JP6255528B1 - 薬剤払出装置 - Google Patents

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【課題】薬剤供給容器に設ける記録媒体に識別情報しか記録しないカセット固定式の薬剤払出装置において、誤った薬剤が補充されることを防止する。【解決手段】制御部13は、作業者が薬剤保管所から持ってきた補充に用いる補充用薬剤のパッケージに表示された識別コードを識別コードリーダ12Aまたは12Bに読ませると、作業者が薬剤の保管場所から持ってきた補充用薬剤が、補充が必要な薬剤であるか否かの判定を行う。制御部13は、補充用薬剤が補充が必要な薬剤であることを判定した場合にだけ、補充する薬剤供給容器をカセット配置作業部に配置することを要求する。制御部13は、カセット配置作業部9Aまたは9Bに配置された薬剤供給容器52が補充すべき薬剤供給容器52であるか否かの判定を行って、正しい薬剤供給容器が配置されている場合にだけ、補充の準備が整ったことを表示部に表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、薬剤を分包して払い出す薬剤払出装置に関する。
特許文献1(特許第5751317号公報)に開示された薬剤払出装置では、薬剤供給容器に薬剤を充填する際に容器装着部から取り外された薬剤供給容器を配置可能なカセット配置作業部を正面に配置し、薬剤供給容器には、各薬剤供給容器に薬剤を充填した日時や、薬剤を充填した人、充填されている薬剤名、残った薬剤の数等の薬剤に関連したデータを薬剤供給容器についての固有の容器固有情報として記録にした情報記録媒体を設ける。また薬剤払出装置の正面には、充填するための薬剤の箱に表示されている固有のバーコードを読み取るバーコードリーダを配置し、バーコードを読み取ると、充填すべき薬剤が入った薬剤供給容器を、充填作業者が取り外しやすい場所に到来させる。そしてカセット配置作業部に充填作業者が充填すべき薬剤が入った薬剤供給容器を配置すると、薬剤供給容器に付けられた情報記録媒体から読み取った薬剤名等の容器固有情報を正面の表示部に表示する。充填が完了すると充填日、作業者の氏名、充填量などのデータが容器固有情報として情報記録媒体に記録される。
また特許文献2(特許第4357366号公報)には、薬剤供給容器に設ける情報記録媒体には、薬剤供給容器を特定する識別番号に相当する識別情報しか記録せず、且つ薬剤供給容器を作業者が取り外しやすい場所に移動させることができないカセット固定式の薬剤払出装置が開示されている。この装置では、制御部側で全ての薬剤供給容器内の薬剤に関する情報や、充填日、充填量等のデータをデータベースに記憶しておき、このデータベースに記憶されているデータに基づいて基本的な制御を行う。
特許第5751317号公報 特許第4357366号公報
特許文献1に記載の発明では、薬剤名、残った薬剤の数、充填日、充填量等の薬剤に関連したデータからなる容器固有情報を情報記録媒体に記録して、これを薬剤供給容器に設けることにより、充填作業を行うカセット配置作業部に薬剤供給容器を配置した場合でも、また払出のために容器装着部に装着した場合でも、この情報記録媒体の情報を、インターフェイス手段を介して制御部に送って制御を行うことができる。しかしながらこのように各薬剤供給容器に設けた情報記録媒体に多くの情報を容器固有情報として記録すると、薬剤供給容器をカセット配置作業部に配置するだけで薬剤供給容器内の薬剤名等の多くの情報を正面の表示部に直ぐに表示することができるものの、充填作業の結果の書き込みを情報記憶媒体に行う必要がある。そのため特許文献1の技術では、払出モードと充填モードを区別して、制御部では制御を行う。そのため充填モード中に払出モードを実行することができない。
