JP6263996B2 - データ転送システム,ファクシミリ装置,およびプログラム - Google Patents

データ転送システム,ファクシミリ装置,およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は,データ転送システム,情報処理装置,ファクシミリ(FAX)装置,およびプログラムに関する。より詳細には,FAX装置から情報処理装置に対してFAXデータを転送するデータ転送に関する技術である。
従来から,FAX装置と情報処理装置とを備えたシステムであって,FAX装置と情報処理装置とが関連付けられており,所定の条件を満たした場合に,FAX装置から情報処理装置に対してFAXデータを転送する技術が実用化されている。
例えば,特許文献1には,FAX装置とパーソナルコンピュータ(PC)とを備えるシステムであって,FAX装置がFAXデータを受信したことを契機に,あらかじめ転送先として設定されたPCに自動的に転送するPC−FAX受信に関する技術が開示されている。
特開2003−8795号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,FAX装置から情報処理装置に対してFAXデータを転送する際,あらかじめデータを送信するFAX装置とデータを受信する情報処理装置との両方で,両装置を関連付ける設定が必要となる場合がある。その場合,ユーザにとって設定の手間が多く,改善の余地がある。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,FAX装置と情報処理装置との両装置でFAXデータの転送についての関連付けの設定が必要なデータ転送システムであって,設定の手間を軽減する技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされたデータ転送システムは,ファクシミリデータの転送についての関連付けの設定を要求する情報処理装置と,その要求を受け付けるファクシミリ装置とを備え,前記ファクシミリ装置から前記情報処理装置に対してファクシミリデータの転送を行うデータ転送システムであって,前記情報処理装置は,情報処理装置側記憶部と,情報処理装置側制御部とを備え,前記ファクシミリ装置は,ファクシミリ装置側記憶部と,ファクシミリ装置側制御部とを備え,前記情報処理装置側制御部は,前記情報処理装置側記憶部に記憶された,前記ファクシミリ装置とのファクシミリデータの受け渡しに関連するプログラムを起動した際,前記ファクシミリ装置に対して,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置との関連付けを設定させる設定指示を出力する出力処理を実行し,前記ファクシミリ装置側制御部は,前記設定指示が入力された場合,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置とを関連付ける関連情報を,前記ファクシミリ装置側記憶部に記憶させる記憶処理を実行することを特徴としている。
本明細書で開示されるデータ転送システムでは,情報処理装置にて,ファクシミリ装置とのファクシミリデータの受け渡しに関連するプログラムを起動した際,ファクシミリ装置に対して,情報処理装置とファクシミリ装置との関連付けを設定させる設定指示を出力する。そして,ファクシミリ装置では,設定指示が入力されると,その設定指示に基づいて,情報処理装置とファクシミリ装置とを関連付ける関連情報を記憶部に記憶させる。ファクシミリ装置が記憶する関連情報としては,例えば,転送先となる情報処理装置の宛先が該当する。
すなわち,データ転送システムでは,情報処理装置でのファクシミリデータの受け渡しに関連するプログラムの起動を契機として,情報処理装置からファクシミリ装置に対して両装置を関連付けるための設定指示が出力され,これに応じてファクシミリ装置にて両装置を関連付ける関連情報が記憶される。これにより,ファクシミリ装置でのユーザによる設定の手間が軽減される。
また,前記ファクシミリ装置側制御部は,前記設定指示に対応していない場合に,非対応である旨のコマンドを前記設定指示を入力した情報処理装置に応答する非対応処理を実行し,前記情報処理装置側制御部は,前記非対応である旨のコマンドを受け付けた場合に,前記設定指示に対応していない旨を報知する非対応報知処理を実行するとよい。この構成によれば,情報処理装置側のユーザが,ファクシミリ装置が設定指示に対して非対応であったことを把握できる。なお,報知方法は,メッセージをディスプレイに表示してもよいし,音声メッセージを再生してもよい。
また,前記情報処理装置側制御部は,前記設定指示に対する応答がない場合に,前記設定指示の新たな送信先を入力させる送信先入力処理と,前記送信先入力処理にて入力された送信先に前記設定指示を出力する再出力処理とを実行するとよい。ファクシミリ装置について,電源が入っていない,IPアドレスが変更された等,設定指示に対して応答がない場合がある。この構成によれば,設定指示に対して応答がなかったとしても,関連付ける相手を選び直すことができるため,利便性が向上する。
また,前記ファクシミリ装置側制御部は,前記ファクシミリ装置側記憶部に関連情報が記憶されていなければ,前記記憶処理を実行して前記設定指示を入力した情報処理装置と前記ファクシミリ装置とを関連付ける関連情報を記憶し,前記ファクシミリ装置側記憶部に関連情報が記憶されていれば,前記記憶処理を実行しないとよい。ファクシミリ装置で既に関連情報が記憶されていた場合,設定指示を入力した情報処理装置との新たな関連情報が加わることは,先に関連付けられていた装置のユーザにとって好ましくない。そのため,ファクシミリ装置に既存の関連情報がある場合には,新たな関連情報を記憶しない方が好ましい。
また,前記ファクシミリ装置側記憶部は,不揮発性であるとよい。関連情報を不揮発性の記憶部に記憶することで,ファクシミリ装置の電源をオンする度に設定をし直す手間を省くことができる。
また,前記ファクシミリ装置側制御部は,前記設定指示が入力された際,前記記憶処理を実行する前に,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置との関連付けを設定するか否かの確認を要求する旨のコマンドを,前記設定指示を入力した情報処理装置に出力する確認処理を実行し,前記情報処理装置側制御部は,前記確認を要求する旨のコマンドを受け付けた場合に,関連付けの設定を許可するか否かの問い合わせを行う問合処理と,前記問合処理にて関連付けの設定が許可されたことを条件として,設定変更の要求を前記ファクシミリ装置に出力する変更出力処理とを実行し,前記ファクシミリ装置側制御部は,前記記憶処理では,前記設定指示が入力された後,前記設定変更の要求を受け付けた場合に,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置とを関連付ける関連情報を,前記ファクシミリ装置側記憶部に記憶するとよい。関連情報を記憶する前に,情報処理装置側で関連付けの設定についての確認を取ることで,ユーザの意図しない変更を防止できる。
