JP6253058B2 - 鉄筋部材、及び、その鉄筋部材を使用した鉄筋コンクリート構造 - Google Patents

鉄筋部材、及び、その鉄筋部材を使用した鉄筋コンクリート構造 Download PDF

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Description

本発明は、鉄筋コンクリート構造物に使用する鉄筋部材、及び、その鉄筋部材を使用した鉄筋コンクリート構造に関するものである。
従来、鉄筋コンクリート構造による構造物を構築、補修、補強するときには、異形棒鋼などの鉄筋を現場にて組み立て、その外周に型枠を設置した後に型枠内にコンクリートを充填して硬化させ、鉄筋とコンクリートとを一体化させて構造体を形成する施工方法がとられている。
このうち、鉄筋については棒状の鋼材である主筋と副筋(帯筋)とを縦横に配置し、その交差部分を結束線で結束することによって格子状の形状に組み立てている。
このような従来の鉄筋の施工方法によると、鉄筋部材を現場にて結束するため、結束に要する作業の時間が多大に必要となり、工期が長くかかっていた。
また、現場での鉄筋組み立て作業員が多人数必要であり、省力化の妨げになるとともに鉄筋組み立て作業の労務費が多大となることが問題であった。
このような従来からの鉄筋組み立て作業を効率化するために、鉄筋を予め工場にて格子形状に加工しておき、これを現場に搬入して現場で所定の位置に設置することにより現場作業を省力化する技術が考案されている(特許文献1、2を参照)。
特開2013−19240号公報 特開2004−19373号公報
このような省力化の技術では、工場にて棒状の主筋と副筋とを縦横に配置し、その交差部分を溶接することにより格子状の鉄筋網部材を成形し鉄筋部材を構成している。
しかし、この鉄筋部材は、製造時に工場での溶接作業が必要であり、そのための特殊な機材、技能者、溶接材料を必要とし、それらの諸条件を整備するための多大なコストを必要とする問題があった。
また、主筋と副筋とを交差させて成形するために、一般の鉄筋構造と同様に交差部においては鉄筋2本分の厚さとなることで、図2(b)に示すように主筋がコンクリート表面から離れた位置に配置されることになり、耐荷重性能(抵抗曲げモーメント)が制約される欠点があった。
これは、一般的な鉄筋コンクリート構造では、主筋の外側に副筋を配置し、副筋の表面から所定の間隔を設けて型枠を設置して、鉄筋の防食や劣化防止のためのコンクリートのかぶり厚さを確保する必要がある。このため、主筋と副筋とが交差する従来の方法では、主筋がコンクリート表面から離れた位置に配筋されるため、主筋に作用する引張合力の作用位置と圧縮合力の作用位置との距離が短くなり鉄筋コンクリート構造の有する抵抗曲げモーメントが小さくなることに起因する。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、従来の主筋と副筋とを縦横に組み付けた格子状鉄筋構造に対して、鉄筋組み立て時の手間やコストを抑えるとともに技能者の確保を不要とし、さらに鉄筋コンクリート構造の耐荷重性能を向上させた鉄筋部材、及び、その鉄筋部材を使用した鉄筋コンクリート構造を提供することを目的とする。
本発明に係る鉄筋部材は、互いに平行に配置された複数の主筋部と、隣接する複数の前記主筋部を連結する複数の副筋部と、を有する鉄筋部材であって、複数の前記主筋部は第1平板部で構成されるとともに、複数の前記副筋部は第2平板部で構成され、前記第1平板部と前記第2平板部とは、同一面となる鋼板の第1面内に形成され、前記鋼板に開口部を形成し、前記開口部は、第1方向に沿って複数のスリットを並べたスリット列を有する鋼板を前記第1方向に垂直な方向である第2方向に引っ張り、前記スリットを拡開して形成され、前記スリットは、前記鋼板を貫通し、前記第1方向に伸びるS字形状であるものである。
また、本発明に係る鉄筋部材は、互いに平行に配置された複数の主筋部と、隣接する複数の前記主筋部を連結する複数の副筋部と、を有する鉄筋部材であって、複数の前記主筋部は第1平板部で構成されるとともに、複数の前記副筋部は第2平板部で構成され、前記第1平板部と前記第2平板部とは、同一面となる鋼板の第1面内に形成され、前記鋼板に開口部を形成し、前記開口部は、第1方向に沿って複数のスリットを並べたスリット列を有する鋼板を前記第1方向に垂直な方向である第2方向に引っ張り、前記スリットを拡開して形成され、前記スリットは、前記第1方向に沿って切り込まれた第1切り込み部及び第2切り込み部と、前記第1方向に対し傾斜して設けられた中央傾斜部と、を備え、前記鋼板を貫通し、前記中央傾斜部は、前記第1切り込み部と前記第2切り込み部とを結ぶものである。
