JP6252729B2 - 車両用入力支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用入力支援装置に係わり、特に、車両に搭載された入力装置に対する運転者の入力操作を支援する車両用入力支援装置に関する。
従来より、車両に搭載された電子機器(例えば、車両用ナビゲーション装置やオーディオ機器等)の操作を効率よく行えるようにするために、各種の入力装置(例えば、ダイアル式スイッチ、タッチパネル、音声入力装置等)による入力操作を支援するシステムが知られている。
例えば、特許文献1には、タッチパネルやジョグダイアル等の入力装置を備えた車両用ナビゲーション装置が開示されている。この特許文献1の装置では、入力装置を介して車両の停止中に行われた情報検索の履歴情報を記憶しておき、車両が停止から走行に切り替わった場合には検索された地点周辺の地図を表示し、車両が走行から停止に切り替わった場合には記憶された履歴情報に基づき検索画面を表示する。これにより、車両の停止中に途中まで入力された検索情報を走行開始後も有効に活用できるようにしている。
また、特許文献2には、操作キー、タッチパネル、音声入力マイク等を備えた車載用ナビゲーション装置が開示されている。この特許文献2の装置では、ユーザが停車中に手操作入力を行い、その途中において走行が開始された場合、その手操作入力を走行開始後において音声操作入力により継続できるようにしている。
また、特許文献3には、複数の入力操作を受け付けるマニュアル入力部と、このマニュアル入力部と同様の操作を音声により受け付ける音声入力部とを備えた車両用ナビゲーション装置が開示されている。この特許文献3の装置では、車両が走行中か停止中かに基づき、マニュアル入力部と音声入力部とのアクティブ状態を切り替えることにより、車両が走行中か停止中かに関わらず、ナビゲーション装置に対する操作を継続できるようにしている。
特開2002−250636号公報 特開2005−121563号公報 国際公開WO03/078930号公報
ところで、近年では、車両に搭載される電子機器の高機能化・多機能化が進んでおり、それに伴って入力装置の操作方法が複雑になっている。従って、入力装置に対する運転者の入力操作を支援する必要性が高まっている。
但し、運転者が入力装置を操作する意思がないにも関わらず、入力操作の支援のための表示や音声案内を行うことは、かえって運転者に煩わしさを感じさせることになる。従って、運転者にとって必要な時に入力操作の支援を行うことが望ましい。
しかしながら、上述した特許文献1乃至3に記載されたナビゲーション装置は、単に、車両が停止中か走行中かに応じて、運転者からの入力操作を受け付ける入力装置を切り替えたり、運転者から入力された情報を記憶したりするものに過ぎず、運転者が入力装置を操作する意思を有しているか否かを十分に考慮したものとはいえない。即ち、従来の技術は、運転者にとって必要な時に入力操作の支援を行うことができないという問題がある。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、運転者が入力装置を操作する意思を有しているか否かに応じて、運転者にとって必要な時に入力操作の支援を行うことができる車両用入力支援装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の車両用入力支援装置は、車両に搭載されダイアルスイッチ及びプッシュスイッチを備えた入力装置に対する運転者の入力操作を支援する車両用入力支援装置であって、運転者を撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影された画像に基づき、運転者の入力装置に対する操作意思の有無を判定する操作意思判定手段と、車両の運転状況に基づき、運転者の余裕の有無を判定する運転状況判定手段と、ダイアルスイッチ及びプッシュスイッチの内、どのスイッチが運転者の入力操作を受け付ける入力待ち状態にあるのかを特定し、その特定した入力待ち状態にあるスイッチと、操作意思判定手段により判定された運転者の入力装置に対する操作意思の有無と、運転状況判定手段により判定された運転者の余裕の有無とに基づき、入力操作の支援内容を決定する支援内容決定手段と、支援内容決定手段により決定された支援内容により運転者の入力操作を支援する入力支援手段と、を有することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、操作意思判定手段は、撮影手段により撮影された画像を利用して運転者の実際の行動を特定するので、運転者の入力装置に対する操作意思の有無を確実に判定することができる。従って、支援内容決定手段は、運転者の余裕の有無と、運転者が入力装置を操作する意思を実際に有しているか否かに応じて、支援内容を決定することができる。これにより、入力支援手段は運転者にとって必要な時に入力操作の支援を行うことができる。