これに対して特許文献2に記載の装置のように、情報記録媒体に識別情報しか記録しない薬剤払出装置では、制御部側で全ての薬剤供給容器内の薬剤に関する情報や、充填日、充填量等のデータをデータベースに記憶しておき、このデータベースに記憶させているデータに基づいて基本的な制御を行う。そのため、薬剤供給容器についての容器固有情報を、薬剤払出装置側の制御部と有線又は無線にて通信可能な環境にある薬剤払出装置とは別に設けられた保管棚に備える表示装置の表示部において、作業者が制御部からの容器固有情報の呼出し操作をすることで、容器固有情報を表示することが可能である。しかしながら特許文献2に記載の装置では、特許文献1の発明のように、カセット配置作業部に薬剤供給容器を装着することを条件にして、表示部に薬剤供給容器内の薬剤に関する容器固有情報を表示することはできない。そのため特許文献1に記載の薬剤払出装置のように、薬剤払出装置の前面に充填作業を行うカセット配置部と表示部を設けたとしても、充填作業を行うためには、制御部側から充填すべき薬剤供給容器の容器固有情報を読み出して表示部に表示させ、その表示に基づいて、充填すべき薬剤供給容器をカセット配置作業部に置き、補充すべき薬剤をカセット配置作業部に持ってきて、薬剤の補充をする必要がある。しかしながらこの作業を行う際に、持ってきた薬剤と充填すべき薬剤供給容器内の薬剤とが異なってしまう問題が発生する可能性がある。
本発明の目的は、薬剤供給容器に設ける記録媒体に識別情報しか記録しないカセット固定式の薬剤払出装置において、誤った薬剤が補充されることを防止できる薬剤払出装置を提供することにある。
本発明のカセット固定式の薬剤払出装置は、貯留部と、カセット配置作業部と、表示部と、データベースと、識別コードリーダと、制御部と複数のインターフェイス手段を有する。貯留部は、識別情報を記録した記録媒体を備え且つ薬剤を貯留可能な薬剤供給容器、及び識別情報を読み取る機能を有して薬剤供給容器を装着可能な容器装着部を備えた固定式のカセットを複数有し、薬剤供給容器を前記容器装着部に装着することを条件として薬剤を払い出し可能な状態になる。カセット配置作業部は、正面に配置され、識別情報を読み取る機能を有して薬剤供給容器に薬剤を充填する際に容器装着部から取り外された薬剤供給容器を配置可能にする。表示部は、正面のカセット配置作業部の近くに配置される。データベースは、複数の容器装着部に装着された複数の薬剤供給容器内の薬剤名、薬剤の残数または払出数、薬剤の補充日充等の容器固有情報を記憶する。識別コードリーダは、カセット配置作業部の近くに配置されて、補充用薬剤のパッケージに表示されている識別コードを読み取って制御部に送信する。制御部は、薬剤の払い出しに必要な制御と、薬剤の補充に必要な制御と、複数の薬剤供給容器に残っている薬剤の残数または払出数の演算と、データベースのデータ更新に必要な制御と、表示部の表示制御とを実行する。複数のインターフェイス手段は、複数の容器装着部と、カセット配置作業部と、識別コードリーダと制御部とを通信可能に接続する。
本発明においては、特に、制御部における薬剤の補充に必要な制御で、以下のことを実行する。まずデータベースに記憶されている薬剤の残数または払出数に基づいて、表示部に複数の薬剤供給容器内の薬剤名と薬剤の残数を表示し、作業者が補充に用いる補充用薬剤のパッケージに表示された識別コードを識別コードリーダに読ませると、該補充用薬剤が補充に必要な薬剤であるか否かの判定を行う。補充用薬剤が補充に必要な薬剤であることを判定した場合にだけ、補充する薬剤供給容器をカセット配置作業部に配置することを要求するとともに表示部に補充用薬剤の名称と該補充用薬剤を補充すべき薬剤供給容器を特定する情報を表示する。その後作業者によってカセット配置作業部に配置された薬剤供給容器が補充すべき薬剤供給容器であるか否かの判定を行って正しい薬剤供給容器が配置されている場合にだけ、再度補充用薬剤の名称と該補充用薬剤を補充すべき薬剤供給容器を特定する情報を表示部に表示する。そして薬剤の補充作業が完了すると補充された薬剤の数、補充日をデータベースに書き込む。
本発明の薬剤払出装置では、データベースに記憶した複数の薬剤供給容器内の薬剤の残数を表示部に表示するため、作業者はその表示を見て、補充が必要な薬剤を知る。そして作業者は、補充に必要な薬剤を薬剤保管場所から取ってくるが、間違った薬剤を作業者が取ってくる場合がたまにある。また複数種類の薬剤を薬剤払出装置の前に持ってきている場合もあるが、このような場合にも、カセット配置作業部に配置した薬剤供給容器に補充すべき薬剤とは異なった薬剤を補充してしまう可能性が出てくる。特に、本発明が対象とするカセット固定式の薬剤払出装置では、補充をする薬剤供給容器をカセット配置作業台の近くまで自動で移動させてくることができないため、作業者が間違った薬剤供給容器をカセット配置作業部に配置する可能性がある。