JP6260233B2 - 情報処理装置、カメラ取付角度の推定方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、カメラ取付角度の推定方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、カメラ取付角度の推定方法、及びプログラムに関する。
近年、画像処理技術や通信技術を利用して車両の走行安全性を高めるための技術開発が盛んに行われている。その成果の一つとして、道路上の車線区分線(白線)を車載カメラで撮影し、車載カメラの撮像画像から車線区分線と車両との間の距離を推定して車両が車線から逸脱しそうな場合に警告を発する車線逸脱警報装置がある。
なお、車線逸脱警報装置は、LDW(Lane Departure Warning)装置と呼ばれる場合もある。
上記のような車線逸脱警報装置は、車載カメラの取付角度が許容誤差の範囲内で正しく設定されていないと適切に機能しない可能性がある。そのため、車載カメラの取付角度を調整する仕組みについても検討が行われている。
例えば、車載カメラで車両の先端部分を撮影し、撮像画像に含まれる車両の先端部分を基準に車載カメラの取付角度を調整する第1の技術が提案されている。また、ハンドルの操舵角を検出し、操舵角が0の状態で車載カメラの向きと車線区分線とが成す角度を基準に車載カメラの取付角度を調整する第2の技術が提案されている。
特許第4045862号公報 特開2001−171544号公報
車両の先端部分(ノッチ)が車両前方に突出していないトラックやバスなどの場合、車載カメラに車両の先端部分が写らない。そのため、こうした車両に対しては、上記第1の技術を適用して車載カメラの取付角度を調整することはできない。
また、ハンドルの操舵角が0の場合でも車線区分線に対して車両が斜めに走行していることがあるため、上記第2の技術を適用すると車載カメラの取付角度が誤って調整される可能性がある。
そこで、1つの側面によれば、本発明の目的は、車載カメラの向きを精度良く推定することが可能な情報処理装置、カメラ取付角度の推定方法、及びプログラムを提供することにある。
本開示の1つの側面によれば、車両に設置されたカメラにより撮像された撮像画像が格納される記憶部と、車線を区切る車線区分線を撮像画像から検出し、車両が車線区分線に対して平行な向きに走行している区間で撮像された撮像画像に含まれる車線区分線を基準にカメラの光軸方向を推定する演算部とを有する、情報処理装置が提供される。
また、本開示の他の1つの側面によれば、車両に設置されたカメラにより撮像された撮像画像が格納される記憶部から、撮像画像を取得することが可能なコンピュータが、車線を区切る車線区分線を撮像画像から検出し、車両が車線区分線に対して平行な向きに走行している区間で撮像された撮像画像に含まれる車線区分線を基準にカメラの光軸方向を推定するカメラ取付角度の推定方法が提供される。
また、本開示の他の1つの側面によれば、車両に設置されたカメラにより撮像された撮像画像が格納される記憶部から、撮像画像を取得することが可能なコンピュータに、車線を区切る車線区分線を撮像画像から検出し、車両が車線区分線に対して平行な向きに走行している区間で撮像された撮像画像に含まれる車線区分線を基準にカメラの光軸方向を推定する処理を実行させる、プログラムが提供される。
本発明によれば、車載カメラの向きを精度良く推定することが可能になる。
第1実施形態に係る情報処理装置の一例を示した図である。 第2実施形態に係る車線逸脱警報装置の取付例及びパラメータの表記を示した第1の図である。 第2実施形態に係る車線逸脱警報装置の取付例及びパラメータの表記を示した第2の図である。 第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が有する機能の一例を示したブロック図である。 第2実施形態に係る取付角度の推定方法について説明するための第1の図である。 第2実施形態に係る取付角度の推定方法について説明するための第2の図である。 第2実施形態に係る取付角度の推定方法について説明するための第3の図である。 第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第1の図である。 第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第2の図である。 第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第3の図である。 第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第4の図である。 第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第5の図である。 第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第6の図である。 第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第7の図である。 第2実施形態に係る制御装置が有する機能を実現することが可能なハードウェアの一例を示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書及び図面において実質的に同一の機能を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する場合がある。
<1.第1実施形態>
図1を参照しながら、第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る情報処理装置の一例を示した図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る情報処理装置10は、記憶部11及び演算部12を有する。なお、情報処理装置10は、車両Cに搭載される。例えば、情報処理装置10は、車両Cに搭載されたカメラ20と組み合わせて、車両Cが車線を逸脱しそうな場合に運転者へ警報を発する車線逸脱警報装置として利用することができる。
なお、記憶部11は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
演算部12は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサである。また、演算部12は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの電子回路であってもよい。演算部12は、例えば、記憶部11又は他のメモリに記憶されたプログラムを実行する。
記憶部11には、車両Cに設置されたカメラ20により撮像された撮像画像が格納される。例えば、カメラ20は、車両Cの前方を連続的に撮影し、連続する複数の撮像画像を記憶部11に格納する。