また、本発明において、好ましくは、入力支援手段は、支援内容決定手段により決定された支援内容に対応する画像を、車両に搭載された表示手段に表示させ、支援内容決定手段は、プッシュスイッチが入力待ち状態にあることを特定した場合、入力待ち状態にあるスイッチの配列を示す画像を表示手段に表示させることを、入力操作の支援内容として決定する。
また、本発明において、好ましくは、操作意思判定手段は、撮影手段により撮影された画像において、運転者が入力装置に手を伸ばしている場合に、入力装置に対する操作意思があると判定し、運転者が入力装置に手を伸ばしていない場合に、入力装置に対する操作意思がないと判定する。
このように構成された本発明においては、操作意思判定手段は、運転者が入力装置に手を伸ばしている場合に、入力装置に対する操作意思があると判定し、運転者が入力装置に手を伸ばしていない場合に、入力装置に対する操作意思がないと判定するので、運転者の入力装置に対する操作意思の有無を確実に判定することができる。従って、支援内容決定手段は、運転者の余裕の有無と、運転者が入力装置を操作する意思を実際に有しているか否かに応じて、支援内容を決定することができ、入力支援手段は運転者にとって必要な時に入力操作の支援を行うことができる。
また、本発明において、好ましくは、運転状況判定手段は、車両の速度、車両の前後を走行する他車両までの車間距離、車両が走行中のエリアの種別、車両が走行中の道路の種別、又は、車両周辺の渋滞状況に基づき、入力装置を操作するための運転者の余裕の有無を判定する。
このように構成された本発明においては、運転状況判定手段は、運転者の集中力に影響を与える要因に基づき、入力装置を操作するための余裕が運転者に残されているか否かを判定するので、入力装置を操作するための運転者の余裕の有無を正確に判定することができる。従って、支援内容決定手段は、運転者の余裕の有無と、運転者が入力装置を操作する意思を実際に有しているか否かに応じて、適切な支援内容を決定することができ、入力支援手段は運転者にとって必要な時に入力操作の支援を行うことができる。
本発明による車両用入力支援装置によれば、運転者が入力装置を操作する意思を有しているか否かに応じて、運転者にとって必要な時に入力操作の支援を行うことができる。
本発明の実施形態による車両用入力支援装置を搭載した車両のインストルメントパネル周辺を示す斜視図である。 図1に示した車両のセンターコンソールに設けられたコマンドスイッチを示す平面図である。 本発明の実施形態による車両用入力支援装置を搭載した車両の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態による車両用入力支援装置の支援テーブルに記憶されている情報を例示した表である。 本発明の実施形態による車両用入力支援装置が行う入力支援処理のフローチャートである。 本発明の実施形態による車両用入力支援装置のカメラによって撮影された車室内の画像を示す図である。 本発明の実施形態による車両用入力支援装置によりセンターディスプレイに表示された映像を示す図である。 本発明の実施形態による車両用入力支援装置によりセンターディスプレイに表示された映像を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による車両用入力支援装置を説明する。
まず、図1及び図2により、本発明の実施形態による車両用入力支援装置の構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による車両用入力支援装置を搭載した車両のインストルメントパネル周辺を示す斜視図であり、図2は、図1に示した車両のセンターコンソールに設けられたコマンドスイッチを示す平面図である。
図1に示すように、符号1は、本発明の実施形態による車両用入力支援装置を搭載した車両の車室を示し、この車室1の前部には、車幅方向に延びるインストルメントパネル2が設けられている。また、インストルメントパネル2の車幅方向中央部から車室1の後部に向かって、センターコンソール4が延設されている。さらに、インストルメントパネル2の運転席側の側面に設けられた開口にコラムシャフト6が挿通されており、このコラムシャフト6にステアリングホイール8が取り付けられている。
インストルメントパネル2の車幅方向中央部の上面には、タッチパネル機能を備えたセンターディスプレイ10が設けられている。また、インストルメントパネル2の運転席側(図1における左側)の側面に、メータユニット12が設けられている。さらに、インストルメントパネル2の運転席側の上面に、ヘッドアップディスプレイ14が設けられている。
