JP6264633B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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    • F25B41/26Disposition of valves, e.g. of on-off valves or flow control valves of fluid flow reversing valves

Description

本発明は、室外ユニットと複数台の室内ユニットを有し、複数台の室内ユニットを同時に冷房運転もしくは暖房運転可能とし、または、これらの暖房運転と冷房運転を混在して実施可能とする空気調和装置に関する。
一般に、複数台の室内ユニットを同時に冷房運転もしくは暖房運転可能とし、または、これらの暖房運転と冷房運転を混在して実施可能とする空気調和装置が知られている。この種の空気調和装置では、圧縮機及び室外熱交換器を備えた室外ユニットと、室内熱交換器を備えた複数台の室内ユニットとがユニット間配管より接続されている。そして、室外熱交換器の一端が、圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに択一に分岐して接続され、ユニット間配管が、冷媒吐出管に接続された高圧ガス管と、冷媒吸込管に接続された低圧ガス管と、室外熱交換器の他端に接続された液管とを有して構成されている。そして、室内熱交換器の一端が高圧ガス管及び低圧ガス管に、それぞれ高圧ガス分岐管及び低圧ガス分岐管を介して接続され、他端が液管に液分岐管を介して接続されている。
暖房運転と冷房運転を混在して実施可能とする空気調和装置では、複数の室内ユニットの空調要求負荷に応じて、空気調和装置の運転が冷房主体または暖房主体に切り換わる。このため、空気調和装置の運転が冷房主体または暖房主体の一方から他方に切り変わる場合に、冷媒流路の切換動作をゆっくり行い、切換時の振動、騒音等の発生を抑制することが望ましい。従来、騒音の発生を抑制するために、流路切換弁として開閉弁の代わりに四方弁が採用されている。この場合、室外熱交換器の一端に四方弁の第1ポートを接続し、第2ポートに高圧ガス管を接続し、第3ポートに低圧ガス管を接続し、第4ポートを閉塞したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この種の四方弁を用いる技術は、三方弁を用いるものに比べて安価かつ簡単な構成で実現できるため、広く利用されている。
特開2006−125716号公報
ところで、四方弁は、弁本体内に、スライド弁体と該スライド弁体に連結されるピストンとを備え、高圧冷媒を利用してピストンを押動させることで冷媒流路を切り換えている。上記した従来技術では、第4ポートが閉塞されているため、室外熱交換器が、蒸発器(低圧状態)として使用される場合、すなわち空気調和装置が暖房主体の運転を実行する場合、第2ポートから流入する高温の高圧ガスは第4ポートから流出されない。このため、暖房主体の運転時には、四方弁の弁本体の温度は、時間経過に伴って雰囲気温度相当まで低下する。
一方、この状態から冷房主体の運転に切り換えられると、第2ポートと第1ポートとが連通し、第2ポートから流入する高温の高圧ガスは第1ポートを通じて室外熱交換器へと流れるため、四方弁の弁本体の温度は急激に上昇する。
特に、冷暖混在運転を可能とする空気調和装置では、複数の室内ユニットの運転が冷房主体であるか暖房主体であるかによって上記四方弁が切り換えられるため、四方弁の切換頻度が高く、四方弁の弁本体の温度差が大きくなることがあった。弁本体内を押動されるピストンは、金属製のピストン本体に樹脂性のシール部材をねじ等の固着部材によって固着した構成としている。このため、四方弁の弁本体の加温、冷却を繰り返すうちに、ピストン本体とシール部材とを固着する固着部材に緩み等の不具合が生じることが想定された。