図1の例では、情報処理装置10及びカメラ20が、車線区分線L1、L2、L3で区分された車線LL、LRを走行中の車両Cに搭載されている。車線区分線L1、L2、L3は、車線LL、LRの境界を表す車線境界線の一例である。
以下、簡単のため、図1の(A)に示すように、車両Cが車線LRを直進する状況(区間R1)、及び車両Cが車線LRから車線LLへと車線変更する状況(区間R2)を想定して説明を進める。
また、図1の(B)に示すように、車線区分線L2に対して光軸方向が角度θ0を成し、車両Cの進行方向に対して光軸方向が角度θ1を成すようにカメラ20が車両Cに取り付けられているとする。なお、車両Cの進行方向が車線区分線L2と平行である場合、図1の(B)に示すように、2つの角度θ0、θ1は一致する。また、図1の(A)に示すように、カメラ20の設置位置と車両Cが走行している車線(例えば、車線LR)の中心(以下、車線中心)との距離をEと表記する。
車両Cが車線LRを走行している場合、カメラ20により撮像された撮像画像には、車線区分線L2、L3が含まれる。演算部12は、車線LL、LRを区切る車線区分線L2、L3を撮像画像から検出する。また、演算部12は、撮像画像に基づいて車両Cが走行している車線LRの中心から車両Cまでの距離Eを計算する。
演算部12は、距離Eの変化が設定した閾値よりも小さい場合に車両Cが車線区分線L2、L3に対して平行な向きに走行していると判定する。例えば、車両Cが区間R1を走行している場合、演算部12は、車両Cが車線区分線L2、L3に対して平行な向きに走行していると判定する。一方、車両Cが区間R2を走行している場合、演算部12は、車両Cが車線区分線L2、L3に対して平行な向きに走行していないと判定する。
演算部12は、車両Cが車線区分線L2、L3に対して平行な向きに走行している区間R1で撮像された撮像画像に含まれる車線区分線L2、L3を基準にカメラ20の光軸方向を推定する。一方、演算部12は、カメラ20の光軸方向を推定する際、車両Cが区間R2を走行中に撮像された撮像画像を利用しない。例えば、車両Cの進行方向と車線区分線L2とが平行な場合、2つの角度θ0、θ1が一致するため、撮像画像を解析して角度θ0を計算することで、車両Cの進行方向に対するカメラ20の光軸方向(角度θ1)が得られる。
上記のように、情報処理装置10は、撮像画像の画像処理によりカメラ20の光軸方向(つまり、カメラ20の取付角度)を推定することができる。また、撮像画像に含まれる車線区分線に基づいて推定を行うため、カメラ20の画角に車両Cの特定部位が含まれなくても推定処理を実施することができる。そのため、車両Cの形状に依存せずに推定を行うことが可能になる。また、推定用のマーカーを車両Cに設置せずに済むため、推定処理に伴うコストの増大を抑制することができる。また、車線区分線に対して平行に走行している区間で撮像された撮像画像だけを利用して上記の推定を実施するため、誤推定が生じるリスクを低減することができる。
以上、第1実施形態について説明した。
<2.第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。
[2−1.車線逸脱警報装置の取付例など]
まず、図2及び図3を参照しながら、第2実施形態に係る車線逸脱警報装置100の取付例などについて説明する。この説明の中で、以降の説明に用いるパラメータの表記についても述べる。
図2は、第2実施形態に係る車線逸脱警報装置の取付例及びパラメータの表記を示した第1の図である。図3は、第2実施形態に係る車線逸脱警報装置の取付例及びパラメータの表記を示した第2の図である。
車線逸脱警報装置100は、カメラ101及び制御装置102を有する。カメラ101は、例えば、図2に示すように、車両C前方の路面を撮像できるように、路面から高さHの位置にピッチ角φで取り付けられる。なお、カメラ101は、車両C後方の路面を撮像できるように取り付けられていてもよい。カメラ101としては、例えば、ドライブレコーダなどのカメラを利用することもできる。カメラ101は、車両Cが走行中の路面を連続的に撮像し、連続する複数の撮像画像を制御装置102に入力する。
以下では、説明の都合上、図3の(A)に示すように、カメラ101の中心を原点とするX−Y座標系を考える。また、車両Cから車線区分線までの距離をM、車両Cが走行している車線の幅をW、カメラ101から車線中心までの距離をEと表記する。また、車両C(進行方向)に対するカメラ101の傾き(以下、取付角度)をΘ0、車線(車線区分線)に対するカメラ101の傾きをΘdと表記する。また、図3の(B)に示すように、カメラ101の中心から車両Cの先端までの距離をD、カメラ101の中心から車両Cの中心までの距離をd、車両Cの幅をWvと表記する。
車両Cから車線区分線までの距離Mは、下記の式(1)により求めることができる。例えば、ユーロNCAP(European New Car Assessment Programme)やJIS(Japanese Industrial Standards)は、車線逸脱判定を行う際に、距離Mを高精度(例えば、誤差が10cm以下)で算出することを要件として課している。カメラ101の取付角度Θ0を高精度に算出することができれば、距離Mを高精度に算出することが可能になる。
但し、カメラ101の取付角度には誤差を含む。そのため、車両Cに取り付けた状態でカメラ101の取付角度Θ0を精度良く推定できれば、距離Mの計算精度向上に寄与する。
Figure 0006260233
制御装置102は、車両Cに取り付けられたカメラ101の取付角度Θ0を精度良く推定する機能を有する。制御装置102は、車両Cが車線区分線に対して平行に走行している場合に、車両Cから車線区分線までの距離がほぼ一定となることに着目し、車両Cから車線中心までの距離Eの変位に基づいてカメラ101の取付角度Θ0を推定する。
制御装置102は、撮像画像に基づいて距離Eを時系列で計測し、距離Eの変位が小さい走行区間(以下、平行区間)を抽出する。なお、平行区間の判定精度には、平行走行している区間の時間的な長さが関係する。
例えば、設定した数(例えば、20フレーム)以上の連続する撮像画像から平行走行が検出された場合に、平行走行が検出された撮像画像に対応する走行区間を高い信頼度で平行区間と判定できる。
制御装置102は、平行区間でカメラ101が撮像した撮像画像から車線区分線とカメラ101の光軸方向との成す角度Θ1を算出し、カメラ101の取付角度Θ d の推定値とする。この制御装置102によれば、車両Cが直線的に走行していても、車線区分線に対して斜めに進行している区間については、その区間で撮像された撮像画像に基づく取付角度Θ0の推定は行われない。そのため、取付角度Θ0が誤って推定されるリスクが低減される。
以上、車線逸脱警報装置100の取付などについて説明した。以下では、上記の制御装置102の機能などについて、さらに説明する。
[2−2.車線逸脱警報装置の機能]
