側で貸出ライセンスを増やすことにより同時貸出数を増やすことも可能だが、サービス提供者側の支払うライセンス料がかさんでしまうという問題がある。その結果、デジタルデータでありながら返却待ちが多発してしまい、ユーザの利便性を阻害してしまう。
一方で、特許文献1には、電子図書館運営システム及び方法に関するものであって、電子図書館に接続して会員認証を受けた後、選択されたE-ラーニングコンテンツ(E-Learning contents)あるいはデジタルコンテンツ(digital contents)をリアルタイムで閲覧したり選択された電子図書を借りて閲覧するようにし、電子図書貸出期間満了時に延長又は返却如何によって貸し出された電子図書を自動で削除するようにしたインターネットを用いた電子図書館運営システム及び方法に関する技術が開示されている。
特開2008−262518号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、返却待ちの渋滞を解消することができないという問題が残る。
本発明は、このような問題等に鑑みて為されたものであり、デジタルコンテンツの貸出に関して、返却待ちの渋滞を軽減することができる情報処理装置等を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、一のデジタルコンテンツについて、デジタルコンテンツ単位での貸出及び前記一のデジタルコンテンツを分割してできた分割コンテンツ単位での貸出を管理する情報処理装置であって、前記一のデジタルコンテンツについて、前記分割コンテンツ単位での貸出許可数と貸出許可期間を設定する設定手段と、前記一のデジタルコンテンツを分割してできた第1の分割コンテンツと第2の分割コンテンツについて当該一のデジタルコンテンツが親であることを示す親情報を記憶する記憶手段と、ユーザにより前記第1の分割コンテンツの貸出申込があった場合に、当該第1の分割コンテンツの貸出を許可しても当該第1の分割コンテンツについての前記貸出許可数を超えず、且つ、当該第1の分割コンテンツと同じ親である前記一のデジタルコンテンツからできた前記第2の分割コンテンツが他のユーザに貸出中でなければ、当該貸出申込による貸出を許可する許可手段と、を備えることを特徴とする。
当該発明によれば、分割コンテンツ単位での貸出に関して貸出許可数と貸出許可期間を適切に設定するようにすることにより、デジタルコンテンツ単位でのみ貸し出す場合と比較して返却待ちの渋滞を軽減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置であって、前記設定手段は、前記一のデジタルコンテンツについて、前記分割コンテンツ単位での貸出許可数を前記デジタルコンテンツ単位での貸出許可数よりも多く設定するとともに、前記分割コンテンツ単位での貸出許可期間を前記デジタルコンテンツ単位での貸出許可期間よりも短く設定し、前記許可手段は、ユーザにより前記デジタルコンテンツ単位での貸出申込又は前記分割コンテンツ単位での貸出申込があった場合に、それぞれ設定された前記貸出許可数を超えない範囲で、当該貸出申込による貸出を許可することを特徴とする。
当該発明によれば、分割コンテンツ単位での貸出許可期間がデジタルコンテンツ単位での貸出許可期間よりも短く設定されるため、分割コンテンツについての返却待ちの渋滞を軽減することができるとともに、デジタルコンテンツ全体ではなく特定の部分のみを閲覧したいユーザにとっては、分割コンテンツの貸出可能数が大きくなることから特定の部分を含む分割コンテンツを借りやすくなり利便性が向上する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報処理装置であって、前記設定手段は、一の分割コンテンツを同時に貸出可能なユーザ数を設定し、前記許可手段は、ユーザにより前記一の分割コンテンツについて貸出申込があった場合において、当該貸出申込による貸出を許可しても当該一の分割コンテンツについて前記設定手段により設定された同時に貸出可能なユーザ数を超えない場合に貸出を許可することを特徴とする。
当該発明によれば、一部の分割コンテンツのみが多数のユーザに貸し出されることを防ぐことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理装置であって、前記設定手段は、一のユーザに対して前記分割コンテンツを同時に貸出可能な分割コンテンツ数を設定し、前記許可手段は、ユーザにより前記分割コンテンツについて貸出申込があった場合において、当該貸出申込による貸出を許可しても当該一のユーザに対して前記設定手段により設定された同時に貸出可能な分割コンテンツ数を超えない場合に貸出を許可することを特徴とする。
当該発明によれば、一のユーザに同時に大量の分割コンテンツが貸し出されることを防ぐことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理装置であって、前記設定手段は、一のユーザに対して前記一のデジタルコンテンツを分割してできた分割コンテンツを同時に貸出可能な各分割コンテンツ数を設定し、前記許可手段は、ユーザにより前記一のデジタルコンテンツを分割してできた分割コンテンツにおける複数の分割コンテンツについて貸出申込があった場合において、当該貸出申込による貸出を許可しても当該一のユーザに対して前記設定手段により設定された前記一のデジタルコンテンツを分割してできた各分割コンテンツを同時に貸出可能な分割コンテンツ数を超えない場合に貸出を許可することを特徴とする。