本発明に係る鉄筋部材、及び、その鉄筋部材を使用した鉄筋コンクリート構造によれば、鉄筋を現場で技能者により組み立てる工程や、工場で鉄筋の溶接作業を行う工程がなく、平板形状の格子状鉄筋材を使用できるため、鉄筋組み立て時の手間やコストを抑えるとともに技能者の確保を不要とし、さらに鉄筋コンクリート構造の耐荷重性能を向上させることができる。
実施の形態1に係る鉄筋部材の平面図である。 実施の形態1に係る鉄筋部材を鉄筋コンクリート構造に使用した際の構造体の断面図である。 実施の形態2に係る鉄筋部材の平面図である。 実施の形態2に係る鉄筋部材の側面図である。 実施の形態1、2に係る鉄筋部材を鉄筋コンクリート構造物の柱に適用した際の斜視図である。 実施の形態1、2に係る鉄筋部材を鉄筋コンクリート構造物の柱に適用した際の断面図である。 実施の形態1、2に係る鉄筋部材を鉄筋コンクリート構造物の梁に適用した際の斜視図である。 実施の形態1、2に係る鉄筋部材を鉄筋コンクリート構造物の梁に適用した際の断面図である。 実施の形態1、2に係る鉄筋部材を鉄筋コンクリート構造物のスラブに適用した際の斜視図である。 実施の形態1、2に係る鉄筋部材を鉄筋コンクリート構造物のスラブに適用した際の断面図である。
本発明に係る鉄筋部材100、200は、鉄筋コンクリート構造物の柱、梁、スラブ、橋梁の橋脚、桁、床版等に使用するものである。また、トンネルの覆工コンクリート、水門、水路などの土木構造物や、既設コンクリートに対する後打ちコンクリート等に使用するものである。
実施の形態1.
はじめに実施の形態1に係る鉄筋部材100の製作工程、及び、その形状について説明する。
図1は、実施の形態1に係る鉄筋部材の平面図である。
ここで、図1(a)は、鋼板1に鋼板1を貫通するスリット2(切り込み)を形成した平面図である。スリット2は、大きくS字形状で鋼板1の長尺方向(本発明の第1方向に相当する)に半分程度重なるように形成されており、鋼板1の長尺方向に対して傾斜して切り込まれた先端部2a、及び中央傾斜部2dと、これら先端部2aと中央傾斜部2dとを結び、ジグザク形状に切り込まれた第1切り込部2b及び第2切り込み部2eで形成されている。第1切り込部2b及び第2切り込部2eには複数の側面突起2cが形成されている。
図1(b)は、図1(a)に記載の鋼板1の状態から鋼板1の短尺方向に引張り力を加え、各スリット2部分が開き始めた状態を示している。
鋼板1の長尺方向(本発明の第1方向に相当する)に垂直な短尺方向(本発明の第2方向に相当する)に引張り力を加えると、各スリット2が拡開し開口部5を形成することで、平行に並んだ直線形状の主筋部3と、隣り合う主筋部3同士を連結する副筋部4とが形成される。このとき主筋部3と副筋部4とは同一の鋼板1から形成されるため、共に平板形状(本発明の第1平板部と第2平板部に相当する)となっている。また、主筋部3と副筋部4とは捻れなどの変形のない同一平面内(本発明の第1面内に相当する)に形成されている。なお、主筋部3の幅寸法は、副筋部4の幅寸法よりも広く構成されている。
図1(c)は、図1(b)の状態からさらに鋼板1の短尺方向に引張り力を加え、鉄筋部材100を形成した状態を示している。
この状態では、開口部5が平行四辺形に大きく開き、各主筋部3の軸方向に対して各副筋部4の軸方向が鋭角(60°程度)に傾斜した状態で接続されている。この接続部分は、スリット2の各先端部2aと中央傾斜部2dとの間で形成され、鋼板1が若干塑性変形した状態となっている。また、主筋部3と副筋部4の側面には、第1切り込部2b及び第2切り込部2eに設けられた複数の側面突起2cが突設されている。
鋼板1は、4.5mm〜16.0mm程度の板厚を有し、普通綱、高張力鋼、ステンレス鋼、合金鋼、電磁鋼板などを採用することができる。また、その表面形状は、平板鋼板、リブ付き鋼板、縞鋼板等を採用することができる。表面に突起12を有するリブ付き鋼板や、縞鋼板を採用することで、鉄筋部材100とコンクリート打設後のコンクリートとの固着度を向上させることができる。
