JP6261657B2 - 物品取出補助装置及び収納棚 - Google Patents

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Description

本発明は、収納棚からの物品の取出しを補助する物品取出補助装置、及びそれを備える収納棚に関する。
特許文献1には、物品が収納される収納棚が記載されている。同文献に記載された収納棚は、多段式の収納棚である。すなわち、この収納棚においては、高さ方向に沿って複数の棚板が設けられている。これらの棚板は、互いに離間している。それにより、各棚板上に物品を載置することが可能な構造となっている。
特開2015−217193号公報
上述の多段式の収納棚によれば、高さ方向に広がる空間を有効活用して、物品を収納することができる。しかしながら、高い位置(特に自分の身長よりも高い位置)に収納された物品の取出しが楽でないという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、高い位置においても収納棚からの物品の取出作業を楽にする物品取出補助装置、及びそれを備える収納棚を提供することを目的とする。
本発明による物品取出補助装置は、収納棚からの物品の取出しを補助する物品取出補助装置であって、上記物品を乗せた状態で、上記収納棚の棚板上を奥行方向に滑動できるように設けられた基体部と、上記基体部が手前側に変位したときに、当該基体部を奥側に牽引して元の位置に戻す復元部と、を備えることを特徴とする。
この装置においては、物品を乗せた状態で棚板上を奥行方向に滑動することが可能な基体部が設けられている。物品を乗せたまま基体部を手前側に引っ張ることにより、当該物品を手元に引き寄せることができる。これにより、物品を取り出しやすくなる。さらに、この装置には、手前側に変位した基体部を奥側に牽引して元の位置に戻す復元部が設けられている。このため、物品を取り出した後、基体部から手を離せば、基体部は自動的に元の位置に戻る。それゆえ、自らの手で基体部を元の位置に戻す手間を省くことができる。
本発明によれば、高い位置においても収納棚からの物品の取出作業を楽にする物品取出補助装置、及びそれを備える収納棚が実現される。
本発明による物品取出補助装置及び収納棚の第1実施形態を示す端面図である。 図1の物品取出補助装置及び収納棚を示す平面図である。 図1の物品取出補助装置において基体部が手前側に変位した状態を示す端面図である。 図1の物品取出補助装置の効果を説明するための端面図である。 本発明による物品取出補助装置及び収納棚の第2実施形態を示す端面図である。 図5の物品取出補助装置及び収納棚を示す平面図である。 図5の物品取出補助装置において基体部が手前側に変位した状態を示す端面図である。 変形例に係る残物防止部材を示す正面図である。 図8の残物防止部材が基体部に固定された状態を示す正面図である。 変形例に係る落下防止部材を示す正面図である。 図10の落下防止部材が基体部に固定された状態を示す正面図である。 基体部の変形例を説明するための側面図である。 物品取出補助装置の変形例を説明するための平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による物品取出補助装置及び収納棚の第1実施形態を示す端面図である。また、図2は、図1の物品取出補助装置及び収納棚を示す平面図である。図1は、図2のI−I線に沿った端面を示している。収納棚1は、物品90が収納される収納棚であって、棚板80、及び物品取出補助装置6を備えている。物品取出補助装置6は、収納棚1からの物品90の取出しを補助する装置であって、棚板80上に設置されている。なお、図1及び図2においては1つの棚板80のみが示されているが、収納棚1は、複数の棚板80を備えていてもよい。その場合、物品取出補助装置6は、少なくとも1つの棚板80上に設置される。
物品取出補助装置6は、基体部10、及び復元部20を備えている。基体部10は、物品90を乗せた状態で、棚板80上を収納棚1の奥行方向(図1及び図2の左右方向)に滑動できるように設けられている。基体部10は、シート状をしており、柔軟性(可撓性)を有している。奥行方向についての基体部10の長さd1(図1参照)は、同方向についての棚板80の長さの3/4以上であることが好ましい。また、図2に示すように、左右方向(同図の上下方向)についての基体部10の長さは、同方向についての棚板80の長さ(両側板84間の距離)に略等しいことが好ましい。基体部10の上面には、物品90が乗せられる。基体部10の下面は、棚板80の上面に接している。基体部10の素材としては、例えば、ゴム、プラスチック、不織布等を用いることができる。
