JP6255620B2 - 軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軸受装置に関する。
軸受には、潤滑剤が供給される場合がある。潤滑剤として、グリースが用いられる場合がある。
上記に関連して、特許文献1(特開2004−340360号公報)には、グリース補給装置が開示されている。このグリース補給装置は、定量吐出ピストンによりグリースを供給する。
また、非特許文献1には、グリース封入用間座内のグリース溜りを、微量潤滑すきまと連通させることにより、軸受に必要な微量油を運転中に供給する点が開示されている。
特開2004−340360号公報
([online]、2013年1月23日検索、NTN TECHNICAL REVIEW No.76(2008) 新グリース(MQGS)潤滑アンギュラ玉軸受、インターネットURL:http://www.ntn.co.jp/japan/products/tech/review/pdf/NTN_TR74_P022.pdf)
特許文献1に記載されるように、定量吐出ピストンを用いる場合、グリースを供給するための構成が複雑になってしまう。一方、非特許文献1に記載されるように、グリース溜りからすき間を介してグリースを供給する場合、供給量が不十分になる場合がある。
そこで、本発明の課題は、簡単な構成で、グリース供給量を十分に確保することができる、軸受装置を提供することにある。
本発明に係る軸受装置は、軸受と、潤滑グリースを蓄え、前記軸受の使用時に熱が加えられる、グリース保持容器とを備える。保持容器には、潤滑グリースが前記軸受に供給されるように、接続口が設けられている。保持容器には、保持容器の内部空間を第1空間と第2空間とに分ける、膜部材が設けられている。第1空間には、熱により膨張する膨張用流体が封入されている。第2空間には、潤滑グリースが封入されている。接続口の一端は、第2空間に接続されている。
本発明によれば、簡単な構成で、グリース供給量を十分に確保することができる、軸受装置が提供される。
図1は、ジェットエンジンを示す概略図である。 図2は、軸受装置を示す概略断面図である。 図3は、変形例に係る軸受装置を示す概略図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態では、ジェットエンジンに用いられる軸受装置について説明する。図1は、ジェットエンジン2を示す概略図である。ジェットエンジン2には、タービンシャフト3が設けられている。このタービンシャフト3が、本実施形態に係る軸受装置4によって、回転可能に支持されている。
図2は、軸受装置4を示す概略断面図である。図2に示されるように、軸受装置4は、軸受8、及び保持容器9を有している。
軸受8は、インナーレース7(内輪)、アウターレース5(外輪)、及び、転動体6を有している。インナーレース7及びアウターレース5は、それぞれ、環状である。アウターレース5は、機体構造14(ハウジング)によって支持されている。インナーレース7は、アウターレース5の内側に配置されている。インナーレース7の外周面とアウターレース5の内周面とは、対向している。転動体6は、アウターレース5とインナーレース7との間に配置されている。転動体6により、インナーレース7は、回転可能となっている。インナーレース7の内側には、タービンシャフト3が通されている。タービンシャフト3は、インナーレース7によって、回転可能に支持されている。
保持容器9(グリース溜り)は、軸受8に供給される潤滑グリースを保持するために設けられている。保持容器9は、軸受8の近傍に配置されており、機体構造14によって支持されている。保持容器9は、軸受8により発生する摩擦熱に加えて、ジェットエンジン2の燃焼器により発生した熱が加えられるような位置に配置されている。保持容器9としては、例えば、金属製のケースが用いられる。
保持容器9には、接続口12が設けられている。接続口12は、軸受8側を向くように設けられている。保持容器9内の潤滑グリースは、接続口12を介して軸受8に供給される。
更に、保持容器9には、袋状のパック部材13が配置されている。パック部材13は、弾性を有する膜部材である。パック部材13の内部には、熱により膨張する熱膨張流体が封入されている。言い換えれば、保持容器9の内部空間は、パック部材13により、第1空間10と第2空間11とに分けられている。第1空間10は、パック部材13の内部空間であり、熱膨張流体で満たされている。一方、第2空間11には、潤滑グリースが封入されている。接続口12の一端は、第2空間11に接続されていることになる。
上述のような軸受装置4では、ジェットエンジン2の運転時に、軸受8の回転による摩擦熱などが、保持容器9に加えられる。保持容器9では、パック部材13に封入された熱膨張流体が膨張する。すなわち、第1空間10が膨張し、第2空間11が圧縮される。その結果、潤滑グリースが接続口12を介して軸受8に向けて押し出される。流体の熱膨張を利用して潤滑グリースが押し出されるため、固体の熱膨張を利用する場合と比較して、潤滑グリースの供給量を十分に確保することができる。また、軸受8の近傍に保持容器9を配置するだけでよく、ピストンなどの複雑な機構を必要としない。すなわち、簡単な構成で、グリース供給量を十分に確保することができる。