当該発明によれば、一のユーザに対して一のデジタルコンテンツを分割してできた分割コンテンツが同時に大量に貸し出されることを防ぐことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報処理装置であって、前記設定手段は、一のユーザに対して前記一のデジタルコンテンツを分割してできた分割コンテンツを同時に全て貸し出すことを不可能となるように設定し、前記許可手段は、一のユーザにより前記一のデジタルコンテンツを分割してできた全ての分割コンテンツについて貸出申込があった場合に、当該申込を許可しないことを特徴とする。
当該発明によれば、実質的に一のデジタルコンテンツが一のユーザに貸し出されることを防ぐことができる。
請求項7に記載の発明は、一のデジタルコンテンツについて、デジタルコンテンツ単位での貸出及び前記一のデジタルコンテンツを分割してできた分割コンテンツ単位での貸出を管理する情報処理装置による情報処理方法であって、前記情報処理装置の制御部が、前記一のデジタルコンテンツについて、前記分割コンテンツ単位での貸出許可数と貸出許可期間を設定する設定工程と、前記情報処理装置の記憶部が、前記一のデジタルコンテンツを分割してできた第1の分割コンテンツと第2の分割コンテンツについて当該一のデジタルコンテンツが親であることを示す親情報を記憶する記憶工程と、前記制御部が、ユーザにより前記第1の分割コンテンツの貸出申込があった場合に、当該第1の分割コンテンツの貸出を許可しても当該第1の分割コンテンツについての前記貸出許可数を超えず、且つ、当該第1の分割コンテンツと同じ親である前記一のデジタルコンテンツからできた前記第2の分割コンテンツが他のユーザに貸出中でなければ、当該貸出申込による貸出を許可する許可工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、分割コンテンツ単位での貸出に関して貸出許可数と貸出許可期間を適切に設定するようにすることにより、デジタルコンテンツ単位でのみ貸し出す場合と比較して返却待ちの渋滞を軽減することができる。
本実施形態における電子図書館システムSの概略構成を示す図である。 本実施形態における電子図書館システムSによる電子書籍の貸出例を示す図である。 本実施形態における電子図書館システムSによる電子書籍の貸出例を示す図である。 本実施形態における電子図書館システムSによる電子書籍の貸出例を示す図である。 本実施形態における電子図書館システムSによる電子書籍の貸出例を示す図である。 本実施形態における電子図書館システムSによる電子書籍の貸出例を示す図である。 本実施形態におけるサーバ装置1の概要構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるユーザDB121の内容の一例を示す図である。 本実施形態における貸出条件DB122の内容の一例を示す図である。 本実施形態における貸出管理DB123の内容の一例を示す図である。 本実施形態におけるコンテンツDB124の内容の一例を示す図である。 本実施形態におけるマイクロコンテンツDB125の内容の一例を示す図である。 本実施形態におけるクライアント端末3の概要構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるサーバ装置1による貸出処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態におけるサーバ装置1によるコンテンツ貸出許可判定処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態におけるサーバ装置1によるマイクロコンテンツ貸出許可判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、電子図書館システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.電子図書館システムの構成及び概要]
まず、図1を用いて本実施形態に係る書籍の電子図書館システムSの構成及び概要について説明する。
図1に示すように、電子図書館システムSは、サーバ装置1と、ユーザUが使用するクライアント端末3と、を含んで構成されている。サーバ装置1とクライアント端末3は、ネットワークNWを介して、相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
次に、電子図書館システムSの概要について、図2乃至図6を用いて説明する。図2に示すように、電子図書館システムSでは、従来通り、ユーザUに対して、書籍500を書籍単位(すなわち、コンテンツ単位)で貸し出すことができる。また、電子図書館システムSでは、ユーザUに対して、書籍500を章で分割してできたマイクロコンテンツ(すなわち、1章のマイクロコンテンツ501〜5章のマイクロコンテンツ505)単位で、貸し出すこともできる。これにより、例えば、ユーザUが3章のマイクロコンテンツ503を読みたい場合に、書籍単位で書籍500を借りようとしても書籍500が貸出中であればすぐに読むことができないが、3章のマイクロコンテンツ503が貸出中でなければ、3章のマイクロコンテンツ503のみを借りて読むことができる。
電子図書館システムSでは、マイクロコンテンツ単位で貸出を行う際の貸出条件について次の項目を設定することができる。
(1)マイクロコンテンツ貸出ライセンス数(一のマイクロコンテンツを同時に貸出可能なユーザ数)
(2)マイクロコンテンツ貸出期間
(3)マイクロコンテンツ貸出可能数(一のユーザに対してマイクロコンテンツを同時に貸出可能なマイクロコンテンツ数)
(4)同一ユーザ貸出可能マイクロコンテンツ数(一のユーザに対して一のコンテンツを分割してできたマイクロコンテンツを同時に貸出可能な分割コンテンツ数)
(5)複数マイクロコンテンツ貸出可能フラグ(別のユーザに対して一のコンテンツを分割してできたマイクロコンテンツにおける別のマイクロコンテンツを貸出可能とするかを設定するフラグ)