また,前記ファクシミリ装置側制御部は,前記確認処理では,前記ファクシミリ装置側記憶部に前記設定指示を入力した情報処理装置との関連情報が記憶されているか否かを判断し,当該関連情報が記憶されている場合には,確認が不要である旨のコマンドを前記設定指示を入力した情報処理装置に出力し,当該関連情報が記憶されていない場合に,前記確認を要求する旨のコマンドを前記設定指示を入力した情報処理装置に出力し,前記情報処理装置側制御部は,前記変更出力処理では,前記問合処理にて関連付けの設定が許可されたことを条件として前記設定変更の要求を出力し,前記確認が不要である旨のコマンドを受け付けた場合には,前記設定変更の要求を出力しないとよい。ファクシミリ装置で既に情報処理装置との関連情報が記憶されていた場合,同じ設定についての確認は煩わしい。そのため,確認を省略する方が好ましい。
また,前記ファクシミリ装置側制御部は,前記設定指示が入力された際,前記記憶処理を実行する前に,特定の条件を満たす場合に,関連情報の記憶に失敗した旨のコマンドを,前記設定指示を入力した情報処理装置に出力し,前記特定の条件を満たさない場合に,関連情報の記憶に成功した旨のコマンドを,前記設定指示を入力した情報処理装置に出力し,前記情報処理装置側制御部は,前記関連情報の記憶に失敗した旨のコマンドを受け付けた場合には,関連情報の記憶に失敗した旨を報知する失敗報知処理を実行するとよい。関連情報を記憶しない方が好ましい状況もあるため,特定の条件を満たした場合には記憶処理を実行せずに,関連情報の記憶に失敗したことを情報処理装置で報知する方が好ましい。
また,前記ファクシミリ装置側制御部は,前記特定の条件として,前記ファクシミリ装置側記憶部に前記設定指示を入力した情報処理装置以外の装置との関連情報が記憶されていること,を含むとよい。ファクシミリ装置で既に情報処理装置以外の装置との関連情報が記憶されていた場合,新たな情報が加わることは先に関連付けられていた装置のユーザにとって好ましくない。そのため,新たな関連付け情報を記憶しない方が好ましい。
また,前記ファクシミリ装置側制御部は,前記特定の条件として,関連情報の記憶が制限されていること,を含むとよい。ファクシミリ装置で,関連情報の設定変更が制限されている場合,新たな関連情報が加わることはその制限機能に背くことになる。そのため,新たな関連情報を記憶しない方が好ましい。
また,本明細書には,記憶部と,制御部とを備え,前記制御部は,前記記憶部に記憶された,ファクシミリ装置とのファクシミリデータの受け渡しに関連するプログラムを起動した際,前記ファクシミリ装置に対して,自装置と前記ファクシミリ装置との関連付けを設定させる設定指示を出力する出力処理を実行することを特徴とする情報処理装置が開示されている。さらに,本明細書には,ファクシミリデータの転送についての関連付けの設定を要求する情報処理装置に,前記情報処理装置の記憶部に記憶された,ファクシミリ装置とのファクシミリデータの受け渡しに関連するプログラムを起動した際,前記ファクシミリ装置に対して,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置との関連付けを設定させる設定指示を出力する出力処理を実行させることを特徴とするプログラムが開示されている。
また,本明細書には,記憶部と,制御部とを備え,前記制御部は,情報処理装置から前記情報処理装置と自装置との関連付けを設定させる設定指示が入力された場合,前記情報処理装置と自装置とを関連付ける関連情報を,前記記憶部に記憶させる記憶処理を実行することを特徴とするファクシミリ装置が開示されている。ファクシミリデータの転送についての関連付けの設定の要求を受け付けるファクシミリ装置に,情報処理装置から前記情報処理装置と自装置との関連付けを設定させる設定指示が入力された場合,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置とを関連付ける関連情報を,前記ファクシミリ装置の記憶部に記憶させる記憶処理を実行させることを特徴とするプログラムが開示されている。
本発明によれば,FAX装置と情報処理装置との両装置でFAXデータの転送についての関連付けの設定が必要なデータ転送システムであって,設定の手間を軽減する技術が実現される。
実施の形態にかかるデータ転送システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態にかかるデータ転送システムの動作概要を示す図である。 第1の形態においてPCが実行する起動処理の手順を示すフローチャートである。 第1の形態においてFAX装置が実行する設定指示受信処理の手順を示すフローチャートである。 第1の形態においてPCが実行する自動設定処理の手順を示すフローチャートである。 PCが表示する手動設定画面の構成を示す図である。 PCが表示する変更確認画面の構成を示す図である。 第1の形態においてFAX装置が実行する変更要求受信処理の手順を示すフローチャートである。 PCが表示する接続不可画面の構成を示す図である。 PCが表示する転送元変更画面の構成を示す図である。 第2の形態においてPCが実行する設定指示受信処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態においてPCが実行する自動設定処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本実施形態にかかるデータ転送システムについて,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,FAX装置とPCとを少なくとも1台ずつ有するデータ転送システムに本発明を適用したものである。
本形態のデータ転送システム900は,図1に示すように,PC100と,FAX装置200とを備えている。PC100は,情報処理装置の一例である。情報処理装置およびFAX装置は,少なくとも1台あればよく,複数台あってもよい。データ転送システム900では,FAX装置がFAXデータを受信した場合,転送先として設定されている情報処理装置にFAXデータを転送する。本形態では,FAX装置200がFAXデータを受信した場合に,そのFAXデータをPC100に転送するものとする。
続いて,PC100の概略構成について説明する。PC100は,図1に示したように,CPU51と,ROM52と,RAM53と,HDD54とを有するコントローラ50を備えている。また,PC100は,表示部40と,入力部41と,外部装置との通信を可能にするネットワークインターフェース57およびUSBインターフェース59とを有し,これらがCPU51によって制御される。なお,図1中のコントローラ50は,CPU51等,PC100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にPC100に存在する単一のハードウェアと表すとは限らない。
