JP6264726B2 - 表示装置および表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置および表示システムに関する。
例えば、商品の販売店舗において、展示される商品に対する値札を小型ディスプレイパネルにより構成した電子棚札が実用化されている。また、例えば、倉庫の物流ラインや工場の製造ラインにおいて、物品やアセンブリに付される指示書や成績書等を小型ディスプレイパネルにより構成した電子看板も実用化されている。大型のスーパーマーケットや等では、多数の電子棚札が商品棚に配設されることが多い。工場や物流倉庫等においても、多数の電子看板が用いられることが多い。よって、多数の電子棚札や電子看板に内蔵される電池の交換作業は非常に煩雑で手間であるため、電池寿命をできるだけ長くしたいとの要望がある。一方で、これら電子棚札および電子看板は、表示内容を定期または不定期に変更することが多い。よって、外部装置が電子棚札および電子看板に書き換え用の表示データを供給し、表示パネルの表示内容を書き換えることが行われる。電子棚札および電子看板のこのような動作によれば、電池の電力消費量が多くなる。
従来、無線通信装置から電子値札にトリガ信号を供給するトリガ信号伝送路と、無線通信装置と電子値札との間でデータ通信を行うデータ通信伝送路とを有し、電子値札が、トリガ信号を受信した場合に、データ通信伝送路を動作させて無線通信装置と電子値札との間でデータ通信を行う無線通信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−295453号公報
しかしながら、特許文献1に開示された電子値札は、トリガ信号伝送路を介してトリガ信号を受信するトリガ受信部も電池から電力を消費するため、データ通信伝送路を動作させていないスリープモードにおいても、電池から電力を消費することとなる。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、無駄な消費電力を抑えて且つ効率的な表示書き換えを行うことができる、表示装置および表示システムを提供することを目的とする。
[1]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である表示装置は、電池部と、表示部と、前記電池部からの電力の供給を受けて起動することで、外部からデータ信号を受信するデータ通信部と、前記電池部からの電力の供給を受けて起動することで、前記データ通信部が受信したデータ信号に基づいて前記表示部の表示を書き換える制御部と、前記表示部、前記データ通信部及び前記制御部に前記電池部の電力を供給させるアクティブモードと、当該電力の供給を停止させたスリープモードと、を切り替える電池制御部と、前記スリープモードである場合において、外部から無線送信されたトリガ信号を受信することで電力を発生させ、前記発生させた電力によって動作することで当該トリガ信号から識別情報を抽出するトリガ受信部と、を有し、前記電池制御部は、前記トリガ受信部が抽出した識別情報と予め設定された当該表示装置を識別する自装置識別情報とが一致する場合に、前記スリープモードから前記アクティブモードに切り替える、ことを特徴とする。
[2]上記[1]記載の表示装置において、前記制御部は、前記電池部の電力が供給された場合に、前記データ信号から識別情報を抽出し、前記電池制御部は、前記自装置識別情報と、前記制御部が抽出した前記識別情報とが一致しない場合に、前記アクティブモードから前記スリープモードに切り替えることで、前記電池部から、前記制御部、前記データ通信部、および前記表示部への前記電力の供給を停止させる、ことを特徴とする。
[3]上記[1]又は[2]の表示装置において、前記制御部は、前記データ信号に基づいて前記表示部を書き替えた後、前記電池部から、前記制御部、前記データ通信部、および前記表示部への前記電力の供給を停止させる停止指示を前記電池制御部に供給し、前記電池制御部は、前記制御部が供給する前記停止指示に応じて、前記アクティブモードから前記スリープモードに切り替えることで、前記電池部から、前記制御部、前記データ通信部、および前記表示部への前記電力の供給を停止させる、ことを特徴とする。
[4]上記[1]又は[2]の表示装置において、前記制御部は、前記表示部を切り替えた後、応答信号を前記データ通信部から外部の管理装置に送信させ、前記管理装置が前記応答信号を受信したことに応じて送信する停止指示信号を前記データ通信部により受信した場合に、前記電池部から、前記制御部、前記データ通信部、および前記表示部への前記電力の供給を停止させる停止指示を前記電池制御部に供給し、前記電池制御部は、前記制御部が供給する前記停止指示に応じて、前記アクティブモードから前記スリープモードに切り替えることで、前記電池部から、前記制御部、前記データ通信部、および前記表示部への前記電力の供給を停止させる、ことを特徴とする。
[5]上記[1]〜[4]いずれか一項記載の表示装置において、前記トリガ信号は、第1の周波数帯で振動する第1の搬送波を含み、前記データ信号は、前記第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯で振動する第2の搬送波を含む、ことを特徴とする。
[6]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である表示システムは、管理装置および表示装置を含む表示システムにおいて、前記管理装置は、前記表示装置を識別する識別情報を含むトリガ信号を生成し、前記トリガ信号を送信するトリガ供給部と、データ信号を送信するデータ送信部と、を備え、前記表示装置は、電池部と、表示部と、前記電池部からの電力の供給を受けて起動することで、外部からデータ信号を受信するデータ通信部と、前記電池部からの電力の供給を受けて起動することで、前記データ通信部が受信したデータ信号に基づいて前記表示部の表示を書き換える制御部と、前記表示部、前記データ通信部及び前記制御部に前記電池部の電力を供給させるアクティブモードと、当該電力の供給を停止させたスリープモードと、を切り替える電池制御部と、前記スリープモードである場合において、外部から無線送信されたトリガ信号を受信することで電力を発生させ、前記発生させた電力によって動作することで当該トリガ信号から識別情報を抽出するトリガ受信部と、を有し、前記電池制御部は、前記トリガ受信部が抽出した識別情報と予め設定された当該表示装置を識別する自装置識別情報とが一致する場合に、前記スリープモードから前記アクティブモードに切り替える、ことを特徴とする。
本発明によれば、無駄な消費電力を抑えて且つ効率的な表示書き換えを行うことができ、効率的な電子棚札デバイスを実現できる。
本発明の第1実施形態である表示システムの概略の構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における表示装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における表示システムの動作手順を示すフローチャートである。 同実施形態における表示システムの動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態におけるサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における表示装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における表示システムの動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態におけるサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における表示装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における表示システムにおいて、サーバ装置が表示装置に二段階でデータ信号を送信する場合の、動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態におけるサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるサーバ装置の動作手順を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1実施形態である表示システムの概略の構成を示すブロック図である。同図に示すように、表示システムは、端末装置10と、サーバ装置(管理装置)20と、トリガ送信基地局40と、データ通信基地局50と、表示装置60−1,60−2,60−3とを含んで構成される。