(6)同一マイクロコンテンツ貸出可能フラグ(一のマイクロコンテンツを一のユーザに貸出中の場合、当該一のマイクロコンテンツを他のユーザに対して貸出可能とするかを設定するフラグ)
上記(1)のマイクロコンテンツ貸出ライセンス数はコンテンツ毎に設定することもできる。図3の例において、例えば、コンテンツ500のマイクロコンテンツ貸出ライセンス数が「5」に設定されている場合であれば、コンテンツ500のマイクロコンテンツを同時に「5」つまで貸し出すことができる。但し、コンテンツ500のマイクロコンテンツを同時に「5」つ貸し出している状態においては、更に、コンテンツ500のマイクロコンテンツを貸し出すことはできない。
上記(2)のマイクロコンテンツ貸出期間と、上記(3)のマイクロコンテンツ貸出可能数は、電子図書館システムSの貸出対象である全てのマイクロコンテンツに対して一括で設定することも、マイクロコンテンツが属するコンテンツ毎に設定することも、また、マイクロコンテンツ毎に設定することもできる。
上記(4)の同一ユーザ貸出可能マイクロコンテンツ数について図4を用いて説明する。図4に示すように、ユーザUAに対して既に1章のマイクロコンテンツ501を貸し出している場合において、新たにユーザUAに対して2章のマイクロコンテンツ502の貸出を許可するか判定する場合に、ユーザUAに対して2章のマイクロコンテンツ502を貸し出すことにより、同一ユーザ貸出可能マイクロコンテンツ数を超えなければ、貸出が許可される。
上記(5)の複数マイクロコンテンツ貸出可能フラグについて図5を用いて説明する。図5に示すように、ユーザUAに対して既に1章のマイクロコンテンツ501を貸し出している場合において、別のユーザUBに対して2章のマイクロコンテンツ502の貸出を許可するか判定する場合に、複数マイクロコンテンツ貸出可能フラグがオン(貸出可能)であれば、貸出が許可される。
上記(6)の同一マイクロコンテンツ貸出可能フラグについて図6を用いて説明する。図6に示すように、ユーザUAに対して既に1章のマイクロコンテンツ501を貸し出している場合において、別のユーザUBに対して1章のマイクロコンテンツ501の貸出を許可するか判定する場合に、同一マイクロコンテンツ貸出可能フラグがオン(貸出可能)であれば、貸出が許可される。
また、電子図書館システムSでは、マイクロコンテンツだけでなく、コンテンツの貸出ライセンス数(一のコンテンツを同時に貸出可能なユーザ数)や貸出期間も設定することができる。
電子書籍システムSでは、マイクロコンテンツ単位での貸出期間をコンテンツ単位での貸出期間よりも短く設定することにより、マイクロコンテンツ単位での貸出の回転を速くする。ここで、マイクロコンテンツ単位での貸出期間をコンテンツ単位での貸出期間よりも短く設定した設定例を考える。
(設定例)
コンテンツ貸出可能数:5
コンテンツ貸出期間:10日
マイクロコンテンツ貸出可能数:10
マイクロコンテンツ貸出期間:2日
上記設定例とした場合、コンテンツ全体ではなく特定の部分のみを閲覧したいユーザにとっては、貸出可能数が多くなることから一度に多くのマイクロコンテンツを借りることができて利便性が向上する。例えば、ユーザUAがマイクロコンテンツを借りていて、別のユーザUBが同じマイクロコンテンツを閲覧したい場合、ユーザUAの貸出期間が短く設定されているためユーザUBの貸出までの待ち時間が短くなり、利便性が向上する。
[2.サーバ装置1の構成]
次に、サーバ装置1の構成について、図7乃至図12を用いて説明する。
図7に示すように、サーバ装置1は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、表示部14と、操作部15とを備えている。
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されており、オペレーティングシステムや、サーバ用のプログラム等の各種プログラムを記憶する。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしても良いし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしても良い。
記憶部12は、ユーザDB121、貸出条件DB122、貸出管理DB123、コンテンツDB124、マイクロコンテンツDB125を記憶する。
図8に示すように、ユーザDB121には、ユーザID毎に、貸出中コンテンツ数と貸出中マイクロコンテンツ数を示す情報が登録される。貸出中コンテンツ数とは、その時点においてユーザに貸出中のコンテンツ数のことであり、貸出中マイクロコンテンツ数とはその時点においてユーザに貸出中のマイクロコンテンツ数のことである。
図9に示すように、貸出条件DB122には、コンテンツの貸出条件であるコンテンツ貸出可能数、コンテンツ貸出期間、マイクロコンテンツの貸出条件であるマイクロコンテンツ貸出可能数、マイクロコンテンツ貸出期間を示す情報が登録される。なお、マイクロコンテンツ貸出可能数、マイクロコンテンツ貸出期間については、マイクロコンテンツDB125に項目を追加することで、マイクロコンテンツ単位で個別に設定できるようにしてもよい。
図10に示すように、貸出管理DB123には、貸出ID毎に、コンテンツ又はマイクロコンテンツを借りたユーザのユーザID、コンテンツID/マイクロコンテンツID、貸出日時、貸出期限を示す情報が登録される。コンテンツID/マイクロコンテンツIDとしては、貸し出したコンテンツのコンテンツID又は、貸し出したマイクロコンテンツのマイクロコンテンツIDが登録される。貸出期限としては貸出日時と貸出期間に基づいて算出された日付が登録される。
