JP6257987B2 - 情報提供システム及び情報提供方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、情報提供システム及び情報提供方法に関する。
近年、各地点に設置された観測局が計測した降雨量、河川水位等の観測データをテレメータシステムがリアルタイムで収集、演算処理する河川情報システム(情報提供システム)が利用されている(例えば、特許文献1参照)。このような河川情報システムは、収集、演算した観測データを、自治体の職員、水防関係者、地域住民等に対して、専用回線又はインターネット等の公衆回線を介して情報提供することができる。
また、このような河川情報システムは、観測局地点ごとに判定基準値を設けて、大雨などにより河川氾濫の恐れのある判定基準値超過時に、自動的に事前に登録された通報先に、電子メール等で通報する機能を有している。これにより、水防関係者や地域住民等は、迅速に連携して水防活動や避難行動を実施することができるので、水害の未然防止又は被害の拡大を防ぐことができる。
特開2007−47878号公報
しかしながら、上述したような河川情報システム(情報提供システム)においては、各観測局が備える雨量計、水位計の故障や誤動作により、突発的に誤った観測データを観測する場合がある。このような場合において、この誤観測データが基準値を超過すると、上述の河川情報システムは、自動的に所定の通報先に誤った通報を行うこととなり、水防活動に支障を来すという問題が生じていた。
本発明が解決しようとする課題は、誤った観測データに基づいてなされる誤通報の頻度を低減することができる情報提供システム及び情報提供方法を提供することである。
実施形態の情報提供システムは、観測局と、超過判定部と、信頼性判定部と、通報部と、を備える。観測局は、設置された地点における河川の水位又は降雨量を示す観測データを観測する。超過判定部は、前記観測データが判定基準値を上回るか否かを判定する。信頼性判定部は、前記観測データが前記判定基準値を上回った場合に、前記観測局が設置された地点における河川の上流に位置するダムシステムから提供される放流情報、及び前記観測局が設置された地点を含む所定の領域について気象警報・注意報の発令の有無を示す情報を含む観測データ関連情報に基づいて、前記所定の領域について前記気象警報・注意報が発令された場合に、当該河川の所定の領域に含まれる地点において観測された前記判定基準値を上回った観測データの信頼性が有ると判定する。
第1の実施形態の情報提供システムの全体の機能構成を示す図。 第1の実施形態の情報提供装置の機能構成を説明する図。 第1の実施形態の情報提供装置が取得する観測データを示す図。 第1の実施形態のレーダ雨量計システムが取得するレーダ雨量情報を示す図。 第1の実施形態の信頼性判定部の機能を説明する第1の図。 第1の実施形態の気象警報・注意報発令システムが取得する気象警報・注意報発令情報を示す図。 第1の実施形態の信頼性判定部の機能を説明する第2の図。 第1の実施形態の情報提供装置の処理フローを示す図。 第1の実施形態の変形例に係る情報提供システムの全体の機能構成を示す図。 第1の実施形態の変形例に係る信頼性判定部の機能を説明する図。 第2の実施形態の情報提供装置の機能構成を示す図。 第2の実施形態の信頼性判定部が取得する過去観測データを示す図。 第3の実施形態の情報提供装置が取得する過去観測データを示す図。 第3の実施形態の情報提供装置の機能を説明する図。 第4の実施形態の情報提供装置の処理フローを示す図。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る情報提供システムを、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る情報提供システムの全体の機能構成を示す図である。この図において、符号1は情報提供システムである。
図1に示すように、情報提供システム1は、情報提供装置10、テレメータシステム11、観測局120、121、・・・、12n、レーダ雨量計システム13、気象警報・注意報発令システム14、及び端末装置15を備えている。
情報提供装置10は、各観測局120、121、・・・が観測した観測データを取得する。また、情報提供装置10は、インターネット回線22を介して、当該取得した観測データに応じて予め登録された通報先(複数の端末装置15)に河川氾濫のおそれ等を警告する通知(通報)を行う。
テレメータシステム11は、無線通信網20を介して、遠隔地に設置された観測局120、121、・・・から観測データを収集、加工(情報処理)して、情報提供装置10に提供する。テレメータシステム11は、定期的(例えば、10分おき)に各観測局120、121、・・・から観測データを収集し、一括管理する。
複数の観測局120、121、・・・は、内部に水位センサ、雨量センサ等を備え、定期的に、各々の設置された地点における河川水位や降雨量等を観測するとともに、その観測データを、無線通信網20を介して、テレメータシステム11に送信する。
レーダ雨量計システム13は、例えば、国土交通省が所有するシステムであって、レーダ基地局から発信される電波に基づいて、広域に渡る雨量情報を取得する。
