JP6264488B1 - 水産缶詰用器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】取り扱いが簡単で利便性の高い水産缶詰用器具を提供する。【解決手段】水産缶詰に詰められた魚の身TNと液状体OLとを分離するための水産缶詰用器具は、水産缶詰に詰められた魚の身TNと液状体OLとを分離する分離部112を有する内袋110と、内袋110から分離された液状体OLを収容する液状体収容部120aを有する外袋120とを備え、内袋110の口が外袋120の口に連結されている。水産缶詰の中身を投入するだけで、魚の身TNは内袋110に収容され、液状体OLは魚の身TNと分離されて外袋120に収容される。袋状のものであるため使い勝手がよく、使い捨てすれば衛生的にも優れている。【選択図】図2
Description
本発明は、水産缶詰に詰められた魚の身と液状体とを分離するための水産缶詰用器具に関する。
ツナ缶などの水産缶詰が広く食べられている。水産缶詰は、広く知られているように、魚の身(カツオ、イワシ、サンマなどの身)と液状体(水・油・スープなど)が詰められた缶詰である。水産缶詰は大きく分けると、油漬け(油とスープに漬けたタイプ)や水煮(油を使わずにスープと水で調理したタイプ)などがある。身の形状も大きく分けると、ソリッドタイプ(身が塊になっているタイプ)やチャンクタイプ(身が大きくほぐれているタイプ)やフレークタイプ(身が細かくほぐれているタイプ)などがある。
水産缶詰は、サラダの具、サンドイッチの具、手巻き寿司の具、おにぎりの具等に使われる。魚の身がほぐれやすく調理に使いやすいため、様々な料理に利用することが可能である。そこで従来、水産缶詰に詰められた魚の身と液状体とを分離するための水産缶詰用器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示されるような従来の水産缶詰用器具は、主に業務用の金属製の器具であり、取り扱いが難しいだけでなく、手指の安全性や衛生上の安全性を担保しにくい。また、繰り返し使用するために使用後に洗浄する必要があるが、スープや油などの液状体を完全に洗い落とすのが難しいという問題もあった。
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、取り扱いが簡単で利便性の高い水産缶詰用器具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、水産缶詰に詰められた魚の身と液状体とを分離するための水産缶詰用器具であって、水産缶詰に詰められた魚の身と液状体とを分離する分離部を有する内袋と、前記内袋から分離された液状体を収容する液状体収容部を有する外袋と、を備え、前記内袋の口が前記外袋に連結されている、又は、前記外袋の口が前記内袋に連結されていることを特徴とする、水産缶詰用器具が提供される。
かかる構成によれば、水産缶詰(例えばツナ缶)の中身を投入するだけで、魚の身(例えばツナの身)は内袋に収容され、液状体(例えばオイルやスープなど)は魚の身と分離されて外袋に収容される。袋状のものであるため使い勝手がよく、使い捨てすれば衛生的にも優れている。このようにして、取り扱いが簡単で利便性の高い水産缶詰用器具が提供される。
本発明は様々な応用が可能である。以下の応用例は適宜組み合わせることができる。
例えば、前記内袋と前記外袋とを分離可能な加工(例えばミシン目加工)が施されていてもよい。魚の身が入った袋(内袋)と液状体が入った袋(外袋)とを分離することができ、それぞれを個別に処理できて使い勝手がよい。
前記内袋の口の端部と前記外袋の口の端部とが連結されていてもよい。最もシンプルな形の水産缶詰用器具とすることができ、製造コストの削減にもつながる。
前記内袋には、前記内袋の口から底部に向かって前記内袋を切り裂くための内袋切り裂き部が設けられていてもよい。内袋を破って、魚の身を容易に取り出せる。本発明の水産缶詰用器具は使い捨てできることから、このような効果的な構成とすることができる。また特に、上記の内袋と外袋とを分離可能な加工と併用すると使い勝手がよい。
前記外袋の底部近傍に、前記外袋を切り裂くための外袋切り裂き部が設けられていてもよい。液状体のみを容易に取り出すことができる。本発明の水産缶詰用器具は使い捨てできることから、このような効果的な構成とすることができる。また特に、上記の内袋と外袋とを分離可能な加工と併用すると使い勝手がよい。
前記分離部は、網状(ネット)に構成されていてもよい。水産缶詰の性質上、魚の身と液状体とを完全に分離する必要がないことから、網状に構成されたネットで十分である。なお、網状の構成は内袋の一部でもよく全部でもよい。ネットを用いることで製造コストの削減にもつながる。
前記内袋の口には、前記水産缶詰を固定するためのゴムが設けられていてもよい。水産缶詰を内袋の口に固定することができるので、使い勝手がよい。