そこで、本発明の目的は、上述した従来技術が有する課題を解消し、室外熱交換器の一端を圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに択一に分岐して接続する流路切換弁として四方弁を用いた場合における該四方弁のピストン本体とシール部材との固着の不具合を抑制できる空気調和装置を提供することにある。
本発明は、圧縮機及び室外熱交換器を備えた室外ユニットと、室内熱交換器を備えた複数台の室内ユニットとがユニット間配管により接続され、前記室外熱交換器の一端が、前記圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに択一に分岐して接続され、前記ユニット間配管が、前記冷媒吐出管に接続された高圧ガス管と、前記冷媒吸込管に接続された低圧ガス管と、前記室外熱交換器の他端に接続された液管とを有して構成され、前記室内熱交換器の一端が前記高圧ガス管及び前記低圧ガス管に、それぞれ高圧ガス分岐管及び低圧ガス分岐管を介して接続され、他端が前記液管に液分岐管を介して接続され、複数台の前記室内ユニットを同時に冷房運転若しくは暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転と暖房運転を混在して実施可能とするよう構成された空気調和装置において、前記室外熱交換器の一端を、前記圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに択一に分岐して接続する流路切換弁を備え、この流路切換弁は、弁本体内に収容される金属製のピストン本体に樹脂製のシール材を固着したピストンを備え、前記高圧ガス管内の高圧冷媒を利用して前記ピストンを押動することで冷媒流路を切換可能に構成された四方弁であり、この四方弁の第3ポートに前記室外熱交換器の一端を接続し、前記第3ポートと択一的に連通される第1ポート及び第4ポートに前記冷媒吐出管及び前記冷媒吸込管をそれぞれ接続し、前記第1ポート及び第4ポートに択一的に連通される第2ポートには、減圧手段を介して、前記冷媒吸込管を接続し、前記第1ポートに接続される前記冷媒吐出管には、前記室内ユニットの冷房運転もしくは冷房主体運転時に開放され、暖房運転もしくは暖房主体運転時に閉塞される開閉弁と、この開閉弁をバイパスするバイパス管及びバイパス弁とを備え、前記バイパス弁は、前記室内ユニットの暖房運転もしくは暖房主体運転時に開放されて冷媒吐出管を流れる高圧冷媒の一部を前記四方弁に導くことを特徴とする。
この場合において、前記四方弁の前記第3ポート及び前記第4ポートが開閉弁を備えた接続管で接続されても良い。





本発明によれば、四方弁の第3ポートに前記室外熱交換器の一端を接続し、前記第3ポートと択一的に連通される第1ポート及び第4ポートに前記冷媒吐出管及び前記冷媒吸込管をそれぞれ接続し、前記第1ポート及び第4ポートに択一的に連通される第2ポートには、減圧手段を介して冷媒吸込管を接続したため、暖房主体の運転を実行する場合でも、第1ポートを通じて弁本体に流入した高圧冷媒が第2ポートを通じて冷媒吸込管に徐々に流れる。従って、四方弁の弁本体の温度変動が抑制されるため、ピストン本体とシール部材との固着の不具合を抑制することができる。
本発明に係る空気調和装置の一実施形態を示す冷媒回路図である。 室外ユニットの冷媒回路図である。 四方弁を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
図1及び図2は、本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す回路図である。この空気調和装置1は、複数台(例えば2台)の室外ユニット2A、2Bと、複数台(例えば2台)の室内ユニット3A、3Bとを備えている。
室外ユニット2A、2Bと室内ユニット3A、3Bとを接続するユニット間配管5は、低圧ガス管6と、高圧ガス管7と、液管8とから構成される。空気調和装置1は、室内ユニット3A、3Bを同時に冷房運転若しくは暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転と暖房運転とを混在して実施可能としている。