また、本実施形態によれば、保持容器9が、ジェットエンジン2の燃焼器により発生した熱が加えられるような位置に配置されている。軸受8で発生した摩擦熱だけでなく、ジェットエンジン2における燃焼熱も保持容器9に加えられる為、パック部材13を確実に熱膨張させることができ、潤滑グリースを十分に供給することが可能となる。
尚、パック部材13としては、熱膨張流体に熱が加えられた場合に膨らむことができる程度の弾性を有している必要がある。パック部材13としては、例えば、ゴム膜、及び、ビニールなどの樹脂膜などを用いることができる。
パック部材13に封入される熱膨張流体としては、特に限定されないが、例えば、空気及び窒素などの気体、及び水などの液体を用いることができる。また、液体を用いる場合には、熱が加えられたときに気化するような液体を用いることが好ましい。このような液体を用いれば、気化による体積膨張により、パック部材13がより大きく膨張し、より確実に潤滑グリースを押し出すことが可能になる。
尚、本実施形態では、軸受装置4が、ジェットエンジン2に用いられる場合について説明した。工作機械などに用いられる軸受装置4は、長時間の運用を考慮して設計される。すなわち、潤滑グリースを使い切ってしまうことを防ぐために、潤滑グリースの供給量は微量になるように設計される。また、回転数もそれほど高くないことから、多量の潤滑グリースを供給する必要性は、高くない。これに対し、タービンシャフト3の回転数は、比較的、高い。そのため、潤滑グリースの供給量の抑制することよりも、十分な量の潤滑グリースを供給するほうが重要である。また、ジェットエンジン2のタービンシャフト3を支持する軸受装置4には、運用時に、熱が加わり易い。従って、パック部材13を十分に熱膨張させることができ、潤滑グリースの供給量を十分に確保することができる。これらの観点から、本実施形態に係る軸受装置4は、ジェットエンジン2のタービンシャフト3を支持する用途に好適に用いられる。但し、他の用途に軸受装置4を使用することも可能である。
また、本実施形態では、パック部材13により、保持容器9の内部空間が第1空間10と第2空間11とに分けられる場合について説明した。但し、必ずしも、パック部材13により内部空間が分けられる必要はない。図3は、本実施形態の変形例に係る軸受装置4を示す概略図である。本変形例では、パック部材13に変えて、弾性膜15(例えば、ゴム膜)が用いられている。弾性膜15は、袋状ではなく、シート状であり、保持容器9の内部空間を第1空間10と第2空間11とに隔てている。図3に示されるような構造を採用した場合であっても、第1空間10に充填された流体の熱膨張により、第2空間11に封入された潤滑グリースを押し出すことが可能である。
2 ジェットエンジン
3 シャフト
4 軸受装置
5 アウターレース
6 転動体
7 インナーレース
8 軸受
9 保持容器
10 第1室
11 第2室
12 接続口
13 パック部材
14 機体構造
15 弾性膜

Claims (4)

  1. ジェットエンジン内に設けられ、前記ジェットエンジンのタービンシャフト後端部を支持するための軸受装置であって、
    軸受と、
    軸受を支持する機体構造と、
    潤滑グリースを蓄え、前記軸受の使用時に熱が加えられる、保持容器と、
    を具備し、
    前記保持容器は、一部が前記機体構造により構成されており、
    前記保持容器には、前記潤滑グリースが前記軸受に供給されるように、接続口が設けられており、
    前記保持容器には、前記保持容器の内部空間を第1空間と第2空間とに分ける、膜部材が設けられており、
    前記第1空間には、熱により膨張する膨張用流体が封入されており、
    前記第2空間には、前記潤滑グリースが封入されており、
    前記接続口の一端は、前記第2空間に接続され
    前記ジェットエンジン内の高温ガスから前記機体構造を介して前記保持容器に熱が加えられる
    軸受装置。
  2. ジェットエンジン内に設けられ、前記ジェットエンジンのタービンシャフト後端部を支持するための軸受装置であって、
    軸受と、
    潤滑グリースを蓄え、前記軸受の使用時に熱が加えられる、保持容器と、
    を具備し、
    前記保持容器には、前記潤滑グリースが前記軸受に供給されるように、接続口が設けられており、
    前記保持容器には、前記保持容器の内部空間を第1空間と第2空間とに分ける、膜部材が設けられており、
    前記第1空間には、熱により膨張する膨張用流体が封入されており、
    前記第2空間には、前記潤滑グリースが封入されており、
    前記接続口の一端は、前記第2空間に接続され、
    前記膜部材は、シート状であり、
    前記ジェットエンジン内の高温ガスから前記保持容器に熱が加えられる
    軸受装置。
  3. 請求項1に記載された軸受装置であって、
    前記膜部材は、袋状のパック部材であり、
    前記第1空間は、前記パック部材の内部空間により形成される
    軸受装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載された軸受装置であって、
    前記膜部材は、樹脂製である
    軸受装置。
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