JP6257410B2 - タブレット端末支持装置 - Google Patents

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Description

この発明は、列車の運転台の近傍に、タブレット端末を立てた姿勢で支持するのに用いられるタブレット端末支持装置に関する。
従前より、列車の運転台の近傍には、運行する路線の時刻表を表した用紙が立てた姿勢で専用の支持装置により支持されている。乗務員は、適時、時刻表に対して指さし確認を行いながら列車の運行を行うように義務づけられている(例えば特許文献1参照)。
実公平1−38617号公報
運転台の近傍に時刻表を設置することは列車の運行に必須の義務規定となっており、乗務員は常に担当予定の路線の時刻表を携行している。しかし、事故などの影響で予定外の路線の列車を担当しなければならない場合や、臨時の時刻表が必要となる場合もあり、そのような場合に、乗務員が担当する路線の時刻表を持ち合わせていなければ、管理部門から停車中の駅へFAX送信などの方法で時刻表を提供してもらう必要があり、手間がかかり、列車の発車が大幅に遅れるおそれがある。
そこで、各路線の時刻表を電子データにして保存し、必要な時刻表のデータを呼び出してモニタに表示するようにすれば、どの路線の乗務にも速やかに対応でき、課題の解決が可能である。特に、タブレット端末を使用すれば、データの保存や表示をそれ一台で行うことができ、取り扱いも簡単である。また、仮に、必要なデータが保存されていなくても、通信によりデータを取得することができるという利点もある。
列車を運行しながらタブレット端末に表示された時刻表を確認できるようにするには、紙の時刻表と同じように、タブレット端末を立てた姿勢で支持する必要がある。また、列車の走行による振動の影響などでタブレット端末が倒れないように工夫する必要もある。しかし、タブレット端末をしっかり固定してしまうと、タブレット端末の取り外しが困難となる。タブレット端末を時刻表を表示する以外の目的に使用する可能性や、充電などの目的で外部機器に接続する必要性を考慮すると、タブレット端末は容易に取り外しができる状態で支持されるのが望ましい。
上記した課題に鑑み、この発明の発明者は、今般、タブレット端末を立てた姿勢で安定して支持できるとともに、タブレット端末の取り付けや取り外しを容易に行えるタブレット端末支持装置を開発するに至った。このタブレット端末支持装置は、図10および図11に示すように、板状のタブレット端末3を支持するためのホルダー9と、ホルダー9を立てた姿勢で固定する固定台2とから成るものである。このホルダー9によってタブレット端末3を立てた姿勢で固定台2に安定して支持できるようになり、また、ホルダー9を固定台2より取り外すことで、タブレット端末3を容易に取り外すことができるようになった。
図12はホルダー9が固定台2に組み付けられるときの組立状態を、また、図13はホルダー9を固定台2より取り外して開いたときの状態を、それぞれ示している。このホルダー9は、タブレット端末3を表示面(ディスプレイ)30が覆われずに前面側に拘束した状態で支持する表板部90と、タブレット端末3の表示面30に対応する大きさの背板部91とを有している。表板部90の上端部と背板部91の上端部との間は可撓性を有する第1の接続片92によって一体に連結されている。表板部90の下端部と背板部91の下端部との間は可撓性を有する第2の接続片93を介して分離可能に連結されている。
前記固定台2は、ホルダー9を前面で支持するための背壁部23を有し、背壁部23の両側には側壁部21,22が、下部には底板24が、それぞれ設けられたものである。各側壁部21,22は、ホルダー9の背板部91の幅より大きい間隔を隔てて対向している。各側壁部21,22にはホルダー9の背板部91の両側部を支持する支持部材28,28が内向きに突設されており、各支持部材28,28と背壁部23との間には背板部91の両側部が入り込む溝20が形成されている。一方の側壁部22を開閉して起伏動作させると、支持部材28が背板部91の側部と係脱するようになっている。
上記の構成のタブレット端末支持装置では、固定台2の一方の側壁部22を開き、ホルダー9の背板部91を支え面23a上に位置決めした後、側壁部22を閉じることによって、ホルダー9の背板部91の両側部が左右の溝20に入り込んで各支持部材28と係合した状態になり、ホルダー9およびホルダー9に支持されるタブレット端末3は立てた姿勢で固定される。
