JP6267329B2 - グリコール含有の航空機用防除雪氷剤の再生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、使用済みのグリコールベースの航空機用防除雪氷剤の再処理方法に関する。
グリコールベースの航空機用防除雪氷剤は、例えばUS−4358389(特許文献1)およびUS−4744913(特許文献2)に記載されている。航空機用防除雪氷剤は一般的に、
(a)少なくとも1種の、2もしくは3個の炭素原子を有するグリコールまたは4〜6個の炭素原子を有するジグリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、およびその類似物を約40〜80重量%、
(b)増粘剤として、例えばポリアクリラート、ポリメタクリラート、キサンタンガム、およびセルロース誘導体の群からの少なくとも1種のポリマー成分を0.05〜1.5重量%、
(c)少なくとも1種の界面活性剤、例えばオレフィンスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ポリオキシアルキラート、およびその類似物を0.05〜1重量%、
(d)例えばトリアゾール、イミダゾール、および/またはリン酸エステルの群からの少なくとも1種の有効量の腐食防止剤、ならびに
(e)pH値を約7.5〜11に調整するための少なくとも1種の塩基性化合物、ならびに
(f)100重量%に対する残量としての水
を含有する。
この航空機用防除雪氷剤は、そのままで(つまり濃縮液として)または水で希釈した後で、その保護のため、ならびに/または氷および/もしくは雪を除去するため、処理すべき航空機パーツに施される。処理された航空機パーツから、そのときには溶けた水により多かれ少なかれ希釈されており、かつ砂、ゴムの砕片、油、燃焼残渣、およびその類似物で汚染されている防除雪氷剤が、貯留槽に流れ込み、そして航空機のデアイシング作業からの排水または使用済みの航空機用防除雪氷剤と呼ばれる。
一部では、使用済みの航空機用防除雪氷剤を、生物学的浄化設備を使って処理している。これはしかし、グリコールが生分解性に優れているとはいえ、特に、防除雪氷剤の使用時には一般的である、低い外気温で、そのため細菌活性が低下している場合には、浄化設備に望ましくない負荷をかける。航空機用防除雪氷剤のこの種の処理のもう1つの欠点は、大量の貴重なグリコールを失うことである。
EP−A−0637620(特許文献3)は、使用済みのグリコールベースの航空機用防除雪氷剤の再処理方法を開示しており、この方法では、
(1)最初に、懸濁した汚染物質を分離するために、使用済みの航空機用防除雪氷剤を濾過し、
(2)ポリマー増粘剤を分離するために、ステップ(1)で得られた濾過液を限界濾過にかけ、
(3)存在する塩およびイオン性化合物を分離するために、ステップ(2)で得られた透過物を陰イオン交換体および陽イオン交換体による限界濾過にかけ、かつ
(4)過剰な水を取り除くため、つまりグリコール含有率を所望の値に調整するために、ステップ(3)で得られた溶液を蒸留する。
(5)得られたグリコール/水混合物に、航空機用防除雪氷剤として使用するために適切な添加剤を再添加する。
EP−A−1889658(特許文献4)は、グリコール含有の航空機用防除雪氷剤の再生方法を開示しており、この方法では、航空機用防除雪氷剤がそのまま膜による分離にかけられ、この場合、その後のプロセスステップにおいて蒸留が排除される。使用済みの航空機用防除雪氷剤を再利用するための、設備技術的要求が高く費用のかかるこの方法は、航空機用防除雪氷剤を大量に必要とする空港でしか意味をなさない。
EP2382279(特許文献5)は、グリコール含有の航空機用防除雪氷剤の再生方法を開示しており、この方法では、
(1)使用済みの、場合によっては滑走路用防除雪氷剤で汚染された航空機用防除雪氷剤を、適切な装置に集め、
(2)次に、固形または懸濁した汚染物質を分離せずに、または予め単に大まかに分離した後で、高温での水の放出により、使用済みの航空機用防除雪氷剤のグリコール含有率を55〜75重量%の間にし、