図11に示すように、コンテンツDB124には、コンテンツID毎に、コンテンツタイトル、コンテンツ貸出ライセンス数、マイクロコンテンツ貸出可能フラグ(当該コンテンツIDで識別されるコンテンツに含まれるマイクロコンテンツをマイクロコンテンツ単位で貸出可能とするか否かを設定)、マイクロコンテンツ貸出ライセンス数(当該コンテンツIDで識別されるコンテンツに属するマイクロコンテンツの貸出ライセンス数を設定)、同一ユーザ貸出可能マイクロコンテンツ数(当該コンテンツIDで識別されるコンテンツに属する複数のマイクロコンテンツを同一ユーザに対して同時に貸出可能なマイクロコンテンツ数を設定)、複数マイクロコンテンツ貸出可能フラグ(当該コンテンツIDで識別されるコンテンツに属する異なる種別のマイクロコンテンツを複数のユーザに対して貸出可能とするか否かを設定)、同一マイクロコンテンツ貸出可能フラグ(マイクロコンテンツが貸出中の場合、別のユーザに同じマイクロコンテンツを貸出可能とするか否かを設定)を示す情報が登録される。なお、マイクロコンテンツ貸出ライセンス数、同一ユーザ貸出可能マイクロコンテンツ数、複数マイクロコンテンツ貸出可能フラグ、同一マイクロコンテンツ貸出可能フラグについては、マイクロコンテンツDB125に項目を追加することで、コンテンツ単位でなく、マイクロコンテンツ単位で個別に設定できるようにしてもよい。
図12に示すように、マイクロコンテンツDB125には、マイクロコンテンツID、マイクロコンテンツタイトル、親コンテンツIDを示す情報が登録される。親コンテンツIDには、マイクロコンテンツIDで識別されるマイクロコンテンツの親コンテンツ(すなわち、分割される前のコンテンツ(分割元のコンテンツ))のコンテンツIDが登録される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成されている。そして、CPUが、ROMや記憶部12に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより各種機能を実現する。また、制御部11は、コンテンツ及びマイクロコンテンツに関する各種貸出条件を、サーバ装置1のオペレータの入力操作に基づいて設定し、登録することとする。
通信部13は、クライアント端末3との通信を制御するようになっている。表示部14は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等により構成されており、文字や画像等の情報を表示するようになっている。操作部15は、例えば、キーボード、マウス等により構成されており、オペレータからの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号として制御部11に出力するようになっている。
[3.クライアント端末3の構成]
次に、クライアント端末3の構成について、図13を用いて説明する。
図13に示すように、クライアント端末3は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部34と、操作部35とを備えている。通信部33は、サーバ装置1との通信を制御するようになっている。表示部34は、例えば、液晶ディスプレイ等により構成されている。操作部35は、例えば、キーボード、マウス等により構成されており、ユーザUからの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号として制御部31に出力するようになっている。
記憶部32は、例えば、不揮発性メモリ等により構成されており、オペレーティングシステムや、アプリケーションプログラム等の各種プログラムを記憶する。特に、本実施形態の記憶部32には、webブラウザがインストールされている。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしても良いし、記録媒体に記録されて外付けドライブ装置を介して読み込まれるようにしても良い。
制御部31は、CPU、RAM等により構成されている。そして、CPUが、記憶部32に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより各種機能を実現する。
なお、クライアント端末3としては、パソコン、スマートフォン、タブレット等を用いることができる。
[4.サーバ装置1による貸出処理]
次に、図14乃至図16を用いて、サーバ装置1による貸出処理について説明する。なお、図14のフローチャートに示す処理は、ユーザUがクライアント端末3を用いて、サーバ装置1に対してコンテンツ又はマイクロコンテンツの貸出申込をすることにより開始する。
まず、サーバ装置1の制御部11は、ユーザUから貸出申込があったのはコンテンツか又はマイクロコンテンツかを判定する(ステップS1)。このとき、制御部11は、貸出申込があったのはコンテンツであると判定した場合には、図15を用いて後述するコンテンツ貸出許可判定処理を行い(ステップS2)、ステップS4の処理に移行する。一方、制御部11は、貸出申込があったのはマイクロコンテンツであると判定した場合には、図16を用いて後述するマイクロコンテンツ貸出許可判定処理を行い(ステップS3)、ステップS4の処理に移行する。
次に、制御部11は、ステップS2の処理又はステップS3の処理において貸出OKと判定されたか否かを判定する(ステップS4)。このとき、制御部11は、貸出OKと判定されたと判定した場合には(ステップS4:YES)、貸出申込があったコンテンツ又はマイクロコンテンツについて貸出処理を行い(ステップS5)、処理を終了する。一方、制御部11は、貸出OKと判定されなかったと判定した場合には(ステップS4:NO)、貸出申込をしたユーザUのクライアント端末3に対して、貸出不許可を通知し(ステップS6)、処理を終了する。
[5.サーバ装置1によるコンテンツ貸出許可判定処理]