固定台2の側壁部22を開いて背板部91の両側部と各支持部材28との係合を解除すれば、ホルダー9をタブレット端末3を支持した状態のまま取り出すことができる。第2の接続片93による表板部90の下端部と背板部91の下端部との連結を解除し、背板部91を前面側へ折り返せば、タブレット端末3の表示面30を背板部91により覆うことができる。その後、背板部91の下端部と表板部90の下端部とを第2の接続片93によって連結して、背板部91がずれないようにすると、タブレット端末3をホルダー9に支持された状態のまま持ち運ぶことができる。
ところで、タブレット端末3には種々のサイズがある。上記したホルダー9は表示面のサイズで10.1インチのタブレット端末(以下、「大きいサイズのタブレット端末」という。)に適合するように開発したものであり、表示面のサイズで7インチのタブレット端末)(以下、「小さいサイズのタブレット端末」という。)については、上記のホルダー9に適合せず、そのホルダー9によっては図2の固定台2にタブレット端末3を立てた姿勢で支持することができない。
この発明は、上記の問題に着目してなされたもので、小さいサイズのタブレット端末についても、タブレット端末を立てた状態で安定して支持するとともに、タブレット端末の取り付けや取り外しを容易に行うことができるタブレット端末支持装置を提供することを目的とする。
この発明によるタブレット端末支持装置は、板状のタブレット端末を支持するためのホルダーと、ホルダーを立てた姿勢で固定する固定台とから成るもので、前記ホルダーは、タブレット端末を表示面を覆わない状態で支持する支持部を前面に有する表板部と、前記表板部の背面上へ折り返されて重ねられる背板部とを有している。前記表板部には、前記支持部の一側方へ張り出す部分(以下、「第1の張出し部」という。)と前記支持部の他側方へ張り出して背板部との間に介在する部分(以下、「第2の張出し部」という。)とが設けられている。第2の張出し部には、背板部を表板部の背面上と表板部の前面上とに折り返すことを可能とする折り返し部が形成されている。前記固定台は、前記第1、第2の各張出し部を両側より支持する支持部材を有し、支持部材の少なくとも一方は開閉して張出し部と係脱するように形成されている。
上記の構成のタブレット端末支持装置では、固定台の少なくとも一方の支持部材を開いた状態でホルダーを固定台に位置決めした後、支持部材を閉じることによって、ホルダーの表板部の両側の第1、第2の各張出し部が左右の支持部材と係合するので、ホルダーおよびホルダーに支持されるタブレット端末を立てた姿勢で固定できる。
固定台の少なくとも一方の支持部材を開き、第1、第2の張出し部と各支持部材との係合を解除すれば、ホルダーをタブレット端末を支持した状態のまま取り出すことができる。折り返し部で背板部を表板部の背面上から表板部の前面上に折り返せば、タブレット端末の表示面を背板部により覆うことができ、タブレット端末をホルダーに支持された状態のまま持ち運ぶことができる。
この発明の好ましい実施態様においては、前記表板部の支持部は、タブレット端末の表示面の外周に沿って一周する矩形状の枠体部と、枠体部の3辺と表板部の前面との間をタブレット端末の厚みに応じた間隔をあけて連結する襠部材とで構成され、枠体部の残りの1辺には、表板部と枠体部との間のタブレット端末の収容空間に対してタブレット端末を出し入れするための蓋付きの出し入れ口が形成されている。
この実施態様によると、タブレット端末はその背面が表板部の前面に支持され、表示面の外周に沿って枠体部および襠部材により支持されるとともに、出し入れ口が蓋により塞がれるので、タブレット端末がホルダーから脱落することがない。また、出し入れ口より収容空間に対してタブレット端末を容易に出し入れできるので、充電器などの機器と接続するためにタブレット端末を取り出す必要が生じた場合にも、容易に対応することができる。
この発明の好ましい実施態様においては、前記折り返し部は、第2の張出し部の表板部と連なる部分に設けられ第2の張出し部を前面側へ折り曲げることを可能とする第1の折れ線と、第2の張出し部の背板部と連なる部分に設けられ背板部を表板部の背面上と表板部の前面上とに折り返すことを可能とする第2の折れ線とで構成されている。