HDD54には,OS,インターネット上のデータを閲覧するためのブラウザ,各種のデバイスを制御するデバイスドライバ等が組み込まれている。また,HDD54には,FAXデータの受信に必要なアプリケーションプログラムや,転送元となるFAX装置との関連付けを示す情報が記憶される。HDD54は,情報処理装置側記憶部の一例である。
CPU51は,ROM52から読み出した制御プログラムやHDD54から読み出したプログラムに従って,その演算結果をRAM53またはHDD54に記憶させながら各種の処理を行う。CPU51は,情報処理装置側制御部の一例である。なお,コントローラ50が情報処理装置側制御部であってもよい。
ネットワークインターフェース57は,LANケーブルや無線通信を介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。USBインターフェース59は,USBケーブルを介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。PC100はネットワークインターフェース57やUSBインターフェース59を介して,例えば,FAX装置200に対してFAXデータやコマンドの送受信を行うことができる。
続いて,FAX装置200の概略構成について説明する。FAX装置200は,図1に示したように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(Non Volatile RAM)34とを有するコントローラ30を備えている。また,FAX装置200は,用紙に画像を印刷する画像形成部10と,原稿の画像を読み取る画像読取部11と,動作状況の表示やユーザによる入力操作の受付を行う操作パネル13と,ネットワークインターフェース37と,FAXインターフェース38と,USBインターフェース39とを有し,これらがCPU31によって制御される。なお,図1中のコントローラ30は,CPU31等,FAX装置200の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にFAX装置200に存在する単一のハードウェアと表すとは限らない。
画像形成部10は,カラー印刷が可能であってもモノクロ印刷のみが可能であってもよい。本形態では,カラー印刷が可能なものとする。また,印刷方式についても,電子写真方式であってもインクジェット方式であってもよい。また,画像読取部11は,カラースキャンが可能であってもモノクロスキャンのみが可能であってもよい。本形態では,カラースキャンが可能なものとする。また,読取機構についても,CCDであってもCISであってもよい。
ROM32には,FAX装置200を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定,初期値等が記憶されている。また,NVRAM34には,FAXデータの転送先となる情報処理装置との関連付けを示す情報が記憶される。NVRAM34は,FAX装置側記憶部の一例である。RAM33およびNVRAM34は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいはデータを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,FAX装置200の各構成要素を制御する。CPU31はFAX装置側制御部の一例である。なお,コントローラ30がFAX装置側制御部であってもよい。
ネットワークインターフェース37は,LANケーブルや無線通信を介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。USBインターフェース39は,USBケーブルを介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。FAX装置200はネットワークインターフェース37やUSBインターフェース39を介して,例えば,PC100に対してFAXデータやコマンドの送受信を行うことができる。
FAXインターフェース38は,電話回線を介して接続された装置と通信を行うためのハードウェアである。FAX装置200はFAXインターフェース38を介して,他のFAX装置に対してFAXデータの送受信を行うことができる。
操作パネル13は,FAX装置200の外装に設けられ,ユーザ入力を受け付ける各種のボタンと,メッセージや設定内容を表示するタッチパネルとを有している。各種のボタンとしては,例えば,印刷開始指示を入力するOKボタンや,印刷のキャンセル指示を入力するキャンセルボタンがある。
続いて,FAX装置200がFAXデータを受信した際の,データ転送システム900の動作について,図2を参照しつつ説明する。なお,FAX装置200には,転送先となる情報処理装置との関連付けを示す情報として,転送先情報341がNVRAM34に記憶されているものとする。また,PC100には,転送元となるFAX装置との関連付けを示す情報として,転送元情報541がHDD54に記憶されているものとする。
具体的に,FAX装置200には,転送先情報341として,転送先の宛先となるPC100のIPアドレスが記憶される。さらには,転送機能を有効とするか否かの設定が記憶されている。この他,例えば,データ転送を実行する転送時間や,電話番号に応じて転送を拒否する設定が記憶されていてもよい。FAX装置200は,転送先が未設定の場合,あるいは転送機能を無効とする設定が記憶されている場合には,FAXデータの転送を行わない。また,FAX装置200は,転送先の台数を制限しており,制限台数の範囲内で転送先の装置が設定される。本形態では,制限台数を1台とする。FAX装置200は,転送先情報341を不揮発性の記憶領域に記憶するため,FAX装置200の電源がオフされても情報を維持できる。
一方,PC100には,転送元情報541として,転送元の宛先となるFAX装置200のIPアドレスが記憶される。この他,例えば,電話番号に応じて転送を拒否する設定が記憶されていてもよい。また,PC100は,転送元の台数を制限しており,制限台数の範囲内で転送元の装置が設定される。本形態では,制限台数を1台とする。なお,PC100は,転送されたFAXデータをRAM53に記憶した後,HDD54や外部ストレージに保存してもよい。
また,PC100には,FAXデータの受信に必要なプログラムとして,FAXデータの受信を管理し,さらに受信の通知,受信したFAXデータの表示を行うアプリケーションプログラム(以下,「PC−FAX受信アプリ」とする)542がインストールされている。PC−FAX受信アプリ542は,PC100で常駐動作し,FAX装置200から送信されるFAXデータを受信する。そして,PC−FAX受信アプリ542は,FAXデータの受信の報知や,FAXデータの表示を行う。また,PC−FAX受信アプリ542は,転送元情報541を参照し,定期的に転送元のFAX装置200の状態を取得し,FAX装置200に異常が発生している場合には,その旨を報知する。