(3)こうして得られた濃縮された使用済みの航空機用防除雪氷剤を、中央の処理設備へ輸送し、そこで精密蒸留にかけ、その際、
(4)精密蒸留の留出物としてグリコールが生じる。
従来技術に従って再取得し、防除雪氷剤に加えたグリコールは、不十分なpH安定性しか有していないことが今や認められた。このグリコールは、グリコールエステルおよびその他の汚染物質を、航空機用防除雪氷剤としてのその後の使用を不可能にするか、かなり困難にするか、または限定的にしか許容しない割合で含有する。
US−4358389 US−4744913 EP−A−0637620 EP−A−1889658 EP2382279
本発明の課題は、使用済みの航空機用防除雪氷剤からの、とりわけグリコールの十分な再取得および再利用を可能にし、かつそのグリコールの再利用性を維持している、簡単で安価な方法を提案することにある。この方法は、比較的少ない設備技術費用によって実施可能であり、したがって空港でのこれに対応する設備の稼働が可能である。この方法は、再生された生成物を、可能な限り少ない副産物と共に生じさせ、したがってこの生成物を新たな航空機用防除雪氷剤に再加工することが、新たな航空機用防除雪氷剤の耐用期間を低下させることはない。さらにエネルギーのための費用が可能な限り少ない。
したがって本発明の主題は、
(1)使用済みの、場合によっては滑走路用防除雪氷剤で汚染された航空機用防除雪氷剤を、適切な装置に集め、
(2)次に、固形または懸濁した汚染物質を分離せずに、または予め単に大まかに分離した後で、水の放出により、こうして集めた使用済みの航空機用防除雪氷剤のグリコール含有率を50〜75重量%の間にし、
(3)および、こうして取得した濃縮液を、薄膜蒸発器により水/グリコール混合物と残留物とに分け、かつ
(4)水/グリコール混合物を集める、
グリコール含有の航空機用防除雪氷剤の再生方法である。
ステップ2では、得られた濃縮液が好ましくは55〜70重量%のグリコール含有率を示すように、水が放出される。水の放出は、高められた温度で行われるのが好ましい。しかし水は、圧力の低下によって排出させてもよく、または圧力の低下および温度の上昇によって排出させてもよい。
ステップ3では、使用済みの航空機用防除雪氷剤から取得された濃縮物を、浄化された水/グリコール混合物の回収のため、薄膜蒸発器に送る。水/グリコール混合物は、薄膜蒸発器の留出物として得られる。薄膜蒸発器から出てくる残留物は、本発明の一実施形態では放棄される。別の一実施形態ではこの残留物を改めて薄膜蒸発器に送り、こうして得られた留出物は、最初の通過の際に得られた留出物と一緒にすることができる。
薄膜蒸発器の稼働条件は、生じる水/グリコール混合物のグリコール含有率が好ましくは30〜90重量%、とりわけ45〜80重量%、特に45〜65重量%、例えばグリコール45〜60重量%となるように選択するべきである。
グリコールは、好ましい実施形態では、2もしくは3個の炭素原子を有するグリコールまたは4〜6個の炭素原子を有するジグリコールであり、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、またはプロピレングリコールである。特に好ましいのは、プロピレングリコールおよびモノエチレングリコール、とりわけプロピレングリコールである。ステップ2とステップ3の間、つまり水の排出と薄膜蒸発の間に、ステップ2から得られた中間生成物を、アルカリ水溶液で、好ましくは苛性ソーダ水溶液または苛性カリ水溶液で、アルカリ性のpHに調整することができる。
使用済みの航空機用防除雪氷剤は、空港敷地での航空機がデアイシングされる場所から、貯蔵タンクまたは捕集槽のような適切な容器内に導かれる。使用済みの航空機用防除雪氷剤は、貯蔵タンクまたは捕集槽に入る前に、粗い汚染物質を取り除くために濾過することができる。
そこから、使用済みの航空機用防除雪氷剤を適切な装置に運び込み、この装置内では、好ましくは加熱により、水を部分的に放出させることができる。これに関しては、その地方の規則に従い、凝縮液中のCSB制限の順守を考慮しなければならない。水の放出から生じた濃縮液のグリコール含有率は、グリコール50〜75重量%の間である。続いて、このように取得された濃縮液を薄膜蒸発器に送る。薄膜蒸発器の稼働条件は、例えば下記の通りである。