この実施態様においては、背板部は第2の折れ線で折り返されて表板部の背面上へ重ねられており、その折り返し状態から、第1の折れ線で第2の張出し部を前面側へ折り曲げるとともに、第2の折れ線で背板部を前面側へ折り曲げて表板部の前面上に折り返すことにより、タブレット端末の表示面を背板部により覆うことができ、タブレット端末をホルダーに支持された状態のまま持ち運ぶことができる。
なお、前記折り返し部は、第2の張出し部の幅中央部に前後へ折り曲げることが可能な1個の折れ線をもって構成することもできる。この実施態様の場合は、背板部は前記の折れ線で折り返されて表板部の背面上に重ねられており、その折り曲げ状態から、折れ線で背板部を前面側へ折り曲げて表板部の前面上に折り返すことにより、タブレット端末の表示面を背板部により覆うことができる。また、折り返し部は、背板部を前後に折り返すことが可能な構成あれば、必ずしも折れ線により構成される必要はなく、例えば、幅のある柔軟な帯状部分であってもよい。
この発明の好ましい実施態様において、前記表板部と背板部とが対向する面に互いに着脱が可能な留め部材がそれぞれ取り付けられている。前記の留め部材として面ファスナーが好適であるが、これに限らず、ホックやスナップのようなものであってもよい。
この実施態様によれば、表板部の背面上へ折り返されて重ねられた背板部と表板部との間が留め部材により留め固定されるので、折り返されて重ねられた形態が保持される。
この発明の好ましい実施態様においては、前記固定台は、ホルダーを背後より支える支え面の両側に側壁部が対向して設けられ、各側壁部に前記支持部材が内向きに突設され、各支持部材と前記支え面との間にホルダーの第1、第2の各張出し部が入り込む溝が形成されている。
この実施態様によると、ホルダーは左右の側壁部間に嵌まった状態で第1、第2の各張出し部が左右の溝に入り込んで各支持部材と係合する。
上記の実施態様では、側壁部の少なくとも一方が開閉することにより支持部材がホルダーの張出し部と係脱するようになっているが、支持部材を開閉することにより支持部材と張出し部とを係脱するようにしてもよい。
この発明によれば、小さいサイズのタブレット端末についても、ホルダーを固定台の支持部材により支持させることによって、タブレット端末を立てた姿勢で安定して支持することができる。また、支持部材の開閉という簡単な作業によってホルダーを固定台に取り付けたり、取り外したりすることができる。しかも、取り外し後は、背板部を折り返して表板部の前面上に重ねれば、タブレット端末の表示面が背板部により保護され、ホルダーに支持された状態のままタブレット端末を持ち運ぶことができ、利便性が高められる。
さらに、大きいサイズのタブレット端末が適合する固定台に小さいサイズのタブレット端末も適合させることができるうえに、固定台よりホルダーを取り外して背板部を前面側へ折り返して表板部の前面に重ねたとき、ホルダーの全体がコンパクトな大きさとなり、タブレット端末の携帯性が高められる。
この発明に係るタブレット端末支持装置の外観を示す正面図である。 図1のタブレット端末支持装置の外観を示す平面図である。 固定台の外観を示す斜視図である。 図1のタブレット端末支持装置を構成するホルダーを組み立てた状態を示す正面図である。 図1のタブレット端末支持装置を構成するホルダーを開放した状態を示す正面図である。 開放した状態の図5のホルダーを示す背面図である。 図1のタブレット端末支持装置を構成するホルダーをタブレット端末の保護ケースとして使用する状態を示す平面図である。 紙の時刻表が固定台に支持された状態を示す平面図である。 他の実施例のホルダーを開放した状態を示す正面図である。 大きいサイズのタブレット端末に適用されるタブレット端末支持装置の外観を示す斜視図である。 図10のタブレット端末支持装置の外観を示す平面図である。 図10のタブレット端末支持装置における組立状態のホルダーを示す側面図である。 図10のタブレット端末支持装置における開放した状態のホルダーを示す正面図である。
図1および図2は、この発明の1実施例であるタブレット端末支持装置10の外観を示すもので、図1は正面から見た正面図、図2は上方から見た平面図である。
このタブレット端末支持装置10は、列車の運転台の近傍に設置されるもので、板状のタブレット端末3を支持するためのホルダー1と、ホルダー1を立てた姿勢で固定するスチール製の固定台2とで構成されている。