なお、図1では主筋部3を3本とした例を示したが、主筋部3の本数に制限はなく、鋼板1の短尺方向にスリット2を並列に多数形成し、主筋部3を4本以上設けることができる。
次に、実施の形態1に係る鉄筋部材100を鉄筋コンクリート構造に使用した際の構成を説明する。
図2は、実施の形態1に係る鉄筋部材を鉄筋コンクリート構造に使用した際の構造体の断面図である。
実施の形態1に係る鉄筋部材100は、鉄筋コンクリート構造体に埋設され、主に引張応力を担当し支持する。柱や梁の軸方向における大きい引張応力は主に主筋部3が担当し、圧縮応力によりコンクリートが外周方向に膨らむ応力に対抗する引張応力を副筋部4が担当する。
ここで、図2(a)は、本発明の鉄筋部材100を用いた梁の断面図であり、図2(b)は、従来の鉄筋工法を用いた梁の断面図である。
図2においてP1はコンクリートに作用する圧縮合力の作用位置を示し、P2は主筋に作用する引張応力の作用位置を示している。また、D1、D2は圧縮合力P1の作用位置と引張合力P2の作用位置との距離を示し、d1はコンクリート表面から圧縮合力P1の作用位置までの距離を示し、d3はコンクリート表面から引張合力P2の作用位置までの距離を示している。さらにd2は、従来の鉄筋工法における主筋と副筋との軸中心間の距離を示している。
図2(a)に示す本発明の実施の形態1に係る鉄筋部材100は、主筋部3と副筋部4とが同一平面で構成されているため、コンクリート表面から引張合力P2の作用位置までの距離d3は、主筋部3と副筋部4とで同一長さとなっている。
このとき、鉄筋コンクリート構造の抵抗曲げモーメントM1は、圧縮合力P1の作用位置と引張合力P2の作用位置との距離D1と圧縮合力P1または引張合力P2(P1=P2=Pとする)との積となるため、本発明の場合、M1=P・D1となる。
これに対して図2(b)に示す従来の鉄筋工法では、主筋と副筋とを交差させるために交差部においては鉄筋2本分の厚さとなることで、主筋がコンクリート表面から離れた位置に配置されることになり、耐荷重性能が制約される。これは、図2(b)において、副筋の内側に主筋が配置されるため、圧縮合力P1の作用点と引張合力P2の作用点との距離D2が本発明の距離D1に対してd2の長さ分短くなるためである。
このとき従来の鉄筋工法では鉄筋コンクリート構造の抵抗曲げモーメントM2は、M2=P・D2となる。
すると、圧縮合力P1の作用位置と引張合力P2の作用位置との距離はD1>D2となっているため、図2(a)に示す実施の形態1に係る鉄筋部材100を使用した鉄筋コンクリート構造の抵抗曲げモーメントM1は、図2(b)に示す従来の鉄筋工法の抵抗曲げモーメントM2よりも大きくなり、鉄筋コンクリート構造に加わる曲げモーメントに対する許容値が大きくなることがわかる。したがって、本発明の鉄筋部材100を用いた鉄筋コンクリート構造における例えば柱、梁、スラブ等への許容荷重を増加させることが可能になる。
なお、実施の形態1に係る鉄筋部材100を用いることで鉄筋コンクリート構造における許容荷重を増加させることができるため、従来の鉄筋工法と同一の許容荷重としたときに鉄筋コンクリート構造体を小さく設計することが可能になる。例えば、柱であれば従来よりも柱断面積を小さく、梁であれば梁せいを小さくすることができる。
また、実施の形態1に係る鉄筋部材100は、主筋部3及び副筋部4の側面に側面突起2cが形成され、コンクリート打設後に側面突起2cの間にコンクリートが挟まる形状で硬化するため、鉄筋部材100とコンクリートとが強固に一体化する。
そして、上記のように鋼板1としてリブ付き鋼板や、縞鋼板を採用することでコンクリート打設後の固着度をさらに向上させることができる。
実施の形態1に係る鉄筋部材100は、上記のような構成としたことで、1枚の鋼板1を展開して主筋部3と副筋部4とを形成することができるため、従来の主筋と副筋とを縦横に組み付けた格子状鉄筋構造に対して、組み立て時の手間やコストを抑えるとともに技能者の確保が不要となる。
さらに上記のように、実施の形態1に係る鉄筋部材100を使用した鉄筋コンクリート構造は、従来の鉄筋工法による鉄筋コンクリート構造よりも構造体に加わる曲げモーメントに対する許容値が大きくなるため、鉄筋コンクリート構造における許容荷重を増加させることが可能になる。
実施の形態2.