基体部10の上面は、基体部10の下面よりも高い摩擦係数を有している。基体部10において、上面と下面とは、同一の素材からなっていてもよいし、相異なる素材からなっていてもよい。前者の場合、上面に凹凸を形成する又は下面を研磨する等の表面加工により、上面を下面よりも粗くすることが好ましい。後者の場合、例えば、不織布製のシート上にゴム製のシートを貼り合わせることにより、上面及び下面がそれぞれゴム及び不織布からなる基体部10を得ることができる。
図3に示すように、基体部10を収納棚1の手前側(図中の右側)に引っ張ると、基体部10は、棚板80上を滑動しながら手前側に変位する。奥行方向についての基体部10の長さd1を1としたとき、基体部10の最大変位量(元の位置における基体部10の後端から、手前側に最も大きく変位したときの基体部10の後端までの距離)は、0.5以上1未満であることが好ましい。
図1及び図2に戻って、復元部20は、基体部10が手前側に変位したときに、当該基体部10を奥側(図中の左側)に牽引して元の位置に戻す部分である。復元部20は、奥行方向に伸縮する弾性体からなる。かかる弾性体としては、例えば、ゴム又はバネを用いることができる。復元部20は、一端が基体部10の後端に連結され、他端が収納棚1の背板82に接続されている。これにより、復元部20は、他端が棚板80に対して固定された状態で、一端が基体部10に連動して変位するように構成されている。
基体部10が手前側に変位すると(図3参照)、復元部20が伸長し、元の長さに収縮しようとする。それゆえ、基体部10から手を離すと、復元部20の収縮力により基体部10が奥側に牽引され、元の位置に戻ることになる。
さらに、物品取出補助装置6は、残物防止部材32、及び落下防止部材34を備えている。残物防止部材32は、基体部10の後端近傍に固定され、基体部10の上面から突出するように設けられている。残物防止部材32は、物品90が基体部10の後端を乗り越えようとするのを妨げる機能を有する。残物防止部材32は、図2からわかるように、基体部10の左右方向の略全体にわたって延在している。残物防止部材32は、物品90から負荷を受けても変形しない程度の剛性を有している。残物防止部材32の材料としては、例えば、ゴム、プラスチック、木材、金属等を用いることができる。
落下防止部材34は、基体部10の前端近傍に固定され、基体部10の上面から突出するように設けられている。落下防止部材34は、物品90が基体部10の前端を乗り越えようとするのを妨げる機能を有する。落下防止部材34は、図2からわかるように、基体部10の左右方向の略全体にわたって延在している。落下防止部材34は、物品90から負荷を受けても変形しない程度の剛性を有している。落下防止部材34の材料としては、例えば、ゴム、プラスチック、木材、金属等を用いることができる。
本実施形態の効果を説明する。物品取出補助装置6においては、物品90を乗せた状態で棚板80上を奥行方向に滑動することが可能な基体部10が設けられている。物品90を乗せたまま基体部10を手前側に引っ張ることにより、物品90を手元に引き寄せることができる(図3参照)。これにより、物品90を取り出しやすくなる。さらに、物品取出補助装置6には、手前側に変位した基体部10を奥側に牽引して元の位置に戻す復元部20が設けられている。このため、物品90を取り出した後、基体部10から手を離せば、基体部10は自動的に元の位置に戻る。それゆえ、自らの手で基体部10を元の位置に戻す手間を省くことができる。したがって、高い位置においても収納棚1からの物品90の取出作業を楽にする物品取出補助装置6、及びそれを備える収納棚1が実現されている。かかる物品取出補助装置6は、床面からの上面の高さが150cm以上である棚板80に設置した場合に特に有用となる。
また、復元部20が設けられていることにより、基体部10を手前側に引っ張りすぎて棚板80上から落下させてしまう事態を防ぐことができる。このように復元部20は、基体部10自体が落下するのを防止するストッパーとしても機能する。
物品90を取り出しやすくするには、基体部10を手前側に大きく変位させた方が有利である。他方、基体部10の後端が棚板80から食み出す程度に基体部10が大きく変位すると、当該後端が棚板80の前端に引っ掛かって、基体部10が元の位置に戻りにくくなるおそれがある。かかる観点から、奥行方向についての基体部10の長さを1としたとき、手前側への基体部10の最大変位量は、0.5以上1未満であることが好ましい。
基体部10は、柔軟性を有している。それゆえ、図4に示すように、基体部10の前端を棚板80に対して斜め下向きに引っ張ることによっても、物品90を手元に引き寄せることが可能となる。これにより、棚板80が高い位置にある場合であっても、基体部10に手が届きやすくなるため、物品90の取出作業が一層楽になる。