気象警報・注意報発令システム14は、例えば気象庁が所有するシステムであって、地域ごとの気象に応じて、予め定められた地域(都道府県、市町村)ごとに気象警報または気象注意報を発令する。
レーダ雨量計システム13及び気象警報・注意報発令システム14は、専用回線21を介して、情報提供装置10にレーダ雨量情報、気象警報・注意報発令情報を送信する。
端末装置15は、地方自治体の職員、水防関係者、地域住民等の各々が所有する端末装置(携帯電話、パソコン等)である。
図2は、第1の実施形態に係る情報提供装置の機能構成を説明する図である。
図2に示すように、情報提供装置10は、内部に超過判定部100、信頼性判定部101、及び、通報部102を備えている。
超過判定部100は、テレメータシステム11を介して取得した観測データが判定基準値を上回るか否かを判定する。ここで、超過判定部100は、各観測局120、121、・・・、12nから取得される観測データd0、d1、・・・、dnの各々に対応する判定基準値dt0、dt1、・・・、dtnを予め記憶しており、取得した観測データd0、d1、・・・と、その各々に対応する判定基準値dt0、dt1、・・・と、を比較して判定処理を行う。以下、観測データd0、d1、・・・、dnを総称して「観測データd」と、判定基準値dt0、dt1、・・・、dtnを総称して「判定基準値dt」と表記する。
なお、超過判定部100は、ある観測データdが対応する判定基準値dtを超過した場合には、その観測データdが観測された観測局120、121・・・の識別子(図3)を信頼性判定部101に出力する。
信頼性判定部101は、各観測データdが各判定基準値dtを上回った場合に、河川の水位又は降雨量と関連性を有する観測データ関連情報に基づいて、判定基準値dtを上回った観測データdの信頼性の有無を判定する。
本実施形態に係る信頼性判定部101は、内部に地域特定部1010及び判定処理部1013を有している。この地域特定部1010、判定処理部1013、及び、観測データ関連情報の詳細については後述する。
通報部102は、信頼性判定部101が判定基準値dtを上回った観測データdの信頼性が有ると判定した場合に、予め登録された通報先(水防関係者、地域住民等)に、観測データdが判定基準値dtを上回ったことを示す情報(緊急警報)を通報する。
各々が所有する端末装置15を通じて緊急警報を受けた水防関係者等は、直ちに水防活動や避難行動を実施する。
図3は、第1の実施形態に係る情報提供装置が取得する観測データを示す図である。
テレメータシステム11は、遠隔の各地点に設置された複数の観測局120、121、・・・ごとに観測される観測データdを収集する。この際、テレメータシステム11は、
図3に示すように、各観測局120、121、・・・を識別する識別子(ID情報)と、観測された観測データdを対応付けて情報提供装置10(図1、図2)に送信する。
なお、本実施形態の説明においては、観測局120、121、・・・は、河川の水位(図3)を計測するものとして説明する。ただし、観測局120、121、・・・が観測する観測データはこれに限られず、例えば降雨量[mm/h]であってもよい。
ここで、本実施形態に係る信頼性判定部101は、レーダ雨量計システム13から提供される観測データ関連情報に基づいて、観測データdの信頼性の有無を判定する機能を有している。この場合において、観測データ関連情報とは、具体的には「レーダ雨量情報」を指す。以下、この機能について説明する。
図4は、第1の実施形態に係るレーダ雨量計システムが取得するレーダ雨量情報を示す図である。
次に、図4を参照しながら、レーダ雨量計システム13が取得するレーダ雨量情報について説明する。
レーダ雨量計システム13は、観測局120、121、・・・とは異なる別の計測システムであって、レーダ基地局から発信される電波に基づいて、広域の降雨量を観測するシステムである。レーダ雨量計システム13は、一定範囲のエリア(例えば5km四方)ごとに、そのエリアにおける降雨量をレーダにより観測する。具体的には、レーダ雨量計システム13は、図4に示すように、予め定められた一定範囲ごとのエリアA1、A2、A3、・・・における降雨量(レーダ雨量p)を取得する。
レーダ雨量計システム13は、専用回線21(図1)を介して、このレーダ雨量情報を情報提供装置10に送信する。
図5は、第1の実施形態に係る信頼性判定部の機能を説明する第1の図である。
次に、図5を参照しながら、信頼性判定部101が有する地域特定部1010の機能について説明する。
図5において、地域Xは、例えば一都道府県である。図5に示すように、この地域Xの所定の地点には、観測局120、121、122が設定されている。一方、レーダ雨量計システム13は、この地域Xを5km四方の領域ごとにメッシュMで区分して、その領域(エリアA1、A2、A3、・・・)ごとに、レーダ雨量p(p1、p2、p3、・・・)を取得する(図4参照)。
ここで、超過判定部100において、判定基準値dtを超過したという判定がなされた場合、地域特定部1010は、超過判定部100から、当該観測データdと、判定基準値dtを超過した観測データdが観測された観測局120、121・・・の識別子と、を取得する。地域特定部1010は、観測局120、121・・・の識別子を取得すると、当該識別子から、判定基準値dtを超過した観測データdが取得された場所を特定し、その場所がいずれの領域(エリアA1、A2、A3、・・・)に属するかを特定する。