以下の説明において、表示装置60−1,60−2,60−3それぞれを、表示装置60と呼ぶことがある。なお、図1には、説明の便宜上、1台のトリガ送信基地局40と、1台のデータ通信基地局50と、3台の表示装置60とを示した。これらトリガ送信基地局40、データ通信基地局50、および表示装置の台数は、表示システムの規模、後述するトリガ信号およびデータ信号の電波到達距離等に応じて適宜決められるものであり、同図の例に限定されない。
端末装置10は、表示装置60−1,60−2,60−3のうち所望の表示装置60の表示内容を変更させる場合に、その表示装置60を特定し、その表示装置60に対する新たな表示内容を示すデータ(表示書換データ)を入力する操作端末である。このデータは、例えば、文字情報、画像情報である。端末装置10は、特定した表示装置60を識別する識別情報と、その表示装置60に対する表示書換データとを関連付けた表示情報を、サーバ装置20に送信する。端末装置10は、例えば、コンピュータ装置、タブレット端末、スマートフォン等の情報端末により実現される。
サーバ装置20は、端末装置10が送信した表示情報を受信し、この表示情報を記憶する。サーバ装置20は、表示情報に含まれる識別情報を用いてトリガ信号を生成し、このトリガ信号をトリガ送信基地局40に送信する。トリガ信号は、表示装置60に無線給電(ワイヤレス給電)により電力供給を開始させる信号であるとともに、表示対象の表示装置60を指定する信号である。トリガ信号に識別情報を含めることにより、サーバ装置20は、複数の表示装置60を管理することができる。
サーバ装置20は、表示装置60が送信するトリガ応答信号(第1の応答信号)を受信し、このトリガ応答信号に含まれる識別情報をキーとして、記憶された複数の表示情報の中からそのキーに対応する表示情報を抽出する。サーバ装置20は、抽出した表示情報を用いてデータ信号を生成し、このデータ信号をデータ通信基地局50に送信する。サーバ装置20は、例えば、コンピュータ装置により実現される。
トリガ送信基地局40は、サーバ装置20が送信するトリガ信号を受信し、このトリガ信号を表示装置60−1,60−2,60−3に電波により送信する。
データ通信基地局50は、サーバ装置20が送信するデータ信号を受信し、このデータ信号を表示装置60−1,60−2,60−3に電波により送信する。また、データ通信基地局50は、表示装置60−1,60−2,60−3が送信するトリガ応答信号およびデータ応答信号(第2の応答信号)を受信し、これらトリガ応答信号およびデータ応答信号をサーバ装置20に送信する。トリガ送信基地局40およびデータ通信基地局50は、アクセスポイントである。
表示装置60は、アクティブモードまたはスリープモードいずれかに設定されて動作する電子表示媒体である。アクティブモードは、内蔵する電池が供給する電力によって各回路を駆動させることにより、表示装置60を動作させる動作モードである。これに対し、スリープモードは、電池から、表示を書き換える機能とデータ信号を通信する機能とを実現する回路への電力供給を停止させた状態の動作モードである。
表示装置60は、初期状態として、スリープモードに設定されて動作する。スリープモードで動作する表示装置60は、トリガ送信基地局40が送信するトリガ信号を受信することに応じて電力を発生させ、この電力に基づいてトリガ信号から識別情報を抽出する。そして、表示装置60は、その識別情報と自装置があらかじめ有する自装置識別情報とを比較することにより、自装置向けの起動指示であるか否かを判定する。自装置向けの起動指示である場合、表示装置60は、自装置をスリープモードからアクディブモードに切り換える。アクティブモードに切り替えられた表示装置60は、自装置識別情報を含めたトリガ応答信号をデータ通信基地局50に送信する。
アクティブモードで動作する表示装置60は、データ通信基地局50が送信するデータ信号を受信する。そして、表示装置60は、データ信号から得られる表示情報に含まれる識別情報と、自装置識別情報とを比較することにより、表示情報に含まれる表示書換データが自装置向けのデータであるか否かを判定する。表示書換データが自装置向けのデータである場合、表示装置60は、その表示書換データを用いて表示を書き換える。そして、表示装置60は、書き換えが完了した後に、自装置識別情報を含めたデータ応答信号を送信する。さらに、表示装置60は、データ応答信号を送信した後、アクティブモードからスリープモードに切り換える。表示装置60は、例えば、電子ペーパ、メモリタイプの液晶ディスプレイを用いたディスプレイ装置により実現される。
図2は、第1実施形態におけるサーバ装置20の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、サーバ装置20は、表示情報受信部21と、表示情報記憶部22と、トリガ生成部23と、トリガ送信部24と、応答受信部25と、制御部26と、データ送信部27とを備える。
表示情報受信部21は、端末装置10が送信する表示情報を受信し、この表示情報を表示情報記憶部22に記憶させる。
表示情報記憶部22は、表示情報受信部21が供給する表示情報を記憶する。表示情報記憶部22は、例えば、磁気ハードディスク装置、半導体ディスク装置により実現される。
トリガ生成部23は、表示情報受信部21が表示情報記憶部22に記憶させた表示情報に含まれる識別情報を用いてトリガ信号を生成し、このトリガ信号をトリガ送信部24に供給する。トリガ信号は、第1の周波数帯で振動する第1の搬送波(バースト信号)を、識別情報で変調して得られる信号である。第1の搬送波は、例えば、13.56MHz帯(第1の周波数帯)で振動する正弦波である。トリガ信号の変調方式として、例えば、振幅偏移変調(amplitude−shift keying;ASK)またはオンオフ変調(on−off−keying;OOK)が適用できる。
トリガ送信部24は、トリガ生成部23が供給するトリガ信号を取り込み、このトリガ信号をトリガ送信基地局40に送信する。
応答受信部25は、データ通信基地局50が送信するトリガ応答信号を受信し、このトリガ応答信号を制御部26に供給する。また、応答受信部25は、データ通信基地局50が送信するデータ応答信号を受信し、このデータ応答信号を制御部26に供給する。
制御部26は、応答受信部25が供給するトリガ応答信号を取り込むと、このトリガ応答信号から識別情報を抽出する。そして、制御部26は、その識別情報を含む表示情報を表示情報記憶部22から読み込む。そして、制御部26は、読み込んだ表示情報を用いてデータ信号を生成し、このデータ信号をデータ送信部27に供給する。データ信号は、上記の第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯で振動する第2の搬送波(バースト信号)を、表示情報で変調して得られる信号である。第2の搬送波は、例えば、2.45GHz帯(第2の周波数帯)で振動する正弦波である。データ信号の変調方式として、例えば、振幅偏移変調、周波数偏移変調(Frequency−shift Keying、FSK)またはオンオフ変調が適用できる。
制御部26は、図示しない計時部(時計)を内蔵している。制御部26は、トリガ生成部23がトリガ信号を生成したときから計時部による計時を開始する。そして、制御部26は、第1の待ち時間(例えば、5秒間)が経過した場合であって、応答受信部25から当該トリガ信号に対応するトリガ応答信号が供給されていない場合に、トリガ生成部23に再度、トリガ信号を生成させ、トリガ送信部24にトリガ信号を再送させる。制御部26は、トリガ信号を生成した回数またはトリガ信号を送信した回数を計数する。そして、制御部26は、その回数が第1の再送回数(例えば、3回)になった場合であって、応答受信部25から当該トリガ信号に対応するトリガ応答信号が供給されていない場合に、トリガ信号の表示装置60への受け渡しがエラーになったと判断する。なお、サーバ装置20は、そのエラーを示す情報を端末装置10に送信してもよい。