次に、図4を参照しながら、車線逸脱警報装置100の機能について説明する。図4は、第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が有する機能の一例を示したブロック図である。なお、ここでは、車線逸脱警報装置100が有する機能のうち、制御装置102の機能を中心に説明する。
図4に示すように、制御装置102は、記憶部121、車線検出部122、パラメータ推定部123、平行判定部124、角度推定部125、逸脱判定部126、及び警報出力部127を有する。
なお、記憶部121が有する機能は、RAMなどの揮発性記憶装置、或いは、HDDやフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置を用いて実現可能である。また、車線検出部122、パラメータ推定部123、及び平行判定部124が有する機能は、CPUやDSPなどのプロセッサを用いて実現可能である。また、車線検出部122、パラメータ推定部123、及び平行判定部124が有する機能は、ASICやFPGAなどの電子回路を用いても実現可能である。
また、角度推定部125、逸脱判定部126、及び警報出力部127が有する機能は、CPUやDSPなどのプロセッサを用いて実現可能である。また、角度推定部125、逸脱判定部126、及び警報出力部127が有する機能は、ASICやFPGAなどの電子回路を用いても実現可能である。車線検出部122、パラメータ推定部123、平行判定部124、角度推定部125、逸脱判定部126、及び警報出力部127は、例えば、記憶部121又は他のメモリに記憶されたプログラムを実行する。
記憶部121には、カメラ101により撮像された撮像画像が格納される。車線検出部122は、記憶部121に格納された撮像画像からエッジ画像を抽出する。
また、車線検出部122は、抽出したエッジ画像を用いて車線区分線を検出する。車線検出部122により検出された車線区分線の情報は、パラメータ推定部123に入力される。
パラメータ推定部123は、車線検出部122により検出された車線区分線の情報に基づき、カメラ101の光軸方向と車線区分線とが成す角度Θd及び距離Eなどを計算する。また、パラメータ推定部123は、距離Eの変位ΔEを計算する。例えば、パラメータ推定部123は、時刻t0に撮像された撮像画像に基づく距離E(t0)を基準とし、時刻tに撮像された撮像画像に基づく距離Eの変位ΔE(t)を下記の式(2)により計算する。
ΔE(t)=|E(t)−E(t0)|
…(2)
パラメータ推定部123により計算された変位ΔEは、平行判定部124に入力される。また、パラメータ推定部123により計算された角度Θdは、角度推定部125に入力される。平行判定部124は、パラメータ推定部123により入力された変位ΔEを保持する。また、平行判定部124は、変位ΔEと閾値ThEとを比較する。変位ΔEが閾値ThEよりも小さい場合、平行判定部124は、車両Cが車線区分線に対して平行に走行していると判定する。つまり、平行判定部124は、車両Cが平行区間を走行中であると判定する。
平行判定部124による判定結果は、角度推定部125に入力される。角度推定部125は、平行区間において撮像された撮像画像の数が閾値T0以上であるか否かを判定する。
撮像画像の数が閾値T0以上である場合、角度推定部125は、平行区間における角度Θdを用いて、カメラ101の光軸方向と車両Cの進行方向とが成す角度Θ0を推定する。例えば、角度推定部125は、平行区間に撮像された各撮像画像に基づく角度Θdの統計値(例えば、平均値や最頻値など)を角度Θ0に決定する。角度推定部125により推定された角度Θ0は、記憶部121に格納される。
逸脱判定部126は、パラメータ推定部123により計算された距離Eや角度Θdなどのパラメータ、及び角度推定部125により推定された角度Θ0に基づき、車両Cから車線区分線までの距離M(上記の式(1)を参照)を計算する。但し、車線幅Wはパラメータ推定部123により計算され、記憶部121に格納されている。また、車両Cの幅Wv、カメラ101の取付位置に関する距離d、Dは、予め記憶部121に格納されている。逸脱判定部126は、計算した距離Mに基づいて車両Cが車線から逸脱しそうか否かを判定する。
車両Cが車線から逸脱しそうと判定した場合、逸脱判定部126は、警報出力部127に対し、車両Cが車線から逸脱しそうな旨を通知する。この通知を受けた警報出力部127は、車両Cが車線から逸脱しそうな旨を運転者に通知する。
例えば、警報出力部127は、音声出力、画像表示、テキスト表示などにより運転者に警告を発する。
以上、車線逸脱警報装置100の機能について説明した。なお、後述するように、平行判定部124及び角度推定部125などの機能は適宜変更することが可能である。
[2−3.取付角度の推定方法]
次に、図5〜図7を参照しながら、第2実施形態に係る取付角度の推定方法について説明する。
(2−3−1.平行区間の車線区分線に基づく角度推定)
まず、図5を参照しながら、平行区間の車線区分線に基づく角度Θ0の推定方法(以下、推定方法#1)について説明する。図5は、第2実施形態に係る取付角度の推定方法について説明するための第1の図である。図5には、時刻t1から時刻t5までに車両Cが走行した様子及び変位ΔEの変化が模式的に記載されている。
図5の例では、時刻t1、t2を含む期間Δt1において、車両Cが車線の左側から車線の右側へと移動している。また、時刻t3、t4、t5を含む期間Δt2において、車両Cが車線の右側を直線的に走行している。そのため、変位ΔEは、期間Δt1において閾値ThEよりも大きな値となる。また、変位ΔEは、期間Δt2において閾値ThEよりも小さな値となる。つまり、期間Δt1の区間は、平行区間でない区間(以下、非平行区間)である。一方、期間Δt2の区間は、平行区間である。
角度推定部125は、平行区間の開始時刻T以降、平行区間で連続して撮像された撮像画像の数(フレーム数)をカウントし、各撮像画像に基づく角度Θdを保存する。カウントした数がT0 (例えば、20フレーム)に達した場合、角度推定部125は、保存していた角度Θdを用いてカメラ101の取付角度Θ0を推定する。一方、カウントした数がT0に達せずに非平行区間に移行した場合(変位ΔEが途中で閾値ThEを超えた場合)、角度推定部125は、保存していた角度Θdを破棄する。
図5の例では、平行区間である期間Δt2に連続して撮像された撮像画像の数がT0を超えているため、平行区間の開始時刻T以降に撮像された撮像画像に基づく角度Θdからカメラ101の取付角度Θ0が推定される。
以上、推定方法#1について説明した。
(2−3−2.複数の短縮平行区間の車線区分線に基づく角度推定)
次に、図6を参照しながら、複数の短縮平行区間の車線区分線に基づく角度Θ 0 推定(以下、推定方法#2)について説明する。図6は、第2実施形態に係る取付角度の推定方法について説明するための第2の図である。図6には、時刻t1から時刻t7までに車両Cが走行した様子及び変位ΔEの変化が模式的に記載されている。