固定台2は、背面に設けられた取付金具(図示せず)によって、運転席の斜め前方の窓枠または壁面に固定される。この実施例の固定台2は、図8に示すように、従来の紙の時刻表8を保持することも可能であり、そのために、一方の側壁部21には時刻表8の紙面を照らすための照明装置25が組み込まれている。したがって、この実施例の固定台2には、紙の時刻表8、大きいサイズのタブレット端末、小さいサイズのタブレット端末のいずれもが適合するものであり、従前より列車の運転台の近傍に設置されている既設の固定台2をそのまま用いている。なお、固定台2は壁や窓枠に固定されるものに代えて、水平面上に定置されるスタンド式のものを採用することもできる。
図3は、ホルダー1が取り外された状態の固定台2の外観を示している。なお、この固定台2は列車の運転台の近傍に設置されている既設のものであるが、これに限らず、タブレット端末3に専用のものを新たに製作してもよく、その場合は前記照明装置25を組み込む必要はない。
この固定台2は、背壁部23の両側に側壁部21,22が、背壁部23の下部の側壁部21,22間に底板24が、それぞれ設けられたものである。背壁部23の前面はホルダー1を背後より支える支え面23aを構成する。一方の側壁部21は、他方の側壁部22と対向する面の一部が開放された中空のケース体により構成されている。
側壁部21を構成するケース体の内部には、前記照明装置25を構成する2個のLED基板26,26が上下の各位置に固定されている。各LED基板26には、長さ方向に沿って並ぶ複数のLED(図示せず)がケース体の前記の開放された部分に向けて実装されている。なお、各LEDは、背面側の電源ボックス200から電源の供給を受けて点灯する。なお、光源としてLEDに代えて小型電球などを用いてもよい。また、照明装置25は一方の側壁部21のみならず、他方の側壁部22にも設けることができる。
他方の側壁部22は帯板材によって構成されている。この帯板材は上下方向の3箇所が蝶番27、27,27を介して背壁部23の側端縁に開閉可能に取り付けられている。各蝶番27には図示しないバネが組み付けられており、側壁部22がバネによって支え面23aと直角に起立するよう付勢されている。側壁部22を外方に向けて押すと、側壁部22が倒れて開き、その押圧力を解除すると、側壁部22はバネの復元力によって閉じ、元の起立した姿勢に戻る。
左右の側壁部21,22は、後述するホルダー1の第1の張出し部13と第2の張出し部14との間の幅d1(図4参照)より大きな間隔D1を隔てて対向している。各側壁部21,22の対向する面にはそれぞれ帯板状の支持部材28,28が内向きに突設されている。この実施例の各支持部材28は上下方向に長い帯板状のものであるが、これに限らず、例えば、複数個の爪板を上下方向に並べたような構成のものであってもよい。各支持部材28,28は、前記したホルダー1の第1の張出し部13と第2の張出し部14との間の幅d1より狭い間隔D2を隔てて対向している。背壁部23の前面の支え面23aと各支持部材28,28との間にはそれぞれ溝20,20が形成される。各溝20に、後述するホルダー1の第1、第2の各張出し部13,14が入り込むことで、各張出し部13,14が各支持部材28と係合し、ホルダー1が支持される。
なお、この実施例では一方の側壁部22のみが開閉可能な構成となっているが、他方の側壁部21についても開閉可能な構成としてもよい。
背壁部23の前面の支え面23aには、上部、下部、および高さ中央部の各位置に、ホルダー1を前方へ押圧する板バネ29がそれぞれ取り付けられている。ホルダー1と当接した板バネ29のバネ圧によって第1、第2の各張出し部13,14は左右の支持部材28,28に押し付けられる。
図4はホルダー1が固定台2に組み付けられるときの組立状態を示す。また、図5および図6はホルダー1を固定台2より取り外して開いたときの状態を示す。なお、図5はホルダー1の内面を、図6はホルダー1の外面を、それぞれ示す。
この実施例のホルダー1は、全体が合成皮革により形成されており、矩形状のタブレット端末3の外形に応じた矩形状の表板部11と、この表板部11の背面上に折り返されて重ねられている背板部12とを有している。なお、ホルダー1の材料は、合成皮革に限らず、布や合成樹脂など、タブレット端末3の回路動作を阻害するおそれがない材料を適宜選択することができる。