室内ユニット3Aは、室内熱交換器10と室内膨張弁11とを備えて構成され、この室内熱交換器10の一端は、室内膨張弁11を設けた液分岐管18を介して液管8に接続される。また、室内熱交換器10の他端には、分岐管12が接続され、この分岐管12は、高圧ガス分岐管12Aと低圧ガス分岐管12Bとに分岐する。高圧ガス分岐管12Aは第1開閉弁13を介して高圧ガス管7に接続され、低圧ガス分岐管12Bは第2開閉弁14を介して低圧ガス管6に接続される。
また、室内ユニット3Aには、室内熱交換器10の出入口温度や室温を検出する温度センサ、室内熱交換器10内の冷媒圧力を検出する圧力センサ等が配置される他、これら各センサの検出結果を入力してこの室内ユニット3Aの制御を行う室内制御装置(図示せず)を備えている。なお、室内ユニット3Bは、室内ユニット3Aと略同一の構成であるため、同一の部分に同一の符号を付して示し、説明は省略する。
室外ユニット2Aは、能力可変型の圧縮機(DCインバータ圧縮機)20Aと、能力一定型の圧縮機(AC圧縮機)20Bと、室外熱交換器21と、室外膨張弁22と、レシーバタンク23等から概略構成されている。以下、各圧縮機20A、20Bを特に区別する必要がない場合は、圧縮機20と表記する。
この室外ユニット2Aにおいて、各圧縮機20A、20Bは並列接続され、各圧縮機20A、20Bの吸込口に共通接続された冷媒吸込管30が、アキュムレータ24を介して低圧ガス管6に接続される。また、各圧縮機20A、20Bの吐出口に接続された冷媒吐出管31は、オイルセパレータ25を介して2つに分岐し、一方の冷媒吐出分岐管31Aが高圧ガス管7に接続され、他方の冷媒吐出分岐管31Bが室外熱交換器21に接続される。
ここで、上記冷媒吐出分岐管31Bには、室内ユニット3A,3Bの空調要求負荷に応じて開閉される開閉弁40が設けられ、この開閉弁40を開放すると圧縮機20の吐出冷媒が室外熱交換器21に供給される。開閉弁40は、室内ユニット3A、3Bが冷房運転(冷房主体運転)時に開放され、暖房運転(暖房主体運転)時に閉塞されるように制御される。また、冷媒吐出分岐管31Bには、開閉弁40をバイパスするバイパス管50が設けられ、このバイパス管50にバイパス弁51が配置されている。本実施形態では、バイパス管50及びバイパス弁51は、冷媒吐出分岐管31Bに比べて口径が小さく形成されている。
さらに、この冷媒吐出分岐管31Bには、開閉弁40及びバイパス弁51と室外熱交換器21との間に四方弁(流路切換弁)41が設けられている。この四方弁41は、室外熱交換器21から見て、室外熱交換器21の一端21Aを、上記開閉弁40,バイパス弁51につながる冷媒吐出分岐管31B(冷媒吐出管31)、又は圧縮機20の冷媒吸込管30につながる暖房経路用配管32の一方に選択的に接続するように切り換えられる流路切換弁として機能する。
四方弁41は、第1ポートA〜第4ポートDの4つの接続ポートを備え、第1ポートAは、図2に示すように、冷媒吐出分岐管31B(冷媒吐出管31)を介して高圧ガス管7に接続され、第2ポートBはキャピラリーチューブ(減圧手段)53を有する細管54を介して暖房経路用配管(冷媒吸込管)32に接続されている。また、第3ポートCは室外熱交換器21の一端21Aに接続され、第4ポートDは暖房経路用配管32を介して冷媒吸込管30及び低圧ガス管6に接続されている。第2ポートBに接続される細管54は、暖房経路用配管32に比べて小口径な配管径に形成されている。なお、本実施形態では、細管54に減圧手段としてキャピラリーチューブ53を設ける構成としたが、これに限るものではなく、膨張弁を用いて良い。また、四方弁41の第3ポートCと第4ポートD(暖房経路用配管32)とは、比較的小口径の開閉弁55を備えた接続管56で接続されている。