次に実施の形態2に係る鉄筋部材200の製作工程、及び、その形状について説明する。
図3は、実施の形態2に係る鉄筋部材の平面図である。
実施の形態2に係る鉄筋部材200は、図3に示すように鋼板1に略矩形形状の開口部6が碁盤目状に開口し、平行に複数本の主筋部7と副筋部8とを形成している。
開口部6は例えばプレス機等で鋼板1を打ち抜くことで形成される。
主筋部7と副筋部8との側面には複数の側面突起9が形成されている。
このとき主筋部7と副筋部8とは同一の鋼板1から形成されるため、共に平板形状(本発明の第1平板部と第2平板部に相当する)となっている。また、主筋部7と副筋部8とは捻れなどの変形のない同一平面内(本発明の第1面内に相当する)に形成されている。
図4は、実施の形態2に係る鉄筋部材の側面図である。
ここで、図4(a)は、鉄筋部材200に平板鋼板を使用したときの側面図である。
図4(b)は、鉄筋部材200の片面にリブ等の突起12を有するリブ付き鋼板、もしくは縞鋼板を使用したときの側面図である。
図4(c)は、鉄筋部材200の両面にリブ等の突起12を有するリブ付き鋼板、もしくは縞鋼板を使用したときの側面図である。
鋼板1は、4.5mm〜16.0mm程度の板厚を有し、普通綱、高張力鋼、ステンレス鋼、合金鋼、電磁鋼板などを採用することができる。また、表面形状の異なる鋼板として図4(a)〜(c)のように平板鋼板、リブ付き鋼板、縞鋼板等を採用することができる。表面に突起12を有するリブ付き鋼板や、縞鋼板を採用することで、鉄筋部材100とコンクリート打設後のコンクリートとの固着度を向上させることができる。
次に、実施の形態2に係る鉄筋部材200を鉄筋コンクリート構造に使用した際の構成を説明する。
実施の形態2に係る鉄筋部材200を鉄筋コンクリート構造に使用した際の構造体の断面図も、実施の形態1に係る鉄筋部材100と同様に図2(a)に示すような断面形状となる。
したがって、実施の形態1に係る鉄筋部材100と同様の効果を奏し、図2(a)に示す実施の形態1に係る鉄筋部材100を使用した鉄筋コンクリート構造の抵抗曲げモーメントM1は、図2(b)に示す従来の鉄筋工法の抵抗曲げモーメントM2よりも大きくなり、曲げモーメントに対する許容値が大きくなる。すると、鉄筋コンクリート構造における例えば柱、梁、スラブ等への許容荷重を増加させることが可能になる。
また、実施の形態2に係る鉄筋部材200は、主筋部7及び副筋部8の側面に側面突起9を形成しているため、コンクリート打設後に側面突起9の間にコンクリートが挟まる形状で硬化するため、鉄筋部材200とコンクリートとが強固に一体化する。
そして、上記のように鋼板1としてリブ付き鋼板や、縞鋼板を採用することでコンクリート打設後の固着度をさらに向上させることができる。
実施の形態2に係る鉄筋部材200は、上記のような構成としたことで、1枚の鋼板1に開口部6を設けて主筋部7と副筋部8とを形成することができるため、従来の主筋と副筋とを縦横に組み付けた格子状鉄筋構造に対して、鉄筋組み立て時の手間やコストを抑えるとともに技能者の確保を不要とすることができる。
また、上記のように、実施の形態2に係る鉄筋部材200を使用した鉄筋コンクリート構造は、従来の鉄筋工法による鉄筋コンクリート構造よりも構造体に加わる曲げモーメントに対する許容値が大きくなるため、鉄筋コンクリート構造における許容荷重を増加させることが可能になる。
次に、実施の形態1、2に係る鉄筋部材100、200を鉄筋コンクリート構造物の柱、梁、スラブに使用した際の構成、及び、各構成を構築する手順について図5〜図10を用いて説明する。
はじめに、鉄筋コンクリート構造物の柱を構築する手順を図5、6を用いて説明する。
図5は、実施の形態1、2に係る鉄筋部材100、200を鉄筋コンクリート構造物の柱に適用した際の斜視図である。
ここで、図5(a)は、鉄筋部材100、200を柱に組み込むために折り曲げ加工した形状を斜視図で示している。
図5(b)は、一対の鉄筋部材100、200を組み合わせた形状を斜視図で示している。
また、図6は、実施の形態1、2に係る鉄筋部材100、200を鉄筋コンクリート構造物の柱に適用した際の断面図である。