また、センターディスプレイ10の近傍(図1ではセンターディスプレイ10の左側)には、カメラ付携帯情報端末16(例えば、スマートフォン、メディアプレーヤー、タブレット等)が設置される。
センターコンソール4の上面には、車両の変速機の変速操作を行うためのシフトレバー18と、ナビゲーションシステムやクルーズコントロール機能等の各種車載機能に関する操作を行うためのコマンドスイッチ20が設けられている。
図1及び図2に示すように、コマンドスイッチ20は、円筒状のダイアルスイッチ22と、このダイアルスイッチ22の近傍に配置された5つのプッシュスイッチ24とを備えている。
ダイアルスイッチ22は、その中心軸線が車両の上下方向に沿って延びるように配置されている。このダイアルスイッチ22は、中心軸線周りの回転操作、車両の前後方向のチルト操作、車幅方向のチルト操作、及び、押し下げ操作を行えるようになっている。
また、ダイアルスイッチ22の前方には、3つのプッシュスイッチ24が車幅方向に並んで配置され、ダイアルスイッチ22の車幅方向左側と右側にそれぞれ1つずつプッシュスイッチ24が配置されている。
次に、図3及び図4により、本発明の実施形態による車両用入力支援装置の電気的構成を説明する。図3は、本発明の実施形態による車両用入力支援装置を搭載した車両の電気的構成を示すブロック図であり、図4は、支援テーブルに記憶されている情報を例示した表である。
図3に示すように、車両用入力支援装置を搭載した車両には、この車両に搭載された各種電子機器を接続するネットワーク26が設けられており、このネットワーク26に、車両の移動に伴って得られる車速パルスを検出する車速センサ28と、車両の前後を走行する他車両までの車間距離を検出する車間距離センサ30とが接続されている。
また、車両には、情報機器としてオーディオ機器32及びナビゲーション装置34が搭載されており、さらに、これらの情報機器を制御するための情報機器制御装置36が設けられている。情報機器制御装置36は、センターディスプレイ10、コマンドスイッチ20、オーディオ機器32、及び、ナビゲーション装置34と接続されており、コマンドスイッチ20への入力操作の内容に応じてオーディオ機器32やナビゲーション装置34を制御し、あるいは、オーディオ機器32やナビゲーション装置34から出力された情報をセンターディスプレイ10に表示させるように制御を行う。
コマンドスイッチ20に対する運転者の入力操作を支援するための車両用入力支援装置は、この情報機器制御装置36と、車室1内を撮影するカメラ38によって構成される。
カメラ38は、車両用入力支援装置が搭載された車両の車室1内に向けて設置され、撮影した画像データを操作意思判定部40に出力する。このカメラ38としては、例えば、スマートフォンやメディアプレーヤー等のカメラ付携帯情報端末16が使用される。車両に搭載されたカメラ付携帯情報端末16は、有線又は無線により、情報機器制御装置36に接続され、このカメラ付携帯情報端末16のカメラ38によって撮影された画像を情報機器制御装置36に出力する。
情報機器制御装置36は、カメラ38により撮影された画像に基づいてコマンドスイッチ20に対する運転者の操作意思の有無を判定する操作意思判定部40と、入力装置を操作するための運転者の余裕の有無を判定する運転状況判定部42と、操作意思判定部40により判定された運転者の入力装置に対する操作意思の有無と運転状況判定部42により判定された運転者の余裕の有無とに基づき、入力操作の支援内容を決定する支援内容決定部44と、支援内容決定部44により決定された支援内容により運転者の入力操作を支援する入力支援部46と、支援内容決定部44が入力操作の支援内容を決定する際に用いるデータを記憶する記憶部48とを有する。これらの内、操作意思判定部40、運転状況判定部42、支援内容決定部44、及び、入力支援部46は、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのROMやRAMの如き内部メモリを備えるコンピュータにより構成される。
記憶部48は、支援内容決定部44が入力操作の支援内容を決定する際に参照する支援テーブル48aを記憶している。この記憶部48は、例えば、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブ等の不揮発性記憶装置を用いて構成される。