室外熱交換器21の他端21Bには、室外熱交換器21に供給する冷媒流量を調整するための室外膨張弁22、レシーバタンク23、及び補助冷却回路28を介して液管8が配管接続される。補助冷却回路28は、レシーバタンク23と液管8とを接続する冷媒配管33を流れる液冷媒を補助冷却するものである。具体的には、補助冷却回路28は、上記冷媒配管33の一部と、この冷媒配管33から分岐して膨張弁29を通過した冷媒が通る分岐管34の一部とを2重管で構成した、いわゆる2重管式熱交換器である。分岐管34は、補助冷却回路28に接続された冷媒配管35を介して圧縮機20の冷媒吸込管30とつながり、この分岐管34及び冷媒配管35を通過した冷媒は圧縮機20の吸込口に戻される。
また、オイルセパレータ25には、分離したオイルを圧縮機20の冷媒吸込管30に戻すためのオイル戻し管45が接続され、このオイル戻し管45には、途中で分岐されて他の室外ユニット2Bのオイルセパレータ25と接続するためのオイルバランス管46が接続される。このオイルバランス管46は、オイル管47を介して他の室外ユニット2Bのオイルセパレータ25と接続され、このオイルバランス管46及びオイル管47を介して、各室外ユニット2A、2Bのオイルセパレータ25間をオイルが行き来し、各オイルセパレータ25に貯留されるオイル量のバランスが確保される。
室外ユニット2Aは、室外ユニット2A全体を制御する室外制御装置100を備える。室外ユニット2Bは、室外ユニット2Aと同一の構成であるため、同一の部分には同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する。
ここで、各室外ユニット2A、2Bのいずれか1つが親機として機能し、親機の室外制御装置100は、図示を省略したリモートコントローラを介して入力したユーザ指示に基づいて、他の室外制御装置100や、上述した室内制御装置と通信し、この空気調和装置1全体の運転制御を行う。
次に、四方弁41について説明する。
四方弁41は、図3に示すように、スライド弁体140を有する四方弁本体143と、パイロット弁145とから成り、これらはそれぞれ3本の供給パイプ147,148,149を介してつながれている。パイロット弁145の高圧管Pは、図2に示すように、開閉弁40の上流の高圧ガス管7に接続されている。
スライド弁体140は、略椀形状に形成され、四方弁本体143に形成された第4ポートDを第2ポートBまたは第3ポートCのいずれかと連通するように四方弁本体143内を移動する。スライド弁体140の両側には、それぞれピストン141が設けられている。このピストン141は、金属製のピストン本体150と、樹脂シートで形成されたシール部材151とを備え、このシール部材151をピストン本体150及び金属製の固定板152で挟むと共にねじ(固着部材)153によってねじ止めして構成されている。
パイロット弁145が非励磁されて、弁体145aが図3の位置に動かされると、開閉弁40の上流の高圧ガス管7から流入した高圧冷媒の一部が、供給パイプ148を通じて、四方弁本体143の図中左側内部に流入し、ピストン141が、図示の位置に動かされる。この状態では、四方弁本体143の4つの第1ポートA〜第4ポートDのうち、第1ポートAと第3ポートCとが連通し、同時に、スライド弁体140によって、第2ポートBと第4ポートDとが連通する。第1ポートAと第3ポートCとが連通すると、室外ユニット2の室外熱交換器21の一端が、高圧ガス管7につながり、この室外熱交換器21は凝縮器として機能する。
また、パイロット弁145が励磁されて、弁体145aが図3とは反対の位置に動かされると、開閉弁40の上流の高圧ガス管7から流入した高圧冷媒の一部が、供給パイプ149を通じて、四方弁本体143の図中右側内部に流入し、ピストン141が図3とは反対の位置に動かされる。この状態では、四方弁本体143の4つの第1ポートA〜第4ポートDのうち、第1ポートAと第2ポートBとが連通し、同時に、スライド弁体140によって、第3ポートCと第4ポートDとが連通する。第3ポートCと第4ポートDとが連通すると、室外ユニット2の室外熱交換器21の一端が、低圧ガス管6につながり、この室外熱交換器21は蒸発器として機能する。