図6の例では、時刻t1を含む期間Δt1において、車両Cが車線の左側から車線の中央付近へと移動している。また、時刻t2を含む期間Δt2において、車両Cが車線の中央付近を直線的に走行している。但し、期間Δt2は短く、期間Δt2に撮像される撮像画像のカウント数は閾値T0に満たない。また、時刻t3を含む期間Δt3において、車両Cが車線の中央付近から車線の右側へと移動している。
また、時刻t4、t5を含む期間Δt4において、車両Cが車線の右側を直線的に走行している。但し、期間Δt4は短く、期間Δt4に撮像される撮像画像のカウント数は閾値T0に満たない。また、時刻t6を含む期間Δt5において、車両Cが車線の右側から車線の中央付近へと移動している。また、時刻t7を含む期間Δt6において、車両Cが車線の中央付近を直線的に走行している。
変位ΔEと閾値ThEとの比較から、期間Δt1、Δt3、Δt5の区間は非平行区間、期間Δt2、Δt4、Δt6の区間は平行区間であると判定される。但し、期間Δt2、Δt4は短い平行区間であるため、期間Δt2、Δt4に撮像される撮像画像のカウント数は閾値T0に満たない。実際、道路の状態や撮像画像の画質などに起因して十分な長さの平行区間がなかなか検出されない可能性も考えられる。
このような場合、上述した推定方法#1を適用すると、カメラ101の取付角度Θ0が推定されるまでに時間がかかる場合がある。推定方法#2では、複数の短い平行区間を利用する方法を提案する。
角度推定部125は、平行区間(期間Δt2)の開始時刻T1以降、平行区間で連続して撮像された撮像画像の数(フレーム数)をカウントし、各撮像画像に基づく角度Θdを保存する。さらに、角度推定部125は、平行区間(期間Δt4)の開始時刻T3以降、平行区間で連続して撮像された撮像画像の数(フレーム数)をカウントし、各撮像画像に基づく角度Θdを保存する。カウントした数の合計がT0に達した場合、角度推定部125は、保存していた角度Θdを用いてカメラ101の取付角度Θ0を推定する。
なお、短い平行区間毎にカウントした数がT1 (例えば、5フレーム)に達せずに非平行区間に移行した場合(変位ΔEが途中で閾値ThEを超えた場合)、角度推定部125は、保存していた角度Θdを破棄してもよい。この場合、極端に短い平行区間を考慮されないため、取付角度Θ0の推定精度が大きく低下することを避けることができる。
以上、推定方法#2について説明した。
推定方法#2によれば、長い平行区間が得られない場合でも、カメラ101の取付角度Θ0を推定することができるようになる。
(2−3−3.車線区分線の劣化などへの対応)
次に、図7を参照しながら、車線区分線の劣化などへの対応について説明する。図7は、第2実施形態に係る取付角度の推定方法について説明するための第3の図である。
交通量が多い道路などでは、色が薄れたり、部分的に線が途切れたりしている車線区分線を見かけることがある。このような場合、車線区分線の検出に失敗したり、パラメータの誤推定が発生したりする可能性がある。そこで、平行区間を検出する際に、変位ΔEの変化だけでなく、図7に示すような判定基準を用いて検出車線の正常性評価を行う方法を提案する。
図7に示すように、正常性評価の判定基準としては、例えば、線の種別、検出結果(車線区分線の有無)、線の曲率、線の平行性などが考えられる。線の種別には、例えば、1本の白線で表示された車線区分線や、車線区分線に沿って鎖線で表示された補助線などがある。
補助線が表示されていると車線区分線の誤検出が生じる可能性があるため、補助線がある区間で撮像された撮像画像は、取付角度Θ0の推定処理に利用しない。
また、車両Cの片側にある車線区分線は検出されるが、その反対側にある車線区分線は検出されない場合もある。このような場合、車両Cから車線中心までの距離Eを計算することができない。そのため、片側の車線区分線が未検出の区間で撮像された撮像画像は、取付角度Θ0の推定処理に利用しない。
また、車線区分線が曲線である場合、車両Cが車線区分線に対して平行に走行していても2つの角度Θd、Θ0が一致しない。従って、車線区分線の曲率が予め設定した閾値以上である区間で撮像された撮像画像は、取付角度Θ0の推定処理に利用しない。また、車両Cの進行方向に向かって車線幅が変化している場合、平行区間を正しく判定できない可能性がある。そのため、車両Cの両側に位置する車線区分線が非平行である区間で撮像された撮像画像は、取付角度Θ0の推定処理に利用しない。
以上、車線区分線の劣化などへの対応について説明した。上記のような例外処理を行うことで、車線区分線の誤検出などに伴う取付角度Θ0の誤推定を低減することが可能になり、推定精度を向上させることができる。
[2−4.処理フロー]
次に、図8〜図14を参照しながら、車線逸脱警報装置100が実行する処理の流れについて説明する。
(2−4−1.平行区間の車線区分線に基づく角度推定)
まず、図8〜図10を参照しながら、平行区間の車線区分線に基づく角度推定の処理フローについて説明する。
図8は、第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第1の図である。図9は、第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第2の図である。図10は、第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第3の図である。
(全体的な処理の流れ)
まず、図8を参照しながら、全体的な処理の流れについて説明する。
(S101)車線検出部122は、記憶部121に格納された撮像画像を読み出す。なお、記憶部121には、カメラ101により撮像された撮像画像が格納されている。
(S102)車線検出部122は、記憶部121から読み出した撮像画像からエッジ画像を抽出する。例えば、車線検出部122は、車線区分線を表す白線と道路面との境界(エッジ)を検出し、検出したエッジによるエッジ画像を生成する。なお、エッジ検出は、例えば、LOGフィルタによる輪郭抽出などにより実現可能である。
また、車線検出部122は、抽出したエッジ画像を用いて車線区分線を検出する。例えば、車線検出部122は、エッジ画像に対してラベリングを実施し、線分の方向や形状などを考慮してノイズ成分を除去した後、連結処理を実施して車線区分線を検出する。なお、これ以外の車線検出方法を適用してもよい。車線検出部122により検出された車線区分線の情報は、パラメータ推定部123に入力される。
(S103)パラメータ推定部123は、車線検出部122により検出された車線区分線の情報に基づき、カメラ101の光軸方向と車線区分線とが成す角度Θd及び距離Eなどを計算する。
なお、車線検出部122から入力される車線区分線の情報は、撮像画像上の位置情報である。そのため、パラメータ推定部123は、路面上における車線区分線の位置や距離Eを計算するために路面上の車線位置をモデル化し、撮像画像上の位置情報から路面上の位置情報などに変換する。