図4に示すように、支援テーブル48aには、オーディオ機器32やナビゲーション装置34に対する入力操作を受け付ける状態(以下、「入力待ち状態」という)にあるスイッチを特定した情報(図4では「ダイアルのみ」及び「ダイアル+プッシュ」)と、操作意思の有無を特定した情報(図4では「操作意思あり」及び「操作意思なし」)と、運転者の余裕の有無を特定した情報(図4では「余裕あり」及び「余裕なし」)と、入力操作の支援内容を特定した情報(図4では「強調表示」等)が、相互に関連付けて記憶されている。
この支援テーブル48aに記憶された入力操作の支援内容の内、「強調表示」は、運転者がオーディオ機器32やナビゲーション装置34に所望の機能を実行させるための選択肢としてセンターディスプレイ10に表示されている複数の選択肢の内、推奨される選択肢や選択される可能性の高い選択肢を強調表示することを表している。
また、「強調表示+音声案内」は、運転者がオーディオ機器32やナビゲーション装置34に所望の機能を実行させるための選択肢としてセンターディスプレイ10に表示されている複数の選択肢の内、推奨される選択肢や選択される可能性の高い選択肢を強調表示すると共に、各選択肢を音声により読み上げることを表している。
また、「スイッチ配列重畳表示」は、ダイアルスイッチ22及びプッシュスイッチ24の配列を、センターディスプレイ10に表示されている複数の選択肢の上に重畳表示させることを表している。
また、「支援なし」は、コマンドスイッチ20に対する運転者の入力操作を特に支援しないことを表している。
次に、図5乃至図8により、車両用入力支援装置が行う入力支援処理について説明する。図5は、本発明の実施形態による車両用入力支援装置が行う入力支援処理のフローチャートであり、図6は、本発明の実施形態による車両用入力支援装置のカメラ38によって撮影された車室1内の画像を示す図であり、図7及び図8は、本発明の実施形態による車両用入力支援装置によりセンターディスプレイ10に表示された映像を示す図である。
この入力支援処理は、情報機器制御装置36に電源が投入された場合に起動され、繰り返し実行される。
図5に示すように、入力支援処理が開始されると、ステップS1において、支援内容決定部44は、オーディオ機器32又はナビゲーション装置34が動作中であるか否かを判定する。具体的には、支援内容決定部44は、オーディオ機器32又はナビゲーション装置34に電源が投入されており、そのオーディオ機器32又はナビゲーション装置34から出力された情報がセンターディスプレイ10に表示されているか否かについての情報を、オーディオ機器32及びナビゲーション装置34から取得する。その結果、オーディオ機器32又はナビゲーション装置34から出力された情報がセンターディスプレイ10に表示されていない場合、支援内容決定部44は、オーディオ機器32及びナビゲーション装置34が動作中ではないと判定し、オーディオ機器32及びナビゲーション装置34が動作中であると判定されるまでステップS1を繰り返す。
一方、オーディオ機器32又はナビゲーション装置34から出力された情報がセンターディスプレイ10に表示されている場合、支援内容決定部44は、そのオーディオ機器32又はナビゲーション装置34が動作中であると判定し、ステップS2に進む。
次に、ステップS2において、支援内容決定部44は、ステップS1において動作中であると判定されたオーディオ機器32又はナビゲーション装置34が、コマンドスイッチ20による入力操作を待機している待機状態か否かを判定する。具体的には、支援内容決定部44は、動作中のオーディオ機器32又はナビゲーション装置34が待機状態であるか否かについての情報を、オーディオ機器32及びナビゲーション装置34から取得する。その結果、動作中のオーディオ機器32又はナビゲーション装置34が待機状態ではない場合、支援内容決定部44は、オーディオ機器32及びナビゲーション装置34が待機状態となるまでステップS2を繰り返す。
一方、動作中のオーディオ機器32又はナビゲーション装置34が待機状態である場合、支援内容決定部44は、ステップS3に進み、オーディオ機器32やナビゲーション装置34に対する入力操作を受け付ける状態、すなわち入力待ち状態にあるスイッチを特定する。具体的には、支援内容決定部44は、入力待ち状態にあるスイッチを特定した情報を、オーディオ機器32及びナビゲーション装置34から取得し、この情報に基づき、ダイアルスイッチ22のみが入力待ち状態にあるのか、又は、ダイアルスイッチ22及びプッシュスイッチ24が入力待ち状態にあるのかを特定する。
次に、ステップS4に進み、操作意思判定部40は、カメラ38によって撮影された車室1内の画像を取得する。続いて、ステップS5に進み、操作意思判定部40は、ステップS4において取得した車室1内の画像に基づき、コマンドスイッチ20に対する運転者の操作意思の有無を判定する。