ところで、冷暖混在運転を可能とする空気調和装置1では、複数の室内ユニット3A,3Bの運転が冷房主体であるか暖房主体であるかによって四方弁41が切り換えられる。従来の構成では、冷媒吐出分岐管(冷媒吐出管)31A及び暖房経路用配管(冷媒吸込管)32にそれぞれ接続されるポート(本実施形態では第1ポートA、第4ポートDに相当)に択一的に連通されるポート(本実施形態では第2ポートBに相当)が閉塞されていたため、空気調和装置1が暖房運転もしくは暖房主体の運転を実行する場合、第1ポートAから流入する高温の高圧ガスは第2ポートBから流出されない。このため、暖房運転もしくは暖房主体の運転時には、四方弁41の四方弁本体143の温度は、時間経過に伴って雰囲気温度相当まで低下する。
この状態で、空気調和装置1が冷房運転もしくは冷房主体の運転に切り換えられると、第1ポートAと第2ポートBとが連通し、第1ポートAから流入する高温の高圧ガスは第2ポートBを通じて室外熱交換器21へと流れるため、四方弁41の四方弁本体143の温度は急激に上昇する。このため、冷暖混在運転を可能とする空気調和装置1では、四方弁41の切換頻度が高く、四方弁本体143の温度差が大きくなることがあり、四方弁本体143の加温、冷却を繰り返すうちに、ピストン本体150とシール部材151とを固着するねじ153に緩みの不具合が生じることが想定された。
上記した問題を解消するために、本構成では、第2ポートBには、キャピラリーチューブ(減圧手段)53を有する細管54を介して暖房経路用配管32に接続されており、細管54は、暖房経路用配管32に比べて小口径な配管径に形成されている。
また、四方弁41の第1ポートAに接続される冷媒吐出分岐管31Bには、開閉弁40をバイパスするバイパス管50が設けられ、このバイパス管50にバイパス弁51が配置されている。本実施形態では、バイパス管50及びバイパス弁51は、冷媒吐出分岐管31Bに比べて口径が小さく形成され、このバイパス弁51は、暖房運転時もしくは暖房主体運転時に開放されるように制御される。
つぎに、この空気調和装置1の運転動作を説明する。
すべての室内ユニット3A、3Bを同時に冷房運転する場合、図1に示すように、各室外ユニット2A、2Bでは、開閉弁40を開き、バイパス弁51を閉じると共に四方弁41が実線位置に切換制御される。また、各室内ユニット3A、3Bでは第1開閉弁13が閉じ、第2開閉弁14が開かれる。この場合、実線矢印で示すように、圧縮機20の吐出冷媒が、オイルセパレータ25を介して室外熱交換器21に供給され、ここで放熱・凝縮して液冷媒となり、レシーバタンク23及び補助冷却回路28を経て液管8に供給される。そして、室内ユニット3A、3Bにおいては、液管8を介して液冷媒が室内膨張弁11を介して室内熱交換器10に供給され、ここで吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となり、第2開閉弁14を介して低圧ガス管6に供給される。
この低圧ガス管6に供給されたガス冷媒は、室外ユニット2A、2Bの冷媒吸込管30を介して圧縮機20で再び圧縮される。これによって、すべての室内ユニット3A、3Bで同時に冷房運転が可能になる。
すべての室内ユニット3A、3Bを同時に暖房運転する場合、各室外ユニット2A、2Bでは、開閉弁40が閉じ、バイパス弁51が開くと共に四方弁41が破線位置に切換制御され、各室内ユニット3A、3Bでは第1開閉弁13が開き、第2開閉弁14が閉じる。この場合、図1に破線矢印で示すように、圧縮機20が吐出した高温高圧のガス冷媒が、オイルセパレータ25を介して高圧ガス管7に供給される。そして、室内ユニット3A、3Bにおいては、高圧ガス管7を介してガス冷媒が室内熱交換器10に供給され、ここで、放熱・凝縮して液冷媒となった後、室内膨張弁11を介して液管8に供給される。この液管8に供給された液冷媒は、室外ユニット2A、2Bの冷媒配管33及びレシーバタンク23を介して室外熱交換器21に供給され、ここで、吸熱・蒸発し、ここで低温低圧のガス冷媒となり、冷媒吸込管30を介して圧縮機20で再び圧縮される。これによって、すべての室内ユニット3A、3Bで同時に暖房運転が可能になる。