また、制御部26は、応答受信部25が供給するデータ応答信号を取り込み、このデータ応答信号から識別情報を抽出する。そして、制御部26は、その識別情報を含む表示情報を表示情報記憶部22から削除する。
制御部26は、データ信号を生成したときから計時部による計時を開始する。そして、制御部26は、第2の待ち時間(例えば、8秒間)が経過した場合であって、応答受信部25から当該データ信号に対応するデータ応答信号が供給されていない場合に、再度、データ信号を生成し、データ送信部27にデータ信号を再送させる。制御部26は、データ信号を生成した回数またはデータ信号を送信した回数を計数する。そして、制御部26は、その回数が第2の再送回数(例えば、5回)になった場合であって、応答受信部25から当該データ信号に対応するデータ応答信号が供給されていない場合に、データ信号の表示装置60への受け渡しがエラーになったと判断する。なお、サーバ装置20は、そのエラーを示す情報を端末装置10に送信してもよい。
データ送信部27は、制御部26が供給するデータ信号を取り込み、このデータ信号をデータ通信基地局50に送信する。
図3は、第1実施形態における表示装置60の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、表示装置60は、電池部61と、トリガ受信部62と、電池制御部63と、データ通信部64と、制御部65と、表示部66とを備える。
表示装置60がスリープモードに設定されているとき、電池部61は、電池制御部63のみに電力を供給する。これに対し、表示装置60がアクティブモードに設定されているとき、電池部61は、電池制御部63、データ通信部64、制御部65、および表示部66に電力を供給する。図3において、破線で示された結線は、表示装置60がアクティブモードに設定されたときのみ、電池部61によって電力が供給されるラインを示している。電池部61は、例えば、コイン形(ボタン形)のリチウム電池により実現される。なお、スリープモードの設定は、電池部61は電池制御部63以外の表示部等に対して迅速に動作できる(スタンバイ状態)だけの電力を供給し続ける設定としても良い。これにより、電力の使用を低減しつつ、迅速な書換え動作を行うことができる。
トリガ受信部62は、トリガ送信基地局40が送信するトリガ信号を受信することによって電力を発生させる。つまり、トリガ受信部62は、無線給電のインタフェースである。具体的に、トリガ受信部62は、例えば、電波受信方式による無線給電を実現する。すなわち、トリガ受信部62は、受信したトリガ信号の交流成分を整流回路で直流成分に変換してその直流電力を得る。トリガ受信部62は、発生させた電力によって動作し、トリガ信号から識別情報を復調し、この識別情報を電池制御部63に供給する。なお、トリガ受信部62は識別情報と合わせて発生させた電力も電池制御部63に供給しても良い。
電池制御部63は、トリガ受信部62又は電池部61から供給される電力により動作状態となり、その後の動作もトリガ受信部62又は電池部61から供給される電力により動作される。電池制御部63は、自装置を識別する自装置識別情報を、内蔵する記憶部(不図示)にあらかじめ記憶させている。電池制御部63は、トリガ受信部62が供給する識別情報を取り込み、この識別情報と記憶部に記憶された自装置識別情報とを比較する。そして、識別情報と自装置識別情報とが一致する場合、電池制御部63は、表示装置60をスリープモードからアクティブモードに切り換える。具体的に、識別情報と自装置識別情報とが一致する場合、電池制御部63は、電池部61から、データ通信部64、制御部65、および表示部66への電力の供給を開始させる。
また、電池制御部63は、制御部65が供給する停止指示を取り込むと、表示装置60をアクティブモードからスリープモードに切り換える。具体的に、電池制御部63は、制御部65が供給する停止指示を取り込むと、電池部61から、データ通信部64、制御部65、および表示部66への電力の供給を停止又は各部がスタンバイ状態となる最低限の電力供給に変更する。
データ通信部64は、データ通信基地局50が送信するデータ信号を受信し、このデータ信号を復調して表示情報を抽出し、この表示情報を制御部65に供給する。また、データ通信部64は、制御部65が供給するトリガ応答信号を取り込み、このトリガ応答信号をデータ信号基地局50に送信する。また、データ通信部64は、制御部65が供給するデータ応答信号を取り込み、このデータ応答信号をデータ信号基地局50に送信する。
制御部65は、電池部61から電力の供給を受けて起動すると、電池制御部63の記憶部から自装置識別情報を読み込む。そして、制御部65は、その自装置識別情報を含めたトリガ応答信号をデータ通信部64に供給する。
また、制御部65は、データ通信部64が供給する表示情報を取り込むと、この表示情報に含まれる識別情報と、自装置識別情報とを比較する。識別情報と自装置識別情報とが一致する場合、制御部65は、表示情報に含まれる表示書換データで、表示部66の表示を書き換える。そして、制御部65は、表示部66の表示の書き換えを行った後、自装置識別情報を含めたデータ応答信号をデータ通信部64に供給する。そして、制御部65は、停止指示を電池制御部63に供給する。一方、識別情報と自装置識別情報とが一致しない場合、制御部65は、表示部66の表示の書き換えを実行しない。このように構成することにより、表示部66の表示を書き換えた後すぐに、自装置をスリープモードに切り換えるため、電池部61の無駄な電力消費を抑えることができる。
表示部66は、制御部65により、表示書換データで表示内容を書き換える。表示部66は、例えば、電子ペーパにより実現される。電子ペーパとして、例えば、マイクロカプセル型電気泳動方式を適用することができる。この電子ペーパは、電力を供給しない状態でも表示を保持することができる。よって、この電子ペーパを表示部66に適用することにより、表示装置60をスリープモードに設定して表示部66への電力の供給を停止したときでも、表示部66は、表示状態を保つことができる。
図4および図5は、第1実施形態における表示システムの動作手順を示すフローチャートである。これら両図において、トリガ送信基地局40およびデータ通信基地局50がそれぞれ実行するサーバ装置20および表示装置60間の信号伝送の中継処理については、図示を省略してある。
図4は、端末装置10に表示情報が入力されるステップから、表示装置60がアクティブモードに設定されるステップまでの概略のフローチャートである。
まず、端末装置10の動作について説明する。
ステップS1において、端末装置10の操作者による操作部(例えば、キーボード、マウス等)の操作にしたがって、表示情報が入力される。
次に、ステップS2において、端末装置10は、入力された表示情報をサーバ装置20に送信する。
次に、サーバ装置20の動作について説明する。
ステップS11において、表示情報受信部21は、ステップS2の処理によって端末装置10が送信した表示情報を受信し、この表示情報を表示情報記憶部22に記憶させる。
次に、ステップS12において、トリガ生成部23は、表示情報受信部21が表示情報記憶部22に記憶させた表示情報に含まれる識別情報を用いてトリガ信号を生成し、このトリガ信号をトリガ送信部24に供給する。
次に、ステップS13において、トリガ送信部24は、トリガ生成部23が供給するトリガ信号を取り込み、このトリガ信号をトリガ送信基地局40に送信する。
次に、ステップS14において、応答受信部25は、後述するステップS44の処理によってデータ通信部64が送信し、データ通信基地局50が中継したトリガ応答信号を受信し、このトリガ応答信号を制御部26に供給する。
次に、表示装置60の動作について説明する。
ステップS41において、トリガ受信部62は、ステップS13の処理によってトリガ送信部24が送信し、トリガ送信基地局40が中継したトリガ信号を受信することによって電力を発生させる。次に、トリガ受信部62は、発生させた電力によって動作し、トリガ信号から識別情報を復調し、この識別情報と発生させた電力を電池制御部63に供給する。