次に、図15を用いて、サーバ装置1によるコンテンツ貸出許可判定処理について説明する。
まず、サーバ装置1の制御部11は、貸出申込を行ったユーザUの貸出中コンテンツ数が、コンテンツ貸出可能数を超えるか否かを判定する(ステップS31)。具体的には、制御部11は、ユーザDB121を参照し、貸出申込を行ったユーザUに対して貸出中のコンテンツ数を取得し、当該コンテンツ数に「1」を加えた数が、貸出条件DB122に登録されているコンテンツ貸出可能数以下であるか否かを判定する。
制御部11は、ユーザUの貸出中コンテンツ数が、コンテンツ貸出可能数を超えると判定した場合には(ステップS31:YES)、貸出NG判定をし(ステップS34)、コンテンツ貸出許可判定処理を終了する。一方、制御部11は、ユーザUの貸出中コンテンツ数が、コンテンツ貸出可能数を超えないと判定した場合には(ステップS31:NO)、次いで、コンテンツの貸出数がコンテンツ貸出ライセンス数を超えるか否かを判定する(ステップS32)。具体的には、制御部11は、貸出申込があったコンテンツのコンテンツIDにより貸出管理DB123を検索し、貸出中のコンテンツ数を計数し、当該コンテンツ数に「1」を加えた数が、コンテンツDB124のコンテンツ貸出ライセンス数以下であるか否かを判定する。
制御部11は、コンテンツの貸出数がコンテンツ貸出ライセンス数を超えると判定した場合には(ステップS32:YES)、貸出NG判定をし(ステップS34)、コンテンツ貸出許可判定処理を終了する。一方、制御部11は、コンテンツの貸出数がコンテンツ貸出ライセンス数を超えないと判定した場合には(ステップS32:NO)、貸出OK判定をし(ステップS33)、コンテンツ貸出許可判定処理を終了する。
[6.サーバ装置1によるマイクロコンテンツ貸出許可判定処理]
次に、図16を用いて、サーバ装置1によるマイクロコンテンツ貸出許可判定処理について説明する。
まず、サーバ装置1の制御部11は、マイクロコンテンツ貸出可能フラグがオン(貸出可能)であるか否かを判定する(ステップS51)。具体的には、制御部11は、貸出申込があったマイクロコンテンツのマイクロコンテンツIDに基づいてマイクロコンテンツDB125を検索することにより親コンテンツIDを取得し、次いで、当該親コンテンツIDに基づいてコンテンツDB124を検索することによりマイクロコンテンツ貸出可能フラグを取得し、マイクロコンテンツ貸出可能フラグがオン(貸出可能)であるか否かを判定する。
制御部11は、マイクロコンテンツ貸出可能フラグがオン(貸出可能)ではないと判定した場合には(ステップS51:NO)、貸出NG判定をし(ステップS60)、マイクロコンテンツ貸出許可判定処理を終了する。一方、制御部11は、マイクロコンテンツ貸出可能フラグがオン(貸出可能)であると判定した場合には(ステップS51:YES)、次いで、貸出申込を行ったユーザUとは別のユーザに同一コンテンツに属する別のマイクロコンテンツ(親コンテンツが同じマイクロコンテンツ)を貸出中であるか否かを判定する(ステップS52)。具体的には、制御部11は、ステップS51の処理で取得した親コンテンツIDに基づいて、マイクロコンテンツDB125を検索し、同一の親コンテンツIDが登録されているマイクロコンテンツのマイクロコンテンツIDを取得する。そして、取得したマイクロコンテンツIDに基づいて貸出管理DB123を参照し、貸出中のマイクロコンテンツがあるか判定する。
制御部11は、貸出申込を行ったユーザUとは別のユーザに同一コンテンツに属する別のマイクロコンテンツを貸出中ではないと判定した場合には(ステップS52:NO)、ステップS54の処理に移行する。一方、制御部11は、貸出申込を行ったユーザUとは別のユーザに同一コンテンツに属する別のマイクロコンテンツを貸出中であると判定した場合には(ステップS52:YES)、次いで、複数マイクロコンテンツ貸出可能フラグはオン(貸出可能)であるか否かを判定する(ステップS53)。具体的には、制御部11は、親コンテンツIDに基づいてコンテンツDB124を検索することにより複数マイクロコンテンツ貸出可能フラグを取得し、複数マイクロコンテンツ貸出可能フラグがオン(貸出可能)であるか否かを判定する。
制御部11は、複数マイクロコンテンツ貸出可能フラグはオン(貸出可能)ではないと判定した場合には(ステップS53:NO)、貸出NG判定をし(ステップS60)、マイクロコンテンツ貸出許可判定処理を終了する。一方、制御部11は、複数マイクロコンテンツ貸出可能フラグはオン(貸出可能)であると判定した場合には(ステップS53:YES)、ステップS54の処理に移行する。
次に、制御部11は、貸出申込があったマイクロコンテンツを別のユーザに貸出中であるか否かを判定する(ステップS54)。具体的には、制御部11は、貸出申込があったマイクロコンテンツのマイクロコンテンツIDに基づいて貸出管理DB123を参照し、貸出申込があったマイクロコンテンツを別のユーザに貸出中であるか否かを判定する。制御部11は、貸出申込があったマイクロコンテンツを別のユーザに貸出中ではないと判定した場合には(ステップS54:NO)、ステップS56の処理に移行する。一方、制御部11は、貸出申込があったマイクロコンテンツを別のユーザに貸出中であると判定した場合には(ステップS54:YES)、次いで、同一マイクロコンテンツ貸出可能フラグはオン(貸出可能)であるか否かを判定する(ステップS55)。具体的には、制御部11は、親コンテンツIDに基づいてコンテンツDB124を検索することにより同一マイクロコンテンツ貸出可能フラグを取得し、同一マイクロコンテンツ貸出可能フラグがオン(貸出可能)であるか否かを判定する。