例えば、観測局120で取得された観測データd0が、対応する判定基準値dt0を超過した場合、超過判定部100は、観測局120を特定する識別子(「ID:0000」)を地域特定部1010に出力する。そして、地域特定部1010は、観測局120を特定する識別子(「ID:0000」)に基づいて、その観測局120が属する領域をエリアA1と特定する(図5)。
次に、信頼性判定部101の判定処理部1013は、レーダ雨量計システム13から取得したレーダ雨量情報(図4)を参照して、地域特定部1010が特定した領域(エリアA1)におけるレーダ雨量p1(40mm/h)を取得する。次に、判定処理部1013は、地域特定部1010が特定した領域におけるレーダ雨量pが所定のレーダ雨量判定閾値ptを上回っているか否か(p>pt)を判定する。そして、判定処理部1013は、レーダ雨量pが所定のレーダ雨量判定閾値ptを上回っている(p>ptの条件を満たす)と判定した場合に、当該特定した領域(エリアA1)に属する観測局120が観測した観測データd0(判定閾値dt0を超過した観測データ)の信頼性が有ると判定する。
このようにすることで、信頼性判定部101は、観測データd0(河川の水位)が判定基準値dt0を上回ったと判定された場合に、その観測データd0を観測した観測局120の属するエリアA1において所定量の降雨があったという事実に基づいて、その観測データd0に信頼性が有ると判定することができる。
なお、本実施形態に係る信頼性判定部101は、以下に説明するように、気象警報・注意報発令システム14から提供される観測データ関連情報に基づいて、観測データdの信頼性の有無を判定する機能を更に有していてもよい。この場合において、観測データ関連情報とは、具体的には「気象警報・注意報発令情報」を指す。
図6は、第1の実施形態に係る気象警報・注意報発令システムが取得する気象警報・注意報発令情報を示す図である。
気象警報・注意報発令システム14は、地域ごとの気象に応じて、当該地域ごと(市町村単位)で気象警報または気象注意報の発令を行うシステムである。
気象警報・注意報発令システム14は、図6に示すように、市町村(市町村N0、N1、N2、・・・)ごとに、現在発令中の警報、注意報の別を示す気象警報・注意報発令情報を、専用回線21(図1)を介して、情報提供装置10に送信する。
図7は、第1の実施形態に係る信頼性判定部の機能を説明する第2の図である。
次に、図7を参照しながら、地域特定部1010の機能について更に説明する。
図7においては図5と同様、地域Xは一都道府県を表す。図7に示すように、この地域Xの所定の地点には、観測局120、121、122が設定されている。また、図7に示すように、地域Xの各所に設置された観測局120、121、122は、それぞれ、市町村N0、N1、N2に属している。
ここで、上述の場合と同様、信頼性判定部101が超過判定部100から観測局120、121・・・の識別子を取得すると、当該識別子から、判定基準値dtを超過した観測データdが取得された場所を特定し、その場所がいずれの領域(市町村N0、N1、N2、・・・)に属するかを特定する。
例えば、観測局120で取得された観測データd0が、対応する判定基準値dt0を超過した場合、超過判定部100は、観測局120を特定する識別子(ID:0000)を地域特定部1010に出力する。そして、地域特定部1010は、観測局120を特定する識別子(ID:0000)に基づいて、その観測局120が属する領域を市町村N0と特定する(図7)。
次に、信頼性判定部101の判定処理部1013は、気象警報・注意報発令システム14から取得した気象警報・注意報発令情報(図6)を参照して、地域特定部1010が特定した領域(市町村N0)における気象警報・注意報発令情報を取得する。そして、地域特定部1010が特定した領域において、所定の警報または注意報の発令の有無を判定する。この場合、判定処理部1013は、観測局120が設置されている市町村N0において、「大雨洪水警報」が発令されていることを把握する。そして、判定処理部1013は、市町村N0において「大雨洪水警報」が発令されていることをもって、観測局120において観測された観測データd0(判定閾値dt0を超過した観測データ)の信頼性が有ると判定する。
このようにすることで、信頼性判定部101は、観測データd0が判定基準値dt0を上回ったと判定された場合に、その観測データd0を観測した観測局120の属する市町村N0において所定の気象警報または気象注意報が発令されているという事実に基づいて、その観測データd0に信頼性が有ると判定することができる。
図8は、第1の実施形態に係る情報提供装置の処理フローを示す図である。
次に、図8を参照しながら、情報提供装置10の処理フローについて、順を追って説明する。
まず、情報提供装置10の超過判定部100が、テレメータシステム11を介して、観測局120、121・・・で観測された観測データ(図3)を取得する(ステップS10)。