基体部10の上面は、基体部10の下面よりも高い摩擦係数を有している。このように基体部10の上面の摩擦係数を高くすることにより、基体部10上で物品90が滑りにくくなる。他方、基体部10の下面の摩擦係数を低くすることにより、棚板80上を基体部10がスムーズに滑動できるようになる。これにより、軽い力で基体部10を手前側に引っ張ることができるようになる。
基体部10の上面と下面とが同一の素材からなる場合、簡易な構造で基体部10を実現することができる。この場合であっても、上面が下面よりも粗くなるように表面加工を施すことにより、上面の摩擦係数を下面のそれよりも高くすることができる。
基体部10の上面と下面とが相異なる素材からなる場合、表面加工を施さなくても、上面の摩擦係数を下面のそれよりも高くすることができる。また、この場合、上面と下面との間で摩擦係数に大きな差をつけやすいという利点もある。
基体部10の下面は、棚板80の上面に接している。これに対して、基体部10の下面が棚板80の上面から離間している場合、基体部10と棚板80との間の隙間の分だけ、棚板80上の収納空間が狭くなってしまう。本実施形態においては、基体部10と棚板80との間に隙間がないため、棚板80上の収納空間を広く確保することができる。
復元部20は、奥行方向に伸縮する弾性体からなる。これにより、簡易な構造で復元部20を実現することができる。
物品取出補助装置6には、物品90が基体部10の後端を乗り越えようとするのを妨げる残物防止部材32が設けられている。物品90が基体部10の後端を乗り越えた場合、基体部10を手前側に引っ張っても、物品90は、棚板80上に取り残されてしまう。残物防止部材32を設けることにより、かかる事態を防ぐことができる。特に残物防止部材32は、基体部10の左右方向の略全体にわたって延在している。これにより、物品90が基体部10の後端を乗り越えようとするのを効果的に妨げることができる。ただし、残物防止部材32を設けることは、必須でない。
また、物品取出補助装置6には、物品90が基体部10の前端を乗り越えようとするのを妨げる落下防止部材34が設けられている。物品90が基体部10の前端を乗り越えた場合、物品90が収納棚1の外に落下してしまうおそれがある。落下防止部材34を設けることにより、かかる事態を防ぐことができる。特に落下防止部材34は、基体部10の左右方向の略全体にわたって延在している。これにより、物品90が基体部10の前端を乗り越えようとするのを効果的に妨げることができる。ただし、落下防止部材34を設けることは、必須でない。
(第2実施形態)
図5は、本発明による物品取出補助装置及び収納棚の第2実施形態を示す端面図である。また、図6は、図5の物品取出補助装置及び収納棚を示す平面図である。図5は、図6のV−V線に沿った端面を示している。収納棚2は、物品90が収納される収納棚であって、棚板80、及び物品取出補助装置7を備えている。物品取出補助装置7は、収納棚2からの物品90の取出しを補助する装置であって、棚板80上に設置されている。
物品取出補助装置7は、基体部10、及び復元部40を備えている。基体部10の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。復元部40は、基体部10が手前側に変位したときに、当該基体部10を奥側に牽引して元の位置に戻す部分である。復元部40は、シート部42、及びロール部44を有している。
シート部42は、基体部10の後端に連結されており、基体部10に連動して手前側に変位する。シート部42は、基体部10に連設されている。ロール部44は、左右方向に平行な軸周りにシート部42を巻き付けることにより、手前側に変位したシート部42を元の位置に戻す部分である。すなわち、ロール部44は、シート部42が手前側に変位したときに、当該シート部42を自動的に巻き取る機構を有している。かかる機構は、例えばロール部44にゼンマイバネを内蔵させることにより、実現することができる。
図7に示すように、基体部10が手前側に変位すると、それに連動してシート部42も手前側に変位する。そうすると、ロール部44は、シート部42を元の位置に戻そうとする。それゆえ、基体部10から手を離すと、シート部42に連結された基体部10が奥側に牽引され、元の位置に戻ることになる。本実施形態のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態の効果を説明する。物品取出補助装置7においては、物品90を乗せた状態で棚板80上を奥行方向に滑動することが可能な基体部10が設けられている。物品90を乗せたまま基体部10を手前側に引っ張ることにより、物品90を手元に引き寄せることができる。これにより、物品90を取り出しやすくなる。さらに、物品取出補助装置7には、手前側に変位した基体部10を奥側に牽引して元の位置に戻す復元部40が設けられている。このため、物品90を取り出した後、基体部10から手を離せば、基体部10は自動的に元の位置に戻る。それゆえ、自らの手で基体部10を元の位置に戻す手間を省くことができる。したがって、高い位置においても収納棚2からの物品90の取出作業を楽にする物品取出補助装置7、及びそれを備える収納棚2が実現されている。