前記表板部11は、タブレット端末3を表示面30を覆わない状態で前面に支持するタブレット端末の支持部4を備えている。図示例の支持部4は、タブレット端末3の表示面30の外周に沿って一周する矩形状の枠体部40と、枠体部40の3辺と表板部11の前面との間をタブレット端末3の厚みに応じた間隔をあけて連結する襠部材41とで構成されている。各襠部材41は、その長さが枠体部40の対応する辺より短く、各辺の中央部に設けられている。枠体部40と表板部11の前面との間はタブレット端末3を収容することが可能な収容空間45になっている。枠体部40で囲まれる開口部分は、収容空間45に収容されたタブレット端末3の表示面30を視認することができる窓46を構成している。
枠体部40の残りの1辺と表板部11の前面との間の間隙は、タブレット端末3の収容空間45に対してタブレット端末3を出し入れするための出し入れ口47となる。この出し入れ口47は、タブレット端末3の脱出を防ぐために開閉可能な蓋48で塞がれる。前記の各襠部材41および蓋48は同じ材料より成り、蓋48の一端部は枠体部40に止着され、蓋48の他端部は開閉可能に解放されている。この実施例では、出し入れ口47からのタブレット端末3の脱出をさらに防止するため、出し入れ口47を内側に設けているが、必ずしもこの位置に限られるものではない。なお、支持部4は、タブレット端末3を表示面30を覆わない状態で表板部11の前面に支持できる構成のものであれば、この実施例のものに限定されず、例えば、後述するような種々の他の実施態様を採択し得る。
ホルダー1の表板部11には、支持部4の一側方へ一定の幅d2で張り出す部分、すなわち、第1の張出し部13が一連一体に形成されている。背板部12の幅はこの第1の張出し部13を含む表板部11の幅に一致する。
また、表板部11には、支持部4の他側方へ一定の幅d3で張り出して背板部12との間に介在する部分、すなわち、第2の張出し部14が後述する第1の折れ線51を介して設けられている。第2の張出し部14の幅d3は前記支持部4の厚みに応じて設定され、図示例では第1の張出し幅d2より大きく設定されている。
上記の表板部11および背板部12には容易に変形しないように芯材(図示せず)が設けられている。第1の張出し部13の芯材は表板部11の芯材と一体のものである。第2の張出し部14の芯材は表板部11の芯材および背板部12の芯材とは独立している。
第2の張出し部14には、背板部12を表板部11の背面上と表板部11の前面上とに折り返すことを可能とする折り返し部5が形成される。この実施例では、表板部11と第2の張出し部14とが連なる部分に形成された第1の折れ線51と、背板部12と第2の張出し部14とが連なる部分に形成された第2の折れ線52とで、前記の折り返し部5が構成されている。
第1、第2の各折れ線51,52は、芯材のない柔軟な部分に位置している。第1の折れ線51は第2の張出し部14を前面側へ90度折り曲げることを可能とするものである。また、第2の折れ線52は背板部12を表板部11の背面上と表板部11の前面上とに前後に折り返すことを可能とするものである。なお、第2の折れ線52は、第2の張出し部14に対して背板部12を前後に屈曲することが可能な構成のものであるが、第1の折れ線51は、表板部11に対して第2の張出し部14を前面側へ屈曲可能な構成であればよい。なお、折り返し部5は必ずしも折れ線をもって構成する必要はなく、例えば、芯材のない柔軟な部分に幅を持たせた帯状部分をもって構成してもよい。
この実施例では、背板部12は第2の折れ線52に沿って表板部11の背面上に折り返されて重ねられるとともに、その折り重ね状態が留め部材により保持されている。留め部材として種々のものを採択し得るが、この実施例では、背板部12の背面と表板部11の背面とが対向する面の同位置に、互いに噛み合う面ファスナー6A,6Bがそれぞれ取り付けられている。
上記した構成のホルダー1にタブレット端末3を支持させたものを固定台2に固定するには、まず、ホルダー1を開放状態(図5参照)にして、表板部11の支持部4にタブレット端末3を支持させる。この実施例では、タブレット端末の出し入れ口47よりタブレット端末3を収容空間45内に挿入した後、出し入れ口47を蓋48で塞ぐことによりタブレット端末3は表示面30が窓46より視認可能な状態で収容空間45内に支持される。次いで、背板部12を第2の折れ線52で表板部11の背面上へ折り返して重ね合わせ、面ファスナー6A,6Bを噛み合わせてその折り返し状態を固定する(図4参照)。