本発明によれば、取り扱いが簡単で利便性の高い水産缶詰用器具を提供することが可能である。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。なお以下の説明では、水産缶詰に詰められた魚の身と液状体とを分離するための水産缶詰用器具を中心に説明するものとし、水産缶詰自体については周知であるため詳細な説明を省略する。まず、本実施形態の水産缶詰用器具100の構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施形態について説明する。なお以下の説明では、水産缶詰に詰められた魚の身と液状体とを分離するための水産缶詰用器具を中心に説明するものとし、水産缶詰自体については周知であるため詳細な説明を省略する。まず、本実施形態の水産缶詰用器具100の構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1は、水産缶詰用器具100の全体構成を示す図であり、図1(a)は正面図であり、図1(b)は側面図である。図2は、水産缶詰用器具100に水産缶詰の中身を入れた状態を示す図であり、図2(a)は正面図であり、図2(b)は側面図である。水産缶詰用器具100は、図1及び図2に示したように、内袋110と外袋120とから主に構成される。内袋110は外袋120の内側に宙づり状態にされている。本実施形態では、内袋110の口は外袋120の口に連結されている。内袋110と外袋120の連結部近傍には、内袋110と外袋120とを分離するための加工として不図示のミシン目加工が設けられている。
以下、水産缶詰用器具100の各構成要素について詳細に説明する。
(内袋110)
内袋110は、水産缶詰に詰められた魚の身と液状体とを分離するものである。このために内袋110は、図1及び図2に示したように、分離部112を有する。内袋110は、ポリエチレンなどの樹脂素材で構成されている。内袋110をこのような樹脂素材とすることにより、容易に変形させることができ、水産缶詰の中身を投入した後に、必要に応じて水産缶詰用器具100を手などで絞ることもできる。
内袋110は、水産缶詰に詰められた魚の身と液状体とを分離するものである。このために内袋110は、図1及び図2に示したように、分離部112を有する。内袋110は、ポリエチレンなどの樹脂素材で構成されている。内袋110をこのような樹脂素材とすることにより、容易に変形させることができ、水産缶詰の中身を投入した後に、必要に応じて水産缶詰用器具100を手などで絞ることもできる。
内袋110のサイズは、水産缶詰のサイズに対応した大きさとして、一辺が10cm程度とすることができる。なお、水産缶詰のサイズや形状、魚の身の大きさ等に応じて、異なる種類のものを複数種類用意してもよい。
分離部112は、内袋110の下部が網状に構成されている。分離部112は、魚の身と液状体とを分離可能な領域に、適切な大きさの網目として構成されている。なお、一定程度量の魚の身(身が小さい魚の身)は、分離部112を通り抜けてしまう。その一方で、魚の身から液状体を完全に分離(除去)することは不可能である。しかし、水産缶詰用器具100の主な目的は魚の身を液状体から一定程度分離し、一定量の魚の身を取り出すことであるから、このような構成で十分である。網の目のサイズや形状等は、任意に設計することができる。
さらに内袋110には、内袋110の口から底部に向かって内袋110を切り裂くための内袋切り裂き部114が設けられている。図2に示したように水産缶詰の中身を投入して中身を分離した後に、この内袋切り裂き部114によって内袋110を切り裂くと、容易に魚の身TNを取り出せる。また、内袋110を廃棄する際にも、内袋110と魚の身TNとを分けて処理できて便利である。この点については、図3を参照しながらさらに後述する。
以上、内袋110について説明した。次に外袋120について説明する。
(外袋120)
外袋120は、内袋110から分離された液状体を収容するためのものである。このために外袋は、図1及び図2に示したように、下方に液状体収容部120aを有する。外袋120は、ポリエチレンなどの樹脂素材で構成されている。外袋120をこのような樹脂素材とすることにより、容易に変形させることができ、水産缶詰の中身を投入した後に、必要に応じて水産缶詰用器具100を手などで絞ることもできる。
外袋120は、内袋110から分離された液状体を収容するためのものである。このために外袋は、図1及び図2に示したように、下方に液状体収容部120aを有する。外袋120は、ポリエチレンなどの樹脂素材で構成されている。外袋120をこのような樹脂素材とすることにより、容易に変形させることができ、水産缶詰の中身を投入した後に、必要に応じて水産缶詰用器具100を手などで絞ることもできる。