復元部40は、シート部42及びロール部44を有している。これにより、第1実施形態のように復元部が弾性体からなる場合と異なり、基体部10の変位量にかかわらず、一定の力で基体部10を引っ張ることが可能となる。
シート部42は、基体部10に連設されている。これにより、基体部10及びシート部42を1枚のシートで構成することも可能となる。このことは、物品取出補助装置7の構成を簡素化し、物品取出補助装置7の製造コストの低減に資する。本実施形態のその他の効果は、第1実施形態と同様である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態において、残物防止部材32は、図8に示すように、基体部10に対して着脱可能であってもよい。同図において、残物防止部材32は、クリップ部33を有している。残物防止部材32においては、下面の2か所にクリップ部33が設けられている。一方のクリップ部33は残物防止部材32の左端に設けられ、他方のクリップ部33は残物防止部材32の右端に設けられている。この残物防止部材32は、図9に示すように、クリップ部33によって基体部10に固定される。すなわち、基体部10の左右両端をクリップ部33で挟むことにより、残物防止部材32が基体部10に固定される。なお、同図は手前側から見た図であり、図中の左右方向は基体部10の左右方向に等しい。
このように残物防止部材32が着脱可能である場合、残物防止部材32が取り付けられた状態でも、取り外された状態でも物品取出補助装置を使用することができるため、当該装置の利便性が向上する。
上記実施形態において、落下防止部材34は、図10に示すように、基体部10に対して着脱可能であってもよい。同図において、落下防止部材34は、クリップ部35を有している。落下防止部材34においては、下面の2か所にクリップ部35が設けられている。一方のクリップ部35は落下防止部材34の左端に設けられ、他方のクリップ部35は落下防止部材34の右端に設けられている。この落下防止部材34は、図11に示すように、クリップ部35によって基体部10に固定される。すなわち、基体部10の左右両端をクリップ部35で挟むことにより、落下防止部材34が基体部10に固定される。なお、同図は手前側から見た図であり、図中の左右方向は基体部10の左右方向に等しい。
このように落下防止部材34が着脱可能である場合、落下防止部材34が取り付けられた状態でも、取り外された状態でも物品取出補助装置を使用することができるため、当該装置の利便性が向上する。
上記実施形態においては、基体部10の上面が下面よりも高い摩擦係数を有する場合を例示した。しかし、基体部10の上面の摩擦係数は、下面の摩擦係数に等しくてもよいし、下面の摩擦係数より低くてもよい。
上記実施形態においては、基体部10が柔軟性を有する場合を例示した。しかし、基体部10は、柔軟性を有していなくてもよい。例えば、基体部10は、可撓性のない板状部材からなっていてもよい。
上記実施形態においては、基体部10の下面が棚板80の上面に接した状態で、基体部10が棚板80上を滑動する場合を例示した。しかし、基体部10は、図12に示すように、その下面が棚板80から離間した状態で、棚板80上を滑動するものであってもよい。同図においては、基体部10にタイヤ12が設けられている。この基体部10は、タイヤ12が回転することにより棚板80上を滑動する。かかる構成の場合、基体部10と棚板80との間に働く摩擦力が小さくなるため、棚板80上を基体部10が一層スムーズに滑動できるようになる。
上記実施形態においては、図13に示すように、復元部を棚板に対して固定する固定手段が設けられていてもよい。同図は、例として、第1実施形態で示した物品取出補助装置6に固定手段を設けた場合を示している。同図においては、固定手段として突っ張り棒50が設けられている。突っ張り棒50は、収納棚の両側板84間を左右方向に延びている。すなわち、突っ張り棒50は、一端が一方の側板84に当接し、他端が他方の側板84に当接している。この突っ張り棒50は、長さが可変であり、所定の範囲内で任意の長さに調整できるように構成されたものである。復元部20の一端(基体部10と反対側の端部)は、突っ張り棒50に接続されている。これにより、復元部20が棚板80に対して固定されている。
かかる固定手段が設けられている場合、既存の収納棚に対しても、物品取出補助装置を容易に設置することができる。特に突っ張り棒50は、既存の収納棚を傷付けることなく物品取出補助装置を設置するのに適している。固定手段としては、突っ張り棒50の他にも、粘着テープ、吸盤、磁石等を用いることができる。なお、第2実施形態で示した物品取出補助装置7においても同様の固定手段を設けてよいことは、言うまでもない。