上記のように組み立てられたホルダー1を固定台2に固定するには、固定台2の一方の側壁部22を外方へ押し倒して支持部材28を開いた後、ホルダー1の表板部11の第1の張出し部13を固定台2の側壁部21の支持部材28と背壁部23の支え面23aとの間の溝20に差し入れ、支え面23a上にホルダー1を位置決めする。この状態で側壁部22をバネの復元力で復帰動作させて支持部材28を閉じると、ホルダー1の表板部11の第2の張出し部14が固定台2の側壁部22の支持部材28と背壁部23の支え面23aとの間の溝20に挿入された状態となり、ホルダー1の第1、第2の各張出し部13,14と左右の支持部材28とが係合した状態となりホルダー1は固定台2に支持される。
また、ホルダー1は固定台2の支え面23aに設けられた板バネ29のバネ圧によって押圧され、第1、第2の各張出し部13,14は左右の支持部材28,28へ押し付けられて係合するので、ホルダー1およびホルダー1に支持されるタブレット端末3は固定台2上に立てた姿勢でしっかりと保持される。さらに、左右の側壁部21,22はホルダー1の第1の張出し部13と第2の張出し部14との間の幅d1より大きな間隔D1を隔てて対向しているので、ホルダー1は側壁部21,22間に嵌まり込んで底板24上に安定して支持され、表板部11のずれや揺動を防ぐことができる。
このようにホルダー1が固定台2にしっかりと固定されると、タブレット端末3を支持する表板部11は動かない状態で保持されるので、走行時の列車の振動が固定台2に伝搬しても、タブレット端末3が揺れたり位置ずれしたりすることがなく、タブレット端末3は立てた姿勢で安定して支持される。
なお、上記の固定台2に、紙の時刻表8を取り付ける場合には、図8に示すように、時刻表8の左右の側縁部を固定台2の支持部材28,28と支え面23aとの間の溝20,20に差し入れる。背後の板バネ29は時刻表8の両側縁を各支持部材28,28に押し付けるので、時刻表8は立てた姿勢で支持される。
ホルダー1を固定台2から取り外す場合には、固定台2の側壁部22を外側に押し倒して支持部材28を開き、第2の張出し部14と支持部材28との係合を解除すれば、ホルダー1をタブレット端末3を支持した状態のまま固定台2より取り出すことができる。
つぎに、取り外したホルダー1は、背板部12が第2の折れ線52で折り返されて表板部11の背面上へ重ねられているので、まず、面ファスナー6A,6Bを外し、第2の折れ線52で背板部12を前面側へ折り曲げかつ第1の折れ線51で第2の張出し部14を前面側へ折り曲げることにより、背板部12を図7に示すように表板部11の前面上に折り返す。これにより、タブレット端末3の表示面30は背板部12により覆われ、タブレット端末3をホルダー1に支持された状態のまま持ち運ぶことができ、タブレット端末3の保管や持ち歩きのために別の保護ケースを用意する必要がない。
なお、上記したホルダー1の支持部4は、前記した枠体部40や襠部材41を設けることに代えて、例えば、図9に示すように、表板部11の前面の上下の各端部位置にタブレット端末3の上端部および下端部を全幅にわたってそれぞれ支持する上下の支持片42,43を設けた構成のものであってもよい。各支持片42,43は内側にタブレット端末3の上端部、下端部がそれぞれ挿入される溝42a,43aを有しており、両端面42b,43bはタブレット端末3の上下の各端部を溝42a,43aへ挿入し易くするためにゴムにより形成され、その他は合成皮革により形成されている。
ホルダー1の支持部4は、さらに、図示していないが、表板部11の周縁部の適所(たとえば四隅)に板バネ状の取付具を配備し、これらの取付具と表板部11との間にタブレット端末3を挟み込んで固定する構成のものであってもよい。また、タブレット端末3の背面の適所にネジ軸部を突設し、一方、表板部11のネジ軸部に対応する箇所に孔部を設け、ネジ軸部を孔部に挿入してナットにより固定することもできる。これらの実施態様によれば、タブレット端末3の厚み部分が露出した状態になるので、タブレット端末3をホルダー1に支持した状態のままで外部機器に接続することが容易になる。
また、タブレット端末支持装置10により支持されるタブレット端末3は、時刻表のデータを表示する用途に限らず、必要に応じて運行マニュアルや管理部門からのメッセージなどを表示する用途に使用することもできる。