まず、図5(a)に示すように鉄筋部材100、200を柱の型枠11からのコンクリート10のかぶり厚さを考慮して断面コの字形状に折り曲げ加工する。
次に、一組の鉄筋部材100、200を図5(b)に示すように断面でロの字形状に組み合わせ、その際に両端部の開口部5、6が少なくとも1ブロック重なる(オーバーラップする)ように型枠11内に配置する。
そして、型枠11内にコンクリート10を充填し硬化させる。
硬化したコンクリート10は、開口部5、6の内部に充填され、一組の鉄筋部材100、200を構造的に一体化する。このとき、各主筋部3、7及び各副筋部4、8に設けられた側面突起2c、9が鉄筋部材100、200とコンクリート10との一体化に貢献する。
すると、構築した柱の断面は図6に示すようになり、型枠11内に硬化したコンクリート10が矩形形状に形成され、コンクリート10の表面から一定のかぶり厚さを有して鉄筋部材100、200の主筋部3、7及び副筋部4、8が埋設される。
なお、鉄筋部材100、200の両端部の開口部5、6は、3ブロック重なる(オーバーラップする)ように型枠11内に配置することが、納まり及び構造上有利である。
次に、鉄筋コンクリート構造物の梁を構築する手順を図7、8を用いて説明する。
図7は、実施の形態1、2に係る鉄筋部材100、200を鉄筋コンクリート構造物の梁に適用した際の斜視図である。
ここで、図7(a)は、鉄筋部材100、200を梁に組み込むために折り曲げ加工した形状を斜視図で示している。
図7(b)は、梁の型枠に鉄筋部材100、200を組み込んだ後の形状を斜視図で示している。
図7(c)は、隣接する鉄筋部材100、200を組み合わせた形状を斜視図で示している。
また、図8は、実施の形態1、2に係る鉄筋部材100、200を鉄筋コンクリート構造物の梁に適用した際の断面図である。
はじめに、図7(a)に示すように鉄筋部材100、200を型枠11からのコンクリート10のかぶり厚さを考慮して断面コの字形状に折り曲げ加工する。
次に、図7(b)、図7(c)に示すように複数の鉄筋部材100、200を組み合わせて梁の型枠11内に配置する。このとき、梁の下面側及び側面側に鉄筋部材100、200が配筋されるように配置する。
隣接する鉄筋部材100、200の両端部の開口部5、6は、図7(c)に示すように少なくとも1ブロック重なる(オーバーラップする)ように型枠11内に配置する。
そして、型枠11内にコンクリート10を充填し硬化させる。
硬化したコンクリート10は、開口部5、6の内部に充填され、隣接する鉄筋部材100、200を構造的に一体化する。このとき、各主筋部3、7及び各副筋部4、8に設けられた側面突起2c、9が鉄筋部材100、200とコンクリート10との一体化に貢献する。
すると、構築した梁の断面は図8に示すようになり、型枠11内に硬化したコンクリート10が矩形形状に形成され、コンクリート10の表面から一定のかぶり厚さを有して鉄筋部材100、200の主筋部3、7及び副筋部4、8が埋設される。
なお、隣接する鉄筋部材100、200の両端部の開口部5、6は、3ブロック重なる(オーバーラップする)ように型枠11内に配置することが、納まり及び構造上有利であることは柱の場合と同様である。
次に、鉄筋コンクリート構造物のスラブを構築する手順を図9、10を用いて説明する。
図9は、実施の形態1、2に係る鉄筋部材100、200を鉄筋コンクリート構造物のスラブに適用した際の斜視図である。
ここで、図9(a)は、スラブの型枠に鉄筋部材100、200を組み込んだ形状を斜視図で示している。
図9(b)は、スラブの型枠に複数の鉄筋部材100、200を組み合わせた形状を斜視図で示している。
また、図10は、実施の形態1、2に係る鉄筋部材100、200を鉄筋コンクリート構造物のスラブに適用した際の断面図である。
はじめに、図9(a)に示すように鉄筋部材100、200を型枠11からのコンクリート10のかぶり厚さを考慮して配置する。
このとき、スラブの上面側と下面側に一対の鉄筋部材100、200が配筋されるように配置する。
このとき、鉄筋部材100、200の両端部の開口部5、6は、図9(b)に示すように少なくとも1ブロック重なる(オーバーラップする)ように型枠11内に配置する。
そして、型枠11内にコンクリート10を充填し硬化させる。