このようなことから本発明では、作業者が手にしている補充用薬剤の判定を識別コードリーダを用いて最初に行い、この判定結果を基準として、カセット配置作業部に配置された薬剤供給容器へのその薬剤の補充が必要なものか否かの判定を行い、補充が必要な正しい薬剤供給容器がカセット配置作業部に配置されている場合にだけ、準備完了表示を表示部に表示する。したがって本発明によれば、作業者が持ってきた薬剤を補充すべき薬剤供給容器がカセット配置作業部に置かれた場合にのみ、表示部に準備完了表示を出すことになるので、作業者が準備した薬剤を、正しい薬剤供給容器に充填することが可能になる。
記録媒体は、表面に一次元または二次元コードが印刷されたシート状記録媒体、またはシート状記録媒体の代用として用いられる識別コード記録部材である。
(A)乃至(C)は、本実施の形態の薬剤払出装置の外観をそれぞれ示す斜視図である。 (A)及び(B)は、薬剤供給容器と容器装着部の一例の構成を示す図である。 本実施の形態の各部と、制御部とデータベースの関係を示すブロック図を示してある。 データベースに記憶された容器固有情報の一部を表示部に表示する場合の一態様を示す図である。 制御部をコンピュータを利用して実現する場合に用いるコンピュータソフトウエアのアルゴリズムを示すフローチャートである。 (A)乃至(G)は、図5のフローチャートに従って制御部が動作したときに、表示部に表示される表示の一例を示す図である。
以下図面を参照して本発明の薬剤払出装置の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1(A)乃至(C)は、本実施の形態の薬剤払出装置1の外観を示す斜視図である。薬剤払出装置1の筐体3内には、上の方に貯留部5が設けられるとともに、下の方に図示しない包装装置が設けられている。また筐体3の下部領域の内部には、貯留部5と図示しない包装装置の間をつなぐ薬剤収集機構としての導管(ダクト,シュート,案内路,上部薬剤収集経路)及び収集部材としてのホッパ状部材,漏斗状部材,下部薬剤収集経路が連絡配置されている。なお包装装置の構成は、特許文献2に示された包装装置と実質的に同じであるため説明を省略する。また薬剤払出装置1の筐体3内には、後に説明する図3に示す制御部13及びデータベース15が収納されている。
貯留部5には、図2(A)及び(B)に示すように、固定式のカセット51を複数備えている。固定式のカセット51は、識別情報を記録した記録媒体54を備え且つ薬剤を貯留可能な薬剤供給容器52、及び識別情報を読み取る読み取り部55を有して薬剤供給容器52を装着可能な容器装着部53を備えている。貯留部5は、薬剤供給容器52を容器装着部53に装着することを条件として薬剤(円板状薬剤,玉剤,カプセル剤,円筒状薬剤,錠剤等)を払い出し可能な状態になる。具体的には、薬剤供給容器52には、識別情報を保持する記録媒体54が付けられ、容器装着部53には、記録媒体54から識別情報を読み取る読み取り部55と、メモリを内蔵したワンチップタイプのマイクロプロセッサ56とが付設されている。記録媒体54は、表面に一次元または二次元コードが印刷されたシート状記録媒体、またはシート状記録媒体の代用として用いられる識別コード記録部材である。本実施の形態では、記録媒体54として白か黒のマークが例えば11個一列に並んだ読取面を持つシールであり、薬剤供給容器52の下面に貼付されている。読み取り部55は、記録媒体54のマークと同数の反射型フォトセンサを同じく一列に配置したものであり、容器装着部53の上面に設けられている。そして、容器装着部53に薬剤供給容器52を装着した状態では、読み取り部55と記録媒体54とが読取可能に対向するようになっている。マイクロプロセッサ56は、後述する制御部13との通信等を行うために用いられる。
各カセット51は、多数の薬剤を排出可能に収容する薬剤供給容器52と、この薬剤供給容器52を着脱可能に支持してその排出駆動を行う容器装着部53とに大別され、指定錠数だけ薬剤を排出するようになっている。そのうち、容器装着部53は、駆動源としてのモータ53Aや,排出薬剤の落下検出手段としての排出センサ53B,薬剤供給容器52着脱の検出手段としての着脱センサなどを内蔵しており、これらが個別の配線にて後述する制御部13に接続されている。