本形態のデータ転送システム900では,先ず,FAX装置200が,FAX装置201から送信されたFAXデータを受信し,RAM33に記憶する(図2中の(1))。そして,FAX装置200は,転送先情報341に従って,転送先となるPC100でPC−FAX受信アプリ542が動作中であるか否かをATコマンド等を利用して確認する。そして,FAX装置200は,PC−FAX受信アプリ542が動作中であることを確認した場合に,その受信したFAXデータの転送を開始する(図2中の(2))。換言すれば,FAX装置200は,PC−FAX受信アプリ542が動作中でなければ,FAXデータを転送しない。
FAXデータの転送に成功した後は,FAX装置200はそのFAXデータを印刷せず,RAM33からも消去する。一方,FAXデータの転送に失敗した場合には,FAX装置200はそのFAXデータを印刷してもよいし,NVRAM34や外部サーバに保存してもよい。
PC100は,動作中のPC−FAX受信アプリ542によって,FAX装置200から送信されたFAXデータを受信すると,受信したFAXデータをRAM53に一時的に記憶する(図2中の(3))。さらに,PC−FAX受信アプリ542によって,FAXデータを受信した旨のメッセージを表示部40に表示させる。また,PC−FAX受信アプリ542によって,FAXデータに基づく画像を表示部40に表示させてもよい。また,FAXデータを所定のファイル形式に変換して所定の保存先に記憶してもよい。
続いて,転送先情報341の設定の自動化について説明する。前述したように,FAX装置200からPC100へのFAXデータの転送には,あらかじめ両装置ともに,両装置を関連付ける設定がなされている必要がある。このうち,PC100に記憶される転送元情報541については,例えば,PC−FAX受信アプリ542のインストール時にユーザによって設定される。また,インストール後に,PC−FAX受信アプリ542を介して設定されてもよい。一方,FAX装置200の転送先情報341についても設定作業が必要であるが,PC100のユーザがFAX装置200の設定作業も実施するとなると手間である。また,PC100のユーザがFAX装置200の設定作業を忘れることもある。
そこで,転送先情報341の設定の自動化手順について,第1の形態と第2の形態との2つの実施形態を説明する。なお,各形態とも,PC100の処理とFAX装置200の処理とに分けて説明する。
始めに,PC100にて実行される起動処理について,図3のフローチャートを参照しつつ説明する。この起動処理は,PC−FAX受信アプリ542の実行が指示されたこと,すなわちPC−FAX受信アプリ542が起動されたことを契機に,CPU51によって実行される。
第1の形態の起動処理では,先ず,転送元情報541を参照し,転送元として設定されているFAX装置の情報を取得する(S101)。転送元のFAX装置の設定は,前述したように,例えば,PC−FAX受信アプリ542のインストール時にユーザによって設定される。なお,インストール時に設定されなかった等,転送元が未設定の場合には,S101でユーザに転送元となるFAX装置の情報を入力させてもよい。以下の説明では,転送元としてFAX装置200が設定されているものとする。
次に,S101で取得した情報に基づいて,転送元となるFAX装置200に対して,転送先情報341の設定指示を出力する(S102)。設定指示には,転送先情報341として必要な情報が付加される。S102は出力処理の一例である。その後,FAX装置200からの返答があったか否か(S103),さらにはタイムアウトとなったか否か(S104)を判断する。返答が無く(S103:NO),さらにタイムアウトとなっていない場合(S104:NO)には,いずれか一方の条件を満たすまで待機する。
ここで,S102の設定指示が入力されたFAX装置200にて実行される設定指示受信処理について,図4のフローチャートを参照しつつ説明する。設定指示受信処理は,設定指示を受信したことを契機に,CPU31によって実行される。
第1の形態の設定指示受信処理では,先ず,設定指示に対応可能な機種であるか否かを判断する(S201)。対応可能な機種でなければ(S201:NO),自動設定機能に非対応であることを示す非対応コマンドを,設定指示の送信元であるPC100に出力する(S211)。S211は,非対応処理の一例である。
対応可能な機種であれば(S201:YES),転送先情報341が設定済みであるか否かを判断する(S202)。転送先情報341が設定済みでなければ(S202:NO),設定変更を確認を促すことを示す確認コマンドを,設定指示の送信元であるPC100に出力する(S221)。S221は,確認処理の一例である。
一方,転送先情報341が設定済みであれば(S202:YES),設定されている装置と設定指示を出力した装置とが同じであるか否かを判断する(S203)。設定と指示元とが同じであれば(S203:YES),設定を変更する必要がないことから,設定変更の確認が不要であることを示す非表示コマンドを,設定指示の送信元であるPC100に出力する(S204)。設定と指示元とが異なる場合は(S203:NO),S221に移行して確認コマンドを出力する。S204,S211,あるいはS221の後は,設定指示受信処理を終了する。
図3のPC100の起動処理の説明に戻り,前述した設定指示受信処理に基づいてFAX装置200から返答があった場合には(S103:YES),FAX装置200に転送先情報341の自動設定を要求する自動設定処理を実行する(S131)。
ここで,S131の自動設定処理の詳細手順を,図5のフローチャートを参照しつつ説明する。自動設定処理では,先ず,FAX装置200からの返答が非表示コマンドか否かを判断する(S151)。非表示コマンドの場合には(S151:YES),FAX装置200にて既にPC100が転送先になっているため,設定変更を要求することなく,自動設定処理を終了し,さらに図3に戻って起動処理を終了する。
非表示コマンドでなければ(S151:NO),FAX装置200からの返答が非対応コマンドか否かを判断する(S161)。非対応コマンドの場合には(S161:YES),FAX装置200での転送先情報341の自動設定が不可能であることから,図6に示すような,FAX装置200が非対応機種である旨およびユーザによる手動設定が必要である旨を報知する手動設定画面401を表示部40に表示させる(S162)。これにより,PC100のユーザが,FAX装置200での設定作業が必要であることを把握できる。S162は,非対応報知処理の一例である。S162の後は,自動設定処理を終了し,さらに図3に戻って起動処理を終了する。