硬化したコンクリート10は、開口部5、6の内部に充填され、隣接する鉄筋部材100、200を構造的に一体化する。このとき、各主筋部3、7及び各副筋部4、8に設けられた側面突起2c、9が鉄筋部材100、200とコンクリート10との一体化に貢献する。
すると、構築したスラブの断面は図10に示すようになり、型枠11内に硬化したコンクリート10が矩形形状に形成され、コンクリート10の表面から一定のかぶり厚さを有して鉄筋部材100、200の主筋部3、7及び副筋部4、8が埋設される。
なお、隣接する鉄筋部材100、200の両端部の開口部5、6は、3ブロック重なる(オーバーラップする)ように型枠11内に配置することが、納まり及び構造上有利であることは柱や梁の場合と同様である。
なお、鉄筋コンクリート構造のコンクリートとしては、普通コンクリート、高強度コンクリート、軽量コンクリート、重量コンクリート、早強コンクリート、モルタル、ポリマーセメントモルタル、繊維混入コンクリート、再生骨材コンクリート等を使用することができる。
また、実施の形態1、2に係る鉄筋部材100、200を使用した上記の鉄筋コンクリート構造は、構造体を新設(新築)する場合の構造を説明したが、鉄筋部材100、200を補強用構造部材として既設コンクリート構造に対する増し打ちコンクリート内に配筋することも可能である。これは、構造計算等により、既存の鉄筋コンクリート構造の耐震性能や耐荷重性能が足りない場合に既設コンクリート構造に対して増し打ちをする工法を採用することがあり、この増し打ちコンクリート内に鉄筋部材100、200を埋設して補強するものである。
このような補強用構造部材として本発明の鉄筋部材100、200を採用しても、上記実施の形態1及び2に係る鉄筋部材100、200が有する有利な効果と同様の効果を奏することができる。
なお、近年、鉄筋の腐食による鉄筋コンクリート構造の劣化が問題となっており、鉄筋の耐食性が要求されている。特に、海岸付近の鉄筋コンクリート構造は、海域からの飛散塩分がコンクリート表面の微細な亀裂から内部に侵入し、鉄筋の腐食による劣化の進行を促進している場合がある。また、寒冷地の道路橋床版については、凍結防止材が散布されることがあるが、その塩分によって鉄筋の腐食が進行することが問題となっている。このような鉄筋の腐食の問題に対して、本発明では、工場製作の段階で、鉄筋部材100、200の表面に対して防食用の塗装やメッキを行うことで防食処理を施すことができる。このように耐食性能を向上させることによって鉄筋コンクリート構造の耐久性を向上させることができる。
1 鋼板、2 スリット、2a 先端部、2b 第1切り込部、2c 側面突起、2d 中央傾斜部、2e 第2切り込部、3 主筋部、4 副筋部、5 開口部、6 開口部、7 主筋部、8 副筋部、9 側面突起、10 コンクリート、11 型枠、12 突起、100 鉄筋部材、200 鉄筋部材、P1 圧縮合力、P2 引張合力。

Claims (17)

  1. 互いに平行に配置された複数の主筋部と、隣接する数の前記主筋部を連結する複数の副筋部と、を有する鉄筋部材であって、
    数の前記主筋部は第1平板部で構成されるとともに、数の前記副筋部は第2平板部で構成され、
    前記第1平板部と前記第2平板部とは、同一面となる鋼板の第1面内に形成され、前記鋼板に開口部を形成し、
    前記開口部は、
    第1方向に沿って複数のスリットを並べたスリット列を有する鋼板を前記第1方向に垂直な方向である第2方向に引っ張り、前記スリットを拡開して形成され、
    前記スリットは、
    前記鋼板を貫通し、前記第1方向に伸びるS字形状であることを特徴とする鉄筋部材。
  2. 前記スリット列は、
    前記第1方向において隣合った一方の前記スリットの前記S字形状と他方の前記スリットの前記S字形状とが前記第2方向において重なるように並べられて構成されることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋部材。
  3. 互いに平行に配置された複数の主筋部と、隣接する複数の前記主筋部を連結する複数の副筋部と、を有する鉄筋部材であって、