複数のカセット51は、個々にスライドしうる複数のカセット格納庫11A〜11Dに収納されている。それぞれの薬剤カセット格納庫11A〜11Dには、数十個の着脱式の薬剤供給容器52が縦横に且つ前後に並べて格納されている。
薬剤払出装置1の筐体3の正面中央には、2つの液晶表示装置からなる表示部7A,7Bと、2つのカセット配置作業部9A及び9Bと、撮像装置からなる識別コードリーダ12Aまたは12Bとを備えている。本実施の形態では、表示部7A,7Bは、タッチパネルによって構成された入力機能を有するものであり、筐体3の正面のカセット配置作業部9A及び9Bの上に配置されている。カセット配置作業部9A及び9Bは、筐体3の正面に配置され、識別情報を読み取る読み取り部10A及び10B(図3)を有して薬剤供給容器52に薬剤を充填する際に容器装着部53から取り外された薬剤供給容器52を配置可能に構成されている。具体的には、前述の容器装着部53と同様の構成を有していて、配置された薬剤供給容器52の記憶媒体54に表示された識別情報を読み取り部10A及び10Bが読み取って、後述する制御部13に送信する。識別コードリーダ12Aまたは12Bは、カセット配置作業部9A及び9Bの上に配置されて、補充用薬剤のパッケージに表示されている識別コードを読み取って後述する制御部13に送信する。
本実施の形態において、表示部7A及び7B、識別コードリーダ12Aまたは12B及びカセット配置作業部9A及び9Bを2台ずつ設けているのは、2台を並行して使用することにより作業効率を上げることや、1台の機器が壊れた場合でも、他の1台で対応できるようにするためである。
図3には、本実施の形態の各部と、制御部13とデータベース15の関係を示すブロック図を示してある。データベース15は、複数の容器装着部53に装着された複数の薬剤供給容器52内の薬剤名、薬剤の残数、薬剤の補充日充等の容器固有情報を記憶する。図4には、データベース15に記憶された容器固有情報の一部を表示部7A及び7Bに表示する場合の一態様を示してある。
制御部13は、薬剤の払い出しに必要な制御と、薬剤の補充に必要な制御と、複数の薬剤供給容器52に残っている薬剤の残数または払出数の演算と、データベース15のデータ更新に必要な制御と、表示部7A及び7Bの表示制御とを実行する。複数の容器装着部53と、カセット配置作業部9A及び9Bと、識別コードリーダ12Aまたは12Bと制御部13とは、複数のインターフェイス手段によって通信可能に接続されている。複数の薬剤供給容器52に残っている薬剤の残数または払出数の演算は、薬剤供給容器52のための容器装置部53にそれぞれ設けた公知の錠剤払出カウント器のカウント結果を用いて行う。残数を演算する場合には、充填した薬剤の数からカウント値を引く演算を行って演算結果とする。払出数を演算する場合には、カウント値をそのまま演算結果とする。
本実施の形態においては、特に、制御部13における薬剤の補充に必要な制御で、以下のことを実行する。まず制御部13は、データベース15に記憶されている薬剤の残数または払出数に基づいて、表示部7A及び7Bに複数の薬剤供給容器内の薬剤名と薬剤の残数を表示する[図4]。この表示を見た作業者が、薬剤保管所から持ってきた補充に用いる補充用薬剤のパッケージに表示された識別コードを識別コードリーダ12Aまたは12Bに読ませると、制御部13はデータベース15に記憶されている薬剤の残数または払出数に基づいて、作業者が薬剤の保管場所から持ってきた補充用薬剤が、補充が必要な薬剤であるか否かの判定を行う。制御部13は、補充用薬剤が補充に必要な薬剤であることを判定した場合にだけ、補充する薬剤供給容器をカセット配置作業部に配置することを要求するとともに表示部7Aまたは7Bに補充用薬剤の名称とこの補充用薬剤を補充すべき薬剤供給容器52を特定する情報を表示する。その後、制御部13は、作業者によってカセット配置作業部9Aまたは9Bに配置された薬剤供給容器52が、補充すべき薬剤供給容器52であるか否かの判定を行って、正しい薬剤供給容器が配置されている場合にだけ、補充の準備が整ったことを表示部7Aまたは7Bに表示する。この表示は、「準備完了」等のメッセージでもよいが、その態様は任意である。そして薬剤の補充作業が完了すると補充された薬剤の数、補充日をデータベースに書き込む。この書き込みは、タッチパネルからなる表示部7Aまたは7Bから作業者が入力する場合と、制御部13が演算結果と内部カレンダに基づいて自動入力する場合のいずれでもよい。