ジャケット温度: 140〜160℃
塔頂温度: 50〜104℃
圧力: 80〜120mbar
塔頂/塔底比: 約1:1〜2:1
薄膜蒸発器から得られた留出物はさらなる再生を必要としない。この留出物はそのまま、適切な添加物質を加えることにより新たな航空機用防除雪氷剤へと再び加工することができる。仕様に対応して、水またはグリコールの添加によりグリコール含有率を調整する必要はあり得る。
本発明による方法は、AMS1424およびAMS1428で規定されているような、国際的に有効な規準および仕様に、航空機用防除雪氷剤に特に適している。
このような航空機用防除雪氷剤は、水のほかに例えば、
(a)2もしくは3個の炭素原子を有するグリコールまたは4〜6個の炭素原子を有するジグリコールを50〜95重量%、
(b)増粘剤として、ポリアクリラートおよびポリメタクリラートの群からの水溶性ポリマーを0〜0.8重量%まで、好ましくは0〜0.5重量%、
(c)界面活性剤、好ましくは陰イオン界面活性剤、例えばオレフィンスルホン酸塩およびアルキルベンゼンスルホン酸塩のようなスルホン酸塩の群からの界面活性剤を0.01〜1重量%、
(d)腐食防止剤、例えばリン酸およびコハク酸の塩を0.001〜0.1重量%
含有する。
提示した組成は、その使用前の航空機用防除雪氷剤に関する。
本発明による方法により取得されるグリコールの目標品質は、以下の基準によって規定される。
(a)界面活性剤濃度100ppm未満
(b)グリコール含有率30〜90重量%、好ましくは45〜80重量%、特に45〜60重量%
(c)グリコール酸含有率100ppm未満、好ましくは50ppm未満
(d)ギ酸含有率100ppm未満、好ましくは50ppm未満
(e)乳酸含有率100ppm未満、好ましくは50ppm未満
(f)酢酸含有率100ppm未満、好ましくは50ppm未満
(g)プロピオン酸含有率100ppm未満、好ましくは50ppm未満
(c)〜(g)で挙げた酸のグリコールエステルの目標含有率は、高くとも酸の含有率と同じ大きさである。
本発明による方法は、従来技術に対してかなりの利点を提供する。
1.蒸留による再生方法の場合より必要な蒸留塔が少ない。蒸留塔は、空港のすぐ傍らまたは空港の近くに設置されるリサイクル設備への投資の主要部分である。
2.薄膜蒸発器から得られた生成物(グリコール含有率30〜90重量%)は、蒸留による再生方法の場合より、熱に関して著しく穏やかに処理されており、この生成物は、薄膜蒸発器内の高温に短時間しか曝されなかった。その結果として、こうして得られた水/グリコール混合物中の副産物の含有率は非常に低い。
3.従来技術の方法によれば、この場合精密蒸留後に再び生産プロセスで用いるために、最初にすべての水を分留する。本発明による方法は、使用可能な水/グリコール混合物を即座に生じさせ、これはかなりの程度でエネルギーを節約する。
なお、本願は、特許請求の範囲に記載の発明に関するものであるが、他の態様として以下も包含し得る。
1.(1)使用済みの、場合によっては滑走路用防除雪氷剤で汚染された、航空機用防除雪氷剤を、適切な装置内に集め、
(2)次に、固形または懸濁した汚染物質を分離せずに、または予め単に大まかに分離した後で、水の放出により、こうして集めた使用済みの航空機用防除雪氷剤のグリコール含有率を50〜75重量%にし、
(3)および、こうして取得した濃縮物を、薄膜蒸発器により水/グリコール混合物と残留物とに分け、かつ
(4)水/グリコール混合物を集める、
グリコール含有の航空機用防除雪氷剤の再生方法。
2.ステップ(2)での固形または懸濁した汚染物質の分離が粗濾過を含む、上記1に記載の方法。
3.使用前の航空機用防除雪氷剤が、水のほかに、
(a)2もしくは3個の炭素原子を有するグリコールまたは4〜6個の炭素原子を有するジグリコールを50〜95重量%、
(b)ポリアクリラートおよびポリメタクリラートの群からの水溶性ポリマーを0〜0.8重量%まで、
(c)界面活性剤を0.01〜1重量%、
(d)腐食防止剤を0.001〜1重量%