この構成では、バイパス弁51が開くため、圧縮機20が吐出した高温高圧のガス冷媒の一部が、バイパス弁51を通じて四方弁41の第1ポートAに供給される。さらに、暖房運転時に第1ポートAと連通する第2ポートBには、キャピラリーチューブ53を有する細管54を介して暖房経路用配管32に接続されているため、四方弁41に供給されたガス冷媒は、キャピラリーチューブ53で減圧されて暖房経路用配管32へ流出する。これにより、暖房運転時には、四方弁41に高温高圧のガス冷媒が供給されるため、四方弁41を常時加温して該四方弁41の温度変動を抑えることができ、ピストン本体150とシール部材151との固着不良を抑制できる。また、暖房運転時もしくは暖房主体運転時にバイパス弁51が開放されることにより、開閉弁40が閉塞された冷媒吐出分岐管31B内に冷却された液冷媒が溜まることが抑制され、開閉弁40が開放した際の液ハンマの発生を防止できる。
また、暖房運転と冷房運転の混在運転を行う場合、例えば、室内ユニット3Aを暖房運転し、室内ユニット3Bを冷房運転する場合、室外ユニット2A、2Bが上記同時暖房運転の場合と同様に制御される一方、室内ユニット3Aにおいては、第1開閉弁13が閉じ、第2開閉弁14が開き、室内ユニット3Bにおいては、第1開閉弁13が開き、第2開閉弁14が閉じる。この場合、各室外ユニット2A、2Bから高温高圧のガス冷媒が高圧ガス管7に供給され、室内ユニット3Aにおいては、高圧ガス管7を介してガス冷媒が室内熱交換器10に供給され、ここで放熱・凝縮して液冷媒となった後、室内膨張弁11を介して液管8に供給される。
この液管8に供給された液冷媒の一部は室外ユニット2A、2Bへ戻り、室外熱交換器21で吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となる。
一方、液管8に供給された液冷媒の残りは、室内ユニット3Bの室内熱交換器10に供給され、ここで吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となった後、第2開閉弁14を介して低圧ガス管6に供給される。そして、この低圧ガス管6に供給された冷媒は、室外熱交換器21を経た上記ガス冷媒と共に、冷媒吸込管30を介して圧縮機20で再び圧縮される。これによって、室内ユニット3A、3B毎に暖房運転、及び冷房運転の混在運転が可能になる。
図1では、室内ユニット3が2台つながれている。ただし、実際には、3台以上、多数の室内ユニット3が接続されるのが一般的である。
この場合、上記の混在運転では、室内ユニット3側の冷房の総合要求が、暖房の総合要求よりも上回る場合と、下回る場合とが起こり得る。冷房の総合要求が、暖房の総合要求よりも上回る場合には、いわゆる冷房主体の運転となり、この場合、いずれかの室外ユニット2の室外熱交換器21の一端21Aを、上述した四方弁41の切換によって、高圧ガス管7につないで、凝縮器(高圧状態)として機能させる。
一方、冷房の総合要求が、暖房の総合要求よりも下回る場合には、いわゆる暖房主体の運転となり、この場合、いずれかの室外ユニット2の室外熱交換器21の一端21Aを、上述した四方弁41の切換によって、低圧ガス管6につないで、蒸発器(低圧状態)として機能させる。
空気調和装置1が暖房主体から冷房主体に切り換えられた場合、即ち、室外熱交換器21を、蒸発器(低圧状態)から凝縮器(高圧状態)に移行させる場合であっても、暖房主体運転時に、四方弁41に供給されたガス冷媒は、キャピラリーチューブ53で減圧されて暖房経路用配管32へ流出する。このように、四方弁41に高温高圧のガス冷媒が供給されるため、四方弁41の温度変動を抑えることができ、ピストン本体150とシール部材151との固着不良を抑制できる。