具体的には、操作意思判定部40は、車室1内の画像を解析した結果、図6(a)に示すように運転者がコマンドスイッチ20に手を伸ばしている場合には操作意思があると判定し、図6(b)に示すように運転者がコマンドスイッチ20に手を伸ばしていない場合には操作意思がないと判定する。
次に、ステップS6に進み、運転状況判定部42は、車両の現在車速を車速センサ28から取得し、車両の前後を走行する他車両までの車間距離を車間距離センサ30から取得する。また、運転状況判定部42は、車両が現在走行中のエリア種別(具体的には、市街地、郊外、山間部等)、車両が現在走行中の道路種別(具体的には、一般道路、自動車専用道路、高速道路等)、及び、車両周辺の渋滞状況をナビゲーション装置34から取得する。
続いて、ステップS7に進み、運転状況判定部42は、ステップS6において取得した現在車速、車間距離、エリア種別、道路種別、及び、渋滞状況に基づき、運転者の余裕の有無を判定する。
具体的には、運転状況判定部42は、車両の周辺が渋滞中である場合、車両が現在走行中のエリアが市街地である場合、又は、車両の前後を走行する他車両までの車間距離が閾値(例えば、100m)未満である場合、事故防止のため運転者には高い集中力が要求されることから、運転者の余裕はないと判定する。
一方、車両の周辺が渋滞中ではなく、現在走行中のエリア種別が市街地以外であり、且つ、車両の前後を走行する他車両までの車間距離が閾値(例えば、100m)以上である場合において、現在走行中の道路種別が自動車専用道路若しくは高速道路である場合、又は、現在走行中の道路種別が一般道路であり現在車速が所定の閾値(例えば40km/h)未満である場合には、運転者にそれ程高い集中力が要求されないと考えられることから、運転者の余裕はあると判定する。
次に、ステップS8に進み、支援内容決定部44は、ステップS3において支援内容決定部44により特定された入力待ち状態にあるスイッチと、ステップS5において操作意思判定部40により判定された運転者の操作意思の有無と、ステップS7において運転状況判定部42により判定された運転者の余裕の有無とに基づき、入力操作の支援内容を決定する。
具体的には、支援内容決定部44は、図4に示した支援テーブル48aを参照し、ステップS3において支援内容決定部44により特定された入力待ち状態にあるスイッチと、ステップS5において操作意思判定部40により判定された運転者の操作意思の有無と、ステップS7において運転状況判定部42により判定された運転者の余裕の有無とに対応する支援内容を取得する。
例えば、ステップS3において、支援内容決定部44により、入力待ち状態にあるスイッチはダイアルスイッチ22のみであると特定され、ステップS5において、操作意思判定部40により、コマンドスイッチ20に対する運転者の操作意思があると判定され、ステップS7において、運転状況判定部42により、運転者の余裕があると判定された場合、支援内容決定部44は、図4に示した支援テーブル48aに基づき、入力操作の支援内容を「強調表示」に決定する。
次に、ステップS9に進み、入力支援部46は、ステップS8において支援内容決定部44が決定した支援内容により、コマンドスイッチ20に対する運転者の入力操作を支援するための制御を行う。
具体的には、入力支援部46は、ステップS8において支援内容決定部44が決定した支援内容に対応する画像をセンターディスプレイ10に表示させ、あるいは、その支援内容に対応する音声をオーディオ機器32から出力させる。
例えば、ステップS8において支援内容決定部44が決定した支援内容が「強調表示」である場合、図7に示すように、入力支援部46は、運転者がオーディオ機器32やナビゲーション装置34に所望の機能を実行させるための選択肢としてセンターディスプレイ10に表示されている複数の選択肢の内、推奨される選択肢や選択される可能性の高い選択肢を強調表示させる。
また、ステップS8において支援内容決定部44が決定した支援内容が「強調表示+音声案内」である場合、入力支援部46は、図7に示したような強調表示をセンターディスプレイ10に表示させると共に、オーディオ機器32により、各選択肢を音声出力させる。
また、ステップS8において支援内容決定部44が決定した支援内容が「スイッチ配列重畳表示」である場合、図8に示すように、入力支援部46は、ダイアルスイッチ22及びプッシュスイッチ24の配列を、センターディスプレイ10に表示されている複数の選択肢の上に重畳表示させる。
また、ステップS8において支援内容決定部44が決定した支援内容が「支援なし」の場合、入力支援部46は、コマンドスイッチ20に対する運転者の入力操作を支援するための制御を特に行わない。
ステップS9の後、情報機器制御装置36はステップS1に戻る。
次に、上述した本実施形態の車両用入力支援装置による作用効果を説明する。