非対応コマンドでもなければ(S161:NO),FAX装置200からの返答が確認コマンドと判断できる。そこで,図7に示すような,FAX装置200の転送先情報341の変更を許可するか否かを問い合わせる確認画面402を表示部40に表示させる(S171)。転送先情報341を自動設定する前にユーザに設定可否の確認を取ることで,ユーザの意図しない変更が抑制される。S171は,問合処理の一例である。
S171の後は,転送先情報341の変更がユーザによって許可されたか否かを判断する(S172)。転送先情報341の変更が許可されなかった場合には(S172:NO),PC−FAX受信アプリ542を終了させ(S173),さらに自動設定処理および起動処理を終了する。一方,転送先情報341の変更が許可された場合には(S172:YES),FAX装置200に対して転送先情報341の変更要求を出力する(S181)。S181は,変更出力処理の一例である。
ここで,S181の変更要求が入力されたFAX装置200にて実行される変更要求受信処理について,図8のフローチャートを参照しつつ説明する。変更要求受信処理は,変更要求を受信したことを契機に,CPU31によって実行される。
第1の形態の変更要求受信処理では,先ず,転送先情報341が設定済みであるか否かを判断する(S251)。転送先情報341が設定済みでなければ(S251:NO),設定変更の制限条件を満たすか否かを判断する(S252)。設定変更の制限条件としては,例えば,転送機能が無効に設定されていることや,転送先情報341の変更禁止が設定されていることが該当する。設定変更の制限条件を満たす場合には(S252:YES),自動設定に失敗したことを示す失敗コマンドを,変更要求の送信元であるPC100に出力する(S262)。
設定変更の制限条件を満たさない場合には(S252:NO),転送先情報341に設定指示の送信元であるPC100の情報を記憶する(S253)。これにより,転送先情報341として,PC100の情報が自動的に設定される。S253は,記憶処理の一例である。S253の後は,自動設定に成功したことを示す成功コマンドを,変更要求の送信元であるPC100に出力する(S254)。
一方,転送先情報341が設定済みであれば(S251:YES),設定されている転送先の装置と設定指示を出力した装置とが同じであるか否かを判断する(S261)。設定と指示元とが同じであれば(S261:YES),設定を変更する必要がないことから,転送先情報341の変更を省略し,成功コマンドをPC100に出力する(S254)。設定と指示元とが異なる場合には(S261:NO),既存の設定を優先し,転送先情報341を変更せず,失敗コマンドをPC100に出力する(S262)。S254あるいはS262の後は,変更要求受信処理を終了する。
図5のPC100の自動設定処理の説明に戻り,S181の後,前述した変更要求受信処理に基づいてFAX装置200から成功コマンドを受信したか否かを判断する(S182)。
成功コマンドを受信した場合には(S182:YES),FAX装置200での転送先情報の自動設定に成功した旨を表示部40に報知させる(S183)。S183の後は,自動設定処理および起動処理を終了する。一方,成功コマンドを受信しなかった場合,すなわち失敗コマンドを受信した場合には(S182:NO),FAX装置200での転送先情報の自動設定に失敗した旨を表示部40に報知させる(S191)。S191の後は,PC−FAX受信アプリ542を終了させ(S192),さらに自動設定処理および起動処理を終了する。
図3のPC100の起動処理の説明に戻り,S102にて転送先情報341の設定指示を出力した後,タイムアウトした場合には(S104:YES),図9に示すように,転送元のFAX装置に接続できなかった旨を報知する接続不可画面403を表示部40に表示させる(S111)。接続不可画面403では,転送元の変更を行うか否かを問い合わせる。本形態の接続不可画面403では,変更ボタン431が押下されることで,転送元の変更が指示され,終了ボタン432が押下されることで,PC−FAX受信アプリ542の終了が指示される。
S111の後,転送元の変更が指示されたか否かを判断する(S112)。転送元の変更が指示された場合には(S112:YES),図10に示すように,転送元のFAX装置を設定する転送元変更画面404を表示部40に表示させる(S113)。本形態の転送元変更画面404では,転送元のFAX装置の指定方法として,IPアドレスでの指定と,ノード名での指定とが可能である。ノード名による指定の場合には,参照ボタン441が押下されることで,PC100が転送元の候補となるFAX装置を検索し,検索されたFAX装置の中から転送元となるFAX装置をユーザに選択させる。S113は,送信先入力処理の一例である。
転送元変更画面404によって新しい転送元のFAX装置が設定された後は,その新しい転送元のFAX装置に対して転送先情報341の設定指示を再度出力する(S114)。S114の後は,S103に移行し,設定指示の返答あるいはタイムアウトまで待機する。
一方,転送元の変更が指示されていない,すなわちPC−FAX受信アプリ542の終了が指示された場合には(S112:NO),PC−FAX受信アプリ542を終了させ(S121),さらに起動処理を終了する。
なお,PC−FAX受信アプリ542を終了しないまま起動処理を終了した場合,PC−FAX受信アプリ542は,実行状態を維持したまま常駐することになる。これにより,その後のFAX装置200からのFAXデータの受信が可能になる。
また,S181にてFAX装置200に対して転送先情報341の変更要求を出力した後,返答を受信することなくタイムアウトした場合には,自動処理を終了し,起動処理に戻ってS111以降の処理と同様の処理を行うとよい。
以上詳細に説明したように第1の形態の動作では,PC100でのPC−FAX受信アプリ542の起動を契機として,PC100からFAX装置200に対して両装置を関連付けるための転送先情報341の設定指示が出力され,これに応じてFAX装置200にて両装置を関連付ける情報が記憶される。従って,転送元であるFAX装置200と転送先であるPC100との関連付けが自動的に完了するため,FAX装置200でのユーザによる設定の手間が軽減される。
続いて,前述したデータ転送システム900の動作の別形態について説明する。第2の形態では,FAX装置200は,設定指示に基づいて,PC100に対して確認を行うことなく速やかに転送先情報341を変更する。この点,PC100に対して設定変更の確認を行う第1の形態と異なる。以下,第1の形態と異なる部分を中心に説明する。
第2の形態では,PC−FAX受信アプリ542の起動を契機として,PC100にて起動処理が実行され,PC100からFAX装置200に対して設定指示が出力されるまでは,第1の形態と同じである。そして,FAX装置200での設定指示受信処理が第1の形態と異なる。そこで,第2の形態における設定指示受信処理について,図11を参照しつつ説明する。なお,図11中,第1の形態と同じ処理については同じ符号を付している。