なお、本実施形態では、空気調和装置1が冷房主体から暖房主体に切り換えられた場合、即ち、室外熱交換器21を、凝縮器(高圧状態)から蒸発器(低圧状態)に移行させる場合において、まず、小口径の開閉弁55(図2)を開いて、高圧状態にある四方弁41の第3ポートCと、低圧状態にある第4ポートDとを連通する。これにより、圧力バランスを図ることができ、四方弁41の切換えをスムーズに行うことができる。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
1 空気調和装置
2A、2B 室外ユニット
3A、3B 室内ユニット
5 ユニット間配管
6 低圧ガス管
7 高圧ガス管
8 液管
20 圧縮機
21 室外熱交換器
21A 一端
21B 他端
30 冷媒吸込管
31 冷媒吐出管
31A 冷媒吐出分岐管
31B 冷媒吐出分岐管
32 暖房経路用配管
40 開閉弁
41 四方弁
50 バイパス管
51 バイパス弁
53 キャピラリーチューブ(減圧手段)
54 細管
55 開閉弁
56 接続管
140 スライド弁体
141 ピストン
143 四方弁本体
150 ピストン本体
151 シール部材
152 固定板
153 ねじ(固定部材)

Claims (2)

  1. 圧縮機及び室外熱交換器を備えた室外ユニットと、室内熱交換器を備えた複数台の室内ユニットとがユニット間配管により接続され、前記室外熱交換器の一端が、前記圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに択一に分岐して接続され、前記ユニット間配管が、前記冷媒吐出管に接続された高圧ガス管と、前記冷媒吸込管に接続された低圧ガス管と、前記室外熱交換器の他端に接続された液管とを有して構成され、前記室内熱交換器の一端が前記高圧ガス管及び前記低圧ガス管に、それぞれ高圧ガス分岐管及び低圧ガス分岐管を介して接続され、他端が前記液管に液分岐管を介して接続され、複数台の前記室内ユニットを同時に冷房運転若しくは暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転と暖房運転を混在して実施可能とするよう構成された空気調和装置において、
    前記室外熱交換器の一端を、前記圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに択一に分岐して接続する流路切換弁を備え、この流路切換弁は、弁本体内に収容される金属製のピストン本体に樹脂製のシール材を固着したピストンを備え、前記高圧ガス管内の高圧冷媒を利用して前記ピストンを押動することで冷媒流路を切換可能に構成された四方弁であり、
    この四方弁の第3ポートに前記室外熱交換器の一端を接続し、前記第3ポートと択一的に連通される第1ポート及び第4ポートに前記冷媒吐出管及び前記冷媒吸込管をそれぞれ接続し、前記第1ポート及び第4ポートに択一的に連通される第2ポートには、減圧手段を介して、前記冷媒吸込管を接続し
    前記第1ポートに接続される前記冷媒吐出管には、前記室内ユニットの冷房運転もしくは冷房主体運転時に開放され、暖房運転もしくは暖房主体運転時に閉塞される開閉弁と、この開閉弁をバイパスするバイパス管及びバイパス弁とを備え、前記バイパス弁は、前記室内ユニットの暖房運転もしくは暖房主体運転時に開放されて冷媒吐出管を流れる高圧冷媒の一部を前記四方弁に導くことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記四方弁の前記第3ポート及び前記第4ポートが開閉弁を備えた接続管で接続されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
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