次に、ステップS42において、電池制御部63は、トリガ受信部62が供給する識別情報を取り込み、この識別情報と記憶部に記憶された自装置識別情報とを比較する。そして、識別情報と自装置識別情報とが一致する場合(ステップS42:YES)、電池制御部63は、ステップS43の処理に移す。一方、識別情報と自装置識別情報とが一致しない場合(ステップS42:NO)、電池制御部63は、ステップS41の処理に戻す。
ステップS43において、電池制御部63は、表示装置60をスリープモードからアクティブモードに切り換える。具体的に、電池制御部63は、電池部61から、データ通信部64、制御部65、および表示部66への電力の供給を開始させる。次に、制御部65は、電池部61から電力の供給を受けて起動すると、電池制御部63の記憶部から自装置識別情報を読み込む。
次に、ステップS44において、制御部65は、自装置識別情報を含めたトリガ応答信号をデータ通信部64に供給する。次に、データ通信部64は、制御部65が供給するトリガ応答信号を取り込み、このトリガ応答信号をデータ信号基地局50に送信する。
図5は、サーバ装置20とアクティブモードに設定された表示装置60との動作手順を示すフローチャートである。
まず、サーバ装置20の動作について説明する。
ステップS61において、制御部26は、応答受信部25が供給するトリガ応答信号を取り込み、このトリガ応答信号から識別情報を抽出する。次に、制御部26は、その識別情報を含む表示情報を表示情報記憶部22から読み込む。次に、制御部26は、読み込んだ表示情報を用いてデータ信号を生成し、このデータ信号をデータ送信部27に供給する。次に、データ送信部27は、制御部26が供給するデータ信号を取り込み、このデータ信号をデータ通信基地局50に送信する。
次に、ステップS62において、応答受信部25は、後述するステップS84の処理によってデータ通信部64が送信し、データ通信基地局50が中継したデータ応答信号を受信し、このデータ応答信号を制御部26に供給する。次に、制御部26は、応答受信部25が供給するデータ応答信号を取り込み、このデータ応答信号から識別情報を抽出する。次に、制御部26は、その識別情報を含む表示情報を表示情報記憶部22から削除する。
次に、表示装置60の動作について説明する。
ステップS81において、データ通信部64は、ステップS61の処理においてデータ送信部27が送信し、データ通信基地局50で中継したデータ信号を受信する。次に、データ通信部64は、そのデータ信号から表示情報を復調し、この表示情報を制御部65に供給する。
次に、ステップS82において、制御部65は、データ通信部64が供給する表示情報を取り込み、この表示情報に含まれる識別情報と、自装置識別情報とを比較する。そして、制御部65は、識別情報と自装置識別情報とが一致する場合(ステップS82:YES)にステップS83の処理に移し、識別情報と自装置識別情報とが一致しない場合(ステップS82:NO)にステップS85の処理に移す。
次に、ステップS83において、制御部65は、表示情報に含まれる表示書換データで、表示部66の表示を書き換える。
次に、ステップS84において、制御部65は、自装置識別情報を含めたデータ応答信号をデータ通信部64に供給する。次に、データ通信部64は、制御部65が供給するデータ応答信号を取り込み、このデータ応答信号をデータ信号基地局50に送信する。
次に、ステップS85において、制御部65は、停止指示を電池制御部63に供給する。次に、電池制御部63は、停止指示を取り込み、表示装置60をアクティブモードからスリープモードに切り換える。具体的に、電池制御部63は、制御部65が供給する停止指示を取り込み、電池部61から、データ通信部64、制御部65、および表示部66への電力の供給を停止させる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2実施形態におけるサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態におけるサーバ装置20と同一の構成については同一の符号を付すこととし、その説明を省略する。同図に示すように、サーバ装置20aは、サーバ装置20に対して、トリガ生成部23および制御部26を、トリガ生成部23aおよび制御部26aに変更したものである。
トリガ生成部23aは、表示情報受信部21が表示情報記憶部22に表示情報を記憶させたことを契機としてトリガ信号を生成し、このトリガ信号をトリガ送信部24に供給する。トリガ信号は、第1の周波数帯で振動する第1のバースト信号である。第1のバースト信号は、例えば、13.56MHz帯(第1の周波数帯)で振動する正弦波である。
制御部26aは、応答受信部25が供給するトリガ応答信号を取り込むと、表示情報記憶部22から表示情報を読み込む。そして、制御部26aは、読み込んだ表示情報を用いてデータ信号を生成し、このデータ信号をデータ送信部27に供給する。データ信号は、上記の第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯で振動する第2の搬送波(バースト信号)を、表示情報で変調して得られた信号である。第2の搬送波は、例えば、2.4GHz帯(第2の周波数帯)で振動する正弦波である。データ信号の変調方式として、例えば、振幅偏移変調およびオンオフ変調が適用できる。
制御部26aは、図示しない計時部(時計)を内蔵している。制御部26aは、トリガ生成部23aがトリガ信号を生成したときから計時部による計時を開始する。そして、制御部26aは、第1の待ち時間(例えば、5秒間)が経過した場合であって、応答受信部25から当該トリガ信号に対応するトリガ応答信号が供給されていない場合に、トリガ生成部23aに再度、トリガ信号を生成させ、トリガ送信部24にトリガ信号を再送させる。制御部26aは、トリガ信号を生成した回数またはトリガ信号を送信した回数を計数する。そして、制御部26aは、その回数が第1の再送回数(例えば、3回)になった場合であって、応答受信部25から当該トリガ信号に対応するトリガ応答信号が供給されていない場合に、トリガ信号の表示装置60aへの受け渡しがエラーになったと判断する。なお、サーバ装置20aは、そのエラーを示す情報を端末装置10に送信してもよい。
また、制御部26aは、応答受信部25が供給するデータ応答信号を取り込み、このデータ応答信号から識別情報を抽出する。そして、制御部26aは、その識別情報を含む表示情報を表示情報記憶部22から削除する。
制御部26aは、データ信号を生成したときから計時部による計時を開始する。そして、制御部26aは、第2の待ち時間(例えば、8秒間)が経過した場合であって、応答受信部25から当該データ信号に対応するデータ応答信号が供給されていない場合に、再度、データ信号を生成し、データ送信部27にデータ信号を再送させる。制御部26aは、データ信号を生成した回数またはデータ信号を送信した回数を計数する。そして、制御部26aは、その回数が第2の再送回数(例えば、5回)になった場合であって、応答受信部25から当該データ信号に対応するデータ応答信号が供給されていない場合に、データ信号の表示装置60aへの受け渡しがエラーになったと判断する。なお、サーバ装置20aは、そのエラーを示す情報を端末装置10に送信してもよい。
図7は、第2実施形態における表示装置の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態における表示装置60と同一の構成については同一の符号を付すこととし、その説明を省略する。同図に示すように、表示装置60aは、表示装置60に対して、トリガ受信部62と電池制御部63と制御部65とを、トリガ受信部62aと電池制御部63aと制御部65aとに変更したものである。
トリガ受信部62aは、トリガ送信基地局40が送信するトリガ信号を受信することによって電力を発生させる。つまり、トリガ受信部62aは、無線給電のインタフェースである。具体的に、トリガ受信部62aは、例えば、電波受信方式による無線給電を実現する。すなわち、トリガ受信部62aは、受信したトリガ信号の交流成分を整流回路で直流成分に変換してその直流電力を得る。トリガ受信部62aは、発生させた電力によって動作し、動作開始指示を電池制御部63aに供給する。なお、トリガ受信部62は識別情報と合わせて発生させた電力も電池制御部63に供給しても良い。