第2の形態における設定指示受信処理では,先ず,設定指示に対応可能な機種であるか否かを判断する(S201)。対応可能な機種でなければ(S201:NO),非対応コマンドを出力する(S211)。
対応可能な機種であれば(S201:YES),転送先情報341が設定済みであるか否かを判断する(S251)。転送先情報341が設定済みでなければ(S251:NO),設定変更の制限条件を満たすか否かを判断する(S252)。設定変更の制限条件を満たす場合には(S252:YES),失敗コマンドをPC100に出力する(S262)。
設定変更の制限条件を満たさない場合には(S252:NO),転送先情報341にPC100の情報を記憶する(S253)。これにより,FAX装置200の転送先情報341に,PC100の情報が自動的に設定される。S253の後は,成功コマンドをPC100に出力する(S254)。
一方,転送先情報341が設定済みであれば(S251:YES),設定されている装置と設定指示を出力した装置とが同じであるか否かを判断する(S261)。設定と指示元とが同じであれば(S261:YES),転送先情報341の変更を省略し,成功コマンドをPC100に出力する(S254)。設定と指示元とが異なる場合には(S261:NO),転送先情報341を変更せず,失敗コマンドをPC100に出力する(S262)。S254あるいはS262の後は,設定指示受信処理を終了する。
また,第2の形態では,設定指示の返答に対応するPC100での自動設定処理が第1の形態と異なる。そこで,第2の形態における自動設定処理について,図12を参照しつつ説明する。なお,図12中,第1の形態と同じ処理については同じ符号を付している。
第2の形態における自動設定処理では,先ず,FAX装置200からの返答が非対応コマンドか否かを判断する(S161)。非対応コマンドの場合には(S161:YES),手動設定画面401を表示部40に表示させる(S162)。S162の後は,自動設定処理を終了する。
非対応コマンドでなければ(S161:NO),成功コマンドを受信したか否かを判断する(S182)。成功コマンドを受信した場合には(S182:YES),自動設定に成功した旨の報知が済んでいるか否かを判断する(S382)。報知が済んでいない場合には(S382:NO),FAX装置200での転送先情報341の自動設定に成功した旨を表示部40に報知させる(S183)。そして,報知した旨をHDD54に記憶する(S383)。S383の後は,自動設定処理を終了する。また,報知が済んでいる場合には(S382:YES),繰り返しの報知を回避するため,何も報知せずに自動設定処理を終了する。
一方,成功コマンドを受信しなかった場合,すなわち失敗コマンドを受信した場合には(S182:NO),FAX装置200での転送先情報341の自動設定に失敗した旨を表示部40に報知させる(S191)。S191の後は,PC−FAX受信アプリ542を終了させ(S192),さらに自動設定処理を終了する。
なお,第2の形態では,成功を報知したことを記憶することで,繰り返しの報知を回避しているが,第1の形態と同様に,FAX装置200の設定指示受信にて,設定と指示元とが同じであった場合に(S261:YES),非表示コマンドを出力し,PC100の自動設定処理にて,非表示コマンドを受信したか否かを判断し,非表示コマンドを受信した場合には,何も報知することなく自動設定処理を終了する,としてもよい。
以上詳細に説明したように第2の形態の動作でも,PC100でのPC−FAX受信アプリ542の起動を契機として,FAX装置200にて両装置を関連付ける情報が記憶され,転送元であるFAX装置200と転送先であるPC100との関連付けが自動的に完了する。そのため,FAX装置200でのユーザによる設定の手間が軽減される。また,第2の形態では,設定変更についてユーザによる確認を行わないため,ユーザの手間がより少なく,起動処理を早期に完了できる。一方,第1の形態では,設定変更についてユーザによる確認を行うため,ユーザの意図しない変更を防止できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,FAXデータを転送するFAX装置200は,FAX受信および転送機能を備えるものであればよく,FAX装置の他,複合機(MFP:Multi Function Peripheral)であってもよい。また,FAXデータを受信する情報処理装置は,FAXデータの保存とPC−FAX受信アプリ542を実行可能であればよく,PC100の他,スマートフォンや大型コンピュータであってもよい。
また,実施の形態では,FAX装置200の設定自動変更の非対応の報知(S162)や,設定変更の成功の報知(S183)や,設定変更の失敗の報知(S191)を,表示部40にメッセージ表示することで実現しているが,報知方法はこれに限るものではない。例えば,音声ガイダンスを再生してもよい。
また,実施の形態では,ネットワークインターフェースを介してFAXデータの送受信を行っているが,FAXデータの送受信はUSBインターフェースを介して行ってもよい。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
100 PC
200 FAX装置
542 PC−FAX受信アプリ
900 データ転送システム

Claims (19)

  1. ファクシミリデータの転送についての関連付けの設定を要求する情報処理装置と,その要求を受け付けるファクシミリ装置とを備え,前記ファクシミリ装置から前記情報処理装置に対してファクシミリデータの転送を行うデータ転送システムにおいて,
    前記情報処理装置は,
    情報処理装置側記憶部と,
    情報処理装置側制御部と,を備え,
    前記ファクシミリ装置は,
    ファクシミリ装置側記憶部と,
    ファクシミリ装置側制御部と,を備え,
    前記情報処理装置側制御部は,
    前記情報処理装置側記憶部に記憶された,前記ファクシミリ装置とのファクシミリデータの受け渡しに関連するプログラムを起動した際,前記ファクシミリ装置に対して,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置との関連付けを設定させる設定指示を出力する出力処理を実行し,
    前記ファクシミリ装置側制御部は,
    前記設定指示が入力された場合,
    前記設定指示に対応している場合に,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置とを関連付ける関連情報を,前記ファクシミリ装置側記憶部に記憶させる記憶処理を実行し,
    前記設定指示に対応していない場合に,非対応である旨のコマンドを前記設定指示を入力した情報処理装置に応答する非対応処理を実行し,
    前記情報処理装置側制御部は,
    前記非対応である旨のコマンドを受け付けた場合に,前記設定指示に対応していない旨を報知する非対応報知処理を実行することを特徴とするデータ転送システム。