ここで、超過判定部100は、一の観測局(例えば、観測局120)で観測された観測データd(例えば観測データd0)を取得する。そして、超過判定部100は、観測局120で観測された観測データd0が、これに対応する判定基準値dt0を上回るか否か(d0>dt0を満たすか否か)を判定する(ステップS11)。観測局120で観測された観測データd0が、判定基準値dt0を上回っていない場合(ステップS11:NO)には、情報提供装置10は、処理を終了する。一方、観測局120で観測された観測データd0が、判定基準値dt0を上回っている場合には、超過判定部100は、その観測データd0及び観測データd0が観測された観測局120の識別子(「ID:0000」)を信頼性判定部101に出力する。
信頼性判定部101は、判定基準値dt0を超過した観測データd0及びその観測データd0が観測された観測局120の識別子(「ID:0000」)を取得すると、その観測データd0の信頼性の有無の判定処理を行う。
具体的には、まず、信頼性判定部101の地域特定部1010が、観測局120の識別子からその観測局120が属する領域(エリアA1)を特定する(図5)。地域特定部1010が、観測局120が属する領域(エリアA1)を特定すると、判定処理部1013は、レーダ雨量計システム13から提供されるレーダ雨量情報(図4)を参照して、その領域(エリアA1)におけるレーダ雨量情報を取得する(ステップS12)。
次に、信頼性判定部101の判定処理部1013は、観測データd0の信頼性の有無を判定する(ステップS13)。具体的には、その領域(エリアA1)におけるレーダ雨量p1が所定のレーダ雨量判定閾値ptを上回っているか否か(p>pt)を判定する。判定処理部1013は、レーダ雨量p1が所定のレーダ雨量判定閾値ptを上回っている(p>ptの条件を満たす)ことをもって、その領域(エリアA1)に属する観測局120が観測した観測データdの信頼性が有ると判定する。
レーダ雨量p1が所定のレーダ雨量判定閾値ptを上回っている場合(ステップS13:YES)には、信頼性判定部101は、判定基準値dtを超過した観測データdの信頼性が有ることを示す判定情報を通報部102に出力する。一方、レーダ雨量p1が所定のレーダ雨量判定閾値ptを上回っていない場合(ステップS13:NO)、信頼性判定部101は、判定基準値dtを超過した観測データdの信頼性が無いと判定し、処理を終了する。
通報部102は、判定基準値dtを超過した観測データdの信頼性が有ることを示す判定情報を受けると、予め登録された水防関係者等の通報先へ通報する処理を行う(ステップS14)。このとき、通報部102は、いずれの観測局120、121、・・・において判定基準値を超過した旨の情報(電子メール等)を、インターネット回線22を通じて通報先の端末装置15へ送信する。
情報提供装置10は、一の観測局120、121・・・について、以上の処理を完了すると、別の観測局120、121・・・から観測される観測データdを更に取得して(ステップS10)、以降の処理を繰り返す。
以上のような処理フローにより、情報提供システム1は、例えば観測データd0が判定基準値dt0を上回ったと判定された場合に、直ちに通報処理を行うのではなく、その観測データd0に信頼性が有ることを確認した上で、通報先への通報処理を行う。そして、その観測データd0の信頼性の有無については、判定処理部1013が、その観測データd0を観測した観測局120の属するエリアA1において所定量の降雨が観測されているか否かの事実に基づいて判定する。
これにより、情報提供システム1は、水位計(雨量計)の故障や誤動作に基づく誤通報の頻度を低減させることができ、水防関係者等の水防活動への支障を改善することができる。
なお、図8に示す処理フローについての上述の説明では、情報提供システム1は、例として、レーダ雨量計システム13が取得するレーダ雨量情報に基づいて、観測データdの信頼性の有無を判定するものとした。しかし、情報提供システム1は、ステップS12、S13(図8)において、気象警報・注意報発令システム14から提供される気象警報・注意報発令情報を取得して、観測データdの信頼性の有無を判定してもよい(図6、図7参照)。
また、情報提供システム1は、レーダ雨量情報、気象警報・注意報発令情報の両方を参照して、共に各々の条件を満たした場合に、観測データdの信頼性が有ると判定してもよい。
また、第1の実施形態に係る情報提供システム1は、以下に説明するように、ダムシステムからの放流情報に基づいて、観測データdの信頼性の有無を判定する機能を更に有していてもよい。この場合において、観測データ関連情報とは、具体的には「放流情報」を指す。
図9は、第1の実施形態の変形例に係る情報提供システムの全体の機能構成を示す図である。
図9に示すように、当該変形例に係る情報提供システム1は、更に、ダムシステム16を備えている。
ダムシステム16は、情報提供装置10に対し、ダムとして貯蓄する水の河川への放流量を示す放流情報を提供する。この放流情報は、ダム自身を特定する識別情報及びこれに関連付けられた放流量、放流時刻を示す情報等からなる。
当該変形例に係る情報提供システム1の信頼性判定部101は、この放流情報を取得して、観測局120、121・・・が観測した観測データdの信頼性の有無を判定する。
図10は、第1の実施形態の変形例に係る信頼性判定部の機能を説明する図である。