電池制御部63aは、トリガ受信部62又は電池部61から供給される電力により動作状態となり、その後の動作もトリガ受信部62又は電池部61から供給される電力により動作される。電池制御部63aは、表示装置60aを識別する自装置識別情報を、内蔵する記憶部(不図示)にあらかじめ記憶させている。電池制御部63aは、トリガ受信部62aが供給する動作開始指示を取り込むことにより、表示装置60aをスリープモードからアクティブモードに切り換える。具体的に、電池制御部63aは、トリガ受信部62aから動作開始指示を取り込んだことに応じて、電池部61から、データ通信部64、制御部65a、および表示部66への電力の供給を開始させる。
また、電池制御部63aは、制御部65aが供給する停止指示を取り込むと、表示装置60aをアクティブモードからスリープモードに切り換える。具体的に、電池制御部63aは、制御部65aが供給する停止指示を取り込むと、電池部61から、データ通信部64、制御部65a、および表示部66への電力の供給を停止又は最低限の供給に変更する。
制御部65aは、電池部61から電力の供給を受けて起動すると、電池制御部63aの記憶部から自装置識別情報を読み込む。そして、制御部65aは、その自装置識別情報を含めたトリガ応答信号をデータ通信部64に供給する。
また、制御部65aは、データ通信部64が供給する表示情報を取り込むと、この表示情報に含まれる識別情報と、自装置識別情報とを比較する。識別情報と自装置識別情報とが一致する場合、制御部65aは、表示情報に含まれる表示書換データで、表示部66の表示を書き換える。そして、制御部65aは、表示部66の表示の書き換えを行った後、自装置識別情報を含めたデータ応答信号をデータ通信部64に供給する。そして、制御部65aは、停止指示を電池制御部63aに供給する。一方、識別情報と自装置識別情報とが一致しない場合、制御部65aは、表示部66の表示の書き換えを実行せず、停止指示を電池制御部63aに供給する。
このように構成することにより、サーバ装置20aは、複数の表示装置60aに対して一斉に起動をかけることとなる。しかし、トリガ信号の到達範囲は、信号の周波数帯および強さに応じて、トリガ送信部より数センチメートルから数メートル等の到達範囲である。よって、各到達範囲が重複しないように複数のトリガ送信基地局40を配設することにより、トリガ送信基地局40の配下にある表示装置60aのまとまりごとに、表示装置60aを起動させることができる。
図8は、第2実施形態における表示システムの動作手順を示すフローチャートである。ただし、第2実施形態において端末装置10が実行する処理は、第1実施形態と同様であるため、そのフローチャートを省略する。また、トリガ送信基地局40およびデータ通信基地局50がそれぞれ実行するサーバ装置20aおよび表示装置60a間の信号伝送の中継処理についても、図示を省略してある。
まず、サーバ装置20aの動作について説明する。
ステップS111において、表示情報受信部21は、端末装置10が送信した表示情報を受信し、この表示情報を表示情報記憶部22に記憶させる。
次に、ステップS112において、トリガ生成部23aは、表示情報受信部21が表示情報記憶部22に表示情報を記憶させたことを契機としてトリガ信号を生成し、このトリガ信号をトリガ送信部24に供給する。
次に、ステップS113において、トリガ送信部24は、トリガ生成部23aが供給するトリガ信号を取り込み、このトリガ信号をトリガ送信基地局40に送信する。
次に、ステップS114において、応答受信部25は、後述するステップS143の処理によってデータ通信部64が送信し、データ通信基地局50が中継したトリガ応答信号を受信し、このトリガ応答信号を制御部26aに供給する。
次に、ステップS115において、制御部26aは、応答受信部25が供給するトリガ応答信号を取り込むと、表示情報記憶部22から表示情報を読み込む。次に、制御部26aは、読み込んだ表示情報を用いてデータ信号を生成し、このデータ信号をデータ送信部27に供給する。次に、データ送信部27は、制御部26aが供給するデータ信号を取り込み、このデータ信号をデータ通信基地局50に送信する。
次に、ステップS116において、応答受信部25は、後述するステップS147の処理によってデータ通信部64が送信し、データ通信基地局50が中継したデータ応答信号を受信し、このデータ応答信号を制御部26aに供給する。次に、制御部26aは、応答受信部25が供給するデータ応答信号を取り込み、このデータ応答信号から識別情報を抽出する。次に、制御部26aは、その識別情報を含む表示情報を表示情報記憶部22から削除する。
次に、表示装置60aの動作について説明する。
ステップS141において、トリガ受信部62aは、ステップS113の処理によってトリガ送信部24が送信し、トリガ送信基地局40が中継したトリガ信号を受信することによって電力を発生させる。次に、トリガ受信部62aは、発生させた電力によって動作し、動作開始指示と発生させた電力を電池制御部63aに供給する。
次に、ステップS142において、電池制御部63aは、トリガ受信部62aが供給する動作開始指示を取り込むことにより、表示装置60aをスリープモードからアクティブモードに切り換える。具体的に、電池制御部63aは、トリガ受信部62aから動作開始指示を取り込んだことに応じて、電池部61からデータ通信部64、制御部65a、および表示部66への電力の供給を開始させる。
次に、ステップS143において、制御部65aは、電池部61から電力の供給を受けて起動すると、電池制御部63aの記憶部から自装置識別情報を読み込む。次に、制御部65aは、その自装置識別情報を含めたトリガ応答信号をデータ通信部64に供給する。次に、データ通信部64は、制御部65が供給するトリガ応答信号を取り込み、このトリガ応答信号をデータ信号基地局50に送信する。
次に、ステップS144において、データ通信部64は、ステップS115の処理においてデータ送信部27が送信し、データ通信基地局50で中継したデータ信号を受信する。次に、データ通信部64は、そのデータ信号から表示情報を復調し、この表示情報を制御部65aに供給する。
次に、ステップS145において、制御部65aは、データ通信部64が供給する表示情報を取り込むと、この表示情報に含まれる識別情報と、自装置識別情報とを比較する。そして、制御部65aは、識別情報と自装置識別情報とが一致する場合(ステップS145:YES)にステップS146の処理に移し、識別情報と自装置識別情報とが一致しない場合(ステップS145:NO)にステップS148の処理に移す。
ステップS146において、制御部65aは、表示情報に含まれる表示書換データで、表示部66の表示を書き換える。
次に、ステップS147において、制御部65aは、自装置識別情報を含めたデータ応答信号をデータ通信部64に供給する。次に、データ通信部64は、制御部65aが供給するデータ応答信号を取り込み、このデータ応答信号をデータ信号基地局50に送信する。
次に、ステップS148において、制御部65は、停止指示を電池制御部63aに供給する。次に、電池制御部63aは、停止指示を取り込むと、表示装置60aをアクティブモードからスリープモードに切り換える。具体的に、電池制御部63aは、制御部65aが供給する停止指示を取り込むと、電池部61から、データ通信部64、制御部65a、および表示部66への電力の供給を停止させる。
[第3の実施の形態]
図9は、本発明の第3実施形態におけるサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態におけるサーバ装置20と同一の構成については同一の符号を付すこととし、その説明を省略する。同図に示すように、サーバ装置20bは、サーバ装置20に対して、停止指示送信部28を新たに備えるとともに、制御部26を制御部26bに変更したものである。
制御部26bは、応答受信部25が供給するトリガ応答信号を取り込み、このトリガ応答信号から識別情報を抽出する。そして、制御部26bは、その識別情報を含む表示情報を表示情報記憶部22から読み込む。そして、制御部26bは、読み込んだ表示情報を用いてデータ信号を生成し、このデータ信号をデータ送信部27に供給する。