含有する、上記1および/または2に記載の方法。
4.薄膜蒸発器の稼働条件が、得られる水/グリコール混合物のグリコール含有率が30〜90重量%、好ましくは45〜65重量%となるように選択される、上記1〜3のいずれか一つに記載の方法。
5.グリコールが、プロピレングリコールまたはモノエチレングリコールである、上記1〜4のいずれか一つに記載の方法。
6.ステップ2とステップ3の間で、ステップ2から得られた中間生成物を、アルカリ水溶液でアルカリ性のpH値に調整する、上記1〜5のいずれか一つに記載の方法。
例1
水含有率が43%の濃縮された、使用済みのプロピレングリコールベースの航空機用防除雪氷剤(したがってプロピレングリコールの含有率は56〜57重量%の間であった)を、45%KOH水溶液によりアルカリ性のpHに調整して、薄膜蒸発にかけた。
薄膜蒸発器の稼働条件:
ジャケット温度: 150℃
塔頂温度: 55〜76℃
圧力: 100mbar
塔頂/塔底比: 約1:1〜2:1
塔底液はその後、改めて薄膜蒸発にかけた。
薄膜蒸発器の稼働条件:
ジャケット温度: 150℃
塔頂温度: 90〜104℃
圧力: 100mbar
塔頂/塔底比: 約2:1
一緒にした留出物のプロピレングリコール含有率は、約47%であった。
例2
水含有率が43%の濃縮された、使用済みのプロピレングリコールベースの航空機用防除雪氷剤(したがってプロピレングリコールの含有率は56〜57重量%の間であった)を、45%KOH水溶液によりアルカリ性のpHに調整して、薄膜蒸発にかけた。
薄膜蒸発器の稼働条件:
ジャケット温度: 150℃
塔頂温度: 80〜90℃
圧力: 100mbar
塔頂/塔底比: 約2:1
塔底液はその後、改めて薄膜蒸発にかけた。
薄膜蒸発器の稼働条件:
ジャケット温度: 150℃
塔頂温度: 80〜98℃
圧力: 100mbar
塔頂/塔底比: 約2:1
一緒にした留出物のプロピレングリコール含有率は、約49%であった。下の表は、薄膜蒸発から得られた生成物の特性を示している。
Figure 0006267329

Claims (5)

  1. (1)使用済みの、場合によっては滑走路用防除雪氷剤で汚染された、航空機用防除雪氷剤を、適切な装置内に集め、
    (2)次に、固形または懸濁した汚染物質を分離せずに、または予め単に大まかに分離した後で、水の放出により、こうして集めた使用済みの航空機用防除雪氷剤のグリコール含有率を50〜75重量%にし、
    (3)および、こうして取得した濃縮物を、薄膜蒸発器により水/グリコール混合物と残留物とに分け、かつ
    (4)水/グリコール混合物を集める、
    グリコール含有の航空機用防除雪氷剤の再生方法であって、
    使用前の航空機用防除雪氷剤が、水のほかに、
    (a)2もしくは3個の炭素原子を有するグリコールまたは4〜6個の炭素原子を有するジグリコールを50〜95重量%、
    (b)ポリアクリラートおよびポリメタクリラートの群からの水溶性ポリマーを0〜0.8重量%まで、
    (c)界面活性剤を0.01〜1重量%、
    (d)腐食防止剤を0.001〜1重量%
    含有する、再生方法
  2. ステップ(2)での固形または懸濁した汚染物質の分離が粗濾過を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 薄膜蒸発器の稼働条件が、得られる水/グリコール混合物のグリコール含有率が30〜90重量%となるように選択される、請求項1または2に記載の方法。
  4. グリコールが、プロピレングリコールまたはモノエチレングリコールである、請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。
  5. ステップ2とステップ3の間で、ステップ2から得られた中間生成物を、アルカリ水溶液でアルカリ性のpH値に調整する、請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。
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