例えば、ダムシステム16は、図10に示すように、河川Yの上流に建設され、当該河川Yへの貯蓄した水の放流を可能とするダムである。この河川Yの下流には、観測局120が設置されている。観測局120は、河川Yの設置された地点における水位を観測データとして取得する。
図10に示す場合における情報提供装置10の各機能部の処理フローについて、図8を参照しながら説明する。
まず、超過判定部100が、観測局120で観測された観測データd0を取得する処理(ステップS10)、及び、観測データd0が判定基準値dt0を上回るか否かを判定する処理(ステップS11)については上記と同様である。
そして、判定基準値dt0の超過があった際に、信頼性判定部101が、超過判定部100から超過があった観測局120の識別子の入力を受け付けると、地域特定部1010は、当該識別子から、観測局120がいずれの河川に属するかを特定する。
ここで、地域特定部1010が、観測局120が「河川Y」に属することを特定すると、ステップS12において、判定処理部1013が、河川Yの上流におけるダムシステム16から提供される放流情報を取得する。
さらに、ステップS13において、判定処理部1013は、ダムシステム16(河川Yの上流に位置するダムシステム)が提供する放流情報に、現時刻において放流が行われたことを示す情報が含まれているか否かを判定する。そして、判定処理部1013は、その放流情報に、放流が行われたことを示す情報が含まれていることをもって、その河川Yに属する観測局120が観測した観測データdの信頼性が有ると判定する。
このようにすることで、信頼性判定部101は、観測データd0が判定基準値dt0を上回ったと判定された場合に、その観測データd0を観測した観測局120の属する河川Yにおいてダムシステム16から放流がなされたという事実に基づいて、その観測データd0に信頼性が有ると判定することができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係る情報提供システムを、図面を参照して説明する。
第2の実施形態に係る情報提供システム1の全体の機能構成は、第1の実施形態と同一である。
図11は、第2の実施形態に係る情報提供装置の機能構成を示す図である。なお、第1の実施形態と同一の機能構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図11に示すように、情報提供装置10の信頼性判定部101は、観測データ蓄積部1011を備えている。
観測データ蓄積部1011は、観測局120、121・・・が観測した観測データdを、その取得された時刻を示す情報とともに、記憶して蓄積する。
なお、第2の実施形態において、観測データ関連情報とは、観測データ蓄積部1011に蓄積された観測データである「過去観測データ」を指す。
図12は、第2の実施形態に係る信頼性判定部が取得する過去観測データを示す図である。
観測データ蓄積部1011は、例えば、図12に示すように、観測局120から取得される観測データd0を、その観測時刻を示す情報とともに記憶して蓄積していく。ここで、観測データ蓄積部1011が蓄積する過去観測データは、例えば、直近の過去5回分の観測データとしてもよい。
図12に示す例では、観測データ蓄積部1011は、観測局120において10分刻みで観測された水位の過去5回分の観測データd0を蓄積する。
次に、本実施形態に係る情報提供装置10の各機能部の処理フローについて、図8を参照しながら説明する。
まず、超過判定部100が、観測局120で観測された観測データd0を取得する処理(ステップS10)、観測データd0が判定基準値dt0を上回るか否かを判定する処理(ステップS11)については同様である。
そして、判定基準値dt0の超過があった際に、信頼性判定部101が、超過判定部100から超過があった観測局120の識別子の入力を受け付けると、判定処理部1013は、観測データ蓄積部1011が蓄積したその観測局120についての過去観測データを取得する(ステップS12)。
判定処理部1013は、取得した過去観測データを参照して、観測データd0の信頼性の有無を判定する(ステップS13)。具体的には、その過去観測データ(例えば過去5回分の観測データ)のいずれもが、同様に判定基準値dt0を上回っていることをもって、その観測局120が観測した観測データd0の信頼性が有ると判定する。
このようにすることで、信頼性判定部101は、観測データd0(河川の水位)が判定基準値dt0を上回ったと判定された場合に、過去に観測された観測データd0においても判定基準値dt0を上回っているという事実に基づいて、その観測データd0に信頼性が有ると判定することができる。
以上のような処理フローにより、情報提供システム1は、観測局120で取得された観測データd0に信頼性が有ることを確認した上で、通報先への通報処理を行う。そして、その観測データd0の信頼性の有無については、判定処理部1013が、観測局120で過去に観測された観測データd0において判定基準値dt0を上回っているか否かの事実に基づいて判定する。