  2. ファクシミリデータの転送についての関連付けの設定を要求する情報処理装置と,その要求を受け付けるファクシミリ装置とを備え,前記ファクシミリ装置から前記情報処理装置に対してファクシミリデータの転送を行うデータ転送システムにおいて,
    前記情報処理装置は,
    情報処理装置側記憶部と,
    情報処理装置側制御部と,を備え,
    前記ファクシミリ装置は,
    ファクシミリ装置側記憶部と,
    ファクシミリ装置側制御部と,を備え,
    前記情報処理装置側制御部は,
    前記情報処理装置側記憶部に記憶された,前記ファクシミリ装置とのファクシミリデータの受け渡しに関連するプログラムを起動した際,前記ファクシミリ装置に対して,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置との関連付けを設定させる設定指示を出力する出力処理を実行し,
    前記ファクシミリ装置側制御部は,
    前記設定指示が入力された場合,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置とを関連付ける関連情報を,前記ファクシミリ装置側記憶部に記憶させる記憶処理を実行し,
    前記情報処理装置側制御部は,
    前記設定指示に対する応答がない場合に,前記設定指示の新たな送信先を入力させる送信先入力処理と,
    前記送信先入力処理にて入力された送信先に前記設定指示を出力する再出力処理と,
    を実行することを特徴とするデータ転送システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載するデータ転送システムにおいて,
    前記ファクシミリ装置側制御部は,
    前記ファクシミリ装置側記憶部に関連情報が記憶されていなければ,前記記憶処理を実行して前記設定指示を入力した情報処理装置と前記ファクシミリ装置とを関連付ける関連情報を記憶し,前記ファクシミリ装置側記憶部に関連情報が記憶されていれば,前記記憶処理を実行しないことを特徴とするデータ転送システム。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載するデータ転送システムにおいて,
    前記ファクシミリ装置側記憶部は,不揮発性であることを特徴とするデータ転送システム。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載するデータ転送システムにおいて,
    前記ファクシミリ装置側制御部は,
    前記設定指示が入力された際,前記記憶処理を実行する前に,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置との関連付けを設定するか否かの確認を要求する旨のコマンドを,前記設定指示を入力した情報処理装置に出力する確認処理を実行し,
    前記情報処理装置側制御部は,
    前記確認を要求する旨のコマンドを受け付けた場合に,関連付けの設定を許可するか否かの問い合わせを行う問合処理と,
    前記問合処理にて関連付けの設定が許可されたことを条件として,設定変更の要求を前記ファクシミリ装置に出力する変更出力処理と,
    を実行し,
    前記ファクシミリ装置側制御部は,
    前記記憶処理では,前記設定指示が入力された後,前記設定変更の要求を受け付けた場合に,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置とを関連付ける関連情報を,前記ファクシミリ装置側記憶部に記憶することを特徴とするデータ転送システム。
  6. 請求項に記載するデータ転送システムにおいて,
    前記ファクシミリ装置側制御部は,
    前記確認処理では,前記ファクシミリ装置側記憶部に前記設定指示を入力した情報処理装置との関連情報が記憶されているか否かを判断し,当該関連情報が記憶されている場合には,確認が不要である旨のコマンドを前記設定指示を入力した情報処理装置に出力し,当該関連情報が記憶されていない場合に,前記確認を要求する旨のコマンドを前記設定指示を入力した情報処理装置に出力し,
    前記情報処理装置側制御部は,
    前記変更出力処理では,前記問合処理にて関連付けの設定が許可されたことを条件として前記設定変更の要求を出力し,前記確認が不要である旨のコマンドを受け付けた場合には,前記設定変更の要求を出力しないことを特徴とするデータ転送システム。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載するデータ転送システムにおいて,
    前記ファクシミリ装置側制御部は,
    前記設定指示が入力された際,前記記憶処理を実行する前に,特定の条件を満たす場合に,関連情報の記憶に失敗した旨のコマンドを,前記設定指示を入力した情報処理装置に出力し,前記特定の条件を満たさない場合に,関連情報の記憶に成功した旨のコマンドを,前記設定指示を入力した情報処理装置に出力し,
    前記情報処理装置側制御部は,
    前記関連情報の記憶に失敗した旨のコマンドを受け付けた場合には,関連情報の記憶に失敗した旨を報知する失敗報知処理を実行することを特徴とするデータ転送システム。
  8. 請求項に記載するデータ転送システムにおいて,
    前記ファクシミリ装置側制御部は,前記特定の条件として,前記ファクシミリ装置側記憶部に前記設定指示を入力した情報処理装置以外の装置との関連情報が記憶されていること,を含むことを特徴とするデータ転送システム。
  9. 請求項または請求項に記載するデータ転送システムにおいて,
    前記ファクシミリ装置側制御部は,前記特定の条件として,関連情報の記憶が制限されていること,を含むことを特徴とするデータ転送システム。
  10. ファクシミリデータの転送についての関連付けの設定を要求する情報処理装置と,その要求を受け付けるファクシミリ装置とを備え,前記ファクシミリ装置から前記情報処理装置に対してファクシミリデータの転送を行うデータ転送システムにおいて,
    前記情報処理装置は,
    情報処理装置側記憶部と,
    情報処理装置側制御部と,を備え,
    前記ファクシミリ装置は,
    ファクシミリ装置側記憶部と,
    ファクシミリ装置側制御部と,を備え,
    前記情報処理装置側制御部は,
    前記情報処理装置側記憶部に記憶された,前記ファクシミリ装置とのファクシミリデータの受け渡しに関連するプログラムを起動した際,前記ファクシミリ装置に対して,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置との関連付けを設定させる設定指示を出力する出力処理を実行し,
    前記ファクシミリ装置側制御部は,
    前記設定指示が入力された場合,
    特定の条件を満たす場合に,