制御部11は、同一マイクロコンテンツ貸出可能フラグはオン(貸出可能)ではないと判定した場合には(ステップS55:NO)、貸出NG判定をし(ステップS60)、マイクロコンテンツ貸出許可判定処理を終了する。一方、制御部11は、同一マイクロコンテンツ貸出可能フラグはオン(貸出可能)であると判定した場合には(ステップS55:YES)、ステップS56の処理に移行する。
次に、制御部11は、貸出申込を行ったユーザUの貸出中マイクロコンテンツ数が、マイクロコンテンツ貸出可能数を超えるか否かを判定する(ステップS56)。具体的には、制御部11は、貸出管理DB123を参照し、貸出申込を行ったユーザUに対して貸出中のマイクロコンテンツ数を取得し、当該マイクロコンテンツ数に「1」を加えた数が、貸出条件DB122に登録されているマイクロコンテンツ貸出可能数以下であるか否かを判定する。
制御部11は、ユーザUの貸出中マイクロコンテンツ数が、マイクロコンテンツ貸出可能数を超えると判定した場合には(ステップS56:YES)、貸出NG判定をし(ステップS60)、マイクロコンテンツ貸出許可判定処理を終了する。一方、制御部11は、ユーザUの貸出中マイクロコンテンツ数が、マイクロコンテンツ貸出可能数を超えないと判定した場合には(ステップS56:NO)、次いで、マイクロコンテンツの貸出数がマイクロコンテンツ貸出ライセンス数を超えるか否かを判定する(ステップS57)。具体的には、制御部11は、貸出申込があったマイクロコンテンツのマイクロコンテンツIDにより貸出管理DB123を検索し、貸出中のマイクロコンテンツ数を計数し、当該マイクロコンテンツ数に「1」を加えた数が、コンテンツDB124のマイクロコンテンツ貸出ライセンス数以下であるか否かを判定する。
制御部11は、マイクロコンテンツの貸出数がマイクロコンテンツ貸出ライセンス数を超えると判定した場合には(ステップS57:YES)、貸出NG判定をし(ステップS60)、マイクロコンテンツ貸出許可判定処理を終了する。一方、制御部11は、マイクロコンテンツの貸出数がマイクロコンテンツ貸出ライセンス数を超えないと判定した場合には(ステップS57:NO)、次いで、貸出申込を行ったユーザUに貸出申込があったマイクロコンテンツを貸し出した場合、同一ユーザ貸出可能マイクロコンテンツ数を超えるか否かを判定する(ステップS58)。具体的には、制御部11は、貸出申込を行ったユーザUのユーザIDに基づいて貸出管理DB123を検索し、マイクロコンテンツIDが登録されている件数を取得し、当該件数に「1」を加えた数が、貸出条件DB122に登録されている同一ユーザ貸出可能マイクロコンテンツ数以下であるか否かを判定する。
制御部11は、貸出申込を行ったユーザUに貸出申込があったマイクロコンテンツを貸し出した場合、同一ユーザ貸出可能マイクロコンテンツ数を超えると判定した場合には(ステップS58:YES)、貸出NG判定をし(ステップS60)、マイクロコンテンツ貸出許可判定処理を終了する。一方、制御部11は、貸出申込を行ったユーザUに貸出申込があったマイクロコンテンツを貸し出した場合、同一ユーザ貸出可能マイクロコンテンツ数を超えないと判定した場合には(ステップS58:NO)、貸出OK判定をし(ステップS59)、マイクロコンテンツ貸出許可判定処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態のサーバ装置1(「情報処理装置」の一例)は、一のコンテンツ(「デジタルコンテンツ」の一例)について、コンテンツ単位での貸出及び一のコンテンツを分割してできたマイクロコンテンツ(「分割コンテンツ」の一例)単位での貸出を管理するにサーバ装置であって、制御部11(「設定手段」、「許可手段」の一例)が、一のコンテンツについて、マイクロコンテンツ単位での貸出可能数(「貸出許可数」の一例)と貸出期間(「貸出許可期間」の一例)を設定し、ユーザUによりマイクロコンテンツ単位での貸出申込があった場合に、設定された貸出可能数を超えない範囲で、当該貸出申込による貸出を許可する。
したがって、本実施形態のサーバ装置1によれば、マイクロコンテンツ単位での貸出に関して貸出可能数と貸出期間を適切に設定するようにすることにより、コンテンツ単位でのみ貸し出す場合と比較して返却待ちの渋滞を軽減することができる。
また、本実施形態のサーバ装置1の制御部11は、一のコンテンツについて、マイクロコンテンツ単位での貸出可能数をコンテンツ単位での貸出可能数よりも多く設定するとともに、マイクロコンテンツ単位での貸出期間をコンテンツ単位での貸出期間よりも短く設定し、ユーザUによりコンテンツ単位での貸出申込又はマイクロコンテンツ単位での貸出申込があった場合に、それぞれ設定された貸出可能数を超えない範囲で、当該貸出申込による貸出を許可する。
したがって、本実施形態のサーバ装置1によれば、マイクロコンテンツ単位での貸出期間がコンテンツ単位での貸出期間よりも短く設定されるため、マイクロコンテンツについての返却待ちの渋滞を軽減することができるとともに、コンテンツ全体ではなく特定の部分のみを閲覧したいユーザUにとっては、マイクロコンテンツの貸出可能数が大きくなることから特定の部分を含むマイクロコンテンツを借りやすくなり利便性が向上する。
更に、本実施形態のサーバ装置1の制御部11は、マイクロコンテンツ貸出ライセンス数(「一の分割コンテンツを同時に貸出可能なユーザ数」の一例)を設定し、ユーザUにより一のマイクロコンテンツについて貸出申込があった場合において、当該貸出申込による貸出を許可してもマイクロコンテンツ貸出ライセンス数を超えない場合に貸出を許可する。
したがって、本実施形態のサーバ装置1によれば、一部のマイクロコンテンツのみが多数のユーザに貸し出されることを防ぐことができる。