まず、操作意思判定部40は、カメラ38により撮影された画像を利用して運転者の実際の行動を特定するので、運転者のコマンドスイッチ20に対する操作意思の有無を確実に判定することができる。従って、支援内容決定部44は、運転者の余裕の有無と、運転者がコマンドスイッチ20を操作する意思を実際に有しているか否かに応じて、支援内容を決定することができる。これにより、入力支援部46は運転者にとって必要な時に入力操作の支援を行うことができる。
特に、操作意思判定部40は、運転者がコマンドスイッチ20に手を伸ばしている場合に、コマンドスイッチ20に対する操作意思があると判定し、運転者がコマンドスイッチ20に手を伸ばしていない場合に、コマンドスイッチ20に対する操作意思がないと判定するので、運転者のコマンドスイッチ20に対する操作意思の有無を確実に判定することができる。従って、支援内容決定部44は、運転者の余裕の有無と、運転者がコマンドスイッチ20を操作する意思を実際に有しているか否かに応じて、支援内容を決定することができ、入力支援部46は運転者にとって必要な時に入力操作の支援を行うことができる。
また、運転状況判定部42は、運転者の集中力に影響を与える要因に基づき、コマンドスイッチ20を操作するための余裕が運転者に残されているか否かを判定するので、コマンドスイッチ20を操作するための運転者の余裕の有無を正確に判定することができる。従って、支援内容決定部44は、運転者の余裕の有無と、運転者がコマンドスイッチ20を操作する意思を実際に有しているか否かに応じて、適切な支援内容を決定することができ、入力支援部46は運転者にとって必要な時に入力操作の支援を行うことができる。
1 車室
2 インストルメントパネル
4 センターコンソール
6 コラムシャフト
8 ステアリングホイール
10 センターディスプレイ
12 メータユニット
14 ヘッドアップディスプレイ
16 カメラ付携帯情報端末
18 シフトレバー
20 コマンドスイッチ
22 ダイアルスイッチ
24 プッシュスイッチ
26 ネットワーク
28 車速センサ
30 車間距離センサ
32 オーディオ機器
34 ナビゲーション装置
36 情報機器制御装置
38 カメラ
40 操作意思判定部
42 運転状況判定部
44 支援内容決定部
46 入力支援部
48 記憶部
48a 支援テーブル

Claims (4)

  1. 車両に搭載されダイアルスイッチ及びプッシュスイッチを備えた入力装置に対する運転者の入力操作を支援する車両用入力支援装置であって、
    運転者を撮影する撮影手段と、
    上記撮影手段により撮影された画像に基づき、運転者の入力装置に対する操作意思の有無を判定する操作意思判定手段と、
    車両の運転状況に基づき、入力装置を操作するための運転者の余裕の有無を判定する運転状況判定手段と、
    上記ダイアルスイッチ及び上記プッシュスイッチの内、どのスイッチが上記運転者の入力操作を受け付ける入力待ち状態にあるのかを特定し、その特定した上記入力待ち状態にあるスイッチと、上記操作意思判定手段により判定された運転者の入力装置に対する操作意思の有無と、上記運転状況判定手段により判定された運転者の余裕の有無とに基づき、入力操作の支援内容を決定する支援内容決定手段と、
    上記支援内容決定手段により決定された支援内容により運転者の入力操作を支援する入力支援手段と、を有することを特徴とする車両用入力支援装置。
  2. 記入力支援手段は、上記支援内容決定手段により決定された支援内容に対応する画像を、上記車両に搭載された表示手段に表示させ、
    上記支援内容決定手段は、上記プッシュスイッチが上記入力待ち状態にあることを特定した場合、上記入力待ち状態にあるスイッチの配列を示す画像を上記表示手段に表示させることを、上記入力操作の支援内容として決定する、請求項1に記載の車両用入力支援装置。
  3. 上記操作意思判定手段は、上記撮影手段により撮影された画像において、運転者が入力装置に手を伸ばしている場合に、入力装置に対する操作意思があると判定し、運転者が入力装置に手を伸ばしていない場合に、入力装置に対する操作意思がないと判定する、請求項1又は2に記載の車両用入力支援装置。
  4. 上記運転状況判定手段は、車両の速度、車両の前後を走行する他車両までの車間距離、車両が走行中のエリアの種別、車両が走行中の道路の種別、又は、車両周辺の渋滞状況に基づき、入力装置を操作するための運転者の余裕の有無を判定する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用入力支援装置。
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