図5は、制御部13を、コンピュータを利用して実現する場合に用いるコンピュータソフトウエアのアルゴリズムを示すフローチャートである。また図6は、このフローチャートに従って制御部13が動作したときに、表示部7Aまたは7Bに表示される表示の一例である。このフローチャートでは、ステップST1及びST2で、図4に示す複数のカセット51の状態表示(容器固有情報)から、薬剤が減っていて、補充が必要であると作業者が思うカセットの選択を行う。この選択は、表示部7Aまたは7Bに表示されている図3の状態表示のセルをクリックすることにより実行される。選択が行われると、図6(A)に示すように、表示部7Aまたは7Bに選択した薬剤供給容器の識別番号、薬剤装着部の番号(アドレス)、薬剤の薬品名、残量(残数または払出数)が表示される。図6(A)の「補充」のボタンを押すと、ステップST3で、図6(B)に示すように、薬剤パッケージの識別コードのスキャンを要求するメッセージが表示される。この要求を受けて、作業者は薬品保管所から補充用の薬剤のパッケージを持って来て、識別コードリーダ12Aまたは12Bに識別コードをスキャンさせる。ステップST4で、薬剤が正しい薬剤か否かの判定を行い、誤りであればステップST5で、スキャンした薬剤が間違った薬剤であることを表示し[図6(C)]、ステップST3へと戻る。スキャンした薬剤が正しい薬剤である場合には、ステップST7へと進んで、ステップST7で、作業者に補充を行う薬剤供給容器をカセット配置作業部9Aまたは9Bに配置すること要求するメッセージを表示する[図6(D)]。次に図6(E)に示すように選択した薬剤供給容器の識別番号、薬剤装着部の番号(アドレス)、薬剤の薬品名、残量(残数または払出数)が表示部7Aまたは7Bに再度表示される。
このメッセージを見た作業者が、補充が必要な薬剤供給容器をカセット配置作業部9Aまたは9Bに配置すると、ステップST7及びST8へと進み、作業者によってカセット配置作業部9Aまたは9Bに配置された薬剤供給容器52が、補充すべき薬剤供給容器52であるか否かの判定を行って、正しい薬剤供給容器が配置されている場合にだけ、補充の準備が整ったことを表示部7Aまたは7Bに表示する[ステップST9:図6(F)]。この表示は、「補充準備完了」等のメッセージでもよいが、その態様は任意である。そして薬剤の補充作業が完了して、図6(F)の「補充完了」のボタンを押すと(ステップST10)、補充された薬剤の数、補充日がデータベース15に書き込まれる(ステップST11)。作業者によってカセット配置作業部9Aまたは9Bに配置された薬剤供給容器52が、補充すべき薬剤供給容器52ではない場合には、ステップST12へと進み、作業者がもって来た薬剤供給容器が誤りであることを表示して終了する。この場合には、再度ステップST1からやり直しをすることになる。
本実施の形態の薬剤払出装置では、表示部7Aまたは7Bに複数の薬剤供給容器51内の薬剤の残数を表示するため、作業者はその表示を見て、補充が必要な薬剤を知る。そして作業者は、補充に必要な薬剤を薬剤保管場所から取ってくるが、間違った薬剤を作業者が取ってくる場合がたまにある。また複数種類の薬剤を薬剤払出装置の前に持ってきている場合もあるが、このような場合にも、カセット配置作業部9Aまたは9Bに配置した薬剤供給容器に補充すべき薬剤とは異なった薬剤を補充してしまう可能性が出てくる。特に、本実施の形態が対象とするカセット固定式の薬剤払出装置では、補充をする薬剤供給容器をカセット配置作業台の近くまで自動で移動させてくることができないため、作業者が間違った薬剤供給容器をカセット配置作業部9Aまたは9Bに配置する可能性もある。このようなことから本実施の形態では、作業者が手にしている薬剤の判定を、識別コードリーダを用いて最初に行い、この判定結果を基準として、カセット配置作業部9Aまたは9Bに配置された薬剤供給容器52がその薬剤の補充が必要なものか否かの判定を行う。そして正しい薬剤供給容器がカセット配置作業部9Aまたは9Bに配置されている場合にだけ、準備完了表示を表示部に表示する。したがって本発明によれば、作業者が持ってきた薬剤を補充すべき薬剤供給容器52がカセット配置作業部9Aまたは9Bに置かれた場合にのみ、表示部7Aまたは7Bに準備完了表示を出すことになるので、作業者が準備した薬剤を、正しい薬剤供給容器に充填することが可能になる。