例えば、パラメータ推定部123は、下記の式(3)で表現されるモデルを利用して線形近似による繰り返し演算を実行し、撮像画像上の位置情報から路面上の位置情報などのパラメータを計算する。但し、撮像画像上の位置座標を(x,y)、カメラ101の焦点距離をf、車線区分線の曲率をc、右側車線と左側車線とを区別するための定数をk(左側車線:−1、右側車線:+1)とする。
Figure 0006260233
また、パラメータ推定部123は、距離Eの変位ΔEを計算する。例えば、パラメータ推定部123は、時刻t0に撮像された撮像画像に基づく距離E(t0)を基準とし、時刻tに撮像された撮像画像に基づく距離Eの変位ΔE(t)を上記の式(2)により計算する。パラメータ推定部123により計算された変位ΔEは、平行判定部124に入力される。また、パラメータ推定部123により計算された角度Θdは、角度推定部125に入力される。
(S104)制御装置102は、カメラ101の取付角度Θ0を推定するか否かを判定する。例えば、制御装置102は、取付角度Θ0の推定が完了している場合(後述する完了フラグが設定されている場合)、カメラ101の取付角度Θ0を推定しないと判定する。
一方、取付角度Θ0の推定が完了していない場合、制御装置102は、カメラ101の取付角度Θ0を推定すると判定する。カメラ101の取付角度Θ0を推定する場合、処理はS105に進む。一方、カメラ101の取付角度Θ0を推定しない場合、処理はS106に進む。
(S105)平行判定部124は、パラメータ推定部123により入力された変位ΔEを保持する。また、平行判定部124は、変位ΔEと閾値ThEとを比較する。変位ΔEが閾値ThEよりも小さい場合、平行判定部124は、車両Cが車線区分線に対して平行に走行していると判定する。
つまり、平行判定部124は、車両Cが平行区間を走行中であると判定する。平行判定部124による判定結果は、角度推定部125に入力される。
角度推定部125は、平行区間において撮像された撮像画像の数が閾値T0以上であるか否かを判定する。撮像画像の数が閾値T0以上である場合、角度推定部125は、平行区間における角度Θdを用いて、カメラ101の光軸方向と車両Cの進行方向とが成す角度Θ0を推定する。
例えば、角度推定部125は、平行区間に撮像された各撮像画像に基づく角度Θdの統計値(例えば、平均値や最頻値など)を角度Θ0に決定する。角度推定部125により推定された角度Θ0は、記憶部121に格納される。
S105の処理が完了すると、処理はS101に進む。
(S106)逸脱判定部126は、パラメータ推定部123により計算された距離Eや角度Θdなどのパラメータ、及び角度推定部125により推定された角度Θ0に基づき、車両Cから車線区分線までの距離M(上記の式(1)を参照)を計算する。逸脱判定部126は、計算した距離Mに基づいて車両Cが車線から逸脱しそうか否かを判定する。距離Mが大きければ逸脱の可能性が低く、距離Mが小さければ逸脱の可能性が高い。
車両Cが車線から逸脱しそうと判定した場合、逸脱判定部126は、警報出力部127に対し、車両Cが車線から逸脱しそうな旨を通知する。この通知を受けた警報出力部127は、車両Cが車線から逸脱しそうな旨を運転者に通知する。例えば、警報出力部127は、音声出力、画像表示、テキスト表示などにより運転者に警告を発する。
(S107)制御装置102は、図8に示した一連の処理を終了するか否かを判定する。例えば、車線逸脱警報装置100の電源がオフに設定された場合、制御装置102は、図8に示した一連の処理を終了する。一方、図8に示した一連の処理を継続する場合、処理はS101に進む。
(取付角度の推定:S105)
ここで、図9を参照しながら、S105の処理について、さらに説明する。
(S111)平行判定部124は、車両Cの進行方向を検出する。例えば、平行判定部124は、パラメータ推定部123により入力された変位ΔEに基づき、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行であるか否かを判定する。
変位ΔEが閾値ThEよりも小さい場合、平行判定部124は、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行であると判定する。一方、変位ΔEが閾値ThEよりも小さくない場合、平行判定部124は、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行でないと判定する。
(S112)S111の処理で、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行であると判定された場合、処理はS113に進む。一方、S111の処理で、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行でないと判定された場合、図9に示した一連の処理は終了する。
(S113)角度推定部125は、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行である区間(平行区間)で連続して撮像された撮像画像の数が閾値T0以上であるか否かを判定する。
なお、閾値T0は、カメラ101の取付角度Θ0を所望の精度で算出できるように実験的に求めた値(例えば、20)である。平行区間で連続して撮像された撮像画像の数が閾値T0以上である場合、処理はS114に進む。一方、平行区間で連続して撮像された撮像画像の数が閾値T0以上でない場合、図9に示した一連の処理は終了する。
(S114)角度推定部125は、平行区間における角度Θdを用いて、カメラ101の光軸方向と車両Cの進行方向とが成す角度Θ0を推定する。例えば、角度推定部125は、平行区間に撮像された各撮像画像に基づく角度Θdの統計値(例えば、平均値や最頻値など)を角度Θ0に決定する。角度推定部125により推定された角度Θ0は、記憶部121に格納(保存)される。このとき、角度推定部125は、完了フラグを設定し、設定した情報を記憶部121に格納する。S114の処理が完了すると、図9に示した一連の処理は終了する。
(進行方向の検出:S111)
ここで、図10を参照しながら、S111の処理について、さらに説明する。
(S121)パラメータ推定部123は、車線検出部122により検出された車線区分線の情報に基づき、カメラ101の光軸方向と車線区分線とが成す角度Θd及び距離Eなどを計算する。このとき、パラメータ推定部123は、上記の式(3)に基づいて、路面上における車線区分線の位置や距離Eを計算するために路面上の車線位置をモデル化し、撮像画像上の位置情報から路面上の位置情報などに変換する。
また、パラメータ推定部123は、距離Eの変位ΔEを計算する。例えば、パラメータ推定部123は、基準となる時刻t0に撮像された撮像画像に基づく距離E(t0)(後述するEP)を用いて、時刻t(平行走行を判定する時点)に撮像された撮像画像に基づく距離Eの変位ΔE(t)を上記の式(2)により計算する。パラメータ推定部123により計算された変位ΔEは、平行判定部124に入力される。