これにより、情報提供システム1は、水位計(雨量計)の故障や誤動作に基づく誤通報の頻度を低減させることができ、水防関係者等の水防活動への支障を改善することができる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態に係る情報提供システムを、図面を参照して説明する。
第3の実施形態に係る情報提供装置10の機能構成は、第2の実施形態と同一の機能構成を有している。すなわち、本実施形態に係る信頼性判定部101も、観測データ蓄積部1011及び判定処理部1013を備えている。ただし、本実施形態においては、判定処理部1013における判定機能が、判定基準値を超過した観測局とは異なる他の観測局で観測された観測データを参照して、当該判定基準値を超過した観測データの信頼性の有無を判定する点で、第2の実施形態と異なる。
なお、本実施形態において、観測データ関連情報とは、「他の観測局で観測された観測データ」を指す。
図13は、第3の実施形態に係る情報提供装置が取得する過去観測データを示す図である。
上述したように、本実施形態に係る情報提供装置10の信頼性判定部101は、観測データ蓄積部1011と、判定処理部1013と、を備えている。
図13(a)、(b)に示すように、観測データ蓄積部1011は、各観測局120、121、・・・が観測する各観測データd0、d1、・・・を貯蓄している。例えば、図13(a)は、観測局120が観測する過去観測データであり、図13(b)は、観測局121が観測する過去観測データである。
図14は、第3の実施形態に係る情報提供装置の機能を説明する図である。
次に、本実施形態に係る判定処理部1013の処理について図13、図14を参照しながら説明する。
図5と同様に、図14の地域Xは一都道府県を表す。図14に示すように、この地域Xの所定の地点には、観測局120、121、122が設定されている。観測データ蓄積部1011は、各観測局120、121、122が観測する各観測データd0、d1、d2を貯蓄している(図13(a)、(b)参照)。
ここで、例えば、観測局120で観測された観測データd0が判定閾値dt0を上回ったとして、信頼性判定部101が超過判定部100から観測局120の識別子を取得したとする(図8、ステップS11:YES)。このとき、本実施形態に係る判定処理部1013は、観測局120で観測された観測データd0の過去観測データ(図13(a))とともに、観測局120の半径L(例えば半径5km)以内に属する他の観測局(観測局121)で観測された観測データd1の過去観測データ(図13(b))を取得する(ステップS12)。
次に、判定処理部1013は、各観測データd0、d1(水位)の時間推移の傾向が、一致しているか否かを判定する。例えば、図13(a)、(b)に示す例で説明すると、判定処理部1013は、まず、観測局120の過去観測データ(図13(a))を参照して、観測データd0が、時刻「10:10」から「10:20」にかけて「増加している」という傾向を識別する。より具体的には、判定処理部1013は、ある観測データと、その一つ前に観測された観測データとの差分を算出して、その時間推移の傾向(増減)を識別する。同様に、判定処理部1013は、他の観測局121の過去観測データ(図13(b))を参照して、観測データd1が、同時刻「10:10」から「10:20」にかけて「増加している」という傾向を識別する。
そして、判定処理部1013は、観測局120で観測される観測データd0の時間推移の傾向と、観測局120の半径L以内に存在する他の観測局121で観測される観測データd1の時間推移の傾向が一致していることをもって、観測局120で観測された観測データd0の信頼性が有ると判定する(図8、ステップS13:YES)。
このようにすることで、信頼性判定部101は、観測データd0(河川の水位)が判定基準値dt0を上回ったと判定された場合に、その観測データd0を観測した観測局120における水位の増減の傾向と、その近傍(半径5km以内)に配置された他の観測局121における水位の増減の傾向と、が一致するという事実に基づいて、その観測データd0に信頼性が有ると判定することができる。
以上のような処理フローにより、情報提供システム1は、観測局120で取得された観測データd0に信頼性が有ることを確認した上で、通報先への通報処理を行う。そして、その観測データd0の信頼性の有無については、判定処理部1013が、観測局120で過去に観測された観測データd0において判定基準値dt0を上回っているか否かの事実に基づいて判定する。
これにより、情報提供システム1は、水位計(雨量計)の故障や誤動作に基づく誤通報の頻度を低減させることができ、水防関係者等の水防活動への支障を改善することができる。
なお上述の第3の実施形態に係る情報提供システム1は、例として、観測局120の半径L以内に含まれる他の観測局121で観測された観測データを利用するものとして説明したが、半径L以内に複数の他の観測局が含まれる場合には、判定処理部1013は、その全ての観測データを参照して、信頼性の有無の判定処理を行ってもよい。
<第4の実施形態>
情報提供システム1は、上述した第1〜第3の実施形態に係る情報提供システム1がそれぞれ有する機能を全て備えていてもよい。