制御部26bは、図示しない計時部(時計)を内蔵している。制御部26bは、トリガ生成部23がトリガ信号を生成したときから計時部による計時を開始する。そして、制御部26bは、第1の待ち時間(例えば、5秒間)が経過した場合であって、応答受信部25から当該トリガ信号に対応するトリガ応答信号が供給されていない場合に、トリガ生成部23に再度、トリガ信号を生成させ、トリガ送信部24にトリガ信号を再送させる。制御部26bは、トリガ信号を生成した回数またはトリガ信号を送信した回数を計数する。そして、制御部26bは、その回数が第1の再送回数(例えば、3回)になった場合であって、応答受信部25から当該トリガ信号に対応するトリガ応答信号が供給されていない場合に、トリガ信号の表示装置60bへの受け渡しがエラーになったと判断する。なお、サーバ装置20bは、そのエラーを示す情報を端末装置10に送信してもよい。
また、制御部26bは、応答受信部25が供給するデータ応答信号を取り込み、このデータ応答信号から識別情報を抽出する。そして、制御部26bは、その識別情報を含めた停止指示信号を生成し、この停止指示信号を停止指示送信部28に供給する。また、制御部26は、識別情報を含む表示情報を表示情報記憶部22から削除する。
制御部26bは、データ信号を生成したときから計時部による計時を開始する。そして、制御部26bは、第2の待ち時間(例えば、8秒間)が経過した場合であって、応答受信部25から当該データ信号に対応するデータ応答信号が供給されていない場合に、再度、データ信号を生成し、データ送信部27にデータ信号を再送させる。制御部26bは、データ信号を生成した回数またはデータ信号を送信した回数を計数する。そして、制御部26bは、その回数が第2の再送回数(例えば、5回)になった場合であって、応答受信部25から当該データ信号に対応するデータ応答信号が供給されていない場合に、データ信号の表示装置60bへの受け渡しがエラーになったと判断する。なお、サーバ装置20bは、そのエラーを示す情報を端末装置10に送信してもよい。
停止指示送信部28は、制御部26bが供給する停止指示信号を取り込み、この停止指示信号をデータ通信基地局50に送信する。
図10は、第3実施形態における表示装置の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態における表示装置60と同一の構成については同一の符号を付すこととし、その説明を省略する。同図に示すように、表示装置60bは、表示装置60に対して、制御部65を制御部65bに変更したものである。
制御部65bは、電池部61から電力の供給を受けて起動すると、電池制御部63の記憶部から自装置識別情報を読み込む。そして、制御部65bは、その自装置識別情報を含めたトリガ応答信号をデータ通信部64に供給する。
また、制御部65bは、データ通信部64が供給する表示情報を取り込むと、この表示情報に含まれる識別情報と、自装置識別情報とを比較する。識別情報と自装置識別情報とが一致する場合、制御部65bは、表示情報に含まれる表示書換データで、表示部66の表示を書き換える。そして、制御部65bは、表示部66の表示の書き換えを行った後、サーバ装置20bから取得すべき全てのデータを取り込んだか否かを判定する。例えば、表示部66が複数レイヤの画面構造を有している場合に、制御部65bは、複数レイヤ全てについて書き換えを行ったか否かを判定する。制御部65bは、取得すべき全てのデータを取り込んだと判定した場合、自装置識別情報を含めたデータ応答信号をデータ通信部64に供給する。また、制御部65bは、取得すべき全てのデータを取り込んでいないと判定した場合、データ応答信号の供給を行わない。一方、識別情報と自装置識別情報とが一致しない場合、制御部65bは、取り込んだ表示情報を破棄する。
また、制御部65bは、データ通信部64が供給する停止指示信号を取り込み、この表示情報に含まれる識別情報と、自装置識別情報とを比較する。識別情報と自装置識別情報とが一致する場合、制御部65bは、停止指示を電池制御部63に供給する。一方、識別情報と自装置識別情報とが一致しない場合、制御部65bは、取り込んだ停止指示信号を破棄する。
図11は、第3実施形態における表示システムにおいて、サーバ装置20bが表示装置60bに二段階でデータ信号を送信する場合の、動作手順を示すフローチャートである。ただし、第3実施形態において、サーバ装置20bが表示装置60bにトリガ信号を送信する処理は、第1実施形態と同様であるため、そのフローチャートを省略する。また、トリガ送信基地局40およびデータ通信基地局50がそれぞれ実行するサーバ装置20bおよび表示装置60b間の信号伝送の中継処理についても、図示を省略してある。
まず、サーバ装置30bの動作について説明する。制御部26bが応答受信部25からトリガ応答信号を取り込むと、図11に示したフローチャートの処理が実行される。
ステップS161において、制御部26bは、表示情報記憶部22から第1の表示情報を読み込む。この第1の表示情報は、識別情報と第1の表示書換データとが含んでいる。次に、制御部26bは、読み込んだ第1の表示情報を用いて第1のデータ信号を生成し、この第1のデータ信号をデータ送信部27に供給する。次に、制御部26bは、計時部による計時を開始する。次に、データ送信部27は、制御部26bが供給する第1のデータ信号を取り込み、この第1のデータ信号をデータ通信基地局50に送信する。
次に、ステップS162において、制御部26bは、一定時間(例えば、10秒間)が経過したか否かを判定し、一定時間が経過した場合(ステップS162:YES)は、計時を停止してステップS163の処理に移し、一定時間が経過していない場合(ステップS162:NO)はステップS162の処理による計時を継続する。
ステップS163において、制御部26bは、表示情報記憶部22から第2の表示情報を読み込む。この第2の表示情報は、第1の表示情報における識別情報と同一の識別情報と第2の表示書換データとが含んでいる。次に、制御部26bは、読み込んだ第2の表示情報を用いて第2のデータ信号を生成し、この第2のデータ信号をデータ送信部27に供給する。次に、制御部26bは、計時部による計時を新たに開始する。次に、データ送信部27は、制御部26bが供給する第2のデータ信号を取り込み、この第2のデータ信号をデータ通信基地局50に送信する。
次に、ステップS164において、応答受信部25は、後述するステップS187の処理によってデータ通信部64が送信し、データ通信基地局50が中継したデータ応答信号を受信し、このデータ応答信号を制御部26bに供給する。
次に、ステップS165において、制御部26bは、応答受信部25が供給するデータ応答信号を取り込み、このデータ応答信号から識別情報を抽出する。そして、制御部26bは、その識別情報を含めた停止指示信号を生成し、この停止指示信号を停止指示送信部28に供給する。次に、停止指示送信部28は、制御部26bが供給する停止指示信号を取り込み、この停止指示信号をデータ通信基地局50に送信する。次に、制御部26は、識別情報を含む表示情報を表示情報記憶部22から削除する。
次に、表示装置60bの動作について説明する。
ステップS181において、データ通信部64は、ステップS161の処理においてデータ送信部27が送信し、データ通信基地局50で中継した第1のデータ信号を受信する。次に、データ通信部64は、その第1のデータ信号から第1の表示情報を復調し、この第1の表示情報を制御部65bに供給する。
次に、ステップS182において、制御部65bは、データ通信部64が供給する第1の表示情報を取り込み、この第1の表示情報に含まれる識別情報と、自装置識別情報とを比較する。そして、識別情報と自装置識別情報とが一致する場合(ステップS182:YES)、制御部65bは、ステップS183の処理に移す。一方、識別情報と自装置識別情報とが一致しない場合(ステップS182:NO)、制御部65bは、本フローチャートの処理を終了させる。
ステップS183において、制御部65bは、第1の表示情報に含まれる第1の表示書換データで、表示部66の第1の表示内容を書き換える。次に、制御部65bは、表示部66の表示の書き換えを行った後、サーバ装置20bから取得すべき全てのデータを取り込んだか否かを判定する。ここでは、制御部65bは、取得すべき全てのデータを取り込んでいないと判定した場合とする。