(S122)平行判定部124は、パラメータ推定部123により入力された変位ΔEを保持する。また、平行判定部124は、変位ΔEと閾値ThEとを比較し、変位ΔEが閾値ThEよりも大きいか否かを判定する。
なお、閾値ThEは、カメラ101の取付角度Θ0を所望の精度で推定可能な値(例えば、50mm)となるように実験的に決められる。変位ΔEが閾値ThEよりも大きい場合、処理はS123に進む。一方、変位ΔEが閾値ThEよりも大きくない場合、処理はS125に進む。
(S123、S124)平行判定部124は、S121の処理で用いた距離Eを基準となる距離EPに設定する。また、平行判定部124は、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行ではないと判断する。S123、S124の処理を完了すると、図10に示した一連の処理は終了する。このように、横方向の距離Eを用いることにより、車両Cが低速走行時でも、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行であるか否かを判定することができる。
(S125、S126)平行判定部124は、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行であると判断する。この場合、パラメータ推定部123により計算された距離Eや角度Θdなどのパラメータは記憶部121に格納(保存)される。S125、S126の処理が完了すると、図10に示した一連の処理は終了する。
以上、平行区間の車線区分線に基づく角度推定の処理フローについて説明した。
(2−4−2.複数の短縮平行区間の車線区分線に基づく角度推定)
次に、図11〜図14を参照しながら、複数の短縮平行区間の車線区分線に基づく角度推定の処理フローについて説明する。
図11は、第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第4の図である。図12は、第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第5の図である。図13は、第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第6の図である。図14は、第2実施形態に係る車線逸脱警報装置が実行する処理の流れを示した第7の図である。
(取付角度の推定:S105)
上述した平行区間の車線区分線に基づく角度推定の処理フローとの違いは、図8に示した処理のうち、S105の処理にある。そこで、全体的な処理フローについては詳細な説明を省略し、図11を参照しながら、S105に相当する処理フローについて説明する。
(S211)平行判定部124は、車両Cの進行方向を検出する。例えば、平行判定部124は、パラメータ推定部123により入力された変位ΔEに基づき、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行であるか否かを判定する。
変位ΔEが閾値ThEよりも小さい場合、平行判定部124は、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行であると判定する。一方、変位ΔEが閾値ThEよりも小さくない場合、平行判定部124は、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行でないと判定する。
(S212)S211の処理で、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行であると判定された場合、処理はS213に進む。一方、S211の処理で、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行でないと判定された場合、図11に示した一連の処理は終了する。
(S213)角度推定部125は、車両Cの進行方向が車線区分線に対して平行である区間(平行区間)で連続して撮像された撮像画像の数が閾値T1以上であるか否かを判定する。なお、閾値T1は、上述した閾値T0よりも小さい値(T1<T0;例えば、T1=5)に設定される。平行区間で連続して撮像された撮像画像の数が閾値T1以上である場合、処理はS214に進む。一方、平行区間で連続して撮像された撮像画像の数が閾値T1以上でない場合、図11に示した一連の処理は終了する。
なお、S213の処理に関する変形例として、例えば、閾値T2 (T 1 2<T0)を設定し、連続するT2枚の撮像画像のうち、平行区間で連続して撮像された撮像画像がT1枚以上の場合に、処理をS214に進める処理とする方法が考えられる。この方法では、連続するT2枚の撮像画像のうち、平行区間で連続して撮像された撮像画像がT1枚以上とならない場合には、図11に示した一連の処理が終了する。閾値T2は実験的に決められる値である。例えば、T2=7、T1=5などに設定される。
(S214)角度推定部125は、平行区間における角度Θdを用いて、カメラ101の光軸方向と車両Cの進行方向とが成す角度Θ0を推定する。例えば、角度推定部125は、平行区間に撮像された各撮像画像に基づく角度Θdの統計値(例えば、平均値や最頻値など)を角度Θ0に決定する。角度推定部125により推定された角度Θ0は、記憶部121に格納(保存)される。
(S215)角度推定部125は、連続して撮像された撮像画像の数が閾値T1以上となる平行区間の数S(記憶部121に格納された角度Θ0の数でもよい。)が閾値ThS以上であるか否かを判定する。なお、閾値ThSは、カメラ101の取付角度Θ0を所望の精度で決めることができる値(例えば、ThS=7)に実験的に決められる。平行区間の数Sが閾値ThS以上である場合、処理はS216に進む。一方、平行区間の数Sが閾値ThS以上でない場合、図11に示した一連の処理は終了する。
(S216)角度推定部125は、記憶部121に格納された複数の取付角度Θ0に基づく統計値(例えば、平均値や最頻値など)を計算し、計算した統計値を取付角度Θ0の推定結果とする。推定結果として得られたカメラ101の取付角度Θ0は、記憶部121に格納される。S216の処理が完了すると、図11に示した一連の処理は終了する。
(具体例)
ここで、図12〜図14を参照しながら、図11に示した処理フローの具体例(カウンタの遷移に基づく処理の流れ)について、さらに説明する。
なお、Pcnt、Qcnt、Rcnt、Scnt、Tcntはカウンタである。また、ThP、ThQ、ThR、ThS、ThTは、それぞれPcnt、Qcnt、Rcnt、Scnt、Tcntに対応する閾値である。カウンタはそれぞれ値0に初期化されている。また、閾値ThP、ThQ、ThR、ThS、ThTは、例えば、ThP=11、ThQ=3、ThR=2、ThS=1、ThT=3などと設定されている。
(S221)角度推定部125は、カウンタPcntが閾値ThPよりも小さいか否かを判定する。なお、カウンタPcntをフレームカウンタと呼ぶ場合がある。カウンタPcntが閾値ThPよりも小さい場合、処理はS222に進む。一方、カウンタPcntが閾値ThPよりも小さくない場合、処理はS223に進む。