すなわち、第4の実施形態に係る情報提供システム1は、第1の実施形態に係る「レーダ雨量情報」(又は「気象警報・注意報発令情報」、「放流情報」)、第2の実施形態に係る「過去観測データ」、及び、第3の実施形態に係る「他の観測局で観測された観測データ」の何れか一つまたは複数の組み合わせにより、信頼性の有無を判定する機能を有している。このとき、第4の実施形態に係る情報提供システム1は、各観測局120、121・・・ごとに、各々で観測される観測データdに対する信頼性判定機能を選択することができるようにしてもよい。
図15は、第4の実施形態に係る情報提供装置の処理フローを示す図である。なお、図15に示す処理フローのうち、第1の実施形態と同一の処理ステップについては、同一の符号を付して説明を省略する。
まず、超過判定部100が、観測局120で観測された観測データd0を取得する処理(ステップS10)、及び、観測データd0が判定基準値dt0を上回るか否かを判定する処理(ステップS11)については上記と同様である。
そして、判定基準値dt0の超過があった際に、信頼性判定部101が超過判定部100から超過があった観測局120の識別子の入力を受け付けると、信頼性判定部101は、レーダ雨量情報(又は、気象警報・注意報発令情報、放流情報)に基づいて観測データd0の信頼性の有無の判定を行うか否かを判定する(ステップS20)。
ここで、レーダ雨量情報等に基づいて観測データd0の信頼性の有無の判定を行う場合(ステップS20:YES)には、信頼性判定部101は、第1の実施形態と同様に、レーダ雨量計システム13等からレーダ雨量情報等を取得して、観測データd0の信頼性の有無の判定を行う(ステップS12a、S13a)。
一方、レーダ雨量情報等に基づいて観測データd0の信頼性の有無の判定を行わない場合(ステップS20:NO)、次に、信頼性判定部101は、過去観測データによる信頼性評の有無の判定を行うか否かを判定する(ステップS21)。
ここで、過去観測データに基づいて観測データd0の信頼性の有無の判定を行う場合(ステップS21:YES)には、信頼性判定部101は、第2の実施形態と同様に、観測データ蓄積部1011が蓄積した過去観測データを取得して、観測データd0の信頼性の有無の判定を行う(ステップS12b、S13b)。
一方、過去観測データに基づいて観測データd0の信頼性の有無の判定を行わない場合(ステップS21:NO)、次に、信頼性判定部101は、他の観測局で観測された観測データによる信頼性評の有無の判定を行うか否かを判定する(ステップS22)。
ここで、他の観測局で観測された観測データに基づいて観測データd0の信頼性の有無の判定を行う場合(ステップS22:YES)には、信頼性判定部101は、第3の実施形態と同様に、他の観測局で観測された観測データd1を取得して、観測データd0の信頼性の有無の判定を行う(ステップS12c、S13c)。
それぞれの信頼性の有無の判定処理において、観測データd0の信頼性が有ると判定した場合(ステップS13a、S13b、S13c:YES)には、信頼性判定部101は、判定基準値dtを超過した観測データdの信頼性が有ることを示す判定情報を通報部102に出力する。そして、ステップS14において通報部102により、その旨が水防関係者等に通報される。
情報提供装置10は、一の観測局120、121・・・について、以上の処理を完了すると、別の観測局120、121・・・から観測される観測データdを更に取得して(ステップS10)、以降の処理を繰り返す。
なお、第4の実施形態に係る信頼性判定部101は、予め、判定の対象とする観測データdごとに、どの方法を用いて信頼性の有無の判定処理を行うかを定めた判定方法テーブルを有していてもよい。例えば、信頼性判定部101は、観測局120で観測される観測データd0については、レーダ雨量情報若しくは気象警報・注意報発令情報に基づいて信頼性有無の判定を行い、観測局121で観測される観測データd1については、観測局121の過去観測データに基づいて信頼性有無の判定を行う、等の旨が定義された判定方法テーブルを予め有している。そして、信頼性判定部101は、上述の各ステップS20、S21、S22における判定処理を、上記判定方法テーブルの内容に従って実施する。
このようにすることで、情報提供システム1は、観測局120、121・・・それぞれの周囲の環境に応じた最も適切な方法に基づいて、その観測データdの信頼性の有無の判定を行うことができる。具体的には、例えば、水位が判定基準値を超過した際に素早い水防活動が要求される地域については、過去観測データに基づいて信頼性の有無を判定しようとすると時間を要するので、例えばレーダ雨量情報に基づいて信頼性の有無を判定するのが適切である。また、ある観測局の近隣に異なる観測局が存在しない場合には、その観測データの信頼性の有無の判定に、他の観測局で観測された観測データを用いることができない。
なお、図15に示した処理フローでは、信頼性判定部101は、各々の判定方法の何れか一つでも信頼性が有ると判定した場合には、通報先に通報する(ステップS14)こととしているが、第4の実施形態に係る情報提供システム1においては、このような処理に限定されない。例えば、第4の実施形態の変形例に係る信頼性判定部101は、レーダ雨量情報等による信頼性有無の判定、過去観測データによる信頼性有無の判定、及び、他の観測局で観測された観測データによる信頼性有無の判定のうち少なくとも2つ以上で信頼性が有ると判定された場合に初めて観測データdの信頼性が有る旨を示す判定情報を通報部102に向けて出力するようにしてもよい。