    関連情報の記憶に失敗した旨のコマンドを,前記設定指示を入力した情報処理装置に出力する第1出力処理を実行し,
    前記特定の条件を満たさない場合に,
    前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置とを関連付ける関連情報を,前記ファクシミリ装置側記憶部に記憶させる記憶処理と,
    関連情報の記憶に成功した旨のコマンドを,前記設定指示を入力した情報処理装置に出力する第2出力処理と,
    を実行し,
    前記情報処理装置側制御部は,
    前記関連情報の記憶に失敗した旨のコマンドを受け付けた場合には,関連情報の記憶に失敗した旨を報知する失敗報知処理を実行することを特徴とするデータ転送システム。
  11. 請求項10に記載するデータ転送システムにおいて,
    前記ファクシミリ装置側制御部は,前記特定の条件として,前記ファクシミリ装置側記憶部に前記設定指示を入力した情報処理装置以外の装置との関連情報が記憶されていること,を含むことを特徴とするデータ転送システム。
  12. 請求項10または請求項11に記載するデータ転送システムにおいて,
    前記ファクシミリ装置側制御部は,前記特定の条件として,関連情報の記憶が制限されていること,を含むことを特徴とするデータ転送システム。
  13. 記憶部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    情報処理装置から前記情報処理装置と自装置との関連付けを設定させる設定指示が入力された場合,
    前記設定指示に対応している場合に,前記情報処理装置と自装置とを関連付ける関連情報を,前記記憶部に記憶させる記憶処理
    前記設定指示に対応していない場合に,非対応である旨のコマンドを前記設定指示を入力した情報処理装置に応答する非対応処理と,
    を実行することを特徴とするファクシミリ装置。
  14. 記憶部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    情報処理装置から前記情報処理装置と自装置との関連付けを設定させる設定指示が入力された場合,
    特定の条件を満たす場合に,
    関連情報の記憶に失敗した旨のコマンドを,前記設定指示を入力した情報処理装置に出力する第1出力処理を実行し,
    前記特定の条件を満たさない場合に,
    前記情報処理装置と自装置とを関連付ける関連情報を,前記記憶部に記憶させる記憶処理
    関連情報の記憶に成功した旨のコマンドを,前記設定指示を入力した情報処理装置に出力する第2出力処理と,
    を実行することを特徴とするファクシミリ装置。
  15. ファクシミリデータの転送についての関連付けの設定を要求する情報処理装置に,
    前記情報処理装置の記憶部に記憶された,ファクシミリ装置とのファクシミリデータの受け渡しに関連するプログラムを起動した際,前記ファクシミリ装置に対して,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置との関連付けを設定させる設定指示を出力する出力処理
    前記設定指示が入力された前記ファクシミリ装置が前記設定指示に対応していない場合に前記ファクシミリ装置から応答される,非対応である旨のコマンドを受け付けた場合に,前記設定指示に対応していない旨を報知する非対応報知処理と,
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  16. ファクシミリデータの転送についての関連付けの設定を要求する情報処理装置に,
    前記情報処理装置の記憶部に記憶された,ファクシミリ装置とのファクシミリデータの受け渡しに関連するプログラムを起動した際,前記ファクシミリ装置に対して,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置との関連付けを設定させる設定指示を出力する出力処理
    前記ファクシミリ装置から前記設定指示に対する応答がない場合に,前記設定指示の新たな送信先を入力させる送信先入力処理と,
    前記送信先入力処理にて入力された送信先に前記設定指示を出力する再出力処理と,
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  17. ファクシミリデータの転送についての関連付けの設定を要求する情報処理装置に,
    前記情報処理装置の記憶部に記憶された,ファクシミリ装置とのファクシミリデータの受け渡しに関連するプログラムを起動した際,前記ファクシミリ装置に対して,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置との関連付けを設定させる設定指示を出力する出力処理
    前記設定指示が入力された前記ファクシミリ装置にて特定の条件を満たす場合に前記ファクシミリ装置から出力されるコマンドである,関連情報の記憶に失敗した旨のコマンドを,前記ファクシミリ装置から受け付けた場合には,関連情報の記憶に失敗した旨を報知する失敗報知処理と,
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  18. ファクシミリデータの転送についての関連付けの設定の要求を受け付けるファクシミリ装置に,
    情報処理装置から前記情報処理装置と自装置との関連付けを設定させる設定指示が入力された場合,
    前記設定指示に対応している場合に,前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置とを関連付ける関連情報を,前記ファクシミリ装置の記憶部に記憶させる記憶処理を実行させ
    前記設定指示に対応していない場合に,非対応である旨のコマンドを前記設定指示を入力した情報処理装置に応答する非対応処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  19. ファクシミリデータの転送についての関連付けの設定の要求を受け付けるファクシミリ装置に,
    情報処理装置から前記情報処理装置と自装置との関連付けを設定させる設定指示が入力された場合,
    特定の条件を満たす場合に,
    関連情報の記憶に失敗した旨のコマンドを,前記設定指示を入力した情報処理装置に出力する第1出力処理を実行させ,
    前記特定の条件を満たさない場合に,
    前記情報処理装置と前記ファクシミリ装置とを関連付ける関連情報を,前記ファクシミリ装置の記憶部に記憶させる記憶処理
    関連情報の記憶に成功した旨のコマンドを,前記設定指示を入力した情報処理装置に出力する第2出力処理と,
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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