ステップS184において、データ通信部64は、ステップS163の処理においてデータ送信部27が送信し、データ通信基地局50で中継した第2のデータ信号を受信する。次に、データ通信部64は、その第2のデータ信号から第2の表示情報を復調し、この第2の表示情報を制御部65bに供給する。
次に、ステップS185において、制御部65bは、データ通信部64が供給する第2の表示情報を取り込み、この第2の表示情報に含まれる識別情報と、自装置識別情報とを比較する。そして、識別情報と自装置識別情報とが一致する場合(ステップS185:YES)、制御部65bは、ステップS186の処理に移す。一方、識別情報と自装置識別情報とが一致しない場合(ステップS185:NO)、制御部65bは、本フローチャートの処理を終了させる。
ステップS186において、制御部65bは、第2の表示情報に含まれる第2の表示書換データで、表示部66の第2の表示内容を書き換える。次に、制御部65bは、表示部66の表示の書き換えを行った後、サーバ装置20bから取得すべき全てのデータを取り込んだか否かを判定する。ここでは、制御部65bは、取得すべき全てのデータを取り込んだと判定した場合とする。
次に、ステップS187において、制御部65bは、自装置識別情報を含めたデータ応答信号をデータ通信部64に供給する。次に、データ通信部64は、制御部65aが供給するデータ応答信号を取り込み、このデータ応答信号をデータ信号基地局50に送信する。
次に、ステップS188において、データ通信部64は、ステップS165の処理においてデータ送信部27が送信し、データ通信基地局50で中継した停止指示信号を受信する。次に、データ通信部64は、その停止指示信号を制御部65bに供給する。
次に、ステップS189において、制御部65bは、データ通信部64が供給する停止指示信号を取り込み、この表示情報に含まれる識別情報と、自装置識別情報とを比較する。ここでは、識別情報と自装置識別情報とが一致する場合とする。制御部65bは、停止指示を電池制御部63に供給する。次に、電池制御部63は、停止指示を取り込むと、表示装置60bをアクティブモードからスリープモードに切り換える。具体的に、電池制御部63は、制御部65bが供給する停止指示を取り込むと、電池部61からデータ通信部64、制御部65b、および表示部66への電力の供給を停止させる。
[第4の実施の形態]
図12は、本発明の第4実施形態におけるサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態におけるサーバ装置20と同一の構成については同一の符号を付すこととし、その説明を省略する。同図に示すように、サーバ装置20cは、サーバ装置20に対して、送信回数記憶部29およびアラーム送信部30を新たに備えるとともに、制御部26を制御部26cに変更したものである。
送信回数記憶部29は、表示装置60ごとに、識別情報とデータ信号の送信回数とを関連付けた送信回数情報を記憶する。送信回数記憶部29は、例えば、磁気ハードディスク装置、半導体ディスク装置により実現される。
制御部26cは、応答受信部25が供給するトリガ応答信号を取り込み、このトリガ応答信号から識別情報を抽出する。そして、制御部26cは、その識別情報を含む表示情報を表示情報記憶部22から読み込む。そして、制御部26cは、読み込んだ表示情報を用いてデータ信号を生成し、このデータ信号をデータ送信部27に供給する。
制御部26cは、図示しない計時部(時計)を内蔵している。制御部26cは、トリガ生成部23がトリガ信号を生成したときから計時部による計時を開始する。そして、制御部26cは、第1の待ち時間(例えば、5秒間)が経過した場合であって、応答受信部25から当該トリガ信号に対応するトリガ応答信号が供給されていない場合に、トリガ生成部23に再度、トリガ信号を生成させ、トリガ送信部24にトリガ信号を再送させる。制御部26cは、トリガ信号を生成した回数またはトリガ信号を送信した回数を計数する。そして、制御部26cは、その回数が第1の再送回数(例えば、3回)になった場合であって、応答受信部25から当該トリガ信号に対応するトリガ応答信号が供給されていない場合に、トリガ信号の表示装置60への受け渡しがエラーになったと判断する。なお、サーバ装置20cは、そのエラーを示す情報を端末装置10に送信してもよい。
また、制御部26cは、生成したデータ信号をデータ送信部27に供給するたびに、送信回数記憶部29に記憶された送信回数情報において、識別情報に関連付けられた送信回数を“1”だけ増加させて更新する。この際に、制御部26cは、更新した送信回数情報における送信回数が所定の限度回数を超えた場合に、その送信回数情報を送信回数記憶部29から読み込み、その送信回数情報を含めたアラーム情報を生成し、このアラーム情報をアラーム送信部30に供給する。
また、制御部26cは、応答受信部25が供給するデータ応答信号を取り込み、このデータ応答信号から識別情報を抽出する。そして、制御部26cは、その識別情報を含む表示情報を表示情報記憶部22から削除する。
制御部26cは、データ信号を生成したときから計時部による計時を開始する。そして、制御部26cは、第2の待ち時間(例えば、8秒間)が経過した場合であって、応答受信部25から当該データ信号に対応するデータ応答信号が供給されていない場合に、再度、データ信号を生成し、データ送信部27にデータ信号を再送させる。制御部26cは、データ信号を生成した回数またはデータ信号を送信した回数を計数する。そして、制御部26cは、その回数が第2の再送回数(例えば、5回)になった場合であって、応答受信部25から当該データ信号に対応するデータ応答信号が供給されていない場合に、データ信号の表示装置60への受け渡しがエラーになったと判断する。なお、サーバ装置20cは、そのエラーを示す情報を端末装置10に送信してもよい。
アラーム送信部30は、制御部26cが供給するアラーム情報を取り込み、このアラーム情報を端末装置10に送信する。
図13は、第4実施形態におけるサーバ装置20cの動作手順を示すフローチャートである。制御部26cが応答受信部25からトリガ応答信号を取り込み、同図に示したフローチャートの処理が実行される。
ステップS261において、制御部26cは、応答受信部25から取り込んだトリガ応答信号から識別情報を抽出する。次に、制御部26cは、その識別情報を含む表示情報を表示情報記憶部22から読み込む。次に、制御部26cは、読み込んだ表示情報を用いてデータ信号を生成し、このデータ信号をデータ送信部27に供給する。次に、データ送信部27は、制御部26cが供給するデータ信号を取り込み、このデータ信号をデータ通信基地局50に送信する。
次に、ステップS262において、制御部26cは、送信回数記憶部29に記憶された送信回数情報において、識別情報に関連付けられた送信回数を“1”だけ増加させて更新する。
次に、ステップS263において、制御部26cは、更新した送信回数情報における送信回数が所定の限度回数を超えたか否かを判定する。そして、更新した送信回数が限度回数を超えた場合(ステップS263:YES)、制御部26cは、ステップS264の処理に移す。一方、更新した送信回数が限度回数以下である場合(ステップS263:NO)、制御部26cは、ステップS265の処理に移す。
ステップS264において、制御部26cは、更新した送信回数情報を送信回数記憶部29から読み込み、その送信回数情報を含めたアラーム情報を生成し、このアラーム情報をアラーム送信部30に供給する。次に、アラーム送信部30は、制御部26cが供給するアラーム情報を取り込み、このアラーム情報を端末装置10に送信する。なお、端末装置10は、アラーム送信部30が送信するアラーム情報を受信すると、このアラーム情報を表示させる。
次に、ステップS265において、応答受信部25は、表示装置60のデータ通信部64が送信し、データ通信基地局50が中継したデータ応答信号を受信し、このデータ応答信号を制御部26cに供給する。次に、制御部26cは、応答受信部25が供給するデータ応答信号を取り込み、このデータ応答信号から識別情報を抽出する。次に、制御部26cは、その識別情報を含む表示情報を表示情報記憶部22から削除する。