更にまた、本実施形態のサーバ装置1の制御部11は、マイクロコンテンツ貸出可能数(「一のユーザに対して分割コンテンツを同時に貸出可能な分割コンテンツ数」の一例)を設定し、ユーザUによりマイクロコンテンツについて貸出申込があった場合において、当該貸出申込による貸出を許可してもマイクロコンテンツ貸出可能数を超えない場合に貸出を許可する。
したがって、本実施形態のサーバ装置1によれば、一のユーザUに同時に大量のマイクロコンテンツが貸し出されることを防ぐことができる。
更にまた、本実施形態のサーバ装置1の制御部11は、同一ユーザ貸出可能マイクロコンテンツ数(「一のユーザに対して一のデジタルコンテンツを分割してできた各分割コンテンツを同時に貸出可能な分割コンテンツ数」の一例)を設定し、ユーザUにより一のコンテンツを分割してできたマイクロコンテンツにおける複数のマイクロコンテンツについて貸出申込があった場合において、当該貸出申込による貸出を許可しても同一ユーザ貸出可能マイクロコンテンツ数を超えない場合に貸出を許可する。
したがって、本実施形態のサーバ装置1によれば、一のユーザUに対して一のコンテンツを分割してできたマイクロコンテンツが同時に大量に貸し出されることを防ぐことができる。
[7.変形例]
次に、上記実施形態の変形例について説明する。なお、以下に説明する変形例は適宜組み合わせることができる。
[7.1.親コンテンツが同一のマイクロコンテンツの全貸出の禁止]
サーバ装置1の制御部11が、一のユーザUに対する親コンテンツが同一のマイクロコンテンツの全貸出を禁止する貸出条件を設定する構成としてもよい。例えば、制御部11は、図2に示すコンテンツ500を分割してできた1章のマイクロコンテンツ501から5章のマイクロコンテンツ505をまとめて貸し出すことを禁止する貸出条件を設定することとし、そうした貸出申込があった場合には、貸出を許可しないこととする。これにより、実質的に一のコンテンツ(「デジタルコンテンツ」の一例)が一のユーザUに貸し出されることを防ぐことができる。
[7.2.詳細な貸出条件の設定]
サーバ装置1の制御部11が、コンテンツ毎だけではなく、コンテンツの作者(著者)毎、コンテンツの出版社毎、コンテンツのシリーズ毎に貸出条件を設定できる構成としてもよい。具体的には、コンテンツDB124に作者(著者)、出版社、シリーズに関する情報を登録することとし、制御部11が、貸出条件を作者(著者)毎、出版社毎、シリーズ毎に設定する構成とする。例えば、制御部11は、作者(著者)が○○のコンテンツについて、当該コンテンツを親コンテンツとするマイクロコンテンツをそれぞれ別々のユーザUに貸し出すことを許可(又は不許可)する条件を設定する。また、制御部11は、△△シリーズを構成する全コンテンツについて、同一ユーザUに同時に貸出可能なマイクロコンテンツ数を「1」に制限するという条件を設定する。そして、制御部11は、ユーザUから貸出申込があった場合に、当該貸出申込を許可すると、このように設定した貸出条件を満たさないと判定した場合には、貸出申込を不許可とする。
[7.3.コンテンツ貸出可能数とマイクロコンテンツ割当数]
サーバ装置1の制御部11が、ユーザUに貸し出すコンテンツ数を設定するに当たり、コンテンツ貸出可能数に対してマイクロコンテンツをいくつ貸出可能とするかを、マイクロコンテンツ割当数として設定可能に構成してもよい。この場合、制御部11は、例えば、あるコンテンツについてコンテンツ貸出可能数を「5」と設定し、コンテンツ貸出可能数「1」当たりのマイクロコンテンツ貸出割当数を「2」と設定した場合であれば、コンテンツを「4」貸し出している場合には、マイクロコンテンツを「2」まで貸し出すことができ、コンテンツを「3」貸し出している場合には、マイクロコンテンツを「4」まで貸し出すことができ、コンテンツを「2」貸し出している場合には、マイクロコンテンツを「6」まで貸し出すことができ、コンテンツを「1」貸し出している場合には、マイクロコンテンツを「8」まで貸し出すことができ、コンテンツを「1」つも貸し出していない場合には、マイクロコンテンツを「10」まで貸し出すことができるとそれぞれ判定する。
次に、制御部11による一般的な貸出判定方法について具体例を挙げて説明する。制御部11は、追加で貸出を許可できるか否かを次の式に基づいて判定する。
(式)コンテンツ貸出数−(貸出中コンテンツ数+貸出中マイクロコンテンツ数÷マイクロコンテンツ貸出割当数)
そして、上記式で算出された値が、
(i)「1÷マイクロコンテンツ貸出割当数」で算出される値以上であれば少なくともマイクロコンテンツの貸出を許可することができ、
(ii)「1÷マイクロコンテンツ貸出割当数」で算出される値未満であればコンテンツとマイクロコンテンツの何れも貸出を許可することができ、
(iii)「1」以上であれば、コンテンツもマイクロコンテンツも貸出を許可することができる、と判定する。
(例1)
貸出条件(貸出条件DB122):コンテンツ貸出可能数「5」、コンテンツ貸出可能数「1」当たりのマイクロコンテンツ貸出割当数「2」
貸出状況(貸出管理DB123):貸出中コンテンツ数「4」、貸出中マイクロコンテンツ数「2」
例1について式に値を代入すると、次の通りになる。
(式)コンテンツ貸出数−(貸出中コンテンツ数+貸出中マイクロコンテンツ数÷マイクロコンテンツ貸出割当数)
=5−(4+2÷2)
=0
また、「1÷マイクロコンテンツ貸出割当数」は、「1÷2=0.5」である。
したがって、例1では、コンテンツもマイクロコンテンツも追加での貸出を不許可と判定する。
(例2)
貸出条件(貸出条件DB122):コンテンツ貸出可能数「5」、コンテンツ貸出可能数「1」当たりのマイクロコンテンツ貸出割当数「2」
貸出状況(貸出管理DB123):貸出中コンテンツ数「4」、貸出中マイクロコンテンツ数「1」
(式)コンテンツ貸出数−(貸出中コンテンツ数+貸出中マイクロコンテンツ数÷マイクロコンテンツ貸出割当数)
=5−(4+1÷2)
=0.5