本発明による収納棚は、床上に設置されるものに限らず、壁面や天井に設置されるものであってもよい。例えば、飛行機内で旅客の頭上に設置された荷物棚や、列車内に設置された網棚も、本発明の収納棚に含まれる。これらの荷物棚や網棚は、高い位置に設置されるものである。それゆえ、本発明による物品取出補助装置が特に有用となる。
1 収納棚
2 収納棚
6 物品取出補助装置
7 物品取出補助装置
10 基体部
12 タイヤ
20 復元部
32 残物防止部材
33 クリップ部
34 落下防止部材
35 クリップ部
40 復元部
42 シート部
44 ロール部
50 突っ張り棒
80 棚板
82 背板
84 側板
90 物品

Claims (20)

  1. 収納棚からの物品の取出しを補助する物品取出補助装置であって、
    前記物品を乗せた状態で、前記収納棚の棚板上を奥行方向に滑動できるように設けられた、柔軟性を有する基体部と、
    前記基体部が手前側に変位したときに、当該基体部を奥側に牽引して元の位置に戻す復元部と、
    を備えることを特徴とする物品取出補助装置。
  2. 請求項に記載の物品取出補助装置において、
    前記基体部の上面は、当該基体部の下面よりも高い摩擦係数を有する物品取出補助装置。
  3. 請求項に記載の物品取出補助装置において、
    前記基体部の前記上面と前記下面とは、同一の素材からなり、
    前記上面は、前記下面よりも粗い物品取出補助装置。
  4. 請求項に記載の物品取出補助装置において、
    前記基体部の前記上面と前記下面とは、相異なる素材からなる物品取出補助装置。
  5. 請求項1乃至の何れかに記載の物品取出補助装置において、
    前記奥行方向についての前記基体部の長さを1としたとき、
    前記手前側への前記基体部の最大変位量は、0.5以上1未満である物品取出補助装置。
  6. 請求項1乃至の何れかに記載の物品取出補助装置において、
    前記復元部は、前記奥行方向に伸縮する弾性体からなる物品取出補助装置。
  7. 請求項に記載の物品取出補助装置において、
    前記弾性体は、ゴム又はバネである物品取出補助装置。
  8. 請求項1乃至の何れかに記載の物品取出補助装置において、
    前記復元部は、
    前記基体部の後端に連結され、当該基体部に連動して前記手前側に変位するシート部と、
    前記手前側に変位した前記シート部を、左右方向に平行な軸周りに巻き付けることにより元の位置に戻すロール部と、を有する物品取出補助装置。
  9. 請求項に記載の物品取出補助装置において、
    前記基体部は、シート状をしており、
    前記復元部の前記シート部は、前記基体部に連設されている物品取出補助装置。
  10. 請求項1乃至の何れかに記載の物品取出補助装置において、
    前記基体部の後端近傍に固定され、当該基体部の上面から突出するように設けられた残物防止部材を備える物品取出補助装置。
  11. 請求項10に記載の物品取出補助装置において、
    前記残物防止部材は、前記基体部の左右方向の略全体にわたって延在する物品取出補助装置。
  12. 請求項10又は11に記載の物品取出補助装置において、
    前記残物防止部材は、前記基体部に対して着脱可能である物品取出補助装置。
  13. 請求項12に記載の物品取出補助装置において、
    前記残物防止部材は、クリップ部を有しており、当該クリップ部によって前記基体部に固定される物品取出補助装置。
  14. 請求項1乃至13の何れかに記載の物品取出補助装置において、
    前記基体部の前端近傍に固定され、当該基体部の上面から突出するように設けられた落下防止部材を備える物品取出補助装置。
  15. 請求項14に記載の物品取出補助装置において、
    前記落下防止部材は、前記基体部の左右方向の略全体にわたって延在する物品取出補助装置。
  16. 請求項14又は15に記載の物品取出補助装置において、
    前記落下防止部材は、前記基体部に対して着脱可能である物品取出補助装置。
  17. 請求項16に記載の物品取出補助装置において、
    前記落下防止部材は、クリップ部を有しており、当該クリップ部によって前記基体部に固定される物品取出補助装置。
  18. 請求項1乃至17の何れかに記載の物品取出補助装置と、
    前記棚板と、
    を備える収納棚。
  19. 請求項18に記載の収納棚において、
    床面からの前記棚板の上面の高さは、150cm以上である収納棚。
  20. 請求項18又は19に記載の収納棚において、
    当該収納棚は、飛行機内で旅客の頭上に設置された荷物棚である収納棚。
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