本実施の形態では、カセット配置作業部9A及び9Bにおいて薬剤供給容器への補充作業を行っている場合でも、補充している薬剤供給容器が予備用であったり、そのときの払出作業では使用を予定していないものであるときには、払出動作を行ってもよい。
本発明によれば、作業者が手にしている補充用薬剤の判定を識別コードリーダを用いて最初に行い、この判定結果を基準として、カセット配置作業部に配置された薬剤供給容器へのその薬剤の補充が必要なものか否かの判定を行い、補充が必要な正しい薬剤供給容器がカセット配置作業部に配置されている場合にだけ、準備完了表示を表示部に表示するので、作業者が誤った薬剤供給容器をとってくる可能性のあるカセット固定式の薬剤払出装置において、作業者が準備した薬剤を、誤った薬剤供給容器に充填することを確実に防止できる。
1 薬剤払出装置
3 筐体
5 貯留部
51 カセット
52 薬剤供給容器
53 容器装着部
7A,7B 表示部
9A,9B カセット配置作業部
12A,12B 識別コードリーダ
13 制御部
15 データベース

Claims (2)

  1. 識別情報を記録した記録媒体を備え且つ薬剤を貯留可能な薬剤供給容器、及び前記識別情報を読み取る機能を有して前記薬剤供給容器を装着可能な容器装着部を備えた固定式のカセットを複数有し、前記薬剤供給容器を前記容器装着部に装着することを条件として薬剤を払い出し可能な状態になる貯留部と、
    正面に配置され、前記識別情報を読み取る機能を有して前記薬剤供給容器に薬剤を充填する際に前記容器装着部から取り外された前記薬剤供給容器を配置可能なカセット配置作業部と、
    前記正面の前記カセット配置作業部の近くに配置された表示部と、
    複数の前記容器装着部に装着された複数の前記薬剤供給容器内の薬剤名、薬剤の残数または払出数、薬剤の補充日を容器固有情報として記憶するデータベースと
    剤の払い出しに必要な制御と、薬剤の補充に必要な制御と、前記複数の薬剤供給容器に残っている薬剤の残数または前記払出数の演算と、前記データベースのデータ更新に必要な制御と、前記表示部の表示制御とを実行する制御部と、
    前記カセット配置作業部の近くに配置され、補充用薬剤のパッケージに表示されている識別コードを読み取って前記制御部に送信する識別コードリーダと、
    前記複数の容器装着部と、前記カセット配置作業部と、前記識別コードリーダと前記制御部とを通信可能に接続する複数のインターフェイス手段とを備え、
    前記制御部における前記薬剤の補充に必要な制御では、前記データベースに記憶されている前記薬剤の残数または前記薬剤の払出数に基づいて、前記表示部に前記複数の薬剤供給容器内の前記薬剤の薬剤名と残数または払出数を表示し、作業者が補充に用いる前記補充用薬剤の前記パッケージに表示された前記識別コードを識別コードリーダに読ませると、該補充用薬剤が補充に必要な薬剤であるか否かの判定を行い、前記補充用薬剤が補充に必要な薬剤であることを判定した場合にだけ、補充する薬剤供給容器をカセット配置作業部に配置することを要求するとともに前記表示部に前記補充用薬剤の名称と該補充用薬剤を補充すべき前記薬剤供給容器を特定する情報を表示し、その後作業者によって前記カセット配置作業部に配置された前記薬剤供給容器が補充すべき前記薬剤供給容器であるか否かの判定を行って正しい前記薬剤供給容器が配置されている場合にだけ、準備完了表示を前記表示部に表示し、薬剤の補充作業が完了すると補充された薬剤の数、補充日を前記データベースに書き込むことを実行することを特徴とするカセット固定式の薬剤払出装置。
  2. 前記記録媒体は、表面に一次元または二次元コードが印刷されたシート状記録媒体である請求項1に記載のカセット固定式の薬剤払出装置。
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