    複数の前記主筋部は第1平板部で構成されるとともに、複数の前記副筋部は第2平板部で構成され、
    前記第1平板部と前記第2平板部とは、同一面となる鋼板の第1面内に形成され、前記鋼板に開口部を形成し、
    前記開口部は、
    第1方向に沿って複数のスリットを並べたスリット列を有する鋼板を前記第1方向に垂直な方向である第2方向に引っ張り、前記スリットを拡開して形成され、
    前記スリットは、
    前記第1方向に沿って切り込まれた第1切り込み部及び第2切り込み部と、
    前記第1方向に対し傾斜して設けられた中央傾斜部と、を備え、前記鋼板を貫通し、
    前記中央傾斜部は、
    前記第1切り込み部と前記第2切り込み部とを結ぶことを特徴とする鉄筋部材。
  4. 前記スリット列は、
    前記第1方向において隣合った一方の前記スリットの前記第1切り込み部と前記第2切り込み部とが前記第2方向において重なるように並べられて構成されることを特徴とする請求項3に記載の鉄筋部材。
  5. 前記スリットは、
    前記第1方向に対して傾斜して前記鋼板に貫通して切り込まれた2つの先端部を更に備え、
    前記第1切り込み部と前記第2切り込み部とは、
    前記先端部の前記中央傾斜部側に位置する端と前記中央傾斜部の端とを結んで、切り込まれていることを特徴とする請求項3又は4に記載の鉄筋部材。
  6. 前記鋼板は、
    前記第2方向に前記スリット列が複数並べられ、
    隣接する前記スリット列は、
    互いに前記第1方向に沿った仮想線について線対称形状となっていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の鉄筋部材。
  7. 前記副筋部は、
    前記主筋部に直交する方向に対し傾斜している請求項1〜6のいずれか1項に記載の鉄筋部材。
  8. 前記第1平板部及び前記第2平板部の側面には、複数の側面突起が形成されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の鉄筋部材。
  9. 前記鋼板は、両面が平板形状であることを特徴とする請求項2に従属する請求項1〜8のいずれか1項に記載の鉄筋部材。
  10. 前記鋼板は、片面が突起を有する形状であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の鉄筋部材。
  11. 前記鋼板は、両面が突起を有する形状であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の鉄筋部材。
  12. 前記鋼板は、普通綱、高張力鋼、ステンレス鋼、合金鋼、電磁鋼板のうちのいずれか1つであることを特徴とする請求項2を引用する請求項1〜11のいずれか1項に記載の鉄筋部材。
  13. 表面に塗装またはメッキを予め施したことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の鉄筋部材。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の鉄筋部材を構造部材としてコンクリート中に配筋することを特徴とする鉄筋コンクリート構造。
  15. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の鉄筋部材を補強用構造部材として既設コンクリート構造に対する増し打ちコンクリート内に配筋することを特徴とする鉄筋コンクリート構造。
  16. 複数の前記鉄筋部材を隣接して配置し、複数の前記鉄筋部材の隣接した前記開口部が1ブロック以上重なるように配筋することを特徴とする求項14または15に記載の鉄筋コンクリート構造。
  17. 少なくとも普通コンクリート、高強度コンクリート、軽量コンクリート、重量コンクリート、早強コンクリート、モルタル、ポリマーセメントモルタル、繊維混入コンクリート、再生骨材コンクリートのうちのいずれか1つを使用することを特徴とする請求項1416のいずれか1項に記載の鉄筋コンクリート構造。
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