さらに、タブレット端末支持装置10は、列車の運転室への導入に限らず、タブレット端末3の表示画面を確認しながら作業をする必要がある現場(たとえば工場、調理場、店舗のレジなど)にも導入することができ、また、一般家庭で画像などを鑑賞する用途にも利用することができる。
ところで、タブレット端末支持装置10により支持されたタブレット端末3が長時間使用される場合には、支持された状態のままでタブレット端末3に電源を供給できるようにするのが望ましい。この課題を解決するのに好適な方法として、タブレット端末支持装置10にワイヤレス給電の機能を設けることも可能である。
たとえば、ホルダー1に対しては、背板部12のタブレット端末3の内部のアンテナに対応する箇所に穴をあけると共に、固定台2の背壁部23に対して、背板部12が背壁部23に対向したときに穴に対向する位置に電磁誘導式のワイヤレス給電器を取り付けると、タブレット端末3のアンテナと給電器との間には表板部11が位置するだけであるので、給電用の電波がタブレット端末3に届きやすくなる。よって、ホルダー1および固定台2により支持されたタブレット端末3に情報を表示しながら、非接触で電源を供給することができ、タブレット端末3の長時間の使用が可能になる。なお、上記の穴が蓋板などにより塞がれるような構成にしておけば、ホルダー1を固定台2から取り外して背板部12を前面側に反転させた場合には、背板部12によってタブレット端末の表示面の全体を覆うことができる。
その他、図示していないが、ホルダー1の適所、例えば、第2の張出し部14の内面に筒状をなす布製のペン入れを取り付けるなど、使用の便宜をはかるための種々の構成を付加することもできる。
1 ホルダー
2 固定台
3 タブレット端末
4 支持部
5 折り返し部
10 タブレット端末支持装置
11 表板部
12 背板部
13 第1の張出し部
14 第2の張出し部
20 溝
21,22 側壁部
23 背壁部
23a支え面
28 支持部材
30 表示面
40 枠体部
41 襠部材
45 収容空間
47 出し入れ口
51 第1の折れ線
52 第2の折れ線

Claims (6)

  1. 板状のタブレット端末を支持するためのホルダーと、ホルダーを立てた姿勢で固定する固定台とから成り、前記ホルダーは、タブレット端末を表示面を覆わない状態で支持する支持部を前面に有する表板部と、前記表板部の背面上へ折り返されて重ねられる背板部とを有し、前記表板部には、前記支持部の一側方へ張り出す第1の張出し部と前記支持部の他側方へ張り出して背板部との間に介在する第2の張出し部とが設けられ、第2の張出し部には、背板部を表板部の背面上と表板部の前面上とに折り返すことを可能とする折り返し部が形成されており、前記固定台は、前記第1、第2の各張出し部を両側より支持する支持部材を有し、支持部材の少なくとも一方は開閉して張出し部と係脱するように形成されて成るタブレット端末支持装置。
  2. 前記表板部の支持部は、タブレット端末の表示面の外周に沿って一周する矩形状の枠体部と、枠体部の3辺と表板部の前面との間をタブレット端末の厚みに応じた間隔をあけて連結する襠部材とで構成され、枠体部の残りの1辺には、表板部と枠体部との間のタブレット端末の収容空間に対してタブレット端末を出し入れするための蓋付きの出し入れ口が形成されている請求項1に記載されたタブレット端末支持装置。
  3. 前記折り返し部は、第2の張出し部の表板部と連なる部分に設けられ第2の張出し部を前面側へ折り曲げることを可能とする第1の折れ線と、第2の張出し部の背板部と連なる部分に設けられ背板部を表板部の背面上と表板部の前面上とに折り返すことを可能とする第2の折れ線とで構成されている請求項1に記載されたタブレット端末支持装置。
  4. 前記表板部と背板部とが対向する面に互いに着脱が可能な留め部材がそれぞれ取り付けられている請求項1に記載されたタブレット端末支持装置。
  5. 前記固定台は、ホルダーを背後より支える支え面の両側に側壁部が対向して設けられ、各側壁部に前記支持部材が内向きに突設され、各支持部材と前記支え面との間にホルダーの第1、第2の各張出し部が入り込む溝が形成されている請求項1に記載されたタブレット端末支持装置。
  6. 前記側壁部は、少なくとも一方が開閉することにより前記支持部材がホルダーの張出し部と係脱するようになっている請求項5に記載されたタブレット端末支持装置。
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