(S222)角度推定部125は、フレームカウンタPcntを1増加させる。S222の処理が完了すると、処理はS224に進む。
(S223)角度推定部125は、カウンタPcnt、Qcnt、Tcntを0に初期化する。これは、取付角度Θ0の推定処理がThP以内に完了しない場合には初期化が行われることを示している。S223の処理が完了すると、処理はS224に進む。
(S224)角度推定部125は、カウンタQcntが0であるか否かを判定する。なお、カウンタQcntをフレームカウンタと呼ぶ場合がある。カウンタQcntが0である場合、処理はS225に進む。一方、カウンタQcntが0でない場合、処理はS226に進む。
(S225)角度推定部125は、カウンタRcnt、Scntを0に初期化する。S225の処理が完了すると、処理はS226に進む。
(S226)角度推定部125は、カウンタQcntを1増加させる。
(S227)角度推定部125は、車両Cの進行方向が車線区分線に平行であるか否かを判定する。車両Cの進行方向が車線区分線に平行である場合、処理はS228に進む。一方、車両Cの進行方向が車線区分線に平行でない場合、処理は、図14のS236に進む。
(S228)角度推定部125は、撮像画像を対象フレームとして登録する。また、角度推定部125は、カウンタRcntを1増加させる。なお、カウンタRcntは、対象フレームとして登録した撮像画像の枚数を示すカウンタである。カウンタRcntを対象フレームカウンタと呼ぶ場合がある。
(S229)角度推定部125は、カウンタQcntが閾値ThQ以上であるか否かを判定する。カウンタQcntが閾値ThQ以上である場合、処理はS230に進む。一方、カウンタQcntが閾値ThQ以上でない場合、図12〜図14に示した一連の処理は終了する。
(S230)角度推定部125は、カウンタRcntが閾値ThR以上であるか否かを判定する。カウンタRcntが閾値ThR以上である場合、処理は、図13のS232に進む。一方、カウンタRcntが閾値ThR以上でない場合、処理はS231に進む。
(S231)角度推定部125は、カウンタQcntを0に初期化する。S231の処理が完了すると、図12〜図14に示した一連の処理は終了する。
(S232)角度推定部125は、登録した対象フレームに対応する車両Cの走行区間を対象区間として登録する。そして、角度推定部125は、カウンタTcntを1増加させる。カウンタTcntは、登録した対象区間の数を示すカウンタである。カウンタTcntを対象区間数カウンタと呼ぶ場合がある。また、角度推定部125は、カウンタQcntを0に初期化する。
(S233)角度推定部125は、カウンタTcntが閾値ThT以上であるか否かを判定する。カウンタTcntが閾値ThT以上である場合、処理はS234に進む。一方、カウンタTcntが閾値ThT以上でない場合、図12〜図14に示した一連の処理は終了する。
(S234)角度推定部125は、登録した全ての対象フレームに関する取付角度Θ0の統計値を計算し、計算した統計値を取付角度Θ0の推定結果とする。推定結果とされた取付角度Θ0は、記憶部121に格納(保存)される。
(S235)角度推定部125は、カウンタPcnt、Qcnt、Tcntを0に初期化する。S235の処理が完了すると、図12〜図14に示した一連の処理は完了する。
(S236)角度推定部125は、撮像画像をNGフレーム(非平行走行中に撮像された撮像画像)と判定する。また、角度推定部125は、カウンタScntを1増加させる。なお、カウンタScntは、NGフレームの数を示すカウンタである。カウンタScntをNGフレームカウンタと呼ぶ場合がある。
(S237)角度推定部125は、カウンタScntが閾値ThSよりも大きいか否かを判定する。カウンタScntが閾値ThSよりも大きい場合、処理はS238に進む。一方、カウンタScntが閾値ThSよりも大きくない場合、処理は、図12のS229に進む。
(S238)角度推定部125は、カウンタQcntを0に初期化する。S238の処理が完了すると、処理は、図12のS229に進む。
以上、複数の短縮平行区間の車線区分線に基づく角度推定の処理フローについて説明した。
[2−5.ハードウェアの例]
次に、図15を参照しながら、車線逸脱警報装置100が有する機能のうち、制御装置102の機能を実現することが可能なハードウェアの例について説明する。図15は、第2実施形態に係る制御装置が有する機能を実現することが可能なハードウェアの一例を示した図である。なお、スマートフォンやカーナビゲーションシステムなどは、図15に例示したハードウェアを有する情報処理装置の一例である。
制御装置102の機能は、例えば、図15に示す情報処理装置のハードウェア資源を用いて実現することが可能である。つまり、制御装置102が有する機能は、コンピュータプログラムを用いて図15に示すハードウェアを制御することにより実現される。
図15に示すように、このハードウェアは、主に、CPU902と、ROM(Read Only Memory)904と、RAM906と、ホストバス908と、ブリッジ910とを有する。さらに、このハードウェアは、外部バス912と、インターフェース914と、入力部916と、出力部918と、記憶部920と、ドライブ922と、接続ポート924と、通信部926とを有する。
CPU902は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。ROM904は、CPU902に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータなどを格納する記憶装置の一例である。RAM906には、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に変化する各種パラメータなどが一時的又は永続的に格納される。
これらの要素は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス908を介して相互に接続される。一方、ホストバス908は、例えば、ブリッジ910を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス912に接続される。また、入力部916としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、タッチパッド、ボタン、スイッチ、及びレバーなどが用いられる。さらに、入力部916としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラが用いられることもある。
出力部918としては、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、又はELD(Electro-Luminescence Display)などのディスプレイ装置が用いられる。また、出力部918として、スピーカやヘッドホンなどのオーディオ出力装置、又はプリンタなどが用いられることもある。つまり、出力部918は、情報を視覚的又は聴覚的に出力することが可能な装置である。