このようにすることで、信頼性判定部101は、観測データdについての信頼性有無の判定を一層精度よく実施することができる。
以上に述べた少なくともひとつの実施形態に係る情報提供システムによれば、判定基準値を超過した観測データの信頼性の有無を判定して、信頼性が有ると判定された場合に限り通報がなされるので、誤った観測データに基づいてなされる誤通報の頻度を低減することができる。
なお、上述の情報提供装置10は、内部にコンピュータシステムを有している態様であってもよい。そして、上述した情報提供装置10(超過判定部100、信頼性判定部101、通報部102)の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)または半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また情報提供装置10は、上述した各機能部が、さらにネットワークを介して接続された複数の装置に分散して具備されるものであってもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1・・・情報提供システム
10・・・情報提供装置
100・・・超過判定部
101・・・信頼性判定部
1010・・・地域特定部
1011・・・観測データ蓄積部
1013・・・判定処理部
102・・・通報部
11・・・テレメータシステム
120、121、・・・、12n・・・観測局
13・・・レーダ雨量計システム
14・・・気象警報・注意報発令システム
15・・・端末装置
16・・・ダムシステム
20・・・無線通信網
21・・・専用回線
22・・・インターネット回線

Claims (5)

  1. 設置された地点における河川の水位又は降雨量を示す観測データを観測する観測局と、
    前記観測データが判定基準値を上回るか否かを判定する超過判定部と、
    前記観測データが前記判定基準値を上回った場合に、前記観測局が設置された地点における河川の上流に位置するダムシステムから提供される放流情報、及び前記観測局が設置された地点を含む所定の領域について気象警報・注意報の発令の有無を示す情報を含む観測データ関連情報に基づいて、前記所定の領域について前記気象警報・注意報が発令された場合に、当該河川の所定の領域に含まれる地点において観測された前記判定基準値を上回った観測データの信頼性が有ると判定する信頼性判定部と、
    前記判定基準値を上回った観測データの信頼性が有ると判定した場合に、通報先に、前記観測データが前記判定基準値を上回ったことを示す情報を通報する通報部と、
    を備える情報提供システム。
  2. 前記観測データ関連情報は、
    前記観測局が設置された地点を含む所定の領域について観測されたレーダ雨量を更に含み
    前記信頼性判定部は、
    前記所定の領域について観測された前記レーダ雨量がレーダ雨量判定閾値を上回った場合に、当該所定の領域に含まれる地点において観測された前記判定基準値を上回った観測データの信頼性が有ると判定する
    請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記観測データ関連情報は、
    前記観測局が過去に観測した過去観測データを更に含み
    前記信頼性判定部は、直近の過去に観測した1以上の前記過去観測データが、前記判定基準値を上回っている場合に、前記判定基準値を上回った観測データの信頼性が有ると判定する
    請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  4. 前記観測データ関連情報は、
    前記観測局が設置された地点を含む所定の領域内に設置された他の観測局が観測した観測データを更に含み
    前記信頼性判定部は、
    前記観測局が観測した観測データにおける時間推移の傾向と、同時刻において前記他の観測局が観測した観測データの時間推移の傾向と、が一致する場合に、前記判定基準値を上回った観測データの信頼性が有ると判定する
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の情報提供システム。
  5. 設置された地点における河川の水位又は降雨量を示す観測データを観測する観測局を備える情報提供システムに基づく情報提供方法であって、
    超過判定部が、前記観測データが判定基準値を上回るか否かを判定し、
    信頼性判定部が、前記観測データが前記判定基準値を上回った場合に、前記ダムシステムから前記河川への放流があって、前記観測局が設置された地点を含む所定の領域について気象警報・注意報の発令の有無を示す観測データ関連情報に基づいて、前記判定基準値を上回った観測データの信頼性の有無を判定し、
    通報部が、前記判定基準値を上回った観測データの信頼性が有ると判定した場合に、通報先に、前記観測データが前記判定基準値を上回ったことを示す情報を通報する情報提供方法。
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