外袋120のサイズは、水産缶詰のサイズに対応した大きさとして、一辺が10cm程度とすることができる。なお、水産缶詰のサイズや形状、魚の身の大きさ等に応じて、異なる種類のものを複数種類用意してもよい。また、外袋120の素材は、内袋110の素材と同一であってもよく同一でなくてもよい。
外袋120には、外袋120の底部近傍に、外袋切り裂き部122が設けられている。図2に示したように水産缶詰の中身を投入して中身を分離した後に、この外袋切り裂き部122によって外袋120を切り裂くと、液状体OLを容易に取り出せる。また、外袋120を廃棄する際にも、外袋120と液状体OLとを容易に分けて処理できて便利である。
以上、水産缶詰用器具100の構成について説明した。次に、水産缶詰用器具100の使い方について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1に示した水産缶詰用器具100の内袋110に、水産缶詰の中身を投入すると、図2に示したように、魚の身TNと液状体OLが分離される。必要に応じて、内袋110と外袋120を手などで絞ったり、軽く振ったりすることで、魚の身TNと液状体OLとの分離を促進させることもできる。この際、内袋110と外袋120によって、手が汚れない。
上述したように、内袋110と外袋120の連結部近傍には、内袋110と外袋120とを分離するための加工として不図示のミシン目加工が設けられており、このような加工によって、内袋110と外袋120とを容易に分離させることができる。そこで、必要に応じて、内袋110と外袋120とを分離させる。
図3は、内袋110を外袋120から分離した後に、内袋110を破った状態を示す図である。内袋110は、図3に示したように、内袋110の内袋切り裂き部114により切り裂くことができる。このようにして、内袋110の中に分離された魚の身TNを容易に取り出せる。その後、内袋110は適宜廃棄することができる。
一方、外袋120は、液状体OLが収容された状態である。外袋120は、液状体OLが収容された状態でそのまま捨てることもできるが、外袋切り裂き部122(図1、図2)によって外袋120を切り裂くと、液状体OLだけを流し出すことができる。この液状体OLは食用等に使うこともでき、また廃棄することもできる。液状体OLを流し出すことによって、外袋120も廃棄しやすくなる。
以上、水産缶詰用器具100の使い方の一例を説明した。なお、外袋切り裂き部122によって外袋120を切り裂くタイミングは、内袋110と外袋120とを分離する前であってもよく、分離した後であってもよい。また、液状体OLは、外袋120を切り裂いて流し出さずに、外袋120の上部の口から取り出してもよい。同様に、魚の身TNも、内袋110を破らずに取り出してもよい。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、水産缶詰の中身を投入するだけで、魚の身TNは内袋110に収容され、液状体OLは魚の身TNと分離されて外袋120に収容される。袋状のものであるため使い勝手がよく、使い捨てすれば衛生的にも優れている。このように、水産缶詰用器具100は取り扱いが簡単で利便性が高い。
以上説明したように、本実施形態によれば、水産缶詰の中身を投入するだけで、魚の身TNは内袋110に収容され、液状体OLは魚の身TNと分離されて外袋120に収容される。袋状のものであるため使い勝手がよく、使い捨てすれば衛生的にも優れている。このように、水産缶詰用器具100は取り扱いが簡単で利便性が高い。
また、内袋110と外袋120とを分離可能な加工(例えばミシン目加工)を施したことで、魚の身TNが入った内袋110と液状体OLが入った外袋120とを分離することができ、それぞれを個別に処理できて使い勝手がよい。
また、内袋110の口の端部と外袋120の口の端部とを連結したことで、最もシンプルな形の水産缶詰用器具100とすることができ、製造コストの削減にもつながる。
また、内袋110の口から底部に向かって内袋110を切り裂くための内袋切り裂き部114を設けたことで、内袋110を破って、魚の身TNを容易に取り出せる。水産缶詰用器具100は使い捨てできることから、このような効果的な構成とすることができる。さらに、内袋110と外袋120とを分離可能な加工と併用したので、使い勝手がよい。
また、外袋120の底部近傍に、外袋120を切り裂くための外袋切り裂き部122を設けたので、液状体OLのみを容易に取り出すことができる。水産缶詰用器具100は使い捨てできることから、このような効果的な構成とすることができる。さらに、内袋110と外袋120とを分離可能な加工と併用したので、使い勝手がよい。
また、内袋110の分離部112を網状(ネット)に構成したので、製造コストの削減にもつながる。