また、「1÷マイクロコンテンツ貸出割当数」は、「1÷2=0.5」である。
したがって、例2では、コンテンツについては追加での貸出を不許可と判定し、マイクロコンテンツについては追加での貸出を許可と判定する。
S 電子図書館システム
1 サーバ装置
11 制御部
12 記憶部
121 ユーザDB
122 貸出条件DB
123 貸出管理DB
124 コンテンツDB124
125 マイクロコンテンツDB125
13 通信部
14 表示部
15 操作部
3 クライアント端末
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
34 表示部
35 操作部

Claims (7)

  1. 一のデジタルコンテンツについて、デジタルコンテンツ単位での貸出及び前記一のデジタルコンテンツを分割してできた分割コンテンツ単位での貸出を管理する情報処理装置であって、
    前記一のデジタルコンテンツについて、前記分割コンテンツ単位での貸出許可数と貸出許可期間を設定する設定手段と、
    前記一のデジタルコンテンツを分割してできた第1の分割コンテンツと第2の分割コンテンツについて当該一のデジタルコンテンツが親であることを示す親情報を記憶する記憶手段と、
    ユーザにより前記第1の分割コンテンツの貸出申込があった場合に、当該第1の分割コンテンツの貸出を許可しても当該第1の分割コンテンツについての前記貸出許可数を超えず、且つ、当該第1の分割コンテンツと同じ親である前記一のデジタルコンテンツからできた前記第2の分割コンテンツが他のユーザに貸出中でなければ、当該貸出申込による貸出を許可する許可手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記設定手段は、前記一のデジタルコンテンツについて、前記分割コンテンツ単位での貸出許可数を前記デジタルコンテンツ単位での貸出許可数よりも多く設定するとともに、前記分割コンテンツ単位での貸出許可期間を前記デジタルコンテンツ単位での貸出許可期間よりも短く設定し、
    前記許可手段は、ユーザにより前記デジタルコンテンツ単位での貸出申込又は前記分割コンテンツ単位での貸出申込があった場合に、それぞれ設定された前記貸出許可数を超えない範囲で、当該貸出申込による貸出を許可することを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置であって、
    前記設定手段は、一の分割コンテンツを同時に貸出可能なユーザ数を設定し、
    前記許可手段は、ユーザにより前記一の分割コンテンツについて貸出申込があった場合において、当該貸出申込による貸出を許可しても当該一の分割コンテンツについて前記設定手段により設定された同時に貸出可能なユーザ数を超えない場合に貸出を許可することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記設定手段は、一のユーザに対して前記分割コンテンツを同時に貸出可能な分割コンテンツ数を設定し、
    前記許可手段は、ユーザにより前記分割コンテンツについて貸出申込があった場合において、当該貸出申込による貸出を許可しても当該一のユーザに対して前記設定手段により設定された同時に貸出可能な分割コンテンツ数を超えない場合に貸出を許可することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記設定手段は、一のユーザに対して前記一のデジタルコンテンツを分割してできた各分割コンテンツを同時に貸出可能な分割コンテンツ数を設定し、
    前記許可手段は、ユーザにより前記一のデジタルコンテンツを分割してできた分割コンテンツにおける複数の分割コンテンツについて貸出申込があった場合において、当該貸出申込による貸出を許可しても当該一のユーザに対して前記設定手段により設定された前記一のデジタルコンテンツを分割してできた各分割コンテンツを同時に貸出可能な分割コンテンツ数を超えない場合に貸出を許可することを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記設定手段は、一のユーザに対して前記一のデジタルコンテンツを分割してできた分割コンテンツを同時に全て貸し出すことを不可能となるように設定し、
    前記許可手段は、一のユーザにより前記一のデジタルコンテンツを分割してできた全ての分割コンテンツについて貸出申込があった場合に、当該申込を許可しないことを特徴とする情報処理装置。
  7. 一のデジタルコンテンツについて、デジタルコンテンツ単位での貸出及び前記一のデジタルコンテンツを分割してできた分割コンテンツ単位での貸出を管理する情報処理装置による情報処理方法であって、
    前記情報処理装置の制御部が、前記一のデジタルコンテンツについて、前記分割コンテンツ単位での貸出許可数と貸出許可期間を設定する設定工程と、
    前記情報処理装置の記憶部が、前記一のデジタルコンテンツを分割してできた第1の分割コンテンツと第2の分割コンテンツについて当該一のデジタルコンテンツが親であることを示す親情報を記憶する記憶工程と、
    前記制御部が、ユーザにより前記第1の分割コンテンツの貸出申込があった場合に、当該第1の分割コンテンツの貸出を許可しても当該第1の分割コンテンツについての前記貸出許可数を超えず、且つ、当該第1の分割コンテンツと同じ親である前記一のデジタルコンテンツからできた前記第2の分割コンテンツが他のユーザに貸出中でなければ、当該貸出申込による貸出を許可する許可工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
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