以上詳述したとおり、本発明の第1実施形態から第4実施形態において、表示装置は、受信したトリガ信号に基づいて電力を発生させるトリガ受信部と、このトリガ受信部が発生させた電力に基づいて、電池部から、制御部、データ通信部、および表示部への電力の供給を開始させる(スリープモードからアクティブモードへの移行。)電池制御部と、を備えた。そして、電池部から、制御部、データ通信部、および表示部への電力の供給開始後、制御部が、データ通信部により受信するデータを取り込み、このデータを表示部に表示させるようにした。すなわち、各実施形態における表示装置は、トリガ信号を用いた無線給電によって、スリープモードからアクティブモードへの切り換えを行うものである。
このように構成したことにより、表示装置がスリープモードであるとき、および表示装置がトリガ信号を受信してアクティブモードに切り換えるときにおける、電池部からの電力消費が殆どなく、電池部の極めて優れた省電力化を実現することができる。
各実施形態における表示装置および表示システムは、例えば、商品の販売店舗において用いられる電子棚札(電子値札)およびそのシステム、倉庫の物流ラインや工場の製造ラインにおいて用いられる電子看板およびそのシステムに適用することができる。
なお、上述した第1実施形態から第4実施形態において、トリガ信号におけるバースト部分の周波数帯(第1の周波数帯)は、例えば、125KHz帯,13.56MHz帯である。また、データ信号における搬送波の周波数帯(第2の周波数帯)は、例えば、300MHz帯,420MHz帯,433MHz帯,915MHz帯,2.45GHz帯である。また、第2の周波数帯が第1の周波数帯よりも高くなるように第1の周波数帯と第2の周波数帯とを組み合わせるのが好ましい。このようにすることにより、トリガ信号を用いた無線給電によるスリープモードからアクティブモードへの高速な切り替えと、効率のよいデータ信号の伝送とを両立させることができる。
また、第4実施形態において、表示装置60が電池部61の電池容量値をサーバ装置20cに通知し、サーバ装置20cがその電池容量値に応じて端末装置10にアラーム情報を送信するようにしてもよい。これを実現するために、電池制御部63は、電池部61の電池容量を検出して電池容量値を示す電池容量情報を制御部65に供給する。また、制御部65は、電池制御部63が供給する電池容量情報をデータ通信部64に送信させる。また、サーバ装置20cは、電池容量情報を受信し、この電池容量情報が示す電池容量値が所定の容量値よりも低い場合に、アラーム情報をアラーム送信部30から送信させる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はその実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10 端末装置
20,20a,20b,20c サーバ装置(管理装置)
21 表示情報受信部
22 表示情報記憶部
23,23a トリガ生成部
24 トリガ送信部
25 応答受信部
26,26a,26b,26c 制御部
27 データ送信部
28 停止指示送信部
29 送信回数記憶部
30 アラーム送信部
40 トリガ送信基地局
50 データ通信基地局
60−1,60−2,60−3 表示装置
61 電池部
62,62a トリガ受信部
63,63a 電池制御部
64 データ通信部
65,65a,65b 制御部
66 表示部

Claims (6)

  1. 電池部と、
    表示部と、
    前記電池部からの電力の供給を受けて起動することで、外部からデータ信号を受信するデータ通信部と、
    前記電池部からの電力の供給を受けて起動することで、前記データ通信部が受信したデータ信号に基づいて前記表示部の表示を書き換える制御部と、
    前記表示部、前記データ通信部及び前記制御部に前記電池部の電力を供給させるアクティブモードと、当該電力の供給を停止させたスリープモードと、を切り替える電池制御部と、
    前記スリープモードである場合において、外部から無線送信されたトリガ信号を受信することで電力を発生させ、前記発生させた電力によって動作することで当該トリガ信号から識別情報を抽出するトリガ受信部と、
    を有し、
    前記電池制御部は、前記トリガ受信部が抽出した識別情報と予め設定された当該表示装置を識別する自装置識別情報とが一致する場合に、前記スリープモードから前記アクティブモードに切り替える、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御部は、前記電池部の電力が供給された場合に、前記データ信号から識別情報を抽出し、
    前記電池制御部は、前記自装置識別情報と、前記制御部が抽出した前記識別情報とが一致しない場合に、前記アクティブモードから前記スリープモードに切り替えることで、前記電池部から、前記制御部、前記データ通信部、および前記表示部への前記電力の供給を停止させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、前記データ信号に基づいて前記表示部を書き替えた後、前記電池部から、前記制御部、前記データ通信部、および前記表示部への前記電力の供給を停止させる停止指示を前記電池制御部に供給し、
    前記電池制御部は、前記制御部が供給する前記停止指示に応じて、前記アクティブモードから前記スリープモードに切り替えることで、前記電池部から、前記制御部、前記データ通信部、および前記表示部への前記電力の供給を停止させる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、前記表示部を切り替えた後、応答信号を前記データ通信部から前記外部の管理装置に送信させ、前記管理装置が前記応答信号を受信したことに応じて送信する停止指示信号を前記データ通信部により受信した場合に、前記電池部から、前記制御部、前記データ通信部、および前記表示部への前記電力の供給を停止させる停止指示を前記電池制御部に供給し、
    前記電池制御部は、前記制御部が供給する前記停止指示に応じて、前記アクティブモードから前記スリープモードに切り替えることで、前記電池部から、前記制御部、前記データ通信部、および前記表示部への前記電力の供給を停止させる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記トリガ信号は、第1の周波数帯で振動する第1の搬送波を含み、
    前記データ信号は、前記第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯で振動する第2の搬送波を含む、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項記載の表示装置。
  6. 管理装置および表示装置を含む表示システムにおいて、
    前記管理装置は、
    前記表示装置を識別する識別情報を含むトリガ信号を生成し、前記トリガ信号を送信するトリガ供給部と、
    データ信号を送信するデータ送信部と、を備え、
    前記表示装置は、
    電池部と、
    表示部と、
    前記電池部からの電力の供給を受けて起動することで、外部からデータ信号を受信するデータ通信部と、
    前記電池部からの電力の供給を受けて起動することで、前記データ通信部が受信したデータ信号に基づいて前記表示部の表示を書き換える制御部と、
    前記表示部、前記データ通信部及び前記制御部に前記電池部の電力を供給させるアクティブモードと、当該電力の供給を停止させたスリープモードと、を切り替える電池制御部と、
    前記スリープモードである場合において、外部から無線送信されたトリガ信号を受信することで電力を発生させ、前記発生させた電力によって動作することで当該トリガ信号から識別情報を抽出するトリガ受信部と、
    を有し、
    前記電池制御部は、前記トリガ受信部が抽出した識別情報と予め設定された当該表示装置を識別する自装置識別情報とが一致する場合に、前記スリープモードから前記アクティブモードに切り替える、
    ことを特徴とする表示システム。
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