以下、上記第1の実施形態の応用例である他の実施形態について説明する。上記第1の実施形態と同様の点については、重複説明を省略する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。図4は、本実施形態にかかる水産缶詰用器具200を示す図である。水産缶詰用器具200は、図4に示したように、内袋210と外袋220とからなる。内袋210及び外袋220の構成は、以下の点を除き、上記第1の実施形態の内袋110及び外袋120と実質的に同様である。
第2の実施形態について説明する。図4は、本実施形態にかかる水産缶詰用器具200を示す図である。水産缶詰用器具200は、図4に示したように、内袋210と外袋220とからなる。内袋210及び外袋220の構成は、以下の点を除き、上記第1の実施形態の内袋110及び外袋120と実質的に同様である。
水産缶詰用器具200は、上記第1の実施形態の水産缶詰用器具100を応用したものであり、図4に示したように、内袋210の口に、水産缶詰を固定するためのゴム218が設けられていることを特徴とする。このゴム218は、内袋210の口を弾性的に広げたり縮めたりできるものであり、ゴム218の大きさは水産缶詰の大きさに応じて適切な大きさにすることができる。すなわち、ゴム218が縮んだときに水産缶詰を一定の力で固定できるサイズとすることができる。なお、ゴム218は、必ずしも内袋210に取り付けられていなくてもよく、内袋210と外袋220との間や、外袋220の側に設けられていてもよい。
水産缶詰用器具200の使い方について説明する。
蓋を開けた水産缶詰の口に、水産缶詰用器具200を取り付ける。この際に、ゴム218によって水産缶詰を固定できる。その状態で、水産缶詰と水産缶詰用器具200をひっくり返す。これにより、水産缶詰用器具200の内袋210に、水産缶詰の中身が投入される(図2参照)。以降の動作は、上記第1の実施形態と同様である。
蓋を開けた水産缶詰の口に、水産缶詰用器具200を取り付ける。この際に、ゴム218によって水産缶詰を固定できる。その状態で、水産缶詰と水産缶詰用器具200をひっくり返す。これにより、水産缶詰用器具200の内袋210に、水産缶詰の中身が投入される(図2参照)。以降の動作は、上記第1の実施形態と同様である。
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、内袋210の口に水産缶詰を固定するためのゴム218を設けたことで、水産缶詰を内袋210の口に固定することができるので、使い勝手がよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、内袋210の口に水産缶詰を固定するためのゴム218を設けたことで、水産缶詰を内袋210の口に固定することができるので、使い勝手がよい。
(第3の実施形態)
上記実施形態では、内袋の口と外袋の口とが連結されている例について説明したが、以下の実施形態では他の例を説明する。図5は、本実施形態にかかる水産缶詰用器具300を示す図である。水産缶詰用器具300は、上記第1の実施形態の水産缶詰用器具100を応用したものであり、図5に示したように、内袋310の口が外袋320の内部に連結されていることを特徴とする。内袋310及び外袋320自体の構成は、上記第1の実施形態の内袋110及び外袋120と実質的に同様とすることができる。
上記実施形態では、内袋の口と外袋の口とが連結されている例について説明したが、以下の実施形態では他の例を説明する。図5は、本実施形態にかかる水産缶詰用器具300を示す図である。水産缶詰用器具300は、上記第1の実施形態の水産缶詰用器具100を応用したものであり、図5に示したように、内袋310の口が外袋320の内部に連結されていることを特徴とする。内袋310及び外袋320自体の構成は、上記第1の実施形態の内袋110及び外袋120と実質的に同様とすることができる。
(第3の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、内袋310の口が外袋320の内部に連結されていることで、水産缶詰の中身を投入する際に、中身の魚の身や液状体をこぼしにくい。
以上説明したように、本実施形態によれば、内袋310の口が外袋320の内部に連結されていることで、水産缶詰の中身を投入する際に、中身の魚の身や液状体をこぼしにくい。
(第4の実施形態)
図6は、本実施形態にかかる水産缶詰用器具400を示す図である。水産缶詰用器具400は、上記第1の実施形態の水産缶詰用器具100を応用したものであり、図6に示したように、外袋420の口が内袋410の外部に連結されていることを特徴とする。内袋410及び外袋420自体の構成は、上記第1の実施形態の内袋110及び外袋120と実質的に同様とすることができる。
図6は、本実施形態にかかる水産缶詰用器具400を示す図である。水産缶詰用器具400は、上記第1の実施形態の水産缶詰用器具100を応用したものであり、図6に示したように、外袋420の口が内袋410の外部に連結されていることを特徴とする。内袋410及び外袋420自体の構成は、上記第1の実施形態の内袋110及び外袋120と実質的に同様とすることができる。