記憶部920は、各種のデータを格納するための装置である。記憶部920としては、例えば、HDDなどの磁気記憶デバイスが用いられる。また、記憶部920として、SSD(Solid State Drive)やRAMディスクなどの半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイスなどが用いられてもよい。
ドライブ922は、着脱可能な記録媒体であるリムーバブル記録媒体928に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体928に情報を書き込む装置である。リムーバブル記録媒体928としては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどが用いられる。
接続ポート924は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子など、外部接続機器930を接続するためのポートである。外部接続機器930としては、例えば、プリンタなどが用いられる。
通信部926は、ネットワーク932に接続するための通信デバイスである。通信部926としては、例えば、有線又は無線LAN(Local Area Network)用の通信回路、WUSB(Wireless USB)用の通信回路、光通信用の通信回路やルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用の通信回路やルータ、携帯電話ネットワーク用の通信回路などが用いられる。通信部926に接続されるネットワーク932は、有線又は無線により接続されたネットワークであり、例えば、インターネット、LAN、放送網、衛星通信回線などを含む。
以上、制御装置102の機能を実現することが可能なハードウェアの例について説明した。
以上説明したように、第2実施形態では、カメラで撮像した撮像画像から車線を検出し、検出した車線とカメラとの位置関係を推定し、車両の横方向に関する位置変動を計測し、位置変動が一定時刻安定している平行区間を検出する方法を提案した。さらに、平行区間で撮像された撮像画像を利用して、カメラと車線とが成す角度から、カメラの取付角度を推定する方法を提案した。これらの方法により、車線に対して車両が斜めに直進するシーンを除外し、カメラの取付角度を高精度に推定することが可能になる。
また、複数の短い平行区間で撮像された撮像画像を利用してカメラの取付角度を推定することで、長く連続する安定した平行区間を確保できないシーンでもカメラの取付角度を高精度に推定することが可能になる。また、車両と車線中心との距離変位を基準に平行区間を検出しているため、車線幅の変動に対してロバストである。さらに、車両の走行スピードに依存せず、ロバストに推定結果を得ることができる。
以上、第2実施形態について説明した。
以上、添付図面を参照しながら好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、様々な変形例や修正例に想到し得ることは明らかであり、こうした変形例や修正例についても当然に本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
10 情報処理装置
11 記憶部
12 演算部
20 カメラ
C 車両
L1、L2、L3 車線区分線
LL、LR 車線
R1、R2 区間
E 距離

Claims (9)

  1. 車両に設置されたカメラにより撮像された撮像画像が格納される記憶部と、
    車線を区切る車線区分線を前記撮像画像から検出し、前記車両が前記車線区分線に対して平行な向きに走行している区間で撮像された前記撮像画像に含まれる前記車線区分線を基準に前記カメラの光軸方向を推定する演算部とを有し、
    前記演算部は、補助線がある区間における前記車線区分線の検出結果を破棄する、
    情報処理装置。
  2. 前記演算部は、前記撮像画像に基づいて前記車両が走行している車線の中心から前記車両までの距離を計算し、前記距離の変化が設定した閾値よりも小さい場合に前記車両が前記車線区分線に対して平行な向きに走行していると判定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記演算部は、複数の前記区間のそれぞれについて前記撮像画像に含まれる前記車線区分線を基準に前記カメラの光軸方向を決めるパラメータを計算し、複数の前記パラメータの統計値に基づいて前記カメラの光軸方向を推定する
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記演算部は、前記撮像画像から検出された前記車線区分線の種類、本数、曲率、及び、前記車両の両側にある2本の前記車線区分線の平行度合いの少なくとも1つが、設定された条件を満たさない場合、当該車線区分線の検出結果を破棄する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記演算部は、前記撮像画像に含まれる前記車線区分線に基づいて前記車両が前記車線を逸脱しそうか否かを判定する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータが、
    車両に設置されたカメラにより撮像された撮像画像が格納される記憶部から、前記撮像画像を取得し、
    車線を区切る車線区分線を前記撮像画像から検出し、補助線がある区間における前記車線区分線の検出結果を破棄し、前記車両が前記車線区分線に対して平行な向きに走行している区間で撮像された前記撮像画像に含まれる前記車線区分線を基準に前記カメラの光軸方向を推定する
    カメラ取付角度の推定方法。
  7. コンピュータに、
    車両に設置されたカメラにより撮像された撮像画像が格納される記憶部から、前記撮像画像を取得し、
    車線を区切る車線区分線を前記撮像画像から検出し、補助線がある区間における前記車線区分線の検出結果を破棄し、前記車両が前記車線区分線に対して平行な向きに走行している区間で撮像された前記撮像画像に含まれる前記車線区分線を基準に前記カメラの光軸方向を推定する
    処理を実行させる、プログラム。
  8. 前記演算部は、片側の車線区分線が未検出の区間における前記車線区分線の検出結果を破棄する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記演算部は、連続線以外の線種で表示される補助線がある区間における前記車線区分線の検出結果を破棄する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
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