(第4の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、外袋420の口が内袋410の外部に連結されていることで、使用後に内袋410と外袋420の分離が容易である。
以上説明したように、本実施形態によれば、外袋420の口が内袋410の外部に連結されていることで、使用後に内袋410と外袋420の分離が容易である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、内袋の分離部として、網状(ネット状)の形態を説明したが、本発明はこれに限定されず、魚の身と液状体を分離できる形態であればどのような形態でもよい。例えば、内袋に穴を開けるようにしてもよい。なお、分離部は、内袋の全体に設けてもよく、内袋の下方部分にのみ設けてもよい。
また、上記実施形態では、内袋と外袋とを分離可能なミシン目加工が施されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。内袋と外袋とを分離可能な加工は施さなくてもよい。また、内袋と外袋とを分離可能な加工を施す際にも、ミシン目加工に限らず任意の加工方法でよい。
上記実施形態では、内袋を切り裂くための内袋切り裂き部や、外袋を切り裂くための外袋切り裂き部を設けた例について説明したが、本発明はこれに限定されない。このような部位を設けない簡素な構成にすることで、製造コストを削減するようにしてもよい。
上記実施形態、応用例、変形例は、任意に組み合わせて実施することができる。
100 水産缶詰用器具
110 内袋
112 分離部
114 内袋切り裂き部
120 外袋
120a 液状体収容部
122 外袋切り裂き部
CA 水産缶詰
TN 魚の身
OL 液状体
110 内袋
112 分離部
114 内袋切り裂き部
120 外袋
120a 液状体収容部
122 外袋切り裂き部
CA 水産缶詰
TN 魚の身
OL 液状体
Claims (7)
- 水産缶詰に詰められた魚の身と液状体とを分離するための水産缶詰用器具であって、
水産缶詰に詰められた魚の身と液状体とを分離する分離部を有する内袋と、
前記内袋から分離された液状体を収容する液状体収容部を有する外袋と、
を備え、
前記内袋の口が前記外袋に連結されている、又は、前記外袋の口が前記内袋に連結されており、
前記内袋には、前記内袋の口から底部に向かって前記内袋を切り裂くための内袋切り裂き部が設けられていることを特徴とする、水産缶詰用器具。 - 前記内袋の口には、前記水産缶詰を固定するためのゴムが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の水産缶詰用器具。
- 水産缶詰に詰められた魚の身と液状体とを分離するための水産缶詰用器具であって、
水産缶詰に詰められた魚の身と液状体とを分離する分離部を有する内袋と、
前記内袋から分離された液状体を収容する液状体収容部を有する外袋と、
を備え、
前記内袋の口が前記外袋に連結されている、又は、前記外袋の口が前記内袋に連結されており、
前記内袋の口には、前記水産缶詰を固定するためのゴムが設けられていることを特徴とする、水産缶詰用器具。 - 前記内袋と前記外袋とを分離可能な加工が施されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の水産缶詰用器具。
- 前記内袋の口の端部と前記外袋の口の端部とが連結されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の水産缶詰用器具。
- 前記外袋の底部近傍に、前記外袋を切り裂くための外袋切り裂き部が設けられていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の水産缶詰用器具。
- 前記分離部は、網状に構成されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の水産缶詰用器具。
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JP3110629U (ja) * | 2005-02-23 | 2005-06-30 | 尚子 小松 | ツナ缶詰用缶汁・油搾り器 |
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- 2017-03-13 JP JP2017047632A patent/JP6264488B1/ja not_active Expired - Fee Related
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